JP2002251467A - 音声又は映像を利用した介護支援システム及び記録媒体 - Google Patents

音声又は映像を利用した介護支援システム及び記録媒体

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JP2002251467A
JP2002251467A JP2001049472A JP2001049472A JP2002251467A JP 2002251467 A JP2002251467 A JP 2002251467A JP 2001049472 A JP2001049472 A JP 2001049472A JP 2001049472 A JP2001049472 A JP 2001049472A JP 2002251467 A JP2002251467 A JP 2002251467A
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Koichi Kuwano
康一 桑野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 痴呆性高齢者等精神的又は身体的な障害者に
対し音声又は画像を利用して障害に応じた介護を行な
う。 【解決手段】被介護者の身体的又は精神的健康状態を調
査する第1の工程(ステップA)と、被介護者の調査結
果から被治療者の健康状態の評価を行う第2の工程(ス
テップB)と、被介護者の健康状態の評価に応じて音声
又は映像を作成する第3の工程(ステップC)と、シス
テム管理者が作成された音声又は映像を介護者に配信す
る第4の工程(ステップD)と、介護者が配信された音
声又は映像に基づいて被介護者を介護する第5の工程
(ステップE)と、被介護者の身体的又は精神的健康状
態を再調査する第6の工程(ステップF)と、被介護者
の調査結果から被介護者の健康状態の再評価を行う第7
の工程(ステップG)とから主に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、痴呆性高齢者のリハビ
リテーション等身体的又は精神的な障害者に対して音声
又は映像によって介護支援するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、痴呆性高齢者は社会全体の高齢化
に伴って増加する傾向にある。このため、痴呆性高齢者
の療法の重要性が高まっている。現在、痴呆性高齢者に
対する治療法として、音楽を聴かせたり、音楽に合わせ
て身体を動かすことによって治療する音楽療法、過去の
ことを回想させる回想法等種々のものが行なわれてい
る。
【0003】しかしながら、わが国において痴呆性高齢
者のための療法は、療法者自身の独自性と熟練した技術
に依るところが大きく、そのため一般化されていない。
【0004】また、痴呆性高齢者は、痴呆の進行が異な
る場合、寝たきりである場合、痴呆ではあるが身体的に
は健康である場合、痴呆とともに寝たきりである場合等
身体的又は精神的な健康状態がそれぞれ異なっている。
【0005】このため、現在の療法では、熟練した技術
を有する者以外は、療育を行なうことが難しいばかりで
なく、まして、痴呆性高齢者の身体的、精神的な健康状
態の相違に対応して療育することは難しい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、痴呆性高齢者等の障害者に対して、療法が一般化
されておらず、熟練した者以外は痴呆性高齢者の身体
的、精神的な健康状態の相違に適した療育を行なうこと
は極めて困難な点である。
【0007】本発明は、このような実情に鑑みて創案さ
れたものであって、身体的又は精神的な障害者に対して
その健康状態の相違に対応した音声又は画像を使用する
ことにより療法を一般化し、痴呆性高齢者等障害者の障
害の程度に応じて適切な介護を、熟練を要することなく
行なうことができる介護支援システムを提供することが
できるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、被介護者の身
体的又は精神的健康状態の調査から健康状態を評価し、
システム管理者が被介護者の評価に適した音声又は映像
を作成して介護者に配信し、介護者は配信された音声又
は映像に従って被介護者を介護する音声又は映像を利用
した介護支援システムであって、上記被介護者の身体的
又は精神的健康状態を調査する第1の工程と、上記被介
護者の調査結果から被治療者の健康状態の評価を行う第
2の工程と、上記被介護者の健康状態の評価に応じて音
声又は映像を作成する第3の工程と、上記システム管理
者が作成された音声又は映像を介護者に配信する第4の
工程と、上記介護者が配信された音声又は映像に基づい
て被介護者を介護する第5の工程とを備えることを特徴
とする。また、請求項1の第5の工程後に、上記被介護
者の身体的又は精神的健康状態を再調査する第6の工程
と、上記被介護者の調査結果から被介護者の健康状態の
再評価を行う第7の工程と、上記被療育者の健康状態の
再評価に応じて音声又は映像を作成する第8の工程と、
上記システム管理者が作成された音声又は映像を介護者
に再配信する第9の工程と、上記介護者が再配信された
音声又は映像に基づいて被介護者を介護する第10の工
程とを備えることを特徴とする。また、前記第6から第
10の工程は適宜繰り返すことを特徴とする。また、請
求項2の第7の工程には、配信した音声又は映像の評価
を含むことを特徴とする。また、前記第1の工程又は第
6の工程は、身体的又は精神的健康状態の他に、被介護
者の社会性、問題行動等の他事項の調査を含むことを特
徴とする。また、前記第2の工程又は第7の工程は、身
体的又は精神的健康状態の他に、被介護者の社会性、問
題行動等の他事項の評価を含むことを特徴とする。ま
た、前記第2の工程又は第7の工程は、身体的健康状
態、精神的健康状態又は他事項がそれぞれ座標軸を異な
らせて平面又は3次元座標軸上に自動的にプロットさ
れ、それぞれが重なり合ったゾーンによって被介護者の
健康状態が評価されることを特徴とする。また、前記第
3の工程又は第8の工程は、時間毎に異なる複数のプロ
グラムを選択して自動的に作成されることを特徴とす
る。さらに、前記第4の工程又は第9の工程は、複数の
プログラムを時間毎に選択して自動的に配信されること
を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0010】図1は本発明の音声又は映像を利用した介
護支援システムの1実施例を示すシステム構成図、図2
はフローチャート、図3は介護者に関する情報を入力す
る入力ページ、図4は被介護者に関する情報を入力する
入力ページ、図5は被介護者の基本属性を調査するため
の基本調査項目、図6〜図13は基本調査項目による調
査結果をプロットした平面座標、図14は基本調査項目
による調査結果をの総合評価の平面座標、図15は基本
属性の評価表、図16及び図17は被介護者の健康状態
に応じて作成又は配信されるプログラムの工程図、図1
8〜図25は作成又は配信されるプログラムの対応表、
図26及び図27は被介護者の健康状態に応じて作成又
は配信されるプログラムの工程図、図28及び図29は
被介護者の健康状態に応じて作成又は配信されるプログ
ラムの工程図、図30〜図38は作成又は配信されるプ
ログラムの対応表、図39は被介護者の健康状態に応じ
て作成又は配信されるプログラムの工程図、図40〜図
47は作成又は配信されるプログラムの対応表、図48
〜図50は付加調査項目の調査表又は評価表である。
【0011】この実施例では、被介護者として痴呆性高
齢者について説明しているが、被介護者は痴呆性高齢者
に限るものではなく、高齢者、痴呆性若年者、若年障害
者等身体的又は精神的な障害者であれば若年者に対して
も適用するできることは言うまでもない。また、健常者
であっても障害があるか否かを判定する場合に適用でき
るものである。
【0012】図1において、1は音声又は映像を利用し
た介護支援システムに関する情報を表示するホームペー
ジの運営管理を行なうウェブサーバであり、このサーバ
1には、ホームページに表示する介護支援システムその
他本発明に係る情報データベースが接続される他、音声
