JP2002247533A - 情報伝送方法 - Google Patents

情報伝送方法

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JP2002247533A JP2001397990A JP2001397990A JP2002247533A JP 2002247533 A JP2002247533 A JP 2002247533A JP 2001397990 A JP2001397990 A JP 2001397990A JP 2001397990 A JP2001397990 A JP 2001397990A JP 2002247533 A JP2002247533 A JP 2002247533A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル伝送ではコンピュータによる盗用
のおそれがあり、また、アナログ伝送ではカジュアルコ
ピーのおそれがある。 【解決手段】 磁気テープ1にはMPEGストリームと共に
アウトプットコントロール情報が記録されている。この
アウトプットコントロール情報は、2ビットからなり、
出力制御回路9により再生信号から抽出されて、D.I
/F回路7とスイッチ回路11を制御する。すなわち、
出力制御回路9は、アウトプットコントロール情報の第
1ビットが“0”のときはD.I/F回路7をイネーブ
ルとし、ディジタル信号を出力させ、“1”のときは出
力を禁止させる。また、アウトプットコントロール情報
の第2ビットが“0”のときはスイッチ回路11をオフ
とし、アナログコンポーネント信号の出力を禁止し、
“1”のときは出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報伝送方法に係
り、放送や通信で伝送するディジタル情報の不正コピー
を防止し、著作権者の意向に沿った適切な著作権保護と
種々の高品質画像などの再生情報の提供との両立を図る
ことができる情報伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報が記録されている記録済みの記録媒
体から、別の記録媒体に不正にコピーすることによる著
作権の侵害の防止のためのコピーガード技術として、デ
ィジタル・オーディオ・テープレコーダ(DAT)等の
ディジタルコピーが可能な機器では、1回だけのコピー
を許容するシリアル・コピー・マネージメント・システ
ム(SCMS)が知られている。このSCMSでは、デ
ィジタル音声インタフェース信号に含まれているコピー
禁止/許可フラグを用いてコピーの制御を行う。
【0003】また、映像信号が記録されている記録媒体
から他の記録媒体へのコピー制御方式として、コピー・
ジェネレーション・マネージメント・システム(CGM
S)が知られている。このCGMSは、2ビットのコピ
ー世代コントロール信号を受け渡すようにしたもので、
2ビットの値が”00”であれば、コピー記録を許容
し、”10”であれば1回だけのコピーを許容し、”1
1”であればコピーを禁止するように、記録装置を構成
する方式であり、値が”10”であるときは、値を”1
1”に変更して記録する。
【0004】また、VTRやDVD(Digital Versatil
e Disc)の分野では、個々の機器が固有のIDを持ち、
記録時にIDと乱数を使って映像信号に変形を加えると
共に、垂直ブランキング期間に上記の乱数を挿入して記
録し、再生時に垂直ブランキング期間から読み出した乱
数とIDを使って復元するなど、機器の認証及びスクラ
ンブルキーの授受といった手段を講じるようにした記録
再生装置も知られている(特開昭61−201586号
公報、特開平9−83936号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、SCMS
やCGMS、更にはマクロビジョン信号などの使用によ
り著作権者に配慮した記録再生装置の機器開発環境が整
ってきている。しかるに、著作権者の中には、ディジタ
ル伝送ではコンピュータによる盗用のおそれを危惧する
意見もあるし、アナログ伝送では従来装置によるカジュ
アルコピーを危惧する意見もある。また、現状の著作権
者の間には高画質プリレコードソフトの発売環境が整っ
