JP2002247496A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

デジタル放送受信装置

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JP2002247496A
JP2002247496A JP2001041559A JP2001041559A JP2002247496A JP 2002247496 A JP2002247496 A JP 2002247496A JP 2001041559 A JP2001041559 A JP 2001041559A JP 2001041559 A JP2001041559 A JP 2001041559A JP 2002247496 A JP2002247496 A JP 2002247496A
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JP2001041559A
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Takako Takemura
貴子 竹村
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に再生画像とライブ画像が判別でき、ま
た、追いかけ再生時に再生画像からライブ画像への切替
を容易に認識できるデジタル放送受信装置を提供する。 【解決手段】 デジタル放送された番組の放送信号を受
信及び復調し、復調した番組の映像信号を表示手段に表
示すると共に、番組の復調信号を記録媒体にランダムア
クセス方式で記録および再生する記録/再生手段を備え
る受信装置において、記録/再生手段6から読み出した
映像信号を表示手段13に表示させた再生画像の一部
に、その再生画像が記録/再生手段6から再生された画
像であることを示す標章を表示させる標章表示手段15
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送され
た番組を受信して表示手段に表示すると共に、その番組
を記録および再生できるデジタル放送受信装置に関し、
特に、放送される番組の記録と再生を同時に実施できる
ランダムアクセス方式の記録/再生手段を備えて、現在
放送中の画像と再生画像を自在に切り替えることができ
るデジタル放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年になり、従来のアナログ放送用の受
信装置に代わり、デジタル放送された番組を受信してデ
ィスプレイ等の表示手段に表示し、さらに、デジタル放
送の番組をビデオテープデッキやハードディスク装置等
に記録し再生できるデジタル放送受信装置が知られるよ
うになった。
【0003】従来のデジタル放送受信装置では、デジタ
ル放送信号を復調、復号して現在放送中の画像を表示画
面上に再生する通常の機能の他に、デジタル放送で採用
されているMPEG方式のトランスポートストリーム
(TS)信号をランダムアクセス方式の記録/再生手段
に記録および再生できるようになっている。そのような
従来のデジタル放送受信装置としては、例えば、特開平
11−39850号公報に記載された記録再生装置が知
られている。
【0004】図12は、特開平11−39850号公報
に示されたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置を
基にして、従来のデジタル放送を受信可能な記録再生装
置200を示したブロック図であり、以下の構成を有し
ている。
【0005】(1)制御あるいは判断等を行うマイクロ
プロセッサ201。 (2)マイクロプロセッサ201が使用するメインメモ
リ202。 (3)後述する内部バス205と拡張バス216との間
でデータ交換を可能にするバスブリッジ204。 (4)マイクロプロセッサ201、メインメモリ20
2、および、バスブリッジ204を相互に接続する内部
バス205。 (5)キーボードやマウス等の外部入力装置の操作内容
に従ってマイクロプロセッサ201等に対して操作信号
を出力するI/O(Input/Output)インターフェイス
207。
【0006】(6)後述するハードディスク212等の
大容量な補助記憶装置にデータを読み書きできる補助記
憶インターフェイス210。 (7)補助記憶インターフェイス210に接続されたラ
ンダムアクセス可能な補助記憶装置であるハードディス
ク212。 (8)アンテナあるいはビデオカメラ等に接続されて、
デジタル放送の受信信号を復調/復号するTVチューナ
を内蔵したMPEGリアルタイムエンコーダボード(以
下、単にMPEGエンコーダと記載する)213。 (9)接続されたディスプレイ装置やビデオテープレコ
ーダ、あるいは、スピーカ等に向けて音声および画像信
号を出力するためのNTSCエンコーダ等を備えるAV
処理回路215。
【0007】(10)上記I/Oインターフェイス20
7、補助記憶インターフェイス210、MPEGエンコ
ーダ213、および、AV処理回路215を相互に接続
し、例えば、PCI(Peripheral Component Interc
onnect)バスやISA(Industry Standard Archite
cture)バスなどである拡張バス216。 (11)AV処理回路215が画像を表示させる処理に
使用されるビデオメモリ(VRAM)であるVRAM2
17。
【0008】マイクロプロセッサ201は、ハードディ
スク212に記録されたオペレーティングシステム(O
S)および各種のアプリケーションプログラムを読み出
し、OSの制御下で各種のアプリケーションプログラム
を実行することにより、例えば、他の回路等を利用し
て、アンテナから受信した画像信号やビデオカメラから
入力した画像信号等に対して、デコード処理や、編集、
あるいは、その他の所定の処理を実施し、最終的にビデ
オテープレコーダ等へ画像信号と音声信号の記録、ある
いは、ディスプレイへの画像の再生とスピーカへの音声
の再生を行う。
【0009】MPEGエンコーダ213は、画像信号お
よび音声信号を、例えば、MPEG1の規格に準拠して
リアルタイムでエンコードできるものである。また、M
PEGエンコーダ213は、デジタルテレビジョン放送
の番組を受信できるTVチューナを内蔵しており、この
TVチューナが受信した番組をMPEG1規格に従って
エンコードし、ストリーム信号を送出することができ
る。
【0010】AV処理回路215は、ディスプレイへの
表示やスピーカへの音声出力を行う。また、AV処理回
路215は、NTSCエンコーダを内蔵しており、例え
ば、VTRやディスプレイなどにNTSC方式に準拠し
た画像を出力することができる。
【0011】また、マイクロプロセッサ201は、アプ
リケーションプログラムを用いて、画像信号をNTSC
