JP2002272529A - 髪型のセット方法 - Google Patents

髪型のセット方法

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
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    • A45D4/08Separate devices designed for heating hair curlers or hair-wavers for flat curling, e.g. with means for decreasing the heat
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速で簡単、しかも優しい、毛髪に対する処
理を可能にし、従来可能であったものより遥かに大きな
カールを形成することができるようにした髪型のセット
方法を提供する。 【解決手段】 まず、パーマネントウェーブ剤が毛髪に
つけられ、その後毛髪は処理形状に調整される。この処
理形状は、次の温風によって毛髪に空気をあてる手順に
おいて毛髪の先端領域から毛髪の根元領域まで毛髪が均
一に温風にさらされるような形状である。例えばパーマ
ネントウェーブを形成するには、空洞筒の内側ジャケッ
トのみならず外側ジャケットからも作用するように、毛
髪が空洞筒形に対応する処理形状に巻かれる。温風処理
の後、パーマネントウェーブ剤を洗い流し、毛髪をほど
いて望ましい、最終形状を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は髪型のセット方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】毛髪の天然カールを伸ばす、天然のカー
ルを有する毛髪を望ましいウェーブ形に形成する、さら
に直毛を種々の大きさのカールに整えること、即ち、夫
々適当な薬剤または液体を用いてパーマネントウェーブ
を形成することが一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】今までよく知られてい
る方法は比較的長時間を費やすことによってのみ達成し
得る。その原因は主として、毛髪または撚られた毛髪は
夫々高温で処理されるのに適した処理形状に整えられ、
高温の空気流に異なる度合いでさらされるので、毛髪に
当る温風は毛髪の長さの点から均一に作用することはな
く、その結果毛髪を乾かすための総時間は一番長く時間
を費やす毛髪の部分を乾かすのに必要な時間によって決
定されることにある。逆に言えば、最初に乾く毛髪の部
分は、実際には最早これらの部分には必要がないにも拘
らず、夫々暖かいまたは熱い空気流の連続供給によって
悪影響を受ける。高温に加熱された空気(フード型では
60℃、毛髪ブローア型では130℃)で毛髪を乾燥さ
せる必要があるので、その結果頭皮及び毛髪は乾燥しき
ってしまう。これらの欠点は、例えば撚られた毛髪がパ
ーマネントウェーブを形成するときカーラの回りに巻き
付けられる場合を考えると特に明白である。このような
場合、毛髪の先端領域は巻き付けられた一束の毛髪の一
番下の部分に位置し、これら一番下の先端部の上に横た
わる毛髪層によって、供給される熱い空気から隔離され
ている。この事実はさらに、形成できる毛髪のカールの
大きさを制限する原因となる。
【0004】従って、本発明は従来可能であったものよ
り短時間で、より簡単な方法で、少なくとも毛髪の一部
にとってより過酷でない処理で、しかも従来可能であっ
たものより大きいカールが形成できる手段により、髪型
をセットする方法を提供することを一般的な目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数の孔を有
する空洞筒に毛髪を望ましい、最終形状に応じた処理形
状に巻き付けるステップ、毛髪にパーマネントウェーブ
剤をつけるステップ、空洞筒の内側及び外側から温風空
気を毛髪にあて、それにより毛髪の先端領域から毛髪の
根元領域まで温風を略均一に作用させるステップ、パー
マネントウェーブ剤を洗い流し、毛髪をほどいて毛髪を
望ましい、最終形状に形成するステップよりなる髪型の
セット方法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下の本発明の詳細な説明により
本発明はよりよく理解され、上記以外の他の目的が明ら
かになろう。以降の典型的な説明はパーマネントウェー
ブを形成する方法に基づくものである。できれば予め洗
髪された毛髪は、望まれる最終形状、即ちパーマネント
ウェーブ、に従って一束づつ処理形状に整えられる。そ
の後パーマネント剤を撚られた髪にかける。パーマネン
トウェーブを形成するには、毛髪は空洞筒の形状に巻き
付けられ、形成されるウェーブの大きさの大小によって
空洞筒の直径の大小が選択される。その後、温風噴射流
及びその上に付けられたパーマネントウェーブ剤に作用
させ、特に、毛髪の先端領域から毛髪の根元領域まで毛
髪が温風に触れるように作用させる。毛髪の個々の部分
または頭皮が完全に乾燥しないようにするため、温風の
最高温度は45℃であり、好ましくは40℃から42℃
である。この温風噴射の持続期間は5分から20分であ
