JP2002271644A - 画像データ補正プログラム、画像データ補正装置および画像データ補正方法 - Google Patents

画像データ補正プログラム、画像データ補正装置および画像データ補正方法

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JP2002271644A
JP2002271644A JP2001066840A JP2001066840A JP2002271644A JP 2002271644 A JP2002271644 A JP 2002271644A JP 2001066840 A JP2001066840 A JP 2001066840A JP 2001066840 A JP2001066840 A JP 2001066840A JP 2002271644 A JP2002271644 A JP 2002271644A
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correction
color
lightness
image
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JP2001066840A
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English (en)
Inventor
Susumu Murayama
進 村山
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Lab空間において明度のみを補正し、彩度
を維持しようとするとそのような座標には色が存在しな
いことがあり、実質上明度補正が実施できない。また、
補正後の色がLab空間内の座標に存在したとしても、
彩度を維持することによって元画像の彩度バランスを崩
すことが多い。従って、特に知識が豊富ではない一般消
費者が明度補正をしたときに所望の画像を得ることは非
常に難しい。 【解決手段】 所定の画像機器の色域を所定形状の立体
に近似し、補正指示を受け付けた知覚色要素の補正を行
うとともに当該補正指示を受けた知覚色要素以外の要素
を補正し、上記近似した立体内にあるカラー画像データ
を得る。従って、画像補正の際に存在し得ないデータを
生成することを防止し、また、画像全体のバランスを崩
すことなく画像補正を実施することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データ補正プ
ログラム、画像データ補正装置および画像データ補正方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタの機能向上によってデジ
タルスチルカメラなどによって撮影した画像を銀塩写真
と同等の品質で印刷することが可能になっている。画像
データはコンピュータ上での加工が容易であり、印刷品
質の向上等のため専門家はもちろん一般消費者において
も画像データを補正することが多い。この画像データの
補正はフォトレタッチソフトと呼ばれるソフトウェアに
よってなされており、ドットマトリクス状の画素をLa
b空間やCMYK空間,RGB空間等のデータで表現
し、各空間の階調値データを変更することによって画像
補正がなされる。上記Lab空間は明度と彩度と色相と
の知覚色を要素とする絶対色空間であって空間中の一点
で所定の色を絶対的に指定することができるが、上記C
MYK空間やRGB空間のデータは通常プリンタやディ
スプレイなど機器のダイナミックレンジとデータの階調
値幅とが対応しており、また、機器の個体差によって発
色に差異が生じ、空間中の一点で所定の色を絶対的に指
定することはできない。さらに、Lab空間は人間が色
を知覚する明度と彩度と色相とを要素としているので、
画像補正にあたり画像の変化を感覚的に理解しやすい。
これらの事情から特に一般消費者にとってLab空間中
での補正が便利である。例えば、Lab空間の要素であ
る明度のトーンカーブを調整して明度の入力値と出力値
との対応関係を変更したり、明度のヒストグラムを調整
すれば画像のコントラストを変更することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
おいては、以下の問題があった。すなわち、Lab空間
においては概して中間明度域に高彩度の色が多く存在
し、高明度,低明度側になるほど低い彩度の色しか存在
しなくなる。従って、上述のようにLab空間において
明度のみを補正し、彩度を維持しようとするとそのよう
な座標には色が存在しないことがあり、実質上明度補正
が実施できない。また、補正後の色がLab空間内の座
標に存在したとしても、彩度を維持することによって元
画像の彩度バランスを崩すことが多い。従って、特に知
識が豊富ではない一般消費者が明度補正をしたときに所
望の画像を得ることは非常に難しい。本発明は、上記課
題にかんがみてなされたもので、画像補正の際に存在し
得ないデータを生成することを防止し、また、画像全体
の彩度バランスを崩すことなく画像補正を実施する画像
データ補正プログラム、画像データ補正装置および画像
データ補正方法の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明においてはコンピュータに画
像データ入力機能と補正指示受付機能と画像データ取得
機能とを実現させ、カラー画像データを補正したときに
補正後のカラー画像データが近似立体内に存在するよう
にしている。すなわち、補正指示受付機能ではカラー画
像データの知覚色要素のいずれかを補正する補正指示を
受け付けるので、補正指示を受け付けた知覚色要素のみ
を補正して他の知覚色要素を維持したときにカラー画像
データが画像機器の色域外になってしまうことがある。
また、色域内にあるとしても特定の知覚色要素のみの補
正では元画像の色バランスを崩してしまうことがある。
そこで、画像取得機能においては画像機器の色域を所定
の外形形状を有する立体に近似し、補正指示にかかる知
覚色要素の補正とともに補正指示を受けた知覚色要素以
外の要素を補正して近似立体内のカラー画像データを得
る。従って、補正によってカラー画像データが色域外に
なってしまうことを防止することができる。また、補正
指示を受け付けた知覚色要素以外の要素も補正するの
で、元画像の色バランスが崩れることを防止することが
できる。
【0005】ここで、画像データ入力機能はドットマト
リクス状の画素からなるカラー画像データを入力するこ
とができればよく、ハードディスクドライブやCD−R
OM,RAMやフラッシュロム等の記憶媒体からデータ
を入力してもよいし、所定のインタフェースを介して外
部のコンピュータから通信回線を介して入力することも
可能である。また、補正指示受付機能はカラー画像デー
タの知覚色要素のいずれかを補正する補正指示を受け付
けることができればよく、所定のユーザインタフェース
によって利用者が入力する補正指示を受け付ける構成
