JP2002246481A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2002246481A
JP2002246481A JP2001359269A JP2001359269A JP2002246481A JP 2002246481 A JP2002246481 A JP 2002246481A JP 2001359269 A JP2001359269 A JP 2001359269A JP 2001359269 A JP2001359269 A JP 2001359269A JP 2002246481 A JP2002246481 A JP 2002246481A
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insulating film
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depth
transistor
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JP2001359269A
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Haruo Furuta
陽雄 古田
Tomohiro Yamashita
朋弘 山下
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デュアルオキサイドプロセスを用いて形成さ
れたMOSトランジスタにおいて、しきい値電圧のばら
つきを低減して、製造歩留まりを向上した半導体装置お
よびその製造方法を提供する。 【解決手段】 活性領域3Aおよび3Bの半導体基板1
の主面上には、それぞれ、厚さの異なるゲート酸化膜G
X1およびGX2が配設され、ゲート酸化膜GX1およ
びGX2の上部にはゲート電極GT1およびGT2が配
設されている。そして、厚膜部ARの活性領域3Aを規
定する分離絶縁膜2のMOSトランジスタ100側の端
縁部が抉れており、活性領域3Aの端縁部に窪み部DP
が形成されているが、薄膜部BRにおいては分離絶縁膜
2のMOSトランジスタ200側の端縁部は抉れていな
い構造となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置およびそ
の製造方法に関し、特に、厚さの異なるゲート絶縁膜を
有するMOSトランジスタおよびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置のコスト低減および性能向上
のためには、半導体装置の微細化が不可欠である。その
微細化において、MOSトランジスタのゲート絶縁膜も
他の部分と同様に薄膜化する必要がある。しかしなが
ら、ゲート絶縁膜を薄くすると、MOSトランジスタの
ゲート電圧の耐圧が低下する。
【0003】このため、薄いゲート絶縁膜を有するMO
Sトランジスタは、論理演算を行うロジック回路等を構
成するトランジスタ(耐圧:2〜5V)に適する一方
で、入出力回路等の比較的高い耐圧(耐圧:5〜10
V)を要する回路部には適さない。
【0004】そこで、ロジック回路、入出力回路、メモ
リ部等の駆動電圧の異なる回路部を同一基板上に有する
昨今の半導体集積回路装置においては、回路部によって
ゲート絶縁膜の厚さの異なる複数種類のMOSトランジ
スタを作り分け、半導体装置の微細化を達成している。
【0005】例えば、ゲート絶縁膜の厚さが1〜4n
m、駆動電圧が0.8〜1.8VのMOSトランジスタ
を配設する領域を薄膜部、ゲート絶縁膜の厚さが4〜1
2nm、駆動電圧が1.8〜5VのMOSトランジスタ
を配設する領域を厚膜部と呼称し、各部に適したMOS
トランジスタを形成するようにしている。
【0006】このように、厚さの異なるゲート絶縁膜
(特にゲート酸化膜)を作り分ける技術をデュアルオキ
サイド(Dual Oxide)プロセスと呼称し、これは重要な
技術となっている。
【0007】以下、図28および図29を用いて、従来
のデュアルオキサイドプロセスで形成された2種類のM
OSトランジスタ10および20について説明する。
【0008】図28は、MOSトランジスタ10および
20のゲートの長手方向での断面形状を示し、図29は
ゲートの短手方向での断面形状を示す。
【0009】図28および図29に示すように、MOS
トランジスタ10は厚膜部ARに形成されるゲート酸化
膜の厚さが比較的厚いMOSトランジスタであり、MO
Sトランジスタ20は薄膜部BRに形成されるゲート酸
化膜の厚さが比較的薄いMOSトランジスタである。
【0010】MOSトランジスタ10および20は、半
導体基板1の表面内に形成された分離絶縁膜2によって
規定される活性領域3Aおよび3Bにそれぞれ配設され
ている。分離絶縁膜2は、STI(Shallow Trench Isol
ation)と呼称される素子分離絶縁膜の一種である。
【0011】活性領域3Aおよび3Bの表面内には、ウ
エル領域4Aおよび4Bが配設され、ウエル領域4Aお
よび4Bの表面内には、チャネル注入領域5Aおよび5
Bが配設されている。
【0012】そして、活性領域3Aおよび3Bの半導体
基板1の主面上には、それぞれ、厚さの異なるゲート酸
化膜GX1およびGX2が配設され、ゲート酸化膜GX
1およびGX2の上部にはゲート電極GT1およびGT
2が配設されている。
【0013】また、ゲート電極GT1およびGT2を覆
うように層間絶縁膜6が配設され、さらにその上に平坦
化されたの層間絶縁膜7および8が配設されている。
【0014】そして、MOSトランジスタ10および2
0に対応して、層間絶縁膜6〜8を貫通するようにコン
タクト部9Aおよび9Bが配設されている。コンタクト
部9Aおよび9Bは、図29に示すように、MOSトラ
ンジスタ10および20のソース・ドレイン領域SDA
およびSDBに電気的にそれぞれ接続される。また、図
29に示すように、ゲート電極GT1およびGT2の側
面にはサイドウォール酸化膜GW1およびGW2が配設
されている。
【0015】なお、ゲート電極GT1およびGT2にも
コンタクト部が接続されるが、図28および図29にお
いては便宜的に省略している。
【0016】図28および図29に示すように、薄膜部
BRの活性領域3Bを規定する分離絶縁膜2のMOSト
ランジスタ20側の端縁部が抉れており、活性領域3B
の端縁部に窪みが発生している。
【0017】次に、MOSトランジスタ10および20
の製造方法について、製造工程を順に示す図30〜図3
4を用いて説明する。
【0018】まず、図30に示す工程において、半導体
基板1の表面内に分離絶縁膜2を選択的に形成して活性
領域3Aおよび3Bを規定する。その後、熱酸化膜(図
では省略)を形成した後、活性領域3Aおよび3B内に
ウエル注入およびチャネル注入の不純物イオン注入を行
って、ウエル領域4Aおよび4B、チャネル注入領域5
Aおよび5Bを形成する。
【0019】次に、図31に示す工程において、活性領
域3Aおよび3Bの主面表面を熱酸化して、第3の厚さ
の酸化膜OX3を形成する。ここで、第3の厚さとは、
後に形成するゲート酸化膜GX1およびGX2の厚さ
を、それぞれ第1および第2の厚さとした場合、第1の
厚さ−第2の厚さ=第3の厚さとなるように規定され
る。
【0020】次に、図32に示す工程において、厚膜部
ARを覆うように写真製版技術によってレジストパター
ンRM1を形成する。
【0021】その後、薄膜部BRの酸化膜OX3を所定
時間のウエットエッチングにより除去する。このとき、
酸化膜で構成される分離絶縁膜2の端縁部も抉れ、活性
領域3Bが突出する形状となっている。
【0022】次に、レジストパターンRM1を除去した
後、図33に示す工程において、酸化膜OX3の厚さを
増して活性領域3A上に第1の厚さのゲート酸化膜GX
1を形成する。このとき、活性領域3B上には第2の厚
さのゲート酸化膜GX2が形成されることになる。
【0023】次に、図34に示す工程において、ゲート
酸化膜GX1およびGX2を覆うように導体層CLを形
成する。
【0024】この後、導体層CLをパターニングしてゲ
ート電極GT1およびGT2を形成し、ゲート電極GT
1およびGT2をマスクとしてイオン注入を行い、活性
領域3Aおよび3Bのそれぞれにおいてソース・ドレイ
ン領域SDAおよびSDBを形成する。
【0025】そして、全域に渡って層間絶縁膜6〜8を
順次積層した後、層間絶縁膜6〜8を貫通してソース・
ドレイン領域SDAおよびSDBに達するコンタクト部
9Aおよび9Bを形成することで、図28および図29
