JP2002261088A - Cvd装置 - Google Patents

Cvd装置

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JP2002261088A
JP2002261088A JP2001060219A JP2001060219A JP2002261088A JP 2002261088 A JP2002261088 A JP 2002261088A JP 2001060219 A JP2001060219 A JP 2001060219A JP 2001060219 A JP2001060219 A JP 2001060219A JP 2002261088 A JP2002261088 A JP 2002261088A
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JP2001060219A
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Kuniaki Horie
邦明 堀江
Naoaki Kogure
直明 小榑
Yuji Araki
裕二 荒木
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Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 枚葉式CVD装置及びバッチ式CVD装置の
問題点を除去し、プロセス開発の迅速化に適し、低温で
の高速成膜プロセスでカバレージの良い成膜、及び均一
性の良い成膜ができるCVD装置を提供すること。 【解決手段】 ガス噴出ヘッド11を具備し、該ガス噴
出ヘッド11から成膜室10に配置された基板14にプ
ロセスガスを噴射し、該基板14表面に薄膜を形成する
CVD装置において、ガス噴出ヘッド11に供給するプ
ロセスガスを順次切替えるガス切替手段(集合弁31、
32)と、ガス切替手段を制御して、ガス噴出ヘッド1
1に供給するプロセスガスを順次切替え、基板14の被
成膜面上のどの点においても基板14が曝されるプロセ
スガスが順次切替わり、且つ該基板14の被成膜面上の
どの点においても同一条件でプロセスガスの噴射を受
け、更に薄膜形成処理が終了するまでの間に少なくとも
一巡させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体基板等の基板
面上に薄膜を形成するCVD装置、特にプロセス開発の
迅速化に適し、低温での高速成膜プロセスが可能でカバ
レージの良い成膜、及び均一性、再現性の良い成膜を得
ることができるCVD装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のCVD装置として枚葉式
CVD装置とバッチ式CVD装置がある。図1は枚葉式
CVD装置の概略構成例を示す図である。本枚葉式CV
D装置は、図示するように、成膜室101内に配置され
た基板加熱用ヒータ102を内蔵するサセプタ103上
に基板104を載置し、該基板104に向けてガス噴出
ヘッド(シャワーヘッド)105から原料ガスを含むプ
ロセスガスG1、G2を噴出し、該基板104の面上に
薄膜を形成するように構成されたものである。なお、1
06は排気口で、図示しない排気系に接続され、成膜室
101内を所定の圧力に減圧している。上記のように構
成された枚葉式CVD装置には、下記のような問題があ
る。
【0003】成膜室101内に原料ガスを混合搬送する
と、途中原料ガスどうしが相互に反応を起こす可能性が
ある。少なくとも該ガス噴出ヘッド105の出口部以降
での混合は避けられない。また、図示するように、原料
ガスを個別にシャワーヘッドの出口まで独立して搬送す
る場合においても、成膜室101に供給するガスの種類
が増えれば独立した搬送経路の数が増えガス噴出ヘッド
の構造が複雑となり、実現が困難という問題がある。
【0004】また、ガス噴出ヘッド105を改良して複
数原料へ対応する方法もある。例えば、図2に示すよう
に、ガス噴出ヘッド105に細長い多重ノズル107を
利用して原料ガスG1と酸化ガスや還元ガスG2等とは
成膜室のノズル出口後に混合する構造とする。この構造
は構造が複雑になるばかりでなく、ガスの種類が多くな
ると対応が不可能になるという問題もある。
【0005】また、例えば、SrとTiは原料ガスであ
る有機金属原料の種類によっては気相反応や競合吸着を
起こすことがある。このような複数原料ガスの相互反応
防止対策として、成膜室内を減圧したり、不活性ガスと
混合し反応ガスの分圧を下げる方法がある。これにより
原料ガスどうしの衝突確率を減らすことはできるが、こ
の方法は成膜処理のスループットが大きく下がり、実用
にならない可能性がある。
【0006】また、成膜速度を上げるためには温度を高
く設定したいが、カバレージを大きくするためには一般
に反応律速領域である低温での成膜が必要となり、その
場合成膜速度が低下してしまう。特に熱CVD装置の場
合は基板加熱用ヒータ102からの熱エネルギーのみに
