JP2002249005A - 車両負荷制御システム - Google Patents

車両負荷制御システム

Info

Publication number
JP2002249005A
JP2002249005A JP2001048223A JP2001048223A JP2002249005A JP 2002249005 A JP2002249005 A JP 2002249005A JP 2001048223 A JP2001048223 A JP 2001048223A JP 2001048223 A JP2001048223 A JP 2001048223A JP 2002249005 A JP2002249005 A JP 2002249005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
voltage
drive command
vehicle
battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001048223A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Ito
宏明 伊東
Megumi Funamoto
恵 船本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2001048223A priority Critical patent/JP2002249005A/ja
Publication of JP2002249005A publication Critical patent/JP2002249005A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両内に配設するワイヤーハーネスの本数を
可能な限り減らして、軽量化、簡素化及びコスト削減を
達成する。 【解決手段】 本車両負荷制御システムは、駆動指令送
信手段5、駆動指令受信手段11及び負荷制御手段1
2、14を有する。駆動指令送信手段5は、高電圧系負
荷2及び低電圧系負荷3に対する駆動指令信号を変調し
て無線送信する。駆動指令受信手段11は、変調された
駆動指令信号を、無線受信及び復調して駆動指令信号を
抽出する。そして、負荷制御手段12、14は、駆動指
令受信手段11にて抽出された駆動指令信号に応答し
て、この駆動指令信号が示す負荷を制御する。また、電
圧変換回路13を用いて、高電圧系負荷2及び低電圧系
負荷3の電線を共用化している。したがって、ワイヤー
ハーネスの更に大幅な簡素化及び軽量化、並びにコスト
削減が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両負荷制御システ
ムに関し、特に、出力電圧の異なるバッテリが搭載され
た車両におけるワイヤーハーネスの本数を大幅に削減す
る車両負荷制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両に搭載される負荷が増加し、
これらの信号線又は制御線であるワイヤーハーネスの数
が非常に増大している。また、ウインドウディフォッガ
等の高電圧系負荷や、各種ランプ類等の低電圧系負荷を
効率的に稼働させたり、細線化するために12V系バッ
テリの他に36V系バッテリも車載されるようになって
いる。このため、車両内に配設されるワイヤーハーネス
の束の太さや総重量が非常に増大して、車両の総重量増
加等の問題を引き起こしていた。以下にこの問題を図5
及び図6を用いて説明する。
【0003】図5は、従来の車両負荷制御システムの一
例を示すブロック図である。図6は、図5に示した負荷
制御ユニット側の一例を示すブロック図である。図5に
示すように、従来の車両負荷制御システムにおいては、
例えば、負荷制御ユニット1Aは各負荷2、3の近傍等
の車両リア部に配設され、スイッチ群6Aはインパネ内
等の車両フロント部に配設された各種スイッチ類であ
る。また、通常、36V系バッテリ4及び12V系バッ
テリ4Aは、車両フロント部のエンジンルーム内に配設
される。そして、36V系バッテリ4及び12V系バッ
テリ4Aはそれぞれ、電線L1及びL2を介して、負荷
制御ユニット1A側に所定電源を供給する。また、スイ
ッチ群6Aからの駆動指令信号は、複数の信号線L3を
介して、負荷制御ユニット1A側に送信される。そし
て、これらの線は機能毎又は行先毎に束ねられている。
なお、上記36V系負荷2は、例えばリアディフォッガ
であり、12V系負荷3は、例えばストップランプ等が
挙げられる。