又は映像を通信衛星(CS)2に向けて送信する通信
機、パラボナアンテナ等の通信機器を制御するためのプ
ログラムがハードディスク等記憶装置に格納されてい
る。
【0013】上記サーバ1は、インターネット3を介し
て音声又は映像を利用した療育システムを利用する病
院、特別養護老人ホーム、老人介護ホーム、デイケア・
デイサービス・グループホーム、託老所、障害者の自宅
等介護者4Aに配置される介護者用クライアント4及び
一般ユーザー5Aの一般用クライアント5がアクセス可
能に接続されている。
【0014】また、上記サーバ1と介護者用クライアン
ト4にはそれぞれ通信衛星2を介して通信を行なうため
の送受信機、パラボラアンテナ、表示装置等各種通信機
器(図示せず)が接続されている。
【0015】上記ホームページは、介護者用クライアン
ト4からアクセスして本発明の音声又は映像を利用した
介護支援システムを利用できるようになっているが、利
用するためのプログラムは、CD−ROMやフロッピー
(登録商標)ディスクに格納されており、サーバ1の管
理者(「シルバーチャンネル」)1Aと介護者2Aとの
間で所要の契約をした後に渡される。
【0016】上記介護者用クライアント4からサーバ1
にアクセスして本介護支援システムを利用するために必
要なユーザーIDとパスワードはサーバ1のシステム管
理者1Aから介護者4Aに与えられ、介護者用クライア
ント4からサーバ1にアクセスして介護支援システムを
利用するときはこのユーザーIDとパスワードを使用し
て認証が行なわれる。
【0017】上記ホームページには本介護支援システム
を利用するためのハイパーリンクが設定されており、ユ
ーザーとパスワードを入力し認証が行なわれた後に、介
護者4Aがハイパーリンクの区画でポインタをクリック
すると、例えば、図3、図4に示すような介護者4Aの
入力用のページが表示されて利用可能となる。
【0018】上記入力用のページには、実施場所(病院
・特養・老健・デイケア・デイサービス・グループホー
ム・宅老所・自宅)、地区、施設名、実施場所住所、電
話番号、責任者名前、IRDNo.、実施人数の療育場
所に関する情報を入力する(図3参照)他、氏名、生年
月日、性別、出身地、現住所、電話番号、要回後度、ケ
アマネージャー氏名、介護者続柄、病名、特記事項、利
用日の痴呆性高齢者に関する情報を入力する(図4参
照)。
【0019】本実施の形態では、療育システムを利用す
るために、図2のフローにしたがって行うことができ
る。
【0020】すなわち、図2のフローは、被介護者の身
体的又は精神的健康状態を調査する第1の工程(ステッ
プA)と、被介護者の調査結果から被治療者の健康状態
の評価を行う第2の工程(ステップB)と、被介護者の
健康状態の評価に応じて音声又は映像を作成する第3の
工程(ステップC)と、システム管理者が作成された音
声又は映像を介護者に配信する第4の工程(ステップ
D)と、介護者が配信された音声又は映像に基づいて被
介護者を介護する第5の工程(ステップE)と、被介護
者の身体的又は精神的健康状態を再調査する第6の工程
(ステップF)と、被介護者の調査結果から被介護者の
健康状態の再評価を行う第7の工程(ステップG)と、
被療育者の健康状態の再評価に応じて音声又は映像を作
成する第8の工程(ステップH)と、システム管理者が
作成された音声又は映像を介護者に再配信する第9の工
程(ステップI)と、介護者が再配信された音声又は映
像に基づいて被介護者を介護する第10の工程(ステッ
プJ)とから構成されている。
【0021】まず、被介護者の身体的又は精神的健康状
態を調査する第1の工程(ステップA)では、身体的障
害として生活活動度(100が健常)、精神的障害とし
て物忘れ度(100が健常)を調査する(図5参照)。
【0022】上記生活活動度は、ADL(日常作業動作
能力)と、身体機能を調査する。
【0023】上記ADLとしては、「適応番号8買い物
が出来ない又は金銭管理ができない」、「適応番号9生
活をするのに見守りが必要」、「適応番号10生活をす
るのに一部介助が必要」、「適応番号11生活をするの
に全面的な介助が必要」のいずれに該当するかを調査
し、身体機能としては、「適応番号12普通に歩け
る」、「適応番号13つたい歩きができる又は杖が必要
である」、「適応番号14車椅子を利用している」、
「適応番号15寝たきりである」のいずれかに該当する
かを調査する。
【0024】物忘れ度は、記憶障害と、見当識を調査す
る。
【0025】上記記憶障害としては、「適応番号1物忘
れはない」、「適応番号2物忘れが時々ある」、「適応
番号3物忘れがよくある(直前のこともすぐ忘れ
る)」、「適応番号4物忘れがひどい」のいずれに該当
するかを調査し、見当識としては、「適応番号5日時が
言えない」、「適応番号6今いる場所が解らない・住所
が言えない」、「適応番号7日時・場所・住所が分ら
ず、親しい人の顔も解らない」のいずれに該当するかを
調査する。
【0026】調査結果は、療育者用クライアント4に入
力される。
【0027】次に、被介護者の調査結果から被治療者の
健康状態の評価を行う第2の工程(ステップB)では、
上記生活活動度及び物忘れ度の調査結果から被療育者
(被介護者)がどの基本属性A、B、C、Dを有するか
が自動的に評価される(定義される)。
【0028】基本属性A、B、C、Dは、X−Y軸の平
面座標上で、生活活動度をX軸に、物忘れ度をY軸にそ
れぞれ自動的にプロットされることにより求められる
(図6〜図13参照)。
【0029】上記記憶障害は適応番号1〜4に応じてY
軸上にプロットされ(図6参照)、見当識は適応番号5
〜7に応じてY軸上にプロットされ(図7参照)、AD
Lは適応番号8〜11に応じてX軸及びY軸上にプロッ
トさら(図8〜図12参照)、身体機能は適応番号12
〜15に応じてX軸上にプロットされる(図13参
照)。
【0030】適応番号1は100≧y>50、2は50
≧y>0、3は0≧y>50、4は−50≧y>−10
0、5は50≧y>50、6は0≧y−50、7は−5
0≧y−100、8は0≧x>−100または100≧
x>かつ0≧y≧−100、9は100≧y>0、10
は100≧y>0かつ100≧>0、11は0≧x>−
100または100≧x>0かつ0≧y≧−100、1
2は100≧x>50、13は50≧x>0、14は0
≧x>−50、15は−50≧x>−100とする(図
6〜図13参照)。
【0031】なお、ADLはX軸及びY軸上にプロット
されるが、これはADLが生活活動度及び物忘れ度の双
方に跨る特徴を有すること、すなわち身体的障害及び精
神的障害の双方の特徴を有することによる。
【0032】痴呆性高齢者の生活活動度及び物忘れ度を
それぞれX軸及びY軸上にプロットされた結果が総合評
価され(図14参照)、第1象限Aに属する場合(適応
番号1、2、5、9、10、12、13が該当する場
合)は「基本属性A 痴呆なしか軽度/ADL良い」と
評価し、第2象限Bに属する場合(適応番号1、2、
3、8、11、14、15が該当する場合)は「基本属
性B 痴呆なしか軽度/ADL悪い」と評価し、第3象
限Dに属する場合(適応番号3、4、6、7、8、1
1、12、13が該当する場合)は「基本属性D 痴呆
有り/ADL良い」と評価し、第4象限Cに属する場合
(適応番号3、4、6、7、8、11、14、15が該
当する場合)は「基本属性C 痴呆有り/ADL悪い」
と評価される(図15参照)。
【0033】評価結果はインターネット3を介してホー
ムページ上で療育者4AのID番号及びパスワードを入
力し認証が終了した後に、図3、図4の情報とともに、
被介護者の健康状態の評価が送信される。なお、この実
施例では評価は介護者4A側で行なうが、システム管理
者1A側で行なってもよい。
【0034】次に、被介護者の健康状態の評価に応じて
音声又は映像を作成する第3の工程(ステップC)で
は、被療育者の基本属性A、B、C、Dに対応した音声
及び映像のプログラムが作成される(図16〜図47参
照)。
【0035】本実施例では、予め作成された複数種類の
音声又は映像のコンテンツを被療育者の基本属性A、
B、C、Dに対応させて時間毎に選択してプログラムが
自動的に作成される。
【0036】まず、体操のプログラムとして「国盗り!
