JP2002245560A - 監視システム - Google Patents

監視システム

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JP2002245560A
JP2002245560A JP2001042478A JP2001042478A JP2002245560A JP 2002245560 A JP2002245560 A JP 2002245560A JP 2001042478 A JP2001042478 A JP 2001042478A JP 2001042478 A JP2001042478 A JP 2001042478A JP 2002245560 A JP2002245560 A JP 2002245560A
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pan
persons
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JP2001042478A
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English (en)
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Kazuo Shinohara
一夫 篠原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 店舗での犯罪防止などのために重要な監視映
像を自動的に鮮明に記録する。また、撮像装置の電源が
落とされても重要な映像を撮像する。 【解決手段】 人物検出装置20は撮像装置11、12
によりそれぞれ撮像された映像に基づいて、各監視エリ
ア内の人数をカウントし、人数が0人又は複数の状態か
ら1人になった場合に撮像装置がその1人に対してパン
及びチルトしてズームアップするように制御する。ま
た、人物検出装置は2台の撮像装置のいずれかからの映
像信号が無信号になった場合に、その監視エリアに対し
て他の撮像装置がパン、チルトして撮像するように制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンビニエンスス
トアや銀行などにおいて複数の監視カメラにより撮像し
て監視する監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にコンビニエンスストアなど深夜に
営業している店では、客が一人もいないときに窃盗や強
盗などの犯罪が生じやすい。従来の監視システムの例と
してコンビニエンスストアの場合を挙げると、例えば店
内を2つの領域に分割し、2つの監視エリアをそれぞれ
撮像する2台の撮像装置を配したものが知られている。
また、店の入り口を撮像する撮像装置を別途設ける場合
もある。図8はかかる従来の監視システムを示し、撮像
装置11、12により撮像された各映像信号は、切替部
3により選択されて、例えばタイムラプスVTRなどの
記録装置4により記録される。また、撮像装置11、1
2により現在撮像されている映像信号と記録装置4によ
り記録された映像信号は表示装置5により表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の監視システムでは、記録装置4により記録された映
像を後から再生しても見にくい場合が多く、顔を特定し
にくいという問題点がある。また、エンドレステープや
エンドレスでないテープに常時記録しても、犯人にテー
プを持ち出されてしまうと、重要な記録映像を利用でき
ないという問題点がある。また、撮像装置11、12の
いずれかの電源が何者かにより故意に落とされると、重
要な映像を撮像、記録することができないという問題点
がある。
【0004】本発明は上記従来例の問題点に鑑み、重要
な監視映像を自動的に鮮明に記録することができる監視
システムを提供することを目的とする。本発明はまた、
撮像装置の電源が落とされても重要な映像を撮像するこ
とができる監視システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、監視エリアを撮像するズーム機能、パン及
びチルト機能付き撮像手段と、前記撮像手段により撮像
された映像に基づいて監視エリア内の人数を計測する人
数計測部と、前記人数計測部で計測した人数が0人の状
態から1人になった場合に前記撮像手段がその1人に対
