JP2002254702A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2002254702A
JP2002254702A JP2001059762A JP2001059762A JP2002254702A JP 2002254702 A JP2002254702 A JP 2002254702A JP 2001059762 A JP2001059762 A JP 2001059762A JP 2001059762 A JP2001059762 A JP 2001059762A JP 2002254702 A JP2002254702 A JP 2002254702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image forming
forming apparatus
light
light emission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001059762A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yasutomi
啓 安富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001059762A priority Critical patent/JP2002254702A/ja
Publication of JP2002254702A publication Critical patent/JP2002254702A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各レーザー発光体における積分光量のバラツ
キを抑え、画像の明度安定性を保持し、最適な階調性が
得られるようにする。 【解決手段】 複数のレーザー発光体11によって感光
体を走査して感光体100上に静電潜像を形成する手段
12,13、14等と、前記レーザー発光体の発光周波
数の発光時間比を所定値に設定する手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のレーザー光
源を駆動して感光体を露光し、感光体面に静電潜像を形
成する電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、電子写真方式の画像形成装置は広く
知られている。図19は、この種、電子写真プロセスを
用いる画像形成装置の概略構成図であり、この図を参照
して画像形成の手順を説明すると、感光体ドラム100
は、導体の表面に感光体を塗布することによって形成さ
れ矢印方向に回転する。帯電手段200は、前記感光体
の表面を所望の電位に帯電する。露光手段300は、感
光体を露光して、所望の画像に対応する静電潜像を感光
体上に形成する。現像手段400は、露光手段によって
作成された静電潜像をトナーによって現像し、感光体ド
ラム100上にトナー像を形成する。転写手段500は、感
光体ドラム100上のトナー像を不図示の搬送手段によっ
て搬送される紙などの記録シート600上に転写する。
クリーニング手段700は、転写手段500で記録シート600
上に転写されず感光体ドラム100上に残ったトナーを清
掃する。前記トナー像を転写された記録シートは定着
手段800へ搬送され、定着手段800は、トナーを加熱し、
記録シート上に定着する。感光体ドラム100は矢印方向
に連続的に回転し、前記〜の工程を繰り返すことに
よって連続して搬送される記録シート上に画像が形成さ
れる。
【0003】前記露光手段300では、レーザーダイオー
ド(以下、LDと略称する。)を出力画像に対応させて
光変調を行っている。このLDから発光されたレーザー
光は、コリメートレンズ、アパーチャー、シリンドリカ
ルレンズ、ポリゴンミラー、f-θレンズを介して、感
光体ドラム100上に結像するようになっている。ポリゴ
ンミラーは、回転する多面鏡であり、この回転によって
レーザー光が感光体上を走査するようになっている。こ
のため、感光体を露光して、所望の画像に対応する静電
潜像を感光体ドラム100上に形成することができる。
【0004】このような露光手段を使用する例として、
(1)特開平11−138897号公報、(2)特開平
11−240198号公報、(3)特開平6−8512
号公報などに記載された発明がある。このうち、(1)
の特開平11−138897号公報には、複数本の光ビ
ームの同時発生するLDにより、各光ビームの分担する
主走査方向ラインのフォントデータを予め各LD毎に対
応して記憶手段に記憶させておき、画像出力時に前記対
応記憶されているフォントデータを同時に読み出して各
対応するLDに同時に与え、これによりLDへのフォン
トデータの供給時間を短縮して画像出力をより迅速に行
うようにする技術が開示されている。又、(2)の特開
平11-240198号公報には、出力光量がバイアス
電流と温度に依存するLDの発光量を、フォトダイオー
ド(以下、PDという。)で検知して、温度が所定温度
よりも低いときには変調信号の振幅レベルを与える電流
によりLDを駆動し、高いときには前記振幅レベルを与
える電流と前記バイアス電流により駆動する、2つのモ
ードを持つようにし、これにより、バイアス電流制御に
おけるレーザー光の発光光量を十分に得ることができな
いことや、パルス電流制御における過渡特性の悪化等の
問題を解決する技術が開示されている。更に(3)の特
開平6−8512号公報には、出力画像の線幅は入力し
た画像情報と一致しないのが一般的であり、又、線幅は
装置の使用環境によっても変化するが、従前の現像バイ
アスを変化させたり、レーザー光量を変化させる手法で
なく、光書き込みをおこなう際に1画素(=1pixcel)
当りの露光時間即ちレーザーダイオードの発光時間を変
えることにより、出力画像の線幅を画像情報と一致する
よう補正したり、1画素当りで階調をつける(いわゆる
多値書き込み)技術が開示されている。