に示すMOSトランジスタ10および20を得る。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来のデュアルオキサイドプロセスでは、薄膜部BRにお
いて薄いゲート酸化膜GX2を形成するために、一旦形
成した酸化膜OX3をウエットエッチングにより除去す
るので分離絶縁膜2の端縁部が抉れ、活性領域3Bが突
出する形状となる。
【0027】ここで、図33における領域Xの詳細を図
35に示す。図35に示すように、活性領域3Bに面す
る分離絶縁膜2の端縁部の抉れ深さは、活性領域3Bの
主面表面から窪みの最深部までの深さで定義すると5n
m(50Å)以下であり、活性領域3Bと分離酸化膜2
との水平方向の距離が0.1μm以下、活性領域3Bの
突出部分の傾斜が65°〜90°となっている。
【0028】このように、分離絶縁膜2の端縁部が抉れ
ると、逆狭チャネル効果に起因するしきい値電圧の低下
が生じる。また、その抉れ深さは薄膜部BRの酸化膜O
X3のウエットエッチングの時間によって変化するの
で、ばらつきが生じる。
【0029】この結果、分離絶縁膜2の端縁部の抉れ深
さによって、しきい値電圧がばらつき、半導体装置の製
造歩留まりが著しく低下してしまう。
【0030】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、デュアルオキサイドプロセスを用
いて形成されたMOSトランジスタにおいて、しきい値
電圧のばらつきを低減して、製造歩留まりを向上した半
導体装置およびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板の表
面内に選択的に配設された分離絶縁膜と、前記分離絶縁
膜によって規定される第1および第2の活性領域上に配
設される第1および第2のトランジスタを備えた半導体
装置であって、前記第1のトランジスタは、前記第1の
活性領域上に選択的に配設された第1の厚さを有する第
1のゲート絶縁膜を有し、前記第2のトランジスタは、
前記第2の活性領域上に選択的に配設された第2の厚さ
を有する第2のゲート絶縁膜を有し、前記第1の厚さは
前記第2の厚さよりも厚く、前記第1または第2の活性
領域を規定する前記分離絶縁膜の、前記第1または第2
の活性領域側の端縁部が抉れ、前記第1または第2の活
性領域の端縁部の周囲に窪み部を備え、前記窪み部の深
さは、該窪み部の深さの変化に対する前記第1または第
2のトランジスタのしきい値電圧の変動特性において、
前記第1または第2のトランジスタのしきい値電圧がほ
ぼ一定となる深さに設定される。
【0032】本発明に係る請求項2記載の半導体装置
は、前記第1または第2のトランジスタのしきい値電圧
がほぼ一定となる深さが、前記第1または第2のトラン
ジスタのしきい値電圧の変動幅が、前記変動特性におけ
る最大変動幅の5ないし10%の範囲となる深さであ
る。
【0033】本発明に係る請求項3記載の半導体装置
は、前記窪み部の深さが、前記第1の活性領域の主面表
面から前記窪み部の最深部までの垂直方向の長さで規定
され、前記窪み部の深さは10nm以上である。
【0034】本発明に係る請求項4記載の半導体装置
は、半導体基板と、前記半導体基板の表面内に選択的に
配設された分離絶縁膜と、前記分離絶縁膜によって規定
される第1および第2の活性領域上に配設される第1お
よび第2のトランジスタを備えた半導体装置であって、
前記第1のトランジスタは、前記第1の活性領域上に選
択的に配設された第1の厚さを有する第1のゲート絶縁
膜を有し、前記第2のトランジスタは、前記第2の活性
領域上に選択的に配設された第2の厚さを有する第2の
ゲート絶縁膜を有し、前記第1の厚さは前記第2の厚さ
よりも厚く、前記第1の活性領域を規定する前記分離絶
縁膜の、前記第1の活性領域側の端縁部が抉れ、前記第
1の活性領域の端縁部の周囲に窪み部を備えている。
【0035】本発明に係る請求項5記載の半導体装置
は、前記窪み部の深さが、前記第1の活性領域の主面表
面から前記窪み部の最深部までの垂直方向の長さで規定
され、前記窪み部の深さが10nm以上である。
【0036】本発明に係る請求項6記載の半導体装置
は、前記第2の活性領域を規定する前記分離絶縁膜の、
前記第2の活性領域側の端縁部が抉れ、前記第2の活性
領域の端縁部の周囲に、前記第1の活性領域の端縁部の
周囲の窪み部よりも浅い、浅い窪み部をさらに備えてい
る。
【0037】本発明に係る請求項7記載の半導体装置
は、半導体基板と、前記半導体基板の表面内に選択的に
配設された分離絶縁膜と、前記分離絶縁膜によって規定
される第1の活性領域上に配設される第1のトランジス
タを備えた半導体装置であって、前記第1のトランジス
タは、前記第1の活性領域上に選択的に配設された第1
の厚さを有する第1のゲート絶縁膜を有し、前記第1の
活性領域を規定する前記分離絶縁膜の、前記第1の活性
領域側の端縁部が抉れ、前記第1の活性領域の端縁部の
周囲に第1の窪み部を備え、前記第1の窪み部の深さ
は、前記第1の活性領域の主面表面から前記第1の窪み
部の最深部までの垂直方向の長さで規定され、前記第1
の窪み部の深さは10nm以上である。
【0038】本発明に係る請求項8記載の半導体装置
は、前記半導体基板の表面内の前記第1の活性領域と異
なる領域に、前記分離絶縁膜によって規定された第2の
活性領域上に配設された第2のトランジスタをさらに備
え、前記第2のトランジスタは、前記第2の活性領域上
に選択的に配設された第2の厚さを有する第2のゲート
絶縁膜を有し、前記第1の厚さは前記第2の厚さよりも
厚く、前記第2の活性領域を規定する前記分離絶縁膜
の、前記第2の活性領域側の端縁部が抉れ、前記第2の
活性領域の端縁部の周囲に第2の窪み部を備え、前記第
2の窪み部の深さは、前記第2の活性領域の主面表面か
ら前記第2の窪み部の最深部までの垂直方向の長さで規
定され、前記第2の窪み部の深さは10nm以上であ
る。
【0039】本発明に係る請求項9記載の半導体装置
は、前記半導体基板の表面内の前記第1の活性領域と異
なる領域に、前記分離絶縁膜によって規定された第2の
活性領域上に配設された第2のトランジスタをさらに備
え、前記第2のトランジスタは、前記第2の活性領域上
に選択的に配設された第2の厚さを有する第2のゲート
絶縁膜を有し、前記第1の厚さは前記第2の厚さよりも
厚く、前記第2の活性領域を規定する前記分離絶縁膜
の、前記第2の活性領域側の端縁部が抉れ、前記第2の
活性領域の端縁部の周囲に第2の窪み部を備える。
【0040】本発明に係る請求項10記載の半導体装置
は、前記第1のトランジスタが、入出力回路を構成する
トランジスタを含み、前記第2のトランジスタが、アナ
ログ回路を構成するトランジスタを含んでいる。
【0041】本発明に係る請求項11記載の半導体装置
の製造方法は、半導体基板の表面内に選択的に分離絶縁
膜を形成し、第1および第2の活性領域を規定する工程
(a)と、全面に渡ってシリコン窒化膜を形成する工程
(b)と、前記第1の活性領域上および、その周囲の前記
分離絶縁膜の前記第1の活性領域側の端縁部上から前記
シリコン窒化膜を除去する工程(c)と、残りの前記シリ
コン窒化膜をマスクとして、前記第1の活性領域の周囲
の前記分離絶縁膜の前記第1の活性領域側の端縁部を除
去して、前記第1の活性領域の端縁部の周囲に窪み部を
形成する工程(d)と、前記第1の活性領域の表面に絶縁
膜を形成する工程(e)と、残りの前記シリコン窒化膜を
除去した後、前記絶縁膜を厚くして第1の厚さの第1の
ゲート絶縁膜を形成するとともに、前記第2の活性領域
の表面に、前記絶縁膜の厚さの増加分に相当する厚さの
第2のゲート絶縁膜を形成する工程(f)とを備え、前記
工程(d)は、前記窪み部の深さの変化に対する前記第1
のトランジスタのしきい値電圧の変動特性において、前
記第1のトランジスタのしきい値電圧がほぼ一定となる
深さに前記窪み部を形成する工程を含んでいる。
【0042】本発明に係る請求項12記載の半導体装置
の製造方法は、前記第1のトランジスタのしきい値電圧
がほぼ一定となる深さが、前記第1のトランジスタのし
きい値電圧の変動幅が、前記変動特性における最大変動
幅の5ないし10%の範囲となる深さである。
【0043】本発明に係る請求項13記載の半導体装置
の製造方法は、半導体基板の表面内に選択的に分離絶縁
膜を形成し、第1および第2の活性領域を規定する工程
(a)と、全面に渡ってシリコン窒化膜を形成する工程
(b)と、前記第1の活性領域上および、その周囲の前記
分離絶縁膜の前記第1の活性領域側の端縁部上から前記