よる活性化エネルギーの供給での成膜のため、前述のよ
うにカバレージが必要な場合、低温成膜となるため高速
成膜は期待できない。また、成膜速度を上げるため原料
ガスの分圧を高く設定すると圧力が高くなりガス流れの
影響を受け易くなり、均一性は得難くなる。原料ガスど
うしが気相中で相互反応を起こすような場合、ガスの基
板104への到達時間によっても反応性が異なるためプ
ロセスガスの均一混合性が悪いと基板104面内で成膜
の均一性或いはプロセスの再現性が得にくいという問題
が生じる。更に基板104との面に形成された微細な凹
み(溝や孔)内の上下間の均一性も困難となる。
【0007】また、気相中で各種ガス(原料ガス、酸化
・還元ガス等)が混合され、基板に到達するので、ガス
噴射ヘッド105と基板104との間の距離がプロセス
パラメータとなってしまい、ガスの混合具合の変化等が
非再現性の要因ともなってしまう。即ち、ガス噴出ヘッ
ド105と基板104間の距離が変わると、原料ガスど
うしや、原料ガスと酸化・還元ガスとの気相反応の進行
状況が変わるためプロセスが変わってしまう。また、上
記問題を解決するため装置を工夫すると当然構造が複雑
で高価になり、或いは原料によっては相互反応を防止す
る構造的対策が困難な場合もあり、プロセスによっては
装置を変更しなければならなくなると装置の汎用性が劣
るという問題が生じてしまうという問題があった。
【0008】上記の点を総合して評価すると、有機金属
の原料等高分子材料を原料ガスとして扱う場合は特に枚
葉式CVD装置ではプロセス及びプロセスに合致した装
置を開発するのに多大の労力を要するという最大の問題
がある。
【0009】図3はバッチ式CVD装置の概略構成を示
す図である。図3において、201は成膜室であり、該
成膜室201の側壁はガラス材からなり、ランプヒータ
202で加熱される所謂ホットウォールとなっている。
成膜室201には原料噴出パイプ203が配置され、バ
ルブV1、V2、V3を介して供給される原料ガスG
1、G2、G3を基板ボート205に収容された基板2
06に噴出できるようになっている。また、成膜室20
1にはO2等の酸化ガスG4やAr等の不活性ガスG5
も供給できるようになっている。204は成膜室201
に連通する排気口であり、該排気口204は図示しない
排気系に接続され、成膜室201を所定の圧力に減圧で
きるようになっている。本例では基板の面内均一性を向
上させるため基板ボート205を回転させている。この
ように、バッチ式CVD装置は多数枚の基板206に一
度に成膜できるが、下記のような問題点がある。
【0010】成膜室201内での原料噴出パイプ203
のガス噴出口までの搬送経路長さの違い、或いはガス噴
出口から基板206の端から中央部等の距離の違いが生
じる。そのためガスの加熱時間が異なり、ガスの気相反
応の違いが生じるため、成膜室201内で不均一性が問
題となる。また、ガスの気相での相互反応を防止する手
段はない。ガス流を成膜室201内の基板206面上の
どの点においても均一にするのは困難であるので、基板
間、基板面内の成膜の均一性が得にくい。また、ガス経
路が長いので気相でのガス滞在時間が長くなり、ガスの
滞留ゾーンも多く存在するので気相反応は局所的に違い
が起き易く、この点でも成膜の均一性が得にくい。
【0011】また、原料噴出パイプ203のガス噴出口
部は必ず加熱されてしまうので、ガス噴出口に原料が付
着する可能性があり、ガスの均一な噴出ができなくな
る。また、成膜室201のガス流入側と排出側とで均一
性を得るため、基板サイズが大きくなると、成膜室20
1内で基板206を回転させる必要が生じる。更に、基
板の配列ピッチを広げ基板間のガス流れの抵抗を下げる
ことにより、成膜の均一性を求めることになり、そのた
め、基板の設置枚数が少なくなりスループットは低下し
てしまう。
【0012】有機金属原料を用いて成膜する場合は、有
機金属原料には大量の気化が困難な原料が多いため高い
スループットは得にくい。ガス置換に時間がかかるの
で、ガスの切換えを繰り返しながらの成膜には不向きで
ある。また、気相反応を起こしやすいラジカル等は流れ
の途中で失活してしまいやすいのでラジカルの基板20
6面内の均一な作用は期待できないため、使用困難であ
りそれらの利用による低温化高速成膜プロセスは期待で
きない。
【0013】また、成膜室201はホットウォールで構
成されており、該ホットウォールガラス壁面へ生成物が
付着し、この生成物の成膜室内等の付着により均熱性が
劣化してくるといった問題が生じやすい。そのためこの
付着物を定期的に除去する必要があり、除去するための
メンテナンスが大変となる。
【0014】新規原料へのプロセス開発対応は、バッチ
での開発のため昇温、成膜、降温の1サイクルの時間が
非常に長く、1日に試行できるテスト回数に制限があ
り、かつ大量の原料を使用するため、開発に時間とコス
トがかかる。また、原料によっては相互反応に対する防
止対策がないので対応できない場合がある。従って、原
料ガスによっては対応が不可能になってしまうといった
問題が生じることもある。
