JP2002263829A - 溶湯保持部材および耐熱ブロック - Google Patents

溶湯保持部材および耐熱ブロック

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JP2002263829A
JP2002263829A JP2001063023A JP2001063023A JP2002263829A JP 2002263829 A JP2002263829 A JP 2002263829A JP 2001063023 A JP2001063023 A JP 2001063023A JP 2001063023 A JP2001063023 A JP 2001063023A JP 2002263829 A JP2002263829 A JP 2002263829A
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Takeshi Suzuki
竹四 鈴木
Tetsuto Mori
哲人 森
Junichi Kumagai
淳一 熊谷
Seiji Noguchi
誠司 野口
Toyoaki Origasa
豊昭 折笠
Akira Saito
晃 斎藤
Kazunori Kikukawa
一徳 菊川
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Mitsubishi Shindoh Co Ltd
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Mitsubishi Shindoh Co Ltd
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱層からの水分の滲出を防ぐとともに、耐
熱層を形成する際の製造コストを低減できる溶湯保持部
材を提供する。 【解決手段】 外枠20と、この外枠20の内面に固定
された耐熱層26とを具備し、この耐熱層26の内面を
溶湯Yに接触させた状態で溶湯を保持する溶湯保持部材
1であって、耐熱層26の内部、もしくは耐熱層26と
外枠20との間には、外気に連通するガス抜き通路28
が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種金属の溶湯を
流すためのタンディッシュ、金属原科を溶解して溶湯に
するための溶解炉、溶湯を保温するための保温炉などの
ように、溶湯を保持するための溶湯保持部材に関する。
また、本発明は、この種の溶湯保持部材を製造するため
の耐熱ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】各種金属の溶湯を流すためのタンディッ
シュ、金属原料を溶解して溶湯にするための溶解炉、並
びに、溶湯を保温するための保温炉などのように、溶湯
を保持するための溶湯保持部材は、通常、鉄やステンレ
ス鋼などで形成された外枠と、この外枠の内壁面の全面
に固定された耐熱層とを有する。
【0003】前記耐熱層の形成方法は大別して2種類あ
る。第1は、耐熱レンガなどの耐熱ブロックを、外枠の
内壁面に1層または多層状に貼り付けていく方法であ
り、この時の接着剤としては耐熱モルタルなどが使用さ
れる。
【0004】第2は、外枠の内側に、水や有機溶剤と耐
熱材料粉末を混合した粘土状またはスラリー状の耐熱層
形成材料を塗布、または内側に配置される仮枠との間で
型込し、この耐熱層形成材料層を乾燥させた後に、耐熱
材料を加熱して焼成し、耐熱層を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の溶
湯保持部材を用いて製造される金属製品に対する品質要
求が高まるにつれ、溶湯を固化して得られる鋳造物また
は鋳塊に、微小な気泡が生じる現象が問題視され始めて
いる。たとえば、この種の鋳塊を薄く圧延して機械部品
を製造した場合には、気泡のところで加工割れが生じた
り、薄くのばされた気泡を境として金属板が2枚に分離
するなどの不具合が生じることがあり、改善が求められ
ていた。
【0006】この現象について、本発明者らが詳細に検
討した結果、鋳塊に気泡が生じるのは、溶解炉、タンデ
ィッシュ、および保温炉などの内壁面から水分が滲出す
ることが一因であることがわかった。この水分の一部が
