JP2002269937A - 磁気ディスク、磁気ディスク装置、及びサーボ記録方法 - Google Patents

磁気ディスク、磁気ディスク装置、及びサーボ記録方法

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JP2002269937A
JP2002269937A JP2001074662A JP2001074662A JP2002269937A JP 2002269937 A JP2002269937 A JP 2002269937A JP 2001074662 A JP2001074662 A JP 2001074662A JP 2001074662 A JP2001074662 A JP 2001074662A JP 2002269937 A JP2002269937 A JP 2002269937A
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signal
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servo
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Akihito Nakayama
明仁 中山
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ディスクにサーボ信号を高精度に位置決
めして記録する。 【解決手段】 磁気ディスク11に第1のサーボ信号を
あらかじめ高精度に位置決めして記録しておき、この磁
気ディスク11を磁気ディスク装置1に組み込み、磁気
ディスク装置1が磁気ヘッド13を用いてこの第1のサ
ーボ信号を読み出し、この第1のサーボ信号に基づいて
第2のサーボ信号を磁気ディスク11の信号記録面全面
に渡って記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク及び
磁気ディスクに対して情報信号の記録及び/又は再生を
行う磁気ディスク装置、並びに磁気ディスクに対してサ
ーボ情報を記録するサーボ記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、情報信号の記録及び/又は再
生(以下、記録再生という。)を行う記録再生装置とし
ては、磁気ディスク装置がある。磁気ディスク装置は、
回転する磁気ディスクの信号記録面に対して、磁気ヘッ
ドにより記録トラックに沿って磁気信号を記録再生する
ことにより、情報信号の記録再生を行う装置である。
【0003】磁気ディスク装置は、従来からコンピュー
タ装置における外部記録装置として広く用いられている
が、近年では、ビデオテープレコーダに代わって映像信
号や音声信号を長時間録音するハードディスクレコーデ
ィング機器や、家庭内の各種情報を集中して管理するホ
ームサーバ機器などに搭載する用途が有望視されてい
る。このように、磁気ディスク装置は、今後ますます大
容量化が求められており、これに伴って高記録密度化が
要求されている。このような磁気ディスク装置は、一般
的に、磁気ディスクに対してサーボ信号を記録するいわ
ゆるサーボライトを行う際に、サーボライタによる機械
的な制御により、磁気ヘッドを移動させることでサーボ
信号を記録する。このために、磁気ディスク装置単体で
は、サーボライトを行うことができず、磁気ディスク装
置を出荷する前段階で、サーボライタを用いてサーボラ
イトを行っている。
【0004】そこで近年では、サーボライタによりサー
ボライトを行わずに、スタンパを用いてスタンピングす
ることにより、磁気ディスクの信号記録面全面に亘って
凹凸パターンを形成し、この凹凸パターンをサーボ信号
とするPERM(Pre-Embossed Rigid Magnetic)ディ
スクと呼ばれるものが考案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
磁気ディスクは、磁気ディスクの信号記録面全面に亘っ
て凹凸パターンがスタンピングされた後、磁気ディスク
装置に取り付けられることとなるため、磁気ディスク装
置に磁気ディスクを取り付ける際に、磁気ディスク上の
サーボ信号の中心と磁気ディスクの回転中心との間に偏
心が発生してしまうといった問題がある。
【0006】また、このような磁気ディスクを作成する
際にも、この作製工程で凹凸パターンにずれが生じ、こ
の凹凸パターンの中心と磁気ディスクの回転中心との間
に偏心が発生してしまうといった問題がある。
【0007】これらの要因による偏心のために、磁気ヘ
ッドが読み出したサーボ信号から正確な位置決めが行え
ずに、磁気ヘッドの位置決め性能を劣化させ、トラック
方向の記録密度を高める阻害要素となっている。
【0008】そこで、本発明は、上述した実情を鑑みて
なされたものであり、磁気ディスクの信号記録面上に、
高精度に位置決めされたサーボ信号を記録することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気ディス
クは、ディスク状に形成された基板上に磁性層が形成さ
れ、この磁性層に対して情報信号が記録される磁気ディ
スクにおいて、磁気ヘッドを記録トラックに位置決めす
る基準として、ディスク1周あたり少なくとも一ヶ所に
あらかじめ第1の位置決め信号を有し、磁気ヘッドを記
録トラックに位置決めする基準として、第1の位置決め
信号に基づいて第2の位置決め信号が記録されることを
特徴とする。
【0010】以上のように構成された本発明に係る磁気
ディスクは、この磁気ディスクを実装することとなる磁
気ディスク装置によって、磁気ディスクの信号記録面上
にあらかじめ記録された第1の位置決め信号に基づい
て、磁気ディスクの信号記録面全面に渡って第2の位置
決め信号が記録される。これにより、この第1及び第2
の位置決め信号に基づいて、磁気ヘッドの位置決めを適
切に行うことができ、適切な情報信号の記録及び/又は
再生を行うことができる。
【0011】なお、本発明に係る磁気ディスクは、樹脂
材料をスタンピングすることによって形成された微細な
凹凸パターンにより、第1の位置決め信号が記録されて
いることが望ましい。これにより、技術的に十分に確立
された各種スタンピング技術を用いて、第1の位置決め
信号を磁気ディスクの信号記録面上に高精度に位置決め
して記録することが容易となる。
【0012】本発明に係る磁気ディスク装置は、情報信
号の記録及び/又は再生を行う磁気ヘッドと、磁気ヘッ
ドにより情報信号の記録及び/又は再生が行われる磁気
ディスクと、磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモ
ータと、磁気ヘッドを磁気ディスクの径方向に移動自在
に支持する支持機構と、装置全体を制御する制御回路と
を備え、磁気ディスクは、磁気ヘッドを記録トラックに
位置決めする基準として、ディスク1周あたり少なくと
も一ヶ所にあらかじめ第1の位置決め信号を有し、制御
回路は、磁気ヘッドにより検出した第1の位置決め信号
