JP2002258974A - 指紋を使用したワンクリック認証方式及び認証方法 - Google Patents

指紋を使用したワンクリック認証方式及び認証方法

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JP2002258974A
JP2002258974A JP2001052186A JP2001052186A JP2002258974A JP 2002258974 A JP2002258974 A JP 2002258974A JP 2001052186 A JP2001052186 A JP 2001052186A JP 2001052186 A JP2001052186 A JP 2001052186A JP 2002258974 A JP2002258974 A JP 2002258974A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インターネットを利用したシステムでは、利用
者が認証を受けるために、自らがユーザIDとパスワー
ドを入力することが殆どであるが、入力誤り、パスワー
ド紛失、なりすまし等の問題が発生しやすく、インター
ネットで個人を特定する方法としては不十分であった。 【解決手段】インターネット利用時の個人認証手段とし
て、指紋認証センサを組込んだマウスを利用し、ログオ
ン時のサーバ装置からのID/パスワード要求と、この
指紋認証センサからのパターンを関連付ける。指紋パタ
ーンはクライアントからインターネット上にある認証サ
ーバ装置(ここでは指紋DBサーバ装置)に送信され、
送られてきた指紋データをサーバ装置側で照合するもの
とする。インターネット利用時の個人の認証手段とし
て、指紋照合の技術を取り入れたことを特徴とするワン
クリック認証方法を採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアントの装
置を使用する利用者がサーバ装置上の機能を利用するに
あたってのサーバ装置の利用者認証方法に関し、特にク
ライアント装置に接続したマウス装置から入力した指紋
データをネットワークに接続された指紋認証サーバで受
信して利用者の認証を行うマウス装置による指紋入力を
行うワンクリック認証方式に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等の情報処理装
置を使用する利用者の従来の認証では、予め申請、登録
されたユーザIDとパスワードによって個人認証を行う
方式であった。また、利用者が登録されたユーザIDと
パスワードをキーボードから入力し、一旦画面上に表示
して入力内容の確認してから認証を受けるという方式で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
従来技術によれば、利用者がユーザIDとパスワードを
入力することにより、入力誤り、パスワード紛失、パス
ワードを盗んだ人によるなりすまし等の問題が発生しや
すく、インターネットで個人を特定する方式としては不
十分であった。また、そこで、この発明では、個人の認
証方式として万人不同、生涯不変の指紋データの照合に
よる個人認証をクライアント装置に接続されたマウスに
指紋入力機能を取り入れる事により、より操作が簡単で
より確実なセキュリティを提供することを課題とする。
さらに、利用者が操作を中断した状態から再度操作を再
開するにあたって別の利用者によるなりすましを防止す
るため操作を中断した状態が一定時間続くと指紋の入力
を行い利用者の再確認を行うことで一層確実なセキュリ
ティの確保を図っている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の指紋を使
用したワンクリック認証方式は、指紋を入力するマウス
装置を接続し利用者の指紋データを前記マウス装置より
入力すると利用者の認証の為該指紋データの送信を行い
認証が成功するとサーバ機能の使用を行うクライアント
装置と、利用者の指紋データを予め登録した指紋データ
ベースを有し前記クライアント装置から受信した指紋デ
ータと照合し一致するかどうかを判定して一致すれば認
証済みと記憶し判定した結果を前記クライアント装置に
報告する指紋認証サーバ装置と、前記クライアント装置
からの機能の使用要求に対し前記クライアント装置から
受信した指紋データを送信して前記指紋認証サーバ装置
に利用者の認証済みか否かの確認を行うサーバ装置と、
前記クライアント装置と前記指紋認証サーバ装置と前記
サーバ装置とを接続するネットワークと、を備える。
