JP2002260017A - 3次元形状データ生成方法および装置 - Google Patents

3次元形状データ生成方法および装置

Info

Publication number
JP2002260017A
JP2002260017A JP2001057611A JP2001057611A JP2002260017A JP 2002260017 A JP2002260017 A JP 2002260017A JP 2001057611 A JP2001057611 A JP 2001057611A JP 2001057611 A JP2001057611 A JP 2001057611A JP 2002260017 A JP2002260017 A JP 2002260017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dimensional
dimensional shape
shape data
photographing
dimensional images
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001057611A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Himeda
諭 姫田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2001057611A priority Critical patent/JP2002260017A/ja
Publication of JP2002260017A publication Critical patent/JP2002260017A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】正反射の生じやすい対象物についても、正確な
3次元形状データを生成すること。 【解決手段】対象物を異なる視点から撮影して得た複数
の2次元画像から3次元形状データを生成する3次元形
状データ生成装置1であって、互いに異なる位置に配置
された複数のカメラC1,C2を有する撮影装置M1
と、対象物に対する照明光の方向を変えて撮影装置によ
り対象物を複数回撮影し、これによって複数の組の2次
元画像を取得する撮影制御部11と、複数の組の2次元
画像から正反射部分のない1組の2次元画像を生成する
2次元画像補正部14と、1組の2次元画像に基づいて
3次元形状データを生成する3次元形状生成部15とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元形状データ
生成方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、対象物の3次元形状データを
生成する方法として、ステレオ画像法がしばしば用いら
れる。ステレオ画像法では、複数台のカメラを備えた撮
影装置によって対象物を撮影し、視点の異なる複数の2
次元画像を得る。それら複数の2次元画像について、相
関法または勾配法などを用いて対応点を探索する。探索
結果を合成し、3次元再構成を行って3次元形状データ
を生成する。
【0003】対象物を撮影する際に、照明光の状態によ
っては対象物で正反射が生じ、その部分が旨く撮影され
ないことがある。例えば、人の頭部では、顔や額の肌が
油成分などで湿っていたり、化粧をしていた場合などに
は正反射が生じやすい。このような状態で頭部を撮影す
ると、顔、照明装置、およびカメラの位置関係によっ
て、撮影した画像上に正反射領域が生じる。正反射領域
では、ほとんど色成分がなく、コントラストも低くなっ
ている。そのため、対応点の探索が困難であり、生成さ
れた3次元形状データが不正確となる。
【0004】従来において、複数の照明装置によって互
いに波長の異なる照明光を対象物に同時に照射し、これ
によって正反射を軽減する方法が提案されている(特開
平11−63954号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上に述べた従
来の方法によっても正反射を完全になくすことはできな
い。そのため、やはり対応点の探索が正確に行われない
部分が生じ、正確な3次元形状データを生成することが
困難である。
【0006】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、正反射の生じやすい対象物についても、正確な3
次元形状データを生成することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る方法による
と、対象物を異なる視点から撮影して得た複数の2次元
画像から3次元形状データを生成する3次元形状データ
生成方法であって、互いに異なる位置に配置された複数
のカメラを有する撮影装置を用い、対象物に対する照明
光の方向を変えて前記撮影装置により対象物を複数回撮
影し、これによって複数の組の2次元画像を取得し、複