に基づいて支持機構の駆動を制御し、磁気ヘッドを記録
トラックに位置決めする基準として、磁気ヘッドにより
第2の位置決め信号を記録することを特徴とする。
【0013】以上のように構成された本発明に係る磁気
ディスク装置は、磁気ディスクの信号記録面上にあらか
じめ記録された第1の位置決め信号に基づいて、磁気デ
ィスクの信号記録面全面に渡って第2の位置決め信号を
記録する。これにより、この第1及び第2の位置決め信
号に基づいて、磁気ヘッドの位置決めを適切に行うこと
ができ、適切な情報信号の記録及び/又は再生を行うこ
とができる。
【0014】なお、本発明に係る磁気ディスク装置にお
いて、磁気ディスクは、樹脂材料をスタンピングするこ
とによって形成された微細な凹凸パターンにより、第1
の位置決め信号が記録されていることが望ましい。これ
により、技術的に十分に確立された各種スタンピング技
術を用いて、第1の位置決め信号を磁気ディスクの信号
記録面上に高精度に位置決めして記録することが容易と
なる。
【0015】本発明に係るサーボ記録方法は、磁気ディ
スクの信号記録面上にサーボ情報を記録する際に、記録
トラックに磁気ヘッドを位置決めする基準として、ディ
スク1周あたり少なくとも一ヶ所に、あらかじめ第1の
位置決め信号を有する磁気ディスクに、磁気ヘッドによ
り、第1の位置決め信号に基づいて、記録トラックに磁
気ヘッドを位置決めする基準として、第2の位置決め信
号を記録することを特徴とする。
【0016】以上のように構成された本発明に係るサー
ボ記録方法は、磁気ディスク装置の磁気ヘッドによっ
て、磁気ディスクの信号記録面上あらかじめ記録された
第1の位置決め信号に基づいて、磁気ディスクの信号記
録面全面に渡って第2の位置決め信号を記録する。これ
により、この第1及び第2の位置決め信号に基づいて、
磁気ヘッドの位置決めを適切に行うことができ、適切な
情報信号の記録及び/又は再生を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、本
発明に係る磁気ディスク及び磁気ディスク装置の一構成
例として、図1及び図2に示すような磁気ディスク装置
1について説明する。また、本発明に係るサーボ記録方
法を、この磁気ディスク装置1を用いて実施する場合に
ついても併せて説明する。
【0018】磁気ディスク装置1は、図1及び図2に示
すように、基台(シャーシ)10上に、情報信号が記録
される磁気ディスク11と、この磁気ディスク11を回
転駆動するスピンドルモータ12と、磁気ディスク11
に対して情報信号の記録及び/又は再生(以下、記録再
生という。)を行う磁気ヘッド13と、この磁気ヘッド
を磁気ディスク11の径方向に移動自在に支持する支持
アーム14とを備えている。また、磁気ディスク装置1
は、各部の制御を行う制御回路が備えられるが、この制
御回路についての詳細は後述する。
【0019】磁気ディスク11は、例えば、ガラス材料
や金属材料、或いは樹脂材料によって円板形状に成形さ
れた基板の主面に、磁性層が形成されている。そして、
この磁性層に対して、情報信号に応じた磁気信号が磁気
ヘッド13によって記録再生される。また、磁気ディス
ク11には、磁気ヘッド13を所定の位置に移動させる
ためのサーボ信号が記録されている。なお、このサーボ
信号については、詳細を後述する。
【0020】磁気ヘッド13は、図2に示すように、磁
気ディスク11の両主面側にそれぞれ配設されており、
それぞれ、支持アーム14の先端部に取り付けられたサ
スペンション15を介して、この支持アーム14に支持
されている。磁気ヘッド13は、サスペンション15に
よって磁気ディスク11の信号記録面方向に付勢されて
いる。そして、磁気ヘッド13は、サスペンション15
による付勢力と、磁気ディスク11が回転することによ
り生じる空気流とのバランスにより、磁気ディスクの信
号記録面上を数十nm程度の高さで僅かに浮上して走行
する。そして、磁気ディスク装置1は、磁気ヘッド13
が浮上走行した状態で、磁気ディスク11に対する情報
信号の記録再生を行う。
【0021】磁気ヘッド13は、上述のように浮上走行
するために、実際には浮上スライダと称される浮上体に
取り付けられている。浮上スライダは、サスペンション
15に対して、ピボットにより一点で支持されており、
磁気ディスク11の信号記録面に追従して、安定して浮
上走行することが可能とされている。
【0022】また、磁気ヘッド13としては、磁性材料
により形成された磁気コアに巻き線が捲回されてなるイ
ンダクティブ型の磁気ヘッドであってもよいし、AMR
(Anisotropic Magneto-Resistive)素子、GMR(Gia
nt Magneto-Resistive)素子、TMR(Tunneling Magn
eto-Resistive)素子などを感磁素子として備える再生
専用の磁気ヘッドであってもよい。また、磁気ヘッド1
3は、これら複数の磁気ヘッドにより構成されていても
よい。さらに、磁気ヘッド13は、磁気ディスク11の
磁性層に対して垂直方向に磁気信号を記録するように構
成されていたり、磁気ディスク11に対する走行方向に
対して、この磁気ディスク11の面内で垂直な方向に磁
気信号を記録するように構成されていてもよい。これに
より、従来から広く用いられている記録方式である、い
わゆる長手記録方式と比較して、磁気信号をより高密度
に記録することが可能となる。
【0023】支持アーム14は、回転軸(ピボット)1
6を中心に回動自在として基台10に取り付けられてい
る。支持アーム14は、一方の先端部にサスペンション
15を介して磁気ヘッド13が取り付けられており、こ
の磁気ヘッド13を支持するとともに、回転軸16を中
心に回動することによって磁気ヘッド13を磁気ディス
ク11の径方向に移動自在とする機能を果たしている。
【0024】また、支持アーム14の他方端部には、ボ
イスコイルモータ(VCM:VoiceCoil Motor)17が
取り付けられている。磁気ディスク装置1は、ボイスコ
イルモータ17と対向する位置に、マグネット18が基
台10に固定されている。そして、支持アーム14は、
ボイスコイルモータ17に所定の電流が供給されること
により、これらボイスコイルモータ17とマグネット1
8との間に作用する電磁気的な力によって、回転軸16
を中心に回動するように構成されている。すなわち、磁
気ディスク装置1においては、ボイスコイルモータ17
に供給する電流を制御することによって支持アーム14
を駆動し、この支持アーム14の先端部に取り付けられ
た磁気ヘッド13を磁気ディスク11上の任意の位置に
移動させることが可能とされている。
【0025】つぎに、上述した磁気ディスク装置1に備
えられる磁気ディスク11に記録されるサーボ信号につ
いて説明する。サーボ信号は、磁気ヘッド13を磁気デ
ィスク11上に記録される記録トラックに位置決めする
基準として記録される。
【0026】なお、サーボ信号には、以下で述べる第1
のサーボ信号と、この第1のサーボ信号に基づいて磁気
ディスク11に記録される第2のサーボ信号とがある。
【0027】第1のサーボ信号は、磁気ヘッド13を記
