JP2002247014A - ビット誤り率推定装置及びビット誤り率推定方法 - Google Patents

ビット誤り率推定装置及びビット誤り率推定方法

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JP2002247014A
JP2002247014A JP2001046474A JP2001046474A JP2002247014A JP 2002247014 A JP2002247014 A JP 2002247014A JP 2001046474 A JP2001046474 A JP 2001046474A JP 2001046474 A JP2001046474 A JP 2001046474A JP 2002247014 A JP2002247014 A JP 2002247014A
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signal
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bit error
data signal
pilot signal
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JP2001046474A
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Toshihiro Kasahara
稔弘 笠原
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信信号におけるデータ信号のビット誤
り率の推定演算回路を極力、少演算量で且つ小型化する
ことができ、これによって装置全体の規模を小型化する
こと。 【解決手段】 データ信号とパイロット信号とが異なる
振幅比率で直交多重された受信信号を復調部103で復
調し、パイロット信号検出部105で、その復調信号か
らパイロット信号を検出し、パイロット信号BER測定
部で、そのパイロット信号のBERを測定する。データ
信号BER推定処理部107で、パイロット信号のビッ
ト誤り率と1ビット当たりのエネルギー対雑音比の関係
からパイロット信号のエネルギー対雑音比を推定し、受
信信号において予め定められたパイロット信号とデータ
信号との電力比をパイロット信号のエネルギー対雑音比
に乗算してデータ信号のエネルギー対雑音比を推定し、
この推定エネルギー対雑音比からデータ信号の誤り率を
推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムにおける携帯電話機や通信機能及びコンピュータ機能
を備えた情報通信端末装置等の移動局装置、及び移動局
装置と無線通信を行う基地局装置等に適用され、ディジ
タル変調されたデータ信号のビット誤り率(BER)を
推定するビット誤り率推定装置及びビット誤り率推定方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のビット誤り率推定装置及
びビット誤り率推定方法としては、特表平9−5015
48号公報に記載されているものがある。
【0003】図11は、従来のビット誤り率推定装置の
構成を示すブロック図である。
【0004】この図11に示すビット誤り率推定装置1
100は、アンテナ1001と、無線受信部1002
と、復調部1003と、復号部1004と、再符号化部
1005と、ビット照合部1006と、パイロット信号
検出部1007と、パイロット信号BER測定部100
8とを備えて構成されている。
【0005】このような構成において、アンテナ100
1で受信されたパイロット信号及びデータ信号から成る
信号が、無線受信部1002でダウンコンバート等の受
信処理が施された後、復調部1003で復調される。
【0006】この復調によって得られた符号化信号は、
復号部1004、ビット照合部1006及びパイロット
信号検出部1007へ出力される。復号部1004で
は、その符号化信号のデータ信号が復号され、この復号
によって得られた情報データが出力されると共に再符号
化部1005へ出力される。
【0007】再符号化部1005では、情報データが再
度符号化され、この符号化によって得られるデータ信号
がビット照合部1006へ出力される。ビット照合部1
006では、入力された双方のデータ信号が照合され、
この照合による一致/不一致の結果判明するデータ信号
のBER推定値が出力される。
【0008】また、パイロット信号検出部1007で
は、復調信号中のパイロット信号が検出され、パイロッ
ト信号BER測定部1008で、そのパイロット信号と
既知ビットとが比較されることによって、パイロット信
号のBERが出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、データ信号のビット誤り率を推定する
ために、受信データを復号部1004で復号した後に、
再符号化部1005で再度、符号化処理を行う必要があ
る。その再符号化処理を行う演算回路(再符号化部10
05)は、扱う符号(例えばターボ符号)によっては大
きな演算量を費やすので、その分、演算回路も大きくな
り、これに伴って装置全体の規模も大きくなるという問
題がある。
【0010】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、受信信号におけるデータ信号のビット誤り率の推
定演算回路を極力、少演算量で且つ小型化することがで
き、これによって装置全体の規模を小型化することがで
きるビット誤り率推定装置及びビット誤り率推定方法を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のビット誤り率推
定装置は、データ信号とパイロット信号とが異なる振幅
比率で直交多重された受信信号を復調する復調手段と、
前記復調された信号からパイロット信号を検出する検出