数の組の2次元画像から正反射部分のない1組の2次元
画像を生成し、前記1組の2次元画像に基づいて3次元
形状データを生成する。
【0008】本発明に係る他の方法によると、複数の組
の2次元画像に基づいてそれぞれ複数の3次元形状デー
タを生成し、生成した複数の3次元形状データから正反
射による欠落部分を補正した1つの3次元形状データを
生成する。
【0009】本発明に係る装置によると、互いに異なる
位置に配置された複数のカメラを有する撮影装置と、対
象物に対する照明光の方向を変えて前記撮影装置により
対象物を複数回撮影し、これによって複数の組の2次元
画像を取得する撮影制御部と、複数の組の2次元画像か
ら正反射部分のない1組の2次元画像を生成する2次元
画像補正部と、前記1組の2次元画像に基づいて3次元
形状データを生成する3次元形状生成部と、を有する。
【0010】好ましくは、前記2次元画像の正反射部分
を検出する検出部を有し、前記2次元画像補正部は、前
記複数の組の2次元画像のうちの1組の2次元画像を基
準2次元画像とし、前記基準2次元画像において前記検
出部により検出された正反射部分を他の組の2次元画像
により置き換える。
【0011】また、前記2次元画像補正部は、画像を置
き換えた部分にスムージング処理を施すためのフィルタ
を有する。本発明に係る他の装置によると、複数の組の
2次元画像に基づいてそれぞれ複数の3次元形状データ
を生成する3次元形状生成部と、生成した複数の3次元
形状データから正反射による欠落部分を補正して1つの
3次元形状データを生成する3次元形状補正部と、を有
する。
【0012】好ましくは、前記2次元画像の正反射部分
を含む補正領域についてのデータを記憶する記憶部を有
し、前記3次元形状補正部は、前記複数の3次元形状デ
ータのうちの1つを基準3次元形状データとし、前記基
準3次元形状データにおいて前記補正領域に対応する部
分を他の3次元形状データで置き換える。
【0013】また、前記撮影装置は3つ以上のカメラを
有し、これら3つのカメラによって取得された2次元画
像に基づいて、3次元形状データとともにその信頼性デ
ータを生成し、信頼性の低い領域を前記補正領域とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕図1は本発明
に係る第1の実施形態の3次元形状生成装置1の機能的
な構成を示すブロック図、図2は撮影装置および照明装
置の配置の例を示す図、図3は1回目の撮影における照
明装置F1の照射の様子を示す図、図4は2回目の撮影
における照明装置F2の照射の様子を示す図、図5は正
反射領域を有する2つの2次元画像FD1、FD2から
正反射領域のない1つの2次元画像FDを生成する様子
を示す図、図6は2次元画像FD中に指定された補正領
域AHを示す図である。
【0015】これらの図において、3次元形状生成装置
1は、撮影装置M1、照明装置F1,F2、および処理
装置10からなる。撮影装置M1は、2つのカメラC
1,C2を一体的に備える。これらのカメラC1,C2
は、光学系を介して結像する対象物Qの2次元画像を撮
影(撮像)するCCDを有する公知のデジタルカメラで
ある。2つのカメラC1,C2は、対象物Qに対して互
いに視点が異なるように配置され、互いに視差のある2
次元画像(2次元画像データ)FDを取得する。なお、
撮影装置M1によって、同じ位置から2回の撮影が行わ
れる。各回において2つの2次元画像FDが得られるの
で、結局、2組の2つの2次元画像FDが得られる。
【0016】カメラC1,C2により取得された視差を
有する2つの2次元画像FDに基づいて、処理装置10
において、ステレオ画像法によって3次元形状データD
Tが生成される。なお、3つ以上のカメラCを用い、そ
れらから得られる2つの2次元画像FDに基づいて3次
元形状データDTを生成し、他の1つの2次元画像FD
を各点の信頼性データの取得に用いることも可能であ
る。このようにすると、データの欠落部分の評価が容易
である。
【0017】なお、対象物Qの全周の回りを撮影装置M
1によって順次撮影し、それぞれ得られた3次元形状デ
ータを統合することにより、対象物Qについてのより全
体的な3次元形状データDTを生成することができる。
【0018】照明装置F1,F2は、対象物Qに照明光
を照射するものである。各照明装置F1,F2は、対象
物Qに対して互いに異なる角度で照明光を照射する。こ
れら照明装置F1,F2は、撮影装置M1による2回の
撮影に際して、図3に示すように1回目は照明装置F1
により、図4に示すように2回目は照明装置F2によ
り、それぞれ照明が行われる。撮影装置M1で得られる
2次元画像FDにおいて、正反射があった場合でも、い
ずれの照明装置F1,F2がオンしているかによって正
反射の位置が異なる。
【0019】これら、撮影装置M1および照明装置F
1,F2の動作は、処理装置10によって制御される。
なお、照明装置F1,F2の両方またはいずれか一方を
指して、「照明装置F」と記載することがある。
【0020】処理装置10は、制御部11、記憶部1