方式でビデオテープレコーダ等へ記録したり、ビデオテ
ープレコーダ等から再生できるだけでなく、MPEG1
方式のストリーム画像信号をハードディスク212に記
録でき、その再生時に画像を編集処理を実施することが
できる。
【0012】例えば、マイクロプロセッサ201は、M
PEGエンコーダ213のTVチューナで受信したデジ
タルテレビジョン放送の生番組のデータを、MPEG方
式のストリーム信号にエンコードし、そのストリーム信
号データを拡張バス216を介してハードディスク21
2に記録させることができる。逆に、マイクロプロセッ
サ201は、ハードディスク212から読み出したスト
リーム信号をデコードしてAV処理回路215に出力す
ることもできる。
【0013】また、マイクロプロセッサ201は、ラン
ダムアクセスが可能となるハードディスク212の特性
を生かして、上記放送中の番組のストリーム信号をハー
ドディスク212に記録している最中に、現在の表示画
面に代えて、ハードディスク212に既に録画済みであ
るその番組の過去の場面を読み出して、再生画像および
再生音声をディスプレイやスピーカに再生することがで
きる。
【0014】このように、現在放送中の番組を記録して
いる最中であっても、ランダムアクセスが可能になる補
助記憶装置の特性を利用して、例えば、その録画データ
の冒頭から現在放送中(記録中)の箇所までの間の任意
期間を自由に視聴できる同時記録再生方法は、一般に追
いかけ再生と呼ばれている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来の記録再生装置200は、パーソナルコンピュー
タ等を基本としてデジタルテレビ放送の視聴あるいは記
録が実施できるように構成したため、追いかけ再生は実
施できるようになっているものの、その追いかけ再生時
に、現在放送中の画面であるライブ画像とハードディス
ク212から読み出された再生画像の区別が容易ではな
かった。
【0016】例えば、デジタル放送が記録された時刻を
データとして記録しておき、その記録された時刻を再生
画像と共に表示することも考えられるが、例えば、極短
時間だけ前の画像を再生している場合には、時刻表示に
よりライブ画像と再生画像を判別することは困難であ
る。つまり、従来の記録再生装置200は、簡単にライ
ブ画像と再生画像の判別が容易ではないという問題を有
していた。
【0017】また、例えば、VTR等で一般的に実施さ
れているように2倍速再生等の技術を用いて、現在の放
送がハードディスク212に記録されるスピードよりも
速い速度で追いかけ再生を実施する場合には、いずれ、
再生画像がライブ画像に追いつき、ライブ画像に切り替
わることになるが、従来の記録再生装置200では、そ
の際にどの時点でライブ画像に切り替わったのか使用者
がわからないという問題を有している。
【0018】そのため、使用者が、再生画像と勘違いし
てライブ画像に対して早送り操作を試み、早送りができ
ないことから、記録再生装置200の不良を疑うといっ
た誤解や混乱を生じさせる可能性が有った。
【0019】また、例えば、使用者が現在視聴中の画像
がライブ画像であるか再生画像であるかを確認するため
には、再生画像とライブ画像の切替や早送り等の操作を
繰り返す必要があり、すなわち、確認作業が煩雑であっ
た。
【0020】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、容易に再生画像とライブ画像が判別で
き、また、速い速度で追いかけ再生を実施する場合に再
生画像からライブ画像への切替を容易に認識できるデジ
タル放送受信装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、デジタル放送された番組の放送信号を受
信及び復調し、その復調した番組の映像信号を表示手段
に表示すると共に、その番組の復調信号を記録媒体にラ
ンダムアクセス方式で記録および再生する記録/再生手
段を備える受信装置であって、記録/再生手段から読み
出した映像信号を表示手段に表示させた再生画像の一部
に、再生画像が記録/再生手段から再生された画像であ
ることを示す標章を表示させる標章表示手段を設けるよ
うに構成した。
【0022】また本発明では、標章表示手段が再生画像
の周縁部近辺に標章を表示させるようにしても良く、さ
らに、標章表示手段が再生画像の全周縁部を標章として
表示させる用にしても良い。また本発明では、標章表示
手段が、標章の形状、寸法、色彩、網掛け効果、モザイ
ク効果、および、再生画面中の表示位置の各仕様中から
少なくとも1つの仕様についての選択肢から選択可能な
標章表示制御手段と、選択肢の内容および選択結果を記
憶する記憶手段を備えることができる。
【0023】また、本発明では、標章表示手段が、記憶
手段に選択結果を記憶させ、再生画像が再生される場合
には、自動的に標章を表示させるようにしても良い。ま
た本発明では、標章表示制御手段が、標章を表示させな
いことを選択できるようにしても良い。また、本発明で
は、再生画像が通常再生速度よりも早い速度で追いかけ
再生される場合であって、再生画像が放送中の生画像に
追いついた場合には、標章表示手段が標章の表示を自動
的に停止するようにしても良い。
【0024】また、本発明では、記録/再生手段は、再
生画像が放送中の生画像に追いついたことを判断するた
めに、番組が記録される時に記録/再生手段中の記録媒
体に所定の時間間隔で挿入記録されるポイントマークを
出力し、再生時に該ポイントマークの記録時刻と再生時
刻との差を検出するポイントマーク生成/検出手段を有
することができる。また、本発明では、標章表示制御手
段が、デジタル放送受信装置と無線通信接続あるいは光
通信接続可能な遠隔制御装置からの入力により制御可能
であるようにしても良い。また、本発明では、記録/再
生手段が、ハードディスクドライブ装置であるようにし
ても良い。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
用いて説明する。
【0026】実施の形態1.図1は、デジタル放送を受
信および記録可能な本発明の実施の形態1のデジタル放
送受信装置101を示すブロック図であり、以下の構成
を有している。
【0027】(a)デジタル放送番組の放送電波信号を
受信するアンテナ1 (b)アンテナ1等に接続されて、デジタル放送の受信
信号を復調/復号してMPEG2規格のトランスポート
ストリーム(TS)データに変換して出力するチューナ
2。 (c)TSデータとなった受信信号をそのまま音声や映
像として再生するか、あるいは、TSデータのまま記録
装置に記録するかを制御し、または、現在のTSデータ
を再生させるか、あるいは、記録装置から読み出された
過去のTSデータを再生させるかを制御するデータコン
トロール部3。