【0004】このような構成において、スイッチ群6A
から駆動指令信号は、信号線L3を介して負荷制御ユニ
ット1Aに送信され、これに応答して負荷制御ユニット
1Aは、指令された負荷に対して、36V系バッテリ4
又は12V系バッテリ4Aからの電源の供給を制御す
る。
【0005】図6に示すように、36V系負荷2は、電
線L1に接続された36V系バッテリ4から、スイッチ
ング回路141、142を介して電源供給を受ける。3
6V系負荷2は、例えば、リアディフォッガ21や非常
に大きな電力を必要とするその他高電圧系負荷22であ
る。12V系負荷3は、電線L2に接続された12V系
バッテリ4Aから、スイッチング回路143〜147を
介して電源供給を受ける。12V系負荷3は、例えば、
ストップランプ31、32、テールランプ33、34や
比較的小電力で駆動可能なその他高電圧系負荷35であ
る。信号線L3に接続された入出力部11Aは、スイッ
チ群6Aから送信されてくる、各負荷2、3を駆動指令
する駆動指令信号を受信して制御部12Aに供給する。
制御部12Aは、入出力部11Aに入力してきた駆動指
令信号が示す負荷21、22、負荷31〜35のいずれ
かを、メカリレーや半導体リレー等で構成されたスイッ
チング回路14を介して駆動制御する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例においては、36V系負荷2(21、22)及び
12V系負荷3(31〜35)に対して、それぞれ独立
的に電源供給するようにしているので、2系統の電線L
1及びL2が必要となる。また、各負荷21、22及び
31〜35を制御するスイッチ群6Aからの各駆動指令
信号を送信する複数の信号線L3も必要となる。このた
め、車両内に配設されるワイヤーハーネスの束の太さや
総重量が非常に増大して、車両の総重量増加等の問題を
引き起こす。特に、多くの車両が採用しているように、
フロント部にバッテリを搭載し、フロント部のインパネ
にスイッチ群を集中させると、ワイヤーハーネスの総重
量は非常に大きなものになる。
【0007】よって本発明は、上述した現状に鑑み、車
両内に配設するワイヤーハーネスの本数を可能な限り減
らして、軽量化、簡素化及びコスト削減を達成する車両
負荷制御システムを提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の車両負荷制御システムは、図
1に示すように、高電圧で駆動する高電圧系負荷2及び
この高電圧よりも低い低電圧で駆動する低電圧系負荷3
を搭載した車両の負荷制御システムであって、前記高電
圧のバッテリ出力を前記高電圧系負荷2に直接的に供給
する高電圧バッテリ4と、前記高電圧バッテリ4からの
バッテリ出力を降圧して、前記低電圧系負荷3に供給す
る電圧変換回路13と、前記高電圧系負荷2及び前記低
電圧系負荷3に対する駆動指令信号に応答して、この駆
動指令信号が示す負荷を制御する負荷制御手段12、1
4とを有することを特徴とする。
【0009】請求項1記載の発明によれば、高電圧バッ
テリ4からの出力は、高電圧系負荷2に供給されると共
に、電圧変換回路13によって低電圧に電圧変換されて
低電圧系負荷3にも供給される。したがって、負荷に対
する電線が削減されて、車両内に用いられるワイヤーハ
ーネスの簡素化及び軽量化、並びにコスト削減が促進さ
れる。
【0010】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載の車両負荷制御システムは、図1に示すように、
高電圧で駆動する高電圧系負荷2及びこの高電圧よりも
低い低電圧で駆動する低電圧系負荷3及びこれらの負荷
に駆動電力を供給するバッテリを搭載した車両の負荷制
御システムであって、前記高電圧系負荷2及び前記低電
圧系負荷3に対する駆動指令信号を変調して無線送信す
る駆動指令送信手段5と、変調された前記駆動指令信号
を、無線受信及び復調して前記駆動指令信号を抽出する
駆動指令受信手段11と、前記駆動指令受信手段11に
て抽出された前記駆動指令信号に応答して、この駆動指
令信号が示す負荷を制御する負荷制御手段12、14と
を有することを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明によれば、本車両負荷
制御システムは、駆動指令送信手段5、駆動指令受信手
段11及び負荷制御手段12、14を有する。駆動指令
送信手段5は、高電圧系負荷2及び低電圧系負荷3に対
する駆動指令信号を変調して無線送信する。駆動指令受
信手段11は、変調された駆動指令信号を、無線受信及