や、一定の規則に従ってカラー画像データを自動補正す
る際にその規則に基づく補正指示を受け付ける構成等種
々の態様を採用可能である。また、知覚色要素とは、色
が人間の目に知覚される際の三要素であり、いわゆる明
度と彩度と色相である。
【0006】画像データ取得機能においては、いずれか
の知覚色要素の補正指示によってその知覚色要素を補正
するとともに他の知覚色要素の補正をすることができれ
ばよく、たとえば、明度補正指示を受け付けて彩度ある
いは色相を補正したり、彩度補正指示を受け付けて明度
あるいは色相を補正したり、色相補正指示を受け付けて
明度あるいは彩度を補正するように構成可能である。請
求項2はこの具体例として、明度補正指示を受け付けて
明度補正を行うとともに彩度補正をするものである。知
覚色要素の補正において明度の補正はコントラストの補
正等によって頻繁に実施されるものであり、また、一般
の画像機器の色域の外形はLab空間において明度軸側
への移動によって大きく彩度が変化するものである。従
って、カラー画像データに対して明度補正のみを行うと
色域外になってしまうことが多く、また、元画像の彩度
バランスを崩してしまうことが多い。そこで、明度補正
時にあわせて彩度補正を行うことによって、色域外のデ
ータを生成することを防止し元画像の彩度バランスが崩
れるのを防ぐことができる。
【0007】また、上記所定の画像機器の例として請求
項3に記載の発明では、画像機器がディスプレイとプリ
ンタとのいずれかまたは組み合わせである構成としてあ
る。すなわち、画像機器がディスプレイであるときに
は、いわゆるフォトレタッチソフトウェアによって利用
者が画面上の画像を補正する際などに適用可能であり、
画像機器がプリンタであるときには画像を印刷する際に
適切な印刷結果を得るようにプリンタドライバで自動画
像補正をする際などに適用可能である。
【0008】また、上記画像データ取得機能においては
補正によって近似立体内のカラー画像データを得ること
ができればよく、かかる近似立体は種々の立体を採用す
ることができる。その構成の一例として請求項4に記載
の発明では、Lab空間での略最大明度点を頂点とする
円錐と略最小明度点を頂点とする円錐との底面を向かい
合わせてなる立体で上記画像機器の色域を近似する。す
なわち、ディスプレイやプリンタ等の画像機器の色域は
Lab空間において概略明度軸の上下方向に最大明度点
と最小明度点とからなる先端を有し、中間明度域には彩
度方向に広がりを有しており、かかる色域の性質に基づ
いて上記円錐を向かい合わせてなる立体で色域を近似し
ている。
【0009】さらに、近似立体の他の構成例として請求
項5に記載の発明では、Lab空間での略最大明度点と
略最小明度点とを結ぶ線分を半径とする円を色相方向に
回転して形成される球で上記画像機器の色域を近似す
る。すなわち、ディスプレイやプリンタ等の画像機器の
色域は上述のように中間明度域に彩度方向に広がりを有
しているので、かかる色域の性質に基づいて、球で色域
を近似している。
【0010】さらに、近似立体の他の構成例として請求
項6に記載の発明では、画像機器の色域のLab空間で
の略最大彩度の二点を通る円が底面であるとともに略最
大明度点と略最小明度点とのそれぞれを頂点とするひず
んだ円錐を上記底面で向かい合わせてなる立体で上記画
像機器の色域を近似する。すなわち、ディスプレイやプ
リンタ等の画像機器の色域はLab空間においてイエロ
ー、レッド、グリーンは比較的高明度域に最大彩度点を
有し、ブルーは比較的低明度域に最大彩度点を有すして
いる。そこで、かかる色域の性質に基づいてイエローと
ブルーとの最大彩度の二点を通る円を上記底面とする等
の構成によって、実際の色域形状により近い近似立体を
得ることができる。
【0011】さらに、近似立体の他の構成例として請求
項7に記載の発明では、知覚色要素の最大値を規定した
テーブルによって近似立体の外形形状を規定する構成と
してある。すなわち、このテーブルによると補正指示を
受け付ける知覚色要素のある値に対応するその知覚色要
素以外の要素の最大値が判明する。従って、この補正指
示を受け付けた知覚色要素以外の要素を最大値より小さ
い値にすることによって容易に補正後のカラー画像デー
タを近似立体内にすることができる。近似立体の外形形
状をテーブルとして保持する構成では、このテーブルデ
ータを変更することによって近似立体の外形形状を詳細
に規定することが可能であり、また、画像機器に応じて
近似立体の外形形状を変更することも容易である。
【0012】このようなテーブルとして好適な構成の一
例として請求項8に記載の発明では、Lab空間で複数
の色相角に対して複数の明度値およびその明度値に対応
する最大彩度値が与えられたテーブルを保持している。
従って、このテーブルによって各色相角において各明度
値の色域の最大彩度値が規定され、近似立体の外形形状
が規定される。このテーブルによれば、Lab空間にお
ける明度補正指示を受け付けて彩度を補正する際に、補
正後の彩度値を上記最大彩度値以下にすることによって
近似立体内のカラー画像データを得ることができる。む
ろん、彩度補正に際して近似立体内のデータを得るのみ
でなく、明度値の上昇と下降に追従させて彩度値を上下
させることによって彩度バランスを崩すことなく補正を
行うことができる。また、ここでもテーブルデータを変
更することにより近似立体の外形形状をより詳細に規定
することが可能であるし、画像機器に応じて近似立体の
外形形状を変更することも容易である。
【0013】さらに、補正演算の具体的な例として請求
項9に記載の発明では、所定の明度値をしきい値とし
て、当該しきい値より高明度側への補正の際にはLab
空間での色域の略最大明度点と補正前のLab空間座標
点との2点を結ぶ直線上に補正後のカラー画像データが
位置するように補正を行い、上記しきい値より低明度側
への補正の際にはLab空間での色域の略最小明度点と
補正前のLab空間座標点との2点を結ぶ直線上に補正
後のカラー画像データが位置するように補正を行う。す
なわち、明度補正を受け付けたときに色域の近似立体の
明度軸に沿った極に向かった直線上に乗るように彩度補
正を行う。この補正においては、近似立体の明度軸に沿
った極の座標と補正前のカラー画像データの座標とから
直線の式を容易に決定することができ、また、直線の式
に補正後の明度値を代入するのみで容易に補正後の彩度
値を得ることができる。さらに、かかる規則に基づいて
補正をすることによって、近似立体外形とのバランスを
崩すことなく補正を行うことができ、画像全体のバラン
スを損ねることがない。
【0014】さらに、補正演算の他の例として請求項1
0に記載の発明では、所定の明度値をしきい値として、
当該しきい値より高明度側への補正の際にはLab空間
での色域の略最大明度点と補正前のLab空間座標点と
の2点を結ぶ曲線上に補正後のカラー画像データが位置
するように補正を行い、上記しきい値より低明度側への