【0005】本発明の第2の指紋を使用したワンクリッ
ク認証方式は、第1の発明において、前記指紋認証サー
バ装置は、前記サーバ装置からの利用者認証の確認要求
に対し、前記サーバ装置から受信した指紋データと既に
認証済みの利用者すべての指紋データとの照合を行うこ
とで認証済みの確認を行うものである。
【0006】本発明の第3の指紋を使用したワンクリッ
ク認証方式は、第1または第2の発明において、前記指
紋認証サーバ装置は、前記サーバ装置からの利用者の認
証の確認要求に対し、当該利用者が認証済みの応答を行
うに際し、前記指紋データベースに登録された当該利用
者のユーザIDを含むデータを前記サーバ装置に送信す
るものである。
【0007】本発明の第4の指紋を使用したワンクリッ
ク認証方式は、第1の発明において、前記マウス装置
は、利用者の指が前記マウス装置に接触した状態から手
放し状態に遷移したか、逆に手放し状態から接触した状
態に遷移したかを検出して前記クライアント装置に報告
を行う電圧変化検出回路を備える。
【0008】本発明の第5の指紋を使用したワンクリッ
ク認証方式は、第1の発明において、前記クライアント
装置は、前記マウス装置からの手放し状態の開始から前
記マウス装置への接触した状態までの間の手放し時間を
計測し、計測した手放し時間によって利用者の指紋の再
入力の必要の可否を判断する手放し検出手段と、前記手
放し検出手段の指示に従い前記マウス装置から指紋の再
入力を行う指紋照合手段と、を備える。
【0009】本発明の第6の指紋を使用したワンクリッ
ク認証方式は、第1の発明において、前記指紋照合手段
は、前記指紋認証サーバ装置による認証済みの指紋を記
憶し、前記手放し検出手段の指示により指紋の再入力を
行うと再入力した指紋を記憶した認証済みの指紋と照合
するものである。
【0010】本発明の第7の指紋を使用したワンクリッ
ク認証方式は、第1または第6の発明において、前記指
紋照合手段は、指紋の再入力した指紋データと記憶した
認証済みの指紋との照合が不一致の場合には、前記指紋
認証サーバ装置に認証済みの指紋データを送信し認証済
みの取り消しをするものである。
【0011】本発明の第1の指紋を使用したワンクリッ
ク認証方法は、利用者が使用するクライアント装置にお
いて指紋の入力機能を持つマウス装置を接続し利用者の
指紋を前記マウス装置より入力するステップと、入力し
た指紋データを前記クライアント装置に記憶するととも
に指紋データの認証を行う指紋認証サーバ装置に送信す
るステップと、前記指紋認証サーバ装置において前記ク
ライアント装置から受信した指紋データと予め登録され
た指紋データとの照合を行い照合が一致すると認証済み
として記憶するとともに認証の可否を前記クライアント
装置に報告するステップと、前記クライアント装置にお
いて前記指紋認証サーバ装置から認証済みの応答を得る
とサーバ機能の使用を行う為記憶した指紋データを送信
してサーバ装置に接続要求するステップと、前記サーバ
装置において前記クライアント装置から受信した指紋デ
ータを前記指紋認証サーバ装置に送信し認証済みの確認
を行うステップと、前記指紋認証サーバ装置において前
記サーバ装置から受信した指紋データと認証済みの指紋
データとを照合し認証済みか否かを前記サーバ装置に報
告するステップと、前記サーバ装置において前記指紋認
証サーバ装置から認証済みの報告を得るとクライアント
装置からの機能の利用を許可するステップと、を含む。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の実施の形態の構成を示
す。
【0014】図1によれば、利用者の使用するパーソナ
ルコンピュータ等からなるクライアント装置10と、ク
ライアント装置10に接続され利用者の指紋の入力機能
を持ったマウス装置101と、利用者に各種サービス機
能を提供するサーバ装置20と、マウス装置101から
入力した指紋データを受信すると利用者の予め登録され
た指紋データと比較し利用者の認証を実行する指紋認証
サーバ装置30と、前記クライアント装置10と前記サ
ーバ装置20と前記指紋認証サーバ装置30とを接続す
るインターネットを含むネットワーク40と、から構成
されている。
【0015】サーバ装置20と指紋認証サーバ装置30
は、ワークステーションや高性能のパーソナルコンピュ
ータ等からなる情報処理装置である。図1には一つのサ
ーバ装置装置20しか図示していないが、複数のサーバ
装置20がネットワーク40に接続されていてもよい。
【0016】クライアント装置10の本体上には、クラ
イアント装置10を使用する利用者が、マウス装置10
