JP2002278562A - 有線放送ダウンロードシステム - Google Patents

有線放送ダウンロードシステム

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JP2002278562A
JP2002278562A JP2001076019A JP2001076019A JP2002278562A JP 2002278562 A JP2002278562 A JP 2002278562A JP 2001076019 A JP2001076019 A JP 2001076019A JP 2001076019 A JP2001076019 A JP 2001076019A JP 2002278562 A JP2002278562 A JP 2002278562A
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JP
Japan
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song
mobile phone
broadcast
music
broadcasting
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Withdrawn
Application number
JP2001076019A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Matsuura
浦 弘 明 松
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SEZATY JAPAN KK
Original Assignee
SEZATY JAPAN KK
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Publication date
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 有線放送で流されている曲について、ユーザ
ーが曲名を知らないが心地よいと感じた曲を直ちに入手
することができる有線放送ダウンロードシステムを提供
する。 【解決手段】 起動時にその時刻をクロック手段2cか
ら取得し、ユーザーに放送会社と放送チャンネルとを入
力させ、ユーザーの操作により時刻、放送会社、放送チ
ャンネルを含む曲検索用データを送信し、曲の音声デー
タをダウンロードして記憶する機能を有するインターネ
ット接続可能な携帯電話2と、携帯電話2から曲検索用
データを受信し、その曲検索用データにより放送プログ
ラムデータベース3dから該当する曲を検索し、その曲
の音声データを携帯電話2に送信するダウンロードサー
バー3と、放送を行っている放送会社と放送チャンネル
とを表示する放送表示手段4と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有線放送で放送さ
れた曲をユーザー(システム利用者)がダウンロードす
ることができるシステムに係り、特に、ユーザーが有線
放送である曲を聴いていてこれを入手したいと感じたと
きに、その曲が知らない曲であってもそれを指定してダ
ウンロードすることができるシステムに関する。
【0002】なお、本明細書にいう「有線放送ダウンロ
ードシステム」は、有線放送のチャンネルを特定してダ
ウンロードすることではなく、上述したようなユーザー
が有線放送で聴取したある曲を特定してダウンロードす
るシステムである。
【0003】
【従来の技術】バックグランドミュージックとして音楽
を流すことによって、顧客をリラックスさせ、あるいは
顧客の購買意欲を高めることは商店、医院、美容院、事
業所等(本明細書ではこれらをまとめて以下では「店」
という)で広く行われている。このような音楽を提供す
るシステムとして有線放送が利用されている。
【0004】有線放送は、店が有線放送のサービスを提
供する企業(本明細書では「放送会社」という)と契約
し、店に受信・放送用の機器を設置し、放送会社から音
楽を継続的に受信し、その音楽を設置した放送用機器
(スピーカー等)を通して店内に流す仕組みになってい
る。
【0005】有線放送の放送会社は複数存在する。さら
に、各放送会社は、複数の放送チャンネルを有する放送
プログラムで音楽を提供する。
【0006】放送チャンネルは主に歌謡曲、ポップス、
ジャズ、クラシック等の音楽ジャンルによって分けられ
ている。各放送チャンネルは放送会社が同一ジャンルか
ら選択した多数の曲を含み、それらの曲がランダムかつ
継続的に流されている。
【0007】放送会社と契約した店(「加盟店」または
「有線放送加盟店」という)は、その放送会社が提供す
る放送プログラムから店の性質に応じて適当な放送チャ
ンネルを選択し、その放送チャンネルの音楽を店内で流
す。これによって上記音楽による効果を得るようにして
いる。
【0008】このような有線放送加盟店は現在きわめて
多数に上っている。これにより、現在では多数の有線放
送加盟店において有線放送を通して音楽を聴取すること
ができるようになっている。
【0009】このような状況の下、有線放送を聴取する
側の人間(顧客等)にとっては、曲名を知らないが心地
よいと感じる音楽(曲)が流れていることがよくある。
【0010】このような場合に、現在の有線放送システ
ムでは、店の受信用機器(チューナー)に放送中のチャ
ンネルの数字が表示されているにすぎず、個々の曲の曲
名が表示されていないため、現に心地よいと感じている
曲の曲名を知るすべがなかった。
【0011】従って、現状では上記心地よいと感じた曲
の曲名を確認するためには、その場に居合わせた他人に
聞くか、レコード店等で多数の曲を試聴して該当する曲
を探すかだけであった。しかし、他人に聞く方法はその
他人も知らないことが多い。また、レコード店で試聴し
て探す方法は目的の曲を探し当てることがきわめて困難
であった。
【0012】一方、現在は通信技術の発達とデータ圧縮
技術の発達により、インターネットを通じて音楽をダウ
ンロードすることが行われるようになっている。また、
音楽を受信する側の機器も、携帯電話の高性能化によ
り、携帯電話にダウンロードできるようになっている。
【0013】インターネットを通じて音楽をダウンロー
ドするには、ユーザーがまずダウンロードする曲を指定
し、インターネット上のサーバーが指定された曲の音声
データを送信する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現在の音楽配
