JP2002257595A - 回転変位量を検出する装置及び方法、補正装置及び方法、並びに、ディスク - Google Patents
回転変位量を検出する装置及び方法、補正装置及び方法、並びに、ディスクInfo
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- JP2002257595A JP2002257595A JP2001052843A JP2001052843A JP2002257595A JP 2002257595 A JP2002257595 A JP 2002257595A JP 2001052843 A JP2001052843 A JP 2001052843A JP 2001052843 A JP2001052843 A JP 2001052843A JP 2002257595 A JP2002257595 A JP 2002257595A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高精度に回転変位量を検出する装置及び方
法、補正装置及び方法、並びに、ディスクを提供する。 【解決手段】 ディスクの円周角に対応してマークを構
成し、当該マーク検出により、対象物体の回転状態を検
出するロータリエンコーダシステムは、ディスクの半径
方向に形成された溝と、出射光位置を固定した光ビーム
による光の回折現象から得られる溝横断信号から偏心量
を検出し、前記偏心量をディスクの回転軸ずれによる円
周角に対応するマークの位置ずれ量に換算して回転角を
補正する。
法、補正装置及び方法、並びに、ディスクを提供する。 【解決手段】 ディスクの円周角に対応してマークを構
成し、当該マーク検出により、対象物体の回転状態を検
出するロータリエンコーダシステムは、ディスクの半径
方向に形成された溝と、出射光位置を固定した光ビーム
による光の回折現象から得られる溝横断信号から偏心量
を検出し、前記偏心量をディスクの回転軸ずれによる円
周角に対応するマークの位置ずれ量に換算して回転角を
補正する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定体の変位量を
検出する検出装置に係り、特に、回転体の回転変位量
(例えば、回転角や回転速度など)を光学的に検出する
検出装置及び方法、並びに、当該検出結果に含まれる誤
差を補正する補正装置及び方法に関する。
検出する検出装置に係り、特に、回転体の回転変位量
(例えば、回転角や回転速度など)を光学的に検出する
検出装置及び方法、並びに、当該検出結果に含まれる誤
差を補正する補正装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のオートメーション化や製品の小型
化の進むにつれて従来よりもはるかに細かい作業を自動
化する需要が存在している。このため、位置制御や速度
制御をより高精度に行う必要が生じ、位置や速度をより
高精度に検出するセンサの需要が高まっている。このう
ちロータリエンコーダは、回転角や回転速度などの回転
変位量を検出するセンサとして従来から使用されてい
る。ロータリエンコーダは、半径方向に所定の角度間隔
でマークが複数形成されたディスクを回転してマークを
発光素子と受光素子からなる検出器により検出し、検出
器が検出したマークの個数を計数することによって回転
変位量を求めるセンサである。
化の進むにつれて従来よりもはるかに細かい作業を自動
化する需要が存在している。このため、位置制御や速度
制御をより高精度に行う必要が生じ、位置や速度をより
高精度に検出するセンサの需要が高まっている。このう
ちロータリエンコーダは、回転角や回転速度などの回転
変位量を検出するセンサとして従来から使用されてい
る。ロータリエンコーダは、半径方向に所定の角度間隔
でマークが複数形成されたディスクを回転してマークを
発光素子と受光素子からなる検出器により検出し、検出
器が検出したマークの個数を計数することによって回転
変位量を求めるセンサである。
【0003】ロータリエンコーダは、その出力形式から
インクリメンタル型とアブソリュート型に大別すること
ができる。インクリメンタル型の検出器は回転変位量に
比例した連続パルス列を出力するため、出力パルスを計
数することによって回転変位量を求める処理装置が必要
である。一方、アブソリュート型の検出器は回転変位量
をデジタル値で出力するので、回転変位量は既に絶対表
現として出力される。
インクリメンタル型とアブソリュート型に大別すること
ができる。インクリメンタル型の検出器は回転変位量に
比例した連続パルス列を出力するため、出力パルスを計
数することによって回転変位量を求める処理装置が必要
である。一方、アブソリュート型の検出器は回転変位量
をデジタル値で出力するので、回転変位量は既に絶対表
現として出力される。
【0004】ロータリエンコーダのディスクにはミクロ
ン精度以上でマークを作成することができるので、検出
目的に見合った密度(即ち、分解能)でマークを作成す
ることによって回転変位量の検出精度を上げることがで
きる。
ン精度以上でマークを作成することができるので、検出
目的に見合った密度(即ち、分解能)でマークを作成す
ることによって回転変位量の検出精度を上げることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、より高精度な
制御技術が要求されるにつれてディスクの僅かな偏心量
が制御誤差に与える影響を無視できなくなってきた。高
精度かつ高い分解能でディスクにマークが作成されて
も、ディスクを回転軸に取り付ける際に、中心孔と回転
軸との間に埃が入るなどしてディスクは偏心してしま
う。かかる状態でロータリエンコーダを動作させた場
合、ディスクに記録されている回転変位量を検出マーク
の検出位置が変化するので、検出結果に誤差が生じ、そ
れに基づく制御にも誤差を生じてしまう。つまり、検出
マークを高精度で作成しても実際に得られる検出信号は
高精度とならず誤差を含んでしまう。
制御技術が要求されるにつれてディスクの僅かな偏心量
が制御誤差に与える影響を無視できなくなってきた。高
精度かつ高い分解能でディスクにマークが作成されて
も、ディスクを回転軸に取り付ける際に、中心孔と回転
軸との間に埃が入るなどしてディスクは偏心してしま
う。かかる状態でロータリエンコーダを動作させた場
合、ディスクに記録されている回転変位量を検出マーク
の検出位置が変化するので、検出結果に誤差が生じ、そ
れに基づく制御にも誤差を生じてしまう。つまり、検出
マークを高精度で作成しても実際に得られる検出信号は
高精度とならず誤差を含んでしまう。
【0006】かかる問題を解決するために、回転軸を高
精度に回転しておき、その軸に取り付けたロータリエン
コーダの出力信号の微妙な揺れ及び歪みを低減するよう
に偏心を調整することが考えられる。これには回転軸の
高精度な回転が必要であるが、一般に、エンコーダを使
用する機器では、回転軸の回転精度をエンコーダに求め
ているために高精度の回転は困難である。一方、偏心量
なくディスクを回転軸に取り付けることができれば最良
の方法であるが、取り付け評価は困難である。
精度に回転しておき、その軸に取り付けたロータリエン
コーダの出力信号の微妙な揺れ及び歪みを低減するよう
に偏心を調整することが考えられる。これには回転軸の
高精度な回転が必要であるが、一般に、エンコーダを使
用する機器では、回転軸の回転精度をエンコーダに求め
ているために高精度の回転は困難である。一方、偏心量
なくディスクを回転軸に取り付けることができれば最良
の方法であるが、取り付け評価は困難である。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、この
ような従来の課題を解決する新規かつ有用な回転変位量
を検出する装置及び方法、補正装置及び方法、並びに、
ディスクを提供することを概括的な目的とする。
ような従来の課題を解決する新規かつ有用な回転変位量
を検出する装置及び方法、補正装置及び方法、並びに、