【0005】ここで発光光量と積分光量について付言す
ると、画素1pixcel当りの露光量を積分光量という。こ
の積分光量は、レーザーの発光のON、OFFが十分速
やかに行われていれば、レーザーの発光光量と画素1pi
xcel当りLDの発光時間との積によって算出される(図
20)。しかし、レーザーの光変調が高速に行われるよ
うになった場合には、レーザー発光のON、OFF(立
上がり、立下がり)がなまってしまうため、レーザの発
光光量を時間積分することによって積分光量が求めるこ
とができる(図21)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来例に
おいては、(1)複数のLDを使用する場合、個々のL
Dの発光光量の調整は、各LDを連続点灯させた状態
(光変調させていない状態)で、LD駆動回路中に組込
まれた可変抵抗を調整するといった方法、即ち各LDの
発光光量は、連続点灯させた状態で一致させる方法で行
われるので、各LDの発光光量は、連続点灯させた状態
では一致しているものの、感光体に対して光書込みを
行うような周波数でLDを駆動させた状態(光変調させ
ている状態では)では、各LDでの積分光量にズレが生
じる(ズレ量はおよそ5.0〜10.0%程度)という
問題があった。このような状態で、感光体に対して光書
き込みを行い画像を出力すると、極端な場合には横ライ
ン(主走査方向のライン)が、バラツキによる影響をう
け、線幅が変化してしまうことがある。また、前記ズレ
により均一明度のパッチを形成した場合に、積分光量
が大きいLDの使用頻度が多いパッチの場合にはパッチ
の明度が小さく、一方で積分光量が小さいLDの使用頻
度が多いパッチの場合には(同じパターンのパッチであ
っても)パッチの明度が大きくなってしまう。このた
め、画像の明度安定性を阻害するという問題があった。
また、グレースケールなどを出力すると、入力に対する
画像明度の線形性が悪くなるといった問題もあった。明
度差が開いた個所と詰まった個所が現れたり、極端な場
合には入れ替わってしまったりすることがある。その
上、LDを点灯させる際のduty比(1画素当りの書
込みの間の、点灯時間と非点灯時間との比率)を変えた
場合には、各LDの積分光量がduty比に対して異な
る傾きをもち、したがって、duty比を変化させる光
変調を行った場合には、すべてのduty比において、
各LD間の積分光量を一致させることができない。(d
uty比を変えて、多値書き込みをおこなう場合などは
この問題を避けることができない。)このことも前記パ
ッチの明度が使用するLDによって変化し、画像の明度
安定性を阻害する要因になっていた。 (2)LDの発光量が温度に依存するのに対処するた
め、LDの発光量をPDで検出して一定となるようなフ
ィードバック回路が組まれている。このようなPDでL
D発光量を検出するために、非画像部においてLDの発
光量の検出を行っている。しかしながら、PDで検出す
るLDの発光状態は、画像部においての発光状態(光変
調させている状態)とは異なり、連続点灯させた状態に
近い。これは、PDでの検出精度がLDの光量(発光時
間を含めた、時間的に積分した光量)の大きい方が高い
ためである。このことは、前記フィードバック回路を組
込んでも、温度に依存してLDの発光光量が変化すると
いう現象を完全には補正できないことを意味している。
つまり、温度で変化したLDの発光量を補正しても、
その補正は準連続点灯状態(画像部での光変調状態にく
らべて非常に長い点灯時間、例えば約20msec)で
行うことになるため、画像部での光変調状態では各LD
の積分光量には、やはりずれが生じてしまうという問題
があった。このこともやはり、上述のパッチの明度が
使用するLDによって変化してしまい、階調性を損う要
因となっていた。更に(3)カラー画像形成装置では、
モノクロの場合のパッチの明度安定性が阻害されるこ
と、入力に対する画像明度の線形性が悪くなることが、
4色のトナー(CMYK)について発生していた。この
場合には、色再現性、色再現安定性が阻害される。カラ
ー画像形成装置では、一部の色に対しては非常に厳しい
再現安定性が要求されているため、上述のような問題は
画質低下に繋がるという問題があった。
【0007】本発明は、このような問題を背景になされ
たもので、その目的は、複数のLDを感光体に対して光
書込みを行う周波数で駆動する場合及び、前記LDをL
D発光量の温度依存性をなくすよう駆動する場合に、各
LDにおいて積分光量にバラツキが生じないようにし、
これにより画像の明度安定性を保持して、パッチの明度
がLDによって変化するのを除去することである。そし
て、最適な階調性が得られるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
のレーザー発光体によって感光体を走査して感光体上に
静電潜像を形成する手段と、前記レーザー発光体の発光
周波数の発光時間比を所定値に設定する手段を有するこ
とを特徴とする画像形成装置である。
【0009】請求項2の発明は、前記請求項1記載の画
像形成装置において、前記発光体の発光光量を検出し、
検出した出力によりレーザー発光体を駆動する手段を有
することを特徴とする画像形成装置である。
【0010】請求項3の発明は、前記請求項1記載の画
像形成装置において、前記発光周波数を20MHz以上
の周波数に設定する手段を有することを特徴とする画像
形成装置である。
【0011】請求項4の発明は、前記請求項1乃至3の
いずれかに記載の画像形成装置において、前記設定手段
は、前記発光時間比を略50%又は50%以下に設定可
能にしたことを特徴とする画像形成装置である。
【0012】請求項5の発明は、前記請求項1乃至4の
いずれかに記載の画像形成装置において、トナーの体積
平均粒径とレーザー発光体のビーム径とOPC膜厚と走
査線数との組合わせを選択する手段を有することを特徴
とする画像形成装置である。
【0013】請求項6の発明は、請求項5記載の画像形
成装置において、前記選択手段は、トナーの体積平均粒