信システムでは、上述したように、ユーザーが曲名を知
らない場合はそのユーザーが欲しい曲をダウンロードす
ることはできない。
【0015】有線放送の場では曲名を表示しないので、
ユーザーが心地よいと感じても、曲名を知らない限り、
その曲のレコード、CD等を入手し、あるいは曲の音声
データをダウンロードすることは困難であった。
【0016】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、有線放送で流されている曲について、ユーザーが曲
名を知らないが心地よいと感じた曲を直ちに入手するこ
とができる有線放送ダウンロードシステムを提供するこ
とにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る有線
放送ダウンロードシステムは、起動時にその時刻を携帯
電話のクロック手段から取得し、ユーザーに放送会社と
放送チャンネルとを入力させ、ユーザーの操作により時
刻、放送会社、放送チャンネルを含む曲検索用データを
送信し、曲の音声データをダウンロードして記憶する機
能を有するインターネット接続可能な携帯電話と、前記
携帯電話から曲検索用データを受信し、その曲検索用デ
ータにより放送プログラムデータベースから該当する曲
を検索し、その曲の音声データを前記携帯電話に送信す
るダウンロードサーバーと、放送を行っている放送会社
と放送チャンネルとを表示する放送表示手段と、を有す
ることを特徴とするものである。
【0018】本願請求項2に係る有線放送ダウンロード
システムは、ユーザーに曲を聴取した時刻と放送会社と
放送チャンネルとを入力させ、ユーザーの操作により時
刻、放送会社、放送チャンネルを含む曲検索用データを
送信し、曲の音声データをダウンロードして記憶する機
能を有するインターネット接続可能な携帯電話と、前記
携帯電話から曲検索用データを受信し、その曲検索用デ
ータにより放送プログラムデータベースから該当する曲
を検索し、その曲の音声データを前記携帯電話に送信す
るダウンロードサーバーと、放送を行っている放送会社
と放送チャンネルとを表示する放送表示手段と、を有す
ることを特徴とするものである。
【0019】本願請求項3に係る有線放送ダウンロード
システムは、起動時にその時刻を携帯電話のクロック手
段から取得し、ユーザーに曲を聴取した店のコードを入
力させ、ユーザーの操作により時刻と店コードを含む曲
検索用データを送信し、曲の音声データをダウンロード
して記憶する機能を有するインターネット接続可能な携
帯電話と、前記携帯電話から曲検索用データを受信し、
その曲検索用データにより放送プログラムデータベース
から該当する曲を検索し、その曲の音声データを前記携
帯電話に送信するダウンロードサーバーと、放送を行っ
ている店の店のコードを表示する放送表示手段と、を有
することを特徴とするものである本願請求項4に係る有
線放送ダウンロードシステムは、ユーザーに曲を聴取し
た時刻とそれを聴取した店のコードを入力させ、ユーザ
ーの操作により時刻と店コードを含む曲検索用データを
送信し、曲の音声データをダウンロードして記憶する機
能を有するインターネット接続可能な携帯電話と、前記
携帯電話から曲検索用データを受信し、その曲検索用デ
ータにより放送プログラムデータベースから該当する曲
を検索し、その曲の音声データを前記携帯電話に送信す
るダウンロードサーバーと、放送を行っている店の店の
コードを表示する放送表示手段と、を有することを特徴
とするものである。
【0020】本願請求項5に係る有線放送ダウンロード
システムは、インターネットに接続可能な携帯電話と、
前記携帯電話から曲の問い合わせの要求があったとき
に、問い合わせ要求を受けた時刻を記録し、その携帯電
話に放送会社と放送チャンネルとを問い合わせる要求を
送信し、返信された放送会社と放送チャンネルと最初に
問い合わせ要求を受けた時刻とにより放送プログラムデ
ータベースから該当する曲を検索し、その曲の音声デー
タを前記携帯電話に送信するダウンロードサーバーと、
放送を行っている放送会社と放送チャンネルとを表示す
る放送表示手段と、を有することを特徴とするものであ
る。
【0021】本願請求項6に係る有線放送ダウンロード
システムは、インターネットに接続可能な携帯電話と、
前記携帯電話から曲の問い合わせの要求があったとき
に、問い合わせ要求を受けた時刻を記録し、その携帯電
話にその曲を聴取した店のコードを問い合わせる要求を
送信し、返信された店コードと最初に問い合わせ要求を
受けた時刻とにより放送プログラムデータベースから該
当する曲を検索し、その曲の音声データを前記携帯電話
に送信するダウンロードサーバーと、放送を行っている
店の店のコードを表示する放送表示手段と、を有するこ
とを特徴とするものである。
【0022】本願請求項7に係る有線放送ダウンロード
システムは、請求項1ないし6のいずれかのシステムに
おいて、前記ダウンロードサーバーは、曲検索用時刻の
時刻に放送された曲と、その前後に放送された複数の曲
の曲名関連データを前記携帯電話に送信し、携帯電話の
ユーザーに曲を選択させ、選択された曲の音声データを
前記携帯電話に送信することを特徴とするものである。
【0023】本願請求項8に係る有線放送ダウンロード
システムは、請求項1ないし7のいずれかのシステムに
おいて、前記ダウンロードサーバーは、曲の音声データ
を前記携帯電話のユーザーが指定した情報処理端末に送
信することを特徴とするものである。
【0024】本願請求項9に係る有線放送ダウンロード
システムは、請求項1ないし8いずれかのシステムにお
いて、前記放送表示手段は、前記ダウンロードサーバー
に備えられ、携帯電話との送受信により場所と加盟店の
大きな分類から詳細な分類への階層的な探索ツリーによ
ってユーザーに曲を聴取している店のコードあるいは放
送会社あるいは放送チャンネルを選択させる手段からな
ることを特徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】次に本発明による「有線放送ダウ
ンロードシステム」の実施の形態について図面を用いて
以下に説明する。
【0026】図1に本発明の一実施形態による「有線放
送ダウンロードシステム」の構成及びその処理の流れを
示す。
【0027】本実施形態による有線放送ダウンロードシ
ステムを符号1で示す。この有線放送ダウンロードシス
テム1は大きく分けて携帯電話2とダウンロードサーバ
ー3と放送表示手段4とを有している。
