JP2002257689A - 自動車用腐食現象予測装置、自動車用腐食現象予測方法、自動車用腐食現象予測プログラム、および自動車用腐食現象予測プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

自動車用腐食現象予測装置、自動車用腐食現象予測方法、自動車用腐食現象予測プログラム、および自動車用腐食現象予測プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2002257689A
JP2002257689A JP2001054518A JP2001054518A JP2002257689A JP 2002257689 A JP2002257689 A JP 2002257689A JP 2001054518 A JP2001054518 A JP 2001054518A JP 2001054518 A JP2001054518 A JP 2001054518A JP 2002257689 A JP2002257689 A JP 2002257689A
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Japan
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vehicle
corrosion
amount
neural network
predicting
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JP2001054518A
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English (en)
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Hideaki Yaegashi
英明 八重樫
Tsuneo Sakauchi
恒雄 坂内
Shinobu Yoshimura
忍 吉村
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/82Elements for improving aerodynamics

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  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】 自動車の使用されている環境の温度、水
かかり量、湿度、塩分量、経過時間、走行距離数、所定
間隔で区切ったメッシュ空間位置、当該空間位置に対応
した自動車車体区分を入力データとし、腐食量を出力デ
ータとする教師データによってニューラルネットワーク
11を学習し、腐食量を予測する自動車の環境の温度、
水かかり量、湿度、塩分量、経過時間、走行距離数、所
定間隔で区切ったメッシュ空間位置、当該空間位置に対
応した自動車車体区分を学習済みニューラルネットワー
クにキーボード15またはデータ入出力装置20から入
力して、学習済みニューラルネットワークから出力され
た結果を腐食量の予測値としてディスプレイ16に表示
する自動車用腐食現象予測装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用腐食現象
予測装置、自動車用腐食現象予測方法、自動車用腐食現
象予測プログラム、および自動車用腐食現象予測プログ
ラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の腐食は、自動車そのものの寿命
を左右する大きな問題であり、開発段階でその腐食寿命
を精度良く予測する必要性は極めて高い。
【0003】従来から行われてきたシミュレーションに
よる腐食現象予測は、規格化された台上およびフィール
ドでの促進腐食試験や、市場モニター車から得られた腐
食情報を、線形多変量解析またはワイブル解析などの手
法を用いることで行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら行われている手法では、部位および環境条件を限定し
た形で行うに止まっており、しかもその精度は必ずしも
満足いくものとはなっていなかった。
【0005】その理由として、自動車腐食は、使用材
料、車体構造、環境などの様々な因子が非常に複雑に絡
み合い生じている現象であり、そのような腐食影響因子
が、目的とする予測したい腐食現象に対して線形関係に
あることが希であるのにもかかわらず、それらが線形関
係にあるものと仮定して解析していたことが挙げられ
る。
【0006】また、例え個々の腐食影響因子と目的とす
る予測したい腐食現象との関係が、線形関係にないこと
がわかっていても、どのような非線形関係にあるのか、
そのメカニズムを明らかにした上でモデル式を確立し、
既知の非線形多変量解析に当てはめ、腐食現象を予測す
ることは、可能であるとは思われるものの、実際には極
めて困難な作業であり、現実的な方法とは言い難い。
【0007】そこで本発明の目的は、このような従来非
常に難しいとされている自動車における腐食現象を簡便