補正の際にはLab空間での色域の略最小明度点と補正
前のLab空間座標点との2点を結ぶ曲線上に補正後の
カラー画像データが位置するように補正を行う。この補
正においては、近似立体の明度軸に沿った極の座標と補
正前のカラー画像データの座標とから曲線の式を容易に
決定することができ、また、曲線の式に補正後の明度値
を代入するのみで容易に補正後の彩度値を得ることがで
きる。さらに、かかる規則に基づいて補正をすることに
よって、近似立体外形とのバランスを崩すことなく補正
を行うことができ、画像全体のバランスを損ねることが
ない。
【0015】さらに、補正演算の他の例として請求項1
1に記載の発明では、補正前のカラー画像データの彩度
値とその明度値における近似立体の最大彩度値との比を
補正後の明度値に乗ずることによって補正後の彩度値を
得る。すなわち、近似立体の外形を形成する彩度値と補
正前の彩度値との比が補正後においても維持されてお
り、近似立体外形とのバランスを崩すことなく補正を行
うことができ、画像全体のバランスを損ねることがな
い。
【0016】このような補正は、ドットマトリクス状の
画素から構成されるカラー画像データの各画素に対して
各画素毎に実施することもできるが、画像全体に対する
補正時に複数の画素に対して一度に実施することもでき
る。かかる補正タイミングを規定するための構成の一例
として請求項12に記載の発明では、補正指示受付機能
にてユーザインタフェースを構成し、当該ユーザインタ
フェースにて上記カラー画像データにおいて補正対象と
なる知覚色要素を複数ドットに関して傾向表示する。そ
して、ユーザインタフェースを介してこれら複数ドット
に対する補正を一度に受け付ける。この結果、これら複
数ドットに対する補正を一度に実施することが可能にな
る。知覚色要素を傾向表示するインタフェースは種々の
ものが採用可能であり、たとえば入力明度値に対する出
力明度値を規定するトーンカーブや各画素の明度値のヒ
ストグラムがある。
【0017】さらに、補正タイミングを規定するための
他の構成例として請求項13に記載の発明では、上記カ
ラー画像データに基づく印刷を行うに当たり、画像デー
タ取得機能が印刷データとして補正後のカラー画像デー
タを取得する。すなわち、印刷を実行する際に画像デー
タ取得機能にて補正を行って補正後のカラー画像データ
を取得する。従って、かかる構成はプリンタドライバに
おいてカラー画像データに自動修正を施す際に適用して
好適である。
【0018】むろん、以上述べてきたプログラムの記録
媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体
であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体に
おいても全く同様に考えることができる。また、一次複
製品、二次複製品などの複製段階については全く問う余
地無く同等である。上記媒体とは異なるが、供給方法と
して通信回線を利用して行なう場合であれば通信回線が
伝送媒体となって本発明が利用されることになる。さら
に、一部がソフトウェアであって、一部がハードウェア
で実現されている場合においても発明の思想において全
く異なるものではなく、一部を記録媒体上に記憶してお
いて必要に応じて適宜読み込まれるような形態のものと
してあってもよい。
【0019】このように、補正を行うに当たり補正後の
カラー画像データを近似立体内にあるようにする手法は
実体のあるコンピュータにおいて実現され、その意味で
本発明をそのようなコンピュータを含んだ実体のある装
置としても適用可能であることは容易に理解できる。す
なわち、コンピュータで制御される実体のある装置とし
ても有効であることに相違はない。このため、請求項1
4にかかる発明においても、基本的には同様の作用とな
る。むろん単独で実施される場合もあるし、ある機器に
組み込まれた状態で他の方法とともに実施されることも
あるなど、発明の思想としてはこれに限らず、各種の態
様を含むものであって、適宜変更可能である。さらに、
請求項2〜請求項13に対応する装置も実現可能である
ことは言うまでもない。
【0020】また、このような画像処理プログラムはか
かる制御に従って処理を進めていく上で、その根底には
その手順に発明が存在するということは当然であり、方
法としても適用可能であることは容易に理解できる。こ
のため、請求項15にかかる発明においても、基本的に
は同様の作用となる。すなわち、必ずしも実体のある媒
体などに限らず、その方法としても有効であることに相
違はない。さらに、請求項2〜請求項13に対応する方
法も実現可能であることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように請求項1,14,1
5にかかる発明によれば、補正によってカラー画像デー
タが色域外になってしまうことを防止し、元画像の色バ
ランスが崩れることを防止可能な画像データ補正プログ
ラム、画像データ補正装置および画像データ補正方法を
提供することができる。また、請求項2にかかる発明に
よれば、明度補正時にあわせて彩度補正を行うことによ
って、色域外のデータを生成することを防止し元画像の
彩度バランスが崩れるのを防ぐことができる。さらに、
請求項3にかかる発明によれば、画像機器がディスプレ
イやプリンタである場合に本発明にかかる補正を適用す
ることができる。
【0022】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
色域の性質に基づいた近似立体を採用することができ
る。さらに、請求項5にかかる発明によれば、色域の性
質に基づいた近似立体を採用することができる。さら
に、請求項6にかかる発明によれば、実際の色域形状に
より近い近似立体を採用することができる。さらに、請
求項7にかかる発明によれば、近似立体の外形形状をよ
り詳細に規定することが可能になり、また、画像機器に
応じて近似立体の外形形状を変更することも容易にな
る。
【0023】さらに、請求項8にかかる発明によれば、
Lab空間における明度補正時に適用可能な近似立体を
規定可能であり、この近似立体の外形形状をより詳細に
規定することが可能であるとともに画像機器に応じて近
似立体の外形形状を容易に変更可能である。さらに、請
求項9にかかる発明によれば、画像全体のバランスを損
ねることなく容易に補正後の彩度値を得ることができ
る。さらに、請求項10にかかる発明によれば、画像全
体のバランスを損ねることなく容易に補正後の彩度値を
得ることができる。
【0024】さらに、請求項11にかかる発明によれ
ば、画像全体のバランスを損ねることなく容易に補正後
の彩度値を得ることができる。さらに、請求項12にか
かる発明によれば、複数ドットに対する補正を一度に実
施することが可能になる。さらに、請求項13にかかる
発明によれば、カラー画像データに自動修正を施す際に
適用可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】ここでは、下記の順序に従って本