2、正反射領域検出部13、補正部14、および3次元
形状生成部15などを有する。制御部11には、撮影制
御部21および照明制御部22が設けられる。撮影制御
部21は、撮影装置M1を制御する。例えば、撮影装置
M1のシャッタを制御し、露出タイミング、露出時間な
どを制御する。照明制御部22は、各照明装置Fを制御
する。例えば、撮影装置M1による撮影に際して、照明
装置F1,F2を順次オンするように切り換える。
【0021】その他、制御部11は処理装置10の全体
を制御する。記憶部12は、撮影装置Mから出力される
複数組みの2次元画像FD、その他のデータおよびプロ
グラムを記憶する。また、制御部11からの指令によっ
て、記憶した2次元画像FDを正反射領域検出部13に
出力する。
【0022】正反射領域検出部13は、2次元画像FD
の中から正反射領域を検出する。その方法として次の方
法がある。 (1) 輝度値が所定の閾値以上になっている画素また
は領域を正反射領域として抽出する。例えば、図11は
ある2次元画像FD上の1つのライン上の輝度値をグラ
フに表したものである。輝度値が閾値Thを越えた部分
KD1を正反射領域とする。 (2) 注目画素とその周辺の画素との輝度差の絶対
値、平均値、分散などが閾値以下である領域、つまりコ
ントラストが低い領域を正反射領域とする。
【0023】つまり、図12に示す例において、中央の
注目画素の輝度BT0とその周辺の画素の輝度BT1、
BT2、…との輝度差(BT0−BT1)、(BT0−
BT2)…を求め、その平均値ΔBTを求める。図12
(A)に示す例のように、平均値ΔBTが、ある適当な
範囲に入っていれば、つまり低い閾値Th1より大き
く、高い閾値Th2より小さい場合には、正反射領域A
Sではないと判断する。図12(B)に示す例のように
コントラストが低く、平均値ΔBTが低い閾値Th1よ
り小さい場合には、正反射領域ASであると判断する。 (3) コントラストが低く且つ輝度値が高い領域を正
反射領域とする〔(1)と(2)の組み合わせ〕。 (4) カメラCを3つ以上配置し、各照明装置F1,
F2による2次元画像FDについて信頼性を求め、信頼
性の低い領域を正反射領域であるとする。
【0024】このような正反射領域検出部13によっ
て、図5に示すように、2次元画像FD1、FD2の中
の正反射領域ASを自動的に検出することが可能であ
る。図5において示されるように、1回目の2次元画像
FD1における正反射領域ASの位置と、2回目の2次
元画像FD2における正反射領域ASの位置とは異な
る。照明装置F1,F2の位置が異なるためである。な
お、図5において、各2次元画像FD1、FD2は、そ
れぞれ2つ1組の2次元画像の中の1つを示したもので
ある。
【0025】しかし、正反射領域検出部13によること
なく、オペレータによって補正領域を設定することも可
能である。その場合には、キーボードまたはマウスなど
を含む補正領域指定部を設ける。オペレータは、ディス
プレイ装置に表示された2次元画像FDを見ながら、補
正領域指定部を操作し、図6に示すような補正領域AH
1、AH2を指定する。補正領域AHの指定は、撮影装
置M1による撮影前または撮影後のいずれであってもよ
い。つまり、撮影前における指定は、正反射領域ASと
なるであろうと予測される領域を含む領域を、補正領域
AHとして指定することになる。
【0026】これによると、正反射領域検出部13が不
要であるとともに、正反射領域の検出に要する時間が削
減され、処理の高速化および低コスト化が図れる。した
がって、多眼スタジオのように撮影環境が限定されてい
る場合に有効である。
【0027】また、補正領域AHを予め決めて設定して
おき、その補正領域AHのみについて補正部14による
補正を行うことも可能である。その場合の補正領域AH
の決定方法として、例えば、対象物Q、照明装置F1,
F2、および撮影装置M1の位置関係に基づいて、正反
射の生じる2次元画像FD上の位置を計算で求め、それ
を含む領域を補正領域AHとする。
【0028】これによると、正反射領域検出部13が不
要であり、正反射領域の検出に要する時間が削減され、
処理の高速化および低コスト化が図れる。また、対象物
Qの種類に依存せずに任意の領域の補正が可能である。
【0029】補正部14は、図5に示すように2組の2
次元画像FDに正反射領域ASがあっても、それらから
正反射領域のない1組の2次元画像を生成する。その際
に、2組の2次元画像FD1、FD2のうちの1組の2
次元画像FD1を、基準2次元画像FDkとし、基準2
次元画像FDkにおいて検出された正反射領域AS1
1、AS21を、他の組の2次元画像FD2のそれに対
応する領域によって置き換える。
【0030】また、補正部14は、画像を置き換えた部
分にスムージング処理を施すためのフィルタFLを備え
る。そのようなフィルタFLは、例えば、スムージング
フィルタ、ローパスフィルタなどとして公知である。補
正した境界部分にフィルタFLを適用することによっ
て、境界部分の外側と内側との輝度差が低減され、見た
目の不自然さが解消される。また、2次元画像FDの対
