JP2002245307A - 出資支援システム及び出資支援方法 - Google Patents

出資支援システム及び出資支援方法

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JP2002245307A
JP2002245307A JP2001036128A JP2001036128A JP2002245307A JP 2002245307 A JP2002245307 A JP 2002245307A JP 2001036128 A JP2001036128 A JP 2001036128A JP 2001036128 A JP2001036128 A JP 2001036128A JP 2002245307 A JP2002245307 A JP 2002245307A
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兼司 中田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出資・寄付行為を行いやすい環境を実現する
ことにより、出資や寄付の機会拡大等を可能とする出資
支援システムを提供する。 【解決手段】 出資支援システム10の制御部15は、
インターネット200を介して接続された通信端末10
3から商品の発注を受け付け、当該発注内容に基づいて
受注処理を行う。そして、この受注内容に応じて顧客に
付与する報酬を決定する。一方、通信端末103から出
資に関する情報の提示を依頼された場合に、出資金募集
者データベース12から出資先に係る情報を取得し、こ
れを出資先候補として通信端末103の表示部に表示さ
せるとともに、当該顧客が保持している報酬を出資可能
金額として通信端末103の表示部に表示し、通信端末
103から出資先及び出資金額に関する情報を受信した
場合に、当該情報に基づいて出資処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットや
専用通信回線等のネットワークを介して商品の販売を行
い、利用者が購入した商品に応じて付与される報酬を出
資に転用可能とした出資支援システム及び出資支援方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】非営利事業の実施は、国や自治体からの
補助金や交付金、個人や法人からの自発的な出資や寄付
に大部分を依存している。その結果、景気動向に左右さ
れ易く、不景気時には個人や法人が出資や寄付を抑制す
るため資金不足に陥り、事業継続の危機にもつながる。
こうした場合、補助金等の増額を図る等、国や自治体が
対応策を講じるのが通例であるが、必ずしも国民の意思
を反映した、或いは客観的諸条件に照らして最も適切な
選択がなされるとは限らない。
【0003】また、間接民主制をとる我が国では、具体
的な政策に対し、国民が投票等により直接的に意思を反
映させる機会がないため、納税者である国民が希望する
使途に、自らが納付した税金が利用されない場合があ
り、税金の使途に対する不満感、不公平感をもたらすこ
とになる。そして、これらの問題は不景気のときだけで
なく、好景気のときも生じる。
【0004】以上のような、非営利事業に対する補助金
確保の問題は、国や地方の財政状況の悪化が深刻化する
近年の経済情勢において、特に顕著に現れており、従
来、行政が担ってきた役割を、民間に肩代わりしてもら
わなくては成り立たなくなっているのも事実である。
【0005】しかしながら、経済不況の影響により企業
が大幅なリストラ、特に、企業イメージの向上を主目的
に行ってきた非営利事業への出資の削減を余儀なくさ
れ、同様に、個人レベルでも家計全体の消費支出が抑制
されているため、民間からの出資金拠出も困難となって
いる。そして、更なるグローバル化や超少子高齢化の進
展が予想されていることを考えると、将来的にも、こう
した状況を大幅に改善することが期待できないのもまた
事実である。
【0006】ところで、非営利事業への出資金と利益の
確保を両立させる策として、商品購入に際して消費者が
支払う金額の一部を慈善事業に出資することをPRする
ことにより、消費者の購買意欲を刺激するという販売促
進策を採用する企業もあるが、その場合、消費者が必ず
しも出資の対象とされる事業に関心を持つとは限らない
という問題点が生じる。また、郵便局の国際ボランティ
ア貯金(利息の一部を寄付)等では、寄付先の事業を消
費者が選択できないという不都合が生じる。
【0007】一方、近年、経済再構築の原動力として、
ベンチャー企業の活性化が望まれているが、非営利事業
への補助金や出資金支出が抑制されているのと同様に、
ベンチャー企業に対する出資金や補助金にも資金難が生
じており、期待とは裏腹に、新規開業率が低迷している
ことの大きな要因となっている。
【0008】更に、政治団体の寄付金募集について考え
ると、政治資金規制法が改正され、政党以外に対する企
業団体献金が禁止されたことにより、個人献金への依存
度が増したが、我が国における個人献金の拠出元として
は、いわゆる「後援会」と言われる議員や立候補予定者
の個人的な人間関係に基礎を置く組織集団の構成員にほ
ぼ限定され、欧米諸国のように広く一般国民から寄付を
得られるような政治風土がないのが実状である。こうし
た状況の中、最近では、官僚主導から政治主導の手法へ
の転換が謳われ、個々の政治家の政策立案能力強化が叫