してパン及びチルトしてズームアップするように制御す
る制御手段とを、有するように構成した。上記構成によ
り、人数が0人の状態から1人になった場合にその1人
に対してパン及びチルトし、ズームアップして撮像する
ので、重要な監視映像を自動的に鮮明に記録することが
できる。
【0006】本発明はまた、上記目的を達成するため
に、監視エリアを撮像するズーム機能、パン及びチルト
機能付き撮像手段と、前記撮像手段により撮像された映
像に基づいて監視エリア内の人数を計測する人数計測部
と、前記人数計測部で計測した人数が複数の状態から1
人になった場合に前記撮像手段がその1人に対してパン
及びチルトしてズームアップするように制御する制御手
段とを、有するように構成した。上記構成により、人数
が複数の状態から1人になった場合にその1人に対して
パン及びチルトし、ズームアップして撮像するので、重
要な監視映像を自動的に鮮明に記録することができる。
【0007】本発明はまた、上記目的を達成するため
に、各監視エリアをそれぞれ撮像する、パン機能及びチ
ルト機能の少なくとも一方を有する複数の撮像手段と、
前記複数の撮像手段のいずれかからの映像信号が無信号
になった場合に、その監視エリアに対して他の撮像手段
がパン、チルトして撮像するように制御する制御手段と
を、有するように構成した。上記構成により、複数の撮
像手段のいずれかからの映像信号が無信号になった場合
に、その監視エリアに対して他の撮像手段がパン、チル
トして撮像するので、撮像装置の電源が落とされても重
要な映像を撮像することができる。
【0008】本発明はまた、前記撮像手段により撮像さ
れた映像信号をネットワークを介してセンタに送信し、
センタ側でこの映像や特徴量とデータベースに記録され
ている顔の映像や特徴量とを照合するように構成した。
上記構成により、複数のコンビニエンスストアや銀行な
どで撮像された映像信号に基づいて不審者を特定するこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明に係る監視シ
ステムの一実施形態を示すブロック図、図2は図1の人
物検出装置のハードウエア構成を詳しく示すブロック
図、図3は本発明に係る監視システムの撮像装置の配置
例とその監視エリアを示す説明図、図4は図3の監視エ
リアを示す説明図、図5は図1の人物検出装置による顔
領域抽出処理を説明するためのフローチャート、図6は
図1の人物検出装置による追跡処理を説明するためのフ
ローチャート、図7は本発明に係る監視ネットワークを
示すブロック図である。
【0010】本発明の監視システムの撮像装置11、1
2は、一例として図3、図4に示すように左側の壁10
0、左側の棚101、中央の棚102の間の監視エリア
#1と、中央の棚102、右側の棚103、右側の壁1
04の間の監視エリア#2をそれぞれ監視するための配
置監視システムを示している。この監視システムの撮像
装置(カメラ)11、12は、図1に示すようにズーム
・回転台(パン・ズーム)機能付きであって、通常、図
3、図4に示すように店内の各監視エリア#1、#2の
全体を撮影するホームポジションに設置される。撮像装
置11、12により撮像された各映像信号は、人物検出
装置20の切替部21で数フレーム毎に切り替えられ、
撮像装置11、12の映像信号を同時に処理し人数計測
部24にて人数の計測を行う。すなわち、図4のように
撮像装置11、12毎に検知領域(監視エリア#1、#
2)を設定することにより、同一の物体を両方の撮像装
置11、12で検出しないで店内の人物の数を計測す
る。
【0011】そして、計測している撮像装置11、12
による合計の人数が複数、0から1になったときに、人
物を検出している撮像装置11又は12がその人物を追
跡しながら、制御部25から記録装置31に記録指示信
号を送信して記録装置31で記録する。このとき、人物
検出装置20は人物を検出している撮像装置11(又は
12)の信号のみを処理するように切替部21を設定し
てもよい。また、撮像装置11(又は12)の撮像範囲
から人物が外れるような場合には、その人物の特徴量を
他の撮像装置12(又は11)に通知することにより継
続して追跡する。その後、その人物が特定の範囲(レジ
の前)内に入った場合には、撮像装置11又は12は、
レジ前の特定の位置にプリセットされ、これにより、そ
の人物の行動を記録したり、顔領域を抽出し、また、顔
をズームアップして制御部25から記録装置31に記録