シリコン窒化膜を除去する工程(c)と、残りの前記シリ
コン窒化膜をマスクとして、前記第1の活性領域の周囲
の前記分離絶縁膜の前記第1の活性領域側の端縁部を除
去して、前記第1の活性領域の端縁部の周囲に窪み部を
形成する工程(d)と、前記第1の活性領域の表面に絶縁
膜を形成する工程(e)と、残りの前記シリコン窒化膜を
除去した後、前記絶縁膜を厚くして第1の厚さの第1の
ゲート絶縁膜を形成するとともに、前記第2の活性領域
の表面に、前記絶縁膜の厚さの増加分に相当する厚さの
第2のゲート絶縁膜を形成する工程(f)とを備え、前記
窪み部の深さは、前記第1の活性領域の主面表面から前
記窪み部の最深部までの垂直方向の長さで規定され、前
記工程(d)は、前記窪み部の深さが10nm以上となる
ように、前記窪み部を形成する工程を含んでいる。
【0044】本発明に係る請求項14記載の半導体装置
の製造方法は、半導体基板の表面内に選択的に分離絶縁
膜を形成し、第1および第2の活性領域を規定する工程
(a)と、前記第1および第2の活性領域の表面に絶縁膜
を形成する工程(b)と、前記第1の活性領域上の前記絶
縁膜および、その周囲の前記分離絶縁膜の前記第1の活
性領域側の端縁部上を覆うように選択的にレジストパタ
ーンを形成する工程(c)と、前記レジストパターンをマ
スクとして、前記第2の活性領域上の前記絶縁膜およ
び、前記第2の活性領域の周囲の前記分離絶縁膜の前記
第2の活性領域側の端縁部を除去して、前記第2の活性
領域の端縁部の周囲に窪み部を形成する工程(d)と、前
記レジストパターンを除去した後、前記絶縁膜を厚くし
て第1の厚さの第1のゲート絶縁膜を形成するととも
に、前記第2の活性領域の表面に、前記絶縁膜の厚さの
増加分に相当する厚さの第2のゲート絶縁膜を形成する
工程(e)とを備え、前記工程(d)は、前記窪み部の深さ
の変化に対する前記第2のトランジスタのしきい値電圧
の変動特性において、前記第2のトランジスタのしきい
値電圧がほぼ一定となる深さに前記窪み部を形成する工
程を含んでいる。
【0045】本発明に係る請求項15記載の半導体装置
の製造方法は、前記第2のトランジスタのしきい値電圧
がほぼ一定となる深さが、前記第2のトランジスタのし
きい値電圧の変動幅が、前記変動特性における最大変動
幅の5ないし10%の範囲となる深さである。
【0046】本発明に係る請求項16記載の半導体装置
の製造方法は、半導体基板の表面内に選択的に分離絶縁
膜を形成し、第1および第2の活性領域を規定する工程
(a)と、前記第1および第2の活性領域の表面に絶縁膜
を形成する工程(b)と、前記第1の活性領域上の前記絶
縁膜および、その周囲の前記分離絶縁膜の前記第1の活
性領域側の端縁部上を覆うように選択的にレジストパタ
ーンを形成する工程(c)と、前記レジストパターンをマ
スクとして、前記第2の活性領域上の前記絶縁膜およ
び、前記第2の活性領域の周囲の前記分離絶縁膜の前記
第2の活性領域側の端縁部を除去して、前記第2の活性
領域の端縁部の周囲に窪み部を形成する工程(d)と、前
記レジストパターンを除去した後、前記絶縁膜を厚くし
て第1の厚さの第1のゲート絶縁膜を形成するととも
に、前記第2の活性領域の表面に、前記絶縁膜の厚さの
増加分に相当する厚さの第2のゲート絶縁膜を形成する
工程(e)とを備え、前記窪み部の深さが、前記第1の活
性領域の主面表面から前記窪み部の最深部までの垂直方
向の長さで規定され、前記工程(d)は、前記窪み部の深
さが10nm以上となるように前記窪み部を形成する工
程を含んでいる。
【0047】
【発明の実施の形態】<A.実施の形態1> <A−1.装置構成>図1および図2を用いて、本発明
に係るデュアルオキサイドプロセスで形成された2種類
のMOSトランジスタ100および200について説明
する。
【0048】図1は、MOSトランジスタ100および
200のゲートの長手方向での断面形状を示し、図2は
ゲートの短手方向での断面形状を示す。
【0049】図1および図2に示すように、MOSトラ
ンジスタ100は厚膜部ARに形成されるゲート酸化膜
の厚さが比較的厚いMOSトランジスタであり、MOS
トランジスタ200は薄膜部BRに形成されるゲート酸
化膜の厚さが比較的薄いMOSトランジスタである。
【0050】MOSトランジスタ100および200
は、半導体基板1の表面内に形成された分離絶縁膜2に
よって規定される活性領域3Aおよび3Bにそれぞれ配
設されている。分離絶縁膜2は、STI(Shallow Tren
ch Isolation)と呼称される素子分離絶縁膜の一種であ
る。
【0051】活性領域3Aおよび3Bの表面内には、ウ
エル領域4Aおよび4Bが配設され、ウエル領域4Aお
よび4Bの表面内には、チャネル注入領域5Aおよび5
Bが配設されている。
【0052】そして、活性領域3Aおよび3Bの半導体
基板1の主面上には、それぞれ、厚さの異なるゲート酸
化膜GX1およびGX2が配設され、ゲート酸化膜GX
1およびGX2の上部にはゲート電極GT1およびGT
2が配設されている。
【0053】また、ゲート電極GT1およびGT2を覆
うように層間絶縁膜6が配設され、さらにその上に平坦
化された層間絶縁膜7および8が配設されている。
【0054】そして、MOSトランジスタ100および
200に対応して、層間絶縁膜6〜8を貫通するように
コンタクト部9Aおよび9Bが配設されている。コンタ
クト部9Aおよび9Bは、図2に示すように、MOSト
ランジスタ100および200のソース・ドレイン領域
SDAおよびSDBに電気的にそれぞれ接続される。ま
た、図2に示すように、ゲート電極GT1およびGT2
の側面にはサイドウォール酸化膜GW1およびGW2が
配設されている。
【0055】なお、ゲート電極GT1およびGT2にも
コンタクト部が接続されるが、図1および図2において
は便宜的に省略している。
【0056】図1および図2に示すように、厚膜部AR
の活性領域3Aを規定する分離絶縁膜2のMOSトラン
ジスタ100側の端縁部が抉れており、活性領域3Aの
端縁部に窪み部DPが形成されているが、薄膜部BRに
おいては分離絶縁膜2のMOSトランジスタ200側の
端縁部は殆ど抉られていない。なお、例え、抉られてい
ても、僅かであり、厚膜部ARの窪み部DPに比べて十
分に浅いものである。
【0057】<A−2.製造方法>次に、MOSトラン
ジスタ100および200の製造方法について、製造工
程を順に示す図3〜図11を用いて説明する。
【0058】まず、図3に示す工程において、半導体基
板1の表面内に分離絶縁膜2を選択的に形成して活性領
域3Aおよび3Bを規定する。
【0059】次に、図4に示す工程において、その後、
活性領域3Aおよび3B上に熱酸化法により酸化膜OX
11を形成した後、活性領域3Aおよび3B内にウエル
注入およびチャネル注入の不純物イオン注入を行って、
ウエル領域4Aおよび4B、チャネル注入領域5Aおよ
び5Bを形成する。
【0060】ここで、ウエル注入としては、P型ウェル
領域を形成する場合には、不純物として、活性領域3A
および3Bの両方に、ボロンイオンを、200〜500
keVのエネルギーでドーズ量5×1012〜1×1014
/cm2の条件で注入を行う。
【0061】次に、チャネルカット層を形成するため
に、ボロンイオンを、80〜160KeVのエネルギー
で、ドーズ量3×1012〜2×1015/cm2の条件で
注入を行う。
【0062】また、チャネル注入としては、ボロンイオ
ンを、活性領域3Aには、15〜70KeVのエネルギ
ーでドーズ量3×1012〜5×1013/cm2の条件で
注入し、活性領域3Bには、15〜70KeVのエネル
ギーで、5×1012〜1×1014/cm2の条件で注入
する。なお、図4においてはチャネルカット層とチャネ
ル注入領域とを合わせてチャネル注入領域5Aおよび5
Bとして示している。これは他の図においても同じであ
る。
【0063】なお、N型ウェル領域を形成する場合に
は、不純物として、活性領域3Aおよび3Bの両方に、
リンイオンを、300〜1000KeVのエネルギー
で、ドーズ量5×1012〜1×1014/cm2の条件で
注入を行う。
【0064】次に、チャネルカット層を形成するため
に、リンイオンを160〜400KeVのエネルギー
で、ドーズ量3×1012〜2×1013/cm2の条件で
注入を行う。
【0065】また、チャネル注入としては、砒素イオン
を、活性領域3Aには、15〜70KeVのエネルギー
で、ドーズ量3×1012〜5×1013/cm2の条件で
注入し、活性領域3Bには、50〜200KeVのエネ
ルギーで、ドーズ量5×10 12〜1×1014/cm2
条件で注入する。