【0028】(d)CD−RW、DVD―RAMやMD
等の光ディスクドライブ装置、MO等の光磁気ディスク
ドライブ装置、あるいは、ハードディスク等の磁気ディ
スクドライブ装置等のランダムアクセス可能な記録/再
生手段である記録装置6。 (e)TSデータをデコードするMPEG2デコーダ
7。 (f)デコードされた受信信号からディスプレイに画像
出力させるための映像信号を生成する映像信号生成部
8。 (g)デコードされた受信信号からスピーカ出力させる
ための音声信号を生成する音声信号生成部9。
【0029】(h)受信信号から生成された映像信号と
後述するグラフィック表示部15で生成された枠データ
とを合成して出力するミキサ10。 (i)ミキサ10で合成された映像信号を後述するディ
スプレイ13に表示できる映像信号に変換して出力する
映像出力回路11。 (j)音声信号生成部9から出力された音声信号を、後
述するスピーカ14か出力できる音声信号に変換して出
力する音声出力回路12。 (k)入力する映像信号に基づく画像を表示させる表示
手段であるディスプレイ13。
【0030】(l)入力する音声信号に基づく音声を発
生させるスピーカ14。 (m)ミキサ10で合成される枠データ(枠は記録装置
6から読み出された信号:再生出力信号であることを示
す)を出力する標章表示手段であるグラフィック表示部
15。 (n)グラフィック表示部15内に設けられて、枠デー
タを生成する枠データ生成回路15A。
【0031】(o)デジタル放送受信装置101の使用
者の指示内容を入力するキーボードやマウス等の外部入
力手段からなる入力部16。 (p)入力部16の操作内容に従って操作信号を出力す
る入力検出回路17。 (q)入力検出回路17からの入力内容を判断して、デ
ジタル放送受信装置101全体の動作を制御するシステ
ムコントロール部18。
【0032】図2(a)は、図1のディスプレイ13
に、本実施の形態で現在放送中の番組を表示させた場合
を示す図であり、図2(b)は、ディスプレイ13に本
実施の形態で記録装置から再生された番組を表示させた
場合を示す図である。
【0033】図2(a)のライブ放送表示画面に対し
て、図2(b)の再生表示画面では、画面の周縁部に枠
を表示させている。このように再生表示画面中に、表示
内容の邪魔にならないように何らかのマーク(標章)を
表示させることにより、使用者が容易にライブ画面と再
生画面を判別できるようになる。
【0034】図3は、図1のデジタル放送受信装置10
1で、受信した番組のTSデータを記録する場合と記録
しない場合を選択する動作フローチャートである。
【0035】アンテナ1で受信されたデジタル放送の番
組はチューナ1で復調されて、TSデータ化される(ス
テップS1)。TSデータとなった番組の受信信号はデ
ータコントロール部3を経由して、MPEG2デコーダ
7で映像成分と音声成分に分割してデコードされる(ス
テップS2)。デコードされた再生信号の映像成分から
は、映像信号生成部8で映像信号が生成され、音声成分
からは、音声信号生成部9で音声信号が生成される(ス
テップS3)。映像信号は、映像出力回路11で適切な
信号形式やレベルに変換された後、ディスプレイ13か
ら出力(表示)される。一方、音声信号は、音声出力回
路12で適切な信号形式やレベルに変換された後、スピ
ーカ14から出力される(ステップS4)。
【0036】次に、デジタル放送受信装置101の使用
者は、ディスプレイ13の表示内容やスピーカ14の音
声内容を記録するか否かを判断し(ステップS5)、記
録する場合(ステップS5:YES)には、入力部16
を操作してシステムコントロール部18およびデータコ
ントロール部3の制御内容を変更して、TSデータを記
録装置6に書き込み、記録しない場合(ステップS5:
NO)には、処理を終了するか否かの判断を行う(ステ
ップS7)。
【0037】終了する場合(ステップS7:YES)に
は、処理を終了し、終了しない場合(ステップS7:N
O)には、再び、ステップS1に戻って番組の受信およ
びTSデータ化を継続する。
【0038】図4は、図1のデジタル放送受信装置10
1で、記録装置から再生された番組の映像信号に枠を付
加する場合の動作フローチャートである。
【0039】デジタル放送受信装置101の使用者によ
り、入力部16が操作されてシステムコントロール部1
8およびデータコントロール部3の制御内容が変わり、
記録装置6から番組の記録(TSデータ)が読み出され
る(ステップS11)と、そのTSデータとなった番組
の再生信号はデータコントロール部3を経由して、MP
EG2デコーダ7で映像成分と音声成分に分割してデコ
ードされる(ステップS12)。デコードされた再生信
号の映像成分からは、映像信号生成部8で映像信号が生
成され、音声成分からは、音声信号生成部9で音声信号
が生成される(ステップS13)。
【0040】ここで、元信号が受信信号であるか、ある
いは、再生信号であるかにより、システムコントロール
部18では、この場合の映像信号に対して、枠を付加
(合成)するか否かの判断を行う(ステップS14)。
枠を付加する場合(ステップS14:YES)には、シ
ステムコントロール部18は、枠データ生成回路15A
にオンスクリーンされる枠データ(画像データ)を生成
させて、グラフィック表示部15からミキサ10へ枠デ
ータを出力させる(ステップS15)。枠を付加しない
場合(ステップS14:NO)には、合成されないその
ままの映像信号が、映像出力回路11で適切な信号形式
やレベルに変換された後、ディスプレイ13から出力
(表示)され、音声信号が、音声出力回路12で適切な
信号形式やレベルに変換された後、スピーカ14から出
力される(ステップS17)。
【0041】ミキサ10では、映像信号生成部8から入
力した映像信号と、グラフィック表示部15から入力し
た枠データとを合成して、合成映像信号を映像出力回路
11に出力する(ステップS16)。このようにして合
成された映像信号は、映像出力回路11で適切な信号形
式やレベルに変換された後、ディスプレイ13から出力
(表示)される。一方、音声信号は、音声出力回路12
で適切な信号形式やレベルに変換された後、そのままス
ピーカ14から出力される(ステップS17)。
【0042】なお、上記した本実施の形態では、再生画
像に対して極力邪魔にならないで、且つ、再生画像であ
ることを使用者に示すために、再生画面の周縁部に枠を
付加(合成)するようにしたが、例えば、他の標章(マ
ーク)を画面上の上下左右のスミ(縁端部)等の再生画
面の邪魔になりにくい場所に付加することにより、再生
画像であることを使用者に示すようにしても良い。他の
標章については、後述する実施の形態3で説明する。
【0043】このように本実施の形態では、例えば、H
DDのようなランダムアクセス可能な記録装置を備える