径とレーザー発光体のビーム径とOPC膜厚と走査線数
とを最適階調数値が得られるよう組合わせることを特徴
とする画像形成装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。本実施形態においても画像形成の基本的手順
は従来装置(図19)において実施されるので、実施条
件を図19に従って説明する。 感光体ドラム100は、導体(アルミニウムなど)の表
面に、感光体を膜厚20μmで塗布することによって形
成され、図中の矢印方向に回転する。感光体ドラムの直
径は60mmであり、周速は230mm/secであ
る。 帯電手段200は、接触ローラ帯電装置であり、芯金上
に中抵抗の導電性をもつ弾性層(厚み3mm)が形成さ
れた帯電ローラに、電源によって直流電圧(−1.21
kV)を印加し、感光体を均一(−550V)に帯電す
る。 露光手段300は、帯電手段200で均一に帯電された感光
体の表面に、目的の画像に対応した光を照射することに
よって、静電潜像を形成する。露光手段300の光源はL
Dであり、ポリゴンミラーによって、感光体上をレーザ
ービームで照射しながら走査していく。ビーム径は主走
査方向35μm、副走査方向35μmである。 現像手段400は、2成分現像装置であり、トナー(体
積平均粒径6.8μm)とキャリア(粒径50μm)を
トナー濃度5.0%に混合した現像剤が現像容器内に収
納されている。この現像装置では、この現像剤を現像ス
リーブによって、感光体−現像スリーブ対向部へと搬送
する。感光体−現像スリーブ間の距離(いわゆる現像ギ
ャップ)は0.3mmである。現像スリーブには電源に
より直流電圧(−400V)が印加されているため、感
光体上の静電潜像の対応してトナーが感光体上に付着す
る(反転現像)。また、現像スリーブの周速は460m
m/secである(周速比は2.0)。 転写手段500は、現像手段400で現像されたトナー像を
不図示の給紙手段から搬送された記録シート600上に転
写する。転写手段500は、転写ベルトと電源とからな
り、電源から転写ベルトに電圧を印加する。印加する電
圧は定電流制御とし30μAである。 クリーニング手段700は、弾性体から形成されるブレ
ードによって構成され、感光体上の残留トナー像(いわ
ゆる転写残トナー)のクリーニングを行う。 転写手段500によっての記録シート(紙など)上に転
写されたトナー像は、定着手段に搬送され、定着手段80
0で加熱加圧することによって、トナー像が記録紙シー
ト上に定着され、画像形成装置機外へと排出され、出力
画像となる。
【0015】本実施形態においても、前記〜の工程
を繰り返すことによって、所望の画像を記録シート上に
形成することが可能になる。
【0016】(実施形態1)前記露光手段(書込みユニ
ット)として複数チャンネルタイプのLDを使用する露
光手段とした(図1)。即ち、本露光手段は、4つのL
Dをもつ複数チャンネルタイプのLDアレイ11を搭載
する。4つのLDからのレーザー光は、コリメートレン
ズ12、NDフィルタ13、アパ−チャ−14、シリン
ドリカルレンズ15を介して、ポリゴンミラー16へと
照射される。ポリゴンミラー16は6面タイプであり、
2716.5rpmの回転数で回転している。ポリゴンミラー
16で反射されたレーザー光は、f-θレンズ17、折
返しミラー18,19を介して、感光体ドラム100上で
結像する。
【0017】レーザ−ビームの感光体ドラム100上での
ビーム径は、35μm(主走査方向)×35μm(副走
査方向)になるように調整した。解像度1200dpiの画
像形成装置とし、1pixcelの大きさは、21.3μm×
21.3μmとした。1pixcel当りを6.9ナノ秒(n
sec)の速さで移動しながら、感光体にレーザービー
ムを照射した。このときの画素クロックの周波数(LD
の光変調周波数)は59.2MHzとした。1pixcel当
りの照射時間は最大で16.9nsec、LDを発光さ
せる時間比は、50%即ちduty比50%とし、どの
ような画像を出力する場合でも、duty比を50%の
固定条件とした。そしてこれを画像形成装置の図示しな
い制御手段により保持する。前記条件での発光波形例を
図2に示す。
【0018】更に本実施形態は、ポリゴンミラー16の
回転によって、非画像領域にレーザー光が位置すると
き、同期検知板21にレーザー光が入射し、同期検知板
21は、基準信号を発生する。この基準信号を図示しな
いフィードバック回路を介して各LDを制御し、画像書
出し位置のタイミング、画素クロックを形成するクロッ
ク信号のリセットを行う。これにより、発光量が温度依
存することなく、感光体ドラム上の所定位置に、光変調
されたレーザー光を照射することができるようする。こ
のとき、各LDの光量を、感光体に対して書き込みを行
う状態と同じ状態で駆動させながら調整した。つまり、
59.2MHzの周波数、duty比50%でLDを発
光させ、LD駆動回路中の可変抵抗を調整し、各LDの
発光光量を調整した。各LDの積分光量は、1.23p
J/dot(1pixcal当りの露光量)とする。更に、実
際の書込み時と同じ画素クロック、発光dutyでLD
を駆動させながら、各LD間の積分光量ばらつきを±
1.0%以内に収まるように調整した。
【0019】以上の実施条件に基いて得た、duty比
の変化とLDチャンネル間の積分光量のバラツキの結果
を図3及びそのグラフを図4に示す。この結果は、前記
条件即ち画素クロック59.2MHz、duty比50
%で積分光量が一定になるように調整後、画素クロック
を固定したままduty比を0〜100%まで変化させ
たものである(図5)。前記図3から分かるように、L
Dの発光光量は、duty比50%で積分光量が一致す
るように調整してあるため、duty50%のところで
はLD間の積分光量にバラツキがない。しかしながら、
duty比を変化させた場合には、LD間で積分光量の
変化が一様ではなく、LD間にバラツキが生じる。仮
に、LDをduty比50%のほか、別のduty比で
