JP2002259335A - 情報認識システム、デジタル撮像装置、店頭プリント装置、携帯電話機、情報処理装置、情報認識方法、及び情報記録媒体 - Google Patents

情報認識システム、デジタル撮像装置、店頭プリント装置、携帯電話機、情報処理装置、情報認識方法、及び情報記録媒体

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JP2002259335A
JP2002259335A JP2001057102A JP2001057102A JP2002259335A JP 2002259335 A JP2002259335 A JP 2002259335A JP 2001057102 A JP2001057102 A JP 2001057102A JP 2001057102 A JP2001057102 A JP 2001057102A JP 2002259335 A JP2002259335 A JP 2002259335A
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user
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JP2001057102A
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English (en)
Inventor
Shinichi Suzuki
伸一 鈴木
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、不特定多数の者が使用することの
できる端末を使用する場合に、使用する度に、各ユーザ
ー個人の好みの条件を設定することを要せず、ユーザー
認証の作業も面倒にならない情報認識システム及び情報
認識方法並びに情報記録媒体を提供する。 【解決手段】 少なくとも一つのユーザー端末とネット
ワークを介して通信可能とされるサーバーにより、前記
ユーザー端末を利用するユーザーの認識を行うサービス
を提供する情報認識システムである。前記ユーザー端末
にて読み取られたユーザーを個別に認識するための認識
情報と、予め登録された認識情報と、に基づき前記ユー
ザーに対する認証処理を行う認証処理手段を有する。さ
らに、前記認証処理手段での認証結果に基づき、前記ユ
ーザー端末の設定条件に関して設定されているデフォル
トの設定情報を、予め設定登録された設定情報に設定変
更する変更手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報認識システ
ム、デジタル撮像機器、店頭プリント装置、携帯電話
機、情報処理装置、情報認識方法、及び情報記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、不特定多数のユーザーが使用
することのできる端末として、例えばレンタル用のデジ
タルスチルカメラ(以下、DSC)、店頭プリント端
末、インターネットカフェの端末、プリペイド式携帯電
話などの各種の情報端末が存在する。
【0003】特に、インターネットカフェの端末やプリ
ペイド式携帯電話においては、ある特定の一台の端末
を、複数のユーザーが例えば匿名により使用することが
できるようなサービスを提供している場合もある。
【0004】これらの端末を使用する場合には、ユーザ
ーは、自身の好みの設定条件あるいは端末を使用するた
めの必須の設定条件を設定する必要がある。
【0005】例えば、レンタル用のDSCにおける設定
条件としては、画像密度、日付の有無、好みの色合い等
が挙げられる。また、インターネットカフェ等の端末に
おいては、自分が使用する端末のブラウザ等の各種設
定、ブックマーク、ブラウザのページ設定、文字の大き
さ等の表示設定、オプションによるJAVA(登録商
標)VM等の設定、関連するリンク、専用のメールアド
レスの設定、各種の段階的なセキュリティの設定、当該
端末を管理運営している法人と契約しているプロバイダ
ーと異なるプロバイダーを使用する場合などに利用する
IPアドレス、モデムや電話番号の設定、IDやパスワ
ードの設定などを行う必要がある。
【0006】さらには、プリペイド式携帯電話において
は、新規に利用する際には、携帯電話を登録するための
情報、例えば運営する法人が独自に定めている登録用の
番号や暗唱番号等を、当該携帯電話を用いて操作入力に
より設定する必要がある。加えて、利用する際には、携
帯電話の他に、特定の時間やデータ量に基づく金額が設
定されたプリペイドカードを購入し、このプリペイドカ
ードに記載された各種の情報をも設定入力することが行
われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な不特定多数の者が使用することのできる端末において
は、再度同じユーザーが同じ端末を利用しようとする場
合には、ユーザーは、最初に利用する際に労力を要して
各種の設定項目を設定したにも関わらず、使用後に当該
端末が他のユーザーに使用されてしまうと、当初の設定
条件とほぼ同様の設定を再度行わなければ、自身が所望
する条件とならないケースが多々ある。最悪の場合に
は、再度設定を行わないと、端末を使用することができ
ない場合も考えられる。
【0008】とりわけ、同じ端末を何度も利用するよう
なユーザーにとっては、使用する都度、自分の好みの条
件を設定しなおす作業が必要であったため、設定作業の
できないユーザーにとってみると作業が面倒であり、ユ
ーザーの負担となっていた。
【0009】このようなことは、例えばインターネット
カフェにて使用される端末に限らず、通常の企業や家庭
において、1台の端末を複数のユーザーが兼用している
場合などは、マルチユーザー対応のOSのような場合を
除き、同様の問題が生じる。
【0010】さらに加えて、各ユーザーを識別する手法
としては、ユーザーIDとパスワードによる認証が一般
的であり、ユーザーは、使用する都度、ユーザーIDと
パスワードを入力しなければならず、手間がかかってい
た。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、不特定多数の者が使
用することのできる端末を使用する場合に、使用する度
に、各ユーザー個人の好みの条件を設定することを要せ
ず、ユーザー認証の作業も面倒にならない情報認識シス
テム、デジタル撮像機器、店頭プリント装置、携帯電話
機、情報処理装置、情報認識方法、及び情報記録媒体を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、少なくとも一つのユーザ
ー端末とネットワークを介して通信可能とされるサーバ
ーにより、前記ユーザー端末を利用するユーザーの認識
を行うサービスを提供する情報認識システムであって、
前記ユーザー端末にて読み取られたユーザーを個別に認
識するための認識情報と、予め登録された認識情報と、
に基づき前記ユーザーに対する認証処理を行う認証処理
手段と、前記認証処理手段での認証結果に基づき、前記
ユーザー端末の設定条件に関して設定されているデフォ
ルトの設定情報を、予め設定登録された設定情報に設定
変更する変更手段と、を含むことを特徴としている。
【0013】また、請求項19に記載の発明は、少なく
とも一つのユーザー端末と、前記ユーザー端末とネット
ワークを介して通信可能に接続されたサーバーと、を含
み、前記サーバーは、前記ユーザー端末にて読み取られ
たユーザーを個別に認識するための認識情報と、予め登
録された認識情報と、に基づき前記ユーザーに対する認
証処理を行う認証処理手段と、前記認証処理手段での認
証結果に基づき、前記ユーザー端末の設定条件に関して
設定されているデフォルトの設定情報を、予め設定登録
された設定情報に設定変更する変更手段と、を含むこと
を特徴としている。
【0014】また、請求項24に記載の発明は、少なく
とも一つのユーザー端末と、前記ユーザー端末とネット
ワークを介して通信可能に接続されたサーバーと、を含
み、前記ユーザー端末は、ユーザーを個別に認識するた
めの認識情報を読み取る読取手段と、前記読取手段にて
読み取られた前記認識情報と、予め登録された認識情報
と、に基づき前記ユーザーに対する認証処理を行う認証
処理手段と、を含み、前記サーバーは、前記認証処理手
段での認証結果に基づき、前記ユーザー端末の設定条件
に関して設定されているデフォルトの設定情報を、予め
設定登録された設定情報に設定変更する変更手段を含む
ことを特徴としている。
【0015】また、請求項25に記載の発明は、ネット
ワークを介して通信可能とされるサーバーにより、利用
するユーザーの個別認識を行うことのできるデジタル撮
像装置であって、ユーザーを個別に認識するための認識
情報を読み取る読取手段を含み、前記読取手段にて読み
取られた認識情報に基づき認証し、利用するユーザー個
別の設定条件をデフォルトの設定からユーザーに応じて
変更することを特徴としている。
【0016】また、請求項26に記載の発明は、ネット
ワークを介して通信可能とされるサーバーにより、利用
するユーザーの個別認識を行うことのできるデジタル撮
像装置であって、ユーザーを個別に認識するための認識
情報を読み取る読取手段と、前記読取手段にて読み取ら
れたユーザーを個別に認識するための認識情報と、予め
登録された認識情報と、に基づき前記ユーザーに対する
認証処理を行う認証処理手段と、を含み、利用するユー
ザー個別の設定条件をデフォルトの設定からユーザーに
応じて変更することを特徴としている。
【0017】また、請求項27に記載の発明は、利用す
るユーザーの個別認識を行うことのできるデジタル撮像
装置であって、ユーザーを個別に認識するための認識情
報を読み取る読取手段と、前記読取手段にて読み取られ
たユーザーを個別に認識するための認識情報と、予め登
録された認識情報と、に基づき前記ユーザーに対する認
証処理を行う認証処理手段と、前記認証処理手段での認
証結果に基づき、前記ユーザー端末の設定条件に関して
設定されているデフォルトの設定情報を、予め設定登録
された設定情報に設定変更する変更手段と、を含むこと
を特徴としている。
【0018】また、請求項28に記載の発明は、ネット
ワークを介して通信可能とされるサーバーにより、利用
するユーザーの個別認識を行うことのできる店頭プリン
ト装置であって、ユーザーを個別に認識するための認識
情報を読み取る読取手段を含み、前記読取手段にて読み
取られた認識情報に基づき認証し、利用するユーザー個
別の設定条件をデフォルトの設定からユーザーに応じて
変更することを特徴としている。
【0019】また、請求項29に記載の発明は、ネット
ワークを介して通信可能とされるサーバーにより、利用
するユーザーの個別認識を行うことのできる店頭プリン
ト装置であって、ユーザーを個別に認識するための認識
情報を読み取る読取手段と、前記読取手段にて読み取ら
れたユーザーを個別に認識するための認識情報と、予め
登録された認識情報と、に基づき前記ユーザーに対する