ディスクを提供することを概括的な目的とする。
【0008】より特定的には、本発明は、高精度に回転
変位量を検出する装置及び方法、補正装置及び方法、並
びに、ディスクを提供することを例示的目的とする。
変位量を検出する装置及び方法、補正装置及び方法、並
びに、ディスクを提供することを例示的目的とする。
【0009】上記目的を達成するために、本発明の一側
面としての検出装置は、回転軸に取り付けられて当該回
転軸と共に回転するディスクであって、前記回転軸の回
転変位量を検出するために設けられ、前記所定の角度間
隔で前記ディスクの円周方向に配置され、光学的に検出
可能な複数のマークからなる第1のパターン部と、前記
ディスクの偏心量を検出するために、前記ディスクの円
周方向に平行に整列している複数の溝として光学的に検
出可能な第2のパターン部とを有する。かかるディスク
は、回転軸の回転変位量を検出するロータリエンコーダ
として機能するだけでなく、ディスクの偏心量を検出す
る機能も有する。前記第1のパターン部の前記マーク
は、赤外光を受光すると発光する蛍光塗料により描画さ
れてもよい。これにより、ディスク表面の塵や埃等の汚
れに左右されずに前記マークは検出可能となり、回転変
位量を安定して検出することができる。前記第2のパタ
ーン部は、前記ディスク上において前記第1のパターン
部の外側に配置されてもよい。これにより、回転変位量
を検出する光学系を長焦点に構成して、ディスクに直接
に接触しないで第1のパターン部を検出することができ
る。
面としての検出装置は、回転軸に取り付けられて当該回
転軸と共に回転するディスクであって、前記回転軸の回
転変位量を検出するために設けられ、前記所定の角度間
隔で前記ディスクの円周方向に配置され、光学的に検出
可能な複数のマークからなる第1のパターン部と、前記
ディスクの偏心量を検出するために、前記ディスクの円
周方向に平行に整列している複数の溝として光学的に検
出可能な第2のパターン部とを有する。かかるディスク
は、回転軸の回転変位量を検出するロータリエンコーダ
として機能するだけでなく、ディスクの偏心量を検出す
る機能も有する。前記第1のパターン部の前記マーク
は、赤外光を受光すると発光する蛍光塗料により描画さ
れてもよい。これにより、ディスク表面の塵や埃等の汚
れに左右されずに前記マークは検出可能となり、回転変
位量を安定して検出することができる。前記第2のパタ
ーン部は、前記ディスク上において前記第1のパターン
部の外側に配置されてもよい。これにより、回転変位量
を検出する光学系を長焦点に構成して、ディスクに直接
に接触しないで第1のパターン部を検出することができ
る。
【0010】本発明の別の側面としての検出装置は、回
転軸に取り付けられて当該回転軸と共に回転するディス
クに所定の角度間隔で前記ディスクの円周方向に配置さ
れた複数のマークからなる第1のパターン部を光学的に
検出する第1の光ヘッドと、前記第1の光ヘッドによる
検出結果に基づき前記回転軸の回転変位量を表す第1の
データを生成する第1の処理部と、前記ディスク上に設
けられた第2のパターン部を光学的に検出する第2の光
ヘッドであって、前記第2のパターン部は前記ディスク
の円周方向に平行に整列している複数の溝として光学的
に検出される第2の光ヘッドと、前記第2の光ヘッドに
よる検出結果に基づき前記ディスクの偏心量を表す第2
のデータを生成する第2の処理部と、前記第1のデータ
が前記偏心量がゼロの場合の前記回転変位量を表すよう
に、前記第2のデータに基づいて前記第1のデータを補
正する第3の処理部とを有する。この複数の溝は同心円
状にもしくはスパイラル状に配置されている。かかる検
出装置は、偏心による誤差を含んで検出された回転変位
量を、偏心データに基づいて、偏心を含まない回転変位
量に補正することができる。前記検出装置は前記第2の
データを格納するメモリを更に有し、前記第1及び第2
の光ヘッドは同一の光ヘッドであってもよい。一の光ヘ
ッドが回転変位量の検出と偏心量の検出を兼ねるので、
2つの光ヘッドを設ける場合に比べて、部品点数が削減
され構成が簡素化し装置が小型化する。
転軸に取り付けられて当該回転軸と共に回転するディス
クに所定の角度間隔で前記ディスクの円周方向に配置さ
れた複数のマークからなる第1のパターン部を光学的に
検出する第1の光ヘッドと、前記第1の光ヘッドによる
検出結果に基づき前記回転軸の回転変位量を表す第1の
データを生成する第1の処理部と、前記ディスク上に設
けられた第2のパターン部を光学的に検出する第2の光
ヘッドであって、前記第2のパターン部は前記ディスク
の円周方向に平行に整列している複数の溝として光学的
に検出される第2の光ヘッドと、前記第2の光ヘッドに
よる検出結果に基づき前記ディスクの偏心量を表す第2
のデータを生成する第2の処理部と、前記第1のデータ
が前記偏心量がゼロの場合の前記回転変位量を表すよう
に、前記第2のデータに基づいて前記第1のデータを補
正する第3の処理部とを有する。この複数の溝は同心円
状にもしくはスパイラル状に配置されている。かかる検
出装置は、偏心による誤差を含んで検出された回転変位
量を、偏心データに基づいて、偏心を含まない回転変位
量に補正することができる。前記検出装置は前記第2の
データを格納するメモリを更に有し、前記第1及び第2
の光ヘッドは同一の光ヘッドであってもよい。一の光ヘ
ッドが回転変位量の検出と偏心量の検出を兼ねるので、
2つの光ヘッドを設ける場合に比べて、部品点数が削減
され構成が簡素化し装置が小型化する。
【0011】本発明の更に別の側面としての補正装置
は、回転軸に取り付けられて当該回転軸と共に回転する
ディスクであって、所定の角度間隔で前記ディスクの円
周方向に配置された複数のマークを有するディスクに設
けられ、前記ディスクの円周方向に平行に整列している
複数の溝として光学的に検出可能なパターン部を光学的
に検出する光ヘッドと、前記マークを光学的に検出する
ことによって生成される前記回転軸の回転変位量を表す
第1のデータが前記ディスクの偏心量がゼロの場合の前
記回転軸の回転変位量を表すように、前記第1のデータ
を補正するために、当該光ヘッドによる検出結果に基づ
き前記偏心量を表す第2のデータを生成する処理部とを
有する。かかる補正装置は、第1のデータを補正するた
めの第2のデータを生成する。前記処理部は、前記光ヘ
ッドが横断した溝の数を計数するカウンタを有すること
ができる。これにより、回転軸に取り付けられたディス
クの偏心量を定量的に得ることができる。また、前記処
理部は、前記カウンタによって計数された前記溝の数と
前記溝の間隔との積から前記第2のデータを生成しても
よい。これにより、誤差の含んだ回転変位量を補正する
データを偏心量として得ることができる。
は、回転軸に取り付けられて当該回転軸と共に回転する
ディスクであって、所定の角度間隔で前記ディスクの円
周方向に配置された複数のマークを有するディスクに設
けられ、前記ディスクの円周方向に平行に整列している
複数の溝として光学的に検出可能なパターン部を光学的
に検出する光ヘッドと、前記マークを光学的に検出する
ことによって生成される前記回転軸の回転変位量を表す
第1のデータが前記ディスクの偏心量がゼロの場合の前
記回転軸の回転変位量を表すように、前記第1のデータ
を補正するために、当該光ヘッドによる検出結果に基づ
き前記偏心量を表す第2のデータを生成する処理部とを
有する。かかる補正装置は、第1のデータを補正するた
めの第2のデータを生成する。前記処理部は、前記光ヘ
ッドが横断した溝の数を計数するカウンタを有すること
ができる。これにより、回転軸に取り付けられたディス
クの偏心量を定量的に得ることができる。また、前記処
理部は、前記カウンタによって計数された前記溝の数と
前記溝の間隔との積から前記第2のデータを生成しても
よい。これにより、誤差の含んだ回転変位量を補正する
データを偏心量として得ることができる。
【0012】本発明の更に別の側面としての検出方法
は、回転軸に取り付けられて当該回転軸と共に回転する
ディスクに所定の角度間隔で前記ディスクの円周方向に