ばれており、以前と比較すれば、政策が評価基準として
重要度を増しているものの、蔓延する政治不信の問題を
克服して、広く一般国民から個人献金を得ることを期待
できる状況とはなっていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そして、出資という行
為について出資希望者の立場で考えた場合、情報不足と
それに伴う負担感の問題がある。具体的には、広告物を
手にしたり、街頭での募金活動に出合わせたりといった
偶発的な状況によるものを別にすれば、希望者自らの行
動により、出資に関する情報の獲得を行い、それに対す
る評価や判断を下すという行為を経て初めて、出資とい
う行為が実現する。つまり、出資を行うにはそのための
原資を出資者が負担しなければならないのもちろんだ
が、それに加えて、意思決定の前提となる情報獲得にも
時間的な手間や通信料金等の金銭的負担が伴い好ましく
ない。また、実際の出資行為に関する手続き自体も同様
に、時間的な手間や、場合により、振り込み手数料等の
負担が伴う。他方、出資を受ける側に関しても同様のこ
とが言え、広告宣伝費用や、具体的に金銭の収受を行う
ための諸手続等、時間的な手間や金銭的負担を各々が独
自の責任とシステムの元に行っているのが実状である。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、インターネット上で行われる商品売買の売上の
一部を消費者に還元し、また、還元された売上の一部を
消費者が希望する出資先へ出資金として充当可能とする
ことにより、出資や寄付の機会拡大等を図ることによ
り、出資・寄付行為を行いやすい環境を実現する出資支
援システム及び出資支援方法を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ネットワークを介して接続された顧客端
末から商品の発注を受け付け、当該発注内容に基づいて
受注処理を行う受注処理手段と、前記顧客に付与する報
酬を前記受注内容に応じて決定する報酬決定手段と、前
記顧客に付与された報酬の情報が格納されている顧客デ
ータベースと、出資先に係る情報が格納されている出資
先データベースと、前記顧客端末から出資に関する情報
の提示を依頼された場合に、前記出資先データベースか
ら取得した出資先に係る情報を出資先候補として提示す
るとともに、当該顧客が保持している報酬を出資可能金
額として前記顧客端末へ提示する提示手段と、前記顧客
端末から出資先及び出資金額に関する情報を受信した場
合に、当該情報に基づいて出資処理を行う処理手段とを
具備することを特徴とする出資支援システムを提供す
る。なお、ここで出資とは、寄付も含むものとする。
【0012】このような構成によれば、顧客は、当該シ
ステムに対して行った発注に対して付与された報酬を自
己が希望する出資先へと出資することができる。また、
出資に関する決済処理等は、当該システムが代行する形
態となるため、顧客は自ら金銭を取り扱う必要がなく、
簡単に出資することができる。また、出資金の元となる
ものは、顧客が発注した内容に対してなされる報酬であ
るため、顧客が出資に際し、支払いの負担を負うことも
なく、気軽に出資を行うことができる。また、出資金募
集者からすれば、当該システムが出資金収集の代行を行
うため、自己で出資金獲得のために活動する必要がな
く、効率よく出資金を収集でき、自己の事業に労力を注
ぐことができる。
【0013】また、上記記載の出資支援システムにおい
て、前記処理手段は、前記顧客端末から受信した出資先
及び出資金額に関する情報に基づいて前記出資先データ
ベース及び前記顧客データベースの情報を更新し、ま
た、所定の期間毎に前記顧客データベース及び出資先デ
ータベースに格納されている情報に基づいて決済処理を
行うことを特徴とする。より具体的には、前記処理手段
は、前記顧客端末によって顧客に指定された出資先が現
在保有する出資金額の情報を前記出資先データベースか
ら取得して、当該顧客端末によって顧客に指定された前
記出資金額を加算するとともに、前記顧客データベース
から当該顧客の報酬に係る情報を取得し、当該顧客が保
有する報酬から前記出資金額に相当する報酬を減算し、
また、前記顧客データベース及び出資先データベースに
格納されている情報に基づいて所定の期間毎に決済処理
を行う。
【0014】このような構成によれば、出資者である顧
客から出資に係る情報を受信した時に決済までもやって
しまうのではなく、一定期間、データ上のみで金額の動
向を管理し、一定期間毎に実際の決済処理を行うため、
効率よく決済処理を行うことができる。
【0015】また、上記記載の出資支援システムにおい
て、前記出資先に係る情報には、出資金の用途、希望す
る出資金額、現在保有する出資金額が含まれることを特
徴とする。
【0016】このような構成によれば、出資者である顧
客に対して出資金募集者が自ら打ち出した事業内容や政
策等の出資金の用途を開示するため即ち出資希望者が展
開する予定の事業内容や政策、希望する出資金額等を提
示するため、顧客は各出資金希望者が打ち出している事
業内容等を吟味して、所望の出資先を選択することが可
能となる。また、当該システムを介していることによ
り、信頼感を得ることができる。一方、出資を受ける側
である出資金希望者からみれば、自己の打ち出した事業
展開や、政策等の内容に対して、出資金が集まるため、
事業の指標の1つとなり、それだけたくさんの出資金が
集まれば、事業内容がもとめられているものであると認