指示を出して顔画像を記録するとともに人物領域抽出部
22で特徴量を抽出する。
【0012】そして、撮像装置11、12により計測し
ている人数が0になると、撮像装置11又は12を規定
位置(入口方向)に向ける。そして、規定位置にある撮
像装置11又は12が人物を検出した場合、その人物の
顔領域を抽出してズームアップするとともに、制御部2
5から記録装置31に記録指示を出して記録する。
【0013】また、図2、図7に示すように、人物の顔
領域を抽出して得られた特徴量や、ズームアップして撮
影した顔画像データをネットワークI/F46、ネット
ワーク50を経由して追跡センタ52や警備会社51、
警察など、ネットワーク50に接続されている他の人物
検出装置20に送信する。追跡センタ52や警備会社5
1や警察などの人物検出装置20では、受信した特徴量
データや映像を蓄積することにより、ネットワーク50
で接続された全ての人物検出装置20が同じ不審者デー
タを共有することができる。また追跡センタ52のデー
タベース53に送信された上述の抽出した顔領域が有す
る特徴量や、画像データとデータベース53があらかじ
め有する特徴量や顔画像データと比較して一致した場合
には、そのデータを送信した現場に直ぐ出動するなどの
行動を起こすことができる。
【0014】人物検出装置20自体があらかじめ手配人
物や不審とおぼしき人物の顔画像データや特徴量データ
を有する場合には、撮像装置11、12が検出した人物
の顔領域を抽出して得られた特徴量と装置が有する特徴
量が装置内で規定された範囲内であった場合には、人物
検出装置20自身が警報を発したり、ネットワーク50
経由で警察や警備会社にアラームを送信したりすること
ができる。さらに、人物検出装置20が音声認識機能
(マイク41、入力処理部42、音声認識処理部43)
を有しており、特定の音声を発した人物を不審人物と認
識してネットワーク50経由で他の人物検出装置20や
データベース53に送信する機能を有する。
【0015】人物を計測する場合、客以外の人物(店員
など)を計測から除外するために、人物検出装置20自
体が抽出した色情報により特定の色の服を着た人物を計
測して、アラーム対象から除外することも可能である。
人物検出装置20自体は、除外する色を指定する機能を
有することもできる。ただし現在何を検出しているかは
モニタ(表示装置)32上に表示できる。
【0016】なお、店内の人数の計測を行うために、固
定撮像装置を2台を使用するとともに、追跡用のズーム
・回転台機能付き撮像装置を1台使用することによって
も同様の機能を実現することが可能である。狭い場所で
は1台のズーム・回転台機能付き撮像装置で構成される
場合もある。また、人物領域抽出部22/顔の照合部2
3/人数計測部24/制御部25は、撮像装置11、1
2に組み込まれる場合や、記録装置31に組み込まれる
場合もある。また、ズーム・回転台機能付き撮像装置1
台毎に人物検出装置20を設置する場合もある。店内に
いる不審な行動をとっている人物を見つけた場合にその
人物を画面上で指定することにより、複数のカメラ1
1、12で追跡を行い、顔領域を抽出しズームアップし
て記録装置31に記録する機能を有することもできる。
【0017】ここで、家庭においては家人が誰もいない
ときに、家人以外の人物が家の中にいるという状況はそ
の人物が不審人物であると判断できる。したがって、家
の中にいる家人以外の人物の顔領域を抽出してズームア
ップして記録したり、画像データや抽出した特徴量をネ
ットワーク50経由で追跡センタ52(データベース5
3)に送信して記録したり、データベース53のデータ
と照合することにより犯人を確定することができる。家
庭にある人物検出装置20が照合機能を有する場合に
は、家人以外の人物と認識したときには早く自動的にア
ラームを出すことにより警備会社51や警察に通報する
ことを可能にする。ただし、一日中記録をすることはプ
ライバシーの問題などがあるため、人物検出装置20の
前面スイッチで録画する条件を簡単に切り替える機能を
設ける。
【0018】<人数計測方法>次に図2を参照して人物
検出装置20のハードウエア構成を詳しく説明する。 ・切替部21 撮像装置11、12の映像入力を数フレーム毎に切り替
えて処理することにより複数の撮像装置11、12から
の映像を同時に処理したり、例えば撮像装置11の入力
が無くなった場合には、入力処理でその検出を行うとと
もに、撮像装置12に切り替えて撮像装置12で検出中