かつ高精度で予測することができる自動車用腐食現象予
測装置を提供することである。
【0008】また本発明の他の目的は、自動車における
腐食現象を簡便かつ高精度で予測することができる自動
車用腐食現象予測方法を提供することである。
【0009】さらに本発明の他の目的は、自動車におけ
る腐食現象を簡便かつ高精度で予測することができる自
動車用腐食現象予測プログラムと、このプログラムを記
憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、以下の
構成により達成される。
【0011】(1)自動車の走行条件、自動車の車体構
造、自動車に使用している材料要件、および自動車の部
位が入力データとして入力される入力層と、腐食量が出
力データとして出力される出力層と、を備えたニューラ
ルネットワークを有することを特徴とする自動車用腐食
現象予測装置。
【0012】(2)自動車の走行条件、自動車の車体構
造、自動車に使用している材料要件、および自動車の部
位を入力データとし、腐食量を出力データとする教師デ
ータによって学習されている学習済みニューラルネット
ワークと、腐食量を予測する自動車の走行条件、当該自
動車の車体構造、当該自動車に使用している材料要件、
および当該自動車の部位を前記学習済みニューラルネッ
トワークに入力するデータ入力手段と、前記学習済みニ
ューラルネットワークから出力された結果を表示する表
示手段と、を有することを特徴とする自動車用腐食現象
予測装置。
【0013】(3)前記自動車の走行条件は、自動車の
使用されている環境の温度、水かかり量、湿度、塩分
量、経過時間、走行距離数であることを特徴とする自動
車用腐食現象予測装置。
【0014】(4)前記自動車の部位は、所定間隔で区
切ったメッシュ空間位置と、当該空間位置に対応した自
動車車体区分であることを特徴とする自動車用腐食現象
予測装置。
【0015】(5)前記メッシュ空間は、10〜50c
m間隔のメッシュ空間であることを特徴とする自動車用
腐食現象予測装置。
【0016】(6)自動車の走行条件、自動車の車体構
造、自動車に使用している材料要件、および自動車の部
位を入力データとして、腐食量を出力データとする教師
データによりニューラルネットワークを学習させる段階
と、学習させた前記ニューラルネットワークに、腐食量
を予測する自動車の走行条件、当該自動車の車体構造、
当該自動車に使用している材料要件、および当該自動車
の部位を入力する段階と、前記ニューラルネットワーク
から腐食量の予測結果を得る段階と、を有することを特
徴とする自動車用腐食現象予測方法。
【0017】(7)自動車の走行条件、自動車の車体構
造、自動車に使用している材料要件、および自動車の部
位を入力データとし、腐食量を出力データとする教師デ
ータによって学習されている学習済みニューラルネット
ワークに、腐食量を予測する自動車の走行条件、当該自
動車の車体構造、当該自動車に使用している材料要件、
および当該自動車の部位を入力する段階と、前記学習済
みニューラルネットワークから腐食量の予測結果を得る
段階と、を有することを特徴とする自動車用腐食現象予
測方法。
【0018】(8)前記自動車の走行条件は、自動車の
使用されている環境の温度、水かかり量、湿度、塩分
量、経過時間、走行距離数であることを特徴とする自動
車用腐食現象予測方法。
【0019】(9)前記自動車の部位は、所定間隔で区
切ったメッシュ空間位置と、当該空間位置に対応した自
動車車体区分であることを特徴とする自動車用腐食現象
予測方法。
【0020】(10)前記メッシュ空間は、10〜50
cm間隔のメッシュ空間であることを特徴とする自動車
用腐食現象予測方法。
【0021】(11)自動車の走行条件、自動車の車体
構造、自動車に使用している材料要件、および自動車の
部位を入力データとし、腐食量を出力データとする教師
データによりニューラルネットワークを学習させるステ
ップと、学習させた前記ニューラルネットワークに、腐
食量を予測する自動車の走行条件、当該自動車の車体構
造、当該自動車に使用している材料要件、および当該自
動車の部位を入力するステップと、前記ニューラルネッ
トワークから腐食量の予測結果を得るステップと、を有
することを特徴とする自動車用腐食現象予測プログラ
ム。
【0022】(12)自動車の走行条件、自動車の車体
構造、自動車に使用している材料要件、および自動車の
部位を入力データとし、腐食量を出力データとする教師
データによって学習された学習済みニューラルネットワ
ークに、腐食量を予測する自動車の走行条件、当該自動
車の車体構造、当該自動車に使用している材料要件、お
よび当該自動車の部位を入力するステップと、前記学習
済みニューラルネットワークから腐食量の予測結果を得
るステップと、を有することを特徴とする自動車用腐食
現象予測プログラム。
【0023】(13)前記自動車の走行条件は、自動車
の使用されている環境の温度、水かかり量、湿度、塩分
量、経過時間、走行距離数であることを特徴とする自動
車用腐食現象予測プログラム。
【0024】(14)前記自動車の部位は、所定間隔で
区切ったメッシュ空間位置と、当該空間位置に対応した