【0028】ダウンロードサーバー3と放送表示手段4
はインターネット5によって互いに通信可能に接続され
ている。
【0029】本発明で利用する携帯電話は、インターネ
ットに接続可能なものである。本実施形態の携帯電話2
は、インターネットに接続可能であり、さらに、アプリ
ケーションソフトウェアを実行する機能を有するもので
ある。携帯電話2は、本システムを利用するユーザーが
所有するものであって現実には多数存在しているが、簡
潔のために図面には一つのみ示している。
【0030】ダウンロードサーバー3は、携帯電話2と
協働してユーザーがダウンロードしたいと思っている曲
を特定し、携帯電話2にその曲(複数曲の場合もある)
の音声データをダウンロードするサーバーである。
【0031】放送表示手段4は、有線放送の放送会社や
放送チャンネル等、曲を検索するための情報を表示する
手段である。
【0032】上記携帯電話2、ダウンロードサーバー
3、放送表示手段4について以下にさらに詳細に説明す
る。
【0033】携帯電話2は、上述したように本実施形態
においてはアプリケーションソフトウェアを実行する機
能を有するものである。この携帯電話2は、電話やデー
タ通信機器として使用するための通話通信機能部2a
と、アプリケーションソフトウェアを実行する情報処理
装置として使用するためのアプリケーション部2bと、
時刻を管理するクロック手段2cと、メモリ2dとを有
している。また、物理的な構成要素ではないが、携帯電
話2はプログラム2eを有している。
【0034】アプリケーション部2bとメモリ2dは、
インターネット上のサーバーからアプリケーションソフ
トウェアをダウンロードして、実行することができる。
ダウンロードされたプログラムは携帯電話2に常駐させ
ることができる。
【0035】プログラム2eは、インターネット上のサ
ーバーからダウンロードされたものでもよいし、初めか
ら携帯電話2にインストールされているものでもよい。
このプログラム2eは、ユーザーの操作によって起動
し、曲検索用画面を表示し、ユーザーに必要な情報を入
力させ、ダウンロードサーバー3に対して曲の検索とダ
ウンロードの要求を発するものである。プログラム2e
の具体的な処理については後にまた述べる。
【0036】クロック手段2cは、携帯電話2の時刻を
維持する手段である。クロック手段2cが提供する時刻
データは、放送されている曲を特定するための情報とし
て利用される。
【0037】ダウンロードサーバー3は、通信手段3a
と、ジョブ管理手段3bと、曲検索手段3cと、放送プ
ログラムデータベース3dと、音声データベース3eと
を有している。
【0038】ジョブ管理手段3bは、一件一件の曲の検
索ダウンロード要求(およびそれに対する返答処理)を
管理する手段である。なお、ここで「曲の検索ダウンロ
ード要求」とは、曲を特定することと、特定された曲の
音声データをダウンロードすることを求める要求を言う
ものとする。
【0039】ジョブ管理手段3bは、多数の曲の検索/
ダウンロードがあった場合を考慮して設けられるであ
る。ジョブ管理手段3bによれば、多数の検索ダウンロ
ード要求を並行的に処理することができるようになる。
【0040】一方、シリアル的に一件ずつ曲の検索ダウ
ンロード要求を処理するシステムでは、ジョブ管理手段
3bを省略することができる。
【0041】ジョブ管理手段3bは、曲の検索ダウンロ
ード要求を受けた場合に、要求を行った携帯電話2の番
号等を記録し、その検索ダウンロード要求を他の検索ダ
ウンロード要求と区別するためのジョブコードを付し、
ログをとって管理する。なお、曲の音声データをダウン
ロード済みのジョブは、ジョブ管理手段3bによって随
時抹消される。
【0042】曲検索手段3cは、放送プログラムデータ
ベース3dから問い合わせがあった曲を検索する手段で
ある。
【0043】放送プログラムデータベース3dには、各
有線放送会社の放送プログラムが記憶・管理されてい
る。すなわち、放送プログラムデータベース3dには、
各放送会社の放送チャンネルごとに放送時間と曲名とが
精確に対応されて記憶されている。
【0044】曲検索手段3cは、曲が放送された時間、
放送会社、放送会社の放送チャンネルなどの情報(これ
らをまとめて「曲検索用データ」という)によって、放
送プログラムデータベース3dから曲を特定して検出す
ることができる手段である。
【0045】なお、曲検索手段3cは、必要によりユー
ザーが指定した特定の時間(曲検索用の時刻)に放送さ
れた曲の前後の複数曲、あるいは、一定の時間帯に含ま
れる複数曲を検索することもできる。
【0046】音声データベース3eは、有線放送で放送
される曲の音声データを記憶管理するデータベースであ
る。
【0047】放送表示手段4は、前述したように有線放
送関連の情報を提供し表示するものである。放送表示手
段4は、有線放送を行っている放送会社、放送チャンネ
ル、あるいは、これらに代わる「放送を行っている店の
コード」(店コード)等の情報を表示する。
【0048】放送表示手段4は前述した情報を表示する
限り様々な形態をとり得る。具体的な放送表示手段4と
しては、たとえば、放送会社と放送チャンネルを表示す
るデジタル表示器、あるいは、放送会社を記したボード
と放送チャンネルを表示しているチューナーの表示画
面、あるいは、放送会社と放送チャンネルとを記したボ
ード、あるいは、放送を行っている店の店コードを表示
した表示器あるいはボード等が考えられる。また、物理
的な手段ではないが、後述するようなユーザーとの交信
によって有線放送会社等の情報を取得するように案内す
るプログラムも「放送表示手段」の概念の中に含まれ
る。
【0049】以上が有線放送ダウンロードシステム1の
構成であったが、この有線放送ダウンロードシステム1
による曲の検索及びダウンロードの処理の流れについて
以下に説明する。
【0050】図2は、有線放送ダウンロードシステム1
による処理の流れを示したフローチャートである。な
お、以下の処理の流れの説明は図2に沿って行うが、図
1も適宜参照するものとする。
【0051】図2に示すように、本実施形態における有
線放送ダウンロードの処理は、ユーザーが有線放送で流
されている曲をダウンロードしようと考えた時、特に、
曲名を知らないが心地よいと感じてダウンロードしたい
と考えた時に、ユーザーがその携帯電話2のプログラム
2eを起動することから開始される(ステップS10
0)。
【0052】プログラム2eは起動させられると曲検索
用画面を立ち上げ、同時に携帯電話のクロック手段2c