使用した場合(このような使用方法は、多値書き込みを
行う場合にはよく使用される。)には、LD間の積分光
量にバラツキが生じる。この結果、パッチの明度不均一
などが生じる。このようにduty比を変えたときにL
D毎の積分光量のバラツキが、悪影響を及ぼさないよう
にduty比を50%に固定する。
【0020】duty比を変えたときに、各LDがそれ
ぞれ異なる挙動を示す理由は、LDの発光素子の応答バ
ラツキ、LDを駆動するための能動回路中の駆動素子バ
ラツキ等が考えられる。特に後者に関して、LDを駆動
する能動回路中には容量素子が10数個搭載されてお
り、個々のバラツキ(約1.0%)が積み重なった結果
であると考えられる。このことが図3のように、dut
y比に関して10数%程度の積分光量バラツキを発生さ
せる原因と考えられる。LDを所望の画像に対応させて
光変調を行うためには、能動回路中に容量素子を10数
個使用せざるをえず、個々のバラツキを小さく抑え込ん
でも、その積み重ねとして影響を無視できるレベル(±
1.0%以内)に抑え込むことは非常に難しい。実施形
態1によれば、LDの発光方法としてduty比は単独
の水準(50%)で使用するようになっているため、d
uty比を変えた場合に発生する積分光量のバラツキの
影響はない。このため線幅の変化やパッチ明度の使用L
Dによる依存性、発光光量の温度依存性を抑制すること
ができる。
【0021】なお、実施形態1の実施結果を検証するた
めに、別のLD光量調整方法、即ちLDを連続点灯時
(duty比100%)に積分光量が一定となる調整方
法(従来方法)と比較する。図6(図7はそのグラフ)
は前記方法による結果表であり、各duty比における
各チャンネルの積分光量を表わしている。duty比1
00%即ち連続点灯時には、LD間の積分光量が一致し
ているが、光書込みを行うduty比50%の条件で
は、LD間に積分光量バラツキが生じている。その大き
さは、最大で約10%(ch2とch4との差)であっ
た。積分光量のバラツキ10%は、画像の明度を一定に
するためには非常に大きな量であり、明らかにパッチ明
度の安定性を損う。
【0022】更に、積分光量のバラツキの画素クロック
依存性をみる。図8は、横軸をLDを駆動させる画素ク
ロック周波数(MHz)、縦軸をLDの積分光量をdu
ty比100%(=LD連続点灯時)で一致させ、du
ty比50%でのLD間の積分光量のバラツキ(%)
(図6、図7のデータにおいて、duty比50%での
積分光量が最大のものと最小のものとの差を4ch間の
平均で割ってバラツキとする。)とし、このようにして
算出される積分光量バラツキを、画素クロック周波数を
10〜60MHzと変化させて測定した。図8から、L
D間の積分光量バラツキは、画素クロック周波数が高く
なるにつれて増大することがわかる。実験によれば、積
分光量のバラツキは、感光体への光書きこみを行う条件
で、約1.0%(10MHz)以下でなければ、画像
の明度安定性や、画像の明度線形性に悪影響を及ぼす
が、duty比を50%に固定することにより、画素ク
ロック周波数が20MHz以上の高速領域でも、画像の
明度安定性や、画像の明度線形性を維持できた。
【0023】更に又、前記duty比50%をそれ以下
に下げてみる。一般に発光duty比を大きくした場合
には、1pixcel当りの書込み面積が大きくなる。これ
は、レーザーが発光している間もレーザービームは感光
体を走査しているためである。図9、10はduty比
が50%の場合と、duty比が100%の場合のレー
ザービームの走査の様子を模式的に表わしたものであ
る。duty比が50%の場合には発光時間中にレーザ
ービームが感光体上を走査する面積は少ないが(図
9)、duty比が100%の場合には感光体上を走査
する面積が大きくなる(図10)。つまり、duty比
を大きくすると、レーザービームの書込みエネルギーが
集中されずに広がってしまい、ビーム径を絞ったことの
効果が得られなくなってしまう。レーザービームの書込
みエネルギーが広がってしまった場合には、ハイライ
ト部の再現性が悪くなる(ハイライト部を安定して形成
できなくなる,不安定となりざらつきが増大する)、
階調性が悪化し入力画像に対してリニアリティの悪い階
調特性を持つようになる。発光dutyが50%以下で
あれば発光間でのレーザービームの走査は、それほど顕
著な悪影響を及ぼさないことがわかった。(出力画像の
階調性を測定することによって確認した。)一方、発光
duty比が50%を超えると、上述の影響を無視する
ことができなくなった。
【0024】更に又、画素1pixcel当りの書込みを2値
で行う。このため、発光duty比が1水準のみであ
り、さらに積分光量も1水準のみをとり得る(厳密に
は、OPC膜厚の変動、プロセスコントロールなどに応
じて、光量(図21の縦軸方向)を変化させて積分光量
を調整するが、画像1枚の中では少なくとも、光量の変
化は行わない)。2値書き込みでは、画素1pixcel当り
の積分光量を、発光duty比によって変化させるdu
ty変調は行わない。このため、LD間の積分光量がd
uty比を変化させた場合にばらつきバラツキが出る
(図20)のを回避することができる。又、書き込みを
2値とすることにより、信号をON、OFFのみで伝達
すればよく、信号がノイズの影響を受けにくいといった
メリットがある。LDの積分光量を光量のみで制御し
て、多値書込みを実現することも可能であるが、LDの
経時変化や温度依存性を補正する回路が組み込まれた回
路にさらに光変調回路を組込むことは、回路の信頼性を
低下させ、逆に積分光量のバラツキを増大させてしまう
要因になる。
【0025】更に又、画像形成装置において、解像度を
1200dpi以上にした点に言及する。2値書き込み
場合、解像度が少なくとも1200dpi以上ないと、
人間の視覚特性(空間周波数と識別階調数との関係)か
らみて階調数が不充分となるが、、解像度が1200d
pi以上では、このような問題は発生しない。また、1
200dpiでは1pixcelに相当するドットの大きさは