水素および酸素に分解して溶湯内に溶けこみ、溶湯が凝
固する過程で、溶け込んでいた水素と酸素が再結合して
水分を発生し、この水分が気泡となって鋳塊に残留する
メカニズムも明らかになった。
【0007】また、耐熱層を形成するための耐熱モルタ
ルや耐熱層形成材料には、多量の水分または溶剤が含ま
れており、しかも耐熱層の厚さは十数cmにも及ぶた
め、耐熱モルタルや耐熱層形成材科の乾燥には数ケ月も
の時間を要し、この乾燥時間の長さが溶湯保持部材の生
産性を低下させ、製造コストを押し上げていた。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、耐熱層からの水分の滲出を防ぐとともに、耐熱
層を形成する際の製造コストを低減できる溶湯保持部材
を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明に係る溶湯保持部材は、外枠と、この外枠の
内面に固定された耐熱層とを具備し、この耐熱層の内面
を溶湯に接触させた状態で溶湯を保持する溶湯保持部材
であって、前記耐熱層の内部、もしくは前記耐熱層と前
記外枠との間には、外気に連通するガス抜き通路が形成
されていることを特徴とする。
【0010】前記耐熱層は、多数の耐熱ブロックを前記
外枠の内面に接合したものであり、前記耐熱ブロックの
前記外枠との当接面には凹部が形成され、これら凹部が
連通しあって外気に通じていてもよい。
【0011】また、本発明に係る耐熱ブロックは、前記
溶湯保持部材の内壁面を形成するための耐熱ブロックで
あって、溶湯保持部材の内壁面への接合面には、ガス抜
き通路形成用の凹部が形成されていることを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明に係る
溶湯保持部材の一実施形態であるタンディッシュを使用
した鋳造装置を示す側面図および平面図である。この鋳
造装置は、溶湯Yを生成するための溶解炉2と、溶解炉
2から注ぎ出された溶湯Yを受ける湯道6と、湯道6か
ら流れる溶湯Yを受けるタンディッシュ1と、このタン
ディッシュ1から注ぎ出される溶湯Yを鋳造するための
鋳型18とを具備する。
【0013】タンディッシュ1は大気中に配置されてい
てもよいが、不活性ガス中、還元性ガス中、真空中に配
置されていてもよい。その場合には、溶解炉2、タンデ
ィッシュ1、および鋳型18の全体を包囲する気密チャ
ンバーを設け、その内部を所望の雰囲気にすればよい。
【0014】溶解炉2は、従来から便用されている如何
なる形態の溶解炉であってもよいが、この実施形態の溶
解炉2は、傾動軸4を中心として傾けることにより、上
端開口部から溶湯が流出する形態のものである。溶解炉
2から流れ出した溶湯は、樋状の湯道6を通ってタンデ
ィッシュlの上流端に流れ込む。タンディッシュ1内に
注ぎ込まれた溶湯Yには、通常、粒状グラファイトCが
散布され、溶湯Yの表面全面を覆っている。このグラフ
ァイトCにより、溶湯Yの酸化が防止される。
【0015】タンディッシュ1は、ほぼ水平に配置され
た細長い箱状の部材であり、その下流端の底面には注出
孔16が形成されている。また、注出孔16の上には、
注出弁14が配置され、ハンドル10を回してスクリュ
ウシャフト12を上下させると、注出弁14が注出孔1
6から流出する溶湯Y2の量を調整もしくは注出停止す
る。注出孔16から流れ落ちた溶湯Yはその真下に配置
された鋳型18に流し込まれる。
【0016】図3および図4は、タンディッシュ1の部
分平面図および縦断面図である。タンディッシュ1は、
鉄やステンレス鋼などの金属からなる箱状の外枠20
と、この外枠20の内面全面に形成された耐熱層26と
からなるものであり、本実施形態の主特徴は、外枠20
と耐熱層26との間に、格子状に広がるガス抜き通路2
8が形成されていることにある。
【0017】より詳しく説明すると、外枠20の内面に
は、まず耐熱ブロック22が全面に亘って固定され、さ
らに耐熱ブロック22の内側に、耐熱ブロック24が1
層または2層以上(1層のみ図示)に亘って固定されて
いる。耐熱ブロツク22、24はいずれも耐熱モルタル
などの耐熱性結合剤によって外枠20に固定されてい
る。耐熱ブロック22の外枠20への接合面には、図5
に示すように、十字状に溝22Dが形成されており、隣