から起動時刻を取得して曲検索用画面に自動的に入力す
る(ステップS110)。
【0053】すなわち、ユーザーが曲をダウンロードし
たいと感じてプログラム2eを起動するとその瞬間の時
刻が入力されるようにしている。これにより、ユーザー
が有線放送で聴取した曲の曲名を知りたいとか、曲をダ
ウンロードしたいと欲するときは、一つの操作で直ちに
聴取時刻を記録でき、タイミングを逃すことがない。
【0054】なお、ここで「曲検索用画面」は、レイア
ウトされた画面はむろんのこと、単純に質疑応答の入力
欄のみを表示する画面でもよい。
【0055】曲検索用画面が表示された後に、ユーザー
により、有線放送の放送会社および放送チャンネル、あ
るいは、有線放送を行っている店のコード(店コード)
が前記曲検索用画面に入力される(ステップS12
0)。
【0056】放送会社と放送チャンネルを入力させるの
は、それらの情報が分かれば、曲を聴取した時刻(本実
施形態では自動入力された時刻)との組み合わせによ
り、放送プログラムから曲を特定することがてきるから
である。
【0057】店コードを入力する実施形態では、放送プ
ログラムデータベース3dに店コードと各店コードに対
応する放送会社と放送チャンネルのデータが記憶されて
いる。この場合、店コードから放送会社と放送チャンネ
ルを特定でき、これにより放送プログラムから曲を特定
することができる。
【0058】なお、ユーザーが放送会社や放送チャンネ
ルや店コードを入力するには、前述した放送表示手段4
に表示された放送会社、放送チャンネル、店コードを参
照するようにする。
【0059】ユーザーが放送会社等の情報を入力した後
は、ユーザーが検索及びダウンロードを行いたい曲検索
用画面を指定し、ダウンロードサーバー3に対する送信
のための操作を行う。
【0060】この送信操作により、指定された曲検索用
画面の曲検索用データがダウンロードサーバー3に送信
される(ステップS130)。
【0061】なお、上記「ユーザーが検索及びダウンロ
ードを行いたい曲検索用画面を指定し・・・」とは、曲
の検索ダウンロード用のデータセットを複数個記憶し、
その中から特定の曲に対する検索とダウンロードを要求
するような場合である。従って、バッチ式にその都度曲
の検索及びダウンロード要求を発するシステムでは、ユ
ーザーが曲検索用画面を指定することはない。
【0062】なお、曲検索用画面が画面を構成するため
にデータを大量に含む場合には、携帯電話2は曲検索に
必要なデータのみを送信するようにする。
【0063】ダウンロードサーバー3においてユーザー
認証する場合には、ユーザーIDも曲検索用データに含
まれるものとする。このユーザーIDはユーザーの利用
情報として利用される。
【0064】曲検索用データがダウンロードサーバー3
に送られると、ダウンロードサーバー3ではジョブ管理
手段3bにより、曲の検索ダウンロード要求を発した携
帯電話2を記録し、ジョブコードを付してジョブとして
登録・管理する(ステップS140)。ジョブ登録後、
ジョブ管理手段3bは曲検索用データとジョブコードを
曲検索手段3cに送り、処理を依頼する。
【0065】曲検索手段3cは曲検索用データを入力
し、これらの曲検索用データに基づいて放送プログラム
データベース3dから曲を検索する(ステップS15
0)。
【0066】放送プログラムデータベース3dには、前
述したように、各放送会社の各放送チャンネルごとの詳
細な時間と曲名等のデータが記憶されているので、前記
曲検索用データによって、曲を特定することができる。
【0067】ユーザーが曲を聴取した時間の誤差を考慮
する場合には、曲検索手段3cは曲検索用データの時刻
(曲検索用時刻)の時刻に放送された曲とその前後の一
定時間内に放送された複数の曲をも検索する。この場合
の処理については別個に後述する。
【0068】次に、曲検索手段3cは、音声データベー
ス3eにアクセスし、上記特定した曲の音声データを音
声データベース3eから取得する(ステップS16
0)。
【0069】次に、曲検索手段3cは、ジョブ管理手段
3bに曲の検索ダウンロード要求を発した携帯電話2を
問い合わせる。この問い合わせを受けたジョブ管理手段
3bは、ジョブコードから当該携帯電話2の電話番号等
を検索し、その情報を曲検索手段3cに渡し、ジョブ完
了の処理を行う。
【0070】携帯電話2の情報を取得した曲検索手段3
cは、曲の音声データを必要に応じて圧縮して通信手段
3aに送信させる(ステップS170)。
【0071】なお、曲の音声データを送信する前にユー
ザーに確認のために曲名等を送信するステップを追加す
ることは自由である(以下の各実施形態についても同
じ)。
【0072】上記曲の音声データを受信する携帯電話2
では、音声データをそのメモリ2dに記憶、保存する
(ステップS180)。
【0073】保存された曲の音声データは、ユーザーの
欲するときに再生される。
【0074】以上の有線放送ダウンロードシステム1に
よれば、ユーザーが有線放送を聴取していて心地よいと
感じてその曲をダウンロードしたいと考えたときに、聴
取した時刻と、放送会社、放送チャンネル、あるいは店
コード等により、放送されている曲を特定してダウンロ
ードすることができる。
【0075】これにより、たとえユーザーがダウンロー
ドしたいと感じた曲の曲名等を知らない場合でも、確実
に目的の曲をダウンロードすることができる。
【0076】また、この有線放送ダウンロードシステム
によれば、携帯電話2を使用して曲の検索し、その携帯
電話2で曲の音声データを受信することができる。これ
により、ユーザーが欲しい曲を直ちに入手でき、曲を入
手するために時間や場所を隔てる必要がない。
【0077】上記の実施形態では、プログラム2eが起
動時間を聴取時間として自動的に曲検索用画面に入力す
るようにしていたが、携帯電話のクロック手段2cの設
定誤差や、聴取してから所定時間が経過した後に曲を問
い合わせる場合等を考慮し、聴取時間をユーザーの手動
で入力するようにすることができる。
【0078】この場合、携帯電話2に通常備えられてい
る数字入力手段を利用することにより、聴取時間をユー
ザーに任意に入力させることができる。曲検索用データ
を入力した後の曲検索の処理は、聴取時間を自動入力す
る場合と全く同じである。
【0079】次に、本発明の他の実施形態による有線放
送ダウンロードシステムについて図3と図4とを用いて
説明する。
【0080】この実施形態は携帯電話にアプリケーショ
ンソフトウェアを処理する機能がなく、携帯電話にプロ
グラム2eを置く代わりに「曲検索用データ取得プログ