1から手を放した状態を検出するプログラムによって動
作する手放し検出手段102と、クライアント装置10
において指紋の照合を行うプログラムによって動作する
指紋照合手段103とを備える。
【0017】指紋認証サーバ装置30にはサーバ装置2
0を利用する利用者の指紋が、指紋データベース301
に予め登録され格納されていて指紋認証サーバ装置30
の本発明で説明する機能もプログラムとして実現されて
いる。
【0018】また、本発明で説明するサーバ装置20の
機能もプログラムとして実現されている。
【0019】図4の(a)は、本発明のマウス装置10
1の上面からの透視図である。
【0020】図において、本発明に関係する部分につい
て述べると、常時、光を放射する光源50と、光源50
から放射された光をマウス装置101の左側面部にあて
がわれた親指の指紋に従い散乱したり全反射したりして
反射する三角プリズム51と、三角プリズム51からの
光を集光するレンズ54と、レンズ54からの光を取り
込むCCDセンサ52と、CCDセンサ52が受光した
光から生ずる電圧の変化を検出して電圧の変化の通知を
手放し検出手段102に報告する電圧変化検出回路53
と、指示ボタンであるクリックボタン56と、から構成
されている。マウス装置101の左の側面には、指紋の
入力を行う右手の親指57のあてがう部分を明確にする
ため、へこみ部55が設けられている。
【0021】尚、親指56をへこみ部55から離すと、
光源50からの光は三角プリズムで散乱せず、全反射す
るためCCDセンサから生ずる電圧は図5の(b)のよ
うに時間経過をしても一定となる。このとき、電圧変化
検出回路53は、利用者の右手の親指57がマウス装置
101から手放しの状態であることを手放し検出手段1
02に報告する。
【0022】さらに、この状態から時間が経過し再び親
指57がへこみ部55にあてがわれると三角プリズム5
1で全反射した光は指紋の隆線部で散乱するため、CC
Dセンサ52からの電圧は、図5の(b)のような変化
を生ずる。このような状態になると電圧変化検出回路5
3は、親指57があてがわれたことを手放し検出手段1
02に報告するようになっている。
【0023】次に図1と図2〜図3のフローチャートを
参照して本実施の形態の動作について説明をする。
【0024】クライアント装置10の利用者は、ログオ
ンを行いサーバ装置装置20を利用しようとする場合、
まず、指紋認証サーバ装置30によって利用者の認証を
受ける必要がある。一旦、指紋認証サーバ装置30によ
って利用者の認証が行われ認証に成功すると、当該利用
者は、ネットワーク40に接続され指紋認証サーバ装置
30による利用者認証の保証を受けるように設定された
サーバ装置20に接続し、当該サーバ装置20の有する
機能を利用することが可能となる。
【0025】利用者がクライアント装置10を立ち上げ
るとログオン画面が表示され、クライアント装置10の
指紋照合手段103は、ログオン画面上に指紋の入力を
行う旨のメッセージを表示する(ステップS1)。利用
者は、マウス装置101の側面に設定された指紋読み取
り部に親指を当て読み取りの許可をマウス装置101の
左クリックを行うことで与える。このとき、左クリック
ボタン56のクリック指示によって、クライアント装置
10に接続されたCCDによる指紋センサユニット内蔵
のマウス装置101は、親指の指紋データを読み込む
(ステップS2)。
【0026】ここでマウス装置101から読み込まれた
指紋データは、指紋照合手段103によって取り込ま
れ、ネットワーク40を経由して指紋認証サーバ装置3
0に送信される(ステップS3)。また、指紋照合手段
103は取り込んだ指紋データの送信を指紋認証サーバ
装置30に行うとともに、内部の記憶領域に当該指紋デ
ータを記憶する(ステップS4)。尚、指紋照合手段1
03が送信したり記憶したりする指紋データは、イメー
ジデータの形式でもあっても、イメージデータから特徴
点を抽出した結果の特徴点データであってもよい。
【0027】クライアント装置10から送信された利用
者の指紋データは、指紋認証サーバ装置30で受け取ら
れる。指紋認証サーバ装置30は、受け取った指紋デー
タを指紋データベース301に蓄積したすべての利用者
の指紋データと比較し同じ指紋データが指紋データベー
ス301に登録済みかを検査する(ステップS5)。
【0028】検査の結果、同じ指紋が指紋データベース
301に登録済みであれば認証成功の応答を、登録され
ていなければ認証失敗の応答を、それぞれクライアント
装置10に送信する(ステップS6)。指紋データベー
