JP2002249443A - 情緒障害予防・治療薬 - Google Patents
情緒障害予防・治療薬Info
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- JP2002249443A JP2002249443A JP2001293488A JP2001293488A JP2002249443A JP 2002249443 A JP2002249443 A JP 2002249443A JP 2001293488 A JP2001293488 A JP 2001293488A JP 2001293488 A JP2001293488 A JP 2001293488A JP 2002249443 A JP2002249443 A JP 2002249443A
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 副作用が著しく軽減された情緒障害、特にう
つ病、気分障害、ならびに視床下部内分泌系の日内リズ
ムの異常などを予防・治療し得る医薬を提供の提供。 【解決手段】 (1)セロトニン取り込み抑制作用
を有しない、(2)視床下部移行性を有する、あるいは
(3)排尿反射抑制作用を有するという特定の性質を有
するNK−1受容体アンタゴニストを含有してなる情緒
障害の予防・治療薬ならびにNK−1受容体アンタゴニ
ストを含有してなる頻尿、尿失禁および/または過敏性
腸疾患を伴ううつ病の予防・治療薬、頻尿、尿失禁患者
の気分障害の予防・治療薬、および視床下部内分泌系の
日内リズム調節剤。
つ病、気分障害、ならびに視床下部内分泌系の日内リズ
ムの異常などを予防・治療し得る医薬を提供の提供。 【解決手段】 (1)セロトニン取り込み抑制作用
を有しない、(2)視床下部移行性を有する、あるいは
(3)排尿反射抑制作用を有するという特定の性質を有
するNK−1受容体アンタゴニストを含有してなる情緒
障害の予防・治療薬ならびにNK−1受容体アンタゴニ
ストを含有してなる頻尿、尿失禁および/または過敏性
腸疾患を伴ううつ病の予防・治療薬、頻尿、尿失禁患者
の気分障害の予防・治療薬、および視床下部内分泌系の
日内リズム調節剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の性質を有す
るNK−1受容体アンタゴニストを含有してなる情緒障
害予防・治療薬、特にうつ病、気分障害の予防・治療薬
および視床下部内分泌系の日内リズム調節剤、ならびに
かかる特定の性質を有するNK−1受容体アンタゴニス
トのスクリーニング方法に関する。さらに本発明は、N
K−1受容体アンタゴニストの新規な医薬用途に関す
る。
るNK−1受容体アンタゴニストを含有してなる情緒障
害予防・治療薬、特にうつ病、気分障害の予防・治療薬
および視床下部内分泌系の日内リズム調節剤、ならびに
かかる特定の性質を有するNK−1受容体アンタゴニス
トのスクリーニング方法に関する。さらに本発明は、N
K−1受容体アンタゴニストの新規な医薬用途に関す
る。
【0002】
【従来の技術】NK−1受容体アンタゴニストが、うつ
病(WO98/15277、WO98/24438、W
O98/24441)、不安(WO98/15277、
WO98/24469)、意識障害(WO98/244
47)、精神分裂症(WO98/2445)などの治療
に有効であることが報告されている。しかしながら、上
記した従来の公知の化合物では、性機能不全などの副作
用が報告されており、かかる副作用が著しく軽減された
情緒障害、特にうつ病、気分障害、ならびに視床下部内
分泌系の日内リズムの異常などを予防・治療し得る医薬
は報告されていない。
病(WO98/15277、WO98/24438、W
O98/24441)、不安(WO98/15277、
WO98/24469)、意識障害(WO98/244
47)、精神分裂症(WO98/2445)などの治療
に有効であることが報告されている。しかしながら、上
記した従来の公知の化合物では、性機能不全などの副作
用が報告されており、かかる副作用が著しく軽減された
情緒障害、特にうつ病、気分障害、ならびに視床下部内
分泌系の日内リズムの異常などを予防・治療し得る医薬
は報告されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の課題を
解決しようとするものであり、その目的は、副作用が著
しく軽減された情緒障害、特にうつ病、気分障害、なら
びに視床下部内分泌系の日内リズムの異常などを予防・
治療し得る医薬を提供することである。
解決しようとするものであり、その目的は、副作用が著
しく軽減された情緒障害、特にうつ病、気分障害、なら
びに視床下部内分泌系の日内リズムの異常などを予防・
治療し得る医薬を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記事情
に鑑み鋭意研究を重ねた結果、種々のNK−1受容体ア
ンタゴニストの中でも、(1)セロトニン取り込み抑制
作用を有しない、(2)視床下部移行性を有する、ある
いは(3)排尿反射抑制作用を有するという特定の性質
を有するNK−1受容体アンタゴニストが、予想外にも
性機能不全などの副作用を有さず、臨床上、極めて有用
な情緒障害の予防・治療薬、特にうつ病、気分障害なら
びに視床下部内分泌系の日内リズムの異常に有用な医薬
となることを見出し、さらにNK−1受容体アンタゴニ
ストの頻尿、尿失禁および/または過敏性腸疾患を伴う
うつ病の予防・治療薬、頻尿、尿失禁患者の気分障害の
予防・治療薬、および視床下部内分泌系の日内リズム調
節剤としての新規用途を見出して本発明を完成するに至
った。すなわち、本発明は、〔1〕以下の性質の少なく
とも1つを有するNK−1受容体アンタゴニストを含有
してなる情緒障害予防・治療薬: セロトニン取り込み抑制作用を有しない、 視床下部移行性を有する、 排尿反射抑制作用を有する、〔2〕情緒障害がうつ
病、頻尿・尿失禁および/または過敏性腸疾患を伴うう
つ病、気分障害(特に頻尿、尿失禁患者の気分障害)、
または視床下部内分泌系の日内リズムの異常を伴う情緒
障害である、上記〔1〕記載の情緒障害予防・治療薬、
〔3〕経口投与用である上記〔1〕または〔2〕記載の
情緒障害予防・治療薬、〔4〕NK−1受容体アンタゴ
ニストを含有してなる、頻尿、尿失禁および/または
過敏性腸疾患を伴ううつ病の予防・治療薬、頻尿、尿
失禁患者の気分障害の予防・治療薬、または視床下部
内分泌系の日内リズム調節剤、〔5〕経口投与用である
上記〔4〕記載の各種医薬、〔6〕該NK−1受容体ア
ンタゴニストが、以下の性質の少なくとも1つを有する
ことを特徴とする上記〔4〕記載の各種医薬: セロトニン取り込み抑制作用を有しない、 視床下部移行性を有する、 排尿反射抑制作用を有する、〔7〕NK−1受容体ア
ンタゴニスト群に対して、セロトニン取り込み抑制作
用、視床下部への移行性および排尿反射抑制作用か
らなる群から選択される少なくとも1つの作用を測定
し、以下の性質の少なくとも1つを有するNK−1受容
体アンタゴニストを選択することを特徴とする、NK−
1受容体アンタゴニストのスクリーニング方法: (i)セロトニン取り込み抑制作用を有しない、(ii)視床
下部移行性を有する、(iii)コントロール群と比較して
排尿反射抑制作用が25%以上である、および〔8〕上
記〔7〕記載のスクリーニング方法を用いて得られるN
K−1受容体アンタゴニストを含有してなる上記〔1〕
〜〔6〕のいずれかに記載の各種医薬、を提供する。さ
らに本発明は、
に鑑み鋭意研究を重ねた結果、種々のNK−1受容体ア
ンタゴニストの中でも、(1)セロトニン取り込み抑制
作用を有しない、(2)視床下部移行性を有する、ある
いは(3)排尿反射抑制作用を有するという特定の性質
を有するNK−1受容体アンタゴニストが、予想外にも
性機能不全などの副作用を有さず、臨床上、極めて有用
な情緒障害の予防・治療薬、特にうつ病、気分障害なら
びに視床下部内分泌系の日内リズムの異常に有用な医薬
となることを見出し、さらにNK−1受容体アンタゴニ
ストの頻尿、尿失禁および/または過敏性腸疾患を伴う
うつ病の予防・治療薬、頻尿、尿失禁患者の気分障害の
予防・治療薬、および視床下部内分泌系の日内リズム調
節剤としての新規用途を見出して本発明を完成するに至
った。すなわち、本発明は、〔1〕以下の性質の少なく
とも1つを有するNK−1受容体アンタゴニストを含有
してなる情緒障害予防・治療薬: セロトニン取り込み抑制作用を有しない、 視床下部移行性を有する、 排尿反射抑制作用を有する、〔2〕情緒障害がうつ
病、頻尿・尿失禁および/または過敏性腸疾患を伴うう
つ病、気分障害(特に頻尿、尿失禁患者の気分障害)、
または視床下部内分泌系の日内リズムの異常を伴う情緒
障害である、上記〔1〕記載の情緒障害予防・治療薬、
〔3〕経口投与用である上記〔1〕または〔2〕記載の
情緒障害予防・治療薬、〔4〕NK−1受容体アンタゴ
ニストを含有してなる、頻尿、尿失禁および/または
過敏性腸疾患を伴ううつ病の予防・治療薬、頻尿、尿
失禁患者の気分障害の予防・治療薬、または視床下部
内分泌系の日内リズム調節剤、〔5〕経口投与用である
上記〔4〕記載の各種医薬、〔6〕該NK−1受容体ア
ンタゴニストが、以下の性質の少なくとも1つを有する
ことを特徴とする上記〔4〕記載の各種医薬: セロトニン取り込み抑制作用を有しない、 視床下部移行性を有する、 排尿反射抑制作用を有する、〔7〕NK−1受容体ア
ンタゴニスト群に対して、セロトニン取り込み抑制作
用、視床下部への移行性および排尿反射抑制作用か
らなる群から選択される少なくとも1つの作用を測定
し、以下の性質の少なくとも1つを有するNK−1受容
体アンタゴニストを選択することを特徴とする、NK−
1受容体アンタゴニストのスクリーニング方法: (i)セロトニン取り込み抑制作用を有しない、(ii)視床
下部移行性を有する、(iii)コントロール群と比較して
排尿反射抑制作用が25%以上である、および〔8〕上
記〔7〕記載のスクリーニング方法を用いて得られるN
K−1受容体アンタゴニストを含有してなる上記〔1〕
〜〔6〕のいずれかに記載の各種医薬、を提供する。さ
らに本発明は、
〔9〕NK−1受容体アンタゴニストま
たは特定の性質(上述)を有するNK−1受容体アンタ
ゴニストが、式
たは特定の性質(上述)を有するNK−1受容体アンタ
ゴニストが、式
【0005】
【化1】
【0006】−CS−N<を有する複素環;Raおよび
Rbは共に結合してA環を形成するか、あるいは同一ま
たは異なって水素原子またはM環における置換基;A環
およびB環は、それぞれ置換基を有していてもよい同素
または複素環で、その少なくとも一方が置換基を有して
いてもよい複素環;C環は置換基を有していてもよい同
素または複素環;Z環は置換されていてもよい含窒素複
素環;およびnは1ないし6の整数を示す。〕で表され
る化合物(I)若しくはその塩またはそのプロドラッグで
ある上記各項記載の医薬、
Rbは共に結合してA環を形成するか、あるいは同一ま
たは異なって水素原子またはM環における置換基;A環
およびB環は、それぞれ置換基を有していてもよい同素
または複素環で、その少なくとも一方が置換基を有して
いてもよい複素環;C環は置換基を有していてもよい同
素または複素環;Z環は置換されていてもよい含窒素複
素環;およびnは1ないし6の整数を示す。〕で表され
る化合物(I)若しくはその塩またはそのプロドラッグで
ある上記各項記載の医薬、
【0007】〔10〕RaおよびRbがそれぞれ水素原子
または(1)ハロゲン原子;(2)(i)ヒドロキシル
基,(ii)C1-6アルコキシ基,(iii)C1-6アルキルチ
オ基,(iv)アミノ基,(v)C1-7アシルアミノ基,
(vi)カルボキシル基,(vii)ニトロ基,(viii)モ
ノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ基,(ix)モノ−
またはジ−C3-8シクロアルキルアミノ基,(x)C6-10
アリールアミノ基,(xi)C1-6アルキルで置換されて
いてもよい、窒素原子以外に酸素原子、硫黄原子から選
ばれたヘテロ原子を1〜3個含んでいてもよい5〜9員
の環状アミノ基,(xii)炭素原子以外に、窒素原子、
酸素原子および硫黄原子から選ばれたヘテロ原子を1個
ないし3個含む5または6員の芳香族複素環基,(xii
i)炭素原子以外に窒素原子、酸素原子および硫黄原子
から選ばれたヘテロ原子を1個ないし3個含む5ないし
9員の非芳香族複素環基,(xiv)C1-4アルキルスルホ
ニルアミノ基,(xv)C1-6アルキル−カルボニルオキ
シ基および(xvi)ハロゲン原子から選ばれた1〜5個
の置換基を有していてもよいC1-6アルキル基,(3)
ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ基,
(4)ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルチオ
基,(5)C3-10シクロアルキル基,(6)C6-10アリ
ール基,(7)C1-7アシルアミノ基,(8)C1-3アシ
ルオキシ基,(9)ヒドロキシル基,(10)ニトロ基,
(11)シアノ基,(12)アミノ基,(13)モノ−または
ジ−C1-6アルキルアミノ基,(14)C1-6アルキルで置
換されていてもよい、窒素原子以外に酸素原子および硫
黄原子から選ばれたヘテロ原子を1〜3個含んでいても
よい5〜9員の環状アミノ基,(15)C1-6アルキル−
カルボニルアミノ基,(16)C1-6アルキル−スルホニ
ルアミノ基,(17)C1-6アルコキシ−カルボニル基,
(18)カルボキシル基,(19)C1-6アルキル−カルボ
ニル基,(20)カルバモイル基,(21)モノ−またはジ
−C1-6アルキルカルバモイル基,(22)C1-6アルキル
スルホニル基,および(23)オキソ基から選ばれるM環
における置換基を示すか;RaおよびRbが共に結合して
A環を形成し、
または(1)ハロゲン原子;(2)(i)ヒドロキシル
基,(ii)C1-6アルコキシ基,(iii)C1-6アルキルチ
オ基,(iv)アミノ基,(v)C1-7アシルアミノ基,
(vi)カルボキシル基,(vii)ニトロ基,(viii)モ
ノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ基,(ix)モノ−
またはジ−C3-8シクロアルキルアミノ基,(x)C6-10
アリールアミノ基,(xi)C1-6アルキルで置換されて
いてもよい、窒素原子以外に酸素原子、硫黄原子から選
ばれたヘテロ原子を1〜3個含んでいてもよい5〜9員
の環状アミノ基,(xii)炭素原子以外に、窒素原子、
酸素原子および硫黄原子から選ばれたヘテロ原子を1個
ないし3個含む5または6員の芳香族複素環基,(xii
i)炭素原子以外に窒素原子、酸素原子および硫黄原子
から選ばれたヘテロ原子を1個ないし3個含む5ないし
9員の非芳香族複素環基,(xiv)C1-4アルキルスルホ
ニルアミノ基,(xv)C1-6アルキル−カルボニルオキ
シ基および(xvi)ハロゲン原子から選ばれた1〜5個
の置換基を有していてもよいC1-6アルキル基,(3)
ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ基,
(4)ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルチオ
基,(5)C3-10シクロアルキル基,(6)C6-10アリ
ール基,(7)C1-7アシルアミノ基,(8)C1-3アシ
ルオキシ基,(9)ヒドロキシル基,(10)ニトロ基,
(11)シアノ基,(12)アミノ基,(13)モノ−または
ジ−C1-6アルキルアミノ基,(14)C1-6アルキルで置
換されていてもよい、窒素原子以外に酸素原子および硫
黄原子から選ばれたヘテロ原子を1〜3個含んでいても
よい5〜9員の環状アミノ基,(15)C1-6アルキル−
カルボニルアミノ基,(16)C1-6アルキル−スルホニ
ルアミノ基,(17)C1-6アルコキシ−カルボニル基,
(18)カルボキシル基,(19)C1-6アルキル−カルボ
ニル基,(20)カルバモイル基,(21)モノ−またはジ
−C1-6アルキルカルバモイル基,(22)C1-6アルキル
スルホニル基,および(23)オキソ基から選ばれるM環
における置換基を示すか;RaおよびRbが共に結合して
A環を形成し、
【0008】A環が(1)ハロゲン原子,(2)(i)ヒ
ドロキシル基,(ii)アミノ基,(iii)カルボキシル
基,(iv)ニトロ基,(v)モノ−またはジ−C1-6アル
キルアミノ基,(vi)C1-6アルキル−カルボニルオキ
シ基および(vii)ハロゲン原子から選ばれた1〜5個
の置換基を有していてもよいC1-6アルキル基,(3)
ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ基,
(4)ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルチオ
基,(5)C6-10アリール基,(6)C1-7アシルアミ
ノ基,(7)C1-3アシルオキシ基,(8)ヒドロキシ
ル基,(9)ニトロ基,(10)シアノ基,(11)アミノ
基,(12)モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ基,
(13)窒素原子以外に酸素原子および硫黄原子から選ば
れたヘテロ原子を1〜3個含んでいてもよい5〜9員の
環状アミノ基,(14)C1-6アルキル−カルボニルアミ
ノ基,(15)C1-6アルキル−スルホニルアミノ基,(1
6)C1-6アルコキシ−カルボニル基,(17)カルボキシ
ル基,(18)C1-6アルキルカルボニル基,(19)カル
バモイル基,(20)モノ−またはジ−C1-6アルキルカ
ルバモイル基,(21)C1-6アルキルスルホニル基およ
び(22)オキソ基から選ばれる1ないし4個の置換基で
置換されていてもよい炭素原子以外に窒素原子、硫黄
原子および酸素原子から選ばれた1種または2種のヘテ
ロ原子を1個ないし3個含む5ないし9員の芳香族複素
環、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原
子から選ばれた1種または2種のヘテロ原子を1個ない
し3個含む5ないし9員の非芳香族複素環または3な
いし10員の環状炭化水素を示し;
ドロキシル基,(ii)アミノ基,(iii)カルボキシル
基,(iv)ニトロ基,(v)モノ−またはジ−C1-6アル
キルアミノ基,(vi)C1-6アルキル−カルボニルオキ
シ基および(vii)ハロゲン原子から選ばれた1〜5個
の置換基を有していてもよいC1-6アルキル基,(3)
ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ基,
(4)ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルチオ
基,(5)C6-10アリール基,(6)C1-7アシルアミ
ノ基,(7)C1-3アシルオキシ基,(8)ヒドロキシ
ル基,(9)ニトロ基,(10)シアノ基,(11)アミノ
基,(12)モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ基,
(13)窒素原子以外に酸素原子および硫黄原子から選ば
れたヘテロ原子を1〜3個含んでいてもよい5〜9員の
環状アミノ基,(14)C1-6アルキル−カルボニルアミ
ノ基,(15)C1-6アルキル−スルホニルアミノ基,(1
6)C1-6アルコキシ−カルボニル基,(17)カルボキシ
ル基,(18)C1-6アルキルカルボニル基,(19)カル
バモイル基,(20)モノ−またはジ−C1-6アルキルカ
ルバモイル基,(21)C1-6アルキルスルホニル基およ
び(22)オキソ基から選ばれる1ないし4個の置換基で
置換されていてもよい炭素原子以外に窒素原子、硫黄
原子および酸素原子から選ばれた1種または2種のヘテ
ロ原子を1個ないし3個含む5ないし9員の芳香族複素
環、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原
子から選ばれた1種または2種のヘテロ原子を1個ない
し3個含む5ないし9員の非芳香族複素環または3な
いし10員の環状炭化水素を示し;
【0009】B環が(1)ハロゲン原子,(2)(i)ヒ
ドロキシル基,(ii)アミノ基,(iii)カルボキシル
基,(iv)ニトロ基,(v)モノ−またはジ−C1-6アル
キルアミノ基,(vi)C1-6アルキル−カルボニルオキ
シ基および(vii)ハロゲン原子から選ばれた1〜5個
の置換基を有していてもよいC1-6アルキル基,(3)
ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ基,
(4)ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルチオ
基,(5)C6-10アリール基,(6)C1-7アシルアミ
ノ基,(7)C1-3アシルオキシ基,(8)ヒドロキシ
ル基,(9)ニトロ基,(10)シアノ基,(11)アミノ
基,(12)モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ基,
(13)窒素原子以外に酸素原子および硫黄原子から選ば
れたヘテロ原子を1〜3個含んでいてもよい5〜9員の
環状アミノ基,(14)C1-6アルキル−カルボニルアミ
ノ基,(15)C1-6アルキル−スルホニルアミノ基,(1
6)C1-6アルコキシ−カルボニル基,(17)カルボキシ
ル基,(18)C1-6アルキルカルボニル基,(19)カル
バモイル基,(20)モノ−またはジ−C1-6アルキルカ
ルバモイル基,(21)C1-6アルキルスルホニル基およ
び(22)オキソ基から選ばれる1ないし4個の置換基で
置換されていてもよい炭素原子以外に窒素原子、硫黄
原子および酸素原子から選ばれた1種または2種のヘテ
ロ原子を1個ないし3個含む5ないし9員の芳香族複素
環、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原
子から選ばれた1種または2種のヘテロ原子を1個ない
し3個含む5ないし9員の非芳香族複素環または3な
いし10員の環状炭化水素を示し;
ドロキシル基,(ii)アミノ基,(iii)カルボキシル
基,(iv)ニトロ基,(v)モノ−またはジ−C1-6アル
キルアミノ基,(vi)C1-6アルキル−カルボニルオキ
シ基および(vii)ハロゲン原子から選ばれた1〜5個
の置換基を有していてもよいC1-6アルキル基,(3)
ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ基,
(4)ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルチオ
基,(5)C6-10アリール基,(6)C1-7アシルアミ
ノ基,(7)C1-3アシルオキシ基,(8)ヒドロキシ
ル基,(9)ニトロ基,(10)シアノ基,(11)アミノ
基,(12)モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ基,
(13)窒素原子以外に酸素原子および硫黄原子から選ば
れたヘテロ原子を1〜3個含んでいてもよい5〜9員の
環状アミノ基,(14)C1-6アルキル−カルボニルアミ
ノ基,(15)C1-6アルキル−スルホニルアミノ基,(1
6)C1-6アルコキシ−カルボニル基,(17)カルボキシ
ル基,(18)C1-6アルキルカルボニル基,(19)カル
バモイル基,(20)モノ−またはジ−C1-6アルキルカ
ルバモイル基,(21)C1-6アルキルスルホニル基およ
び(22)オキソ基から選ばれる1ないし4個の置換基で
置換されていてもよい炭素原子以外に窒素原子、硫黄
原子および酸素原子から選ばれた1種または2種のヘテ
ロ原子を1個ないし3個含む5ないし9員の芳香族複素
環、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原
子から選ばれた1種または2種のヘテロ原子を1個ない
し3個含む5ないし9員の非芳香族複素環または3な
いし10員の環状炭化水素を示し;
【0010】C環が(1)ハロゲン原子,(2)ハロゲ
ン化されていてもよいC1-10アルキル基,(3)アミノ
基で置換されたC1-4アルキル基,(4)モノ−または
ジ−C1-4アルキルアミノ基で置換されたC1-4アルキル
基,(5)カルボキシル基で置換されたC1-4アルキル
基,(6)C1-4アルコキシ−カルボニル基で置換され
たC1-4アルキル基,(7)ヒドロキシル基で置換され
たC1-4アルキル基,(8)C3-10シクロアルキル基,
(9)ニトロ基,(10)シアノ基,(11)ヒドロキシル
基,(12)ハロゲン化されていてもよいC1-10アルコキ
シ基,(13)ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキ
ルチオ基,(14)アミノ基,(15)モノ−またはジ−C
1-4アルキルアミノ基,(16)窒素原子以外に酸素原子
および硫黄原子から選ばれたヘテロ原子を1〜3個含ん
でいてもよい5〜9員の環状アミノ基,(17)C1-4ア
ルキル−カルボニルアミノ基,(18)アミノカルボニル
オキシ基,(19)モノ−またはジ−C1-4アルキルアミ
ノカルボニルオキシ基,(20)C1-4アルキルスルホニ
ルアミノ基,(21)C1-4アルコキシ−カルボニル基,
(22)アラルキルオキシカルボニル基,(23)カルボキ
シル基,(24)C1-6アルキル−カルボニル基,(25)
C3-6シクロアルキル−カルボニル基,(26)カルバモ
イル基,(27)モノ−またはジ−C1-4アルキルカルバ
モイル基,(28)C1-3アシルオキシ基,(29)C1-6ア
ルキルスルホニル基または(30)1ないし3個のハロゲ
ン化されていてもよいC1-4アルキル基で置換されてい
てもよい炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素
原子から選ばれた1種または2種のヘテロ原子を1個な
いし4個含む5または6員の芳香族単環式複素環から選
ばれる1ないし5個の置換基で置換されていてもよい、
炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から
選ばれた1種または2種のヘテロ原子を1個ないし3個
含む5ないし9員の複素環;または(1)ハロゲン原
子,(2)ハロゲン化されていてもよいC1-10アルキル
基,(3)アミノ基で置換されたC1-4アルキル基,
(4)モノ−またはジ−C1-4アルキルアミノ基で置換
されたC1-4アルキル基,(5)カルボキシル基で置換
されたC1-4アルキル基,(6)C1-4アルコキシ−カル
ボニル基で置換されたC1-4アルキル基,(7)ヒドロ
キシル基で置換されたC1-4アルキル基,(8)C3-10
シクロアルキル基,(9)ニトロ基,(10)シアノ基,
(11)ヒドロキシル基,(12)ハロゲン化されていても
よいC1-10アルコキシ基,(13)ハロゲン化されていて
もよいC1-4アルキルチオ基,(14)アミノ基,(15)
モノ−またはジ−C1-4アルキルアミノ基,(16)窒素
原子以外に酸素原子および硫黄原子から選ばれたヘテロ
原子を1〜3個含んでいてもよい5〜9員の環状アミノ
基,(17)C1-4アルキル−カルボニルアミノ基,(1
8)アミノカルボニルオキシ基,(19)モノ−またはジ
−C1-4アルキルアミノカルボニルオキシ基,(20)C
1-4アルキルスルホニルアミノ基,(21)C1-4アルコキ
シ−カルボニル基,(22)アラルキルオキシカルボニル
基,(23)カルボキシル基,(24)C1-6アルキル−カ
ルボニル基,(25)C3-6シクロアルキル−カルボニル
基,(26)カルバモイル基,(27)モノ−またはジ−C
1-4アルキルカルバモイル基,(28)C1-3アシルオキシ
基,(29)C1-6アルキルスルホニル基および(30)1
ないし3個のハロゲン化されていてもよいC1-4アルキ
ル基で置換されていてもよい炭素原子以外に窒素原子、
硫黄原子および酸素原子から選ばれた1種または2種の
ヘテロ原子を1個ないし4個含む5または6員の芳香族
単環式複素環から選ばれる1ないし5個の置換基で置換
されていてもよい3ないし10員の同素環であり;
ン化されていてもよいC1-10アルキル基,(3)アミノ
基で置換されたC1-4アルキル基,(4)モノ−または
ジ−C1-4アルキルアミノ基で置換されたC1-4アルキル
基,(5)カルボキシル基で置換されたC1-4アルキル
基,(6)C1-4アルコキシ−カルボニル基で置換され
たC1-4アルキル基,(7)ヒドロキシル基で置換され
たC1-4アルキル基,(8)C3-10シクロアルキル基,
(9)ニトロ基,(10)シアノ基,(11)ヒドロキシル
基,(12)ハロゲン化されていてもよいC1-10アルコキ
シ基,(13)ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキ
ルチオ基,(14)アミノ基,(15)モノ−またはジ−C
1-4アルキルアミノ基,(16)窒素原子以外に酸素原子
および硫黄原子から選ばれたヘテロ原子を1〜3個含ん
でいてもよい5〜9員の環状アミノ基,(17)C1-4ア
ルキル−カルボニルアミノ基,(18)アミノカルボニル
オキシ基,(19)モノ−またはジ−C1-4アルキルアミ
ノカルボニルオキシ基,(20)C1-4アルキルスルホニ
ルアミノ基,(21)C1-4アルコキシ−カルボニル基,
(22)アラルキルオキシカルボニル基,(23)カルボキ
シル基,(24)C1-6アルキル−カルボニル基,(25)
C3-6シクロアルキル−カルボニル基,(26)カルバモ
イル基,(27)モノ−またはジ−C1-4アルキルカルバ
モイル基,(28)C1-3アシルオキシ基,(29)C1-6ア
ルキルスルホニル基または(30)1ないし3個のハロゲ
ン化されていてもよいC1-4アルキル基で置換されてい
てもよい炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素
原子から選ばれた1種または2種のヘテロ原子を1個な
いし4個含む5または6員の芳香族単環式複素環から選
ばれる1ないし5個の置換基で置換されていてもよい、
炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から
選ばれた1種または2種のヘテロ原子を1個ないし3個
含む5ないし9員の複素環;または(1)ハロゲン原
子,(2)ハロゲン化されていてもよいC1-10アルキル
基,(3)アミノ基で置換されたC1-4アルキル基,
(4)モノ−またはジ−C1-4アルキルアミノ基で置換
されたC1-4アルキル基,(5)カルボキシル基で置換
されたC1-4アルキル基,(6)C1-4アルコキシ−カル
ボニル基で置換されたC1-4アルキル基,(7)ヒドロ
キシル基で置換されたC1-4アルキル基,(8)C3-10
シクロアルキル基,(9)ニトロ基,(10)シアノ基,
(11)ヒドロキシル基,(12)ハロゲン化されていても
よいC1-10アルコキシ基,(13)ハロゲン化されていて
もよいC1-4アルキルチオ基,(14)アミノ基,(15)
モノ−またはジ−C1-4アルキルアミノ基,(16)窒素
原子以外に酸素原子および硫黄原子から選ばれたヘテロ
原子を1〜3個含んでいてもよい5〜9員の環状アミノ
基,(17)C1-4アルキル−カルボニルアミノ基,(1
8)アミノカルボニルオキシ基,(19)モノ−またはジ
−C1-4アルキルアミノカルボニルオキシ基,(20)C
1-4アルキルスルホニルアミノ基,(21)C1-4アルコキ
シ−カルボニル基,(22)アラルキルオキシカルボニル
基,(23)カルボキシル基,(24)C1-6アルキル−カ
ルボニル基,(25)C3-6シクロアルキル−カルボニル
基,(26)カルバモイル基,(27)モノ−またはジ−C
1-4アルキルカルバモイル基,(28)C1-3アシルオキシ
基,(29)C1-6アルキルスルホニル基および(30)1
ないし3個のハロゲン化されていてもよいC1-4アルキ
ル基で置換されていてもよい炭素原子以外に窒素原子、
硫黄原子および酸素原子から選ばれた1種または2種の
ヘテロ原子を1個ないし4個含む5または6員の芳香族
単環式複素環から選ばれる1ないし5個の置換基で置換
されていてもよい3ないし10員の同素環であり;
【0011】Z環が(1)C1-6アルキル基,(2)C
2-6アルケニル基,(3)C2-6アルキニル基,(4)C
3-8シクロアルキル基,(5)C3-8シクロアルキル−C
1-4アルキル基,(6)C6-14アリール基,(7)ニト
ロ基,(8)シアノ基,(9)ヒドロキシル基,(10)
C1-4アルコキシ基,(11)C1-4アルキルチオ基(12)
アミノ基,(13)モノ−またはジ−C1-4アルキルアミ
ノ基,(14)窒素原子以外に酸素原子および硫黄原子か
ら選ばれたヘテロ原子を1〜3個含んでいてもよい5〜
9員の環状アミノ基,(15)C1-4アルキル−カルボニ
ルアミノ基,(16)C1-4アルキルスルホニルアミノ
基,(17)C1-4アルコキシ−カルボニル基,(18)カ
ルボキシル基,(19)C1-6アルキル−カルボニル基,
(20)カルバモイル基,(21)モノ−またはジ−C1-4
アルキルカルバモイル基,(22)C1-6アルキルスルホ
ニル基,(23)オキソ基および(24)チオキソ基から選
ばれる1ないし5個の置換基で置換されていてもよい、
Yおよび炭素原子および窒素原子以外に、窒素原子、酸
素原子および硫黄原子から選択された少なくとも1つの
ヘテロ原子を含んでいてもよい5ないし12員の複素環
である上記
2-6アルケニル基,(3)C2-6アルキニル基,(4)C
3-8シクロアルキル基,(5)C3-8シクロアルキル−C
1-4アルキル基,(6)C6-14アリール基,(7)ニト
ロ基,(8)シアノ基,(9)ヒドロキシル基,(10)
C1-4アルコキシ基,(11)C1-4アルキルチオ基(12)
アミノ基,(13)モノ−またはジ−C1-4アルキルアミ
ノ基,(14)窒素原子以外に酸素原子および硫黄原子か
ら選ばれたヘテロ原子を1〜3個含んでいてもよい5〜
9員の環状アミノ基,(15)C1-4アルキル−カルボニ
ルアミノ基,(16)C1-4アルキルスルホニルアミノ
基,(17)C1-4アルコキシ−カルボニル基,(18)カ
ルボキシル基,(19)C1-6アルキル−カルボニル基,
(20)カルバモイル基,(21)モノ−またはジ−C1-4
アルキルカルバモイル基,(22)C1-6アルキルスルホ
ニル基,(23)オキソ基および(24)チオキソ基から選
ばれる1ないし5個の置換基で置換されていてもよい、
Yおよび炭素原子および窒素原子以外に、窒素原子、酸
素原子および硫黄原子から選択された少なくとも1つの
ヘテロ原子を含んでいてもよい5ないし12員の複素環
である上記
〔9〕記載の医薬、
【0012】〔11〕RaおよびRbが共に結合してA環
を形成し、C環が置換基を有していてもよいベンゼン環
または置換基を有していてもよい複素環、Z環がオキソ
化されていてもよい含窒素複素環、およびnが1または
2である上記〔10〕記載の医薬、〔12〕Z環がオキ
ソ化されていてもよい含窒素複素環である上記〔10〕
記載の医薬、〔13〕A環およびB環の一方が置換基を
有していてもよい芳香族同素環で、他方が置換基を有し
ていてもよい芳香族複素環である上記〔10〕記載の医
薬、〔14〕A環が置換基を有していてもよい芳香族複
素環であり、B環が置換基を有していてもよいベンゼン
環である上記〔10〕記載の医薬、〔15〕芳香族複素
環が炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子
から選ばれたヘテロ原子を1種または2種含む5または
6員の芳香族複素環である上記〔14〕記載の医薬、
を形成し、C環が置換基を有していてもよいベンゼン環
または置換基を有していてもよい複素環、Z環がオキソ
化されていてもよい含窒素複素環、およびnが1または
2である上記〔10〕記載の医薬、〔12〕Z環がオキ
ソ化されていてもよい含窒素複素環である上記〔10〕
記載の医薬、〔13〕A環およびB環の一方が置換基を
有していてもよい芳香族同素環で、他方が置換基を有し
ていてもよい芳香族複素環である上記〔10〕記載の医
薬、〔14〕A環が置換基を有していてもよい芳香族複
素環であり、B環が置換基を有していてもよいベンゼン
環である上記〔10〕記載の医薬、〔15〕芳香族複素
環が炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子
から選ばれたヘテロ原子を1種または2種含む5または
6員の芳香族複素環である上記〔14〕記載の医薬、
【0013】〔16〕C環が置換されていてもよいベン
ゼン環である上記〔10〕記載の医薬、〔17〕C環
が、ハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-6
アルキル基およびハロゲン化されていてもよいC1-6ア
ルコキシ基から選ばれた置換基を1ないし3個有するベ
ンゼン環である上記〔10〕記載の医薬、〔18〕Z環
が1または2個のオキソ基で置換されていてもよい5な
いし10員の複素環である上記〔10〕記載の医薬、
〔19〕
ゼン環である上記〔10〕記載の医薬、〔17〕C環
が、ハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-6
アルキル基およびハロゲン化されていてもよいC1-6ア
ルコキシ基から選ばれた置換基を1ないし3個有するベ
ンゼン環である上記〔10〕記載の医薬、〔18〕Z環
が1または2個のオキソ基で置換されていてもよい5な
いし10員の複素環である上記〔10〕記載の医薬、
〔19〕
【0014】
【化2】
【0015】である上記〔10〕記載の医薬、〔20〕
nが1である上記〔10〕記載の医薬、〔21〕A環が
置換基を有していてもよいピリジン環、B環が置換基を
有していてもよいベンゼン環、C環が置換基を有してい
てもよいベンゼン環、Z環がオキソ化されていてもよい
5ないし10員の複素環、
nが1である上記〔10〕記載の医薬、〔21〕A環が
置換基を有していてもよいピリジン環、B環が置換基を
有していてもよいベンゼン環、C環が置換基を有してい
てもよいベンゼン環、Z環がオキソ化されていてもよい
5ないし10員の複素環、
【0016】
【化3】
【0017】nが1である上記〔10〕記載の医薬、
〔22〕RaおよびRbが同一または異なって水素原子、
ハロゲン原子、置換基を有していていてもよいアルキル
基、ハロゲン化されていてもよいアルコキシ基、ハロゲ
ン化されていてもよいアルキルチオ基、シクロアルキル
基、アリール基、アシルアミノ基、アシルオキシ基、ヒ
ドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、モノ−
またはジ−アルキルアミノ基、環状アミノ基、アルキル
カルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、ア
ルコキシカルボニル基、カルボキシル基、アルキルカル
ボニル基、カルバモイル基、モノ−またはジ−アルキル
カルバモイル基、アルキルスルホニル基またはオキソ基
である上記〔10〕記載の医薬、〔23〕RaおよびRb
が同一または異なって水素原子またはC1-6アルコキ
シ基、C1-6アルキルチオ基、アミノ基、C1-7ア
シルアミノ基、モノ−またはジ−C1-6アルキルアミ
ノ基、C5-9環状アミノ基(窒素原子以外に酸素原
子、硫黄原子などのヘテロ原子を1〜3個含んでいても
よい5〜9員の環状アミノ基)、C1-6アルキル基で
置換されていてもよい5または6員の環状アミノ基、
C1-6アルキルスルホニルアミノ基またはC1-6アルキ
ルカルボニルオキシ基で置換されていてもよいC1-6ア
ルキル基、またはRaおよびRbが共に結合してハロゲン
原子およびC1-4アルキル基から選ばれた1ないし3個
の置換基を有していてもよいピリジン環を形成し、B環
がハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC
1-4アルキル基およびハロゲン化されていてもよいC
1-4アルコキシ基から選ばれた1ないし3個の置換基を
有していてもよいベンゼン環であり、C環がハロゲン
原子、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル
基、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキシ
基、C1-4アルキル基で置換されていてもよいアミノ
基、C1-3アシルオキシ基およびヒドロキシル基か
ら選ばれた1ないし3個の置換基を有していてもよいベ
ンゼン環であり、Z環がC1-4アルキル基またはヒドロ
キシル基で置換されていてもよくオキソ化されていても
よい5ないし10員の含窒素複素環基であり、
〔22〕RaおよびRbが同一または異なって水素原子、
ハロゲン原子、置換基を有していていてもよいアルキル
基、ハロゲン化されていてもよいアルコキシ基、ハロゲ
ン化されていてもよいアルキルチオ基、シクロアルキル
基、アリール基、アシルアミノ基、アシルオキシ基、ヒ
ドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、モノ−
またはジ−アルキルアミノ基、環状アミノ基、アルキル
カルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、ア
ルコキシカルボニル基、カルボキシル基、アルキルカル
ボニル基、カルバモイル基、モノ−またはジ−アルキル
カルバモイル基、アルキルスルホニル基またはオキソ基
である上記〔10〕記載の医薬、〔23〕RaおよびRb
が同一または異なって水素原子またはC1-6アルコキ
シ基、C1-6アルキルチオ基、アミノ基、C1-7ア
シルアミノ基、モノ−またはジ−C1-6アルキルアミ
ノ基、C5-9環状アミノ基(窒素原子以外に酸素原
子、硫黄原子などのヘテロ原子を1〜3個含んでいても
よい5〜9員の環状アミノ基)、C1-6アルキル基で
置換されていてもよい5または6員の環状アミノ基、
C1-6アルキルスルホニルアミノ基またはC1-6アルキ
ルカルボニルオキシ基で置換されていてもよいC1-6ア
ルキル基、またはRaおよびRbが共に結合してハロゲン
原子およびC1-4アルキル基から選ばれた1ないし3個
の置換基を有していてもよいピリジン環を形成し、B環
がハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC
1-4アルキル基およびハロゲン化されていてもよいC
1-4アルコキシ基から選ばれた1ないし3個の置換基を
有していてもよいベンゼン環であり、C環がハロゲン
原子、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル
基、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキシ
基、C1-4アルキル基で置換されていてもよいアミノ
基、C1-3アシルオキシ基およびヒドロキシル基か
ら選ばれた1ないし3個の置換基を有していてもよいベ
ンゼン環であり、Z環がC1-4アルキル基またはヒドロ
キシル基で置換されていてもよくオキソ化されていても
よい5ないし10員の含窒素複素環基であり、
【0018】
【化4】
【0019】nが1である上記〔10〕記載の医薬、
〔24〕RaおよびRbが共に結合してハロゲン原子およ
びC1-4アルキル基から選ばれた1ないし3個の置換基
を有していてもよいピリジン環を形成し、
〔24〕RaおよびRbが共に結合してハロゲン原子およ
びC1-4アルキル基から選ばれた1ないし3個の置換基
を有していてもよいピリジン環を形成し、
【0020】
【化5】
【0021】である上記〔23〕記載の医薬、〔25〕