り合う耐熱ブロック22同士で、これら溝22Dが連通
し、これにより外枠20の内面全面に亘って相互に連通
するガス抜き通路28が形成されている。
【0018】溝22Dの断面形状および寸法は限定され
ないが、耐熱モルタルなどの耐熱性結合剤で耐熱ブロッ
ク22を外枠20の内面に固定する際に、耐熱性結合剤
で溝22Dが塞がらないように、かつ、耐熱ブロック2
2の配置に許容量のずれが生じた場合にも相互に連通で
きるように考慮して設定すべきである。溝22Dの断面
形状は半円状、「コ」字状、「Ω」字状などのアリ溝形
状、V字状などであってもよく、その深さはたとえば2
〜20mm程度でよい。あまり小さいと耐熱モルタル等
で塞がりやすく、あまり大きいと耐熱ブロック22の強
度が低下するおそれがある。
【0019】耐熱ブロック22の寸法は限定されない
が、一般的には、高さ10〜30cm、幅5〜20c
m、厚さ3〜15cm程度であると使用しやすい。耐熱
ブロック22の材質は限定されないが、例えばシリカ、
アルミナ、マグネシア、ジルコニアなどが挙げられる。
【0020】図示の例では、耐熱ブロック22に十字状
の溝22Dが形成されているが、溝22Dは、耐熱ブロ
ック22の使用時上下方向に伸びる直線状に形成しても
よいし、縦横それぞれ複数本からなる格子状に形成して
もよい。さらに、以下のような変形例も可能である。
【0021】図6に示す耐熱ブロック22Aは、耐熱ブ
ロック22と互換性のあるものであり、直方体状をな
し、外枠20への接合面の左右辺の縁を辺の全長に亘っ
て面取りすることにより、耐熱ブロック22Aの使用時
上下方向に伸びる凹部28Aがそれぞれ形成されてい
る。このような耐熱ブロック22Aを外枠20の内面全
面に亘ってタイル状に並べて固定すると、左右に隣り合
う耐熱ブロック22A間で凹部28Aが合わさって溝が
形成され、この溝が上下につながってガス抜き通路28
が形成される。
【0022】耐熱ブロック22Aの左右縁だけでなく、
上下縁も面取りすれば、上下に隣り合う耐熱ブロック2
2A間にも溝が形成され、この溝が左右につながって全
体として格子形状をなすガス抜き通路28が形成される
ことになる。凹部28Aにより形成される溝の断面形状
や寸法は前記同様でよい。
【0023】図7に示す耐熱ブロック22Bは、ブロッ
クの中に、上下方向および左右方向に伸びる貫通孔28
Bをそれぞれ形成したものであり、このような構成によ
っても、耐熱ブロック22Bを外枠20の内面全面に亘
ってタイル状に並べて固定すると、左右に隣り合う耐熱
ブロック22B間で貫通孔28Bが上下および左右につ
ながってガス抜き通路28が形成される。貫通孔28B
の直径は限定されないが、2〜20mm程度であると好
ましい。あまり小さいと耐熱モルタル等で塞がりやす
く、あまり大きいと耐熱ブロック22Bの強度が低下す
るおそれがある。貫通孔28Bは十字状でなくてもよ
く、上下方向に伸びる1本だけとしてもよいし、数を増
やして格子形状にしてもよい。
【0024】図8に示す耐熱ブロック22Cは、ブロッ
クの端面全周に溝28Cが形成されている。溝28Cは
端面の中央に形成されていてもよいし、端面よりも外枠
20寄りに形成されていてもよい。溝28Cにより形成
される貫通孔の断面形状や寸法は図7の例と同様でよ
い。
【0025】このような実施形態によれば、溶解炉2か
らタンディッシュlに流し込まれた溶湯Yが鋳型18に
注入される際に、タンディッシュ1の耐熱層26から水
分が滲出したとしても、その水分の大半は圧カの高い溶
湯Y側には放出されず、耐熱層26の外側に多数形成さ
れているガス抜き通路28を通ってその上端から放出さ
れる。このため、水から熱分解により発生する水素や酸
素が溶湯へ溶け込む現象を防止でき、溶湯を鋳造した際
に鋳造物中に気泡が生じることが防止できる。
【0026】また、タンディッシュ1を製造する際に
は、湿った耐熱層26中の水分がガス抜き通路28を通
して排出されるため、耐熱層26の乾燥を早めて、生産
効率を高めてタンディッシュ1の製造コストを低滅する
ことが可能である。
【0027】以上の実施形態は、いずれも耐熱ブロック
に凹部や溝、貫通孔を形成しておくことによりガス抜き
通路を形成するものであったが、本発明はこれに限定さ
れず、以下のような変形例も可能である。いずれも前記