ていないとの意見もある。
【0006】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
再生情報の出力形態を著作権者が指定できるようにする
ことにより、より一層有効に不正コピーを防止し得る情
報伝送方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、 (1) 受信した映像信号を互いに異なる複数の信号形
態として出力可能な受信装置に対して、トランスポート
パケット化された少なくとも映像情報を含んだ情報を伝
送する情報伝送方法において、前記受信装置における前
記映像情報の出力信号形態を、前記映像情報の有する解
像度よりも低い所定の解像度以下に制限した信号形態と
するか否かの選択指定させるためのフラグを、前記情報
に含めて伝送することを特徴とする情報伝送方法。及び (2) 少なくとも映像情報がトランスポートパケット
で多重化されてトランスポートストリームを構成する情
報を伝送する情報伝送方法において、受信装置側におけ
る前記映像情報の出力信号形態を、前記映像情報の有す
る解像度よりも低い所定の解像度以下に制限した信号形
態とするか、解像度の制限を行わない信号形態とするか
の選択指定を行わせるためのフラグを、前記情報に含め
て伝送することを特徴とする情報伝送方法。を提供する
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面と共に説明する。図1は本発明になる情報伝送
方法の一実施例により伝送された情報が記録された記録
媒体からその情報を再生する再生装置の一実施の形態の
ブロック図を示す。この実施の形態は、ディジタル信号
形態の映像情報及び音声情報を記録再生するD-VHS
(登録商標)を例にとって説明する。図1において、磁
気テープ1は本発明になる情報伝送方法の一実施例によ
り伝送された情報が記録された記録媒体の一実施の形態
であり、既に所望の情報が音声情報と共にディジタル信
号の形態でテープ長手方向に対して傾斜した長手方向を
持つディジタル信号記録トラックに記録されており、更
に後述するアウトプットコントロール情報OPCもディ
ジタル信号記録トラックに記録されている。
【0009】この磁気テープ1上に形成されているディ
ジタル信号記録トラックは、図2に示すように、シンク
ブロック(SB)と称される一定量のデータエリアを、
回転ヘッドの走査に従って複数個配置することにより構
成される。すなわち、ディジタル信号記録トラックのト
ラックフォーマットは、図2に示す如く、2シンクブロ
ックのマージン領域21、3シンクブロックのプリアン
ブル領域22、4シンクブロックのサブコード領域2
3、3シンクブロックのポストアンブル領域24、3シ
ンクブロックのIBG領域25、1シンクブロックのプ
リアンブル領域26、336シンクブロックのメインコ
ード領域(データ領域)27、2シンクブロックのポス
トアンブル領域28及びマージン領域29から構成され
ており、情報の記録領域として、メインコード領域27
とサブコード領域23の2領域を有している。
【0010】なお、マージン領域29は前記回転ヘッド
が取り付けられた回転体が、ドラムサーボにより30r
ps又は29.97rpsで回転するように制御される
ので、2シンクブロック又は2.356シンクブロック
とされ、よって1トラック全体では356シンクブロッ
ク又は356.356シンクブロックで構成される。い
ずれの場合も、サブコード領域23は4シンクブロッ
ク、メインコード領域27は336シンクブロックで固
定長に設定されている。メインコード領域27には、例
えばMPEG(Moving Picture Experts Group)2の
トランスポートストリームの188バイトの各パケット
が隣接する2つのシンクブロックを単位として記録され
る。
【0011】上記の各シンクブロックのうち、メインコ
ード領域27におけるシンクブロックのフォーマット
は、図3に示すように、そのシンクブロック再生のため
の2バイトの同期信号(Sync)の領域31と、3バ
イトのアドレス情報(ID)の領域32と、様々な情報
を格納する2バイトのメインヘッダ格納領域33と、1
バイトのデータ予備領域(DATA−AUX)34と、
96バイトのデータ格納領域35と、このシンクブロッ