められるし、出資金が少なければ需要が少なく、ニーズ
が少ないということがいえ、出資金獲得と同時に自己が
打ち出した事業展開等が状勢に見合っているか否かの分
析をも行うことが可能となる。
【0017】また、上記記載の出資支援システムにおい
て、前記報酬の用途として、前記出資の他、保管または
還元が可能であることを特徴とする。
【0018】このような構成によれば、顧客の意思によ
って、報酬を出資、保管、還元することができるので、
例えば、興味が湧く出資先がなかったときや、報酬額が
大変少額であった場合等は、出資を控えて保管すること
も可能となるし、また、ある程度の額に達するまで報酬
を保管しておき、これらを還元することも可能となる。
従って、顧客の意思がより反映され、また、報酬を広く
運用することが可能となる。
【0019】なお、前記顧客端末によって指定された出
資金額が、前記出資可能金額を超えていた場合には、前
記顧客端末に対して出資金額の確認を要請し、その後、
顧客端末によって前記出資金額が正しい旨の情報を取得
した場合には、前記出資金額から前記報酬金額を差し引
いた金額の支払いを前記顧客に対して要求することとし
てもよい。即ち、上述してきた発明では、出資可能金額
を現在顧客が保有している報酬に相当する額としている
が、出資可能金額の上限をこの報酬の額に限定せずに、
顧客が希望する額とすることにより、顧客は自分の意志
をより反映した出資を行うことが可能となり、一方、出
資希望者は、より広く、多くの出資を求めることが可能
となる。
【0020】本システムは、商品提供者により予め登録
された商品の販売を仲介するシステムであり、前記報酬
は、前記商品提供者が提供する商品を前記顧客が購入し
た際に、前記商品提供者から受け取る報酬金の一部であ
ることを特徴とする。
【0021】このような構成によれば、当該システムは
いわゆる商品販売を統括して代行するシステムであり、
当該システムが獲得した顧客を様々な商品提供者に紹介
することができることから、その広告料・宣伝料として
その売上の一部を受け取る。そして、広告料・宣伝料と
して受け取った金銭の一部を更に顧客に還元することに
より、当該システムと商品提供者、顧客との結びつきが
より強固となり、ますます高度なシステムの発展が望め
る。
【0022】また、本発明は、上記出資支援システムに
より実現される方法や、上記出資支援システムをコンピ
ュータを用いて実現するためのプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一
実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態
に係る出資支援システムの構成を示すブロック図であ
る。同図において、符号10は出資支援システムであ
り、電話回線を経由してインターネット200に接続さ
れている。符号101,102,103はパーソナルコ
ンピュータ、移動体通信端末等の各種通信端末であり、
出資支援システムと同様にしてインターネット200に
接続される。ここで、通信端末101,102,103
は、それぞれメッセージや画面を表示する表示部と、情
報を入力するキーボード、マウス等の入力部とを有し、
またインターネット上のサービスを受けることができる
WWWブラウザのアプリケーションプログラムがインス
トールされている。
【0024】次に、出資支援システム10の詳細構成に
ついて説明する。出資支援システム10において、符号
11は販売商品の情報が格納されている商品データベー
ス(商品DB)であり、符号12は出資金募集者の情報
が格納されている出資金募集者データベース(出資金募
集者DB)であり、符号13は当該システムに登録され
ている顧客の情報が格納されている顧客データベース
(顧客DB)であり、符号14は当該システムに登録さ
れている商品提供者の情報が格納されている商品提供者
データベース(商品提供者DB)である。これら、各デ
ータベース11〜14は、ハードディスク装置や光磁気
ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ
や、RAM(Random Access Memory)のような揮発性の
メモリ、あるいはこれらの組み合わせによるコンピュー
タ読み取り、書き込み可能な記録媒体より構成されるも
のとする。
【0025】また、符号15はインターネット200を
介して接続された各種通信端末101,102,103
から入力される情報に基づいて各種処理を行う制御部で
あり、符号16はインターネット200を介して行われ
るデータの送受信を制御する送受信部である。なお、制
御部15は、それぞれ、専用のハードウェアにより実現
されるものであってもよく、また、メモリおよびCPU
(中央演算装置)により構成され、上記の各部の機能を
実現するためのプログラムをメモリにロードして実行す
ることによりその機能を実現させるものであってもよ
い。
【0026】次に、本実施形態の動作について説明す
る。ここで、通信端末101,102,103は、それ
ぞれ出資支援システム10と接続されて通信を行い、い
ずれも商品提供者、出資金募集者、顧客の通信端末とし
て機能し得るが、説明便宜上、通信端末101の操作者
は商品提供者、通信端末102の操作者は出資金募集
者、通信端末103の操作者は顧客とする。まず、商品
提供者、出資金募集者、顧客が当該システムに登録する
際の処理について説明する。