手段と、前記検出されたパイロット信号のビット誤り率
を測定する測定手段と、前記パイロット信号のビット誤
り率と1ビット当たりのエネルギー対雑音比の関係から
パイロット信号のエネルギー対雑音比を推定し、前記受
信信号において予め定められたパイロット信号とデータ
信号との電力比を前記パイロット信号のエネルギー対雑
音比に乗算することでデータ信号のエネルギー対雑音比
を推定し、この推定されたデータ信号のエネルギー対雑
音比からデータ信号の誤り率を推定する推定手段と、を
具備する構成を採る。
【0012】この構成によれば、パイロット信号のビッ
ト誤り率はデータ信号のビット誤り率と同一の関係にあ
るので、パイロット信号のビット誤り率と1ビット当た
りのエネルギー対雑音比の関係からパイロット信号のエ
ネルギー対雑音比を推定し、前記受信信号において予め
定められたパイロット信号とデータ信号との電力比を前
記パイロット信号のエネルギー対雑音比に乗算すること
でデータ信号のエネルギー対雑音比を推定し、この推定
されたデータ信号のエネルギー対雑音比からデータ信号
の誤り率を推定することができる。従って、従来のよう
に、扱う符号(例えばターボ符号)によっては大きな演
算量を費やし演算回路も大きくなるデータ信号の再符号
化手段を用いなくとも、データ信号のビット誤り率を推
定することができる。即ち、受信信号におけるデータ信
号のビット誤り率の推定演算回路を少演算量で且つ小型
化することができ、これによってビット誤り率推定装置
全体の規模を小型化することができる。
【0013】本発明のビット誤り率推定装置は、パイロ
ット信号とデータ信号が同一の振幅で時分割多重された
受信信号を復調する復調手段と、前記復調された信号を
復号する復号手段と、前記復号された信号からパイロッ
ト信号とデータ信号とを分離する分離手段と、前記分離
されたパイロット信号のビット誤り率を測定する測定手
段と、データ信号のビット誤り率と比例関係にある前記
測定されたパイロット信号のビット誤り率を、データ信
号のビット誤り率とする推定手段と、を具備する構成を
採る。
【0014】この構成によれば、パイロット信号とデー
タ信号の振幅が同一であり、パイロット信号のビット誤
り率がデータ信号のビット誤り率に比例関係にあるの
で、パイロット信号のビット誤り率を求めれば、これが
データ信号のビット誤り率となる。従って、従来のよう
に、扱う符号(例えばターボ符号)によっては大きな演
算量を費やし演算回路も大きくなるデータ信号の再符号
化手段を用いなくとも、データ信号のビット誤り率を推
定することができる。即ち、受信信号におけるデータ信
号のビット誤り率の推定演算回路を少演算量で且つ小型
化することができ、これによってビット誤り率推定装置
全体の規模を小型化することができる。
【0015】本発明のビット誤り率推定装置は、上記構
成において、受信信号においてパイロット信号とデータ
信号が異なる振幅で時分割多重されている場合、推定手
段は、パイロット信号のビット誤り率と1ビット当たり
のエネルギー対雑音比の関係からパイロット信号のエネ
ルギー対雑音比を推定し、前記受信信号において予め定
められたパイロット信号とデータ信号との電力比を前記
パイロット信号のエネルギー対雑音比に乗算することで
データ信号のエネルギー対雑音比を推定し、この推定さ
れたデータ信号のエネルギー対雑音比からデータ信号の
誤り率を推定する構成を採る。
【0016】この構成によれば、パイロット信号のビッ
ト誤り率はデータ信号のビット誤り率に比例関係にある
ので、パイロット信号のビット誤り率を、予め定められ
たパイロット信号とデータ信号との電力比に乗算すれば
データ信号のビット誤り率を推定することができる。
【0017】本発明のビット誤り率推定装置は、同一振
幅のパイロット信号とデータ信号が拡散符号で符号多重
された受信信号を逆拡散する逆拡散手段と、前記逆拡散
された信号からパイロット信号を検出する検出手段と、
前記検出されたパイロット信号のビット誤り率を測定す
る測定手段と、データ信号のビット誤り率と比例関係に
ある前記測定されたパイロット信号のビット誤り率を、
データ信号のビット誤り率とする推定手段と、を具備す
る構成を採る。
【0018】この構成によれば、パイロット信号とデー
タ信号の振幅が同一であり、パイロット信号のビット誤
り率がデータ信号のビット誤り率に比例関係にあるの
で、パイロット信号のビット誤り率を求めれば、これが
データ信号のビット誤り率となる。従って、従来のよう
に、扱う符号(例えばターボ符号)によっては大きな演
算量を費やし演算回路も大きくなるデータ信号の再符号
化手段を用いなくとも、データ信号のビット誤り率を推
定することができる。即ち、受信信号におけるデータ信
号のビット誤り率の推定演算回路を少演算量で且つ小型
化することができ、これによってビット誤り率推定装置
全体の規模を小型化することができる。
【0019】本発明のビット誤り率推定装置は、上記構
成において、受信信号において同一振幅のパイロット信
号とデータ信号が直交多重され、且つ拡散符号で符号多
重されている場合、受信信号を復調後に逆拡散手段へ出
力する復調手段を具備する構成を採る。
【0020】この構成によれば、上記と同様の作用効果
を得ることができる。
【0021】本発明のビット誤り率推定装置は、上記構
成において、受信信号において異なる振幅のパイロット
信号とデータ信号が拡散符号で符号多重されている場
合、推定手段は、パイロット信号のビット誤り率と1ビ
ット当たりのエネルギー対雑音比の関係からパイロット
信号のエネルギー対雑音比を推定し、前記受信信号にお
いて予め定められたパイロット信号とデータ信号との電
力比を前記パイロット信号のエネルギー対雑音比に乗算
することでデータ信号のエネルギー対雑音比を推定し、
この推定されたデータ信号のエネルギー対雑音比からデ
ータ信号の誤り率を推定する構成を採る。
【0022】この構成によれば、パイロット信号のビッ
ト誤り率はデータ信号のビット誤り率に比例関係にある
ので、パイロット信号のビット誤り率を、予め定められ