クの情報の誤り訂正のための8バイトの内部パリティ格
納領域36とが時系列的に合成された全部で112バイ
トの構成である。データエリア99バイトのうち、後9
6バイトが情報のデータ格納領域35であり、前3バイ
トのメインヘッダ格納領域33とデータ予備領域34
は、システムのための、ユーザによって書き換えできな
い情報記録エリアである。メインヘッダ格納領域33に
は、図4に示すように第1バイトの上位4ビットにフォ
ーマット情報が、残りの下位4ビットと第2バイトの計
12ビットにシンクブロック情報が割り当てられて記録
されている。
【0012】図4において、「フォーマットID」は、
トラックのフォーマットがノーマルモード記録によるも
のか別のモード記録によるものかを示し、「アプリケー
ション・ディテール」は、記録ディジタル信号がパケッ
トサイズ188バイトのMPEG2トランスポートパケ
ットであるのか、パケットサイズが140バイトの別の
伝送方式のパケットであるのかを識別する情報であり、
「時間圧縮率」は圧縮レートを示す情報である。更に、
「D.T.」は、MPEGパケットかダミーデータかト
リックプレイデータかを識別させるための2ビットのデ
ータタイプ情報であり、「S.B.C.」はパケットが
隣接する2つのシンクブロックを単位として記録される
場合、このメインヘッダを有するシンクブロックが隣接
する2つのシンクブロックの1番目か2番目かを識別さ
せるためのシンクブロックカウンタ情報である。
【0013】この実施の形態が再生する磁気テープ1の
記録トラックには、図2のメインコード領域27の各シ
ンクブロックに存在する、図3の2バイトのメインヘッ
ダ格納領域33に、CGMSと共にアウトプットコント
ロール情報OPCが記録されている。具体的には、図4
に示すように、12シンクブロック単位で繰り返してメ
インヘッダ格納領域33に2バイトずつ記録されるメイ
ンヘッダのうち、一周期の11番目のシンクブロックの
メインヘッダ格納領域33に記録されるメインヘッダの
上位2ビットをCGMS規定のコピー世代コントロール
信号に割り当て、かつ、一周期内の12番目のシンクブ
ロックのメインヘッダ格納領域33に記録されるメイン
ヘッダの上位3ビット目から4ビット目までの2ビット
をアウトプットコントロール情報OPCに割り当ててい
る。
【0014】2ビットのアウトプットコントロール情報
OPCは、第1ビットがディジタル出力の許可情報を示
し、値の"0"は許可、"1"は不可を示す。また、アウト
プットコントロール情報OPCの第2ビットは、アナロ
グ出力形態を示し、値の"0"はNTSCコンポジット映
像信号出力のみ、"1"はコンポーネント出力可を示す。
CGMS規定のコピー世代コントロール信号は、前記し
たように、2ビットの値が”00”であれば、コピー
(ダビング記録)を許容し、”10”であれば1回だけ
のコピー(ダビング記録)を許容し、”11”であれば
コピー(ダビング記録)を禁止する内容である。
【0015】次に、図1に戻って説明するに、図示しない
回転体の回転面に180度対向して取り付けられた、互
いにアジマス角度の異なる2個の回転ヘッド2(図1で
は代表して1個のみ図示)により、上記回転体の外側面
に約180度の角度範囲にわたって斜めに巻回されつつ
一定速度で走行される磁気テープ1の記録トラックから
再生されたディジタル信号は、ヘッドアンプ3で増幅さ
れ、更にイコライザ4で所定の等化特性が付与された
後、復調器5で復調され、ECC回路6で前記内部パリ
ティ領域36やメインコード領域27内から再生された
誤り訂正符号(ECC)を用いてデータ領域35から再生
されたデータの誤り訂正が行われる。
【0016】これにより、ECC回路6から取り出され
たMPEG2のトランスポートストリームは、ディジタ
ルインタフェース(D.I/F)7に供給される一方、MP
EGデコーダ8に供給されて復号される。また、ECC
回路6から取り出されたメインヘッダ領域33からのコ
ントロール情報は、マイクロコンピュータによる出力制
御回路9に供給され、ここで各種の制御が行われるが、前
記アウトプットコントロール情報OPCの第1ビット
が"0"のときはD.I/F7をイネーブルとして入力さ
れたMPEG2のトランスポートストリームを出力さ
せ、第1ビットが"1"のときはD.I/F7をディスエ