び復調して駆動指令信号を抽出する。そして、負荷制御
手段12、14は、駆動指令受信手段11にて抽出され
た駆動指令信号に応答して、この駆動指令信号が示す負
荷を制御する。このように、無線により各負荷2、3を
制御する駆動指令信号が電送されるようにしたので、大
幅に車両内のワイヤーハーネスの数が削減される。
【0012】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載の車両負荷制御システムは、図1に示すように、
請求項2記載の車両負荷制御システムにおいて、前記バ
ッテリは、前記高電圧のバッテリ出力を前記高電圧系負
荷2に供給する高電圧バッテリ4であり、この高電圧バ
ッテリ4からのバッテリ出力を降圧して、前記低電圧系
負荷3にも供給する電圧変換回路13を更に有すること
を特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の無線による駆動指令信号の電送に加えて、高電圧系
負荷2及び低電圧系負荷3の電線を共用化している。す
なわち、負荷側へのワイヤーハーネスは、基本的に高電
圧バッテリ4からの1本のみになる。したがって、請求
項3記載の発明によれば、請求項2記載の効果に加え
て、負荷に対する電線の数も削減されて、車両内に用い
られるワイヤーハーネスの更に大幅な簡素化及び軽量
化、並びにコスト削減が達成される。
【0014】上記課題を解決するためになされた請求項
4記載の車両負荷制御システムは、図1に示すように、
請求項3記載の車両負荷制御システムにおいて、前記駆
動指令送信手段5は、車両内のフロント部に搭載され、
前記駆動指令受信手段11、前記高電圧系負荷2及び前
記低電圧系負荷3は、車両内のリア部に搭載されること
を特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明によれば、駆動指令送
信手段5は車両内のフロント部に搭載され、駆動指令受
信手段11、高電圧系負荷2及び低電圧系負荷3は、車
両内のリア部に搭載される。このような構成は、多くの
車両が採用しているフロント部のスイッチから、リア部
の負荷回路に駆動指令を出すという方式に合致するの
で、請求項4記載の発明は、多くの車両に対して非常に
有効に作用する。
【0016】上記課題を解決するためになされた請求項
5記載の車両負荷制御システムは、図1に示すように、
請求項4記載の車両負荷制御システムにおいて、前記高
電圧バッテリ4は、車両内のフロント部に搭載された3
6V系バッテリであり、前記高電圧系負荷2はリアディ
フォッガ21であり、前記低電圧系負荷3は、テールラ
ンプ33、34及びストップランプ31、32であるこ
とを特徴とする。
【0017】請求項5記載の発明によれば、高電圧バッ
テリ4は車両内のフロント部に搭載された36V系バッ
テリである。また、高電圧系負荷2はリアディフォッガ
21であり、低電圧系負荷3はテールランプ33、34
及びストップランプ31、32である。このような構成
は多くの車両が採用しているので、請求項5記載の発明
は、多くの車両に対して非常に有効に作用する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の車両負荷制御シ
ステムの一実施形態の概要を示すブロック図である。図
1に示すように、本車両負荷制御システムは、36V系
及び12V系電圧で駆動する各負荷に駆動電力を供給す
るバッテリを搭載した車両の負荷制御システムであり、
基本的に、負荷制御ユニット1及び指令ユニット5を含
んで構成される。通常、負荷制御ユニット1は各負荷の
近傍等の車両リア部に配設され、指令ユニット5は各種
スイッチ類のあるインパネ内等の車両フロント部に配設
される。そして、指令ユニット5からの駆動指令信号は
無線により負荷制御ユニット1に送信される。
【0019】上記負荷制御ユニット1は、36V系負荷
2及び12V系負荷3、並びに36V系バッテリ4に有
線接続され、指令ユニット5に無線接続されている。そ
して、この負荷制御ユニット1は、無線通信部11、制
御部12、電圧変換回路13及びスイッチング回路14
を含んで構成される。無線通信部11は、指令ユニット
5から送信されてくる、各負荷2、3を駆動指令する駆
動指令信号を、無線受信して制御部12に供給する。制
御部12はこの駆動指令信号に応答して、スイッチング
回路14に指令を出して、この駆動指令信号が示す負荷
2、3を制御する。電圧変換回路13は、36V系バッ
テリ4から供給される出力電圧を12系電圧に電圧変換
