JP2002267875A - 光モジュール及びその製造方法 - Google Patents

光モジュール及びその製造方法

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JP2002267875A
JP2002267875A JP2001070749A JP2001070749A JP2002267875A JP 2002267875 A JP2002267875 A JP 2002267875A JP 2001070749 A JP2001070749 A JP 2001070749A JP 2001070749 A JP2001070749 A JP 2001070749A JP 2002267875 A JP2002267875 A JP 2002267875A
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Kenichi Nakama
健一 仲間
Shigeki Nagasaka
繁喜 長坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で多数の光学部品を精度良く調整及び調
芯するとともに、外力や機械振動に対しても安定して動
作する小型の光モジュール及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 コリメータレンズ2、偏波補償フィルタ
5の両側面を矩形枠4の互いに対向する側面に固定して
いるので、小型の光モジュールを作製できる。また、矩
形枠4には2つの開放面が設けてあるので、光学部品の
微動調整が容易に行え、小型で多数の光学部品を高精度
に調芯して組み立てることができる。矩形枠4の開放面
には補強材6が設けられ、外力に対して形状を保持でき
る。回折格子3は補強材6に固定された後、調整及び調
芯されて矩形枠4に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光モジュール及
びその製造方法に関するものであり、特に、レンズ、回
折格子、フィルタ等によって構成されたマイクロオプテ
ィクス型の光モジュール及びその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、マイクロオプティクス型の光
モジュールは、例えば、特開平9−73020号公報に
開示されているように、一面の開いた箱形のパッケージ
の底面にレンズ、平面ミラー、凹面ミラー、フィルタ、
回折格子、プリズム等のマイクロ光学素子が個別に調芯
固定されたもの及び、平面基台にマイクロ光学素子が調
芯固定されたものが代表的であった。
【0003】一例として、回折格子をリトロー配置に設
けた光合分波器について、一面の開いた箱形のパッケー
ジに実装した例を図3に、平面基台に実装した例を図4
に示す。
【0004】図3では、上面の開いた箱形パッケージ8
に、入出力光ファイバアレイ1、回折格子3、この回折
格子3の回折効率の偏光依存性を補償するための偏波補
償フィルタ5、入力光ファイバ11からの発散光を平行
光に変換し、また、回折格子3からの回折平行光を出力
光ファイバアレイ12の各光ファイバ12aに収束する
ためのコリメータレンズ2が設けられている。ここで、
回折格子3、偏波補償フィルタ5、コリメータレンズ2
は、それぞれ、箱形パッケージ8の底面に配置された回
折格子固定用ステージ31、偏波補償フィルタ用ステー
ジ51、コリメータレンズ固定台21を介して調芯固定
されている。入出力光ファイバアレイ1には、入力光フ
ァイバ11と出力光ファイバアレイ12とが設けられて
いる。出力光ファイバアレイ12には複数個の光ファイ
バ12aが設けられている。箱形パッケージ8は剛性が
強く外力に対して形状が保持されるので、光軸が安定で
機械的振動及び応力に対して動作が安定な光モジュール
を構成することができていた。
【0005】また、図4では、平面基台7に図3と同様
に、入出力光ファイバアレイ1、回折格子3、偏波補償
フィルタ5、コリメータレンズ2が設けられている。こ
こで、回折格子3、偏波補償フィルタ5、コリメータレ
ンズ2は、それぞれ、平面基台7に配置された回折格子
固定用ステージ31、偏波補償フィルタ用ステージ5
1、コリメータレンズ固定台21を介して調芯固定され
ていた。この場合、図3の一面の開いた箱形パッケージ
8とは異なり、平面基台7は空間が開放されているた
め、小型の光学部品を用いる場合でも各光学部品を微動
するための手段、例えば微動ステージなどを容易に光モ
ジュールの周りに配置することができるので、部品数が
多い場合及び、光学部品が小型の場合でも調芯固定する
ことが可能であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
