JP2002253066A - 植木鉢支持台および植木鉢 - Google Patents

植木鉢支持台および植木鉢

Info

Publication number
JP2002253066A
JP2002253066A JP2001109211A JP2001109211A JP2002253066A JP 2002253066 A JP2002253066 A JP 2002253066A JP 2001109211 A JP2001109211 A JP 2001109211A JP 2001109211 A JP2001109211 A JP 2001109211A JP 2002253066 A JP2002253066 A JP 2002253066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flowerpot
flower pot
water
present
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001109211A
Other languages
English (en)
Inventor
Ko Shirai
洸 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001109211A priority Critical patent/JP2002253066A/ja
Publication of JP2002253066A publication Critical patent/JP2002253066A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は水のやり過ぎを防止し植木鉢の土が異
常に乾燥する前に、適切な水やりの時期を知らせること
ができる植木鉢支持台を得るにある。 【解決手段】植木鉢の含水量の増減による重さの変化で
植木鉢を上下動させる弾性部材と、該弾性部材の上に載
置した前記植木鉢の上下動の変位を表示する表示部とに
よって植木鉢支持台を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は植物を植えた植木鉢
の含水量にしたがった重さの変化を利用し水やりの時期
を知らせる表示部を備えた植木鉢支持台および植木鉢に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来は植木鉢の土の色を見て乾燥の程度
を判断して水やりの時期を判断したり、毛細管現象を応
用した短冊状の土乾燥度識別用品を植木鉢の土にさし込
んで用いて色や透明度が変わったのを見て水やりの時期
を知る方法があった。また、長期間の旅行による留守に
対応してアンプル状の水容器を植木鉢の土に突き刺して
少しづつ水をしみださせて乾燥に対処する方法もあっ
た。このほか毛細管現象を応用して植木鉢にくくりつけ
た容器から植木鉢の土に水を移す方式の水やり装置も商
品化されている。一方、時計装置と電子装置によって一
定時間毎に自動的に水をやる方式も実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、植木
鉢の土の色は見分けにくく乾燥の程度は素人には分かり
にくいという欠点があった。また装飾用の小石やガラス
玉などを土の表面に置いた場合は乾燥の程度を土の色で
判断することはできない。さらに毛細管現象を用いた方
法も突き刺す深さや場所によって水遣り時期が早過ぎた
り遅れてしまったりという誤差が生ずるという欠点があ
った。またアンプル状の水容器を突き刺した場合は突然
に水がしみ出してしまうこともあり安定に水を供給する
ことは困難であるという欠点があった。植木鉢に吊るし
た容器から毛細管現象で水を植木鉢に移す方式は植木鉢
の土に含まれる水分を過剰にすると言う欠点と水容器の
高さにより微妙に水の供給量が変わるという欠点があっ
た。さらに時計装置と電子装置による方法は装置が高価
であることと、配管など装置が大掛かりになることで場
所を選ぶという欠点があった。これらの手段に共通の欠
点として(1)根ぐされを起こさない、(2)乾燥もし
すぎないという適正な水やりの時期を個々の植木鉢につ
いて選べないと言う大きな欠点があった。