ピリジン環が無置換のピリジン環である上記〔24〕記
載の医薬、〔26〕B環がハロゲン化されていてもよい
C1-4アルキル基を1ないし3個有していてもよいベン
ゼン環である上記〔23〕記載の医薬、〔27〕C環が
ハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-4
アルキル基およびハロゲン化されていてもよいC1-4
アルコキシ基から選ばれた1ないし3個の置換基を有し
ていてもよいベンゼン環である上記〔23〕記載の医
薬、〔28〕Z環が式
ピリジン環が無置換のピリジン環である上記〔24〕記
載の医薬、〔26〕B環がハロゲン化されていてもよい
C1-4アルキル基を1ないし3個有していてもよいベン
ゼン環である上記〔23〕記載の医薬、〔27〕C環が
ハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-4
アルキル基およびハロゲン化されていてもよいC1-4
アルコキシ基から選ばれた1ないし3個の置換基を有し
ていてもよいベンゼン環である上記〔23〕記載の医
薬、〔28〕Z環が式
【0022】
【化6】
【0023】[式中、mおよびpは同一または異なって
1ないし5の整数を示し、Z1およびZ2は同一または異
なって水素原子、C1-4アルキル基またはヒドロキシル
基を示し、YはCまたはNを示す]で表される上記〔2
3〕記載の医薬、および〔29〕化合物(I)が(9
S)−7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジル]−6,7,8,9,10,12−ヘキサヒドロ−
9−メチル−6,12−ジオキソ−5−フェニル[1,
4]ジアゼピノ[2,1−g][1,7]ナフチリジ
ン、(9S)−7−[3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジル]−6,7,8,9,10,12−ヘキ
サヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)−
6,12−ジオキソ−[1,4]ジアゼピノ[2,1−
g][1,7]ナフチリジン、(9R)−7−[3,
5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−6,7,
8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メチル−6,
13−ジオキソ−5−フェニル−13H−[1,4]ジ
アゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン、
(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)
ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒド
ロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)−6,1
3−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1
−g][1,7]ナフチリジン、(9R)−7−
(3,5−ジメトキシベンジル)−5−(4−フルオロ
フェニル)−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒド
ロ−9−メチル−6,13−ジオキソ−13H−[1,
4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン
または(9R)−7−(3,5−ジメトキシベンジ
ル)−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9
−メチル−5−(4−メチルフェニル)−6,13−ジ
オキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジンである上記
1ないし5の整数を示し、Z1およびZ2は同一または異
なって水素原子、C1-4アルキル基またはヒドロキシル
基を示し、YはCまたはNを示す]で表される上記〔2
3〕記載の医薬、および〔29〕化合物(I)が(9
S)−7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジル]−6,7,8,9,10,12−ヘキサヒドロ−
9−メチル−6,12−ジオキソ−5−フェニル[1,
4]ジアゼピノ[2,1−g][1,7]ナフチリジ
ン、(9S)−7−[3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジル]−6,7,8,9,10,12−ヘキ
サヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)−
6,12−ジオキソ−[1,4]ジアゼピノ[2,1−
g][1,7]ナフチリジン、(9R)−7−[3,
5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]−6,7,
8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メチル−6,
13−ジオキソ−5−フェニル−13H−[1,4]ジ
アゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン、
(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)
ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒド
ロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)−6,1
3−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1
−g][1,7]ナフチリジン、(9R)−7−
(3,5−ジメトキシベンジル)−5−(4−フルオロ
フェニル)−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒド
ロ−9−メチル−6,13−ジオキソ−13H−[1,
4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン
または(9R)−7−(3,5−ジメトキシベンジ
ル)−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9
−メチル−5−(4−メチルフェニル)−6,13−ジ
オキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジンである上記
〔9〕記載の医薬を
提供する。また、化合物(I)またはその塩にはRaおよび
Rbが共に結合してA環を形成した式
提供する。また、化合物(I)またはその塩にはRaおよび
Rbが共に結合してA環を形成した式
【0024】
【化7】
【0025】[式中の各記号は前記と同意義を示す]で
表される化合物またはその塩も含まれる。
表される化合物またはその塩も含まれる。
【0026】本発明の情緒障害予防・治療薬に用いられ
るNK−1受容体アンタゴニストは、(1)セロトニン
取り込み抑制作用を有しない、(2)視床下部移行性を
有する、(3)排尿反射抑制作用を有する、という特定
の性質の内のいずれか1つ、好ましくは2つ、より好ま
しくは特定の性質3つ全てを有するNK−1受容体アン
タゴニストである。
るNK−1受容体アンタゴニストは、(1)セロトニン
取り込み抑制作用を有しない、(2)視床下部移行性を
有する、(3)排尿反射抑制作用を有する、という特定
の性質の内のいずれか1つ、好ましくは2つ、より好ま
しくは特定の性質3つ全てを有するNK−1受容体アン
タゴニストである。
【0027】ここで「情緒障害」とは、気分障害や不安
障害という病的状態を意味し、具体的な症状としては、
うつ病、頻尿・尿失禁および/または過敏性腸疾患を伴
ううつ病、気分障害(特に尿失禁患者の気分障害)など
が挙げられ、また、当該情緒障害は視床下部内分泌系の
日内リズムの異常を伴う場合もある。
障害という病的状態を意味し、具体的な症状としては、
うつ病、頻尿・尿失禁および/または過敏性腸疾患を伴
ううつ病、気分障害(特に尿失禁患者の気分障害)など
が挙げられ、また、当該情緒障害は視床下部内分泌系の
日内リズムの異常を伴う場合もある。
【0028】哺乳類ではNK−1、NK−2およびNK
−3の3種のニューロキニン受容体が存在する。NK−
1受容体アンタゴニストとはそのうちのNK−1受容体
に結合しニューロキニンの作用を阻害する物質のことを
いう。NK−1受容体拮抗作用は、NK−1受容体を用
いた受容体結合実験に従って測定することができる。
−3の3種のニューロキニン受容体が存在する。NK−
1受容体アンタゴニストとはそのうちのNK−1受容体
に結合しニューロキニンの作用を阻害する物質のことを
いう。NK−1受容体拮抗作用は、NK−1受容体を用
いた受容体結合実験に従って測定することができる。
【0029】「セロトニン取り込み抑制作用を有しな
い」とは、セロトニン取り込み抑制作用が検出限度以下
であることをいう。セロトニン取り込み抑制作用は、自
体公知の方法、例えば、ザ・ジャーナル・オブ・バイオ
ロジカルケミストリー(The Journal of Biological Ch
emistry)、7124-7130頁、269巻、1994年に記載の方法
あるいはそれに準じる方法に従って測定することができ
る。また、セロトニン取り込み抑制作用が検出可能な範
囲であっても、同様の効能を有することが報告されてい
る市販薬と比較して、セロトニン取り込みが約25%以
上、好ましくは約50%以上、より好ましくは約80%
以上抑制されているNK−1受容体アンタゴニストは、
本発明に好適に使用することができる。尚、本発明にお
いてはセロトニンの「取り込み作用」とは狭義の「再取
り込み作用」をも包含するものであり、それぞれの作用
は当分野で公知である。
い」とは、セロトニン取り込み抑制作用が検出限度以下
であることをいう。セロトニン取り込み抑制作用は、自
体公知の方法、例えば、ザ・ジャーナル・オブ・バイオ
ロジカルケミストリー(The Journal of Biological Ch
emistry)、7124-7130頁、269巻、1994年に記載の方法
あるいはそれに準じる方法に従って測定することができ
る。また、セロトニン取り込み抑制作用が検出可能な範
囲であっても、同様の効能を有することが報告されてい
る市販薬と比較して、セロトニン取り込みが約25%以
上、好ましくは約50%以上、より好ましくは約80%
以上抑制されているNK−1受容体アンタゴニストは、
本発明に好適に使用することができる。尚、本発明にお
いてはセロトニンの「取り込み作用」とは狭義の「再取
り込み作用」をも包含するものであり、それぞれの作用
は当分野で公知である。
【0030】「視床下部移行性を有する」とは、NK−
1受容体アンタゴニストまたはそのプロドラッグが視床
下部に到達し得ることをいう。視床下部移行性は、自体
公知の方法、例えば、日薬理誌(Folia pharmacol.japo
n.)、109-123頁、88巻、1986年に記載の方法あるいは
それに準じる方法に従って測定することができる。ま
た、本発明では、視床下部以外の脳組織(例、前頭葉、
後頭葉、視床)に移行性を有するNK−1受容体アンタ
ゴニストまたはそのプロドラッグを使用することもでき
る。
1受容体アンタゴニストまたはそのプロドラッグが視床
下部に到達し得ることをいう。視床下部移行性は、自体
公知の方法、例えば、日薬理誌(Folia pharmacol.japo
n.)、109-123頁、88巻、1986年に記載の方法あるいは
それに準じる方法に従って測定することができる。ま
た、本発明では、視床下部以外の脳組織(例、前頭葉、
後頭葉、視床)に移行性を有するNK−1受容体アンタ
ゴニストまたはそのプロドラッグを使用することもでき
る。
【0031】「排尿反射抑制作用を有する」とは、例え
ば、コントロール群と比較して、約25%以上、好まし
くは約50%以上、より好ましくは約80%以上の排尿
反射抑制作用を有することをいう。ここで、「コントロ
ール群」とは薬物の溶媒のみを投与した群をいう。排尿
反射抑制作用は、自体公知の方法、例えば、ヨーロピア
ン・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(European J
ournal of Pharmacology)、241-246頁、395巻、2000年
に記載の方法あるいはそれに準じる方法に従って測定す
ることができる。
ば、コントロール群と比較して、約25%以上、好まし
くは約50%以上、より好ましくは約80%以上の排尿
反射抑制作用を有することをいう。ここで、「コントロ
ール群」とは薬物の溶媒のみを投与した群をいう。排尿
反射抑制作用は、自体公知の方法、例えば、ヨーロピア
ン・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(European J
ournal of Pharmacology)、241-246頁、395巻、2000年
に記載の方法あるいはそれに準じる方法に従って測定す
ることができる。
【0032】上記の特定の性質を有するNK−1受容体
アンタゴニストは、従来の抗うつ剤などに見られる性機
能不全(例、男性勃起機能不全、女性生殖器機能不全)
などの副作用が著しく軽減されており、かつ毒性が低
く、安全である。したがって、上記の特定の性質を有す
るNK−1受容体アンタゴニストを含有する医薬ないし
医薬組成物は、哺乳動物(例えば、マウス、ラット、ハ
ムスター、ウサギ、ネコ、イヌ、ウシ、ヒツジ、サル、
ヒトなど)に対する情緒障害の予防・治療剤として、特
にうつ病、不安症、躁鬱病、精神分裂病、頻尿・尿失禁
および/または過敏性腸疾患を伴ううつ病、頻尿・尿失
禁患者の気分障害、視床下部内分泌系の日内リズムの異
常などの疾患の予防・治療剤として有用である。
アンタゴニストは、従来の抗うつ剤などに見られる性機
能不全(例、男性勃起機能不全、女性生殖器機能不全)
などの副作用が著しく軽減されており、かつ毒性が低
く、安全である。したがって、上記の特定の性質を有す
るNK−1受容体アンタゴニストを含有する医薬ないし
医薬組成物は、哺乳動物(例えば、マウス、ラット、ハ
ムスター、ウサギ、ネコ、イヌ、ウシ、ヒツジ、サル、
ヒトなど)に対する情緒障害の予防・治療剤として、特
にうつ病、不安症、躁鬱病、精神分裂病、頻尿・尿失禁
および/または過敏性腸疾患を伴ううつ病、頻尿・尿失
禁患者の気分障害、視床下部内分泌系の日内リズムの異
常などの疾患の予防・治療剤として有用である。
【0033】上記特定の性質を有する、本発明の情緒障
害の予防・治療薬に用いられるNK−1受容体アンタゴ
ニストは、具体的には、特開平9−263585号公
報、EP0652218,EP0360390,EP0
394989,EP0429366,EP044313
2,EP0482539,EP0512901,EP0
512902,EP0541273,EP051427
5,EP0517589,EP0520555,EP0
522808,EP0528495,EP053245
6,EP0533280,EP0536817,EP0
545478,EP0577394,EP059015
2,EP0599538,EP0610793,EP0
634402,EP0686629,EP063948
9,EP0694535,EP0699655,EP0
699674,EP0707006,EP070810
1,EP0714891,EP0723959,EP0
733632,EP0776893,WO90/055
25,WO90/05729,WO91/09844,
WO91/18899,WO92/01688,WO9
2/06079,WO92/12151,WO92/1
5585,WO92/117449,WO92/206
61,WO92/20676,WO92/21677,
WO93/00330,WO93/00331,WO9
3/01159,WO93/01165,WO93/0
1169,WO93/01170,WO93/0609
9,WO93/09116,WO93/10073,W
O93/14113,WO93/18023,WO93
/19064,WO93/21155,WO93/21
181,WO93/23380,WO93/2446
5,WO94/01402,WO94/02461,W
O94/03429,WO94/03445,WO94
/04494,WO94/04496,WO94/05
625,WO94/07843,WO94/1016
5,WO94/10167,WO94/10168,W
O94/10170,WO94/11368,WO94
/13639,WO94/13663,WO94/14
767,WO94/15903,WO94/1932
0,WO94/19323,WO94/20500,W
O94/26735,WO94/26740,WO94
/29309,WO95/02595,WO95/04
040,WO95/04042,WO95/0664
5,WO95/07886,WO95/07908,W
O95/08549,WO95/11880,WO95
/14017,WO95/15311,WO95/16
679,WO95/17382,WO95/1812
4,WO95/18129,WO95/19344,W
O95/20575,WO95/121819,WO9
6/122525,WO95/123798,WO95
/26338,WO95/28418,WO95/30
674,WO95/30687,WO96/0519
3,WO96/05203,WO96/06094,W
O96/07649,WO96/10562,WO96
/16939,WO96/18643,WO96/20
197,WO96/21661,WO96/2930
4,WO96/29317,WO96/129326,
WO96/29328,WO96/31214,WO9
6/132385,WO96/37489,WO97/
01553,WO97/01554,WO97/030
66,WO97/08144,WO97/14671,
WO97/17362,WO97/18206,WO9
7/19084,WO97/19942,WO97/2
1702などに記載のNK−1受容体アンタゴニスト、
以下に詳述する化合物(I)、(Ia)またはその塩あるいは
そのプロドラッグの他、将来見い出されるであろう新規
なNK−1受容体アンタゴニストなどから選択できる。
害の予防・治療薬に用いられるNK−1受容体アンタゴ
ニストは、具体的には、特開平9−263585号公
報、EP0652218,EP0360390,EP0
394989,EP0429366,EP044313
2,EP0482539,EP0512901,EP0
512902,EP0541273,EP051427
5,EP0517589,EP0520555,EP0
522808,EP0528495,EP053245
6,EP0533280,EP0536817,EP0
545478,EP0577394,EP059015
2,EP0599538,EP0610793,EP0
634402,EP0686629,EP063948
9,EP0694535,EP0699655,EP0
699674,EP0707006,EP070810
1,EP0714891,EP0723959,EP0
733632,EP0776893,WO90/055
25,WO90/05729,WO91/09844,
WO91/18899,WO92/01688,WO9
2/06079,WO92/12151,WO92/1
5585,WO92/117449,WO92/206
61,WO92/20676,WO92/21677,
WO93/00330,WO93/00331,WO9
3/01159,WO93/01165,WO93/0
1169,WO93/01170,WO93/0609
9,WO93/09116,WO93/10073,W
O93/14113,WO93/18023,WO93
/19064,WO93/21155,WO93/21
181,WO93/23380,WO93/2446
5,WO94/01402,WO94/02461,W
O94/03429,WO94/03445,WO94
/04494,WO94/04496,WO94/05
625,WO94/07843,WO94/1016
5,WO94/10167,WO94/10168,W
O94/10170,WO94/11368,WO94
/13639,WO94/13663,WO94/14
767,WO94/15903,WO94/1932
0,WO94/19323,WO94/20500,W
O94/26735,WO94/26740,WO94
/29309,WO95/02595,WO95/04
040,WO95/04042,WO95/0664
5,WO95/07886,WO95/07908,W
O95/08549,WO95/11880,WO95
/14017,WO95/15311,WO95/16
679,WO95/17382,WO95/1812
4,WO95/18129,WO95/19344,W
O95/20575,WO95/121819,WO9
6/122525,WO95/123798,WO95
/26338,WO95/28418,WO95/30
674,WO95/30687,WO96/0519
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O96/07649,WO96/10562,WO96
/16939,WO96/18643,WO96/20
197,WO96/21661,WO96/2930
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WO96/29328,WO96/31214,WO9
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66,WO97/08144,WO97/14671,
WO97/17362,WO97/18206,WO9
7/19084,WO97/19942,WO97/2
1702などに記載のNK−1受容体アンタゴニスト、
以下に詳述する化合物(I)、(Ia)またはその塩あるいは
そのプロドラッグの他、将来見い出されるであろう新規
なNK−1受容体アンタゴニストなどから選択できる。
【0034】以下に、化合物(I)を詳細に説明する。 「M環、XおよびY」について
【0035】
【化8】
【0036】「RaおよびRb」について 前記一般式(I)中、RaおよびRbは共に結合してA環を
形成するか、あるいは同一または異なって水素原子また
はM環における置換基を示す。
形成するか、あるいは同一または異なって水素原子また
はM環における置換基を示す。
【0037】M環における置換基RaおよびRbとして
は、例えば、ハロゲン原子、置換基を有していていても
よいアルキル基、ハロゲン化されていてもよいアルコキ
シ基、ハロゲン化されていてもよいアルキルチオ基、シ
クロアルキル基、アリール基、アシルアミノ基、アシル
オキシ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、アミ
ノ基、モノ−またはジ−アルキルアミノ基、環状アミノ
基(例えば、窒素原子以外に酸素原子、硫黄原子などの
ヘテロ原子を含んでいてもよい環状アミノ基)、アルキ
ルカルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、
アルコキシカルボニル基、カルボキシル基、アルキルカ
ルボニル基、カルバモイル基、モノ−またはジ−アルキ
ルカルバモイル基、アルキルスルホニル基、オキソ基な
どが挙げられる。
は、例えば、ハロゲン原子、置換基を有していていても
よいアルキル基、ハロゲン化されていてもよいアルコキ
シ基、ハロゲン化されていてもよいアルキルチオ基、シ
クロアルキル基、アリール基、アシルアミノ基、アシル
オキシ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、アミ
ノ基、モノ−またはジ−アルキルアミノ基、環状アミノ
基(例えば、窒素原子以外に酸素原子、硫黄原子などの
ヘテロ原子を含んでいてもよい環状アミノ基)、アルキ
ルカルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、
アルコキシカルボニル基、カルボキシル基、アルキルカ
ルボニル基、カルバモイル基、モノ−またはジ−アルキ
ルカルバモイル基、アルキルスルホニル基、オキソ基な
どが挙げられる。
【0038】前記「ハロゲン原子」には、例えば、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素原子が含まれる。好ましいハロ
ゲン原子には、例えば、フッ素、塩素、臭素原子が含ま
れる。
素、塩素、臭素、ヨウ素原子が含まれる。好ましいハロ
ゲン原子には、例えば、フッ素、塩素、臭素原子が含ま
れる。
【0039】「置換基を有していてもよいアルキル基」
としては、例えば、ヒドロキシル基、C1-6 アルコキシ
基(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、イソ
ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシなどのC1-4
アルコキシ基など)、C1-6アルキルチオ基(メチルチ
オ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオ、イソブチ
ルチオ、sec−ブチルチオ、tert−ブチルチオなどのC
1-4 アルキルチオ基など)、アミノ基、C1-7 アシルア
ミノ基(ホルミルアミノ、アセチルアミノ、プロピオニ
ルアミノ、ブチリルアミノ、ベンゾイルアミノ基な
ど)、N−アルキルアミノ基、カルボキシル基、ニトロ
基、モノ−またはジ−C1-6 アルキルアミノ基(例え
ば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ブ
チルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ基などの
モノ−またはジ−C1-4 アルキルアミノ基など)、置換
基を有していてもよい,1または2個の同素環が置換し
たN−置換アミノ基(例えば、シクロプロピルアミノ、
シクロブチルアミノ、シクロヘキシルアミノ基などのモ
ノ−またはジ−C3-8 シクロアルキルアミノ基;フェニ
ルアミノ基などのC6-10アリールアミノ基など)、置換
基を有していてもよい複素環基[例えば、窒素原子以外
に酸素原子、硫黄原子などのヘテロ原子を1〜3個含ん
でいてもよい5〜9員の環状アミノ基(例えば、ピペリ
ジノ、4−メチルピペリジノ、モルホリノ、チオモルホ
リノ、ピペラジニル、4−メチルピペラジニル、4−エ
チルピペラジニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、
ピラゾリジニルなどの5または6員の非芳香族環状アミ
ノ基;ピリジル、ピラジル、ピリミジニル、ピリダジニ
ル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリルなどの5また
は6員の芳香族環状アミノ基など)、チオフェニル、フ
ラニル、チアゾール、イソチアゾール、オキサゾールお
よびイソオキサゾール基などの芳香族複素環基、テトラ
ヒドロピリジル、ジヒドロピリジル、テトラヒドロピラ
ジル、テトラヒドロピリミジニル、テトラヒドロピリダ
ジニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロピロリル、ジヒド
ロイミダゾリル、ジヒドロピラゾリル、ジヒドロチオフ
ェニル、ジヒドロフラニル、ジヒドロチアゾリル、ジヒ
ドロイソチアゾリル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロ
イソオキサゾリル、ヘキサヒドロピリミジニル、ヘキサ
ヒドロピリダジニル、テトラヒドロピラニル、ピラゾリ
ジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラヒドロフラ
ニル、テトラヒドロチアゾリル、テトラヒドロイソチア
ゾリル、テトラヒドロオキサゾリル、テトラヒドロイソ
キサゾリル基などの非芳香族複素環基など]、アルキル
スルホニルアミノ基(例えば、メチルスルホニルアミ
ノ、エチルスルホニルアミノ基などC1-4 アルキルスル
ホニルアミノ基など)、C1-6 アルキル−カルボニルオ
キシ基(例えば、アセトキシ、エチルカルボニルオキ
シ、プロピルカルボニルオキシ、ブチルカルボニルオキ
シ基などのC1-4アルキル−カルボニルオキシ基など)
およびハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素原子
など)などから選ばれた1〜5個の置換基を有していて
もよいC1- 6 アルキル基(例えば、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec −ブ
チル、tert−ブチル基など)などが挙げられる。
としては、例えば、ヒドロキシル基、C1-6 アルコキシ
基(メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、イソ
ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシなどのC1-4
アルコキシ基など)、C1-6アルキルチオ基(メチルチ
オ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオ、イソブチ
ルチオ、sec−ブチルチオ、tert−ブチルチオなどのC
1-4 アルキルチオ基など)、アミノ基、C1-7 アシルア
ミノ基(ホルミルアミノ、アセチルアミノ、プロピオニ
ルアミノ、ブチリルアミノ、ベンゾイルアミノ基な
ど)、N−アルキルアミノ基、カルボキシル基、ニトロ
基、モノ−またはジ−C1-6 アルキルアミノ基(例え
ば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ブ
チルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ基などの
モノ−またはジ−C1-4 アルキルアミノ基など)、置換
基を有していてもよい,1または2個の同素環が置換し
たN−置換アミノ基(例えば、シクロプロピルアミノ、
シクロブチルアミノ、シクロヘキシルアミノ基などのモ
ノ−またはジ−C3-8 シクロアルキルアミノ基;フェニ
ルアミノ基などのC6-10アリールアミノ基など)、置換
基を有していてもよい複素環基[例えば、窒素原子以外
に酸素原子、硫黄原子などのヘテロ原子を1〜3個含ん
でいてもよい5〜9員の環状アミノ基(例えば、ピペリ
ジノ、4−メチルピペリジノ、モルホリノ、チオモルホ
リノ、ピペラジニル、4−メチルピペラジニル、4−エ
チルピペラジニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、
ピラゾリジニルなどの5または6員の非芳香族環状アミ
ノ基;ピリジル、ピラジル、ピリミジニル、ピリダジニ
ル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリルなどの5また
は6員の芳香族環状アミノ基など)、チオフェニル、フ
ラニル、チアゾール、イソチアゾール、オキサゾールお
よびイソオキサゾール基などの芳香族複素環基、テトラ
ヒドロピリジル、ジヒドロピリジル、テトラヒドロピラ
ジル、テトラヒドロピリミジニル、テトラヒドロピリダ
ジニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロピロリル、ジヒド
ロイミダゾリル、ジヒドロピラゾリル、ジヒドロチオフ
ェニル、ジヒドロフラニル、ジヒドロチアゾリル、ジヒ
ドロイソチアゾリル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロ
イソオキサゾリル、ヘキサヒドロピリミジニル、ヘキサ
ヒドロピリダジニル、テトラヒドロピラニル、ピラゾリ
ジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラヒドロフラ
ニル、テトラヒドロチアゾリル、テトラヒドロイソチア
ゾリル、テトラヒドロオキサゾリル、テトラヒドロイソ
キサゾリル基などの非芳香族複素環基など]、アルキル
スルホニルアミノ基(例えば、メチルスルホニルアミ
ノ、エチルスルホニルアミノ基などC1-4 アルキルスル
ホニルアミノ基など)、C1-6 アルキル−カルボニルオ
キシ基(例えば、アセトキシ、エチルカルボニルオキ
シ、プロピルカルボニルオキシ、ブチルカルボニルオキ
シ基などのC1-4アルキル−カルボニルオキシ基など)
およびハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素原子
など)などから選ばれた1〜5個の置換基を有していて
もよいC1- 6 アルキル基(例えば、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec −ブ
チル、tert−ブチル基など)などが挙げられる。
【0040】好ましい「置換基を有していてもよいアル
キル基」には、1〜4個程度のハロゲン原子が置換して
いてもよいC1-6 アルキル基[特にハロゲン化されてい
てもよいC1-4 アルキル基(例えば、メチル、クロロメ
チル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリクロロ
メチル、トリフルオロメチル、エチル、2−ブロモエチ
ル、2,2,2−トリクロロエチル、2,2,2−トリ
フルオロエチル、ペンタフルオロエチル、プロピル、
3,3,3−トリフルオロプロピル、イソプロピル、1
−(トリフルオロメチル)エチル、ブチル、4,4,4
−トリフルオロブチル、イソブチル、sec −ブチル、te
rt−ブチル基などのC1-4 アルキル基および1〜5個
(特に1〜3個)程度のハロゲン原子が置換したC1-4
アルキル基など)]、C1-6 アルコキシ−C1-6 アルキ
ル基(例えば、メトキシメチル、エトキシメチル、イソ
プロポキシメチル、ブトキシメチル、メトキシエチル、
エトキシエチルなどのC1-4 アルコキシ−C1-4 アルキ
ル基)、C1-6 アルキルチオ−C1-6 アルキル基(例え
ば、メチルチオメチル、エチルチオメチル、ブチルチオ
メチル、メチルチオエチル、エチルチオエチル基などの
C1-4 アルキルチオ−C1-4 アルキル基)、アミノ−C
1-6 アルキル基(例えば、アミノメチル、2−アミノエ
チル、2−アミノプロピル、3−アミノプロピル、2−
アミノブチル、3−アミノブチル、4−アミノブチル基
などのアミノ−C1-4 アルキル基)、C1-7 アシルアミ
ノ−C1-6 アルキル基(ホルミルアミノメチル、アセチ
ルアミノメチル、プロピオニルアミノメチル、ホルミル
アミノエチル、アセチルアミノエチル、プロピオニルア
ミノエチル、ブチリルアミノエチル、ベンゾイルアミノ
メチル基などのC1-7 アシルアミノ−C1-4 アルキル
基)、モノ−またはジ−C1-6 アルキルアミノ−C1-6
アルキル基(例えば、メチルアミノメチル、エチルアミ
ノメチル、ブチルアミノメチル、ジメチルアミノメチ
ル、ジエチルアミノメチル、2−(N−メチルアミノ)
エチル、2−(N−エチルアミノ)エチル、2−(N−
メチルアミノ)プロピル、3−(N−メチルアミノ)プ
ロピル、3−(N−メチルアミノ)ブチル、4−(N−
メチルアミノ)ブチル、2−(N−ジメチルアミノ)エ
チル、2−(N−ジエチルアミノ)エチル基などのモノ
−またはジ−C1-4 アルキルアミノ−C1-4 アルキル
基)、C3-10シクロアルキルアミノ−C1-6 アルキル基
(例えば、シクロプロピルアミノメチル、シクロブチル
アミノメチル、シクロヘキシルアミノメチル、シクロプ
ロピルアミノエチル、シクロブチルアミノエチル、シク
ロヘキシルアミノエチル基などのC3-8シクロアルキル
アミノ−C1-4 アルキル基)、C6-10アリールアミノ−
C1-6 アルキル基(例えば、フェニルアミノメチル基な
どのC6-10アリールアミノ−C1-4 アルキル基)、窒素
原子以外に酸素原子、硫黄原子などのヘテロ原子を1〜
3個含んでいてもよい5または6員の環状アミノ−C
1-6 アルキル基(例えば、ピペリジノメチル、4−メチ
ルピペリジノメチル、モルホリノメチル、チオモルホリ
ノメチル、ピペラジニルメチル、4−メチルピペラジニ
ルメチル、ピペリジノエチル、モルホリノエチル、ピペ
ラジニルエチルなどの非芳香族環状アミノ−C1-4 アル
キル基;ピリジルメチル、ピリミジニルメチル、イミダ
ゾリルメチル、ピリジルエチルなどの5または6員の芳
香族環状アミノ−C1-4 アルキル基など)、C1-6 アル
キルスルホニルアミノ−C1-6 アルキル基(例えば、メ
チルスルホニルアミノメチル、エチルスルホニルアミノ
メチル、メチルスルホニルアミノエチル、エチルスルホ
ニルアミノエチル基などのC1-4 アルキルスルホニルア
ミノ−C1-6 アルキル基)、C1-6 アルキル−カルボニ
ルオキシ−C1-6 アルキル基(例えば、メチルカルボニ
ルオキシメチル、エチルカルボニルオキシメチル、ブチ
ルカルボニルオキシメチル、メチルカルボニルオキシエ
チル、エチルカルボニルオキシエチル基などのC1-4 ア
ルキル−カルボニルオキシ−C1-4 アルキル基)などが
含まれる。「ハロゲン化されていてもよいアルコキシ
基」としては、例えば、C1-6 アルコキシ基または1〜
5個程度のハロゲン原子が置換したC1-6 アルコキシ基
などが挙げられる。このようなアルコキシ基またはハロ
ゲン化アルコキシ基には、例えば、メトキシ、フルオロ
メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキ
シ、トリクロロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリ
フルオロエトキシ、2,2,2−トリクロロエトキシ、
ペンタフルオロエトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、4,4,4−トリフルオロブトキシ、イ
ソブトキシ、sec −ブトキシ、ペントキシ、ヘキシルオ
キシ基などが含まれる。好ましい「ハロゲン化されてい
てもよいアルコキシ基」には、C1-4 アルコキシ基、ま
たは1〜3個程度のハロゲン原子が置換したC1-4 アル
コキシ基、例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ、ト
リフルオロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフル
オロエトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、4,4,4−トリフルオロブトキシ、イソブトキ
シ、sec −ブトキシ基などが含まれる。
キル基」には、1〜4個程度のハロゲン原子が置換して
いてもよいC1-6 アルキル基[特にハロゲン化されてい
てもよいC1-4 アルキル基(例えば、メチル、クロロメ
チル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリクロロ
メチル、トリフルオロメチル、エチル、2−ブロモエチ
ル、2,2,2−トリクロロエチル、2,2,2−トリ
フルオロエチル、ペンタフルオロエチル、プロピル、
3,3,3−トリフルオロプロピル、イソプロピル、1
−(トリフルオロメチル)エチル、ブチル、4,4,4
−トリフルオロブチル、イソブチル、sec −ブチル、te
rt−ブチル基などのC1-4 アルキル基および1〜5個
(特に1〜3個)程度のハロゲン原子が置換したC1-4
アルキル基など)]、C1-6 アルコキシ−C1-6 アルキ
ル基(例えば、メトキシメチル、エトキシメチル、イソ
プロポキシメチル、ブトキシメチル、メトキシエチル、
エトキシエチルなどのC1-4 アルコキシ−C1-4 アルキ
ル基)、C1-6 アルキルチオ−C1-6 アルキル基(例え
ば、メチルチオメチル、エチルチオメチル、ブチルチオ
メチル、メチルチオエチル、エチルチオエチル基などの
C1-4 アルキルチオ−C1-4 アルキル基)、アミノ−C
1-6 アルキル基(例えば、アミノメチル、2−アミノエ
チル、2−アミノプロピル、3−アミノプロピル、2−
アミノブチル、3−アミノブチル、4−アミノブチル基
などのアミノ−C1-4 アルキル基)、C1-7 アシルアミ
ノ−C1-6 アルキル基(ホルミルアミノメチル、アセチ
ルアミノメチル、プロピオニルアミノメチル、ホルミル
アミノエチル、アセチルアミノエチル、プロピオニルア
ミノエチル、ブチリルアミノエチル、ベンゾイルアミノ
メチル基などのC1-7 アシルアミノ−C1-4 アルキル
基)、モノ−またはジ−C1-6 アルキルアミノ−C1-6
アルキル基(例えば、メチルアミノメチル、エチルアミ
ノメチル、ブチルアミノメチル、ジメチルアミノメチ
ル、ジエチルアミノメチル、2−(N−メチルアミノ)
エチル、2−(N−エチルアミノ)エチル、2−(N−
メチルアミノ)プロピル、3−(N−メチルアミノ)プ
ロピル、3−(N−メチルアミノ)ブチル、4−(N−
メチルアミノ)ブチル、2−(N−ジメチルアミノ)エ
チル、2−(N−ジエチルアミノ)エチル基などのモノ
−またはジ−C1-4 アルキルアミノ−C1-4 アルキル
基)、C3-10シクロアルキルアミノ−C1-6 アルキル基
(例えば、シクロプロピルアミノメチル、シクロブチル
アミノメチル、シクロヘキシルアミノメチル、シクロプ
ロピルアミノエチル、シクロブチルアミノエチル、シク
ロヘキシルアミノエチル基などのC3-8シクロアルキル
アミノ−C1-4 アルキル基)、C6-10アリールアミノ−
C1-6 アルキル基(例えば、フェニルアミノメチル基な
どのC6-10アリールアミノ−C1-4 アルキル基)、窒素
原子以外に酸素原子、硫黄原子などのヘテロ原子を1〜
3個含んでいてもよい5または6員の環状アミノ−C
1-6 アルキル基(例えば、ピペリジノメチル、4−メチ
ルピペリジノメチル、モルホリノメチル、チオモルホリ
ノメチル、ピペラジニルメチル、4−メチルピペラジニ
ルメチル、ピペリジノエチル、モルホリノエチル、ピペ
ラジニルエチルなどの非芳香族環状アミノ−C1-4 アル
キル基;ピリジルメチル、ピリミジニルメチル、イミダ
ゾリルメチル、ピリジルエチルなどの5または6員の芳
香族環状アミノ−C1-4 アルキル基など)、C1-6 アル
キルスルホニルアミノ−C1-6 アルキル基(例えば、メ
チルスルホニルアミノメチル、エチルスルホニルアミノ
メチル、メチルスルホニルアミノエチル、エチルスルホ
ニルアミノエチル基などのC1-4 アルキルスルホニルア
ミノ−C1-6 アルキル基)、C1-6 アルキル−カルボニ
ルオキシ−C1-6 アルキル基(例えば、メチルカルボニ
ルオキシメチル、エチルカルボニルオキシメチル、ブチ
ルカルボニルオキシメチル、メチルカルボニルオキシエ
チル、エチルカルボニルオキシエチル基などのC1-4 ア
ルキル−カルボニルオキシ−C1-4 アルキル基)などが
含まれる。「ハロゲン化されていてもよいアルコキシ
基」としては、例えば、C1-6 アルコキシ基または1〜
5個程度のハロゲン原子が置換したC1-6 アルコキシ基
などが挙げられる。このようなアルコキシ基またはハロ
ゲン化アルコキシ基には、例えば、メトキシ、フルオロ
メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキ
シ、トリクロロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリ
フルオロエトキシ、2,2,2−トリクロロエトキシ、
ペンタフルオロエトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、4,4,4−トリフルオロブトキシ、イ
ソブトキシ、sec −ブトキシ、ペントキシ、ヘキシルオ
キシ基などが含まれる。好ましい「ハロゲン化されてい
てもよいアルコキシ基」には、C1-4 アルコキシ基、ま
たは1〜3個程度のハロゲン原子が置換したC1-4 アル
コキシ基、例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ、ト
リフルオロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフル
オロエトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、4,4,4−トリフルオロブトキシ、イソブトキ
シ、sec −ブトキシ基などが含まれる。
【0041】「ハロゲン化されていてもよいアルキルチ
オ基」には、例えば、C1-6 アルキルチオ基、および1
〜5個程度のハロゲン原子を有するC1-6 アルキルチオ
基などが含まれ、このようなアルキルチオ基やハロゲン
化アルキルチオ基としては、例えば、メチルチオ、ジフ
ルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチ
オ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、
4,4,4−トリフルオロブチルチオ、ペンチルチオ、
ヘキシルチオ基などが挙げられる。好ましい「ハロゲン
化されていてもよいアルキルチオ基」には、C1-4 アル
キルチオ基、または1〜3個程度のハロゲン原子が置換
したC1-4 アルキルチオ基、例えば、メチルチオ、ジフ
ルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチ
オ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、
4,4,4−トリフルオロブチルチオ基などが含まれ
る。
オ基」には、例えば、C1-6 アルキルチオ基、および1
〜5個程度のハロゲン原子を有するC1-6 アルキルチオ
基などが含まれ、このようなアルキルチオ基やハロゲン
化アルキルチオ基としては、例えば、メチルチオ、ジフ
ルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチ
オ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、
4,4,4−トリフルオロブチルチオ、ペンチルチオ、
ヘキシルチオ基などが挙げられる。好ましい「ハロゲン
化されていてもよいアルキルチオ基」には、C1-4 アル
キルチオ基、または1〜3個程度のハロゲン原子が置換
したC1-4 アルキルチオ基、例えば、メチルチオ、ジフ
ルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチ
オ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、
4,4,4−トリフルオロブチルチオ基などが含まれ
る。
【0042】さらに、「シクロアルキル基」には、C
3-10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シク
ロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオ
クチル基など)などが含まれ、「アリール基」には、C
6-10アリール基(例えば、フェニル基など)、「アシル
アミノ基」には、例えば、C1-7 アシルアミノ基(例え
ば、ホルミルアミノ、アセチルアミノ、プロピオニルア
ミノ、ブチリルアミノ、ベンゾイルアミノ基など)など
が含まれる。「アシルオキシ基」には、例えば、C1-3
アシルオキシ基(例えば、ホルミルオキシ、アセトキ
シ、プロピオニルオキシ基など)などが含まれる。「モ
ノ−またはジ−アルキルアミノ基」としては、例えば、
モノ−またはジ−C1-6 アルキルアミノ基(例えば、メ
チルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチル
アミノ、ジエチルアミノ基などのモノ−またはジ−C
1-4 アルキルアミノ基)などが挙げられる。また、「環
状アミノ基」には、例えば、窒素原子以外に酸素原子、
硫黄原子などのヘテロ原子を1〜3個含んでいてもよい
5〜9員の環状アミノ基(例えば、ピロリジノ、ピペリ
ジノ、モルホリノ、チオモルホリノ基など)などが含ま
れる。「アルキルカルボニルアミノ基」には、例えば、
C1-6 アルキル−カルボニルアミノ基(例えば、アセチ
ルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ基など
のC1-4 アルキル−カルボニルアミノ基)、「アルキル
スルホニルアミノ基」には、例えば、C1-6アルキルス
ルホニルアミノ基(例えば、メチルスルホニルアミノ、
エチルスルホニルアミノ基などのC1-4 アルキルスルホ
ニルアミノ基)、「アルコキシカルボニル基」には、例
えば、C1-6 アルコキシ−カルボニル基(例えば、メト
キシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカル
ボニル、ブトキシカルボニル基などのC1-4 アルコキシ
−カルボニル基)、「アルキルカルボニル基」には、例
えば、C1-6 アルキル−カルボニル基(例えば、ホルミ
ル、メチルカルボニル、エチルカルボニル、プロピルカ
ルボニル基など)、「モノ−またはジ−アルキルカルバ
モイル基」には、例えば、モノ−またはジ−C1-6 アル
キルカルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル、エ
チルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、ジエチルカ
ルバモイル基などのモノ−またはジ−C1-4 アルキルカ
ルバモイル基)、「アルキルスルホニル基」には、例え
ば、C1-6 アルキルスルホニル基(例えば、メチルスル
ホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル基な
ど)などが含まれる。
3-10シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シク
ロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオ
クチル基など)などが含まれ、「アリール基」には、C
6-10アリール基(例えば、フェニル基など)、「アシル
アミノ基」には、例えば、C1-7 アシルアミノ基(例え
ば、ホルミルアミノ、アセチルアミノ、プロピオニルア
ミノ、ブチリルアミノ、ベンゾイルアミノ基など)など
が含まれる。「アシルオキシ基」には、例えば、C1-3
アシルオキシ基(例えば、ホルミルオキシ、アセトキ
シ、プロピオニルオキシ基など)などが含まれる。「モ
ノ−またはジ−アルキルアミノ基」としては、例えば、
モノ−またはジ−C1-6 アルキルアミノ基(例えば、メ
チルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチル
アミノ、ジエチルアミノ基などのモノ−またはジ−C
1-4 アルキルアミノ基)などが挙げられる。また、「環
状アミノ基」には、例えば、窒素原子以外に酸素原子、
硫黄原子などのヘテロ原子を1〜3個含んでいてもよい
5〜9員の環状アミノ基(例えば、ピロリジノ、ピペリ
ジノ、モルホリノ、チオモルホリノ基など)などが含ま
れる。「アルキルカルボニルアミノ基」には、例えば、
C1-6 アルキル−カルボニルアミノ基(例えば、アセチ
ルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ基など
のC1-4 アルキル−カルボニルアミノ基)、「アルキル
スルホニルアミノ基」には、例えば、C1-6アルキルス
ルホニルアミノ基(例えば、メチルスルホニルアミノ、
エチルスルホニルアミノ基などのC1-4 アルキルスルホ
ニルアミノ基)、「アルコキシカルボニル基」には、例
えば、C1-6 アルコキシ−カルボニル基(例えば、メト
キシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカル
ボニル、ブトキシカルボニル基などのC1-4 アルコキシ
−カルボニル基)、「アルキルカルボニル基」には、例
えば、C1-6 アルキル−カルボニル基(例えば、ホルミ
ル、メチルカルボニル、エチルカルボニル、プロピルカ
ルボニル基など)、「モノ−またはジ−アルキルカルバ
モイル基」には、例えば、モノ−またはジ−C1-6 アル
キルカルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル、エ
チルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、ジエチルカ
ルバモイル基などのモノ−またはジ−C1-4 アルキルカ
ルバモイル基)、「アルキルスルホニル基」には、例え
ば、C1-6 アルキルスルホニル基(例えば、メチルスル
ホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル基な
ど)などが含まれる。
【0043】「A環およびB環」について 前記式(I)および(Ia)中、A環およびB環は、それぞ
れ、置換基を有していてもよい同素または複素環であ
り、その少なくとも一方は置換基を有していてもよい複
素環である。
れ、置換基を有していてもよい同素または複素環であ
り、その少なくとも一方は置換基を有していてもよい複
素環である。
【0044】前記「同素または複素環」には、例えば、
(i)炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子
から選ばれた1種または2種のヘテロ原子を、好ましく
は1個ないし3個含む芳香族複素環または非芳香族複素
環、または(ii)炭素原子からなる環状炭化水素(同素
環)などが含まれる。
(i)炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子
から選ばれた1種または2種のヘテロ原子を、好ましく
は1個ないし3個含む芳香族複素環または非芳香族複素
環、または(ii)炭素原子からなる環状炭化水素(同素
環)などが含まれる。
【0045】「芳香族複素環」としては、例えば、炭素
原子以外に、窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選
ばれたヘテロ原子を1個ないし3個含む5または6員の
芳香族複素環(例えば、ピリジン、ピラジン、ピリミジ
ン、ピリダジン、ピロール、イミダゾール、ピラゾー
ル、トリアゾール、チオフェン、フラン、チアゾール、
イソチアゾール、オキサゾールおよびイソオキサゾール
環など)などが挙げられる。好ましい芳香族複素環に
は、例えば、ピリジン、ピラジンおよびチオフェン環な
どの他、例えば、ピロール、チアゾール環なども含まれ
る。特に(i)炭素原子以外に窒素原子を1個または2個
含む6員の含窒素複素環(例えば、ピリジン、ピラジン
環など)または(ii)炭素原子以外に硫黄原子を1個含む
5員の芳香族複素環(例えば、チオフェン環など)など
が好ましい。
原子以外に、窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選
ばれたヘテロ原子を1個ないし3個含む5または6員の
芳香族複素環(例えば、ピリジン、ピラジン、ピリミジ
ン、ピリダジン、ピロール、イミダゾール、ピラゾー
ル、トリアゾール、チオフェン、フラン、チアゾール、
イソチアゾール、オキサゾールおよびイソオキサゾール
環など)などが挙げられる。好ましい芳香族複素環に
は、例えば、ピリジン、ピラジンおよびチオフェン環な
どの他、例えば、ピロール、チアゾール環なども含まれ
る。特に(i)炭素原子以外に窒素原子を1個または2個
含む6員の含窒素複素環(例えば、ピリジン、ピラジン
環など)または(ii)炭素原子以外に硫黄原子を1個含む
5員の芳香族複素環(例えば、チオフェン環など)など
が好ましい。
【0046】前記「非芳香族複素環」には、例えば、炭
素原子以外に、窒素原子、酸素原子および硫黄原子から
選ばれたヘテロ原子を1個ないし3個含む5ないし9員
の非芳香族複素環、好ましくは5または6員の非芳香族
複素環などが含まれる。
素原子以外に、窒素原子、酸素原子および硫黄原子から
選ばれたヘテロ原子を1個ないし3個含む5ないし9員
の非芳香族複素環、好ましくは5または6員の非芳香族
複素環などが含まれる。
【0047】例えば、A環に関しては、テトラヒドロピ
リジン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピラジン、テ
トラヒドロピリミジン、テトラヒドロピリダジン、ジヒ
ドロピラン、ジヒドロピロール、ジヒドロイミダゾー
ル、ジヒドロピラゾール、ジヒドロチオフェン、ジヒド
ロフラン、ジヒドロチアゾール、ジヒドロイソチアゾー
ル、ジヒドロオキサゾール、ジヒドロイソオキサゾール
環などが挙げられ、B環に関しては、上記のものに加え
て、さらにピペリジン、ピペラジン、ヘキサヒドロピリ
ミジン、ヘキサヒドロピリダジン、テトラヒドロピラ
ン、モルホリン、ピロリジン、イミダゾリジン、ピラゾ
リジン、テトラヒドロチオフェン、テトラヒドロフラ
ン、テトラヒドロチアゾール、テトラヒドロイソチアゾ
ール、テトラヒドロオキサゾール、テトラヒドロイソキ
サゾール環などが挙げられる。A環に関しては、例え
ば、炭素原子以外に、窒素原子を1または2個含む6員
の非芳香族複素環(例えば、テトラヒドロピリジン、テ
トラヒドロピリミジン、テトラヒドロピリダジン環な
ど)などが好ましく、特にテトラヒドロピリジン環など
が汎用される。B環に関しては、例えば、炭素原子以外
に窒素原子を1または2個含む6員の非芳香族複素環
(例えば、ピペリジン、ピペラジン環など)などが好ま
しく、特にピペラジン環などが繁用される。
リジン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピラジン、テ
トラヒドロピリミジン、テトラヒドロピリダジン、ジヒ
ドロピラン、ジヒドロピロール、ジヒドロイミダゾー
ル、ジヒドロピラゾール、ジヒドロチオフェン、ジヒド
ロフラン、ジヒドロチアゾール、ジヒドロイソチアゾー
ル、ジヒドロオキサゾール、ジヒドロイソオキサゾール
環などが挙げられ、B環に関しては、上記のものに加え
て、さらにピペリジン、ピペラジン、ヘキサヒドロピリ
ミジン、ヘキサヒドロピリダジン、テトラヒドロピラ
ン、モルホリン、ピロリジン、イミダゾリジン、ピラゾ
リジン、テトラヒドロチオフェン、テトラヒドロフラ
ン、テトラヒドロチアゾール、テトラヒドロイソチアゾ
ール、テトラヒドロオキサゾール、テトラヒドロイソキ
サゾール環などが挙げられる。A環に関しては、例え
ば、炭素原子以外に、窒素原子を1または2個含む6員
の非芳香族複素環(例えば、テトラヒドロピリジン、テ
トラヒドロピリミジン、テトラヒドロピリダジン環な
ど)などが好ましく、特にテトラヒドロピリジン環など
が汎用される。B環に関しては、例えば、炭素原子以外
に窒素原子を1または2個含む6員の非芳香族複素環
(例えば、ピペリジン、ピペラジン環など)などが好ま
しく、特にピペラジン環などが繁用される。
【0048】前記「環状炭化水素(同素環)」には、例
えば、3ないし10員(例えば、5ないし9員)の環状
炭化水素、好ましくは5または6員の環状炭化水素など
が含まれる。例えば、A環に関しては、ベンゼン、C
3-10シクロアルケン(例えば、シクロブテン、シクロペ
ンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シクロオク
テンなど)などが含まれ、シクロアルケンとしては、C
5-6 シクロアルケン(例えば、シクロペンテン、シクロ
ヘキセンなど)などが好ましい。B環に関しては、上記
のものに加えてさらに、C3-10シクロアルカン(例え
ば、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、
シクロヘプタン、シクロオクタンなど)なども含まれ、
シクロアルカンとしてはC5-6 シクロアルカン(例え
ば、シクロヘキサン、シクロペンタンなど)などが好ま
しい。A環に関しては、例えば、ベンゼン、シクロヘキ
セン環などの6員の同素環が好ましく、特にベンゼン環
などが好ましい。B環に関しては、例えばベンゼン、シ
クロヘキサン環などの6員の同素環が好ましく、特にベ
ンゼン環が好ましい。
えば、3ないし10員(例えば、5ないし9員)の環状
炭化水素、好ましくは5または6員の環状炭化水素など
が含まれる。例えば、A環に関しては、ベンゼン、C
3-10シクロアルケン(例えば、シクロブテン、シクロペ
ンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シクロオク
テンなど)などが含まれ、シクロアルケンとしては、C
5-6 シクロアルケン(例えば、シクロペンテン、シクロ
ヘキセンなど)などが好ましい。B環に関しては、上記
のものに加えてさらに、C3-10シクロアルカン(例え
ば、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、
シクロヘプタン、シクロオクタンなど)なども含まれ、
シクロアルカンとしてはC5-6 シクロアルカン(例え
ば、シクロヘキサン、シクロペンタンなど)などが好ま
しい。A環に関しては、例えば、ベンゼン、シクロヘキ
セン環などの6員の同素環が好ましく、特にベンゼン環
などが好ましい。B環に関しては、例えばベンゼン、シ
クロヘキサン環などの6員の同素環が好ましく、特にベ
ンゼン環が好ましい。
【0049】A環およびB環のうち少なくとも一方は、
置換基を有していてもよい複素環で構成され、A環およ
びB環の双方を、置換基を有していてもよい複素環で構
成してもよい。A環およびB環のうち一方は、置換基
を有していてもよい芳香環で構成され、他方は、置換
基を有していてもよい複素環(特に芳香族複素環)で構
成されるのが好ましい。
置換基を有していてもよい複素環で構成され、A環およ
びB環の双方を、置換基を有していてもよい複素環で構
成してもよい。A環およびB環のうち一方は、置換基
を有していてもよい芳香環で構成され、他方は、置換
基を有していてもよい複素環(特に芳香族複素環)で構
成されるのが好ましい。
【0050】上記「芳香環」には、例えば、(i)前記
「芳香族複素環」、すなわち、炭素原子以外に、窒素原
子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1種または2
種のヘテロ原子を、好ましくは1個ないし3個含む、置
換基を有していてもよい5または6員の芳香族複素環
(例えば、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジ
ン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、トリアゾー
ル、チオフェン、フラン、チアゾール、イソチアゾー
ル、オキサゾールおよびイソオキサゾール環など)また
は(ii)置換基を有していてもよいベンゼン環が含まれ
る。
「芳香族複素環」、すなわち、炭素原子以外に、窒素原
子、硫黄原子および酸素原子から選ばれた1種または2
種のヘテロ原子を、好ましくは1個ないし3個含む、置
換基を有していてもよい5または6員の芳香族複素環
(例えば、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジ
ン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、トリアゾー
ル、チオフェン、フラン、チアゾール、イソチアゾー
ル、オキサゾールおよびイソオキサゾール環など)また
は(ii)置換基を有していてもよいベンゼン環が含まれ
る。
【0051】前記「芳香環」が有していてもよい置換
基としては、例えば、後述するA環およびB環における
のと同様の置換基が挙げられ、前記「置換基を有して
いてもよい芳香族複素環」の「芳香族複素環」には、例
えば、前記「5または6員の芳香族複素環」と同様の芳
香族複素環が挙げられる。また、「置換基を有してい
てもよい芳香族複素環」が有していてもよい置換基とし
ては、例えば、後述するA環およびB環におけるのと同
様の置換基が挙げられる。上記「5または6員の芳香族
複素環」としては、前記「芳香族複素環」の項で述べた
のと同様の複素環などが好ましい。
基としては、例えば、後述するA環およびB環における
のと同様の置換基が挙げられ、前記「置換基を有して
いてもよい芳香族複素環」の「芳香族複素環」には、例
えば、前記「5または6員の芳香族複素環」と同様の芳
香族複素環が挙げられる。また、「置換基を有してい
てもよい芳香族複素環」が有していてもよい置換基とし
ては、例えば、後述するA環およびB環におけるのと同
様の置換基が挙げられる。上記「5または6員の芳香族
複素環」としては、前記「芳香族複素環」の項で述べた
のと同様の複素環などが好ましい。
【0052】さらに好ましくは、A環およびB環のうち
一方は、置換基を有していてもよい芳香族複素環(例え
ば、5または6員の芳香族複素環)であり、他方は置換
基を有していてもよいベンゼン環である。
一方は、置換基を有していてもよい芳香族複素環(例え
ば、5または6員の芳香族複素環)であり、他方は置換
基を有していてもよいベンゼン環である。
【0053】A環、B環で示される「同素または複素
環」、「芳香族複素環」、「非芳香族複素環」、「環状
炭化水素」、「芳香環」、「ベンゼン環」が有していて
もよい置換基としては、例えば、ハロゲン原子、置換基
を有していていてもよいアルキル基、ハロゲン化されて
いてもよいアルコキシ基、ハロゲン化されていてもよい
アルキルチオ基、アリール基、アシルアミノ基、アシル
オキシ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、アミ
ノ基、モノ−またはジ−アルキルアミノ基、環状アミノ
基(例えば、窒素原子以外に酸素原子、硫黄原子などの
ヘテロ原子を含んでいてもよい環状アミノ基)、アルキ
ルカルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、
アルコキシカルボニル基、カルボキシル基、アルキルカ
ルボニル基、カルバモイル基、モノ−またはジ−アルキ
ルカルバモイル基、アルキルスルホニル基、オキソ基な
どが挙げられる。
環」、「芳香族複素環」、「非芳香族複素環」、「環状
炭化水素」、「芳香環」、「ベンゼン環」が有していて
もよい置換基としては、例えば、ハロゲン原子、置換基
を有していていてもよいアルキル基、ハロゲン化されて
いてもよいアルコキシ基、ハロゲン化されていてもよい
アルキルチオ基、アリール基、アシルアミノ基、アシル
オキシ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、アミ
ノ基、モノ−またはジ−アルキルアミノ基、環状アミノ
基(例えば、窒素原子以外に酸素原子、硫黄原子などの
ヘテロ原子を含んでいてもよい環状アミノ基)、アルキ
ルカルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、
アルコキシカルボニル基、カルボキシル基、アルキルカ
ルボニル基、カルバモイル基、モノ−またはジ−アルキ
ルカルバモイル基、アルキルスルホニル基、オキソ基な
どが挙げられる。
【0054】A環およびB環が有していてもよい「ハロ
ゲン原子」には、例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
原子が含まれる。好ましいハロゲン原子としては、例え
ば、フッ素、塩素、臭素原子(特にフッ素、塩素原子な
ど)が挙げられる。
ゲン原子」には、例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
原子が含まれる。好ましいハロゲン原子としては、例え
ば、フッ素、塩素、臭素原子(特にフッ素、塩素原子な
ど)が挙げられる。
【0055】A環およびB環が有していてもよい「置換
基を有していてもよいアルキル基」としては、例えば、
ヒドロキシル基、アミノ基、カルボキシル基、ニトロ
基、モノ−またはジ−C1-6 アルキルアミノ基(例え
ば、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジ
エチルアミノ基など)、C1-6 アルキル−カルボニルオ
キシ基(例えば、アセトキシ、エチルカルボニルオキシ
基など)およびハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、
臭素原子など)などから選ばれた1〜5個の置換基を有
していてもよいC1-6 アルキル基(例えば、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
sec −ブチル、tert−ブチル基など)などが挙げられ
る。特に、ハロゲン化されていてもよいアルキル基、例
えば、C1-6 アルキル基、および1〜4個程度のハロゲ
ン原子が置換したC1-6 アルキル基などが好ましい。こ
のようなアルキル基またはハロゲン化アルキル基には、
例えば、メチル、クロロメチル、フルオロメチル、ジフ
ルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチ
ル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリクロ
ロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフ
ルオロエチル、プロピル、3,3,3−トリフルオロプ
ロピル、イソプロピル、1−(トリフルオロメチル)エ
チル、ブチル、4,4,4−トリフルオロブチル、イソ
ブチル、sec −ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソ
ペンチル、ネオペンチル、5,5,5−トリフルオロペ
ンチル、4−トリフルオロメチルブチル、ヘキシル、
6,6,6−トリフルオロヘキシル、5−トリフルオロ
メチルペンチル基などが含まれる。
基を有していてもよいアルキル基」としては、例えば、
ヒドロキシル基、アミノ基、カルボキシル基、ニトロ
基、モノ−またはジ−C1-6 アルキルアミノ基(例え
ば、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジ
エチルアミノ基など)、C1-6 アルキル−カルボニルオ
キシ基(例えば、アセトキシ、エチルカルボニルオキシ
基など)およびハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、
臭素原子など)などから選ばれた1〜5個の置換基を有
していてもよいC1-6 アルキル基(例えば、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
sec −ブチル、tert−ブチル基など)などが挙げられ
る。特に、ハロゲン化されていてもよいアルキル基、例
えば、C1-6 アルキル基、および1〜4個程度のハロゲ
ン原子が置換したC1-6 アルキル基などが好ましい。こ
のようなアルキル基またはハロゲン化アルキル基には、
例えば、メチル、クロロメチル、フルオロメチル、ジフ
ルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチ
ル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリクロ
ロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフ
ルオロエチル、プロピル、3,3,3−トリフルオロプ
ロピル、イソプロピル、1−(トリフルオロメチル)エ
チル、ブチル、4,4,4−トリフルオロブチル、イソ
ブチル、sec −ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソ
ペンチル、ネオペンチル、5,5,5−トリフルオロペ
ンチル、4−トリフルオロメチルブチル、ヘキシル、
6,6,6−トリフルオロヘキシル、5−トリフルオロ
メチルペンチル基などが含まれる。
【0056】さらに好ましい「置換基を有していてもよ
いアルキル基」には、ハロゲン化されていてもよいC
1-4 アルキル基、例えば、メチル、クロロメチル、ジフ
ルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチ
ル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリフル
オロエチル、ペンタフルオロエチル、プロピル、3,
3,3−トリフルオロプロピル、イソプロピル、2−ト
リフルオロメチルエチル、ブチル、1−(トリフルオロ
メチル)エチル、4,4,4−トリフルオロブチル、イ
ソブチル、sec −ブチル、tert−ブチル基などのC1-4
アルキル基や1〜3個程度のハロゲン原子が置換したC
1-4 アルキル基などが含まれる。
いアルキル基」には、ハロゲン化されていてもよいC
1-4 アルキル基、例えば、メチル、クロロメチル、ジフ
ルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチ
ル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリフル
オロエチル、ペンタフルオロエチル、プロピル、3,
3,3−トリフルオロプロピル、イソプロピル、2−ト
リフルオロメチルエチル、ブチル、1−(トリフルオロ
メチル)エチル、4,4,4−トリフルオロブチル、イ
ソブチル、sec −ブチル、tert−ブチル基などのC1-4
アルキル基や1〜3個程度のハロゲン原子が置換したC
1-4 アルキル基などが含まれる。
【0057】A環およびB環が有していてもよい「ハロ
ゲン化されていてもよいアルコキシ基」としては、例え
ば、C1-6 アルコキシ基または1〜5個程度の前述のよ
うなハロゲン原子が置換したC1-6 アルコキシ基などが
挙げられる。このようなアルコキシ基またはハロゲン化
アルコキシ基には、例えば、メトキシ、ジフルオロメト
キシ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、エ
トキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、2,2,
2−トリクロロエトキシ、ペンタフルオロエトキシ、プ
ロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、4,4,4−ト
リフルオロブトキシ、イソブトキシ、sec −ブトキシ、
ペントキシ、ヘキシルオキシ基などが含まれる。好まし
い「ハロゲン化されていてもよいアルコキシ基」には、
C1-4 アルコキシ基、または1〜3個程度のハロゲン原
子が置換したC1-4 アルコキシ基、例えば、メトキシ、
ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキ
シ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、プロポキシ、
イソプロポキシ、ブトキシ、4,4,4−トリフルオロ
ブトキシ、イソブトキシ、sec −ブトキシ基などが含ま
れる。
ゲン化されていてもよいアルコキシ基」としては、例え
ば、C1-6 アルコキシ基または1〜5個程度の前述のよ
うなハロゲン原子が置換したC1-6 アルコキシ基などが
挙げられる。このようなアルコキシ基またはハロゲン化
アルコキシ基には、例えば、メトキシ、ジフルオロメト
キシ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、エ
トキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、2,2,
2−トリクロロエトキシ、ペンタフルオロエトキシ、プ
ロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、4,4,4−ト
リフルオロブトキシ、イソブトキシ、sec −ブトキシ、
ペントキシ、ヘキシルオキシ基などが含まれる。好まし
い「ハロゲン化されていてもよいアルコキシ基」には、
C1-4 アルコキシ基、または1〜3個程度のハロゲン原
子が置換したC1-4 アルコキシ基、例えば、メトキシ、
ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキ
シ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、プロポキシ、
イソプロポキシ、ブトキシ、4,4,4−トリフルオロ
ブトキシ、イソブトキシ、sec −ブトキシ基などが含ま
れる。
【0058】A環およびB環が有していてもよい「ハロ
ゲン化されていてもよいアルキルチオ基」には、例え
ば、C1-6 アルキルチオ基、および1〜5個程度の前述
のようなハロゲン原子を有するC1-6 アルキルチオ基な
どが含まれ、このようなアルキルチオ基やハロゲン化ア
ルキルチオ基としては、例えば、メチルチオ、ジフルオ
ロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、
プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、4,
4,4−トリフルオロブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキ
シルチオ基などが挙げられる。好ましい「ハロゲン化さ
れていてもよいアルキルチオ基」には、C1-4 アルキル
チオ基、または1〜3個程度のハロゲン原子が置換した
C1-4 アルキルチオ基、例えば、メチルチオ、ジフルオ
ロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、
プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、4,
4,4−トリフルオロブチルチオ基などが含まれる。
ゲン化されていてもよいアルキルチオ基」には、例え
ば、C1-6 アルキルチオ基、および1〜5個程度の前述
のようなハロゲン原子を有するC1-6 アルキルチオ基な
どが含まれ、このようなアルキルチオ基やハロゲン化ア
ルキルチオ基としては、例えば、メチルチオ、ジフルオ
ロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、
プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、4,
4,4−トリフルオロブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキ
シルチオ基などが挙げられる。好ましい「ハロゲン化さ
れていてもよいアルキルチオ基」には、C1-4 アルキル
チオ基、または1〜3個程度のハロゲン原子が置換した
C1-4 アルキルチオ基、例えば、メチルチオ、ジフルオ
ロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、
プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、4,
4,4−トリフルオロブチルチオ基などが含まれる。
【0059】さらに、置換基としてのアリール基には、
C6-10アリール基(例えば、フェニル基など)、アシル
アミノ基には、例えば、C1-7 アシルアミノ基(例え
ば、ホルミルアミノ、アセチルアミノ、プロピオニルア
ミノ、ブチリルアミノ、ベンゾイルアミノ基など)など
が含まれる。アシルオキシ基には、例えば、C1-3 アシ
ルオキシ基(例えば、ホルミルオキシ、アセトキシ、プ
ロピオニルオキシ基など)などが含まれる。モノ−また
はジ−アルキルアミノ基としては、例えば、モノ−また
はジ−C1-6 アルキルアミノ基(例えば、メチルアミ
ノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノ基などのモノ−またはジ−C 1-4 アルキ
ルアミノ基)などが挙げられる。また、環状アミノ基に
は、例えば、窒素原子以外に酸素原子、硫黄原子などの
ヘテロ原子を1〜3個含んでいてもよい5〜9員の環状
アミノ基(例えば、ピロリジノ、ピペリジノ、モルホリ
ノ基など)などが含まれる。アルキルカルボニルアミノ
基には、例えば、C1-6 アルキル−カルボニルアミノ基
(例えば、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチ
リルアミノ基などのC1-4 アルキル−カルボニルアミノ
基)、アルキルスルホニルアミノ基には、例えば、C
1-6 アルキルスルホニルアミノ基(例えば、メチルスル
ホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ基などのC1-4
アルキル−スルホニルアミノ基)、アルコキシカルボニ
ル基には、例えば、C1-6 アルコキシ−カルボニル基
(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル基などのC
1-4 アルコキシ−カルボニル基)、アルキルカルボニル
基には、例えば、C1-6 アルキル−カルボニル基(例え
ば、ホルミル、メチルカルボニル、エチルカルボニル、
プロピルカルボニル基など)、モノ−またはジ−アルキ
ルカルバモイル基には、例えば、モノ−またはジ−C
1-6アルキルカルバモイル基(例えば、メチルカルバモ
イル、エチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、ジ
エチルカルバモイル基などのモノ−またはジ−C1-4ア
ルキルカルバモイル基)、アルキルスルホニル基には、
例えば、C1-6 アルキルスルホニル基(例えば、メチル
スルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル基
など)などが含まれる。
C6-10アリール基(例えば、フェニル基など)、アシル
アミノ基には、例えば、C1-7 アシルアミノ基(例え
ば、ホルミルアミノ、アセチルアミノ、プロピオニルア
ミノ、ブチリルアミノ、ベンゾイルアミノ基など)など
が含まれる。アシルオキシ基には、例えば、C1-3 アシ
ルオキシ基(例えば、ホルミルオキシ、アセトキシ、プ
ロピオニルオキシ基など)などが含まれる。モノ−また
はジ−アルキルアミノ基としては、例えば、モノ−また
はジ−C1-6 アルキルアミノ基(例えば、メチルアミ
ノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノ基などのモノ−またはジ−C 1-4 アルキ
ルアミノ基)などが挙げられる。また、環状アミノ基に
は、例えば、窒素原子以外に酸素原子、硫黄原子などの
ヘテロ原子を1〜3個含んでいてもよい5〜9員の環状
アミノ基(例えば、ピロリジノ、ピペリジノ、モルホリ
ノ基など)などが含まれる。アルキルカルボニルアミノ
基には、例えば、C1-6 アルキル−カルボニルアミノ基
(例えば、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチ
リルアミノ基などのC1-4 アルキル−カルボニルアミノ
基)、アルキルスルホニルアミノ基には、例えば、C
1-6 アルキルスルホニルアミノ基(例えば、メチルスル
ホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ基などのC1-4
アルキル−スルホニルアミノ基)、アルコキシカルボニ
ル基には、例えば、C1-6 アルコキシ−カルボニル基
(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル基などのC
1-4 アルコキシ−カルボニル基)、アルキルカルボニル
基には、例えば、C1-6 アルキル−カルボニル基(例え
ば、ホルミル、メチルカルボニル、エチルカルボニル、
プロピルカルボニル基など)、モノ−またはジ−アルキ
ルカルバモイル基には、例えば、モノ−またはジ−C
1-6アルキルカルバモイル基(例えば、メチルカルバモ
イル、エチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、ジ
エチルカルバモイル基などのモノ−またはジ−C1-4ア
ルキルカルバモイル基)、アルキルスルホニル基には、
例えば、C1-6 アルキルスルホニル基(例えば、メチル
スルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル基
など)などが含まれる。
【0060】以下、本明細書中で用語「ハロゲン化され
ていてもよい」を用いる場合、ハロゲン原子の個数は1
〜5個、好ましくは1〜3個程度であることを意味す
る。
ていてもよい」を用いる場合、ハロゲン原子の個数は1
〜5個、好ましくは1〜3個程度であることを意味す
る。
【0061】A環、B環が有していてもよい好ましい置
換基としては、ハロゲン原子、ハロゲン化されていても
よいC1-4 アルキル基、ハロゲン化されていてもよいC
1-4アルコキシ基、ハロゲン化されていてもよいC1-4
アルキルチオ基、C1-3 アシルオキシ基、ヒドロキシル
基、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4 アルキルアミノ
基、カルボキシル基、C1-4 アルコキシ−カルボニル基
およびオキソ基などが挙げられる。
換基としては、ハロゲン原子、ハロゲン化されていても
よいC1-4 アルキル基、ハロゲン化されていてもよいC
1-4アルコキシ基、ハロゲン化されていてもよいC1-4
アルキルチオ基、C1-3 アシルオキシ基、ヒドロキシル
基、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4 アルキルアミノ
基、カルボキシル基、C1-4 アルコキシ−カルボニル基
およびオキソ基などが挙げられる。
【0062】A環、B環が有していてもよいより好まし
い置換基には、ハロゲン原子、ハロゲン化されていても
よいC1-4 アルキル基、ハロゲン化されていてもよいC
1-4アルコキシ、ヒドロキシル基、アミノ基、モノ−ま
たはジ−C1-4 アルキルアミノ基、C1-3 アシルオキシ
基、オキソ基などが含まれる。特に、ハロゲン原子、ハ
ロゲン化されていてもよいC1-4 アルキル基およびハロ
ゲン化されていてもよいC1-4 アルコキシ基などが好ま
しい。
い置換基には、ハロゲン原子、ハロゲン化されていても
よいC1-4 アルキル基、ハロゲン化されていてもよいC
1-4アルコキシ、ヒドロキシル基、アミノ基、モノ−ま
たはジ−C1-4 アルキルアミノ基、C1-3 アシルオキシ
基、オキソ基などが含まれる。特に、ハロゲン原子、ハ
ロゲン化されていてもよいC1-4 アルキル基およびハロ
ゲン化されていてもよいC1-4 アルコキシ基などが好ま
しい。
【0063】A環およびB環の置換基は、環のうち置換
可能ないずれの位置に置換していてもよく、置換基が2
個以上である場合には、置換基はそれぞれ同一または異
なっていてもよく、その個数は1〜4個程度であっても
よい。置換基の個数は1〜3個程度であるのが好まし
い。
可能ないずれの位置に置換していてもよく、置換基が2
個以上である場合には、置換基はそれぞれ同一または異
なっていてもよく、その個数は1〜4個程度であっても