自動車車体区分であることを特徴とする自動車用腐食現
象予測プログラム。
【0025】(15)前記メッシュ空間は、10〜50
cm間隔のメッシュ空間であることを特徴とする自動車
用腐食現象予測プログラム。
【0026】(16)上記自動車用腐食現象予測プログ
ラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り
可能な記憶媒体。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の本発明による自動車用腐
食現象予測装置によれば、自動車の走行条件、自動車の
車体構造、自動車に使用している材料要件、および自動
車の部位が入力データとして入力される入力層と、腐食
量が出力データとして出力される出力層と、を備えたニ
ューラルネットワークを用いることで、非線形な関係に
ある様々な影響因子が複数存在する自動車の腐食現象
を、簡便かつ高精度で予測することが可能になる。
【0028】請求項2記載の本発明による自動車用腐食
現象予測装置によれば、自動車の走行条件、自動車の車
体構造、自動車に使用している材料要件、および自動車
の部位を入力データとし、腐食量を出力データとする教
師データにより学習済みのニューラルネットワークを用
いて腐食量を予測することとしたので、非線形な関係に
ある様々な影響因子が複数存在する自動車の腐食現象
を、簡便かつ高精度で予測することが可能になる。
【0029】請求項3記載の本発明による自動車用腐食
現象予測装置によれば、自動車の走行条件として、自動
車の使用されている環境の温度、水かかり量、湿度、塩
分量、経過時間、走行距離数を用いることで、腐食量を
予測する自動車の使用環境や走行距離数などに応じた様
々な環境や走行条件での腐食量を予測することができ
る。
【0030】請求項4記載の本発明による自動車用腐食
現象予測装置によれば、自動車の部位は、所定間隔で区
切ったメッシュ空間位置と、この空間位置に対応した自
動車車体区分であることとしたので、自動車車体の様々
な部位に応じた腐食量を予測することができる。
【0031】請求項5記載の本発明による自動車用腐食
現象予測装置によれば、メッシュ空間を10〜50cm
間隔のメッシュ空間としたので、より正確に各部分ごと
の腐食量を予測することができる。
【0032】請求項6記載の本発明による自動車用腐食
現象予測方法によれば、自動車の走行条件、自動車の車
体構造、自動車に使用している材料要件、および自動車
の部位を入力データとし、腐食量を出力データとする教
師データによりニューラルネットワークを学習して、こ
の学習したニューラルネットワークにより腐食量を予測
することとしたので、非線形な関係にある様々な影響因
子が複数存在する自動車の腐食現象を、簡便かつ高精度
で予測することが可能になる。
【0033】請求項7記載の本発明による自動車用腐食
現象予測方法によれば、自動車の走行条件、自動車の車
体構造、自動車に使用している材料要件、および自動車
の部位を入力データとし、腐食量を出力データとする教
師データにより学習済みのニューラルネットワークを用
いて腐食量を予測することとしたので、非線形な関係に
ある様々な影響因子が複数存在する自動車の腐食現象
を、簡便かつ高精度で予測することが可能になる。
【0034】請求項8記載の本発明による自動車用腐食
現象予測方法によれば、自動車の走行条件として、自動
車の使用されている環境の温度、水かかり量、湿度、塩
分量、経過時間、走行距離数を用いることで、腐食量を
予測する自動車の使用環境や走行距離数などに応じた様
々な環境や走行条件での腐食量を予測することができ
る。
【0035】請求項9記載の本発明による自動車用腐食
現象予測方法によれば、自動車の部位は、所定間隔で区
切ったメッシュ空間位置と、この空間位置に対応した自
動車車体区分であることとしたので、自動車車体の様々
な部位に応じた腐食量を予測することができる。
【0036】請求項10記載の本発明による自動車用腐
食現象予測方法によれば、メッシュ空間を10〜50c
m間隔のメッシュ空間としたので、より正確に各部分ご
との腐食量を予測することができる。
【0037】請求項11記載の本発明による自動車用腐
食現象予測プログラムによれば、自動車の走行条件、自
動車の車体構造、自動車に使用している材料要件、およ
び自動車の部位を入力データとし、腐食量を出力データ
とする教師データによりニューラルネットワークに学習
させ、この学習させたニューラルネットワークにより腐
食量を予測することとしたので、非線形な関係にある様
々な影響因子が複数存在する自動車の腐食現象を、簡便
かつ高精度で予測することが可能になる。
【0038】請求項12記載の本発明による自動車用腐
食現象予測方法によれば、自動車の走行条件、自動車の
車体構造、自動車に使用している材料要件、および自動
車の部位を入力データとし、腐食量を出力データとする
教師データにより学習済みのニューラルネットワークを
用いて腐食量を予測することとしたので、非線形な関係
にある様々な影響因子が複数存在する自動車の腐食現象
を、簡便かつ高精度で予測することが可能になる。
【0039】請求項13記載の本発明による自動車用腐