録トラックに位置決めする基準として、ディスク1周あ
たり少なくとも一ヶ所にあらかじめ記録されている。特
に、第1のサーボ信号は、図3に示すように、磁気ディ
スク11の信号記録面上に略々径方向に一列に配設され
ていることが好ましいが、このような形状に配設される
ことに限定されずに、曲線状に配設されても良いし、散
在するように配設されても良い。なお、以下では、第1
のサーボ信号が、図3に示すように配設されているもの
として説明する。
【0028】第2のサーボ信号は、磁気ヘッド13を記
録トラックに位置決めする基準として、上記第1のサー
ボ信号に基づいて、磁気ディスク11の記録面上の全面
に渡って高精度に位置決めされて記録される。
【0029】磁気ディスク装置1においては、詳細を後
述するように、これら第1及び第2のサーボ信号に基づ
いて磁気ヘッド13の位置決めが行われるように構成さ
れており、これら第1及び第2のサーボ信号が、磁気ヘ
ッド13を所定の位置に移動させるための機能を果たし
ている。
【0030】なお、第2のサーボ信号は、図4(a)に
示すように、磁気ディスク11の主面に対する同心円上
となる位置に、離散的に記録されるとしてもよいし、図
4(b)に示すように、磁気ディスク11の主面に対し
てスパイラル状に、離散的に記録されるとしてもよい。
なお、図4(a)及び図4(b)においては、第2のサ
ーボ信号が離散的に記録されている様子を省略して示
し、第2のサーボ信号が記録される位置をそれぞれ同心
円状及びスパイラル状に示す。
【0031】なお、磁気ディスク11においては、各サ
ーボ信号に応じた位置に記録トラックが形成されるた
め、図4(a)に示すように同心円状に第2のサーボ信
号が記録された場合には、同心円状に記録トラックが形
成され、図4(b)に示すようにスパイラル状に第2の
サーボ信号が記録された場合には、記録トラックもスパ
イラル状に形成される。
【0032】なお、磁気ディスク装置1においては、例
えば、画像データや音声データ等のような、サイズが大
きくて連続したデータの記録再生を主として行う用途に
用いられる場合に、図4(b)に示すようにスパイラル
状に第2のサーボ信号を記録して、スパイラル状に記録
トラックを形成することが望ましい。
【0033】同心円状に記録トラックを形成した場合に
は、最長でも磁気ディスク11の1周分しか連続したデ
ータを記録再生することができないため、サイズが大き
なデータの記録再生を行うと、データが細分化して記録
されることとなり、記録再生時に記録トラック間のジャ
ンプが頻繁に発生することとなる。これに対して、スパ
イラル状に記録トラックを形成した場合には、サイズが
大きなデータであっても連続して記録再生することが可
能となり、データの細分化を防止して、記録トラック間
のジャンプ(アクセス)を最小限に抑え、高転送レート
化を行うなどして、記録再生時のパフォーマンスを向上
させることができる。
【0034】ただし、スパイラル状に記録トラックを形
成する場合であっても、隣接する記録トラック同士は異
なるトラック番号を付す必要があるため、磁気ディスク
11の信号記録面上における所定の位置を基準として、
トラック番号を増加させる必要がある。
【0035】磁気ディスク11の信号記録面上に記録さ
れる各サーボ信号は、図5に示すように、各種信号が順
に並んだフォーマットで記録されている。具体的には、
サーボ信号のアナログゲインコントロール(AGC:An
alogue Gain Control)とPLL(Phase Locked Loop)
を行う際の信号同期とに用いるための[AGC/SYN
C]信号と、サーボ信号の開始を示す[サーボアドレス
マーク(Servo Address Mark)]信号と、このサーボ信
号が記録された位置におけるトラック番号やセクタ番号
などのトラックアドレスを示す[アドレス]信号と、位
置誤差信号(PES:Position Error Signal)を生成
するための[ABCDバースト]信号と、サーボ信号の
終了を示す[ポストアンブル(Post-amble)]とが順に
並んだフォーマットとされている。
【0036】ここで[サーボアドレスマーク]信号は、
一般に、各サーボ信号に固有(ユニーク)なパターンで
記録されている。また[ABCDバースト]信号は、一
般に、A,B,C,Dからなる4種類の信号が、隣接す
る記録トラックに跨って記録されることにより構成され
ている。磁気ディスク装置1は、磁気ディスク11に対
する記録再生時に、[ABCDバースト]信号を構成す
る各信号を検出して各々のピークレベルを演算処理する
ことによって、磁気ヘッド13の記録トラックからの位
置決め誤差(ズレ量)を得ることが可能とされている。
【0037】このようなサーボ信号のうち第1のサーボ
信号は、磁気ディスク11の信号記録面上に微細な凹凸
パターンが形成されていることにより構成されている。
具体的には、第1のサーボ信号が例えば図6に示すよう
なパターンで構成されている場合には、磁気ディスク1
1の信号記録面上には、図7に示すような凹凸パターン
が形成されている。なお、図6は、磁気ディスク11に
記録された第1のサーボ信号のパターンの一例を示す図
であり、上述した[AGC/SYNC]信号、[サーボ
アドレスマーク]信号、[アドレス]信号、及び[AB
CDバースト]信号などが記録された状態を模式的に示
す図である。また、図7は、図6中における符号R1で
示す領域に形成された磁気ディスク11の凹凸パターン
を模式的に示す図である。
【0038】すなわち、磁気ディスク11においては、
記録される第1のサーボ信号に応じて、異なる方向に微
細な筋状の凹凸パターンがスタンピングにより形成され
てなる。この凹凸パターンは、その断面形状の一例を図
8に示すように、例えば高さが2nm、ピッチが0.2
μm程度とされている。
【0039】このような微細な凹凸パターンは、例え
ば、以下で説明する手法によって磁気ディスク11を製
造することにより、磁気ディスク11の信号記録面上に
形成することができる。
【0040】すなわち、まず、図9に示すように、例え
ば、半導体チップ製造技術などで用いられる各種微細加
工技術を用いて、第1のサーボ信号を記録する位置に応
じて径方向に一列の微細な凹凸パターンが形成されたス
タンパ60を用意する。そして、図9に示すように、こ
のスタンパ60を用いて、樹脂材料を射出成形すること
によって、磁気ディスク11の基板61を形成する。こ
れにより、基板61の両主面には、スタンパ60の凹凸
パターンが転写される。このとき、スタンパ60の凹凸
パターンを高精度に形成しておくことにより、この凹凸
パターンを基板61にも高精度に転写することができ
る。
【0041】次に、図10に示すように、磁性材料によ
り形成されたターゲット材62を用いてスパッタリング
を行うことなどによって、基板61の両主面上に磁性層
を薄膜状に成膜する。これにより、第1のサーボ信号に
応じた凹凸パターンが信号記録面上に形成されてなる磁
気ディスク11が完成する。
【0042】なお、図9及び図10において、スタンパ
60及び基板61には、第1のサーボ信号が形成される