【0027】《1:商品提供者の登録》 [1−1:新規の登録]商品提供者が通信端末101を
用いて、当該出資支援システム10に新規の登録を行う
場合について説明する。商品提供者は、通信端末101
の入力部を操作することにより、ブラウザを立ち上げ、
出資支援システム10のURLを指定することにより、
出資支援システム10への接続を要求する。係る操作に
より、両者間の通信回線が確立すると、出資支援システ
ム10の制御部15はメインメニュー画面A1を通信端
末101に表示させる。具体的には、このメインメニュ
ーは、「登録」P1、「商品購入」P2、「出資」P3
の大きな項目からなり、制御部15はこれらの選択肢の
うち所望する処理を選択するよう指示をする。ここで、
商品提供者が「登録」P1を選択すると、制御部15は
次の画面である登録画面A2を通信端末101の表示部
に表示させる処理を行う。登録画面A2には、「商品提
供者」P4、「出資金募集者」P5、「顧客」P6の3
つの選択項目が表示される。
【0028】商品提供者は、この画面において「商品提
供者」P4を選択し、送信処理を行う。係る操作によ
り、「商品提供者」P4が選択された旨を制御部15が
取得すると、制御部15は通信端末101の表示部に商
品提供者登録画面A3を表示させる処理を行う。この商
品提供者登録画面には、「新規登録」P7、「商品の登
録」P8のメニューが表示される他、「登録の変更」、
「既登録の削除」等のメニューが設けられており、商品
提供者はこれらのメニューから所望の項目を選択する。
ここで、商品提供者は新規登録の要求を行うべく、「新
規登録」P7を選択する。係る操作により、制御部15
は商品提供者の新規登録が選択された旨の情報を取得す
ると、続いて、通信端末101の表示部に対して新規商
品提供者登録画面を表示させる処理を行う。
【0029】この結果、通信端末101の表示部には、
新規商品提供者登録画面として、商品提供者の名称又は
氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス、支払方
法、振込口座番号等の基本的情報を入力する入力欄が表
示される。また、この画面には、当該商品提供者が本出
資支援システムに登録した商品を当該システムが仲介し
て顧客に販売する代わりに、その商品が当該システムの
顧客に購入された場合に、その購入金額の一部(例え
ば、売上の数%〜十数%)を手数料として当該システム
に納める旨が条件として表示される。
【0030】商品提供者は、この条件に賛成した場合に
は、上述した入力欄に必要事項を入力し、送信処理を行
う。係る操作により、出資支援システム10の制御部1
5がこれらの入力情報を取得すると、制御部15は入力
事項に不備が無いかを判断し、不備が無ければ、当該商
品提供者にID番号とパスワードとを付与し、通信端末
101に対してID番号とパスワードとを送信すること
により、新規登録処理が完了した旨を通知するととも
に、当該商品提供者のID番号に対応付けて先ほど受信
した当該商品提供者の情報を商品提供者データベース1
4へ格納する。そして、以降の処理により当該商品提供
者の情報は、このID番号とパスワードとによって管理
されることとなり、自己のID番号とパスワードとを入
力すれば、登録内容の変更や、削除、更には、当該商品
提供者が提供を希望する販売商品等の情報を随時追加す
ることが可能となる。
【0031】なお、上述した当該システムへの登録に際
し、商品提供者から受信した情報に対し、当該システム
に登録する資格を有するか否かを厳密に判断した結果、
当該システムに登録し得ると判断した商品提供者にの
み、追って、ID番号とパスワードとを付与することと
しても良い。このようにすることで、当該システムが取
り扱う商品は信頼がおけるようになり、顧客に対してよ
り良質な商品及びサービスを提供することが可能とな
る。
【0032】[1−2:商品の登録]次に、商品提供者
によって行われる商品の登録処理について説明する。商
品提供者は、上述した新規登録処理が完了し、ID番号
及びパスワードが付与された後であれば、当該出資支援
システムに対して、随時取扱商品の登録を行うことがで
きる。この場合、商品提供者は、図2に示した商品提供
者登録画面A3において、「商品の登録」P8を選択す
る。
【0033】係る操作により、「商品の登録」を要求す
る旨が制御部15へ送信される。制御部15は、その旨
を受信すると、当該商品提供者のID番号とパスワード
とを入力する画面を通信端末101の表示部に表示させ
る処理を行う。係る画面において、商品提供者がID番
号とパスワードとを入力し、送信処理を行うと、制御部
15は受信したID番号とパスワードとが登録されてい
るものであるかを確認し、確認がとれれば、通信端末1
01の表示部に対して商品登録画面を表示させる処理を
行う。この商品登録画面には、商品の名称、商品の種
類、数量、金額等を入力する入力欄が表示される。商品
提供者はこれらの入力欄に必要な入力事項を入力し、送
信処理を行う。なお、この時商品の画像も添付ファイル
として送付することが可能である。
【0034】係る操作により、制御部15が情報を受け
取ると、制御部15は、受信した各商品に対して商品コ
ードを付与し、更に、各商品に関してその商品が売れた
場合に当該システムに支払われる金額を算出する。そし
て、これらの情報に基づいて商品登録確認画面を作成す
る。この確認画面には、商品提供者によって入力された
商品情報の他、各商品毎に商品コード、手数料(当該シ