デジタル放送受信装置において、一旦記録装置に記録さ
せてから再生することによりタイムシフトさせた再生画
像には、再生画像であることを示す標章としての枠を付
加(合成)したので、使用者は、再生画像を見ているの
か、あるいは、現在放送中のライブ画像を見ているのか
を、即座に(一目で)判断でき、使用者の混乱を無くす
ことができる。
【0044】実施の形態2.ところで、上記した実施の
形態1のように、HDDのようなランダムアクセス可能
な記録装置を備えるデジタル放送受信装置で追いかけ再
生を実施する場合には、どの時点でライブ画像に切り替
わったのか使用者がわからないので、使用者が、ライブ
画像と知らずに早送り等の操作を行うと、早送りされな
いため、デジタル放送受信装置の不良を疑う可能性が有
った。
【0045】そこで、以下に説明する実施の形態2で
は、追いかけ再生時に、ライブ画像に切り替わった場合
に、自動的に実施の形態1の枠データを消去させること
により、どの時点で再生画像がライブ画像に切り替わっ
たのか使用者にわかるようにする。
【0046】図5は、デジタル放送を受信および記録可
能な本発明の実施の形態2のデジタル放送受信装置10
2を示すブロック図であり、図1に示した実施の形態1
の構成に加えて、以下の構成を有している。
【0047】(r)データコントロール部3と記録装置
6との間に接続され、受信した番組のTSデータを記録
装置6に記録する際に、タイミングを調整するために一
旦TSデータを格納するバッファメモリ4。 (s)記録装置6とデータコントロール部3との間に接
続され、記憶装置6から番組のTSデータを読み出す際
に、タイミングを調整するために一旦TSデータを格納
するバッファメモリ5。
【0048】(t)TSデータを記録装置6に記録する
際に、所定時間間隔で記録用のポイントマーク(PM)
を生成して記録装置6に出力し、記憶装置6から番組の
TSデータを読み出す際には、所定時間間隔で再生用の
ポイントマーク(PM)を生成して記録装置6に出力す
ると共に、読み出されたTSデータ中から最新の記録用
ポイントマークおよび再生用ポイントマークを検出し
て、両ポイントマークの再生時間差を演算するポイント
マーク生成/検出手段であるPM生成/検出回路3A。
【0049】図6は、図5の記録装置6内の記録トラッ
ク中に記録されるTSデータ、記録用ポイントマーク、
および、再生用ポイントマークの一例を示す図である。
記録装置6に受信信号のTSデータが記録される際に
は、記録装置6の記録トラックにおけるTSデータの記
録開始ポイントに、PM生成/検出回路3Aによって記
録開始マークS1が付加される。これにより、記録後の
再生時に番組の頭出しが可能になる。
【0050】次に、TSデータの記録が進むと、例え
ば、0.5秒毎あるいは1秒毎のような所定間隔で記録
ポイントマーク(PM)R1〜Rn(nは正の整数)
が、PM生成/検出回路3Aによって記録トラックに付
加される。これにより、任意のカウンタ値の位置から番
組を再生することができるようになる。このように、本
実施の形態の記録開始マークS1、あるいは、記録ポイ
ントマークR1〜Rnとしては、記録装置6における番
組の頭出し用に記録トラックに付加されているものを流
用することができるが、別途に専用のポイントマークを
付加するようにしても良い。
【0051】また、生成/検出回路3Aは、再生を実施
する前に、例えば、0.5秒毎あるいは1秒毎のような
所定間隔で再生ポイントマーク(PM)P1〜Pn(n
は正の整数)を記録トラックに付加する。その後の再生
時には、最新の記録ポイントマークRnと、最新の再生
ポイントマークPnの再生時刻の差時間Tn(nは正の
整数)を演算し、その差時間が0になる場合を検出す
る。そして、システムコントロール部18では、差時間
が0になった場合に、追いかけ再生がライブ画像に追い
ついたと判断する。
【0052】また、本実施の形態では、理解が容易とな
るように、記録ポイントマークR1〜Rnと再生ポイン
トマークP1〜Pnの双方を用いるが、例えば、再生ポ
イントマークP1〜Pnを用いず、記録ポイントマーク
R1〜Rnのみの記録時刻と再生時刻との差を求め、そ
の差が0になるようにして、追いかけ再生がライブ画像
に追いついたと判断するように構成しても良い。
【0053】図7は、本実施の形態の追いかけ再生時の
動作フローチャートである。データコントロール部3に
よりバッファメモリ4を介して記録装置6に番組のTS
データの書き込みが開始される(ステップS21)と、
PM生成/検出回路3Aは、記録開始マークS1を出力
し、記録装置6の記録トラックに書き込む(ステップS
22)。次いで、PM生成/検出回路3Aは、記録ポイ
ントマークR1〜Rnを出力し、記録装置6の記録トラ
ックへの書き込みが開始される(ステップS23)。
【0054】ここで、入力部16からの入力内容によ
り、システムコントロール部18では、追いかけ再生が
指示されたか否かを判断する(ステップS24)。追い
かけ再生が指示された場合(ステップS24:YES)
には、システムコントロール部18は、PM生成/検出
回路3Aに再生ポイントマークP1〜Pnを出力させ
て、記録装置6の記録トラックへの書き込みが開始され
る(ステップS25)。追いかけ再生が指示されない場
合(ステップS24:NO)には、再びステップS23
に戻る。つまり、追いかけ再生が使用者により入力部1
6から指示されない間は、記録装置6の記録トラックへ
の書き込みが進み、記録ポイントマークR1〜Rnの更
新が進む。
【0055】データコントロール部3は、PM生成/検
出回路3Aが再生ポイントマークP1〜Pnを出力させ
る処理と平行して、ランダムアクセス可能である記録装
置6から番組のTSデータを読み出し(ステップS2
6)、MPEG2デコーダ7でデコードして、映像信号
生成部8で映像信号を生成する。
【0056】一方、システムコントロール部18は、追
いかけ再生が指示された場合、グラフィック表示部15
内の枠データ生成回路15Aにも枠データを生成して送
出するように指示を出している。ミキサ10では、映像
信号生成部8で生成された映像信号と、枠データ生成回
路15Aで生成された枠データとを合成して合成映像信
号を出力する(ステップS27)。この合成映像信号
は、図4のステップS17に示したようにディスプレイ
13から出力される。
【0057】PM生成/検出回路3Aは、最新の記録ポ
イントマークR1〜Rnと最新の再生ポイントマークP
1〜Pnとの再生時刻を検出し(ステップS28)、両
者の差時間Tnが0になったか否かを判断する(ステッ
プS29)。差時間Tnが0になった場合(ステップS
29:YES)には、追いかけ再生がライブ画像に追い
ついたと判断できるので、システムコントロール部18
は、枠データと映像信号との合成を停止(ステップS3
0)し、追いかけ再生を終了して、現在放送中(受信