【0066】次に、図5に示す工程において、全面に渡
って、厚さ5〜30nm(50〜300Å)のシリコン
窒化膜SN1を形成する。
【0067】次に、図6に示す工程において、厚膜部A
Rのみシリコン窒化膜SN1が除去されるように、ウエ
ットエッチングによりシリコン窒化膜SN1を選択的に
除去する。
【0068】次に、図7に示す工程において、シリコン
窒化膜SN1をマスクとしてシリコン酸化膜のウエット
エッチングを行い、厚膜部ARの酸化膜OX11を除去
するとともに、分離絶縁膜2の端縁部を併せて除去し、
活性領域3Aの周囲に深い窪み部DPを形成する。
【0069】次に、図8に示す工程において、薄膜部B
Rにはシリコン窒化膜SN1を残した状態で、活性領域
3Aの表面のみに第3の厚さの酸化膜OX13を形成す
る。ここで、第3の厚さとは、後に形成するゲート酸化
膜GX1およびGX2の厚さを、それぞれ第1厚さ(4
〜12nm)および第2の厚さ(1〜4nm)とした場
合、第1の厚さ−第2の厚さ=第3の厚さとなるように
規定される。
【0070】次に、図9に示す工程において、エッチン
グを行い、薄膜部BRに残るシリコン窒化膜SN1を除
去する。このエッチングにおいては、シリコン酸化膜が
除去されない条件を選ぶことにより、厚膜部ARおよび
薄膜部BRにおいてはシリコン酸化膜は殆ど除去されな
い。
【0071】ただし、活性領域3B上の酸化膜OX11
を除去する際に、厚膜部ARにおいても分離絶縁膜2お
よび酸化膜OX13が若干除去されるが、酸化膜OX1
1の厚さは薄いので、影響は少ない。また、酸化膜OX
11の厚さ分だけ酸化膜OX13の厚さを余分に厚くし
ておくことで、酸化膜OX11の除去の影響をキャンセ
ルするようにしても良い。
【0072】次に、図10に示す工程において、熱酸化
法あるいはCVD(Chemical VaporDeposition)法によ
り、酸化膜OX13の厚さを増して活性領域3A上に第
1の厚さのゲート酸化膜GX1を形成する。このとき、
活性領域3B上には第2の厚さのゲート酸化膜GX2が
形成されることになる。
【0073】次に、図11に示す工程において、ゲート
酸化膜GX1およびGX2を覆うようにゲート電極GT
1およびGT2となる導体層CLを形成する。
【0074】この後、導体層CLをパターニングしてゲ
ート電極GT1およびGT2を形成し、ゲート電極GT
1およびGT2をマスクとしてイオン注入を行い、活性
領域3Aおよび3Bのそれぞれにおいてソース・ドレイ
ン領域SDAおよびSDBを形成する。
【0075】ここで、ソース・ドレイン注入の条件は、
P型ウエル領域に対しては、砒素イオンを3〜100K
eVのエネルギーで、ドーズ量が1×1015〜6×10
15/cm2となる条件で注入し、N型ウエル領域に対し
ては、ボロンイオンを1〜20KeVのエネルギーで、
ドーズ量が1×1015〜6×1015/cm2となる条件
で注入する。
【0076】そして、全域に渡って層間絶縁膜6〜8を
順次積層した後、層間絶縁膜6〜8を貫通してソース・
ドレイン領域SDAおよびSDBに達するコンタクト部
9Aおよび9Bを形成することで、図1および図2に示
すMOSトランジスタ100および200を得る。
【0077】<A−3.作用効果>ここで、図8におけ
る領域Yの詳細を図12に示す。図12に示すように、
この段階での活性領域3Aの周囲の窪み部DPの深さL
は、活性領域3Aの主面表面から窪み部DPの最深部ま
での深さで定義すると、最低でも10nm(100Å)
程度とすることが望ましく、そのためには、図8に示す
工程で形成する窪み部DPの深さLは、酸化膜OX13
の形成による活性領域3Aの主面位置の低下を考慮して
設定することが望ましい。
【0078】このように、活性領域3Aの周囲の窪み部
DPの深さLを最低でも10nm程度にする理由を以下
に説明する。
【0079】図13に、MOSトランジスタのしきい値
電圧(Vth)とSTI(分離絶縁膜2)の端縁部の窪み
深さ、すなわち活性領域の周囲の窪み深さとの関係を示
す。
【0080】図13においては、横軸に活性領域周囲の
窪み深さ(単位nm)を、縦軸にMOSトランジスタの
しきい値電圧(単位V)を示す。なお、窪み深さが0の
場合とはSTIの端縁部が抉れていない状態、すなわち
設計値に対応する。
【0081】図13に示すように、活性領域周囲の窪み
深さが比較的浅い場合、例えば10nmより浅い場合に
は、窪み深さの変動に対する逆狭チャネル効果に起因す
るしきい値電圧の変動が顕著であり、窪み深さの10n
mの変動に対して、しきい値電圧の変動範囲は、最大変
動幅である0.2〜0.3Vに近い値となる。
【0082】ここで、最大変動幅とは窪み深さを深くし
ていった場合に、しきい値電圧が殆ど変動しなくなる深
さでのしきい値電圧(図13におけるP点での電圧)
と、窪み深さが0の場合におけるしきい値電圧(図13
におけるQ点での電圧)の差に相当する値である。
【0083】従来においては、しきい値電圧が活性領域
周囲の窪み深さに依存することは認識されていたが、そ
の正確な特性については認識されておらず、図13に示
す領域D1のように、窪み深さが比較的浅い状態(4〜
7nm程度)でMOSトランジスタを形成していた。
【0084】これに対し、発明者等は広範囲に渡って窪
み深さを種々変化させ、図13に示すような、しきい値
電圧の依存性に関するデータを取得した。
【0085】その結果、図13に示すように、活性領域
周囲の窪み深さが10nm以上となって、比較的深くな
った場合、例えば領域D2においては活性領域周囲の窪
み深さが多少変動しても、しきい値電圧は、殆ど変動し
ないということが判明した。
【0086】ここで、活性領域周囲の窪み深さが10n
m以上になると、しきい値電圧の変動範囲は0.03〜
0.04Vとなり、最大変動幅の5〜10%となる。
【0087】このように、活性領域3Aの周囲の窪み部
DPの深さを最低でも10nm程度とすることで、窪み
部DPの深さがばらついても、逆狭チャネル効果に起因
するしきい値電圧のばらつきを抑制することができ、半
導体装置の製造歩留まりを向上することができる。
【0088】なお、製造時のばらつきを考慮したとき、
各々の半導体装置において、最も窪み部DPが浅い半導
体装置でも、窪み部DPが10nm以上あれば良い。
【0089】ここで、MOSトランジスタ100におい
ては、しきい値電圧が多少なりともばらつくが、ゲート
酸化膜GX1の膜厚(4〜12nm)が厚く、駆動電圧
が1.8〜5Vと高く、しきい値電圧も0.4〜1.5
Vと高いので、しきい値電圧のばらつきに対する許容範
囲は、薄膜部BRにおけるMOSトランジスタ200よ
りも広いので、製造歩留まりへの影響は少ない。
【0090】なお、活性領域3Aの周囲の窪み部DPの
深さを10nm程度とするには、図7に示す工程でのウ
エットエッチング時間を従来よりも長くすれば良い。
【0091】例えば、従来のエッチングにより深さ5n
m程度の窪み部が形成されていたとすれば、エッチング
時間を従来の倍にすれば、窪み部DPの深さを10nm
程度にできる。
【0092】なお、MOSトランジスタ100において
は、入出力回路(入力回路と出力回路とが個々に設けら
れている場合も含む)等の比較的高い耐圧(5〜10
V)を要する回路部に適している。
【0093】また、図1に示す薄膜部BRにおけるMO
Sトランジスタ200においては、活性領域3Bの周囲
が窪んでいないので、逆狭チャネル効果によるMOSト
ランジスタのしきい値の低下が発生しない。
【0094】このため、高速動作を必要とするロジック
回路等を構成するMOSトランジスタ(ゲート酸化膜の
膜厚:1〜4nm、駆動電圧:0.8〜1.8V、しき
い値電圧:0.15〜0.6V)に適した構成となって
いる。
【0095】なお、入出力回路の駆動電圧は標準的には
2.5Vや3.3Vを使用し、内部回路を用いて0.8
〜1.8Vの電圧に変換してロジック回路等の駆動電圧
として使用する。
【0096】また、厚膜部ARは、上述したように入出
力回路を構成する半導体素子を形成するのに適し、薄膜
部BRは、アナログ回路を構成する半導体素子を形成す
るのにも適する。
【0097】すなわち、アナログ回路においてはゲイン
を確保するために、トランスコンダクタが大きいことが
求められる。そこで、アナログ回路と入出力回路を同一
基板上に形成する場合、アナログ回路において低いしき
い値電圧を有する薄膜部BRのMOSトランジスタ20
0を用いることで、トランスコンダクタが大きくなり、
大きなゲインを確保することができる。また、さらに、
薄膜部BRの活性領域3Bの周囲に窪みが形成されるこ