【0004】これは鉢の大きさによって含水量が異なる
こと、植物の大きさや水の吸い上げの多い、少ないなど
植物の性質によって植木鉢の含水量の変化が異なること
などにより水やりの時期もそれぞれ異なる。したがって
個々の植木鉢の乾燥度を知ることは植物を丈夫にまた綺
麗に育てる上で重要な課題である。本発明は曜日を決め
て水をやるとか、経験によって水をやるという非科学的
な水やりではなく、だれでも植物の種類、あるいは植木
鉢の大きさによって異なる適正な水やりの時期に水をや
ることができる植木鉢支持台もしくは植木鉢を提供する
ものである。本発明は以上のような従来技術の欠点に鑑
み、個々の植木鉢の土が異常に乾燥する前に、適切な水
やりの時期を知らせることおよび水やりを自動化するこ
とを目的としている。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特長は以下の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、植本鉢の含水量の増減による重さの変化で植木鉢を
上下動させる弾性部材と、該弾性部材の上に載置した前
記植木鉢の上下動の変位を表示する表示部とによって植
木鉢支持台を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。
【0008】図1ないし図6の本発明の第1の実施の形
態である植木鉢を戴置する植木鉢支持台において、図1
は植木鉢支持台の正面図、図2は右側面図、図3は左側
面図、図4は右側面部分拡大図、図5は平面図、図6は
底面図である。
【0009】これらの第1の実施の形態である植木鉢支
持台において、1は戴置台に戴置される植木鉢で想像線
で描かれている、2は弾性部材、3は戴置台、4は伝達
ピン、5の指針と6の目盛は表示部をあらわす。6Aは
6目盛板と連続している接地面、6Bは指針のシャフト
である。
【0010】接地面6Aの上に弾性部材2を配置し、そ
の上に伝達ピン4を植えられた戴置台3を配する。伝達
ピン4は、目盛板6下部にもうけられた6Bシャフトを
支点とする指針5の一端部に勘合している。指針5の他
端部は目盛板6において戴置台3の上下位置の変化すな
わち乾湿の程度を指示する。
【0011】戴置台3に戴置された植木鉢1の含水量が
減少し重量が軽くなると戴置台3は弾性部材2の反発力
で持ち上げられる。すると伝達ピン4と勘合している指
針5の、一端部は持ち上げられ指針5はシャフト6Bを
回転軸として左に回転させ指針5の他端部は目盛上の左
方向すなわち乾の方向に移動し植木鉢1の乾燥を示す。
【0012】このとき植木鉢1に水を注ぐと植木鉢1は
重量を増し弾性部材2を圧縮し戴置台3を下方に位置を
変化させる。戴置台3に植えられた伝達ピン4はこの変
化を勘合している指針5の一端部に伝え指針5はシャフ
ト6Bを中心に右回転させる。これにより指針5の他端
部も位置を湿の方向へ変化させ植木鉢1の含水量が増加
したことを示す。
【0013】したがって性質の異なる二種類の植物を適
した用土を用いてそれぞれの植木鉢に植えた場合、本発
明の植木鉢支持台をそれぞれに用いれば、指針5の位置
を見るだけで乾燥したことを知りそれぞれに水をやるこ
とができる。
【0014】ここで弾性部材2はコイル・スプリング、
板ばね、トーションスプリング等で置き換えても全く同
じ効果が得られる。また伝達ピン4は戴置台3の一部で
あっても何ら差し支えない。
【0015】本発明の第1の実施の形態では伝達ピン4
をシャフト6Bの右側に置いたが左側においても指針5
の他端が示す植木鉢1の含水量を示す位置が本発明の第
1の実施の形態と乾、湿が逆になるだけで作用は同じで
ある。また指針5の他端の位置をシャフト6Bの下にな
るよう配置すれば本発明の第1の実施の形態と指針5の
示す乾、湿の指示の位置は同じになることは言うまでも
ない。
【0016】図7ないし図11の本発明の第2の実施の
形態である植木鉢において、図7は正面図、図8は側面
図、図9は平面図、図10は底面図、図11は平面図の
AA断面図である。
【0017】この第2の実施の形態において1は植木
鉢、7はチューブ、7Aは接続部、8は表示管、9は目
盛板、9Aは戴置台、10は植木鉢の排水口を表す。
【0018】第2の実施の形態に於いては第1の実施の