配置された複数のマークからなる第1のパターン部を光
学的に検出することによって、前記回転軸の回転変位量
を表す第1のデータを生成するステップと、前記ディス
クの円周方向に平行に整列している複数の溝として光学
的に検出可能な第2のパターン部を光学的に検出するこ
とによって、前記ディスクの偏心量を表す第2のデータ
を生成するステップと、前記第1のデータが前記偏心量
がゼロの場合の前記回転変位量を表すように、前記第2
のデータに基づいて前記第1のデータを補正するステッ
プとを有する。かかる検出方法は上述の検出装置と同様
の作用を奏する。
は、回転軸に取り付けられて当該回転軸と共に回転する
ディスクに所定の角度間隔で前記ディスクの円周方向に
配置された複数のマークからなる第1のパターン部を光
学的に検出することによって、前記回転軸の回転変位量
を表す第1のデータを生成するステップと、前記ディス
クの円周方向に平行に整列している複数の溝として光学
的に検出可能な第2のパターン部を光学的に検出するこ
とによって、前記ディスクの偏心量を表す第2のデータ
を生成するステップと、前記第1のデータが前記偏心量
がゼロの場合の前記回転変位量を表すように、前記第2
のデータに基づいて前記第1のデータを補正するステッ
プとを有する。かかる検出方法は上述の検出装置と同様
の作用を奏する。
【0013】本発明の更に別の側面としての補正方法
は、回転軸に取り付けられて当該回転軸と共に回転する
ディスクであって、所定の角度間隔で前記ディスクの円
周方向に配置された複数のマークを有するディスクに設
けられ、前記ディスクの円周方向に平行に整列している
複数の溝として光学的に検出可能なパターン部を光学的
に検出するステップと、前記マークを光学的に検出する
ことによって生成される前記回転軸の回転変位量を表す
第1のデータが前記ディスクの偏心量がゼロの場合の前
記回転軸の回転変位量を表すように前記第1のデータを
補正するために、前記検出結果に基づき前記偏心量を表
す第2のデータを生成するステップとを有する。かかる
補正方法は上述の補正装置と同様の作用を奏する。
は、回転軸に取り付けられて当該回転軸と共に回転する
ディスクであって、所定の角度間隔で前記ディスクの円
周方向に配置された複数のマークを有するディスクに設
けられ、前記ディスクの円周方向に平行に整列している
複数の溝として光学的に検出可能なパターン部を光学的
に検出するステップと、前記マークを光学的に検出する
ことによって生成される前記回転軸の回転変位量を表す
第1のデータが前記ディスクの偏心量がゼロの場合の前
記回転軸の回転変位量を表すように前記第1のデータを
補正するために、前記検出結果に基づき前記偏心量を表
す第2のデータを生成するステップとを有する。かかる
補正方法は上述の補正装置と同様の作用を奏する。
【0014】本発明の更なる目的又はその他の特徴は添
付図面を参照して説明される好ましい実施例において明
らかにされるであろう。
付図面を参照して説明される好ましい実施例において明
らかにされるであろう。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の例示的一態様である検出装置(以下、ロータリエン
コーダシステム)1について説明する。図1に示すよう
に、ロータリエンコーダシステム1は回転軸Tに取り付
けられるディスク100、光ヘッド200及び300、
及び、処理部400乃至600を有する。ここで、図1
は、本発明のエンコーダシステム1を概略的に示すブロ
ック図である。本実施例では、ディスク100の半径方
向に延びる同一直線上に光ヘッド200及び300は整
列しているが、かかる形態は例示的であり、光ヘッド2
00及び300はディスク100の中心から見て所定角
度だけずれていてもよい。光ヘッド200及び300は
それぞれ処理部400及び500と電気的に接続され、
処理部400及び500は処理部600と電気的に接続
されている。光ヘッド300と処理部500及び600
は一の補正装置と観念されてもよい。
明の例示的一態様である検出装置(以下、ロータリエン
コーダシステム)1について説明する。図1に示すよう
に、ロータリエンコーダシステム1は回転軸Tに取り付
けられるディスク100、光ヘッド200及び300、
及び、処理部400乃至600を有する。ここで、図1
は、本発明のエンコーダシステム1を概略的に示すブロ
ック図である。本実施例では、ディスク100の半径方
向に延びる同一直線上に光ヘッド200及び300は整
列しているが、かかる形態は例示的であり、光ヘッド2
00及び300はディスク100の中心から見て所定角
度だけずれていてもよい。光ヘッド200及び300は
それぞれ処理部400及び500と電気的に接続され、
処理部400及び500は処理部600と電気的に接続
されている。光ヘッド300と処理部500及び600
は一の補正装置と観念されてもよい。
【0016】ロータリエンコーダシステム1は回転軸T
と共に回転するディスク100の回転変位量を検出し、
回転軸Tの回転変位量を表すデータを生成する。ロータ
リエンコーダ1の(又はこれに接続された)図示しない
制御部は、かかるデータに基づいて容易に回転軸Tの回
転変位量と同一の回転軸Tに接続された図示しない回転
体の回転を制御することができる。ロータリエンコーダ
システム1はディスク100が偏心している場合には偏
心量データを生成し、偏心量データに基づいて回転変位
量データを補正して出力することができる。ロータリエ
ンコーダシステム1は偏心量を補正することができるの
で、ディスク100の中心が回転の中心と完全に一致し
ていない場合でも精度よく回転変位量を測定することが
できる。
と共に回転するディスク100の回転変位量を検出し、
回転軸Tの回転変位量を表すデータを生成する。ロータ
リエンコーダ1の(又はこれに接続された)図示しない
制御部は、かかるデータに基づいて容易に回転軸Tの回
転変位量と同一の回転軸Tに接続された図示しない回転
体の回転を制御することができる。ロータリエンコーダ
システム1はディスク100が偏心している場合には偏
心量データを生成し、偏心量データに基づいて回転変位
量データを補正して出力することができる。ロータリエ
ンコーダシステム1は偏心量を補正することができるの
で、ディスク100の中心が回転の中心と完全に一致し
ていない場合でも精度よく回転変位量を測定することが
できる。
【0017】図2を参照するに、ディスク100は円盤
形状を有する薄板であり、例えば、透明な(即ち、光を
透過する)ポリカーボネート樹脂を射出成形することに
よって形成される。しかし、ディスク100の材料はこ
れに限定されず、周知のいかなる部材、例えば、ガラス
やステンレス等により形成されてもよい。ディスク10
0は光ヘッド200及び300と協同し、回転軸T及び
ディスク100の回転変位量及びディスク100の偏心
量を検出する。ここで、図2は、ディスク100の概略
平面図である。なお、図2は、説明の便宜上ディスクの
一部を部分的に誇張して示している。ディスク100
は、当該ディスク100の中心に設けられた中心孔11
0と、中心孔110より外側に設けられた回転角検出用
のマークパターン部120と、パターン部120の外側
に設けられた偏心量検出用の溝パターン部130とを有
する。但し、本発明は、パターン部130をパターン部
120の内側に配置する構成を排除するものではなく、
かかる点においてディスク100の設計の自由度を上げ
ている。パターン部130をパターン部120の外側に
設けることによって、回転変位量を検出するヘッド30
0を含む光学系を長焦点に構成して、ディスク100に
直接に接触しないでパターン部120を検出することが
できる。
形状を有する薄板であり、例えば、透明な(即ち、光を
透過する)ポリカーボネート樹脂を射出成形することに
よって形成される。しかし、ディスク100の材料はこ
れに限定されず、周知のいかなる部材、例えば、ガラス
やステンレス等により形成されてもよい。ディスク10
0は光ヘッド200及び300と協同し、回転軸T及び
ディスク100の回転変位量及びディスク100の偏心