して、12V系負荷3に供給する。なお、36V系負荷
2には、36V系バッテリ4から供給される出力電圧が
直接的に供給される。このようにして、36V系バッテ
リ4から供給される出力電圧は、36V系負荷2及び1
2V系負荷3に共用される。なお、36V系負荷2は例
えばリアディフォッガであり、12V系負荷3は例えば
ストップランプ等である。上記36V系負荷2及び12
V系負荷3はそれぞれ、請求項の高電圧系負荷及び低電
圧系負荷に相当する。また、無線通信部11は請求項の
駆動指令受信手段に相当する。更に、制御部12及びス
イッチング回路14は請求項の負荷制御手段に相当す
る。
【0020】また、36V系バッテリ4は、例えば、車
両のフロントエンジンルーム内に配備された公知の車載
バッテリであり、1本の電線L1を介して負荷制御ユニ
ット1側に電源を供給する。この36V系バッテリ4
は、請求項の高電圧バッテリに相当する。この高電圧バ
ッテリは、36V系に限定するものでなく、通常の12
V系バッテリより高いものであれば、他の値であっても
よい。
【0021】上記指令ユニット5は上記負荷制御ユニッ
ト1に無線接続され、スイッチ群6に有線接続されてい
る。このスイッチ群6は、基本的に、車両フロント部の
インパネにある各種スイッチ類、例えば、リアディフォ
ッガのオンオフスイッチ、ウインカレバーと一体化され
たテールランプスイッチ、フットブレーキ操作に連動す
るストップランプスイッチ等である。そして、指令ユニ
ット5は、これらスイッチ群6からの各負荷2、3に対
する駆動指令信号を変調して無線送信する機能を有して
いる。この指令ユニット5は、請求項の駆動指令送信手
段に相当する。
【0022】上記負荷制御ユニット1の各構成要素に関
しては図2及び図3を用いて、指令ユニット5の各構成
要素に関しては図4を用いて、追加説明する。
【0023】このような構成において、スイッチ群6の
いずれかから駆動指令信号が出されると、指令ユニット
5はこれを変調して負荷制御ユニット1側に無線送信す
る。負荷制御ユニット1の無線通信部11は、この無線
送信されてくる駆動指令信号を受信及び復調して制御部
12に供給し、制御部12はこの駆動指令信号に応答し
て、スイッチング回路14に指令を出して、この駆動指
令信号が示す負荷2、3を制御する。この結果、駆動指
令信号に該当するいずれかの負荷2、3が駆動される。
このように負荷2、3を無線制御することによって、大
幅に車両内のワイヤーハーネスの数が削減される。ま
た、36V系負荷2及び12V系負荷3の電線を共用化
しているので、車両内に用いられるワイヤーハーネスの
更に大幅な簡素化及び軽量化が達成される。
【0024】次に、図2を用いて、負荷制御ユニット側
について説明を加える。図2は、図1に示した負荷制御
ユニット側の一実施形態を示すブロック図である。この
負荷制御ユニット1は、上述したように36V系負荷2
及び12V系負荷3、並びに36V系バッテリ4に有線
接続され、指令ユニット5に無線接続されている。そし
て、この負荷制御ユニット1は、無線通信部11、制御
部12、電圧変換回路13及びスイッチング回路14を
含んで構成される。無線通信部11は、指令ユニット5
から送信されてくる、各負荷2、3を駆動指令する駆動
指令信号を、無線受信して制御部12に供給する。この
無線通信部11と指令ユニット5との間の無線通信方式
は、例えば、共通の周波数を各負荷21〜22及び31
〜35の駆動指令信号用に時分割的に使用する公知のT
DMA方式が採用される。制御部12は、無線通信部1
1で受信された駆動指令信号が示す負荷を駆動制御す
る。この制御部12は、例えば、上記TDMA方式で送
信されてきた各駆動指令信号をパラレル変換して、各負
荷に対応したスイッチング回路141〜147に各駆動
指令信号を供給する。また、制御部12は、スイッチン
グ回路141〜147を開閉制御するための制御信号を
生成する機能も備える。
【0025】電圧変換回路13は、公知のDC/DCコ
ンバータで具現化される。この電圧変換回路13は、3
6V系バッテリ4の出力電圧を12V系負荷3に適用可
能にダウンコンバートする。スイッチング回路14は、
36V系スイッチング回路141、142、及び12V
系スイッチング回路143〜147で構成される。これ
らのスイッチング回路141〜147は、公知の半導体
リレーやメカリレーで具現化される。この場合、制御部
12は各スイッチング回路141〜147に所定の開閉
制御信号を供給することにより、各スイッチング回路1
41〜147にそれぞれ接続された各負荷21、22及
び31〜35に対する36V系バッテリ4からの電源供