ス301には、予め登録された各利用者の指紋データと
その利用者のユーザ名等を含むデータとが個人データと
して対となって予め登録され格納されており、指紋認証
サーバ装置30は、認証に成功した利用者の個人データ
には認証に成功した旨をインディケイトする(ステップ
S7)。
【0029】クライアント装置10が、認証に成功した
応答を指紋認証サーバ装置30から受信すると、指紋照
合手段103は、利用者によって予め定義されているサ
ーバ装置20もしくは利用者が指定したサーバ装置20
への接続処理をクライアント装置10内の接続手段に許
可する。当該接続手段は、サーバ装置20へ接続要求を
送信する(ステップS8)。このとき、指紋照合手段1
03は、先に記憶した利用者の指紋データを当該接続手
段に渡し、当該接続手段はサーバ装置20に対しても指
紋データの送信を行う。
【0030】尚、指紋照合手段103は、認証に失敗し
た場合は、記憶した指紋データの取り消しを行う。
【0031】クライアント装置10からの接続要求を受
けたサーバ装置20は、クライアント装置10から受信
した利用者の指紋データを指紋認証サーバ装置30に送
信して指紋データを有する当該利用者の認証が実施され
ているかを確認する(ステップS9)。
【0032】指紋認証サーバ装置30は、受け取った指
紋データを元に元に再び指紋データベース301の個人
データを検索し認証に成功した旨のインディケイトがさ
れている個人データの指紋データのみと照合を行い認証
済みか否かをチェックする(ステップS10)。
【0033】当該利用者の指紋による認証が成功してい
れば認証済みの応答を、認証が行われていない場合は、
未認証の応答をサーバ装置20に返却する(ステップS
11)。尚、認証済みの場合、指紋認証サーバは、登録
されている個人データに指紋データ以外の情報があれ
ば、(例えばユーザID)これをサーバ装置20に認証
済みの応答とともに送信してもよい。 サーバ装置20
では指紋認証サーバ装置30から認証済みの応答を得た
場合のみ、当該クライアント装置からのサーバ装置20
の持つ機能の使用を許可するわけである(ステップS1
2)。
【0034】以上によってクライアント装置10の利用
者は、クライアント装置10の立ち上げ後、例えば決ま
ったあるサーバ装置20にしか接続を行わない運用の場
合には、クライアント装置10を立ち上げ、マウス装置
101の側面の指紋入力部に親指を当てて左クリックを
1度行うだけで決められたサーバ装置20と接続を行い
サーバ装置20の持つ機能の使用が可能となる。
【0035】尚、クライアント装置10の立ち上げ時に
表示されるログオン画面において、ユーザIDの入力を
行うことも可能である。ユーザIDが入力された場合、
指紋照合手段103は、指紋認証サーバ装置30への利
用者の指紋データの送信時、指紋データとともに、ユー
ザIDも併せて送信してもよい。
【0036】ユーザIDが送信される場合、指紋認証サ
ーバ装置30は、指紋データによる照合検査で一致した
指紋を検出すると、さらに当該個人データの持つユーザ
IDとクライアント装置10から受信したユーザIDと
の比較を行い、これも一致してはじめて認証の成功とす
ることも可能である。また、クライアント装置10から
ユーザIDが入力される場合には、指紋照合手段103
は、先の指紋データの送信の代わりにユーザIDをサー
バ接続手段に送信する。サーバ装置20では、ユーザI
Dを指紋認証サーバ装置30に渡すので、指紋認証サー
バ装置30では、ユーザIDを元に指紋データベース3
01を照合し、当該ユーザIDを持つ個人データ中に認
証成功のインディケイトがあるかをチェックすることに
なる。
【0037】クライアント装置10の利用者があるサー
バ装置20の使用中に別のサーバ装置20にも新たに接
続する場合、新たな接続要求を受けたサーバ装置20に
おいても、同様に、指紋認証サーバ装置30に対する当
該利用者の認証の確認が行われる。
【0038】利用者がサーバ装置20の機能を使用して
正常に処理を終了する場合は、ログオフの指示が利用者
から行われるので指紋照合手段103は、当該利用者の
指紋データまたはユーザIDとともにサーバ装置20の
使用の終了の通知を指紋照合認証サーバ30に送信する
(ステップS13)。これを受け取った指紋認証サーバ
装置30は、該当する個人データの認証に成功したのイ
ンディケイトの取り消しを行う(ステップS14)。
【0039】次に、利用者が認証が成功して接続したサ
ーバ装置20の機能を使用中に、例えば急に上司から呼
ばれ席を外した状態になったとする。電圧変化検出回路
53は、この状態を検出すると手放し検出手段102に
