JP2002262269A - コンテンツの伝送装置、再生装置及び視聴料金決定システム - Google Patents

コンテンツの伝送装置、再生装置及び視聴料金決定システム

Info

Publication number
JP2002262269A
JP2002262269A JP2001352345A JP2001352345A JP2002262269A JP 2002262269 A JP2002262269 A JP 2002262269A JP 2001352345 A JP2001352345 A JP 2001352345A JP 2001352345 A JP2001352345 A JP 2001352345A JP 2002262269 A JP2002262269 A JP 2002262269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
type
type content
information
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001352345A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiyasu Fukami
幸靖 深見
Tetsuya Inoue
哲也 井上
Satoshi Niwano
智 庭野
Takashi Matsuo
隆史 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001352345A priority Critical patent/JP2002262269A/ja
Publication of JP2002262269A publication Critical patent/JP2002262269A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定のコンテンツの視聴者群をターゲットと
し又はその視聴者群に必要とされるコマーシャルを、主
としてその視聴者群に視聴させることを可能にするため
に有用な、コンテンツ視聴用の再生装置、コンテンツ伝
送用の伝送装置、コンテンツの視聴料金を定めるコンテ
ンツ関連視聴システム等を提供する。 【解決手段】 コンテンツ関連視聴システム100は、
特定のコンテンツと他のコンテンツとを関連づける再生
関連情報を特定のコンテンツとともに再生装置102に
伝送する伝送装置101及び伝送装置101から伝送さ
れる特定のコンテンツを再生するとともにその特定のコ
ンテンツとともに伝送される再生関連情報により関連づ
けられた他のコンテンツをも再生する再生装置102を
含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像、音声等のコ
ンテンツの再生装置に関し、特にコンテンツの再生に係
る課金処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル放送関連技術、インター
ネット関連技術、マルチメディア関連技術等の進展を背
景として、映像、音声等の各種番組が多様な経路を通じ
て配信されるようになり、一般視聴者は必要に応じて番
組を自由に選択して視聴することができるようになって
きた。
【0003】有料の番組も放送されており、例えばデジ
タル放送においては有料番組にスクランブルを施し、有
料番組の視聴権を購入した者のみが視聴可能なように、
放送される有料番組のスクランブルを一定条件下で受信
装置側で解除するような方式が用いられ、いわゆるペイ
パービュー(PPV:Pay Per View)とし
て知られている。
【0004】いわゆるデータ放送では、多様な内容の情
報を多重して放送し、受信装置側でテレビモニタ等の画
面領域を分割して複数の情報を同時に表示できるように
なっている。また、デジタル放送の受信装置が受信した
放送番組を大容量ハードディスク等に蓄積し、視聴者が
任意の時間に番組を視聴できるようにした蓄積型の放送
システムも研究開発されている。
【0005】ところで、以前よりTV放送等において放
送番組の合間等に、番組のスポンサーに関する商品、サ
ービス等の広告宣伝のためのいわゆるコマーシャルが放
送されてきた。なお、コマーシャルの放送に関する従来
技術として、コマーシャルを視聴した者に、有料番組の
視聴権購入料金の支払いに用いることのできるポイント
を与える方式を用いたシステムが、特許公開公報(特開
平11−18113号公報)に示されている。また、同
様の方式を用いたシステムが、特開2000−1157
26号公報にも示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
コマーシャルは、番組のスポンサー(以下、「広告主」
という。)が、一般大衆に自己や自己の商品、サービス
等を知らしめて購買意欲を喚起する等の目的で行われ、
効果的にその目的を達成するために、従前より、広告主
の商品、サービス等の重要者層が視聴するであろう放送
番組の途中や前後に放送されてきた。
【0007】即ち、従来一般には、コマーシャルは特定
のコンテンツと密接に結合して放送されてきた。しかし
ながら、各視聴者は、関心のある商品等についての情報
を効果的に選択して入手することを望んでおり、必ずし
もコマーシャルと特定のコンテンツとの結合を望んでい
るとは限らず、上述したような近年の技術進展を背景と
し、各種番組、各種コマーシャルが、ときには分離し、
それぞれ多様な経路を通じて配信され、視聴者に任意に
選択され視聴されるようになると、広告主は、効果的に
上述の目的を達成することが困難になる。
【0008】コマーシャルの放送に関する上述の従来技
術では、特に番組やコマーシャルの視聴に視聴者の任意
性が高まった環境下においては、広告対象の商品等のタ
ーゲットとする需要者層に的確にその商品等についての
コマーシャルを視聴させるという広告主の要望を満足す
ることができないからである。そこで、本発明は、かか
る問題に鑑みてなされたものであり、特に番組やコマー
シャルの視聴の任意性が高まった環境下において、広告
主と視聴者との双方の利益に繋がる番組及びコマーシャ
ルの提供を実現するために有用な技術を提供することを
目的とする。
【0009】具体的には、本発明は、特定のコンテンツ
の視聴者群をターゲットとし又はその視聴者群に必要と
されるコマーシャルを、主としてその視聴者群に視聴さ
せることを可能にするために有用な、コンテンツ視聴用
の再生装置、コンテンツ伝送用の伝送装置、コンテンツ
の視聴料金を定める視聴料金決定システム等を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る再生装置は、第1種コンテンツと第2
種コンテンツとが対応関係にあることを示す関係情報を
取得する関係情報取得手段と、コンテンツを再生する再
生手段と、前記関係情報に基づき、対応関係にある第1
種コンテンツと第2種コンテンツとが再生されたことを
検出する検出手段と、前記検出がなされた場合に所定コ
ンピュータプログラムの実行によりサービス処理を行う
サービス処理実行手段とを備えることを特徴とする。
【0011】ここで、コンテンツは、内容的にまとまり
ある映像、音声その他の情報の総称であり、そのコンテ
ンツの再生とは、コンテンツを人間が視覚又は聴覚を通
じて認識できる状態にすることをいう。また、サービス
処理とは、再生装置のユーザ即ち視聴者に対する便益の
提供に向けられた処理をいい、例えば結果的にコンテン
ツ視聴料金が減額されるように課金計算が行われること
に繋がる処理等である。
【0012】上記構成により、番組とコマーシャルとを
間接的にある程度結合させることができ、例えば、特定
のコンテンツと特定コマーシャルとを対応付けた関係情
報を定めておけば、視聴者がその両方を見た場合にその
視聴者に、その特定のコンテンツの視聴料金を減額する
等のサービスを与えるような仕組みが実現可能になる。
即ち、特定のコンテンツの視聴者が特定コマーシャルを
視聴した場合にその視聴者に特典を与える仕組みが実現
できるため、その特定のコンテンツの視聴者が特典を得
るために特定コマーシャルを見る可能性が高まり、結果
的に、広告主は、特定のコンテンツの視聴者を需要者層
とする商品やサービス等について広告宣伝するコマーシ
ャルを、効果的に配信することができるようになる。
【0013】また、上述の本発明に係る再生装置におい
て用いられる本発明に係るサービス処理方法は、コンピ
ュータプログラムの実行機能を有しコンテンツを再生す
る再生装置におけるサービス処理方法であって、第1種
コンテンツと第2種コンテンツとが対応関係にあること
を示す関係情報を取得する関係情報取得ステップと、前
記関係情報に基づき、対応関係にある第1種コンテンツ
と第2種コンテンツとを再生したことを検出する検出ス
テップと、前記検出がなされた場合に所定コンピュータ
プログラムの実行によりサービス処理を行うサービス処
理実行ステップとを含むことを特徴とする。
【0014】更に、上述の本発明に係る再生装置におい
て用いられる本発明に係るコンピュータプログラムは、
コンピュータプログラムの実行機能を有しコンテンツを
再生する再生装置に、第1種コンテンツと第2種コンテ
ンツとが対応関係にあることを示す関係情報を取得する
関係情報取得ステップと、前記関係情報に基づき、対応
関係にある第1種コンテンツと第2種コンテンツとを再
生したことを検出する検出ステップと、前記検出がなさ
れた場合にサービス処理を行うサービス処理実行ステッ
プとを実行させることを特徴とする。
【0015】また、本発明に係る伝送装置は、受信した
第1種コンテンツと、当該第1種コンテンツと対応関係
にある第2種コンテンツとの双方を再生した場合に所定
コンピュータプログラムの実行によりサービス処理を行
う再生装置に対して、コンテンツを伝送する伝送装置で
あって、第1種コンテンツと、当該第1種コンテンツと
対応関係にある第2種コンテンツの識別情報を含む対応
第2種コンテンツ情報とを多重して伝送データを生成す
る多重化手段と、前記伝送データを前記再生装置に対し
て伝送する伝送手段とを備えることを特徴とする。
【0016】上記構成により、特定のコンテンツと特定
コマーシャルとを伝送し、視聴者がその両方を見た場合
にその視聴者に、その特定のコンテンツの視聴料金を減
額する等のサービスを与えるようなシステムが構築可能
になり、広告主は、特定のコンテンツの視聴者を需要者
層とする商品やサービス等について広告宣伝するコマー
シャルを、効果的に配信することができるようになる。
【0017】また、上述の本発明に係る伝送装置におい
て用いられる本発明に係るコンテンツ伝送方法は、受信
した第1種コンテンツと、当該第1種コンテンツと対応
関係にある第2種コンテンツとの双方を再生した場合に
所定コンピュータプログラムの実行によりサービス処理
を行う再生装置に対して、コンテンツを伝送するコンテ
ンツ伝送方法であって、第1種コンテンツと、当該第1
種コンテンツと対応関係にある第2種コンテンツの識別
情報を含む対応第2種コンテンツ情報とを多重して伝送
データを生成する多重化ステップと、前記伝送データを
前記再生装置に対して伝送する伝送ステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0018】また、本発明に係る伝送装置は、複数のコ
ンテンツを逐次伝送する伝送装置であって、有料コンテ
ンツと、当該コンテンツの視聴料金を示す料金値を含む
ECMとを多重し、広告コンテンツと、負の値で示した
料金値を含むECMとを多重して、トランスポートスト
リームを生成する多重化手段と、前記多重化手段により
生成されたトランスポートストリームを伝送する伝送手
段とを備えることを特徴とする。
【0019】ここで、広告コンテンツとは、取引対象と
なり得る商品、サービス或いは広告主自身についての情
報等を内容とする広告宣伝のためのコンテンツをいい、
例えばテレビやラジオで放送されるコマーシャル等が含
まれる。この伝送装置を利用することにより、従来のE
CMを用いたペイパービュー等のシステムを部分的に改
修するのみで、特定有料番組の視聴に対して視聴者が支
払うべき視聴料金を、その視聴者が特定コマーシャルを
も視聴した場合には減額するようなシステムが構築でき
る。この結果として、特定有料番組の視聴者は、特定コ
マーシャルを視聴する可能性が高まるため、広告主は特
定有料番組の視聴者を需要者層とする商品、サービス等
を広告宣伝する特定コマーシャルをその特定有料番組の
視聴者に効果的に視聴させることができるようになる。
【0020】また、上述の本発明に係る伝送装置におい
て用いられる本発明に係るコンテンツ伝送方法は、複数
のコンテンツを逐次伝送するコンテンツ伝送方法であっ
て、有料コンテンツと、当該コンテンツの視聴料金を示
す料金値を含むECMとを多重し、広告コンテンツと、
負の値で示した料金値を含むECMとを多重して、トラ
ンスポートストリームを生成する多重化ステップと、前
記多重化ステップにより生成されたトランスポートスト
リームを伝送する伝送ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0021】また、本発明に係るコンテンツ送受信シス
テムは、コンテンツを伝送する伝送装置とコンテンツを
受信して再生する再生装置から構成されるコンテンツ送
受信システムであって、前記伝送装置は、第1種コンテ
ンツと、当該第1種コンテンツと対応関係にある第2種
コンテンツの識別情報を含む対応第2種コンテンツ情報
とを多重して伝送データを生成する多重化手段と、前記
伝送データを前記再生装置に対して伝送する伝送手段と
を備え、前記再生装置は、第1種コンテンツと第2種コ
ンテンツとが対応関係にあることを示す関係情報を取得
する関係情報取得手段と、コンテンツを受信する受信手
段と、前記受信手段により受信されたコンテンツを再生
する再生手段と、前記関係情報に基づき、対応関係にあ
る第1種コンテンツと第2種コンテンツとが再生された
ことを検出する検出手段と、前記検出がなされた場合に
所定コンピュータプログラムの実行によりサービス処理
を行うサービス処理実行手段とを備えることを特徴とす
る。
【0022】上記構成により、特定のコンテンツと特定
コマーシャルとの双方の視聴を条件として視聴者に番組
視聴料金を減額する等のサービスを提供するような仕組
みが実現され、その結果、広告主は特定のコンテンツの
視聴者をターゲットとしたコマーシャルを効果的に配信
することができるようになる。また、本発明に係る視聴
料金決定システムは、再生装置と、当該再生装置におけ
る有料コンテンツの再生に対して視聴料金を算定するた
めの課金処理を行う課金計算装置とから構成される視聴
料金決定システムであって、前記再生装置は、有料コン
テンツ及び広告コンテンツを再生する再生手段と、前記
再生手段により有料コンテンツが再生された場合に、当
該有料コンテンツについての視聴料金の額を示す料金情
報を前記課金計算装置に送信し、前記再生手段により広
告コンテンツが再生された場合に、再生された有料コン
テンツについての視聴料金の額を減額して視聴料金を決
定するための基礎となる減額情報を前記課金計算装置に
送信する送信手段とを備え、前記課金計算装置は、前記
料金情報及び前記減額情報を受信する受信手段と、前記
受信手段により受信された前記料金情報に基づく、再生
された有料コンテンツについての視聴料金の額を、前記
受信手段により受信された前記減額情報に基づいて減額
して、視聴料金を決定する視聴料金決定手段とを備える
ことを特徴とする。
【0023】上記構成により、特定有料番組と特定コマ
ーシャルとの双方の視聴を条件として視聴者に番組視聴
料金を減額するサービスを提供するような仕組みが実現
され、視聴者は特定有料番組に対応する特定コマーシャ
ルの視聴により、特定有料番組の視聴料金が割引される
という恩恵を受けられるようになり、また、広告主は特
定有料番組の視聴者をターゲットとしたコマーシャルを
効果的に配信することができるようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 (実施の形態)図1は、実施の形態におけるコンテンツ
関連視聴システムの構成を示すブロック図である。
【0025】同図にみられるように、コンテンツ関連視
聴システム100は、伝送装置101、再生装置102
及び収集装置104から構成される。伝送装置101
は、放送網105を介して、コンテンツ及びそのコンテ
ンツの再生制限情報を再生装置102に伝送する。ここ
で、コンテンツとは、MPEG2(Moving Picture Exp
erts Group 2)規格のオーディオ/ビデオパートにおけ
る音声/映像符号化方式により、音声/映像信号を符号
化した音声/映像ストリーミングデータを指す。
【0026】ここで、再生制限情報とは、コンテンツに
掛けられた再生制限を解除する鍵情報及びそのコンテン
ツと他のコンテンツとを関連づける再生関連情報から構
成される情報を指す。再生装置102は、放送網105
を介して、伝送装置101から伝送されるコンテンツ及