給を制御する。
【0026】36V系負荷2は、36V系バッテリ4か
ら、スイッチング回路141、142を介して、直接的
に電源供給を受ける。36V系負荷2は、例えば、リア
ディフォッガ21や非常に大きな電力を必要とするその
他高電圧系負荷22である。12V系負荷3は、36V
系バッテリ4からの出力電圧が電圧変換回路13でダウ
ンコンバートされた後、スイッチング回路143〜14
7を介して、電源供給を受ける。12V系負荷3は、例
えば、ストップランプ31、32、テールランプ33、
34や比較的小電力で駆動可能な、その他高電圧系負荷
35である。
【0027】上述のように、36V系バッテリ4からの
出力は、36V系負荷2に供給されると共に、電圧変換
回路13によって低電圧に電圧変換されて12V系負荷
3にも供給される。したがって、全負荷に対する電線が
削減されて、車両内に用いられるワイヤーハーネスの簡
素化及び軽量化が促進される。
【0028】更に、図3を用いて、上記負荷制御ユニッ
ト1に含まれる無線通信部11及び制御部12について
説明を加える。図3は、図1及び図2に示した負荷制御
ユニットに含まれる無線通信部及び制御部の一実施形態
を示すブロック図である。無線通信部11は、例えば、
受信経路に、アンテナ101、送受共用器102、バン
ドパスフィルタ(BPF)103、増幅器104、発信
器106を含むダウンコンバータ105、BPF108
及びA/D変換器109がこの順に接続されて構成され
る。また、送信経路に、D/A変換器110、増幅器1
11、発信器113を含むアップコンバータ112、B
PF114、増幅器115,BPF116、そして再
度、送受共用器102、アンテナ101がこの順に接続
されて構成される。更にこれら送信経路及び受信経路に
は、主に、変復調機能を有する信号処理部117が接続
される。
【0029】そして、アンテナ101で受信された指令
ユニット5からの無線信号は、送受共用器102、バン
ドパスフィルタ(BPF)103及び増幅器104を経
た後、ダウンコンバータ105でIF信号に変換され
る。そして、このIF信号はBPF108及びA/D変
換器109を経てディジタル信号に変換されて、信号処
理部117に供給される。信号処理部117では、ディ
ジタル復調処理により、駆動指令を示すデータが抽出さ
れる。そして、この復調データは制御部12に供給され
る。一方、制御部12から供給される指令ユニット5向
けの信号は、信号処理部117で、ディジタル変調処理
された後、D/A変換器110でアナログ信号に変換さ
れた後、増幅器111で増幅され、このIF信号はアッ
プコンバータ112でRF信号に変換される。そして、
このRF信号はBPF114、増幅器115、BPF1
16、送受共用器102、及びアンテナ101を介し
て、指令ユニット5に送信される。
【0030】制御部12は、基本的に、無線通信部11
から供給される復調信号、すなわち、駆動指令を示すデ
ータ、に基づいて該当する負荷を駆動制御する。この制
御部12は、CPU121、ROM122、RAM12
3及びI/F124を含んで構成される。ROM122
にはプログラムや固定データ等が格納されている。CP
U121はROM122に予め格納された制御プログラ
ムにしたがって動作する。RAM123はCPU121
の処理の過程で発生する各種のデータを格納する各種格
納エリア等を有して構成されている。I/F124は、
CPU121からの信号のレベルを、スイッチング回路
141〜147を開閉制御するのに適した所定の制御電
圧に変換する基本機能を備える。上記CPU121は、
無線通信部11から供給される上記ディジタル復調信号
をパラレル変換して、各スイッチング回路141〜14
7に対応した駆動指令信号を含むディジタル信号をI/
F124に出力し、I/F124はこのディジタル信号
のレベルをスイッチング回路141〜147を開閉制御
するのに適した所定の電圧値に変換して出力する。
【0031】なお、上述した無線通信部11の送信経路
の各構成要素は、本発明の目的を達成するためには必ず
しも必要でないが、例えば、指令ユニット5側からの駆
動指令に対する確認信号を、送信経路の各構成要素を利
用して返送する場合には有効となる。無線通信部11
は、上述したように請求項の駆動指令受信手段に相当
し、少なくとも受信機能があれば本発明の目的は達成さ
れるが、より確実性、利便性を向上させるために、上記
のような送信機能を備えるようにしてもよい。
【0032】また更に、図4を用いて、図1に示した指
令ユニット5について説明を加える。図4は、図1に示