形態の弾性部材2に代えてチューブ7と液体7Bを用い
た。目盛板9には表示管8を固定し、目盛板9と連続し
て設けられた戴置面9Aの上に植木鉢1を配置した。液
体7Bを充填されたチューブ7と表示管8の下端は接続
部7Aで接続されている。
【0019】チューブ7内の液体7Bは植木鉢1の重量
で圧力を受け接続部7Aを経由し表示管8内に伝わり液
体7Bは表示管8内を昇り表示管8内で液体7Bの体積
に見合った重量により発生する圧力と、戴置板9Aとチ
ューブ7の接触面で発生する圧力がバランスしたところ
で液面8Aは停止する。
【0020】植木鉢1の含水量が減少し戴置面9Aとチ
ューブ7の接触面で発生する圧力が減少すると表示管8
内に伝わる圧力も減少し両者の圧力がバランスするとこ
ろまで液面8Aを下げ水遣りの時期を知らせる。植木鉢
1に水を注ぐと植木鉢1の含水量が増加し戴置板9Aと
チューブ7の接触面で発生する圧力も増加する。この圧
力は表示管8内に伝わることとなり液面8Aをバランス
するまで上昇させ植木鉢1の含水量が増加したことを示
す。
【0021】したがって性質の異なる二種類の植物をそ
れぞれに適した用土を用いて本発明の第2の実施の形態
の植木鉢にそれぞれ植えれば、表示管8内の液面8Aを
見るだけで乾燥した時期にそれぞれに水をやることがで
きる。
【0022】チューブ7は、戴置面9Aから受ける圧力
で変形しやすいゴムまたはポリエチレンのような石油化
学製品など柔軟で、植木鉢1の重さで変形しやすい素材
を用いる。また同じく接続部7Aもチューブ7と表示管
8、目盛板9、戴置板9Aとの相対位置の変化を許容で
きる柔軟さが必要であるから材質はチューブ7と同質の
ものが要求される。液体7Bは水のほか塩水あるいは比
重の大きな化学製品を用いることができる。液体7Bの
比重が大きいほど本発明の第2の実施の形態の表示管8
は短くできるので重たく大きい植木鉢に対応できる。
【0023】液体7Bを着色しておけば表示管8内の液
体7Bの液面8Aの位置は見やすくなる。表示管8内の
液体7Bの液面8Aを見やすくするため浮きを用いるこ
ともできる。この浮は液体7Bの蒸発を防止する効果も
ある。またセンサーによってこの浮の位置を検知するこ
とで電気的に液体7Bの液面8Aの位置の変化を拡大し
て観察することも可能である。さらに表示管の取付け角
度を垂直ではなく傾斜させることによって液体7Bの液
面8Aの位置の変化を拡大することも可能である。
【0024】ここまでは、表示管8の上端を開放した状
態の説明をしたが一定の空間を保って表示管8の上端を
閉じておけば、閉じられた空間に閉じ込められた気体の
圧力も表示管8内の液体7Bの重量によって発生した圧
力に加わり植木鉢1の個々の重量の範囲を広げることが
できる。また万が一誤って重過ぎる植木鉢を乗せても、
過剰な圧力によってチューブ7内の液体7Bを損なうこ
とを防止できる。
【0025】本発明の第1の実施の形態の指針5の示す
位置(または本発明の第2の実施の形態の液面8Aの位
置)を観察すると時間が経過し、植物からそして土の表
面などから水が蒸発することによって植木鉢1の含水量
が減少すると指針5の位置(または液面8Aの位置)は
変化しそれぞれ乾燥の位置を示すことが理解できるであ
ろう。
【0026】この変化を毎日あるいは二日に一度観察し
目盛を読む。すると、やがて指針5の位置(または液面
8Aの位置)は前回の位置と変わらないようになる、い
いかえれば指針5の位置(または液面8Aの位置)の変
化量が少なくなりさらに放置すると変化量はゼロにな
る。植物の種類によって水を好む植物には変化量が通常
の四分の一に減ったとき水をやり、乾燥を好む植物の場
合は水遣りの時期を変化量が通常の八分の一、十六分の
一などと決めて水をやればいい。本発明は植物の個性に
あわせて水やりの時期を知ることができる特徴も兼ね備
えたものである。
【0027】
【発明の異なる実施の形態】次に図12ないし図20に
示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、
これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当たって、
前記本発明の第1、第2の実施の形態と同一構成部分に