認証処理を行う認証処理手段と、を含み、前記読取手段
にて読み取られた認識情報に基づき認証し、利用するユ
ーザー個別の設定条件をデフォルトの設定からユーザー
に応じて変更することを特徴としている。
【0020】また、請求項30に記載の発明は、利用す
るユーザーの個別認識を行うことのできる店頭プリント
装置であって、ユーザーを個別に認識するための認識情
報を読み取る読取手段と、前記読取手段にて読み取られ
たユーザーを個別に認識するための認識情報と、予め登
録された認識情報と、に基づき前記ユーザーに対する認
証処理を行う認証処理手段と、前記認証処理手段での認
証結果に基づき、前記ユーザー端末の設定条件に関して
設定されているデフォルトの設定情報を、予め設定登録
された設定情報に設定変更する変更手段と、を含むこと
を特徴としている。
【0021】また、請求項31に記載の発明は、ネット
ワークを介して通信可能とされるサーバーにより、利用
するユーザーの個別認識を行うことのできる携帯電話機
であって、ユーザーを個別に認識するための認識情報を
読み取る読取手段を含み、前記読取手段にて読み取られ
た認識情報に基づき認証し、利用するユーザー個別の設
定条件をデフォルトの設定からユーザーに応じて変更す
ることを特徴としている。
【0022】また、請求項32に記載の発明は、ネット
ワークを介して通信可能とされるサーバーにより、利用
するユーザーの個別認識を行うことのできる携帯電話機
であって、ユーザーを個別に認識するための認識情報を
読み取る読取手段と、前記読取手段にて読み取られたユ
ーザーを個別に認識するための認識情報と、予め登録さ
れた認識情報と、に基づき前記ユーザーに対する認証処
理を行う認証処理手段と、を含み、利用するユーザー個
別の設定条件をデフォルトの設定からユーザーに応じて
変更することを特徴としている。
【0023】また、請求項33に記載の発明は、利用す
るユーザーの個別認識を行うことのできる携帯電話機で
あって、ユーザーを個別に認識するための認識情報を読
み取る読取手段と、前記読取手段にて読み取られたユー
ザーを個別に認識するための認識情報と、予め登録され
た認識情報と、に基づき前記ユーザーに対する認証処理
を行う認証処理手段と、前記認証処理手段での認証結果
に基づき、前記ユーザー端末の設定条件に関して設定さ
れているデフォルトの設定情報を、予め設定登録された
設定情報に設定変更する変更手段と、を含むことを特徴
としている。
【0024】また、請求項34に記載の発明は、ネット
ワークを介して通信可能とされるサーバーにより、利用
するユーザーの個別認識を行うことのできる情報処理装
置であって、ユーザーを個別に認識するための認識情報
を読み取る読取手段を含み、前記読取手段にて読み取ら
れた認識情報に基づき認証し、利用するユーザー個別の
設定条件をデフォルトの設定からユーザーに応じて変更
することを特徴とする情報処理装置である。
【0025】また、請求項35に記載の発明は、ネット
ワークを介して通信可能とされるサーバーにより、利用
するユーザーの個別認識を行うことのできる情報処理装
置であって、ユーザーを個別に認識するための認識情報
を読み取る読取手段と、前記読取手段にて読み取られた
ユーザーを個別に認識するための認識情報と、予め登録
された認識情報と、に基づき前記ユーザーに対する認証
処理を行う認証処理手段と、を含み、利用するユーザー
個別の設定条件をデフォルトの設定からユーザーに応じ
て変更することを特徴としている。
【0026】また、請求項36に記載の発明は、利用す
るユーザーの個別認識を行うことのできる情報処理装置
であって、ユーザーを個別に認識するための認識情報を
読み取る読取手段と、前記読取手段にて読み取られたユ
ーザーを個別に認識するための認識情報と、予め登録さ
れた認識情報と、に基づき前記ユーザーに対する認証処
理を行う認証処理手段と、前記認証処理手段での認証結
果に基づき、前記ユーザー端末の設定条件に関して設定
されているデフォルトの設定情報を、予め設定登録され
た設定情報に設定変更する変更手段と、を含むことを特
徴としている。
【0027】また、請求項37に記載の発明は、少なく
とも一つのユーザー端末とネットワークを介して通信可
能とされるサーバーにより、前記ユーザー端末を利用す
るユーザーの認識を行う情報認識方法であって、前記ユ
ーザー端末にて読み取られたユーザーを個別に認識する
ための認識情報と、予め登録された認識情報と、に基づ
き前記ユーザーに対する認証を行うステップと、認証結
果に基づき、前記ユーザー端末の設定条件に関して設定
されているデフォルトの設定情報を、予め設定登録され
た設定情報に設定変更するステップと、を含むことを特
徴としている。
【0028】また、請求項38に記載の発明は、少なく
とも一つのユーザー端末とネットワークを介して通信可
能とされるサーバーにより、前記ユーザー端末を利用す
るユーザーの認識を行う処理を記録した情報記録媒体で
あって、前記ユーザー端末にて読み取られたユーザーを
個別に認識するための認識情報と、予め登録された認識
情報と、に基づき前記ユーザーに対する認証する処理を
行う情報と、認証結果に基づき、前記ユーザー端末の設
定条件に関して設定されているデフォルトの設定情報
を、予め設定登録された設定情報に設定変更する処理を
行う情報と、を含むことを特徴としている。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
の一例について、図面を参照して具体的に説明する。
【0030】[第1の実施の形態] (システムの全体構成)先ず、本発明の情報認識システ
ムの全体の概略構成について、図1を参照して説明す
る。図1は、本例の情報認識システムの全体の概略構成
を示す説明図である。
【0031】本例の情報認識システム1は、図1に示す
ように、不特定多数の者が使用できる通信機能を備えた
デジタルスチルカメラ(DSC)(デジタル撮像機器)
などの複数のユーザー端末10(10―1〜10―N)
と、これらの各ユーザー端末10とインターネットなど
のネットワーク40を介して相互に通信可能に接続され
たサーバー30と、を含んで構成されている。
【0032】なお、ここで言うネットワークとは、コン
ピュータシステム、端末、データ通信設備を相互に接続
したものをいう。接続は、専用回線、公衆回線などのよ
うな有線で接続されていても良いし、通信衛星などを通
じて無線で接続されていてもよいし、それらの複合形態
で接続されていても良い。いわゆるインターネットやL
AN(ローカルエリアネットワーク)などもネットワー
クに含まれる。
【0033】サーバー30には、不図示のLANなどを
介してプリンタ30a(プリント手段)やデータ記録装
置30bなどが接続されている。
【0034】(ユーザー端末)次に、ユーザー端末とし
てレンタル用のデジタルカメラ、より詳細にはデジタル
スチルカメラを利用した場合を説明する。
【0035】図3は、デジタルカメラの一例としてデジ
タルスチルカメラの概要を示す機能ブロック図である。
なお、本例では、レンタル用のDSCに認証機能を有し
た場合の例を開示しているが、この機能がなくても構わ
ない。さらに、通信機能を備えた例を開示しているが、
もちろん後述するインターフェース手段を介して携帯電
話等の通信端末を接続した構成であってもよい。
【0036】以下、先ず、本例の特徴である個人認識認
証読取装置の説明に先立って、デジタルスチルカメラ自
体の構成の概要について説明する。
【0037】本例のユーザー端末10(デジタルスチル
カメラ)は、図3に示すように、被写体の光画像を撮像
する撮像レンズ、絞りなどを含む撮像手段である撮像光
学系11aと、撮像光学系11aからの光画像を受光す
る光電変換手段である固体撮像素子11bと、固体撮像
素子11b上に結像された画像情報を画像信号として読
み出すために個体撮像素子11bを駆動する駆動回路1
3aと、画像信号をA/D変換するA/D変換回路11
cと、A/D変換回路11cにて得られた画像データを
一旦記憶する画像用メモリ12aと、画像用メモリ12
aに記憶された画像データを、カメラ制御部15にて各
種の画像処理が施され、最終的に画像毎に作製されたフ
ァイルを記憶する主メモリ12bと、撮影者が被写体の
撮影範囲を確認するのに用いられ、被写体の画像情報を
表示する画像表示部14aと、撮影時のストロボ調光・
測光を行うストロボ調光測光部13bと、上述の駆動回
路13a・A/D変換回路11c・画像用メモリ12a
・主メモリ12b・ストロボ調光測光部13b・画像表
示部14a・操作部14bなどカメラに関する制御を行
うためのカメラ制御部15と、電池16aなどの電源か
ら供給を受け、必要な電圧に変換して上記の各回路、光
学系などへの電力の供給を行うための駆動電圧発生器1
6bと、を含んで構成される。
【0038】尚、カメラ制御部15は、インターフェー
ス手段(232Cシリアルポート、USB、IrDA通
信装置等)12cを介して、外部の各種機器等に対し、
記憶手段である主メモリ12bに格納されたデータを転
送でき、また受信することもできるようになっている。
本例では後述するように通信機能を内蔵する構成を例に
挙げているが、もちろん上記インターフェース手段12
cを介して通信機器と接続し、各種データの送受信を行
うことができる。あるいは、後述する個人認識情報読取
装置20も内蔵する場合に限らず、上述のインターフェ
ース手段を介して外部の個人認識情報読取装置を接続し
て情報の読み取りを行うこともできる。もちろん、イン
ターフェース手段12cは、複数の外部機器を接続して
も各外部機器を同時に処理できるような構成であること
は言うまでもない。また、インターフェース手段12c
は、デジタルスチルカメラに装着されたメモリカードM
Cに記憶されたデータを読み込んで、カメラ制御部15
を介して、主メモリ12bに送信できるようになってい
る。
【0039】また、本例のユーザー端末10(デジタル
スチルカメラ)は、撮影レンズを含む撮影光学系11a
を左右又は上下方向に回動するモータ等の回動手段(不
図示)と、撮影光学系11aの回動方向を指示する撮影
方向指示手段(不図示)とが前記の操作部14内に設け
られていて、撮影方向指示手段からの指示によって撮影
光学系11aが回動するよう構成している。撮影方向指
示手段を押下することによって正逆回転を可能とする回
動手段は正方向又は逆方向への回動を開始し、撮影方向
指示手段の押下を解除することによって回動が停止する
ようカメラ制御部17は制御を行う。
【0040】上記のような構成のユーザー端末10(デ
ジタルスチルカメラ)において、被写体の光画像は、レ
ンズ、絞りなどから構成される撮像レンズを介して、固
体撮像素子(CCD)11b上に結像される。固体撮像
素子11b上に結像された画像情報は、駆動回路13a
によって固体撮像素子11bより画像信号として読み出
される。画像信号は、A/D変換回路11cによりA/
D変換され画像用メモリ12aに格納されてカメラ制御
部15で所定の画像処理がなされた後に、主メモリ12
bにファイルとして格納される。この被写体の画像情報