る。
【0007】この温風噴射を実施し、特にその回りを毛
髪が巻き付けられる支持体を含む装置を図に示す。支持
体は空洞筒形の中心部1を有し、その回りに毛髪が巻き
付けられる。この空洞筒1はその側壁に穴を開けて形成
した貫通孔2を有する。空洞筒1の両端はせきとめフラ
ンジ3、4で以ってせきとめられている。図示した実施
例において,これらの二個のせきとめフランジ3、4は
空洞体として構成されているが,本発明を実施するには
二個のフランジのうち一方のみ、例えば図の左側にある
フランジのみを空洞体として構成すればよい。さらに空
洞せきとめフランジ3、4の空洞筒1のジャケット部に
対向する夫々の側壁5と6には温風用の貫通孔7と8が
夫々設けられている。支持体はさらに必要な温風を発生
させる装置10に可撓性のある空気供給ホース9を介し
て連結されている。当然ながら多数のこのような支持体
が用いられ、各支持体は共通装置10と連通しており、
形成されるパーマネントウェーブの望ましい形状に応じ
て空洞筒の直径、またできればその外周形状を決める。
【0008】これで明らかなように空洞筒1のジャケッ
トに直接接触する毛髪の先端領域は貫通孔2より直かに
流れる温風噴射流にさらされ、支持体の回りに巻き付け
られて外側に位置する毛髪の根元領域はフランジに設け
られた貫通孔7と8より排出される温風噴射流にさらさ
れるので、巻き付けられた毛髪の全長にわたって毛髪は
少なくとも凡そ均一にさらされる。
【0009】再び方法について述べると、温風処理の
後、パーマネントウェーブ剤を毛髪より水で洗い流し、
中和剤を周知の方法に従って毛髪につける。必要な場
合、または望ましい場合、夫々毛髪をその後幾らか乾か
してから毛髪を支持体より外す。
【0010】上記のとおり、この方法は、他のいかなる
方法と比べても迅速で、毛髪に対する害が少ない。
【0011】さらに実施テストによって、従来可能であ
った、または可能と考えられていたものより大きいカー
ル、即ち、より大きい直径のカールを有するパーマネン
トウェーブを形成することができることが証明された。
【0012】もし処理される毛髪が比較的短く、または
使用されるカーラーの数によるが、カーラー、即ち処理
支持体に巻き付けられたある一束の毛髪は、毛髪の先端
を覆う毛髪の部分によって毛髪の先端が覆い隠される程
厚くないこともある。このような場合には穴の開いた空
洞筒を有する支持体を用いる必要はない。何故ならこの
ような場合には毛髪の先端が温風流にさらされる時間が
長すぎるからである。このように、他の実施例におい
て、空洞筒1に穴が設けられていないカーラーのような
支持体を含み、フランジ3と4のうち一方のみが筒形支
持体に対向する側壁に穴を有する。
【0013】以上のように本発明の好ましい実施例を図
示及び説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、特許請求の範囲であれば他にも種々に変形され、
実行され得るものであることが明確に理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法を実施するための装置の概略
図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の孔を有する空洞筒に毛髪を望まし
    い、最終形状に応じた処理形状に巻き付けるステップ、
    毛髪にパーマネントウェーブ剤をつけるステップ、空洞
    筒の内側及び外側から温風空気を毛髪にあて、それによ
    り毛髪の先端領域から毛髪の根元領域まで温風を略均一
    に作用させるステップ、パーマネントウェーブ剤を洗い
    流し、毛髪をほどいて毛髪を望ましい、最終形状に形成
    するステップよりなる髪型のセット方法。
  2. 【請求項2】 毛髪を最高45℃の温度の温風で5分か
    ら20分の期間空気にさらすことを特徴とする請求項1
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】 パーマネントウェーブ剤を水で洗い流
    し、毛髪に中和剤を与え、毛髪をその後乾燥させ、ほど
    いて、望ましい、最終形状を形成することを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 毛髪の望ましい、最終形状はパーマネン
    トウェーブであり、毛髪を処理形状に巻き付けるには毛
    髪を一束づつ空洞筒の形状に巻き、複数の空気噴射流で
    もって毛髪に空気をあて、第一の空気噴射流は空洞筒の
    内側空間より半径方向に外方へ流れ、第二の空気噴射流
    は空洞筒の外表面に沿って筒の母線方向に流れることを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 毛髪の望ましい、最終形状はパーマネン
    トウェーブであり、毛髪を処理形状に調整するには毛髪
    を一束づつ空洞筒の形状に巻き、空洞筒の外面に沿って
    筒の母線方向に流れる複数の空気噴射流でもって毛髪に
    空気をあてることを特徴とする請求項1に記載の方法。
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