JP2002273409A - 配水設備 - Google Patents

配水設備

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JP2002273409A
JP2002273409A JP2001076028A JP2001076028A JP2002273409A JP 2002273409 A JP2002273409 A JP 2002273409A JP 2001076028 A JP2001076028 A JP 2001076028A JP 2001076028 A JP2001076028 A JP 2001076028A JP 2002273409 A JP2002273409 A JP 2002273409A
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JP
Japan
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water
water distribution
facility
equipment
distribution facility
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JP2001076028A
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English (en)
Inventor
Yoshio Usui
由夫 薄井
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配水設備を一体化したコンパクトな構成とする
ことにより、敷地面積を有効に活用し、さらに施工性が
容易で、かつメンテナンスフリーな配水設備を提供す
る。 【解決手段】水源から取水した原水を浄化するための浄
化設備2と、浄化した後の上水を貯留するための配水池
3とを有する配水設備1であって、前記浄化設備2及び
配水池3を一体構造とし、配水設備1の構造部材に耐食
性鋼板を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水源から取水した
原水を浄化するための浄化設備と、浄化した後の上水を
貯留するための配水池とを有する配水設備に関する。
【0002】
【従来の技術】配水設備におけるフローとしては、河川
等の水源から取水した原水を着水井に取り込み、取り込
んだ原水に浄化処理を施し、浄化処理が施された後の上
水を配水池に貯留し、貯留した上水を必要に応じて各需
要家に配水するというのが一般的である。
【0003】上記のような配水設備では、少なくとも着
水井、各種の浄化設備、配水池並びにこれらを結ぶ配管
や水を輸送するためのポンプ、さらにはこれらの付帯設
備が必要となり、これらの設備一式を配置するには広い
敷地面積を必要としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、配水設備が設
置される場所としては標高の高い所が好ましく、このよ
うな場所としては山の中腹部や頂上付近が考えられる
が、一般的にこれらの場所は敷地面積が狭く、さらに山
奥となる場合には施工作業やメンテナンス作業が行いに
くいといった問題がある。
【0005】本発明はこれらの問題点を解決するために
なされたもので、配水設備を一体化したコンパクトな構
成とすることにより、敷地面積を有効に活用し、さらに
施工性が容易で、かつメンテナンスフリーな配水設備を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の特徴は以下の通りである。
【0007】請求項1の発明は、水源から取水した原水
を浄化するための浄化設備と、浄化した後の上水を貯留
するための配水池とを有する配水設備であって、前記浄
化設備及び配水池を一体構造とし、配水設備の構造部材
に耐食性鋼板を用いることを特徴とする配水設備であ
る。
【0008】請求項2の発明は、請求項1において、浄
化設備が、水源から取水した原水を取り込む着水井と、
前記原水の滅菌を行うための滅菌設備を収容する滅菌室
と、付帯設備を収容する機械室とにより構成されている
ことを特徴とする配水設備である。
【0009】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2において、耐食性鋼板がステンレス鋼板であることを
特徴とする配水設備である。
【0010】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかにおいて、壁材に断面略波形形状のステンレ
ス鋼板を用いることを特徴とする配水設備である。
【0011】請求項5の発明は、請求項4において、断
面略波形形状のステンレス鋼が折り曲げ部での板厚の減
少が起こらないビーディング工法により製造されたこと
を特徴とする配水設備である。
【0012】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
のいずれかにおいて、配水設備が角型形状であることを
特徴とする配水設備である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る配水設備の実
施形態の一例を示す図である。
【0014】本発明は、水源から取水した原水を浄化す
るための浄化設備2と、浄化した後の上水を貯留するた
めの配水池3とを有する配水設備1であって、前記浄化
設備2及び配水池3を一体構造とし、さらに前記配水設
備1の構造部材に耐食性鋼板を用いたものである。
【0015】ここで、前記浄化設備2は、ダムや河川等
の水源から取水した原水を取り込む着水井4と、前記原
水の滅菌を行うための滅菌設備を収容する滅菌室5と、
水を移送するためのポンプ類やその他の付帯設備を収容
する機械室6とにより構成される。
【0016】図1において、着水井4に取り込まれた原
水には滅菌室5に配置された滅菌設備、例えば塩素注入
装置から所定量の塩素の注入が行われ滅菌処理が施され
る。滅菌処理の行われた原水は、上水として配水池3に
貯留され、更に下流の配水池或いは直接需要家へと配水
される。機械室6には配水設備1内の水の移送や配水池
3からの配水に必要なポンプ類やその他の付帯設備が収
容されている。なお、前記滅菌処理としては、塩素の注
入による滅菌の他には、オゾンを用いた滅菌、或いは紫
外線を用いた滅菌等を行うことが可能である。
【0017】さらに、前記着水井4を複数の槽に分割
し、順次沈殿濾過が行えるような構成としても良く、ま