【0015】上記の点を総合的に評価すると、バッチ式
CVD装置は均熱性のみを重視したプロセスには最適で
あるが、ガス流れの均一性が重要なプロセスやプロセス
ガスどうしが気相で反応してしまう様なプロセスの場合
には、プロセス開発に時間とコストがかかることが最大
のネックとなり、その問題は新規に新たな材料が開発さ
れたとき、その原料を使用したプロセスの開発に再び大
変な時間とコストを要することになってしまう。また、
有機金属材料には大量気化が困難な原料が多いので成膜
速度を大きく取れずスループットが常に問題となる。例
えばφ300の半導体基板の場合は、更に大量の原料ガ
スが必要となり、1バッチにφ200の半導体基板を同
一枚数載置した場合より更に成膜時間がかかってしま
う。また、φ300の半導体基板の場合は、基板間の隙
間が狭く基板間のガス流れの均一性が得にくいので、均
一性を向上させるため基板間の隙間を広げる必要があ
り、1バッチに載置可能な基板枚数が減少してしまい、
その結果、スループットが減少してしまう。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は均熱性、ガス
流れの均一性の両方が必要なプロセスであっても、また
気相反応を起しやすいプロセスであっても、上述の従来
型の枚葉式CVD装置及びバッチ式CVD装置の問題点
を除去し、プロセス開発の迅速化に適し、低温での高速
成膜プロセスでカバレージの良い成膜、及び均一性、再
現性の良い成膜ができるCVD装置を提供することを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は、ガス噴出ヘッドを具備し、該
ガス噴出ヘッドから成膜室に配置された基板にプロセス
ガスを噴射し、該基板表面に薄膜を形成するCVD装置
において、ガス噴出ヘッドに供給するプロセスガスを順
次切替えるガス切替手段と、ガス切替手段を制御して、
ガス噴出ヘッドに供給するプロセスガスを順次切替え、
基板の被成膜面上のどの点においても該基板が曝される
プロセスガスが順次切替わり、且つ該基板の被成膜面上
のどの点においても同一条件でプロセスガスの噴射を受
け、更に薄膜形成処理が終了するまでの間に少なくとも
一巡させる制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0018】請求項2に記載の発明は、ガス噴出ヘッド
を具備し、該ガス噴出ヘッドから成膜室に配置された基
板にプロセスガスを噴射し、該基板表面に薄膜を形成す
るCVD装置において、ガス噴出ヘッドを複数個設ける
と共に、夫々のガス噴出ヘッドから異なるプロセスガス
を噴出するように構成し、基板の被成膜面と該ガス噴出
ヘッドのガス噴射面を相対的に移動させる移動手段と、
移動手段を制御して基板の被成膜面とガス噴出ヘッドの
ガス噴射面を相対的に移動させ、基板の被成膜面上のど
の点においても該基板が曝されるプロセスガスが順次切
替わり、且つ該基板の被成膜面上のどの点においても同
一条件でプロセスガスの噴射を受け、更に薄膜形成処理
が終了するまでの間に少なくとも一巡させる制御手段と
を設けたことを特徴とする。
【0019】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のCVD装置において、プロセスガスは、Ta、
Mg、Sr、Ba、Ca、La、Ti、Pb、Zr、B
i、Zn、V、Mn、Y、Cd、Ru、Ir、Cu、A
g、Hg、Tl、Ga、Ge、Sn、Si、Nb、H
f、Cr、In、P、Al、Asのいずれかを含む化合
物ガスであることを特徴とする。
【0020】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1項に記載のCVD装置の成膜方法におい
て、プロセスガスに、ラジカルを利用することを特徴と
する。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のCVD装置において、プロセスがCuの成膜プロセス
であり、プロセスガスにCuの有機金属原料ガスと、水
素ラジカルを含有したガスを利用することを特徴とす
る。
【0022】請求項1又は請求項2に記載の発明によれ
ば、上記のようにガス噴出ヘッドに供給するプロセスガ
スを順次切替えるか、又は複数のガス噴出ヘッドから夫
々異なるプロセスガスを噴出し、基板の被成膜面と該ガ
ス噴出ヘッドのガス噴射面を相対的に移動させることに
より、基板の被成膜面上のどの点においても該基板が曝
されるプロセスガスが順次切替わり、且つ該基板の被成
膜面上のどの点においても同一条件でプロセスガスの噴
射を受けるようにしたので、従来のCVD装置に比較
し、下記〜のような特徴がある。
【0023】基板の被成膜面上に供給されるガスは、
ガスの搬送中から基板面に到達するまで常に単独ガス
(或いは相互反応しないガス)のみとなり、気相での相
互反応はあったとして上記ガスどうしのみに制限され、
反応を殆ど基板の表面反応のみとすることが可能にな
る。このように気相反応をなくすることで、気相反応に