約21μm×21μmである。人間の視覚特性では識別
可能なドットの大きさは15〜25μm以上であり、こ
の大きさはドットとしてほとんど認識されない。このこ
とは、特にはハイライト部で粒状感を感じないことを意
味しており、粒状感を感じることなく階調再現を可能と
する。又、文字画像についても種々のフォントが識別で
きるためには1200dpi以上の解像度が必要であ
る。更に、2値書き込みにおいても階調数が十分であ
り、ハイライト部での粒状感にすぐれ、種々のフォ
ントを識別することができる。
【0026】(実施形態2)前記露光手段(書込みユニ
ット)として感光体面に対して並列に配置したような並
列配置のタイプのLDを使用する露光手段とした(図1
1)。図11において、それぞれ並列配置したLD3
1,31'から出射した光ビームを、コリメートレンズ
32,32'、シリンドリカルレンズ33,33'を経
て、ポリゴンミラー34,34'で走査ビームとし、θ
レンズ35,35'を経て感光体ドラム100上を走査
する。並列配置の露光手段により、走査区間を短くする
ことができるため、幅の広い画像に対応することがで
きる(いわゆる広幅機)、走査区間が短いためビーム
径を細くしやすい、画素クロックを遅くできる等のメ
リットがある。その反面、レーザービームのつなぎ目が
画像中央部に現れ、画像中央部であるために、写真画像
などのように中間調(中濃度)を多く含む画像などで
は、このつなぎ目で濃度差が発生してしまうというデメ
リットがあるものである。
【0027】本実施形態においても、前記実施形態1と
同じように、レーザ−ビームの感光体ドラム100上での
ビーム径は、35μm(主走査方向)×35μm(副走
査方向)になるように調整した。解像度1200dpiの画
像形成装置とし、1pixcelの大きさは、21.3μm×
21.3μmとした。1pixcel当りを6.9nsecの
速さで移動しながら、感光体にレーザービームを照射し
た。このときの画素クロックは59.2MHz(LDの
光変調周波数=59.2MHz)とした。1pixcel当り
の照射時間は最大で16.9nsec、LDを発光させ
る時間比は、50%即ちduty比50%とし、どのような
画像を出力する場合でも、duty比を50%の固定条件と
した。また、LD発光量の温度依存性を解消するための
機構も実施形態1と同じにした。
【0028】以上の実施条件に基くLDチャンネル間・
積分光量バラツキ結果は、図3及びそのグラフである図
4に示したものと同じ結果が得られた。本実施形態によ
っても、実施形態1と同様、線幅の変化やパッチ明度の
使用LDによる依存性、発光光量の温度依存性を抑制す
ることができた。又、積分光量のバラツキの画素クロッ
ク依存性、duty比50%以下に下げること、画素1
pixcel当りの書込みを2値で行うことについても実施形
態1と同じ効果が得られた。
【0029】(実施形態3)前記露光手段(書込みユニ
ット)としてLDは1chタイプのLDユニットをミラ
ー(ハーフミラー)を使用して重ね合せる重ね合せタイ
プのLDを使用する露光手段とした(図12)。また、
LD発光量の温度依存性を抑制するための機構も実施形
態1と同じにした。図12において、22,22'はそ
れぞれLDであり、LD22'からの出射ビームはハー
フミラー23,23'によりLD22からの出射ビーム
と重ね合される。なお、図12は、このビームの重ね合
せ部分を除いて図1と同じであるので説明を省略する。
このようなタイプの露光手段は、コスト的に非常に安い
1chタイプのLDとして使用することができ、コスト
面で優れた書き込みユニットとなる。
【0030】実施形態3においても、前記実施形態1と
同じように、レーザ−ビームの感光体ドラム100上での
ビーム径は、35μm(主走査方向)×35μm(副走
査方向)になるように調整した。解像度1200dpiの画
像形成装置とし、1pixcelの大きさは、21.3μm×
21.3μmとした。1pixcel当りを6.9nsecの
速さで移動しながら、感光体にレーザービームを照射し
た。このときの画素クロックは59.2MHz(LDの
光変調周波数=59.2MHz)とした。1pixcel当り
の照射時間は最大で16.9nsec、LDを発光させ
る時間比は、50%即ちduty比50%とし、どのような
画像を出力する場合でも、duty比を50%の固定条件と
した。
【0031】以上の実施条件に基くLDチャンネル間・
積分光量バラツキ結果は、図3(図4)に示したものと
同じ結果が得られた。本実施形態によっても、線幅の変
化やパッチ明度の使用LDによる依存性、発光光量の温
度依存性を抑制することができた。又、積分光量のバラ
ツキの画素クロック依存性、duty比50%以下に下
げること、画素1pixcel当りの書込みを2値で行うこと
についても実施形態1と同じ効果が得られた。
【0032】(実施形態4)前記露光手段(書込みユニ
ット)として、実施形態1と同じ(図1)、複数チャン
ネルタイプのLDを使用する露光手段とした。またLD
の温度依存性抑制のための駆動機構も実施形態1と同じ
にした。実施形態4では、実施形態1の実施条件に、ビ
ーム径、OPC膜厚、トナー粒径条件を付加した。即
ち、トナー粒径は6.0μm以下、且つビーム径は35
μm以下とした。そして、トナー粒径3水準(6.0、
6.8、7.5μm)、ビーム径3水準(35、40、
45μm)、OPC膜厚3水準(20,25,30μ
m)のすべての組み合わせ(27通り)において画質評
価を行った。なお、実験機は、リコー製MF4570を
1200dpi、2bit書き込みに改造したものを使
用した。また、トナー粒径(体積平均粒径)はコールタ
ー社製コールターカウンターで測定し、ビーム径はPH
OTON社製ビームスキャン、OPC膜厚はケット科学
社製膜厚計でそれぞれ測定した。
【0033】画質評価は、画質の重要項目である階調性
を測定するという方法で行った。階調性の評価は、線数
を変えて中間調処理を施したパッチ(17段)を出力
し、このパッチの明度(L*)を測定することにより行