朝の戦国体操」の場合について説明する(図16〜図2
5参照)。
【0037】このプログラムは、パートP−1〜パート
P−7まで時間軸によって異なる複数のコンテンツから
構成される。
【0038】パートP−1のコンテンツは、オープニン
グコンテンツであり、基本属性A、B、C、Dに共通の
「オープニング」(番組ID:W100103)が作成
される。
【0039】パートP−2のコンテンツは、あいさつの
コンテンツであり、基本属性A及びBの被治療者に対し
ては「季節の話」(番組ID:W200103)、基本
属性C及びDの被治療者に対しては「あいさつ」(番組
ID:W200203)が作成される。
【0040】パートP−3のコンテンツは、運動−1の
コンテンツであり、基本属性Aの被治療者に対しては
「肩たたき体操ショート(早)」(番組ID:W300
103)、基本属性Bの被治療者に対しては「肩麻痺リ
ハ体操(ロング)」(番組ID:W300203)、基
本属性Cの被治療者に対しては「肩たたき体操ロング
(早)」(番組ID:W300303)又は「肩たたき
体操ショート(遅)」(番組ID:W300403)、
基本属性Dの被治療者に対しては「片麻痺リハ体操(シ
ョート)」(番組ID:W300503)が作成され
る。なお、この場合基本属性Cに対しては2つのプログ
ラムを作成したが、これは後述するように、療育後の再
調査により、療育度合いに変化があった場合に両者のプ
ログラムを変更することに備えたものである。なお、基
本属性Cの被治療者に対しては「肩たたき体操ロング
(早)」(番組ID:W300303)又は「肩たたき
体操ショート(遅)」(番組ID:W300403)の
いずれかを作成するが、これは後述する第1回目の療育
指導後の図 〜図 に示す療育効果の調査・評価後
に障害の度合いに応じて異なるプログラムを作成配信す
ることに備えたものである。
【0041】パートP−4のコンテンツは、運動−2の
コンテンツであり、基本属性A及びCの被治療者に対し
ては「リハビリ体操(上半身)」(番組ID:W400
103)、基本属性B及びDの被治療者に対しては「顔
の体操」(番組ID:W400203)が作成される。
【0042】パートP−5のコンテンツは、運動−3の
コンテンツであり、基本属性Aの被治療者に対しては
「足の運動(早)」(番組ID:W500103)又は
3「足の運動+肢体(強)」(番組ID:W50020
3)、基本属性Bの被治療者に対しては欠番、基本属性
Cの被治療者に対しては「足の運動(遅)」(番組I
D:W500303)、基本属性Dの被治療者に対して
は「道具を使った運動のご紹介」(番組ID:W500
403)が作成される。なお、「足の運動(早)」(番
組ID:W500103)又は3「足の運動+肢体
(強)」(番組ID:W500203)のいずれかを作
成するが、これも上記パートP−3の場合と同様に後述
する第1回目の療育指導後の図48〜図50に示す療育
効果の調査・評価後に障害の度合いに応じて異なるプロ
グラムを作成配信することに備えたものである。以下、
同一のパートに複数のプログラムがある場合も同様であ
る。
【0043】パートP−6のコンテンツは、深呼吸のコ
ンテンツであり、基本属性A、B、C、Dに共通の「深
呼吸」(番組ID:W600103)が作成される。
【0044】パートP−7のコンテンツは、エンディン
グのコンテンツであり、基本属性A、B、C、Dに共通
の「海の朝日」(番組ID:W700103)が作成さ
れる。
【0045】そして、上記各パートP−1〜P−7の各
コンテンツは、X−Y座標軸上にプロットされ(図18
〜図24)、第1象限に属するコンテンツが基本属性A
の痴呆性高齢者用のプログラムとなり、第2象限に属す
るコンテンツが基本属性Bの痴呆性高齢者用のプログラ
ムとなり、第3象限に属するコンテンツが基本属性Dの
痴呆性高齢者用のプログラムとなり、第4象限に属する
コンテンツが基本属性Cの痴呆性高齢者用のプログラム
となる(図25参照)。
【0046】なお、図17は図16に示すものとプログ
ラムの内容は同一であるが、これは第1回目の配信の後
に異なる時期に作成配信するプログラムである。
【0047】次に、回想法のプログラムとして「懐かし
い話」について説明する(図26及び図27参照)。
【0048】回想法は過去の経験を振り返ってはなした
ことを評価するものであるので、痴呆性高齢者の基本属
性A、B、C、Dの相違に係らず同一のコンテンツ「玉
子ごはんの巻」(番組ID:X100103)又は「さ
とうてんぷらの巻」(番組ID:X100103−4
7)のプログラムを作成する(図26参照)。
【0049】また、痴呆性高齢者の基本属性A、B、
C、Dの相違に係らず同一のコンテンツ「納豆ごはんの
巻」(番組ID:X100104)又は「昔の仕事の
巻」(番組ID:X100104−47)のプログラム
を作成する(図27参照)。
【0050】なお、図26、図27の2つのプログラム
を作成する理由は、ホームページ上であらかじめ入力さ
れた痴呆性高齢者の「出身地」に応じて異なるプログラ
ムを作成配信することに備えたものである。
【0051】次に、療育音楽について説明する(図28
〜図38参照)。
【0052】パートP−1のコンテンツは、導入のコン
テンツであり、基本属性Aの痴呆性高齢者に対しては
「東京/雪の降る街を70」(番組ID:Y10010
3)又は「沖縄/十九の春60」(番組ID:Y100
103−47)、基本属性Bの痴呆性高齢者に対しては
「雪66」(番組ID:Y100203)又は「赤田首
里城67」(番組ID:Y100203−47)、基本
属性Cの痴呆性高齢者に対しては「お伽噺メドレー6
4」(番組ID:Y100303)又は「赤田首里城6
7」(番組ID:Y100203−47)、基本属性D
の痴呆性高齢者に対しては「お伽噺メドレー64」(番
組ID:Y100403)又は「十九の春45」(番組
ID:Y100403−47)が作成される。
【0053】パートP−2のコンテンツは、挨拶のコン
テンツであり、基本属性Aの痴呆性高齢者に対しては欠
番、、基本属性Bの痴呆性高齢者に対しては「加藤1」
(番組ID:Y200103)、基本属性Cの痴呆性高
齢者に対しては「加藤2」(番組ID:Y20020
3)、基本属性Dの痴呆性高齢者に対しては「馬場」
(番組ID:Y200303)が作成される。
【0054】パートP−3のコンテンツは、合奏のコン
テンツであり、基本属性Aの痴呆性高齢者に対しては
「湯島の白梅70」(番組ID:Y300103)、基
本属性Bの痴呆性高齢者に対しては合奏「湯島66
(歌)+TT(梅)+湯島(合奏)」(番組ID:Y3
00203)、基本属性Cの痴呆性高齢者に対しては
「雪66(歌)+TT(雪景色)+雪(合奏)」(番組
ID:Y300303)又は「てぃんさぐ66+TT