発明の実施の形態について説明する。 (1)本発明の構成: (2)補正処理: (3)第1実施例: (4)第2実施例: (5)第3実施例: (6)第4実施例: (7)他の実施形態:
【0026】(1)本発明の構成:図1はコンピュータ
にプリンタが接続されている状態の概略ハードウェア構
成を示しており、図2は本発明が同コンピュータのOS
上に複数のモジュールとして実現された場合における概
略構成図を示している。本実施形態はコンピュータ上で
実行されるアプリケーションプログラム(APL)にて
実現され、補正後のカラー画像データをプリントしたり
ハードディスクドライブ(HDD)に保存すること等が
可能である。まず、図1に示す概略ハードウェア構成に
ついて説明する。コンピュータ10は演算処理の中枢を
なすCPU11を備えており、このCPU11はシステ
ムバス12を介してBIOSなどの記載されたROM1
3やRAM14にアクセス可能となっている。
【0027】また、システムバス12には外部記憶装置
としてのハードディスクドライブ15とフロッピー(登
録商標)ディスクドライブ16とCD−ROMドライブ
17とが接続されており、ハードディスクドライブ15
に記憶されたOS20やアプリケーションプログラム2
5等がRAM14に転送され、CPU11はROM13
とRAM14に適宜アクセスしてソフトウェアを実行す
る。すなわち、RAM14を一時的なワークエリアとし
て種々のプログラムを実行する。
【0028】シリアル通信用I/O19aにはキーボー
ド31やマウス32等の操作用入力機器が接続され、図
示しないビデオボードを介して表示用のディスプレイ1
8も接続されている。さらに、プリンタ40aとはパラ
レル通信用I/O19bを介して接続が可能である。
尚、本コンピュータ10の構成は簡略化して説明してい
るが、パーソナルコンピュータとして一般的な構成を有
するものを採用することができる。むろん、本発明が適
用されるコンピュータはパーソナルコンピュータに限定
されるものではない。この実施例はいわゆるデスクトッ
プ型コンピュータであるが、ノート型であるとか、モバ
イル対応のものであっても良い。また、コンピュータ1
0とプリンタ40aの接続インタフェースも上述のもの
に限る必要はなくシリアルインタフェースやSCSI,
USB接続など種々の接続態様を採用可能であるし、今
後開発されるいかなる接続態様であっても同様である。
【0029】この例では各プログラムの類はハードディ
スクドライブ15に記憶されているが、記録媒体はこれ
に限定されるものではない。例えば、フロッピーディス
ク16aであるとか、CD−ROM17aであってもよ
い。これらの記録媒体に記録されたプログラムはフロッ
ピーディスクドライブ16やCD−ROMドライブ17
を介してコンピュータ10にて読み込まれ、ハードディ
スクドライブ15にインストールされる。そして、ハー
ドディスクドライブ15を介してRAM14上に読み込
まれてコンピュータを制御することになる。また、記録
媒体はこれに限らず、光磁気ディスクなどであってもよ
い。
【0030】また、半導体デバイスとしてフラッシュカ
ードなどの不揮発性メモリなどを利用することも可能で
あるし、モデムや通信回線を介して外部のファイルサー
バにアクセスしてダウンロードする場合には通信回線が
伝送媒体となって本発明が利用される。プリンタ40a
は図示しないCPU,ファームウェア等を備えており、
当該ファームウェアに記載されたプログラムに従って、
上記コンピュータ10から送信されるCMYKのデータ
やページ記述言語等のプリンタコマンドからなる印刷デ
ータをパラレル通信用I/Oを介して受信する。そし
て、プリンタ40aでは当該データに基づいて所定のモ
ータでヘッドや印刷用紙搬送機構を駆動しつつ印刷を実
行する。
【0031】一方、図2に示すように本実施形態にかか
るコンピュータ10では、プリンタドライバ(PRTD
RV)21と入力装置ドライバ(DRV)22とディス
プレイドライバ(DRV)23とがOS20に組み込ま
れている。APL25はいわゆるフォトレタッチソフト
であり、ドットマトリクス状の画素からなるカラー画像
データの加工や印刷等を実行することができる。すなわ
ち、ディスプレイDRV23はディスプレイ18におけ
る画像データ等の表示を制御するドライバであり、入力
装置DRV22はシリアル通信用I/O19aを介して
入力される上記キーボード31やマウス32からのコー
ド信号を受信して所定の入力操作を受け付けるドライバ
である。
【0032】また、APL25は画像データ入力モジュ
ール25aと補正指示受付モジュール25bと画像デー
タ取得モジュール25cとを備えている。上記ハードデ
ィスクドライブ15にはドットマトリクス上の画素をレ
ッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の階調値で
表現したカラー画像データ15aが保存されている。カ
ラー画像データ入力モジュール25aは当該RGBのカ
ラー画像データ15aを上記RAM14上に読み出すと
ともに必要に応じてRAM14上のカラー画像データ1
5aを適宜ディスプレイDRV23や画像データ取得モ
ジュール25cに受け渡す。ディスプレイDRV23に
カラー画像データ15aが受け渡されると、同ディスプ
レイDRV23が当該カラー画像データ15aに基づく
カラー画像をディスプレイ18上に表示させる。
【0033】ここで、ディスプレイDRV23は予め組
み込まれているICCプロファイルに基づいてディスプ
レイDRV23の発色とプリンタ40aなど他の画像機
器での発色とを対応づけている。すなわち、ICCプロ
ファイルはある画像機器でのカラーデータに基づいて他
の画像機器でもほぼ同様の発色を行わせるためのデータ
であり、カラーデータを絶対色空間に対応づけることが
できる。各機器でのカラーデータは一旦絶対色空間の座
標に変換されることによって各機器での発色を統一して
いる。また、ICCプロファイルは各画像機器の色域を
決定していると言うことができ、上記ディスプレイDR
V23に組み込まれているICCプロファイルはディス
プレイ18の色域を決定している。すなわち、画像補正
の際に存在し得ないデータを生成するか否かはディスプ
レイDRV23に組み込まれたICCプロファイルにて
規定される色域外のデータを生成するか否かであるとい
える。
【0034】上記画像データ入力モジュール25aが上
記カラー画像データ15aを読み出した状態において
は、APL25の図示しないモジュールによって種々の
レタッチ作業を行うことができる。本実施形態において
はレタッチの一つとしてLab空間における明度を補正
する作業を行うことが可能であり、補正指示受付モジュ
ール25bは上記ディスプレイDRV23に所定のユー
ザインタフェース(UI)表示データを受け渡し、ディ
スプレイ18上に明度補正用のユーザインタフェースを
表示させる。図3はかかる明度補正用のユーザインタフ