った。中間調処理としては、線数を150、200、2
50lpiの3水準で画像を出力した。又、明度(L
*)の測定には、分光濃度測色計(X−Rite社製9
38)を使用した。階調性の数値化は、入力(データ上
の面積率)に対する、17段のパッチを測色して求めた
明度値の直線性から、いわゆる階調数R2値(自己相関
係数の2乗)を計算するという方法で行った。
【0034】階調数R2(以下、R2値という)は、上
述の入力データと明度(L*)との関係が直線的なら
1.0に近い値(図13)になり、直線からずれるにし
たがって小さな値(図14)になる。なお、図13、図
14ともに縦軸に明度(L*)、横軸に入力データ上の
面積率をとり、図13はR2値が1に近く階調性がよい
例、図14はR2値が小さく階調性が悪い例を示す。自
然画像などの高い階調性が要求される画像では、R2値
が0.98以上であると優れた階調性を有するというこ
とができる。一方、R2値は、低線数画像の方が大きく
なる傾向がある。しかしながら、線数が200lpi以
下の場合には、ディザのテクスチャが認識できるように
なってしまい、自然画像などにおいては不自然な印象を
あたえる結果、画質劣化の要因となってしまう。このこ
とから、中間調処理の線数を200線以上でR2値が
0.98以上であれば高画質であるといえる。
【0035】図15は、上述のトナー粒径、ビーム径、
OPC膜厚のすべての組み合わせにおける、R2値を測
定した結果である。この結果からからわかるように、階
調性の優れた画像を形成にするためには、トナー粒径、
ビーム径、OPC膜厚を特定の組み合わせで用いる必要
がある。前記測定結果では、トナー粒径6.0μm以
下、ビーム径35μm以下の組み合わせにおいて高いR
2値が得られている。このような組み合わせでは、少な
くともOPC膜厚が20〜30μmの範囲内であれば、
200lpiの線数を用いてもR2値が0.98以上を
確保することができることが明らかである。よって、実
施形態4では、トナー粒径6.0μm以下、ビーム径3
5μm以下、ビーム径35μm以下の条件で画像形成を
行う。
【0036】実施形態4によれば、前記条件により、視
覚特性上ディザのテクスチャを認識できないような20
0lpi以上の線数を用いた場合でも、R2値を0.9
8以上に確保することができる。また、OPC膜厚が2
0〜30μmの範囲内で許容されることから、いわゆる
膜削れ(クリーングブレードとOPCドラムとの摺擦に
よりOPC膜厚がランニング時に小さくなってしまう)
に備えてOPC膜厚を予め大きめに設定することができ
る。
【0037】(実施形態5)前記露光手段(書込みユニ
ット)として、実施形態1と同じ(図1)、複数チャン
ネルタイプのLDを使用する露光手段とした。またLD
の温度依存性抑制のための駆動機構も実施形態1と同じ
にした。実施形態5では、ビーム径、OPC膜厚、トナ
ー粒径の組み合わせをトナー粒径が6.0μm以下、且
つOPC膜厚が20μm以下とした。このような組み合
わせでも、200lpi以上の線数でありかつR2値を
0.98以上に確保することができる(図15の番号
1、4、7)。なお、実施形態5ではビーム径の値は3
5〜45μmの範囲内で許容される。実施形態5でも、
実施形態4と同じく視覚特性上ディザのテクスチャを認
識できないような200lpi以上の線数を用いた場合
でも、R2値を0.98以上に確保することができる画
像を形成できる。また、ビーム径が35〜45μmの範
囲内で許容されることから、いわゆるデフォーカス(レ
ーザービームの焦点深度)の余裕度が大きく、感光体ド
ラムと光学ユニットの位置関係の公差を大きくすること
ができる。また、光学ユニット中のレンズ(f−θレン
ズ)として低コストのプラスチックレンズを用いた場合
などには、環境温度によってビーム径が変化してしまう
という問題があるが、このような問題に対しても、実施
形態5では許容範囲が大きくなるという利点をもつ。
【0038】(実施形態6)前記露光手段(書込みユニ
ット)として、実施形態1と同じ(図1)、複数チャン
ネルタイプのLDを使用する露光手段とした。またLD
の温度依存性抑制のための駆動機構も実施形態1と同じ
にした。実施形態6では、ビーム径が35μm以下で、
且つOPC膜厚が20μm以下とした。このような組み
合わせでも、200lpi以上の線数でありかつR2値
を0.98以上に確保することができる(図15の番号
1、10、19)。なお、実施形態6ではトナー粒径の
値は6.0〜7.5μmの範囲内で許容される。
【0039】実施形態6においても、実施形態4と同じ
く視覚特性上ディザのテクスチャが認識できないような
200lpi以上の線数を用いた場合でも、R2値を
0.98以上に確保することができる画像を形成するこ
とができる。また、トナー粒径が6.0〜7.5μmの
範囲内で許容されることから、トナー収率の問題(トナ
ーの粒径を小さくした場合には、トナーを粉砕、分球す
る工程において、微分成分として除去される割合が大き
くなる。この結果トナーのコストアップににつなが
る。)に対して余裕度が大きくなる。つまり、低コスト
のトナー使用することが可能な画像形成装置を提供する
ことができる。
【0040】以上は、モノクロタイプの画像形成装置に
おいて実施する例を説明したが、いわゆるタンデムタイ
プ(直接転写)のカラー画像形成装置(図16)、リボ
ルバータイプのカラー画像形成装置(図17)、タンデ
ムタイプ(中間転写)のカラー画像形成装置(図18)
の各露光手段においても同様に実施することができる。
【0041】このようなカラー画像形成装置において
は、LD間の光量バラツキに起因する、横ライン(主
走査方向のライン)が、使用するLDごとに線幅が変化
する、画像の明度安定性が阻害される(LDの積分光
量バラツキと使用するLDの頻度によって、同一のパタ
ーンを形成しても、異なる濃度のパッチになってしま
う。)、グレースケールなどを出力すると、入力に対
する画像明度の線形性が悪くなる、等の問題を回避する
ことができる。カラー画像形成装置では、前記、