(ちゅら)+(合奏)」(番組ID:Y300303−
47)、基本属性Dの痴呆性高齢者に対しては「雪62
(歌)+TT(雪景色)+雪(合奏)」(番組ID:Y
300403)又は「てぃんさぐ60+TT(ちゅら)
+(合奏)」(番組ID:Y300403−47)が作
成される。
【0055】パートP−4のコンテンツは、呼吸法のコ
ンテンツであり、基本属性Aの痴呆性高齢者に対しては
「呼吸法」(番組ID:Y400103)が作成され、
基本属性B、C、Dの痴呆性高齢者に対しては欠番とな
る。
【0056】パートP−5のコンテンツは、三拍子のコ
ンテンツであり、基本属性Aの痴呆性高齢者に対しては
「早春賦80」(番組ID:Y500103)又は「芭
蕉賦」(番組ID:Y500103−47)が作成さ
れ、基本属性Bの痴呆性高齢者に対しては「籠の鳥6
8」(番組ID:Y500203)が作成され、基本属
性C、Dの痴呆性高齢者に対しては欠番となる。
【0057】パートP−6のコンテンツは、リズムトレ
ーニングのコンテンツであり、基本属性A、B、Cの
痴呆性高齢者に対しては「小原節76」(番組ID:Y
600103)、被治療者Dの痴呆性高齢者に対しては
「船頭小唄70」(番組ID:Y600203)が作成
される。
【0058】パートP−7のコンテンツは、リズムトレ
ーニングのコンテンツであり、基本属性Aの痴呆性高
齢者に対しては「カチューシャ(立ち)」(番組ID:
Y700103)又は「安里屋ユンタ145」(番組I
D:Y700103−47)、基本属性Bの痴呆性高齢
者に対しては「カチューシャ(座り)」(番組ID:Y
700203)又は「十九の春57」(番組ID:Y7
00203−47)、基本属性Cの痴呆性高齢者に対し
ては「炭坑節76」(番組ID:Y700303)又は
「十九の春+安里屋135」(番組ID:Y70030
3−47)、基本属性Cの痴呆性高齢者に対しては「炭
坑節72」(番組ID:Y700403)又は「安里屋
ユンタ120」(番組ID:Y700403−47)が
作成される。
【0059】パートP−8のコンテンツは、終わり挨拶
のコンテンツであり、基本属性Aの痴呆性高齢者に対し
ては欠番、基本属性B、Cの痴呆性高齢者に対しては終
わり挨拶「夕焼け小焼け66(加藤)」(番組ID:Y
800103)、基本属性Aの痴呆性高齢者に対しては
「夕焼け小焼け66(馬場)」(番組ID:Y8002
03)が作成される。
【0060】そして、上記各パートP−1〜P−8の各
コンテンツは、X−Y座標軸上にプロットされ(図30
〜図37)、第1象限に属するコンテンツが基本属性A
の痴呆性高齢者用のプログラムとなり、第2象限に属す
るコンテンツが基本属性Bの痴呆性高齢者用のプログラ
ムとなり、第3象限に属するコンテンツが基本属性Dの
痴呆性高齢者用のプログラムとなり、第4象限に属する
コンテンツが基本属性Cの痴呆性高齢者用のプログラム
となる(図38参照)。
【0061】次に福寿体操について説明する。
【0062】パートP−1のコンテンツは、あいさつの
コンテンツであり、基本属性A、B、C、Dに共通の
「あいさつ」(番組ID:Z600103)が作成され
る。
【0063】パートP−2のコンテンツは、肩の運動の
コンテンツであり、基本属性Aの痴呆性高齢者に対して
は「説明短 5回長 5回イス」(番組ID:Z200
103)、基本属性Bの痴呆性高齢者に対しては「説明
短 5回短 5回長」(番組ID:Z200203)、
基本属性Cの痴呆性高齢者に対しては「説明長 5回長
5回長2」(番組ID:Z200303)、基本属性
Dの痴呆性高齢者に対しては「説明長 5回短」(番組
ID:Z200403)が作成される。
【0064】パートP−3のプログラムは、胸・腕の運
動のコンテンツであり、基本属性Aの痴呆性高齢者に対
しては「説明短 5回長 力かける」(番組ID:Z3
00103)、基本属性Bの痴呆性高齢者に対しては
「説明短 5回短 手そえる」(番組ID:Z3002
03)、基本属性Cの痴呆性高齢者に対しては「説明長
5回長 力かける」(番組ID:Z300303)、基
本属性Dの痴呆性高齢者に対しては「説明長 5回短
手そえる」(番組ID:Z300403)が作成され
る。
【0065】パートP−4のコンテンツは、脚の運動の
コンテンツであり、基本属性Aの痴呆性高齢者に対して
は「説明短 5回長 重り有」(番組ID:Z4001
03)、基本属性Bの痴呆性高齢者に対しては「説明短
5回短 重り無」(番組ID:Z400203)、基
本属性Cの痴呆性高齢者に対しては「説明長 5回長重
り有」(番組ID:Z400303)、基本属性Dの痴
呆性高齢者に対しては「説明長 5回長 重り無」(番
組ID:Z400403)が作成される。
【0066】パートP−5のコンテンツは、立ち上がり
運動のコンテンツであり、基本属性Aの痴呆性高齢者に
対しては「説明短 スクワット5回)(番組ID:Z5
00103)、基本属性Cの痴呆性高齢者に対しては
「説明長 椅子立ち)(番組ID:Z500203)が
作成され、基本属性B、Dの痴呆性高齢者に対しては欠
番である。
【0067】パートP−6のコンテンツは、深呼吸のコ
ンテンツであり、基本属性Aの痴呆性高齢者に対しては
「腹式呼吸立ち」(番組ID:Z600103)、基本
属性Bの痴呆性高齢者に対しては「腹式呼吸座り」(番
組ID:Z600203)、基本属性Cの痴呆性高齢者
に対しては「腹式呼吸立ち」(番組ID:Z60030
3)、基本属性Dの痴呆性高齢者に対しては「深呼吸座
り」(番組ID:Z600403)が作成される。
【0068】パートP−7のコンテンツは、終わり挨拶
のコンテンツであり、基本属性A、B、C、Dに共通の
「サヨナラ3人衆」(番組ID:Z700103)が作
成される。
【0069】そして、上記各パートP−1〜P−7の各
コンテンツは、X−Y座標軸上にプロットされ(図30
〜図37)、第1象限に属するコンテンツが基本属性A
の痴呆性高齢者用のプログラムとなり、第2象限に属す
るコンテンツが基本属性Bの痴呆性高齢者用のプログラ
ムとなり、第3象限に属するコンテンツが基本属性Dの
痴呆性高齢者用のプログラムとなり、第4象限に属する
コンテンツが基本属性Cの痴呆性高齢者用のプログラム
となる(図38参照)。
【0070】次に、システム管理者1Aが作成された音
声又は映像を介護者に配信する第4の工程(ステップ
D)では、痴呆性高齢者の基本属性A、B、C、Dに対
応した音声及び映像のプログラムが通信衛星2を介して
自動的に配信される(図16、図17、図26、図2
7、図28、図29、図39参照)。
【0071】本実施例では、予め作成された複数種類の
音声又は映像のコンテンツを被療育者の基本属性A、
B、C、Dに対応させて時間順に組み合わせ異なるプロ
グラムが自動的に配信される。
【0072】まず、体操のプログラムとして「国盗り!