は液晶等を用いた画像表示部14aによって表示され、
撮影者が被写体の撮影範囲を確認するのに用いられる。
【0041】(本発明の特徴的構成、個人認識情報読み
取りの制御系について)ここで、本発明の特徴、すなわ
ち、個人認識認証読取装置の具体的構成について図3を
用いて説明する。
【0042】本例のユーザー端末10(デジタルスチル
カメラ)は、上述のカメラ特有の構成に加えて、例えば
デジタルスチルカメラ本体に人体の一部をスキャン可能
に配設され、個人認識情報を読取可能な個人認識情報読
取部22と、この個人認識情報読取部22にて読み取ら
れた個人認識情報や各種の情報をサーバー30との間で
送受信するための送受信手段18bと、前記送受信手段
18bでの情報の授受を制御する通信制御部18aと、
サーバー30もしくはユーザー端末10にて認証が行わ
れた結果、端末の使用を許可して使用制限を解除して使
用可能とするための認証許可部26と、認証許可部26
にて使用可能となった場合に予め設定されたユーザーに
応じた設定条件での設定を自動的に行うための個人情報
設定部17と、これらの各部の制御を司る個人認識認証
制御部24と、を含んで構成されている。
【0043】なお、これらのうち、例えば、個人認識認
証制御部24と通信制御部18aとカメラ制御部15と
で例えば一のMPUで制御処理するようなハードウエア
構成(制御手段)とすることもできる。また、個人認識
情報読取部22、認証許可部26、個人認識認証制御部
24とで、読取手段である個人認識情報読取装置20を
構成できる。
【0044】個人認識情報読取部22は、例えばバイオ
メトリクス情報が読み取り可能な小型のスキャナ等にて
形成され、電源投入時に他の各部の起動に先立って起動
するように構成される。なお、「個人認識情報」として
は、例えばバイオメトリクス情報等が好ましい。また、
バイオメトリクス情報としては、例えば、指紋、虹彩、
声紋、眼底、掌紋、網膜、整脈パターン、顔のパターン
認識等、その他比較可能な生物計測学的情報等が挙げら
れる。従って、これらのうちのいずれかの読取装置、例
えば、指紋読取装置、虹彩読取装置、声紋読取装置、眼
底読取装置、掌紋読取装置、網膜読取装置、整脈パター
ン読取装置、顔のパターン認識読取装置であることが好
ましい。
【0045】個人認識認証制御部24は、電源投入ある
いは操作部14bの操作入力に基づき、個人認識情報読
取部22を動作可能の状態にするようにカメラ制御部1
5を制御し、個人認識情報読取部22にて読み取られた
個人認識情報を主メモリ12bに格納する一方、当該個
人認識情報を通信制御部18aに対して供給して前記個
人認識情報のサーバー30に対する送信を促すととも
に、サーバー30にて認証された認証結果情報を通信制
御部18aから授受し、前記認証結果情報が認証許可で
ある場合には認証許可部26に対して認証許可である旨
の信号を供給し、前記認証結果情報が認証不可である場
合には認証許可部26に対して信号を供給する制御を行
い、通常の使用時においては、各種の設定条件による設
定情報を、主メモリ12bに格納するようにカメラ制御
部15を制御し、設定情報が格納された後においては、
主メモリ12bの特定領域にて前記設定情報が消去され
ないように保持する制御を行うものである。
【0046】さらに、個人認識認証制御部24は、認証
許可でない場合には、主メモリ12bに一時格納されて
いた個人認識情報を消去するとともに、認証許可である
場合には、主メモリ12bに格納された個人認識情報
と、設定情報とを対応させてテーブル化を促すように制
御する機能も有している。
【0047】認証許可部26は、電源投入後であって認
証が許可される前の状態においては、各部が駆動停止し
てロック状態、特に操作部14bの操作入力によりカメ
ラの撮像が行われないようにカメラ制御部15や駆動電
圧発生器16bなどを制御し、認証が許可された状態に
おいては、個人認識認証制御部24からの認証許可であ
る旨の信号に基づき、前述のロック状態を解除して、カ
メラ制御部15や駆動電圧発生器16bを通常の制御状
態として、操作部14bの操作入力に基づき被写体を撮
像可能とするように制御するものである。
【0048】通信制御部18aは、送信時にあっては、
個人認識認証制御部24からの個人認識情報を送受信手
段18bに対して供給し、前記個人認識情報のサーバー
30に対する送信を促すように制御する一方、受信時に
あっては、送受信手段18bを介してサーバー30から
供給される認証結果情報を個人認識認証制御部24に対
して供給するとともに、認証許可である場合には、認証
許可部26にてロック状態が解除された後に、認証許可
部26から個人認識認証制御部24を介して供給される
解除終了信号に基づき、個人情報設定部17の動作を開
始させるような制御を行うものである。
【0049】個人情報設定部17は、認証許可部26か
ら個人認識認証制御部24、通信制御部18aを介して
通知あるいは供給される解除終了信号によって動作を開
始し、主メモリ12bに格納してあったユーザー別に対
応した各設定条件に関する各設定情報の中からいずれの
ユーザーの設定情報であるかを、同じく主メモリ12b
に格納してあった前記個人認識情報に基づき、対応する
設定情報を抽出して、現在の設定を前記設定情報の設定
となるようにカメラ制御部に対して指示制御する機能を
有する。
【0050】送受信手段18bは、ユーザー端末10と
サーバー30とを有線又は無線あるいはその組み合わせ
によって通信可能とするための各種インターフェースを
含む。
【0051】上記のような構成を有する端末の動作の概
略を説明すると、先ず、電源投入あるいは操作部14b
の操作入力によって、個人認識認証制御部24が個人認
識情報読取部22を動作可能な状態となるように制御さ
れる。
【0052】ただし、認証許可部26によってカメラ制
御部15、駆動電圧発生器16bなどが管理され、他の
各部は使用できないようにロックされた状態となってい
る。
【0053】次に、個人認識認証制御部24にて個人認
識情報が読み取られると、当該個人認識情報は、個人認
識認証制御部24を介して主メモリ12bに格納される
一方、前記個人認識情報は、個人認識認証制御部24、
通信制御部18a、送受信手段18bを介してサーバー
30側に送信される。
【0054】そして、サーバー30側にて種々の認証処
理が行われ、サーバー30からのこの認証結果情報がユ
ーザー端末10の送受信手段18bにて受信される。す
ると、前記認証結果情報は、通信制御部18aを介して
個人認識認証制御部24に伝達され、個人認識認証制御
部24は、認証結果が認証許可である場合にのみ認証許
可部に対して認証許可である旨の信号を供給する。
【0055】加えて、認証許可である場合には、主メモ
リ12bに格納された個人認識情報と、設定情報とを対
応させてテーブル化を促すように制御する。
【0056】認証許可である旨の信号を受けた認証許可
部26は、ロック状態を解除して、カメラ制御部15や
駆動電圧発生器16bを通常の制御状態として、操作部
14bの操作入力に基づき被写体を撮像可能とするよう
に制御するものである。
【0057】なお、認証が許可とならない場合には、認
証結果情報を個人認識認証制御部24が受け取ると、個
人認識認証制御部24は、主メモリ12b内の個人認識
情報を消去するとともに、認証許可部に対しては現状の
ロック状態を保持するような制御を行う。
【0058】次に、ユーザー端末10が撮像可能状態と
なると、ユーザーは自身が所望する設定条件にて設定を
行いつつ、撮像を行うこととなる。なお、この設定条件
に関する設定情報は、主メモリ12bに格納される。こ
の際、個人認識認証制御部24は、当該ユーザーと対応
する形で前記設定情報が格納されるように、カメラ制御
部15あるいは主メモリ12bに対して指示する。
【0059】さらに、本例のユーザー端末10が前記ユ
ーザーによって利用された後、他のユーザーによって利
用され、再度前記ユーザーが利用しようとして認証が許
可されたような場合には、個人情報設定部17は、ユー
ザーに対応する設定情報に基づき、カメラ制御部15を
制御して、当初の設定条件が再現できるように設定更新
する。
【0060】なお、ユーザー端末10(デジタルスチル
カメラ)の個人設定条件の個人設定情報としては、例え
ば記録画像密度、日付、カラーマネジメント、フラッシ
ュのオンオフ設定等が挙げられる。
【0061】(処理手順について)次に、上述のような
構成を有する情報認識システム1の全体の処理手順につ
いて、図2及び図4を参照しつつ説明する。
【0062】先ず、予め、ユーザー端末10を用いてユ
ーザーは、ユーザー登録を行う(ステップ、以下「S」
101)。この際、ユーザーのクレジットカード番号、
住所等の入力を行ってもよい。次に、バイオメトリクス
認証を行うための、ユーザーに関するバイオメトリクス
情報を不図示のスキャナ等にて読み取るバイオメトリク
ス情報読取処理を行う(S102)。
【0063】さらに、ユーザーに応じた個人設定を行う
(S103)。すなわち、本端末は、マルチユーザーの
利用が行うことのできる端末である。
【0064】上述のS101〜S103にて入力され
た、ユーザー情報、バイオメトリクス情報、個人設定情
報は、ユーザー端末10での送信操作等に基づき、ユー
ザー端末10からサーバー30に対して転送され、当該
サーバー30にリンクする不図示のデータベースに格納
され、登録処理が行われる(S104)。
【0065】次いで、登録完了通知がサーバー30から
ユーザー端末10に対して送信され、当該登録の旨がユ
ーザーに認識されると、ユーザーは、ユーザー端末10
の利用を行うことができる。そして、ユーザー端末10
の利用を開始することとなる(S105)。
【0066】ユーザー端末10の利用開始時において
は、ユーザーの認証を行うため、ユーザー端末10には
バイオメトリクス情報の入力を促す指示が表示され、不
図示のスキャナ等にてバイオメトリクス情報の読み取り
処理が行われることとなる(S106)。
【0067】この読み取られたバイオメトリクス情報
は、サーバー30に対して送信され、サーバー30に
て、ユーザー端末10利用開始時に読み取られたバイオ
メトリクス情報と、予め登録時に登録されたバイオメト
リクス情報とが整合もしくは一致するか否かの認証処理
が行われる(S107)。
【0068】なお、この認証処理を行う処理プログラム
は、例えば認証(処理)手段を構成でき、認証がバイオ
メトリクス情報の場合には、バイオメトリクス認証(処
理)手段、さらには、端末側の読取装置の形態に応じ
て、指紋認証(処理)手段、虹彩認証(処理)手段、声
紋認証(処理)手段、眼底認証(処理)手段、掌紋認証
(処理)手段、網膜認証(処理)手段、整脈パターン認
証(処理)手段、顔のパターン認識認証(処理)手段、
を構成できる。なお、端末側で認証を行う場合には、こ
れらの各手段を端末側に構成することとなる。
【0069】次に、サーバー30は、当該認証結果に基
づき、予め登録された個人設定情報(及び認証結果情
報)を不図示のデータベースから呼び出して、ユーザー