は同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0028】図12及び図13の本発明第3の実施の形
態において、前記本発明の第2の実施の形態と異なる点
は、植木鉢1の部分を含まない構造としたことである。
こうすることによってすでに使用中の植木鉢を戴置する
だけで本発明の第2の実施の形態の機能を発揮すること
ができるので本発明の第2の実施の形態の植木鉢に移植
する手間が省ける。
【0029】次に図14に示す本発明の第4の実施の形
態につき説明する。前記本発明の第1の実施の形態と異
なる点は伝達ピン4の位置を変更可能にしたことであ
る。本発明の第4の実施の形態においては、一例として
その位置を4A,4B,4C,4Dと4箇所設けた。
【0030】こうすることで含水量の変化の幅が大きい
植木鉢とか単純に重量の大きな植木鉢に対応できるよう
になる。いま伝達ピン4を伝達ピン4Dの位置に変更す
ると含水量の変化の幅が大きい植木鉢に対応し、伝達ピ
ン4の位置を伝達ピン4Aの位置に変更すると含水量の
変化の幅が小さく重量が大きな植木鉢に対応できるよう
になる。
【0031】さらに図示しないが指針5をシャフト6B
上で重複する構造の二重軸構造とし両者を摩擦結合する
ことにより載置台3の高さにかかわらず目盛上の指針の
位置を植木鉢の乾、湿の状態に適合した位置に合わせこ
むことが可能となる。
【0032】次に図15ないし図17に示す本発明の第
5の実施の形態について説明する。前記本発明の第4の
実施の形態と異なる第1の点は弾性部材2を含む戴置台
3と指針5を含む表示部を別体にした点である。第2の
点は含水量の変化によって変わる上下の位置の計測点を
載置台3ではなく植木鉢の上縁部にした点と、指針5を
含む表示部の高さを可変にした点である。指針5を含む
表示部は、表示接地部12に設置された支柱13に沿っ
て上下に摺動可能な摺動部15に結合されている。摺動
部15にはつまみネジ14が設けられておりこれを締め
ることによって上下の位置を固定できる。
【0033】弾性部材2を含む戴置台3と指針5を含む
表示部を別体にしたのは植木鉢の大きさや含水量のばら
つきに自由に対応でき、前記本発明の第4の実施の形態
の伝達ピン4の位置変更と同じ効果を錘部11Aと植木
鉢上縁部との接触点を相互に移動させることができる特
徴も発揮する。
【0034】次に図18、図19に示す本発明の第6の
実施の形態について説明する。前記本発明の第2の実施
の形態と異なる点は目盛板9、戴置面9Aを省略した点
と、本発明品全体をチューブ7と同じ素材を用いて構成
した点である。これによる効果はほぼ平面状に折りたた
むことが可能となるので輸送コストが節約できる点にあ
る。その他の利点や特徴は累々と説明したとおりであ
る。
【0035】次に図20に示す本発明の第7の実施の形
態について説明する。前記本発明第1の実施の形態から
第6の実施の形態までは機械的構造であった点と乾、湿
の状態を視覚的に知る方法であった。本発明の第7の実
施の形態の特徴は電子化することによって音や光によっ
ても乾燥状態を知ることができる点にある。本発明の第
7の実施の形態を示す図20において1は植木鉢、16
は重さセンサー、17は計測ユニット、18は記憶ユニ
ット、19は時刻制御ユニット、20は比較ユニット、
21は判断ユニット22は乾燥サイン発生ユニットであ
る。
【0036】図20は第7の実施の形態のブロックダイ
ヤグラムの一例である。図20において重さセンサー1
6の出力は計測部17で数値化される。計測部17で数
値化された重さ数値は時刻制御部19の時刻情報によっ
て例えば毎日一度記憶部18に一旦記憶される。また同
時に計測部17で数値化された重さ数値は比較器20に
伝達される。比較器20は記憶部18に記憶している前
回数値化された重さ数値と、今回数値化された重さ数値
を比較演算しその結果を判定部21に伝達する。判定部
21はその値がまえの比較結果の例えば8分の一とか1
6分の一になったとき乾燥サイン発生ユニット22に信
号を伝送し「水を差してください」などの音声を発音さ
せる。
【0037】この場合は水やりの時期がくれば「水を差
してください」とか「水をくれないと枯れてしまいま
す」とか発声するが、人がいないときに発声しても意味
がないので接近センサーを付加して水やりの時期到達し