の人物を追跡する。
【0019】・入力処理部26 撮像装置11、12からの映像をフィルタ処理して高域
成分を除去した後、A/D変換し、内部の入力画像メモ
リ(不図示)に入力データを記億する。
【0020】・物体抽出処理部27 内部の画像メモリ(不図示)に記憶された物体の存在し
ない背景画像と、入力処理部26の入力画像メモリに記
憶されている現在の入力画像とを比較して、異なった領
域(差分データ)を物体領域として抽出するとともに、
物体の色情報を得る。得られた差分データに対して2値
化、膨張処理、収縮処理、ラベリング処理を行い、隣接
する画素が同一レベルであれば固有のラベルを与えるこ
とにより個々の連結成分に分離して正確に物体領域を抽
出する。
【0021】撮像装置が動かない場合には、差分処理は
有効であるが、撮像装置が動く場合には、差分法により
抽出した移動物体領域をテンプレートとして登録し、ズ
ーム・回転台を制御しながらその都度テンプレートを更
新し、入力画像中でテンプレートと最も類似している領
域を探索することにより、物体領域を抽出・追跡するこ
とが可能となる。また、得られた色情報により、特定の
色の服を着ている人物を検出対象から除いたり、特定の
色の服を着た人物を検出することが可能である。
【0022】・形状特徴抽出処理(特徴量算出処理)部
28 物体抽出処理部27により抽出した物体領域の面積、大
きさ(高さ)などから人物らしい領域を抽出する。以前に
処理したフレームの物体領域と現在の物体領域が充分近
くかつ物体領域の面積や形状の変化量が人物検出装置2
0が有する規定値の範囲内にある場合には同一人物とし
て追跡する。人物らしい領域として抽出後、追跡処理を
行い規定回数追跡した場合にのみ人物と判断してもよ
い。
【0023】・エッジ抽出処理部29a 入力処理部26により入力処理した画像データからフィ
ルタ処理で低域成分を除去したり、微分処理やテンプレ
ートマッチングにより画像内のエッジの強さに応じた濃
淡画像を得、これを2値化処理することによりエッジを
抽出する。エッジ抽出処理においては、雑音除去のため
に2値化処理の前にメディアンフィルタなどによる平滑
化処理を行うのも効果的である。
【0024】・不要エッジ削除部29b エッジ抽出処理部29aにより抽出したエッジから膨
張、収縮処理などにより点などのノイズを除去したり、
不要なエッジや面積の小さい独立したエッジを削除す
る。その後、細線化処理を行うことも有効である。
【0025】以下の図5、図6に示す処理は、CPU4
0、RAM44、ROM45(図1に示す制御部25)
によりソフトウェア処理される。 ・円形エッジ抽出処理 エッジから円形又は円形に近い形状を有するエッジを抽
出し、円の中心の座標、半径を算出する。円形に近いエ
ッジの抽出には円形らしさの度合いを示す特徴量である
円形度を用いる。面積をSとして、周囲長Lのエッジの
円形度eを、 e=4πS/L2 により算出し(図5:ステップS1)、この値eが装置
の有する既定値内の場合には顔領域候補とする。エッジ
が楕円に近い場合には、長径と短径の比が装置が有する
規定値以内であれば人物の顔領域候補とする。
【0026】・顔領域抽出処理(図5:ステップS2〜
S5) 形状特徴抽出処理で得られた人物領域と、円形エッジ抽
出処理で得られた円形に近い領域から人物の顔に相当す
る領域を抽出する。円形に近い領域の半径から顔の大き
さに相当する領域だけを抽出し、それらの中心座標が形
状特徴抽出処理で得られた人物領域の内部に存在する場
合にはそれを人物の顔とみなす。得られた中心位置情報
により画像内のどの位置に何個のその領域が存在するか
を認識することにより画像内に何人の人物がいるかを計
測する。人物領域から人物の首から上は肩までの幅より
極端に狭くなることを考慮して顔の位置を推定する特徴
量として使用することも有効である。カメラを複数使用
する場合には、図4に示すようにそれぞれの撮像装置の
画角内で検知する領域(監視エリア#1、#2)を設定
し、検知する領域内に存在する顔領域だけを抽出するこ
とにより、複数のカメラを用いて画角が重なったような
場合においても正確な人数の計測が可能となる。
【0027】・追跡処理(図6) 入力画像から物体領域を抽出し(ステップS11)、そ
の物体の特徴量{物体の高さ・移動量・縦横比、色情報
・輝度情報など}を算出する(ステップS12)。物体
領域を示す枠の大きさから規定画素数を加えた領域を探
索範囲とし、処理間隔△tとして時間tにおける探索範
