JP2002260202A - データ記録メディアにおける寿命判定方法及び装置 - Google Patents

データ記録メディアにおける寿命判定方法及び装置

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JP2002260202A
JP2002260202A JP2001052667A JP2001052667A JP2002260202A JP 2002260202 A JP2002260202 A JP 2002260202A JP 2001052667 A JP2001052667 A JP 2001052667A JP 2001052667 A JP2001052667 A JP 2001052667A JP 2002260202 A JP2002260202 A JP 2002260202A
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Application number
JP2001052667A
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English (en)
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Yasuhiro Horii
泰博 堀井
Sasara Hamaguchi
ささら 濱口
Yoshishige Wakai
良重 若井
Chu Morita
宙 森田
Shunichi Kumagai
俊一 熊谷
Daisuke Terauchi
大輔 寺内
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Tsubasa System Co Ltd
Original Assignee
Tsubasa System Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気メディア自体のエラーレートを簡単に知る
ことができ、メディアの寿命を的確に把握することで、
データの読み出し不能を未然に防止することができるよ
うにしたデータ記録メディアにおける寿命判定方法及び
装置を提供する。 【解決手段】データ記録メディアにデータを記録する際
に、本来のデータとは別の領域にエラーチェック用デー
タを記録する記録ステップと、データ読み出しの際にエ
ラーチェック用データが正規のデータとなっているか否
かを判別する判別ステップと、判別ステップで判別され
たデータの誤り率を表示することによりデータ記録メデ
ィアの寿命を示す表示ステップと、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ記録メディア
における寿命判定方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータにおけるデータ記
録メディアとしては、MOなどのような光磁気効果を利
用したディスクやCD−RWのようにレーザーによるビ
ット形成を利用したものが広く知られている。これらは
ディスクであることからランダムアクセス性に優れてい
るが、データ容量が最大でも1.2ギガバイト程度のた
め、単なるデータ保存の用途としては磁気テープを用い
たデータストレージが利用されている。
【0003】この種のデータストレージの代表的存在で
あるDATストリーマーではヘリカルスキャン方式(ロ
ータリーヘッドで高密度記録を行う)を採用し、120
メートルメディアを使用した場合1/2圧縮で8GBの
容量がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】DAT(4ミリ幅テー
プ)に代表される磁気テープメディアには記録密度を上
げるためにメタルテープが使用されている。しかし、メ
タルテープは酸化鉄を使用するものに比較して磁性体表
面の経年変化が進行し易い傾向がある。
【0005】したがって、長期の保存に伴って磁性体塗
布面の摩擦係数が酸化(経年変化)し、これによってテ
ープテンションが変化してヘッドタッチに異常が生ずる
可能性がある。
【0006】そうすると、エラーレートが増えデータの
復元が困難となる。このような現象は特に蒸着テープに
おいては顕著である。一般にデータの伝送や記録に際し
ては、通常(本来)のデータに加えて誤り補正符号(パ
リティビット)が付加されており、メディアに多少の欠
陥部分が生じてもプログラムやデータが正常に読み出せ
るようになっている。
【0007】ところが、メディアに物理的な欠陥が生ず
るとこのような補正もできなくなるため、ハードディス
ク等では不良セクタとして検出し、その部分を使用しな
い(スキップ)ことで壊滅的なダメージを避けるように
している。
【0008】なお、どのような記録メディアでも絶対的
な信頼性はなく、少しでも異常(エラーレートの増加)
が見つかったメディアは別のメディアへのデータコピー
を実施して、データ消失という最悪の事態を避ける必要
がある。このような観点から磁気テープメディアを見る
と、ランダムアクセス性が低いという性質からスキップ