た、着水井4と配水池3の間に膜濾過装置を組み込む構
成とすることも可能である。なお、図1では配水池3を
メンテナンス性等を考慮して2槽構成とした場合を示し
ているが、配水池3は2槽構成に限られず1槽でも3槽
以上でも良く、目的により適宜選択され得る。
【0018】ここで、本発明においては、前記浄化設備
2と配水池3を一体構造とし、配水設備1をコンパクト
化することにより敷地面積の有効活用及び施工性の容易
化を図るものであり、さらに、配水設備1の構造部材に
耐食性鋼板を用いることで滅菌処理に使われる塩素等を
含んだ水による内部腐食や雨風等による外部環境からの
腐食を防止し、メンテナンスフリーを実現するものであ
る。
【0019】また、前記耐食性鋼板としては、耐食性に
特に優れるステンレス鋼板を用いることが好ましい。な
お、前記ステンレス鋼板の種類については、使用される
部位の使用環境に合わせて適宜変更することが望まし
い。
【0020】また、配水設備の壁材として、断面略波形
形状のステンレス鋼板を用いることが好ましい。壁材を
断面略波形形状のステンレス鋼板とすることで、壁材の
剛性が飛躍的に向上する。さらに、断面略波形形状のス
テンレス鋼板は剛性が強く、内外の両面方向に対する耐
圧性が高いため、補強部材を用いることなく貯槽内の隔
壁として用いることが可能となる。これにより、例え
ば、断面略波形形状のステンレス鋼板で角形形状の構造
体を形成し、その内部を前記断面略波形形状のステンレ
ス鋼板による隔壁で分割することで、容易にかつコンパ
クトに着水井、滅菌室、機械室、配水池等に分割するこ
とが可能となる。このため、配水設備の一体化に伴う設
計の自由度が大きくなり、配水設備のよりコンパクト化
が可能となる。さらに、壁材の剛性が高くなることによ
り、配水設備の耐震性が大幅に向上し、また、貯槽への
水の流入音や流水による壁の振動に伴う騒音が大幅に低
減される。さらに、工場における製作段階で各構成部材
の大ブロック化が可能となるため、現地での工期の短
縮、施工の容易化を図ることができる。
【0021】また、前記断面略波形形状のステンレス鋼
板は、折り曲げ部での板厚の減少が起こらないビーディ
ング工法(N・ビーディング工法)により製造すること
が好ましい。前記N・ビーディング工法は、大型プレス
により断面略波形形状を作り出すものであるが、折り曲
げ部での板厚の減少をなくすことで鋼板の剛性がより向
上し、さらに、強度計算等を行う場合に板厚をそのまま
計算に使うことができるため設計の容易化を図ることが
可能となる。
【0022】また、配水設備1は角形形状とすることが
好ましい。配水設備1を角形形状とすることにより壁材
同士の接合に突き合わせまたは重ね両面溶接を用いるこ
とができ、接合強度の向上及び貯槽部での水密性がより
向上する。さらに、角形形状とすることにより設計の容
易化が図られ、設計の自由度が大きくなるという利点が
ある。
【0023】なお、水源から取水した原水を取り込む取
水井、水に溶けている鉄分を空気と接触させて粒状化さ
せる曝気槽、粒状化した鉄分や大腸菌等を濾過して安全
な水にする膜濾過装置、各家庭に給水するまでに雑菌の
繁殖が起こらないように滅菌する次亜注入設備、水に溶
けているマンガンをマンガン砂に吸着させて除去するマ
ンガン砂濾過機、飲料できる水を貯水する浄水池を有す
るような浄水設備に本発明を適用することも可能であ
る。前記の各設備を一体化して収容することによりコン
パクト化された浄水設備とすることが可能となる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、配
水設備を一体化したコンパクトな構成とすることが可能
となり、敷地面積が有効に活用でき、さらに施工性が容
易、かつメンテナンスフリーな配水設備が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配水設備の実施形態の一例を示す
図である。
【符号の説明】
1 配水設備 2 浄化設備 3 配水池 4 着水井 5 滅菌室 6 機械室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E03B 1/00 E03B 1/00 A // E03B 11/10 11/10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水源から取水した原水を浄化するための浄
    化設備と、浄化した後の上水を貯留するための配水池と
    を有する配水設備であって、 前記浄化設備及び配水池を一体構造とし、配水設備の構
    造部材に耐食性鋼板を用いることを特徴とする配水設
    備。
  2. 【請求項2】浄化設備が、水源から取水した原水を取り
    込む着水井と、前記原水の滅菌を行うための滅菌設備を
    収容する滅菌室と、付帯設備を収容する機械室とにより
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載の配水
    設備。
  3. 【請求項3】耐食性鋼板がステンレス鋼板であることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の配水設備。
  4. 【請求項4】壁材に断面略波形形状のステンレス鋼板を
    用いることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載の配水設備。
  5. 【請求項5】断面略波形形状のステンレス鋼が折り曲げ
    部での板厚の減少が起こらないビーディング工法により
    製造されたことを特徴とする請求項4に記載の配水設
    備。
  6. 【請求項6】配水設備が角型形状であることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の配水設備。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012521504A (ja) * 2009-03-24 2012-09-13 ヴェオリア オ − コンパニ ジェネラル デ ゾ 飲料水網における水質監視用設備および方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012521504A (ja) * 2009-03-24 2012-09-13 ヴェオリア オ − コンパニ ジェネラル デ ゾ 飲料水網における水質監視用設備および方法

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