応付け(対応点の探索)が容易になる。
【0031】3次元形状生成部15は、補正された2次
元画像FDに基づいて、3次元形状データDTを生成す
る。また、複数の3次元形状データDTを統合して1つ
の3次元形状データDTとする。3次元形状生成部13
のこのような機能は従来より公知である。
【0032】このような処理装置10は、CPU、RA
M、ROM、磁気ディスク装置、光磁気ディスク装置、
媒体ドライブ装置、入力装置、ディスプレイ装置、およ
び適当なインタフェースなどを用い、CPUがプログラ
ムを実行することによって実現することができる。パー
ソナルコンピュータなどを用いて構成することも可能で
ある。そのようなプログラムは、適当な記録媒体によっ
て供給することが可能であり、また、ネットワークを介
して他のサーバからダウンロードすることも可能であ
る。
【0033】次に、3次元形状生成装置1の動作の流れ
をフローチャートを参照して説明する。図7は3次元形
状生成装置1の動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【0034】図7において、照明装置F1を点灯して撮
影装置M1による1回目の撮影を行う(#11、1
2)。得られた2つの2次元画像FD1を、記憶部12
の所定のメモリ領域に記憶する(#13)。
【0035】次に、照明装置F2を点灯して撮影装置M
1による2回目の撮影を行う(#14、15)。得られ
た2つの2次元画像FD2を、記憶部12の所定のメモ
リ領域に記憶する(#16)。
【0036】基準2次元画像FDkである1回目の2次
元画像FD1を、記憶部12のメモリ領域から読み出
し、正反射領域検出部13において正反射領域ASを検
出する(#17)。
【0037】検出された正反射領域ASに対応する領域
を、他の2次元画像FDのデータで置き換える(#1
8)。得られた2次元画像FDを用いて、3次元形状デ
ータDTを生成する(#19)。
【0038】これによって、正反射領域ASに影響され
ない正確な3次元形状データDTが生成される。 〔第2の実施形態〕次に、本発明に係る第2の実施形態
の3次元形状生成装置1Bについて説明する。
【0039】第1の実施形態の3次元形状生成装置1で
は、補正によって正反射領域ASのない2次元画像FD
を生成し、正反射領域のない2次元画像FDに基づいて
3次元形状データDTを生成した。これに対して、第2
の実施形態の3次元形状生成装置1Bでは、複数組みの
2次元画像FDに基づいて複数の3次元形状データDT
を生成し、複数の3次元形状データDTから正反射によ
る欠落部分を補正して正確な1つの3次元形状データD
Tを生成する。
【0040】したがって、第1の実施形態は請求項1、
3、4、5に対応し、第2の実施形態は請求項2、6、
7、8に対応する。図8は本発明に係る第2の実施形態
の3次元形状生成装置1Bの機能的な構成を示すブロッ
ク図、図9は正反射領域を有する2組の2次元画像FD
1、FD2から正反射領域のない1つの3次元形状デー
タDTを生成する様子を示す図である。
【0041】図8に示す3次元形状生成装置1Bにおい
て、図1に示す3次元形状生成装置1と同様な機能を有
する部分には同じ符号を付して説明を省略しまたは簡略
化する。
【0042】記憶部12には、撮影装置M1による2回
の撮影で得られた2次元画像FD11、FD12、およ
びFD21、FD22が記憶される(図9参照)。ま
た、3次元形状データDTについて、どの部分を補正す
るのかを示す補正領域AHのデータが記憶される。ここ
での補正領域AHは、第1の実施形態の場合と異なり、
3次元形状データDTについて設定されたデータであ
る。
【0043】3次元形状生成部15は、記憶部12に記
憶されたそれらの2次元画像FDに基づいて、図9に示
すように、2つの3次元形状データDT1、DT2を生
成する。生成された3次元形状データDT1、DT2に
は、それぞれ、正反射領域ASの影響によって、データ
の欠落部分ARが存在する。
【0044】これら、3次元形状データDT1のデータ
の欠落部分ARの位置と、3次元形状データDT2のデ
ータの欠落部分ARの位置とは異なる。照明装置F1,
F2の位置が異なるためである。3次元形状データDT
1の欠落部分ARは、記憶部12に記憶された補正領域
AHの範囲に含まれる。
【0045】補正部14Bは、記憶部12に記憶された
補正領域AHに基づいて、3次元形状データDT1のデ
ータの欠落部分ARについて、3次元形状データDT2
を用いて置き換える。これによって、欠落部分のない正
確な3次元形状データDTが得られる。
【0046】その他、第2の実施形態における種々の処
理または操作などについて、第1の実施形態におけるそ
れらが適用可能である。次に、3次元形状生成装置1B
の動作の流れをフローチャートを参照して説明する。
【0047】図10は3次元形状生成装置1Bの動作の
流れを示すフローチャートである。図10において、ス
テップ#31〜36は、図7のステップ#11〜16と
同じである。
【0048】その後、1回目に撮影した2次元画像FD