ステムに支払われる金額)、手数料を商品金額から差し
引いた金額、即ち商品提供者に支払われる金額が記載さ
れる。なお、出資支援システム10が商品提供者から受
け取る手数料については、全ての商品において均一な割
合にしてもよいし、両者の規定により各商品毎、又は各
業者毎に定めても良い。また、商品の売上に対する手数
料ではなく、商品提供者の商品を当該システムに登録す
ることに対する手数料として、掲載する商品の量に応じ
て決定してもよい。
【0035】制御部15がこの商品登録確認画面を通信
端末101の表示部に表示させる処理を行うと、商品提
供者は入力した商品内容に誤りがないかを確認し、誤り
がなければその旨を通知する操作を入力部から行う。一
方、登録内容の変更をしたい場合には、その旨を通知す
る操作を行う。制御部15は商品登録の内容に誤りがな
い旨の通知を受けると、当該商品の情報を当該商品提供
者のID番号と対応付けて商品データベース11に格納
し、通信端末101には、当該登録が完了した旨を通知
する。上述した商品登録処理が商品提供者によって行わ
れることにより、商品データベース11には、当該シス
テムが販売を仲介する商品情報が蓄積される。また、こ
れらの商品情報はその商品を提供する商品提供者のID
番号に対応付けられており、更に各商品コード毎にその
商品の詳細情報、即ち単価、在庫数、手数料等の情報が
格納される。
【0036】《2:出資金募集者の登録》 [2−1:新規の登録]次に、出資金募集者が通信端末
102を用いて、当該出資支援システム10に新規の登
録を行う場合について説明する。この場合、出資金募集
者は図2に示した登録画面A2において、「出資金募集
者」P5を選択する。係る処理により、制御部15は、
通信端末102の表示部に出資金募集者登録画面A4を
表示させる処理を行う。この出資金募集者登録画面A4
には、「新規登録」P9の他、図示しない「既登録の変
更」、「既登録の削除」のメニューが設けられており、
出資金募集者は「新規登録」P9を指定することによ
り、新規登録の要求を出資支援システム10に対して行
う。係る操作により、出資支援システムの制御部15
は、通信端末102の表示部に対して、新規出資金募集
者登録画面を表示させる処理を行う。
【0037】この新規出資金募集者登録画面には、氏名
又は名称、住所、電話番号、FAX番号、電子メールア
ドレス、出資金(金銭)の受取方法、振込口座番号等か
らなる基本的情報を入力する入力欄が設けられている
他、出資に係る情報の入力欄、即ち、募集者が希望する
出資金額,出資金の用途、即ち募集者が行っている或い
は打ち出している政策や事業内容の詳細等を入力する欄
が設けられている。出資金募集者は、表示されたこれら
の入力欄に対して必要事項を入力し、送信処理を行う。
係る操作により、出資支援システム10の制御部15が
これらの入力情報を取得すると、制御部15は入力事項
に不備が無いか否かを判断し、不備が無ければ、通信端
末102に対して情報を受信した旨を通知する。
【0038】続いて、当該出資支援システム10は、受
信した出資金希望者に係る情報を元に当該出資金募集者
に対する登録査定を行い、出資金を受けるに値すると認
められた者に限定して、ID番号とパスワードとを付与
する。そして、このID番号に対応付けて出資金募集者
用の登録画面において入力された当該出資金募集者の情
報を出資金募集者データベース14へ格納する。そして
データの格納が完了すると、制御部15は、通信端末1
02に対して当該出資金募集者のID番号とパスワード
とを送信し、新規登録処理が完了した旨を通知する。
【0039】これにより、出資金募集者データベース1
2には、出資金募集者のID番号に対応づけて、出資金
募集者から取得した情報、即ち、氏名又は名称、住所、
電話番号、FAX番号、電子メールアドレス、出資金
(金銭)の受取方法、振込口座番号等からなる基本的情
報と、出資金募集者が希望する出資金額,出資金の用途
の詳細事項からなる出資に係る情報とが格納され、以
後、これらの情報は出資金募集者のID番号とパスワー
ドとによって管理されることとなり、自己のID番号と
パスワードとを入力すれば、登録内容の変更や、削除、
更には、当該自己が提供を希望する販売商品等の情報を
随時追加することが可能となる。
【0040】《3:顧客の登録》 [3−1:新規登録]次に、顧客が通信端末103を用
いて、当該出資支援システム10に新規の登録を行う場
合について説明する。この場合、顧客は、図2に示した
登録画面A2において「顧客」P6を選択する。係る操
作が行われることにより、出資支援システム10内の制
御部15は通信端末103の表示部に顧客登録画面A5
を表示させる処理を行う。この顧客登録画面A5には、
「新規登録」P10の他、図示しない「既登録の変
更」、「既登録の削除」のメニューが設けられており、
顧客は「新規登録」P10を指定することにより、新規
登録の要求を出資支援システム10に対して行う。係る
操作により、出資支援システム10の制御部15は、通
信端末103の表示部に対して、新規顧客登録画面を表
示させる処理を行う。
【0041】この新規顧客登録画面には、例えば、顧客
の氏名又は名称、住所、電話番号、年齢、職業、性別、
支払い方法等の一般的な個人データを入力する欄が設け
られている。顧客は、表示されたこれらの入力欄に対し
て必要事項を入力し、送信処理を行う。係る操作によ
り、出資支援システム10の制御部15がこれらの入力
情報を取得すると、制御部15は入力事項に不備が無い