量を検出する。ここで、図2は、ディスク100の概略
平面図である。なお、図2は、説明の便宜上ディスクの
一部を部分的に誇張して示している。ディスク100
は、当該ディスク100の中心に設けられた中心孔11
0と、中心孔110より外側に設けられた回転角検出用
のマークパターン部120と、パターン部120の外側
に設けられた偏心量検出用の溝パターン部130とを有
する。但し、本発明は、パターン部130をパターン部
120の内側に配置する構成を排除するものではなく、
かかる点においてディスク100の設計の自由度を上げ
ている。パターン部130をパターン部120の外側に
設けることによって、回転変位量を検出するヘッド30
0を含む光学系を長焦点に構成して、ディスク100に
直接に接触しないでパターン部120を検出することが
できる。
【0018】中心孔110はディスク100の中心に位
置し、かかるディスク100を回転軸Tに固定する。パ
ターン部120はディスク100の中心に関して同心円
状に配置された複数の同一形状のマーク122を有す
る。各マーク120はディスク100の半径方向に延
び、同一形状を有する。パターン部120は光ヘッド2
00と協同し、回転軸Tに取り付けられたディスク10
0の回転変位量を検出する機能を有する。なお、本実施
例のパターン部120は複数のマーク122を一段のみ
有しているが、ディスク100の回転変位量の検出精度
を高めるために、例えば、同心円状に複数段のマークを
有してもよい。パターン部120は従来のロータリエン
コーダが使用するマーク等の形状も適用することができ
る。
置し、かかるディスク100を回転軸Tに固定する。パ
ターン部120はディスク100の中心に関して同心円
状に配置された複数の同一形状のマーク122を有す
る。各マーク120はディスク100の半径方向に延
び、同一形状を有する。パターン部120は光ヘッド2
00と協同し、回転軸Tに取り付けられたディスク10
0の回転変位量を検出する機能を有する。なお、本実施
例のパターン部120は複数のマーク122を一段のみ
有しているが、ディスク100の回転変位量の検出精度
を高めるために、例えば、同心円状に複数段のマークを
有してもよい。パターン部120は従来のロータリエン
コーダが使用するマーク等の形状も適用することができ
る。
【0019】マーク122はディスク100の中心孔1
10から一定の角度間隔で円周方向に配置される。マー
ク122は光を透過するディスク100に設けられた反
射部として形成される。代替的に、ディスク100を光
が透過しないアルミニウム等の材料から構成し、又は、
ポリカーボネート樹脂に反射膜を全面に形成することに
よって光が透過しない構成にし、マーク122をディス
ク100を貫通して光を透過するスリット又は反射膜に
設けられて光を透過する溝として構成してもよい。マー
ク122は、例えば、長方形のスリットであって、その
円周方向の幅は隣接するマーク122aまでの距離の半
分に設定される。一方、マーク122の半径方向の長さ
は特別に限定を有するものではないが、偏心が生じた場
合でも回転角検出用光ヘッド200の検出範囲から外れ
ない程度に決定される。また、マーク122を設ける角
度間隔は所望する分解能から決定される。マークの角度
間隔が小さくなればなるほど分解能が高くなる。ディス
ク100が回転すると、マーク122とマーク122の
ない領域123が光ヘッド200によって交互に検出さ
れ、この結果、光ヘッド200はマーク122の有無を
光学的に検出可能にすることができる。
10から一定の角度間隔で円周方向に配置される。マー
ク122は光を透過するディスク100に設けられた反
射部として形成される。代替的に、ディスク100を光
が透過しないアルミニウム等の材料から構成し、又は、
ポリカーボネート樹脂に反射膜を全面に形成することに
よって光が透過しない構成にし、マーク122をディス
ク100を貫通して光を透過するスリット又は反射膜に
設けられて光を透過する溝として構成してもよい。マー
ク122は、例えば、長方形のスリットであって、その
円周方向の幅は隣接するマーク122aまでの距離の半
分に設定される。一方、マーク122の半径方向の長さ
は特別に限定を有するものではないが、偏心が生じた場
合でも回転角検出用光ヘッド200の検出範囲から外れ
ない程度に決定される。また、マーク122を設ける角
度間隔は所望する分解能から決定される。マークの角度
間隔が小さくなればなるほど分解能が高くなる。ディス
ク100が回転すると、マーク122とマーク122の
ない領域123が光ヘッド200によって交互に検出さ
れ、この結果、光ヘッド200はマーク122の有無を
光学的に検出可能にすることができる。
【0020】マーク122は非可視光である。例えば赤
外線を受けて励起し、別の波長に変換発光する蛍光塗料
を塗布してもよい。かかる蛍光塗料よりマーク122を
形成した場合、光ヘッド200から射出された赤外光は
表面の汚れを透過し、微細なパターン部120へのゴミ
や汚れを懸念することなくマーク122を検知すること
ができる。従って、ディスク100と光ヘッド200と
の距離が離れている場合であっても、ディスク100へ
の防塵対策はカバー等必要最低限で足りるし、ディスク
100を剥き出した状態で検出を行うような劣悪な設置
環境でも高精度な回転変位量の検出が可能となる。蛍光
塗料は、バインダと混合した紫外線硬化インクからなる
蛍光体材料から構成される。
外線を受けて励起し、別の波長に変換発光する蛍光塗料
を塗布してもよい。かかる蛍光塗料よりマーク122を
形成した場合、光ヘッド200から射出された赤外光は
表面の汚れを透過し、微細なパターン部120へのゴミ
や汚れを懸念することなくマーク122を検知すること
ができる。従って、ディスク100と光ヘッド200と
の距離が離れている場合であっても、ディスク100へ
の防塵対策はカバー等必要最低限で足りるし、ディスク
100を剥き出した状態で検出を行うような劣悪な設置
環境でも高精度な回転変位量の検出が可能となる。蛍光
塗料は、バインダと混合した紫外線硬化インクからなる
蛍光体材料から構成される。
【0021】パターン部130は回転軸Tに取り付けら
れたディスク100の偏心量を検出するための領域であ
り、パターン部120の外側に半径方向に所定の幅を有
する。かかる幅はディスク100に偏心が生じた場合で
あっても、光ヘッド300がパターン部130から外れ
ない範囲で決定される。パターン部130は同心円状又
はスパイラル状に形成された溝132(1)乃至(N)
を有する。なお説明の便宜上、溝132は溝132
(1)乃至(N)を総括するものとする。
れたディスク100の偏心量を検出するための領域であ
り、パターン部120の外側に半径方向に所定の幅を有
する。かかる幅はディスク100に偏心が生じた場合で
あっても、光ヘッド300がパターン部130から外れ
ない範囲で決定される。パターン部130は同心円状又
はスパイラル状に形成された溝132(1)乃至(N)
を有する。なお説明の便宜上、溝132は溝132
(1)乃至(N)を総括するものとする。
【0022】溝132は、光ヘッド300から見ると、
例えば、図4に示すように、ディスク100の円周方向
に間隔d(光ヘッドからの出射ビーム幅と関係した大き
さであり、1.2μm)で平行に整列している。この間
隔dで偏心量の精度が決まる。ここで、図4は、光ヘッ
ド300から見たパターン部130の概略平面図(同図
(a))と概略断面図(同図(b))である。溝132
はディスク100の形成時、溝132とは反対の凹凸を
有するスタンパを使用して射出成形することによって容
易に精度よく形成することができる。溝132を光ヘッ
ド300が検知することにより、ディスク100の偏心
量を検出する。
例えば、図4に示すように、ディスク100の円周方向
に間隔d(光ヘッドからの出射ビーム幅と関係した大き
さであり、1.2μm)で平行に整列している。この間
隔dで偏心量の精度が決まる。ここで、図4は、光ヘッ
ド300から見たパターン部130の概略平面図(同図