位置を省略して同心円状に示しているが、実際には、磁
気ディスク11の信号記録面上で径方向に一列となる位
置に、第1のサーボ信号を記録するため、この第1のサ
ーボ信号の記録位置に応じて微細な凹凸パターンを形成
する。
【0043】次に、図11に示すように、磁気ヘッド6
3を用いるなどして、磁気ディスク11の信号記録面に
形成された凹凸パターンを着磁することによって、この
凹凸パターンが第1のサーボ信号となる。このように着
磁する際には、凹凸パターンの形成された方向に応じ
て、第1のサーボ信号を記録する位置と第1のサーボ信
号を記録しない位置とで磁気特性が異なることを利用し
て、第1のサーボ信号を記録する位置だけに所定の磁化
方向を容易に付与することができる。すなわち、磁気デ
ィスク11は、第1のサーボ信号を記録する位置に対応
した凹凸パターンを備えていることによって、磁気ヘッ
ド63を高精度に位置決め操作する必要なく、高精度に
第1のサーボ信号を記録することができる。なお、磁気
ヘッド63としては、磁気ヘッド13を用いても良い。
【0044】したがって、上述のようにして磁気ディス
ク11を作製して第1のサーボ信号を記録することによ
り、あらかじめスタンパ60の凹凸パターンを高精度に
形成しておくだけで、第1のサーボ信号が高い位置精度
で記録された磁気ディスク11を大量に且つ低コストで
製造することが可能となる。
【0045】なお、このようにして、スタンピング技術
を利用して、あらかじめ形成された凹凸パターンに応じ
てサーボ信号が記録された磁気ディスクは、一般に、P
ERM(Pre-Embossed Rigid Magnetic)ディスクと称
されている。
【0046】ただし、磁気ディスク11は、上述したよ
うなスタンピング技術を用いて形成された凹凸パターン
により第1のサーボ信号を記録することに限定されるも
のではなく、信号記録面上に凹凸パターンが形成されず
に、高精度に位置決め制御された磁気ヘッドなどにより
直接第1のサーボ信号が記録されていてもよい。しかし
ながら、磁気ディスク11は、上述したようにして、P
ERMディスクとして構成されていることにより、第1
のサーボ信号が高い位置精度で記録された磁気ディスク
11を大量に且つ低コストで製造することが可能とな
る。
【0047】ここで、磁気ディスク11は、磁気ディス
ク装置1に組み込まれた当初、第1のサーボ信号のみが
記録された状態とされている。そこで、磁気ディスク1
1は、情報信号の記録再生を行う前に、サーボライトと
称される作業が行われることによって、図4及び図5に
示すような第2のサーボ信号を記録することが必要とな
る。
【0048】磁気ディスク11は、サーボライトが行わ
れて初めて情報信号の記録再生が可能となる。そこで、
以下では、図12に示すフローチャートに沿って、サー
ボライトの作業について説明する。なお、以下の説明で
は、各サーボ信号のうち、上述した[ABCDバース
ト]信号に注目してサーボライトについて説明する。ま
た、以下の説明では、第2のサーボ信号を記録する磁気
ヘッド13のトラック幅が、記録トラックの幅と略々同
等であるとする。
【0049】磁気ディスク11に対するサーボライトを
行う際には、先ず、図12に示すステップS50におい
て、図13に示すように、第2のサーボ信号を記録する
磁気ヘッド13の一端部(図13において上端部)が、
(n−1)番目の記録トラックの中心(トラックセンタ
ー)に位置するように、この磁気ヘッド13を位置決め
する。
【0050】次に、ステップS51において、あらかじ
め磁気ディスク11に記録されている第1のサーボ信号
から[アドレス]信号及び[ABCDバースト]信号を
読み出し、トラック番号を検出し、これらの信号に基づ
いて磁気ヘッド13を高精度に位置決めする。
【0051】次に、ステップS52において、(n−
1)番目の記録トラックに対して、図13中に矢印で示
す方向に磁気ヘッド13を走行させることにより、サー
ボ信号のうち、[AGC/SYNC]信号、[サーボア
ドレスマーク]信号、及び[アドレス]信号の各信号を
記録する。なお、これら各信号が記録される領域を、図
13中においてS1で示す。
【0052】次に、ステップS53において、第2のサ
ーボ信号の[ABCDバースト]信号を構成する信号の
うち、A信号とD信号とを記録する。なお、図13中に
おいては、あらかじめB信号とC信号とが記録済みとさ
れ、(n−2)番目の記録トラックにおける第2のサー
ボ信号が完成した状態を示している。また、図13中に
おいては、D信号の一部があらかじめ記録されている。
【0053】次に、ステップS54において、磁気ディ
スク11において、第1のサーボ信号と同じ同心円上に
位置する他の第2のサーボ信号のセグメント(サーボセ
グメント)に対しても、ステップS52及びステップS
53を行う。すなわち、この同心円上に位置する各サー
ボセグメントに対しても、図13に示すように、第2の
サーボ信号を記録する。
【0054】次に、ステップS55において、磁気ヘッ
ド13の走行位置を記録トラックのトラックピッチの1
/2だけ移動させて、図14に示すように、磁気ヘッド
13の中心が(n)番目の記録トラックの中心に位置す
るように、この磁気ヘッド13を位置決めする。
【0055】次に、ステップS56において、あらかじ
め磁気ディスク11に記録されている第1のサーボ信号
から[アドレス]信号及び[ABCDバースト]信号を
読み出し、トラック番号を検出し、これらの信号に基づ
いて磁気ヘッド13を高精度に位置決めする。
【0056】次に、ステップS57において、(n)番
目の記録トラックに対して、図14中に矢印で示す方向
に磁気ヘッド13を走行させることにより、第2のサー
ボ信号のうち、[AGC/SYNC]信号、[サーボア
ドレスマーク]信号、及び[アドレス]信号の各信号を
記録する。
【0057】次に、ステップS58において、第2のサ
ーボ信号の[ABCDバースト]信号を構成する信号の
うち、A信号とC信号とを記録する。このとき同時に、
ステップS53で記録したD信号の端部を消去する。こ
れにより、(n−1)番目の記録トラックの中心位置
に、記録トラックの幅でD信号が記録されることとな
る。
【0058】次に、ステップS59において、第1のサ
ーボ信号と同じ同心円上に位置する他のサーボセグメン
トに対しても、ステップS57及びステップS57を行
う。
【0059】次に、ステップS60において、磁気ヘッ
ド13の走行位置を記録トラックのトラックピッチの1
/2だけ移動させて、図15に示すように、磁気ヘッド
13の一端部(図15において上端部)が、(n)番目
の記録トラックの中心に位置するように、この磁気ヘッ
ド13を位置決めする。
【0060】次に、ステップS61において、あらかじ
め磁気ディスク11に記録されている第1のサーボ信号
から[アドレス]信号及び[ABCDバースト]信号を
読み出し、トラック番号を検出し、これらの信号に基づ
いて磁気ヘッド13を高精度に位置決めする。
【0061】次に、ステップS62において、(n)番
目の記録トラックに対して、図15中に矢印で示す方向