よる上述のような問題点がなくなり、再現性のあるプロ
セスが可能となる。例えばガスを流す順番を各金属原料
ガス、不活性ガス、H、O等ラジカル含有ガス、不活性
ガス、別の金属原料ガスといった順に流すことで各タイ
ミングでは個別のガスのみが供給されることになり、気
相で金属原料ガスとラジカル含有ガス等との反応を防止
できる。
【0024】減圧或いは不活性ガス等で希釈すること
により単一原料ガスであっても原料ガスの分圧を下げる
ことで、原料ガスの供給中においても該原料ガスどうし
の気相での反応を抑止することが可能となる。
【0025】原料ガスを基板の被成膜面に付着させた
後、反応性の高いガスを供給し、前記原料ガスと基板の
被成膜面で反応させることで、低温であっても成膜速度
の速い成膜、即ち低温且つ速い成膜速度の成膜が可能と
なる。例えば、減圧雰囲気で且つ付着した原料を酸化ガ
ス、還元ガス、ラジカル含有ガス等の活性化源を使用し
て反応させることにより、低温で且つ高速成膜が可能と
なる。また、例えば酸化の場合は酸素ラジカル、オゾン
等が還元の場合は水素ラジカルが含有されたガスを送る
ことで金属原料ガスとの反応を低温でも促進させること
ができる。また、ラジカルも中性のため基板面に形成さ
れたパターン中の凹み(溝、孔等)内にもランダムに付
着させることができるので、該凹み内の成膜速度も加速
させることができる。
【0026】上記のように低温成膜が可能なことによ
り、カバレージ特性の良好な成膜を得ることができ、更
に最近のプロセス低温化の要求にもこたえられる。
【0027】上記特徴の結果として、殆どすべての反
応を基板の表面反応プロセスとすることができ、気相反
応をなくすることができるので、従来の枚葉式CVD装
置のようにガス噴出ヘッドのガス噴出面と基板の距離等
の搬送時間、搬送経路、搬送中のガスの淀み、渦等(淀
み、渦等はできるだけない構造としても現実的に完全に
なくすることはできない)はプロセスパラメータとなる
ことはなく、再現性のあるプロセスが得やすくなりプロ
セス開発が容易となる。
【0028】また、有機金属原料のような高分子原
料、即ち成膜原料の開発が継続して行われ、数多くの種
類の原料が出現しても、これらの原料の供給を個別に原
料ガス供給系から成膜室内の基板面上まで実施し、原料
ガスを常に単独で存在させ、単独ガスの成膜特性を調査
すればよいので、再現性のあるプロセスを短時間で且つ
容易に開発することが可能となる。
【0029】例えばガス噴出ヘッドにプレートに多数
の細かい孔を開けた形式のガス噴出ノズルを用いること
で、従来の枚葉式CVD装置に比較し、簡単な構造のガ
ス噴出ヘッドで対応でき、装置全体も安価となる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて説明する。図4は本発明(請求項1に記載
の発明)に係るCVD装置の概略システム構成を示す図
である。図4において、10は成膜室であり、該成膜室
10は上部にガス噴出ヘッド11を設けている。成膜室
10の内部には基板加熱用ヒータ12を内蔵するホット
プレート13が配置され、該ホットプレート13の上に
サセプタ19が配置され、該サセプタ19上に成膜する
基板14が載置されるようになっている。
【0031】31はバルブ31a、31bを具備する集
合弁であり、32はバルブ32a、32bを具備する集
合弁である。集合弁31のバルブ31aを開くことによ
りガス噴出ヘッド11に原料ガスGを供給できるように
なっており、集合弁32のバルブ32aを開くことによ
りガス噴出ヘッド11にラジカル発生器33からH又は
O等のラジカルを供給できるようになっている。また、
集合弁31、32のバルブ31b、32bを開くことに
より、原料ガス供給ライン、ラジカル供給ラインをトラ
ップ35に接続するようになっている。集合弁31及び
32はガス噴出ヘッド11に原料ガス又はラジカルを供
給する切換弁機構を構成している。
【0032】ラジカル発生器33は、その容器33bの
外周に巻回されたコイル33aを有し、該コイル33a
に高周波電源34から高周波電流を通電できるようにな
っており、容器33bにH2又はO2等のガスを供給する
ことにより、Hラジカル又はOラジカル等のラジカルを
発生するようになっている。16は開閉バルブ17を介
してガス噴出ヘッド11に接続されたトラップであり、
該トラップ16は圧力コントロールバルブ15を介して
ドライポンプ36、除害装置38等で構成される真空排
気系に接続されている。なお、トラップ35も該真空排
気系に接続されている。バルブ18はガスの種類が切り
替るとき滞留ガスを直ちに排出することができるように
したバルブである。本例のように抵抗の大きなノズルが
ある場合、その上流のガス置換は長い時間を要するの
で、そういった抵抗体の両側から排気できるような排気
ライン用のものである。
【0033】上記構成のCVD装置において、原料ガス
源から原料ガスGとして、Cu有機金属原料ガスを、ラ
ジカル発生器33から例えば、Hラジカル及びH2ガス
を下記〜のように集合弁31、32の各バルブを切
替えてガス噴出ヘッド11に供給し、該ガス噴出ヘッド