ェースの一例を示している。同図においてディスプレイ
18の画面左側には上記画像データ入力モジュール25
aが読み込んでディスプレイDRV23に受け渡したカ
ラー画像データ15aに基づく画像15bが表示されて
いる。このように、画像データ入力モジュールが上記画
像データ入力機能を実現させる。
【0035】同ディスプレイ18の画面右側には上記補
正指示受付モジュールがディスプレイDRV23に受け
渡した表示データに基づくUI18aが表示されてい
る。UI18aは上下に分割されており、トーンカーブ
補正UIとヒストグラム補正UIとが表示されている。
トーンカーブ補正UIは上記カラー画像データ15aの
RGB階調値から計算されるLab空間における多階調
の明度値を入力値として、当該入力値に対する出力明度
階調値を規定するカーブである。たとえば、トーンカー
ブが傾き「1」の直線である場合には出力値は入力値と
等しい。従って、明度に対しての補正は行われない。入
力値「0」すなわちブラックポイントが出力値「10
0」になるよう補正をすれば、ブラックポイントがホワ
イトポイントとして表示される。本実施形態において階
調値は「0」〜「100」であるが、むろん256段階
の階調とするなど種々の態様を採用可能である。
【0036】ヒストグラム補正UIは画像15bの各ド
ットの明度値のヒストグラムを表示しており、カウント
を縦軸、明度値を横軸に表示してある。横軸の下には上
向きの三角形が表示されており、この三角形を横軸方向
に移動させることによって画像15bの明度幅を変更可
能である。これらのトーンカーブとヒストグラムは上記
マウス32やキーボード31を操作することによって調
整することが可能であり、操作入力によって所定のコー
ドがシリアル通信用I/O19aを介して入力装置DR
V22に入力され、操作内容が補正指示受付モジュール
25bに入力される。従って、補正指示受付モジュール
25bが上記補正指示受付機能を実現する。
【0037】補正指示受付モジュール25bは入力され
た補正指示を画像データ取得モジュール25cに受け渡
す。画像データ取得モジュール25cは当該補正指示を
受け取ると、上記画像データ入力モジュール25aから
受け渡されたカラー画像データ15aの各画素につい
て、明度を補正するとともに後述する手法に従って彩度
を補正する。すなわち、明度のみを補正して彩度を維持
するとディスプレイ18の色域には存在し得ない画像デ
ータとなってしまうことがあるので、かかる不具合を防
止するために、明度補正と同時に彩度補正を行う。図4
は、Lab空間におけるディスプレイ18の色域を示す
斜視図である。同図に示すように、一般にLab空間の
色域は高明度側および低明度側に向けて彩度が小さくな
る傾向にある。
【0038】従って、高明度側および低明度側にむけて
明度のみを変更すると変更後の点は色域から飛び出して
しまう。そこで、上記画像データ取得モジュール25c
はさらに彩度を補正して変更後の点を色域内にあるよう
にする。この結果、補正によって色域内に存在し得ない
点を生成してしまうことが防止され、補正後の画素から
構成される画像15bをディスプレイ18上に表示する
ことが可能になる。画像データ取得モジュール25cが
このような補正を実行すると、この生成した画像データ
を上記ディスプレイDRV23に受け渡し、ディスプレ
イ18に補正後の画像15bを表示させる。このように
して利用者はUIを視認しつつ明度を補正可能であり、
かつ利用者が何ら意識することなく色域外の画像データ
を生成することを防止することができる。このように、
画像データ取得モジュール25cが上記画像データ取得
機能を実現する。
【0039】さらに、本実施形態において利用者は図示
しないAPL25のインタフェースにて印刷指示を行
い、画像15bをプリンタ40aにて印刷させることが
できる。当該印刷指示によってAPL25はPRTDR
V21に印刷命令とともにカラー画像データ15aを受
け渡すようになっており、補正後の画像15bを印刷す
る場合には上記画像データ取得モジュールが補正後のカ
ラー画像データ15aをPRTDRV21に受け渡す。
PRTDRV21はAPL25からの印刷ジョブにかか
るRGBデータをCMYKの印刷データに変換する処理
など、通常のPRTDRVが実行する処理を行う。この
結果、プリンタ40aでは補正後の画像が印刷される。
【0040】(2)補正処理:以下、上記構成における
補正処理を説明する。図5において、上記画像データ入
力モジュール25aはステップS100において上記ハ
ードディスクドライブ15からカラー画像データ15a
を取得し、ステップS105において当該カラー画像デ
ータ15aを上記ディスプレイDRV23に受け渡して
ディスプレイ上に画像15bを表示させる。ステップS
110においては上記補正指示受付モジュール25bが
上記ディスプレイDRV23にUI表示データを受け渡
し、図3に示すUI18aを表示させる。ステップS1
15においては、上記マウス32やキーボード31を介
して利用者が行う上記トーンカーブによる明度補正ある
いはヒストグラムによる明度補正を受け付けたか否かを
判別する。
【0041】ステップS115にて明度補正を受け付け
たと判別されると、ステップS120にてカラー画像デ
ータ15aの各画素に対して受け付けた補正通りの明度
変更を施し、さらに、彩度の補正演算を行う。ステップ
S125では当該補正後のカラー画像データ15aをデ
ィスプレイDRV23に受け渡し、補正後の画像データ
をディスプレイ18上に表示させる。ステップS130
においては、ディスプレイ18上に表示された終了ボタ
ンが選択されたか否かを判別し、同ステップS130に
て終了ボタンが選択されたと判別されるまで上記ステッ
プS110以降の処理を繰り返す。すなわち、利用者は
画像15bが所望の画像になるまで補正を繰り返す。
【0042】そして、ステップS135においては、補
正後のカラー画像データ15aに対して利用者が図示し
ないAPL25のインタフェースにおいて印刷や保存を
選択したか否かを判別し、保存を選択したと判別したと
きにはステップS145にて補正後のカラー画像データ
15aを上記ハードディスクドライブ15に保存する。
ステップS135にて印刷を選択したと判別したときに
はステップS140にて上記PRTDRV21に補正後
のカラー画像データ15aを受け渡し、プリンタ40a
において当該補正後の画像15bを印刷させる。
【0043】(3)第1実施例:以下、上記構成および
処理における本発明の具体的な第1実施例を説明する。
上記画像データ取得モジュール25cは、上記実施形態
においてディスプレイ18の色域を所定外形形状の立体
に近似し、上記補正指示受付モジュール25bで受け付
けた明度補正指示を行うとともに彩度を補正し、上記近
似した立体内にあるカラー画像データを得る。従って、
この近似立体によって種々の実施例が採用可能である。
図6は本実施例における近似立体の外形形状を示してい