に方向に磁気ヘッド13を走行させることにより、第2
のサーボ信号のうち、[AGC/SYNC]信号、[サ
ーボアドレスマーク]信号、及び[アドレス]信号の各
信号を記録する。
【0062】次に、ステップS63において、第2のサ
ーボ信号を構成する信号のうち、B信号とC信号とを記
録する。このと同時に、ステップS58で記録したA信
号の端部を消去する。これにより、(n−1)番目の記
録トラックと(n)番目の記録トラックとに跨って、記
録トラックの幅でA信号が記録されることとなる。
【0063】次に、ステップS64において、この第2
のサーボ信号と同じ同心円上に位置する他のサーボセグ
メントに対しても、ステップS62及びステップS63
を行う。
【0064】以上のような手順により、磁気ディスク1
1上の全ての記録トラックに対して、第2のサーボ信号
が書き込まれることによって、磁気ディスク11に対し
てサーボライトが行われる。このとき、上述の説明から
も明らかであるように、[ABCDバースト]信号が記
録トラックに跨って記録されることから、1トラック分
の第2のサーボ信号を記録するためには、磁気ヘッド1
3を1/2トラックだけ移動させて、2ステップの記録
動作が必要となる。
【0065】なお、上述した手順のサーボライトは、磁
気ディスク11の信号記録面内において最内周から外周
方向へ行うものとするが、最外周から内周方向へ行うと
しても、もちろんかまわない。
【0066】ここで、従来は、サーボ信号を高精度に記
録するために、プッシュピン等の磁気ディスク装置1以
外の装置、すなわちサーボライタを用いて磁気ヘッド1
3を高精度に制御してサーボライトを行っていた。
【0067】しかし、本発明は、図12に示す手順によ
るサーボライトを行うことにより、正確に位置決めされ
た第1のサーボ信号があらかじめ記録されているため
に、上述したような、プッシュピンを用いる方法の場合
のように、磁気ディスク装置1以外の外部の装置、すな
わちサーボライタを用いずに、磁気ディスク装置1のみ
でサーボライトを行うことができる。
【0068】これは、磁気ディスク11の記録面上に高
精度に位置決めされて、あらかじめ記録されている第1
のサーボ信号に基づいて、高精度に位置決めされた磁気
ヘッド13によって、第2のサーボ信号を記録すること
となるためである。
【0069】また、磁気ディスク装置1に磁気ディスク
11を装着した後に、サーボライトを行うために、磁気
ディスク装置1に磁気ディスク11を装着する際に発生
するサーボ信号と磁気ディスクの回転中心との間の偏心
を抑制することができ、これにより高精度に第2のサー
ボ信号を記録することができ、上述した偏心を抑えた磁
気ディスク11を作製することができる。
【0070】つぎに、磁気ディスク装置1に備えられる
制御回路について、図16を参照しながら説明する。
【0071】磁気ディスク装置1は、各部の動作を制御
する制御回路として、図16に示すように、DSP(Di
gital Signal Processor)100と、このDSP100
で処理する情報を一時保持するためのRAM(Random A
ccess Memory)101と、DSP100の動作手順を示
すアプリケーションプログラムが記録されたROM(Re
ad Only Memory)102と、スピンドルモータ12を駆
動するモータ駆動回路部103と、磁気ディスク11に
対して記録再生する情報信号を処理する信号処理部10
4と、支持アーム14のボイスコイルモータ17を駆動
してこの支持アーム14の移動操作を制御する支持アー
ム駆動部105とを備える。
【0072】DSP100は、ROM102に記録され
たアプリケーションプログラムが示す動作手順に従っ
て、各種情報を演算処理することにより、磁気ディスク
装置1を構成する各部の動作を制御する。
【0073】モータ駆動回路部103は、DSP100
によって動作を制御されており、磁気ディスク装置1の
スピンドルモータ12に対して供給する電流を変化させ
ることによって、スピンドルモータ12の回転速度を制
御する。磁気ディスク装置1における記録再生時には、
スピンドルモータ12がモータ駆動回路部103により
制御されて、磁気ディスク11を所定の回転速度で回転
駆動する。このとき、磁気ディスク11は、線速度一定
(CLV:Constant Linear Velocity)又は角速度一定
(CAV:Constant Angular Velocity)で回転駆動さ
れる。
【0074】信号処理部104は、データエンコーダ1
10と、磁気ヘッド回路部111と、VGA(Variable
Gain Amplifier)部112と、ローパスフィルタ部1
13と、AGC(Auto Gain Control)部114、タイ
ミング生成部115、第1のA/D変換部116、デー
タデコーダ117、サーボタイミング生成部118、ピ
ーク検出部119、第2のA/D変換部120とを備え
る。以下では、信号処理部104を構成する各部につい
て、信号(データ)の流れに沿って説明する。
【0075】信号処理部104は、磁気ディスク装置1
の外部に接続された各種情報処理装置から、磁気ディス
ク11に記録すべきデータ(記録データ)が入力される
とともに、この記録データに対して変調や符号化などの
エンコード処理を施すデータエンコーダ110を備え
る。そして、データエンコーダ110によってエンコー
ド処理が施された記録データは、磁気ヘッド回路部11
1に入力される。
【0076】磁気ヘッド回路部111は、記録データに
応じた電流を磁気ヘッド13に供給して磁気ヘッド13
を駆動するためのドライバー回路と、磁気ヘッド13に
より検出された再生信号を増幅する増幅回路とにより構
成されている。
【0077】磁気ヘッド回路部111は、記録動作に、
データエンコーダ110から入力された記録データに応
じて磁気ヘッド13に供給する電流を変化させ、記録デ
ータに応じた情報信号が磁気ディスク11の磁性層に記
録されるように磁気ヘッド13を駆動する。
【0078】また、磁気ヘッド回路部111は、再生動
作時に、磁気ディスク11に記録された情報信号が磁気
ヘッド13によって電流変化として検出された再生信号
に対して増幅処理を施す。これにより、磁気ヘッド13
がGMR素子やTMR素子を感磁素子として備えて構成
され、再生信号の出力が微小である場合であっても、こ
の再生信号を増幅することによって以降の信号処理を確
実に行うことが可能となる。
【0079】磁気ヘッド回路部111により増幅された
再生信号は、VGA部112に入力される。VGA部1
12は、再生信号のゲイン(利得)を調整して、この再
生信号をローパスフィルタ部113に出力する。
【0080】ローパスフィルタ部113は、再生信号の
低周波数成分だけを透過して、AGC部114、タイミ
ング生成部115、第1のA/D変換部116、及びサ
ーボタイミング生成部118に出力する。
【0081】AGC部114は、入力された再生信号の
ピークレベルに基づいて、VGA部112を制御する。
これにより、VGA部112からは、常に一定のレベル
で再生信号が出力されることとなる。