は、トナー4色(CMYK)を使用するカラー画像形成
装置では、安定色再現、一部の色再現安定性の観点から
非常に重要である。
【0042】
【発明の効果】請求項1に対応する効果:LDの発光時
間が1つの水準に固定されるので、duty比を変化さ
せた場合にLD間で積分光量バラツキが発生してしまう
のを回避することが可能である。従って、LD間の積分
光量バラツキに起因する、横ライン線幅(主走査方向
のライン)が使用するLDごとに変化する、画像の明
度安定性が阻害される(LDの積分光量バラツキと使用
するLDの頻度によって、同一のパターンを形成して
も、異なる明度のパッチになる)、グレースケールな
どを出力すると、入力に対する画像明度の線形性が悪く
なる等の問題を回避することができる。 請求項2に対応する効果:1画像に相当する光書きこみ
を行うのと同じ状態で(同画素クロック、同duty
比)でLDの発光量を検出し、この出力値にもとづい
て、LDの駆動電流を制御するので、温度で変化したL
Dの発光量を補正する際に、積分光量がduty比に依
存して変化してしまう問題を解決することができる。さ
らに、温度補正を光書きこみ時と同じ状態で行うために
積分光量の温度補正を精度よく行うことができる。 請求項3に対応する効果:画素クロック周波数を高くす
ることによって、画像1pixcelに相当する書き込
みに要する時間を短くすることができる。つまり、高速
な画像出力が可能な画像形成装置の書きこみ手段を提供
することができる。一方、LDの光変調を高速(20M
H以上)で行った場合には、duty比を変化させた場
合にLD間で積分光量にズレが発生する問題がより顕著
になるが、duty比を50%に固定することにより、
20MHz以上の高速領域でも、前記問題の発生を抑
え、高速書きこみと、積分光量バラツキの問題を両立す
ることができる。 請求項4に対応する効果: duty比が大きくなる
(50%を超える)と、レーザービームの書き込みエネ
ルギーが集中されずに広がり、ビーム径を絞ったことの
効果が得られなくなる。レーザービームの書き込みエネ
ルギーが広がった場合には、ハイライト部の再現性が
悪くなる(ハイライト部を安定して形勢できなくなる,
不安定となりざらつきが増大する。)、階調性が悪化
し入力画像に対してリニアリティの悪い階調特性を持つ
ようになるが、50%以下又はそれ以下前記事態を回避
することができる。 請求項5,6に対応する効果: トナーの体積平均粒径
を6.0μm以下、かつビーム径が35μm以下とする
ことにより、ディザのテクスチャを認識することができ
ないような、200lpi以下の線数の中間調処理を用
いても、階調数R2値を0.98以上に確保するでき、
OPCの膜削れに備えて、OPC膜厚を予め大きめに設
定することができる。またデフォーカスの余裕度が大き
く感光体ドラムと光学ユニットとの位置関係の公差を大
きくすることができる。また、低コストのプラスチック
レンズを使用することができる。更に、トナー収率の観
点から低コストのトナーを使用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る露光装置の要部構成
図である。
【図2】本発明の実施形態に係る露光時の発光波型図で
ある。
【図3】本発明の実施形態に係る積分光量のバラツキを
示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係る積分光量のバラツキを
示す図である。
【図5】本発明を説明するための露光時の発光波型図で
ある。
【図6】本発明の実施形態に係る積分光量のバラツキを
示す図である。
【図7】本発明の実施形態に係る積分光量のバラツキを
示す図である。
【図8】本発明の実施形態に係る積分光量の画素クロッ
ク依存性を示す図である。
【図9】本発明を説明するためのビーム径を示す図であ
る。
【図10】本発明を説明するためのビーム径を示す図で
ある。
【図11】本発明の他の実施形態に係る露光装置の要部
構成図である。
【図12】本発明の更に他の実施形態に係る露光装置の
要部構成図である。
【図13】本発明の実施形態に係る階調性を説明するた
めの図である。
【図14】本発明の実施形態に係る階調性を説明するた
めの図である。
【図15】本発明の実施形態に係るトナー粒径、ビーム
径、OPC膜厚と快調性との関係を示す図である。
【図16】本発明が適用されるタンデムタイプ(直接転
写)のカラー画像形成装置である。
【図17】本発明が適用されるリボルバータイプのカラ
ー画像形成装置である。
【図18】本発明が適用されるタンデムタイプ(中間転
写)のカラー画像形成装置である。
【図19】従来の画像形成装置の要部構成図である。
【図20】露光時の発光波型を示す図である。
【図21】露光時の発光波型を示す図である。
【符号の説明】
11・・4チャンネルレーザーダイオード、12・・コリメ
ートレンズ、13・・NDフィルタ、14・・アパーチャ、
15・・シリンダレンズ、16・・ポリゴンミラー、17・・
f-θレンズ、18・・折返しミラー、19・・折返しミラ
ー、20・・f-θレンズ、21・・同期検知板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 AA12 AA16 AA32 AA33 AA53 AA54 AA59 AA61 BA67 CA09 CA10 CB04 CB05 CB59 2H076 AB05 AB09 AB12 DA04 DA21 DA36 5C074 AA09 BB02 BB03 BB26 CC26 DD04 DD05 DD07 DD11 DD14 EE02 GG02 GG09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレーザー発光体によって感光体を
    走査して感光体上に静電潜像を形成する手段と、前記レ
    ーザー発光体の発光周波数の発光時間比を所定値に設定
    する手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の画像形成装置におい