中)のライブ画像をディスプレイ13に表示させる(ス
テップS31)。
【0058】差時間Tnが0にならない場合(ステップ
S29:NO)には、ステップS25に戻る。つまり、
差時間Tnが0にならない場合には、記録装置6の記録
トラックへの書き込みが進み、記録ポイントマークR1
〜Rnの更新が進む一方で、記録装置6からの番組のT
Sデータ読み出しも進み、再生ポイントマークP1〜P
nも更新が進む。
【0059】ステップ30の合成の停止時には、例え
ば、グラフィック表示部15からミキサ10には無信号
が送出され、映像信号生成部8からの出力信号は、ミキ
サ10を通過して映像出力回路11に入力される。
【0060】なお、本実施の形態におけるTSデータの
記録装置6への書き込み、および、TSデータの記録装
置6からの読み出しの際には、各々バッファメモリ4あ
るいはバッファメモリ5を介して実施することになるの
で、例えば、実施の形態1の書き込みのステップである
図3のステップS6については、データコントロール部
3によりバッファメモリ4を介して実施されるように変
えることになり、実施の形態1の読み出しのステップで
ある図4のステップS11については、データコントロ
ール部3によりバッファメモリ4を介して実施されるよ
うに変えることになる。
【0061】すなわち、本実施の形態では、ポイントマ
ーク生成/検出回路3Aは、記録装置6中の記録媒体に
番組が記録される際に、所定の時間間隔で挿入される記
録ポイントマークRn(第1ポイントマーク)と、追い
かけ再生のように記録媒体から番組が記録される速度よ
りも早い速度で再生される際に所定の時間間隔で挿入さ
れる再生ポイントマーク(第2ポイントマーク)とを記
録し、さらに、再生画像が放送中のライブ画像に追いつ
いたことを判断するために、再生時に最新の第1ポイン
トマークおよび最新の第2ポイントマークから、その第
1ポイントマークが再生された時刻と第2ポイントマー
クが再生された時刻との差時間Tnを検出するように
し、その差時間Tnが0になったら再生画像がライブ画
像に追いついたと判断して、再生画像から放送中のライ
ブ画像に切り替えている。
【0062】また、例えば、記録ポイントマークR1〜
Rn(第1ポイントマーク)のみを用いて上記の切替を
実施する場合には、最新の記録ポイントマークRnの記
録時刻と再生時刻との差時間を求め、その差時間が0に
なった場合に切り替えるようにしても良い。なお、差時
間が0というのは、厳密に一致することではなく、記録
ポイントマークR1〜Rnの所定の記録/再生時に認め
られる誤差の範囲で時間が一致するということである。
【0063】図8(a)および(b)は、図1のディス
プレイ13に、追いかけ再生時に本実施の形態の枠デー
タを合成した場合を示す図であり、図8(c)は、追い
かけ再生がライブ画像に追いついた場合に、枠データの
合成を中止してライブ画像を表示するようにした場合を
示す図である。
【0064】図8(a)、(b)の枠付きの再生画面に
対して、図8(c)のライブ画像では、画面の周縁部の
枠が無くなっている。つまり、追いかけ再生中にライブ
画像に追いついた場合には、再生表示画面中に表示させ
ていたマーク(標章)を消去させることにより、使用者
が容易に再生画面とライブ画面を判別できるようにな
る。
【0065】このように本実施の形態では、追いかけ再
生の際には、再生画像がライブ画像に追いついた時点
で、自動的に表示画像から枠を無くすようにできるの
で、使用者はライブ画像に切り換わったことを即座に認
識でき、使用者が混乱することを防止できる。
【0066】実施の形態3.上記した各実施の形態で
は、枠については、選択できなかったが、ディスプレイ
13に表示させる画像によっては、枠部分を見えるよう
にしたいという希望や、枠の色や形を変更したいという
希望が使用者にある場合が考えられる。
【0067】そこで、以下に説明する実施の形態3で
は、枠の色彩、形状、寸法等を選択できるようにした。
【0068】図9は、デジタル放送を受信および記録可
能な本発明の実施の形態3のデジタル放送受信装置10
3を示すブロック図であり、図5に示した実施の形態2
の構成とは、以下の構成が異なっている。
【0069】(u)枠データ生成回路15Aの中に、枠
を使用者が選択して指定できる標章表示制御手段である
枠データ制御部150を有する。 (v)枠データ生成回路15Aの中に、枠データ制御部
150で指定される元の枠データおよび、指定された枠
データを記憶できる記憶手段である枠データ記録部15
1を有する。
【0070】図10は、本実施の形態における枠の指定
画面例を示す図である。図10(a)は、枠の色彩を指
定することができる画面の例であり、図10(b)は、
枠線の太さ、枠の形状、枠の表示位置、枠部分に対する
網掛けやモザイク等の表示効果を指定することができる
画面の例であり、図10(c)は、図10(b)で表示
位置を左上スミに指定した場合における、枠の寸法を指
定することができる画面の例である。
【0071】枠データ記録部151には、図10(a)
に示されたように各種の色彩データの他に、図10
(b)に示されたようにディスプレイ13に表示される
再生画像の周縁部近辺に表示させることができる様々な
形状の標章データが予め記録されており、枠データ制御
部150は、例えば、図10(b)に示された中から選
択してディスプレイ13に表示させることができる。
【0072】枠データの形状としては、図10(b)に
示されたように、再生画像の周縁部の、例えば上辺の
み、下辺のみ、右辺のみ、あるいは、左辺のみのよう
に、枠の少なくとも1部を標章として表示させる場合
と、再生画像の周縁部の対向する上下2辺あるいは左右
2辺を標章として表示させる場合と、再生画像の全周縁
部を標章として表示させる場合と、枠データを表示させ
ない場合と、図11(a)に示したように記録/再生手
段を表す絵文字を標章として表示させる場合とから選択
することができる。
【0073】また、枠データ制御部150は、上記のよ
うに選択した標章に対して、さらに、例えば、網掛け処
理、あるいは、モザイク処理のような特殊効果処理を施
すことができる。
【0074】図11は、本実施の形態で指定された枠デ
ータと再生された映像信号が合成された場合の表示画面
の例である。
【0075】図11(a)は、図10(b)の指定画面
で他形状の枠データ、右上スミが指定された場合であ
り、図11(b)は、図10(b)の指定画面で全集の
枠データ、左上スミ、図10(c)の指定画面で3種類
の寸法が指定された場合であり、図11(c)は、図1
0(b)の指定画面で右下スミが指定され、図10
(c)の指定画面で寸法が指定された場合である。
【0076】本実施の形態3の動作については、上記し
た実施の形態2の動作との相違点である枠データの指定
動作についてのみ説明し、他の記録・追いかけ再生する