1を記憶部12のメモリ領域から読み出し、3次元形状
生成部15において3次元形状データDT1を生成する
(#37)。同様に、2回目に撮影した2次元画像FD
2に基づいて3次元形状データDT2を生成する(#3
8)。
【0049】2つの3次元形状データDT1、DT2か
ら、補正領域AHについてのデータの置き換えを行って
1つの正確な3次元形状データDTを生成する(#3
9)。これによって、正反射領域ASに影響されない正
確な3次元形状データDTが生成される。
【0050】なお、照明光としてパターン光を用いるこ
とができる。パターン光を用いた場合には、撮影装置M
において得られる複数の2次元画像FDの対応点の探索
が容易となる。
【0051】上に述べた実施形態において、照明装置F
として、キセノン管、その他の発光素子を用いたフラッ
シュ装置、ランプを用いた照明装置、マスクシャッタを
備えた照明装置など、公知の種々のものを用いることが
できる。照明装置F1,F2を2つ用いたが、1つの照
明装置Fを移動させ、位置を変えて照射してもよい。1
つの撮影装置M1を用いたが、複数セットの撮影装置M
1を用いてもよい。
【0052】上に述べた実施形態において、撮影装置M
1としてデジタルカメラを用いたが、銀塩式カメラを用
いて撮影し、得られた2次元画像をスキャナーを用いて
デジタル化してもよい。その他、3次元形状生成装置
1、1Bの全体または各部の構成、個数、処理内容また
は処理順序などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更する
ことができる。
【0053】
【発明の効果】本発明によると、正反射の生じやすい対
象物についても、正確な3次元形状データを生成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の3次元形状生成
装置の機能的な構成を示すブロック図である。
【図2】撮影装置および照明装置の配置の例を示す図で
ある。
【図3】1回目の撮影における照明装置の照射の様子を
示す図である。
【図4】2回目の撮影における照明装置の照射の様子を
示す図である。
【図5】正反射領域のない1つの2次元画像を生成する
様子を示す図である。
【図6】2次元画像中に指定された補正領域を示す図で
ある。
【図7】3次元形状生成装置の動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図8】本発明に係る第2の実施形態の3次元形状生成
装置の機能的な構成を示すブロック図である。
【図9】正反射領域のない1つの3次元形状データを生
成する様子を示す図である。
【図10】3次元形状生成装置の動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図11】正反射領域の検出方法の例を説明する図であ
る。
【図12】正反射領域の検出方法の他の例を説明する図
である。
【符号の説明】
1、1B 3次元形状生成装置 11 制御部(撮影制御部) 12 記憶部 13 正反射領域検出部(検出部) 14 補正部(2次元画像補正部) 14B 補正部(3次元形状補正部) 15 3次元形状生成部 FL フィルタ C1,C2 カメラ M1 撮影装置 F1,F2 照明装置 FD 2次元画像 DT 3次元形状データ AS 正反射領域(正反射部分) AH 補正領域 AR 欠落部分 Q 対象物

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象物を異なる視点から撮影して得た複数
    の2次元画像から3次元形状データを生成する3次元形
    状データ生成方法であって、 互いに異なる位置に配置された複数のカメラを有する撮
    影装置を用い、 対象物に対する照明光の方向を変えて前記撮影装置によ
    り対象物を複数回撮影し、これによって複数の組の2次
    元画像を取得し、 複数の組の2次元画像から正反射部分のない1組の2次
    元画像を生成し、 前記1組の2次元画像に基づいて3次元形状データを生
    成する、 ことを特徴とする3次元形状データ生成方法。
  2. 【請求項2】対象物を異なる視点から撮影して得た複数
    の2次元画像から3次元形状データを生成する3次元形
    状データ生成方法であって、 互いに異なる位置に配置された複数のカメラを有する撮
    影装置を用い、 対象物に対する照明光の方向を変えて前記撮影装置によ
    り対象物を複数回撮影し、これによって複数の組の2次
    元画像を取得し、 複数の組の2次元画像に基づいてそれぞれ複数の3次元
    形状データを生成し、 生成した複数の3次元形状データから正反射による欠落
    部分を補正した1つの3次元形状データを生成する、 ことを特徴とする3次元形状データ生成方法。
  3. 【請求項3】対象物を異なる視点から撮影して得た複数
    の2次元画像から3次元形状データを生成するための3
    次元形状データ生成装置であって、 互いに異なる位置に配置された複数のカメラを有する撮