(a))と概略断面図(同図(b))である。溝132
はディスク100の形成時、溝132とは反対の凹凸を
有するスタンパを使用して射出成形することによって容
易に精度よく形成することができる。溝132を光ヘッ
ド300が検知することにより、ディスク100の偏心
量を検出する。
【0023】光ヘッド200は、回転変位量を検出する
ために設けられ、発光部210と受光部220とを有
し、パターン部120に対向して配置される。本実施例
の光ヘッド200は反射型光センサを使用するため、発
光部210と受光部220がディスク100に対して同
じ側に設けられる。発光部210は、発光ダイオード
(LED)やレーザダイオード(LD)などにより光を
発する。受光部220は、発光部210より射出された
光のパターン部120による反射光を感知するフォトト
ランジスタ、フォトICなどを使用する。上述したよう
に、本発明は、光ヘッド200が透過型光センサから構
成されることを排除するものではない。光ヘッド200
が透過型である場合、発光部210と受光部220はデ
ィスク100を介して対称な位置に設けられる。反射型
光センサを使用する光ヘッド200は、一般に、ロータ
リエンコーダシステム1の小型化に寄与する。光ヘッド
200はパターン部120と協同し、マーク122を光
学的に検出する。光ヘッド200はマーク122の有無
を表す光信号を電気信号に変換して処理部400に送
る。
ために設けられ、発光部210と受光部220とを有
し、パターン部120に対向して配置される。本実施例
の光ヘッド200は反射型光センサを使用するため、発
光部210と受光部220がディスク100に対して同
じ側に設けられる。発光部210は、発光ダイオード
(LED)やレーザダイオード(LD)などにより光を
発する。受光部220は、発光部210より射出された
光のパターン部120による反射光を感知するフォトト
ランジスタ、フォトICなどを使用する。上述したよう
に、本発明は、光ヘッド200が透過型光センサから構
成されることを排除するものではない。光ヘッド200
が透過型である場合、発光部210と受光部220はデ
ィスク100を介して対称な位置に設けられる。反射型
光センサを使用する光ヘッド200は、一般に、ロータ
リエンコーダシステム1の小型化に寄与する。光ヘッド
200はパターン部120と協同し、マーク122を光
学的に検出する。光ヘッド200はマーク122の有無
を表す光信号を電気信号に変換して処理部400に送
る。
【0024】光ヘッド300は、偏心量を検出するため
に設けられ、発光部310と受光部320とを有し、パ
ターン部130に対向して配置される。本実施例の光ヘ
ッド300は反射型光センサを使用するため、発光部3
10と受光部320がディスク100に対して同じ側に
設けられるが、本発明は透過型光センサの使用を妨げる
ものではないことは光ヘッド200と同様である。光ヘ
ッド300は溝132を光学的に検出し、溝132の有
無を表す光信号を電気信号に変換して処理部500に送
る。
に設けられ、発光部310と受光部320とを有し、パ
ターン部130に対向して配置される。本実施例の光ヘ
ッド300は反射型光センサを使用するため、発光部3
10と受光部320がディスク100に対して同じ側に
設けられるが、本発明は透過型光センサの使用を妨げる
ものではないことは光ヘッド200と同様である。光ヘ
ッド300は溝132を光学的に検出し、溝132の有
無を表す光信号を電気信号に変換して処理部500に送
る。
【0025】発光部310は、図4に示すように、例示
的に、レーザダイオード312と集光用のレンズ314
とを有する。受光部320は、発光部310より射出さ
れた光のパターン部130による反射光を感知する。受
光部320は、1次回折光を集光するためのレンズ32
2と、パターン部130からの回折反射光を検知する2
次元光センサ324と、差動増幅器326とを有する。
溝130は回折光を生成する回折格子として機能し、レ
ンズ322は反射回折光を2次元センサ324に集光す
る。2次元センサ324は反射光の0次光と±1次回折
光が重なり合う部分の強度を感知し、差動増幅器326
がその差をとることにより電気信号330を生成する。
図5に信号330の波形を示す。
的に、レーザダイオード312と集光用のレンズ314
とを有する。受光部320は、発光部310より射出さ
れた光のパターン部130による反射光を感知する。受
光部320は、1次回折光を集光するためのレンズ32
2と、パターン部130からの回折反射光を検知する2
次元光センサ324と、差動増幅器326とを有する。
溝130は回折光を生成する回折格子として機能し、レ
ンズ322は反射回折光を2次元センサ324に集光す
る。2次元センサ324は反射光の0次光と±1次回折
光が重なり合う部分の強度を感知し、差動増幅器326
がその差をとることにより電気信号330を生成する。
図5に信号330の波形を示す。
【0026】図3を参照するに、処理部400は受光部
220に電気接続されたコンパレータ410と、コンパ
レータ410に電気接続されたカウンタ420とを有す
る。ここで、図3は、図1に示すロータリエンコーダ1
の回路系を示す概略ブロック図である。処理部400
は、ディスク100の回転変位量に対応した電気信号4
30を生成し、かかる信号430を処理部600に送信
する。コンパレータ410は、受光部220から送られ
る電気信号を、当該電気信号に含まれるノイズを除去す
るために所定の閾値を比較し、閾値以下の信号をオフ
(L:Low)、閾値以上の信号をオン(H:Hig
h)とした信号を生成する。コンパレータ410は、例
えば、OPアンプ(オペアンプ)を使用して構成するこ
とができるが、これに限定されるものではない。カウン
タ420は、図示しないUp入力端子、Down入力端
子、Clear端子を有し、コンパレータ410からの
出力としての山の数を計数し、2値化された電気信号4
30として処理部600へ出力する。コンパレータ41
0によりカウンタ420はノイズを誤って計数すること
がなくなる。電気信号430を図6(a)に示す。
220に電気接続されたコンパレータ410と、コンパ
レータ410に電気接続されたカウンタ420とを有す
る。ここで、図3は、図1に示すロータリエンコーダ1
の回路系を示す概略ブロック図である。処理部400
は、ディスク100の回転変位量に対応した電気信号4
30を生成し、かかる信号430を処理部600に送信
する。コンパレータ410は、受光部220から送られ
る電気信号を、当該電気信号に含まれるノイズを除去す
るために所定の閾値を比較し、閾値以下の信号をオフ
(L:Low)、閾値以上の信号をオン(H:Hig
h)とした信号を生成する。コンパレータ410は、例
えば、OPアンプ(オペアンプ)を使用して構成するこ
とができるが、これに限定されるものではない。カウン
タ420は、図示しないUp入力端子、Down入力端
子、Clear端子を有し、コンパレータ410からの
出力としての山の数を計数し、2値化された電気信号4
30として処理部600へ出力する。コンパレータ41
0によりカウンタ420はノイズを誤って計数すること
がなくなる。電気信号430を図6(a)に示す。
【0027】同様に図3を参照するに、処理部500
は、受光部320に電気接続されたコンパレータ510
と、コンパレータ510に電気接続されたカウンタ52
0とを有する。処理部500はディスク100の偏心量
に対応した電気信号530を生成し、かかる信号530
を処理部600に送信する。コンパレータ510は、受
光部320より送られる電気信号を、当該電気信号に含
まれるノイズを除去するために所定の閾値を比較する。
コンパレータ510はカウンタ520に対し閾値以下の
信号をオフ(L:Low)、閾値以上の信号をオン
(H:High)とした信号を生成する。カウンタ52
0は図示しないUp入力端子、Down入力端子、Cl
ear端子を有し、コンパレータ510からの出力とし
ての山の数を計数し、2進化された電気信号530とし