ラム」をダウンロードサーバーに置いたものである。
【0081】図3は、この実施形態の有線放送ダウンロ
ードシステム6の構成と処理の流れを示している。図3
において、理解を容易にするために、図1と同一部分に
ついては同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0082】この有線放送ダウンロードシステム6は、
携帯電話7と、ダウンロードサーバー8と、放送表示手
段4とを有している。
【0083】携帯電話7はプログラム処理機能を有して
いない携帯電話である。ただし、インターネット接続機
能を備えている。携帯電話7には、電話として機能する
通話機能部7aとデータ通信装置として機能する通信機
能部7bとを有している。
【0084】ダウンロードサーバー8は、クロック手段
8aと曲検索用データ取得プログラム8bが備えられて
いる点以外は前述したダウンロードサーバー3と同様で
ある。
【0085】クロック手段8aは、時刻をデータとして
出力する手段である。
【0086】曲検索用データ取得プログラム8bは、曲
の検索ダウンロード要求を受けたときにその要求を発し
た携帯電話7に曲検索用画面を送信し、入力された曲検
索用データが送られてきたときは、入力にエラーがある
か否かをチェックし、エラーがない場合にはその曲検索
用データを曲検索手段3cに出力する機能を有してい
る。なお、ここで「曲検索用画面」とは、質疑応答する
ための文字データだけのものでもよい。
【0087】次に、この有線放送ダウンロードシステム
6による処理について図4を参照して以下に説明する。
【0088】本実施形態による有線放送ダウンロードシ
ステム6は、有線放送を聴取しているユーザーが曲をダ
ウロードしたい時にその携帯電話7を操作してダウンロ
ードサーバー8に対して曲の検索ダウンロード要求を送
信する(ステップS200)。
【0089】この曲の検索ダウンロード要求を受けたダ
ウンロードサーバー8では、ジョブ管理手段3bがクロ
ック手段8aから要求を受けた時刻を取得し、それを自
動的に記録し、ジョブコードを付して登録管理する(ス
テップS210)。なお、ダウンロードサーバー8が要
求を受けた時刻を記録する代わりに、携帯電話2によっ
て聴取した時刻を入力して送信する形態も可能である。
【0090】検索ダウンロード要求にジョブコードを付
した後は、ジョブ管理手段3bはその検索ダウンロード
要求の処理を曲検索用データ取得プログラム8bに依頼
する。
【0091】曲検索用データ取得プログラム8bは、曲
検索用画面を検索ダウンロード要求の発信元の携帯電話
7に送信する(ステップS220)。
【0092】上記曲検索用画面のデータを受信した携帯
電話7は、当該曲検索用画面を表示し、ユーザーに放送
会社、放送チャンネル、あるいは放送を行っている店の
店コードを入力させる(ステップS230)。ユーザー
が放送会社や放送チャンネルや店コードを入力するに
は、前述した場合と同様に放送表示手段4を参照するよ
うにする。
【0093】曲検索用画面の入力欄にデータを入力した
後は、ユーザーは所定の送信操作によって曲検索用デー
タをダウンロードサーバー8に返信する(ステップS2
40)。
【0094】上記入力済みの曲検索用画面のデータを受
信した曲検索用データ取得プログラム8bは、当該曲検
索用画面データの放送会社・放送チャンネル、あるいは
店コードと、ステップS210で記録した時刻とを合わ
せて曲検索手段3cに出力する。
【0095】曲検索手段3cは、上記曲検索用データに
基づいて放送プログラムデータベース3dから該当する
曲を検索する(ステップS250)。なお、クロック手
段8aによって記録した時刻の誤差(通信にかかった時
間等による誤差)を考慮する場合は、記録した時刻の前
後の複数曲を検索したり、その時刻を中心に一定の時間
帯に含まれる複数曲を検索したりする。この場合の処理
については後述する。
【0096】次に、曲検索手段3cは、音声データベー
ス3eにアクセスし、上記特定した曲の音声データを音
声データベース3eから取得する(ステップS26
0)。
【0097】次に、曲検索手段3cは、ジョブ管理手段
3bに曲の検索ダウンロード要求を発した携帯電話7を
問い合わせる。この問い合わせを受けたジョブ管理手段
3bは、ジョブコードから当該携帯電話7の電話番号等
を検索し、その情報を曲検索手段3cに渡し、ジョブ完
了の処理を行う。携帯電話7の情報を取得した曲検索手
段3cは、曲の音声データを必要に応じて圧縮し、通信
手段3aを通じて要求元の携帯電話7に送信する(ステ
ップS270)。
【0098】上記曲の音声データを受信した携帯電話7
は、その音声データを記憶手段に記憶し保存する(ステ
ップS280)。保存された曲の音声データはユーザー
の欲する時に再生される。
【0099】この有線放送ダウンロードシステム6にお
いても、ユーザーが曲名を知らない場合でもダウンロー
ドしたい曲をダウンロードできること、及び、ユーザー
が曲をダウンロードしたいと考えたときに即刻その曲の
データを手元の携帯電話にダウンロードできることの特
有の効果を得られる。
【0100】以上は放送表示手段4がユーザーの近傍に
あって、ユーザーが放送会社等の曲検索用データを入力
するときに放送表示手段4を参照する実施形態であっ
た。しかし、広い会場等では放送表示手段4を十分設置
することは困難な場合がある。そこで、放送表示手段を
ダウンロードサーバー側に設けることが考えられる。以
下にその実施形態について説明する。
【0101】図5は、図1の有線放送ダウンロードシス
テムにおいて放送表示手段をダウンロードサーバーに設
けた実施形態を示している。なお、放送表示手段をダウ
ンロードサーバーに置くことは、図3の有線放送ダウン
ロードシステム6やその他の場合でも可能である。この
場合、曲検索用データの入力処理以外は以下に説明する
図5の場合と同様であるので、重複する説明を省略す
る。
【0102】図5において、図1と同一部分は同一の符
号を付して説明を省略する。
【0103】本実施形態の有線放送ダウンロードシステ
ム9は、携帯電話2と、ダウンロードサーバー10を有
している。
【0104】ダウンロードサーバー10は、放送表示手
段10aと、店コード等の探索ツリー10bと、加盟店
データベース10cとを有している点以外は図1のダウ
ンロードサーバー3と同様の構成を有している。
【0105】放送表示手段10aは、携帯電話2との送
受信により、場所と加盟店の大きな分類から詳細な分類
へ階層的な探索ツリー(10b)によってユーザーに曲