光モジュールでは、次のような問題点が生じる。
【0007】即ち、図3に示した一面の開いた箱形パッ
ケージ8を用いる場合、光学部品は箱形パッケージ8の
底面に固定されており、光学部品と箱形パッケージの両
側面とは空間があるため、光学部品に較べてパッケージ
が大型になっていた。また、一面の開いた箱形パッケー
ジ8では、機械振動やヒートショックなどの外乱に対し
て安定した光学系を製作できるが、各光学部品はすべて
一面の開いた面の側からしか微動調整することができな
い。このため、多数の小型の光学部品を、高密度かつ高
精度に調芯しようとした場合、微動するための機構、例
えば微動ステージ同士が機械的に干渉し、複数の光学部
品を同時に微動調整することが難しいので、組立てが困
難であった。また、部品のセットアップ等にも長時間を
要していた。
【0008】一方、図4に示した平面基台7を用いる場
合にも、光学部品は平面基台7に固定されおり、光学部
品と平面基台7の端面とは距離があるため、光学部品に
較べてパッケージが大型になっていた。また、平面基台
7では、光学系の周囲が空間であるため、図3の場合と
異なり複数の光学部品を同時に微動調整できるような機
構を光モジュールの周囲に配置できるが、平面基台7の
面で光路全体を保持する構造であるため、光モジュール
全体の剛性が低下する。また、光学部品が平面基台7の
底面だけに片側支持されているため、外部からの振動に
対して共振する振動が増幅し、機械的な振動及び外力に
対して光軸が変動しやすかった。特に、部品数が増えて
光路が長くなった場合は、光学的な安定性が低下しやす
かった。また、これを解決するためには、平面基台7の
厚さを非常に厚くしなければならず、光モジュールの小
型化が困難であった。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものである。その目的とするところは、小
型で多数の光学部品を精度良く調整及び調芯するととも
に、光通信で使われるような過酷な外力や機械振動及び
熱的な外乱に対しても安定して動作する小型の光モジュ
ールを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、光学部品としてレン
ズ、平面ミラー、凹面ミラー、フィルタ、回折格子、プ
リズム、ホログラフィック光学素子のうち少なくとも1
つを、剛性を有する枠の互いに対向する側面に備え、こ
の枠の少なくとも1つの面に設けられた透光性の面に光
入出力手段を備えたことを要旨とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光モジュールにおいて、前記枠には、対向する2面に
開放面が設けられていることを要旨とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の光モジュールにおいて、前記枠の開放面には、外力に
対して形状を保持する補強手段が設けられたことを要旨
とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1から3
のいずれかに記載の光モジュールにおいて、前記光入出
力手段は、光ファイバ、光ファイバアレイ、受光素子ア
レイ及び発光素子アレイのうち少なくとも1つを備えた
ことを要旨とする。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1から4
のいずれかに記載の光モジュールにおいて、前記光学部
品は、前記枠及び前記補強手段の少なくとも一つに固定
されたことを要旨とする。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項1から5
のいずれかに記載の光モジュールにおいて、前記光学部
品の両側面は、前記枠の互いに対向する側面に固定され
ていることを要旨とする。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項1から6
のいずれかに記載の光モジュールにおいて、前記光学部
品の両側面の間隔は、前記枠の互いに対向する側面の幅
と同じであることを要旨とする。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項1から7
のいずれかに記載の光モジュールにおいて、前記枠は、
矩形枠であることを要旨とする。
【0018】請求項9に記載の発明は、対向する2つの
開放面を有する枠に、この開放面を介して前記光学部品
を挿入し、調整及び調芯を行った後、前記枠の互いに対
向する側面に光学部品の両側面を固定することを要旨と
する。
【0019】従って、この発明によれば、剛性を有し線
膨張係数の低い枠の互いに対向する側面に光学部品を固