利用者がマウス装置101から手放し状態となった旨を
報告する(ステップS15)。このとき、手放し検出回
路102は報告を受けた時刻を記憶する(ステップS1
6)。次に利用者が席に戻り、再びマウス装置101の
へこみ部55に親指をあてがうと、電圧変化検出回路5
3はその状態を検知して手放し検出手段102に報告を
する(ステップS17)。手放し検出手段102は、当
該する時刻を求め先の手放し時刻との差分の時間を算出
する(ステップS18)。
【0040】この時間差が例えば1秒以上であるかをチ
ェックし(ステップS19)、1秒以上の場合、手放し
検出手段102は、指紋照合手段103に利用者の指紋
の再チェックを要求する(ステップS20)。1秒未満
であれば引き続き同じ利用者が使用しているものと見な
し処理を続行する。
【0041】手放し状態が1秒以上継続した場合、指紋
照合手段103はマウス装置101に今の状態での利用
者の親指の指紋の入力指示を行い、指紋データを取り込
み自身が記憶する指紋データとの比較を行う(ステップ
S21)。比較の結果が一致していれば当該する利用者
の使用は引き続き許可される。
【0042】もし比較の結果が一致しない場合は、指紋
照合手段103は、クライアント装置10の表示装置に
指紋の再入力を行う旨のメッセージを出力する。利用者
は親指56をへこみ部に再設定してクリックボタン54
を押下する(ステップS22)。この指紋情報によっ
て、利用者の正当性の再確認が行われ(ステップS2
3)、もし指紋照合手段103の記憶した指紋データと
入力した指紋データが不一致の場合や指紋の再入力の要
求に対して一定時間経過しても再入力が行われない場
合、指紋照合手段103は、利用者によるクライアント
装置10の操作を無効とするとともに、指紋認証サーバ
装置30に当該利用者の指紋データを送信し当該利用者
の認証に失敗した旨の通知を行う(ステップS24)。
また、指紋照合手段103は、サーバ装置20にもこれ
までの利用者の使用中の機能の中断の要求を行う(ステ
ップS25)。指紋認証サーバ装置30は、当該利用者
の個人データ中に設定した認証に成功した旨のインディ
ケイトを取り消すことになる(ステップS26)。
【0043】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、インタ
ーネットを含むネットワークを利用したクライアント・
サーバシステムにおいて、クライアントの利用者が指紋
センサユニットを内蔵するマウス装置101に指を置
き、指紋データをネットワーク40側に送信するための
操作(クリック)を一度行うだけで、指紋照合による個
人認証を受ける事ができる。従って、利用者が直接ユー
ザID、パスワードの入力を行う必要が無いため、より
確実なセキュリティを提供可能である。
【0044】また、利用者が、クライアントの使用を一
時中断して、再使用をする場合、それを検知して指紋の
認証を行うようにしたのでよりセキュリティの向上を図
ることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を説明するブロック
図である。
【図2】本発明の実施の形態の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図3】本発明の実施の形態の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図4】本発明の指紋入力機構を備えたマウス装置の指
紋入力部分についての上面からの透視図である。
【図5】本発明のCCDセンサーの出力する電圧の変化
を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 クライアント装置 101 マウス装置 102 手放し検出手段 103 指紋照合手段 20 サーバ装置 30 指紋認証サーバ装置 301 指紋データベース 40 ネットワーク 50 光源 51 三角プリズム 52 CCDセンサ 53 電圧変化検出回路 54 レンズ 55 へこみ部 56 クリックボタン 57 親指

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指紋を入力するマウス装置を接続し利用
    者の指紋データを前記マウス装置より入力すると利用者
    の認証の為指紋データの送信を行い認証が成功するとサ
    ーバ機能の使用を行うクライアント装置と、 利用者の指紋データを予め登録した指紋データベースを
    有し前記クライアント装置から受信した指紋データと照