した指令ユニット5の一実施形態を示すブロック図であ
る。この指令ユニット5は、制御部51及び無線通信部
52を含んで構成される。制御部51は、スイッチ群6
からの各駆動指令信号を受けて、無線通信部52に供給
するのに適した信号形式に変換する、例えば、パラレル
−シリアル変換する基本機能を有する。この制御部51
は、CPU511、ROM512、RAM513及びI
/F514を含んで構成される。ROM512にはプロ
グラムや固定データ等が格納されている。CPU511
はROM512に予め格納された制御プログラムにした
がって動作する。RAM513はCPU511の処理の
過程で発生する各種のデータを格納する各種格納エリア
等を有して構成されている。I/F514は、スイッチ
群6から供給される上記駆動指令信号をCPU511へ
の最適な入力信号レベルに変換して出力する。これらを
受けてCPU511は、パラレル−シリアル変換して、
無線通信部52に供給する。
【0033】無線通信部52は図3で示した無線通信部
11の構成と同様なので、ここでは詳細な説明は省略す
る。無線通信部52は、制御部51から供給されるシリ
アル変換された各上記駆動指令信号を、例えば、公知の
TDMA方式にしたがって変調して、負荷制御ユニット
1側に無線送信する。また、上述したように、負荷制御
ユニット1側から駆動指令に対する確認信号が送信され
てくる場合には、この確認信号を受信及び復調して、制
御部51により図示しないLED等を用いてその旨表示
させるようにしてもよい。
【0034】これら制御部51及び無線通信部52から
なる指令ユニット5は、上述したように請求項の駆動指
令送信手段に相当し、少なくとも送信機能があれば本発
明の目的は達成されるが、より確実性、利便性を向上さ
せるために、受信機能を備えるようにしてもよい。
【0035】以上のように本実施形態によれば、無線に
より各負荷2、3を制御する駆動指令信号が電送される
ようにしたので、大幅に車両内のワイヤーハーネスの数
が削減される。この結果、車両内に用いられるワイヤー
ハーネスの大幅な簡素化及び軽量化が達成される。更
に、電圧変換回路13を用いることによって、36V系
負荷2及び12V系負荷3の電線を共用化している。す
なわち、基本的に負荷側へのワイヤーハーネスは、高電
圧バッテリ4からの1本のみになる。したがって、本実
施形態によれば、車両内に用いられるワイヤーハーネス
の更に大幅な簡素化及び軽量化、並びにコスト削減が達
成される。
【0036】また、本実施形態は、多くの車両が採用し
ているフロント部のスイッチから、リア部の負荷回路、
例えば、リアディフォッガ21、テールランプ33、3
4、及びストップランプ31、32に駆動指令を出すと
いう方式に合致するので、多くの車両に対して非常に有
効に作用する。また、多くの車両は、バッテリをエンジ
ンルーム等のフロント部に搭載しているので、本実施形
態で示す電線単線化も、多くの車両に対して更に有効に
なる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、高電圧バッテリ4からの出力は、高電圧系
負荷2に供給されると共に、電圧変換回路13によって
低電圧に電圧変換されて低電圧系負荷3にも供給され
る。したがって、負荷に対する電線が削減されて、車両
内に用いられるワイヤーハーネスの簡素化及び軽量化、
並びにコスト削減が促進される。
【0038】請求項2記載の発明によれば、無線により
各負荷2、3を制御する駆動指令信号が電送されるよう
にしたので、大幅に車両内のワイヤーハーネスの数が削
減される。この結果、車両内に用いられるワイヤーハー
ネスの大幅な簡素化及び軽量化、並びにコスト削減が達
成される。
【0039】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の無線による駆動指令信号の電送に加えて、高電圧系
負荷2及び低電圧系負荷3の電線を共用化している。す
なわち、負荷側へのワイヤーハーネスは、基本的に高電
圧バッテリ4からの1本のみになる。したがって、請求
項3記載の発明によれば、請求項2記載の効果に加え
て、負荷に対する電線の数も削減されて、車両内に用い
られるワイヤーハーネスの更に大幅な簡素化及び軽量
化、並びにコスト削減が達成される。
【0040】請求項4記載の発明によれば、駆動指令送
信手段5は車両内のフロント部に搭載され、駆動指令受
信手段11、高電圧系負荷2及び低電圧系負荷3は、車
両内のリア部に搭載される。このような構成は、多くの
車両が採用しているフロント部のスイッチから、リア部
