JP2002260117A - 立体駐車場等の火災感知システム - Google Patents
立体駐車場等の火災感知システムInfo
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- JP2002260117A JP2002260117A JP2001061052A JP2001061052A JP2002260117A JP 2002260117 A JP2002260117 A JP 2002260117A JP 2001061052 A JP2001061052 A JP 2001061052A JP 2001061052 A JP2001061052 A JP 2001061052A JP 2002260117 A JP2002260117 A JP 2002260117A
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- JP
- Japan
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- fire
- smoke
- multistory parking
- parking garage
- surface temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fire-Detection Mechanisms (AREA)
- Fire Alarms (AREA)
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 立体駐車場等の如く狭くて複雑で立体的な対
象空間において、火災の初期の段階,つまり煙の出た段
階で火災を発見し、その出火位置をすばやく特定できる
立体駐車場等の火災感知システムを得る。 【解決手段】 立体駐車場1の各格納庫3に車両を運搬
するための昇降機4を備えた立体駐車場において、その
高さ方向にわたって配設した複数個の煙感知器5と、昇
降機4に設けた表面温度測定器6とを備え、火災時に作
動した煙感知器5の最下位のものの位置により高さ方向
の感知範囲をそれより下方に限定した後、この限定範囲
を昇降機4を用いて表面温度測定器6によりスキャンし
て温度分布を検出し火災の位置を特定するようにしてな
る。
象空間において、火災の初期の段階,つまり煙の出た段
階で火災を発見し、その出火位置をすばやく特定できる
立体駐車場等の火災感知システムを得る。 【解決手段】 立体駐車場1の各格納庫3に車両を運搬
するための昇降機4を備えた立体駐車場において、その
高さ方向にわたって配設した複数個の煙感知器5と、昇
降機4に設けた表面温度測定器6とを備え、火災時に作
動した煙感知器5の最下位のものの位置により高さ方向
の感知範囲をそれより下方に限定した後、この限定範囲
を昇降機4を用いて表面温度測定器6によりスキャンし
て温度分布を検出し火災の位置を特定するようにしてな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、立体駐車場,立
体倉庫などの如く対象空間が立体的なものにおける火災
感知システムに関するものである。
体倉庫などの如く対象空間が立体的なものにおける火災
感知システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、火災を自動的に発見する手段とし
て熱の感知,煙の検出,および炎の検出がある。熱を感
知する手段としてスポット型熱感知器(定温式,差動
式,補償式),ラインタイプ熱感知器(分布式,感知線
式)が用いられており、煙を検出する手段としてスポッ
ト型煙感知器,分離型煙感知器,高感度高速煙感知器が
用いられており、さらに炎を検出する手段としてスポッ
ト型炎感知器,赤外線TV炎感知システムが用いられて
いる。
て熱の感知,煙の検出,および炎の検出がある。熱を感
知する手段としてスポット型熱感知器(定温式,差動
式,補償式),ラインタイプ熱感知器(分布式,感知線
式)が用いられており、煙を検出する手段としてスポッ
ト型煙感知器,分離型煙感知器,高感度高速煙感知器が
用いられており、さらに炎を検出する手段としてスポッ
ト型炎感知器,赤外線TV炎感知システムが用いられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の火災発見
手段の多くは、広い対象空間のどこかで火災が発生して
いることを発見する手段であり、その対象空間のどこで
火災が発生しているかつまり出火点を特定することは難
しかった。勿論、各種火災感知器を対象物の直近に設置
すれば出火点の特定は可能かも知れないが、コスト面,
施工面で実際的でない。また、対象空間を操作する視野
角の狭い炎感知器,あるいは赤外線TV炎感知システム
を用いれば出火点を特定することは可能であるが、この
場合対象空間が広くかつ平面的であることが必要であ
る。即ち、狭くかつ複雑で立体的な対象空間の場合、炎
から出る光(赤外線,紫外線)は周囲の物体に反射され
るので、炎感知器等を用いても出火点を特定することは
難しい。
手段の多くは、広い対象空間のどこかで火災が発生して
いることを発見する手段であり、その対象空間のどこで