を聴取している店のコードあるいは放送会社あるいは放
送チャンネルを選択させる手段である。
【0106】探索ツリー10bは、上述したように場所
と加盟店の大きな分類から詳細な分類への階層的な構造
と、それら階層ごとの画面データとを含む。
【0107】「場所と加盟店の大きな分類から詳細な分
類」とは、たとえば、関東、東京、千代田区、・・・と
いうように場所を限定して絞り込む場合と、×××チェ
ーン、○○○支店というように加盟店の中から特定の店
を絞り込む場合と、それらを組み合わせる場合と、があ
る。
【0108】加盟店データベース10cは、加盟店情報
と場所を対応させて記憶させたデータベースである。加
盟店データベース10cで記憶された加盟店の情報は店
コード等の探索ツリー10bの探索ツリーに応じて検索
されて表示される。なお、店コード等の探索ツリーが加
盟店のデータと一体的になっている場合には加盟店デー
タベース10cは省略される。
【0109】以上が有線放送ダウンロードシステム9の
特有の構成の説明であったが、次に、この有線放送ダウ
ンロードシステム9による処理の流れを図6を参照して
説明する。
【0110】図6に示すように、本実施形態における曲
の検索及びダウンロードの処理は、有線放送を聴取して
いるユーザーが曲をダウンロードしたいと考えたとき、
特に曲名を知らないがその曲をダウンロードしたいと考
えたときに、プログラム2eを起動することから開始さ
れる(ステップS300)。
【0111】プログラム2eは起動されると曲検索用画
面を立ち上げ、同時に携帯電話のクロック手段2cから
起動時刻を取得して自動的に曲検索用画面に入力する
(ステップS310)。
【0112】次に、ユーザーの送信操作により、プログ
ラム2eは時刻と曲の検索ダウンロード要求をダウンロ
ードサーバー10に送信する(ステップS320)。
【0113】検索ダウンロード要求を受けたダウンロー
ドサーバー10では、ジョブ管理手段3bが時刻と曲の
検索ダウンロード要求を発した携帯電話を記録し(ステ
ップS330)、ジョブコードを付してジョブとして登
録管理する。ジョブ管理手段3bは、続いて放送表示手
段10aに時刻以外の曲検索用データを取得するための
処理を依頼する。
【0114】曲検索用データを取得するための処理の依
頼を受けた放送表示手段10aは、加盟店あるいは場所
の大きな分類の画面から詳細な分類の画面へ、順次画面
データを携帯電話2に送る(ステップS340)。これ
に対して、ユーザーは、階層的に詳細分類となる探索ツ
リーにより加盟店や場所を選択してその画面データを返
送する(ステップS350)。上記ステップS340,
S350は複数回やり取りされ、最終的にユーザーが有
線放送を聴取している加盟店やその店コードを特定す
る。
【0115】なお、加盟店の探索用の階層画面は、予め
用意した階層的な構造の複数の画面データから所定のも
のを選択して送信する場合と、加盟店データベース10
cを検索して条件に合致する加盟店データを画面に組み
込んで送信する場合がある。前者の場合は前述したよう
に加盟店データベース10cを省略することができる。
【0116】このようにしてユーザーが有線放送を聴取
している加盟店が特定されると、その加盟店が契約して
いる放送会社、放送チャンネル、店コード等が得られ、
ユーザーが曲を聴取した時刻と合わせて完全な曲検索用
データが得られる。
【0117】この曲検索用データは曲検索手段3cに送
られる。曲検索手段3cは曲検索用データを入力し、こ
の曲検索用データに基づいて放送プログラムデータベー
ス3dから曲を検索する(ステップS360)。聴取時
刻の誤差を考慮して複数の曲を検索することができるの
は図1,2の場合と同様である。
【0118】次に、曲検索手段3cは、音声データベー
ス3eにアクセスし、音声データベース3eから上記検
索した曲の音声データを取得する(ステップS37
0)。
【0119】曲の音声データを取得した曲検索手段3c
は、ジョブ管理手段3bに曲の検索ダウンロード要求を
発した携帯電話2を問い合わせる。この問い合わせを受
けたジョブ管理手段3bは、ジョブコードから当該携帯
電話2の電話番号等を検索し、その情報を曲検索手段3
cに渡し、ジョブ完了の処理を行う。
【0120】携帯電話2の情報を取得した曲検索手段3
cは、必要に応じて曲の音声データを圧縮し、通信手段
3aを通じて要求元の携帯電話2に曲の音声データを送
信する(ステップS380)。
【0121】上記曲の音声データを受信した携帯電話2
では、当該音声データを記憶し保存する(ステップS3
90)。保存された音声データはユーザーが欲するとき
に再生される。
【0122】以上が店コード等の探索ツリーを利用して
ユーザーが有線放送を聴取している有線放送加盟店を特
定する処理であった。この実施形態によれば、各有線放
送加盟店で放送表示手段を設ける必要がなく、対設備投
資効率が高い有線放送ダウンロードシステムを得られ
る。
【0123】この有線放送ダウンロードシステム9にお
いても、ユーザーが曲名を知らない場合でもダウンロー
ドしたい曲をダウンロードできること、及び、ユーザー
が曲をダウンロードしたいと考えたときに直ちにその曲
のデータを手元の携帯電話にダウンロードできること等
の特有の効果を得られる。
【0124】次に、上記各実施形態で触れた曲検索用時
刻(ユーザーが有線放送を聴取したとする時刻)の誤差
を考慮して曲検索用時刻を中心に複数の曲を検索する処
理について説明する。
【0125】図7に曲検索用時刻を中心に複数の曲を検
索する場合の処理の流れを示す。
【0126】曲検索手段3cに曲検索用データ(時刻、
放送会社・放送チャンネル、店コード)が入力される
と、曲検索手段3cは放送プログラムデータベースから
曲検索用時刻の時刻に放送された曲とその前後の一定時
間内に放送された複数の曲を検索する(ステップS40
0)。
【0127】次にダウンロードサーバーは、検索された
曲の曲名、アーティスト等、曲を特定するためのデータ
(これを曲名関連データという)の一覧を検索ダウンロ
ード要求の要求元携帯電話に送信する(ステップS41
0)。
【0128】上記曲名関連データの一覧を受信した携帯
電話はそれらを一覧形式で表示する(ステップS42
0)。
【0129】上記複数の曲名関連データの中にはユーザ
ーがすでに知っている曲が含まれていることが多く、そ
れらの前後関係からユーザーは真にダウンロードしたい
曲を知ることができることが多い。これにより、ユーザ
ーはダウンロードしたい曲を選択でき、選択した曲を示