た時点で人が近づいたとき発声するようにすることもで
きる。音声発声部を発光ダイオードや電球などの発光体
と置き換えたり、併用することで障害者用にもなる。時
刻制御部19の時刻数値を表示することによって置き時
計の機能を付加することも可能である。
【0038】このような電子装置は商用電源や乾電池そ
の他二次電池も電源として使用可能であるが太陽電池を
電源にすればどんな場所でも使用できるし、太陽光を必
要とする植物に用いる植木鉢置き台だから太陽電池を使
用することによってコードを引き回したり電池を取り替
えるなどの手数が要らなくなり非常に便利になる。
【0039】次に本発明の第8の実施の形態について説
明する。図21は本発明の第8の実施の形態の正面図で
ある。図22は六面体表示部23の展開図である。前記
本発明の第1の実施の形態(図1ないし図6)及び第4
の実施の形態(図14)及び第5の実施の形態(図15
ないし図17)と異なる点は、植木鉢1の重さの変化に
よって生ずる弾性部材2の変形すなわち戴置台3の高さ
変位と指針5による表示部に至る機構を省略し戴置台3
の高さ変位を直接六面体表示部23の任意の一面、たと
えば六面体表示部23Aの第1面で読み取るごとくした
点である。
【0040】本発明の第8の実施の形態では正六面体を
表示部とし、各面に少しづつ異なる目盛を施し、いろい
ろな重さの植木鉢に対応できるようにした。この実施例
では立方体を例示したが三角柱、五角注、あるいは六角
注など多面柱状であっても効果は同じである。植木鉢の
重さは、十分に水をやった状態の重さはある値以上にな
らない点と、植物が生きていればある値以下にはならな
いという関係にある。従って六面体表示部23は六面体
表示部23Aの第1面から六面体表示部23Fの第6面
につけた1ないし6の番号は植木鉢の大きさを示す8号
とか12号などにあわせた数字(番号)にしてもよい。
また、目盛り線は、予め付けずに置けば本発明品の使用
者が、使用者の植木鉢に合わせて書き入れることもでき
る。
【0041】次ぎに本発明の第9の実施の形態について
説明する。図23および図24は本発明の第9の実施の
形態を示す概念図である。図23は乾燥状態を検知し水
を供給している導水状態である。図24は水を充分供給
され植木鉢は重量を増し弾性部材を圧縮し位置を下げた
状態となり給水は止められている。
【0042】図23において24は水源である貯水槽、
25Aは貯水槽側導水管、25Bは給水口側導水管、2
6は25A,25Bと共に導水止水を司る回転栓部、2
7は伝達ピン4の上下動によって位置を反転する乾湿回
転部、27Aは乾湿回転部27に接続されたアーム部、
28は伝達ピン4の位置を検知する乾湿検知切り欠き
部、29はアーム部27Aの位置をアーム部27Aの垂
直位置を境に左右すなわち乾側と湿側に位置を安定させ
るための錘、30は状態を示す文字この場合は回転栓部
26が導水状態にあることを示す文字「開」を見るため
の覗き穴、31は回転栓部26を跳躍的に反転させるた
めの栓駆動切り欠き部、32は回転栓部を駆動する駆動
突起、33は回転栓部26および乾湿回転部27を支持
する軸受け部支持台である。
【0043】植木鉢が乾燥状態になり植木鉢戴置台3が
弾性部材2の反発力で図23の位置まで上がると乾湿検
知切り欠き部28を押し上げて乾湿回転部27を右方向
に回転させアーム部27Aが垂直点(臨界点)を通過し
た途端に27Aに取付けられた錘29の影響で急激に右
に傾く傾斜運動を始める。これと同時に栓駆動切り欠き
部31は回転栓部駆動突起32に接触し駆動を始める。
アーム部27の傾斜運動が終了するとその時点で回転栓
部26は貯水側導水管25Aと給水口側導水管25Bと
を結合する図23の位置に到達し植木鉢への給水を開始
する。
【0044】給水が進むにしたがって植木鉢は重量を増
し戴置台3は弾性部材2の反発力に打ち勝って位置を下
げ始める。そのため戴置台3の伝達ピン4は乾湿回転部
27を左に回転させ始める。やがてアーム部27が垂直
点(臨界点)を通過すると錘29が乾湿回転部に与える
モーメントは右回転力から左回転力に急激に変化し左に
傾く傾斜運動を開始する。このとき栓駆動切り欠き部3
1は回転栓駆動部突起に接触し回転栓部26を図24の
位置まで回転させ一気に給水を停止する。時間が経過し