の負荷回路に駆動指令を出すという方式に合致するの
で、請求項4記載の発明は、多くの車両に対して非常に
有効に作用する。
【0041】請求項5記載の発明によれば、高電圧バッ
テリ4は、車両内のフロント部に搭載された36V系バ
ッテリである。また、高電圧系負荷2はリアディフォッ
ガ21であり、低電圧系負荷3は、テールランプ33、
34及びストップランプ31、32である。このような
構成は多くの車両が採用しているので、請求項5記載の
発明は、多くの車両に対して非常に有効に作用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両負荷制御システムの一実施形態の
概要を示すブロック図である。
【図2】図1に示した負荷制御ユニット側の一実施形態
を示すブロック図である。
【図3】図1及び図2に示した負荷制御ユニットに含ま
れる無線通信部及び制御部の一実施形態を示すブロック
図である。
【図4】図1に示した指令ユニット5の一実施形態を示
すブロック図である。
【図5】従来の車両負荷制御システムの一例を示すブロ
ック図である。
【図6】図5に示した負荷制御ユニット側の一例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 負荷制御ユニット 2 36V系負荷(高電圧系負荷) 3 12V系負荷(低電圧系負荷) 4 36V系バッテリ(高電圧バッテリ) 5 指令ユニット(駆動指令送信手段) 6 スイッチ群 11 無線通信部(駆動指令受信手段) 12 制御部(負荷制御手段) 13 電圧変換回路 14 スイッチング回路(負荷制御手段) L1 電線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧で駆動する高電圧系負荷及びこの
    高電圧よりも低い低電圧で駆動する低電圧系負荷を搭載
    した車両の負荷制御システムであって、 前記高電圧のバッテリ出力を前記高電圧系負荷に直接的
    に供給する高電圧バッテリと、 前記高電圧バッテリからのバッテリ出力を降圧して、前
    記低電圧系負荷に供給する電圧変換回路と、 前記高電圧系負荷及び前記低電圧系負荷に対する駆動指
    令信号に応答して、この駆動指令信号が示す負荷を制御
    する負荷制御手段と、 を有することを特徴とする車両負荷制御システム。
  2. 【請求項2】 高電圧で駆動する高電圧系負荷及びこの
    高電圧よりも低い低電圧で駆動する低電圧系負荷及びこ
    れらの負荷に駆動電力を供給するバッテリを搭載した車
    両の負荷制御システムであって、 前記高電圧系負荷及び前記低電圧系負荷に対する駆動指
    令信号を変調して無線送信する駆動指令送信手段と、 変調された前記駆動指令信号を、無線受信及び復調して
    前記駆動指令信号を抽出する駆動指令受信手段と、 前記駆動指令受信手段にて抽出された前記駆動指令信号
    に応答して、この駆動指令信号が示す負荷を制御する負
    荷制御手段と、 を有することを特徴とする車両負荷制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両負荷制御システムに
    おいて、 前記バッテリは、前記高電圧のバッテリ出力を前記高電
    圧系負荷に供給する高電圧バッテリであり、 この高電圧バッテリからのバッテリ出力を降圧して、前
    記低電圧系負荷にも供給する電圧変換回路を更に有する
    ことを特徴とする車両負荷制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車両負荷制御システムに
    おいて、 前記駆動指令送信手段は、車両内のフロント部に搭載さ
    れ、 前記駆動指令受信手段、前記高電圧系負荷及び前記低電
    圧系負荷は、車両内のリア部に搭載されることを特徴と
    する車両負荷制御システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の車両負荷制御システムに
    おいて、 前記高電圧バッテリは、車両内のフロント部に搭載され
    た36V系バッテリであり、 前記高電圧系負荷は、リアディフォッガであり、 前記低電圧系負荷は、テールランプ及びストップランプ
    であることを特徴とする車両負荷制御システム。