とを抑制することで、しきい値電圧の変動が抑制され、
安定したトランジスタ動作を確保できる。
【0098】<B.実施の形態2> <B−1.装置構成>図14および図15を用いて、本
発明に係るデュアルオキサイドプロセスで形成された2
種類のMOSトランジスタ300および400について
説明する。
【0099】図14にMOSトランジスタ300および
400のゲートの長手方向での断面形状を示し、図15
はゲートの短手方向での断面形状を示す。
【0100】図14および図15に示すように、MOS
トランジスタ300は厚膜部ARに形成されるゲート酸
化膜の厚さが比較的厚いMOSトランジスタであり、M
OSトランジスタ400は薄膜部BRに形成されるゲー
ト酸化膜の厚さが比較的薄いMOSトランジスタであ
る。
【0101】図14および図15に示すように、薄膜部
BRの活性領域3Bを規定する分離絶縁膜2のMOSト
ランジスタ400側の端縁部が抉れており、その結果、
活性領域3Bの端縁部に窪み部DPが形成されている
が、厚膜部ARにおいては分離絶縁膜2のMOSトラン
ジスタ300側の端縁部は抉れていない構造となってい
る。
【0102】なお、その他、図1および図2を用いて説
明したMOSトランジスタ100および200と同一の
構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略
する。
【0103】<B−2.製造方法>次に、MOSトラン
ジスタ300および400の製造方法について、製造工
程を順に示す図16〜図20を用いて説明する。
【0104】まず、図16に示す工程において、半導体
基板1の表面内に分離絶縁膜2を選択的に形成して活性
領域3Aおよび3Bを規定する。その後、熱酸化膜(図
では省略)を形成した後、活性領域3Aおよび3B内に
ウエル注入およびチャネル注入の不純物イオン注入を行
って、ウエル領域4Aおよび4B、チャネル注入領域5
Aおよび5Bを形成する。
【0105】ここで、ウエル注入および、チャネルカッ
ト層を形成するためのイオン注入条件は、実施の形態1
において説明した条件と同じであり、また、チャネル注
入の条件も実施の形態1において説明した条件と同じで
ある。
【0106】次に、図17に示す工程において、活性領
域3Aおよび3Bの主面表面を熱酸化して、第3の厚さ
の酸化膜OX13を形成する。ここで、第3の厚さは、
後に形成するゲート酸化膜GX1およびGX2の厚さ
を、それぞれ第1および第2の厚さとした場合、第1の
厚さ−第2の厚さ=第3の厚さとなるように規定され
る。
【0107】次に、図18に示す工程において、厚膜部
ARを覆うように写真製版技術によってレジストパター
ンRM11を形成する。
【0108】その後、薄膜部BRの酸化膜OX13を従
来の所定時間よりも長時間のウエットエッチングにより
除去して、活性領域3Aの周囲に深い窪み部DPを形成
する。例えば、従来のエッチングにより深さ5nm程度
の窪み部が形成されていたとすれば、エッチング時間を
従来の倍にすれば、窪み部DPの深さを10nm程度に
できる。
【0109】次に、レジストパターンRM11を除去し
た後、図19に示す工程において、熱酸化法あるいはC
VD法により、酸化膜OX13の厚さを増して活性領域
3A上に第1の厚さのゲート酸化膜GX1を形成する。
このとき、活性領域3B上には第2の厚さのゲート酸化
膜GX2が形成されることになる。
【0110】次に、図20に示す工程において、ゲート
酸化膜GX1およびGX2を覆うようにゲート電極GT
1およびGT2となる導体層CLを形成する。
【0111】この後、導体層CLをパターニングしてゲ
ート電極GT1およびGT2を形成し、ゲート電極GT
1およびGT2をマスクとしてイオン注入を行い、活性
領域3Aおよび3Bのそれぞれにおいてソース・ドレイ
ン領域SDAおよびSDBを形成する。
【0112】ここで、ソース・ドレイン注入のイオン注
入条件は、実施の形態1において説明した条件と同じで
ある。
【0113】そして、全域に渡って層間絶縁膜6〜8を
順次積層した後、層間絶縁膜6〜8を貫通してソース・
ドレイン領域SDAおよびSDBに達するコンタクト部
9Aおよび9Bを形成することで、図14および図15
に示すMOSトランジスタ300および400を得る。
【0114】<B−3.作用効果>図19に示す段階で
の活性領域3Bの周囲の窪み部DPの深さは、活性領域
3Bの主面表面から窪み部DPの最深部までの深さで定
義すると、最低でも10nm(100Å)程度とするこ
とが望ましく、そのためには、図18に示す工程で形成
する窪み部DPの深さは、酸化膜OX13の形成による
活性領域3Bの主面位置の低下を考慮して設定すること
が望ましい。
【0115】なお、活性領域3Bの周囲の窪み部DPの
深さを10nm程度とするには、図7に示す工程でのウ
エットエッチング時間を従来よりも長くすれば良い。
【0116】例えば、従来のエッチングにより深さ5n
m程度の窪み部が形成されていたとすれば、エッチング
時間を従来の倍にすれば、窪み部DPの深さを10nm
程度にできる。
【0117】このように、活性領域3Bの周囲の窪み部
DPの深さを最低でも10nm程度とすることで、窪み
部DPの深さがばらついても、逆狭チャネル効果に起因
するしきい値電圧のばらつきを抑制することができ、半
導体装置の製造歩留まりを向上することができる。その
理由については実施の形態1において説明した通りであ
る。
【0118】また、図14に示す厚膜部ARにおけるM
OSトランジスタ300においては、活性領域3Aの周
囲が殆ど窪んでおらず、窪んでいるとしても僅かである
ので、逆狭チャネル効果によるMOSトランジスタのし
きい値の低下が発生しない。
【0119】このため、例えば、eRAM(embeded R
AM)内のメモリーセルに適した構成であり、サブリー
ク電流やリフレッシュ特性の劣化といった問題を抑制で
きる効果がある。
【0120】また、厚膜部ARは、実施の形態1におい
て説明したように入出力回路を構成する半導体素子を形
成するのに適し、薄膜部BRは、アナログ回路を構成す
る半導体素子を形成するのにも適する。
【0121】すなわち、アナログ回路においてはゲイン
を確保するために、トランスコンダクタが大きいことが
求められる。そこで、アナログ回路と入出力回路を同一
基板上に形成する場合、アナログ回路において低いしき
い値電圧を有する薄膜部BRのMOSトランジスタ40
0を用いることで、トランスコンダクタが大きくなり、
大きなゲインを確保することができる。また、さらに、
薄膜部BRの活性領域3Bの周囲に最低でも10nm程
度の窪み部DPを形成することで、しきい値電圧の変動
が抑制され、安定したトランジスタ動作を確保できる。
【0122】<C.実施の形態3> <C−1.装置構成>図21および図22を用いて、本
発明に係るデュアルオキサイドプロセスで形成された2
種類のMOSトランジスタ500および600について
説明する。
【0123】図21にMOSトランジスタ500および
600のゲートの長手方向での断面形状を示し、図22
はゲートの短手方向での断面形状を示す。
【0124】図21および図22に示すように、MOS
トランジスタ500は厚膜部ARに形成されるゲート酸
化膜の厚さが比較的厚いMOSトランジスタであり、M
OSトランジスタ600は薄膜部BRに形成されるゲー
ト酸化膜の厚さが比較的薄いMOSトランジスタであ
る。
【0125】図21および図22に示すように、厚膜部
ARおよび薄膜部BRの活性領域3Aおよび3Bを規定
する分離絶縁膜2の、MOSトランジスタ500および
600側の端縁部が抉れており、その結果、活性領域3
Aおよび3Bの端縁部に窪み部DP(第1および第2の
窪み部)が形成されている。
【0126】なお、その他、図1および図2を用いて説
明したMOSトランジスタ100および200と同一の
構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略
する。
【0127】<C−2.製造方法>次に、MOSトラン
ジスタ500および600の製造方法について、製造工
程を順に示す図23〜図27を用いて説明する。
【0128】まず、図3および図4を用いて説明した工
程を経て、活性領域3Aおよび3B上に熱酸化法により
酸化膜OX11を形成した後、活性領域3Aおよび3B
内にウエル注入およびチャネル注入の不純物イオン注入
を行って、ウエル領域4Aおよび4B、チャネル注入領
域5Aおよび5Bを形成する。
【0129】次に、図23に示す工程において、シリコ
ン酸化膜のウエットエッチングを行い、酸化膜OX11
を除去するとともに、分離絶縁膜2の端縁部を併せて除