端末10に対して送信する個人設定情報送信処理を行う
こととなる(S108)。この際、個人認識情報に加え
て、ユーザー端末10内のメモリ内の設定情報を、現在
ユーザー端末10を使用しているユーザーの個人設定情
報に書き換える個人設定情報更新プログラムをも送信す
ることもできる。
【0070】なお、予め個人設定情報更新プログラム等
をユーザー端末10に内蔵してあるものであれは、サー
バー30は、当該個人設定情報更新プログラムを起動さ
せる指示(コマンド、命令)のみを送信してやればよ
い。
【0071】そして、ユーザー端末10にて、前記個人
設定情報が受信されると(S109)、当該個人設定情
報に基づき、デフォルトで設定されていた情報を更新す
る処理が行われることとなる(S110)。
【0072】なお、変形例として、サーバー30側で、
個人設定情報を管理し、ユーザー端末10側では、常時
個人設定情報が最新のものであるのかをサーバー30に
対して定期的にアクセスする構成とし、サーバー30側
で個人設定情報の更新することによってユーザー端末1
0の設定をユーザーに応じて変更する場合には、更新す
る処理(個人設定情報を変更する処理)は、サーバー3
0側で行うこととなる。この場合、この変更する処理を
行う処理プログラムは、例えば変更手段を構成する。
【0073】以上のように本実施の形態によれば、機器
使用者にとっては、従来の認証等の面倒な操作を行うこ
となく、自分の好みにあわせた設定やプリントサービス
が受けられ、不特定多数の者が使用することのできる端
末を貸し出す機器貸し出し会社は、他のチェーン店でも
同様サービスを提供することができ、リピーターの増
加、収入の増加が望める。
【0074】さらに、ユーザーの認証には、バイオメト
リクス認証(指紋照合、眼底照合、声紋照合)等を使用
しているので、従来のようなIDとパスワードによる認
証は不要となり、ユーザーは、面倒な操作を必要とせ
ず、認証を意識することなく容易に認証処理を行うこと
ができる。
【0075】また、一つの機器を複数の異なるユーザー
が使用するような状況においても、使用する度に、認証
に基づき予め登録された各ユーザー個人の好みの条件が
自動的に設定されるので、認証が気にならないのに加え
て、設定する操作をも要しないので、設定の手間が省け
る。
【0076】なお、本例では、デジタルカメラに通信機
能を備えた構成としたが、通常のデジタルカメラの外部
インターフェース手段を介して携帯電話(もしくはPH
S、モバイル端末)等を接続し、デジタルカメラと携帯
電話とで一つのユーザー端末として形成することも一向
に構わない。
【0077】[第2の実施の形態]次に、本発明にかか
る第2の実施の形態について、図5に基づいて説明す
る。なお、以下には、前記第1の実施の形態と実質的に
同様の構成に関しては説明を省略し、異なる部分につい
てのみ述べる。図5は、本例の情報認識システムの全体
の概略構成を示す説明図である。
【0078】上述の第1の実施の形態では、端末として
デジタルスチルカメラを用いた例を開示したが、本例で
は、インターネットカフェ等におけるコンピュータの端
末の例を開示している。具体的には、本例の情報認識シ
ステム100は、図5に示すように、不特定多数の者が
使用できブラウジング機能を備えたパーソナルコンピュ
ータなどの複数のユーザー端末110(110―1〜1
10―N)と、これらの各ユーザー端末110とインタ
ーネットなどのネットワーク40を介して相互に通信可
能に接続されてサーバー30と、を含んで構成されてい
る。
【0079】なお、ここで言うネットワークとは、コン
ピュータシステム、端末、データ通信設備を相互に接続
したものをいう。接続は、専用回線、公衆回線などのよ
うな有線で接続されていても良いし、通信衛星などを通
じて無線で接続されていてもよいし、それらの複合形態
で接続されていても良い。いわゆるインターネットやL
AN(ローカルエリアネットワーク)などもネットワー
クに含まれる。
【0080】サーバー30には、不図示のLANなどを
介してプリンタ30a(プリント手段)やデータ記録装
置30bなどが接続されている。
【0081】なお、情報認識システムにおける処理全体
の流れは、上述の第1の実施の形態と同様であるので、
その説明は省略する。また、ユーザーユーザー端末10
の詳細な構成等については、後述する。
【0082】(表示画面と個人設定可能な設定項目)先
ず、ユーザー端末に表示される画面について説明すると
ともに、当該画面においてユーザーが固有に設定する設
定事項について説明する。
【0083】図6には、ユーザー端末の表示画面に表示
されるブラウザを画面の一例が開示されている。
【0084】同図に示すように、ブラウザの画面200
(ウインドウ)では、大きく分けると、ユーザーが各種
の操作を行うための操作部204と、ブラウジングによ
って取得されたコンテンツを表示するコンテンツ表示部
202との各領域が形成されている。
【0085】操作部204は、ブラウジングに必要な各
種コンテンツに対する操作やその他の種々の操作を表示
画面上からクリックなどにより行う領域であり、複数の
操作ボタン(操作部)が形成されている。具体的には、
操作部204の最上段のエリアには、ファイルシステム
における各種ファイル自体に対する操作を行うためのフ
ァイル操作部210と、画面上に表示されているコンテ
ンツに対する編集を行うための編集操作部211と、画
面上に表示されているコンテンツの表示に関する表示レ
イアウトを設定操作するための表示操作部212と、ユ
ーザー自身が好みに応じて設定した各種アドレスのホー
ムページをリスト化したブックマークを呼び出すための
ブックマーク操作部213と、選択されているホームペ
ージと関連するリンク先のアドレスを表示するためのリ
ンク表示部214と、ブラウザに対する各種の設定を行
うための機能としてオプションとして形成されているオ
プション操作部215と、ブラウザの操作に関する説明
を記したヘルプ画面を呼び出すためのヘルプ操作部21
6などが形成されている。
【0086】また、操作部204の中段には、ユーザー
がブラウジングしていく過程において、現在ブラウザに
表示されているコンテンツよりも、前にブラウザに表示
されていたコンテンツを表示するように戻るための操作
を行う戻る操作部217と、一度戻った場合に、前のコ
ンテンツに再度進むための操作を行う進む操作部218
と、メインのホームページを表示させるためのホーム操
作部219と、コンテンツを更新するための更新操作部
220と、コンテンツを印字手段にて印刷出力するため
のプリント操作部221などが形成されている。
【0087】さらに、操作部204の最下段には、例え
ばHTTPプロトコルやFTPプロトコルなどによって
接続可能なアドレスを入力するためのアドレス操作入力
部が形成されている。
【0088】なお、ブックマーク操作部213を選択す
ると、この操作部の下欄にユーザーが予め登録した複数
のブックマーク213a、213b・・・が一覧表示さ
れ、ユーザーがいずれか一つの所望のブックマークを選
択することにより、アドレス入力を行うことなく対応す
るホームページを閲覧可能としている。
【0089】オプション操作部215は、図示はしない
が、ブラウザ立ち上げ時に表示されるホームページのア
ドレスを設定するためのアドレス設定部、いわゆるキャ
ッシュに蓄積されるインターネット一時ファイルなどを
格納する領域や当該ファイルの削除などの指示を設定す
る一時ファイル設定部、ホームページ閲覧の履歴におけ
る保存日数その他を設定する履歴設定部、ブラウザ表示
における言語の優先順位を設定する言語設定部、Web
ページフォントや言語設定などの設定を行うフォント設
定部、表示・未表示の文字の色や背景などの色を設定す
るための色設定部、Webにおけるセキュリティのレベ
ルを設定するためのセキュリティ設定部、コンピュータ
から表示できるインターネットの内容を制御するための
コンテンツ制御設定部、LAN設定やプロバイダとのダ
イヤル接続設定を行うための接続設定部、各インターネ
ットサービスで自動的に使用されるプログラム(複数プ
ログラムがある場合には)、例えばアプリケーションに
おいてHTMLエディタはAプログラム、電子メールや
ニュースグループはBプログラム、インターネット通話
はCプログラム、カレンダーなどを表示するのはDプロ
グラム、連絡先一覧などの表示するのはEプログラム、
等という具合にブラウザに関連するアプリケーションに
応じてプログラムの設定を行うための自動使用プログラ
ム設定部、JAVAVM(ジャババーチャルマシン)に
関する設定・プロキシ接続の有無の設定・アドレスを検
索するときの検索に関する設定・SSL(セキュアショ
ックレイア)や暗号化されたページをディスクに保存し
ないなど各種のセキュリティの詳細設定・URLを簡易
表示するなどのブラウザの詳細設定・サウンドやビデオ
などのマルチメディア機能に関する設定・ユーザー補助
の設定・背景の色なども印刷するようにするか否かの印
刷設定・アクティブXコントロールとプラグイン、クッ
キー、JAVAアプレットのスクリプトなどが有効であ
るか無効であるか、ソフトウエアチャンネルの許可、デ
スクトップ項目のインストールの許可、ドメインの異な
るサブフレーム間の移動の有無、暗号化されていないフ
ォームデータの送信、ファイルやフォントのダウンロー
ドの有無等の詳細設定部、などが形成されることが好ま
しい。
【0090】このように、本例のブラウザでは、ユーザ
ーが独自に設定する項目としては、上記のような各種操
作部での設定入力項目がある。
【0091】ここで、本例において特徴的なことは、一
度ユーザー登録をした後にブラウジングを行うと、当該
ブラウジングの際に設定された、これらのユーザー独自
の設定項目を、ブラウジングを一旦終了し再度開始する
ときには、所定の認証を行うことにより前回と全く同様
に設定されているために、再設定が不要となることにあ
る。
【0092】なお、ネットワーク上の認証プロセスやそ
の処理については、上記第1の実施の形態と同様であ
り、また、ユーザー端末を上記第1の実施の形態の場合
のデジタルカメラに代えて、パーソナルコンピュータと
したことから、本例において特徴となるのは、このユー
ザー端末における設定制御の原理および設定項目の種類
である。
【0093】(端末の詳細な構成)以下に、上記のユー
ザー端末のソフトウエアおよびハードウエアの構成の詳
細を説明する。
【0094】本例のユーザー端末110(コンピュー
タ)は、図7に示すように、大別してハードウエアシス
テム112、オペレーティングシステム120、プロト
コル管理部124、読取装置用ドライバ130、アプリ
ケーションソフトウエア140を含んで構成される。
【0095】ハードウエアシステム112は、典型的に
は、ユーザー端末110の物理的コンポーネントを含
む。乃ち、ハードウエアシステム112は、種々の情報
等を表示するための表示手段である表示部114bと、
コンピュータを動作させるとともに、表示部114bの
表示画面上にてデータ入力等を行うための操作入力手段