か否かを判断し、不備が無ければ、通信端末103に対
してID番号とパスワードとを送信することにより、当
該顧客にID番号とパスワードとを付与し、新規登録処
理が完了した旨を通知するとともに、当該顧客のID番
号に対応付けて先ほど受信した当該顧客の情報を顧客デ
ータベース13へ格納する。
【0042】そして、本処理以降において、当該顧客に
係る情報は、このID番号とパスワードとによって管理
されることとなり、自己のID番号とパスワードとを入
力すれば、登録内容の変更や、削除を随時変更すること
ができ、また、当該顧客が購入した商品情報、後述する
報酬の情報等を閲覧することができる。
【0043】《4:商品購入》続いて、顧客が通信端末
103を介して出資支援システム10に接続し、商品購
入を行う場合の出資支援システム10の動作について説
明する。この場合、顧客は、図2に示したメインメニュ
ー画面A1において、「商品購入」P2を選択する。か
かる操作により、制御部15は、通信端末103に対し
てID番号及びパスワードの入力を指示する画面を表示
させる処理を行う。これにより、通信端末103の表示
部には、ID番号及びパスワードの入力画面が表示され
る。
【0044】顧客は、この画面において、ID番号及び
パスワードを入力し、送信処理を行う。制御部15は、
受信した顧客のID番号とパスワードとが正しいもので
あるかを判断し、当該システムの顧客であると判断した
場合には、商品データベース11から商品情報を取得
し、この商品情報を通信端末103に表示させる処理を
行う。これにより、通信端末103の表示部には、商品
の情報が表示される。
【0045】顧客は、画面に表示された商品の中から購
入したい商品を購入希望商品として設定し、当該商品の
購入希望数を入力する。そして、購入する全ての商品の
入力操作が終了すると、入力情報を出資支援システム1
0へ送信する処理を行う。係る処理によって、顧客が購
入を希望する商品の情報が出資支援システム10に送信
される。係る操作により制御部15が購入希望商品の情
報を受信すると、制御部15は商品データベース11に
アクセスし、購入希望商品の在庫があるか否かを判断す
る。
【0046】この結果、在庫があると判断した場合に
は、購入希望商品の商品コードを当該顧客のID番号に
対応付けて顧客データベース13に格納すると共に、商
品データベース11に格納されている在庫数に今回の購
入数を反映させる。即ち、今回ユーザが購入する数量を
既存の在庫数から減算した値に在庫数を更新する。な
お、在庫切れにより発送が遅れる場合には、その旨を通
信端末103に対して通知する。上記処理が終了する
と、制御部15は、注文内容の確認画面を作成し、通信
端末103の表示部に表示させる処理を行う。
【0047】この結果、通信端末103の表示画面に
は、合計購入金額と、今回の商品購入において獲得した
報酬額が表示される。ここで、出資支援システム10
は、商品提供者から受け取る手数料の一部を報酬として
その商品を購入した顧客に対して還元する。出資支援シ
ステム10は、上述したように今回の合計購入金額とと
もに、今回の獲得報酬額を通知し、更に、この報酬を保
管するか、出資するか、還元するかの選択肢を通信端末
103の表示部に表示させることにより、いずれかを選
択させる。係る画面において、顧客はこれらの選択肢の
内、所望のものを選択する。なお、商品提供者から受け
取る手数料に対する報酬の割合は、常に一定の値ではな
く、商品や、期間等によって増減させることも可能であ
る。例えば、サービス期間等を設け、その期間内におい
ては普段よりも還元率を高く設定することにより、顧客
の購買欲をあおることができる。
【0048】ここで、顧客により「保管」が選択された
場合には、制御部15は、当該顧客のID番号に対応付
けられて格納されている報酬額に今回の受注内容で取得
した報酬額を加算することにより、情報を更新する。ま
た、「還元」が選択された場合には、当該顧客のID番
号に対応付けられて格納されている報酬額に今回の受注
内容で取得した報酬額を加算し、更に、次の決済時にお
いて報酬を還元する旨の情報を保存する。これにより、
後述する決済時において当該顧客が保有している報酬額
が顧客が指定した支払方法に準じて支払われることとな
る。
【0049】また、「出資」が選択された場合には、制
御部15は、顧客データベース13から当該顧客のID
番号に対応する報酬に今回の受注に対する報酬を加算し
て現在の出資可能金額を算出すると共に、出資金募集者
データベース12に格納されている各出資金募集者の情
報を出資先として通信端末103の表示部に表示させる
処理を行う。係る処理により、通信端末103には出資
可能金額と出資先の情報とが表示される。顧客は表示さ
れた出資先の中から所望の出資先を選択し、また、その
出資先に対する出資金額を入力する。この時、複数の出
資先に対して出資することも可能である。また、所望の
出資先が無かった場合には、今回の出資をキャンセルす
ることももちろん可能である。
【0050】顧客は、出資先と出資金額の入力終了後、
入力情報を出資支援システム10へ送信する操作を行
う。係る操作により、入力情報が制御部15によって取
得されると、制御部15は取得した情報に基づいて出資
金募集者データベース12の情報を更新すると共に、顧
客データベース13の情報を更新する。具体的には、出
資金募集者データべース12に関しては、出資先として