囲と、時間t+△tにおける探索範囲が重なっている場
合に追跡可能とみなして追跡を行う(ステップS13〜
S15)。重心の移動量が規定値より大きい場合には追
跡を中止する(ステップS16)。追跡がある規定回数
連続して追跡できた場合にのみ物体領域として抽出して
もよい。
【0028】画面上のカメラ11、12の位置から出入
り口までの距離を入力することにより、人物の縦方向の
画素数を算出して人物の身長を計測し、これをデータと
して記録する。 Vg:CCDの垂直画素数 Vsize:CCD上の人物の画素数 manY:人物の高さ realV:光軸上の距離にCCD面を投影したときの高さ y:光軸の傾き f:レンズの焦点距離 L:カメラと人物の距離 とすると、 realV=L×Vg/cosy×f manY×cosy/realV=Vsize/Vg から人物の高さmanYを算出する。
【0029】更に処理時間に対する重心の位置情報によ
り、tにおける重心の位置(X0,Y 0)と、t+△tに
おける重心の位置(X1,Y1)から、重心の座標値の差
を処理間隔で除算した |(X1,Y1)−(X0,Y0)|/処理間隔 により重心の移動量(移動速度)を算出する(ステップS
13)。また、重心の座標(X1,Y1)、(X0,Y0
から、画面左上を原点(0,0)としてX1−X0、Y1
−Y0を算出することにより移動方向を算出する(ステ
ップS15)。
【0030】・複数台のカメラによる追跡処理 図6に示す追跡処理のフローチャートで説明したよう
に、撮像装置11の画像を人物検出装置20に入力し、
特徴量抽出・追跡処理により物体の移動方向を算出す
る。ここでは撮像装置11の画角から撮像装置12の画
角に移動した人物を追跡する場合について説明する。仮
に撮像装置11の画面左上の原点を(0,0)として、
中心の座標が(X0,Y0)の位置にある物体が(X1,Y
1)の位置に移動したと仮定すると、Y0<Y1であれば
画面下方向に、X0<X1であれば画面右方向に移動して
いることが解る。また、Y0<Y1であれば撮像装置11
に接近していることになる。
【0031】撮像装置11、12が縦方向に配置されて
いる場合では、Y0<Y1であれば撮像装置11から撮像
装置12の画角内に侵入することが予測できる。撮像装
置11、12が横方向に配置されている場合では、X0
<X1であれば撮像装置11から撮像装置12の画角内
に侵入することが予測できる。
【0032】これらの移動方向と、 |(X1,Y1)−(X0,Y0)|/T T:処理間隔 より算出できる移動速度、さらに特徴量算出により得ら
れた大きさ(高さ)、面積(画素数)、物体の色情報・明る
さのレベルである輝度情報を撮像装置12(又は撮像装
置12に接続された人物検出装置20)に通知すること
により、撮像装置12(又は撮像装置12に接続された
人物検出装置20)は、通知された物体と現在抽出して
いる物体領域とを比較し、それらが装置が有する既定値
の範囲内にあり、更に同一の色情報を有する場合には、
同一物体と認識して追跡する。
【0033】指定した人物の追跡を行う為に、モニタに
映っている人物の中から画面上で上から何番目の人物を
追跡するかを指定することによりその人物を追跡する。
人物検出装置20は、検出している人物の顔の中心座標
値を算出しているため、人物検出装置20の前面にある
追跡ボタンを押して追跡したい人物が画面上から何番目
にいるかを番号で指定することにより装置に追跡対象を
指定することができる。
【0034】・顔の照合 人物の顔を照合する場合には、特開平11−17571
8号公報に記載の方法を用いたり、人物の顔領域を抽出
してズームアップした人物の正面の顔画像から前述の処
理によりエッジを抽出する。顔領域内に含まれる全ての
円形のエッジの中心を算出し、それらの中から水平位置
の差が既定値内にあり、かつそれらの水平間隔が既定値
以上の値を有する2個の円形エッジを抽出することによ
り目の位置を特定し、その中心座標の距離を算出する。
【0035】人物検出装置20が有するデータベース内
の画像における目の水平間隔を測定した結果と、入力画
像から算出した入力画像における目の間隔とを比較し、
同一になるように入力画像から得られた特徴量を補正す
る。特徴量としては、顔の円形度の算出、顔の輪郭形
状、目・鼻・口の輪郭形状の抽出、目と口の中心座標の
算出、さらに目と鼻、左右の目と口の中心位置間の距離
を算出したデータを補正したデータとデータベースの複
数のデータと比較する。