である操作部114aと、各種データを記憶するための
記憶手段である記憶部114c、データを送受信するた
めの送受信手段である通信部114dと、バイオメトリ
クス情報等の個人を識別できる情報を読み取るための個
人認識情報読取装置115と、これら各部の制御を司る
制御手段である不図示の中央演算処理ユニット(CPU
またはプロセッサ)と、これらのインターフェースであ
る入出力インターフェース114e、表示インターフェ
ース114f、記憶インターフェース114g、ネット
ワークインターフェース114hと、を含む。
【0096】操作部114aは、例えば、キーボードお
よび/またはマウス等のポインティングデバイス等にて
形成され、これらを経由してコンピュータへ入力を提供
できる。
【0097】記憶部114cは、フロッピー・ディス
ク、ハードディスク・ドライブ、光磁気ディスク・ドラ
イブ、磁気テープ、CD−ROMと他の多数の不揮発性
記憶デバイス、ランダム・アクセス・メモリ(RA
M)、スタティックRAMまたはキャッシュとリード・
オンリー・メモリ(ROM)、の少なくともいずれかを
含んでいてよい。
【0098】通信部114dでは、モデム通信経路、コ
ンピュータ・ネットワーク、またはインターネット等の
ような有線又は無線の通信チャンネルを使用して1台ま
たは2台以上の他のコンピュータへ接続できる。さら
に、プロッタ、印刷装置、レーザー印刷装置、およびそ
の他の複写装置等を含む数種類の出力デバイスのいずれ
かをコンピュータに接続することが出来る。
【0099】表示インターフェース114fは、例えば
ビデオ・インタフェース/アダプタ等にて形成され、表
示部114bに接続されて、表示部114bでの表示の
ためにコンピュータ・モジュールからビデオ信号を提供
する。画像またはビデオ取り込みデバイスを、デジタル
画像またはビデオシーケンスのソースとして、インタフ
ェース経由でコンピュータ・モジュールへ、任意に接続
することができる。
【0100】個人認識情報読取装置115は、例えばバ
イオメトリクス情報が読み取り可能な小型のスキャナ等
にて形成され、本例においては例えばブラウザ等の起動
に基づき動作する。なお、「個人認識情報」としては、
例えばバイオメトリクス情報等が好ましい。また、バイ
オメトリクス情報としては、例えば、指紋、虹彩、声
紋、眼底、掌紋、網膜、整脈パターン、顔のパターン認
識等、その他比較可能な生物計測学的情報等が挙げられ
る。従って、これらのうちのいずれかの読取装置、例え
ば、指紋読取装置、虹彩読取装置、声紋読取装置、眼底
読取装置、掌紋読取装置、網膜読取装置、整脈パターン
読取装置、顔のパターン認識読取装置であることが好ま
しい。
【0101】オペレーティングシステム120は、ハー
ドウエアの動作を処理し、各種タスクを実行するためコ
ンピュータ110内部に適用される管理ソフトウエア、
例えば、操作部114aから入出力インターフェース1
14eを経由して、ユーザーが起動した制御信号を受信
する入出力管理部122aと、描画管理部122bと、
ファイル管理部122cと、を含んで構成される。
【0102】入出力管理部122aは、ユーザーのコマ
ンドを処理して、その時点で動作しているアプリケーシ
ョンソフトウエア140、この場合にはブラウザ200
へ転送する。ブラウザ200は、オペレーティングシス
テム120に含まれるファイル管理部122cへの出力
を含む。
【0103】ファイル管理部122cは、それぞれハー
ドウエアシステム112内部でディスクI/Oインター
フェース等の記憶インターフェース114g経由でアク
セスされる記憶部114c上に記憶されるファイルやフ
ォルダへのアクセスを提供する。
【0104】描画管理部122bは、アプリケーション
ソフトウエア140からの画像コンポーネントに基づ
き、表示インターフェース114f経由で表示部114
bへの画像表示等を提供する。つまり、オペレーティン
グシステム120は、内部で動作するファイル管理部1
22cへのインタラクティブなグラフィカル・ユーザ・
インターフェースとしてコンポーネントとして含まれて
いるコンテンツの表示を提供できる。
【0105】プロトコル管理部124は、例えばTCP
/IP等が実装されており、通信部114dからネット
ワークインターフェース114hを介して授受されるパ
ケット等を所定のプロトコルに従って収集データ復元化
又はその逆を行い、オペレーティングシステム120を
介して、もしくは直接アプリケーションソフトウエア1
40との間でデータの通信制御を管理する。
【0106】読取装置用ドライバ130は、個人認識情
報読取装置115を動作させるためのソフトウエアドラ
イバである。
【0107】アプリケーションソフトウエア140は、
ユーザーが希望するタスクを実行するように設定された
特定のルーチンを含む。オペレーティングシステム12
0とアプリケーションソフトウエア140は、永久的記
憶デバイスまたはメモリ等の記憶部114cに常駐させ
るか、または記憶部114cへ一時的にロードすること
が出来る。
【0108】アプリケーションソフトウエア140で
は、ブラウザ200と、ブラウザ200とは別に形成さ
れ、ブラウザ200における上記の各種の設定を更新制
御するための設定更新部150と、個人認識情報読取装
置115を例えばブラウザ200の起動時に動作させる
際のメッセージや警告等の表示を行うためプログラム、
読取装置用のソフトウエアである読取装置用アプリケー
ションソフトウエア152と、ブラウザ200、読取装
置用アプリケーションソフトウエア152等のプログラ
ム使用時に表示されるUI(ユーザーインターフェー
ス)を表示するためのUIモジュール160などが形成
されている。もちろん、この他、各種アプリケーション
ソフトウエアが搭載されている。
【0109】本例において、ブラウザ200は、付図示
の多数のコンポーネントを含む。さらに、ブラウザ20
0には、上述の各種の設定条件230を設定するための
プログラム等を含む。
【0110】設定更新部150は、上述の認証が許可さ
れたユーザーがブラウザ200を使用する際に、現在設
定されているブラウザ200の上記各種設定項目を、以
前使用したことのあるユーザーが設定した設定条件に強
制的に書き換えるための専用のプログラムである。
【0111】(端末の処理)このような構成のユーザー
端末110(コンピュータ)において、ブラウザ200
を起動させる(アイコン等のクリックを行う)と、読取
装置用アプリケーションソフトウエア152が動作し、
ユーザーを識別するための認証が必要である旨の表示が
表示部114bに表示される。
【0112】ここで、ユーザーがユーザー登録を行って
いない場合には、ユーザー登録を行い、当該登録された
情報が、通信部114dを介してサーバー30に転送さ
れる。この登録時には、ユーザーは、読取装置用アプリ
ケーションソフトウエア152が表示する各種の指示に
従って、個人認識情報例えば指紋等のスキャンや住所等
の入力を順次行うこととなる。
【0113】次に、登録がなされた場合、あるいは既に
登録が完了しているユーザーに対して、読取装置用アプ
リケーションソフトウエア152は、本人であることを
確認するために、個人認識情報読取装置115による指
紋等スキャンを指示する旨の表示を行う。
【0114】ユーザーが指示に従って、スキャンを行う
と、個人認識情報読取装置115にて読み取られたユー
ザーの個人認識情報は、読取装置用アプリケーションソ
フトウエア152の指示に従って通信部114dを介し
てサーバー30に転送される。
【0115】サーバー30では、上記第1の実施の形態
同様に、予め登録された情報と、読み取られた情報に基
づき認証処理が行わる。認証結果がサーバー30からユ
ーザー端末110に対して通知されると、認証結果が認
証許可である場合には、読取装置用アプリケーションソ
フトウエア152は、ブラウザ200の使用を許可し、
ブラウザ200の起動処理が途中停止されていたものを
再度開始する処理を行い、ブラウザ200の画面が表示
されることとなる。
【0116】一方、認証結果が認証不許可である場合に
は、読取装置用アプリケーションソフトウエアは152
は、当該ユーザーに対してはブラウザ200の起動を停
止して使用を禁止し、警告などを表示するとともに、当
初のソフトウエア152のメニュー画面もしくは、通常
のパソコンのメニュー画面等に戻る処理を行う。
【0117】認証許可でブラウザ200の起動処理が再
開された場合には、上記認証結果情報とともに送信され
てくる個人設定情報(認証結果が不許可である場合には
サーバー30側で予め認証結果情報のみ送信するように
処理される)に基づいて、設定更新部150は、現在設
定されているブラウザ200の設定条件230の条件情
報を当該個人設定情報に対応するように書き換えて更新
する処理がなされる。
【0118】これらの処理は、プラウザ200の起動前
に行っても、起動中に行っても、起動後に行ってもよ
い。
【0119】このように、アプリケーションソフトウエ
アとして、読取装置用アプリケーションソフトウエア、
設定更新部を形成したことにより、異なるユーザーがこ
のコンピュータを使用する場合にも、所定の認証によっ
てユーザーを、識別するとともに、各ユーザーに対応し
た設定条件を設定条件ファイルとして予めハードディス
クに記憶しておき、認証後にお当該設定条件ファイルを
読み出すことによって、ブラウザを構成する設定ファイ
ルを書き換えることで、各ユーザーに対応した設定条件
を随時あわせて利用することができる。
【0120】以上のように本実施の形態によれば、上記
第1の実施の形態と同様の作用効果を奏しながらも、使
用者にとっては、従来の認証の面倒な操作を行うことな
く、認証後には、自分の好みにあわせた設定が自動的に
なされて使用できる。特に、マルチユーザー用のOSで
ないパソコンにおけるブラウザ等の複雑な個人による設
定も、一度設定すれば、不特定多数の者が使用した後
に、再度利用する際に再設定を要しない。
【0121】なお、上述の例では、アプリケーションソ
フトウエアとしてブラウザを例に挙げて説明したが、こ
れに限定されるものではなく、他の種々のアプリケーシ
ョンソフトウエアにおいても各ユーザーに応じた設定項
目に書き換えることを行うことができる。
【0122】さらに、設定更新部と読取用アプリケーシ
ョンソフトウエア並びに読取装置用ドライバを一つのソ
フトウエアとして、さらには、サーバー側の認証処理、
個人設定情報DB処理等を行うソフトウエアを加えて一
つのソフトウエアとしても構成でき、このソフトウエア
を種々の情報記録媒体に記録することもできる。
【0123】さらにまた、認証処理はサーバー側で行う
例を説明したが、端末側で認証処理を行う構成であって
もよい。その場合には、認証処理用のソフトウエアをア
プリケーションとして組み込めばよい。
【0124】またさらに、上述の例ではブラウザの使用
をプロテクトする例について説明したが、コンピュータ
自体を、ハードウエア的にプロテクトする際に、前記個
人認識情報読取装置を使用する構成であってもよい。こ