食現象予測プログラムによれば、自動車の走行条件とし
て、自動車の使用されている環境の温度、水かかり量、
湿度、塩分量、経過時間、走行距離数を用いることで、
腐食量を予測する自動車の使用環境や走行距離数などに
応じた様々な環境や走行条件での腐食量を予測すること
ができる。
【0040】請求項14記載の本発明による自動車用腐
食現象予測プログラムによれば、自動車の部位は、所定
間隔で区切ったメッシュ空間位置と、この空間位置に対
応した自動車車体区分であることとしたので、自動車車
体の様々な部位に応じた腐食量を予測することができ
る。
【0041】請求項15記載の本発明による自動車用腐
食現象予測プログラムによれば、メッシュ空間を10〜
50cm間隔のメッシュ空間としたので、より正確に各
部分ごとの腐食量を予測することができる。
【0042】請求項16記載の本発明によるコンピュー
タ読み取り可能な記憶媒体によれば、前述の自動車用腐
食現象予測プログラムを記憶したので、コンピュータに
対し前述したプログラムを提供することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下添付した図面を参照して本発
明の一実施の形態を説明する。
【0044】図1は、本発明を適用した自動車用腐食現
象予測装置の機能構成を説明するためのブロック図であ
る。
【0045】この自動車用腐食現象予測装置は、ニュー
ラルネットワーク11、ニューラルネットワーク11の
入力層に接続されたデータ入力のための入力インターフ
ェース(I/F)12、およびニューラルネットワーク
11の出力層に接続された出力I/F13からなる処理
装置10と、入力I/F12に接続されたキーボード1
5と、出力I/F13に接続されたディスプレイ16
と、入力I/F12および出力I/F13の両方に接続
されたデータ入出力装置20およびデータベース21と
からなる。
【0046】処理装置10は、図1においては、その機
能をブロック図として示したが、実際には、コンピュー
タによって、これら機能を実現するために提供されたプ
ログラムが実行されることにより、処理装置10として
機能するものである。
【0047】中でもニューラルネットワーク11は、人
間の神経細胞の人工的なモデルであるニューロンユニッ
トをネットワーク状に接続し、人間の脳の情報処理様式
を模したシステムであり、このようニューロンネットワ
ークをコンピュータ上でプログラムを実行することによ
り再現したものがニューラルネットワーク11である。
本実施の形態では、このニューラルネットワーク11を
後述する教師データにより学習することで、自動車の腐
食量を予想している。
【0048】入力I/F12は、ニューラルネットワー
ク11の入力層に接続され、外部の入力装置から入力さ
れたデータをニューラルネットワーク11の入力層に中
継する。
【0049】出力I/F13は、ニューラルネットワー
ク11の出力層に接続され、外部の出力装置にニューラ
ルネットワーク11の出力層から出力されたデータを中
継する。
【0050】キーボード15は、処理装置10に対して
データを入力するための入力装置である。なお、入力装
置としては、GUI(グラフィカルユーザインターフェ
ース)機能を備えるコンピュータにあっては、マウスな
どによりディスプレイ上に表示された項目を選択するこ
とにより入力するようにしてもよいし、また、ペン入力
装置などを使用してもよい。
【0051】ディスプレイ16は、たとえばCRT、液
晶ディスプレイなどの表示装置である。
【0052】データ入出力装置20は、たとえばフレキ
シブルディスクや、MO、CD−ROMなどの可搬式記
憶媒体に対してデータの読み書きを行うための装置であ
る。
【0053】データベース21は、たとえばハードディ
スクドライブ(HDD)のように大容量のデータ記憶装
置である。ここでは、データベース21に後述する教師
データと、予測結果を検証するための検証用データが記
憶されている。
【0054】以下、ニューラルネットワークについて説
明する。
【0055】図2は、ニューラルネットワーク11の一
構造例を示す図面である。本実施形態のように自動車の
腐食量を予測するためには、多入力、1出力のニューロ
ンを1つのユニットとし、多数のユニットが層状にグル
ープ化されているニューラルネットワークを用いる。た
だし、ここに示す中間層の構成は一例であり、中間層の
構成は予測対象の規模により様々な形態をとるものとす
る。
【0056】このニューラルネットワーク11は、入力
データは入力層から出力層へ一方向へのみ伝達され、各
層のユニットは次の上位層のユニットすべてに結合され
ており、同一層内のユニットの相互結合は有していな
い。
【0057】このような構造を持つニューラルネットワ
ークが、最終的に出力として望ましい値を算出するため
には、入力データからニューラルネットワークを介して
出力された値と教師データの値(入力デ一タに対して出
力すべき真の値)が充分な精度で一致するまで、学習を
繰り返す必要がある。
【0058】なお、今回は、学習に際して、その誤差修
正方法として、教師データと出力信号の二乗誤差が最小
になるように、最急降下法を用いて出力層−中間層間と