定しているので、小型の光モジュールを作製できる。か
つ、剛性が高く、線膨張係数の小さい枠を用いているの
で、外力や機械的な振動及び熱的な外乱に対しても安定
に動作する光モジュールを作製できる。また、補強手段
が枠に固定されているので、枠の剛性をさらに高めるこ
とができる。さらに、2つの開放面を設けた枠を用いる
と、小型で多数の光学部品を微動調整して組み立てるこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】図1(a)、(b)は本実施形態に係わる
光モジュールの構成を示す図であり、(a)は平面図、
(b)は側断面図である。この光モジュールは、枠とし
ての矩形枠4と、光入出力手段としての入出力光ファイ
バアレイ1と、レンズとしてのコリメータレンズ2と、
フィルタとしての偏波補償フィルタ5と、回折格子3
と、補強手段としての補強材6とを備えている。矩形枠
4には、対向する2面(本実施形態ではY軸方向に直交
する2つの面としての上面及び底面)に開放面が設けら
れている。また、矩形枠4は剛性を有する材料で構成さ
れている。
【0022】入出力光ファイバアレイ1には、入力光フ
ァイバ11と出力光ファイバアレイ12とが設けられて
いる。出力光ファイバアレイ12には複数個の光ファイ
バ12aが設けられている。コリメータレンズ2は、入
力光ファイバ11からの発散光を平行光に変換し、ま
た、回折格子3からの回折平行光を出力光ファイバアレ
イ12の各光ファイバ12aのコア端面上に収束させ
る。偏波補償フィルタ5は、回折格子3の回折効率の偏
光依存性を補償させる。補強材6は、矩形枠4が斜めに
働く外力で変形するのを防ぐために、矩形枠4の開放面
に1つ以上(本実施形態では上面に2個、底面に2個)
が接着固定されている。
【0023】ここで、入出力光ファイバアレイ1は、矩
形枠4の1面に設けられた透光性の面41に固定されて
いる。コリメータレンズ2と偏波補償フィルタ5とは、
矩形枠4の開放面を介して矩形枠4に挿入され、これら
の両側面は矩形枠4の側面に接着固定されている。ま
た、回折格子3はY軸周りに回転させて、あおり調整す
るため、先ずこの回折格子3の底面が補強材6に接着固
定され、回折格子3の調芯を行った後、補強材6が矩形
枠4の開放面に固定される。
【0024】この光モジュールは光合分波を次のように
行う。波長λ1、λ2、・・・、λnが合波された入射光
は、入力光ファイバ11が固定された透光性の面41を
出射した後、発散光になる。この発散光がコリメータレ
ンズ2で集光され、回折格子3で所望の回折角を有する
波長ごとに分離された光線群(λ1、λ2、・・・、
λ n)に分割される。偏波補償フィルタ5で回折格子の
s偏光とp偏光の回折効率の差が補償され、再度コリメ
ータレンズ2で各波長の光束を出力光ファイバアレイ1
2の各光ファイバ12aのコア端面上に収束して結合さ
せて出力が得られる。ここで、入力光ファイバ11から
回折格子3に至り、回折格子3から出力光ファイバアレ
イ12の各光ファイバ12aに至る線は主光線を示して
いる。
【0025】コリメータレンズ2と偏波補償フィルタ5
は、各々、両側面の間隔が矩形枠4の互いに対向する側
面の間隔と略同寸法であるが、この側面で移動可能な程
度の余裕があり、これらの光学部品を矩形枠4の対向す
る2つの開放面を介して挿入して、調整及び調芯を行っ
た後、矩形枠4の側面にこれらの光学部品の両側面を固
定する。
【0026】このように、本実施形態の光モジュール
は、対向する2つの開放面を備えた矩形枠4を用いてい
るので、この開放面を介して光学部品を矩形枠4に容易
に挿入でき、微動調整可能な、高精度、高機能な光モジ
ュールを組立実装することができる。また、矩形枠4
は、補強材6で変形を防止されているので、機械振動な
どの外乱に対して光軸を安定することができる。
【0027】また、本実施形態では、矩形枠4及び補強
材6には、低膨張ガラス(ショット社製のテンパック
ス)を使用し、Z方向の光学系の構成が温度変化に対し
ても安定になるようにした。矩形枠4の外形寸法は、幅
20mm(X軸方向)、高さ7mm(Y軸方向)、全長
80mm(Z軸方向)である。また、矩形枠4は、厚さ
4mm、高さ7mm、長さ80mmの直方体4aが2個
と、厚さ4mm、高さ7mm、長さ12mmの直方体4
bが2個とを接着して作製された。このように本実施形
態の矩形枠4は4個の直方体を組み合わせて作製された
が、各直方体にフックなどを設けて嵌合により固定して
もよい。また、枠の分割形態はこの限りではなく、形状
は台形などであってもよい。矩形枠4の全体を一体成形
で作製してもよい。
【0028】本実施形態の光モジュールを冷却ファンの
ある架台に設置し、入力光ファイバ11及び出力光ファ
イバアレイ12を光モジュールから約10mmの長さで