よい。置換基の個数は1〜3個程度であるのが好まし
い。
【0064】A環および/またはB環が窒素原子を有す
る場合、4級アンモニウム塩を形成していてもよく、例
えば、ハロゲンイオン(例えば、Cl-,Br-,I- な
ど)、硫酸イオン、ヒドロキシイオンなどの陰イオンと
塩を形成していてもよい。
る場合、4級アンモニウム塩を形成していてもよく、例
えば、ハロゲンイオン(例えば、Cl-,Br-,I- な
ど)、硫酸イオン、ヒドロキシイオンなどの陰イオンと
塩を形成していてもよい。
【0065】「A環」について A環における好ましい同素環としては、置換基を有して
いてもよい炭素原子からなる同素環、例えば、式(A-
1)
いてもよい炭素原子からなる同素環、例えば、式(A-
1)
【0066】
【化9】
【0067】〔式中、A1 は、ハロゲン原子(例えば、
フッ素、塩素原子など)、ハロゲン化されていてもよい
C1-4 アルキル基(例えば、メチル、イソプロピル、ト
リフルオロメチル、トリクロロメチル、エチル、2,
2,2−トリフルオロエチル、ペンタフルオロエチル基
など)、またはハロゲン化されていてもよいC1-4 アル
コキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ、
トリクロロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフル
オロエトキシ、ペンタフルオロエトキシ基など)を示
す〕、または式(A-2)
フッ素、塩素原子など)、ハロゲン化されていてもよい
C1-4 アルキル基(例えば、メチル、イソプロピル、ト
リフルオロメチル、トリクロロメチル、エチル、2,
2,2−トリフルオロエチル、ペンタフルオロエチル基
など)、またはハロゲン化されていてもよいC1-4 アル
コキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ、
トリクロロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフル
オロエトキシ、ペンタフルオロエトキシ基など)を示
す〕、または式(A-2)
【0068】
【化10】
【0069】〔式中、A2 およびA3 は同一または相異
なって、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素原子な
ど)、ハロゲン化されていてもよいC1-4 アルキル基
(例えば、メチル、イソプロピル、トリフルオロメチ
ル、トリクロロメチル、エチル、2,2,2−トリフル
オロエチル、ペンタフルオロエチル基など)、またはハ
ロゲン化されていてもよいC1-4 アルコキシ基(例え
ば、メトキシ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメト
キシ、エトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、
ペンタフルオロエトキシ基など)を示す〕で表わされる
同素環などが挙げられる。
なって、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素原子な
ど)、ハロゲン化されていてもよいC1-4 アルキル基
(例えば、メチル、イソプロピル、トリフルオロメチ
ル、トリクロロメチル、エチル、2,2,2−トリフル
オロエチル、ペンタフルオロエチル基など)、またはハ
ロゲン化されていてもよいC1-4 アルコキシ基(例え
ば、メトキシ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメト
キシ、エトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、
ペンタフルオロエトキシ基など)を示す〕で表わされる
同素環などが挙げられる。
【0070】より好ましい同素環には、例えば、式(A-
3)
3)
【0071】
【化11】
【0072】〔式中、A4 およびA5 は、同一または相
異なって、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素原子な
ど)、またはハロゲン化されていてもよいC1-4 アルキ
ル基(例えば、メチル、トリフルオロメチル、トリクロ
ロメチル、エチル、2,2,2−トリフルオロエチル、
ペンタフルオロエチル、イソプロピル基など)を示す〕
で表わされる同素環(特にベンゼン環)などが含まれ
る。
異なって、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素原子な
ど)、またはハロゲン化されていてもよいC1-4 アルキ
ル基(例えば、メチル、トリフルオロメチル、トリクロ
ロメチル、エチル、2,2,2−トリフルオロエチル、
ペンタフルオロエチル、イソプロピル基など)を示す〕
で表わされる同素環(特にベンゼン環)などが含まれ
る。
【0073】また、同素環としては、例えば、下記式
(A-4)
(A-4)
【0074】
【化12】
【0075】〔式中の各記号は前記と同意義を示す。〕
で表される置換基を有していてもよいベンゼン環も好ま
しい。
で表される置換基を有していてもよいベンゼン環も好ま
しい。
【0076】前記式で表される同素環において、特に好
ましくは、下記の置換基を有する同素環が含まれる。 (1)A1 がハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素原子
など)、またはハロゲン化されていてもよいC1-4 アル
キル基(例えば、メチル、トリフルオロメチル、エチ
ル、イソプロピル基など)である同素環、(2)A2 お
よびA3 が、同一または相異なって、ハロゲン化されて
いてもよいC1-4 アルキル基(例えば、メチル、トリフ
ルオロメチル、エチル、イソプロピル基など)、または
ハロゲン化されていてもよいC1-4 アルコキシ基(例え
ば、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ基な
ど)である同素環、(3)A4 およびA5 が、同一また
は相異なって、C1-4 アルキル基(例えば、メチル、エ
チル、イソプロピル基など)である同素環、(4)A1
がハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素原子など)であ
る同素環、(5)A2 およびA3 が、同一または相異な
って、C1-4 アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキ
シ基など)である同素環。
ましくは、下記の置換基を有する同素環が含まれる。 (1)A1 がハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素原子
など)、またはハロゲン化されていてもよいC1-4 アル
キル基(例えば、メチル、トリフルオロメチル、エチ
ル、イソプロピル基など)である同素環、(2)A2 お
よびA3 が、同一または相異なって、ハロゲン化されて
いてもよいC1-4 アルキル基(例えば、メチル、トリフ
ルオロメチル、エチル、イソプロピル基など)、または
ハロゲン化されていてもよいC1-4 アルコキシ基(例え
ば、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ基な
ど)である同素環、(3)A4 およびA5 が、同一また
は相異なって、C1-4 アルキル基(例えば、メチル、エ
チル、イソプロピル基など)である同素環、(4)A1
がハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素原子など)であ
る同素環、(5)A2 およびA3 が、同一または相異な
って、C1-4 アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキ
シ基など)である同素環。
【0077】A環における好ましい芳香族複素環または
非芳香族複素環としては、5または6員の芳香族複素環
または非芳香族複素環、例えば、ピリジン、ピラジン、
チオフェン、テトラヒドロピリジン、ピロール、チアゾ
ール環などが挙げられる。具体的には、例えば、式(A-
5)で表される複素環が好ましい。
非芳香族複素環としては、5または6員の芳香族複素環
または非芳香族複素環、例えば、ピリジン、ピラジン、
チオフェン、テトラヒドロピリジン、ピロール、チアゾ
ール環などが挙げられる。具体的には、例えば、式(A-
5)で表される複素環が好ましい。
【0078】
【化13】
【0079】置換基を有していてもよい芳香または非芳
香族複素環の好ましいものとしては、例えば、オキソ
基、置換基を有していてもよいアルキル基(A環および
B環が有していてもよい置換基として定義されたものと
同意義)、C6-10アリール基(例えば、フェニル基な
ど)およびハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素
原子など)から選ばれた置換基を1または2個有してい
てもよいピリジン、ピラジン、チオフェン、テトラヒド
ロピリジン、ピロール、チアゾール環などが挙げられ、
具体的には、例えば、下記式(A-6)で表される芳香ま
たは非芳香族複素環などが好ましい。
香族複素環の好ましいものとしては、例えば、オキソ
基、置換基を有していてもよいアルキル基(A環および
B環が有していてもよい置換基として定義されたものと
同意義)、C6-10アリール基(例えば、フェニル基な
ど)およびハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素
原子など)から選ばれた置換基を1または2個有してい
てもよいピリジン、ピラジン、チオフェン、テトラヒド
ロピリジン、ピロール、チアゾール環などが挙げられ、
具体的には、例えば、下記式(A-6)で表される芳香ま
たは非芳香族複素環などが好ましい。
【0080】
【化14】
【0081】〔式中、D1 は水素原子、ハロゲン原子
(例えば、フッ素、塩素、臭素原子など)、E1 はC
1-4 アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル基など)などを示し、(ii)で示される部
分構造を有する化合物はハロゲンイオン(例えば、Cl
-,Br-,I- など)、硫酸イオンまたはヒドロキシイ
オンなどとともに4級アンモニウム塩を形成する。Gは
水素原子またはC1-4 アルキル基(例えば、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル基など)を示し、Jは水
素原子、C1-4 アルキル基(例えば、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル基など)またはC6-10アリール
基(例えば、フェニル基など)を示す。〕
(例えば、フッ素、塩素、臭素原子など)、E1 はC
1-4 アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル基など)などを示し、(ii)で示される部
分構造を有する化合物はハロゲンイオン(例えば、Cl
-,Br-,I- など)、硫酸イオンまたはヒドロキシイ
オンなどとともに4級アンモニウム塩を形成する。Gは
水素原子またはC1-4 アルキル基(例えば、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル基など)を示し、Jは水
素原子、C1-4 アルキル基(例えば、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル基など)またはC6-10アリール
基(例えば、フェニル基など)を示す。〕
【0082】A環は、5または6員の窒素含有複素環、
例えば、(i) 炭素原子以外に窒素原子を1または2個含
む6員の芳香族含窒素複素環(例えば、ピリジン、ピラ
ジン環など)、(ii)炭素原子以外に、窒素原子を1また
は2個含む6員の非芳香族複素環(例えば、テトラヒド
ロピリジン、テトラヒドロピリミジン、テトラヒドロピ
リダジン環など)などであるのが好ましい。特に好まし
いA環には、芳香族含窒素複素環、なかでもピリジン環
などが含まれる。
例えば、(i) 炭素原子以外に窒素原子を1または2個含
む6員の芳香族含窒素複素環(例えば、ピリジン、ピラ
ジン環など)、(ii)炭素原子以外に、窒素原子を1また
は2個含む6員の非芳香族複素環(例えば、テトラヒド
ロピリジン、テトラヒドロピリミジン、テトラヒドロピ
リダジン環など)などであるのが好ましい。特に好まし
いA環には、芳香族含窒素複素環、なかでもピリジン環
などが含まれる。
【0083】「B環」について B環における好ましい同素環としては、置換基を有して
いてもよい炭素原子からなる同素環、例えば、式(B-
1)
いてもよい炭素原子からなる同素環、例えば、式(B-
1)
【0084】
【化15】
【0085】〔式中、B1 はハロゲン原子、ヒドロキシ
で置換またはハロゲン化されていてもよいC1-4 アルキ
ル基、ハロゲン化されていてもよいC1-4 アルコキシ
基、C1- 6アルキル−カルボニル基またはカルボキシル
基を示す〕、式(B-2)
で置換またはハロゲン化されていてもよいC1-4 アルキ
ル基、ハロゲン化されていてもよいC1-4 アルコキシ
基、C1- 6アルキル−カルボニル基またはカルボキシル
基を示す〕、式(B-2)
【0086】
【化16】
【0087】〔式中、B2 およびB3 は、同一または相
異なって、ハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよい
C1-4 アルキル基またはハロゲン化されていてもよいC
1-4 アルコキシ基を示す〕、または式(B-3)
異なって、ハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよい
C1-4 アルキル基またはハロゲン化されていてもよいC
1-4 アルコキシ基を示す〕、または式(B-3)
【0088】
【化17】
【0089】〔式中、B4 ,B5 およびB6 は、同一ま
たは相異なって、ハロゲン原子、ハロゲン化されていて
もよいC1-4 アルキル基、ハロゲン化されていてもよい
C1-4アルコキシ基を示す〕で表わされる同素環などが
挙げられる。さらに好ましい同素環には、式(B-4)
たは相異なって、ハロゲン原子、ハロゲン化されていて
もよいC1-4 アルキル基、ハロゲン化されていてもよい
C1-4アルコキシ基を示す〕で表わされる同素環などが
挙げられる。さらに好ましい同素環には、式(B-4)
【0090】
【化18】
【0091】〔式中、B7 ,B8 およびB9 は、同一ま
たは相異なって、ハロゲン原子、ハロゲン化されていて
もよいC1-4 アルキル基またはハロゲン化されていても
よいC 1-4 アルコキシ基を示す〕で表される基などが含
まれる。特に好ましい同素環としては、下記式(B-5)
たは相異なって、ハロゲン原子、ハロゲン化されていて
もよいC1-4 アルキル基またはハロゲン化されていても
よいC 1-4 アルコキシ基を示す〕で表される基などが含
まれる。特に好ましい同素環としては、下記式(B-5)
【0092】
【化19】
【0093】〔式中、B10は、ハロゲン原子、ヒドロキ
シで置換またはハロゲン化されていてもよいC1-4 アル
キル基、ハロゲン化されていてもよいC1-4 アルコキシ
基、C 1-6アルキル−カルボニル基またはカルボキシル
基を示す〕で表される基が挙げられる。
シで置換またはハロゲン化されていてもよいC1-4 アル
キル基、ハロゲン化されていてもよいC1-4 アルコキシ
基、C 1-6アルキル−カルボニル基またはカルボキシル
基を示す〕で表される基が挙げられる。
【0094】前記式中、B1 〜B10におけるハロゲン原
子には、例えば、フッ素、塩素、臭素原子などが含ま
れ、ハロゲン化されていてもよいC1-4 アルキル基に
は、例えば、メチル、トリフルオロメチル、トリクロロ
メチル、エチル、2,2,2−トリフルオロエチル、
2,2,2−トリクロロエチル、1,1,2,2−テト
ラフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、プロピル、
2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、イソプロピ
ル基などが含まれ、ハロゲン化されていてもよいC1- 4
アルコキシ基には、例えば、メトキシ、トリフルオロメ
トキシ、トリクロロメトキシ、エトキシ、2,2,2−
トリフルオロエトキシ、2,2,2−トリクロロエトキ
シ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、ペンタ
フルオロエトキシ、プロポキシ、2,2,3,3−テト
ラフルオロプロポキシ、イソプロポキシ基などが含まれ
る。
子には、例えば、フッ素、塩素、臭素原子などが含ま
れ、ハロゲン化されていてもよいC1-4 アルキル基に
は、例えば、メチル、トリフルオロメチル、トリクロロ
メチル、エチル、2,2,2−トリフルオロエチル、
2,2,2−トリクロロエチル、1,1,2,2−テト
ラフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、プロピル、
2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、イソプロピ
ル基などが含まれ、ハロゲン化されていてもよいC1- 4
アルコキシ基には、例えば、メトキシ、トリフルオロメ
トキシ、トリクロロメトキシ、エトキシ、2,2,2−
トリフルオロエトキシ、2,2,2−トリクロロエトキ
シ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、ペンタ
フルオロエトキシ、プロポキシ、2,2,3,3−テト
ラフルオロプロポキシ、イソプロポキシ基などが含まれ
る。
【0095】前記式中、B1またはB10で示されるC1-6
アルキル−カルボニル基にはホルミル、アセチルなどが
含まれる。
アルキル−カルボニル基にはホルミル、アセチルなどが
含まれる。
【0096】また、B環が置換基を有していてもよいベ
ンゼン環であるのも好ましい。このようなベンゼン環に
は、例えば、式(B-6)
ンゼン環であるのも好ましい。このようなベンゼン環に
は、例えば、式(B-6)
【0097】
【化20】
【0098】が好ましく、さらに好ましくは、式(B-
7)
7)
【0099】
【化21】
【0100】特に、式(B-8)
【0101】
【化22】
【0102】〔式中の記号は前記と同意義である〕で表
されるベンゼン環などが含まれる。
されるベンゼン環などが含まれる。
【0103】前記式中の置換基の中で、特に好ましい置
換基としては、(1)B1 、B2 、B3 、B4 、B5 お
よびB6 が、同一または相異なって、ハロゲン原子(例
えば、フッ素、塩素原子など)、ハロゲン化されていて
もよいC1-4 アルキル基(例えば、メチル、トリフルオ
ロメチル、エチル、イソプロピル基など)、(2)B
1 、B2 、B3 、B4 、B5 およびB6 が、同一または
相異なって、ハロゲン化されていてもよいC1-4 アルコ
キシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エ
トキシ基など)、(3)B7 、B8 およびB9 が、ハロ
ゲン原子(例えば、フッ素、塩素原子など)、(4)B
10がフッ素原子、(5)B10がC1-4 アルキル基(例え
ば、メチル基など)、(6)B1またはB10がヒドロキ
シで置換されていてもよいC1-6アルキル基(例えば、
ヒドロキシメチルなど)、C1-6アルキル−カルボニル
(例えば、ホルミル、アセチルなど)、カルボキシル基
などが挙げられる。
換基としては、(1)B1 、B2 、B3 、B4 、B5 お
よびB6 が、同一または相異なって、ハロゲン原子(例
えば、フッ素、塩素原子など)、ハロゲン化されていて
もよいC1-4 アルキル基(例えば、メチル、トリフルオ
ロメチル、エチル、イソプロピル基など)、(2)B
1 、B2 、B3 、B4 、B5 およびB6 が、同一または
相異なって、ハロゲン化されていてもよいC1-4 アルコ
キシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エ
トキシ基など)、(3)B7 、B8 およびB9 が、ハロ
ゲン原子(例えば、フッ素、塩素原子など)、(4)B
10がフッ素原子、(5)B10がC1-4 アルキル基(例え
ば、メチル基など)、(6)B1またはB10がヒドロキ
シで置換されていてもよいC1-6アルキル基(例えば、
ヒドロキシメチルなど)、C1-6アルキル−カルボニル
(例えば、ホルミル、アセチルなど)、カルボキシル基
などが挙げられる。
【0104】より好ましい置換基を有していてもよいベ
ンゼン環としては、下記式(B-9)
ンゼン環としては、下記式(B-9)
【0105】
【化23】
【0106】で表されるフェニル基および置換されたフ
ェニル基が挙げられる。
ェニル基が挙げられる。
【0107】B環において好ましい芳香族複素環または
非芳香族複素環としては、例えば、ピリジン、チオフェ
ン、ピペリジン環などの5または6員の芳香族複素環ま
たは非芳香族複素環が挙げられ、これらの環は、前記A
環の項で例示したのと同様の好ましい置換基を有してい
てもよい。
非芳香族複素環としては、例えば、ピリジン、チオフェ
ン、ピペリジン環などの5または6員の芳香族複素環ま
たは非芳香族複素環が挙げられ、これらの環は、前記A
環の項で例示したのと同様の好ましい置換基を有してい
てもよい。
【0108】B環が芳香族複素環または非芳香族複素環
である場合、特に好ましい芳香族複素環または非芳香族
複素環には、例えば、式(B-10)
である場合、特に好ましい芳香族複素環または非芳香族
複素環には、例えば、式(B-10)
【0109】
【化24】
【0110】で表される複素環などが含まれる。
【0111】A環およびB環の双方またはいずれか一方
が複素環である場合、この複素環としては、無置換の複
素環も好ましい。
が複素環である場合、この複素環としては、無置換の複
素環も好ましい。
【0112】A環とB環の組み合わせ A環およびB環の好ましい組み合わせ(1)は、次の通
りである。 (1)A環およびB環のうちいずれか一方:C1-4 アル
キル基(例えば、メチル、エチル、イソプロピル基な
ど)で置換されていてもよい炭素原子以外に窒素原子お
よび硫黄原子から選ばれたヘテロ原子を1個または2個
含む5または6員の複素環(例えば、ピリジン、ピラジ
ン、チオフェン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、
ピペラジン環など)、A環およびB環の他方:ハロゲン
原子(例えば、フッ素、塩素、臭素原子など)、ハロゲ
ン化されていてもよいC1-4 アルキル基(例えば、メチ
ル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、エチル、
2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフルオロエチ
ル、2,2,2−トリクロロエチル、プロピル、イソプ
ロピル基など)およびハロゲン化されていてもよいC
1-4 アルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメ
トキシ、トリクロロメトキシ、エトキシ、2,2,2−
トリフルオロエトキシ、ペンタフルオロエトキシ、2,
2,2−トリクロロエトキシ、プロポキシ、イソプロポ
キシ基など)から選ばれた1〜3個の置換基で置換され
ていてもよいベンゼン環。
りである。 (1)A環およびB環のうちいずれか一方:C1-4 アル
キル基(例えば、メチル、エチル、イソプロピル基な
ど)で置換されていてもよい炭素原子以外に窒素原子お
よび硫黄原子から選ばれたヘテロ原子を1個または2個
含む5または6員の複素環(例えば、ピリジン、ピラジ
ン、チオフェン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、
ピペラジン環など)、A環およびB環の他方:ハロゲン
原子(例えば、フッ素、塩素、臭素原子など)、ハロゲ
ン化されていてもよいC1-4 アルキル基(例えば、メチ
ル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、エチル、
2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフルオロエチ
ル、2,2,2−トリクロロエチル、プロピル、イソプ
ロピル基など)およびハロゲン化されていてもよいC
1-4 アルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメ
トキシ、トリクロロメトキシ、エトキシ、2,2,2−
トリフルオロエトキシ、ペンタフルオロエトキシ、2,
2,2−トリクロロエトキシ、プロポキシ、イソプロポ
キシ基など)から選ばれた1〜3個の置換基で置換され
ていてもよいベンゼン環。
【0113】A環およびB環のさらに好ましい組み合わ
せ(2)は、次の通りである。 (2)A環およびB環のうちいずれか一方:炭素原子以
外に窒素原子および硫黄原子から選ばれたヘテロ原子を
1個または2個含む5または6員の芳香族複素環(例え
ば、ピリジン、ピラジン、チオフェン環など)で、A環
およびB環の他方:ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩
素、臭素原子など)、ハロゲン化されていてもよいC
1-4 アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロメチ
ル、トリクロロメチル、エチル、2,2,2−トリフル
オロエチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリ
クロロエチル、プロピル、イソプロピル基など)および
ハロゲン化されていてもよいC1-4 アルコキシ基(例え
ば、メトキシ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメト
キシ、エトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、
ペンタフルオロエトキシ、2,2,2−トリクロロエト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ基など)から選ばれ
た1〜3個の置換基で置換されていてもよいベンゼン
環。
せ(2)は、次の通りである。 (2)A環およびB環のうちいずれか一方:炭素原子以
外に窒素原子および硫黄原子から選ばれたヘテロ原子を
1個または2個含む5または6員の芳香族複素環(例え
ば、ピリジン、ピラジン、チオフェン環など)で、A環
およびB環の他方:ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩
素、臭素原子など)、ハロゲン化されていてもよいC
1-4 アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロメチ
ル、トリクロロメチル、エチル、2,2,2−トリフル
オロエチル、ペンタフルオロエチル、2,2,2−トリ
クロロエチル、プロピル、イソプロピル基など)および
ハロゲン化されていてもよいC1-4 アルコキシ基(例え
ば、メトキシ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメト
キシ、エトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、
ペンタフルオロエトキシ、2,2,2−トリクロロエト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ基など)から選ばれ
た1〜3個の置換基で置換されていてもよいベンゼン
環。
【0114】特に、A環が置換基を有していてもよい前
記芳香族複素環(例えば、5または6員の芳香族複素
環、特にピリジン環など)、B環が置換基を有していて
もよいベンゼン環であるのが好ましい。
記芳香族複素環(例えば、5または6員の芳香族複素
環、特にピリジン環など)、B環が置換基を有していて
もよいベンゼン環であるのが好ましい。
【0115】「C環」について 前記式中、C環は置換基を有していてもよい同素環また
は置換基を有していてもよい複素環を示す。前記同素環
または複素環は、同一または相異なる置換基を1〜5個
程度、好ましくは1〜3個程度有していてもよい。ま
た、それらの置換基は同素環または複素環のいずれの位
置に置換していてもよい。
は置換基を有していてもよい複素環を示す。前記同素環
または複素環は、同一または相異なる置換基を1〜5個
程度、好ましくは1〜3個程度有していてもよい。ま
た、それらの置換基は同素環または複素環のいずれの位
置に置換していてもよい。
【0116】同素環には、「A環およびB環」の項で述
べたのと同様の「環状炭化水素(同素環)」、例えば、
ベンゼン、C3-10シクロアルケン(例えば、シクロブテ
ン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテ
ン、シクロオクテンなど)、C 3-10シクロアルカン(例
えば、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサ
ン、シクロヘプタン、シクロオクタンなど)などの3な
いし10員の環状炭化水素、好ましくは5または6員の
環状炭化水素などが含まれる。好ましい同素環には、ベ
ンゼン、シクロヘキセン、シクロヘキサン環などの6員
の同素環が含まれ、特にベンゼン環が好ましい。
べたのと同様の「環状炭化水素(同素環)」、例えば、
ベンゼン、C3-10シクロアルケン(例えば、シクロブテ
ン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテ
ン、シクロオクテンなど)、C 3-10シクロアルカン(例
えば、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサ
ン、シクロヘプタン、シクロオクタンなど)などの3な
いし10員の環状炭化水素、好ましくは5または6員の
環状炭化水素などが含まれる。好ましい同素環には、ベ
ンゼン、シクロヘキセン、シクロヘキサン環などの6員
の同素環が含まれ、特にベンゼン環が好ましい。
【0117】前記ベンゼン環などの同素環の置換基とし
ては、例えば、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、
臭素、ヨウ素原子)、ハロゲン化されていてもよいC
1-10アルキル基(例えば、メチル、クロロメチル、ジフ
ルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチ
ル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリフル
オロエチル、パーフルオロエチル、プロピル、イソプロ
ピル、3,3,3−トリフルオロプロピル、ブチル、イ
ソブチル、tert−ブチル、パーフルオロブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、オクチル、デシル基など)、アミノ基で
置換されたC1-4アルキル基(例えば、アミノメチル、
2−アミノエチル基など)、モノ−またはジ−C1-4 ア
ルキルアミノ基で置換されたC1-4 アルキル基(例え
ば、メチルアミノメチル、ジメチルアミノメチル、2−
メチルアミノエチル、2−ジメチルアミノエチル基な
ど)、カルボキシル基で置換されたC1-4 アルキル基
(例えば、カルボキシメチル、カルボキシエチル基な
ど)、C1-4 アルコキシ−カルボニル基で置換されたC
1-4 アルキル基(例えば、メトキシカルボニルエチル、
エトキシカルボニルエチル基など)、ヒドロキシル基で
置換されたC1-4 アルキル基(例えば、ヒドロキシメチ
ル、ヒドロキシエチル基など)、C1-4 アルコキシで置
換されたC1-4 アルキル基(例えば、メトキシメチル、
メトキシエチル、エトキシエチル基など)、C3-10 シ
クロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチ
ル、シクロオクチル基など)、ニトロ基、シアノ基、ヒ
ドロキシル基、ハロゲン化されていてもよいC1-10アル
コキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ、ト
リクロロメトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、
2,2,2−トリフルオロエトキシ、パーフルオロエト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブ
トキシ、tert−ブトキシ、パーフルオロブトキシ、ペン
チルオキシ、ヘキシルオキシ、オクチルオキシ、デシル
オキシ基など)、ハロゲン化されていてもよいC1-4 ア
ルキルチオ基(例えば、メチルチオ、ジフルオロメチル
チオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、プロピル
チオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ基など)、アミノ
基、モノ−またはジ−C1-4 アルキルアミノ基(例え
ば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジ
メチルアミノ、ジエチルアミノ基など)、環状アミノ基
(例えば、窒素原子以外に酸素原子、硫黄原子などのヘ
テロ原子を1〜3個含んでいてもよい5〜9員の環状ア
ミノ基など、具体的には、例えば、ピロリジノ、ピペリ
ジノ、モルホリノ基など)、C1-4 アルキル−カルボニ
ルアミノ基(例えば、アセチルアミノ、プロピオニルア
ミノ、ブチリルアミノなど)、アミノカルボニルオキシ
基、C1-3 アシルオキシ基(例えば、ホルミルオキシ、
アセトキシ、プロピオニルオキシ基など)、モノ−また
はジ−C1-4 アルキルアミノカルボニルオキシ基(例え
ば、メチルアミノカルボニルオキシ、エチルアミノカル
ボニルオキシ、ジメチルアミノカルボニルオキシ、ジエ
チルアミノカルボニルオキシなど)、C1-4 アルキルス
ルホニルアミノ基(例えば、メチルスルホニルアミノ、
エチルスルホニルアミノ、プロピルスルホニルアミノ基
など)、C 1-4 アルコキシ−カルボニル基(例えば、メ
トキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカ
ルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニ
ル基など)、アラルキルオキシカルボニル基(例えば、
フェニル−C1-4アルキルオキシ−カルボニル(例、ベ
ンジルオキシカルボニル基など)などのC7-19アラルキ
ルオキシカルボニル基)、カルボキシル基、C1-6 アル
キル−カルボニル基(例えば、メチルカルボニル、エチ
ルカルボニル、ブチルカルボニル基など)、C 3-6 シク
ロアルキル−カルボニル基(例えば、シクロヘキシルカ
ルボニル基など)、カルバモイル基、モノ−またはジ−
C1-4 アルキルカルバモイル基(例えば、メチルカルバ
モイル、エチルカルバモイル、プロピルカルバモイル、
ブチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、ジブチル
カルバモイル基など)、C1-6 アルキルスルホニル基
(例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロ
ピルスルホニル基など)などが挙げられる。
ては、例えば、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、
臭素、ヨウ素原子)、ハロゲン化されていてもよいC
1-10アルキル基(例えば、メチル、クロロメチル、ジフ
ルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチ
ル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリフル
オロエチル、パーフルオロエチル、プロピル、イソプロ
ピル、3,3,3−トリフルオロプロピル、ブチル、イ
ソブチル、tert−ブチル、パーフルオロブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、オクチル、デシル基など)、アミノ基で
置換されたC1-4アルキル基(例えば、アミノメチル、
2−アミノエチル基など)、モノ−またはジ−C1-4 ア
ルキルアミノ基で置換されたC1-4 アルキル基(例え
ば、メチルアミノメチル、ジメチルアミノメチル、2−
メチルアミノエチル、2−ジメチルアミノエチル基な
ど)、カルボキシル基で置換されたC1-4 アルキル基
(例えば、カルボキシメチル、カルボキシエチル基な
ど)、C1-4 アルコキシ−カルボニル基で置換されたC
1-4 アルキル基(例えば、メトキシカルボニルエチル、
エトキシカルボニルエチル基など)、ヒドロキシル基で
置換されたC1-4 アルキル基(例えば、ヒドロキシメチ
ル、ヒドロキシエチル基など)、C1-4 アルコキシで置
換されたC1-4 アルキル基(例えば、メトキシメチル、
メトキシエチル、エトキシエチル基など)、C3-10 シ
クロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチ
ル、シクロオクチル基など)、ニトロ基、シアノ基、ヒ
ドロキシル基、ハロゲン化されていてもよいC1-10アル
コキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ、ト
リクロロメトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、
2,2,2−トリフルオロエトキシ、パーフルオロエト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブ
トキシ、tert−ブトキシ、パーフルオロブトキシ、ペン
チルオキシ、ヘキシルオキシ、オクチルオキシ、デシル
オキシ基など)、ハロゲン化されていてもよいC1-4 ア
ルキルチオ基(例えば、メチルチオ、ジフルオロメチル
チオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、プロピル
チオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ基など)、アミノ
基、モノ−またはジ−C1-4 アルキルアミノ基(例え
ば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジ
メチルアミノ、ジエチルアミノ基など)、環状アミノ基
(例えば、窒素原子以外に酸素原子、硫黄原子などのヘ
テロ原子を1〜3個含んでいてもよい5〜9員の環状ア
ミノ基など、具体的には、例えば、ピロリジノ、ピペリ
ジノ、モルホリノ基など)、C1-4 アルキル−カルボニ
ルアミノ基(例えば、アセチルアミノ、プロピオニルア
ミノ、ブチリルアミノなど)、アミノカルボニルオキシ
基、C1-3 アシルオキシ基(例えば、ホルミルオキシ、
アセトキシ、プロピオニルオキシ基など)、モノ−また
はジ−C1-4 アルキルアミノカルボニルオキシ基(例え
ば、メチルアミノカルボニルオキシ、エチルアミノカル
ボニルオキシ、ジメチルアミノカルボニルオキシ、ジエ
チルアミノカルボニルオキシなど)、C1-4 アルキルス
ルホニルアミノ基(例えば、メチルスルホニルアミノ、
エチルスルホニルアミノ、プロピルスルホニルアミノ基
など)、C 1-4 アルコキシ−カルボニル基(例えば、メ
トキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカ
ルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニ
ル基など)、アラルキルオキシカルボニル基(例えば、
フェニル−C1-4アルキルオキシ−カルボニル(例、ベ
ンジルオキシカルボニル基など)などのC7-19アラルキ
ルオキシカルボニル基)、カルボキシル基、C1-6 アル
キル−カルボニル基(例えば、メチルカルボニル、エチ
ルカルボニル、ブチルカルボニル基など)、C 3-6 シク
ロアルキル−カルボニル基(例えば、シクロヘキシルカ
ルボニル基など)、カルバモイル基、モノ−またはジ−
C1-4 アルキルカルバモイル基(例えば、メチルカルバ
モイル、エチルカルバモイル、プロピルカルバモイル、
ブチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、ジブチル
カルバモイル基など)、C1-6 アルキルスルホニル基
(例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロ
ピルスルホニル基など)などが挙げられる。
【0118】さらに、C環としての複素環は、例えば、
1個の5または6員の芳香族単環式複素環基(例えば、
フリル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、
チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリ
ル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキ
サジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザ
ニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チア
ジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3
−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾ
リル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジ
ニル、トリアジニル基など)などで置換されている場合
があり、これらの芳香族単環式複素環基は、1〜3個程
度のハロゲン化されていてもよいC1-4 アルキル基(例
えば、メチル、クロロメチル、ジフルオロメチル、トリ
クロロメチル、トリフルオロメチル、エチル、イソプロ
ピル基など)などで置換されていてもよい。
1個の5または6員の芳香族単環式複素環基(例えば、
フリル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、
チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリ
ル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキ
サジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザ
ニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チア
ジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3
−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾ
リル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジ
ニル、トリアジニル基など)などで置換されている場合
があり、これらの芳香族単環式複素環基は、1〜3個程