実施形態と同様の効果が得られる。
【0028】図9の実施形態は、外枠20と耐熱層26
との間に、金網などのスペーサ30を配置したものであ
り、これにより外枠20と耐熱層26との間にわずかな
隙間をガス抜き通路として形成している。
【0029】金網の代わりに、高温で燃焼または溶解揮
発する材質でスペーサ30を形成し、このスペーサ30
を外枠20の内面に固定した後、スペーサ30を埋め込
むように耐熱層26を形成し、その後、スペーサ30を
加熱して燃やすか、溶解除去することにより、スペーサ
30の後にガス抜き通路28を形成することも可能であ
る。この場合、耐熱層26は耐熱ブロックを用いて形成
してもよいし、水や有機溶剤と耐熱材料粉末を混合した
粘土状またはスラリー状の耐熱層形成材料を塗布、また
は内側に配置される仮枠との間で型込し、この耐熱層形
成材料層を乾燥させることによって形成してもよい。ス
ペーサ30を除去した後には、図3および図4に類似し
た状態でガス抜き通路28が形成される。ガス抜き通路
28は格子状であっても、直線状であってもよい。耐熱
層26が完全に乾燥する前にスペーサ30を除去してガ
ス抜き通路28を形成すれば、スペーサ30の乾燥を早
めることが可能である。
【0030】図10に示す実施形態では、外枠20の内
側に耐熱性の材質からなるスペーサ32を介して耐熱性
の材質からなる内枠34を配置し、この内枠34の内面
に耐熱層26を形成している。内枠34は、水分を通過
させる材質、例えば、多孔質ボード、繊維質ボード、穴
あきの金属板などから形成されており、耐熱層26が発
生する水分は内枠34を透過して滲出し、内枠34と外
枠20との間を通過してタンディッシュ1の外へ放出さ
れる。内枠34と外枠20との間の間隙量は限定されな
いが、2〜15mm程度が好ましい。
【0031】以上の実施形態はいずれもタンディッシュ
1を対象としたものであったが、本発明は溶湯を保持す
る部材であれば、いかなる部材にも適用可能である。例
えば、図11は金属原料を溶解して溶湯にするための溶
解炉(もしくは溶湯を保温するための保温炉)として使
用される垂直双コイル溝型低周波炉40に適用した例で
ある。この垂直双コイル溝型低周波炉40は前述のタン
ディッシュ1と同様の層構造を有し、炉の底部内に水平
に配置された矩形環状の鉄心46と、この鉄心46の外
周に巻回されたコイル44と、その外周を覆う耐熱被覆
とを具備する加熱部42を備えている。コイル44に低
周波電流を流すことにより、炉40内の金属原料を誘導
加熱する。
【0032】誘導加熱を行う際に耐熱層26に含まれて
いた水分または結晶水が耐熱層26から滲出するが、そ
の大部分は圧カの高い炉内へ向かわず、ガス抜き通路2
8を通過して炉外へ排出されるため、熱分解により水か
ら発生する水素や酸素が溶湯へ溶け込む現象を防止で
き、溶湯を鋳造した際に鋳造物中に気泡が生じることが
防止できる。
【0033】また、垂直双コイル溝型低周波炉40を製
造する際には、湿った耐熱層26中の水分をガス抜き通
路28を通して排出することが可能であるから、耐熱層
26の乾燥を早め、生産効率を高めて製造コストを低減
することが可能である。
【0034】以上、複数の実施形態について説明した
が、本発明はこれらに限定されることはなく、各実施形
態の特徴部分を適宜組み合わせてもよい。また、本発明
はタンディッシュ1や炉に限定されず、耐熱層が溶湯と
接触する箇所を有する物品であれば、いずれにも適用可
能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る溶湯
保持部材によれば、耐熱層の内部、もしくは耐熱層と外
枠との間に、外気に連通するガス抜き通路が形成されて
いるから、耐熱層に溶湯が接触して耐熱層から水分が滲
出したとしても、その水分の大半は圧カの高い溶湯側に
は放出されず、耐熱層の外側に形成されているガス抜き
通路を通って放出される。このため、水から熱分解によ
り発生する水素や酸素が溶湯へ溶け込む現象を防止で
き、溶湯を鋳造した際に鋳造物中に気泡が生じることが
防止でき、ひいては鋳造品の欠陥を防止することが可能
である,
【0036】また、この溶湯保持部材を製造する際に
は、湿った耐熱層中の水分がガス抜き通路を通して排出
されるため、耐熱層の乾燥を早め、生産効率を高めて溶