る。同図において、近似立体はL=50においてab平
面に平行な円を底面とする円錐を向かい合わせるように
して構成されている。この円錐はディスプレイ18のホ
ワイトポイントW(本実施例においてはL=100)と
ブラックポイントB(本実施例においてはL=0)との
それぞれを頂点とする円錐であって、明度軸に沿った断
面が菱形になっている。
【0044】すなわち、ディスプレイ18の色域は上記
図4に示すように高明度側および低明度側に向けて先端
を有し、中間明度に高彩度点が多い立体であり、かかる
色域の性質に基づいて図6のような断面菱形の近似立体
を採用している。上記画像データ取得モジュール25c
はこの近似立体において補正前の画素のLab空間中の
点とホワイトポイント(あるいはブラックポイント)と
を結ぶ直線を考え、補正後の画素の座標値がこの直線上
に乗るように補正を行っている。図7は、この補正の一
例を示すLab空間中の近似立体の断面図である。同図
において、横軸は彩度c(=(a**2+b**2)*
*(1/2))であり、補正前の座標値を(C1,L
1)とし、補正後の座標値を(C2,L2)としてあ
る。
【0045】利用者が補正を行い補正指示受付モジュー
ル25bが補正指示を受け付けることによって、座標
(C1,L1)の明度値が「L2」となるような補正を
したときには、補正後の座標値が直線l上に乗るよう
に、すなわち彩度を「C1」から「C2」へと補正す
る。ここで、本実施例では補正前の座標と色域立体の明
度軸に沿った頂点とを結ぶ直線を考えるため、2種類の
直線を所定の明度値で場合分けをして使用している。す
なわち、補正前の明度「L1≧50」の時には
【数1】 という直線を使用し、補正前の明度「L1<50」の時
には
【数2】 という直線を使用する。これらの式は補正前の座標値
(C1,L1)と補正後の明度値「L2」とから構成さ
れているので、これらの数値を式に代入することによっ
て彩度が計算される。
【0046】このようにして、簡単な計算のみで補正後
の座標値が近似立体内に存在するように補正をすること
が可能になる。尚、近似立体はあくまで近似であり、上
記ディスプレイ18の色域の領域によっては近似が不適
切となる領域があり得るので、これらの領域においては
本実施例にかかる近似を適用しないようにしたり、他の
近似を併用したりするなどの構成が可能である。
【0047】(4)第2実施例:次にLab空間におけ
る近似立体の形状が異なる第2実施例を説明する。図8
は本実施例における近似立体の外形形状を示している。
同図において、近似立体はL=0とL=100とを結ぶ
線分を半径とする円を当該半径を軸として回転させるこ
とによって形成される球であり、明度軸に沿った断面は
円である。すなわち、ディスプレイ18の色域は上記図
4に示すように高明度側および低明度側に向けて先端を
有し、中間明度に高彩度点が多い立体であり、かかる色
域の性質に基づいて図8のような断面円形の近似立体を
採用している。上記画像データ取得モジュール25cは
この近似立体において補正前の画素のLab空間中の点
とホワイトポイント(あるいはブラックポイント)とを
結ぶ曲線を考え、補正後の画素の座標値がこの曲線上に
乗るように補正を行っている。図9は、この補正の一例
を示すLab空間中の近似立体の断面図である。同図に
おいて、横軸は彩度cであり、補正前の座標値を(C
3,L3)とし、補正後の座標値を(C4,L4)とし
てある。
【0048】利用者が補正を行い補正指示受付モジュー
ル25bが補正指示を受け付けることによって、座標
(C3,L3)の明度値が「L4」となるような補正を
したときには、補正後の座標値が曲線r上に乗るよう
に、すなわち彩度を「C3」から「C4」へと補正す
る。ここでも、本実施例では補正前の座標と明度の最大
値(あるいは最小値)とを結ぶ曲線を考えるため、2種
類の曲線を所定の明度値で場合分けをして使用すればよ
い。このようにして、簡単な計算のみで補正後の座標値
が近似立体内に存在するように補正をすることが可能に
なる。尚、近似立体はあくまで近似であり、上記ディス
プレイ18の色域の領域によっては近似が不適切となる
領域があり得るので、これらの領域においては本実施例
にかかる近似を適用しないようにしたり、他の近似を併
用したりするなどの構成が可能である。また、上記曲線
としては種々の曲線を採用可能であり、たとえば、上記
座標(C3,L3)と(0,100)あるいは(0,
0)を通る楕円や双曲線等の式を算出し、当該式に「L
4」を代入することによって「C4」を算出すればよ
い。
【0049】(5)第3実施例:次にLab空間におけ
る近似立体の形状が異なる第3実施例を説明する。図1
0は本実施例における近似立体の外形形状を示してい
る。同図において、近似立体はイエロー(Y)の最大彩
度点Cymaxとブルー(B)の最大彩度点Cbmax
とを通る円を底面とするひずんだ円錐を向かい合わせる
ようにして構成されている。この円錐はディスプレイ1
8のホワイトポイントW(本実施例においてはL=10
0)とブラックポイントBとのそれぞれを頂点とする円
錐であって、明度軸に沿った断面はひずんだ菱形であ
る。すなわち、ディスプレイ18の色域は上記図4に示
すようにイエローやレッド(R),グリーン(G)は高
明度側に最大彩度を有し、ブルーは低明度側に最大彩度
を有する立体であり、かかる色域の性質に基づいて図1
0のような近似立体を採用している。上記画像データ取
得モジュール25cはこの近似立体において補正前の画
素のLab空間中の点とホワイトポイント(あるいはブ
ラックポイント)とを結ぶ直線を考え、補正後の画素の
座標値がこの直線上に乗るように補正を行っている。
【0050】本実施例においても所定の明度をしきい値
として場合分けをし、2種類の直線を使用しているが、
本実施例では近似立体がひずんでいるので当該明度のし
きい値を変数としている。具体的には上記イエローの最
大彩度点Cymaxとブルーの最大彩度点Cbmaxと
を通る円の明度値が各色相角におけるしきい値である。
すなわち、しきい値Lcmaxは以下の式にて規定され
る。
【数3】 尚、ここでLycmaxはイエローの最大彩度点の明度
値であり、Lbcmaxはブルーの最大彩度点の明度値
であり、Hは色相角、θblueはブルーの最大彩度点
の色相角である。この式においてLcmaxをグラフに
プロットすると、図11のようになり、Lcmaxは色
相角に応じてなめらかに変化し、色相角θblueにて
ブルーの最大彩度点の明度値になり、その反対側すなわ
ち色相角が180度変化した点でイエローの最大彩度の
明度値になる。
【0051】そして、ある色相角において補正前の彩度
および明度が(C5,L5)であり、補正後の彩度およ
び明度を(C6,L6)としたとき、補正前の明度「L
5≧Lcmax」の時には
【数4】 という直線を使用し、補正前の明度「L5<Lcma
x」の時には
【数5】 という直線を使用する。これらの式も補正前の値(C
5,L5)と補正後の明度値「L6」とから構成されて