やがて植木鉢の土が乾燥し重量が減少すると戴置台3は
弾性部材2の反発力に負けて上昇を開始する。そして乾
湿検知切り欠き部に伝達ピン4を接触させさらに乾燥が
進むと乾湿回転部27を回転させ始め錘29を臨界点へ
と運ぶ。臨界点を過ぎると給水が始まりこれらの動作を
繰り返す。水源の貯水槽の水がある限り植木鉢に水をや
る心配は要らなくなる。
【0045】この自動給水機構は本発明の第2、第3、
第4、第5の方式と組み合わせても実施できることは言
うまでもない。
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙するような効果が得られる。
【0046】(1)植木鉢の含水量の増減による重さの
変化で植木鉢を上下動させる弾性部材と、該弾性部材の
上に載置した前記植木鉢の上下動の変位を表示する表示
部とによって構成されているので、植木鉢への水やりの
時期を的確に知ることができる。 (2)前記(1)によって、植木鉢の植物や用土の性質
で異なる水やりの時期を的確に知ることができる。 (3)前記(1)によって、過剰に水をやり根ぐされを
おこしたり、異常に乾燥しすぎて枯れさせることを防止
できる。 (4)前記(1)によって、複数の植木鉢を管理する場
合に毎週土曜日に水をやるというような非科学的な水遣
りではなく、水を欲しがっている植木鉢に水をやるとい
う科学的な水遣りができる。 (5)前記(1)によって、水やりを最適の時期に実施
できるので、植物の根は呼吸を妨げられることはなく健
康な生育をすることができる。 (6)請求項3も前記(1)〜(5)と同様な効果が得
られる。
【0047】(7)請求項4の実施の形態では、植木鉢
の重さを電気信号に変換する重さセンサーと、電気信号
に変換された前記重さセンサーの出力を一定時間ごとに
電気的数値に変換記憶する記憶部と、該記憶部に記憶さ
れた前回の電気的数値と今回変換記憶した電気的数値を
一定時間ごとに演算比較しその変化量が定めた量に達し
た時点で信号を発する電子回路と、該電子回路からの信
号を受けることで水やりを促す報知部とによって構成さ
れているので、前記(1)〜(5)と同様の効果に加
え、「水をください」とか「かれてしまいそうです」と
発声させたり、水をやることによって「ありがとう」と
か「助かりました」と礼を言うこともできる。 (8)前記(7)によって、植物愛好家や孤独な人暮ら
しの生活に植物との擬人的な対話をもたらすことができ
る。 (9)また前記(1)及び(7)によって育成が難しい
植物も水遣りについては初心者に対し福音となる。
【0048】(10)植木鉢の含水量の増減による重さ
の変化で植木鉢を上下動させる弾性部材と、水源から植
木鉢上まで付設された導水管と、水源から植木鉢上で開
口している給水口に至る前記導水管の中間に前記弾性部
材の上に載置した前記植木鉢の上下動によって開閉する
栓を設け、水やりを自動化した植木鉢支持台得るにより
前記(1)から(6)および(8)、(9)の効果が得
られるほか、貯水槽なる水源に水を満たしておけば長期
間放置できるので旅行など長期の外出も可能になって大
変便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の第1の実施の形態の正面図。
【図2】は本発明の第1の実施の形態の右側側面図。
【図3】は本発明の第1の実施の形態の左側側面図。
【図4】は本発明の第1の実施の形態の右側側面の部分
拡大図。
【図5】は本発明の第1の実施の形態の平面図。
【図6】は本発明の第1の実施の形態の底面図。
【図7】は本発明の第2の実施の形態の正面図。
【図8】は本発明の第2の実施の形態の側面図。
【図9】は本発明の第2の実施の形態の平面図
【図10】は本発明の第2の実施の形態の底面図
【図11】は本発明の第2の実施の形態のAA断面図
【図12】は本発明の第3の実施の形態の正面図。
【図13】は本発明の第3の実施の形態の断面図。
【図14】は本発明の第4の実施の形態の正面図
【図15】は本発明の第5の実施の形態の正面図。
【図16】は本発明の第5の実施の形態の背面図。
【図17】は本発明の第5の実施の形態の平面図。
【図18】は本発明の第6の実施の形態の正面図。
【図19】は本発明の第6の実施の形態のBB断面図。
【図20】は本発明の第7の実施に形態のブロック図。