度のハロゲン化されていてもよいC1-4 アルキル基(例
えば、メチル、クロロメチル、ジフルオロメチル、トリ
クロロメチル、トリフルオロメチル、エチル、イソプロ
ピル基など)などで置換されていてもよい。
【0119】C環としての同素環(ベンゼン環など)に
置換する好ましい置換基としては、例えば、ハロゲン原
子(例えば、フッ素、塩素、臭素原子など)、ハロゲン
化されていてもよいC1-6 アルキル基(例えば、メチ
ル、クロロメチル、ジフルオロメチル、トリクロロメチ
ル、トリフルオロメチル、エチル、2−ブロモエチル、
2,2,2−トリフルオロエチル、パーフルオロエチ
ル、プロピル、イソプロピル、3,3,3−トリフルオ
ロプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、パ
ーフルオロブチル基など)、ニトロ基、ヒドロキシル
基、ハロゲン化されていてもよいC1-6 アルコキシ基
(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオ
ロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフルオロエト
キシ、パーフルオロエトキシ、プロポキシ、イソプロポ
キシ、3,3,3−トリフルオロプロポキシ、ブトキシ
基など)、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4 アルキル
アミノ基で置換されたC1-4 アルキル基(例えば、メチ
ルアミノメチル、ジメチルアミノメチル、2−メチルア
ミノエチル、2−ジメチルアミノエチル基など)、モノ
−またはジ−C1-4 アルキルアミノ基(例えば、メチル
アミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミ
ノ基など)、C1-3 アシルオキシ基(例えばアセトキシ
など)、C1-4 アルコキシ−カルボニル基(例えば、メ
トキシカルボニル、エトキシカルボニル基など)、カル
ボキシル基およびカルバモイル基などが挙げられる。
置換する好ましい置換基としては、例えば、ハロゲン原
子(例えば、フッ素、塩素、臭素原子など)、ハロゲン
化されていてもよいC1-6 アルキル基(例えば、メチ
ル、クロロメチル、ジフルオロメチル、トリクロロメチ
ル、トリフルオロメチル、エチル、2−ブロモエチル、
2,2,2−トリフルオロエチル、パーフルオロエチ
ル、プロピル、イソプロピル、3,3,3−トリフルオ
ロプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、パ
ーフルオロブチル基など)、ニトロ基、ヒドロキシル
基、ハロゲン化されていてもよいC1-6 アルコキシ基
(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオ
ロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフルオロエト
キシ、パーフルオロエトキシ、プロポキシ、イソプロポ
キシ、3,3,3−トリフルオロプロポキシ、ブトキシ
基など)、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4 アルキル
アミノ基で置換されたC1-4 アルキル基(例えば、メチ
ルアミノメチル、ジメチルアミノメチル、2−メチルア
ミノエチル、2−ジメチルアミノエチル基など)、モノ
−またはジ−C1-4 アルキルアミノ基(例えば、メチル
アミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミ
ノ基など)、C1-3 アシルオキシ基(例えばアセトキシ
など)、C1-4 アルコキシ−カルボニル基(例えば、メ
トキシカルボニル、エトキシカルボニル基など)、カル
ボキシル基およびカルバモイル基などが挙げられる。
【0120】なかでも、ハロゲン原子(例えば、フッ
素、塩素、臭素原子など)、ハロゲン化されていてもよ
いC1-4 アルキル基(例えば、メチル、クロロメチル、
ジフルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメ
チル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリク
ロロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、パーフ
ルオロエチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル
基など)、およびハロゲン化されていてもよいC1-4 ア
ルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキ
シ、エトキシ、2,2,2−トリクロロエトキシ、2,
2,2−トリフルオロエトキシ、パーフルオロエトキ
シ、プロポキシ基など)、ジ−C1-4 アルキルアミノ基
(例えば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ基など)、
C1-3 アシルオキシ基(例えば、アセトキシ基など)お
よびヒドロキシル基などが好ましい。これらの置換基の
数は、例えば、1〜3個程度であるのが好ましい。
素、塩素、臭素原子など)、ハロゲン化されていてもよ
いC1-4 アルキル基(例えば、メチル、クロロメチル、
ジフルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメ
チル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリク
ロロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、パーフ
ルオロエチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル
基など)、およびハロゲン化されていてもよいC1-4 ア
ルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキ
シ、エトキシ、2,2,2−トリクロロエトキシ、2,
2,2−トリフルオロエトキシ、パーフルオロエトキ
シ、プロポキシ基など)、ジ−C1-4 アルキルアミノ基
(例えば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ基など)、
C1-3 アシルオキシ基(例えば、アセトキシ基など)お
よびヒドロキシル基などが好ましい。これらの置換基の
数は、例えば、1〜3個程度であるのが好ましい。
【0121】特に、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩
素、臭素原子など)、ハロゲン化されていてもよいC
1-4 アルキル基(例えば、メチル、クロロメチル、ジフ
ルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチ
ル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリクロ
ロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、パーフル
オロエチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル基
など)、ハロゲン化されていてもよいC1-4 アルコキシ
基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキ
シ、2,2,2−トリクロロエトキシ、2,2,2−ト
リフルオロエトキシ、パーフルオロエトキシ、プロポキ
シ基など)などが好適である。
素、臭素原子など)、ハロゲン化されていてもよいC
1-4 アルキル基(例えば、メチル、クロロメチル、ジフ
ルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチ
ル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリクロ
ロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、パーフル
オロエチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル基
など)、ハロゲン化されていてもよいC1-4 アルコキシ
基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキ
シ、2,2,2−トリクロロエトキシ、2,2,2−ト
リフルオロエトキシ、パーフルオロエトキシ、プロポキ
シ基など)などが好適である。
【0122】「置換基を有していてもよい複素環」の
「複素環」には、例えば、炭素原子以外に、窒素原子、
酸素原子、硫黄原子などの1種または2種のヘテロ原子
を、1〜4個含む5〜10員の複素環などが含まれる。
複素環としては、具体的には、例えば、(1)フリル、
チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリ
ル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラ
ゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−
オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フ
ラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−
チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,
2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テ
トラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、
ピラジニル、トリアジニルなどの5または6員の芳香族
単環式複素環;(2)ベンゾフラニル、イソベンゾフラ
ニル、ベンゾ〔b〕チエニル、インドリル、イソインド
リル、1H−インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベン
ゾオキサゾリル、1,2−ベンゾイソオキサゾリル、ベ
ンゾチアゾリル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、1H
−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シン
ノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニ
ル、ナフチリジニル、プリニル、プテリジニル、カルバ
ゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カ
ルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェノ
チアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チア
ントレニル、フェナトリジニル、フェナトロリニル、イ
ンドリジニル、ピロロ〔1,2−b〕ピリダジニル、ピ
ラゾロ〔1,5−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−
b〕ピリダジニル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジニ
ル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕ピリジル、
1,2,4−トリアゾロ〔4,3−b〕ピリダジニルな
どの9または10員の芳香族縮合複素環;または(3)
オキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニ
ル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、ピペリジル、
テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニ
ル、ピラジニルなどの5〜10員の非芳香族複素環など
が挙げられる。
「複素環」には、例えば、炭素原子以外に、窒素原子、
酸素原子、硫黄原子などの1種または2種のヘテロ原子
を、1〜4個含む5〜10員の複素環などが含まれる。
複素環としては、具体的には、例えば、(1)フリル、
チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリ
ル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラ
ゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−
オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、フ
ラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−
チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,
2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テ
トラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、
ピラジニル、トリアジニルなどの5または6員の芳香族
単環式複素環;(2)ベンゾフラニル、イソベンゾフラ
ニル、ベンゾ〔b〕チエニル、インドリル、イソインド
リル、1H−インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベン
ゾオキサゾリル、1,2−ベンゾイソオキサゾリル、ベ
ンゾチアゾリル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、1H
−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シン
ノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニ
ル、ナフチリジニル、プリニル、プテリジニル、カルバ
ゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カ
ルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェノ
チアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チア
ントレニル、フェナトリジニル、フェナトロリニル、イ
ンドリジニル、ピロロ〔1,2−b〕ピリダジニル、ピ
ラゾロ〔1,5−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−
b〕ピリダジニル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリミジニ
ル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕ピリジル、
1,2,4−トリアゾロ〔4,3−b〕ピリダジニルな
どの9または10員の芳香族縮合複素環;または(3)
オキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニ
ル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、ピペリジル、
テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニ
ル、ピラジニルなどの5〜10員の非芳香族複素環など
が挙げられる。
【0123】前記複素環(1)〜(3)のうち、例え
ば、炭素原子以外に、窒素原子、酸素原子、硫黄原子な
どのヘテロ原子を1ないし3個含む5または6員の複素
環が広く利用される。このような複素環には、例えば、
フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキ
サゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピリ
ダジニル、キノリル、イソキノリル、チアゾリル、チア
ジアゾリル、チオフェニルなどが含まれる。
ば、炭素原子以外に、窒素原子、酸素原子、硫黄原子な
どのヘテロ原子を1ないし3個含む5または6員の複素
環が広く利用される。このような複素環には、例えば、
フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキ
サゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピリ
ダジニル、キノリル、イソキノリル、チアゾリル、チア
ジアゾリル、チオフェニルなどが含まれる。
【0124】複素環が有していてもよい置換基として
は、前記「置換基を有していてもよい同素環」の項で述
べたのと同様の置換基が挙げられる。
は、前記「置換基を有していてもよい同素環」の項で述
べたのと同様の置換基が挙げられる。
【0125】より好ましいC環には、置換基を有してい
てもよいベンゼン環(特に、置換基により置換されたベ
ンゼン環)、例えば、ハロゲン原子、ハロゲン化されて
いてもよいC1-4 アルキル基、ハロゲン化されていても
よいC1-4 アルコキシ基、ジ−C1-4 アルキルアミノ
基、C1-3 アシルオキシ基およびヒドロキシル基より選
ばれた1〜3個の置換基で置換されていてもよいベンゼ
ン環(特に前記置換基で置換されたベンゼン環)が含ま
れる。具体的には、好ましいC環には、例えば、下記式
(C-1)
てもよいベンゼン環(特に、置換基により置換されたベ
ンゼン環)、例えば、ハロゲン原子、ハロゲン化されて
いてもよいC1-4 アルキル基、ハロゲン化されていても
よいC1-4 アルコキシ基、ジ−C1-4 アルキルアミノ
基、C1-3 アシルオキシ基およびヒドロキシル基より選
ばれた1〜3個の置換基で置換されていてもよいベンゼ
ン環(特に前記置換基で置換されたベンゼン環)が含ま
れる。具体的には、好ましいC環には、例えば、下記式
(C-1)
【0126】
【化25】
【0127】〔式中、C1 、C2 およびC3 は、同一ま
たは相異なって、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン化
されていてもよいC1-4 アルキル基、ハロゲン化されて
いてもよいC1-4 アルコキシ基、モノ−またはジ−C
1-4 アルキルアミノ基、C1-3 アシルオキシ基またはヒ
ドロキシル基を示す〕、または下記式(C-2)
たは相異なって、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン化
されていてもよいC1-4 アルキル基、ハロゲン化されて
いてもよいC1-4 アルコキシ基、モノ−またはジ−C
1-4 アルキルアミノ基、C1-3 アシルオキシ基またはヒ
ドロキシル基を示す〕、または下記式(C-2)
【0128】
【化26】
【0129】〔式中、C4 およびC5 は、同一または相
異なって、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン化されて
いてもよいC1-4 アルキル基またはハロゲン化されてい
てもよいC1-4 アルコキシ基を示す〕で表わされる、置
換されていてもよいベンゼン環が含まれる。
異なって、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン化されて
いてもよいC1-4 アルキル基またはハロゲン化されてい
てもよいC1-4 アルコキシ基を示す〕で表わされる、置
換されていてもよいベンゼン環が含まれる。
【0130】ここで、C1 、C2 、C3 、C4 またはC
5 で示されるハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよ
いC1-4 アルキル基、ハロゲン化されていてもよいC
1-4 アルコキシ基およびモノ−またはジ−C1-4 アルキ
ルアミノ基は、前記したハロゲン原子、ハロゲン化され
ていてもよいC1-4 アルキル基、ハロゲン化されていて
もよいC1-4 アルコキシ基およびモノ−またはジ−C
1-4 アルキルアミノ基と同様のものが用いられる。
5 で示されるハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよ
いC1-4 アルキル基、ハロゲン化されていてもよいC
1-4 アルコキシ基およびモノ−またはジ−C1-4 アルキ
ルアミノ基は、前記したハロゲン原子、ハロゲン化され
ていてもよいC1-4 アルキル基、ハロゲン化されていて
もよいC1-4 アルコキシ基およびモノ−またはジ−C
1-4 アルキルアミノ基と同様のものが用いられる。
【0131】より好ましいC環には、例えば、前記式
(C-1)および(C-2)において、C1〜C5 が下記の置
換基であるベンゼン環が含まれる。 (1)C1 、C2 およびC3 が、同一または相異なっ
て、ハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-4
アルキル基またはハロゲン化されていてもよいC 1-4 ア
ルコキシ基、(2)C1 、C2 およびC3 が、同一また
は相異なって、ハロゲン原子またはハロゲン化されてい
てもよいC1-4 アルキル基、(3)C1 、C2 およびC
3 が、同一または相異なって、ハロゲン原子、(4)C
1 、C2 およびC3 が、同一または相異なって、ハロゲ
ン化されていてもよいC1-4 アルキル基、(5)C1 、
C2 およびC3 が、同一または相異なって、ハロゲン化
されていてもよいC1-4 アルコキシ基、(6)C4 およ
びC5 が、同一または相異なって、ハロゲン原子、
(7)C4 およびC5 が、同一または相異なって、ハロ
ゲン化されていてもよいC1-4 アルキル基、または
(8)C4 およびC5 が、同一または相異なって、ハロ
ゲン化されていてもよいC1-4 アルコキシ基。
(C-1)および(C-2)において、C1〜C5 が下記の置
換基であるベンゼン環が含まれる。 (1)C1 、C2 およびC3 が、同一または相異なっ
て、ハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-4
アルキル基またはハロゲン化されていてもよいC 1-4 ア
ルコキシ基、(2)C1 、C2 およびC3 が、同一また
は相異なって、ハロゲン原子またはハロゲン化されてい
てもよいC1-4 アルキル基、(3)C1 、C2 およびC
3 が、同一または相異なって、ハロゲン原子、(4)C
1 、C2 およびC3 が、同一または相異なって、ハロゲ
ン化されていてもよいC1-4 アルキル基、(5)C1 、
C2 およびC3 が、同一または相異なって、ハロゲン化
されていてもよいC1-4 アルコキシ基、(6)C4 およ
びC5 が、同一または相異なって、ハロゲン原子、
(7)C4 およびC5 が、同一または相異なって、ハロ
ゲン化されていてもよいC1-4 アルキル基、または
(8)C4 およびC5 が、同一または相異なって、ハロ
ゲン化されていてもよいC1-4 アルコキシ基。
【0132】前記態様(1)〜(8)において、「ハロ
ゲン化されていてもよいC1-4 アルキル基」、「ハロゲ
ン化されていてもよいC1-4 アルコキシ基」および「ハ
ロゲン原子」としては、前記と同様の基または原子が例
示できる。
ゲン化されていてもよいC1-4 アルキル基」、「ハロゲ
ン化されていてもよいC1-4 アルコキシ基」および「ハ
ロゲン原子」としては、前記と同様の基または原子が例
示できる。
【0133】さらに好ましいC環としては、例えば、前
記式(C-2)において、C4 およびC5 が下記の置換基
であるベンゼン環が挙げられる。 (a)C4 およびC5 のうち一方が水素原子、他方がメ
トキシ基、(b)C4 およびC5 が塩素原子、(c)C
4 およびC5 のうち一方がメトキシ基、他方がイソプロ
ピル基、(d)C4 およびC5 のうち一方がメトキシ
基、他方が1−メトキシ−1−メチルエチル基、または
(e)C4 およびC5 がトリフルオロメチル基。
記式(C-2)において、C4 およびC5 が下記の置換基
であるベンゼン環が挙げられる。 (a)C4 およびC5 のうち一方が水素原子、他方がメ
トキシ基、(b)C4 およびC5 が塩素原子、(c)C
4 およびC5 のうち一方がメトキシ基、他方がイソプロ
ピル基、(d)C4 およびC5 のうち一方がメトキシ
基、他方が1−メトキシ−1−メチルエチル基、または
(e)C4 およびC5 がトリフルオロメチル基。
【0134】「Z環」について 前記式中、Z環は置換されていてもよい含窒素複素環を
示す。Z環の置換基としては、種々の置換基、例えば、
アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、sec −ブチル、tert−
ブチル基などの炭素数1〜6の直鎖状または分枝状アル
キル基、好ましくは炭素数1〜4の直鎖状または分枝状
アルキル基)、アルケニル基(例えば、エテニル、プロ
ペニル、イソプロペニル、ブテニル、イソブテニル、se
c −ブテニル基などのC2-6 アルケニル基、好ましくは
C2-4 アルケニル基)、アルキニル基(例えば、エチニ
ル、プロピニル、イソプロピニル、ブチニル、イソブチ
ニル、sec −ブチニル基などのC2-6 アルキニル基、好
ましくはC2-4 アルキニル基)、シクロアルキル基(例
えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル基などのC3-8 シクロアルキル基、
好ましくはC3-6 シクロアルキル基)、シクロアルキル
−アルキル基(例えば、シクロプロピルメチル、シクロ
プロピルエチル、シクロヘキシルメチル基などのC3-8
シクロアルキル−C1-4 アルキル基)、アリール基(例
えば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、アント
リル、フェナントリル基などのC6-14 アリール基、好
ましくはC6-10 アリール基、特にフェニル基)、ニト
ロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基
(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロ
ポキシ、ブトキシ基など)、C1-4 アルキルチオ基(例
えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ基な
ど)、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4 アルキルアミ
ノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピル
アミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ基など)、環
状アミノ基(例えば、窒素原子以外に酸素原子、硫黄原
子などのヘテロ原子を1〜3個含んでいてもよい5〜9
員の環状アミノ基など、具体的には、例えば、ピロリジ
ノ、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ基な
ど)、C1-4 アルキル−カルボニルアミノ基(例えば、
アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ
基など)、C1-4 アルキルスルホニルアミノ基(例え
ば、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ
基など)、C1-4 アルコキシ−カルボニル基(例えば、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシ
カルボニル基など)、カルボキシル基、C1-6 アルキル
−カルボニル基(例えば、メチルカルボニル、エチルカ
ルボニル、プロピルカルボニル基など)、カルバモイル
基、モノ−またはジ−C1-4 アルキルカルバモイル基
(例えば、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル基
など)、C1-6 アルキルスルホニル基(例えば、メチル
スルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル基
など)、オキソ基、チオキソ基などが挙げられる。これ
らの置換基の数は、Z環の大きさに応じて、例えば、1
〜5個程度、好ましくは1または2個程度である。
示す。Z環の置換基としては、種々の置換基、例えば、
アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、sec −ブチル、tert−
ブチル基などの炭素数1〜6の直鎖状または分枝状アル
キル基、好ましくは炭素数1〜4の直鎖状または分枝状
アルキル基)、アルケニル基(例えば、エテニル、プロ
ペニル、イソプロペニル、ブテニル、イソブテニル、se
c −ブテニル基などのC2-6 アルケニル基、好ましくは
C2-4 アルケニル基)、アルキニル基(例えば、エチニ
ル、プロピニル、イソプロピニル、ブチニル、イソブチ
ニル、sec −ブチニル基などのC2-6 アルキニル基、好
ましくはC2-4 アルキニル基)、シクロアルキル基(例
えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル基などのC3-8 シクロアルキル基、
好ましくはC3-6 シクロアルキル基)、シクロアルキル
−アルキル基(例えば、シクロプロピルメチル、シクロ
プロピルエチル、シクロヘキシルメチル基などのC3-8
シクロアルキル−C1-4 アルキル基)、アリール基(例
えば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、アント
リル、フェナントリル基などのC6-14 アリール基、好
ましくはC6-10 アリール基、特にフェニル基)、ニト
ロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基
(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロ
ポキシ、ブトキシ基など)、C1-4 アルキルチオ基(例
えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ基な
ど)、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4 アルキルアミ
ノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピル
アミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ基など)、環
状アミノ基(例えば、窒素原子以外に酸素原子、硫黄原
子などのヘテロ原子を1〜3個含んでいてもよい5〜9
員の環状アミノ基など、具体的には、例えば、ピロリジ
ノ、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ基な
ど)、C1-4 アルキル−カルボニルアミノ基(例えば、
アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ
基など)、C1-4 アルキルスルホニルアミノ基(例え
ば、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ
基など)、C1-4 アルコキシ−カルボニル基(例えば、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシ
カルボニル基など)、カルボキシル基、C1-6 アルキル
−カルボニル基(例えば、メチルカルボニル、エチルカ
ルボニル、プロピルカルボニル基など)、カルバモイル
基、モノ−またはジ−C1-4 アルキルカルバモイル基
(例えば、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル基
など)、C1-6 アルキルスルホニル基(例えば、メチル
スルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル基
など)、オキソ基、チオキソ基などが挙げられる。これ
らの置換基の数は、Z環の大きさに応じて、例えば、1
〜5個程度、好ましくは1または2個程度である。
【0135】Z環は、Yおよび窒素原子N以外に、窒素
原子、酸素原子および硫黄原子から選択された少なくと
も1つのヘテロ原子を含んでいてもよい複素環であって
もよいが、オキソ化されていてもよい環であるのが好ま
しい。
原子、酸素原子および硫黄原子から選択された少なくと
も1つのヘテロ原子を含んでいてもよい複素環であって
もよいが、オキソ化されていてもよい環であるのが好ま
しい。
【0136】Z環には、下記式(Z-1)
【0137】
【化27】
【0138】(式中、DとEは、Eに隣接する窒素原子
とともに前記Z環を形成する基を示す)で表される含窒
素複素環が含まれる。
とともに前記Z環を形成する基を示す)で表される含窒
素複素環が含まれる。
【0139】Z環を形成するDおよびEとしては、少な
くとも一方がオキソ化されていてもよいアルキレン基、
オキシアルキレン基、イミノアルキレン基などが挙げら
れる。好ましいDおよびEはそれぞれオキソ化されてい
てもよいアルキレン基、オキシアルキレン基である場合
が多い。DおよびEで表されるオキソ化されていてもよ
いアルキレン基、オキシアルキレン基、イミノアルキレ
ン基は、Z環が5〜12員環、好ましくは5〜9員環を
形成する炭素数を有するのが好ましい。なお、Dおよび
Eで表されるアルキレン基の炭素数は、同一または異な
っていてもよい。
くとも一方がオキソ化されていてもよいアルキレン基、
オキシアルキレン基、イミノアルキレン基などが挙げら
れる。好ましいDおよびEはそれぞれオキソ化されてい
てもよいアルキレン基、オキシアルキレン基である場合
が多い。DおよびEで表されるオキソ化されていてもよ
いアルキレン基、オキシアルキレン基、イミノアルキレ
ン基は、Z環が5〜12員環、好ましくは5〜9員環を
形成する炭素数を有するのが好ましい。なお、Dおよび
Eで表されるアルキレン基の炭素数は、同一または異な
っていてもよい。
【0140】好ましいDには、例えば、オキソ化されて
いてもよいC1-7 アルキレン基(特にオキソ化されてい
てもよいC1-5 アルキレン基)、C1-7 オキシアルキレ
ン基(特にC1-5 オキシアルキレン基)、C1-7 イミノ
アルキレン基(特にC1-5 イミノアルキレン基)が含ま
れる。さらに好ましいDには、式 −(CH2)m−(式
中、mは1〜7)で表されるアルキレン基、式 −O−
(CH2)p−(式中、pは1〜7の整数)で表されるオ
キシアルキレン基、式 −NH−(CH2)q−(式中、
qは1〜7の整数)で表されるイミノアルキレン基が含
まれる。上記式において、mおよびpは、それぞれ1〜
5、特に2〜5であるのが好ましい。
いてもよいC1-7 アルキレン基(特にオキソ化されてい
てもよいC1-5 アルキレン基)、C1-7 オキシアルキレ
ン基(特にC1-5 オキシアルキレン基)、C1-7 イミノ
アルキレン基(特にC1-5 イミノアルキレン基)が含ま
れる。さらに好ましいDには、式 −(CH2)m−(式
中、mは1〜7)で表されるアルキレン基、式 −O−
(CH2)p−(式中、pは1〜7の整数)で表されるオ
キシアルキレン基、式 −NH−(CH2)q−(式中、
qは1〜7の整数)で表されるイミノアルキレン基が含
まれる。上記式において、mおよびpは、それぞれ1〜
5、特に2〜5であるのが好ましい。
【0141】好ましいEには、例えば、オキソ化されて
いてもよいC1-3 アルキレン基、特にオキソ化されてい
てもよい炭素数1または2のアルキレン基、なかでもオ
キソ化されていてもよいメチレン基が含まれる。
いてもよいC1-3 アルキレン基、特にオキソ化されてい
てもよい炭素数1または2のアルキレン基、なかでもオ
キソ化されていてもよいメチレン基が含まれる。
【0142】前記Z環に置換可能なオキソ基の数は特に
制限されず、Z環の大きさに応じて1〜3程度の範囲か
ら選択できるが、Z環が5〜10員である場合、オキソ
基の数は1または2個程度である。オキソ基は、Dおよ
び/またはEの少なくともいずれか一方に置換していれ
ばよい。好ましいZ環において、オキソ基はEに置換し
ている。
制限されず、Z環の大きさに応じて1〜3程度の範囲か
ら選択できるが、Z環が5〜10員である場合、オキソ
基の数は1または2個程度である。オキソ基は、Dおよ
び/またはEの少なくともいずれか一方に置換していれ
ばよい。好ましいZ環において、オキソ基はEに置換し
ている。
【0143】好ましいZ環において、Dは炭素数1〜
5、特にC2-5 アルキレン基またはオキシアルキレン基
であり、Eはオキソ化された炭素数1または2のアルキ
レン基、特に>C=Oである。好ましいZ環には、例え
ば、下記式(Z-2)
5、特にC2-5 アルキレン基またはオキシアルキレン基
であり、Eはオキソ化された炭素数1または2のアルキ
レン基、特に>C=Oである。好ましいZ環には、例え
ば、下記式(Z-2)
【0144】
【化28】
【0145】(式中、mおよびpはそれぞれ1〜5の整
数を示す)で表される5〜9員含窒素複素環が含まれ
る。
数を示す)で表される5〜9員含窒素複素環が含まれ
る。
【0146】「nについて」前記式中、nは1ないし6
の整数を示し、1〜3の整数、特に1または2であるの
が好ましい。さらに好ましくは、nは1である。
の整数を示し、1〜3の整数、特に1または2であるの
が好ましい。さらに好ましくは、nは1である。
【0147】化合物(I)および(Ia)について 前記一般式(I) および一般式(Ia)で表される化合物にお
いて、前記「M環」
いて、前記「M環」
【0148】
【化29】
【0149】組み合わせは特に制限されず、適当に組み
合わせることにより化合物(I),(Ia)を構築できる。好
ましい化合物(I),(Ia)は、前記好ましい態様の「M
環」
合わせることにより化合物(I),(Ia)を構築できる。好
ましい化合物(I),(Ia)は、前記好ましい態様の「M
環」
【0150】
【化30】
【0151】組み合わせることにより構築される。
【0152】前記一般式(I)、特に一般式(Ia)で表され
る化合物のうち、好ましい化合物(1)には、次のよう
な化合物または薬学上許容可能な塩が含まれる。A環お
よびB環のうちいずれか一方が、炭素原子以外に、窒素
原子および硫黄原子から選ばれたヘテロ原子を1または
2個含む5または6員の複素環であり、他方がベンゼン
環であり、A環およびB環は、ハロゲン原子およびハロ
ゲン化されていてもよいC1-4 アルキル基から選ばれた
1または2個の置換基を有していてもよい;C環が、ハ
ロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-6 アルキ
ル基(好ましくはC1-4 アルキル基)およびハロゲン化
されていてもよいC1-6 アルコキシ基(好ましくはC
1-4 アルコキシ基)から選ばれた1〜3個の置換基を有
していてもよいベンゼン環;Z環を構成するDが−(C
H2)m−(mは1〜7の整数を示す)または−O−(C
H2)p−(pは1〜7の整数を示す);Z環を構成する
Eが>C=O;
る化合物のうち、好ましい化合物(1)には、次のよう
な化合物または薬学上許容可能な塩が含まれる。A環お
よびB環のうちいずれか一方が、炭素原子以外に、窒素
原子および硫黄原子から選ばれたヘテロ原子を1または
2個含む5または6員の複素環であり、他方がベンゼン
環であり、A環およびB環は、ハロゲン原子およびハロ
ゲン化されていてもよいC1-4 アルキル基から選ばれた
1または2個の置換基を有していてもよい;C環が、ハ
ロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-6 アルキ
ル基(好ましくはC1-4 アルキル基)およびハロゲン化
されていてもよいC1-6 アルコキシ基(好ましくはC
1-4 アルコキシ基)から選ばれた1〜3個の置換基を有
していてもよいベンゼン環;Z環を構成するDが−(C
H2)m−(mは1〜7の整数を示す)または−O−(C
H2)p−(pは1〜7の整数を示す);Z環を構成する
Eが>C=O;
【0153】
【化31】
【0154】nが1である化合物または薬学上許容可能
なその塩。
なその塩。
【0155】上記「5または6員の複素環」としては、
例えば、ピリジン、ピラジン、ピロール、チオフェン、
チアゾール、テトラヒドロピラジン、ピペリジンなどが
挙げられ、具体的には、A環として、前記式(A-5)で
表される複素環などが挙げられ、B環としては、前記式
(B-7)(B-8)、特に前記式(B-10)で表されるベンゼ
ン環などが挙げられる。
例えば、ピリジン、ピラジン、ピロール、チオフェン、
チアゾール、テトラヒドロピラジン、ピペリジンなどが
挙げられ、具体的には、A環として、前記式(A-5)で
表される複素環などが挙げられ、B環としては、前記式
(B-7)(B-8)、特に前記式(B-10)で表されるベンゼ
ン環などが挙げられる。
【0156】前記「ハロゲン原子」には、例えば、フッ
素、塩素、臭素原子などが含まれ、「ハロゲン化されて
いてもよいC1-4 アルキル基」としては、例えば、メチ
ル、クロロメチル、ジフルオロメチル、トリクロロメチ
ル、トリフルオロメチル、エチル、2−ブロモエチル、
2,2,2−トリフルオロエチル、パーフルオロエチ
ル、プロピル、3,3,3−トリフルオロプロピル、イ
ソプロピル、2−トリフルオロメチルエチル、1−(ト
リフルオロメチル)エチル、ブチル、4,4,4−トリ
フルオロブチル、イソブチル、sec −ブチル、tert−ブ
チル基などが挙げられ、「ハロゲン化されていてもよい
C1-6 アルキル基」には、上記アルキル基またはハロゲ
ン化アルキル基に加えて、ペンチル、ヘキシル基などが
含まれる。
素、塩素、臭素原子などが含まれ、「ハロゲン化されて
いてもよいC1-4 アルキル基」としては、例えば、メチ
ル、クロロメチル、ジフルオロメチル、トリクロロメチ
ル、トリフルオロメチル、エチル、2−ブロモエチル、
2,2,2−トリフルオロエチル、パーフルオロエチ
ル、プロピル、3,3,3−トリフルオロプロピル、イ
ソプロピル、2−トリフルオロメチルエチル、1−(ト
リフルオロメチル)エチル、ブチル、4,4,4−トリ
フルオロブチル、イソブチル、sec −ブチル、tert−ブ
チル基などが挙げられ、「ハロゲン化されていてもよい
C1-6 アルキル基」には、上記アルキル基またはハロゲ
ン化アルキル基に加えて、ペンチル、ヘキシル基などが
含まれる。
【0157】「ハロゲン化されていてもよいC1-4 アル
コキシ基」としては、例えば、メトキシ、ジフルオロメ
トキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、2,2,2
−トリフルオロエトキシ、パーフルオロエトキシ、プロ
ポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、4,4,4−トリ
フルオロブトキシ、イソブトキシ、sec −ブトキシ、te
rt−ブトキシ基などが挙げられ、「ハロゲン化されてい
てもよいC1-6 アルコキシ基」には、上記アルコキシ基
またはハロゲン化アルコキシ基に加えて、ペンチルオキ