    て、前記発光体の発光光量を検出し、検出した出力によ
    りレーザー発光体を駆動する手段を有することを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の画像形成装置におい
    て、前記発光周波数を20MHz以上の周波数に設定す
    る手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1乃至3のいずれかに記載の
    画像形成装置において、前記設定手段は、前記発光時間
    比を略50%又は50%以下に設定可能にしたことを特
    徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1乃至4のいずれかに記載の
    画像形成装置において、トナーの体積平均粒径とレーザ
    ー発光体のビーム径とOPC膜厚と走査線数との組合わ
    せを選択する手段を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像形成装置において、
    前記選択手段は、トナーの体積平均粒径とレーザー発光
    体のビーム径とOPC膜厚と走査線数とを最適階調値が
    得られるよう組合わせることを特徴とする画像形成装
    置。
JP2001059762A 2001-03-05 2001-03-05 画像形成装置 Pending JP2002254702A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001059762A JP2002254702A (ja) 2001-03-05 2001-03-05 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001059762A JP2002254702A (ja) 2001-03-05 2001-03-05 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002254702A true JP2002254702A (ja) 2002-09-11

Family

ID=18919277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001059762A Pending JP2002254702A (ja) 2001-03-05 2001-03-05 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002254702A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014097622A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Ricoh Co Ltd プリントヘッドの光量調整方法、画像形成装置の製造方法及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014097622A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Ricoh Co Ltd プリントヘッドの光量調整方法、画像形成装置の製造方法及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7826110B2 (en) Light scanning apparatus, light scanning method, image forming apparatus, and color image forming apparatus
US6013403A (en) Digital image forming method and apparatus
KR20130092495A (ko) 복수 회수의 노광을 실행하기 위한 화상 형성 장치
JP2005070069A (ja) 画像形成装置
JP2008012852A (ja) 画像形成装置
US6636251B2 (en) Image forming apparatus and method
JP2002254702A (ja) 画像形成装置
JP2001260412A (ja) 画像形成装置
JPH1158817A (ja) 画像形成装置
US8208824B2 (en) Correction method, apparatus, data carrier or system for correcting for unintended spatial variation in lightness across a physical image produced by a xerographic process
US8213049B2 (en) Image forming apparatus
JP5274139B2 (ja) 画像形成装置
JP5089183B2 (ja) 画像形成装置
JP3163888B2 (ja) 画像形成装置のハイライト再現調整方法
JP2002154236A (ja) 画像形成装置
JP2003039722A (ja) 光書き込み装置および画像形成装置
JP2004276379A (ja) 画像形成装置
JP2007062208A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JPH01206368A (ja) 画像形成装置
JPH0823445A (ja) 画像形成装置
US7019767B2 (en) Image forming apparatus
JPH04251875A (ja) 画像形成装置
JP2013141798A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JPH10166658A (ja) 画像形成装置
JP2004361684A (ja) ビーム走査装置及び画像形成装置