て処理部600へ出力する。コンパレータ510により
カウンタ520はノイズを誤って計数することがなくな
る。電気信号530の波形を図6(b)に示す。
は、受光部320に電気接続されたコンパレータ510
と、コンパレータ510に電気接続されたカウンタ52
0とを有する。処理部500はディスク100の偏心量
に対応した電気信号530を生成し、かかる信号530
を処理部600に送信する。コンパレータ510は、受
光部320より送られる電気信号を、当該電気信号に含
まれるノイズを除去するために所定の閾値を比較する。
コンパレータ510はカウンタ520に対し閾値以下の
信号をオフ(L:Low)、閾値以上の信号をオン
(H:High)とした信号を生成する。カウンタ52
0は図示しないUp入力端子、Down入力端子、Cl
ear端子を有し、コンパレータ510からの出力とし
ての山の数を計数し、2進化された電気信号530とし
て処理部600へ出力する。コンパレータ510により
カウンタ520はノイズを誤って計数することがなくな
る。電気信号530の波形を図6(b)に示す。
【0028】同様に図3を参照するに、処理部600は
加算器610を有し、偏心量を含んだ信号430から偏
心量を表す信号530を差分を取り、回転変位量に含ま
れる偏心量からもたらされる誤差を補正し、補正された
信号430としての電気信号630を生成する。電気信
号630の波形を図6(c)に示す。
加算器610を有し、偏心量を含んだ信号430から偏
心量を表す信号530を差分を取り、回転変位量に含ま
れる偏心量からもたらされる誤差を補正し、補正された
信号430としての電気信号630を生成する。電気信
号630の波形を図6(c)に示す。
【0029】なお、ロータリエンコーダメモリ1は図示
しないメモリを有して信号530のデータを記録しても
よい。メモリを有する場合は、光ヘッド200が光ヘッ
ド300を兼ねてもよい。
しないメモリを有して信号530のデータを記録しても
よい。メモリを有する場合は、光ヘッド200が光ヘッ
ド300を兼ねてもよい。
【0030】以下、ロータリエンコーダシステム1を利
用した回転変位量の検出動作について説明する。まず、
ディスク100を回転軸Tに取り付けるが、このときデ
ィスク100は微小な偏心量で偏心して回転軸Tに取り
付けられる。次いで、回転軸Tを図1において右回りに
等速度で回転させる。
用した回転変位量の検出動作について説明する。まず、
ディスク100を回転軸Tに取り付けるが、このときデ
ィスク100は微小な偏心量で偏心して回転軸Tに取り
付けられる。次いで、回転軸Tを図1において右回りに
等速度で回転させる。
【0031】光ヘッド200の発光部210がパターン
部120に向けて光を射出する。発光部210から射出
された光はマーク122で反射され、マーク122のな
い領域123でディスク100を透過する。反射光は受
光素子220によって受光され、電気信号に変換されて
処理部400に送られる。ディスク100が等速回転を
する際、受光素子220で感知した光の強弱を縦軸、経
過時間を横軸にした電気信号に変換すると波形は略正弦
波を示す。次いで、コンパレータ410が受光素子21
0で電気的波形に変換された回転変位量の波形を所定の
閾値と比較する。コンパレータ410は回転変位量の波
形が閾値以上の値をもつ間をHigh、閾値以下の値の
もつ間をLowとして、回転変位量の電気信号をパルス
波形に変換する。つまり、出力されるパルス波形は光ヘ
ッド200がマーク122のない領域123を検知して
いる間はLowになり、マーク122を検知している間
はHighとなる。カウンタ420はコンパレータ41
0でパルス波形に変換された回転変位量、例えば、Hi
ghの回数をカウントする。カウンタ420はかかるカ
ウントが行なわれるたびにカウントした総計を信号43
0として処理部600に送信する。
部120に向けて光を射出する。発光部210から射出
された光はマーク122で反射され、マーク122のな
い領域123でディスク100を透過する。反射光は受
光素子220によって受光され、電気信号に変換されて
処理部400に送られる。ディスク100が等速回転を
する際、受光素子220で感知した光の強弱を縦軸、経
過時間を横軸にした電気信号に変換すると波形は略正弦
波を示す。次いで、コンパレータ410が受光素子21
0で電気的波形に変換された回転変位量の波形を所定の
閾値と比較する。コンパレータ410は回転変位量の波
形が閾値以上の値をもつ間をHigh、閾値以下の値の
もつ間をLowとして、回転変位量の電気信号をパルス
波形に変換する。つまり、出力されるパルス波形は光ヘ
ッド200がマーク122のない領域123を検知して
いる間はLowになり、マーク122を検知している間
はHighとなる。カウンタ420はコンパレータ41
0でパルス波形に変換された回転変位量、例えば、Hi
ghの回数をカウントする。カウンタ420はかかるカ
ウントが行なわれるたびにカウントした総計を信号43
0として処理部600に送信する。
【0032】光ヘッド300の発光部310のレーザダ
イオード312は光を射出し、レンズ314が溝132
に集光する。偏心したディスク100が回転すると、光
ヘッド300から見てパターン部130の溝132は偏
心量に応じて上下動を繰り返す。ディスク100が一回
転すると光ヘッド300が検出する偏心量はゼロにな
る。溝132で反射された0次回折光と±1次回折光
は、受光部320のレンズ322によって集光され、2
次元センサ324によって検出される。0次回折光と±
1次回折光が重なる領域において、溝132に応じた光
の強弱が生まれる。差動増幅器324が、かかる領域の
強度の差をとることによって図5に示す偏心信号330
が生成される。偏心信号330は溝132の中心及び山
中央部で0となるような正弦波の波形となる。偏心信号
330はコンパレータ510に送られて所定の閾値と比
較される。偏心信号330の波形において、この閾値以
上の値をとっている間をオン(High)、閾値以下の
値の間をオフ(Low)として、偏心信号をパルス波形
に変換する。つまり、出力されるパルス波形は、光ヘッ
ド300が溝132を検知している間はオンになり、検
知していない間はオフとなる。カウンタ520は、光ヘ
ッド300が検出した溝132の数を計数し、信号53
0を生成する。
イオード312は光を射出し、レンズ314が溝132
に集光する。偏心したディスク100が回転すると、光
ヘッド300から見てパターン部130の溝132は偏
心量に応じて上下動を繰り返す。ディスク100が一回
転すると光ヘッド300が検出する偏心量はゼロにな
る。溝132で反射された0次回折光と±1次回折光
は、受光部320のレンズ322によって集光され、2
次元センサ324によって検出される。0次回折光と±
1次回折光が重なる領域において、溝132に応じた光
の強弱が生まれる。差動増幅器324が、かかる領域の
強度の差をとることによって図5に示す偏心信号330
が生成される。偏心信号330は溝132の中心及び山
中央部で0となるような正弦波の波形となる。偏心信号
330はコンパレータ510に送られて所定の閾値と比
較される。偏心信号330の波形において、この閾値以
上の値をとっている間をオン(High)、閾値以下の
値の間をオフ(Low)として、偏心信号をパルス波形
に変換する。つまり、出力されるパルス波形は、光ヘッ
ド300が溝132を検知している間はオンになり、検
知していない間はオフとなる。カウンタ520は、光ヘ
ッド300が検出した溝132の数を計数し、信号53
0を生成する。
【0033】なお、信号530を図示しないメモリに格
納すれば、補正を行う際に、毎回偏心量を測定しなくて
も一度偏心量を測定すれば、その偏心量を使用すること
ができる。従って、この場合は光ヘッドの数を一つにす
ることができる。
納すれば、補正を行う際に、毎回偏心量を測定しなくて
も一度偏心量を測定すれば、その偏心量を使用すること
ができる。従って、この場合は光ヘッドの数を一つにす
ることができる。
【0034】計数されたマーク122の数とマーク12