シ、ヘキシルオキシ基などが含まれる。
コキシ基」としては、例えば、メトキシ、ジフルオロメ
トキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、2,2,2
−トリフルオロエトキシ、パーフルオロエトキシ、プロ
ポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、4,4,4−トリ
フルオロブトキシ、イソブトキシ、sec −ブトキシ、te
rt−ブトキシ基などが挙げられ、「ハロゲン化されてい
てもよいC1-6 アルコキシ基」には、上記アルコキシ基
またはハロゲン化アルコキシ基に加えて、ペンチルオキ
シ、ヘキシルオキシ基などが含まれる。
【0158】前記一般式(I)、特に一般式(Ia)で表され
る化合物のうち、好ましい化合物(2)には、次のよう
な化合物または薬学上許容可能な塩も含まれる。A環
が、炭素原子以外に、1個の窒素原子または1個の硫黄
原子を含む5または6員の複素環、例えば、下記式(A-
7)で表される複素環;
る化合物のうち、好ましい化合物(2)には、次のよう
な化合物または薬学上許容可能な塩も含まれる。A環
が、炭素原子以外に、1個の窒素原子または1個の硫黄
原子を含む5または6員の複素環、例えば、下記式(A-
7)で表される複素環;
【0159】
【化32】
【0160】B環が、ハロゲン原子およびハロゲン化さ
れていてもよいC1-4 アルキル基から選ばれた1〜3個
の置換基を有していてもよいベンゼン環;C環が、ハロ
ゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-4 アルキル
基およびハロゲン化されていてもよいC1-4 アルコキシ
基から選ばれた1〜3個の置換基で置換されていてもよ
いベンゼン環;Z環を構成するDが−(CH2)m−(m
は1〜7の整数を示す)または−O−(CH2)p−(p
は1〜7の整数を示す);Z環を構成するEが>C=
O;
れていてもよいC1-4 アルキル基から選ばれた1〜3個
の置換基を有していてもよいベンゼン環;C環が、ハロ
ゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-4 アルキル
基およびハロゲン化されていてもよいC1-4 アルコキシ
基から選ばれた1〜3個の置換基で置換されていてもよ
いベンゼン環;Z環を構成するDが−(CH2)m−(m
は1〜7の整数を示す)または−O−(CH2)p−(p
は1〜7の整数を示す);Z環を構成するEが>C=
O;
【0161】
【化33】
【0162】nが1である化合物または薬学上許容可能
なその塩。
なその塩。
【0163】「ハロゲン原子」、「ハロゲン化されてい
てもよいC1-4 アルキル基」および「ハロゲン化されて
いてもよいC1-4 アルコキシ基」としては、上記化合物
(1)の項で述べたのと同様の原子または基が例示でき
る。
てもよいC1-4 アルキル基」および「ハロゲン化されて
いてもよいC1-4 アルコキシ基」としては、上記化合物
(1)の項で述べたのと同様の原子または基が例示でき
る。
【0164】より好ましくは、RaおよびRbが同一また
は異なって水素原子またはC1-6アルコキシ基、C
1-6アルキルチオ基、アミノ基、C1-7アシルアミノ
基、モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ基、C
5-9環状アミノ基(窒素原子以外に酸素原子、硫黄原子
などのヘテロ原子を1〜3個含んでいてもよい5〜9員
の環状アミノ基)、C1-6アルキル基で置換されてい
てもよい5または6員の環状アミノ基、C1-6アルキ
ルスルホニルアミノ基またはC1-6アルキルカルボニ
ルオキシ基で置換されていてもよいC1-6アルキル基、
またはRaおよびRbが共に結合してハロゲン原子または
C1-4アルキル基から選ばれた1ないし3個の置換基を
有していてもよいピリジン環を形成し、B環がハロゲ
ン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル
基およびハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキ
シ基から選ばれた1ないし3個の置換基を有していても
よいベンゼン環であり、C環がハロゲン原子、ハロ
ゲン化されていてもよいC1-4アルキル基、ハロゲン
化されていてもよいC1-4アルコキシ基、C1-4アルキ
ル基で置換されていてもよいアミノ基、C1-3アシル
オキシ基およびヒドロキシル基から選ばれた1ないし
3個の置換基を有していてもよいベンゼン環であり、Z
環がC1-4アルキル基またはヒドロキシル基で置換され
ていてもよくオキソ化されていてもよい5ないし10員
の含窒素複素環基であり、
は異なって水素原子またはC1-6アルコキシ基、C
1-6アルキルチオ基、アミノ基、C1-7アシルアミノ
基、モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ基、C
5-9環状アミノ基(窒素原子以外に酸素原子、硫黄原子
などのヘテロ原子を1〜3個含んでいてもよい5〜9員
の環状アミノ基)、C1-6アルキル基で置換されてい
てもよい5または6員の環状アミノ基、C1-6アルキ
ルスルホニルアミノ基またはC1-6アルキルカルボニ
ルオキシ基で置換されていてもよいC1-6アルキル基、
またはRaおよびRbが共に結合してハロゲン原子または
C1-4アルキル基から選ばれた1ないし3個の置換基を
有していてもよいピリジン環を形成し、B環がハロゲ
ン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル
基およびハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキ
シ基から選ばれた1ないし3個の置換基を有していても
よいベンゼン環であり、C環がハロゲン原子、ハロ
ゲン化されていてもよいC1-4アルキル基、ハロゲン
化されていてもよいC1-4アルコキシ基、C1-4アルキ
ル基で置換されていてもよいアミノ基、C1-3アシル
オキシ基およびヒドロキシル基から選ばれた1ないし
3個の置換基を有していてもよいベンゼン環であり、Z
環がC1-4アルキル基またはヒドロキシル基で置換され
ていてもよくオキソ化されていてもよい5ないし10員
の含窒素複素環基であり、
【0165】
【化34】
【0166】nが1である化合物またはその塩が含まれ
る。
る。
【0167】化合物(I)および(Ia)のうち好ましい化合
物には、例えば、下記一般式で表される化合物またはそ
の塩が含まれる。
物には、例えば、下記一般式で表される化合物またはそ
の塩が含まれる。
【0168】
【化35】
【0169】(式中、DおよびEはオキソ化されていて
もよいアルキレン基、その他の記号は前記と同意義であ
る)
もよいアルキレン基、その他の記号は前記と同意義であ
る)
【0170】DおよびEは、それぞれ1つのオキソ基で
置換されていてもよいC1-3アルキレン基であるのが好
ましい。
置換されていてもよいC1-3アルキレン基であるのが好
ましい。
【0171】化合物(I)および(Ia)のうちさらに好まし
い化合物には、例えば、下記一般式で表される化合物ま
たはその塩が含まれる。
い化合物には、例えば、下記一般式で表される化合物ま
たはその塩が含まれる。
【0172】
【化36】
【0173】(式中、mは1〜7の整数、その他の記号
は前記と同意義である)mは2〜5の整数が好ましい。
は前記と同意義である)mは2〜5の整数が好ましい。
【0174】上記式において、RaおよびRbがそれぞれ
水素原子または(I)ハロゲン原子,(II)(i)ヒドロキシル
基,(ii)C1-6アルコキシ基,(iii)C1- 6アルキルチオ
基,(iv)アミノ基,(v)C1-7アシルアミノ基,(vi)モノ
−またはジ−C1-6アルキルアミノ基,(vii)モノ−また
はジ−C3-8シクロアルキルアミノ基,(viii)C1-6アル
キルで置換されていてもよい、窒素原子以外に酸素原
子、硫黄原子からなる群から選ばれるヘテロ原子を1〜
3個含んでいてもよい5〜9員の環状アミノ基,(ix)C
1-4アルキルスルホニルアミノ基,(x)C1-6アルキル−
カルボニルオキシ基および(xi)ハロゲン原子からなる群
から選ばれる1〜5個の置換基を有していてもよいC
1-6アルキル基,(III)C1-6アルキルで置換されていて
もよい、窒素原子以外に酸素原子および硫黄原子からな
る群から選ばれるヘテロ原子を1〜3個(好ましくは、
1または2個)含んでいてもよい5〜9員(好ましく
は、6員)の環状アミノ基,(IV)カルボキシル基,(V)
カルバモイル基および(VI)モノ−またはジ−C1-6アル
キルカルバモイル基からなる群から選ばれる置換基を示
すか;RaおよびRbが共に結合してA環を形成し、A環
がC1-6アルキル基で置換されていてもよい、炭素原子
以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子からなる群か
ら選ばれる1種または2種のヘテロ原子を1個ないし3
個含む5ないし9員の芳香族複素環(好ましくは、ピリ
ジン環)を示し;B環が(i)ヒドロキシル基で置換され
ていてもよいC1-6アルキル基,(ii)C1- 6アルキルカル
ボニル基(ホルミルを含む)および(iii)カルボキシル
基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよ
いC6-10アリール基(好ましくは、ベンゼン環)を示
し;C環が(i)ハロゲン原子,(ii)ハロゲン化されてい
てもよいC1-10アルキル基および(iii)C1-10アルコキ
シ基からなる群から選ばれる1ないし3個の置換基で置
換されていてもよいC6-10アリール基(好ましくは、ベ
ンゼン環)であり;Z環が(i)C1-6アルキル基,(ii)ヒ
ドロキシル基および(iii)オキソ基からなる群から選ば
れる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい、Y
および窒素原子以外に、窒素原子、酸素原子および硫黄
原子からなる群から選ばれる少なくとも1つのヘテロ原
子を含んでいてもよい5ないし12員の複素環を示す場
合が好ましい。
水素原子または(I)ハロゲン原子,(II)(i)ヒドロキシル
基,(ii)C1-6アルコキシ基,(iii)C1- 6アルキルチオ
基,(iv)アミノ基,(v)C1-7アシルアミノ基,(vi)モノ
−またはジ−C1-6アルキルアミノ基,(vii)モノ−また
はジ−C3-8シクロアルキルアミノ基,(viii)C1-6アル
キルで置換されていてもよい、窒素原子以外に酸素原
子、硫黄原子からなる群から選ばれるヘテロ原子を1〜
3個含んでいてもよい5〜9員の環状アミノ基,(ix)C
1-4アルキルスルホニルアミノ基,(x)C1-6アルキル−
カルボニルオキシ基および(xi)ハロゲン原子からなる群
から選ばれる1〜5個の置換基を有していてもよいC
1-6アルキル基,(III)C1-6アルキルで置換されていて
もよい、窒素原子以外に酸素原子および硫黄原子からな
る群から選ばれるヘテロ原子を1〜3個(好ましくは、
1または2個)含んでいてもよい5〜9員(好ましく
は、6員)の環状アミノ基,(IV)カルボキシル基,(V)
カルバモイル基および(VI)モノ−またはジ−C1-6アル
キルカルバモイル基からなる群から選ばれる置換基を示
すか;RaおよびRbが共に結合してA環を形成し、A環
がC1-6アルキル基で置換されていてもよい、炭素原子
以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子からなる群か
ら選ばれる1種または2種のヘテロ原子を1個ないし3
個含む5ないし9員の芳香族複素環(好ましくは、ピリ
ジン環)を示し;B環が(i)ヒドロキシル基で置換され
ていてもよいC1-6アルキル基,(ii)C1- 6アルキルカル
ボニル基(ホルミルを含む)および(iii)カルボキシル
基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよ
いC6-10アリール基(好ましくは、ベンゼン環)を示
し;C環が(i)ハロゲン原子,(ii)ハロゲン化されてい
てもよいC1-10アルキル基および(iii)C1-10アルコキ
シ基からなる群から選ばれる1ないし3個の置換基で置
換されていてもよいC6-10アリール基(好ましくは、ベ
ンゼン環)であり;Z環が(i)C1-6アルキル基,(ii)ヒ
ドロキシル基および(iii)オキソ基からなる群から選ば
れる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい、Y
および窒素原子以外に、窒素原子、酸素原子および硫黄
原子からなる群から選ばれる少なくとも1つのヘテロ原
子を含んでいてもよい5ないし12員の複素環を示す場
合が好ましい。
【0175】前記式(I)および(Ia)で表される化合物は
塩を形成していてもよく、それが医薬品として用いられ
る場合、塩としては薬学上許容可能な塩が好ましい。薬
学上許容可能な塩としては、例えば、塩酸、硫酸、リン
酸、二リン酸、臭化水素酸および硝酸などの無機酸との
塩、または酢酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒
石酸、コハク酸、クエン酸、乳酸、メタンスルホン酸、
p−トルエンスルホン酸、パルミチン酸、サリチル酸お
よびステアリン酸などの有機酸との塩が例示できる。
塩を形成していてもよく、それが医薬品として用いられ
る場合、塩としては薬学上許容可能な塩が好ましい。薬
学上許容可能な塩としては、例えば、塩酸、硫酸、リン
酸、二リン酸、臭化水素酸および硝酸などの無機酸との
塩、または酢酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒
石酸、コハク酸、クエン酸、乳酸、メタンスルホン酸、
p−トルエンスルホン酸、パルミチン酸、サリチル酸お
よびステアリン酸などの有機酸との塩が例示できる。
【0176】本発明で用いる化合物(I)および(Ia)また
はその塩には、シス,トランス異性体などの立体異性
体、ラセミ体の他、R体およびS体などの光学活性体も
含まれる。また、Z環などの環の大きさによっては、コ
ンホメーションによる異性体が生成する場合があるが、
このような異性体も化合物(I)および(Ia)またはその塩
に含まれる。
はその塩には、シス,トランス異性体などの立体異性
体、ラセミ体の他、R体およびS体などの光学活性体も
含まれる。また、Z環などの環の大きさによっては、コ
ンホメーションによる異性体が生成する場合があるが、
このような異性体も化合物(I)および(Ia)またはその塩
に含まれる。
【0177】以下に化合物(I)および(Ia)に含まれる化
合物の中で好ましいものを示す。 (1)7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジル]−6,7,8,9−テトラヒドロ−5−(4−メ
チルフェニル)−6,11−ジオキソ−11H−ピラジ
ノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン(以下、化合
物No.1と略称する場合がある。) (2)7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジル]−6,7,8,9,10,12−ヘキサヒドロ−
5−(4−メチルフェニル)−6,12−ジオキソ
[1,4]ジアゼピノ[2,1−g][1,7]ナフチ
リジン(以下、化合物No.2と略称する場合があ
る。) (3)7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジル]−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−
5−(4−メチルフェニル)−6,13−ジオキソ−1
3H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]
ナフチリジン (4)6,7,8,9,10,12−ヘキサヒドロ−7
−(2−メトキシベンジル)−5−(4−メチルフェニ
ル)−6,12−ジオキソ[1,4]ジアゼピノ[2,
1−g][1,7]ナフチリジン (5)6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−7
−(2−メトキシベンジル)−5−(4−メチルフェニ
ル)−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾ
シノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (6)7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジル]−6,7,8,9,10,11,12,14−オ
クタヒドロ−5−(4−メチルフェニル)−6,14−
ジオキソ[1,4]ジアゾニノ[2,1−g][1,
7]ナフチリジン (7)7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジル]−6,7,8,9,10,12−ヘキサヒドロ−
6,12−ジオキソ−5−フェニル[1,4]ジアゼピ
ノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (8)7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジル]−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−
6,13−ジオキソ−5−フェニル−13H−[1,
4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (9)7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジル]−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−
5−(4−メチルフェニル)−6,13−ジオキソ−1
3H−[1,4]ジアゾシノ[1,2−b][2,7]
ナフチリジン (10)7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−1,2,3,4,6,7,8,9,10,1
1−デカヒドロ−2−メチル−5−(4−メチルフェニ
ル)−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾ
シノ[1,2−b][2,7]ナフチリジン
合物の中で好ましいものを示す。 (1)7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジル]−6,7,8,9−テトラヒドロ−5−(4−メ
チルフェニル)−6,11−ジオキソ−11H−ピラジ
ノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン(以下、化合
物No.1と略称する場合がある。) (2)7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジル]−6,7,8,9,10,12−ヘキサヒドロ−
5−(4−メチルフェニル)−6,12−ジオキソ
[1,4]ジアゼピノ[2,1−g][1,7]ナフチ
リジン(以下、化合物No.2と略称する場合があ
る。) (3)7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジル]−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−
5−(4−メチルフェニル)−6,13−ジオキソ−1
3H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]
ナフチリジン (4)6,7,8,9,10,12−ヘキサヒドロ−7
−(2−メトキシベンジル)−5−(4−メチルフェニ
ル)−6,12−ジオキソ[1,4]ジアゼピノ[2,
1−g][1,7]ナフチリジン (5)6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−7
−(2−メトキシベンジル)−5−(4−メチルフェニ
ル)−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾ
シノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (6)7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジル]−6,7,8,9,10,11,12,14−オ
クタヒドロ−5−(4−メチルフェニル)−6,14−
ジオキソ[1,4]ジアゾニノ[2,1−g][1,
7]ナフチリジン (7)7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジル]−6,7,8,9,10,12−ヘキサヒドロ−
6,12−ジオキソ−5−フェニル[1,4]ジアゼピ
ノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (8)7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジル]−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−
6,13−ジオキソ−5−フェニル−13H−[1,
4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (9)7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジル]−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−
5−(4−メチルフェニル)−6,13−ジオキソ−1
3H−[1,4]ジアゾシノ[1,2−b][2,7]
ナフチリジン (10)7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−1,2,3,4,6,7,8,9,10,1
1−デカヒドロ−2−メチル−5−(4−メチルフェニ
ル)−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾ
シノ[1,2−b][2,7]ナフチリジン
【0178】(11)4−[3,5−ビス(トリフルオ
ロメチル)ベンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ
−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−f]
[1,4]オキサゼピン (12)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,12−ヘ
キサヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)
−6,12−ジオキソ[1,4]ジアゼピノ[2,1−
g][1,7]ナフチリジン (13)(9S)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,12−ヘ
キサヒドロ−9−メチル−6,12−ジオキソ−5−フ
ェニル[1,4]ジアゼピノ[2,1−g][1,7]
ナフチリジン (14)(9S)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,12−ヘ
キサヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)
−6,12−ジオキソ[1,4]ジアゼピノ[2,1−
g][1,7]ナフチリジン (15)(±)−7−[3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘキ
サヒドロ−9−メチル−6,13−ジオキソ−5−フェ
ニル−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジン (16)(±)−7−[3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘキ
サヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)−
6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ
[2,1−g][1,7]ナフチリジン (17)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘ
キサヒドロ−9−メチル−6,13−ジオキソ−5−フ
ェニル−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジン (18)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘ
キサヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)
−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ
[2,1−g][1,7]ナフチリジン(以下、化合物
No.3と略称する場合がある。) (19)(9S)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘ
キサヒドロ−9−メチル−6,13−ジオキソ−5−フ
ェニル−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジン (20)(9S)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘ
キサヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)
−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ
[2,1−g][1,7]ナフチリジン
ロメチル)ベンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ
−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−f]
[1,4]オキサゼピン (12)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,12−ヘ
キサヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)
−6,12−ジオキソ[1,4]ジアゼピノ[2,1−
g][1,7]ナフチリジン (13)(9S)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,12−ヘ
キサヒドロ−9−メチル−6,12−ジオキソ−5−フ
ェニル[1,4]ジアゼピノ[2,1−g][1,7]
ナフチリジン (14)(9S)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,12−ヘ
キサヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)
−6,12−ジオキソ[1,4]ジアゼピノ[2,1−
g][1,7]ナフチリジン (15)(±)−7−[3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘキ
サヒドロ−9−メチル−6,13−ジオキソ−5−フェ
ニル−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジン (16)(±)−7−[3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘキ
サヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)−
6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ
[2,1−g][1,7]ナフチリジン (17)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘ
キサヒドロ−9−メチル−6,13−ジオキソ−5−フ
ェニル−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジン (18)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘ
キサヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)
−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ
[2,1−g][1,7]ナフチリジン(以下、化合物
No.3と略称する場合がある。) (19)(9S)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘ
キサヒドロ−9−メチル−6,13−ジオキソ−5−フ
ェニル−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジン (20)(9S)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘ
キサヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)
−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ
[2,1−g][1,7]ナフチリジン
【0179】(21)4−[3,5−ビス(トリフルオ
ロメチル)ベンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ
−5−オキソ−6−フェニル−1H−ピリド[2,3−
e][1,4]ジアゼピン (22)5−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−6−オキソ
−7−フェニル−6H−ピリド[2,3−b][1,
5]オキサゾシン (23)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−7−メチル
−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−f]
[1,4]オキサゼピン (24)5−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−メチル
−6−オキソ−7−フェニル−6H−ピリド[2,3−
b][1,5]オキサゾシン (25)(±)−7−[3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジル]−6,7,8,9,10,12−ヘキ
サヒドロ−9−ヒドロキシ−5−(4−メチルフェニ
ル)−6,12−ジオキソ[1,4]ジアゼピノ[2,
1−g][1,7]ナフチリジン (26)7−ベンジル−6,7,8,9,10,12−
ヘキサヒドロ−6,12−ジオキソ−5−フェニル
[1,4]ジアゼピノ[2,1−g][1,7]ナフチ
リジン (27)7−ベンジル−6,7,8,9,10,11−
ヘキサヒドロ−6,13−ジオキソ−5−フェニル−1
3H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]
ナフチリジン (28)7−ベンジル−6,7,8,9,10,11,
12,14−オクタヒドロ−6,14−ジオキソ−5−
フェニル[1,4]ジアゾニノ[2,1−g][1,
7]ナフチリジン (29)7−(3,4−ジクロロベンジル)−6,7,
8,9,10,12−ヘキサヒドロ−6,12−ジオキ
ソ−5−フェニル[1,4]ジアゼピノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジン (30)7−(3,4−ジクロロベンジル)−6,7,
8,9,10,11−ヘキサヒドロ−6,13−ジオキ
ソ−5−フェニル−13H−[1,4]ジアゾシノ
[2,1−g][1,7]ナフチリジン
ロメチル)ベンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ
−5−オキソ−6−フェニル−1H−ピリド[2,3−
e][1,4]ジアゼピン (22)5−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−6−オキソ
−7−フェニル−6H−ピリド[2,3−b][1,
5]オキサゾシン (23)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−7−メチル
−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−f]
[1,4]オキサゼピン (24)5−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−メチル
−6−オキソ−7−フェニル−6H−ピリド[2,3−
b][1,5]オキサゾシン (25)(±)−7−[3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジル]−6,7,8,9,10,12−ヘキ
サヒドロ−9−ヒドロキシ−5−(4−メチルフェニ
ル)−6,12−ジオキソ[1,4]ジアゼピノ[2,
1−g][1,7]ナフチリジン (26)7−ベンジル−6,7,8,9,10,12−
ヘキサヒドロ−6,12−ジオキソ−5−フェニル
[1,4]ジアゼピノ[2,1−g][1,7]ナフチ
リジン (27)7−ベンジル−6,7,8,9,10,11−
ヘキサヒドロ−6,13−ジオキソ−5−フェニル−1
3H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]
ナフチリジン (28)7−ベンジル−6,7,8,9,10,11,
12,14−オクタヒドロ−6,14−ジオキソ−5−
フェニル[1,4]ジアゾニノ[2,1−g][1,
7]ナフチリジン (29)7−(3,4−ジクロロベンジル)−6,7,
8,9,10,12−ヘキサヒドロ−6,12−ジオキ
ソ−5−フェニル[1,4]ジアゼピノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジン (30)7−(3,4−ジクロロベンジル)−6,7,
8,9,10,11−ヘキサヒドロ−6,13−ジオキ
ソ−5−フェニル−13H−[1,4]ジアゾシノ
[2,1−g][1,7]ナフチリジン
【0180】(31)(S)−5−[3,5−ビス(ト
リフルオロメチル)ベンジル]−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−3,8−ジメチル−6−オキソ−7−フェニ
ル−6H−ピリド[2,3−b][1,5]オキサゾシ
ン (32)(R)−5−[3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−
3,8−ジメチル−6−オキソ−7−フェニル−6H−
ピリド[2,3−b][1,5]オキサゾシン (33)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−メチル
−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−f]
[1,4]オキサゼピン (34)5−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−9−メチル
−6−オキソ−7−フェニル−6H−ピリド[2,3−
b][1,5]オキサゾシン (35)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−メチル
−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−f]
[1,4]オキサゼピン 9−オキシド (36)5−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−9−メチル
−6−オキソ−7−フェニル−6H−ピリド[2,3−
b][1,5]オキサゾシン 10−オキシド (37)8−アセトキシメチル−4−[3,5−ビス
(トリフルオロメチル)ベンジル]−2,3,4,5−
テトラヒドロ−5−オキソ−6−フェニルピリド−
[3,2−f][1,4]オキサゼピン (38)9−アセトキシメチル−5−[3,5−ビス
(トリフルオロメチル)ベンジル]−2,3,4,5−
テトラヒドロ−6−オキソ−7−フェニル−6H−ピリ
ド[2,3−b][1,5]オキサゾシン (39)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−8−クロロメチル−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−
f][1,4]オキサゼピン (40)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−メトキ
シメチル−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−
f][1,4]オキサゼピン
リフルオロメチル)ベンジル]−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−3,8−ジメチル−6−オキソ−7−フェニ
ル−6H−ピリド[2,3−b][1,5]オキサゾシ
ン (32)(R)−5−[3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−
3,8−ジメチル−6−オキソ−7−フェニル−6H−
ピリド[2,3−b][1,5]オキサゾシン (33)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−メチル
−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−f]
[1,4]オキサゼピン (34)5−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−9−メチル
−6−オキソ−7−フェニル−6H−ピリド[2,3−
b][1,5]オキサゾシン (35)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−メチル
−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−f]
[1,4]オキサゼピン 9−オキシド (36)5−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−9−メチル
−6−オキソ−7−フェニル−6H−ピリド[2,3−
b][1,5]オキサゾシン 10−オキシド (37)8−アセトキシメチル−4−[3,5−ビス
(トリフルオロメチル)ベンジル]−2,3,4,5−
テトラヒドロ−5−オキソ−6−フェニルピリド−
[3,2−f][1,4]オキサゼピン (38)9−アセトキシメチル−5−[3,5−ビス
(トリフルオロメチル)ベンジル]−2,3,4,5−
テトラヒドロ−6−オキソ−7−フェニル−6H−ピリ
ド[2,3−b][1,5]オキサゾシン (39)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−8−クロロメチル−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−
f][1,4]オキサゼピン (40)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−メトキ
シメチル−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−
f][1,4]オキサゼピン
【0181】(41)4−[3,5−ビス(トリフルオ
ロメチル)ベンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ
−8−(2−メチルエチル)−5−オキソ−6−フェニ
ルピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン (42)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−メチル
チオメチル−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2
−f][1,4]オキサゼピン (43)8−アミノメチル−4−[3,5−ビス(トリ
フルオロメチル)ベンジル]−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−
f][1,4]オキサゼピン (44)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−メチル
アミノメチル−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,
2−f][1,4]オキサゼピン (45)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−8−ジメチルアミノメチル−2,3,4,5
−テトラヒドロ−5−オキソ−6−フェニルピリド
[3,2−f][1,4]オキサゼピン (46)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−8−シクロプロピルアミノメチル−2,3,
4,5−テトラヒドロ−5−オキソ−6−フェニルピリ
ド[3,2−f][1,4]オキサゼピン (47)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−(N−
メチルピペラジノメチル)−5−オキソ−6−フェニル
ピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン (48)8−アセチルアミノメチル−4−[3,5−ビ
ス(トリフルオロメチル)ベンジル]−2,3,4,5
−テトラヒドロ−5−オキソ−6−フェニルピリド
[3,2−f][1,4]オキサゼピン (49)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−メタン
スルホニルアミノメチル−5−オキソ−6−フェニルピ
リド[3,2−f][1,4]オキサゼピン (50)6−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3,9−ジ
メチル−5,10−ジオキソ−4−フェニルピリド
[2,3−f][1,4]ジアゾシン
ロメチル)ベンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ
−8−(2−メチルエチル)−5−オキソ−6−フェニ
ルピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン (42)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−メチル
チオメチル−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2