去し、活性領域3Aおよび3Bの周囲に深い窪み部DP
を形成する。
【0130】次に、図24に示す工程において、全面に
渡って、厚さ5〜30nm(50〜300Å)のシリコ
ン窒化膜SN1を形成する。
【0131】次に、図25に示す工程において、厚膜部
ARのみシリコン窒化膜SN1が除去されるように、ウ
エットエッチングによりシリコン窒化膜SN1を選択的
に除去し、薄膜部BRにはシリコン窒化膜SN1を残し
た状態で、活性領域3Aの表面のみに第3の厚さの酸化
膜OX13を形成する。ここで、第3の厚さとは、後に
形成するゲート酸化膜GX1およびGX2の厚さを、そ
れぞれ第1厚さおよび第2の厚さとした場合、第1の厚
さ−第2の厚さ=第3の厚さとなるように規定される。
【0132】次に、図26に示す工程において、エッチ
ングを行い、薄膜部BRに残るシリコン窒化膜SN1を
除去する。このエッチングにおいては、シリコン酸化膜
が除去されない条件を選ぶことにより、厚膜部ARおよ
び薄膜部BRにおいてはシリコン酸化膜は殆ど除去され
ない。その後、熱酸化法あるいはCVD法により、酸化
膜OX13の厚さを増して活性領域3A上に第1の厚さ
のゲート酸化膜GX1を形成する。このとき、活性領域
3B上には第2の厚さのゲート酸化膜GX2が形成され
ることになる。
【0133】次に、図27に示す工程において、ゲート
酸化膜GX1およびGX2を覆うようにゲート電極GT
1およびGT2となる導体層CLを形成する。
【0134】この後、導体層CLをパターニングしてゲ
ート電極GT1およびGT2を形成し、ゲート電極GT
1およびGT2をマスクとしてイオン注入を行い、活性
領域3Aおよび3Bのそれぞれにおいてソース・ドレイ
ン領域SDAおよびSDBを形成する。
【0135】ここで、ソース・ドレイン注入のイオン注
入条件は、実施の形態1において説明した条件と同じで
ある。
【0136】そして、全域に渡って層間絶縁膜6〜8を
順次積層した後、層間絶縁膜6〜8を貫通してソース・
ドレイン領域SDAおよびSDBに達するコンタクト部
9Aおよび9Bを形成することで、図21および図22
に示すMOSトランジスタ500および600を得る。
【0137】<C−3.作用効果>図26に示す段階で
の活性領域3Aおよび3Bの周囲の窪み部DPの深さ
は、活性領域3Aおよび3Bの主面表面から窪み部DP
の最深部までの深さで定義すると、最低でも10nm
(100Å)程度とすることが望ましく、そのために
は、図23に示す工程で形成する窪み部DPの深さは、
酸化膜OX13およびゲート酸化膜GX2の形成による
活性領域3Aおよび3Bの主面位置の低下を考慮して設
定することが望ましい。
【0138】なお、活性領域3Aおよび3Bの周囲の窪
み部DPの深さを10nm程度とするには、図23に示
す工程でのウエットエッチング時間を従来よりも長くす
れば良い。
【0139】例えば、従来のエッチングにより深さ5n
m程度の窪み部が形成されていたとすれば、エッチング
時間を従来の倍にすれば、窪み部DPの深さを10nm
程度にできる。
【0140】このように、活性領域3Aおよび3Bの周
囲の窪み部DPの深さを最低でも10nm程度とするこ
とで、窪み部DPの深さがばらついても、逆狭チャネル
効果に起因するしきい値電圧のばらつきを抑制すること
ができ、半導体装置の製造歩留まりを向上することがで
きる。その理由については実施の形態1において説明し
た通りである。
【0141】また、厚膜部ARは、実施の形態1におい
て説明したように入出力回路を構成する半導体素子を形
成するのに適し、薄膜部BRは、アナログ回路を構成す
る半導体素子を形成するのにも適する。
【0142】すなわち、アナログ回路においてはゲイン
を確保するために、トランスコンダクタが大きいことが
求められる。そこで、アナログ回路と入出力回路を同一
基板上に形成する場合、アナログ回路において低いしき
い値電圧を有する薄膜部BRのMOSトランジスタ60
0を用いることで、トランスコンダクタが大きくなり、
大きなゲインを確保することができる。また、さらに、
薄膜部BRの活性領域3Bの周囲に最低でも10nm程
度の窪み部DPを形成することで、しきい値電圧の変動
が抑制され、安定したトランジスタ動作を確保できる。
【0143】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載の半導体装置
によれば、第1または第2の活性領域を規定する分離絶
縁膜の、第1または第2の活性領域側の端縁部が抉れ、
第1または第2の活性領域の端縁部の周囲に窪み部を備
え、窪み部の深さが、窪み部の深さの変化に対する第1
または第2のトランジスタのしきい値電圧の変動特性に
おいて、第1または第2のトランジスタのしきい値電圧
がほぼ一定となる深さに設定されているので、窪み部の
深さがばらついても、逆狭チャネル効果に起因するしき
い値電圧のばらつきを抑制することができ、半導体装置
の製造歩留まりを向上することができる。
【0144】本発明に係る請求項2記載の半導体装置に
よれば、窪み部の深さを、より具体的に設定できる。
【0145】本発明に係る請求項3記載の半導体装置に
よれば、窪み部の深さを、より具体的に設定できる。
【0146】本発明に係る請求項4記載の半導体装置に
よれば、例えば、窪み部の深さを逆狭チャネル効果に起
因するしきい値電圧のばらつきを確実に抑制できる程度
に深くすることで、しきい値電圧のばらつきを抑制する
ことができる。
【0147】本発明に係る請求項5記載の半導体装置に
よれば、窪み部の深さを、より具体的に設定できる。
【0148】本発明に係る請求項6記載の半導体装置に
よれば、より現実的な半導体装置の構成が得られる。
【0149】本発明に係る請求項7記載の半導体装置に
よれば、第1の活性領域の周囲に第1の窪み部を備え、
第1の窪み部の深さが、第1の活性領域の主面表面から
第1の窪み部の最深部までの垂直方向の長さで規定さ
れ、第1の窪み部の深さを10nm以上とすることで、
第1のトランジスタの逆狭チャネル効果に起因するしき
い値電圧のばらつきを確実に抑制できる。
【0150】本発明に係る請求項8記載の半導体装置に
よれば、第2の活性領域の周囲に第2の窪み部を備え、
第2の窪み部の深さを10nm以上とすることで、第1
および第2のトランジスタの逆狭チャネル効果に起因す
るしきい値電圧のばらつきを確実に抑制できる。
【0151】本発明に係る請求項9記載の半導体装置に
よれば、第2の活性領域の周囲に第2の窪み部を備える
ので、例えば、窪み部の深さを逆狭チャネル効果に起因
するしきい値電圧のばらつきを確実に抑制できる程度に
深くすることで、しきい値電圧のばらつきを抑制するこ
とができる。
【0152】本発明に係る請求項10記載の半導体装置
によれば、アナログ回路と入出力回路を同一基板上に形
成する場合に適した構成が得られる。
【0153】本発明に係る請求項11記載の半導体装置
の製造方法によれば、厚さの異なる第1および第2のゲ
ート絶縁膜を有する、2種類のトランジスタを形成する
ことができ、その過程において第1の活性領域の端縁部
の周囲に、その深さの変化に対する第1のトランジスタ
のしきい値電圧の変動特性において、第1のトランジス
タのしきい値電圧がほぼ一定となるように窪み部を有す
るので、窪み部の深さがばらついても、逆狭チャネル効
果に起因するしきい値電圧のばらつきを抑制することが
でき、半導体装置の製造歩留まりを向上することができ
る。
【0154】本発明に係る請求項12記載の半導体装置
の製造方法によれば、窪み部の深さを、より具体的に設
定できる。
【0155】本発明に係る請求項13記載の半導体装置
の製造方法によれば、厚さの異なる第1および第2のゲ
ート絶縁膜を有する、2種類のトランジスタを形成する
ことができ、その過程において第1の活性領域の端縁部
の周囲に、その深さが10nm以上の窪み部を有するの
で、窪み部の深さがばらついても、逆狭チャネル効果に
起因するしきい値電圧のばらつきを抑制することがで
き、半導体装置の製造歩留まりを向上することができ
る。
【0156】本発明に係る請求項14記載の半導体装置
の製造方法によれば、厚さの異なる第1および第2のゲ
ート絶縁膜を有する、2種類のトランジスタを形成する
ことができ、その過程において第2の活性領域の端縁部
の周囲に、その深さの変化に対する第2のトランジスタ
のしきい値電圧の変動特性において、第2のトランジス
タのしきい値電圧がほぼ一定となるように窪み部を有す
るので、窪み部の深さがばらついても、逆狭チャネル効
果に起因するしきい値電圧のばらつきを抑制することが
でき、半導体装置の製造歩留まりを向上することができ