び再生制限情報を受信する。そして、受信した再生制限
情報に応じて、受信したコンテンツを、第1種コンテン
ツ、第2種コンテンツなどとして再生する。
【0027】ここで、第1種コンテンツとは、再生に伴
い代償が課せられるコンテンツを指し、第2種コンテン
ツとは、関連づけられた第1種コンテンツとともに再生
すると特典が与えられるコンテンツを指す。ここで、代
償が課せられることとは、例えば、「○○映画」を第1
種コンテンツとすると、「○○映画」の再生とともに料
金が課せられることを指す。
【0028】ここで、特典が与えられることとは、例え
ば、「××広告」を「○○映画」に関連づけられた第2
種コンテンツとすると、「○○映画」の再生とともに
「××広告」も再生すると、「○○映画」に課せられる
料金が値引きされることを指す。ここで、第1種コンテ
ンツと関連づけられる第2種コンテンツは、第1種コン
テンツの再生制限情報に含まれる2次コンテンツ情報に
より示される。また、第2種コンテンツと関連づけられ
る第1種コンテンツは、第2種コンテンツの再生制限情
報に含まれる2次コンテンツ情報により示される。
【0029】また、再生装置102は、コンテンツを視
聴したと判定すると、視聴したことが示される視聴情報
を視聴履歴一覧表に記録し、精算する際に、通信網10
6を介して、ユーザ情報及び視聴履歴一覧表を収集装置
104に転送する。ここで、ユーザ情報とは、コンテン
ツ提供サービス業者と契約した契約者ごとに一意に割り
当てられた契約者番号(以下、ユーザIDと呼称する)
を指す。
【0030】収集装置104は、通信網106を介し
て、再生装置102から転送されるユーザ情報及び視聴
履歴一覧表を受信し、受信したユーザ情報ごとに、視聴
履歴一覧表から視聴料金を精算する。例えば、視聴履歴
一覧表から、「○○映画」の再生とともに「××広告」
も視聴したことが示されると、「○○映画」に課せられ
る料金から「××広告」に与えられる料金を引いた料金
が視聴料金となる。
【0031】(再生制限情報のデータ構造)図2は、再
生制限情報のデータ構造を示す図である。同図にみられ
るように、再生制限情報200は、鍵情報201及び再
生関連情報202から構成される。鍵情報201には、
1次コンテンツに掛けられた再生制限を解除する鍵が含
まれる。
【0032】ここで、1次コンテンツとは、主体となる
コンテンツを指す。再生関連情報202は、さらに、1
次コンテンツ情報221、代償/特典情報222及び2
次コンテンツ情報223から構成される。1次コンテン
ツ情報221には、1次コンテンツのコンテンツIDが
含まれる。
【0033】ここで、コンテンツIDとは、コンテンツ
ごとに割り当てられた一意の識別番号を指す。代償/特
典情報222には、1次コンテンツの再生により生じる
代償/特典に関する料金が含まれる。以下、代償/特典
情報に含まれる料金が正のコンテンツを第1種コンテン
ツとし、負のコンテンツを第2種コンテンツとする。
【0034】2次コンテンツ情報223には、2次コン
テンツのコンテンツIDが含まれる。ここで、2次コン
テンツとは、1次コンテンツと関連づけられた他のコン
テンツを指す。 (再生関連情報の一例)図3(a),(b)は、一例と
して、再生関連情報のデータ構造を示す図である。
【0035】図3(a)にみられるように、コンテンツ
ID”ABCD−0123−AB”のコンテンツは、コ
ンテンツID”EFGH−4567−CD”,”QRS
T−6789−IJ”などと関連づけられ、料金”20
0”から第1種コンテンツであることが示される。図3
(b)にみられるように、コンテンツID”EFGH−
4567−CD”のコンテンツは、コンテンツID”A
BCD−0123−AB”,”IJKL−8901−E
F”,”MNOP−2345−GH”などと関連づけら
れ、料金”−40”から第2種コンテンツであることが
示される。
【0036】(視聴履歴一覧表のデータ構造)図4は、
視聴履歴一覧表のデータ構造を示す図である。同図にみ
られるように、視聴履歴一覧表400のレコードは、フ
ィールド401及びフィールド402から構成される。
フィールド401には、1次コンテンツの視聴情報が格
納される。
【0037】フィールド402には、2次コンテンツの
視聴情報が格納される。ここで、視聴情報とは、視聴し
たコンテンツのコンテンツID及びその視聴回数を対に
した情報を指す。ここで、視聴回数とは、再生装置10
2において、コンテンツが視聴されたと判定した回数を
指す。
【0038】なお、フィールド402における空欄は、
フィールド401において示される1次コンテンツとと
もに視聴した2次コンテンツがないことを意味する。 (放送網/通信網の伝送方式)放送網105を介して伝
送されるコンテンツ及び再生制限情報は、MPEG2規
格のシステムパートにおけるトランスポートストリーム
方式により伝送される。
【0039】ここで、トランスポートストリーム方式と
は、多数の個別符号化ストリームを比較的短い伝送単位
(以下、トランスポートストリームパケットと呼称す
る)に時分割多重し、1本のストリームとして伝送する
方式を指す。また、コンテンツに再生制限を掛けると、
ブロック暗号方式によりトランスポートストリーム(以
下、TSと略す)パケットを暗号化し、再生制限を掛け
る範囲を、TSパケットのヘッダ及びアダプテーション
・フィールドを除くペイロード部とする。
【0040】そして、再生制限情報は、MPEG2シス
テム規格におけるプライベートセクション形式を用い
て、ECM(Entitlement Control Message)により伝
送する。 (ECMのデータ構造)図5は、ECMのデータ構造を
示す図である。
【0041】同図にみられるように、ECMセクション
500は、セクションヘッダ501、ECM本体502
及びセクションCRC(Cyclic Redundancy Check)5
03から構成される。さらに、ECM本体502は、固
定長とする固定部521、可変長とする可変部522,
改竄検出523とから構成される。
【0042】そして、固定部521に鍵情報が格納さ
れ、可変部522に再生関連情報が格納される。なお、
固定部521において鍵情報が格納される部分と、可変
部522及び改竄検出523は暗号化される。 (伝送装置101の構成)図6は、伝送装置101の詳
細な構成を示す機能ブロック図である。
【0043】同図にみられるように、伝送装置101
は、受信部111、蓄積部112、U/IF部113、
送信部114、制御部115、制限部116、生成部1
17、暗号部118及び伝送部119から構成される。
受信部111は、コンテンツが制作される制作装置(不
図示)から送信されるコンテンツと再生関連情報とを受
信し、受信したコンテンツと再生関連情報とを制御部1
15に渡す。
【0044】なお、再生関連情報は、予め、制作装置に
おいてコンテンツとともに生成される。蓄積部112
は、読み出し/書き込み可能な記憶装置であり、制御部
115により読み出され/書き込まれるコンテンツ及び
再生関連情報を蓄積する。U/IF(ユーザインタフェ
ース)部113は、オペレータから伝送指示を受け付
け、受け付けた伝送指示を制御部115に渡す。
【0045】ここで、伝送指示とは、伝送予定の時刻
に、伝送予定のコンテンツを伝送することを制御部11
5に指示する情報を指す。なお、コンテンツを伝送する
時刻は、オペレータにより設定され、制御部115にお
いて管理している。送信部114は、制御部115から
渡される再生関連情報を受け取り、受け取った再生関連
情報を、通信網106を介して収集装置104に送信す
る。
【0046】制御部115は、受信部111から渡され
る再生関連情報及びコンテンツを受け取り、受け取った
再生関連情報及びコンテンツを蓄積部112に書き込
む。制御部115は、また、伝送予定の時刻になると、
伝送予定のコンテンツの再生関連情報を蓄積部112か
ら読み出し、読み出した再生関連情報を生成部117に
渡す。続いて、伝送予定のコンテンツを蓄積部112か
ら読み出し、読み出したコンテンツを制限部116に渡
す。
【0047】制御部115は、また、伝送予定のコンテ
ンツを伝送すると、伝送したコンテンツの再生関連情報
を送信部114に渡す。制限部116は、生成部117
から渡される鍵情報を受け取り、制御部115から渡さ
れるコンテンツを受け取り、受け取った鍵情報を使っ
て、受け取ったコンテンツに再生制限を掛け、再生制限
を掛けたコンテンツを伝送部119に渡す。また、生成
部117から鍵情報を受け取らない/受け取れないと、
受け取ったコンテンツを伝送部119に渡す。
【0048】生成部117は、制御部115から渡され
る再生関連情報を受け取ると、コンテンツに再生制限を
掛ける鍵情報を生成し、生成した鍵情報を制限部116
に渡す。また、受け取った再生関連情報及び生成した鍵
情報を含む再生制限情報を生成し、生成した再生制限情
報を暗号部118に渡す。ここで、固定部521に鍵情
報を格納し、可変部522に再生関連情報を格納する。
【0049】暗号部118は、生成部117から渡され
る再生制限情報を受け取り、受け取った再生制限情報を
暗号化した再生制限情報を伝送部119に渡す。伝送部
119は、暗号部118から渡される再生制限情報及び
制限部116から渡されるコンテンツを受け取り、受け
取った再生制限情報及びコンテンツを、放送網105を
介して再生装置102に伝送する。
【0050】(再生装置102の構成)図7は、再生装
置102の詳細な構成を示す機能ブロック図である。同
図にみられるように、再生装置102は、受信部12
1、蓄積部122、U/IF部123、送信部124、
制御部125、再生部126、解除部127、復号部1
28、暗号部129、管理部130及び記憶部131か
ら構成される。
【0051】以下、復号部128、暗号部129、管理
部130及び記憶部131を総称する際には、セキュリ
ティモジュール103と呼称する。また、セキュリティ
モジュール103は、再生装置102に抜き差し可能な
CPU内蔵のIC(Integrated Circuit)カードに備わ
る。受信部121は、放送網105を介して、伝送装置
101から伝送される再生制限情報及びコンテンツを受
信し、受信した再生制限情報及びコンテンツを制御部1
25に渡す。
【0052】なお、受信するコンテンツは、再生制限が
掛けられているとし、受信する再生制限情報は、ECM
として受信する。蓄積部122は、読み出し/書き込み
可能な記憶装置であり、制御部125により読み出され
/書き込まれるコンテンツ及び再生制限情報を蓄積す
る。また、蓄積する際には、再生制限情報及びコンテン
ツを、TSストリームのデータ形式として蓄積する。
【0053】U/IF部123は、ユーザから再生指
示、視聴指示及びユーザ応答のいずれかを受け付け、受
け付けたいずれかの指示又はユーザ応答を制御部125
に渡す。ここで、再生指示とは、ユーザにより指定され
たコンテンツを再生することを制御部125に指示する
情報を指す。
【0054】ここで、視聴指示とは、再生中のコンテン
ツに掛けられた再生制限を解除することを制御部125
に指示する情報を指す。送信部124は、制御部125
から渡されるユーザ情報及び視聴履歴一覧表を受け取
り、受け取ったユーザ情報とともに視聴履歴一覧表を、
通信網106を介して収集装置104に送信する。
【0055】なお、制御部125から渡される視聴履歴
一覧表は、送信時に改竄されないために暗号化されてい
る。制御部125は、受信部121から渡される再生制
限情報及びコンテンツを受け取り、受け取った再生制限
情報及びコンテンツを蓄積部122に書き込む。制御部
125は、また、U/IF部123から受ける指示に応
じて、場合分けして再生制御処理、解除制御処理及び視
聴制御処理のいずれかを実行する。また、精算時期(例
えば、月末)になると精算制御処理を実行する。
【0056】(再生制御処理)ここで、再生制御処理と
は、以下の処理を指す。制御部125は、1次コンテン
ツに対する再生指示をU/IF部123から受けると、
管理部130に登録命令を出す。ここで、登録命令と
は、再生履歴一覧表に再生関連情報を登録することを管
理部130に実行させる命令を指す。
【0057】そして、ユーザにより指定されたコンテン
ツ(1次コンテンツ)の再生制限情報を蓄積部122か
ら読み出し、読み出した再生制限情報を復号部128に
渡す。それから、管理部130から渡される再生関連情
報を受け取り、受け取った再生関連情報から再生促進情
報を生成し、合成開始命令を再生部126に出し、生成
した再生促進情報及び合成レベルを再生部126に直接
渡す。
【0058】ここで、再生促進情報とは、2次コンテン
ツの再生を促進する情報を指す。ここで、合成レベルと
は、複数のコンテンツを合成して再生する際に、各コン
テンツの表示形式及びサイズを調整する段階を指す。こ
こで、合成開始命令とは、制御部125から渡される情
報及び解除部127から渡されるコンテンツを合成して
表示することを開始させることを再生部126に実行さ
れる命令を指す。
【0059】図8は、再生促進情報のモニタ表示例を示
す模式図である。同図にみられるように、一覧表形式に
より2次コンテンツの再生を促進する映像がモニタ(不
図示)に表示されている。そして、表示されている一覧
表から2次コンテンツをユーザが選択すると、選択した
2次コンテンツに対する再生指示がU/IF部123か
ら制御部125に渡される。
【0060】なお、選択される2次コンテンツは複数と
してもよいし、一覧表の代わりにサムネイルとしてもよ
い。制御部125は、U/IF部123から再生指示を
受けると、再生促進情報からユーザが選択したコンテン
ツ(2次コンテンツ)の再生関連情報を蓄積部122か
ら読み出し、読み出した再生関連情報を復号部128に
渡す。
【0061】なお、制御部125は、所定の時間を経過
しても、U/IF部123から2次コンテンツに対する
再生指示を受けていないと、再生部126に合成終了命
令を出す。ここで、合成終了命令とは、制御部125か
ら渡される情報及び解除部127から渡されるコンテン
ツを合成して表示することを終了させることを再生部1
26に実行される命令を指す。
【0062】そして、再生部126に合成終了命令を出
すと、ユーザが指定したコンテンツ(1次コンテンツ)
を蓄積部122から読み出し、読み出した1次コンテン
ツを解除部127に渡す。その後に、選択されたコンテ
ンツ(2次コンテンツ)を蓄積部122から読み出し、
読み出したコンテンツを解除部127に渡す。なお、制
御部125は、複数のコンテンツを順に解除部127に
渡す際には、再生部126から渡される再生終了通知を
受けて、次に再生するコンテンツを解除部127に渡
す。
【0063】ここで、再生終了通知とは、再生部126
において受け取ったコンテンツからデコードした音声/
映像信号をモニタに出力し終わったことが示される情報
を指す。ここで、デコードとは、コンテンツを、音声/
映像信号に復元化することを指す。
【0064】(解除制御処理)ここで、解除制御処理と
は、以下の処理を指す。制御部125は、U/IF部1
23から視聴指示を受けると、管理部130に解除命令
を出す。そして、再生制限を解除するコンテンツのコン
テンツIDを管理部130に渡す。
【0065】ここで、解除命令とは、コンテンツに掛け
られた再生制限を解く鍵を解除部127に渡すことを管
理部130に実行させる命令を指す。 (視聴制御処理)ここで、視聴制御処理とは、以下の処
理を指す。制御部125は、U/IF部123からユー
ザ応答を受けると、受けたユーザ応答及び生成した視聴
判定情報を照合する。
【0066】ここで、視聴確認情報とは、再生した2次
コンテンツをユーザが視聴したか否かをユーザに問う情
報を指す。ここで、視聴判定情報とは、再生した2次コ
ンテンツをユーザが視聴したか否かを判定する情報を指
す。図9は、視聴確認情報のモニタ表示例を示す模式図
である。
【0067】同図にみられるように、1次コンテンツと
ともに2次コンテンツを視聴したか否かをユーザに問う
映像がモニタに表示されている。そして、表示されてい
る映像から「はい」が選択されると、ユーザ応答(「は
い」)がU/IF部123から制御部125に渡され
る。また、「いいえ」が選択されると、ユーザ応答
(「いいえ」)が渡される。そして、制御部125は、
U/IF部123から渡されるユーザ応答(「はい」又
は「いいえ」)から視聴したか否かを判定する。
【0068】制御部125は、判定した結果、視聴した
(「はい」の場合)と判定すると、管理部130に記録
命令を出す。そして、1次コンテンツID及び視聴コン
テンツIDを管理部130に渡す。ここで、1次コンテ
ンツIDとは、1次コンテンツのコンテンツIDを指
す。ここで、視聴コンテンツIDとは、ユーザが視聴し
たコンテンツのコンテンツIDを指す。
【0069】ここで、記録命令とは、視聴履歴一覧表に
視聴情報を登録することを管理部130に実行させる命
令を指す。なお、制御部125は、1次コンテンツの再
生において、U/IF部123から視聴指示を受けた際
に、視聴したと判定し、解除命令及び記録命令を管理部
130に出す。