たパイロット信号とデータ信号との電力比に乗算すれば
データ信号のビット誤り率を推定することができる。
【0023】本発明のビット誤り率推定装置は、上記構
成において、電力比に代え、振幅比を用いる構成を採
る。
【0024】この構成によれば、上記いずれかと同様の
作用効果を得ることができる。
【0025】本発明の送信電力制御装置は、上記いずれ
かと同構成のビット誤り率推定装置と、このビット誤り
率推定装置の推定手段で得られたデータ信号のBER推
定値から目標SIRを決定し、受信信号の復号データか
らSIRを測定し、この測定SIRが前記目標SIRと
なるように送信電力制御ビットを決定する手段と、を具
備する構成を採る。
【0026】この構成によれば、受信SIRを適正に制
御することができる。
【0027】本発明の移動局装置は、上記いずれかと同
構成のビット誤り率推定装置、又は上記構成の送信電力
制御装置を具備する構成を採る。
【0028】この構成によれば、移動局装置において、
上記いずれかと同様の作用効果を得ることができる。
【0029】本発明の基地局装置は、上記いずれかと同
構成のビット誤り率推定装置、又は上記構成の送信電力
制御装置を具備する構成を採る。
【0030】この構成によれば、基地局装置において、
上記いずれかと同様の作用効果を得ることができる。
【0031】本発明のビット誤り率推定方法は、データ
信号とパイロット信号とが異なる振幅比率で直交多重さ
れた受信信号を復調し、この復調信号からパイロット信
号を検出し、この検出されたパイロット信号のビット誤
り率を測定し、この測定されたパイロット信号のビット
誤り率と1ビット当たりのエネルギー対雑音比の関係か
らパイロット信号のエネルギー対雑音比を推定し、前記
受信信号において予め定められたパイロット信号とデー
タ信号との電力比を前記パイロット信号のエネルギー対
雑音比に乗算することでデータ信号のエネルギー対雑音
比を推定し、この推定されたデータ信号のエネルギー対
雑音比からデータ信号の誤り率を推定するようにした。
【0032】この方法によれば、パイロット信号のビッ
ト誤り率はデータ信号のビット誤り率と同一の関係にあ
るので、パイロット信号のビット誤り率と1ビット当た
りのエネルギー対雑音比の関係からパイロット信号のエ
ネルギー対雑音比を推定し、前記受信信号において予め
定められたパイロット信号とデータ信号との電力比を前
記パイロット信号のエネルギー対雑音比に乗算すること
でデータ信号のエネルギー対雑音比を推定し、この推定
されたデータ信号のエネルギー対雑音比からデータ信号
の誤り率を推定することができる。従って、従来のよう
に、扱う符号(例えばターボ符号)によっては大きな演
算量を費やし演算回路も大きくなるデータ信号の再符号
化手段を用いなくとも、データ信号のビット誤り率を推
定することができる。即ち、受信信号におけるデータ信
号のビット誤り率の推定演算回路を少演算量で且つ小型
化することができ、これによってビット誤り率推定装置
全体の規模を小型化することができる。
【0033】本発明のビット誤り率推定方法は、パイロ
ット信号とデータ信号が同一の振幅で時分割多重された
受信信号を復調し、この復調信号を復号し、この復号信
号からパイロット信号とデータ信号とを分離し、この分
離されたパイロット信号のビット誤り率を測定し、この
測定されたパイロット信号のビット誤り率をデータ信号
のビット誤り率とするようにした。
【0034】この方法によれば、パイロット信号とデー
タ信号の振幅が同一であり、パイロット信号のビット誤
り率がデータ信号のビット誤り率に比例関係にあるの
で、パイロット信号のビット誤り率を求めれば、これが
データ信号のビット誤り率となる。
【0035】本発明のビット誤り率推定方法は、同一振
幅のパイロット信号とデータ信号が拡散符号で符号多重
された受信信号を逆拡散し、この逆拡散信号からパイロ
ット信号を検出し、この検出されたパイロット信号のビ
ット誤り率を測定し、データ信号のビット誤り率と比例
関係にある前記測定されたパイロット信号のビット誤り
率を、データ信号のビット誤り率とするようにした。
【0036】この方法によれば、パイロット信号とデー
タ信号の振幅が同一であり、パイロット信号のビット誤
り率がデータ信号のビット誤り率に比例関係にあるの
で、パイロット信号のビット誤り率を求めれば、これが
データ信号のビット誤り率となる。
【0037】本発明のビット誤り率推定方法は、上記方
法において、受信信号においてパイロット信号とデータ
信号の振幅が異なる場合、パイロット信号のビット誤り
率と1ビット当たりのエネルギー対雑音比の関係からパ
イロット信号のエネルギー対雑音比を推定し、前記受信
信号において予め定められたパイロット信号とデータ信
号との電力比を前記パイロット信号のエネルギー対雑音
比に乗算することでデータ信号のエネルギー対雑音比を
推定し、この推定されたデータ信号のエネルギー対雑音
比からデータ信号の誤り率を推定するするようにした。
【0038】この方法によれば、パイロット信号のビッ
ト誤り率はデータ信号のビットビット誤り率と同一の関
係にあるので、パイロット信号のビット誤り率と1ビッ
ト当たりのエネルギー対雑音比の関係からパイロット信
号のエネルギー対雑音比を推定し、前記受信信号におい
て予め定められたパイロット信号とデータ信号との電力
比を前記パイロット信号のエネルギー対雑音比に乗算す
ることでデータ信号のエネルギー対雑音比を推定し、こ
の推定されたデータ信号のエネルギー対雑音比からデー
タ信号の誤り率を推定することができる。
【0039】本発明のビット誤り率推定方法は、上記方
法において、電力比に代え、振幅比を用いるようにし
た。
【0040】この方法によれば、上記と同様の作用効果
を得ることができる。
【0041】本発明の送信電力制御方法は、上記いずれ
かと同じビット誤り率推定方法で推定されたデータ信号
のBER推定値から目標SIRを決定し、受信信号の復
号データからSIRを測定し、この測定SIRが前記目