選択された出資金募集者のID番号に対応して格納され
ている出資金合計金額に今回の出資金額を加算する処理
を行い、また、顧客データベース13に関しては、当該
顧客の現在の報酬金額から今回出資金として指定された
出資金額の合計を差し引く。制御部15は、上述したデ
ータベースの更新処理を行うと、出資の手続きが完了し
た旨を通知する画面を通信端末103の表示部に表示さ
せる処理を行う。この時、更新後の報酬額を提示するよ
うにしても良い。なお、顧客は図2に示したメインメニ
ュー画面において「出資」P3を選択することによって
も、随時上述した出資に係る処理を行うことができる。
【0051】《5:決済処理》次に、出資支援システム
10が行う決済処理について説明する。制御部15は、
予め設定された期間毎、或いは予め設定されている日時
になると、出資金募集者データべース12に格納されて
いる各出資金募集者の情報、今回支払うべき出資金、及
びその支払い方法に基づいて、各出資金募集者に対して
出資金の支払いを行う。同様に、顧客データベース13
にアクセスし、当該データベースに格納されている各顧
客の情報の内、報酬の還元が指示されたものに対して、
支払うべき報酬及びその支払方法に基づいて報酬の還元
を行う。同様にして、商品提供者データべース14に格
納されている各商品提供者に登録されている支払方法に
基づいて売上金を支払う。
【0052】なお、上記予め設定されている期間、或い
は日時等は、当該システムと商品提供者間との取り決め
に応じて設定されるものであり、各商品提供者によって
異なる設定となってもかまわない。
【0053】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計等も含まれる。例えば、本出資支援システムと商品
提供者の作成・管理からなるホームページとをリンクさ
せるようにしてもよい。これにより、各商品提供者は、
ホームページ上において、より充実した商品情報を顧客
に対して提供することが可能となる。なお、このような
場合、顧客がこれらのホームページにアクセスした件数
や、更にこれらのホームページ上で購入した商品の金額
等も顧客に還元される報酬の対象としてもよい。また、
商品提供者や出資金募集者が自発的に自らが作成・管理
するホームぺージと本システムとをリンクさせたり、オ
フライン広告を利用する際に本システムの紹介を盛り込
んだりすることにより、広告宣伝費用負担を少なくする
ことが可能となるが、この場合、広告宣伝への意欲を高
めるために両者に対して、本システムへのアクセス件数
や購買実績に応じて報酬を付与するようにしてもよい。
【0054】また、上述の実施形態においては、商品提
供者の新規登録及び取扱商品の登録及び出資金募集者の
新規登録・出資金を必要とする事業内容等の登録をイン
ターネットを介して行う例について説明したが、これら
の登録処理に関しては必ずしもインターネットを介して
行わなければならないものでもなく、当該システムに対
してこれらの内容を記載した書面を提出することにより
行うこともできる。即ち、当該システムとしては、予め
商品提供者の識別番号等の基本的情報と当該商品提供者
が取り扱う商品の情報が商品データベースに格納されて
おり、一方、出資金募集者の基本的情報や基本的事業内
容等の情報を予め備えていれば、顧客端末からインター
ネットを介して商品購入、或いは出資希望の通知を受け
た場合に、速やかに対応することができるものである。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の出資支援
システムによれば、顧客は当該システムに対して行った
発注に対して付与された報酬を自己が希望する出資先へ
と出資することができる。このように、出資に際し、顧
客は自らの「財布」から出資金を支払うのではなく、商
品購入に際して付与される報酬を出資金に当てるので、
出資をするために負担感を感じないで済み、出資の機会
拡大や募集金額の引き上げにつながる。また、上述した
ような商品提供サイト、いわゆる電子モール等の仮想マ
ーケットは、近年において一般に広く普及しており、本
発明によれば、このようなサイトにおいて商品を購入し
た全ての顧客が出資者になり得るため、出資者を広く獲
得することができ、出資される金額も出資金募集者の期
待に沿う額となり得るという効果が得られる。
【0056】また、本発明の出資支援システムによれ
ば、出資に関する決済処理等は、当該システムが代行す
る形態となるため、顧客は自ら金銭を取り扱う必要がな
く、簡単に出資することができる。
【0057】また、本発明の出資支援システムによれ
ば、出資者である顧客に対して出資金募集者が自ら打ち
出した事業内容や政策等の出資金の用途を開示するため
即ち出資金募集者が展開する予定の事業内容や政策、希
望する出資金額等を提示するため、顧客は各出資金募集
者が打ち出している事業内容等を吟味して、所望の出資
先を選択することが可能となる。また、当該システムを
介していることにより、信頼感を得ることができる。一
方、出資を受ける側である出資金募集者からみれば、自
己の打ち出した事業展開や、政策等の内容に対して、出
資金が集まるため、事業の指標の1つとなり、それだけ
たくさんの出資金が集まれば、事業内容が求められてい
るものであると認められるし、出資金が少なければ需要
が少なく、ニーズが少ないということがいえ、出資金獲
得と同時に自己が打ち出した事業展開等が状勢に見合っ
ているか否かの分析をも行うことが可能となる。
