JP2002257462A - 冷凍・冷蔵庫用内外気流出入防止用遮蔽器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】冷蔵庫及び冷凍庫のドアーの開閉時に冷気が外
部へ流出し、逆に暖かい外気が庫内に流入し、庫内温度
の急激な上昇を招く。これを抑制し、保存食品の傷みを
防止し、庫内温度の上昇による消費電力の増加を少なく
する。 【解決手段】 内外気の遮蔽用カーテンを張ることによ
り、冷気の流出又は暖かい外気の庫内への流入を抑制
し、庫内温度の一定化を保つことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、冷蔵庫並びに冷
凍庫に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の冷蔵庫は、庫内に様々な小部屋を
設け、それにドアーを付けたチルド室や、冷蔵室を、野
菜用や肉用等細分化し、各々扉式や抽出式にして、全体
を外気に晒すものは少なくなったが、その個々の庫内を
開けた際、外気を遮断する保冷具は無かった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】冷蔵庫及び冷凍庫の冷
気が、ドアーの開閉時に外部へ流出し、逆に暖かい外気
が冷凍庫及び冷蔵庫内に流入し、庫内温度の急激な上昇
を抑制し、保存食品の傷みを防止し、庫内温度の上昇に
よる消費電力の増加を少なくする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】内外気の遮蔽用カーテン
を張ることにより、冷気の流出又は暖かい外気の庫内へ
の流入を抑制し、庫内温度の一定化を保つことを特徴と
する。

【０００５】カーテンにスリットを入れて、品物の出し
入れがスリットの間からも容易に出来る為、外気に触れ
難くなる。

【０００６】カーテンを４〜５ｃｍ幅で独立したものと
し、個々に吊り下げた状態にする。隣り合ったカーテン
を数センチの長さの鎖や紐で連結する。連結したものの
一端を引くとカーテンが半回転し縦に開いた状態にな
り、品物の出し入れがより円滑に出来る。反対の一端を
引くと閉じた状態に戻り、冷気の遮蔽状態になる。

【０００７】

【実施例】レールを上部に取り付け、レールからカーテ
ンをぶら下げる。レールの長さは、固定型として数種類
にする方式と、もしくは二重の可変スライド型にし、あ
らゆる機種の高さや巾に於いて、対応できる型とする。

【０００８】上下ともレールにより固定する。この場
合、下部が引っ張られても動く様にするために、下部の
取付部とカーテンの間にゴムバンドまたはスプリングコ
イルを付けて、スリットの巾が広げられる様にして、品
物の出し入れが 容易に出来ようにする。

【０００９】抽出式の上向き冷凍庫又は冷蔵庫に於いて
は、奥と手前もしくは左右の両側にレールを取り付け
る。

【００１０】レールの取付方法は、磁石を庫内上部に粘
着テープ等で取り付け、レールにも磁石を粘着テープで
接着し、レールの取り付け取り外しを磁石で行うことに
より、着脱が簡単に出来、カーテンや庫内を清掃する時
や、大きなものの出し入れが円滑に出来るように、取り
外しが随時出来る。

【００１１】または、レールをバネやネジ込み式で両端
を左右の壁面に圧接し、清掃時等脱着が容易に出来る。

【００１２】

【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。

【００１３】冷気が漏れにくくなり、冷凍・冷蔵の食材
が傷みにくゝ、日持ちが良くなる。

【００１４】暖い外気の流入が抑制され、電気の消費量
が少なくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明品の取り付け正面図

【図２】本発明品の取り付け側面図

【図３】本発明品の取り付け詳細図

【図４】本発明品の抽出部平面図

【図５】本発明品の取り付け俯瞰図

【図６】隣同士を鎖で連結したもの

【符号の説明】

１ カーテン ２ レール ３ 取り付け部 ３ａ 粘着テープ ３ｂ マグネット ４ カーテン取付フック ４ａ レール固定フック ４
ｂ カーテン取付フック ５ スリット ６ 抽出式冷蔵室 ７ ドアー ８ 鎖

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】外気を遮断する為の、カーテン状の保冷用
   遮蔽器具
2. 【請求項２】簾状にして尚且つ隣同士が離れてバラバラ
   にならないように鎖で繋ぎ、カーテン全体を開閉するこ
   となく簾と簾の間から品物の出し入れが出来る。