【0070】(精算制御処理)ここで、精算制御処理と
は、以下の処理を指す。制御部125は、精算時期にな
ると、管理部130に精算命令を出す。その後、管理部
130から暗号部129を経て渡される視聴履歴一覧表
を受け取り、受け取った視聴履歴一覧表をユーザ情報と
ともに送信部124を介して収集装置104に送信す
る。
【0071】ここで、精算命令とは、視聴履歴一覧表を
精算する(収集装置104に送信するために準備する)
ことを管理部130に実行させる命令を指す。 (再生装置102の構成の続き)図7に戻り、再生部1
26は、解除部127から渡されるコンテンツを受け取
り、受け取ったコンテンツを音声/映像信号にデコード
する。そして、デコードした音声/映像信号をモニタに
出力する。そして、デコードした音声/映像信号をモニ
タに出力し終わると、再生終了通知を制御部125に渡
す。
【0072】再生部126は、また、制御部125から
合成開始命令を受けると、制御部125から渡される再
生促進情報及び合成レベルを受け取る。そして、合成終
了命令を受けるまで、受け取った合成レベルに応じて表
示形式及びサイズを調整し、制御部125から受け取っ
た再生促進情報及び解除部127から受け取ったコンテ
ンツと合成しモニタに出力、合成したコンテンツをデコ
ードする。
【0073】図10(a),(b)は、再生部126か
らモニタに出力する映像信号のモニタ表示例の時間推移
を示す模式図である。なお、横軸は、時間軸とする。図
10(a)にみられるように、1次コンテンツ1011
とともに2次コンテンツ1012〜1014が再生され
ることが示される。ここで、2次コンテンツ1012〜
1014は、1次コンテンツ1011に挿入されてお
り、1次コンテンツ1011と入れ替わり全画面に表示
される。
【0074】図10(b)にみられるように、1次コン
テンツ1021とともに2次コンテンツ1022〜10
24が再生されることが示される。ここで、2次コンテ
ンツ1022〜1024は、1次コンテンツ1021と
合成して表示される。図11(a)〜(i)は、1次コ
ンテンツ及び2次コンテンツが合成されて表示されるモ
ニタ表示例を示す模式図である。
【0075】図11(a)〜(i)にみられるように、
1次コンテンツ及び2次コンテンツが合成されて表示さ
れることが示される。ここで、1次コンテンツ及び2次
コンテンツを合成する際の表示形式及びサイズは、ユー
ザにより予め設定されている合成レベルにより段階的に
変化する。 (再生装置102の構成の続き)図7に戻り、解除部1
27は、制御部125から渡されるコンテンツを受け取
り、受け取ったコンテンツを再生部126に渡す。
【0076】解除部127は、また、管理部130から
渡されるコンテンツID及び鍵情報を受け取っている
と、受け取ったコンテンツIDに対応づけられたコンテ
ンツに掛けられている再生制限を、受け取った鍵情報を
使って解除する。そして、解除したコンテンツを再生部
126に渡す。復号部128は、制御部125から渡さ
れる再生制限情報を受け取り、受け取った再生制限情報
が暗号化されていると、受け取った再生制限情報を復号
化する。そして、復号化した再生制限情報を管理部13
0に渡す。また、暗号化されていないと、受け取った再
生制限情報を管理部130に渡す。
【0077】暗号部129は、管理部130から渡され
る視聴履歴一覧表を受け取り、受け取った視聴履歴一覧
表を暗号化する。そして、暗号化した視聴履歴一覧表を
制御部125に渡す。管理部130は、制御部125か
ら受ける命令に応じて、場合分けして再生管理処理、履
歴管理処理及び精算管理処理のいずれかを実行する。
【0078】(再生管理処理)ここで、再生管理処理と
は、以下の処理を指す。管理部130は、制御部125
から登録命令を受けると、復号部128から渡される再
生制限情報を受け取り、受け取った再生制限情報から鍵
情報及び再生関連情報を抽出する。そして、制御部12
5から解除命令を受けていれば、抽出した鍵情報を解除
部127に渡す。抽出した再生関連情報が再生履歴一覧
表に登録されていないと、抽出した再生関連情報を再生
履歴一覧表に登録する。また、抽出した再生関連情報を
制御部125に渡す。
【0079】図12は、再生履歴一覧表のデータ構造を
示す図である。同図にみられるように、再生履歴一覧表
1200のレコードは、フィールド1201、フィール
ド1202及びフィールド1203とから構成される。
フィールド1201には、再生関連情報の1次コンテン
ツ情報が格納される。フィールド1202には、再生関
連情報の代償/特典情報が格納される。
【0080】フィールド1203には、再生関連情報の
2次コンテンツ情報が格納される。なお、フィールド1
203における空欄は、フィールド1201において示
される1次コンテンツと関連づけられたコンテンツがな
いことを意味する。 (履歴管理処理)ここで、履歴管理処理とは、以下の処
理を指す。
【0081】管理部130は、制御部125から記録命
令を受けると、制御部125から渡される1次コンテン
ツID及び視聴コンテンツIDを受け取り、受け取った
1次コンテンツID及び視聴コンテンツIDを再生履歴
一覧表と照合する。照合した結果、受け取った視聴コン
テンツIDに応じて、場合分けして以下の処理を実行す
る。
【0082】受け取った視聴コンテンツIDが1次コン
テンツIDであると、受け取った視聴コンテンツIDを
視聴回数(1回)とともに、第1フィールドに登録す
る。或いは、受け取った視聴コンテンツIDが2次コン
テンツIDであると、受け取った視聴コンテンツIDを
視聴回数(1回)とともに、受け取った1次コンテンツ
IDと対応する第2フィールドに登録する。
【0083】なお、受け取った視聴コンテンツIDが1
次コンテンツID及び2次コンテンツIDのいずれにも
該当しなければ、視聴対象外として、受け取った1次コ
ンテンツID及び視聴コンテンツIDを廃棄する。な
お、既に、同一の視聴コンテンツIDが視聴履歴一覧表
に登録されていれば、その視聴回数を1つ増加する。
【0084】(精算管理処理)ここで、精算管理処理と
は、以下の処理を指す。管理部130は、制御部125
から精算命令を受けると、視聴履歴一覧表を記憶部13
1から読み出し、読み出した視聴履歴一覧表を暗号部1
29に渡す。 (再生装置102の構成の続き)図7に戻り、記憶部1
31は、管理部130に対してのみ読み出し/書き込み
を許可する不揮発性記憶領域であり、管理部130によ
り管理される再生履歴一覧表及び視聴履歴一覧表を記憶
する。
【0085】(収集装置104の構成)図13は、収集
装置104の詳細な構成を示す機能ブロック図である。
同図にみられるように、収集装置104は、受信部14
1、復号部142、精算部143及び格納部144とか
ら構成される。受信部141は、通信網106を介し
て、伝送装置101から送信される再生関連情報を受信
し、受信した再生関連情報を復号部142に渡す。ま
た、再生装置102から送信される視聴履歴一覧表を受
信し、受信した視聴履歴一覧表を復号部142に渡す。
【0086】復号部142は、受信部131から渡され
る視聴履歴一覧表を受け取り、受け取った視聴履歴一覧
表が暗号化されていると、受け取った視聴履歴一覧表を
復号化する。そして、復号化した視聴履歴一覧表を精算
部143に渡す。また、暗号化されていないと、受け取
った視聴履歴一覧表を精算部143に渡す。なお、再生
関連情報に対しても同様である。
【0087】精算部143は、復号部142から再生関
連情報を受け取ると、登録処理を実行し、復号部142
から視聴履歴一覧表を受け取ると、精算処理を実行す
る。 (登録処理)ここで、登録処理とは、以下の処理を指
す。精算部143は、復号部142から再生関連情報を
受け取ると、受け取った再生関連情報が関連情報一覧表
に登録されているか否かを判定する。判定した結果、登
録されていると、受け取った再生関連情報を廃棄し、登
録されていないと、関連情報一覧表に登録する。
【0088】なお、関連情報一覧表のデータ構造は、再
生履歴一覧表のデータ構造と同一として、説明を省略す
る。 (精算処理)ここで、精算処理とは、以下の処理を指
す。精算部143は、復号部142から視聴履歴一覧表
を受け取ると、精算料金を0に初期化し、受け取った視
聴履歴一覧表に含まれるレコードを全て読み出すまで、
以下の処理を繰り返し実行する。
【0089】読み出したレコードに含まれるコンテンツ
のコンテンツIDを全て読み出すまで、以下の処理を繰
り返し実行する。読み出したコンテンツIDを検索キー
として、関連情報一覧表から代償/特典情報の料金を検
索する。ここで、(exp-1)に基づいて、レコードごと
の視聴料金を計算する。
【0090】(exp-1) 視聴料金=各コンテンツの
(料金×視聴回数)の総和 さらに、読み出したレコードにおける視聴料金が0以上
であると、精算料金に視聴料金を加算する。そして、受
け取った視聴履歴一覧表に含まれるレコードを全て読み
出すと、上述の処理を施した後に得られる精算料金を、
ユーザ情報とともに請求一覧表に登録する。
【0091】(収集装置104の構成の続き)図13に
戻り、格納部144は、読み出し/書き込み可能な記憶
装置であり、精算部143により参照される関連情報一
覧表及び管理される請求一覧表を格納する。図14は、
請求一覧表のデータ構造を示す図である。
【0092】同図にみられるように、請求一覧表140
0のレコードは、フィールド1401、フィールド14
02及びフィールド1403から構成される。フィール
ド1401には、料金が精算された年月日時分が格納さ
れる。フィールド1402には、精算された料金を請求
するユーザのユーザIDが格納される。
【0093】フィールド1403には、精算処理により
精算された料金(精算料金)が格納される。 (コンテンツ関連視聴システムの動作)以上のように構
成されたコンテンツ関連視聴システム100の動作につ
いて説明する。
【0094】なお、説明は、伝送装置101、再生装置
102及び収集装置104の順に説明する。なお、伝送
装置101から再生装置102に伝送される再生制限情
報は暗号化されており、コンテンツは再生制限が掛けら
ているとする。 (伝送装置101の動作)先ず、伝送装置101の動作
について説明する。
【0095】(伝送処理のフローチャート)図15は、
伝送処理のフローチャートを示す図である。同図にみら
れるように、制御部115は、伝送予定の時刻になると
(ステップS101)、伝送予定のコンテンツの再生関
連情報を蓄積部112から読み出し、読み出した再生関
連情報を生成部117に渡す(ステップS102)。
生成部117は、制御部115から渡される再生関連情
報を受け取り、コンテンツに再生制限を掛ける鍵情報を
生成し(ステップS103)、生成した鍵情報を制限部
116に渡す(ステップS104)。また、受け取った
再生関連情報及び生成した鍵情報を含む再生制限情報を
生成し(ステップS105)、生成した再生制限情報を
暗号部118に渡す(ステップS106)。
【0096】暗号部118は、生成部117から渡され
る再生制限情報を受け取り、受け取った再生制限情報を
暗号化し(ステップS107)、暗号化した再生制限情
報を伝送部119に渡す(ステップS108)。制御部
115は、また、伝送予定のコンテンツを蓄積部112
から読み出し、読み出したコンテンツを制限部116に
渡す(ステップS109)。
【0097】制限部116は、生成部117から渡され
る鍵情報及び制御部115から渡されるコンテンツを受
け取り、受け取った鍵情報を使って、受け取ったコンテ
ンツに再生制限を掛ける(ステップS110)。そし
て、再生制限を掛けたコンテンツを伝送部119に渡す
(ステップS111)。伝送部119は、暗号部118
から渡される再生制限情報及び制限部116から渡され
るコンテンツを受け取り、受け取った再生制限情報及び
コンテンツを伝送する(ステップS112)。
【0098】(再生装置102の動作)次に、再生装置
102の動作について説明する。 (再生処理のフローチャート)図16〜20は、再生処
理のフローチャートを示す図である。図16にみられる
ように、制御部125は、1次コンテンツに対する再生
指示をU/IF部123から受けると(ステップS20
1)、管理部130に登録命令を出す(ステップS20
2)。そして、ユーザにより指定された1次コンテンツ
の再生制限情報を蓄積部122から読み出し、読み出し
た再生制限情報を復号部128に渡す(ステップS20
3)。
【0099】復号部128は、制御部125から渡され
る再生制限情報を受け取り、受け取った再生制限情報が
暗号化されていると(ステップS204)、受け取った
再生制限情報を復号化する(ステップS205)。そし
て、復号化した再生制限情報を管理部130に渡す(ス
テップS206)。また、暗号化されていないと、受け
取った再生制限情報を管理部130に渡す。
【0100】管理部130は、制御部125から登録命
令を受けて、復号部128から渡される再生制限情報を
受け取り、受け取った再生制限情報に含まれる再生関連
情報が再生履歴一覧表に登録されていないと(ステップ
S207)、その再生関連情報を再生履歴一覧表に登録
する(ステップS208)。そして、受け取った再生制
限情報に含まれる再生関連情報を制御部125に渡す
(ステップS209)。
【0101】図17にみられるように、また、管理部1
30は、制御部125から解除命令を受けていると(ス
テップS210)、再生制限情報から鍵情報を抽出し
(ステップS211)、抽出した鍵情報を解除部127
に渡す(ステップS212)。制御部125は、管理部
130から渡される再生関連情報を受け取り、受け取っ
た再生関連情報から、2次コンテンツの再生を促進する
再生促進情報を生成し(ステップS213)、合成開始
命令を再生部1126に出し(ステップS214)、生
成した再生促進情報及び合成レベルを再生部126に直
接渡す(ステップS215)。
【0102】再生部126は、制御部125から合成開
始命令を受けて、制御部125から渡される合成レベル
に応じて、再生促進情報をモニタに出力する(ステップ
S216)。制御部125は、2次コンテンツに対する
再生指示をU/IF部123から受ける又は所定の時間
が経過すると(ステップS217)、先にユーザが指定
した1次コンテンツを蓄積部122から読み出し、読み
出した1次コンテンツを解除部127に渡す(ステップ
S218)。
【0103】図18にみられるように、解除部127
は、制御部125から渡される1次コンテンツを受け取
り、受け取った1次コンテンツに対する鍵情報を管理部
130から受け取っていると(ステップS219)、管
理部130から受け取った鍵情報を使って、制御部12
5から受け取った1次コンテンツに掛けられた再生制限
を解除する(ステップS220)。そして、解除した1
次コンテンツを再生部126に渡す(ステップS22
1)。また、ステップS219において、受け取ってい
ないと、受け取った1次コンテンツを再生部126に渡
す。
【0104】再生部126は、解除部127から渡され
るコンテンツを受け取り、受け取ったコンテンツを音声
/映像信号にデコードし(ステップS222)、デコー
ドした音声/映像信号をモニタに出力する(ステップS
223)。そして、デコードした音声/映像信号をモニ
タに出力し終わると、再生終了通知を制御部125に渡
す(ステップS224)。
【0105】制御部125は、再生部126から渡され
る再生終了通知を受けて、再生促進情報からユーザが2
次コンテンツを選択していると(ステップS225)、
ユーザが選択した2次コンテンツを蓄積部122から読
み出し、読み出した2次コンテンツを解除部127に渡
す(ステップS226)。なお、ステップS225にお
いて、選択していないと、ステップS201に戻る。
【0106】図19にみられるように、解除部127
は、制御部125から渡される2次コンテンツを受け取
り、受け取った2次コンテンツに対する鍵情報を管理部
130から受け取っていると(ステップS227)、管
理部130から受け取った鍵情報を使って、制御部12
5から受け取った2次コンテンツに掛けられた再生制限
を解除する(ステップS228)。そして、解除した2
次コンテンツを再生部126に渡す(ステップS22
9)。また、鍵情報を受け取っていないと、受け取った
2次コンテンツを再生部126に渡す。
【0107】再生部126は、解除部127から渡され
る2次コンテンツを受け取り、受け取った2次コンテン
ツを音声/映像信号にデコードし(ステップS23
0)、デコードした音声/映像信号をモニタに出力する
(ステップS231)。そして、デコードした音声/映
像信号をモニタに出力し終わると、再生終了通知を制御
部125に渡す(ステップS232)。
【0108】制御部125は、再生部126から渡され
る再生終了通知を受けて、ユーザが選択した2次コンテ
ンツを全て再生すると(ステップS233)、再生した
2次コンテンツをユーザが視聴したか否かを問う視聴確
認情報及び視聴したか否かを判定する視聴判定情報を生
成する(ステップS234)。そして、合成開始命令を