【0036】それぞれのデータを比較した結果に重み付
けを行う。顔の輪郭形状>目と口の中心の水平・垂直間
隔>目と鼻の中心の垂直間隔>目の輪郭の大きさ>口の
輪郭の大きさ>鼻の輪郭の大きさ>目の輪郭形状>口の
輪郭形状>鼻の輪郭形状の順番に重み付けを小さく設定
し、それらの合計値が装置が有する闘値より大きい場合
には同一人物と判断する。さらに、横方向の画像から顔
の輪郭線の形状を表すいくつかの特徴点を抽出して特徴
ベクトルを求め、それをデータベースのデータと比較す
る処理を加えることも有効である。
【0037】人物検出装置20は、追跡しながら顔領域
を抽出する場合、抽出したエッジデータから口の中心位
置と左右の目の中心位置との間隔を算出し、左右の目の
中心位置との間隔の差を算出することにより、抽出した
顔画像が正面から撮影したものか、斜め方向から撮影し
たものかを判断し、正面から撮影した映像をデータベー
スの映像と照合する。正面から撮影した映像が得られな
かった場合には、左右の目の中心位置と口の中心位置
や、左右の目の中心位置と鼻の中心位置の間隔が一番近
い映像の特徴量を記憶し、通常正面から計測した左右の
目との間隔は同じであるため、左右の間隔の差から傾き
を算出して正面に投射変換したエッジデータを取得する
ことにより照合することが可能になる。
【0038】・録画の設定 家庭用として監視装置を設置する為には、プライバシー
保護の為に記録するかしないかの設定が容易にできるこ
とが望ましい。すなわち、 ・外出するときは、人物検出時に映像を記録する。 ・一人でいる場合には、家人以外の人物を検出時に映像
を記録する。 ・二人以上いる場合には記録しない。 の設定が切り替えられるスイッチを有する人物検出装置
が望ましい。
【0039】・ネットワーク対応(図7) 人物検出装置20をネットワーク50で接続した場合に
は、 1)追跡センタ52(データベース53)がある場合 2)各人物検出装置20が共通のデータベースを個々に
有する場合が考えられる。 ・警備会社51からの不審者の画像データ、特徴量デー
タ(データ量は画像データと比較して少ない)を全ての
人物検出装置20に送信して、それぞれの人物検出装置
20内で入力された画像データから抽出した人物の顔画
像と比較・照合し、一致した場合にはアラームを通知し
て直ぐ現場に向かわせることができる。 ・コンビニや銀行・家庭で不審者と判断された人物の顔
画像や特徴量を全ての人物検出装置20又は追跡センタ
52に送信することにより、全ての人物検出装置20は
共通の不審者データを有することができ、さらに記録装
置32やVTRテープを持って行かれた場合にも記録を
残すことが可能になる。 ・コンビニや銀行・家庭で不審者と判断された人物の顔
画像や特徴量を追跡センタ52のデータベース53に送
信し、他の人物検出装置20から送信された画像データ
や特徴量と比較して一致した場合には警備会社51や警
察に通知する。
【0040】・音声認識機能 音声認識機能は特開平11−259086号公報に記載
の方法などにより、マイクに入力された音声を認識し
て、「騒ぐな」、「金を出せ」、「静かにしろ」、「手
を挙げろ」などの音声であった場合には、レジやカウン
ターの前にいる人物を不審人物としてその人物の顔領域
を抽出し、ズームアップして記録する機能を有する。音
声認識処理では、侵入者検出装置に入力された音声をA
/D変換し、フィルタ処理によりノイズを除去した後、
特徴を抽出する。音声の波形(母音の波形+子音の波
形)は、1文字1文字の波形が連続していると考えられ
るので、入力された音声の波形を文字列に変換する。入
力された音声データを波形の変わり目で区切り、振幅と
波長は装置が有する規定値で正規化する。区切られた波
形毎に比較して母音と子音のカテゴリの中から一番近い
波形を選択する。あらかじめ認識する言葉を前述のよう
な言葉と決めておくことにより、一つの言葉の中の全て
の1文字を認識できなくても、一致度が装置が有する規
定値より高かった場合にはその言葉と判断することによ
り認識率を高くすることが可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、人数が0人の状態から1人になった場合にそ
の1人に対してパン及びチルトし、ズームアップして撮
像するので、重要な監視映像を自動的に鮮明に記録する
ことができる監視システムを提供できるものである。ま
た、請求項2記載の発明によれば、人数が複数の状態か
ら1人になった場合にその1人に対してパン及びチルト