中間層−入力層間の結合係数、およびしきい値を順次修
正するアルゴリズムである誤差逆伝播法(BP(Bac
kpropagation)法)を利用した。
【0059】このニューラルネットワークの学習におい
て最も重要なのは教師データとしてどのようなパラメー
タを用いるかである。したがって、本実施の形態では、
自動車の腐食を予測するために、下記のような観点から
用いるパラメータを設定した。
【0060】(1)説明変数として、材料、構造、環境
条件で抜け漏れがないこと。
【0061】(2)同一条件のデータでもデータにばら
つきが存在する場合は、敢えて平均化操作を行わない。
【0062】(3)矛盾するデータ(同一入力に対し
て、相反するデータを出力する)は事前にデータを統一
する。
【0063】(4)各入力項目と出力項目の関係を定性
的に判断し、必要に応じて、出力項目と正ないし負の相
関を持つように、入力データの数値化や関数変換を行う
こと。
【0064】このような観点から、選択した具体的なパ
ラメータとしては、教師データとして以下の14項目を
腐食影響因子(入力パラメータ)として選定し、ニュー
ラルネットワークの入力層に配置する。
【0065】(1)位置(X)、(2)位置(Y)、
(3)位置(Z)、(4)部位、(5)腐食量予測対象
の鋼板種類、(6)相手パネルの鋼板種類、(7)第1
のパネル合わせ構造、(8)第2のパネル合わせ構造、
(9)防錆シーラントまたはメタルシーラの塗布の有
無、(10)ペイントシールの塗布の有無、(11)ワ
ックスまたはアンダーコートの塗布の有無、(12)走
行地域、(13)走行距離、(14)経過月数。
【0066】なお、出力層に配置する出力パラメータ
は、腐食量である。
【0067】以下、各入力パラメータについて説明す
る。
【0068】(1)位置(X)、(2)位置(Y)、
(3)位置(Z)は、自動車の部位を示すパラメータの
一つである。このパラメータは、階層型ニューラルネッ
トワークを学習させる際の自動車の腐食環境因子と構造
因子を明確に区分するための一つの手法として用いたパ
ラメータである。この手法の適用により車両全体の汎用
的な腐食現象の予測を可能とすることができる。
【0069】具体的には、図3に示すように、車両を1
0〜50cm間隔のメッシュで区切りことで、100〜
60000個の構成格子に細分化し、注目すべき車両の
特定の部位を、それらの構成格子にナンバリングするこ
とにより具体的な空間位置を定量的に決定する。なお、
メッシュ間隔は、基本的には任意の間隔でよく、10〜
50cm間隔に限定されるものではない。しかし、あま
り細かすぎるとナンバリング数が多くなりすぎ、一方、
メッシュの目が粗すぎても、車体構造の変化に対応した
メッシュ位置が得られなくなる。そこで、本実施の形態
では、これらの観点から上記のとおり10〜50cm間
隔としている。
【0070】(4)部位は、自動車の部位を示すパラメ
ータの一つであり、自動車の腐食環境を大局的に示す区
分するためのものである。具体的には、図4に示すよう
に、フロアー、エンジンコンパートメント、ボディーサ
イド、フード、ドア、トランクリッドといった特定のゾ
ーンのどこに属するのかを分類するパラメータであり、
上述した位置(X)〜(Z)のパラメータと合わせて用
いることで車両全体の汎用的な腐食現象の予測を可能と
する。なお、本入力パラメータは、たとえばフロアーは
「1」、エンジンコンパートメントは「2」、ボディー
サイドは「3」、フードは「4」、ドアは「5」、トラ
ンクリッドは「6」のようにナンバリングすることで質
的変数として用いる。
【0071】なお、前記(1)〜(3)の位置と(4)
の部位は、簡易的には、自動車の部位を直接車体の左右
方向の位置と、車体前後方向の位置としてもよい。その
場合、入力パラメータは、前記(1)〜(4)に代え
て、部位(X:車体左右方向の位置)と、部位(Y:車
体前後方向の位置)とする。
【0072】(5)腐食量予測対象の鋼板種類、および
(6)相手パネルの鋼板種類は、材料要件を示すパラメ
ータの一つであり、たとえば無処理鋼板(冷延鋼板)、
電気亜鉛ニッケル合金めっき鋼板、有機被覆電気亜鉛ニ
ッケル合金めっき鋼板、合金化溶融亜鉛めっき鋼板、電
気亜鉛めっき鋼板などの分類で、同一種類の表面鋼板で
あっても、めっき目付け量の差異によって別種類の鋼板
種類として分類する。本入力パラメータにおいても上述
した入力パラメータと同様、各々の鋼板種毎に任意にナ
ンバリングし、質的変数として取り扱う。なお、ナンバ
リングにあたっては判別がつくのであれば、耐食性が良
い順、もしくは悪い順に数字を与えた方が、ニューラル
ネットワークの学習がスムーズに行われるため好まし
い。
【0073】(7)第1のパネル合わせ構造は、車体構
造を示すパラメータの一つであり、パネル合わせ構造
が、垂直パネル合わせ構造か、もしくは水平パネル合わ
せ構造かの2者択一である。たとえば垂直合わせであれ
ば「0」、水平合わせであれば「1」のように識別し、
質的変数として取り扱う。
【0074】(8)第2のパネル合わせ構造は、車体構
造を示すパラメータの一つであり、パネル合わせ構造
が、ヘムフランジか否かの2者択一であり、たとえばヘ