−f][1,4]オキサゼピン (43)8−アミノメチル−4−[3,5−ビス(トリ
フルオロメチル)ベンジル]−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−
f][1,4]オキサゼピン (44)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−メチル
アミノメチル−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,
2−f][1,4]オキサゼピン (45)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−8−ジメチルアミノメチル−2,3,4,5
−テトラヒドロ−5−オキソ−6−フェニルピリド
[3,2−f][1,4]オキサゼピン (46)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−8−シクロプロピルアミノメチル−2,3,
4,5−テトラヒドロ−5−オキソ−6−フェニルピリ
ド[3,2−f][1,4]オキサゼピン (47)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−(N−
メチルピペラジノメチル)−5−オキソ−6−フェニル
ピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン (48)8−アセチルアミノメチル−4−[3,5−ビ
ス(トリフルオロメチル)ベンジル]−2,3,4,5
−テトラヒドロ−5−オキソ−6−フェニルピリド
[3,2−f][1,4]オキサゼピン (49)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−メタン
スルホニルアミノメチル−5−オキソ−6−フェニルピ
リド[3,2−f][1,4]オキサゼピン (50)6−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3,9−ジ
メチル−5,10−ジオキソ−4−フェニルピリド
[2,3−f][1,4]ジアゾシン
【0182】(51)6−[3,5−ビス(トリフルオ
ロメチル)ベンジル]−5,6,7,8,9,10−ヘ
キサヒドロ−9−メチル−5,10−ジオキソ−4−フ
ェニルピリド[2,3−f][1,4]ジアゾシン (52)6−ベンジル−5,6,7,8,9,10−ヘ
キサヒドロ−3,9−ジメチル−5,10−ジオキソ−
4−フェニルピリド[2,3−f][1,4]ジアゾシ
ン (53)6−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−9−エチル−5,6,7,8,9,10−ヘ
キサヒドロ−3−メチル−5,10−ジオキソ−4−フ
ェニルピリド[2,3−f][1,4]ジアゾシン (54)6−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ
−3,10−ジメチル−5,11−ジオキソ−4−フェ
ニル−5H−ピリド[2,3−g][1,5]ジアゾニ
ン (55)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−8−ヒドロキシメチル−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2
−f][1,4]オキサゼピン (56)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−5−オキソ
−6−フェニルピリド[3,2−f][1,4]オキサ
ゼピン−8−カルボン酸 (57)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−5−オキソ
−6−フェニルピリド[3,2−f][1,4]オキサ
ゼピン−8−カルボキサミド (58)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−N−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ
−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−f]
[1,4]オキサゼピン−8−カルボキサミド (59)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−N,N−ジメチル−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−
f][1,4]オキサゼピン−8−カルボキサミド (60)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−N−n−ブチル−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−f]
[1,4]オキサゼピン−8−カルボキサミド
ロメチル)ベンジル]−5,6,7,8,9,10−ヘ
キサヒドロ−9−メチル−5,10−ジオキソ−4−フ
ェニルピリド[2,3−f][1,4]ジアゾシン (52)6−ベンジル−5,6,7,8,9,10−ヘ
キサヒドロ−3,9−ジメチル−5,10−ジオキソ−
4−フェニルピリド[2,3−f][1,4]ジアゾシ
ン (53)6−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−9−エチル−5,6,7,8,9,10−ヘ
キサヒドロ−3−メチル−5,10−ジオキソ−4−フ
ェニルピリド[2,3−f][1,4]ジアゾシン (54)6−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ
−3,10−ジメチル−5,11−ジオキソ−4−フェ
ニル−5H−ピリド[2,3−g][1,5]ジアゾニ
ン (55)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−8−ヒドロキシメチル−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2
−f][1,4]オキサゼピン (56)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−5−オキソ
−6−フェニルピリド[3,2−f][1,4]オキサ
ゼピン−8−カルボン酸 (57)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−5−オキソ
−6−フェニルピリド[3,2−f][1,4]オキサ
ゼピン−8−カルボキサミド (58)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−N−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ
−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−f]
[1,4]オキサゼピン−8−カルボキサミド (59)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−N,N−ジメチル−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−
f][1,4]オキサゼピン−8−カルボキサミド (60)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−N−n−ブチル−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−f]
[1,4]オキサゼピン−8−カルボキサミド
【0183】(61)4−[3,5−ビス(トリフルオ
ロメチル)ベンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ
−5−オキソ−6−フェニル−8−ピペリジノカルボニ
ルピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン (62)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−モルホ
リノカルボニル−5−オキソ−6−フェニルピリド
[3,2−f][1,4]オキサゼピン (63)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−[1−
(4−メチルピペラジニル)カルボニル]−5−オキソ
−6−フェニルピリド[3,2−f][1,4]オキサ
ゼピン (64)2,3,4,5−テトラヒドロ−5−オキソ−
6−フェニル−4−(3,4,5−トリメトキシベンジ
ル)ピリド「3,2−f][1,4]オキサゼピン (65)4−(3,4−ジクロロベンジル)−2,3,
4,5−テトラヒドロ−5−オキソ−6−フェニルピリ
ド[3,2−f][1,4]オキサゼピン (66)4−(3,4−ジメトキシベンジル)−2,
3,4,5−テトラヒドロ−5−オキソ−6−フェニル
ピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン (67)4−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ
−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−f]
[1,4]オキサゼピン (68)2,3,4,5−テトラヒドロ−6−オキソ−
7−フェニル−5−(3,4,5−トリメトキシベンジ
ル)−6H−ピリド[2,3−b][1,5]オキサゾ
シン (69)(S)−5−ベンジル−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−3−メチル−6−オキソ−7−フェニル−6
H−ピリド[2,3−b][1,5]オキサゾシン (70)(R)−5−ベンジル−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−3−メチル−6−オキソ−7−フェニル−6
H−ピリド[2,3−b][1,5]オキサゾシン
ロメチル)ベンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ
−5−オキソ−6−フェニル−8−ピペリジノカルボニ
ルピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン (62)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−モルホ
リノカルボニル−5−オキソ−6−フェニルピリド
[3,2−f][1,4]オキサゼピン (63)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−8−[1−
(4−メチルピペラジニル)カルボニル]−5−オキソ
−6−フェニルピリド[3,2−f][1,4]オキサ
ゼピン (64)2,3,4,5−テトラヒドロ−5−オキソ−
6−フェニル−4−(3,4,5−トリメトキシベンジ
ル)ピリド「3,2−f][1,4]オキサゼピン (65)4−(3,4−ジクロロベンジル)−2,3,
4,5−テトラヒドロ−5−オキソ−6−フェニルピリ
ド[3,2−f][1,4]オキサゼピン (66)4−(3,4−ジメトキシベンジル)−2,
3,4,5−テトラヒドロ−5−オキソ−6−フェニル
ピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン (67)4−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ
−5−オキソ−6−フェニルピリド[3,2−f]
[1,4]オキサゼピン (68)2,3,4,5−テトラヒドロ−6−オキソ−
7−フェニル−5−(3,4,5−トリメトキシベンジ
ル)−6H−ピリド[2,3−b][1,5]オキサゾ
シン (69)(S)−5−ベンジル−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−3−メチル−6−オキソ−7−フェニル−6
H−ピリド[2,3−b][1,5]オキサゾシン (70)(R)−5−ベンジル−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−3−メチル−6−オキソ−7−フェニル−6
H−ピリド[2,3−b][1,5]オキサゾシン
【0184】(71)(S)−5−[3,5−ビス(ト
リフルオロメチル)ベンジル]−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−3−メチル−6−オキソ−7−フェニル−6
H−ピリド[2,3−b][1,5]オキサゾシン (72)(R)−5−[3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−3
−メチル−6−オキソ−7−フェニル−6H−ピリド
[2,3−b][1,5]オキサゾシン (73)7−ベンジル−6,7,8,9,10,11−
ヘキサヒドロ−5−(4−メチルフェニル)−6,13
−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−
g][1,7]ナフチリジン (74)(9R)−7−ベンジル−6,7,8,9,1
0,11−ヘキサヒドロ−9−メチル−5−(4−メチ
ルフェニル)−6,13−ジオキソ−13H−[1,
4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (75)(9S)−7−ベンジル−6,7,8,9,1
0,11−ヘキサヒドロ−9−メチル−5−(4−メチ
ルフェニル)−6,13−ジオキソ−13H−[1,
4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (76)(9R)−6,7,8,9,10,11−ヘキ
サヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)−
6,13−ジオキソ−7−(3,4,5−トリメトキシ
ベンジル)−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−
g][1,7]ナフチリジン (77)(9S)−6,7,8,9,10,11−ヘキ
サヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)−
6,13−ジオキソ−7−(3,4,5−トリメトキシ
ベンジル)−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−
g][1,7]ナフチリジン (78)(9R)−7−(3,5−ジメトキシベンジ
ル)−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9
−メチル−5−(4−メチルフェニル)−6,13−ジ
オキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジン (79)4−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ
−5−オキソ−6−(4−メチルフェニル)ピリド
[3,2−f][1,4]オキサゼピン (80)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−5−オキソ
−6−(4−メチルフェニル)ピリド[3,2−f]
[1,4]オキサゼピン
リフルオロメチル)ベンジル]−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−3−メチル−6−オキソ−7−フェニル−6
H−ピリド[2,3−b][1,5]オキサゾシン (72)(R)−5−[3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−3
−メチル−6−オキソ−7−フェニル−6H−ピリド
[2,3−b][1,5]オキサゾシン (73)7−ベンジル−6,7,8,9,10,11−
ヘキサヒドロ−5−(4−メチルフェニル)−6,13
−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−
g][1,7]ナフチリジン (74)(9R)−7−ベンジル−6,7,8,9,1
0,11−ヘキサヒドロ−9−メチル−5−(4−メチ
ルフェニル)−6,13−ジオキソ−13H−[1,
4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (75)(9S)−7−ベンジル−6,7,8,9,1
0,11−ヘキサヒドロ−9−メチル−5−(4−メチ
ルフェニル)−6,13−ジオキソ−13H−[1,
4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (76)(9R)−6,7,8,9,10,11−ヘキ
サヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)−
6,13−ジオキソ−7−(3,4,5−トリメトキシ
ベンジル)−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−
g][1,7]ナフチリジン (77)(9S)−6,7,8,9,10,11−ヘキ
サヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)−
6,13−ジオキソ−7−(3,4,5−トリメトキシ
ベンジル)−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−
g][1,7]ナフチリジン (78)(9R)−7−(3,5−ジメトキシベンジ
ル)−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9
−メチル−5−(4−メチルフェニル)−6,13−ジ
オキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジン (79)4−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ
−5−オキソ−6−(4−メチルフェニル)ピリド
[3,2−f][1,4]オキサゼピン (80)4−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−5−オキソ
−6−(4−メチルフェニル)ピリド[3,2−f]
[1,4]オキサゼピン
【0185】(81)(S)−5−ベンジル−2,3,
4,5−テトラヒドロ−3−メチル−7−(4−メチル
フェニル)−6−オキソ−6H−ピリド[2,3−b]
[1,5]オキサゾシン (82)(S)−5−[3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−3−
メチル−7−(4−メチルフェニル)−6−オキソ−6
H−ピリド[2,3−b][1,5]オキサゾシン (83)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘ
キサヒドロ−5−(4−ヒドロキシメチルフェニル)−
9−メチル−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]
ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (84)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−5−(4−ホルミルフェニル)−
6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メチ
ル−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシ
ノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (85)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−5−(4−ホルミルフェニル)−
6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メチ
ル−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシ
ノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (86)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−5−(4−カルボキシフェニル)
−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メ
チル−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾ
シノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (87)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘ
キサヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)
−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ
[2,1−g][1,7]ナフチリジン N−オキシド (88)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘ
キサヒドロ−5−(4−ヒドロキシメチルフェニル)−
9−メチル−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]
ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン N
−オキシド (89)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−5−(4−カルボキシフェニル)
−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メ
チル−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾ
シノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン N−オキ
シド (90)(9S)−[10,10,11,11−2H4]
−7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジ
ル]−8,9,10,11−テトラヒドロ−5−(4−
ヒドロキシメチルフェニル)−9−メチル−7H−
[1,4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチ
リジン−6,13−ジオン(上記(83)の化合物のd
4体)
4,5−テトラヒドロ−3−メチル−7−(4−メチル
フェニル)−6−オキソ−6H−ピリド[2,3−b]
[1,5]オキサゾシン (82)(S)−5−[3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−3−
メチル−7−(4−メチルフェニル)−6−オキソ−6
H−ピリド[2,3−b][1,5]オキサゾシン (83)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘ
キサヒドロ−5−(4−ヒドロキシメチルフェニル)−
9−メチル−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]
ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (84)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−5−(4−ホルミルフェニル)−
6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メチ
ル−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシ
ノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (85)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−5−(4−ホルミルフェニル)−
6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メチ
ル−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシ
ノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (86)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−5−(4−カルボキシフェニル)
−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メ
チル−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾ
シノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (87)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘ
キサヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)
−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ
[2,1−g][1,7]ナフチリジン N−オキシド (88)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘ
キサヒドロ−5−(4−ヒドロキシメチルフェニル)−
9−メチル−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]
ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン N
−オキシド (89)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−5−(4−カルボキシフェニル)
−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メ
チル−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾ
シノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン N−オキ
シド (90)(9S)−[10,10,11,11−2H4]
−7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジ
ル]−8,9,10,11−テトラヒドロ−5−(4−
ヒドロキシメチルフェニル)−9−メチル−7H−
[1,4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチ
リジン−6,13−ジオン(上記(83)の化合物のd
4体)
【0186】(91)(9S)−[10,10,11,
11−2H4]−7−[3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジル]−5−(4−ホルミルフェニル)−8,
9,10,11−テトラヒドロ−9−メチル−7H−
[1,4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチ
リジン−6,13−ジオン(上記(84)の化合物のd
4体) (92)(9S)−[10,10,11,11−2H4]
−7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジ
ル]−5−(4−カルボキシフェニル)−8,9,1
0,11−テトラヒドロ−9−メチル−7H−[1,
4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン
−6,13−ジオン(上記(86)の化合物のd 4体) (93)(9R)−7−[3,5−ジ(ベンジルオキ
シ)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘキサ
ヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)−
6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ
[2,1−g][1,7]ナフチリジン (94)(9R)−7−(3,5−ジヒドロキシベンジ
ル)−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9
−メチル−5−(4−メチルフェニル)−6,13−ジ
オキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジン (95)(9R)−7−(3,5−ジエトキシベンジ
ル)−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9
−メチル−5−(4−メチルフェニル)−6,13−ジ
オキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジン (96)(9R)−7−[3,5−ジ(1−メチルエチ
ルオキシ)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−
ヘキサヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニ
ル)−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾ
シノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (97)(9R)−7−(3,5−ジメトキシベンジ
ル)−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9
−メチル−6,13−ジオキソ−5−フェニル−13H
−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフ
チリジン (98)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−5−(4−クロロフェニル)−
6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メチ
ル−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシ
ノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (99)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−5−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9
−メチル−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジ
アゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (100)(9R)−7−(3,5−ジメトキシベンジ
ル)−5−(3,4−ジクロロフェニル)−6,7,
8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メチル−6,
13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,
1−g][1,7]ナフチリジン
11−2H4]−7−[3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジル]−5−(4−ホルミルフェニル)−8,
9,10,11−テトラヒドロ−9−メチル−7H−
[1,4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチ
リジン−6,13−ジオン(上記(84)の化合物のd
4体) (92)(9S)−[10,10,11,11−2H4]
−7−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジ
ル]−5−(4−カルボキシフェニル)−8,9,1
0,11−テトラヒドロ−9−メチル−7H−[1,
4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン
−6,13−ジオン(上記(86)の化合物のd 4体) (93)(9R)−7−[3,5−ジ(ベンジルオキ
シ)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘキサ
ヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)−
6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ
[2,1−g][1,7]ナフチリジン (94)(9R)−7−(3,5−ジヒドロキシベンジ
ル)−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9
−メチル−5−(4−メチルフェニル)−6,13−ジ
オキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジン (95)(9R)−7−(3,5−ジエトキシベンジ
ル)−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9
−メチル−5−(4−メチルフェニル)−6,13−ジ
オキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジン (96)(9R)−7−[3,5−ジ(1−メチルエチ
ルオキシ)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−
ヘキサヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニ
ル)−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾ
シノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (97)(9R)−7−(3,5−ジメトキシベンジ
ル)−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9
−メチル−6,13−ジオキソ−5−フェニル−13H
−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフ
チリジン (98)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−5−(4−クロロフェニル)−
6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メチ
ル−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシ
ノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (99)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−5−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9
−メチル−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジ
アゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (100)(9R)−7−(3,5−ジメトキシベンジ
ル)−5−(3,4−ジクロロフェニル)−6,7,
8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メチル−6,
13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,
1−g][1,7]ナフチリジン
【0187】(101)(9R)−7−(3,5−ジメ
チルベンジル)−6,7,8,9,10,11−ヘキサ
ヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)−
6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ
[2,1−g][1,7]ナフチリジン (102)(9R)−7−(3,5−ジクロロベンジ
ル)−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9
−メチル−5−(4−メチルフェニル)−6,13−ジ
オキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジン (103)(9R)−5−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−7−(3,5−ジメチルベンジル)−6,7,
8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メチル−6,
13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,
1−g][1,7]ナフチリジン (104)(9R)−7−(3,5−ジメトキシベンジ
ル)−5−(4−フルオロフェニル)−6,7,8,
9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メチル−6,13
−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−
g][1,7]ナフチリジン (105)(9R)−5−(4−クロロフェニル)−7
−(3,5−ジメトキシベンジル)−6,7,8,9,
10,11−ヘキサヒドロ−9−メチル−6,13−ジ
オキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジン (106)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオ
ロメチル)ベンジル]−5−(4−フルオロフェニル)
−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メ
チル−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾ
シノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (107)(±)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−9−エチル−6,7,8,9,1
0,11−ヘキサヒドロ−5−(4−メチルフェニル)
−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ
[2,1−g][1,7]ナフチリジン (108)(±)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘ
キサヒドロ−9−(1−メチルエチル)−5−(4−メ
チルフェニル)−6,13−ジオキソ−13H−[1,
4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (109)(±)−5−(3,4−ジクロロフェニル)
−7−(3,5−ジメトキシベンジル)−9−エチル−
6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−6,13
−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−
g][1,7]ナフチリジン (110)(±)−5−(3,4−ジクロロフェニル)
−7−(3,5−ジメトキシベンジル)−6,7,8,
9,10,11−ヘキサヒドロ−9−(1−メチルエチ
ル)−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾ
シノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン
チルベンジル)−6,7,8,9,10,11−ヘキサ
ヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフェニル)−
6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ
[2,1−g][1,7]ナフチリジン (102)(9R)−7−(3,5−ジクロロベンジ
ル)−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9
−メチル−5−(4−メチルフェニル)−6,13−ジ
オキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジン (103)(9R)−5−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−7−(3,5−ジメチルベンジル)−6,7,
8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メチル−6,
13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,
1−g][1,7]ナフチリジン (104)(9R)−7−(3,5−ジメトキシベンジ
ル)−5−(4−フルオロフェニル)−6,7,8,
9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メチル−6,13
−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−
g][1,7]ナフチリジン (105)(9R)−5−(4−クロロフェニル)−7
−(3,5−ジメトキシベンジル)−6,7,8,9,
10,11−ヘキサヒドロ−9−メチル−6,13−ジ
オキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−g]
[1,7]ナフチリジン (106)(9R)−7−[3,5−ビス(トリフルオ
ロメチル)ベンジル]−5−(4−フルオロフェニル)
−6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−9−メ
チル−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾ
シノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (107)(±)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−9−エチル−6,7,8,9,1