の場合には、個人認識情報読取装置をコンピュータ本体
と別体又は一体内蔵の構成とし、個人認識情報読取装置
内に、上述の設定更新部、読取用アプリケーションソフ
トウエア、読取装置用ドライバ、認証処理、個人設定情
報DB処理等を行うソフトウエア、通信、記憶その他の
機能をソフトウエア的又はハードウエア的もしくはその
組み合わせにより搭載した一つの装置として実現するこ
とが好ましい。すなわち、独自のリアルタイムOS等を
搭載した構成であってもよい。これにより、コンピュー
タに依存しない独自動作が可能となる。
【0125】[第3の実施の形態]次に、本発明にかか
る第3の実施の形態について、図8に基づいて説明す
る。図8は、本例のシステムの全体構成を示す説明図で
ある。
【0126】上述の第1の実施の形態では、ユーザー端
末としてデジタルカメラを例示したが、本例では携帯電
話(より詳細にはプリペイド式携帯電話)を使用する場
合について開示されている。
【0127】具体的には、本例の情報認識システム30
0は、複数の携帯電話310(310―1〜310―
N)と、これら携帯電話310とネットワーク40を介
して通信可能なサーバー30と、を含む。なお、サーバ
ー30などの構成は上述の各実施の形態とほぼ同様なの
でその詳細な説明は省略する。
【0128】さらに、本例では、端末の形態が携帯電話
となったのみで、他の処理、特に、情報認識システム3
00全体の処理手順は、上述の各実施の形態とほぼ同様
であるので、その詳細な説明は省略する。
【0129】携帯電話310は、例えば3MHz以上の
広帯域符号分割多元接続方式を用いて通信を行う携帯電
話にて形成することが好ましく、レイク通信、セル間の
ソフトハンドオーバーなどが可能であると、高画質な画
像データを送信する場合にも通信速度が速くさらに好ま
しい。ここで、「レイク通信」とは、電波の反射などに
よって受信時に位相差、時間差がついた信号成分を別々
に取り出し、位相、時間をそろえて合成する受信方法を
いう。また、列車内などにいて、移動しながら利用して
いる場合には、途中で電波が届かなくなってしまうこと
もあり得るが、通常は基地局をコントロールしている
「制御局」の指示で「ハンドオーバー」が行われ、この
「ハンドオーバー」により、端末はいつも近い基地局と
更新できるようになっている。
【0130】「広帯域CDMA」は、チップレートを上
げるなどして、CDMA方式以上に広い帯域に信号を拡
散し、狭いものでも3MHz、たいていは5MHz位の
帯域を使用する。これにより、マルチパス干渉に強くな
り、干渉波・妨害波・雑音に強くなり、送信電力を抑え
られ、電波の到達距離が長くなるというものである。
【0131】携帯電話310は、図9に示すように、種
々の情報等を表示するための表示手段311と、表示手
段311の表示画面上にてデータの操作入力等を行うた
めの操作手段312と、各種データを記憶するための記
憶手段313と、データを送受信するための送受信手段
318と、通話時の音声入力、出力を行うための音声入
出力手段314と、バイオメトリクス情報等の個人を識
別できる情報を読み取るための個人認識情報読取手段3
22と、この個人認識情報読取手段317にて読み取ら
れた個人認識情報を、デジタルデータに変換するととも
にユーザーに対応する形で記憶手段313に一時記憶し
たり、送受信手段318などを介して送信するように制
御する個人認識認証制御手段324と、操作手段312
等にて設定された記憶手段313に記憶されたデフォル
トの設定情報を、サーバー30側に予め登録されたユー
ザーの個人設定情報を送受信手段318を介して受信す
ることにより書き換え更新処理を行う設定情報更新手段
317と、これら各部の制御を司る制御手段315と、
を含んで構成される。
【0132】なお、制御手段317と個人認識認証制御
手段324とで一のCPUを形成してもよい。さらに
は、個人認識情報読取手段322と個人認識認証制御手
段324とで個人認識情報読取装置320を構成でき
る。
【0133】このような携帯電話310において、ユー
ザーに応じた個人設定が可能な設定情報としては、例え
ば、表示画面のレイアウト(どのマーク、情報を表示さ
せるか)、着メロの選択などが挙げられる。
【0134】上述のような構成の携帯電話310におい
て、先ず、使用開始時には、ユーザー登録が必要であ
り、例えばプリペイド式携帯電話である場合には、購入
時の登録の際に必要な情報(当該携帯電話を使用可能と
するような各種の情報)の登録に加え、個人認識情報読
取手段322にて読み取られる個人認識情報、並びに、
ユーザーの固有の個人設定情報(例えば着メロの種類
等)を設定し、管理するサーバー30に対して送信す
る。
【0135】この際、操作手段312の読取ボタン等を
押下することによって読み取り可能となり、読み取り動
作を開始し、個人認識情報読取手段322にて読み取ら
れた個人認識情報は、個人認識認証制御手段324によ
って、デジタルデータ等に変換されて、例えば記憶手段
313に一時記憶され取り込みが完了する。次に、操作
手段312の送信ボタン等を押下することによって、記
憶手段313に記憶された個人認識情報は、制御手段3
15によって送受信手段318を介してサーバー30に
向けて送信されることとなる。
【0136】サーバー30では、読み取られた個人認識
情報を、ユーザー別にデータベース等に格納することと
なる。
【0137】一方、個人設定情報に関しても、操作手段
312によって操作された個人設定情報は、常時サーバ
ー30側に送信され、データベースにてユーザー別に格
納されることとなる。
【0138】このような登録等がなされた後に、再度ユ
ーザーが当該携帯電話を使用しようとする場合には、操
作手段312の電源投入ボタン等の押下に基づき、表示
手段311には、個人認識情報例えば指紋等の入力を指
示する表示がなされるように個人認識認証制御手段32
4が制御する。
【0139】そして、上記登録時とほぼ同様の手順で、
個人認識情報の読み取りが行われ、当該個人認識情報
は、サーバー30側に送信される。サーバー30側で
は、上記各実施の形態同様に、当該個人認識情報とデー
タベースの予め登録された個人認識情報とに基づき認証
処理を行うこととなる。
【0140】そして、認証結果が認証許可である場合に
は、認証が許可である旨の認証許可情報と前記個人設定
情報とがサーバー30より携帯電話310に送信される
こととなる。なお、この送信の際、予めユーザー登録時
に当該携帯電話310の電話番号情報等もユーザー別に
データベースに登録されているので、送信先の携帯電話
310の特定は容易になされる。
【0141】次に、送受信手段318を介して受信され
た認証許可情報を、個人認識認証制御手段324が認知
すると、制御手段315に対して使用を可能とする旨の
信号(使用可能信号)を供給することで携帯電話312
の各部が使用可能となる。
【0142】使用可能となることが判明すると、設定情
報更新手段317は、予め記憶手段313に格納された
デフォルトの設定条件の設定情報や他のユーザーによっ
て設定されていた設定条件の設定情報を、送受信手段3
18を介して受信された前記個人設定情報に書き換えて
更新する処理を行うこととなる。
【0143】これによって、携帯電話310は、予めユ
ーザーが設定しておいた個人設定情報(着メロ等の種
類)にて使用可能の状態となる。
【0144】以上のように本実施の形態によれば、上記
各実施の形態と同様の作用効果を奏しながらも、携帯電
話においても、認証等の面倒な操作を行うことなく、自
分の好みにあわせた設定で使用でき、不特定多数の者が
使用することができる。
【0145】また、一つの機器を複数の異なるユーザー
が使用するような状況においても、使用する度に、認証
に基づき予め登録された各ユーザー個人の好みの条件が
自動的に設定されるので、認証が気にならないのに加え
て、設定する操作をも要しない。
【0146】[第4の実施の形態]次に、本発明にかか
る第4の実施の形態について、図10に基づいて説明す
る。図10は、本例の情報認識システムの全体構成を示
す説明図である。
【0147】上述の第1の実施の携帯では、ユーザー端
末としてデジタルカメラを例示したが、本例では、店頭
プリント端末を使用する場合について開示されている。
【0148】具体的には、本例の情報認識システムは、
図10に示すように、複数の店頭プリント端末410
(410―1、410―2、410―3、・・・、41
0―N)と、これら店頭プリント端末410とネットワ
ーク40を介して通信可能なサーバー420と、を含ん
で構成される。
【0149】なお、本例の店頭プリント端末410は、
上記各実施の形態にて開示された端末と、プリンタやデ
ータ記録装置等が接続される点以外は、ほぼ同様の構成
を有しているのでその詳細な説明は省略する。また、上
記第3の実施の形態を例にとると、個人認識情報読取手
段や個人認識認証制御手段、さらには、設定情報更新手
段などが構成される点も同様である。
【0150】このような店頭プリント端末410におい
て、ユーザーに応じた個人設定が可能な設定情報として
は、アルバムの配列順序や背景の画像などが挙げられ
る。
【0151】以上のように本実施の形態によれば、店頭
プリント端末においても、機器使用者にとっては、従来
の認証等の面倒な操作を行うことなく、自分の好みにあ
わせた設定やプリントサービスが受けられ、不特定多数
の者が使用することのできる端末を貸し出す機器貸し出
し会社は、リピーターの増加、収入の増加が望める。
【0152】さらに、ユーザーの認証には、バイオメト
リクス認証等を使用しているので、従来のようなIDと
パスワードによる認証は不要となり、ユーザーは、面倒
な操作を必要とせず、認証を意識することなく容易に認
証処理を行うことができる。
【0153】また、一つの機器を複数の異なるユーザー
が使用するような状況においても、使用する度に、認証
に基づき予め登録された各ユーザー個人の好みの条件が
自動的に設定されるので、認証が気にならないのに加え
て、設定する操作をも要しない。
【0154】なお、本発明にかかる装置と方法は、その
いくつかの特定の実施の形態に従って説明してきたが、
当業者は本発明の主旨および範囲から逸脱することなく
本発明の本文に記述した実施の形態に対して種々の変形
が可能である。例えば、上述の各実施の形態のサーバー
及びユーザー端末のいずれか一方又は双方、システムに
おいて処理される処理プログラム、説明された処理、デ
ータの全体もしくは各部を情報記録媒体に記録した構成
であってもよい。
【0155】この情報記録媒体としては、例えばRO
M、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ並びに
集積回路、光ディスク、光磁気ディスク、磁気記録媒体
等を用いてよく、さらに、CD−ROM、ハードディス
ク、CD―R、CD―RW、FD、DVDRAM、DV
DROM、MO、ZIP、磁気カード、磁気テープ、不
揮発性メモリカード、ICカード等に記録して構成して
用いてよい。