再生部1126に出し(ステップS235)、生成した
視聴確認情報及び合成レベルを再生部126に直接渡す
(ステップS236)。
【0109】図20にみられるように、再生部126
は、制御部125から合成開始命令を受けて、制御部1
25から渡される合成レベルに応じて、視聴確認情報を
モニタに出力する(ステップS237)。制御部125
は、U/IF部123からユーザ応答を受け取る又は所
定の時間が経過すると(ステップS238)、生成した
視聴判定情報及び受け取ったユーザ応答を照合し(ステ
ップS239)、視聴したか否かを判定する(ステップ
S240)。
【0110】ここで、受け取るユーザ応答を、視聴確認
情報により表示される「はい」又は「いいえ」のいずれ
かとし、視聴判定情報を、ユーザが「はい」を選択した
場合を視聴したとする。照合した結果、視聴したと判定
すると、管理部130に記録命令を出し、1次コンテン
ツID及び視聴コンテンツIDを管理部130に渡す
(ステップS241)。
【0111】管理部130は、制御部125から記録命
令を受けて、制御部125から渡される1次コンテンツ
ID及び視聴コンテンツIDを受け取り、受け取った1
次コンテンツID及び視聴コンテンツIDを再生履歴一
覧表と照合する(ステップS242)。照合した結果、
受け取った視聴コンテンツIDに応じて、場合分けして
以下の処理を実行する(ステップS243)。
【0112】受け取った視聴コンテンツIDが1次コン
テンツIDである場合には、受け取った視聴コンテンツ
IDを視聴回数(1回)とともに、第1フィールド(視
聴履歴一覧表400のフィールド401)に登録する
(ステップS244)。或いは、受け取った視聴コンテ
ンツIDが2次コンテンツIDである場合には、受け取
った視聴コンテンツIDを視聴回数(1回)とともに、
受け取った1次コンテンツIDを第1フィールドに含む
レコードの第2フィールド(視聴履歴一覧表400のフ
ィールド402)に登録する(ステップS245)。
【0113】なお、受け取った視聴コンテンツIDが1
次コンテンツID及び2次コンテンツIDのいずれにも
該当しなければ、視聴対象外として、受け取った1次コ
ンテンツID及び視聴コンテンツIDを廃棄する(ステ
ップS246)。なお、既に、同一の視聴コンテンツI
Dが視聴履歴一覧表に登録されていれば、その視聴回数
を1つ増加する。
【0114】(収集装置104の動作)最後に、収集装
置104の動作について説明する。 (精算処理のフローチャート)図21は、精算処理のフ
ローチャートを示す図である。同図にみられるように、
精算部143は、再生装置102から復号部142を経
由して視聴履歴一覧表を受け取ると、精算料金を0に初
期化し(ステップS301)、受け取った視聴履歴一覧
表に含まれるレコードを全て読み出すまで、以下の処理
(ステップS303〜S308)を繰り返し実行する
(ステップS302)。
【0115】視聴料金を0に初期化し(ステップS30
3)、読み出したレコードに含まれるコンテンツのコン
テンツIDを全て読み出すまで、以下の処理(ステップ
S305〜S306)を繰り返し実行する(ステップS
304)。読み出したコンテンツIDを検索キーとし
て、関連情報一覧表から代償/特典情報の料金を検索す
る(ステップS305)。
【0116】ここで、(exp-1)に基づいて、レコード
ごとの視聴料金を計算する(ステップS306)。 (exp-1) 視聴料金+=料金×視聴回数 さらに、読み出したレコードにおける視聴料金が0以上
であると(ステップS307)、精算料金に視聴料金を
加算する(ステップS308)。
【0117】そして、受け取った視聴履歴一覧表に含ま
れるレコードを全て読み出すと、上述の処理を施した後
に得られる精算料金を、ユーザ情報とともに請求一覧表
に登録する(ステップS309)。 (その他)なお、セキュリティモジュール103に、さ
らに、解除部127も備わるとしてもよい。
【0118】なお、セキュリティモジュール103は、
CPU内蔵のICカードの代わりに、PCMCIA(Pe
rsonal Computer Memory Card International Associat
ion)規格におけるPCカードとしてもよい。なお、収
集装置104は、再生装置102の代わりに、セキュリ
ティモジュール103を備えたICカードから視聴履歴
一覧表を読み出す機能を有するPOS(Point Of Sale
s)システムから、読み出した視聴履歴一覧表を受信す
るとしてもよい。
【0119】なお、再生関連情報は、制作装置の代わり
に、伝送装置において生成されるとしてもよい。なお、
制御部115において、オペレータが入力する情報をU
/IF部113を介して受け取り、受け取った情報を蓄
積部112に蓄積されているコンテンツに追加するとし
てもよいし、受けた情報からデータ放送におけるコンテ
ンツを作成するとしてもよい。
【0120】なお、再生装置102において、ユーザに
対する問合せ方法として、現行CSデジタル放送サービ
スにおいて運用されているPPV番組視聴時における問
い合わせ方法としてもよい。なお、精算部143におい
て、視聴料金を精算する代わりに、管理部130におい
て、視聴料金を精算するとしてもよい。
【0121】なお、再生装置102において、受信する
コンテンツは、再生制限が掛けられていないとしてもよ
いし、受信する再生制限情報は、暗号化されていないと
してもよい。なお、制御部115は、受信部111から
受け取った再生関連情報を生成部117に直接渡し、受
け取ったコンテンツを制限部116に直接渡すとしても
よい。
【0122】なお、第1種コンテンツ及び第2種コンテ
ンツを識別する種別を代償/特典情報に含めるとしても
よい。さらに、その場合において、代償/特典情報の料
金の正負により第1種コンテンツ及び第2種コンテンツ
を判定する代わりに、代償/特典情報の種別により判定
し、第1種コンテンツ及び第2種コンテンツにかかわら
ず、代償/特典情報の料金を正としてもよい。
【0123】なお、視聴確認情報は、アンケートとし、
ユーザ応答は、提示したアンケートに対する解答とし、
視聴判定条件は、提示したアンケートの全項目に入力さ
れていることとしてもよい。なお、視聴確認情報は、ク
イズとし、ユーザ応答は、出題したクイズに対する解答
とし、視聴判定条件は、出題したクイズに対する解答に
正解することとしてもよい。なお、複数問題のクイズを
出題する場合には、視聴判定条件は、所定の正解率以上
であることとしてもよい。
【0124】この際に出題するクイズとして、2次コン
テンツにキーワードが予め付されている場合には、再生
した2次コンテンツに付されたキーワードを問う問題と
してもよい。なお、再生装置102は、コンテンツとと
もに、そのコンテンツに付したキーワードをSI(Serv
ice Information)により受信し、受信したコンテンツ
及びキーワードを対応づけて蓄積部122に蓄積すると
してもよい。
【0125】また、出題するクイズ及びアンケートは、
通信網106を介して、収集装置104から送信される
としてもよい。また、問題、キーワード及び解答などを
再生するコンテンツに埋め込むとしてもよい。コンテン
ツに埋め込む際には、電子透かし技術により埋め込むと
してもよい。この際に、再生部126は、埋め込まれて
いる問題、キーワード及び解答などを抽出する機能を備
え、抽出した問題、キーワード及び解答を制御部125
に渡す。そして、制御部125は、再生部126から渡
される問題、キーワード及び解答を用いて視聴判定を行
うとしてもよい。
【0126】なお、管理部130は、特典の付与が終了
した場合には、付与される特典が無効化したことが示さ
れる特典無効通知を制御部125に渡すとしてもよい。
その際に、制御部125は、管理部130から特典無効
通知を受け、特典の付与が約束されていたコンテンツが
2次コンテンツである場合には、通知を受けた2次コン
テンツを再生促進情報の一覧表から削除するとしてもよ
い。
【0127】なお、精算部143において精算処理を実
行する代わりに、管理部130において実行するとして
もよい。なお、コンテンツは、音声/映像ストリーミン
グデータ以外に、ゲームなどのプログラムデータ、HT
ML(HyperText Markup Language)などのテキストデ
ータ、JPEG(Joint Photographic Coding Experts
Group)などのラスターイメージデータ、SVG(Scala
ble Vector Graphics)などのベクトルイメージデー
タ、AIFF(Audio Interchange File Format)など
のサウンドデータとしてもよい。この際に、再生部12
6は、プログラムデータ、テキストデータ、ラスタイメ
ージデータ、ベクトルイメージデータ及びサウンドデー
タを音声/映像信号にデコーダする機能を備え、デコー
ドした音声/映像信号をモニタに出力するとしてもよ
い。
【0128】なお、コンテンツに再生制限を掛ける鍵
は、生成部117において生成される代わりに、コンテ
ンツを制作した制作装置からコンテンツとともに渡され
るとしてもよい。なお、ブロック暗号方式として、CS
(Communications Satellite)デジタル放送において用
いられているブロック暗号(ISO9979/009)方式として
もよい。
【0129】なお、送信部114は、SMTP(Simple
Mail Transfer Protocol)により、通信網106を介
して、制御部115から受け取った再生関連情報を収集
装置104(例えば、register@viewership.co.jp)に
送信するとしてもよい。なお、送信部124は、SMT
P(Simple Mail Transfer Protocol)により、通信網
106を介して、制御部125から受け取ったユーザ情
報及び視聴履歴一覧表を収集装置104(例えば、adju
ster@viewership.co.jp)に送信するとしてもよい。
【0130】なお、表示サイズに比例した比率を、第2
種コンテンツの料金に掛けて、表示サイズに応じて値引
される料金が変化するとしてもよい。または、合成レベ
ルに応じて、値引きされる料金が変化するとしてもよ
い。なお、課せられる代償として料金の代わりに、ポイ
ントとしてもよい。なお、1次コンテンツとともに2次
コンテンツとを視聴する代わりに、1次コンテンツを視
聴してから、2次コンテンツを視聴する期間を有すると
してもよい。また、精算時期までに、2次コンテンツを
視聴するとしてもよい。また、精算時期に未視聴の2次
コンテンツが有る場合には、精算時期を所定の期間ずら
すとしてもよい。
【0131】なお、視聴したコンテンツに対する視聴履
歴を視聴履歴一覧表に登録するにあたり、視聴したコン
テンツのコンテンツIDを再生履歴一覧表の2次コンテ
ンツ情報に含む1次コンテンツ全てに対して、関連づけ
て、視聴履歴一覧表に登録するとしてもよい。なお、視
聴履歴一覧表は、1次コンテンツが1に対して2次コン
テンツが多として扱うとしてもよいし、2次コンテンツ
が1に対して1次コンテンツが多として扱うとしてもよ
いし、1次コンテンツ多に対して2次コンテンツが多と
して扱うとしてもよい。
【0132】また、視聴したコンテンツのコンテンツI
Dを再生履歴一覧表の2次コンテンツ情報に含む1次コ
ンテンツ全てと視聴したコンテンツとを関連づけて、視
聴履歴一覧表に登録するとしてもよい。なお、視聴回数
は、オペレータにより設定された有効回数を上限とする
としてもよい。この際に、再生関連情報の代償/特典情
報に有効回数を含むとしてもよい。
【0133】なお、指定された1次コンテンツを蓄積部
122から読み出し、読み出したコンテンツを解除部1
27に渡す前に、選択された2次コンテンツを蓄積部1
22から読み出し、読み出したコンテンツを解除部12
7に渡すとしてもよい。なお、指定された1次コンテン
ツを蓄積部122から読み出し、読み出したコンテンツ
を解除部127に渡している間に、選択された2次コン
テンツを蓄積部122から読み出し、読み出したコンテ
ンツを解除部127に渡すとしてもよい。
【0134】なお、再生部126は、デコードしている
コンテンツが1次コンテンツから2次コンテンツに入れ
替わる際に、1次コンテンツから2次コンテンツに入れ
替わることが示される属性変化通知を制御部125に出
し、それを受けて、制御部125は、再生促進情報を表
示するとしてもよい。なお、再生関連情報を、EIT
(Event Information Table)に含むとしてもよい。
【0135】ここで、EITとは、番組名、番組開始時
間、番組終了時間などを含む番組情報を指す。この際
に、制御部115は、伝送予定のコンテンツのEITを
生成し、伝送部119は、制御部115において生成し
たEITも伝送する。そして、受信部121は、伝送部
装置101から伝送されるEITも受信し、制御部12
5は、受信部121において受信したEITから再生関
連情報を抽出するとしてもよい。
【0136】なお、再生関連情報に含まれる2次コンテ
ンツ情報は、2次コンテンツのコンテンツID以外に、
精算処理において用いられる各コンテンツの料金をコン
テンツIDごとに含むとしてもよい。なお、再生関連情
報に地域を特定する情報が含まれるとしてもよいし、再
生関連情報に含まれる地域を特定する情報から、課せら
れる代償/与えられる特典を地域限定としてもよい。
【0137】なお、再生関連情報に有効期限が含まれる
としてよいし、再生関連情報に含まれる有効期限から、
課せられる代償/与えられる特典を期間限定としてもよ
い。なお、再生装置102において再生される第1種コ
ンテンツは、放送網105を介して再生装置102に伝
送される代わりに、通信網106を介して再生装置に1
02に送信されるとしてもよいし、光学記録媒体(例え
ば、DVD−ROMなど)、磁気記録媒体(例えば、ハ
ードディスクなど)、光磁気記録媒体(例えば、MOな
ど)などにより流布される記録媒体を介して再生装置1
02に読み取られるとしてもよい。また、再生制限情報
も同様としてもよいし、ICカードを介して再生装置1
02に読み取られるとしてもよい。
【0138】なお、伝送装置101、再生装置102、
収集装置104における各処理を実行するソフトウェア
プログラムを、光学記録媒体(例えば、CD−ROMな
ど)、磁気記録媒体(例えば、ハードディスクなど)、
光磁気記録媒体(例えば、MOなど)、半導体メモリ
(例えば、ROMなど)などのコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に記録しておき、他のコンピュータにおい
て実行するとしてもよい。また、ネットワークを介して
接続されているコンピュータ等の一般のハードウェア上
に設けられたハードディスク等のコンピュータ読み取り
可能な記録媒体に記録しておき、ネットワーク等の伝送
路を経由して読み取った他のコンピュータにおいて実行
するとしてもよい。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る再生装
置は、第1種コンテンツと第2種コンテンツとが対応関
係にあることを示す関係情報を取得する関係情報取得手
段と、コンテンツを再生する再生手段と、前記関係情報
に基づき、対応関係にある第1種コンテンツと第2種コ
ンテンツとが再生されたことを検出する検出手段と、前
記検出がなされた場合に所定コンピュータプログラムの
実行によりサービス処理を行うサービス処理実行手段と
を備えることを特徴とする。
【0140】これにより、番組とコマーシャルとを間接
的にある程度結合させることができ、例えば、特定のコ
ンテンツと特定コマーシャルとを対応付けた関係情報を
定めておけば、視聴者がその両方を見た場合にその視聴
者に、その特定のコンテンツの視聴料金を減額する等の
サービスを与えるような仕組みが実現可能になる。即
ち、特定のコンテンツの視聴者が特定コマーシャルを視
聴した場合にその視聴者に特典を与える仕組みが実現で
きるため、その特定のコンテンツの視聴者が特典を得る
ために特定コマーシャルを見る可能性が高まり、結果的
に、広告主は、特定のコンテンツの視聴者を需要者層と
する商品やサービス等について広告宣伝するコマーシャ
ルを、効果的に配信することができるようになる。
【0141】また、第1種コンテンツは有料のコンテン
ツであり、前記再生装置は、前記再生手段により有料の
コンテンツが再生された場合に、当該コンテンツについ
ての視聴料金算出の基礎となる課金情報を外部装置に送
信する送信手段を備え、前記サービス処理は、前記再生
手段により再生された有料のコンテンツについての視聴
料金を結果的に減額することに向けられた処理であるこ
ととしてもよい。
【0142】これにより、例えば再生装置と電話回線等
を通じて接続された外部の課金処理装置等に、再生装置
が有料番組を再生した際に視聴料金を算出する基礎とな
る情報を送るようなシステムを想定した場合に、再生装
置が有料番組とともに特定コマーシャルを再生した場合
には料金割引のための指示情報等をその課金処理装置に
送ること等が可能になる。従って、有料番組の視聴者は
その番組と対応付けられたコマーシャルを視聴すること