2間隔との積をとることによってロータリエンコーダシ
ステム1の図示しない制御部は回転角を算出することが
できるが、ディスク100が偏心している場合は算出さ
れた回転角は誤差を含む。このため、処理部600は、
信号430から信号530を引いて補正された回転変位
量を表す信号630を生成する。
2間隔との積をとることによってロータリエンコーダシ
ステム1の図示しない制御部は回転角を算出することが
できるが、ディスク100が偏心している場合は算出さ
れた回転角は誤差を含む。このため、処理部600は、
信号430から信号530を引いて補正された回転変位
量を表す信号630を生成する。
【0035】信号630に基づいて、ロータリエンコー
ダ1の(又はこれに接続された)図示しない制御部は、
図6(c)の縦軸を距離に変換することによって容易に
回転軸Tの回転速度を求めることができ、回転軸Tに接
続された図示しない回転体の回転を制御することができ
る。
ダ1の(又はこれに接続された)図示しない制御部は、
図6(c)の縦軸を距離に変換することによって容易に
回転軸Tの回転速度を求めることができ、回転軸Tに接
続された図示しない回転体の回転を制御することができ
る。
【0036】これまではインクリメンタル型のディスク
を使用した場合について説明してきたが、コンパレータ
400から直接に回転角の絶対角度が得られるアブソリ
ュート型ロータリエンコーダを使用しても、カウンタ5
00と、処理部600の間に角度変換装置を設置するこ
とで回転角の補正が可能となる。
を使用した場合について説明してきたが、コンパレータ
400から直接に回転角の絶対角度が得られるアブソリ
ュート型ロータリエンコーダを使用しても、カウンタ5
00と、処理部600の間に角度変換装置を設置するこ
とで回転角の補正が可能となる。
【0037】光ヘッド200及び300がディスク10
0の中心から見て所定角度ずれている場合は光ヘッド3
00のデータを同時期に得られた光ヘッド200のデー
タを補正するデータとして使用することはできない。そ
こでこの場合は、例えばメモリを使用した遅延回路を用
いて、擬似的に回転角検出位置と偏心検出位置を合わせ
るようにする。
0の中心から見て所定角度ずれている場合は光ヘッド3
00のデータを同時期に得られた光ヘッド200のデー
タを補正するデータとして使用することはできない。そ
こでこの場合は、例えばメモリを使用した遅延回路を用
いて、擬似的に回転角検出位置と偏心検出位置を合わせ
るようにする。
【0038】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、本発明はその要旨の範囲内で様々な変形や変更が可
能である。例えば、ディスク100は中心孔110を必
ずしも有しなくてよい。
が、本発明はその要旨の範囲内で様々な変形や変更が可
能である。例えば、ディスク100は中心孔110を必
ずしも有しなくてよい。
【0039】
【発明の効果】本発明の回転変位量を検出する装置及び
方法、補正装置及び方法、並びに、ディスクは、回転軸
の回転変位量を検出するロータリエンコーダとして機能
するだけでなく、回転軸とディスクの中心孔との偏心量
を検出する機能も有するので、回転角変位量を自己補正
して高精度な検出が可能なロータリエンコーダシステム
を構成することが可能となる。また、表面汚れに強い赤
外光による検出機能を構成することで劣悪な設置環境に
左右されずに回転変位量の検出が可能となり、更に、汚
れに強い利点を生かして検出系と光学系を切り離したセ
パレートシステムを構築することが可能となり設置の自
由度が増す。
方法、補正装置及び方法、並びに、ディスクは、回転軸
の回転変位量を検出するロータリエンコーダとして機能
するだけでなく、回転軸とディスクの中心孔との偏心量
を検出する機能も有するので、回転角変位量を自己補正
して高精度な検出が可能なロータリエンコーダシステム
を構成することが可能となる。また、表面汚れに強い赤
外光による検出機能を構成することで劣悪な設置環境に
左右されずに回転変位量の検出が可能となり、更に、汚
れに強い利点を生かして検出系と光学系を切り離したセ
パレートシステムを構築することが可能となり設置の自
由度が増す。
【図1】 本発明のロータリエンコーダシステムの概略
図である。
図である。
【図2】 図1のロータリエンコーダシステムにおける
ディスクのブロック図である。
ディスクのブロック図である。
【図3】 図1のロータリエンコーダシステムに使用さ
れる回路図である。
れる回路図である。
【図4】 図1のロータリエンコーダシステムにおける
ディスクの偏心量の検出を説明する図である。
ディスクの偏心量の検出を説明する図である。
【図5】 図1に示す偏心量を検出する光ヘッドの波形
図である。
図である。
【図6】 図3に示す回路から生成される波形図であ
る。
る。
1 ロータリエンコーダシステム 100 ディスク 120 パターン部 122 マーク 130 パターン部 132 溝 200 光ヘッド 300 光ヘッド 400 処理部 500 処理部 600 処理部
Claims (10)
- 【請求項1】 回転軸に取り付けられて当該回転軸と共
に回転するディスクであって、 前記回転軸の回転変位量を検出するために設けられ、前
記所定の角度間隔で前記ディスクの円周方向に配置さ
れ、光学的に検出可能な複数のマークからなる第1のパ
ターン部と、 前記ディスクの偏心量を検出するために、前記ディスク
の円周方向に平行に整列している複数の溝として光学的
に検出可能な第2のパターン部とを有するディスク。 - 【請求項2】 前記第1のパターン部の前記マークは、
非可視光を受光すると発光する蛍光塗料により描画され
る請求項1記載のディスク。 - 【請求項3】 前記第2のパターン部は、前記ディスク
上において前記第1のパターン部の外側に配置される請
求項1記載のディスク。 - 【請求項4】 回転軸に取り付けられて当該回転軸と共
に回転するディスクに所定の角度間隔で前記ディスクの
円周方向に配置された複数のマークからなる第1のパタ
ーン部を光学的に検出する第1の光ヘッドと、 前記第1の光ヘッドによる検出結果に基づき前記回転軸
の回転変位量を表す第1のデータを生成する第1の処理
部と、 前記ディスク上に設けられた第2のパターン部を光学的
に検出する第2の光ヘッドであって、前記第2のパター
ン部は前記ディスクの円周方向に平行に整列している複
数の溝として光学的に検出される第2の光ヘッドと、 前記第2の光ヘッドによる検出結果に基づき前記ディス
クの偏心量を表す第2のデータを生成する第2の処理部
と、 前記第1のデータが前記偏心量がゼロの場合の前記回転
変位量を表すように、前記第2のデータに基づいて前記
第1のデータを補正する第3の処理部とを有する検出装
置。 - 【請求項5】 前記検出装置は前記第2のデータ又は第
2のデータにより得られる2次データを格納するメモリ
を更に有し、 前記第1及び第2の光ヘッドは同一の光ヘッドである請
求項4記載の検出装置。 - 【請求項6】 回転軸に取り付けられて当該回転軸と共
に回転するディスクであって、所定の角度間隔で前記デ
ィスクの円周方向に配置された複数のマークを有するデ
ィスクに設けられ、前記ディスクの円周方向に平行に整
列している複数の溝として光学的に検出可能なパターン
部を光学的に検出する光ヘッドと、 前記マークを光学的に検出することによって生成される
前記回転軸の回転変位量を表す第1のデータが前記ディ
スクの偏心量がゼロの場合の前記回転軸の回転変位量を
表すように、前記第1のデータを補正するために、当該
光ヘッドによる検出結果に基づき前記偏心量を表す第2
のデータを生成する処理部とを有する補正装置。 - 【請求項7】 前記処理部は、前記光ヘッドが横断した
溝の数を計数するカウンタを有する請求項6記載の補正
装置。 - 【請求項8】 前記処理部は、前記カウンタによって計
数された前記溝の数と前記溝の間隔との積から前記第2
のデータを生成する請求項6記載の補正装置。 - 【請求項9】 回転軸に取り付けられて当該回転軸と共