火災が発生しているかつまり出火点を特定することは難
しかった。勿論、各種火災感知器を対象物の直近に設置
すれば出火点の特定は可能かも知れないが、コスト面,
施工面で実際的でない。また、対象空間を操作する視野
角の狭い炎感知器,あるいは赤外線TV炎感知システム
を用いれば出火点を特定することは可能であるが、この
場合対象空間が広くかつ平面的であることが必要であ
る。即ち、狭くかつ複雑で立体的な対象空間の場合、炎
から出る光(赤外線,紫外線)は周囲の物体に反射され
るので、炎感知器等を用いても出火点を特定することは
難しい。
【0004】以上のことから、現在使用されている感知
器では、立体駐車場等の如く狭くて複雑で立体的な対象
空間において、初期の段階で火災を発見して出火位置を
すばやく特定することは非常に難しいという問題点があ
る。
器では、立体駐車場等の如く狭くて複雑で立体的な対象
空間において、初期の段階で火災を発見して出火位置を
すばやく特定することは非常に難しいという問題点があ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る立体駐車
場等の火災感知システムは、火災時に作動した煙感知器
の最下位のものの位置により高さ方向の感知範囲をそれ
より下方に限定した後、この限定範囲を昇降機を用いて
表面温度測定器によりスキャンして温度分布を検出し火
災の位置を特定することにより、立体駐車場等の如く狭
くて複雑で立体的な対象空間において、火災の初期の段
階,つまり煙の出た段階で火災を発見し、その出火位置
をすばやく特定できる。
場等の火災感知システムは、火災時に作動した煙感知器
の最下位のものの位置により高さ方向の感知範囲をそれ
より下方に限定した後、この限定範囲を昇降機を用いて
表面温度測定器によりスキャンして温度分布を検出し火
災の位置を特定することにより、立体駐車場等の如く狭
くて複雑で立体的な対象空間において、火災の初期の段
階,つまり煙の出た段階で火災を発見し、その出火位置
をすばやく特定できる。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図1〜
図2について説明する。図1は立体駐車場に設置した火
災感知システムを示す概略図である。図において、1は
出入口2を有する立体駐車場、3は立体駐車場1の左右
両側に二列に配置した格納庫(パレットで示してい
る)、4は格納庫3の間を昇降する昇降機、5は立体駐
車場1の高さ方向にわたって複数個(図面ではn個)配
設した煙感知器、6は昇降機4に設置したサーモグラフ
ィー等の表面温度測定器、7は各煙感知器5からの信号
を受信すると共に昇降機4及び表面温度測定器6などを
制御する制御盤である。
図2について説明する。図1は立体駐車場に設置した火
災感知システムを示す概略図である。図において、1は
出入口2を有する立体駐車場、3は立体駐車場1の左右
両側に二列に配置した格納庫(パレットで示してい
る)、4は格納庫3の間を昇降する昇降機、5は立体駐
車場1の高さ方向にわたって複数個(図面ではn個)配
設した煙感知器、6は昇降機4に設置したサーモグラフ
ィー等の表面温度測定器、7は各煙感知器5からの信号
を受信すると共に昇降機4及び表面温度測定器6などを
制御する制御盤である。
【0007】図2は図1の表面温度測定器6を示す概略
図である。図において、8は光学レンズ、9は赤外線受
光素子、10は信号処理回路、11は火災判定回路であ
る。かかる表面温度測定器6は、赤外線の入射エネルギ
ーを画像で捕らえて測定物体(車両)の表面温度を測定
する。測定器の内部又は外部で一定の温度以上の温度分
布が認められる場合に、火災と判断して火災信号を出す
機能をもつ。
図である。図において、8は光学レンズ、9は赤外線受
光素子、10は信号処理回路、11は火災判定回路であ
る。かかる表面温度測定器6は、赤外線の入射エネルギ
ーを画像で捕らえて測定物体(車両)の表面温度を測定
する。測定器の内部又は外部で一定の温度以上の温度分
布が認められる場合に、火災と判断して火災信号を出す
機能をもつ。
【0008】今、図1において格納庫3(パレット)上
の車両12に火災が発生すると、初期の段階で煙感知器
5(n),5(n−1)が作動する。この二つの煙感知
器5(n),5(n−1)からそれぞれ作動信号を受け
た制御盤7は、その下位の煙感知器5(n−1)(3個
以上の場合はその最下位のもの)の位置により高さ方向
の感知範囲をそれより下方に限定し、この限定範囲を昇
降機4が移動するように昇降機4に信号を送り、この限
定範囲にある格納庫3を表面温度測定器6により順次ス
キャンさせてその温度分布を検出することにより火災車
両12の位置(格納庫3の位置)を特定する。
の車両12に火災が発生すると、初期の段階で煙感知器
5(n),5(n−1)が作動する。この二つの煙感知
器5(n),5(n−1)からそれぞれ作動信号を受け
た制御盤7は、その下位の煙感知器5(n−1)(3個
以上の場合はその最下位のもの)の位置により高さ方向
の感知範囲をそれより下方に限定し、この限定範囲を昇
降機4が移動するように昇降機4に信号を送り、この限
定範囲にある格納庫3を表面温度測定器6により順次ス