ムフランジであれば「0」、そうでなければ「1」のよ
うに識別し、質的変数として取り扱う。
【0075】(9)防錆シーラントまたはメタルシーラ
の塗布の有無、(10)ペイントシールの塗布の有無、
および(11)ワックスまたはアンダーコートの塗布の
有無は、材料要件を示すパラメータの一つであり、パネ
ル合わせ部に対しそれらの防錆補助材の塗布があれば
「0」、そうでなければ「1」のように識別し、質的変
数として取り扱う。
【0076】なお、前記(5)〜(11)は車体構造お
よび材料要件に関するパラメータであるため、腐食量を
予測する部位があらかじめ決まっている場合には、その
分部の構造や材料要件から特定される影響因子、たとえ
ば電着塗膜の厚さなどを入力パラメータとしてもよい。
【0077】(12)走行地域は、自動車の走行条件を
示すパラメータの一つであり、たとえば日本、カナダ、
欧州、束南アジアなどの地域を任意にナンバリングし、
質的変数として取り扱う。なお、この走行地域ついて
は、腐食環境を決定する因子を気象要件などの外的要因
と、構造要件の内的要因に区分した場合、外的要因とな
るが、上述したような地域毎に質的変数として取り扱っ
た場合は、設定した地域だけの外的環境要件しか表さな
い。したがって腐食現象の予測にあたって、一定の地域
のみの予測となる。そこで、上記のような地理的な地域
により区分した質的変数に代えて、腐食現象を予測する
地域特有の特性値、たとえば、その地域の気温、降水
量、湿度、日射量、融雪塩散布量、海塩粒子の散布量な
どの量的変数を入力パラメータとしてもよい。
【0078】(13)走行距離は、自動車の走行条件を
示すパラメータの一つであり、km単位の量的変数とし
て取り扱う。
【0079】(14)経過月数は、自動車の走行条件を
示すパラメータの一つであり、月数単位の量的変数とし
て取り扱う。
【0080】次に、上述したような様々な入力パラメー
タに対して適切な腐食量が出力できるように、それらの
入力パラメータの各々のデータセットに対応する出力パ
ラメータとして、実際の腐食量(板厚減少量)のデータ
をニューラルネットワークの出力層に当てはめて学習さ
せる。なお、腐食量は、錆の発生などによる板厚現象量
のほかに、単に錆の発生の有無を質的変数(たとえば錆
有りを「1」、錆無しを「0」)として入力してもよ
い。
【0081】ニューラルネットワークの学習にあたり、
学習データセットの習熟度を上げることは必要ではあ
る。しかし未学習データに対しての予測能力(汎化能
力)を持たせるためには、学習回数に関して、過剰学習
が発生しないような適切な学習回数に止め、本予測装置
の予測精度を最大にしなければならない。
【0082】図5は、学習回数と誤差の推移の一般的な
関係を示す図である。この図から明らかなように、学習
回数が多くなれば多くなるほど、「学習データの習熟曲
線」に対して、「未学習データの予測曲線」が近接して
習熟度は高くなるが、学習を繰り返し過ぎると、急激に
「学習データの習熟曲線」に対して「未学習データの予
測曲線」が離れてしまい、推定精度が落ちる「過剰学
習」という現象が生じる。
【0083】そこで、ニューラルネットワークの学習に
おいては、この過剰学習が発生しないように注意する必
要がある。このためには、たとえば入力データと出力デ
ータが対となった検証用データを用意して、ある程度学
習が進むたびに、この検証用データを用いて、入力デー
タのみを学習が進んだニューラルネットワークに入力
し、その出力と、検証用データの値を比較することで、
過剰学習を防止することが可能である。なお、検証用デ
ータは、入力データと出力データの対となったデータの
うち、学習に使用しなかったデータを使用すればよい。
【0084】なお、上述した教師データおよび検証用デ
ータは、本実施の形態ではあらかじめデータベース21
に蓄積しておき、データベース21からニューラルネッ
トワークへ入力する。もちろん、これに代えて、キーボ
ード15からの入力でもよいし、またデータ入出力装置
20から様々な記憶媒体に記憶されたデータを入力する
ようにしてもよい。
【0085】以上のようにしてニューラルネットワーク
に対する学習が終了すれば、キーボード15、またはデ
ータ入出力装置20から腐食量を予測する自動車の入力
パラメータを入力データとして入力することで、ニュー
ラルネットワーク11から腐食量の予測結果が出力され
て、ディスプレイ16に表示される。
【0086】なお、ホン発明の自動車の車体構造とは、
たとえば垂直合わせ、水平合わせなどパネル合わせの向
きおよび単純合わせ、ヘムフランジ、立ちフランジなど
パネル合わせの種類を示すものである。
【0087】また、本発明の自動車の部位とは、たとえ
ばフロアー、エンジンコンパートメント、ボディーサイ
ド、フード、ドア、トランクリッドなど、その位置が自
動車の腐食環境を大局的に示す区分をいうものである。
【0088】
【実施例】以下、上述した実施の形態における腐食量予
測装置を用いた実験の結果を説明する。
【0089】入力パラメータは、(1)位置(X)、
(2)位置(Y)、(3)位置(Z)、(4)部位(フ
ロアー:1、エンジンコンパートメント:2、ボディー