る。
【0157】本発明に係る請求項15記載の半導体装置
の製造方法によれば、窪み部の深さを、より具体的に設
定できる。
【0158】本発明に係る請求項16記載の半導体装置
の製造方法によれば、厚さの異なる第1および第2のゲ
ート絶縁膜を有する、2種類のトランジスタを形成する
ことができ、その過程において第2の活性領域の端縁部
の周囲に、その深さが10nm以上の窪み部を有するの
で、窪み部の深さがばらついても、逆狭チャネル効果に
起因するしきい値電圧のばらつきを抑制することがで
き、半導体装置の製造歩留まりを向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態1の半導体装置の構
成を説明する断面図である。
【図2】 本発明に係る実施の形態1の半導体装置の構
成を説明する断面図である。
【図3】 本発明に係る実施の形態1の半導体装置の製
造工程を説明する断面図である。
【図4】 本発明に係る実施の形態1の半導体装置の製
造工程を説明する断面図である。
【図5】 本発明に係る実施の形態1の半導体装置の製
造工程を説明する断面図である。
【図6】 本発明に係る実施の形態1の半導体装置の製
造工程を説明する断面図である。
【図7】 本発明に係る実施の形態1の半導体装置の製
造工程を説明する断面図である。
【図8】 本発明に係る実施の形態1の半導体装置の製
造工程を説明する断面図である。
【図9】 本発明に係る実施の形態1の半導体装置の製
造工程を説明する断面図である。
【図10】 本発明に係る実施の形態1の半導体装置の
製造工程を説明する断面図である。
【図11】 本発明に係る実施の形態1の半導体装置の
製造工程を説明する断面図である。
【図12】 本発明に係る実施の形態1の半導体装置の
部分構成を示す図である。
【図13】 活性領域周囲の窪み部の深さの変動に対す
るしきい値電圧の依存特性を示す図である。
【図14】 本発明に係る実施の形態2の半導体装置の
構成を説明する断面図である。
【図15】 本発明に係る実施の形態2の半導体装置の
構成を説明する断面図である。
【図16】 本発明に係る実施の形態2の半導体装置の
製造工程を説明する断面図である。
【図17】 本発明に係る実施の形態2の半導体装置の
製造工程を説明する断面図である。
【図18】 本発明に係る実施の形態2の半導体装置の
製造工程を説明する断面図である。
【図19】 本発明に係る実施の形態2の半導体装置の
製造工程を説明する断面図である。
【図20】 本発明に係る実施の形態2の半導体装置の
製造工程を説明する断面図である。
【図21】 本発明に係る実施の形態3の半導体装置の
構成を説明する断面図である。
【図22】 本発明に係る実施の形態3の半導体装置の
構成を説明する断面図である。
【図23】 本発明に係る実施の形態3の半導体装置の
製造工程を説明する断面図である。
【図24】 本発明に係る実施の形態3の半導体装置の
製造工程を説明する断面図である。
【図25】 本発明に係る実施の形態3の半導体装置の
製造工程を説明する断面図である。
【図26】 本発明に係る実施の形態3の半導体装置の
製造工程を説明する断面図である。
【図27】 本発明に係る実施の形態3の半導体装置の
製造工程を説明する断面図である。
【図28】 従来の半導体装置の構成を説明する断面図
である。
【図29】 従来の半導体装置の構成を説明する断面図
である。
【図30】 従来の半導体装置の製造工程を説明する断
面図である。
【図31】 従来の半導体装置の製造工程を説明する断
面図である。
【図32】 従来の半導体装置の製造工程を説明する断
面図である。
【図33】 従来の半導体装置の製造工程を説明する断
面図である。
【図34】 従来の半導体装置の製造工程を説明する断
面図である。
【図35】 従来の半導体装置の部分構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 分離絶縁膜、3A,3B 分離絶縁膜、DP 窪み
部、GX1,GX2ゲート酸化膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F032 AA35 AA36 AA44 AA84 BA01 CA01 CA03 CA17 DA22 DA28 5F048 AB01 AB03 AC01 BB01 BB14 BB15 BB16 BD01 BD04 BD10 BE03 BE04 BF15 BF16 BG01 BG13 BH07 5F083 AD01 NA01 PR05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板の表面内に選択的に配設された分離絶縁
    膜と、 前記分離絶縁膜によって規定される第1および第2の活
    性領域上に配設される第1および第2のトランジスタを
    備えた半導体装置であって、 前記第1のトランジスタは、 前記第1の活性領域上に選択的に配設された第1の厚さ
    を有する第1のゲート絶縁膜を有し、 前記第2のトランジスタは、 前記第2の活性領域上に選択的に配設された第2の厚さ
    を有する第2のゲート絶縁膜を有し、 前記第1の厚さは前記第2の厚さよりも厚く、 前記第1または第2の活性領域を規定する前記分離絶縁
    膜の、前記第1または第2の活性領域側の端縁部が抉
    れ、前記第1または第2の活性領域の端縁部の周囲に窪
    み部を備え、 前記窪み部の深さは、該窪み部の深さの変化に対する前
    記第1または第2のトランジスタのしきい値電圧の変動
    特性において、前記第1または第2のトランジスタのし
    きい値電圧がほぼ一定となる深さに設定される、半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1または第2のトランジスタのし
    きい値電圧がほぼ一定となる深さは、 前記第1または第2のトランジスタのしきい値電圧の変
    動幅が、前記変動特性における最大変動幅の5ないし1
    0%の範囲となる深さである、請求項1記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 前記窪み部の深さは、 前記第1の活性領域の主面表面から前記窪み部の最深部
    までの垂直方向の長さで規定され、 前記窪み部の深さは10nm以上である、請求項1記載
    の半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板と、 前記半導体基板の表面内に選択的に配設された分離絶縁
    膜と、 前記分離絶縁膜によって規定される第1および第2の活
    性領域上に配設される第1および第2のトランジスタを
    備えた半導体装置であって、 前記第1のトランジスタは、 前記第1の活性領域上に選択的に配設された第1の厚さ
    を有する第1のゲート絶縁膜を有し、 前記第2のトランジスタは、 前記第2の活性領域上に選択的に配設された第2の厚さ
    を有する第2のゲート絶縁膜を有し、 前記第1の厚さは前記第2の厚さよりも厚く、 前記第1の活性領域を規定する前記分離絶縁膜の、前記
    第1の活性領域側の端縁部が抉れ、前記第1の活性領域
    の端縁部の周囲に窪み部を備えた半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記窪み部の深さは、 前記第1の活性領域の主面表面から前記窪み部の最深部
    までの垂直方向の長さで規定され、 前記窪み部の深さは10nm以上である、請求項4記載
    の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の活性領域を規定する前記分離
    絶縁膜の、前記第2の活性領域側の端縁部が抉れ、前記
    第2の活性領域の端縁部の周囲に、前記第1の活性領域
    の端縁部の周囲の窪み部よりも浅い、浅い窪み部をさら
    に備える、請求項5記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 半導体基板と、 前記半導体基板の表面内に選択的に配設された分離絶縁
    膜と、 前記分離絶縁膜によって規定される第1の活性領域上に
    配設される第1のトランジスタを備えた半導体装置であ
    って、 前記第1のトランジスタは、 前記第1の活性領域上に選択的に配設された第1の厚さ
    を有する第1のゲート絶縁膜を有し、 前記第1の活性領域を規定する前記分離絶縁膜の、前記
    第1の活性領域側の端縁部が抉れ、前記第1の活性領域