すデータをダウンロードサーバーに返送することができ
る(ステップS430)。なお、この場合、複数の曲を
指定することはむろんできる。
【0130】曲の指定を受けたダウンロードサーバー3
では、曲検索手段3cが音声データベース3eから該当
する曲の音声データを取得する(ステップS440)。
【0131】次に、曲検索手段3cは、必要に応じて音
声データを圧縮し、通信手段を通じて音声データを要求
元の携帯電話に送信する(ステップS450)。
【0132】曲の音声データを受信した携帯電話では、
その音声データを記憶し保存する(ステップS46
0)。保存された曲の音声データはユーザーの欲すると
きに再生される。
【0133】以上の方法(処理)によれば、有線放送を
聴取した時刻に誤差がある場合、たとえば携帯電話の時
刻が正確でない場合、あるいは、ユーザーが正確な時間
を入力しなかった場合、あるいは、ダウンロードサーバ
ーが要求を受けた時刻を記録するシステムにおいて通信
に時間がかかった場合に、放送されていた複数の曲の候
補をユーザーに示すことができ、これによってそれらの
前後関係からユーザーが真にダウンロードしたい曲をダ
ウンロードすることができるようになる。
【0134】最後に、曲の音声データをユーザーが指定
した任意の情報処理端末にダウンロードできる実施形態
について説明する。
【0135】図8は、図1の有線放送ダウンロードシス
テムにおいて曲の音声データをユーザー指定の情報処理
端末にダウンロードする実施形態を示している。なお、
曲の音声データをユーザー指定の情報端末にダウンロー
ドできる構成は本発明の他の任意の構成と組み合わせる
ことができるが、ここでは図1の有線放送ダウンロード
システムを用いて音声データをユーザー指定の情報端末
にダウンロードする構成を示している。
【0136】図8において、図1と同一の部分は同一の
符号を付して説明を省略する。本実施形態による有線放
送ダウンロードシステム11は、ユーザー指定の情報処
理端末12を有することの他は図1の有線放送ダウンロ
ードシステムと同じである。
【0137】ユーザー指定の情報処理端末12は、他の
携帯電話、携帯型情報機器、音楽をダウンロードできる
端末、コンピューターのいずれでもよい。
【0138】有線放送ダウンロードシステム11におい
ては、携帯電話2がダウンロードサーバー3に曲のダウ
ンロードを要求するときに、ダウンロード先として情報
処理端末12のアドレスを送信する。アドレスを受信し
たダウンロードサーバー3は、ユーザーが指定したアド
レスに曲の音声データを送信するようにする。
【0139】情報処理端末に直接送信可能な場合はダウ
ンロードサーバー3の送信によって曲のダウンロードが
完了するが、直接送信することができない場合は、アド
レスが示す記憶装置に記憶され、後に情報処理端末12
がその記憶装置から取得するようにする。これらの両ケ
ースの場合を含めて「ダウンロードサーバー3がユーザ
ーが指定した情報処理端末に送信する」という。
【0140】この実施形態によれば、たとえばユーザー
の携帯電話の記憶容量が不足するときに他の情報処理端
末12に曲をダウンロードすることが可能になる。ま
た、たとえば他人に曲を贈るというようなことも可能に
なる。
【0141】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による有線放送ダウンロードシステムは、聴取した時刻
と、放送会社、放送チャンネル、あるいは店コードによ
り、放送されている曲を特定してダウンロードすること
ができるので、ユーザーが有線放送を聴取していて心地
よいと感じたときに、たとえ曲名等を知らない場合で
も、その曲のデータを入手することができる。従って、
従来のようにその場に居合わせた他人の記憶をたよりに
することなく、また、レコード店等で試聴を繰り返して
レコード等を探す必要もなく、目的の曲の音声データを
簡便に入手することができる。
【0142】また、本発明によれば、携帯電話を使用し
て曲の検索し、その携帯電話に直ちに曲の音声データを
受信することができる。すなわち、ユーザーが欲しい曲
をその場で入手でき、曲を入手するために時間や場所を
隔てる必要がない。
【0143】さらに、本発明の一実施形態によれば、ユ
ーザーがダウンロードしたいと感じた曲の音声データ
を、ユーザー指定の任意の情報処理端末にダウンロード
することができる。これにより、たとえば、ユーザーが
指定した情報処理装置に分散して曲の音声データをダウ
ンロードでき、また、他人の情報処理端末に曲の音声デ
ータを贈ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による有線放送ダウンロー
ドシステムの構成と処理の流れを示したブロック図。
【図2】図1に示した有線放送ダウンロードシステムの
処理の流れを示したフローチャート。
【図3】本発明の他の実施形態による有線放送ダウンロ
ードシステムの構成と処理の流れを示したブロック図。
【図4】図3に示した有線放送ダウンロードシステムの
処理の流れを示したフローチャート。
【図5】本発明のさらに他の実施形態による有線放送ダ
ウンロードシステムの構成と処理の流れを示したブロッ
ク図。
【図6】図5に示した有線放送ダウンロードシステムの
処理の流れを示したフローチャート。
【図7】聴取時刻の誤差を考慮して複数の曲の候補を提
示してユーザーにダウンロードすべき曲を選択させる処
理の流れを示したフローチャート。
【図8】ユーザー指定の任意の情報処理端末に曲の音声
データをダウンロードする有線放送ダウンロードシステ
ムの構成と処理の流れを示したブロック図。
【符号の説明】
1 有線放送ダウンロードシステム 2 携帯電話 2a 通話通信機能部 2b アプリケーション部 2c クロック手段 2d メモリ 3 ダウンロードサーバー 3a 通信手段 3b ジョブ管理手段 3c 曲検索手段 3d 放送プログラムデータベース 3e 音声データベース 4 放送表示手段 5 インターネット 6 有線放送ダウンロードシステム 7 携帯電話 8 ダウンロードサーバー 8a クロック手段 8b 曲検索用データ取得プログラム 9 有線放送ダウンロードシステム 10 ダウンロードサーバー 10a 放送表示手段 10b 店コード等の探索ツリー 10c 加盟店データベース 11 有線放送ダウンロードシステム 12 ユーザー指定の情報処理端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 302 G06F 17/60 302E 502 502 506 506 H04H 1/00 H04H 1/00 G 1/02 1/02 F H04M 3/42 H04M 3/42 Z 11/08 11/08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】起動時にその時刻を携帯電話のクロック手