【図21】は本発明の第8の実施の形態の正面図。
【図22】は本発明の第8の実施の形態の表示部展開
図。
【図23】は本発明の第9の実施の形態の自動給水中の
概念図
【図24】は本発明の第9の実施の形態の自動給水停止
中の概念
【符号の説明】
16:重さセンサー 1:植木鉢 17:計測ユ
ニット 2:弾性部材 18:記憶ユ
ニット 3:戴置台 19:時刻制
御ユニット 4:伝達ピン 20:比較ユ
ニット 4A:伝達ピンA 21:判断ユ
ニット 4B:伝達ピンB 22:乾燥サ
イン発生ユニット 4C:伝達ピンC 23:六面体
表示部 4D:伝達ピンD 23A:六面
体表示部の第1面 5:指針 23B:六面
体表示部の第2面 6:目盛板 23C:六面
体表示部の第3面 6A:接地面 23D:六面
体表示部の第4面 6B:シャフト 23E:六面
体表示部の第5面 7:チューブ 23F:六面
体表示部の第6面 7A:接続部 24:貯水槽 7B:液体 25A:貯水
槽側道水管 8:表示管 25B:給水
口側導水管 8A:液面 26:回転栓
部 9:目盛板 27:乾湿回
転部 9A:戴置面 27A:アー
ム部 10:排水口 28:乾湿検
知切り欠き部 11:錘付き指針 29:錘 11A:錘 30:覗き穴 12:表示設地部 31:栓駆動
切り欠き部 13:支柱 32:回転栓
部駆動突起 14:つまみネジ 33:軸受け
部支持台 14A:留めネジ部 15:摺動部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】植木鉢の含水量の増減による重さの変化で
    前記植木鉢を上下動させる弾性部材と、該弾性部材の上
    に載置した前記植木鉢の上下動の変位を表示する表示部
    とによって構成されたことを特徴とする植木鉢支持台。
  2. 【請求項2】植木鉢の含水量の増減による重さの変化で
    前記植木鉢を上下動させる弾性部材と、水源から前記植
    木鉢上まで付設された導水管と、水源から前記植木鉢上
    で開口している給水口に至る前記導水管の中間に前記弾
    性部材の上に載置した前記植木鉢の上下動によって開閉
    する栓を設けたことを特徴とする植木鉢支持台。
  3. 【請求項3】植木鉢と、該植木鉢の重さを受けるように
    配置されたチューブと、該チューブに満たされた液体
    と、前記チューブの内部と連続して結合され前記チュー
    ブより高く配置した表示管部とによって構成されたこと
    を特徴とする植木鉢。
  4. 【請求項4】植木鉢の重さを電気信号に変換する重さセ
    ンサーと、電気信号に変換された前記重さセンサーの出
    力を一定時間ごとに電気的数値に変換記憶する記憶部
    と、該記憶部に記憶された前回の電気的数値と今回変換
    記憶した電気的数値を一定時間ごとに演算比較しその変
    化量が定めた量に達した時点で信号を発する電子回路
    と、該電子回路からの信号を受けることで水やりを促す
    報知部とによって構成されたことを特徴とする植木鉢支
    持台。
JP2001109211A 2001-03-05 2001-03-05 植木鉢支持台および植木鉢 Pending JP2002253066A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001109211A JP2002253066A (ja) 2001-03-05 2001-03-05 植木鉢支持台および植木鉢

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001109211A JP2002253066A (ja) 2001-03-05 2001-03-05 植木鉢支持台および植木鉢

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002253066A true JP2002253066A (ja) 2002-09-10

Family

ID=18961195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001109211A Pending JP2002253066A (ja) 2001-03-05 2001-03-05 植木鉢支持台および植木鉢