動作等の同様な動作については説明を省略する。
【0077】使用者は、デジタル放送の視聴中に追いか
け再生を希望する場合、入力部16のキー操作等によ
り、ディスプレイ13に図10(a)〜(c)の選択画
面を表示させて、予め記憶されている枠データのサンプ
ルから枠の形状や色等を指定してから、追いかけ再生を
スタートさせる。
【0078】このように本実施の形態では、使用者が好
みの枠の色、形、表示位置等を枠データ記録部151か
ら呼び出して選択することができるので、使用者の好み
の枠を追いかけ再生画像を含む再生画像と合成すること
ができ、使用者にとって好ましい再生画像とすることが
できる。
【0079】実施の形態4.上記した実施の形態3で
は、枠データは予め記憶されており、使用者は、その記
憶された中から指定することができたが、毎回指定する
必要があり作業が繁雑になる場合がある。
【0080】そこで、以下に説明する実施の形態4で
は、使用者が自分の指定したオリジナルの枠をデジタル
放送受信装置に設定して、再生時には毎回自動的にその
枠を使用できるようにした場合について説明する。
【0081】図12は、デジタル放送を受信および記録
可能な本発明の実施の形態4のデジタル放送受信装置1
04を示すブロック図であり、図9に示した実施の形態
3の構成とは、以下の構成が異なっている。
【0082】(w)枠データ記録部151の中に、使用
者が任意に設定した枠データの内容を記憶できる書き換
え可能なメモリ152を有する。
【0083】本実施の形態4の動作についても、上記し
た実施の形態3の動作との相違点である枠データの設定
記憶動作についてのみ説明し、他の記録・追いかけ再生
する動作等の同様な動作については説明を省略する。
【0084】使用者は、例えば、入力部16のキーを押
すことにより、枠データ記録部151に予め記録された
枠データをディスプレイ13に表示させ、自分の好みに
合った枠の色、形、大きさ、表示位置などを選択し、そ
の選択内容を書き換え可能なメモリ152に記録させて
おく。
【0085】使用者が、次に追いかけ再生を含む再生を
行う際には、システムコントロール18から再生指令が
グラフィック表示部15に出力されると、グラフィック
表示部15では、枠データ制御部150の制御下で、書
き換え可能なメモリ152に記録させた枠付きの再生画
像を生成してメモリ10に出力する。
【0086】このように本実施の形態では、使用者自身
が予め記憶された枠データの中から組み合わせて作成し
たオリジナルの枠データを記録でき、再生時には自動的
にその使用者のオリジナル枠を使用するので、使用者
は、毎回設定する手間が省略でき、自分の好みの枠で再
生画像を視聴することができる。
【0087】実施の形態5.上記した実施の形態3で
は、使用者は、記憶された各種枠データから枠を指定
し、実施の形態4では、さらに自分のオリジナル枠を登
録して毎回使用することができたが、再生時には、例え
ば、周縁部まで重要な画像が表示される場合のように、
一部の画像を隠してしまう枠データを一切表示させたく
ない場合がある。
【0088】そこで、以下に説明する実施の形態5で
は、使用者が再生時に枠を表示させないようにデジタル
放送受信装置に設定できるようにした場合について説明
する。本実施の形態の構成としては、図9に示した実施
の形態3の構成で、枠データ記録部151に枠表示無し
の場合のデータを記録しておき、枠データ制御部150
によりその枠表示無しの場合のデータを読み出してミキ
サ10に送出するように構成するか、あるいは、グラフ
ィック表示部15からミキサ10への出力が無くなるよ
うに切替手段を追加することで、再生時に映像信号に枠
が付加されないようにできる。
【0089】本実施の形態5の動作についても、上記し
た実施の形態3の動作との相違点である枠データの設定
動作についてのみ説明し、他の記録・追いかけ再生する
動作等の同様な動作については説明を省略する。
【0090】使用者が、入力部16に設けられるボタン
を押すか、ディスプレイ13に表示される枠表示オフボ
タンを入力部16のマウス等でクリックするかにより、
再生画像に枠を表示させないという指令がシステムコン
トロール16から、グラフィック表示部15内の枠デー
タ作成回路15Aに伝えられる。枠データ作成回路15
Aでは、枠データ制御部150に枠データ記録部151
から無表示を選択させるか、枠データを出力しないよう
に設定する。すると、再生画像には枠データが付加され
なくなるので、ディスプレイ13には枠表示のない再生
画像が表示される。
【0091】このように本実施の形態では、使用者の好
みにより、再生画像像および追いかけ再生中の再生画像
像に対して枠をつけないようにできるので、例えば、周
縁部等まで重要な画像が表示される場合に、重要画像が
隠されることがなくなり、また、使用者が枠の無い表示
を好む場合に、使用者にとって好ましい再生画像とする
ことができる。
【0092】実施の形態6.上記した各実施の形態で
は、使用者が操作を選択したり、枠データを選択する場
合は、入力部16設けられたキー等を利用して選択する
か、ディスプレイ13に表示されたメニュー等から入力
部16に設けられたマウスを用いて選択するかにより実
施していた。つまり、使用者はデジタル放送受信装置の
入力部16近辺に居続けるか、あるいは、いちいち操作
の度に入力部16のところまで行く必要があった。
【0093】しかし、テレビジョン等の放送を視聴する
時には、通常、使用者は受信装置から数メートル離れて
視聴しており、そのため、近年のアナログ放送受信装置
には、赤外線式のリモートコントロール部が付属してい
ることが多い。
【0094】そこで、以下に説明する実施の形態6で
は、リモートコントロール部を使用する場合について説
明する。
【0095】図13は、デジタル放送を受信および記録
可能な本発明の実施の形態6のデジタル放送受信装置1
05を示すブロック図であり、図12に示した実施の形
態4の構成とは、以下の構成が異なっている。
【0096】(x)赤外線あるいは電波を利用した無線
の遠隔制御装置であるリモートコントロール部19を有
する。なお、リモートコントロール部19には、枠表示
を選択するためや枠表示をON/OFFするために、少
なくとも汎用の選択ボタン(キー)や決定ボタン(キ
ー)が設けられている必要があり、あるいは、専用の枠
表示選択ボタン(キー)や枠表示ON/OFFボタン
(キー)がリモートコントロール部19上に設けられて
いても良い。 (y)入力検出回路17内には、リモートコントロール
部19からの指示信号を受信する受信部を備えている。
【0097】本実施の形態5の動作についても、上記し
た実施の形態4の動作との相違点であるリモートコント
ロール部19の動作についてのみ説明し、他の記録・追
いかけ再生する動作等の同様な動作については説明を省