架台にマウントし、光出力の変化を測定した。また、本
実施形態との比較のために、図4のように平面基台7上
に光学部品を固定した光モジュールについて同様に光出
力の変化を測定した。この場合、平面基台7の厚さは4
mmとし、低膨張ガラス(テンパックス)を使用した。
光学系の全長は80mmとし、コリメータレンズ2と偏
波補償フィルタ5は自立して片側を接着固定した。また
回折格子3は図1の補強材6を平面基台7に接着し、図
1と同様の方法で保持した。
【0029】このようにして安定性を比較した結果、本
実施形態による図1の構成では出力の変動は認められな
かった。これに対し、図4の構成では約0.2dBの変
動が測定され、本実施形態による効果を確認することが
できた。
【0030】なお、本実施形態の光モジュールは、矩形
枠の最も短い辺が7mmと小さいので、多数の電気プリ
ント基板が12.7mm(1/2インチ)ピッチと狭い
間隔で設けられた架台にも容易に実装できる。
【0031】以上のように構成された本実施形態によれ
ば、以下の作用効果を奏する。
【0032】(1)光学部品は両側面が矩形枠の互いに
対向する側面に固定されているので、光学部品の両側面
の間隔に矩形枠の両側面の厚さを加えた長さの矩形枠が
使用でき、光モジュールを小型化できる。
【0033】(2)剛性が高く線膨張係数の小さい矩形
枠が用いられているので、外力に対する変形を抑制で
き、熱的な変化も抑制できる。
【0034】(3)矩形枠には対向する2面に開放面が
設けられているので、この開放面を介して光学部品を矩
形枠に容易に挿入できる。また、矩形枠に挿入した光学
部品の調整及び調芯をこの開放面を介して容易に行うこ
とができる。即ち、小型で多数の光学部品からなる光モ
ジュールを容易にかつ精度良く作製することができる。
【0035】(4)矩形枠には補強材が設けられている
ので、外力に対する矩形枠の変形をさらに抑制できる。
【0036】(5)補強材は光学部品の固定用にも使用
できるので、光学部品が固定された補強材と矩形枠との
取付け位置を調整することで、この光学部品の調整及び
調芯を行うことができる。
【0037】なお、前記実施形態は、以下のような各別
形態にして変更実施することも可能である。
【0038】・前記実施形態では、矩形枠4を用いた
が、例えば、両側面が平行で端部が曲面状の枠なども使
用できる。即ち、互いに対向する側面を有する枠であれ
ば使用できる。
【0039】・前記実施形態では、補強材6として図1
及び図2(a)に示すように四角形の板を矩形枠4の4
隅に固定したが、補強材の形状と取付け位置はこれに限
定されない。例えば、三角形の補強材を矩形枠の内側4
隅に設ける(図2(b))、四角形の補強材を矩形枠4
の内側に設ける(図2(c))、曲線形状を有する補強
材を矩形枠の隅に設ける(図2(d))、矩形枠の開放
面全体を覆うように設ける(図2(e))、三角形の補
強材を対向する2隅に設ける(図2(f))、などであ
ってもよい。即ち、補強材は斜め方向からの応力によっ
て矩形枠4が変形されるのを防ぐ構造のものであり、か
つ、光が入出射する透光性の面の内、光の通過する領域
を除けば、設けることができる。
【0040】・前記実施形態では、矩形枠4に低膨張ガ
ラスを用いたので透光性の面41は全面が透光性であっ
たが、入力光ファイバ11及び出力光ファイバアレイ1
2を設置する領域だけが透光性であってもよい。
【0041】・前記実施形態では、矩形枠4及び補強材
6に低膨張ガラスを使用したが、セラミックス、金属、
プラスチックなども使用できる。即ち、外力に対して変
形量が光学特性を維持できる材料であれば使用できる。
【0042】・前記実施形態では、光入出力手段として
入力光ファイバ11と出力光ファイバアレイ12とから
なる入出力光ファイバアレイ1を用いたが、出力光ファ
イバアレイ12に代えてフォトダイオードアレイなどの
受光素子アレイを用いてもよい。この場合は、各波長の
光束が収束される位置に各波長の受光を行う受光素子を
配列させる。
【0043】・前記実施形態では、合波された光を入力
光ファイバ11から入射し、回折格子で分波した後、出
力光ファイバアレイ12の各光ファイバ12aに出力す
るという分波器を例にして説明したが、分波器だけでは
なく合波器としても用いることができる。即ち、出力光
ファイバアレイ12を入力光ファイバアレイとし、この
各光ファイバ12aに各波長の光を入射し、回折格子3
で合波し、入力光ファイバ11に代えて設けた出力光フ
ァイバで出力してもよい。
【0044】・また、合波器として、出力光ファイバア
レイ12に代えてレーザダイオードアレイなどの発光素
子アレイを設け、この発光素子アレイからの各波長の光
を回折格子3で合波し、入力光ファイバ11に代えて設