ーブルとして、入力されたMPEG2のトランスポート
ストリームの出力を禁止する。
【0017】また、出力制御回路9は、前記アウトプッ
トコントロール情報OPCの第2ビットが"0"のとき
は、スイッチ回路11をオフとし、MPEGデコーダ8
からのアナログコンポーネント信号の出力を禁止する。
一方、アウトプットコントロール情報OPCの第2ビッ
トが"1"のときは、スイッチ回路11をオンとし、MP
EGデコーダ8からのアナログコンポーネント信号を、
スイッチ回路11を通して出力させる。
【0018】また、MPEGデコーダ8からのアナログ
コンポーネント信号は、NTSCエンコーダ10に供給
され、ここでNTSC方式のカラー映像信号、すなわちア
ナログコンポジット信号に変換された後、出力される。従
って、アウトプットコントロール情報OPCの第2ビッ
トが"1"のときは、MPEGデコーダ8からのアナログ
コンポーネント信号と、NTSCエンコーダ10からの
アナログコンポジット信号の両方の出力が許容される。
【0019】もし、磁気テープ1に記録されている情報
が高精細度のHD信号であるならば、アウトプットコン
トロール情報OPCの第2ビットが"0"のときは、ダウ
ンコンバートされたNTSCコンポジット信号のみがN
TSCエンコーダ10から出力され、"1"のときは、MP
EGデコーダ8からのHDコンポーネント信号と、NT
SCエンコーダ10からのNTSCコンポジット信号が
それぞれ出力される。
【0020】なお、CGMS規定のコピー世代コントロ
ール信号の再生装置での制御動作については、本出願人
が先に特願平11−101178号や特願平11−31
9955号などにて詳述しており、また、本発明の要旨と
は直接の関係はないので、その詳細な説明は省略する。
【0021】このように、この実施の形態では、アウト
プットコントロール情報OPCにより、著作権者の意向
に沿って出力形態を選択できるため、著作権をより有効
に保護することができる。また、異なる意向を持つ著作
権者も同一のフォーマット、同一の再生装置でのレコー
デッドソフトが使えるようになるため、種々の高品質画
像を楽しむことができる。
【0022】次に、他の実施の形態について説明する。上
記の実施の形態では、トラックのメインヘッダ領域33
にアウトプットコントロール情報OPC及びCGMS規
定のコピー世代コントロール信号を配置して記録するよ
うに説明したが、この実施の形態では図5(A)に示す
公知のMPEG2トランスポートストリームを構成す
る、同図(B)に示すトランスポートパケット中のペイ
ロード40に、少なくともアウトプットコントロール情
報OPCを含めて記録再生するものである。
【0023】すなわち、このトランスポートパケットを
所定フォーマットのシンクブロック単位の信号に変換し
た後、所定方式(例えばNRZI)で変調したディジタ
ル信号を生成し、そのディジタル信号を回転ヘッドを用
いて磁気テープ上のトラックのメインコード領域27に
記録し、その磁気テープを再生する。この場合、データ
でなくアウトプットコントロール情報OPCであること
を再生装置側で識別させるための何らかの情報を記録し
ておくことは勿論である。
【0024】以上の実施の形態は、ディジタルVTRを
例にとって説明したが、これに限定されるものではな
く、光ディスクその他の磁気テープ以外の記録媒体を再
生する装置に適用できることは勿論のこと、媒体は伝送
路であってもよい。伝送路は無線か有線かを問わず、本
発明は図3や図4のような信号形態でコンピュータその
他の装置へ伝送される信号(すなわち、伝送データ)そ
のものの伝送方法にも適用可能である。そこで、次に、
本発明になる情報伝送方法の一実施例により伝送された
情報信号である、ディジタル放送伝送路などで伝送され
た情報信号(伝送データ)を受信して再生する受信装置
の実施の形態について、図6及び図7と共に説明する。
【0025】ディジタル放送などで伝送される映像信号
及び音声信号は、上記のトランスポートストリームの構
造を、各種の情報ディスクリプタと共に伝送される形態
が殆どである。本発明におけるアウトプットコントロー
ル情報OPCは、MPEG2トランスポートストリーム
を構成するトランスポートパケット中のペイロードに含
めて伝送することで、放送などの伝送路を用いて伝送す