    合し一致するかどうかを判定して一致すれば認証済みと
    記憶し判定した結果を前記クライアント装置に報告する
    指紋認証サーバ装置と、 前記クライアント装置からの機能の使用要求に対し前記
    クライアント装置から受信した指紋データを送信して前
    記指紋認証サーバ装置に利用者の認証済みか否かの確認
    を行うサーバ装置と、 前記クライアント装置と前記指紋認証サーバ装置と前記
    サーバ装置とを接続するネットワークと、を備えること
    を特徴とする指紋を使用したワンクリック認証方式。
  2. 【請求項2】 前記指紋認証サーバ装置は、前記サーバ
    装置からの利用者認証の確認要求に対し、前記サーバ装
    置から受信した指紋データと既に認証済みの利用者すべ
    ての指紋データとの照合を行うことで認証済みの確認を
    行うことを特徴とする請求項1記載の指紋を使用したワ
    ンクリック認証方式。
  3. 【請求項3】 前記指紋認証サーバ装置は、前記サーバ
    装置からの利用者の認証の確認要求に対し、当該利用者
    が認証済みの応答を行うに際し、前記指紋データベース
    に登録された当該利用者のユーザIDを含む個人データ
    を前記サーバ装置に送信することを特徴とする請求項1
    または2記載の指紋を使用したワンクリック認証方式。
  4. 【請求項4】 前記マウス装置は、利用者の指が前記マ
    ウス装置に接触した状態から手放し状態に遷移したか、
    逆に手放し状態から接触した状態に遷移したかを検出し
    て前記クライアント装置に報告を行う電圧変化検出回路
    を備えることを特徴とする請求項1記載の指紋を使用し
    たワンクリック認証方式。
  5. 【請求項5】 前記クライアント装置は、前記マウス装
    置からの手放し状態の開始から前記マウス装置への接触
    した状態までの間の手放し時間を計測し、計測した手放
    し時間によって利用者の指紋の再入力の必要の可否を判
    断する手放し検出手段と、前記手放し検出手段の指示に
    従い前記マウス装置から指紋の再入力を行う指紋照合手
    段と、を備えることを特徴とする請求項1記載の指紋を
    使用したワンクリック認証方式。
  6. 【請求項6】 前記指紋照合手段は、前記指紋認証サー
    バ装置による認証済みの指紋を記憶し、前記手放し検出
    手段の指示により指紋の再入力を行うと再入力した指紋
    を記憶した認証済みの指紋と照合することを特徴とする
    請求項1記載の指紋を使用したワンクリック認証方式。
  7. 【請求項7】 前記指紋照合手段は、指紋の再入力した
    指紋データと記憶した認証済みの指紋との照合が不一致
    の場合には、前記指紋認証サーバ装置に認証済みの指紋
    データを送信し認証済みの取り消しを要求することを特
    徴とする請求項1または7記載の指紋を使用したワンク
    リック認証方式。
  8. 【請求項8】 利用者が使用するクライアント装置にお
    いて指紋の入力機能を持つマウス装置を接続し利用者の
    指紋を前記マウス装置より入力するステップと、 入力した指紋データを前記クライアント装置に記憶する
    とともに指紋データの認証を行う指紋認証サーバ装置に
    送信するステップと、 前記指紋認証サーバ装置において前記クライアント装置
    から受信した指紋データと予め登録された指紋データと
    の照合を行い照合が一致すると認証済みとして記憶する
    とともに認証の可否を前記クライアント装置に報告する
    ステップと、 前記クライアント装置において前記指紋認証サーバ装置
    から認証済みの応答を得るとサーバ機能の使用を行う為
    記憶した指紋データを送信してサーバ装置に接続要求す
    るステップと、 前記サーバ装置において前記クライアント装置から受信
    した指紋データを前記指紋認証サーバ装置に送信し認証
    済みの確認を行うステップと、 前記指紋認証サーバ装置において前記サーバ装置から受
    信した指紋データと認証済みの指紋データとを照合し認
    証済みか否かを前記サーバ装置に報告するステップと、 前記サーバ装置において前記指紋認証サーバ装置から認
    証済みの報告を得るとクライアント装置からの機能の利
    用を許可するステップと、を含むことを特徴とする指紋
    を使用したワンクリック認証方法。
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