キャンさせてその温度分布を検出することにより火災車
両12の位置(格納庫3の位置)を特定する。
【0009】このように複数個の煙感知器5により火災
の初期の段階,つまり煙の出た段階で火災の発生が感知
でき、そして昇降機4の移動範囲が可及的に短くなるの
で、その発見に要する時間の短縮が図れて出火位置の特
定がすばやくできる。
の初期の段階,つまり煙の出た段階で火災の発生が感知
でき、そして昇降機4の移動範囲が可及的に短くなるの
で、その発見に要する時間の短縮が図れて出火位置の特
定がすばやくできる。
【0010】なお、一般的に、車両の内部で発生した火
災は、煙が出てから炎が外に出るまで火災発生後数十分
かかるので、この煙の段階で早期に火災車両12を発見
すれば、より有効な消火手段を講じることが可能にな
る。
災は、煙が出てから炎が外に出るまで火災発生後数十分
かかるので、この煙の段階で早期に火災車両12を発見
すれば、より有効な消火手段を講じることが可能にな
る。
【0011】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば火災時
に作動した煙感知器の最下位のものの位置により高さ方
向の感知範囲をそれより下方に限定した後、この限定範
囲を昇降機を用いて表面温度測定器によりスキャンして
温度分布を検出し火災の位置を特定できるので、立体駐
車場等の如く狭くて複雑で立体的な対象空間において
も、火災の初期の段階,つまり煙の出た段階で火災を発
見し、その出火位置をすばやく特定できるという効果が
得られる。
に作動した煙感知器の最下位のものの位置により高さ方
向の感知範囲をそれより下方に限定した後、この限定範
囲を昇降機を用いて表面温度測定器によりスキャンして
温度分布を検出し火災の位置を特定できるので、立体駐
車場等の如く狭くて複雑で立体的な対象空間において
も、火災の初期の段階,つまり煙の出た段階で火災を発
見し、その出火位置をすばやく特定できるという効果が
得られる。
【図1】この発明の一実施の形態を示す概略図である。
【図2】図1の表面温度測定器6を示す概略図である。
1 立体駐車場 3 格納庫 4 昇降機 5 煙感知器 6 表面温度測定器 7 制御盤
Claims (1)
- 【請求項1】 立体駐車場等の各格納庫に車両等を運搬
するための昇降機を備えた立体駐車場等において、その
高さ方向にわたって配設した複数個の煙感知器と、前記
昇降機に設けた表面温度測定器とを備え、 火災時に作動した前記煙感知器の最下位のものの位置に
より高さ方向の感知範囲をそれより下方に限定した後、
この限定範囲を前記昇降機を用いて前記表面温度測定器
によりスキャンして温度分布を検出し火災の位置を特定
するようにしたことを特徴とする立体駐車場等の火災感
知システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001061052A JP2002260117A (ja) | 2001-03-06 | 2001-03-06 | 立体駐車場等の火災感知システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001061052A JP2002260117A (ja) | 2001-03-06 | 2001-03-06 | 立体駐車場等の火災感知システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002260117A true JP2002260117A (ja) | 2002-09-13 |
Family
ID=18920404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001061052A Pending JP2002260117A (ja) | 2001-03-06 | 2001-03-06 | 立体駐車場等の火災感知システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002260117A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103452357A (zh) * | 2013-05-16 | 2013-12-18 | 郭宏斌 | 一种升降机与转运装置分离的立体车库 |
CN109243128A (zh) * | 2018-11-16 | 2019-01-18 | 徐州恒奥立体车库有限公司 | 一种立体车库的火灾报警装置 |
-
2001
- 2001-03-06 JP JP2001061052A patent/JP2002260117A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103452357A (zh) * | 2013-05-16 | 2013-12-18 | 郭宏斌 | 一种升降机与转运装置分离的立体车库 |
CN109243128A (zh) * | 2018-11-16 | 2019-01-18 | 徐州恒奥立体车库有限公司 | 一种立体车库的火灾报警装置 |
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