ることが可能である。
【0026】この実施の形態では、ディジタル放送等で
扱いやすい信号形態として、ペイロードの中でも各種の
情報ディスクリプタ領域に、前記アウトプットコントロ
ール情報OPCを多重した伝送データを受信する。MP
EG2トランスポートストリームの規定中には、識別情
報などのいくつかの必須ディスクリプタと共に、事業者
などが使えるプライベートディスクリプタを定義してい
る。このプライベートディスクリプタは例えば、図6に
示すMPEG2トランスポートストリームのPMT(Pr
ogram Map Table)の中に、50で示す(descriptor)と
いう領域で伝送される。
【0027】同図及び後述の図7において、bslbfは、
左のビットから順に伝送することを意味し、unimsbfは
MSBから順に伝送することを意味する。また、rpchof
(remainder#polynomial#coefficients#highest#order#f
ast)は、誤り訂正符号CRCの生成多項式で発生した係
数を高い方から順に伝送することを意味する。なお、P
MTのシンタックスの説明は、本発明の要旨とは直接の
関係はなく、また、文献(ISO/IEC 13818-1/ITU-T Rec.
H.222.0:1996(Information technology-Genericcoding
of moving pictures and associated audio informatio
n Part 1:Systems.))に詳細に記載されているので、
ここでは省略する。
【0028】この実施の形態においてアウトプットコン
トロール情報OPCを伝送する、OPCディスクリプタ
のシンタックスを図7に示す。同図中、ディスクリプタ
タグ(descriptor#tag)は、MPEGで規定されているシ
ンタックスで、このディスクリプタの種類を8ビットで
特定する情報である。ディスクリプタレングス(descript
or#length)は、このフィールド以降のディスクリプタの
長さを8ビットで示す。また、7ビットの予備領域に続
くディジタルアウトプットコントロールフラグ(digital
#output#control#flag)は1ビットで構成され、値の
“0”は許可、“1”は不可を示す。
【0029】また、システムインフォループレングス(s
ystem#info#loop#length)は、ループレングスの数だけ
システムIDを伝送することを示す。また、アナログア
ウトプットコントロールフラグ(analog#output#control
#flag)は1ビットで構成され、アナログ出力形態を示
し、値の“0”はNTSCコンポジット映像信号出力の
み、“1”はコンポーネント出力可を示す。
【0030】システムアイデンティファイア(system#i
dentifier)はディジタルの出力許可されているシステ
ムを8ビットで記述しており、その8ビットの256ス
テートの0x01は、例えば、IEEE1394システ
ムを示し、0x02は別のシステムAを、0x03は別
のシステムBを示すように設定する。IEEE1394
システム規定のディジタル信号(以下、1394ディジ
タル信号という)のみが出力可の場合、システムインフ
ォループレングス(system#info#loop#length)を“1”
とし、8ビットのシステムアイデンティファイア(syste
m#identifier)に0x01のシステム識別信号を1つだ
け記述し伝送する。
【0031】この実施の形態の受信装置の構成は、例え
ば図1の磁気テープ1、回転ヘッド2及びヘッドアンプ
3に代えて、ディジタル放送信号の公知の受信部を有す
る構成とし、この受信部により所望放送局のベースバン
ド信号に選局及びダウンコンバートする構成で実現でき
る。
【0032】なお、アウトプットコントロール情報OP
Cは、2ビットに限らず、3ビット以上の複数ビットで
もよい。また、1ビットずつ固有の定義をするのではな
く、例えば4ビットであるならば、「0000」〜「1
111」の16ステートに、出力形態、例えば「000
0」では1394ディジタル信号の出力可、かつ、アナ
ログコンポーネント信号出力可、「0001」では13
94ディジタル信号出力不可、かつ、アナログコンポー