    影装置と、 対象物に対する照明光の方向を変えて前記撮影装置によ
    り対象物を複数回撮影し、これによって複数の組の2次
    元画像を取得する撮影制御部と、 複数の組の2次元画像から正反射部分のない1組の2次
    元画像を生成する2次元画像補正部と、 前記1組の2次元画像に基づいて3次元形状データを生
    成する3次元形状生成部と、 を有することを特徴とする3次元形状データ生成装置。
  4. 【請求項4】前記2次元画像の正反射部分を検出する検
    出部を有し、 前記2次元画像補正部は、前記複数の組の2次元画像の
    うちの1組の2次元画像を基準2次元画像とし、前記基
    準2次元画像において前記検出部により検出された正反
    射部分を他の組の2次元画像により置き換える、 請求項3記載の3次元形状データ生成装置。
  5. 【請求項5】前記2次元画像補正部は、画像を置き換え
    た部分にスムージング処理を施すためのフィルタを有す
    る、 請求項3または4記載の3次元形状データ生成装置。
  6. 【請求項6】対象物を異なる視点から撮影して得た複数
    の2次元画像から3次元形状データを生成するための3
    次元形状データ生成装置であって、 互いに異なる位置に配置された複数のカメラを有する撮
    影装置と、 対象物に対する照明光の方向を変えて前記撮影装置によ
    り対象物を複数回撮影し、これによって複数の組の2次
    元画像を取得する撮影制御部と、 複数の組の2次元画像に基づいてそれぞれ複数の3次元
    形状データを生成する3次元形状生成部と、 生成した複数の3次元形状データから正反射による欠落
    部分を補正して1つの3次元形状データを生成する3次
    元形状補正部と、 を有することを特徴とする3次元形状データ生成装置。
  7. 【請求項7】前記2次元画像の正反射部分を含む補正領
    域についてのデータを記憶する記憶部を有し、 前記3次元形状補正部は、前記複数の3次元形状データ
    のうちの1つを基準3次元形状データとし、前記基準3
    次元形状データにおいて前記補正領域に対応する部分を
    他の3次元形状データで置き換える、 請求項5記載の3次元形状データ生成装置。
  8. 【請求項8】前記撮影装置は3つ以上のカメラを有し、 これら3つのカメラによって取得された2次元画像に基
    づいて、3次元形状データとともにその信頼性データを
    生成し、 信頼性の低い領域を前記補正領域とする、 請求項7記載の3次元形状データ生成装置。
JP2001057611A 2001-03-02 2001-03-02 3次元形状データ生成方法および装置 Pending JP2002260017A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001057611A JP2002260017A (ja) 2001-03-02 2001-03-02 3次元形状データ生成方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001057611A JP2002260017A (ja) 2001-03-02 2001-03-02 3次元形状データ生成方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002260017A true JP2002260017A (ja) 2002-09-13

Family

ID=18917457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001057611A Pending JP2002260017A (ja) 2001-03-02 2001-03-02 3次元形状データ生成方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002260017A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011205198A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Hitachi Ltd 立体撮影装置及び方法
JP2012251866A (ja) * 2011-06-02 2012-12-20 Fuji Electric Co Ltd 物品認識装置、物品認識システム、プログラムおよび物品認識方法
JP2019074777A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 キヤノン株式会社 画像処理方法、画像処理装置、および撮像装置
JP2019135483A (ja) * 2018-02-05 2019-08-15 廣達電腦股▲ふん▼有限公司 3次元画像処理装置及び方法