【0082】タイミング生成部115は、PLL(Phas
e Locked Loop)回路などにより構成されており、入力
された再生信号に含まれる同期クロックを検出して、タ
イミング信号を生成する。このタイミング信号は、第1
のA/D変換部116及びデータデコーダ117に出力
されるとともに、磁気ディスク装置1の外部に接続され
る情報処理装置に対しても出力される。
【0083】第1のA/D変換部116は、再生信号に
対してデジタル変換処理を施すことによって、デジタル
データを生成してデータデコーダ117に出力する。
【0084】データデコーダ117は、入力されたデジ
タルデータに対して復調や復号化などのデコード処理を
施すことにより再生データを生成する。そして、磁気デ
ィスク装置1の外部に接続される情報処理装置に対して
出力する。
【0085】サーボタイミング生成部118は、再生信
号に含まれるサーボ信号を抽出するとともに、このサー
ボ信号に含まれる[AGC/SYNC]信号に基づい
て、サーボ信号に含まれるトラックアドレスに関する情
報をデコードするために必要となるサーボタイミング信
号を生成する。そして、これらサーボ信号及びサーボタ
イミング信号は、ピーク検出部119、第2のA/D変
換部120、及びDSP100に出力される。
【0086】ピーク検出部119は、サーボ信号のうち
の[ABCDバースト]信号に基づいて、A信号、B信
号、C信号、及びD信号の各信号のピークレベルを検出
する。このピークレベルは、磁気ヘッド13の記録トラ
ックからの位置決め誤差を示すものである。また、各信
号のピークレベルは、第2のA/D変換部120に出力
される。
【0087】第2のA/D変換部120は、サーボタイ
ミング生成部118から入力されたサーボタイミング信
号に基づいて、[ABCDバースト]信号における各信
号のピークレベルに対してデジタル変換処理を行い、D
SP100に出力する。
【0088】DSP100は、サーボタイミング生成部
118から入力されたサーボ信号及びサーボタイミング
信号に基づいて、磁気ヘッド13が走査している記録ト
ラックのトラック番号やセクタ番号などを示すトラック
アドレスを生成する。また、第2のA/D変換部120
から入力された[ABCDバースト]信号における各信
号のピークレベルに基づいて、磁気ヘッド13の記録ト
ラックからの(位置決め誤差)を示すトラッキング信号
を生成する。
【0089】一方、支持アーム駆動部105は、第3の
A/D変換部130と、D/A変換部131と、VCM
(Voice Coil Motor)駆動部132とを備える。
【0090】第3のA/D変換部130は、支持アーム
14の移動に伴ってホログラムセンサ部20により検出
される出力信号に対してデジタル変換処理を施し、DS
P100に出力する。
【0091】D/A変換部131は、DSP100から
出力される磁気ヘッド13のトラッキング位置を示す信
号が入力され、この信号に対してアナログ変換処理を施
した後に、VCM駆動部132に出力する。
【0092】VCM駆動部132は、D/A変換部13
1から入力されたアナログ信号に基づいて、支持アーム
14のボイスコイルモータ17に供給する電流を制御す
る。これにより、支持アーム14が移動操作されること
となる。
【0093】以上のように構成された制御回路を備える
磁気ディスク装置1は、磁気ディスク11に対して情報
信号の記録再生を行う際に、以下で説明するように動作
する。
【0094】先ず、DSP100によってモータ駆動回
路部103が制御することにより、このモータ駆動回路
部103によってスピンドルモータ12を所定の速度で
回転駆動する。これにより、磁気ディスク11は、例え
ば一定の角速度で回転駆動される。
【0095】次に、サーボタイミング生成部118、ピ
ーク検出部119、第2のA/D変換部120、及びD
SP100によって、磁気ヘッド13から出力される再
生信号から磁気ディスク11に記録されたサーボ信号を
抽出・検出する。
【0096】このとき、サーボタイミング生成部118
では、サーボ信号に含まれる[AFC/SYNC]信号
に基づいて、サーボ信号に対するアナログゲインコント
ロール(AGC:Analogue Gain Control)とPLL(P
hase Locked Loop)が行い、サーボクロック信号を生成
する。すなわち、サーボクロックの「ロック」が行われ
る。そして、DSP100では、このサーボクロック信
号と、ピーク検出部119及び第2のA/D変換部12
0を介して入力される[ABCDバースト]信号のピー
クレベルとに基づいて、位置誤差信号(PES:Positi
on Error Signal)を生成する。また、DSP100
は、サーボクロック信号に基づいて、[アドレス]信号
から、磁気ヘッド13が走査している位置における記録
トラックのトラック番号やセクタ番号などのトラックア
ドレスを検出する。
【0097】次に、DSP100は、検出したトラック
アドレスに基づいて、磁気ヘッド13の磁気ディスク1
1における現在位置を取得し、この現在位置と記録再生
対象とする記録トラックのトラックアドレスとを比較し
て、磁気ヘッド13を記録再生対象とする記録トラック
まで移動するように支持アーム14を制御するための制
御信号を生成する。そして、この制御信号を支持アーム
駆動部105に出力することにより、支持アーム14を
移動操作し、磁気ヘッド13を記録再生対象とする記録
トラックまで移動させて、磁気ディスク11に対する情
報信号の記録再生を行う。
【0098】磁気ディスク装置1においては、以上のよ
うにして、制御信号に応じて支持アーム14を駆動する
ことにより、磁気ヘッド13を所定の記録トラックに移
動させて記録再生を行う。
【0099】このとき、DSP100は、磁気ディスク
11に記録されたサーボ信号に含まれる[ABCDバー
スト]信号から生成した位置誤差信号(PES)に基づ
いて、出力する制御信号を調整することによって、磁気
ヘッド13が記録トラックに追従するように制御する。
【0100】また、DSP100は、ホログラムセンサ
部20によって検出した支持アーム14の位置を示す情
報を支持アーム駆動部105を介して取得し、支持アー
ム14の位置、すなわち磁気ヘッド13の磁気ディスク
11に対する位置を示す位置信号を生成する。そして、
この位置信号に基づいて、支持アーム14を制御するた
めの制御信号に対して補正を施す。
【0101】これにより、磁気ヘッド13は、記録トラ
ックに対して正確に追従することとなり、いわゆるトラ
ッキング動作が行われる。
【0102】磁気ディスク装置1では、以上のようにし
て、磁気ディスク11に記録された各サーボ信号の記録
位置に沿って記録再生を行う。すなわち、各サーボ信号
の記録位置に沿って、磁気ディスク11の信号記録面上
でスパイラル状に記録トラックが形成されることとな
る。
【0103】そして、磁気ディスク装置1は、磁気ディ
スク11に対してスパイラル状に記録トラックを形成す
ることから、情報信号を記録再生する最小単位となるセ
クタサイズを、この磁気ディスク11の1周以上に渡る