朝の戦国体操」の場合について説明する(図16、図1
7)。
【0073】基本属性Aの痴呆性高齢者に対しては、パ
ートP−1オープニングのコンテンツ「オープニング」
(番組ID:W100103)→パートP−2あいさつ
のコンテンツ「季節の話」(番組ID:W20010
3)→パートP−3運動−1のコンテンツ「肩たたき体
操ショート(早)」(番組ID:W300103)→パ
ートP−4運動−2のコンテンツ「リハビリ体操(上半
身)」(番組ID:W400103)→パートP−5運
動−3のコンテンツ「足の運動(早)」(番組ID:W
500103)又は「足の運動+肢体(強)」(番組I
D:W500203)→パートP−6深呼吸のコンテン
ツ「深呼吸」(番組ID:W600103)→パートP
−7エンディングのコンテンツ「海の朝日」(番組I
D:W700103)の順番でプログラムが自動的に配
信される。
【0074】基本属性Bの痴呆性高齢者に対しては、パ
ートP−1オープニングのコンテンツ「オープニング」
(番組ID:W100103)→パートP−2あいさつ
のコンテンツ「季節の話」(番組ID:W20010
3)→パートP−3運動−1のコンテンツ「肩麻痺リハ
体操(ロング)」(番組ID:W300203)→パー
トP−4運動−2のコンテンツ「顔の体操」(番組I
D:W400203)→パートP−6深呼吸のコンテン
ツ「深呼吸」(番組ID:W600103)→パートP
−7エンディングのコンテンツ「海の朝日」(番組I
D:W700103)の順番でプログラムが自動的に配
信される。
【0075】基本属性Cの痴呆性高齢者に対しては、パ
ートP−1オープニングのコンテンツ「オープニング」
(番組ID:W100103)→パートP−2あいさつ
のコンテンツ「あいさつ」(番組ID:W20020
3)→パートP−3運動−1のコンテンツ「肩たたき体
操ロング(早)」(番組ID:W300303)又は
「肩たたき体操ショート(遅)」(番組ID:W300
403)→パートP−4運動−2のコンテンツ「リハビ
リ体操(上半身)」(番組ID:W400103)→パ
ートP−5運動−3のコンテンツ「足の運動(遅)」
(番組ID:W500303)→パートP−6深呼吸の
コンテンツ「深呼吸」(番組ID:W600103)→
パートP−7エンディングのコンテンツ「海の朝日」
(番組ID:W700103)の順番でプログラムが自
動的に配信される。
【0076】基本属性Dの痴呆性高齢者に対しては、パ
ートP−3オープニングのコンテンツ「オープニング」
(番組ID:W100103)→パートP−2あいさつ
のコンテンツ「あいさつ」(番組ID:W20020
3)→パートP−3運動−1のコンテンツ「片麻痺リハ
体操(ショート)」(番組ID:W300503)→パ
ートP−4運動−2のコンテンツ「顔の体操」(番組I
D:W400203)→パートP−5運動−3のコンテ
ンツ「道具を使った運動のご紹介」(番組ID:W50
0403)→パートP−6深呼吸のコンテンツ「深呼
吸」(番組ID:W600103)→パートP−7エン
ディングのコンテンツ「海の朝日」(番組ID:W70
0103)の順番でプログラムが自動的に配信される。
【0077】次に、回想法のプログラムとして「懐かし
い話」を配信するの場合は、回想法は痴呆性高齢者の基
本属性A、B、C、Dの相違に係らず同一のプログラム
が一つ自動的に配信される。プログラムとして、「玉子
ごはんの巻」(番組ID:X100103)又は「さと
うてんぷらの巻」(番組ID:X100103−47)
を配信し(図26参照)、あるいは「納豆ごはんの巻」
(番組ID:X100104)又は「昔の仕事の巻」
(番組ID:X100104−47)が配信される(図
27参照)。
【0078】次に、療育音楽の配信を説明する(図2
8、図29参照)。
【0079】基本属性Aの痴呆性高齢者に対しては、パ
ートP−1導入のコンテンツ「東京/雪の降る街を7
0」(番組ID:Y100103)又は「沖縄/十九の
春60」(番組ID:Y100103−47)→パート
P−3合奏のコンテンツ「湯島の白梅70」(番組I
D:Y300103)→パートP−4呼吸法のコンテン
ツ「呼吸法」(番組ID:Y400103)→パートP
−5三拍子のコンテンツ「早春賦」(番組ID:Y50
0103)又は「芭蕉賦」(番組ID:Y500103
−47)→パートP−6リズムトレーニングのコンテ
ンツ「小原節76」(番組ID:Y600103)→パ
ートP−7リズムトレーニングのコンテンツ「カチュ
ーシャ(立ち)」(番組ID:Y700103)又は
「安里屋ユンタ145」(番組ID:Y700103−
47)の順番でプログラムが自動的に配信される。
【0080】基本属性Bの痴呆性高齢者に対しては、パ
ートP−1導入のコンテンツ「雪66」(番組ID:Y
100203)又は「赤田首里城67」(番組ID:Y
100203−47)→パートP−2挨拶のコンテンツ
「加藤」(番組ID:Y200103)→パートP−
3合奏のコンテンツ「湯島66(歌)+TT(梅)+湯
島(合奏)」(番組ID:Y300203)→パートP
−5三拍子のコンテンツ「籠の鳥68」(番組ID:Y
500203)→パートP−6リズムトレーニングの
コンテンツ「小原節76」(番組ID:Y60010
3)→パートP−7リズムトレーニングのコンテンツ
「カチューシャ(座り)」(番組ID:Y70020
3)又は「十九の春57」(番組ID:Y700203
−47)→パートP−8終わり挨拶のコンテンツ「夕焼
け小焼け66(加藤)」(番組ID:Y800103)
P8の順番でプログラムが自動的に配信される。
【0081】基本属性Cの痴呆性高齢者に対しては、パ
ートP−1導入のコンテンツ「お伽噺メドレー64」
(番組ID:Y100303)又は「赤田首里城67」
(番組ID:Y100203−47)→パートP−2挨
拶のコンテンツ「加藤」(番組ID:Y20020
3)→パートP−3合奏のコンテンツ「雪66(歌)+
TT(雪景色)+雪(合奏)」(番組ID:Y3003
03)又は「てぃんさぐ66+TT(ちゅら)+(合
奏)」(番組ID:Y300303−47)→パートP
−6リズムトレーニングのコンテンツ「船頭小唄7
0」(番組ID:Y600203)→パートP−7リズ
ムトレーニングのコンテンツ「炭坑節76」(番組I
D:Y700303)又は「十九の春+安里屋135」
(番組ID:Y700303−47)→パートP−8終
わり挨拶のコンテンツ「夕焼け小焼け66(加藤)」
(番組ID:Y800103)の順番でプログラムが自
動的に配信される。
【0082】基本属性Dの痴呆性高齢者に対しては、パ
ートP−1導入のコンテンツ「お伽噺メドレー64」
(番組ID:Y100403)又は「十九の春45」
(番組ID:Y100403−47)→パートP−2挨
拶のコンテンツ「馬場」(番組ID:Y200303)
→パートP−3合奏のコンテンツ「雪62(歌)+TT
(雪景色)+雪(合奏)」(番組ID:Y30040
3)又は「てぃんさぐ60+TT(ちゅら)+(合
奏)」(番組ID:Y300403−47)→パートP
−6リズムトレーニングのコンテンツ「船頭小唄7
0」(番組ID:Y600203)→パートP−7リズ
ムトレーニングのコンテンツ「炭坑節72」(番組I
D:Y700403)又は「安里屋ユンタ120」(番
組ID:Y700403−47)→パートP−8終わり
挨拶のコンテンツ「夕焼け小焼け66(馬場)」(番組
ID:Y800203)の順番でプログラムが自動的に
配信される。
【0083】次に福寿体操について説明する(図39参
照)。
【0084】基本属性Aの痴呆性高齢者に対しては、パ
ートP−1あいさつのコンテンツ「あいさつ」(番組I
D:Z100103)→パートP−2肩の運動のコンテ
ンツ「説明短 5回長 力イス」(番組ID:Z200
103)→パートP−3胸・腕の運動のプログラム「説
明短 5回長 力かける」(番組ID:Z30010
3)→パートP−4脚の運動のコンテンツ「説明短 5
回長 重り有」(番組ID:Z400103)→パート
P−5立ち上がり運動のコンテンツ「説明短 スクワッ
ト5回)(番組ID:Z500103)→パートP−6
深呼吸のコンテンツ「腹式呼吸立ち」(番組ID:Z6
00103)→パートP−7終わり挨拶のコンテンツ
「サヨナラ3人衆」(番組ID:Z700103)の順
番でプログラムが自動的に配信される。
【0085】基本属性Bの痴呆性高齢者に対しては、パ
ートP−1あいさつのコンテンツ「あいさつ」(番組I
D:Z100103)→パートP−2肩の運動のコンテ
ンツ「説明短 5回短 5回長」(番組ID:Z200
203)→パートP−3胸・腕の運動のコンテンツ「説
明短 5回短 手そえる」(番組ID:Z30020
3)→パートP−4脚の運動のコンテンツ「説明短 5
回短 重り無」(番組ID:Z400203)→パート
P−6深呼吸のコンテンツ「腹式呼吸座り」(番組I
D:Z600203)→パートP−7終わり挨拶のコン
テンツ「サヨナラ3人衆」(番組ID:Z70010
3)の順番でプログラムが自動的に配信される。
【0086】基本属性Cの痴呆性高齢者に対しては、パ
ートP−1あいさつのコンテンツ「あいさつ」(番組I
D:Z100103)→パートP−2肩の運動のコンテ
ンツ「説明長 5回長 5回長2」(番組ID:Z20