標SIRとなるように送信電力制御情報を決定するよう
にした。
【0042】この方法によれば、受信SIRを適正に制
御することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0044】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係るビット誤り率推定装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0045】この図1に示すビット誤り率推定装置10
0は、アンテナ101と、無線受信部102と、復調部
103と、データ信号復号部104と、パイロット信号
検出部105と、パイロット信号BER測定部106
と、データ信号BER推定処理部107とを備えて構成
されている。
【0046】このような構成において、アンテナ101
での受信信号が無線受信部102へ出力される。その受
信信号は、図2に示すように、データ信号201とパイ
ロット信号202とが異なる振幅比率a:bで、I及び
Qchに直交多重されたものであるとする。
【0047】無線受信部102では、受信信号がダウン
コンバート等の受信処理が施された後、復調部103で
復調され、この復調信号がデータ信号復号部104及び
パイロット信号検出部107へ出力される。
【0048】データ信号復号部104では、復調信号か
らデータ信号201が復号され、この復号によって情報
データが出力される。
【0049】パイロット信号検出部105では、復調信
号からパイロット信号202が検出され、パイロット信
号BER測定部106へ出力される。
【0050】パイロット信号BER測定部106では、
パイロット信号202のBERが測定され、このBER
がデータ信号BER推定処理部107へ出力される。
【0051】データ信号BER推定処理部107では、
パイロット信号202のBERを基にデータ信号201
のBERが推定される。この推定処理を以降詳述する。
【0052】図2に示すように、パイロット信号202
の1ビット当たりの電力は、データ信号201の電力に
比較して(b2/a2)倍大きい。これは予め定められた
電力比である。また、パイロット信号202のBERと
データ信号201のBERとの割合も比例関係にある。
【0053】このことから、データ信号BER推定処理
部107は、入力されたパイロット信号202のBER
(BERp)を、パイロット信号202とデータ信号2
01との電力比に乗算することによって、データ信号2
01のBER(BERd)を推定する。
【0054】なお、推定を乗算演算ではなく、上記電力
比と、パイロット信号202及びデータ信号201のB
ERとの関係をテーブル化しておき、入力されるパイロ
ット信号202のBERをテーブルに当てはめて、デー
タ信号201のBERを求めても良い。
【0055】このように、実施の形態1のビット誤り率
推定装置100によれば、データ信号とパイロット信号
とが異なる振幅比率で直交多重された受信信号を復調部
103で復調し、パイロット信号検出部105で、その
復調信号からパイロット信号を検出し、パイロット信号
BER測定部106で、そのパイロット信号のBERを
測定する。そして、データ信号BER推定処理部107
で、パイロット信号のビット誤り率と1ビット当たりの
エネルギー対雑音比(Eb/N0)の既知である関係(パ
イロット信号のビット誤り率特性)からパイロット信号
のEb/N0を推定し、前記受信信号において予め定めら
れたパイロット信号とデータ信号との電力比を前記パイ
ロット信号のEb/N0に乗算することでデータ信号のE
b/N0を推定し、この推定されたデータ信号のEb/N0
からデータ信号の誤り率を推定する。
【0056】これによって、従来のように、扱う符号
(例えばターボ符号)によっては大きな演算量を費やし
演算回路も大きくなるデータ信号の再符号化手段を用い
なくとも、データ信号のBERを推定することができ
る。即ち、受信信号におけるデータ信号のBERの推定
演算回路を少演算量で且つ小型化することができ、これ
によってビット誤り率推定装置全体の規模を小型化する
ことができる。
【0057】また、電力比(b2/a2)に代え、振幅比
b/aを用いてデータ信号201のBERを推定しても
よい。この場合、データ信号BER推定処理部107
は、入力されたパイロット信号202のBER(BER
p)を、パイロット信号202とデータ信号201との
振幅比に乗算することによって、データ信号201のB
ER(BERd)を推定する。これによっても上記同様
の効果を得ることができる。
【0058】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2に係るビット誤り率推定装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0059】この図3に示すビット誤り率推定装置30
0は、アンテナ301と、無線受信部302と、復調部
303と、復号部304と、タイマスイッチ305と、
パイロット信号BER測定部306と、データ信号BE
R推定処理部307とを備えて構成されている。
【0060】このような構成において、アンテナ301
での受信信号が無線受信部302へ出力される。その受
信信号は、図4に示すように、時刻t1〜t2間にパイ
ロット信号401が、時刻t2〜t3間にデータ信号4
02が同一の振幅cで時分割多重されたものであるとす
る。
【0061】無線受信部302では、受信信号がダウン
コンバート等の受信処理が施された後、復調部303で
復調され、この復調信号が復号部304で復号され、タ
イマスイッチ305へ出力される。
【0062】タイマスイッチ305は、図4に示す時刻
t1〜t2間で復号部304とパイロット信号BER測
定部306とを接続する側に、時刻t2〜t3間で復号
部304とデータ信号出力端とを接続する側に切り替わ
る。これによって、パイロット信号401とデータ信号