サイド:3、フード:4、ドア:5、トランクリッド:
6)、(5)腐食量予測対象の鋼板種類(無処理鋼板
(冷延鋼板):1、電気亜鉛ニッケル合金めっき鋼板
(めっき目付け量20g/m2):2、電気亜鉛ニッケ
ル合金めっき鋼板(めっき目付け量30g/m2):
3、有機被覆電気亜鉛ニッケル合金めっき鋼板(めっき
目付け量20g/m2):4、有機被覆電気亜鉛ニッケ
ル合金めっき鋼板(めっき目付け量30g/m2):
5、合金化溶融亜鉛めっき鋼板(めっき目付け量:60
g/m2):6)、(6)相手パネルの鋼板種類(上記
(5)と同様)、(7)第1のパネル合わせ構造、
(8)第2のパネル合わせ構造、(9)防錆シーラント
またはメタルシーラの塗布の有無、(10)ペイントシ
ールの塗布の有無、(11)ワックス、またはアンダー
コートの塗布の有無、(12)走行地域(日本、(青
森、高知、千葉)、カナダ(モントリオール)、マレー
シア)、(13)走行距離(km)、(14)経過月
数、である。
【0090】そして、これら入力パラメータの各部位毎
の腐食量として板厚減少量がセットになったデータを用
意し、教師データおよび検証用データとした。なお、こ
のような教師データおよび検証用データとしては、実車
を用いた走行試験や腐食試験の結果、あるいは、環境実
験室などによる実験結果などを用いた。
【0091】また、ニューラルネットワーク決定パラメ
ータは、表1に示すとおりである。
【0092】
【表1】
【0093】上記の入力と出力のデータがセットとなっ
たデータセットを1174データセット用意し、このう
ち、204データセットをランダムに抜き出して検証用
データとし、残る970データセットを学習用データセ
ットとしてニューラルネットワークの学習に用い、ニュ
ーラルネットワークの予測モデルを構築した。
【0094】そして、解析に用いなかった204個の検
証用データの入力データのみをニューラルネットワーク
の入力層に入力し、ニューラルネットワークの出力層か
ら得られる予測値と、検証用データの腐食量実測値を調
べたところ、図6に示すような相関関係が得られた。こ
の図に示した予測値と実測値の線形相関係数γは0.8
7となり、非常によい予測値精度であることがわかる。
【0095】以上本発明を適用した実施の形態および実
施例を説明したが、本発明はこのような実施の形態およ
び実施例に限定されるものではない。たとえば上記実施
の形態および実施例では、自動車車体の腐食量について
予測するものであるが、自動車車体に限らず、同様の手
法により、たとえば自動車内部の部品についても適用可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した自動車用腐食現象予測装置
の構成を説明するためのブロック図である。
【図2】 上記自動車用腐食現象予測装置に用いたニュ
ーラルネットワークの一構造例を示す図面である。
【図3】 車両位置を特定するメッシュ空間を示す図面
である。
【図4】 自動車車体の区分例を示す図面である。
【図5】 学習回数と誤差の推移の一般的な関係を示す
図である。
【図6】 実施例におけるニューラルネットワークの出
力層から得られる予測値と、検証用データの腐食量実測
値の相関を示す図面である。
【符号の説明】
10…処理装置 11…ニューラルネットワーク 12…入力インターフェース 13…出力インターフェース 15…キーボード 16…ディスプレイ 20…データ入出力装置 21…データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂内 恒雄 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 吉村 忍 千葉県習志野市藤崎3−18−5 Fターム(参考) 2G050 AA01 AA04 BA02 BA03 BA06 BA10 EA01 EA02 5B046 AA04 DA01 JA00 KA05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の走行条件、自動車の車体構造、
    自動車に使用している材料要件、および自動車の部位が
    入力データとして入力される入力層と、腐食量が出力デ
    ータとして出力される出力層と、を備えたニューラルネ
    ットワークを有することを特徴とする自動車用腐食現象
    予測装置。
  2. 【請求項2】 自動車の走行条件、自動車の車体構造、
    自動車に使用している材料要件、および自動車の部位を
    入力データとし、腐食量を出力データとする教師データ
    によって学習されている学習済みニューラルネットワー
    クと、 腐食量を予測する自動車の走行条件、当該自動車の車体
    構造、当該自動車に使用している材料要件、および当該
    自動車の部位を前記学習済みニューラルネットワークに
    入力するデータ入力手段と、 前記学習済みニューラルネットワークから出力された結
    果を表示する表示手段と、 を有することを特徴とする自動車用腐食現象予測装置。
  3. 【請求項3】 前記自動車の走行条件は、自動車の使用
    されている環境の温度、水かかり量、湿度、塩分量、経