0303)→パートP−3胸・腕の運動のコンテンツ
「説明長 5回長 力かける」(番組ID:Z3003
03)→パートP−4脚の運動のコンテンツ「説明長
5回長 重り有」(番組ID:Z400303)→パー
トP−5立ち上がり運動のコンテンツ「説明長椅子立
ち)(番組ID:Z500203)→パートP−6深呼
吸のコンテンツ「腹式呼吸立ち」(番組ID:Z600
303)→パートP−7終わり挨拶のコンテンツ「サヨ
ナラ3人衆」(番組ID:Z700103)の順番でプ
ログラムが自動的に配信される。
【0087】基本属性Dの痴呆性高齢者に対しては、パ
ートP−1コンテンツ「あいさつ」(番組ID:Z10
0103)→パートP−2肩の運動のコンテンツ「説明
長5回短」(番組ID:Z200403)→パートP−
3胸・腕の運動のコンテンツ「説明長 5回短 手そえ
る」(番組ID:Z300303)→パートP−4脚の
運動のコンテンツ「説明長 5回長 重り無」(番組I
D:Z400403)→パートP−6深呼吸のコンテン
ツ「深呼吸座り」(番組ID:Z600403)→パー
トP−7終わり挨拶のコンテンツ「サヨナラ3人衆」
(番組ID:Z700103)の順番でプログラムが自
動的に配信される。
【0088】次に、介護者が配信された音声又は映像に
基づいて被介護者を介護する第5の工程(ステップE)
では、被介護者の自宅、介護施設、病院等において介護
者4がテレビ画面等表示装置からの音声及び映像に従っ
て被介護者を療育する。
【0089】一例して、上記「国盗り!朝の戦国体操」
において基本属性Aの痴呆性高齢者の介護(リハビリ)
を説明する。
【0090】まず、パートP−1オープニングのコンテ
ンツ「オープニング」(番組ID:W100103)を
被介護者に視聴させ、次いで、パートP−2あいさつの
コンテンツ「季節の話」(番組ID:W200103)
を視聴させ、次いで、パートP−3運動−1のコンテン
ツ「肩たたき体操ショート(早)」(番組ID:W30
0103)を視聴させながら肩たたき体操を行なわせ、
次いで、パートP−4運動−2のコンテンツ「リハビリ
体操(上半身)」(番組ID:W400103)を視聴
させながら上半身のリハビリ運動を行なわせ、次いで、
パートP−5運動−3のコンテンツ「足の運動(早)」
(番組ID:W500103)又は3「足の運動+肢体
(強)」(番組ID:W500203)を視聴させなが
ら足の運動を早く行なわせるか又は足の運動及び肢体の
運動を強く行なわせ、次いで、パートP−6深呼吸のコ
ンテンツ「深呼吸」(番組ID:W600103)を視
聴させながら深呼吸を行なわせ、最後に、パートP−7
エンディングのコンテンツ「海の朝日」(番組ID:W
700103)を視聴させて終了する。
【0091】以降、同様に回想法のプログラム、療育音
楽のプログラム、福寿体操のプログラムによって痴呆性
高齢者の介護が行なわれる。また、同様に基本属性B、
C、Dの各痴呆性高齢者に対して介護が行なわれる。
【0092】次いで、被介護者の身体的又は精神的健康
状態を再調査する第6の工程(ステップF)では、ステ
ップEでの介護結果から被介護者の健康状態の再調査を
行なう。
【0093】調査内容は、上記ステップAで調査した事
項の他に、高齢者心身活動指標(図48参照)、療育者
アクティビティ評価表(図49及び図50参照)に示す
事項の調査が行なわれる。
【0094】高齢者心身活動指標は、記憶障害、見当
識、ADL、周辺状況について該当する場合はyes、
該当しない場合Noで調査し集計する。
【0095】記憶障害としては、記憶障害No.1直前
(5分前)のことをすぐ忘れてしまう、記憶障害No.
2何度の同じことを繰り返して聞くことが有る、記憶障
害No.3昔のこともほとんど忘れている、記憶障害N
o.4現在の総理大臣の名前がいえる、No.5野菜の
名前を6個以上いえる、No.6桜、猫、自動車の三つ
の単語をすぐ覚えることができるの各事項を調査する。
【0096】見当識としては、見当識No.7住所がい
える(今いる場所がいえる)、見当識No.8親しい家
族や介護者の名前をいえる、見当識No.9自分の年齢
がいえる、見当識No.10生年月日がいえる、見当識
No.11生まれた場所がいえる、見当識No.12な
れた道や部屋がわからず迷子になる、見当識No.13
日付がいえる( 月 日が正確にいえる)、見当識N
o.14今の季節がいえる、見当識No.15「こいの
ぼり」を逆からいえる、見当識No,16計算ができる
(93−7=?)、20から1まで逆にいうことができ
るの各事項について調査する。
【0097】ADlとしては、ADLNo.18自分で
座ることができる、自分で歩行が可能である、トイレ
(排泄)に関して自立している、食事を自分で食べられ
る、自分で衣服が着られる、自分で身だしなみ(整容)
ができる、自分で入浴ができる、電話をかけることが自
分でできる、銀行や郵便局などお金の出し入れができ
る、趣味を持っている、家事や身の回りのかたずけがで
きるの各事項について調査する。
【0098】周辺状況としては、意欲 何をするにも意
欲的である、リハビリテーション(運動)をする意欲が
ある、徘徊や被害妄想がある、会話がある程度通じる
(コミュニケーションがとれる)、家族や職員とよく会
話する、気分は良さそうである、レクリエーションなど
の集団活動に参加できる、昼夜逆転や睡眠障害があるの
各事項について調査する。
【0099】次に、療育者アクティビティ評価表は、身
体活動、社会性、認知機能関連、周辺状況(その他の問
題行動)、音楽関連、回想関連について該当する場合に
チェックし、各事項に与えられた点数を合計する。
【0100】身体活動については、身体活動、発言、表
情、意欲について調査し、身体活動No.1まったく自
分で動こうとしないか全く動けない、身体活動No.2
介助すれば動き始めることができる、進退活動No.3
自分で時々動くことができる、身体活動No.4自分で
ほぼ動くことができる、身体活動No.5自分で正確に
動くことができる、発言No.1まったく発言しない、
また発語がない、発言No.2発現はあるが、場違いな
発言である、発言No.3個別の働きがけがあれば発言
する、発言No.4集団への働きがけがあれば発言す
る、発言No.5積極的に発言できる、表情No.1表
情がまたくない、表情No.2表情の変化が働きかけた
ときのみみられる、表情No.3アクティビティの途中
で時々笑顔や生き生きとした表情がみられる、表情N
o.4アクティビティが始まってしばらくすると笑顔が
みられ、表情も生き生きしてくる、表情No.5アクテ
ィビティが始まってすぐ終始笑顔がみられ、セッション
後も生き生きした表情がみられる、意欲No.1活動に
拒否的で参加しない、意欲No.2活動に拒否的である
が参加する、意欲No.3意欲は不鮮明ながら拒否しな
い、意欲No.4受け身的であるが、あるいは働きがけ
があっても気持ちよく参加する、意欲No.5自主的に
参加するの各事項を調査する。
【0101】社会性については、コミュニケーション、
社会性、ノンバール(非言語的コミュニケーション)に
ついて調査し、コミュニケーションNo.1他人とまっ
たくコミュニケーションがとれない、コミュニケーショ
ンNo.2コミュニケーションがとれある場合がある、
コミュニケーションNo.3時々または限られた人とコ
ミュニケーションがとれる、コミュニケーションNo.
4ほとんど個みゅにぇーションで困ることはない、コミ
ュニケーションNo.5自ら積極的にコミュニケーショ
ンがとれる、社会性No.1なにごとも無関心である、
社会性No.2働きがけがあれば1人の人と交流できる
(1対1の縦の関係)、社会性No.3働きがけがあれ
ば複数の人と交流できる(1対多の縦の関係)、社会性
No.4受け身的な面もあるが、周囲の人と協調できる
(横の関係)、社会性No.5自ら積極的に周囲の人と
協調し、時にリーダーシップもとれる、ノンバールN
o.1アイコンタクトがとれない、ノンバールNo.2
たまにアイコンタクトがとれる、ノンバールNo.3だ
いだいアイコンタクトがとれる、ノンバールNo.4だ
いだいアイコンタクトがとれ、たまにうなずきもある、
ノンバールNO.5アイコンタクトがとれうなずきもあ
るの各事項を調査する。
【0102】認知機能関連については、認知、集中力に
ついて調査し、認知No.14時がまったく理解できな
い、認知No.2何度も指示して介助すれば理解でき
る、認知No.31対1で何度か指示すれば理解でき
る、認知No/41対1で1度指示すれば理解できる、
認知No.5集団内での指示でも十分理解できる、集中
力No.1途中で退室するか、途中で止めてしまう、集
中力No.2途中で場違いな行動をしたり、眠ってしま
う、集中力No.3途中で疲れて、ほとんどぼんやりし
ている、集中力No.4途中で疲れて時々ぼんやりして
いるが、ほぼ活動に集中している、集中力No.5常時
活動に集中しているの各事項を調査する。
【0103】周辺状況(その他問題行動)については、
睡眠、問題行動について調査し、睡眠No.1夜間ほと
んど寝ずに、昼夜逆転となっている、睡眠NO.2夜間
頻回におきることがあるかまたは昼寝をよくする、睡眠
NO.3睡眠が十分でなく、不眠で困ることがある、睡
眠No.4夜はほとんど寝ていることが多い、睡眠N
o.5十分な睡眠をとることができる、問題行動No.