    段から取得し、ユーザーに放送会社と放送チャンネルと
    を入力させ、ユーザーの操作により時刻、放送会社、放
    送チャンネルを含む曲検索用データを送信し、曲の音声
    データをダウンロードして記憶する機能を有するインタ
    ーネット接続可能な携帯電話と、 前記携帯電話から曲検索用データを受信し、その曲検索
    用データにより放送プログラムデータベースから該当す
    る曲を検索し、その曲の音声データを前記携帯電話に送
    信するダウンロードサーバーと、 放送を行っている放送会社と放送チャンネルとを表示す
    る放送表示手段と、を有することを特徴とする有線放送
    ダウンロードシステム。
  2. 【請求項2】ユーザーに曲を聴取した時刻と放送会社と
    放送チャンネルとを入力させ、ユーザーの操作により時
    刻、放送会社、放送チャンネルを含む曲検索用データを
    送信し、曲の音声データをダウンロードして記憶する機
    能を有するインターネット接続可能な携帯電話と、 前記携帯電話から曲検索用データを受信し、その曲検索
    用データにより放送プログラムデータベースから該当す
    る曲を検索し、その曲の音声データを前記携帯電話に送
    信するダウンロードサーバーと、 放送を行っている放送会社と放送チャンネルとを表示す
    る放送表示手段と、を有することを特徴とする有線放送
    ダウンロードシステム。
  3. 【請求項3】起動時にその時刻を携帯電話のクロック手
    段から取得し、ユーザーに曲を聴取した店のコードを入
    力させ、ユーザーの操作により時刻と店コードを含む曲
    検索用データを送信し、曲の音声データをダウンロード
    して記憶する機能を有するインターネット接続可能な携
    帯電話と、 前記携帯電話から曲検索用データを受信し、その曲検索
    用データにより放送プログラムデータベースから該当す
    る曲を検索し、その曲の音声データを前記携帯電話に送
    信するダウンロードサーバーと、 放送を行っている店の店のコードを表示する放送表示手
    段と、を有することを特徴とする有線放送ダウンロード
    システム。
  4. 【請求項4】ユーザーに曲を聴取した時刻とそれを聴取
    した店のコードを入力させ、ユーザーの操作により時刻
    と店コードを含む曲検索用データを送信し、曲の音声デ
    ータをダウンロードして記憶する機能を有するインター
    ネット接続可能な携帯電話と、 前記携帯電話から曲検索用データを受信し、その曲検索
    用データにより放送プログラムデータベースから該当す
    る曲を検索し、その曲の音声データを前記携帯電話に送
    信するダウンロードサーバーと、 放送を行っている店の店のコードを表示する放送表示手
    段と、を有することを特徴とする有線放送ダウンロード
    システム。
  5. 【請求項5】インターネットに接続可能な携帯電話と、 前記携帯電話から曲の問い合わせの要求があったとき
    に、問い合わせ要求を受けた時刻を記録し、その携帯電
    話に放送会社と放送チャンネルとを問い合わせる要求を
    送信し、返信された放送会社と放送チャンネルと最初に
    問い合わせ要求を受けた時刻とにより放送プログラムデ
    ータベースから該当する曲を検索し、その曲の音声デー
    タを前記携帯電話に送信するダウンロードサーバーと、 放送を行っている放送会社と放送チャンネルとを表示す
    る放送表示手段と、を有することを特徴とする有線放送
    ダウンロードシステム。
  6. 【請求項6】インターネットに接続可能な携帯電話と、 前記携帯電話から曲の問い合わせの要求があったとき
    に、問い合わせ要求を受けた時刻を記録し、その携帯電
    話にその曲を聴取した店のコードを問い合わせる要求を
    送信し、返信された店コードと最初に問い合わせ要求を
    受けた時刻とにより放送プログラムデータベースから該
    当する曲を検索し、その曲の音声データを前記携帯電話
    に送信するダウンロードサーバーと、 放送を行っている店の店のコードを表示する放送表示手
    段と、を有することを特徴とする有線放送ダウンロード
    システム。
  7. 【請求項7】前記ダウンロードサーバーは、曲検索用時
    刻の時刻に放送された曲と、その前後に放送された複数
    の曲の曲名関連データを前記携帯電話に送信し、携帯電
    話のユーザーに曲を選択させ、選択された曲の音声デー
    タを前記携帯電話に送信することを特徴とする請求項1
    ないし6のいずれかに記載の有線放送ダウンロードシス
    テム。
  8. 【請求項8】前記ダウンロードサーバーは、曲の音声デ
    ータを前記携帯電話のユーザーが指定した情報処理端末
    に送信することを特徴とする請求項1ないし7のいずれ
    かに記載の有線放送ダウンロードシステム。
  9. 【請求項9】前記放送表示手段は、前記ダウンロードサ
    ーバーに備えられ、携帯電話との送受信により場所と加
    盟店の大きな分類から詳細な分類への階層的な探索ツリ
    ーによってユーザーに曲を聴取している店のコードある
    いは放送会社あるいは放送チャンネルを選択させる手段
    からなることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか
    に記載の有線放送ダウンロードシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006259907A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Nec Corp 音楽コンテンツ販売方法、システム、配信装置、配信事業者装置、端末、プログラム、及び記録媒体
JP2010530547A (ja) * 2007-04-23 2010-09-09 エルエスアイ コーポレーション 音楽認識のためのシステムおよび方法

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