略する。
【0098】使用者が、デジタル放送の視聴を実施する
場合、デジタル放送を録画する場合、デジタル放送を再
生する場合の操作については、従来のアナログ放送(テ
レビジョン)受信機やアナログ放送のビデオテープレコ
ーダに付属するリモートコントロール部の操作と同様で
ある。
【0099】また、追いかけ再生をする場合には、例え
ば、デジタル放送の視聴中に、使用者がリモートコント
ロール部19内の録画ボタンを押し、その録画がある程
度進んだ後に、1.5倍速再生や2倍速再生等のボタン
が選択された場合に、追いかけ再生状態となる。
【0100】使用者が自分の好みで再生時の枠を設定す
る場合には、リモートコントロール部19内のメニュー
ボタンでディスプレイ13にメニューを表示させ、その
メニューから好みの枠を選択キー等で選択し、常時使い
たい場合には、その枠データを登録キー等で登録してお
く。
【0101】また、再生画像の視聴中に重要画面が出て
きて枠表示が邪魔になった場合には、リモートコントロ
ール部19内の、例えば、枠表示ON/OFFボタン等
のキー操作により枠表示を外したり、もしくは、メニュ
ーボタンでディスプレイ13にメニューを表示させ、キ
ー操作により枠表示を外したり、通常画面に戻ったらキ
ー操作により再び枠を表示させる。
【0102】入力検出回路17では、リモートコントロ
ール部19からの指示内容をシステムコントロール部1
8に伝え、システムコントロール部18が指示内容に従
ってデジタル放送受信装置内の各部を制御する。
【0103】このように本実施の形態では、リモートコ
ントロール部19により追いかけ再生、枠表示等を選択
できるようにしたので、使用者は、デジタル放送受信装
置105から離れたまま、追いかけ再生や枠の選択を実
行することができ、使用者の利便性を向上させることが
できる。
【0104】実施の形態7.上記した各実施の形態で
は、デジタル放送を記録する記憶装置としては特に指定
していないので、例えば、CD−RW、DVD―RAM
やMD等の光ディスクドライブ装置、MO等の光磁気デ
ィスクドライブ装置のように、ランダムアクセスは可能
であるが、比較的読み書きが低速な記録媒体が用いられ
る場合がある。
【0105】また、近年になり光ディスクあるいは光磁
気ディスクの価格は低下しつつあるとはいえ、その記録
媒体および記録/再生装置共に比較的高価であり、ま
た、光ディスクあるいは光磁気ディスクの場合は、ディ
スクの規格化された寸法が1種類等に定められており、
ディスクを重ねて復層化もできないため、記憶容量の限
界が比較的小さく、設置面積が比較的大きいという問題
があった。
【0106】そこで、以下に説明する実施の形態7で
は、比較的に高速、低コスト、記憶容量が大きく、そし
て、設置面積が小さいという特質を有するハードディス
クを記録装置として使用する場合について説明する。
【0107】図14は、デジタル放送を受信および記録
可能な本発明の実施の形態7のデジタル放送受信装置1
06を示すブロック図であり、図13に示した実施の形
態6の構成とは、以下の構成が異なっている。
【0108】(z)デジタル放送を記録するための記録
装置がランダムアクセス可能な記録媒体であるハードデ
ィスクを駆動するハードディスクドライブ(HDD)装
置600である。
【0109】本実施の形態7の動作についても、上記し
た実施の形態6の動作との相違点であるHDD装置60
0に関する動作についてのみ説明し、他の記録・追いか
け再生する動作等の同様な動作については説明を省略す
る。
【0110】使用者が、追いかけ再生を指示した場合、
HDD装置600の書き込み/読み出し速度は、光ディ
スク装置よりも高速になる。これから、バッファメモリ
4、5に記憶される情報量を減らすことができるので、
大容量のメモリ素子が不要となって、バッファメモリ
4、5を小容量化できる。
【0111】このため本実施の形態では、HDD装置6
00の読み書きが早いことから、録画開始時に重要な場
面を取りのがすこと、再生時に使用者を待たすことを減
らすことができる。
【0112】また、HDD装置600自体の記憶容量あ
たりの寸法も小さくできることから、バッファメモリの
小容量化と合わせて、同じ記憶容量であれば、光ディス
クを使用するものよりデジタル放送受信装置106を小
型化でき、さらに、コストダウンが容易となる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜3記載の
本発明は、ランダムアクセス可能な記録媒体、例えばH
DDを保持した受信装置において、タイムシフトした再
生画像像を見ているのか、ライブ放送画像を見ているの
かが一目でわかるように、再生画像像には画像に枠を付
けようにしたので、使用者はライブ画像とタイムシフト
した再生画像とを即座に判別でき、使用者が混乱するこ
とを無くすことができる。
【0114】また、請求項4記載の本発明では、再生画
像に付加される枠について、使用者の好みの色彩、形
状、表示位置を選択できるようにしたので、使用者は、
再生画像を即座に認識できるのみでなく、好みの枠で再
生画像および追いかけ再生を視聴することができる。
【0115】また、請求項5記載のデジタル放送受信装
置は、使用者自身が予め記憶された枠データの中から組
み合わせて作成したオリジナルの枠データを記録でき、
再生時には自動的にその使用者のオリジナル枠を使用す
るようにしたので、使用者は、そのオリジナル枠で再生
画像像および追いかけ再生を即座に認識できるのみでな
く、毎回設定する手間が省略でき、自分の好みの枠で再
生画像を視聴することができる。
【0116】また、請求項6記載の本発明では、使用者
は、再生画像および追いかけ再生中の再生画像に対して
枠をつけないことも選択できるので、周縁部等まで重要
な画像が表示される場合や、使用者が枠の無い表示を好
む場合に、重要画像が隠されたり、使用者にとって不快
な再生画像を無くすことができる。
【0117】また、請求項7および8記載の本発明で
は、追いかけ再生をおこなう際、再生画像がライブ画像
に追いついた時点で自動的に再生画像から枠を消去する
ようにしたので、使用者はライブ画像に切り換わったこ
とを即座に認識でき、使用者が混乱することを防止する
ことができる。
【0118】また、請求項9記載の本発明では、追いか
け再生および枠表示の選択やオンオフをリモコンで操作
できるようにしたので、使用者にとって利便性を向上さ
せることができる。
【0119】また、請求項10記載の本発明では、ラン
ダムアクセス可能な記録媒体をHDD装置としたので、
録画開始時に重要な場面を取りのがすこと、再生時に使
用者を待たすことを減らせ、小型化でき、かつ、安価に
デジタル放送受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1のデジタル放送受信装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1の追いかけ再生時の画面表示例