けた出力光ファイバで出力してもよい。
【0045】・さらに、合波器としても分波器としても
用いることができるので、入力光ファイバ11と出力光
ファイバアレイ12とに代えて、発光素子と受光素子と
が混在する受発光素子アレイを設けても良い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、枠の互いに対向する側面に光学部品を固定するの
で、余分な空間を抑制した小型のモジュールを提供する
ことができる。また、剛性が高く、線膨張係数の小さい
枠を用いているので、光通信で使用されるような過酷な
外力や機械的な振動及び熱的な外乱に対しても安定に動
作する光モジュールを提供することができる。
【0047】また、2つの開放面を設けた枠を用いる
と、小型で複数の光学部品を微動調整して調芯固定する
ことができる。2つの開放面を設けた枠を用いる際に、
枠に補強体を備えることで、光モジュールの剛性を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係わる光モジュールの構成を示す
平面図及び側断面図。
【図2】本実施形態による光モジュールの枠の補強材の
形状を示す平面図。
【図3】従来の光モジュールの構成を示す側断面図及び
平面図。
【図4】従来の光モジュールの構成を示す側断面図及び
平面図。
【符号の説明】
1 入出力光ファイバアレイ 2 コリメータレンズ 3 回折格子 4 矩形枠 5 偏波補償フィルタ 6 補強材 7 平面基台 8 箱形パッケージ 11 入力光ファイバ 12 出力光ファイバアレイ 21 コリメータレンズ固定台 31 回折格子固定用ステージ 41 透光性の面 51 偏波補償フィルタ用ステージ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学部品としてレンズ、平面ミラー、凹
    面ミラー、フィルタ、回折格子、プリズム、ホログラフ
    ィック光学素子のうち少なくとも1つを、剛性を有する
    枠の互いに対向する側面に備え、この枠の少なくとも1
    つの面に設けられた透光性の面に光入出力手段を備えた
    ことを特徴とする光モジュール。
  2. 【請求項2】 前記枠には、対向する2面に開放面が設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載の光モジ
    ュール。
  3. 【請求項3】 前記枠の開放面には、外力に対して形状
    を保持する補強手段が設けられたことを特徴とする請求
    項2に記載の光モジュール。
  4. 【請求項4】 前記光入出力手段は、光ファイバ、光フ
    ァイバアレイ、受光素子アレイ及び発光素子アレイのう
    ち少なくとも1つを備えたことを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載の光モジュール。
  5. 【請求項5】 前記光学部品は、前記枠及び前記補強手
    段の少なくとも一つに固定されたことを特徴とする請求
    項1から4のいずれかに記載の光モジュール。
  6. 【請求項6】 前記光学部品の両側面は、前記枠の互い
    に対向する側面に固定されていることを特徴とする請求
    項1から5のいずれかに記載の光モジュール。
  7. 【請求項7】 前記光学部品の両側面の間隔は、前記枠
    の互いに対向する側面の幅と同じであることを特徴とす
    る請求項1から6のいずれかに記載の光モジュール。
  8. 【請求項8】 前記枠は、矩形枠であることを特徴とす
    る請求項1から7のいずれかに記載の光モジュール。
  9. 【請求項9】 対向する2つの開放面を有する枠に、こ
    の開放面を介して前記光学部品を挿入し、調整及び調芯
    を行った後、前記枠の互いに対向する側面に光学部品の
    両側面を固定することを特徴とする光モジュールの製造
    方法。
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JP (1) JP2002267875A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006113464A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Hitachi Cable Ltd デマルチプレクサ及び波長多重光伝送モジュール
JP2009217247A (ja) * 2008-01-23 2009-09-24 Yenista Optics コンパクトな分散システムを備える光学デバイス

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