402とが分離され、データ信号402は情報データと
して出力され、パイロット信号402は、パイロット信
号BER測定部306へ出力される。
【0063】パイロット信号BER測定部306では、
パイロット信号401のBERが測定され、このBER
がデータ信号BER推定処理部307へ出力される。
【0064】データ信号BER推定処理部307では、
パイロット信号401のBERを基にデータ信号402
のBERが推定される。この推定処理を以降詳述する。
【0065】図4に示すように、パイロット信号401
とデータ信号402との1ビット当たりの振幅c及び時
間tが等しいので電力も等しい関係にある。また、パイ
ロット信号401のBERとデータ信号402のBER
との割合も比例関係にある。
【0066】このことから、データ信号BER推定処理
部307は、入力されたパイロット信号401のBER
を、データ信号402のBERとする。
【0067】また、受信信号が、図5に示すように、時
刻t1〜t2間に振幅eのパイロット信号501が、時
刻t2〜t3間に振幅eと異なる振幅fのデータ信号5
02が時分割多重されたものであるとする。
【0068】この場合、パイロット信号501の1ビッ
トt当たりの電力は、データ信号502の電力に比較し
て(e2/f2)倍大きい。これは予め定められた電力比
である。
【0069】この条件の場合、データ信号BER推定処
理部207は、入力されたパイロット信号501のBE
R(BERp)を、パイロット信号501とデータ信号
502との電力比に乗算することによって、データ信号
502のBER(BERd)を推定する。
【0070】なお、推定を乗算演算ではなく、上記電力
比と、パイロット信号501及びデータ信号502のB
ERとの関係をテーブル化しておき、入力されるパイロ
ット信号501のBERをテーブルに当てはめて、デー
タ信号502のBERを求めても良い。
【0071】このように、実施の形態2のビット誤り率
推定装置300によれば、パイロット信号とデータ信号
が同一の振幅で時分割多重された受信信号を復調部30
3で復調したのち復号部304で復号し、この復号信号
をタイマスイッチ205でパイロット信号とデータ信号
とに分離し、このパイロット信号をパイロット信号BE
R測定部206で、そのパイロット信号のBERを測定
する。そして、データ信号BER推定処理部207で、
データ信号のBERと比例関係にあるパイロット信号の
BERを、データ信号のBERとする。
【0072】これによって、従来のように、扱う符号
(例えばターボ符号)によっては大きな演算量を費やし
演算回路も大きくなるデータ信号の再符号化手段を用い
なくとも、データ信号のBERを推定することができ
る。即ち、受信信号におけるデータ信号のBERの推定
演算回路を少演算量で且つ小型化することができ、これ
によってビット誤り率推定装置全体の規模を小型化する
ことができる。
【0073】また、パイロット信号とデータ信号が異な
る振幅で時分割多重された受信信号である場合、データ
信号BER推定処理部207は、データ信号のBERと
比例関係にあるパイロット信号のBERを、パイロット
信号とデータ信号との電力比に乗算することによって、
データ信号のBERを推定する。これによっても上記同
様の効果を得ることができる。
【0074】また、電力比(e2/f2)に代え、振幅比
e/fを用いてデータ信号502のBERを推定しても
よい。この場合、データ信号BER推定処理部207
は、入力されたパイロット信号501のBER(BER
p)を、パイロット信号501とデータ信号502との
振幅比に乗算することによって、データ信号502のB
ER(BERd)を推定する。これによっても上記同様
の効果を得ることができる。
【0075】(実施の形態3)図6は、本発明の実施の
形態3に係るビット誤り率推定装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0076】この図6に示すビット誤り率推定装置60
0は、アンテナ601と、無線受信部602と、逆拡散
部603と、データ信号復号部604と、パイロット信
号検出部605と、パイロット信号BER測定部606
と、データ信号BER推定処理部607とを備えて構成
されている。
【0077】このような構成において、アンテナ601
での受信信号が無線受信部602へ出力される。その受
信信号は、図7に示すように、同一振幅のデータ信号7
01とパイロット信号702とが拡散符号で符号多重さ
れたものであるとする。
【0078】無線受信部602では、受信信号がダウン
コンバート等の受信処理が施された後、逆拡散部603
で逆拡散され、この逆拡散信号がデータ信号復号部60
4及びパイロット信号検出部607へ出力される。
【0079】データ信号復号部604では、復調信号か
らデータ信号701が復号され、この復号によって情報
データが出力される。
【0080】パイロット信号検出部605では、逆拡散
信号からパイロット信号702が検出され、パイロット
信号BER測定部606へ出力される。
【0081】パイロット信号BER測定部606では、
パイロット信号702のBERが測定され、このBER
がデータ信号BER推定処理部607へ出力される。
【0082】データ信号BER推定処理部607では、
パイロット信号702のBERを基にデータ信号701
のBERが推定される。この推定処理を以降詳述する。
【0083】図7に示すように、パイロット信号702
とデータ信号701との1ビット当たりの振幅d及び時
間が等しいので電力も等しい関係にある。また、パイロ
ット信号702のBERとデータ信号701のBERと
の割合も比例関係にある。
【0084】このことから、データ信号BER推定処理
部607は、入力されたパイロット信号702のBER
を、データ信号701のBERとする。
【0085】このように、実施の形態3のビット誤り率
推定装置600によれば、同一振幅のパイロット信号と