という手法を採ることができず、また、薄いポリエステ
ルフィルムがベースであるため、物理的ダメージを受け
易いことも指摘できる。
【0009】このように、経年変化等によってデータの
読み出しが不能となる可能性が高くその改善が求められ
ている。本発明は前記事項に鑑みなされたものであり、
磁気メディア自体のエラーレートを簡単に知ることがで
き、メディアの寿命を的確に把握することで、データの
読み出し不能を未然に防止することができるようにした
データ記録メディアにおける寿命判定方法及び装置を提
供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はデータ記録メデ
ィアにおける寿命判定方法及び装置であり、前述した技
術的課題を解決するために以下のような方法とした。
【0011】すなわち、データ記録メディアにデータを
記録する際に、通常のデータとは別の領域にエラーチェ
ック用データを記録する。エラーチェック用データを付
加する元データの単位としては種々考えられるが、1フ
ァイル毎に付加するのが望ましい。しかし、厳密な記録
を行う場合にはトラック毎(ヘリカルスキャン1本分)
に記録すること、あるいは一定時間毎の記録も可能であ
る。
【0012】記録されたデータを読み出す際にエラーチ
ェック用データが正規のデータとなっているか否かを判
別する。これは、記録済みのエラーチェック用データ
と、これと同一であるべき内部データ(基準データ)と
を照合し、真偽を判定する。
【0013】データ記録メディアからデータを読み出す
場合、多くのファイルを読み出すのが一般的なため多数
の照合データが得られ、これを集計した誤り率を算出す
ることでデータ記録メディアの寿命が示される。
【0014】また、データの誤り率が所定以上のとき、
再度データの記録を要求するデータ再記録要求ステップ
を付加することができる。これはテープメディアの場合
はテープを自動的に巻き戻すとともに、表示部に再度記
録する旨の表示をするものである。
【0015】これら、一連の処理を行うのはコンピュー
タと、データ記録メディアのドライブを制御する制御基
板であり、データ処理はソフトウエアによって実現され
る。機能的には、データ記録メディアにデータを記録す
る際に、通常(本来)のデータとは別の領域にエラーチ
ェック用データを記録する記録部1と、データ読み出し
の際にエラーチェック用データが正規のデータとなって
いるか否かを判別する判別部2と、判別部2で判別され
たデータの誤り率を表示する表示部3とを備えている。
【0016】なお、データ記録メディアのドライブに、
アフターリードヘッド(記録後直ちに再生するヘッド)
がある装置の場合は書き込みと同時にベリファイ(デー
タ確認)を行えるため、信頼性の低いメディアで書き込
んでしまう事故を防止することができる。
【0017】なお、前記した方法及び装置は、ヘッドタ
ッチが微妙なヘリカルスキャン型磁気テープストリーマ
ーにおいて特に有用であるが、リニア記録方式を採用し
ているDLT(米国QANTUM社商標)にも応用が可能であ
るのは勿論である。
【0018】なお、ヘリカルスキャン型磁気テープスト
リーマーとしては、AIT−1規格やAIT−2規格に
使用する8ミリ幅(AME)テープがある。前記したよ
うに、本発明によれば、独立したエラーチェック用デー
タをメディアに記録することで、独立したエラーデータ
を得ることができる。したがって、他の要因によるエラ
ーを排除してメディアそのものの信頼性(寿命)を的確
に知ることができ、本データにエラーが多くなってしま
う前に他のメディアへのコピーを行う等の対策を採るこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデータ記録メディ
アにおける寿命判定方法及び装置を図1〜図3に示され
る実施形態について更に詳細に説明する。図1は本実施
形態に係る装置を示し、ロータリーヘッド4に記録部1
と読み出し部5とが接続されている。ロータリーヘッド
4にはDATテープ6が接触するようになっている。一
方、読み出し部5には読み出されたデータが所定のもの
であるか否かを判別する判別部2が接続されている。さ
らに判別部2で判別された結果は表示部3に表示され
る。
【0020】実際には記録部1と読み出し部5はDAT
テープ6を挿入するDATストリーマー(本体部:図示
せず)に設けられ、ここからscsi,IDE,IEE
E1394(いずれもデータ転送用規格)などを介して
コンピュータ(図示せず)にデータが送られる。そし
て、コンピュータに判別部2と表示部3との機能が備え
られている。
【0021】この装置の動作を図2により説明する。ま
ずステップ10においてDATテープ6への記録がなさ
れる。このとき、本来データストレージすべき本データ
7とエラーチェック用データ8が記録される。このエラ
ーチェック用データ8はメディアのエラーレートを独立
して検出するためのものであり、パリティチェックと類
似した機能を有している。データの記録方法としては水
平パリティチェックと垂直パリティチェックとがある。