を示す図である。
【図3】 実施の形態1の記録時のフローチャートであ
る。
【図4】 実施の形態1の再生時のフローチャートであ
る。
【図5】 実施の形態2のデジタル放送受信装置の構成
を示すブロック図である。
【図6】 実施の形態2の記録トラックの記録内容を示
す図である。
【図7】 実施の形態2の追いかけ再生時のフローチャ
ートである。
【図8】 実施の形態2の再生時の画面表示例を示す図
である。
【図9】 実施の形態3のデジタル放送受信装置の構成
を示すブロック図である。
【図10】 実施の形態3の再生時の枠データの画面表
示例を示す図である。
【図11】 実施の形態3の追いかけ再生時の枠データ
の画面表示例を示す図である。
【図12】 実施の形態4のデジタル放送受信装置の構
成を示すブロック図である。
【図13】 実施の形態6のデジタル放送受信装置の構
成を示すブロック図である。
【図14】 実施の形態7のデジタル放送受信装置の構
成を示すブロック図である。
【図15】 従来デジタル放送受信装置の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 アンテナ、 2 チューナ、 3 データコントロ
ール部、 4 記録用バッファメモリ、 5 再生用バ
ッファメモリ、 6 記録装置、 7 MPEG2デコ
ーダ、 8 映像信号生成部、 9 音声信号生成部、
10 ミキサ、 11 映像出力回路、 12 音声
出力回路、 13 ディスプレイ、 14 スピーカ、
15 グラフィック表示部、 15A 枠データ生成
回路、16 入力部、 17 入力検出回路、 18
システムコントロール部、 19 リモートコントロー
ル部、 150 枠データ制御部、 151 枠データ
記録部、 152 書き換え可能なメモリ、 201
マイクロプロセッサ、202 メインメモリ、 204
バスブリッジ、 205 内部バス、 207 I/
O(Input/Output)インターフェース、 210 補
助記憶インターフェイス、 212 ハードディスク、
213 MPEGリアルタイムエンコーダ(TVチュ
ーナ)、 215 AV処理回路(NTSCエンコー
ダ)、 216 拡張バス(PCIバス又はISAバ
ス)、 217 VRAM、 600HDD。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/445

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル放送された番組の放送信号を受
    信及び復調し、該復調した番組の映像信号を表示手段に
    表示すると共に、該番組の復調信号を記録媒体にランダ
    ムアクセス方式で記録および再生する記録/再生手段を
    備える受信装置であって、 前記記録/再生手段から読み出した映像信号を前記表示
    手段に表示させた再生画像の一部に、該再生画像が前記
    記録/再生手段から再生された画像であることを示す標
    章を表示させる標章表示手段を設けることを特徴とする
    デジタル放送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記標章表示手段は、前記再生画像の周
    縁部近辺に前記標章を表示させることを特徴とする請求
    項1に記載のデジタル放送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記標章表示手段は、前記再生画像の全
    周縁部を前記標章として表示させることを特徴とする請
    求項2に記載のデジタル放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記標章表示手段は、前記標章の形状、
    寸法、色彩、網掛け効果、モザイク効果、および、再生
    画面中の表示位置の各仕様中から少なくとも1つの仕様
    についての選択肢から選択可能な標章表示制御手段と、
    前記選択肢の内容および選択結果を記憶する記憶手段を
    備えることを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送
    受信装置。
  5. 【請求項5】 前記標章表示手段は、前記記憶手段に選
    択結果を記憶させ、前記再生画像が再生される場合に
    は、自動的に前記標章を表示させることを特徴とする請
    求項4に記載のデジタル放送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記標章表示制御手段は、前記標章を表
    示させないことを選択できることを特徴とする請求項4
    に記載のデジタル放送受信装置。
  7. 【請求項7】 前記標章表示手段は、前記再生画像が通
    常再生速度よりも早い速度で追いかけ再生される場合で
    あって、前記再生画像が放送中の生画像に追いついた場
    合には、前記標章の表示を自動的に停止することを特徴
    とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  8. 【請求項8】 前記記録/再生手段は、前記再生画像が
    放送中の生画像に追いついたことを判断するために、番
    組が記録される時に前記記録/再生手段中の記録媒体に
    所定の時間間隔で挿入記録されるポイントマークを出力
    し、再生時に該ポイントマークの記録時刻と再生時刻と
    の差を検出するポイントマーク生成/検出手段を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載のデジタル放送受信装
    置。
  9. 【請求項9】 前記標章表示制御手段は、前記デジタル
    放送受信装置と無線通信接続あるいは光通信接続可能な
    遠隔制御装置からの入力により制御可能であることを特
    徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  10. 【請求項10】 前記記録/再生手段は、ハードディス
    クドライブ装置であることを特徴とする請求項1に記載
    のデジタル放送受信装置。
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JP2007274639A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Yamaha Corp ドットマトリクス表示器を有するディジタルミキサ
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