ネント信号出力可、「0010」では1394ディジタ
ル信号出力可、かつ、アナログコンポーネント信号出力
不可、「0011」では1394ディジタル信号出力
可、かつ、HDアナログ信号出力不可、などのようにし
てもよい。
【0033】更に、以上の実施の形態では、映像情報の
出力の選択について説明したが、音声情報の出力の選
択、例えば、サンプリング周波数48kHzで16ビッ
ト以上のディジタル音声信号として出力するか、それ未
満のディジタル音声信号として出力するかを選択するフ
ラグをメインヘッダ領域33などに配置することも可能
である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
伝送情報を受信し再生する受信装置において、伝送情報
を一以上の信号形態として出力する際に、伝送情報と共
に入力される上記のフラグに基づいて受信装置で出力さ
れる信号形態を指定できるため、伝送情報の著作権者が
意図した信号形態での出力処理を行わせることができ
る。よって、出力信号形態に異なる意向を持つ著作権者
も、同一のフォーマット、同一の再生装置によるレコー
デットソフトの使用や、同一の受信装置での放送信号の
受信再生が可能となり、著作権者の意向に沿った適切な
著作権保護と種々の高品質画像などの再生情報の提供と
の両立を図ることができ、産業上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる情報伝送方法の一実施例により伝
送された情報が記録された記録媒体からその情報を再生
する再生装置の一実施の形態のブロック図である。
【図2】図1中の磁気テープの記録トラックのフォーマ
ットの一例の説明図である。
【図3】図2中のメインコード領域のシンクブロックの
フォーマットの一例の説明図である。
【図4】映像情報の出力信号形態を選択指定させるため
のフラグが図3中のメインヘッダに配置されることを示
す図である。
【図5】本発明になる情報伝送方法の一実施例における
伝送信号の一例のフォーマットを示す図である。
【図6】MPEGシステム規定のPMTシンタックスを
示す図である。
【図7】本発明において伝送するOPCディスクリプタ
のシンタックスを示す図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 回転ヘッド 6 ECC回路 7 ディジタルインタフェース回路(D.I/F) 8 MPEGデコーダ 9 出力制御回路 10 NTSCエンコーダ 11 スイッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/92 H04N 5/92 H 7/081 Fターム(参考) 5C053 FA13 FA22 GA11 GB15 GB38 5C063 AB03 AB07 AB11 CA36 DA07 DA13 DA20 5D044 AB07 BC01 CC03 DE48 FG14 FG18 FG23 GK08 GK12 HH15 JJ04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信した映像信号を互いに異なる複数の信
    号形態として出力可能な受信装置に対して、トランスポ
    ートパケット化された少なくとも映像情報を含んだ情報
    を伝送する情報伝送方法において、 前記受信装置における前記映像情報の出力信号形態を、
    前記映像情報の有する解像度よりも低い所定の解像度以
    下に制限した信号形態とするか否かの選択指定させるた
    めのフラグを、前記情報に含めて伝送することを特徴と
    する情報伝送方法。
  2. 【請求項2】少なくとも映像情報がトランスポートパケ
    ットで多重化されてトランスポートストリームを構成す
    る情報を伝送する情報伝送方法において、 受信装置側における前記映像情報の出力信号形態を、前
    記映像情報の有する解像度よりも低い所定の解像度以下
    に制限した信号形態とするか、解像度の制限を行わない
    信号形態とするかの選択指定を行わせるためのフラグ
    を、前記情報に含めて伝送することを特徴とする情報伝
    送方法。
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