湯保持部材の製造コストを低減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態であるタンディッシュを
使用した鋳造装置を示す側面図である。
【図2】 同鋳造装置の平面図である。
【図3】 前記タンディッシュの部分平面図である。
【図4】 前記タンディッシュの断面図である。
【図5】 本発明の耐熱ブロックの一実施形態を示す斜
視図である。
【図6】 本発明の耐熱ブロックの他の実施形態の斜視
図である。
【図7】 本発明の耐熱ブロックの他の実施形態の斜視
図である。
【図8】 本発明の耐熱ブロックの他の実施形態の斜視
図である。
【図9】 本発明に係る溶湯保持部材の他の実施形態で
あるタンディッシュの断面図である。
【図10】 本発明に係る溶湯保持部材の他の実施形態
であるタンディッシュの断面図である。
【図11】 本発明の他の実施形態である垂直双コイル
溝型低周波炉を示す断面図である。
【符号の説明】 1 タンディッシュ 2 溶解炉 Y 溶湯 20 外枠 22、24 耐熱ブロック 26 耐熱層 28 ガス抜き通路 28A〜28D 凹部 30 スぺーサ 32 スペーサ 34 内枠 42 加熱部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊谷 淳一 福島県会津若松市扇町128の7 三菱伸銅 株式会社若松製作所内 (72)発明者 野口 誠司 福島県会津若松市扇町128の7 三菱伸銅 株式会社若松製作所内 (72)発明者 折笠 豊昭 福島県会津若松市扇町128の7 三菱伸銅 株式会社若松製作所内 (72)発明者 斎藤 晃 福島県会津若松市扇町128の7 三菱伸銅 株式会社若松製作所内 (72)発明者 菊川 一徳 福島県会津若松市扇町128の7 三菱伸銅 株式会社若松製作所内 Fターム(参考) 4E014 BA02 4K001 EA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠(20)と、この外枠の内面に固定
    された耐熱層(26)とを具備し、この耐熱層の内面を
    溶湯(Y)に接触させた状態で溶湯を保持する溶湯保持
    部材(1)であって、前記耐熱層の内部、もしくは前記
    耐熱層と前記外枠との間には、外気に連通するガス抜き
    通路(28)が形成されていることを特徴とする溶湯保
    持部材。
  2. 【請求項2】 前記耐熱層(26)は、多数の耐熱ブロ
    ック(22)を前記外枠の内面に接合したものであり、
    前記耐熱ブロックの前記外枠(20)との当接面には凹
    部〈28、28A〜28D)が形成され、これら凹部が
    連通しあって外気に通じていることを特徴とする請求項
    1記載の溶湯保持部材。
  3. 【請求項3】 溶湯保持部材(1〉の内壁面を形成する
    ための耐熱ブロック(22)であって、この耐熱ブロッ
    ク(22)の内部または溶湯保持部材の内壁面への接合
    面には、ガス抜き通路形成用の凹部(28A〜28D)
    が形成されていることを特徴とする耐熱ブロック。
JP2001063023A 2001-03-07 2001-03-07 溶湯保持部材および耐熱ブロック Withdrawn JP2002263829A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012240050A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Hitachi Metals Ltd 柱状インゴットの鋳造装置および柱状インゴットの製造方法
JP2012240051A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Hitachi Metals Ltd 柱状インゴットの鋳造装置およびこれを用いた柱状インゴットの鋳造方法
CN103831426A (zh) * 2012-11-28 2014-06-04 西林钢铁集团有限公司 一种钢包永久层浇筑新方法
KR101531045B1 (ko) * 2014-03-28 2015-06-23 동남정밀 주식회사 레이들

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