により番組料金の減額という利益を受け、これが動機付
けとなり、結果的に広告主は的確に特定有料番組の視聴
者をターゲットとする商品やサービス等の広告宣伝を行
うことが可能になる。
【0143】また、前記サービス処理は、前記検出手段
により再生が検出された前記第1種コンテンツについて
の視聴料金の値を取得し、当該値から所定値を減算する
処理であり、前記送信手段は、前記検出がなされた場合
には当該第1種コンテンツに係る課金情報として、前記
サービス処理による減算結果である値を、外部装置に送
信することとしてもよい。
【0144】これにより、再生装置内において有料番組
の視聴料金の割引計算がなされるため、再生装置と電話
回線等を通じて接続された外部の課金処理装置等におい
て、有料番組の視聴料金についての割引計算を行う必要
がなくなる。また、前記再生装置は、ユーザによる操作
を受け付ける受付手段を備え、前記サービス処理実行手
段は、前記受付手段により受け付けられた操作に基づい
て、第2種コンテンツについての前記ユーザの視聴が所
定条件を満たすか否かの判定を行い、前記所定条件を満
たす場合に限り前記サービス処理を行うこととしてもよ
い。
【0145】これにより、再生装置のユーザ即ち視聴者
が、コマーシャルが再生されたときにおいて実際には視
聴していなかったような場合にサービス処理を行わない
ようにしてコマーシャルを実際に視聴したと推定できる
場合にのみサービス処理を行うような制御が可能とな
る。この結果、視聴者は実際にコマーシャルを視聴する
可能性が高まり、広告主にとっては、より確実に視聴者
にコマーシャルを視聴させることができるようになる。
【0146】また、前記再生装置は、ユーザによる再生
指示を受け付ける受付手段を備え、前記再生手段は、前
記受付手段により再生指示が受け付けられた場合に限
り、第2種コンテンツの再生を行うこととしてもよい。
これにより、再生装置のユーザは任意にコマーシャルを
視聴するか否かを選択できるようになり、自己が必要と
する情報のみを視聴することができるようになる。従っ
て、本発明は、このように個々の視聴者の視聴に係る任
意性を確保しつつ、視聴者全体について見れば、広告主
が効果的にコマーシャルを視聴させることができるよう
な仕組みの実現に繋がるものであると言える。
【0147】また、前記受付手段は、前記再生手段が第
1種コンテンツを再生する際において前記再生指示を受
け付け、前記再生手段は、前記再生指示に係る第2種コ
ンテンツ及び前記第1種コンテンツの双方を連続的に再
生する、又は双方の再生時期に重複があるように再生す
ることとしてもよい。これにより、1つの再生装置のユ
ーザが複数いる場合等において、特定のコンテンツを視
聴した1人のユーザが特定コマーシャルを視聴した場合
にのみ番組視聴料金の減額等のサービスを提供すること
ができるようになり、特定のコンテンツの視聴者と特定
コマーシャルの視聴者との同一性の確保を間接的にある
程度実現するため、特定のコンテンツの視聴者に特定コ
マーシャルを視聴させたいという広告主の要求に応える
ことができるようになる。
【0148】また、前記受付手段は、複数の第2種コン
テンツのうちの1つを選択してなされる再生指示を受け
付け、前記再生手段は、前記選択された第2種コンテン
ツを再生することとしてもよい。これにより、再生装置
のユーザは複数のコマーシャルの1つを任意に選択でき
るようになり、自己が必要とする情報のみを視聴するこ
とができるようになるが、この状況においても、本発明
により、広告主が効果的にコマーシャルを視聴させるこ
とができるような仕組みが実現される。
【0149】また、第1種コンテンツ及び第2種コンテ
ンツは画像データを含み、前記再生手段は、コンテンツ
を画面に表示させるための信号を生成することにより前
記再生を行い、前記再生装置は、再生対象の各コンテン
ツを表示する画面領域の配分についての指定をユーザか
ら受け付ける配分指定受付手段を備え、前記再生手段
は、前記配分指定受付手段により受け付けられた指定に
従って、第1種コンテンツ及び第2種コンテンツを配分
して同時に画面に表示させるための信号を生成すること
としてもよい。
【0150】これにより、再生装置のユーザは、有料番
組を画面の一部に表示させ画面周辺にコマーシャルを表
示させる等の表示態様を任意に指定することができるよ
うになる。また、前記サービス処理実行手段は、配分指
定受付手段により受け付けられた指定に応じて、前記視
聴料金の減額の程度を定めて前記サービス処理を行うこ
ととしてもよい。
【0151】これにより、コマーシャルを大きな面積で
表示させた場合に有料番組の視聴料金を大幅に割り引
き、コマーシャルを小さな面積で表示させた場合にはそ
の視聴料金を少しだけ割り引く等、表示態様に応じた視
聴料金割引の実現が可能になる。また、前記検出手段
は、前記関係情報に基づき、対応関係にある第1種コン
テンツ及び第2種コンテンツの双方が所定期間内に再生
されたことを検出することとしてもよい。
【0152】これにより、例えば、同一日に特定のコン
テンツとこれに対応するコマーシャルとの両方を再生し
なければ視聴者に特典を与えない制御や、特定のコンテ
ンツの再生後30分以内にコマーシャルを再生しなけれ
ば視聴者に特典を与えない制御等が可能になり、特定の
コンテンツの視聴者と特定コマーシャルの視聴者との同
一性の確保を間接的にある程度実現する等の効果が得ら
れる。
【0153】また、第1種コンテンツは、当該コンテン
ツの識別情報である第1種コンテンツ識別情報と、当該
コンテンツと対応関係にある第2種コンテンツの識別情
報を含む対応第2種コンテンツ情報と共に多重され放送
されるコンテンツであり、前記再生装置は、多重され放
送される第1種コンテンツと第1種コンテンツ識別情報
と対応第2種コンテンツ情報とを、逐次受信する受信手
段を備え、前記関係情報取得手段は、前記受信手段によ
り受信された第1種コンテンツ識別情報と対応第2種コ
ンテンツ情報との一対を前記関係情報として取得し、前
記再生手段は前記受信手段により受信された第1種コン
テンツを再生し、前記検出手段による前記検出は、前記
第1種コンテンツ識別情報により特定される第1種コン
テンツと、当該第1種コンテンツ識別情報と対をなす対
応第2種コンテンツ情報が含む識別情報により特定され
る第2種コンテンツとが再生されたことの検出であるこ
ととしてもよい。
【0154】これにより、特定のコンテンツと、広告主
がその特定のコンテンツの視聴者に視聴させたい特定コ
マーシャルとの対応関係を示す関係情報とを、多重して
放送するだけで、結果的に特定のコンテンツの視聴者に
特定コマーシャルを視聴させる可能性を高めることがで
きるようになる。また、第2種コンテンツは、当該コン
テンツの識別情報である第2種コンテンツ識別情報と共
に多重され放送されるコンテンツであり、前記受信手段
はさらに、多重され放送される第2種コンテンツと第2
種コンテンツ識別情報とを、逐次受信し、前記再生手段
は前記受信手段により受信された第2種コンテンツを再
生し、前記検出手段による前記検出は、前記第1種コン
テンツ識別情報により特定される第1種コンテンツと、
当該第1種コンテンツ識別情報と対をなす対応第2種コ
ンテンツ情報が含む識別情報と一致する第2種コンテン
ツ識別情報と共に多重されて放送された第2種コンテン
ツとが再生されたことの検出であることとしてもよい。
【0155】これにより、特定のコンテンツと、広告主
がその特定のコンテンツの視聴者に視聴させたい特定コ
マーシャルと、特定のコンテンツと特定コマーシャルと
が対応関係にあることをを示す関係情報とを、放送すれ
ば、結果的に特定のコンテンツの視聴者に特定コマーシ
ャルを視聴させる可能性を高めることができるようにな
る。
【0156】また、第1種コンテンツ及び第2種コンテ
ンツはMPEG2システム規格で規定された同一の又は
別個のトランスポートストリームに含まれて放送される
コンテンツであり、トランスポートストリームには第1
種コンテンツとともに多重された第1種ECM(Ent
itlement Control Message)
及び第2種コンテンツとともに多重された第2種ECM
が含まれ、第1種ECMには第1種コンテンツ識別情報
及び対応第2種コンテンツ情報が含まれ、第2種ECM
には第2種コンテンツ識別情報が含まれ、前記受信手段
は、放送されるトランスポートストリームを受信し、前
記再生手段は前記受信手段により受信されたトランスポ
ートストリームから第1種コンテンツ及び第2種コンテ
ンツを分離抽出して再生し、前記関係情報取得手段は、
再生手段により再生された第1種コンテンツと多重され
ている第1種ECMを分離抽出して、第1種コンテンツ
識別情報と対応第2種コンテンツ情報との一対を前記関
係情報として取得し、前記検出手段は、再生手段により
再生された第2種コンテンツと多重されている第2種E
CMを分離抽出して第2種コンテンツ識別情報を取得し
て、当該第2種コンテンツ識別情報と前記関係情報とに
基づいて、前記検出を行うこととしてもよい。
【0157】これにより、スクランブルが施されて伝送
されるものであるECM中に、特定のコンテンツと特定
コマーシャルとの対応関係を示す情報が含まれるため、
対応関係を改竄する等の不正行為を防止できる。また、
前記第1種ECMには、ともに多重された第1種コンテ
ンツについての視聴料金を示す視聴料金値が含まれてお
り、前記第2種ECMには、所定料金値が含まれてお
り、前記関係情報取得手段、前記検出手段及び前記サー
ビス処理実行手段の一部は、内部のデータ処理の機密性
を確保するためのセキュリティモジュールに含まれ、前
記関係情報取得手段は、前記セキュリティモジュール内
において第1種ECM中の第1種コンテンツ識別情報と
対応第2種コンテンツ情報との一対を前記関係情報とし
て取得してセキュリティモジュール内の記憶領域に記録
し、前記検出手段は、前記セキュリティモジュール内に
おいて、第2種ECM中の第2種コンテンツ識別情報を
取得して前記セキュリティモジュール内の記憶領域に記
録されている前記関係情報と照合することにより対応関
係にある第1種コンテンツと第2種コンテンツとが再生
されたことを検出し、前記サービス処理実行手段は、前
記セキュリティモジュール内において、前記検出された
対応関係にある第1種コンテンツ及び第2種コンテンツ
それぞれに多重されていた第1種ECM及び第2種EC
Mから前記視聴料金値及び前記所定料金値を抽出して、
前記視聴料金値と前記所定料金値とを演算対象とする演
算を行い、前記サービス処理実行手段は、前記セキュリ
ティモジュール内で演算された結果を外部装置に送信す
ることとしてもよい。
【0158】ここで、セキュリティモジュールは、IC
カードに封じ込められた機構や、耐タンパ性を有するL
SI等で構成された機構等であり、これにより、料金に
関する情報が改竄等の不正行為から保護され、また、再
生装置と電話回線等を通じて接続された外部の課金処理
装置等において、有料番組の視聴料金についての割引計
算を行う必要がなくなる。
【0159】また、前記受信手段はさらに、多重され放
送される第2種コンテンツを、逐次受信し、前記再生装
置は、前記受信手段により逐次受信された第2種コンテ
ンツを取得して記録媒体に保持する記録保持手段と、前
記記録保持手段により保持された第2種コンテンツのう
ちの1つのユーザによる選択を受け付ける選択受付手段
とを備え、前記再生手段は、前記選択された第2種コン
テンツを再生することとしてもよい。
【0160】これにより、コマーシャルを予め蓄積型放
送として配信し、再生装置のユーザが任意の時にコマー
シャルを視聴できるようにしたシステムが実現でき、こ
のシステムにおいても、広告主が効果的にコマーシャル
を視聴させることができるような仕組みが実現される。
また、前記第1種コンテンツと共に多重され放送される
対応第2種コンテンツ情報は、当該コンテンツと対応関
係にある複数の第2種コンテンツそれぞれについての識
別情報を含み、前記検出手段による前記検出は、前記第
1種コンテンツ識別情報により特定される第1種コンテ
ンツと、当該第1種コンテンツ識別情報と対をなす対応
第2種コンテンツ情報が含む識別情報のうちの1つの識
別情報により特定される第2種コンテンツとが再生され
たことの検出であることとしてもよい。
【0161】これにより、1つの番組の視聴者を需要者
層とする複数の商品、サービス等それぞれについてのコ
マーシャルを、その番組と対応付けておくことができる
ようになる。また、前記検出手段による前記検出は、前
記第1種コンテンツ識別情報により特定される第1種コ
ンテンツと、当該第1種コンテンツ識別情報と対をなす
対応第2種コンテンツ情報が含む識別情報のうちの複数
の識別情報によりそれぞれ特定される複数の第2種コン
テンツとが再生されたことの検出であることとしてもよ
い。
【0162】これにより、特定のコンテンツの視聴者
が、その番組と予め対応付けられている2以上のコマー
シャルを見た場合にのみ、その視聴者に特典を与えるこ
とが実現でき、広告主は2以上のコマーシャルを効果的
に視聴者に視聴させることが可能になる。また、前記第
1種コンテンツと共に多重され放送される対応第2種コ
ンテンツ情報は、当該コンテンツと対応関係にある複数
の第2種コンテンツそれぞれについての割引料金値を含
み、前記サービス処理実行手段により行われる前記サー
ビス処理は、前記検出手段により再生が検出された前記
第1種コンテンツについての視聴料金の値を取得し、当
該値から、前記検出手段により当該第1種コンテンツと
対応関係にあるとして検出された1又は複数の第2種コ
ンテンツそれぞれについての割引料金値を減算する処理
であることとしてもよい。
【0163】これにより、特定のコンテンツの視聴者
は、視聴したコマーシャル毎に特定のコンテンツの所定
の視聴料金値から一定額の割引という特典を受けること
ができるようになり、この特典による動機付けによって
結果的に広告主はコマーシャルを効果的に視聴者に視聴
させることが可能になる。また、前記再生装置はさら
に、前記対応第2種コンテンツ情報に含まれる識別情報
に基づいて、当該識別情報により特定される第2種コン
テンツに関する情報である第2種コンテンツ特定情報を
表示する第2種コンテンツ特定情報表示手段を備えるこ
ととしてもよい。
【0164】これにより、特定のコンテンツと対応する
コマーシャルの一覧等が表示されるため、どのコマーシ
ャルを特定のコンテンツとともに視聴すると特典が得ら
れるのかを視聴者は知ることができるようになり、この
結果、特定のコンテンツと対応関係にあるコマーシャル
が視聴者に視聴される可能性が高まる。また、前記再生
装置は、ユーザによるコンテンツの再生指示を受け付け
る受付手段を備え、前記再生手段は、前記受付手段によ
り受け付けられた再生指示に係るコンテンツの再生を行
い、前記第2種コンテンツ特定情報表示手段は、前記受
付手段により受け付けられた再生指示が第1種コンテン
ツの再生指示である場合には、再生指示が受け付けられ
た時、又は前記再生手段により第1種コンテンツの再生
が行われている間において、前記第2種コンテンツ特定
情報を表示することとしてもよい。
【0165】これにより、再生装置のユーザが視聴しよ
うとした番組或いは視聴中の番組に対応するコマーシャ
ルを特定するための情報がそのユーザに示されるので、
そのユーザ即ちその番組の視聴者は、どのコマーシャル
を選択して視聴すれば特典が得られるかを知ることがで
き、その結果として、その番組の視聴者がその番組と対
応するコマーシャルを視聴する可能性が高まる。
【0166】また、前記第1種コンテンツはMPEG2
システム規格で規定されたトランスポートストリームに
含まれて放送されるコンテンツであり、トランスポート
ストリームにはEIT(Event Informat
ion Table)が含まれ、前記対応第2種コンテ
ンツ情報はEITに含まれており、前記受信手段は、放
送されるトランスポートストリームを受信し、前記再生
手段は前記受信手段により受信されたトランスポートス
トリームから第1種コンテンツを分離抽出して再生し、
前記第2種コンテンツ特定情報表示手段は、前記受信手
段により受信されたトランスポートストリームからEI
Tを分離抽出してEIT中の対応第2種コンテンツ情報
に基づいて、第2種コンテンツ特定情報を表示すること
としてもよい。
【0167】これにより、トランスポートストリームを
用いてなされるデジタル放送において、通常、番組別の
情報を特定するために用いられるEITに、番組毎にそ
の番組に対応するコマーシャルを示す情報が盛り込まれ
るため、EITからある番組に関する情報を取り出す従
来機構を部分的に改修して比較的容易に、ある番組に対
応するコマーシャルの一覧等を表示するための機構を有
する再生装置を構築できるようになる。
【0168】また、前記検出手段による前記検出は、前
記再生手段により第1種コンテンツが再生された時より
所定期間後の時期以前に、当該第1種コンテンツと対応
関係にある第2種コンテンツが再生されたことの検出で
あることとしてもよい。これにより、特定のコンテンツ
の再生後、例えば30分以内にコマーシャルを再生しな