し、ズームアップして撮像するので、重要な監視映像を
自動的に鮮明に記録することができる監視システムを提
供できるものである。また、請求項3記載の発明によれ
ば、複数の撮像手段のいずれかからの映像信号が無信号
になった場合に、その監視エリアに対して他の撮像手段
がパン、チルトして撮像するので、撮像装置の電源が落
とされても重要な映像を撮像することができる監視シス
テムを提供できるものである。また、請求項4記載の発
明によれば、複数のコンビニエンスストアや銀行などで
撮像された映像信号に基づいて不審者を特定することが
できる監視システムを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る監視システムの一実施形態を示す
ブロック図
【図2】図3の人物検出装置のハードウエア構成を詳し
く示すブロック図
【図3】本発明に係る監視システムの撮像装置の配置例
及びその監視エリアを示す説明図
【図4】図3の監視エリアを示す説明図
【図5】図1の人物検出装置による顔領域抽出処理を説
明するためのフローチャート
【図6】図1の人物検出装置による追跡処理を説明する
ためのフローチャート
【図7】本発明に係る監視ネットワークを示すブロック
【図8】従来の監視システムを示すブロック図
【符号の説明】
#1、#2 監視エリア 11、12 撮像装置(カメラ) 20 人物検出装置 22 人物領域抽出部 23 顔の照合部 24 人数計測部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/232 H04N 5/232 A 7/18 7/18 E F Fターム(参考) 5C022 AA01 AB61 AB62 AB65 AC27 AC75 CA00 5C054 CA04 CC05 CD03 CF05 CG06 CH08 DA06 EA01 FA09 FC15 FE02 FE25 FF02 GA01 GB02 GB15 GD01 HA18 5C084 AA02 AA07 AA14 BB31 CC17 DD11 EE01 FF04 FF27 GG12 GG18 GG52 GG78 HH02 HH10 HH12 HH13 5C087 AA02 AA03 AA22 AA32 AA37 BB03 BB12 BB74 DD05 DD23 DD24 EE05 EE08 EE14 FF01 FF02 FF04 FF08 FF19 FF20 GG02 GG08 GG10 GG18 GG24 GG66 GG67 GG70 GG71 GG83

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視エリアを撮像するズーム機能、パン
    及びチルト機能付き撮像手段と、 前記撮像手段により撮像された映像に基づいて監視エリ
    ア内の人数を計測する人数計測部と、 前記人数計測部で計測した人数が0人の状態から1人に
    なった場合に前記撮像手段がその1人に対してパン及び
    チルトしてズームアップするように制御する制御手段と
    を、 有する監視システム。
  2. 【請求項2】 監視エリアを撮像するズーム機能、パン
    及びチルト機能付き撮像手段と、 前記撮像手段により撮像された映像に基づいて監視エリ
    ア内の人数を計測する人数計測部と、 前記人数計測部で計測した人数が複数の状態から1人に
    なった場合に前記撮像手段がその1人に対してパン及び
    チルトしてズームアップするように制御する制御手段と
    を、 有する監視システム。
  3. 【請求項3】 各監視エリアをそれぞれ撮像する、パン
    機能及びチルト機能の少なくとも一方を有する複数の撮
    像手段と、 前記複数の撮像手段のいずれかからの映像信号が無信号
    になった場合に、その監視エリアに対して他の撮像手段
    がパン、チルトして撮像するように制御する制御手段と
    を、 有する監視システム。
  4. 【請求項4】 前記撮像手段により撮像された映像信号
    をネットワークを介してセンタに送信し、センタ側でこ
    の映像や特徴量とデータベースに記録されている顔の映
    像や特徴量とを照合することを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の監視システム。
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