11から基板14に対してCu有機金属原料ガス原料又
はHラジカル及びH2ガスを噴出しCu薄膜を成膜す
る。
【0034】Hラジカルを成膜室10に噴出する(高
周波電源34をON、集合弁32のバルブ32aを開、
バルブ32bを閉として、ラジカルをガス噴出ヘッド1
1に供給すると共に、集合弁31のバルブ31aを閉、
バルブ31bを開いて原料ガスGを排気する)。
【0035】H2ガスを成膜室10に噴出する(上記
の状態から、高周波電源34をOFFとする)。
【0036】原料ガスGを成膜室10に噴射する(上
記の状態から、集合弁31のバルブ31aを開、バル
ブ31bを閉として原料ガスGをガス噴出ヘッド11に
供給すると共に、集合弁32のバルブ32aを閉、バル
ブ32bを開いてH2ガスを排気する)。
【0037】H2ガスを成膜室10に噴射する(上記
の状態から、集合弁32のバルブ32aを開、バルブ
32bを閉としてH2ガスをガス噴出ヘッド11に供給
すると共に、集合弁31のバルブ31aを閉、バルブ3
1bを開いて原料ガスGを排気する)。
【0038】Hラジカルを成膜室10に噴出する(上
記の状態から、高周波電源34をONとする)。
【0039】H2ガスを成膜室10に噴出する(上記
の状態から、高周波電源34をOFFとする)。
【0040】上記〜を1サイクルとする。上記シー
ケンスを1回の成膜中に複数回(1回でも可)繰返すこ
とにより、少なくともガス噴出ヘッド11のガス噴出口
までは原料ガスと水素ラジカルを混合させることなく、
両者を供給できる。
【0041】上記サイクルを例えば、1サイクルを5〜
6秒程度の短い時間で行うことで、基板14の面上に吸
着している原料ガスにガス噴出ヘッド11のガス噴出口
から噴射された水素ラジカルが有効に働き、数nm以下
毎の堆積で水素ラジカルが作用することになるため、厚
膜を堆積させる場合でも、全ての膜中で水素ラジカルを
有効に作用させることができる。即ち、原料ガスGが基
板14に確実に吸着した後、Hラジカルが基板14に供
給されるので、確実に原料ガスや水素ラジカルとの表面
反応を実施することができる(この場合はCuの有機金
属原料を還元)。
【0042】なお、上記実施例では、成膜室10とし、
原料ガスGをガス噴出ヘッド11に供給していないとき
は、集合弁31のバルブ31bを開いて、原料ガスGを
排気しているが、原料ガスは高価なものであるから、こ
れを排気することは費用の無駄となる。そこで、図示は
省略するが、成膜室10を2つ以上設け、それぞれの成
膜室10に原料ガス、Hラジカル、H2ガスを所定のタ
イミングで切り替えて供給できるように構成すれば、原
料ガスを各成膜室10に所定のタイミングで供給し、い
ずれの成膜室10へも供給できないタイミングの場合の
みトラップ35を通して排気することになる。これによ
り高価な原料ガスを無駄に排気することがなく、費用の
節約が可能となる。
【0043】なお、上記例では原料ガスGとしてCu有
機金属原料ガスを用いる場合を示したが、原料ガスはこ
れに限定されるものではなく、Ta、Mg、Sr、B
a、Ca、La、Ti、Pb、Zr、Bi、Zn、V、
Mn、Y、Cd、Ru、Ir、Ag、Hg、Tl、G
a、Ge、Sn、Si、Nb、Hf、Cr、In、P、
Al、Asのいずれかを含む化合物ガスでもよい。化合
物ガスとして本方式は特に有機金属原料ガスや水素化物
に適している。
【0044】図5は成膜室10及びガス噴出ヘッド11
の構成を示す断面図である。成膜室10には基板14の
搬入及び搬出を行う搬入出口10a及び排気口10bが
設けられ、搬入出口10aにはゲート40が設けられ、
排気口10bは図4の開閉バルブ17を介して上記排気
系に接続され、成膜室10内を0.1Torr以下の低
圧に維持できるようになっている。なお、図5におい
て、41はホットプレート13の基板載置部直下の温度
を測定するための温度センサである。
【0045】ガス噴出ヘッド11はホットプレート13
上面に対向して多数のガス噴出口11dが形成された板
状のノズル板11cを有し、更に原料ガスやラジカル等
のプロセスガスを導入するためのガス導入口11a、ガ
ス置換用のガス排出口11bを有する。該ガス導入口1
1aは図4の集合弁31、32のバルブ31a、32a
に接続され、ガス排出口11bは図4のバルブ18に接
続されている。ガス導入口11aからヘッド室11gに
導入したプロセスガスを直ちに切替える場合は、導入し
ているプロセスガスを停止後、バルブ18を開いてヘッ
ド室11g内の該プロセスガスを排気すると同時に圧力
コントロールバルブ15を全開にし、ガス噴出ヘッド1
1の下部11h内のプロセスガスも排気した後、開閉バ
ルブ17を閉じて圧力コントロールバルブ15を所定の
開度に戻し、次のプロセスガスをヘッド室11g内に導
入する。
【0046】なお、上記ノズル板11cは例えばAl2
3から構成され、該ノズル板11c以外のガス噴出ヘ
ッド11の成膜室10内に導入したラジカルに接する部
分はテフロン(登録商標)コーティングを施しラジカル
の失活を防止している。
【0047】上記構成のガス噴出ヘッド11において、