ければ、視聴者に特典を与えない等の制御が可能にな
り、特定のコンテンツの視聴者と特定コマーシャルの視
聴者との同一性の確保を間接的にある程度実現する等の
効果が得られる。
【0169】また、第1種コンテンツ及び第2種コンテ
ンツはMPEG2システム規格で規定された同一の又は
別個のトランスポートストリームに含まれて放送される
コンテンツであり、トランスポートストリームには第1
種コンテンツとともに多重され当該第1種コンテンツの
識別情報である第1種コンテンツ識別情報と当該コンテ
ンツの視聴料金を示す視聴料金値とを含む第1種ECM
(Entitlement Control Mess
age)、及び第2種コンテンツとともに多重され当該
第2種コンテンツと予め対応関係にあると定められてい
る第1種コンテンツの識別情報である対応第1種コンテ
ンツ情報と、所定料金値とを含む第2種ECMが含まれ
ており、前記再生装置は、放送されるトランスポートス
トリームを受信する受信手段を備え、前記再生手段は前
記受信手段により受信されたトランスポートストリーム
から第1種コンテンツ及び第2種コンテンツを分離抽出
して再生し、前記関係情報取得手段、前記検出手段及び
前記サービス処理実行手段の一部は、内部のデータ処理
の機密性を確保するためのセキュリティモジュールに含
まれ、前記関係情報取得手段は、再生手段により再生さ
れた第1種コンテンツと多重されていた第1種ECM
と、再生手段により再生された第2種コンテンツと多重
されていた第2種ECMとをトランスポートストリーム
から分離抽出し、前記セキュリティモジュール内におい
て、前記第1種ECM中の第1種コンテンツ識別情報
と、前記第2種ECM中の対応第1種コンテンツ情報と
を、前記関係情報として取得し、前記検出手段は、前記
セキュリティモジュール内において、前記関係情報とし
て取得された第1種コンテンツ識別情報と対応第1種コ
ンテンツ情報とが一致するか判定することにより、対応
関係にある第1種コンテンツと第2種コンテンツとが再
生されたことを検出し、前記サービス処理実行手段は、
前記セキュリティモジュール内において、前記検出され
た対応関係にある第1種コンテンツ及び第2種コンテン
ツそれぞれに多重されていた第1種ECM及び第2種E
CMから前記視聴料金値及び前記所定料金値を抽出し
て、前記視聴料金値と前記所定料金値とを演算対象とす
る演算を行い、前記サービス処理実行手段は、前記セキ
ュリティモジュール内で演算された結果を外部装置に送
信することとしてもよい。
【0170】これにより、特定のコンテンツの視聴料金
額と、コマーシャルの視聴による割引額とを再生装置が
別個に保持管理して、所定期間毎に外部の課金処理装置
等にその視聴料金額や割引額を送信する必要がなくな
り、同一識別情報で示される料金額、割引額を総計した
結果を保持管理しておき、その結果を外部の課金処理装
置等に送信すればよくなるため、再生装置中、料金に関
する情報の保持管理のために必要な記憶領域を、少なく
抑えることが可能になる。
【0171】また、本発明に係る伝送装置は、受信した
第1種コンテンツと、当該第1種コンテンツと対応関係
にある第2種コンテンツとの双方を再生した場合に所定
コンピュータプログラムの実行によりサービス処理を行
う再生装置に対して、コンテンツを伝送する伝送装置で
あって、第1種コンテンツと、当該第1種コンテンツと
対応関係にある第2種コンテンツの識別情報を含む対応
第2種コンテンツ情報とを多重して伝送データを生成す
る多重化手段と、前記伝送データを前記再生装置に対し
て伝送する伝送手段とを備えることを特徴とする。
【0172】これにより、特定のコンテンツと特定コマ
ーシャルとを伝送し、視聴者がその両方を見た場合にそ
の視聴者に、その特定のコンテンツの視聴料金を減額す
る等のサービスを与えるようなシステムが構築可能にな
り、広告主は、特定のコンテンツの視聴者を需要者層と
する商品やサービス等について広告宣伝するコマーシャ
ルを、効果的に配信することができるようになる。
【0173】ここで、前記第1種コンテンツは有料のコ
ンテンツであり、前記伝送手段は、前記サービス処理と
して第1種コンテンツの視聴料金の減額に係る処理を行
う再生装置を送信先とし、前記多重化手段は、前記第1
種コンテンツの視聴料金と、前記対応第2種コンテンツ
情報に含まれる識別情報により特定される第2種コンテ
ンツが前記再生装置によって当該第1種コンテンツとと
もに再生された場合において視聴料金を減額するために
用いられるべき減額値とを、示す課金情報をも当該第1
種コンテンツと多重して伝送データを生成することとし
てもよい。
【0174】これにより、特定有料番組と特定コマーシ
ャルとの双方の視聴を条件として視聴者に番組視聴料金
を減額する等のサービスを提供するようなシステムが実
現可能になり、その結果、広告主は特定有料番組の視聴
者をターゲットとしたコマーシャルを効果的に配信する
ことができるようになる。また、前記多重化手段は、第
1種コンテンツと第2種コンテンツとをMPEG2シス
テム規格で規定された同一の又は別個のトランスポート
ストリーム形式の伝送データとして多重し、トランスポ
ートストリーム中、ECMの構成要素として前記課金情
報を多重することとしてもよい。
【0175】これにより、番組視聴料金に関する情報
は、スクランブルが施されて伝送されるので、その情報
の改竄等の不正行為が防止できるようになる。また、前
記多重化手段は、第1種コンテンツに多重した前記課金
情報を含むECMに当該第1種コンテンツの識別情報を
含め、第2種コンテンツには当該第2種コンテンツと対
応関係にある第1種コンテンツの識別情報を含むECM
を多重することとしてもよい。
【0176】これにより、特定のコンテンツと特定コマ
ーシャルとの対応関係を示す情報が簡単なものとなり、
送信される番組やコマーシャルを受信して再生する再生
装置側において比較的簡単な処理構造で、対応関係にあ
る番組とコマーシャルとの組を再生したか否かを判別す
ることができるようになる。また、前記伝送手段は、対
応関係にある第1種コンテンツと第2種コンテンツとを
所定期間内に再生した場合に限り前記サービス処理を行
う再生装置を送信先とし、前記所定期間を特定するため
の情報を前記伝送データとともに伝送することとしても
よい。
【0177】これにより、例えば、同一日や同一月間中
に特定のコンテンツとこれに対応するコマーシャルとの
両方を再生しなければ視聴者に特典を与えない制御や、
特定のコンテンツの再生後30分以内にコマーシャルを
再生しなければ視聴者に特典を与えない制御等が可能に
なる。また、本発明に係る伝送装置は、複数のコンテン
ツを逐次伝送する伝送装置であって、有料コンテンツ
と、当該コンテンツの視聴料金を示す料金値を含むEC
Mとを多重し、広告コンテンツと、負の値で示した料金
値を含むECMとを多重して、トランスポートストリー
ムを生成する多重化手段と、前記多重化手段により生成
されたトランスポートストリームを伝送する伝送手段と
を備えることを特徴とする。
【0178】この伝送装置を利用することにより、従来
のECMを用いたペイパービュー等のシステムを部分的
に改修するのみで、特定有料番組の視聴に対して視聴者
が支払うべき視聴料金を、その視聴者が特定コマーシャ
ルをも視聴した場合には減額するようなシステムが構築
できる。この結果として、特定有料番組の視聴者は、特
定コマーシャルを視聴する可能性が高まるため、広告主
は特定有料番組の視聴者を需要者層とする商品、サービ
ス等を広告宣伝する特定コマーシャルをその特定有料番
組の視聴者に効果的に視聴させることができるようにな
る。
【0179】ここで、前記伝送装置は、有料コンテンツ
と広告コンテンツとが対応関係にあることを示す関係情
報を記憶する記憶手段を備え、前記多重化手段は、有料
コンテンツに多重するECMに、当該有料コンテンツの
識別情報を含め、当該有料コンテンツと対応関係にある
ことが前記関係情報に示されている広告コンテンツに多
重するECMに、当該有料コンテンツの識別情報と同値
である情報を当該コンテンツの識別情報として含めるこ
ととしてもよい。
【0180】これにより、特定のコンテンツと特定コマ
ーシャルとの対応関係を示す情報が簡単なものとなり、
送信される番組やコマーシャルを受信して再生する再生
装置側において比較的簡単な処理構造で、対応関係にあ
る番組とコマーシャルとの組を再生したか否かを判別す
ることができるようになる。また、本発明に係るコンテ
ンツ送受信システムは、コンテンツを伝送する伝送装置
とコンテンツを受信して再生する再生装置から構成され
るコンテンツ送受信システムであって、前記伝送装置
は、第1種コンテンツと、当該第1種コンテンツと対応
関係にある第2種コンテンツの識別情報を含む対応第2
種コンテンツ情報とを多重して伝送データを生成する多
重化手段と、前記伝送データを前記再生装置に対して伝
送する伝送手段とを備え、前記再生装置は、第1種コン
テンツと第2種コンテンツとが対応関係にあることを示
す関係情報を取得する関係情報取得手段と、コンテンツ
を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された
コンテンツを再生する再生手段と、前記関係情報に基づ
き、対応関係にある第1種コンテンツと第2種コンテン
ツとが再生されたことを検出する検出手段と、前記検出
がなされた場合に所定コンピュータプログラムの実行に
よりサービス処理を行うサービス処理実行手段とを備え
ることを特徴とする。
【0181】これにより、特定のコンテンツと特定コマ
ーシャルとの双方の視聴を条件として視聴者に番組視聴
料金を減額する等のサービスを提供するような仕組みが
実現され、その結果、広告主は特定のコンテンツの視聴
者をターゲットとしたコマーシャルを効果的に配信する
ことができるようになる。また、本発明に係る視聴料金
決定システムは、再生装置と、当該再生装置における有
料コンテンツの再生に対して視聴料金を算定するための
課金処理を行う課金計算装置とから構成される視聴料金
決定システムであって、前記再生装置は、有料コンテン
ツ及び広告コンテンツを再生する再生手段と、前記再生
手段により有料コンテンツが再生された場合に、当該有
料コンテンツについての視聴料金の額を示す料金情報を
前記課金計算装置に送信し、前記再生手段により広告コ
ンテンツが再生された場合に、再生された有料コンテン
ツについての視聴料金の額を減額して視聴料金を決定す
るための基礎となる減額情報を前記課金計算装置に送信
する送信手段とを備え、前記課金計算装置は、前記料金
情報及び前記減額情報を受信する受信手段と、前記受信
手段により受信された前記料金情報に基づく、再生され
た有料コンテンツについての視聴料金の額を、前記受信
手段により受信された前記減額情報に基づいて減額し
て、視聴料金を決定する視聴料金決定手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0182】これにより、特定有料番組と特定コマーシ
ャルとの双方の視聴を条件として視聴者に番組視聴料金
を減額するサービスを提供するような仕組みが実現さ
れ、視聴者は特定有料番組に対応する特定コマーシャル
の視聴により、特定有料番組の視聴料金が割引されると
いう恩恵を受けられるようになり、また、広告主は特定
有料番組の視聴者をターゲットとしたコマーシャルを効
果的に配信することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンテンツ関連視聴システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図2】再生制限情報のデータ構造を示す図である。
【図3】(a),(b)は、一例として、再生関連情報
のデータ構造を示す図である。
【図4】視聴履歴一覧表のデータ構造を示す図である。
【図5】ECMのデータ構造を示す図である。
【図6】伝送装置101の詳細な構成を示す機能ブロッ
ク図である。
【図7】再生装置102の詳細な構成を示す機能ブロッ
ク図である。
【図8】再生促進情報のモニタ表示例を示す模式図であ
る。
【図9】視聴確認情報のモニタ表示例を示す模式図であ
る。
【図10】(a),(b)は、再生部126からモニタ
に出力する映像信号のモニタ表示例の時間推移を示す模
式図である。
【図11】(a)〜(i)は、1次コンテンツ及び2次
コンテンツが合成されて表示されるモニタ表示例を示す
模式図である。
【図12】再生履歴一覧表のデータ構造を示す図であ
る。
【図13】収集装置104の詳細な構成を示す機能ブロ
ック図である。
【図14】請求一覧表のデータ構造を示す図である。
【図15】伝送処理のフローチャートを示す図である。
【図16】再生処理のフローチャートその1を示す図で
ある。
【図17】再生処理のフローチャートその2を示す図で
ある。
【図18】再生処理のフローチャートその3を示す図で
ある。
【図19】再生処理のフローチャートその4を示す図で
ある。
【図20】再生処理のフローチャートその5を示す図で
ある。
【図21】精算処理のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
100 コンテンツ関連視聴システム 101 伝送装置 102 再生装置 104 収集装置 105 放送網 106 通信網 111 受信部 112 蓄積部 113 U/IF部 114 送信部 115 制御部 116 制限部 117 生成部 118 暗号部 119 伝送部 121 受信部 122 蓄積部 123 U/IF部 124 送信部 125 制御部 126 再生部 127 解除部 128 復号部 129 暗号部 130 管理部 131 記憶部 103 セキュリティモジュール 141 受信部 142 復号部 143 精算部 144 格納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04H 1/02 H04H 1/02 F H04N 5/44 H04N 5/44 A Z 5/445 5/445 Z 7/08 7/16 C 7/081 7/08 Z 7/16 (72)発明者 庭野 智 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松尾 隆史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C025 BA14 BA25 BA28 CA06 CA09 CA10 CB10 DA05 DA10 5C063 AA01 AB03 AB07 AC01 AC05 AC10 CA23 CA36 DA01 DA07 DA13 DB10 5C064 BA01 BB01 BB02 BB07 BC04 BC07 BC17 BC18 BC21 BC22 BC23 BC25 BD02 BD03 BD04 BD08 BD09 BD13 CA14 CB01 CC04

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1種コンテンツと第2種コンテンツと
    が対応関係にあることを示す関係情報を取得する関係情
    報取得手段と、 コンテンツを再生する再生手段と、 前記関係情報に基づき、対応関係にある第1種コンテン
    ツと第2種コンテンツとが再生されたことを検出する検
    出手段と、 前記検出がなされた場合に所定コンピュータプログラム
    の実行によりサービス処理を行うサービス処理実行手段
    とを備えることを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 第1種コンテンツは有料のコンテンツで
    あり、 前記再生装置は、前記再生手段により有料のコンテンツ
    が再生された場合に、当該コンテンツについての視聴料
    金算出の基礎となる課金情報を外部装置に送信する送信
    手段を備え、 前記サービス処理は、前記再生手段により再生された有
    料のコンテンツについての視聴料金を結果的に減額する
    ことに向けられた処理であることを特徴とする請求項1
    記載の再生装置。
  3. 【請求項3】 前記サービス処理は、前記検出手段によ
    り再生が検出された前記第1種コンテンツについての視
    聴料金の値を取得し、当該値から所定値を減算する処理
    であり、 前記送信手段は、前記検出がなされた場合には当該第1
    種コンテンツに係る課金情報として、前記サービス処理
    による減算結果である値を、外部装置に送信することを
    特徴とする請求項2記載の再生装置。
  4. 【請求項4】 前記再生装置は、ユーザによる操作を受
    け付ける受付手段を備え、 前記サービス処理実行手段は、前記受付手段により受け
    付けられた操作に基づいて、第2種コンテンツについて
    の前記ユーザの視聴が所定条件を満たすか否かの判定を
    行い、前記所定条件を満たす場合に限り前記サービス処
    理を行うことを特徴とする請求項2記載の再生装置。
  5. 【請求項5】 前記再生装置は、ユーザによる再生指示