【0156】さらにまた、媒体の例としては、コンピュ
ータと別のデバイスの間の無線又は赤外線送信チャンネ
ル、コンピュータで読取可能なカード、例えばPCMC
IAカード、別のコンピュータ又はネットワーク上のデ
バイスへのネットワーク接続、及び電子メール送信とウ
ェブサイトその他に記録された情報を含むインターネッ
トやイントラネットが挙げられる。
【0157】この情報記録媒体を上記各実施の形態によ
るシステム以外の他のシステムあるいは装置で用い、そ
のシステムあるいはコンピュータがこの記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し、実行することによ
っても、上記各実施の形態と同等の機能を実現できると
共に、同等の効果を得ることができる。
【0158】また、コンピュータ上で稼働しているOS
等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは記憶媒体
から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに
挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された
拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そ
のプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能ボ
ードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一部
又は全部を行う場合にも、上記各実施の形態と同等の機
能を実現できると共に、同等の効果を得ることができ
る。
【0159】具体的には、この情報記録媒体は、少なく
とも一つのユーザー端末とネットワークを介して通信可
能とされるサーバーにより、前記ユーザー端末を利用す
るユーザーの認識を行う処理を記録したものである。
【0160】情報記録媒体は、ユーザー端末にて読み取
られたユーザーを個別に認識するための認識情報と、予
め登録された認識情報と、に基づき前記ユーザーに対す
る認証する処理を行う情報を含む。さらに、認証結果に
基づき、前記ユーザー端末の設定条件に関して設定され
ているデフォルトの設定情報を、予め設定登録された設
定情報に設定変更する処理を行う情報を含む。
【0161】また、上述の各実施の形態では、ユーザー
端末(情報処理装置)として、デジタルカメラ(デジタ
ル撮像装置)、パーソナルコンピュータ、携帯電話、店
頭プリント端末(店頭プリント装置)等を例に挙げた
が、この他、通信機能を有する端末例えばEWS、ノー
トブックパソコン、PDA、モバイル情報端末、デジタ
ルビデオカメラ、ページャ、時計、デジタルテレビ、ラ
ジオ等であってもよい。
【0162】またさらに、各実施の形態の各端末(デジ
タル撮像装置、情報処理装置、携帯電話機、店頭プリン
ト端末)において、個人認識情報を読み取る読取手段の
み有する構成、読取手段に認証処理手段を有する構成、
読取手段、認証処理手段、個人設定条件を変更する変更
手段を有する構成、のいずれであってもよい。この場
合、サーバー側では、認証処理手段と変更手段を有する
場合、変更手段を有する場合、サーバー側で管理しない
場合(端末にDBがある)などがある。
【0163】さらに、上述の各実施の形態同士、及び各
実施の形態のいずれか又は全部と各変形例との組み合わ
せによる例をも含むことは言うまでもない。
【0164】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ユ
ーザー端末の使用者にとっては、従来のパスワードとI
Dによる認証等の面倒な操作を行うことなく、自分の好
みにあわせた設定やサービスが受けられ、不特定多数の
者が使用することのできる端末を貸し出すユーザー端末
機器貸し出し会社は、リピーターの増加、収入の増加が
望める。
【0165】さらに、ユーザーの認証には、バイオメト
リクス認証等を使用しているので、従来のようなIDと
パスワードによる認証は不要となり、ユーザーは、面倒
な操作を必要とせず、認証を意識することなく容易に認
証処理を行うことができる。
【0166】また、一つの機器を複数の異なるユーザー
が使用するような状況においても、使用する度に、認証
に基づき予め登録された各ユーザー個人の好みの条件が
自動的に設定されるので、認証が気にならないのに加え
て、設定する操作をも要しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報認識システムの全体の概略構成の
一例を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の情報認識システムの概念を説明するた
めの説明図である。
【図3】本発明の情報認識システムの端末の構成の一例
を示す機能ブロック図である。
【図4】本発明の情報認識システムにおける処理手順の
一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の情報認識システムの他の実施形態の概
略構成を示す機能ブロック図である。
【図6】 図5の情報認識システムの端末に表示される
表示画面の一例を示す説明図である。
【図7】図5の情報認識システムの端末の構成の一例を
示す説明図である。
【図8】本発明の情報認識システムの他の実施形態の概
略構成を示す機能ブロック図である。
【図9】図8の情報認識システムの端末の構成の一例を
示す機能ブロック図である。
【図10】本発明の情報認識システムの他の実施形態の
概略構成を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 情報認識システム 10 ユーザー端末 30 サーバー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/173 620 H04L 9/00 673D Fターム(参考) 5B021 AA30 NN00 NN18 5B085 AA05 AE23 5C064 BA01 BB10 BC18 BD05 BD09 5E501 AA02 AA06 AA13 AA20 AB03 AB15 AC25 AC42 BA05 CA02 CB02 CB09 CB13 DA02 DA14 EA05 EA10 EA11 FA03 FA04 FA42 5J104 AA07 KA01 KA16 KA17 KA18 KA19 NA35 PA07

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つのユーザー端末とネット
    ワークを介して通信可能とされるサーバーにより、前記
    ユーザー端末を利用するユーザーの認識を行うサービス
    を提供する情報認識システムであって、 前記ユーザー端末にて読み取られたユーザーを個別に認
    識するための認識情報と、予め登録された認識情報と、
    に基づき前記ユーザーに対する認証処理を行う認証処理
    手段と、 前記認証処理手段での認証結果に基づき、前記ユーザー
    端末の設定条件に関して設定されているデフォルトの設
    定情報を、予め設定登録された設定情報に設定変更する
    変更手段と、 を含むことを特徴とする情報認識システム。
  2. 【請求項2】 前記ユーザー端末は、不特定多数のユー
    ザーが使用する装置であることを特徴とする請求項1に
    記載の情報認識システム。
  3. 【請求項3】 前記ユーザー端末は、デジタル撮像機器
    であることを特徴とする請求項1に記載の情報認識シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記ユーザー端末は、店頭にてプリント
    される店頭プリント端末であることを特徴とする請求項
    1に記載の情報認識システム。
  5. 【請求項5】 前記ユーザー端末は、インターネットブ
    ラウジング機能を有するコンピュータであることを特徴
    とする請求項1に記載の情報認識システム。
  6. 【請求項6】 前記ユーザー端末は、プリペイドカード
    にて使用でき、個人情報の登録の不要な携帯電話機であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報認識システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記ユーザー端末は、ユーザーを個別に
    認識するための認識情報を読み取るための読取手段を含
    み、 前記読取手段は、ユーザーが特別な操作や物を必要とし
    ない装置であることを特徴とする請求項1乃至請求項6
    のいずれか一項に記載の情報認識システム。
  8. 【請求項8】 前記読取手段は、バイオメトリクス情報
    を読み取る読取装置であることを特徴とする請求項7に
    記載の情報認識システム。
  9. 【請求項9】 前記読取装置は、指紋読取装置あること
    を特徴とする請求項8に記載の情報認識システム。
  10. 【請求項10】 前記読取装置は、眼底読取装置である
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報認識システム。
  11. 【請求項11】 前記読取装置は、声紋読取装置である
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報認識システム。
  12. 【請求項12】 前記デジタル撮像機器の設定条件は、
    ユーザーの好みのカラーマネジメントであることを特徴
    とする請求項3に記載の情報認識システム。
  13. 【請求項13】 前記デジタル撮像機器の設定条件は、
    記録画像の密度である読取画像密度であることを特徴と
    する請求項3又は請求項12に記載の情報認識システ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記デジタル撮像機器の設定条件は、
    日付であることを特徴とする請求項3、請求項12、請
    求項13のいずれか一項に記載の情報認識システム。
  15. 【請求項15】 前記デジタル撮像機器の設定条件は、
    フラッシュ機能のオンオフ設定であることを特徴とする
    請求項3、請求項12乃至請求項14のいずれか一項に
    記載の情報認識システム。
  16. 【請求項16】 前記店頭プリント端末の設定条件は、
    アルバムにおける画像の配列順序であることを特徴とす
    る請求項4に記載の情報認識システム。
  17. 【請求項17】 前記店頭プリント端末の設定条件は、
    背景の画像の設定であることを特徴とする請求項4又は
    請求項16に記載の情報認識システム。
  18. 【請求項18】 前記コンピュータの設定条件は、ブラ
    ウザのブックマークであることを特徴とする請求項5に