ヘッド室11g内に導入されたプロセスガスはノズル板
11cの多数のガス噴出口11dから基板14に向かっ
て噴出する。11eはガス噴出口11dから噴出するプ
ロセスガスの流れを整流したまま減速させるディフュー
ザ部材である。該ディフューザ部材11eは十分長く
し、ガス噴出口11dから噴出されたプロセスガスは該
ディフューザ部材11eを出た直後に全体が速やかに均
一流になり基板14の面上に到達するようにする。ディ
フューザ部材11eにはガス噴出口11dから噴出する
ガスの温度調整用の温調流体を流すための温調流体孔1
1fが設けられている。
【0048】1回の成膜に多くのガスの置換を必要とす
る場合、ガス噴出ヘッドをガス滞留ゾーンのない構造と
し低圧で成膜する必要があるが、ガス噴出ヘッド11を
図5に示す構造とすることにより、ガス噴出口11dの
一次側のガスの置換速度を向上させることができる。
【0049】ホットプレート13とガス噴出ヘッド11
の間には高周波電源39から高周波(例えば13.5M
Hzや60MHz)電圧を印加し、ホットプレート13
とガス噴出ヘッド11の間の空間にプラズマを発生さ
せ、付着物のクリーニング用等に利用してもよい。
【0050】図6は本発明(請求項2に記載の発明)に
係るCVD装置のプロセスガス噴出ヘッドと基板を載置
したホットプレート部分の概念構成例を示す図である。
ガス噴出ヘッド52は成膜室(図示せず)に配置された
ホットプレート50に載置された基板51に対向する多
数のガス噴出口53が形成されたノズル板54を有する
と共に、中心から放射状に配設された複数枚の仕切板5
5で複数(図では8個)の室に区分されている。各室に
はそれぞれプロセスガスを供給するためのガス供給口5
6〜63を設け、各ガス供給口56〜63に所定のプロ
セスガスを供給し、各室のガス噴出口53からプロセス
ガスを基板51に向かって噴出する。ホットプレート5
0はガス噴出ヘッド52の下部で水平面内で回転できる
ようになっている。このように、ホットプレート50を
回転することにより、基板51が回転移動するのに伴っ
てその上面に所定のプロセスガスが順次切り替って照射
されることになる。
【0051】成膜室内を低圧(例えば0.1Torr以
下)に減圧し、例えば、ガス供給口56にはBa、Sr
有機金属材料、ガス供給口57にはO2、ガス供給口5
8にはOラジカル、ガス供給口59にはO2(Ar)、
ガス供給口60にはTi有機金属材料、ガス供給口61
にはO2、ガス供給口62にはOラジカル、ガス供給口
63にはO2のガスをそれぞれ供給する。これにより、
基板51上面にBa、Sr有機金属材料→O2→Oラジ
カル→O2(Ar)→Ti有機金属材料→O2→Oラジカ
ル→O2の各ガスが順次切り替って、面上のどの点にお
いても同一条件で均一に供給される。これにより基板5
1の面上での反応により均一性の優れた成膜が可能とな
る。
【0052】図7は本発明(請求項1に記載の発明)に
係るCVD装置のプロセスガス噴出ヘッドと基板を載置
したホットプレート部分の概念構成例を示す図である。
ガス噴出ヘッド70は成膜室(図示せず)に配置された
ホットプレート50に載置された基板51に対向する多
数のガス噴出口77が形成されたノズル板76を有する
と共に、中心から放射状に配設された複数枚の仕切板7
1で複数(図では4個)の室に区分されている。各室に
はそれぞれプロセスガスを供給するためのガス供給口7
2〜75を設け、各ガス供給口72〜75に所定のプロ
セスガスを順次切替えて供給し、各室のガス噴出口77
からプロセスガスをホットプレート50に載置されてい
る基板51に向かって順次噴出する。なお、ホットプレ
ート50は固定されている。
【0053】ガス噴出ヘッド70のガス供給口72には
Hラジカル→H2ガス→Cu有機金属材料ガス→H2ガス
→Hラジカルと順次切替えて供給し、ガス供給口73に
はH2ガス→Hラジカル→H2ガス→Cu有機金属材料ガ
ス→H2ガスと順次切替えて供給し、ガス供給口74に
はCu有機金属材料ガス→H2ガス→Hラジカル→H2
Cu有機金属材料ガスと順次切替えて供給し、ガス供給
口75にはH2ガス→Hラジカル→H2ガス→Cu有機金
属材料ガス→H2ガスと順次切替えて供給する。これに
より、図4のCVD装置で説明したのと同じ作用により
基板51の表面上でCu有機金属材料ガスとHラジカル
の反応が起り、Cu薄膜が形成される。
【0054】図8は本発明(請求項1或いは2に記載の
発明)に係るCVD装置のプロセスガス噴出ヘッドと基
板を載置したホットプレート部分の概念構成例を示す図
である。ガス噴出ヘッド83は成膜室(図示せず)に配
置されたホットプレート80に載置された複数枚の基板
81に対向する多数のガス噴出口84が形成されたノズ
ル板85を有すると共に、中心から放射状に配設された
複数枚の仕切板86で複数(図では4個)の室に区分さ
れている。各室にはそれぞれプロセスガスを供給するた
めのガス供給口87〜90を設け、各ガス供給口87〜
90に所定のプロセスガスを供給する。ホットプレート
80はガス噴出ヘッド83の下方で水平面内で回転でき