    を受け付ける受付手段を備え、 前記再生手段は、前記受付手段により再生指示が受け付
    けられた場合に限り、第2種コンテンツの再生を行うこ
    とを特徴とする請求項2記載の再生装置。
  6. 【請求項6】 前記受付手段は、前記再生手段が第1種
    コンテンツを再生する際において前記再生指示を受け付
    け、 前記再生手段は、前記再生指示に係る第2種コンテンツ
    及び前記第1種コンテンツの双方を連続的に再生する、
    又は双方の再生時期に重複があるように再生することを
    特徴とする請求項5記載の再生装置。
  7. 【請求項7】 前記受付手段は、複数の第2種コンテン
    ツのうちの1つを選択してなされる再生指示を受け付
    け、 前記再生手段は、前記選択された第2種コンテンツを再
    生することを特徴とする請求項5記載の再生装置。
  8. 【請求項8】 第1種コンテンツ及び第2種コンテンツ
    は画像データを含み、 前記再生手段は、コンテンツを画面に表示させるための
    信号を生成することにより前記再生を行い、 前記再生装置は、再生対象の各コンテンツを表示する画
    面領域の配分についての指定をユーザから受け付ける配
    分指定受付手段を備え、 前記再生手段は、前記配分指定受付手段により受け付け
    られた指定に従って、第1種コンテンツ及び第2種コン
    テンツを配分して同時に画面に表示させるための信号を
    生成することを特徴とする請求項5記載の再生装置。
  9. 【請求項9】 前記サービス処理実行手段は、配分指定
    受付手段により受け付けられた指定に応じて、前記視聴
    料金の減額の程度を定めて前記サービス処理を行うこと
    を特徴とする請求項8記載の再生装置。
  10. 【請求項10】 前記検出手段は、前記関係情報に基づ
    き、対応関係にある第1種コンテンツ及び第2種コンテ
    ンツの双方が所定期間内に再生されたことを検出するこ
    とを特徴とする請求項2記載の再生装置。
  11. 【請求項11】 第1種コンテンツは、当該コンテンツ
    の識別情報である第1種コンテンツ識別情報と、当該コ
    ンテンツと対応関係にある第2種コンテンツの識別情報
    を含む対応第2種コンテンツ情報と共に多重され放送さ
    れるコンテンツであり、 前記再生装置は、多重され放送される第1種コンテンツ
    と第1種コンテンツ識別情報と対応第2種コンテンツ情
    報とを、逐次受信する受信手段を備え、 前記関係情報取得手段は、前記受信手段により受信され
    た第1種コンテンツ識別情報と対応第2種コンテンツ情
    報との一対を前記関係情報として取得し、 前記再生手段は前記受信手段により受信された第1種コ
    ンテンツを再生し、 前記検出手段による前記検出は、前記第1種コンテンツ
    識別情報により特定される第1種コンテンツと、当該第
    1種コンテンツ識別情報と対をなす対応第2種コンテン
    ツ情報が含む識別情報により特定される第2種コンテン
    ツとが再生されたことの検出であることを特徴とする請
    求項2記載の再生装置。
  12. 【請求項12】 第2種コンテンツは、当該コンテンツ
    の識別情報である第2種コンテンツ識別情報と共に多重
    され放送されるコンテンツであり、 前記受信手段はさらに、多重され放送される第2種コン
    テンツと第2種コンテンツ識別情報とを、逐次受信し、 前記再生手段は前記受信手段により受信された第2種コ
    ンテンツを再生し、 前記検出手段による前記検出は、前記第1種コンテンツ
    識別情報により特定される第1種コンテンツと、当該第
    1種コンテンツ識別情報と対をなす対応第2種コンテン
    ツ情報が含む識別情報と一致する第2種コンテンツ識別
    情報と共に多重されて放送された第2種コンテンツとが
    再生されたことの検出であることを特徴とする請求項1
    1記載の再生装置。
  13. 【請求項13】 第1種コンテンツ及び第2種コンテン
    ツはMPEG2システム規格で規定された同一の又は別
    個のトランスポートストリームに含まれて放送されるコ
    ンテンツであり、トランスポートストリームには第1種
    コンテンツとともに多重された第1種ECM(Enti
    tlement Control Message)及
    び第2種コンテンツとともに多重された第2種ECMが
    含まれ、第1種ECMには第1種コンテンツ識別情報及
    び対応第2種コンテンツ情報が含まれ、第2種ECMに
    は第2種コンテンツ識別情報が含まれ、 前記受信手段は、放送されるトランスポートストリーム
    を受信し、 前記再生手段は前記受信手段により受信されたトランス
    ポートストリームから第1種コンテンツ及び第2種コン
    テンツを分離抽出して再生し、 前記関係情報取得手段は、再生手段により再生された第
    1種コンテンツと多重されている第1種ECMを分離抽
    出して、第1種コンテンツ識別情報と対応第2種コンテ
    ンツ情報との一対を前記関係情報として取得し、 前記検出手段は、再生手段により再生された第2種コン
    テンツと多重されている第2種ECMを分離抽出して第
    2種コンテンツ識別情報を取得して、当該第2種コンテ
    ンツ識別情報と前記関係情報とに基づいて、前記検出を
    行うことを特徴とする請求項12記載の再生装置。
  14. 【請求項14】 前記第1種ECMには、ともに多重さ
    れた第1種コンテンツについての視聴料金を示す視聴料
    金値が含まれており、前記第2種ECMには、所定料金
    値が含まれており、 前記関係情報取得手段、前記検出手段及び前記サービス
    処理実行手段の一部は、内部のデータ処理の機密性を確
    保するためのセキュリティモジュールに含まれ、 前記関係情報取得手段は、前記セキュリティモジュール
    内において第1種ECM中の第1種コンテンツ識別情報
    と対応第2種コンテンツ情報との一対を前記関係情報と
    して取得してセキュリティモジュール内の記憶領域に記
    録し、 前記検出手段は、前記セキュリティモジュール内におい
    て、第2種ECM中の第2種コンテンツ識別情報を取得
    して前記セキュリティモジュール内の記憶領域に記録さ
    れている前記関係情報と照合することにより対応関係に
    ある第1種コンテンツと第2種コンテンツとが再生され
    たことを検出し、 前記サービス処理実行手段は、前記セキュリティモジュ
    ール内において、前記検出された対応関係にある第1種
    コンテンツ及び第2種コンテンツそれぞれに多重されて
    いた第1種ECM及び第2種ECMから前記視聴料金値
    及び前記所定料金値を抽出して、前記視聴料金値と前記
    所定料金値とを演算対象とする演算を行い、 前記サービス処理実行手段は、前記セキュリティモジュ
    ール内で演算された結果を外部装置に送信することを特
    徴とする請求項13記載の再生装置。
  15. 【請求項15】 前記受信手段はさらに、多重され放送
    される第2種コンテンツを、逐次受信し、 前記再生装置は、 前記受信手段により逐次受信された第2種コンテンツを
    取得して記録媒体に保持する記録保持手段と、 前記記録保持手段により保持された第2種コンテンツの
    うちの1つのユーザによる選択を受け付ける選択受付手
    段とを備え、 前記再生手段は、前記選択された第2種コンテンツを再
    生することを特徴とする請求項12記載の再生装置。
  16. 【請求項16】 前記第1種コンテンツと共に多重され
    放送される対応第2種コンテンツ情報は、当該コンテン
    ツと対応関係にある複数の第2種コンテンツそれぞれに
    ついての識別情報を含み、 前記検出手段による前記検出は、前記第1種コンテンツ
    識別情報により特定される第1種コンテンツと、当該第
    1種コンテンツ識別情報と対をなす対応第2種コンテン
    ツ情報が含む識別情報のうちの1つの識別情報により特
    定される第2種コンテンツとが再生されたことの検出で
    あることを特徴とする請求項11記載の再生装置。
  17. 【請求項17】 前記検出手段による前記検出は、前記
    第1種コンテンツ識別情報により特定される第1種コン
    テンツと、当該第1種コンテンツ識別情報と対をなす対
    応第2種コンテンツ情報が含む識別情報のうちの複数の
    識別情報によりそれぞれ特定される複数の第2種コンテ
    ンツとが再生されたことの検出であることを特徴とする
    請求項16記載の再生装置。
  18. 【請求項18】 前記第1種コンテンツと共に多重され
    放送される対応第2種コンテンツ情報は、当該コンテン
    ツと対応関係にある複数の第2種コンテンツそれぞれに
    ついての割引料金値を含み、 前記サービス処理実行手段により行われる前記サービス
    処理は、前記検出手段により再生が検出された前記第1
    種コンテンツについての視聴料金の値を取得し、当該値
    から、前記検出手段により当該第1種コンテンツと対応
    関係にあるとして検出された1又は複数の第2種コンテ
    ンツそれぞれについての割引料金値を減算する処理であ
    ることを特徴とする請求項16記載の再生装置。
  19. 【請求項19】 前記再生装置はさらに、 前記対応第2種コンテンツ情報に含まれる識別情報に基
    づいて、当該識別情報により特定される第2種コンテン
    ツに関する情報である第2種コンテンツ特定情報を表示
    する第2種コンテンツ特定情報表示手段を備えることを
    特徴とする請求項11又は16記載の再生装置。
  20. 【請求項20】 前記再生装置は、ユーザによるコンテ
    ンツの再生指示を受け付ける受付手段を備え、 前記再生手段は、前記受付手段により受け付けられた再
    生指示に係るコンテンツの再生を行い、 前記第2種コンテンツ特定情報表示手段は、前記受付手
    段により受け付けられた再生指示が第1種コンテンツの
    再生指示である場合には、再生指示が受け付けられた
    時、又は前記再生手段により第1種コンテンツの再生が
    行われている間において、前記第2種コンテンツ特定情
    報を表示することを特徴とする請求項19記載の再生装
    置。
  21. 【請求項21】 前記第1種コンテンツはMPEG2シ
    ステム規格で規定されたトランスポートストリームに含
    まれて放送されるコンテンツであり、トランスポートス
    トリームにはEIT(Event Informati
    on Table)が含まれ、前記対応第2種コンテン
    ツ情報はEITに含まれており、 前記受信手段は、放送されるトランスポートストリーム
    を受信し、 前記再生手段は前記受信手段により受信されたトランス
    ポートストリームから第1種コンテンツを分離抽出して
    再生し、 前記第2種コンテンツ特定情報表示手段は、前記受信手
    段により受信されたトランスポートストリームからEI
    Tを分離抽出してEIT中の対応第2種コンテンツ情報
    に基づいて、第2種コンテンツ特定情報を表示すること
    を特徴とする請求項20記載の再生装置。
  22. 【請求項22】 前記検出手段による前記検出は、前記
    再生手段により第1種コンテンツが再生された時より所
    定期間後の時期以前に、当該第1種コンテンツと対応関
    係にある第2種コンテンツが再生されたことの検出であ
    ることを特徴とする請求項11記載の再生装置。
  23. 【請求項23】 第1種コンテンツ及び第2種コンテン
    ツはMPEG2システム規格で規定された同一の又は別
    個のトランスポートストリームに含まれて放送されるコ
    ンテンツであり、トランスポートストリームには第1種
    コンテンツとともに多重され当該第1種コンテンツの識
    別情報である第1種コンテンツ識別情報と当該コンテン
    ツの視聴料金を示す視聴料金値とを含む第1種ECM
    (Entitlement Control Mess
    age)、及び第2種コンテンツとともに多重され当該
    第2種コンテンツと予め対応関係にあると定められてい
    る第1種コンテンツの識別情報である対応第1種コンテ
    ンツ情報と、所定料金値とを含む第2種ECMが含まれ
    ており、 前記再生装置は、放送されるトランスポートストリーム
    を受信する受信手段を備え、 前記再生手段は前記受信手段により受信されたトランス
    ポートストリームから第1種コンテンツ及び第2種コン
    テンツを分離抽出して再生し、 前記関係情報取得手段、前記検出手段及び前記サービス
    処理実行手段の一部は、内部のデータ処理の機密性を確
    保するためのセキュリティモジュールに含まれ、 前記関係情報取得手段は、再生手段により再生された第
    1種コンテンツと多重されていた第1種ECMと、再生
    手段により再生された第2種コンテンツと多重されてい
    た第2種ECMとをトランスポートストリームから分離
    抽出し、前記セキュリティモジュール内において、前記
    第1種ECM中の第1種コンテンツ識別情報と、前記第
    2種ECM中の対応第1種コンテンツ情報とを、前記関
    係情報として取得し、 前記検出手段は、前記セキュリティモジュール内におい
    て、前記関係情報として取得された第1種コンテンツ識
    別情報と対応第1種コンテンツ情報とが一致するか判定
    することにより、対応関係にある第1種コンテンツと第
    2種コンテンツとが再生されたことを検出し、 前記サービス処理実行手段は、前記セキュリティモジュ
    ール内において、前記検出された対応関係にある第1種
    コンテンツ及び第2種コンテンツそれぞれに多重されて
    いた第1種ECM及び第2種ECMから前記視聴料金値
    及び前記所定料金値を抽出して、前記視聴料金値と前記
    所定料金値とを演算対象とする演算を行い、 前記サービス処理実行手段は、前記セキュリティモジュ
    ール内で演算された結果を外部装置に送信することを特
    徴とする請求項2記載の再生装置。
  24. 【請求項24】 受信した第1種コンテンツと、当該第
    1種コンテンツと対応関係にある第2種コンテンツとの
    双方を再生した場合に所定コンピュータプログラムの実
    行によりサービス処理を行う再生装置に対して、コンテ
    ンツを伝送する伝送装置であって、 第1種コンテンツと、当該第1種コンテンツと対応関係
    にある第2種コンテンツの識別情報を含む対応第2種コ
    ンテンツ情報とを多重して伝送データを生成する多重化
    手段と、 前記伝送データを前記再生装置に対して伝送する伝送手
    段とを備えることを特徴とする伝送装置。
  25. 【請求項25】 前記第1種コンテンツは有料のコンテ
    ンツであり、 前記伝送手段は、前記サービス処理として第1種コンテ
    ンツの視聴料金の減額に係る処理を行う再生装置を送信
    先とし、 前記多重化手段は、前記第1種コンテンツの視聴料金
    と、前記対応第2種コンテンツ情報に含まれる識別情報
    により特定される第2種コンテンツが前記再生装置によ
    って当該第1種コンテンツとともに再生された場合にお
    いて視聴料金を減額するために用いられるべき減額値と
    を、示す課金情報をも当該第1種コンテンツと多重して
    伝送データを生成することを特徴とする請求項24記載
    の伝送装置。
  26. 【請求項26】 前記多重化手段は、第1種コンテンツ
    と第2種コンテンツとをMPEG2システム規格で規定
    された同一の又は別個のトランスポートストリーム形式
    の伝送データとして多重し、トランスポートストリーム
    中、ECMの構成要素として前記課金情報を多重するこ
    とを特徴とする請求項25記載の伝送装置。
  27. 【請求項27】 前記多重化手段は、第1種コンテンツ
    に多重した前記課金情報を含むECMに当該第1種コン
    テンツの識別情報を含め、第2種コンテンツには当該第
    2種コンテンツと対応関係にある第1種コンテンツの識
    別情報を含むECMを多重することを特徴とする請求項
    26記載の伝送装置。
  28. 【請求項28】 前記伝送手段は、対応関係にある第1
    種コンテンツと第2種コンテンツとを所定期間内に再生
    した場合に限り前記サービス処理を行う再生装置を送信
    先とし、前記所定期間を特定するための情報を前記伝送
    データとともに伝送することを特徴とする請求項25記
    載の伝送装置。
  29. 【請求項29】 複数のコンテンツを逐次伝送する伝送
    装置であって、 有料コンテンツと、当該コンテンツの視聴料金を示す料