    記載の情報認識システム。
  19. 【請求項19】 少なくとも一つのユーザー端末と、 前記ユーザー端末とネットワークを介して通信可能に接
    続されたサーバーと、 を含み、 前記サーバーは、 前記ユーザー端末にて読み取られたユーザーを個別に認
    識するための認識情報と、予め登録された認識情報と、
    に基づき前記ユーザーに対する認証処理を行う認証処理
    手段と、 前記認証処理手段での認証結果に基づき、前記ユーザー
    端末の設定条件に関して設定されているデフォルトの設
    定情報を、予め設定登録された設定情報に設定変更する
    変更手段と、 を含むことを特徴とする情報認識システム。
  20. 【請求項20】 前記認証処理手段は、バイオメトリク
    ス情報にて認証するバイオメトリクス認証処理手段を含
    むことを特徴とする請求項19に記載の情報認識システ
    ム。
  21. 【請求項21】 前記バイオメトリクス認証処理手段
    は、指紋情報にて認証することを特徴とする請求項20
    に記載の情報認識システム。
  22. 【請求項22】 前記バイオメトリクス認証処理手段
    は、眼底情報にて認証することを特徴とする請求項20
    に記載の情報認識システム。
  23. 【請求項23】 前記バイオメトリクス認証処理手段
    は、声紋情報にて認証することを特徴とする請求項20
    に記載の情報認識システム。
  24. 【請求項24】 少なくとも一つのユーザー端末と、 前記ユーザー端末とネットワークを介して通信可能に接
    続されたサーバーと、 を含み、 前記ユーザー端末は、 ユーザーを個別に認識するための認識情報を読み取る読
    取手段と、 前記読取手段にて読み取られた前記認識情報と、予め登
    録された認識情報と、に基づき前記ユーザーに対する認
    証処理を行う認証処理手段と、 を含み、 前記サーバーは、前記認証処理手段での認証結果に基づ
    き、前記ユーザー端末の設定条件に関して設定されてい
    るデフォルトの設定情報を、予め設定登録された設定情
    報に設定変更する変更手段を含むことを特徴とする情報
    認識システム。
  25. 【請求項25】 ネットワークを介して通信可能とされ
    るサーバーにより、利用するユーザーの個別認識を行う
    ことのできるデジタル撮像装置であって、 ユーザーを個別に認識するための認識情報を読み取る読
    取手段を含み、 前記読取手段にて読み取られた認識情報に基づき認証
    し、利用するユーザー個別の設定条件をデフォルトの設
    定からユーザーに応じて変更することを特徴とするデジ
    タル撮像装置。
  26. 【請求項26】 ネットワークを介して通信可能とされ
    るサーバーにより、利用するユーザーの個別認識を行う
    ことのできるデジタル撮像装置であって、 ユーザーを個別に認識するための認識情報を読み取る読
    取手段と、 前記読取手段にて読み取られたユーザーを個別に認識す
    るための認識情報と、予め登録された認識情報と、に基
    づき前記ユーザーに対する認証処理を行う認証処理手段
    と、 を含み、 利用するユーザー個別の設定条件をデフォルトの設定か
    らユーザーに応じて変更することを特徴とするデジタル
    撮像装置。
  27. 【請求項27】 利用するユーザーの個別認識を行うこ
    とのできるデジタル撮像装置であって、 ユーザーを個別に認識するための認識情報を読み取る読
    取手段と、 前記読取手段にて読み取られたユーザーを個別に認識す
    るための認識情報と、予め登録された認識情報と、に基
    づき前記ユーザーに対する認証処理を行う認証処理手段
    と、 前記認証処理手段での認証結果に基づき、前記ユーザー
    端末の設定条件に関して設定されているデフォルトの設
    定情報を、予め設定登録された設定情報に設定変更する
    変更手段と、 を含むことを特徴とするデジタル撮像装置。
  28. 【請求項28】 ネットワークを介して通信可能とされ
    るサーバーにより、利用するユーザーの個別認識を行う
    ことのできる店頭プリント装置であって、 ユーザーを個別に認識するための認識情報を読み取る読
    取手段を含み、 前記読取手段にて読み取られた認識情報に基づき認証
    し、利用するユーザー個別の設定条件をデフォルトの設
    定からユーザーに応じて変更することを特徴とする店頭
    プリント装置。
  29. 【請求項29】 ネットワークを介して通信可能とされ
    るサーバーにより、利用するユーザーの個別認識を行う
    ことのできる店頭プリント装置であって、 ユーザーを個別に認識するための認識情報を読み取る読
    取手段と、 前記読取手段にて読み取られたユーザーを個別に認識す
    るための認識情報と、予め登録された認識情報と、に基
    づき前記ユーザーに対する認証処理を行う認証処理手段
    と、 を含み、 前記読取手段にて読み取られた認識情報に基づき認証
    し、利用するユーザー個別の設定条件をデフォルトの設
    定からユーザーに応じて変更することを特徴とする店頭
    プリント装置。
  30. 【請求項30】 利用するユーザーの個別認識を行うこ
    とのできる店頭プリント装置であって、 ユーザーを個別に認識するための認識情報を読み取る読
    取手段と、 前記読取手段にて読み取られたユーザーを個別に認識す
    るための認識情報と、予め登録された認識情報と、に基
    づき前記ユーザーに対する認証処理を行う認証処理手段
    と、 前記認証処理手段での認証結果に基づき、前記ユーザー
    端末の設定条件に関して設定されているデフォルトの設
    定情報を、予め設定登録された設定情報に設定変更する
    変更手段と、 を含むことを特徴とする店頭プリント装置。
  31. 【請求項31】 ネットワークを介して通信可能とされ
    るサーバーにより、利用するユーザーの個別認識を行う
    ことのできる携帯電話機であって、 ユーザーを個別に認識するための認識情報を読み取る読
    取手段を含み、 前記読取手段にて読み取られた認識情報に基づき認証
    し、利用するユーザー個別の設定条件をデフォルトの設
    定からユーザーに応じて変更することを特徴とする携帯
    電話機。
  32. 【請求項32】 ネットワークを介して通信可能とされ
    るサーバーにより、利用するユーザーの個別認識を行う
    ことのできる携帯電話機であって、 ユーザーを個別に認識するための認識情報を読み取る読
    取手段と、 前記読取手段にて読み取られたユーザーを個別に認識す
    るための認識情報と、予め登録された認識情報と、に基
    づき前記ユーザーに対する認証処理を行う認証処理手段
    と、 を含み、 利用するユーザー個別の設定条件をデフォルトの設定か
    らユーザーに応じて変更することを特徴とする携帯電話
    機。
  33. 【請求項33】 利用するユーザーの個別認識を行うこ
    とのできる携帯電話機であって、 ユーザーを個別に認識するための認識情報を読み取る読
    取手段と、 前記読取手段にて読み取られたユーザーを個別に認識す
    るための認識情報と、予め登録された認識情報と、に基
    づき前記ユーザーに対する認証処理を行う認証処理手段
    と、 前記認証処理手段での認証結果に基づき、前記ユーザー
    端末の設定条件に関して設定されているデフォルトの設
    定情報を、予め設定登録された設定情報に設定変更する
    変更手段と、 を含むことを特徴とする携帯電話機。
  34. 【請求項34】 ネットワークを介して通信可能とされ
    るサーバーにより、利用するユーザーの個別認識を行う
    ことのできる情報処理装置であって、 ユーザーを個別に認識するための認識情報を読み取る読
    取手段を含み、 前記読取手段にて読み取られた認識情報に基づき認証
    し、利用するユーザー個別の設定条件をデフォルトの設
    定からユーザーに応じて変更することを特徴とする情報
    処理装置。
  35. 【請求項35】 ネットワークを介して通信可能とされ
    るサーバーにより、利用するユーザーの個別認識を行う
    ことのできる情報処理装置であって、 ユーザーを個別に認識するための認識情報を読み取る読
    取手段と、 前記読取手段にて読み取られたユーザーを個別に認識す
    るための認識情報と、予め登録された認識情報と、に基
    づき前記ユーザーに対する認証処理を行う認証処理手段
    と、 を含み、 利用するユーザー個別の設定条件をデフォルトの設定か
    らユーザーに応じて変更することを特徴とする情報処理
    装置。
  36. 【請求項36】 利用するユーザーの個別認識を行うこ
    とのできる情報処理装置であって、 ユーザーを個別に認識するための認識情報を読み取る読
    取手段と、 前記読取手段にて読み取られたユーザーを個別に認識す
    るための認識情報と、予め登録された認識情報と、に基
    づき前記ユーザーに対する認証処理を行う認証処理手段
    と、 前記認証処理手段での認証結果に基づき、前記ユーザー
    端末の設定条件に関して設定されているデフォルトの設
    定情報を、予め設定登録された設定情報に設定変更する
    変更手段と、 を含むことを特徴とする情報処理装置。
  37. 【請求項37】 少なくとも一つのユーザー端末とネッ
    トワークを介して通信可能とされるサーバーにより、前
    記ユーザー端末を利用するユーザーの認識を行う情報認
    識方法であって、 前記ユーザー端末にて読み取られたユーザーを個別に認
    識するための認識情報と、予め登録された認識情報と、
    に基づき前記ユーザーに対する認証を行うステップと、 認証結果に基づき、前記ユーザー端末の設定条件に関し
    て設定されているデフォルトの設定情報を、予め設定登
    録された設定情報に設定変更するステップと、を含むこ
    とを特徴とする情報認識方法。
  38. 【請求項38】 少なくとも一つのユーザー端末とネッ
    トワークを介して通信可能とされるサーバーにより、前
    記ユーザー端末を利用するユーザーの認識を行う処理を
    記録した情報記録媒体であって、 前記ユーザー端末にて読み取られたユーザーを個別に認
    識するための認識情報と、予め登録された認識情報と、
    に基づき前記ユーザーに対する認証する処理を行う情報
    と、 認証結果に基づき、前記ユーザー端末の設定条件に関し
    て設定されているデフォルトの設定情報を、予め設定登
    録された設定情報に設定変更する処理を行う情報と、 を含むことを特徴とする情報記録媒体。
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