るようになっている。
【0055】成膜室内を低圧(例えば0.1Torr以
下)に減圧し、各ガス供給口87〜90から所定のプロ
セスガスを供給し、ホットプレート80を回転すること
により、基板81が回転移動するのに伴ってその上面に
所定のプロセスガスが順次切り替って噴出されることに
なるから各基板81は同一条件で順次所定のプロセスガ
スに曝されることになり、図6で説明したのと同様、基
板81の面上での反応により均一性の優れた成膜が可能
となる。また、この場合、ホットプレート80に載置す
る基板81はガス噴出ヘッド83の中心部を除いて配置
することにより、中心部分の常に混合ガスが存在する部
分には基板81が存在しないことになり、各基板81に
膜特性が同じ薄膜を形成できる。
【0056】図9は本発明(請求項2に記載の発明)に
係るCVD装置のプロセスガス噴出ヘッドと基板を載置
したサセプタ部分を示す図で、図9(a)は側面図、
(b)は(a)のA−A矢視図である。ガス噴出ヘッド
94は2個のガス噴出ノズル体94−1、94−2を具
備し、該2個のガス噴出ノズル体94−1、94−2を
成膜室(図示せず)内に配置されたサセプタ91に載置
された1枚の基板93の上方を矢印Cに示すように往復
動するようになっている。ガス噴出ノズル体94−1、
94−2の底面には多数のガス噴出口94−1a、94
−2aが設けられ、各ガス噴出口94−1、94−2に
所定のプロセスガスGを供給することにより、ガス噴出
口94−1、94−2から基板93の面上にそれぞれの
プロセスガスを噴出する。なお、92はホットプレート
95に内蔵された基板加熱用ヒータである。
【0057】成膜室内を低圧(例えば0.1Torr以
下)に減圧し、ガス噴出ノズル体94−1に水素又は水
素ラジカル、ガス噴出ノズル体94−2にCu有機金属
材料ガスを夫々供給し、2個のガス噴出ノズル体94−
1、94−2を一体で往復動させるか、又はガス噴出ノ
ズル体94−1と94−2とでスピードを変えて往復動
させる。また、片道の移動終了時に、供給ガスを切替え
て、即ちガス噴出ノズル体94−1にCu有機金属材料
ガス、ガス噴出ノズル体94−2に水素又は水素ラジカ
ルを供給し、折返し移動させ、これを繰返す(1回でも
可)ことにより、基板93上面にCu薄膜を形成する。
【0058】図10は本発明に係るCVD装置のプロセ
スガス噴出ヘッドと基板を載置したサセプタ部分を示す
図である。ガス噴出ヘッド94は3個のガス噴出ノズル
体94−1、94−2、94−3を具備し、該3個のガ
ス噴出ノズル体94−1、94−2、94−3を成膜室
(図示せず)内に配置されたサセプタ91に載置された
複数枚(図では3枚)の基板93の上方を矢印Cに示す
ように往復動するようになっている。ガス噴出ノズル体
94−1、94−2、94−3には図9(b)に示すよ
うに多数のガス噴出口が設けられ、各ガス噴出ノズル体
94−1、94−2、94−3に所定のプロセスガスG
を供給することにより、ガス噴出口94−1、94−
2、94−3から基板93の面上にそれぞれのプロセス
ガスを噴出する。
【0059】成膜室内を低圧(例えば0.1Torr以
下)に減圧し、ガス噴出ノズル体94−1にBa、Sr
有機金属材原料ガス、ガス噴出ノズル体94−2にTi
有機金属材原料ガス、ガス噴出ノズル体94−3に酸化
ガスを夫々供給し、3個のガス噴出ノズル体94−1、
94−2、94−3を一体で往復動させるか、それぞれ
ガス噴出ノズル体のスピードを変えて往復動させる。ま
た、片道の移動終了時に、供給ガスを切替えて、ガス噴
出ノズル体94−1に酸化ガス、ガス噴出ノズル体94
−2にTi有機金属材原料ガス、ガス噴出ノズル体94
−3にBa、Sr有機金属材原料ガスを夫々供給し、折
返し移動させ、これを繰返す(1回でも可)ことによ
り、各基板93上面にBST薄膜を形成する。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように各請求項に記載の発
明によれば、基板の被成膜面上のどの点においても該基
板が曝されるプロセスガスが順次切替わり、且つ該基板
の被成膜面上のどの点においても同一条件でプロセスガ
スの噴射を受け、更に薄膜形成処理が終了するまでの間
に少なくとも一巡させて成膜するので、基板面上に常に
単独のプロセスガスが供給され、低温での成膜が可能
で、均一性及びカバレージが高く、且つスループットの
大きな成膜処理が可能なCVD装置を提供できる。ま
た、プロセス開発の殆ど必要のない、原料依存度の少な
いCVD装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】枚葉式CVD装置の概略構成例を示す図であ
る。
【図2】枚葉式CVD装置に用いるガス噴出ヘッドの構
成例を示す図である。
【図3】バッチ式CVD装置の概略構成例を示す図であ
る。
【図4】本発明に係るCVD装置の概略システム構成を
示す図である。
【図5】図4に示すCVD装置の成膜室及びガス噴出ヘ
ッド部分の構成を示す図である。
【図6】本発明に係るCVD装置のガス噴出ヘッドとホ