0,11−ヘキサヒドロ−5−(4−メチルフェニル)
−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ
[2,1−g][1,7]ナフチリジン (108)(±)−7−[3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,11−ヘ
キサヒドロ−9−(1−メチルエチル)−5−(4−メ
チルフェニル)−6,13−ジオキソ−13H−[1,
4]ジアゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン (109)(±)−5−(3,4−ジクロロフェニル)
−7−(3,5−ジメトキシベンジル)−9−エチル−
6,7,8,9,10,11−ヘキサヒドロ−6,13
−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾシノ[2,1−
g][1,7]ナフチリジン (110)(±)−5−(3,4−ジクロロフェニル)
−7−(3,5−ジメトキシベンジル)−6,7,8,
9,10,11−ヘキサヒドロ−9−(1−メチルエチ
ル)−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジアゾ
シノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン
【0188】化合物またはその塩の製造方法 化合物(I)および(Ia)またはその塩は、特開平9−26
3585号または特開平10−109989号公報に記
載の方法に従い製造することができる。上記(1)〜
(82)の化合物は、特開平9−263585号公報の
実施例の記載に基づき製造することができる。上記(8
3)〜(92)の化合物は、特開平10−109989
号公報の実施例の記載に基づき製造することができる。
上記(93)〜(110)の化合物は、特開平9−26
3585号または特開平10−109989号公報の実
施例に準じて製造することができる。
3585号または特開平10−109989号公報に記
載の方法に従い製造することができる。上記(1)〜
(82)の化合物は、特開平9−263585号公報の
実施例の記載に基づき製造することができる。上記(8
3)〜(92)の化合物は、特開平10−109989
号公報の実施例の記載に基づき製造することができる。
上記(93)〜(110)の化合物は、特開平9−26
3585号または特開平10−109989号公報の実
施例に準じて製造することができる。
【0189】これらNK−1受容体アンタゴニストは塩
を形成していてもよく、NK−1受容体アンタゴニスト
の塩としては、例えば金属塩、アンモニウム塩、有機塩
基との塩、無機酸との塩、有機酸との塩、塩基性または
酸性アミノ酸との塩などが挙げられる。
を形成していてもよく、NK−1受容体アンタゴニスト
の塩としては、例えば金属塩、アンモニウム塩、有機塩
基との塩、無機酸との塩、有機酸との塩、塩基性または
酸性アミノ酸との塩などが挙げられる。
【0190】金属塩の好適な例としては、例えばナトリ
ウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム
塩、マグネシウム塩、バリウム塩などのアルカリ土類金
属塩;アルミニウム塩などが挙げられる。
ウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム
塩、マグネシウム塩、バリウム塩などのアルカリ土類金
属塩;アルミニウム塩などが挙げられる。
【0191】有機塩基との塩の好適な例としては、例え
ばトリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピ
コリン、2,6−ルチジン、エタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、シクロヘキシル
アミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N'−ジベンジ
ルエチレンジアミンなどとの塩が挙げられる。
ばトリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピ
コリン、2,6−ルチジン、エタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、シクロヘキシル
アミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N'−ジベンジ
ルエチレンジアミンなどとの塩が挙げられる。
【0192】無機酸との塩の好適な例としては、例えば
塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸などとの塩が挙
げられる。有機酸との塩の好適な例としては、例えばギ
酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フタル酸、フマル酸、シ
ュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リ
ンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−
トルエンスルホン酸などとの塩が挙げられる。
塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸などとの塩が挙
げられる。有機酸との塩の好適な例としては、例えばギ
酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フタル酸、フマル酸、シ
ュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リ
ンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−
トルエンスルホン酸などとの塩が挙げられる。
【0193】塩基性アミノ酸との塩の好適な例として
は、例えばアルギニン、リジン、オルニチンなどとの塩
が挙げられ、酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、
例えばアスパラギン酸、グルタミン酸などとの塩が挙げ
られる。
は、例えばアルギニン、リジン、オルニチンなどとの塩
が挙げられ、酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、
例えばアスパラギン酸、グルタミン酸などとの塩が挙げ
られる。
【0194】このうち、薬学的に許容し得る塩が好まし
い。例えば、化合物内に酸性官能基を有する場合にはア
ルカリ金属塩(例、ナトリウム塩、カリウム塩など)、
アルカリ土類金属塩(例、カルシウム塩、マグネシウム
塩、バリウム塩など)などの無機塩、アンモニウム塩な
ど、また、化合物内に塩基性官能基を有する場合には、
例えば塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸など無機
酸との塩、または酢酸、フタル酸、フマル酸、シュウ
酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、メタン
スルホン酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸との
塩が挙げられる。
い。例えば、化合物内に酸性官能基を有する場合にはア
ルカリ金属塩(例、ナトリウム塩、カリウム塩など)、
アルカリ土類金属塩(例、カルシウム塩、マグネシウム
塩、バリウム塩など)などの無機塩、アンモニウム塩な
ど、また、化合物内に塩基性官能基を有する場合には、
例えば塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸など無機
酸との塩、または酢酸、フタル酸、フマル酸、シュウ
酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、メタン
スルホン酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸との
塩が挙げられる。
【0195】さらに、NK−1受容体アンタゴニストは
プロドラッグであってもよい。具体的には、生体内にお
ける生理条件下で酵素や胃酸などによる反応によりNK
−1受容体アンタゴニストに変換する化合物、すなわち
酵素的に酸化、還元、加水分解などを起こしてNK−1
受容体アンタゴニストに変化する化合物、胃酸などによ
り加水分解などを起こしてNK−1受容体アンタゴニス
トに変化する化合物をいう。
プロドラッグであってもよい。具体的には、生体内にお
ける生理条件下で酵素や胃酸などによる反応によりNK
−1受容体アンタゴニストに変換する化合物、すなわち
酵素的に酸化、還元、加水分解などを起こしてNK−1
受容体アンタゴニストに変化する化合物、胃酸などによ
り加水分解などを起こしてNK−1受容体アンタゴニス
トに変化する化合物をいう。
【0196】NK−1受容体アンタゴニストのプロドラ
ッグとしては、NK−1受容体アンタゴニストのアミノ
基がアシル化、アルキル化、リン酸化された化合物(例
えば、NK−1受容体アンタゴニストのアミノ基がエイ
コサノイル化、アラニル化、ペンチルアミノカルボニル
化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン
−4−イル)メトキシカルボニル化、テトラヒドロフラ
ニル化、ピロリジルメチル化、ピバロイルオキシメチル
化、tert−ブチル化された化合物など);NK−1受容
体アンタゴニストのヒドロキシル基がアシル化、アルキ
ル化、リン酸化、ホウ酸化された化合物(例えば、NK
−1受容体アンタゴニストのヒドロキシル基がアセチル
化、パルミトイル化、プロパノイル化、ピバロイル化、
スクシニル化、フマリル化、アラニル化、ジメチルアミ
ノメチルカルボニル化された化合物など);NK−1受
容体アンタゴニストのカルボキシ基がエステル化、アミ
ド化された化合物(例えば、NK−1受容体アンタゴニ
ストのカルボキシ基がエチルエステル化、フェニルエス
テル化、カルボキシメチルエステル化、ジメチルアミノ
メチルエステル化、ピバロイルオキシメチルエステル
化、エトキシカルボニルオキシエチルエステル化、フタ
リジルエステル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3
−ジオキソレン−4−イル)メチルエステル化、シクロ
ヘキシルオキシカルボニルエチルエステル化、メチルア
ミド化された化合物など);などが挙げられる。これら
の化合物は自体公知の方法によってNK−1受容体アン
タゴニストから製造することができる。
ッグとしては、NK−1受容体アンタゴニストのアミノ
基がアシル化、アルキル化、リン酸化された化合物(例
えば、NK−1受容体アンタゴニストのアミノ基がエイ
コサノイル化、アラニル化、ペンチルアミノカルボニル
化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン
−4−イル)メトキシカルボニル化、テトラヒドロフラ
ニル化、ピロリジルメチル化、ピバロイルオキシメチル
化、tert−ブチル化された化合物など);NK−1受容
体アンタゴニストのヒドロキシル基がアシル化、アルキ
ル化、リン酸化、ホウ酸化された化合物(例えば、NK
−1受容体アンタゴニストのヒドロキシル基がアセチル
化、パルミトイル化、プロパノイル化、ピバロイル化、
スクシニル化、フマリル化、アラニル化、ジメチルアミ
ノメチルカルボニル化された化合物など);NK−1受
容体アンタゴニストのカルボキシ基がエステル化、アミ
ド化された化合物(例えば、NK−1受容体アンタゴニ
ストのカルボキシ基がエチルエステル化、フェニルエス
テル化、カルボキシメチルエステル化、ジメチルアミノ
メチルエステル化、ピバロイルオキシメチルエステル
化、エトキシカルボニルオキシエチルエステル化、フタ
リジルエステル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3
−ジオキソレン−4−イル)メチルエステル化、シクロ
ヘキシルオキシカルボニルエチルエステル化、メチルア
ミド化された化合物など);などが挙げられる。これら
の化合物は自体公知の方法によってNK−1受容体アン
タゴニストから製造することができる。
【0197】また、NK−1受容体アンタゴニストのプ
ロドラッグは、広川書店1990年刊「医薬品の開発」
第7巻分子設計163頁から198頁に記載されている
ような生理的条件でNK−1受容体アンタゴニストに変
化するものであってもよい。
ロドラッグは、広川書店1990年刊「医薬品の開発」
第7巻分子設計163頁から198頁に記載されている
ような生理的条件でNK−1受容体アンタゴニストに変
化するものであってもよい。
【0198】本発明はさらに、NK−1受容体アンタゴ
ニストの新規用途を提供する。すなわち、NK−1受容
体アンタゴニストを含有してなる本発明は、哺乳動物
(例えば、マウス、ラット、ハムスター、ウサギ、ネ
コ、イヌ、ウシ、ヒツジ、サル、ヒトなど)に対して、
頻尿、尿失禁および/または過敏性腸疾患を伴ううつ病
の予防・治療薬、頻尿、尿失禁患者の気分障害の予防・
治療薬、ならびに視床下部内分泌系の日内リズム調節剤
として有用である。頻尿、尿失禁患者では実にそのおよ
そ40%程度の患者がうつ傾向あるいはうつ症状に類似
する気分障害(例、食欲減退、過食、不眠、過眠、気力
の減退もしくは疲労、自尊心の低下、集中力低下もしく
は決断困難、絶望感、いらつき、むかつき、八つ当たり
など)を訴えているとの報告もあり、NK−1受容体ア
ンタゴニストを含有する本発明は、うつ病、頻尿・尿失
禁および/または過敏性腸疾患を伴ううつ病、不安障害
(広場恐怖、社会恐怖、外傷後ストレス障害、急性スト
レス障害、全般性不安障害、特定不能の不安障害など)
を伴う頻尿・尿失禁患者の気分障害の予防・治療薬を提
供する。
ニストの新規用途を提供する。すなわち、NK−1受容
体アンタゴニストを含有してなる本発明は、哺乳動物
(例えば、マウス、ラット、ハムスター、ウサギ、ネ
コ、イヌ、ウシ、ヒツジ、サル、ヒトなど)に対して、
頻尿、尿失禁および/または過敏性腸疾患を伴ううつ病
の予防・治療薬、頻尿、尿失禁患者の気分障害の予防・
治療薬、ならびに視床下部内分泌系の日内リズム調節剤
として有用である。頻尿、尿失禁患者では実にそのおよ
そ40%程度の患者がうつ傾向あるいはうつ症状に類似
する気分障害(例、食欲減退、過食、不眠、過眠、気力
の減退もしくは疲労、自尊心の低下、集中力低下もしく
は決断困難、絶望感、いらつき、むかつき、八つ当たり
など)を訴えているとの報告もあり、NK−1受容体ア
ンタゴニストを含有する本発明は、うつ病、頻尿・尿失
禁および/または過敏性腸疾患を伴ううつ病、不安障害
(広場恐怖、社会恐怖、外傷後ストレス障害、急性スト
レス障害、全般性不安障害、特定不能の不安障害など)
を伴う頻尿・尿失禁患者の気分障害の予防・治療薬を提
供する。
【0199】NK−1受容体アンタゴニストは、視床下
部内分泌系(例えば、バソプレッシン、VIP(vasoac
tive intestinal polypeptide)、GRP(gastrin-rel
easing peptide)などの分泌)の日内リズムを調節する
ことができる。
部内分泌系(例えば、バソプレッシン、VIP(vasoac
tive intestinal polypeptide)、GRP(gastrin-rel
easing peptide)などの分泌)の日内リズムを調節する
ことができる。
【0200】特に、NK−1受容体アンタゴニストは、
視床下部内分泌系の日内リズムの夜の状態を正常に回復
することができる。例えば、日内リズムの乱れたヒトに
おいて夜におけるバソプレッシン、VIP、GRPの分
泌量が少ない場合、上記のNK−1受容体アンタゴニス
トは生体を夜型にし、夜間のバソプレッシン、VIP、
GRPの分泌を正常化させることができるので、夜間の
頻尿・尿失禁に対して極めて優れた予防・治療効果を発
揮する。
視床下部内分泌系の日内リズムの夜の状態を正常に回復
することができる。例えば、日内リズムの乱れたヒトに
おいて夜におけるバソプレッシン、VIP、GRPの分
泌量が少ない場合、上記のNK−1受容体アンタゴニス
トは生体を夜型にし、夜間のバソプレッシン、VIP、
GRPの分泌を正常化させることができるので、夜間の
頻尿・尿失禁に対して極めて優れた予防・治療効果を発
揮する。
【0201】したがって、NK−1受容体アンタゴニス
トを含有する本発明は、哺乳動物(例えば、マウス、ラ
ット、ハムスター、ウサギ、ネコ、イヌ、ウシ、ヒツ
ジ、サル、ヒトなど)に対して、視床下部内分泌系の日
内リズム分泌調節剤として有用であり、さらには、夜間
の頻尿・尿失禁の予防・治療剤として有用である。ここ
で用いられるNK−1受容体アンタゴニストは、毒性が
低く、安全である。上記NK−1受容体アンタゴニスト
の新規医薬用途に使用し得るNK−1受容体アンタゴニ
ストの具体例としては上記のものが挙げられる。
トを含有する本発明は、哺乳動物(例えば、マウス、ラ
ット、ハムスター、ウサギ、ネコ、イヌ、ウシ、ヒツ
ジ、サル、ヒトなど)に対して、視床下部内分泌系の日
内リズム分泌調節剤として有用であり、さらには、夜間
の頻尿・尿失禁の予防・治療剤として有用である。ここ
で用いられるNK−1受容体アンタゴニストは、毒性が
低く、安全である。上記NK−1受容体アンタゴニスト
の新規医薬用途に使用し得るNK−1受容体アンタゴニ
ストの具体例としては上記のものが挙げられる。
【0202】より具体的には、上記各種医薬に含められ
るNK−1受容体アンタゴニストとしては、例えば、上
記化合物(I)、(Ia)またはその塩あるいはそのプロドラ
ッグが用いられる。
るNK−1受容体アンタゴニストとしては、例えば、上
記化合物(I)、(Ia)またはその塩あるいはそのプロドラ
ッグが用いられる。
【0203】上記のNK−1受容体アンタゴニストなら
びに特定の性質を有するNK−1受容体アンタゴニスト
を本発明の各種医薬(情緒障害予防治療薬、頻尿・尿失
禁および/または過敏性腸疾患を伴ううつ病の予防治療
薬、頻尿、尿失禁患者の気分障害の予防治療薬、視床下
部内分泌系の日内リズム調節剤など)に用いる場合、そ
のまま、或いは適宜の薬理学的に許容され得る担体、例
えば、賦形剤(例えば、デンプン、乳糖、白糖、炭酸カ
ルシウム、リン酸カルシウムなど)、結合剤(例えば、
デンプン、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、
アルギン酸、ゼラチン、ポリビニルピロリドンなど)、
滑沢剤(例えばステアリン酸、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カルシウム、タルクなど)、崩壊剤
(例えば、カルボキシメチルセルロースカルシウム、タ
ルクなど)、希釈剤(例えば、注射用水、生理食塩水な
ど)、必要に応じて添加剤(安定剤、保存剤、着色剤、
香料、溶解助剤、乳化剤、緩衝剤、等張化剤など)など
と常法により混合し、散剤、細粒剤、顆粒剤、錠剤、カ
プセル剤などの固形剤または注射剤などの液剤の形態で
経口的または非経口的に投与することができる。
びに特定の性質を有するNK−1受容体アンタゴニスト
を本発明の各種医薬(情緒障害予防治療薬、頻尿・尿失
禁および/または過敏性腸疾患を伴ううつ病の予防治療
薬、頻尿、尿失禁患者の気分障害の予防治療薬、視床下
部内分泌系の日内リズム調節剤など)に用いる場合、そ
のまま、或いは適宜の薬理学的に許容され得る担体、例
えば、賦形剤(例えば、デンプン、乳糖、白糖、炭酸カ
ルシウム、リン酸カルシウムなど)、結合剤(例えば、
デンプン、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、
アルギン酸、ゼラチン、ポリビニルピロリドンなど)、
滑沢剤(例えばステアリン酸、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カルシウム、タルクなど)、崩壊剤
(例えば、カルボキシメチルセルロースカルシウム、タ
ルクなど)、希釈剤(例えば、注射用水、生理食塩水な
ど)、必要に応じて添加剤(安定剤、保存剤、着色剤、
香料、溶解助剤、乳化剤、緩衝剤、等張化剤など)など
と常法により混合し、散剤、細粒剤、顆粒剤、錠剤、カ
プセル剤などの固形剤または注射剤などの液剤の形態で
経口的または非経口的に投与することができる。
【0204】本発明の医薬は、散剤、顆粒剤、錠剤、カ
プセル剤、坐剤などの固形製剤、シロップ剤、乳剤、注
射剤、懸濁剤などの液剤のいずれであってもよい。本発
明の医薬は、その製剤の形態に応じて、例えば、混和、
混練、造粒、打錠、コーティング、滅菌処理、乳化など
の慣用の方法で製造できる。なお、製剤の製造に関し
て、例えば日本薬局法製剤総則の各項などを参照でき
る。好ましくは、本発明の各種医薬は、経口投与用とし
て経口投与に適した各種剤形に製剤化されている。具体
的には、上述の剤形が挙げられる。
プセル剤、坐剤などの固形製剤、シロップ剤、乳剤、注
射剤、懸濁剤などの液剤のいずれであってもよい。本発
明の医薬は、その製剤の形態に応じて、例えば、混和、
混練、造粒、打錠、コーティング、滅菌処理、乳化など
の慣用の方法で製造できる。なお、製剤の製造に関し
て、例えば日本薬局法製剤総則の各項などを参照でき
る。好ましくは、本発明の各種医薬は、経口投与用とし
て経口投与に適した各種剤形に製剤化されている。具体
的には、上述の剤形が挙げられる。
【0205】本発明の医薬において、NK−1受容体ア
ンタゴニストまたはそのプロドラッグの含有量は、製剤
の形態によって相違するが、通常、製剤全体に対して約
0.01〜100重量%、好ましくは約0.1〜50重
量%、さらに好ましくは約0.5〜20重量%程度であ
る。
ンタゴニストまたはそのプロドラッグの含有量は、製剤
の形態によって相違するが、通常、製剤全体に対して約
0.01〜100重量%、好ましくは約0.1〜50重
量%、さらに好ましくは約0.5〜20重量%程度であ
る。
【0206】本発明の医薬において、NK−1受容体ア
ンタゴニスト以外の成分の含有量は、製剤の形態によっ
て相違するが、通常、製剤全体に対して、0〜99.9
重量%、好ましくは約10〜99.9重量%、さらに好
ましくは約20〜90重量%程度である。
ンタゴニスト以外の成分の含有量は、製剤の形態によっ
て相違するが、通常、製剤全体に対して、0〜99.9
重量%、好ましくは約10〜99.9重量%、さらに好
ましくは約20〜90重量%程度である。
【0207】本発明の医薬の投与量は、NK−1受容体
アンタゴニストまたは薬学上許容可能なその塩の種類、
投与ルート、症状、患者の年令などによっても異なる
が、例えば、うつ病の成人患者に経口的に投与する場
合、1日当たり体重1kgあたりNK−1受容体アンタ
ゴニストとして約0.005〜50mg、好ましくは約
0.05〜10mg、さらに好ましくは約0.2〜4m
gを1〜3回に分割投与できる。
アンタゴニストまたは薬学上許容可能なその塩の種類、
投与ルート、症状、患者の年令などによっても異なる
が、例えば、うつ病の成人患者に経口的に投与する場
合、1日当たり体重1kgあたりNK−1受容体アンタ
ゴニストとして約0.005〜50mg、好ましくは約
0.05〜10mg、さらに好ましくは約0.2〜4m
gを1〜3回に分割投与できる。
【0208】本発明の予防・治療剤は、NK−1受容体
アンタゴニスト以外に、適宜、他の医薬活性成分(併用
薬)と適量配合して、または適量併用して使用すること
もできる。このような活性成分としては、例えば、中枢
神経系作用薬(例えば、イミプラミンなど)、抗コリン
作動性薬物、α1−受容体遮断薬(例えば、タムスロシ
ンなど)、筋弛緩薬(例えば、バクロフェンなど)、カ
リウムチャンネル開口薬(例えば、ニコランジルな
ど)、カルシウムチャンネル遮断薬(例えば、ニフェジ
ピンなど)、NK−2受容体アンタゴニスト、アセチル
コリンエステラーゼ阻害薬(例えば、ジスチグミンなど)
などが挙げられる。
アンタゴニスト以外に、適宜、他の医薬活性成分(併用
薬)と適量配合して、または適量併用して使用すること
もできる。このような活性成分としては、例えば、中枢
神経系作用薬(例えば、イミプラミンなど)、抗コリン
作動性薬物、α1−受容体遮断薬(例えば、タムスロシ
ンなど)、筋弛緩薬(例えば、バクロフェンなど)、カ
リウムチャンネル開口薬(例えば、ニコランジルな
ど)、カルシウムチャンネル遮断薬(例えば、ニフェジ
ピンなど)、NK−2受容体アンタゴニスト、アセチル
コリンエステラーゼ阻害薬(例えば、ジスチグミンなど)
などが挙げられる。
【0209】抗コリン作動性薬物としては、例えば、ア
トロピン、スコポラミン、ホマトロピン、トロピカミ
ド、シクロペントラート、臭化ブチルスコポラミン、臭
化プロパンテリン、臭化メチルベナクチジウム、臭化メ
ペンゾラート、フラボキサート、ピレンセビン、臭化イ
プラトピウム、トリヘキシフェニジル、オキシブチニ
ン、プロピベリン、ダリフェナシン、トルテロジン、テ
ミベリン、塩化トロスピウムまたはその塩(例、硫酸ア
トロピン、臭化水素酸スコポラミン、臭化水素酸ホマト
ロピン、塩酸シクロペントラート、塩酸フラボキサー
ト、塩酸ピレンセビン、塩酸トリヘキシフェニジル、塩
化オキシブチニン、酒石酸トルテロジンなど)などが用
いられ、なかでも、オキシブチニン、プロピベリン、ダ
リフェナシン、トルテロジン、テミベリン、塩化トロス
ピウムまたはその塩(例、塩化オキシブチニン、酒石酸
トルテロジンなど)が好適である。
トロピン、スコポラミン、ホマトロピン、トロピカミ
ド、シクロペントラート、臭化ブチルスコポラミン、臭
化プロパンテリン、臭化メチルベナクチジウム、臭化メ
ペンゾラート、フラボキサート、ピレンセビン、臭化イ
プラトピウム、トリヘキシフェニジル、オキシブチニ
ン、プロピベリン、ダリフェナシン、トルテロジン、テ
ミベリン、塩化トロスピウムまたはその塩(例、硫酸ア
トロピン、臭化水素酸スコポラミン、臭化水素酸ホマト
ロピン、塩酸シクロペントラート、塩酸フラボキサー
ト、塩酸ピレンセビン、塩酸トリヘキシフェニジル、塩
化オキシブチニン、酒石酸トルテロジンなど)などが用
いられ、なかでも、オキシブチニン、プロピベリン、ダ
リフェナシン、トルテロジン、テミベリン、塩化トロス
ピウムまたはその塩(例、塩化オキシブチニン、酒石酸
トルテロジンなど)が好適である。
【0210】NK−2受容体アンタゴニストとしては、
例えば、GR94800、GR159897、MEN1
0627、MEN11420(nepadutant)、SR14
4190、SR48968(saredutant)またはその塩
などが挙げられる。
例えば、GR94800、GR159897、MEN1
0627、MEN11420(nepadutant)、SR14
4190、SR48968(saredutant)またはその塩
などが挙げられる。
【0211】本発明の各種医薬と上記の併用薬を投与す
るに際しては、本発明の各種医薬と併用薬とを同時期に
投与してもよいが、併用薬を先に投与した後、本発明の
各種医薬を投与してもよいし、本発明の各種医薬を先に
投与し、その後で併用薬を投与してもよい。時間差をお
いて投与する場合、時間差は投与する有効成分、剤形、
投与方法により異なるが、例えば、併用薬を先に投与す
る場合、併用薬を投与した後1分〜3日以内、好ましく
は10分〜1日以内、より好ましくは15分〜1時間以
内に本発明の各種医薬を投与する方法が挙げられる。本
発明の各種医薬を先に投与する場合、本発明の各種医薬
を投与した後、1分〜1日以内、好ましくは10分〜6
時間以内、より好ましくは15分から1時間以内に併用
薬を投与する方法が挙げられる。
るに際しては、本発明の各種医薬と併用薬とを同時期に
投与してもよいが、併用薬を先に投与した後、本発明の
各種医薬を投与してもよいし、本発明の各種医薬を先に
投与し、その後で併用薬を投与してもよい。時間差をお
いて投与する場合、時間差は投与する有効成分、剤形、
投与方法により異なるが、例えば、併用薬を先に投与す
る場合、併用薬を投与した後1分〜3日以内、好ましく
は10分〜1日以内、より好ましくは15分〜1時間以
内に本発明の各種医薬を投与する方法が挙げられる。本
発明の各種医薬を先に投与する場合、本発明の各種医薬
を投与した後、1分〜1日以内、好ましくは10分〜6
時間以内、より好ましくは15分から1時間以内に併用
薬を投与する方法が挙げられる。
【0212】本発明はさらに、以下の特定の性質のう
ち、いずれか1つ、好ましくは2つ、より好ましくは3
つ全ての特性を有するNK−1受容体アンタゴニストを
選択することを特徴とする、本発明の各種医薬に有効成
分として含めるのに好適なNK−1受容体アンタゴニス
トを選択する方法を提供する: セロトニン取り込み抑制作用を有しない、 視床下部移行性を有する、および コントロール群と比較して排尿反射抑制作用が25%
以上である。
ち、いずれか1つ、好ましくは2つ、より好ましくは3
つ全ての特性を有するNK−1受容体アンタゴニストを
選択することを特徴とする、本発明の各種医薬に有効成
分として含めるのに好適なNK−1受容体アンタゴニス
トを選択する方法を提供する: セロトニン取り込み抑制作用を有しない、 視床下部移行性を有する、および コントロール群と比較して排尿反射抑制作用が25%
以上である。
【0213】当該スクリーニング方法は、NK−1受容
体アンタゴニスト群のセロトニン取り込み抑制作用、視
床下部移行性および排尿反射抑制作用のうちいずれか1
つ、好ましくは2つ、より好ましくは3つ全てを測定す
ることによって実施する。セロトニン取り込み抑制作
用、視床下部への移行性および排尿反射抑制作用は前記
と同様の方法を用いて測定することができる。スクリー
ニングの対象となるNK−1受容体アンタゴニストは、
ペプチド、蛋白、非ペプチド性化合物、合成化合物、発
酵生産物など何れのものであってもよく、これら化合物
は新規な化合物であってもよいし、公知の化合物であっ
てもよい。公知のNK−1受容体アンタゴニストとして
は、前記した特許公報に記載されたものが用いられる。
体アンタゴニスト群のセロトニン取り込み抑制作用、視
床下部移行性および排尿反射抑制作用のうちいずれか1
つ、好ましくは2つ、より好ましくは3つ全てを測定す
ることによって実施する。セロトニン取り込み抑制作
用、視床下部への移行性および排尿反射抑制作用は前記
と同様の方法を用いて測定することができる。スクリー
ニングの対象となるNK−1受容体アンタゴニストは、
ペプチド、蛋白、非ペプチド性化合物、合成化合物、発
酵生産物など何れのものであってもよく、これら化合物
は新規な化合物であってもよいし、公知の化合物であっ
てもよい。公知のNK−1受容体アンタゴニストとして
は、前記した特許公報に記載されたものが用いられる。
【0214】被検動物としては、例えば、正常あるいは
疾患(例、うつ病)モデル非ヒト哺乳動物(例えば、マ
ウス、ラット、ウサギ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ネコ、イ
ヌ、サルなど、より具体的にはうつ病ラット、うつ病マ
ウス、うつ病サルなど)などが用いられる。NK−1受
容体アンタゴニストまたはそのプロドラッグの被検動物
への投与は、自体公知の方法を用いて行うことができ
る。
疾患(例、うつ病)モデル非ヒト哺乳動物(例えば、マ
ウス、ラット、ウサギ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ネコ、イ
ヌ、サルなど、より具体的にはうつ病ラット、うつ病マ
ウス、うつ病サルなど)などが用いられる。NK−1受
容体アンタゴニストまたはそのプロドラッグの被検動物
への投与は、自体公知の方法を用いて行うことができ
る。
【0215】本発明のスクリーニング方法で得られるN
K−1受容体アンタゴニストまたはそのプロドラッグ
は、従来の抗うつ剤に見られる性機能不全などの副作用
が著しく軽減されており、かつ毒性が低く、安全であ
る。したがって、本発明のスクリーニング方法で得られ
るNK−1受容体アンタゴニストまたはそのプロドラッ
グを含有する医薬組成物は、哺乳動物(例えば、マウ
ス、ラット、ハムスター、ウサギ、ネコ、イヌ、ウシ、
ヒツジ、サル、ヒトなど)に対する情緒障害(たとえば
うつ病)、頻尿・尿失禁および/または過敏性腸疾患を
伴ううつ病、頻尿・尿失禁患者の気分障害、視床下部内
分泌系の日内リズム異常、不安症、躁鬱病、精神分裂病
などの疾患の予防・治療剤として有用である。
K−1受容体アンタゴニストまたはそのプロドラッグ
は、従来の抗うつ剤に見られる性機能不全などの副作用
が著しく軽減されており、かつ毒性が低く、安全であ
る。したがって、本発明のスクリーニング方法で得られ
るNK−1受容体アンタゴニストまたはそのプロドラッ
グを含有する医薬組成物は、哺乳動物(例えば、マウ
ス、ラット、ハムスター、ウサギ、ネコ、イヌ、ウシ、
ヒツジ、サル、ヒトなど)に対する情緒障害(たとえば
うつ病)、頻尿・尿失禁および/または過敏性腸疾患を
伴ううつ病、頻尿・尿失禁患者の気分障害、視床下部内
分泌系の日内リズム異常、不安症、躁鬱病、精神分裂病
などの疾患の予防・治療剤として有用である。
【0216】本発明のスクリーニング方法で得られるN
K−1受容体アンタゴニストまたはそのプロドラッグを
含む医薬は、前記した本発明の医薬と同様に製造し、使
用することができる。抗うつ作用の判定は、自体公知の
方法、例えば、サイエンス(Science)、1640-1645頁、
281巻、1998年に記載の方法あるいはそれに準じる方法
に従って測定することができる。
K−1受容体アンタゴニストまたはそのプロドラッグを
含む医薬は、前記した本発明の医薬と同様に製造し、使
用することができる。抗うつ作用の判定は、自体公知の
方法、例えば、サイエンス(Science)、1640-1645頁、
281巻、1998年に記載の方法あるいはそれに準じる方法
に従って測定することができる。
【0217】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳
細に説明するが、本発明は実施例により限定されるもの
ではなく、また本発明の範囲を逸脱しない範囲で変化さ
せてもよい。
細に説明するが、本発明は実施例により限定されるもの
ではなく、また本発明の範囲を逸脱しない範囲で変化さ
せてもよい。
【0218】
【実施例】実施例1 (1)化合物No.3 10mg (2)乳糖 60mg (3)コーンスターチ 35mg (4)ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3mg (5)ステアリン酸マグネシウム 2mg 化合物No.3((9R)−7−[3,5−ビス(トリ
フルオロメチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,
11−ヘキサヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフ
ェニル)−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジ
アゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン)10
mgと乳糖60mgおよびコーンスターチ35mgとの
混合物を、10重量%ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース水溶液0.03ml(ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースとして3mg)を用いて顆粒化した後、40℃
で乾燥し篩過する。得られた顆粒をステアリン酸マグネ
シウム2mgと混合し、圧縮する。得られる素錠を、蔗
糖,二酸化チタン,タルクおよびアラビアゴムの水懸濁
液による糖衣でコーティングする。コーティングが施さ
れた錠剤をミツロウで艶出してコート錠を得る。
フルオロメチル)ベンジル]−6,7,8,9,10,
11−ヘキサヒドロ−9−メチル−5−(4−メチルフ
ェニル)−6,13−ジオキソ−13H−[1,4]ジ
アゾシノ[2,1−g][1,7]ナフチリジン)10
mgと乳糖60mgおよびコーンスターチ35mgとの
混合物を、10重量%ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース水溶液0.03ml(ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースとして3mg)を用いて顆粒化した後、40℃
で乾燥し篩過する。得られた顆粒をステアリン酸マグネ
シウム2mgと混合し、圧縮する。得られる素錠を、蔗
糖,二酸化チタン,タルクおよびアラビアゴムの水懸濁
液による糖衣でコーティングする。コーティングが施さ
れた錠剤をミツロウで艶出してコート錠を得る。
【0219】実施例2 (1)化合物No.3 10mg (2)乳糖 70mg (3)コーンスターチ 50mg (4)可溶性デンプン 7mg (5)ステアリン酸マグネシウム 3mg 化合物No.3 10mgとステアリン酸マグネシウム
3mgを可溶性デンプンの水溶液0.07ml(可溶性
デンプンとして7mg)で顆粒化した後、乾燥し、乳糖
70mgおよびコーンスターチ50mgと混合する。混
合物を圧縮して錠剤を得る。
3mgを可溶性デンプンの水溶液0.07ml(可溶性
デンプンとして7mg)で顆粒化した後、乾燥し、乳糖
70mgおよびコーンスターチ50mgと混合する。混
合物を圧縮して錠剤を得る。
【0220】
【発明の効果】NK−1受容体アンタゴニスト、特に特
定の性質(セロトニン取り込み抑制作用を有しない、
視床下部移行性を有する、排尿反射抑制作用を有す
る)を有するNK−1受容体アンタゴニストを含有して
なる本発明の各種医薬製剤は、性機能不全などの副作用
が軽減され、情緒障害予防治療薬、頻尿・尿失禁および
/または過敏性腸疾患を伴ううつ病の予防治療薬、頻尿
・尿失禁患者の気分障害の予防治療薬、視床下部内分泌
系の日内リズム調節剤として有用である。
定の性質(セロトニン取り込み抑制作用を有しない、
視床下部移行性を有する、排尿反射抑制作用を有す
る)を有するNK−1受容体アンタゴニストを含有して
なる本発明の各種医薬製剤は、性機能不全などの副作用
が軽減され、情緒障害予防治療薬、頻尿・尿失禁および
/または過敏性腸疾患を伴ううつ病の予防治療薬、頻尿
・尿失禁患者の気分障害の予防治療薬、視床下部内分泌
系の日内リズム調節剤として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 A61P 43/00 // C07D 471/14 102 C07D 471/14 102 (31)優先権主張番号 特願2000−391106(P2000−391106) (32)優先日 平成12年12月22日(2000.12.22) (33)優先権主張国 日本(JP)
Claims (17)
- 【請求項1】 以下の性質の少なくとも1つを有するN
K−1受容体アンタゴニストを含有してなる情緒障害予
防・治療薬: セロトニン取り込み抑制作用を有しない、 視床下部移行性を有する、 排尿反射抑制作用を有する。 - 【請求項2】 情緒障害がうつ病である、請求項1記載
の情緒障害予防・治療薬。 - 【請求項3】 うつ病が頻尿、尿失禁および/または過
敏性腸疾患を伴うものである請求項2記載の情緒障害予
防・治療薬。 - 【請求項4】 情緒障害が気分障害である、請求項1記
載の情緒障害予防・治療薬。 - 【請求項5】 情緒障害が視床下部内分泌系の日内リズ
ムの異常を伴うものである、請求項1記載の情緒障害予
防・治療薬。 - 【請求項6】 経口投与用である請求項1記載の情緒障
害予防・治療薬。 - 【請求項7】 NK−1受容体アンタゴニストを含有し
てなる、頻尿、尿失禁および/または過敏性腸疾患を伴
ううつ病の予防・治療薬。 - 【請求項8】 NK−1受容体アンタゴニストを含有し
てなる、頻尿、尿失禁患者の気分障害の予防・治療薬。 - 【請求項9】 経口投与用である請求項7または請求項
8記載の予防・治療薬。 - 【請求項10】 NK−1受容体アンタゴニストを含有
してなる、視床下部内分泌系の日内リズム調節剤。 - 【請求項11】 経口投与用である請求項10記載の視
床下部内分泌系の日内リズム調節剤。 - 【請求項12】 該NK−1受容体アンタゴニストが、
以下の性質の少なくとも1つを有することを特徴とする
請求項11記載の視床下部内分泌系の日内リズム調節
剤: セロトニン取り込み抑制作用を有しない、 視床下部移行性を有する、 排尿反射抑制作用を有する。 - 【請求項13】 NK−1受容体アンタゴニスト群に対
して、セロトニン取り込み抑制作用、視床下部への
移行性および排尿反射抑制作用からなる群から選択さ
れる少なくとも1つの作用を測定し、以下の性質の少な
くとも1つを有するNK−1受容体アンタゴニストを選
択することを特徴とする、NK−1受容体アンタゴニス
トのスクリーニング方法: (i)セロトニン取り込み抑制作用を有しない、(ii)視床
下部移行性を有する、(iii)コントロール群と比較して
排尿反射抑制作用が25%以上である。 - 【請求項14】 NK−1受容体アンタゴニストが、請
求項13記載のスクリーニング方法を用いて得られるも
のである、請求項1記載の情緒障害予防・治療薬。 - 【請求項15】 NK−1受容体アンタゴニストが、請
求項13記載のスクリーニング方法を用いて得られるも
のである、請求項7記載の頻尿、尿失禁および/または
過敏性腸疾患を伴ううつ病の予防・治療薬。 - 【請求項16】 NK−1受容体アンタゴニストが、請
求項13記載のスクリーニング方法を用いて得られるも
のである、請求項8記載の頻尿、尿失禁患者の気分障害
の予防・治療薬。 - 【請求項17】 NK−1受容体アンタゴニストが、請
求項13記載のスクリーニング方法を用いて得られるも
のである、請求項10記載の視床下部内分泌系の日内リ
ズム調節剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001293488A JP2002249443A (ja) | 2000-09-26 | 2001-09-26 | 情緒障害予防・治療薬 |
Applications Claiming Priority (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000297086 | 2000-09-26 | ||
JP2000-297086 | 2000-09-26 | ||
JP2000391037 | 2000-12-22 | ||
JP2000-391088 | 2000-12-22 | ||
JP2000391088 | 2000-12-22 | ||
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JP2000-391106 | 2000-12-22 | ||
JP2000391106 | 2000-12-22 | ||
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=27531664
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---|---|---|---|
JP2001293488A Withdrawn JP2002249443A (ja) | 2000-09-26 | 2001-09-26 | 情緒障害予防・治療薬 |
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-
2001
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