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002253066A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130003507A (ko) * 2011-06-30 2013-01-09 재단법인 포항산업과학연구원 관수가 용이한 식물재배용기
JP2013540450A (ja) * 2010-10-26 2013-11-07 ポータブル アクセルレイティッド メディア スウェーデン アーベー 知能じょうろ
KR101843521B1 (ko) 2015-07-06 2018-03-30 한기연 급수시기 표시기능을 갖는 화분
KR101880253B1 (ko) * 2017-04-06 2018-07-19 장기철 무동력 화분 자동 급수장치

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013540450A (ja) * 2010-10-26 2013-11-07 ポータブル アクセルレイティッド メディア スウェーデン アーベー 知能じょうろ
KR20130003507A (ko) * 2011-06-30 2013-01-09 재단법인 포항산업과학연구원 관수가 용이한 식물재배용기
KR101724285B1 (ko) 2011-06-30 2017-04-10 재단법인 포항산업과학연구원 관수가 용이한 식물재배용기
KR101843521B1 (ko) 2015-07-06 2018-03-30 한기연 급수시기 표시기능을 갖는 화분
KR101880253B1 (ko) * 2017-04-06 2018-07-19 장기철 무동력 화분 자동 급수장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090293354A1 (en) Plant watering system
US3900134A (en) Automatic plant watering apparatus
JP2002253066A (ja) 植木鉢支持台および植木鉢
CN208621414U (zh) 禾本科作物茎秆抗折力快速测定装置
CN103148909A (zh) 农田灌溉指示装置及其使用方法
CN204964784U (zh) 全自动水面蒸发器
US3892126A (en) Method and apparatus for facilitating testing the liquid absorptivity of soil
CN107195233B (zh) 阿基米德定律快速演示仪
US2282774A (en) Gauging apparatus for liquid containers
JP2015187557A (ja) 転倒ます型流量計測装置
CN206505632U (zh) 一种用于浮力教学的演示装置
KR200408302Y1 (ko) 화분 관수시기 표시장치
CN205266460U (zh) 一种可调节温湿度的花盆
WO2012104789A1 (en) Plant growing pot and cartridge for plant growing pot
CN218959584U (zh) 一种便于对土壤ph值进行检测的烟草种植钵
KR200334251Y1 (ko) 골프장의 그린 경사 측정기
US8042389B2 (en) Adjustable hydrometer
CN207147480U (zh) 一种陆地水文蒸发器的观测系统
JP3125822U (ja) 水位計測具
CN2697636Y (zh) 天平式土壤水分测量仪
CN1523339A (zh) 天平式土壤水分测量仪及使用方法
US4375765A (en) Level indicating device
US2265647A (en) Portable instrument for determining the mean level of water
CN212158433U (zh) 一种简易树木着枝角测量装置
CN215524596U (zh) 一种多功能的水平测量仪