いるので、これらの数値を式に代入することによって彩
度が計算される。
【0052】(6)第4実施例:また、上述のように直
線や曲線上に乗せる様な補正を行うほかにも種々の態様
の補正を行うことができる。図12はディスプレイ18
の色域を所定の近似立体とするにあたり、当該近似立体
の外形を規定するデータからなるテーブルを示してい
る。当該テーブルにおいては複数の色相角に対して複数
の明度値およびその明度値に対応する最大彩度値の値が
与えられている。すなわち、これらのデータによって近
似立体の外形形状が規定されている。本実施例ではこの
テーブルに基づいて、補正前の明度における近似立体の
最大彩度と補正前の彩度との比を補正後にも維持するよ
うにしてある。
【0053】たとえば、図13に示すように、ある色相
角「θ7」において彩度「C7」,明度「L7」のデー
タに対して明度を「L8」にする補正をした場合、補正
前の明度「L7」における最大彩度(すなわち近似立体
の外周点)は「C9」であり、補正後の明度「L8」に
おける最大彩度は「C10」である。従って、補正後の
彩度「C8」はC10*(C7/C9)となる。すなわ
ち、図13においてn:m=n’:m’である。このよ
うに、テーブルデータに従って近似立体の外周彩度値と
補正前の彩度値との割合を維持するように補正する手法
であれば、近似立体の形状をより柔軟に規定することが
できるし、テーブルデータを変更することによって容易
に近似立体の外形形状を変更することができる。このよ
うなテーブルを使用して近似立体の外形形状を規定する
技術的思想は非常に汎用的に使用可能であり、上述のよ
うに明度補正指示を受け付ける態様の他、彩度補正指示
を受け付けて彩度とともに明度を補正する様な態様等に
適用可能であり、複数の彩度値に対して明度の最大値を
与えるテーブル等種々のテーブルを採用可能である。
【0054】(7)他の実施形態:以上の実施形態にお
いては、本発明にかかる画像データ補正をコンピュータ
10におけるAPL25において実施していたが、かか
る画像データを実施する主体はアプリケーションプログ
ラムに限られず、他にも種々のものを主体とすることが
できる。たとえば、上記図2において、APL25が備
える画像データ入力モジュール25aと補正指示受付モ
ジュール25bと画像データ取得モジュール25cとを
PRTDRV21に組み込む態様としてもよい。すなわ
ち、本実施形態においては色域を考慮する画像機器がプ
リンタ40aであり、当該プリンタ40aの色域を所定
の外形形状に近似する。
【0055】そして、明度補正を実行したときにプリン
タ40aの色域内に存在しないデータを生成することを
防止するため、明度補正とともに彩度補正を実行する。
この結果、適切に補正された画像が印刷される。ここ
で、補正指示受付モジュール25bは上述の実施形態と
同様に補正操作を利用者に入力させるように構成しても
よいし、取得するカラー画像データ15aの複数の画素
から所定の特徴量を抽出し、抽出された特徴量に基づい
て自動で明度補正量を決定し、それに併せて彩度を補正
するように構成すること等も可能である。
【0056】このように、本発明においては、所定の画
像機器の色域を所定形状の立体に近似し、補正指示を受
け付けた知覚色要素の補正を行うとともに当該補正指示
を受けた知覚色要素以外の要素を補正し、上記近似した
立体内にあるカラー画像データを得る。従って、画像補
正の際に存在し得ないデータを生成することを防止し、
また、画像全体のバランスを崩すことなく画像補正を実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハードウェア概略図である。
【図2】制御系を含む概略構成図である。
【図3】明度補正用のユーザインタフェースを示す図で
ある。
【図4】ディスプレイの色域を示す斜視図である。
【図5】補正処理のフローチャートである。
【図6】近似立体の外形形状を示す図である。
【図7】近似立体の断面図である。
【図8】近似立体の外形形状を示す図である。
【図9】近似立体の断面図である。
【図10】近似立体の外形形状を示す図である。
【図11】Lcmaxをグラフにプロットした図であ
る。
【図12】近似立体の外形を規定するテーブルを示す図
である。
【図13】テーブルに基づく補正を説明するための近似
立体の断面図である。
【符号の説明】
10…コンピュータ 11…CPU 12…システムバス 13…ROM 14…RAM 15…ハードディスクドライブ 15a…カラー画像データ 15b…画像 16…フロッピーディスクドライブ 17…CD−ROMドライブ 18…ディスプレイ 18a…ユーザインタフェース 20…OS 21…プリンタドライバ 22…入力装置ドライバ 23…ディスプレイドライバ 25…アプリケーションプログラム 25a…画像データ入力モジュール 25b…補正指示受付モジュール 25c…画像データ取得モジュール 31…キーボード 32…マウス 40a…プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B021 AA01 LG07 5B057 AA11 BA25 BA30 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CE18 CH01 CH08 CH18 5C077 LL19 MM27 MP08 NP05 PP36 PP37 PP43 PP52 PP53 PQ20 SS05 SS06 TT02 5C079 HB01 HB03 HB06 HB08 HB11 LA12 LA23 LA31 LB02 MA11 NA03 PA03 PA05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドットマトリクス状の画素からなるカラ
    ー画像データを入力する画像データ入力機能と、 同入力したカラー画像データの知覚色要素のいずれかを
    補正する補正指示を受け付ける補正指示受付機能と、 所定の画像機器の色域を所定の外形形状を有する立体に
    近似し、上記補正指示受付機能で補正指示を受け付けた
    知覚色要素の補正を行うとともに当該補正指示を受けた
    知覚色要素以外の要素を補正し、上記近似した立体内に
    あるカラー画像データを得る画像データ取得機能とをコ
    ンピュータに実行させることを特徴とする画像データ補
    正プログラム。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の画像データ補正プ
    ログラムにおいて、 上記補正指示受付機能では上記カラー画像データの明度
    補正指示を受け付け、上記画像データ取得機能では当該
    指示に基づく明度補正を行うとともに彩度を補正するこ
    とを特徴とする画像データ補正プログラム。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の画像データ補正プログラムにおいて、 上記所定の画像機器は、上記カラー画像データに基づい