    金値を含むECMとを多重し、広告コンテンツと、負の
    値で示した料金値を含むECMとを多重して、トランス
    ポートストリームを生成する多重化手段と、 前記多重化手段により生成されたトランスポートストリ
    ームを伝送する伝送手段とを備えることを特徴とする伝
    送装置。
  30. 【請求項30】 前記伝送装置は、有料コンテンツと広
    告コンテンツとが対応関係にあることを示す関係情報を
    記憶する記憶手段を備え、 前記多重化手段は、有料コンテンツに多重するECM
    に、当該有料コンテンツの識別情報を含め、当該有料コ
    ンテンツと対応関係にあることが前記関係情報に示され
    ている広告コンテンツに多重するECMに、当該有料コ
    ンテンツの識別情報と同値である情報を当該コンテンツ
    の識別情報として含めることを特徴とする請求項29記
    載の伝送装置。
  31. 【請求項31】 コンテンツを伝送する伝送装置とコン
    テンツを受信して再生する再生装置から構成されるコン
    テンツ送受信システムであって、 前記伝送装置は、 第1種コンテンツと、当該第1種コンテンツと対応関係
    にある第2種コンテンツの識別情報を含む対応第2種コ
    ンテンツ情報とを多重して伝送データを生成する多重化
    手段と、 前記伝送データを前記再生装置に対して伝送する伝送手
    段とを備え、 前記再生装置は、 第1種コンテンツと第2種コンテンツとが対応関係にあ
    ることを示す関係情報を取得する関係情報取得手段と、 コンテンツを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信されたコンテンツを再生する再
    生手段と、 前記関係情報に基づき、対応関係にある第1種コンテン
    ツと第2種コンテンツとが再生されたことを検出する検
    出手段と、 前記検出がなされた場合に所定コンピュータプログラム
    の実行によりサービス処理を行うサービス処理実行手段
    とを備えることを特徴とするコンテンツ送受信システ
    ム。
  32. 【請求項32】 再生装置と、当該再生装置における有
    料コンテンツの再生に対して視聴料金を算定するための
    課金処理を行う課金計算装置とから構成される視聴料金
    決定システムであって、 前記再生装置は、 有料コンテンツ及び広告コンテンツを再生する再生手段
    と、 前記再生手段により有料コンテンツが再生された場合
    に、当該有料コンテンツについての視聴料金の額を示す
    料金情報を前記課金計算装置に送信し、前記再生手段に
    より広告コンテンツが再生された場合に、再生された有
    料コンテンツについての視聴料金の額を減額して視聴料
    金を決定するための基礎となる減額情報を前記課金計算
    装置に送信する送信手段とを備え、 前記課金計算装置は、 前記料金情報及び前記減額情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記料金情報に基づく、
    再生された有料コンテンツについての視聴料金の額を、
    前記受信手段により受信された前記減額情報に基づいて
    減額して、視聴料金を決定する視聴料金決定手段とを備
    えることを特徴とする視聴料金決定システム。
  33. 【請求項33】 コンピュータプログラムの実行機能を
    有しコンテンツを再生する再生装置におけるサービス処
    理方法であって、 第1種コンテンツと第2種コンテンツとが対応関係にあ
    ることを示す関係情報を取得する関係情報取得ステップ
    と、 前記関係情報に基づき、対応関係にある第1種コンテン
    ツと第2種コンテンツとを再生したことを検出する検出
    ステップと、 前記検出がなされた場合に所定コンピュータプログラム
    の実行によりサービス処理を行うサービス処理実行ステ
    ップとを含むことを特徴とするサービス処理方法。
  34. 【請求項34】 受信した第1種コンテンツと、当該第
    1種コンテンツと対応関係にある第2種コンテンツとの
    双方を再生した場合に所定コンピュータプログラムの実
    行によりサービス処理を行う再生装置に対して、コンテ
    ンツを伝送するコンテンツ伝送方法であって、 第1種コンテンツと、当該第1種コンテンツと対応関係
    にある第2種コンテンツの識別情報を含む対応第2種コ
    ンテンツ情報とを多重して伝送データを生成する多重化
    ステップと、 前記伝送データを前記再生装置に対して伝送する伝送ス
    テップとを含むことを特徴とするコンテンツ伝送方法。
  35. 【請求項35】 複数のコンテンツを逐次伝送するコン
    テンツ伝送方法であって、 有料コンテンツと、当該コンテンツの視聴料金を示す料
    金値を含むECMとを多重し、広告コンテンツと、負の
    値で示した料金値を含むECMとを多重して、トランス
    ポートストリームを生成する多重化ステップと、 前記多重化ステップにより生成されたトランスポートス
    トリームを伝送する伝送ステップとを含むことを特徴と
    するコンテンツ伝送方法。
  36. 【請求項36】 コンピュータプログラムの実行機能を
    有しコンテンツを再生する再生装置に、 第1種コンテンツと第2種コンテンツとが対応関係にあ
    ることを示す関係情報を取得する関係情報取得ステップ
    と、 前記関係情報に基づき、対応関係にある第1種コンテン
    ツと第2種コンテンツとを再生したことを検出する検出
    ステップと、 前記検出がなされた場合にサービス処理を行うサービス
    処理実行ステップとを実行させることを特徴とするコン
    ピュータプログラム。
JP2001352345A 2000-11-16 2001-11-16 コンテンツの伝送装置、再生装置及び視聴料金決定システム Pending JP2002262269A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352345A JP2002262269A (ja) 2000-11-16 2001-11-16 コンテンツの伝送装置、再生装置及び視聴料金決定システム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-349340 2000-11-16
JP2000349340 2000-11-16
JP2001352345A JP2002262269A (ja) 2000-11-16 2001-11-16 コンテンツの伝送装置、再生装置及び視聴料金決定システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002262269A true JP2002262269A (ja) 2002-09-13

Family

ID=26604068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001352345A Pending JP2002262269A (ja) 2000-11-16 2001-11-16 コンテンツの伝送装置、再生装置及び視聴料金決定システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002262269A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004059546A1 (ja) * 2002-12-25 2004-07-15 Kabushiki Kaisha Toshiba 特典管理システム及び方法並びに記録媒体
JP2006086917A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Brother Ind Ltd 放送データ送信装置およびプログラム、放送データ受信装置およびプログラム、放送データ配信システム、放送データ配信方法およびプログラム
WO2006057256A1 (ja) * 2004-11-25 2006-06-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 有料コンテンツの制限を解除するための制限解除カード
JP2006186654A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Nissan Motor Co Ltd 情報処理システム及び情報処理方法、放送局及び番組放送方法、移動端末及び情報送信方法、情報処理装置及び情報処理方法
JP2007148483A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Sharp Corp コンテンツ再生装置、著作権管理装置、コンテンツ再生管理システム、プログラム、及び記録媒体
JP2009506453A (ja) * 2005-08-30 2009-02-12 アムドックス ソフトウェア システムズ リミテッド ペイパービュー支払いシステム及び方法
US7904928B2 (en) 2003-05-09 2011-03-08 Sony Corporation Content delivery system, content delivery apparatus, content recording and reproduction apparatus and content recording and reproduction method, and computer program
JP2012514374A (ja) * 2008-12-30 2012-06-21 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド デジタル放送サービス方法及び装置
JP2013235498A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Encourage Technologies Co Ltd 広告連動学習装置、広告連動学習方法、及びプログラム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004059546A1 (ja) * 2002-12-25 2004-07-15 Kabushiki Kaisha Toshiba 特典管理システム及び方法並びに記録媒体
US7904928B2 (en) 2003-05-09 2011-03-08 Sony Corporation Content delivery system, content delivery apparatus, content recording and reproduction apparatus and content recording and reproduction method, and computer program
JP2006086917A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Brother Ind Ltd 放送データ送信装置およびプログラム、放送データ受信装置およびプログラム、放送データ配信システム、放送データ配信方法およびプログラム
WO2006057256A1 (ja) * 2004-11-25 2006-06-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 有料コンテンツの制限を解除するための制限解除カード
JP2006186654A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Nissan Motor Co Ltd 情報処理システム及び情報処理方法、放送局及び番組放送方法、移動端末及び情報送信方法、情報処理装置及び情報処理方法
JP4595537B2 (ja) * 2004-12-27 2010-12-08 日産自動車株式会社 情報処理システム及び情報処理方法、放送局及び番組放送方法、移動端末及び情報送信方法、情報処理装置及び情報処理方法
JP2009506453A (ja) * 2005-08-30 2009-02-12 アムドックス ソフトウェア システムズ リミテッド ペイパービュー支払いシステム及び方法
JP2007148483A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Sharp Corp コンテンツ再生装置、著作権管理装置、コンテンツ再生管理システム、プログラム、及び記録媒体
JP2012514374A (ja) * 2008-12-30 2012-06-21 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド デジタル放送サービス方法及び装置
US8707346B2 (en) 2008-12-30 2014-04-22 Samsung Electronics Co., Ltd Method and apparatus for digital broadcasting service
JP2013235498A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Encourage Technologies Co Ltd 広告連動学習装置、広告連動学習方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7340760B2 (en) Advertisements in an end-user controlled playback environment
JP4861331B2 (ja) コンテンツ権利管理装置及びコンテンツ権利管理方法
JP4482380B2 (ja) 視聴制御装置、視聴制御プログラム、セキュアモジュール
CN102077206B (zh) 分段媒体内容权限管理
JP4370085B2 (ja) 動画配信技術を用いたショッピングシステム
US7555767B2 (en) TV program distribution system and TV broadcast signal receiving device for receiving a pay TV program distributed from the system
EP0975166A2 (en) Information providing system
EP1705908A2 (en) Extensible content identification and indexing
JP2004519046A (ja) コンテンツを配信する装置、プロファイリングセンター、受信装置及び方法
JP4123805B2 (ja) サーバ及び広告配信方法
JP2007235586A (ja) 広告視聴確認システム、放送受信端末、広告視聴確認端末、広告視聴確認方法およびプログラム
JP4321340B2 (ja) 再生装置
US20040249966A1 (en) Information providing system, information providing apparatus, and method
US8429010B2 (en) CM data management apparatus/method, pay-program reception terminal/method, pay-program transmission/reception system, and computer-readable storage medium storing computer program to realize these methods
JP2002262269A (ja) コンテンツの伝送装置、再生装置及び視聴料金決定システム
JP2000295541A (ja) 放送受信装置,放送受信装置の契約情報処理方法および放送受信装置の契約情報処理プログラム記録媒体
JP4297760B2 (ja) コンテンツ利用制御装置、コンテンツ利用制御方法およびコンテンツ利用制御プログラム
JP4892993B2 (ja) 携帯型端末、コンテンツ配信システム、uimカード、プログラム及び記録媒体
JP2002217850A (ja) 放送用コンテンツ視聴データ収集方法およびシステム、ならびにプログラム
JP2003052031A (ja) 番組送受信システム、番組送受信方法、番組送受信方法を実現するプログラム、当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、有料番組サイト及びcm情報管理サイト並びに視聴者端末
JP2000350181A (ja) 放送の蓄積方法および蓄積制御プログラムを記録した記録媒体
JP3884015B2 (ja) 情報処理システム
JP2004328090A (ja) コンテンツ配信システム
JP2004112702A (ja) 有料番組提供システム
JP2003022318A (ja) 放送受信システムおよび方法