1徘徊、暴力などの問題行動がある、問題行動No.2
よく徘徊などがみられ、介護者の負担となっている、問
題行動No.3時々問題行動がみられ、見守りが必要で
ある、問題行動No.4ほとんど問題行動で困ることは
ない、問題行動No.5問題行動がまったくないの事項
を調査する。
【0104】音楽関連については、歌唱、リズムについ
て調査し、歌唱No.1全く歌えない1聞こえない2歌
を知らない3知っていても歌わない、歌唱No.2口唇
の動きが曲の一部にみられる、または、働きがけをした
ときのみ歌う、歌唱No.3口唇の動きがある特定の曲
1曲に限りみられる、または、たいへん小さい声で歌
う、歌唱No.4高音は不正確であるが、ほぼ歌うこと
ができる、歌唱No.5声の大きさ・歌詞・リズム・音
高すべて問題なく正確に歌うことができる、リズムN
o.1テンポ・リズムともにまったくとれない、また
は、手拍子をしない、歌唱No.2自己流のテンポ(手
拍子)であればとることができる、リズムNo.3テン
ポ(手拍子)が曲に合うことがある、リズムNo.4テ
ンポ(手拍子)をほぼ正確にとることができる、リズム
No.5リズムをとることができるの核事項を調査す
る。
【0105】回想関連については、回想の質、気分(ム
ード)について調査し、回想の質No.1ほとんど「わ
からない」答えるか、無反応である、回想の質No.2
「はい」「いいえ」で答えるか、無反応である、回想の
質No.3回想を促す物品・素材(刺激物)に対して反
応できる、回想の質No.4情緒的表現は含まないが事
故の回想や客観的事実を語ることができる、回想の質N
o.5情緒的表現を含む自己の回想を語ることができ
る、気分No.1回想すること自体に否定的または逃避
的である、気分No.2回想内容が常に否定的、悲観的
である、気分No.3回想テーマにより気分が変動す
る、気分No.4回想テーマにより気分が変動すること
なく安定している、気分No.5自己の人生を肯定的に
捉えることができるの各事項を調査する。
【0106】そして、調査終了後に、高齢者心身活動指
標の合計点を集計するとともに、療育アクティビティ評
価表の合計点を集計する。
【0107】調査結果は、介護者用クライアント4に入
力される。
【0108】次いで、被介護者の調査結果から被介護者
の健康状態の再評価を行う第7の工程(ステップG)で
は、高齢者心身活動指標の合計点及び療育アクティビテ
ィ評価表の合計点から、痴呆性高齢者の障害の程度が自
動的に再評価される。
【0109】再評価は、高齢者心身活動指標の合計点及
び療育アクティビティ評価表の合計点が三次元座標上に
されることにより自動的に求められる。
【0110】すなわち、上記基本属性A、B、C、Dが
評価されるX−Y軸(図6〜図13参照)の他に、Z軸
をとり三次元座標とし、Z軸上に自動的にプロットされ
ることにより求められる。
【0111】再評価は、ステップCと同様に、インター
ネット3を介してホームページ上で療育者4AのID番
号及びパスワードを入力し認証が終了した後に、図3、
図4に示す入力ページに所定の情報とともに、被療育者
の健康状態の再評価を送信する。なお、この場合も再調
査結果をシステム管理者1Aに送信することにより、シ
ステム管理者1A側で再評価するものであってもよい。
【0112】次いで、システム管理者が被療育者の健康
状態の再評価に応じて音声又は映像を作成する第8の工
程(H)では、再評価に応じ痴呆性高齢者の健康状態の
再評価に応じたプログラムが自動的に作成される。
【0113】一例して、上記「療育音楽」の場合には、
図28に示すものから、図29に示すものに変更して自
動的に作成される。
【0114】次いで、上記システム管理者が作成した音
声又は映像を療育者に再配信する第9の工程(ステップ
I)では、ステップDの場合と同様に、痴呆性高齢者の
基本属性A、B、C、Dに対応した音声及び映像のプロ
グラムが自動的に選択されて通信衛星2を介して自動的
に配信される。
【0115】次いで、上記療育者が再配信された音声又
は映像に基づいて被療育者を療育する第10の工程(ス
テップJ)では、被療育者の自宅、介護施設、病院等に
おいて介護者4がテレビ画面等表示装置からの音声及び
映像に従って被療育者を療育する。
【0116】このように、被介護者の身体的又は精神的
健康状態を調査する第1の工程(ステップA)し、被介
護者の調査結果から被治療者の健康状態の評価を行う第
2の工程(ステップB)と、被介護者の健康状態の評価
に応じて音声又は映像を作成する第3の工程(ステップ
C)と、システム管理者が作成された音声又は映像を介
護者に配信する第4の工程(ステップD)と、介護者が
配信された音声又は映像に基づいて被介護者を介護する
第5の工程(ステップE)とにより、介護者は被介護者
に適した音声又は映像を利用して介護することができる
ので、痴呆性高齢者等身体的又は精神的な障害者に対し
て、障害の程度に応じた適切な療育を行なうことができ
るばかりでなく、介護者は高度の熟練を要することなく
介護(療育)を行なうことができる。
【0117】また、第5の工程(ステップE)の後に、
被介護者の身体的又は精神的健康状態を再調査する第6
の工程(ステップF)と、被介護者の調査結果から被治
療者の健康状態の再評価を行う第7の工程(ステップ
G)と、被介護者の健康状態の再評価に応じて音声又は
映像を作成する第8の工程(ステップH)と、システム
管理者が作成された音声又は映像を介護者に再配信する
第9の工程(ステップI)と、介護者が配信された音声
又は映像に基づいて被介護者を再介護する第10の工程
(ステップJ)とにより、被介護者の健康状態の変化、
前回の介護による効果がわかり、その変化、効果に応じ
て作成配信される音声又は映像を変更させることができ
るので、より一層被介護者の健康状態に対応した適切な
介護(療育)を行なうことができる。
【0118】また、被介護者の身体的又は精神的健康状
態を再調査する第6の工程(ステップF)と、被介護者
の調査結果から被治療者の健康状態の再評価を行う第7
の工程(ステップG)とにより、同時に作成配信された
音声又は映像の調査、評価も自ずから含むものであるの
で、より一層被介護者の健康状態に対応した音声又は映
像を作成配信することができる。
【0119】なお、本実施例では、音声又は映像の配信
は通信衛星(CS)を使用して行なうものを示したが、
DSL、光ファイバー回線等通信回線の高速化に伴いイ
ンターネット、専用回線、LAN等の通信網、あるいは
地上波による放送、あるいはパッケージされた記憶媒体
等でも配信を行なうことができるものであることはいう
までもない。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の音声又は
映像を利用した介護支援システムによれば、被介護者の
身体的又は精神的健康状態を調査する第1の工程と、被
介護者の調査結果から被治療者の健康状態の評価を行う
第2の工程と、被介護者の健康状態の評価に応じて音声
又は映像を作成する第3の工程と、システム管理者が作
成された音声又は映像を介護者に配信する第4の工程
と、介護者が配信された音声又は映像に基づいて被介護
者を介護する第5の工程とにより、介護者は被介護者に
適した音声又は映像を利用して介護することができるの
で、痴呆性高齢者等身体的又は精神的な障害者に対し
て、障害の程度に応じた適切な療育を行なうことができ
るばかりでなく、介護者は高度の熟練を要することなく
介護(療育)を行なうことができる。また、第5の工程
の後に、被介護者の身体的又は精神的健康状態を再調査
する第6の工程と、被介護者の調査結果から被治療者の
健康状態の再評価を行う第7の工程と、被介護者の健康
状態の再評価に応じて音声又は映像を作成する第8の工
程と、システム管理者が作成された音声又は映像を介護
者に再配信する第9の工程と、介護者が配信された音声
又は映像に基づいて被介護者を再介護する第10の工
程)とにより、被介護者の健康状態の変化、前回の介護
による効果がわかり、その変化、効果に応じて作成配信
される音声又は映像を変更させることができるので、よ
り一層被介護者の健康状態に対応した適切な介護(療
育)を行なうことができるばかりでなく、被介護者の再
調査、再評価は同時に作成配信される音声又は映像の効
果の調査、評価になるので、作成される音声又は映像の
質を高めることができより一層被介護者の健康状態に対
応した音声又は映像を作成配信することができる。ま
た、前記第6から第10の工程は適宜繰り返すことこと
により、より一層被介護者の健康状態に対応した適切な
介護(療育)を行なうことができる。また、第7の工程
には、配信した音声又は映像の評価を含むことにより、
より一層被介護者の健康状態に対応した音声又は映像を
作成配信することができる。また、前記第1の工程又は
第6の工程は、身体的又は精神的健康状態の他に、被介
護者の社会性、問題行動等の他事項の調査を含むことに
より、より一層被介護者の健康状態の詳細な調査、評価
ができるばかりでなく、より一層被介護者の健康状態に
対応した音声又は映像を作成配信することができ、さら
に、より一層被介護者の健康状態に対応した適切な介護
(療育)を行なうことができる。また、前記第2の工程
又は第7の工程は、身体的健康状態、精神的健康状態又
は他事項がそれぞれ座標軸を異ならせて平面又は3次元
座標軸上に自動的にプロットされ、それぞれが重なり合
ったゾーンによって被介護者の健康状態が評価されるこ
とにより、被介護者の健康状態の評価が熟練を要するこ