データ信号が拡散符号で符号多重された受信信号を逆拡
散部603で逆拡散し、パイロット信号検出部605
で、その逆拡散信号からパイロット信号を検出し、パイ
ロット信号BER測定部606で、そのパイロット信号
のBERを測定する。そして、データ信号BER推定処
理部607で、データ信号のBERと比例関係にあるパ
イロット信号のBERを、データ信号のBERとする。
【0086】これによって、従来のように、扱う符号
(例えばターボ符号)によっては大きな演算量を費やし
演算回路も大きくなるデータ信号の再符号化手段を用い
なくとも、データ信号のBERを推定することができ
る。即ち、受信信号におけるデータ信号のBERの推定
演算回路を少演算量で且つ小型化することができ、これ
によってビット誤り率推定装置全体の規模を小型化する
ことができる。
【0087】また、受信信号が、同一振幅のパイロット
信号とデータ信号が直交多重され、且つ拡散符号で符号
多重されたものである場合、無線受信部602からの受
信信号を復調したのち逆拡散部603で逆拡散する。以
降、パイロット信号検出部605、パイロット信号BE
R測定部606及びデータ信号BER推定処理部607
で同様の処理を行うことによって、データ信号のBER
を推定することができる。これによっても上記同様の効
果を得ることができる。
【0088】更に、受信信号が、異なる振幅のパイロッ
ト信号とデータ信号が拡散符号で符号多重されたもので
ある場合、データ信号BER推定処理部607は、デー
タ信号のBERと比例関係にあるパイロット信号のBE
Rを、予め定められたパイロット信号とデータ信号との
電力比に乗算することによって、データ信号のBERを
推定する。これによっても上記同様の効果を得ることが
できる。
【0089】また、電力比に代え、振幅比を用いてデー
タ信号のBERを推定してもよい。この場合、データ信
号BER推定処理部607は、入力されたパイロット信
号のBER(BERp)を、パイロット信号とデータ信
号との振幅比に乗算することによって、データ信号のB
ER(BERd)を推定する。これによっても上記同様
の効果を得ることができる。
【0090】(実施の形態4)図8は、本発明の実施の
形態4に係るビット誤り率推定装置を用いた送信電力制
御装置の構成を示すブロック図である。
【0091】この図8に示す送信電力制御装置800
は、実施の形態1で説明した図1に示すビット誤り率推
定装置100の構成要素101〜107と、SIR(希
望信号対干渉信号電力比)測定部801と、目標受信S
IR決定部802と、SIR比較部803と、送信電力
制御ビット決定部804とを備えて構成されている。
【0092】このような構成において、SIR測定部8
01は、データ信号復号部104で得られた復号データ
からSIRを測定する。目標受信SIR決定部802
は、データ信号BER推定処理部107で得られたデー
タ信号のBER推定値から目標SIRを決定する。
【0093】SIR比較部803は、目標SIRと測定
SIRとを比較する。目標受信SIR決定部802は、
その比較結果から測定SIRが目標SIRとなるように
対向局装置へ送信する送信電力制御ビットを決定する。
【0094】このように、実施の形態4の送信電力制御
装置800によれば、データ信号のBER推定値から目
標SIRを決定し、実施の形態1で説明した受信信号の
復号データからSIRを測定し、この測定SIRが目標
SIRとなるように送信電力制御ビットを決定するよう
にした。これによって、受信SIRを適正に制御するこ
とができる。
【0095】(実施の形態5)図9は、本発明の実施の
形態5に係るビット誤り率推定装置を用いた送信電力制
御装置の構成を示すブロック図である。
【0096】この図9に示す送信電力制御装置900
は、実施の形態2で説明した図3に示すビット誤り率推
定装置300の構成要素301〜307と、SIR(希
望信号対干渉信号電力比)測定部801と、目標受信S
IR決定部802と、SIR比較部803と、送信電力
制御ビット決定部804とを備えて構成されている。
【0097】このような構成において、SIR測定部8
01は、タイマスイッチ305で得られた復号データか
らSIRを測定する。目標受信SIR決定部802は、
データ信号BER推定処理部107で得られたデータ信
号のBER推定値から目標SIRを決定する。
【0098】SIR比較部803は、目標SIRと測定
SIRとを比較する。目標受信SIR決定部802は、
その比較結果から測定SIRが目標SIRとなるように
対向局装置へ送信する送信電力制御ビットを決定する。
【0099】このように、実施の形態5の送信電力制御
装置900によれば、データ信号のBER推定値から目
標SIRを決定し、実施の形態2で説明した受信信号の
復号データからSIRを測定し、この測定SIRが目標
SIRとなるように送信電力制御ビットを決定するよう
にした。これによって、受信SIRを適正に制御するこ
とができる。
【0100】(実施の形態6)図10は、本発明の実施
の形態6に係るビット誤り率推定装置を用いた送信電力
制御装置の構成を示すブロック図である。
【0101】この図10に示す送信電力制御装置100
0は、実施の形態3で説明した図6に示すビット誤り率
推定装置100の構成要素601〜607と、SIR
(希望信号対干渉信号電力比)測定部801と、目標受
信SIR決定部802と、SIR比較部803と、送信
電力制御ビット決定部804とを備えて構成されてい
る。
【0102】このような構成において、SIR測定部8
01は、データ信号復号部604で得られた復号データ
からSIRを測定する。目標受信SIR決定部802
は、データ信号BER推定処理部107で得られたデー
タ信号のBER推定値から目標SIRを決定する。
【0103】SIR比較部803は、目標SIRと測定
SIRとを比較する。目標受信SIR決定部802は、
その比較結果から測定SIRが目標SIRとなるように
対向局装置へ送信する送信電力制御ビットを決定する。