US20210241541A1 (en) * 2020-02-05 2021-08-05 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, information processing method, and storage medium

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011205198A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Hitachi Ltd 立体撮影装置及び方法
JP2012251866A (ja) * 2011-06-02 2012-12-20 Fuji Electric Co Ltd 物品認識装置、物品認識システム、プログラムおよび物品認識方法
JP2019074777A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 キヤノン株式会社 画像処理方法、画像処理装置、および撮像装置
JP2019135483A (ja) * 2018-02-05 2019-08-15 廣達電腦股▲ふん▼有限公司 3次元画像処理装置及び方法
US20210241541A1 (en) * 2020-02-05 2021-08-05 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, information processing method, and storage medium
US11836879B2 (en) * 2020-02-05 2023-12-05 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, information processing method, and storage medium for correcting a shift between three-dimensional positions

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5530440B2 (ja) 欠陥目を高精度で検知するインカメラに基づいた方法
JP4078334B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP5313127B2 (ja) 映像合成方法、映像合成システム
KR20150050450A (ko) 장면의 깊이 맵을 생성하기 위한 방법 및 장치
JP2009282979A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
US9704255B2 (en) Three-dimensional shape measurement device, three-dimensional shape measurement method, and three-dimensional shape measurement program
JP2007281937A (ja) 撮影システム、画像合成装置、および画像合成プログラム
JP6877936B2 (ja) 処理装置、処理システム、撮像装置、処理方法、プログラム、および記録媒体
JP7059076B2 (ja) 画像処理装置、その制御方法、プログラム、記録媒体
JP2021044710A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP2008017386A (ja) キー画像生成装置
JP7163049B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2007312206A (ja) 撮像装置及び、画像再生装置
JP2002260017A (ja) 3次元形状データ生成方法および装置
KR20110065399A (ko) 텍스쳐 영상과 깊이 영상을 추출하는 장치 및 방법
JP2013074466A (ja) 動画撮影システム、動画解析装置、動画解析方法およびコンピュータプログラム
JP5342977B2 (ja) 画像処理方法
JP2006332743A (ja) 電子カメラおよび画像処理プログラム
JP7102192B2 (ja) 画像処理装置、その制御方法、プログラム
TWI605418B (zh) 影像編輯方法以及影像處理裝置
JP2001165655A (ja) 距離推定装置及び距離推定方法
JP5440363B2 (ja) 情報処理装置及び方法、並びにプログラム
JP2007280102A (ja) 撮影システム、画像合成装置、および画像合成プログラム
JP2009164949A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
WO2023047643A1 (ja) 情報処理装置、映像処理方法、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050613

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050704