    過時間、走行距離数であることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の自動車用腐食現象予測装置。
  4. 【請求項4】 前記自動車の部位は、所定間隔で区切っ
    たメッシュ空間位置と、当該空間位置に対応した自動車
    車体区分であることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の自動車用腐食現象予測装置。
  5. 【請求項5】 前記メッシュ空間は、10〜50cm間
    隔のメッシュ空間であることを特徴とする請求項4記載
    の自動車用腐食現象予測装置。
  6. 【請求項6】 自動車の走行条件、自動車の車体構造、
    自動車に使用している材料要件、および自動車の部位を
    入力データとして、腐食量を出力データとする教師デー
    タによりニューラルネットワークを学習させる段階と、 学習させた前記ニューラルネットワークに、腐食量を予
    測する自動車の走行条件、当該自動車の車体構造、当該
    自動車に使用している材料要件、および当該自動車の部
    位を入力する段階と、 前記ニューラルネットワークから腐食量の予測結果を得
    る段階と、 を有することを特徴とする自動車用腐食現象予測方法。
  7. 【請求項7】 自動車の走行条件、自動車の車体構造、
    自動車に使用している材料要件、および自動車の部位を
    入力データとし、腐食量を出力データとする教師データ
    によって学習されている学習済みニューラルネットワー
    クに、腐食量を予測する自動車の走行条件、当該自動車
    の車体構造、当該自動車に使用している材料要件、およ
    び当該自動車の部位を入力する段階と、 前記学習済みニューラルネットワークから腐食量の予測
    結果を得る段階と、 を有することを特徴とする自動車用腐食現象予測方法。
  8. 【請求項8】 前記自動車の走行条件は、自動車の使用
    されている環境の温度、水かかり量、湿度、塩分量、経
    過時間、走行距離数であることを特徴とする請求項6ま
    たは請求項7記載の自動車用腐食現象予測方法。
  9. 【請求項9】 前記自動車の部位は、所定間隔で区切っ
    たメッシュ空間位置と、当該空間位置に対応した自動車
    車体区分であることを特徴とする請求項6または請求項
    7記載の自動車用腐食現象予測方法。
  10. 【請求項10】 前記メッシュ空間は、10〜50cm
    間隔のメッシュ空間であることを特徴とする請求項9記
    載の自動車用腐食現象予測方法。
  11. 【請求項11】 自動車の走行条件、自動車の車体構
    造、自動車に使用している材料要件、および自動車の部
    位を入力データとし、腐食量を出力データとする教師デ
    ータによりニューラルネットワークを学習させるステッ
    プと、 学習させた前記ニューラルネットワークに、腐食量を予
    測する自動車の走行条件、当該自動車の車体構造、当該
    自動車に使用している材料要件、および当該自動車の部
    位を入力するステップと、 前記ニューラルネットワークから腐食量の予測結果を得
    るステップと、 を有することを特徴とする自動車用腐食現象予測プログ
    ラム。
  12. 【請求項12】 自動車の走行条件、自動車の車体構
    造、自動車に使用している材料要件、および自動車の部
    位を入力データとし、腐食量を出力データとする教師デ
    ータによって学習された学習済みニューラルネットワー
    クに、腐食量を予測する自動車の走行条件、当該自動車
    の車体構造、当該自動車に使用している材料要件、およ
    び当該自動車の部位を入力するステップと、 前記学習済みニューラルネットワークから腐食量の予測
    結果を得るステップと、 を有することを特徴とする自動車用腐食現象予測プログ
    ラム。
  13. 【請求項13】 前記自動車の走行条件は、自動車の使
    用されている環境の温度、水かかり量、湿度、塩分量、
    経過時間、走行距離数であることを特徴とする請求項1
    1または請求項12記載の自動車用腐食現象予測プログ
    ラム。
  14. 【請求項14】 前記自動車の部位は、所定間隔で区切
    ったメッシュ空間位置と、当該空間位置に対応した自動
    車車体区分であることを特徴とする請求項11または請
    求項12記載の自動車用腐食現象予測プログラム。
  15. 【請求項15】 前記メッシュ空間は、10〜50cm
    間隔のメッシュ空間であることを特徴とする請求項14
    記載の自動車用腐食現象予測プログラム。
  16. 【請求項16】 請求項11〜15のいずれか一つに記
    載の自動車用腐食現象予測プログラムを記憶したことを
    特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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