【0104】このように、実施の形態6の送信電力制御
装置1000によれば、データ信号のBER推定値から
目標SIRを決定し、実施の形態3で説明した受信信号
の復号データからSIRを測定し、この測定SIRが目
標SIRとなるように送信電力制御ビットを決定するよ
うにした。これによって、受信SIRを適正に制御する
ことができる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信信号におけるデータ信号のビット誤り率の推定演算
回路を極力、少演算量で且つ小型化することができ、こ
れによって装置全体の規模を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るビット誤り率推定
装置の構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1に係るビット誤り率推定装置に入
力されるデータ信号とパイロット信号とが異なる振幅比
率で直交多重された受信信号のフレーム構成図
【図3】本発明の実施の形態2に係るビット誤り率推定
装置の構成を示すブロック図
【図4】実施の形態2に係るビット誤り率推定装置に入
力されるパイロット信号とデータ信号が同一の振幅で時
分割多重された受信信号のフレーム構成図
【図5】実施の形態2に係るビット誤り率推定装置に入
力されるパイロット信号とデータ信号が異なる振幅で時
分割多重された受信信号のフレーム構成図
【図6】本発明の実施の形態3に係るビット誤り率推定
装置の構成を示すブロック図
【図7】実施の形態3に係るビット誤り率推定装置に入
力される同一振幅のパイロット信号とデータ信号が拡散
符号で符号多重された受信信号のフレーム構成図
【図8】本発明の実施の形態4に係るビット誤り率推定
装置を用いた送信電力制御装置の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態5に係るビット誤り率推定
装置を用いた送信電力制御装置の構成を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態6に係るビット誤り率推
定装置を用いた送信電力制御装置の構成を示すブロック
【図11】従来のビット誤り率推定装置の構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
100,300,600 ビット誤り率推定装置 101,301,601 アンテナ 102,302,602 無線受信部 103,303 復調部 104 データ信号復号部 105,605 パイロット信号検出部 106,306,606 パイロット信号BER測定部 107,307,607 データ信号BER推定処理部 304 復号部 305 タイマスイッチ 603 逆拡散部 800,900,1000 送信電力制御装置 801 SIR測定部 802 目標受信SIR決定部 803 SIR比較部 804 送信電力制御ビット決定部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ信号とパイロット信号とが異なる
    振幅比率で直交多重された受信信号を復調する復調手段
    と、前記復調された信号からパイロット信号を検出する
    検出手段と、前記検出されたパイロット信号のビット誤
    り率を測定する測定手段と、前記パイロット信号のビッ
    ト誤り率と1ビット当たりのエネルギー対雑音比の関係
    からパイロット信号のエネルギー対雑音比を推定し、前
    記受信信号において予め定められたパイロット信号とデ
    ータ信号との電力比を前記パイロット信号のエネルギー
    対雑音比に乗算することでデータ信号のエネルギー対雑
    音比を推定し、この推定されたデータ信号のエネルギー
    対雑音比からデータ信号の誤り率を推定する推定手段
    と、を具備することを特徴とするビット誤り率推定装
    置。
  2. 【請求項2】 パイロット信号とデータ信号が同一の振
    幅で時分割多重された受信信号を復調する復調手段と、
    前記復調された信号を復号する復号手段と、前記復号さ
    れた信号からパイロット信号とデータ信号とを分離する
    分離手段と、前記分離されたパイロット信号のビット誤
    り率を測定する測定手段と、データ信号のビット誤り率
    と比例関係にある前記測定されたパイロット信号のビッ
    ト誤り率を、データ信号のビット誤り率とする推定手段
    と、を具備することを特徴とするビット誤り率推定装
    置。
  3. 【請求項3】 受信信号においてパイロット信号とデー
    タ信号が異なる振幅で時分割多重されている場合、推定
    手段は、パイロット信号のビット誤り率と1ビット当た
    りのエネルギー対雑音比の関係からパイロット信号のエ
    ネルギー対雑音比を推定し、前記受信信号において予め
    定められたパイロット信号とデータ信号との電力比を前
    記パイロット信号のエネルギー対雑音比に乗算すること
    でデータ信号のエネルギー対雑音比を推定し、この推定
    されたデータ信号のエネルギー対雑音比からデータ信号
    のビット誤り率とすることを特徴とする請求項2記載の
    ビット誤り率推定装置。
  4. 【請求項4】 同一振幅のパイロット信号とデータ信号
    が拡散符号で符号多重された受信信号を逆拡散する逆拡
    散手段と、前記逆拡散された信号からパイロット信号を
    検出する検出手段と、前記検出されたパイロット信号の
    ビット誤り率を測定する測定手段と、データ信号のビッ
    ト誤り率と比例関係にある前記測定されたパイロット信
    号のビット誤り率を、データ信号のビット誤り率とする
    推定手段と、を具備することを特徴とするビット誤り率
    推定装置。
  5. 【請求項5】 受信信号において同一振幅のパイロット
    信号とデータ信号が直交多重され、且つ拡散符号で符号