ットプレートの概念構成例を示す図である。
【図7】本発明に係るCVD装置のガス噴出ヘッドとホ
ットプレートの概念構成例を示す図である。
【図8】本発明に係るCVD装置のガス噴出ヘッドとホ
ットプレートの概念構成例を示す図である。
【図9】本発明に係るCVD装置のガス噴出ヘッドとホ
ットプレートの概念構成例を示す図である。
【図10】本発明に係るCVD装置のガス噴出ヘッドと
ホットプレートの概念構成例を示す図である。
【符号の説明】 10 成膜室 11 ガス噴出ヘッド 12 基板加熱用ヒータ 13 ホットプレート 14 基板 15 圧力コントロールバルブ 16 トラップ 17 開閉バルブ 18 バルブ 19 サセプタ 31 集合弁 32 集合弁 33 ラジカル発生器 34 高周波電源 35 トラップ 36 ドライポンプ 38 除害装置 39 高周波電源 40 ゲート 41 温度センサ 50 ホットプレート 51 基板 52 ガス噴出ヘッド 53 ガス噴出口 54 ノズル板 55 仕切板 56〜63 ガス供給口 70 ガス噴出ヘッド 71 仕切板 72〜75 ガス供給口 76 ノズル板 77 ガス噴出口 80 ホットプレート 81 基板 83 ガス噴出ヘッド 84 ガス噴出口 85 ノズル板 86 仕切板 87〜90 ガス供給口 91 サセプタ 92 基板加熱用ヒータ 93 基板 94 ガス噴出ヘッド 95 ホットプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 裕二 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 4K030 AA11 AA17 BA01 CA04 CA12 EA04 HA15 4M104 BB01 BB02 BB04 BB08 BB13 BB14 BB17 DD43 DD45 HH20 5F045 AB31 AC07 AC11 AE19 BB02 BB07 BB08 DP03 EB02 EE06 EE12 EE19 EF05 EF08 EM10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス噴出ヘッドを具備し、該ガス噴出ヘ
    ッドから成膜室に配置された基板にプロセスガスを噴射
    し、該基板表面に薄膜を形成するCVD装置において、 前記ガス噴出ヘッドに供給するプロセスガスを順次切替
    えるガス切替手段と、 前記ガス切替手段を制御して、前記ガス噴出ヘッドに供
    給するプロセスガスを順次切替え、前記基板の被成膜面
    上のどの点においても該基板が曝されるプロセスガスが
    順次切替わり、且つ該基板の被成膜面上のどの点におい
    ても同一条件でプロセスガスの噴射を受け、更に前記薄
    膜形成処理が終了するまでの間に少なくとも一巡させる
    制御手段とを設けたことを特徴とするCVD装置。
  2. 【請求項2】 ガス噴出ヘッドを具備し、該ガス噴出ヘ
    ッドから成膜室に配置された基板にプロセスガスを噴射
    し、該基板表面に薄膜を形成するCVD装置において、 前記ガス噴出ヘッドを複数個設けると共に、夫々のガス
    噴出ヘッドから異なるプロセスガスを噴出するように構
    成し、 前記基板の被成膜面と該ガス噴出ヘッドのガス噴射面を
    相対的に移動させる移動手段と、 前記移動手段を制御して前記基板の被成膜面と前記ガス
    噴出ヘッドのガス噴射面を相対的に移動させ、前記基板
    の被成膜面上のどの点においても該基板が曝されるプロ
    セスガスが順次切替わり、且つ該基板の被成膜面上のど
    の点においても同一条件でプロセスガスの噴射を受け、
    更に前記薄膜形成処理が終了するまでの間に少なくとも
    一巡させる制御手段とを設けたことを特徴とするCVD
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のCVD装置にお
    いて、 前記プロセスガスは、Ta、Mg、Sr、Ba、Ca、
    La、Ti、Pb、Zr、Bi、Zn、V、Mn、Y、
    Cd、Ru、Ir、Cu、Ag、Hg、Tl、Ga、G
    e、Sn、Si、Nb、Hf、Cr、In、P、Al、
    Asのいずれかを含む化合物ガスであることを特徴とす
    るCVD装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    CVD装置の成膜方法において、 前記プロセスガスに、ラジカルを含有するガスを利用す
    ることを特徴とするCVD装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載のCVD装置におい
    て、 前記プロセスがCuの成膜プロセスであり、プロセスガ
    スにCuの有機金属原料ガスと水素ラジカルを含有する
    ガスを利用することを特徴とするCVD装置。
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