サイズに設定することが可能となる。したがって、例え
ば、画像データや音声データ等のような、サイズが大き
くて連続したデータの記録再生を行う場合であっても、
記録再生を繰り返すことにより発生するデータの断片化
を抑制して、効率的に記録再生を行うことが可能とな
る。
【0104】また、磁気ディスク装置1は、磁気ディス
ク11の信号記録面上でスパイラル状となる位置に沿っ
て各サーボ信号が記録されており、この各サーボ信号に
基づいて制御回路が磁気ヘッド13の走行位置を位置決
め制御することによって、磁気ディスク11の1周以上
に渡るサイズのセクタサイズを設定することを可能とし
ている。したがって、磁気ディスク11の信号記録面に
おける各サーボ信号の記録位置を調整するだけで、磁気
ヘッド13をスパイラル状に走行させることができ、磁
気ディスク11の1周以上に渡るセクタサイズで情報信
号の記録再生を行うことが可能となる。すなわち、磁気
ディスク装置1においては、従来の磁気ディスク装置で
用いられている回路構成や制御手法に大きな変更を加え
ることなく、磁気ディスク11の1周以上に渡るセクタ
サイズを設定することが可能となる。
【0105】なお、磁気ディスク装置1における磁気デ
ィスク11は、上述したように、スパイラル状に各サー
ボ信号が記録されていることに限定されるものではな
く、例えば、図4(a)に示すように、信号記録面上で
同心円状となる位置に沿って各サーボ信号が記録されて
いてもよい。この場合には、制御回路において、磁気デ
ィスク11に対する記録再生時に、磁気ヘッド13によ
って検出される各サーボ信号に基づいて、支持アーム1
4を連続的に駆動することにより、磁気ディスク11に
対してスパイラル状に磁気ヘッド13を走行させる。
【0106】磁気ディスク11は、このように構成する
場合であっても、磁気ディスク11の1周以上に渡るセ
クタサイズを設定することが可能となる。また、この場
合には、磁気ディスク11として、従来から用いられて
いるものと同様な同心円状に各サーボ信号が記録された
磁気ディスクを用いることができ、制御回路における支
持アーム14の制御手法を調整するだけで磁気ヘッド1
3をスパイラル状に走行させることが可能となる。した
がって、磁気ディスク装置1を構成する各部品を、従来
の磁気ディスク装置と共用することができ、大きなサイ
ズの連続データを記録再生することに特化した磁気ディ
スク装置1を極めて低コストで実現することができる。
【0107】本発明を適用して構成された磁気ディスク
装置1では、セクタサイズを磁気ディスク11の1周以
上に渡るサイズに設定されていることから、サイズが大
きなデータであっても連続して記録再生することが可能
となり、データの細分化を防止して、記録トラック間の
ジャンプ(アクセス)を最小限に抑え、高転送レート化
を行うなどして、記録再生時のパフォーマンスを向上さ
せることができる。
【0108】なお、上述の説明では、支持アーム14が
ボイスコイルモータ17に供給される電流に応じて回転
軸16を中心に回転駆動されることによって、磁気ヘッ
ド13を磁気ディスク11の径方向に移動自在とするよ
うに構成されている。しかしながら、磁気ディスク装置
1においては、このような支持アーム14を備えること
に限定されるものではなく、磁気ヘッド13を磁気ディ
スク11の径方向に移動自在に支持する支持機構を備え
ていればよい。このような支持機構は、例えば、リニア
モータによって直線駆動されるアームの先端部に磁気ヘ
ッド13を取り付け、これによって磁気ヘッド13を磁
気ディスク11の径方向に移動自在とすることにより実
現することもできる。
【0109】以上のように、本発明は、信号記録面にあ
らかじめ高精度に位置決めされて記録された第1のサー
ボ信号を有する磁気ディスク11を用いて磁気ディスク
装置1とし、図12に示す手順によるサーボライトを行
うことにより、サーボライタを用いずに、磁気ディスク
装置1のみでサーボライトを行うことができる。
【0110】これは、磁気ディスク11の信号記録面に
あらかじめ高精度に位置決めされて記録された第1のサ
ーボ信号を基準として、高精度に位置決めされた磁気ヘ
ッド13によって、第2のサーボ信号を記録することと
なるためである。
【0111】また、本発明は、磁気ディスク11を、磁
気ディスク装置1に装着した後でサーボライトを行うた
めに、磁気ディスク11を装着する際に発生するサーボ
信号の中心と磁気ディスク回転中心との間に発生する偏
心を抑制することができ、これにより高精度に第2のサ
ーボ信号を記録することができ、上述した偏心を抑制し
た磁気ディスク11を作製することができる。
【0112】さらに、本発明は、何らかの不具合によ
り、磁気ヘッド13によりサーボ信号が読取れない場合
には、サーボライタを用いずに、磁気ディスク装置1の
磁気ヘッド13によりサーボライトを再度行うことがで
きる。
【0113】さらに、本発明は、第1のサーボ信号に位
置誤差信号(PES)が記録されているために、磁気デ
ィスク装置1において磁気ディスク11に対して情報信
号を記録再生する場合に、磁気ヘッド13が記録トラッ
クを移動するに際して、トラック番号が記録された[ア
ドレス]信号を読み出さずとも、この位置誤差信号(P
ES)をカウントすることによって、トラック番号をカ
ウントし、磁気ヘッド13がそのときに位置しているト
ラック番号を検出することができる。
【0114】
【発明の効果】上述したように本発明は、磁気ヘッドを
記録トラックに位置決めする基準として、ディスク1周
あたり少なくとも一ヶ所にあらかじめ第1の位置決め信
号を有する磁気ディスクに、磁気ディスク装置が備える
磁気ヘッドを用いて、この第1の位置決め信号に基づい
て、この磁気ディスクの信号記録面全面に渡って第2の
位置決め信号を記録することで、この第2の位置決め信
号と磁気ディスク回転中心との間に発生する偏心を抑制
することができる。これにより、高トラック密度を達成
することができ、磁気ディスクの記録密度を向上させる
ことができる。
【0115】また、磁気ディスクに樹脂材料をスタンピ
ングすることによって第1の位置決め信号を形成するの
で、従来より用いられている技術のみで、高精度に位置
決めされた第1の位置決め信号を有する磁気ディスクを
簡単に且つ安価に量産することができるようになる。
【0116】さらに、磁気ディスク装置自身で第2の位
置決め信号の記録すなわちサーボライトを高精度に行え
るため、外部の装置を必要としないのでサーボライトを
簡略に行うことができる。これにより、従来では、装置
の組み立て工程で行っていたサーボライトを、組み立て
後にも簡単に実行することができ、サーボライトを行っ
た後に、位置決め信号を再生できない場合などに、再度
サーボライトを行うことができ、より安定した情報信号
の記録再生を行うことができるようになる。
【0117】以上のように、安定して情報信号の記録再
生を行うことができる大容量且つ安価な磁気ディスク装
置を提供することができるようになり、大容量のホーム
サーバ機器などにも有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して構成した磁気ディスク装置の