これはパリティビットが記録方向に対して時系列的に配
置されているか、これとは直交する空間上に配置されて
いるかにより分類できる。
【0022】例えば、水平パリティチェックではデータ
(伝送符号)をある程度の長さ(ブロック)に分割し、
1ブロックごとにパリティビット(ブロックチェックキ
ャラクタ)を付加する。垂直パリティチェックでは複数
ビットのデータを、本データ間に挿入することで付加す
るものである。
【0023】このようにして記録されたデータは読み出
しステップ11で読み出される。このとき、本データは
そのまま通過し、エラーチェック用データ8のみがエラ
ーのないデータであるか否かを判別され(ステップ1
2)、エラーレートが演算される(ステップ13)。続
いて、このエラーレートに基づきテープ6の寿命を表示
し(ステップ14)、必要に応じて再度データを記録す
るためにテープを初めまで巻き戻す(ステップ15)。
通常DATストリーマーのエラーレートは10のマイナ
ス15乗未満であるが、これが例えば1000倍程度に
悪化した場合に、表示部3にメディアの寿命を指摘する
ダイヤログ9を表示させる(図3)。
【0024】なお、AIT−1規格やAIT−2に使用
する8ミリ幅テープのエラーレートは、10のマイナス
17乗未満程度であるが、同様に所定のエラーレートを
示した時点で寿命が尽きた旨を表示させることができ
る。
【0025】また、エラーチェック用データによってコ
ンピュータ側にエラーが生じないように、予めエラーチ
ェック用アプリケーションをインストールしておく必要
がある。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、データ記録メディアに
データを記録する際に、本来のデータとは別の領域にエ
ラーチェック用データを記録し、データ読み出しの際に
エラーチェック用データが正規のデータとなっているか
否かを判別することでメディアの寿命を示すことができ
るので、データの読み出し不能を未然に防止することが
可能となる。
【0027】また、記録時にエラーが出た場合には、再
度データ記録を促すこともでき、より完全なデータ記録
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるデータ記録メディア
における寿命判定装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態であるデータ記録メディア
における寿命判定方法を示すフローチャート図である。
【図3】本発明の一実施形態であるデータ記録メディア
における寿命判定方法において表示部に表示された警告
内容である。
【符号の説明】
1 記録部 2 判別部 3 表示部 4 ロータリーヘッド 5 読み出し部 6 DATテープ 7 本データ 8 エラーチェック用データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若井 良重 東京都江東区亀戸2丁目25番14号翼システ ム株式会社内 (72)発明者 森田 宙 東京都江東区亀戸2丁目25番14号翼システ ム株式会社内 (72)発明者 熊谷 俊一 東京都江東区亀戸2丁目25番14号翼システ ム株式会社内 (72)発明者 寺内 大輔 東京都江東区亀戸2丁目25番14号翼システ ム株式会社内 Fターム(参考) 5B018 GA10 HA11 KA01 MA11 NA10 QA14 5D031 AA03 FF01 FF09 HH11 HH15 HH16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ記録メディアにデータを記録する際
    に、通常のデータとは別の領域にエラーチェック用デー
    タを記録する記録ステップと、データ読み出しの際にエ
    ラーチェック用データが正規のデータとなっているか否
    かを判別する判別ステップと、判別ステップで判別され
    たデータの誤り率を表示することでデータ記録メディア
    の寿命を示す表示ステップと、を含むデータ記録メディ
    アにおける寿命判定方法。
  2. 【請求項2】前記判別ステップで判別されたデータの誤
    り率が所定以上のとき、再度データの記録を要求するデ
    ータ再記録要求ステップを有する、請求項1に記載のデ
    ータ記録メディアにおける寿命判定方法。
  3. 【請求項3】データ記録メディアにデータを記録する際
    に、通常のデータとは別の領域にエラーチェック用デー
    タを記録する記録部と、データ読み出しの際にエラーチ
    ェック用データが正規のデータとなっているか否かを判
    別する判別部と、判別部で判別されたデータの誤り率を
    表示する表示部と、を備えていることを特徴とするデー
    タ記録メディアにおける寿命判定装置。
  4. 【請求項4】データ記録メディアが磁気テープであるこ
    とを特徴とする請求項3に記載のデータ記録メディアに
    おける寿命判定装置。
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