JP2001048223A 2001-02-23 2001-02-23 車両負荷制御システム Withdrawn JP2002249005A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001048223A JP2002249005A (ja) 2001-02-23 2001-02-23 車両負荷制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001048223A JP2002249005A (ja) 2001-02-23 2001-02-23 車両負荷制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002249005A true JP2002249005A (ja) 2002-09-03

Family

ID=18909529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001048223A Withdrawn JP2002249005A (ja) 2001-02-23 2001-02-23 車両負荷制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002249005A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101736209B1 (ko) * 2015-09-24 2017-05-17 국방기술품질원 파워팩용 제어전원 모듈 및 이를 포함하는 제어전원 공급 장치
KR101774648B1 (ko) * 2015-09-23 2017-09-04 현대자동차주식회사 Ldc 전압 분배 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101774648B1 (ko) * 2015-09-23 2017-09-04 현대자동차주식회사 Ldc 전압 분배 장치
KR101736209B1 (ko) * 2015-09-24 2017-05-17 국방기술품질원 파워팩용 제어전원 모듈 및 이를 포함하는 제어전원 공급 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1014529A2 (en) Power supply network apparatus
US20190054834A1 (en) Electric vehicle furnished with communication network
US20040222767A1 (en) Inverter system of automotive motor
EP1637437A3 (en) Fail-safe mechanism
JP2002249005A (ja) 車両負荷制御システム
US4757212A (en) Power source device
CN114243895B (zh) 车辆及其供电系统
CN215895540U (zh) 客车用一键启动控制系统
KR101867388B1 (ko) 차량의 루프 영역 통합 무선 제어 시스템
JPH07312513A (ja) 車両用ワイヤレスリモコン装置
CN212556115U (zh) 车身控制器
CN1953889A (zh) 用于机车或越野车的分配驱动器系统
CN213973802U (zh) 一种客车车内司机顶灯延时控制系统及客车
CN217690971U (zh) 一种运梁车急停控制装置及运梁车
CN216562085U (zh) 一种车载无线遥控开关
CN216232075U (zh) 一种无线预见性巡航控制pcc系统
KR102488225B1 (ko) 무선 전력 전송 시스템 및 방법
EP1396389B1 (en) Electric power distribution system to a number of loads, particularly for motorvehicles
CN207742536U (zh) 一种车内集中无线控制多路功率开关的系统
JP2007135022A (ja) 自動車用スイッチングシステム
KR100507091B1 (ko) 차량의 지능형 네트워크에서 멀티 펑션 스위치 신호통신모듈
KR100507094B1 (ko) 차량의 지능형 네트워크에서 후면램프 제어모듈
KR100507092B1 (ko) 차량의 지능형 네트워크에서 전면부 등화장치 제어 통신모듈
JP2001287607A (ja) 多電源圧車両の電源供給システム
JPH01214201A (ja) 電気車制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080513