    て当該カラー画像の表示を行うディスプレイと上記カラ
    ー画像データに基づいて当該カラー画像の印刷を行うプ
    リンタとのいずれかまたは組み合わせであることを特徴
    とする画像データ補正プログラム。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の画像データ補正プログラムにおいて、 上記画像データ取得機能では、Lab空間での略最大明
    度点を頂点とする円錐と略最小明度点を頂点とする円錐
    との底面を向かい合わせてなる立体で上記画像機器の色
    域を近似することを特徴とする画像データ補正プログラ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の画像データ補正プログラムにおいて、 上記画像データ取得機能では、Lab空間での略最大明
    度点と略最小明度点とを結ぶ線分を半径とする円を色相
    方向に回転して形成される球で上記画像機器の色域を近
    似することを特徴とする画像データ補正プログラム。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の画像データ補正プログラムにおいて、 上記画像データ取得機能では、上記画像機器の色域のL
    ab空間での略最大彩度の二点を通る円が底面であると
    ともに略最大明度点と略最小明度点とのそれぞれを頂点
    とするひずんだ円錐を上記底面で向かい合わせてなる立
    体で上記画像機器の色域を近似することを特徴とする画
    像データ補正プログラム。
  7. 【請求項7】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の画像データ補正プログラムにおいて、 上記画像データ取得機能では、上記補正指示を受け付け
    る知覚色要素の複数の値に対して当該補正指示を受ける
    知覚色要素以外の要素の最大値を対応させたテーブルを
    保持しており、当該最大値が外形形状となる立体で上記
    画像機器の色域を近似することを特徴とする画像データ
    補正プログラム。
  8. 【請求項8】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の画像データ補正プログラムにおいて、 上記画像データ取得機能では、Lab空間で複数の色相
    角に対して複数の明度値およびその明度値に対応する最
    大彩度値が与えられたテーブルを保持しており、当該最
    大彩度値が外形形状となる立体で上記画像機器の色域を
    近似することを特徴とする画像データ補正プログラム。
  9. 【請求項9】 上記請求項1〜請求項8のいずれかに記
    載の画像データ補正プログラムにおいて、 上記画像データ取得機能では、所定の明度値をしきい値
    として、当該しきい値より高明度側への補正の際にはL
    ab空間での色域の略最大明度点と補正前のLab空間
    座標点との2点を結ぶ直線上に補正後のカラー画像デー
    タが位置するように補正を行い、上記しきい値より低明
    度側への補正の際にはLab空間での色域の略最小明度
    点と補正前のLab空間座標点との2点を結ぶ直線上に
    補正後のカラー画像データが位置するように補正を行う
    ことを特徴とする画像データ補正プログラム。
  10. 【請求項10】 上記請求項1〜請求項9のいずれかに
    記載の画像データ補正プログラムにおいて、 上記画像データ取得機能では、所定の明度値をしきい値
    として、当該しきい値より高明度側への補正の際にはL
    ab空間での色域の略最大明度点と補正前のLab空間
    座標点との2点を結ぶ曲線上に補正後のカラー画像デー
    タが位置するように補正を行い、上記しきい値より低明
    度側への補正の際にはLab空間での色域の略最小明度
    点と補正前のLab空間座標点との2点を結ぶ曲線上に
    補正後のカラー画像データが位置するように補正を行う
    ことを特徴とする画像データ補正プログラム。
  11. 【請求項11】 上記請求項1〜請求項10のいずれか
    に記載の画像データ補正プログラムにおいて、 上記画像データ取得機能では、補正前のカラー画像デー
    タの彩度値とその明度値における近似立体の最大彩度値
    との比を補正後の明度値に乗ずることによって補正後の
    彩度値を得ることを特徴とする画像データ補正プログラ
    ム。
  12. 【請求項12】 上記請求項1〜請求項11のいずれか
    に記載の画像データ補正プログラムにおいて、 上記補正指示受付機能は、上記カラー画像データにおい
    て補正対象となる知覚色要素を複数ドットに関して傾向
    表示するユーザインタフェースを介してこれら複数ドッ
    トに対する補正を一度に受け付けることを特徴とする画
    像データ補正プログラム。
  13. 【請求項13】 上記請求項1〜請求項12のいずれか
    に記載の画像データ補正プログラムにおいて、 上記画像データ取得機能は、上記カラー画像データに基
    づく印刷を行うに当たり、印刷データとして補正後のカ
    ラー画像データを取得することを特徴とする画像データ
    補正プログラム。
  14. 【請求項14】 ドットマトリクス状の画素からなるカ
    ラー画像データを入力する画像データ入力手段と、 同入力したカラー画像データの知覚色要素のいずれかを
    補正する補正指示を受け付ける補正指示受付手段と、 所定の画像機器の色域を所定の外形形状を有する立体に
    近似し、上記補正指示受付手段で補正指示を受け付けた
    知覚色要素の補正を行うとともに当該補正指示を受けた
    知覚色要素以外の要素を補正し、上記近似した立体内に
    あるカラー画像データを得る画像データ取得手段とを具
    備することを特徴とする画像データ補正装置。
  15. 【請求項15】 ドットマトリクス状の画素からなるカ
    ラー画像データを入力し、同入力したカラー画像データ
    の知覚色要素のいずれかを補正する補正指示を受け付
    け、所定の画像機器の色域を所定の外形形状を有する立
    体に近似し、上記補正指示を受け付けた知覚色要素の補
    正を行うとともに当該補正指示を受けた知覚色要素以外
    の要素を補正し、上記近似した立体内にあるカラー画像
    データを得ることを特徴とする画像データ補正方法。
JP2001066840A 2001-03-09 2001-03-09 画像データ補正プログラム、画像データ補正装置および画像データ補正方法 Pending JP2002271644A (ja)

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