    の端縁部の周囲に第1の窪み部を備え、 前記第1の窪み部の深さは、 前記第1の活性領域の主面表面から前記第1の窪み部の
    最深部までの垂直方向の長さで規定され、 前記第1の窪み部の深さは10nm以上である、半導体
    装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体基板の表面内の前記第1の活
    性領域と異なる領域に、前記分離絶縁膜によって規定さ
    れた第2の活性領域上に配設された第2のトランジス
    タ、をさらに備え、 前記第2のトランジスタは、 前記第2の活性領域上に選択的に配設された第2の厚さ
    を有する第2のゲート絶縁膜を有し、 前記第1の厚さは前記第2の厚さよりも厚く、 前記第2の活性領域を規定する前記分離絶縁膜の、前記
    第2の活性領域側の端縁部が抉れ、前記第2の活性領域
    の端縁部の周囲に第2の窪み部を備え、 前記第2の窪み部の深さは、 前記第2の活性領域の主面表面から前記第2の窪み部の
    最深部までの垂直方向の長さで規定され、 前記第2の窪み部の深さは10nm以上である、請求項
    7記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記半導体基板の表面内の前記第1の活
    性領域と異なる領域に、前記分離絶縁膜によって規定さ
    れた第2の活性領域上に配設された第2のトランジス
    タ、をさらに備え、 前記第2のトランジスタは、 前記第2の活性領域上に選択的に配設された第2の厚さ
    を有する第2のゲート絶縁膜を有し、 前記第1の厚さは前記第2の厚さよりも厚く、 前記第2の活性領域を規定する前記分離絶縁膜の、前記
    第2の活性領域側の端縁部が抉れ、前記第2の活性領域
    の端縁部の周囲に第2の窪み部を備える、請求項7記載
    の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記第1のトランジスタは、入出力回
    路を構成するトランジスタを含み、 前記第2のトランジスタは、アナログ回路を構成するト
    ランジスタを含む、請求項1、請求項6、請求項7およ
    び請求項9の何れかに記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 (a)半導体基板の表面内に選択的に分
    離絶縁膜を形成し、第1および第2の活性領域を規定す
    る工程と、 (b)全面に渡ってシリコン窒化膜を形成する工程と、 (c)前記第1の活性領域上および、その周囲の前記分離
    絶縁膜の前記第1の活性領域側の端縁部上から前記シリ
    コン窒化膜を除去するステップと、 (d)残りの前記シリコン窒化膜をマスクとして、前記第
    1の活性領域の周囲の前記分離絶縁膜の前記第1の活性
    領域側の端縁部を除去して、前記第1の活性領域の端縁
    部の周囲に窪み部を形成するステップと、 (e)前記第1の活性領域の表面に絶縁膜を形成する工程
    と、 (f)残りの前記シリコン窒化膜を除去した後、前記絶縁
    膜を厚くして第1の厚さの第1のゲート絶縁膜を形成す
    るとともに、前記第2の活性領域の表面に、前記絶縁膜
    の厚さの増加分に相当する厚さの第2のゲート絶縁膜を
    形成する工程と、を備え、 前記工程(d)は、 前記窪み部の深さの変化に対する前記第1のトランジス
    タのしきい値電圧の変動特性において、前記第1のトラ
    ンジスタのしきい値電圧がほぼ一定となる深さに前記窪
    み部を形成する工程を含む、半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第1のトランジスタのしきい値電
    圧がほぼ一定となる深さは、 前記第1のトランジスタのしきい値電圧の変動幅が、前
    記変動特性における最大変動幅の5ないし10%の範囲
    となる深さである、請求項11記載の半導体装置の製造
    方法。
  13. 【請求項13】 (a)半導体基板の表面内に選択的に分
    離絶縁膜を形成し、第1および第2の活性領域を規定す
    る工程と、 (b)全面に渡ってシリコン窒化膜を形成する工程と、 (c)前記第1の活性領域上および、その周囲の前記分離
    絶縁膜の前記第1の活性領域側の端縁部上から前記シリ
    コン窒化膜を除去するステップと、 (d)残りの前記シリコン窒化膜をマスクとして、前記第
    1の活性領域の周囲の前記分離絶縁膜の前記第1の活性
    領域側の端縁部を除去して、前記第1の活性領域の端縁
    部の周囲に窪み部を形成するステップと、 (e)前記第1の活性領域の表面に絶縁膜を形成する工程
    と、 (f)残りの前記シリコン窒化膜を除去した後、前記絶縁
    膜を厚くして第1の厚さの第1のゲート絶縁膜を形成す
    るとともに、前記第2の活性領域の表面に、前記絶縁膜
    の厚さの増加分に相当する厚さの第2のゲート絶縁膜を
    形成する工程と、を備え、 前記窪み部の深さは、前記第1の活性領域の主面表面か
    ら前記窪み部の最深部までの垂直方向の長さで規定さ
    れ、 前記工程(d)は、前記窪み部の深さが10nm以上とな
    るように、前記窪み部を形成する工程を含む、半導体装
    置の製造方法。
  14. 【請求項14】 (a)半導体基板の表面内に選択的に分
    離絶縁膜を形成し、第1および第2の活性領域を規定す
    る工程と、 (b)前記第1および第2の活性領域の表面に絶縁膜を形
    成する工程と、 (c)前記第1の活性領域上の前記絶縁膜および、その周
    囲の前記分離絶縁膜の前記第1の活性領域側の端縁部上
    を覆うように選択的にレジストパターンを形成する工程
    と、 (d)前記レジストパターンをマスクとして、前記第2の
    活性領域上の前記絶縁膜および、前記第2の活性領域の
    周囲の前記分離絶縁膜の前記第2の活性領域側の端縁部
    を除去して、前記第2の活性領域の端縁部の周囲に窪み
    部を形成するステップと、 (e)前記レジストパターンを除去した後、前記絶縁膜を
    厚くして第1の厚さの第1のゲート絶縁膜を形成すると
    ともに、前記第2の活性領域の表面に、前記絶縁膜の厚
    さの増加分に相当する厚さの第2のゲート絶縁膜を形成
    する工程と、を備え、 前記工程(d)は、 前記窪み部の深さの変化に対する前記第2のトランジス
    タのしきい値電圧の変動特性において、前記第2のトラ
    ンジスタのしきい値電圧がほぼ一定となる深さに前記窪
    み部を形成する工程を含む、半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記第2のトランジスタのしきい値電
    圧がほぼ一定となる深さは、 前記第2のトランジスタのしきい値電圧の変動幅が、前
    記変動特性における最大変動幅の5ないし10%の範囲
    となる深さである、請求項14記載の半導体装置の製造
    方法。
  16. 【請求項16】 (a)半導体基板の表面内に選択的に分
    離絶縁膜を形成し、第1および第2の活性領域を規定す
    る工程と、 (b)前記第1および第2の活性領域の表面に絶縁膜を形
    成する工程と、 (c)前記第1の活性領域上の前記絶縁膜および、その周
    囲の前記分離絶縁膜の前記第1の活性領域側の端縁部上
    を覆うように選択的にレジストパターンを形成する工程
    と、 (d)前記レジストパターンをマスクとして、前記第2の
    活性領域上の前記絶縁膜および、前記第2の活性領域の
    周囲の前記分離絶縁膜の前記第2の活性領域側の端縁部
    を除去して、前記第2の活性領域の端縁部の周囲に窪み
    部を形成するステップと、 (e)前記レジストパターンを除去した後、前記絶縁膜を
    厚くして第1の厚さの第1のゲート絶縁膜を形成すると
    ともに、前記第2の活性領域の表面に、前記絶縁膜の厚
    さの増加分に相当する厚さの第2のゲート絶縁膜を形成
    する工程と、を備え、 前記窪み部の深さは、前記第1の活性領域の主面表面か
    ら前記窪み部の最深部までの垂直方向の長さで規定さ
    れ、 前記工程(d)は、前記窪み部の深さが10nm以上とな
    るように、前記窪み部を形成する工程を含む、半導体装
    置の製造方法。
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