    多重されている場合、受信信号を復調後に逆拡散手段へ
    出力する復調手段を具備することを特徴とすることを特
    徴とする請求項4記載のビット誤り率推定装置。
  6. 【請求項6】 受信信号において異なる振幅のパイロッ
    ト信号とデータ信号が拡散符号で符号多重されている場
    合、推定手段は、パイロット信号のビット誤り率と1ビ
    ット当たりのエネルギー対雑音比の関係からパイロット
    信号のエネルギー対雑音比を推定し、前記受信信号にお
    いて予め定められたパイロット信号とデータ信号との電
    力比を前記パイロット信号のエネルギー対雑音比に乗算
    することでデータ信号のエネルギー対雑音比を推定し、
    この推定されたデータ信号のエネルギー対雑音比からデ
    ータ信号の誤り率を推定することを特徴とする請求項4
    記載のビット誤り率推定装置。
  7. 【請求項7】 電力比に代え、振幅比を用いることを特
    徴とする請求項1,3,6いずれかに記載の記載のビッ
    ト誤り率推定装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7いずれかに記載の
    ビット誤り率推定装置と、このビット誤り率推定装置の
    推定手段で得られたデータ信号のBER推定値から目標
    SIRを決定し、受信信号の復号データからSIRを測
    定し、この測定SIRが前記目標SIRとなるように送
    信電力制御ビットを決定する手段と、を具備することを
    特徴とする送信電力制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項7いずれかに記載の
    ビット誤り率推定装置、又は請求項8記載の送信電力制
    御装置を具備することを特徴とする移動局装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項7いずれかに記載
    のビット誤り率推定装置、又は請求項8記載の送信電力
    制御装置を具備することを特徴とする基地局装置。
  11. 【請求項11】 データ信号とパイロット信号とが異な
    る振幅比率で直交多重された受信信号を復調し、この復
    調信号からパイロット信号を検出し、この検出されたパ
    イロット信号のビット誤り率を測定し、この測定された
    パイロット信号のビット誤り率と1ビット当たりのエネ
    ルギー対雑音比の関係からパイロット信号のエネルギー
    対雑音比を推定し、前記受信信号において予め定められ
    たパイロット信号とデータ信号との電力比を前記パイロ
    ット信号のエネルギー対雑音比に乗算することでデータ
    信号のエネルギー対雑音比を推定し、この推定されたデ
    ータ信号のエネルギー対雑音比からデータ信号の誤り率
    を推定することを特徴とするビット誤り率推定方法。
  12. 【請求項12】 パイロット信号とデータ信号が同一の
    振幅で時分割多重された受信信号を復調し、この復調信
    号を復号し、この復号信号からパイロット信号とデータ
    信号とを分離し、この分離されたパイロット信号のビッ
    ト誤り率を測定し、この測定されたパイロット信号のビ
    ット誤り率をデータ信号のビット誤り率とすることを特
    徴とするビット誤り率推定方法。
  13. 【請求項13】 同一振幅のパイロット信号とデータ信
    号が拡散符号で符号多重された受信信号を逆拡散し、こ
    の逆拡散信号からパイロット信号を検出し、この検出さ
    れたパイロット信号のビット誤り率を測定し、データ信
    号のビット誤り率と比例関係にある前記測定されたパイ
    ロット信号のビット誤り率を、データ信号のビット誤り
    率とすることを特徴とするビット誤り率推定方法。
  14. 【請求項14】 受信信号においてパイロット信号とデ
    ータ信号の振幅が異なる場合、パイロット信号のビット
    誤り率と1ビット当たりのエネルギー対雑音比の関係か
    らパイロット信号のエネルギー対雑音比を推定し、前記
    受信信号において予め定められたパイロット信号とデー
    タ信号との電力比を前記パイロット信号のエネルギー対
    雑音比に乗算することでデータ信号のエネルギー対雑音
    比を推定し、この推定されたデータ信号のエネルギー対
    雑音比からデータ信号の誤り率を推定することを特徴と
    する請求項12又は請求項13記載のビット誤り率推定
    方法。
  15. 【請求項15】 電力比に代え、振幅比を用いることを
    特徴とする請求項14記載の記載のビット誤り率推定方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項11から請求項15いずれかに
    記載のビット誤り率推定方法で推定されたデータ信号の
    BER推定値から目標SIRを決定し、受信信号の復号
    データからSIRを測定し、この測定SIRが前記目標
    SIRとなるように送信電力制御情報を決定することを
    特徴とする送信電力制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7899029B2 (en) 2006-12-11 2011-03-01 Ntt Docomo, Inc. Mobile communication system, user equipment in mobile communication system, control program thereof, and synchronization establishment determination method in mobile communication system

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