要部を示す概略平面図である。
【図2】同磁気ディスク装置の要部を示す概略側面図で
ある。
【図3】同磁気ディスク装置に備えられる磁気ディスク
に記録された第1のサーボ信号を説明するための概略平
面図である。
【図4】同磁気ディスク装置に備えられる磁気ディスク
に記録された第2のサーボ信号を示す図であり、(a)
は第2のサーボ信号が同心円状に記録された状態を示す
概略図であり、(b)は第2のサーボ信号がスパイラル
状に記録された状態を示す概略図である。
【図5】同磁気ディスク装置に記録される各サーボ信号
のフォーマットを示す図である。
【図6】同磁気ディスク装置における磁気ディスクに記
録された第1のサーボ信号のパターンの一例を示す模式
図である。
【図7】同磁気ディスク装置における磁気ディスクに形
成される微細な凹凸パターンの一例を示す模式図であ
り、図6中の符号R1で示す領域に相当する凹凸パター
ンを示す図である。
【図8】同磁気ディスク装置における磁気ディスクに形
成される微細な凹凸パターンの一例を示す模式図であ
り、図7中に示すB−B線における断面形状を示す図で
ある。
【図9】同磁気ディスク装置に備えられる磁気ディスク
を、スタンピング技術により作製する場合について説明
するための概略図である。
【図10】同磁気ディスク装置に備えられる磁気ディス
クを、スタンピング技術により作製する場合について説
明するための概略図である。
【図11】同磁気ディスク装置に備えられる磁気ディス
クを、スタンピング技術により作製する場合について説
明するための概略図である。
【図12】同磁気ディスク装置において、磁気ディスク
にサーボ信号を記録してサーボライト動作を行う際の一
例を示すフローチャートである。
【図13】同磁気ディスク装置において、磁気ディスク
にサーボ信号を記録してサーボライト動作を行う場合の
書込ヘッドの動作を説明するための図である。
【図14】同磁気ディスク装置において、磁気ディスク
にサーボ信号を記録してサーボライト動作を行う場合の
書込ヘッドの動作を説明するための図である。
【図15】同磁気ディスク装置において、磁気ディスク
にサーボ信号を記録してサーボライト動作を行う場合の
書込ヘッドの動作を説明するための図である。
【図16】同磁気ディスク装置に備えられる制御回路の
一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク装置、11 磁気ディスク、12 ス
ピンドルモータ、13磁気ヘッド、14 支持アーム、
15 サスペンション、16 回転軸、17ボイスコイ
ルモータ、18 マグネット

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状に形成された基板上に磁性層
    が形成され、この磁性層に対して情報信号が記録される
    磁気ディスクにおいて、 磁気ヘッドを記録トラックに位置決めする基準として、
    ディスク1周あたり少なくとも一ヶ所にあらかじめ第1
    の位置決め信号を有し、 上記磁気ヘッドを上記記録トラックに位置決めする基準
    として、上記第1の位置決め信号に基づいて第2の位置
    決め信号が記録されることを特徴とする磁気ディスク。
  2. 【請求項2】 上記第1の位置決め信号は、樹脂材料を
    スタンピングすることによって形成された微細な凹凸パ
    ターンとして記録されていることを特徴とする請求項1
    記載の磁気ディスク。
  3. 【請求項3】 上記第1の位置決め信号には、上記記録
    トラックのトラック番号を示すトラック番号情報が記録
    されていることを特徴とする請求項1記載の磁気ディス
    ク。
  4. 【請求項4】 上記第1の位置決め信号には、上記磁気
    ヘッドの上記トラックからの位置決め誤差を検出する位
    置誤差信号を生成する情報が記録されていること、 を特徴とする請求項1記載の磁気ディスク。
  5. 【請求項5】 情報信号の記録及び/又は再生を行う磁
    気ヘッドと、 上記磁気ヘッドにより情報信号の記録及び/又は再生が
    行われる磁気ディスクと、 上記磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータと、 上記磁気ヘッドを上記磁気ディスクの径方向に移動自在
    に支持する支持機構と、 装置全体を制御する制御回路とを備え、 上記磁気ディスクは、上記磁気ヘッドを記録トラックに
    位置決めする基準として、ディスク1周あたり少なくと
    も一ヶ所にあらかじめ第1の位置決め信号を有し、 上記制御回路は、上記磁気ヘッドにより検出した上記第
    1の位置決め信号に基づいて上記支持機構の駆動を制御
    し、上記磁気ヘッドを上記記録トラックに位置決めする
    基準として、上記磁気ヘッドにより第2の位置決め信号
    を記録することを特徴とする磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 上記磁気ディスクは、上記第1の位置決
    め信号が、樹脂材料をスタンピングすることによって形
    成された微細な凹凸パターンとして記録されていること
    を特徴とする請求項5記載の磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】 上記磁気ディスクは、上記第1の位置決
    め信号に、上記記録トラックのトラック番号を示すトラ
    ック番号情報を有することを特徴とする請求項5記載の
    磁気ディスク装置。
  8. 【請求項8】 上記磁気ディスクは、上記第1の位置決
    め信号に、上記磁気ヘッドの上記記録トラックからの位
    置決め誤差を検出する位置誤差信号を有することを特徴
    とする請求項5記載の磁気ディスク装置。
  9. 【請求項9】 上記磁気ヘッドによって上記第1の位置
    決め信号から位置誤差信号をカウントし、このカウント
    に基づいてトラック番号をカウントすることを特徴とす
    る請求項8記載の磁気ディスク装置。
  10. 【請求項10】 磁気ディスクの信号記録面上にサーボ
    情報を記録する際に、 記録トラックに上記磁気ヘッドを位置決めする基準とし
    て、ディスク1周あたり少なくとも一ヶ所に、あらかじ
    め第1の位置決め信号を有する磁気ディスクに、上記磁
    気ヘッドにより、上記第1の位置決め信号に基づいて、
    上記記録トラックに上記磁気ヘッドを位置決めする基準
    として、第2の位置決め信号を記録することを特徴とす
    るサーボ記録方法。
  11. 【請求項11】 上記第2の位置決め信号に、上記磁気
    ヘッドの上記記録トラックからの位置決め誤差を検出す
    る位置誤差信号を生成する情報が記録されていることを
    特徴とする請求項10記載のサーボ記録方法。
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