に回転するディスクに所定の角度間隔で前記ディスクの
円周方向に配置された複数のマークからなる第1のパタ
ーン部を光学的に検出することによって、前記回転軸の
回転変位量を表す第1のデータを生成するステップと、 前記ディスクの円周方向に平行に整列している複数の溝
として光学的に検出可能な第2のパターン部を光学的に
検出することによって、前記ディスクの偏心量を表す第
2のデータを生成するステップと、 前記第1のデータが前記偏心量がゼロの場合の前記回転
変位量を表すように、前記第2のデータに基づいて前記
第1のデータを補正するステップとを有する検出方法。 - 【請求項10】 回転軸に取り付けられて当該回転軸と
共に回転するディスクであって、所定の角度間隔で前記
ディスクの円周方向に配置された複数のマークを有する
ディスクに設けられ、前記ディスクの円周方向に平行に
整列している複数の溝として光学的に検出可能なパター
ン部を光学的に検出するステップと、 前記マークを光学的に検出することによって生成される
前記回転軸の回転変位量を表す第1のデータが前記ディ
スクの偏心量がゼロの場合の前記回転軸の回転変位量を
表すように前記第1のデータを補正するために、前記検
出結果に基づき前記偏心量を表す第2のデータを生成す
るステップとを有する補正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001052843A JP2002257595A (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | 回転変位量を検出する装置及び方法、補正装置及び方法、並びに、ディスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001052843A JP2002257595A (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | 回転変位量を検出する装置及び方法、補正装置及び方法、並びに、ディスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002257595A true JP2002257595A (ja) | 2002-09-11 |
Family
ID=18913410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001052843A Withdrawn JP2002257595A (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | 回転変位量を検出する装置及び方法、補正装置及び方法、並びに、ディスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002257595A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2430818A (en) * | 2005-09-30 | 2007-04-04 | Avago Tech Ecbu Ip | Optical encoder indicating rotational and non-rotational movement |
EP1862771A1 (fr) * | 2006-05-31 | 2007-12-05 | Delphi Technologies, Inc. | Codeur angulaire optique avec detection du faux-rond |
JP2009042191A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Toyohashi Univ Of Technology | 回転振れ測定装置およびスケール部 |
US8480202B2 (en) | 2009-07-21 | 2013-07-09 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Eccentricity amount estimation device, rotation velocity control device, image forming apparatus, and computer readable storage medium |
KR101301765B1 (ko) | 2012-04-25 | 2013-08-29 | 알에스오토메이션주식회사 | 광학 인코더 |
DE102018219072A1 (de) * | 2018-11-08 | 2020-05-14 | Hiwin Mikrosystem Corp. | Codierer mit gezahnter Struktur und Vorrichtung mit demselben |
-
2001
- 2001-02-27 JP JP2001052843A patent/JP2002257595A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2430818A (en) * | 2005-09-30 | 2007-04-04 | Avago Tech Ecbu Ip | Optical encoder indicating rotational and non-rotational movement |
US7304295B2 (en) | 2005-09-30 | 2007-12-04 | Avago Technologies Ecbuip (Singapore) Pte Ltd | Method and system of detecting eccentricity and up/down movement of a code wheel of an optical encoder set |
GB2430818B (en) * | 2005-09-30 | 2009-10-14 | Avago Tech Ecbu Ip | Optical encoders |
EP1862771A1 (fr) * | 2006-05-31 | 2007-12-05 | Delphi Technologies, Inc. | Codeur angulaire optique avec detection du faux-rond |
JP2009042191A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Toyohashi Univ Of Technology | 回転振れ測定装置およびスケール部 |
US8480202B2 (en) | 2009-07-21 | 2013-07-09 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Eccentricity amount estimation device, rotation velocity control device, image forming apparatus, and computer readable storage medium |
KR101301765B1 (ko) | 2012-04-25 | 2013-08-29 | 알에스오토메이션주식회사 | 광학 인코더 |
WO2013162098A1 (ko) * | 2012-04-25 | 2013-10-31 | 알에스오토메이션주식회사 | 광학 인코더 |
DE102018219072A1 (de) * | 2018-11-08 | 2020-05-14 | Hiwin Mikrosystem Corp. | Codierer mit gezahnter Struktur und Vorrichtung mit demselben |
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Legal Events
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