となく容易に把握することができる。また、前記第3の
工程又は第8の工程は、時間毎に異なる複数のプログラ
ムを選択して自動的に作成されることにより、被介護者
の健康状態に応じて迅速かつ適切に音声又は映像を変更
することができる。さらに、前記第4の工程又は第9の
工程は、複数のプログラムを時間毎に選択して自動的に
配信されることにより、被介護者の健康状態に応じて迅
速かつ適切に音声又は映像を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声又は映像を利用した療育システム
の1実施例を示すシステム構成図
【図2】フローチャート
【図3】療育者に関する情報を入力する入力ページ
【図4】被療育者に関する情報を入力する入力ページ
【図5】被療育者の基本属性を調査するための基本調査
項目
【図6】基本調査項目による調査結果をプロットした平
面座標
【図7】基本調査項目による調査結果をプロットした平
面座標
【図8】基本調査項目による調査結果をプロットした平
面座標
【図9】基本調査項目による調査結果をプロットした平
面座標
【図10】基本調査項目による調査結果をプロットした
平面座標
【図11】基本調査項目による調査結果をプロットした
平面座標
【図12】基本調査項目による調査結果をプロットした
平面座標
【図13】基本調査項目による調査結果をプロットした
平面座標
【図14】基本調査項目による調査結果をの総合評価の
平面座標
【図15】基本属性の評価表
【図16】被療育者の健康状態に応じて作成又は配信さ
れるプログラムの工程図
【図17】被療育者の健康状態に応じて作成又は配信さ
れるプログラムの工程図
【図18】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図19】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図20】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図21】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図22】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図23】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図24】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図25】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図26】被療育者の健康状態に応じて作成又は配信さ
れるプログラムの工程図
【図27】被療育者の健康状態に応じて作成又は配信さ
れるプログラムの工程図
【図28】被療育者の健康状態に応じて作成又は配信さ
れるプログラムの工程図
【図29】被療育者の健康状態に応じて作成又は配信さ
れるプログラムの工程図
【図30】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図31】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図32】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図33】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図34】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図35】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図36】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図37】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図38】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図39】被療育者の健康状態に応じて作成又は配信さ
れるプログラムの工程図
【図40】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図41】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図42】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図43】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図44】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図45】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図46】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図47】作成又は配信されるプログラムの対応表
【図48】付加調査項目の調査表又は評価表
【図49】付加調査項目の調査表又は評価表
【図50】付加調査項目の調査表又は評価表
【符号の説明】
1 ウェブサーバ 1A システム管理者 2 通信衛星(CS) 3 インターネット 4 介護者用クライアント 4A 介護者

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被介護者の身体的又は精神的健康状態の
    調査から健康状態を評価し、システム管理者が被介護者
    の評価に適した音声又は映像を作成して介護者に配信
    し、介護者は配信された音声又は映像に従って被介護者
    を介護する音声又は映像を利用した介護支援システムで
    あって、上記被介護者の身体的又は精神的健康状態を調
    査する第1の工程と、上記被介護者の調査結果から被治
    療者の健康状態の評価を行う第2の工程と、上記被介護
    者の健康状態の評価に応じて音声又は映像を作成する第
    3の工程と、上記システム管理者が作成された音声又は
    映像を介護者に配信する第4の工程と、上記介護者が配
    信された音声又は映像に基づいて被介護者を介護する第
    5の工程とを備えることを特徴とする音声又は映像を利
    用した介護支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1の第5の工程後に、上記被介護
    者の身体的又は精神的健康状態を再調査する第6の工程
    と、上記被介護者の調査結果から被介護者の健康状態の
    再評価を行う第7の工程と、上記被療育者の健康状態の
    再評価に応じて音声又は映像を作成する第8の工程と、
    上記システム管理者が作成された音声又は映像を介護者
    に再配信する第9の工程と、上記介護者が再配信された
    音声又は映像に基づいて被介護者を介護する第10の工
    程とを備えることを特徴とする請求項1の音声又は映像
    を利用した介護支援システム。
  3. 【請求項3】 前記第6から第10の工程は適宜繰り返
    すことを特徴とする請求項2の音声又は映像を利用した
    介護支援システム。
  4. 【請求項4】 請求項2の第7の工程には、配信した音
    声又は映像の評価を含むことを特徴とする請求項2の音
    声又は映像を利用した介護支援システム。
  5. 【請求項5】 前記第1の工程又は第6の工程は、身体
    的又は精神的健康状態の他に、被介護者の社会性、問題
    行動等の他事項の調査を含むことを特徴とする請求項
    1、2又は3の音声又は映像を利用した介護支援システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記第2の工程又は第7の工程は、身体
    的又は精神的健康状態の他に、被介護者の社会性、問題
    行動等の他事項の評価を含むことを特徴とする請求項1
    又は2の音声又は映像を利用した介護支援システム。
  7. 【請求項7】 前記第2の工程又は第7の工程は、身体
    的健康状態、精神的健康状態又は他事項がそれぞれ座標
    軸を異ならせて平面又は3次元座標軸上に自動的にプロ
    ットされ、それぞれが重なり合ったゾーンによって被介
    護者の健康状態が評価されることを特徴とする請求項1
    又は2の音声又は映像を利用した介護支援システム。
  8. 【請求項8】 前記第3の工程又は第8の工程は、時間
    毎に異なる複数のプログラムを選択して自動的に作成さ
    れることを特徴とする請求項1又は2の音声又は映像を
    利用した介護支援システム。
  9. 【請求項9】 前記第4の工程又は第9の工程は、複数
    のプログラムを時間毎に選択して自動的に配信されるこ
    とを特徴とする請求項1又は2の音声又は映像を利用し
    た介護支援システム。
  10. 【請求項10】 前記第1〜第10の工程に係る手順を
    示すプログラムが記憶されていることを特徴とする記録
    媒体。
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