【0058】特に、政治団体への寄付に関しては、その
政治団体或いはその主宰者や被支持者である政治家等が
掲げる政策を評価した上で、その実現を企図して寄付を
行うという直接民主制の要素を具備したシステムを定着
させることにより、間接民主制より生じる国民の意思と
実際の政策の乖離を縮小することができ、同時に、政治
家等が本来の役割である法律や政策の立案に力を傾注す
るための契機となる。これにより、政治や行政に民意或
いは市場原理が反映し易くなり、各種補助事業等の合理
化の促進につながる他、新規事業の策定の際に国民のニ
ーズを把握し易くなる。また、優れた政策を提示するこ
とにより、日常的な政治活動或いは選挙のための資金を
手軽に集めることができるようになり、政界への人材供
給の裾野が広がるほか、政策の是非が重要視されるよう
になることで、既存の政治家の資質向上にもつながる。
【0059】また、本発明の出資支援システムによれ
ば、報酬の用途として、出資の他、保管または還元が可
能であるので、例えば、興味が湧く出資先がなかったと
きや、報酬額が大変少額であった場合等は、出資を控え
て保管することも可能となるし、また、ある程度の額に
達するまで報酬を保管しておき、これらを還元すること
も可能となる。従って、顧客の意思がより反映され、ま
た、報酬を広く運用することが可能となる。
【0060】本システムは、商品提供者により予め登録
された商品の販売を仲介するシステムであり、報酬は、
商品提供者が提供する商品を顧客が購入した際に、商品
提供者から受け取る広告宣伝料の一部である。このよう
に、広告料・宣伝料としてその売上の一部を受け取り、
受け取ったこれらの金銭の一部を更に顧客に還元するこ
とにより、当該システムと商品提供者、顧客との結びつ
きがより強固となり、ますます高度なシステムの発展が
望めるという利点がある。また、広告提供者にとって
も、消費者を通じて社会的貢献活動に対して、間接的に
出資を行うことで企業イメージをアップさせると同時
に、売上や利益の確保を図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る出資支援システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態に係る出資支援システムの画面遷
移の概略図である。
【符号の説明】
10…出資支援システム、11…商品データベース、1
2…出資金募集者データベース、13…顧客データベー
ス、14…商品提供者データベース、15…制御部16
…送受信部、101,102,103…通信端末、20
0…インターネット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続された顧客端
    末から商品の発注を受け付け、当該発注内容に基づいて
    受注処理を行う受注処理手段と、 前記顧客に付与する報酬を前記受注内容に応じて決定す
    る報酬決定手段と、 前記顧客に付与された報酬の情報が格納されている顧客
    データベースと、 出資先に係る情報が格納されている出資先データベース
    と、 前記顧客端末から出資に関する情報の提示を依頼された
    場合に、前記出資先データベースから取得した出資先に
    係る情報を出資先候補として提示するとともに、当該顧
    客が保持している報酬を出資可能金額として前記顧客端
    末へ提示する提示手段と、 前記顧客端末から出資先及び出資金額に関する情報を受
    信した場合に、当該情報に基づいて出資処理を行う処理
    手段とを具備することを特徴とする出資支援システム。
  2. 【請求項2】 前記処理手段は、 前記顧客端末から受信した出資先及び出資金額に関する
    情報に基づいて前記出資先データベース及び前記顧客デ
    ータベースの情報を更新し、 また、所定の期間毎に前記顧客データベース及び出資先
    データベースに格納されている情報に基づいて決済処理
    を行うことを特徴とする請求項1に記載の出資支援シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記出資先に係る情報には、出資金の用
    途、希望する出資金額、現在保有する出資金額が含まれ
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の出資
    支援システム。
  4. 【請求項4】 前記報酬の用途として、前記出資の他、
    保管または還元が可能であることを特徴とする請求項1
    〜請求項3のいずれかの項に記載の出資支援システム。
  5. 【請求項5】 本システムは、商品提供者により予め登
    録された商品の販売を仲介するシステムであり、 前記報酬は、前記商品提供者が提供する商品を前記顧客
    が購入した際に、前記商品提供者から受け取る報酬金の
    一部であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいず
    れかの項に記載の出資支援システム。
  6. 【請求項6】 ネットワークを介して接続された顧客端
    末から商品の発注を受け付け、当該発注内容に基づいて
    受注処理を行う過程と、 前記顧客に付与する報酬を前記受注内容に応じて決定す
    る過程と、 前記顧客に付与された報酬の情報を格納する過程と、 出資先に係る情報を格納する過程と、 前記顧客端末から出資に関する情報の提示を依頼された
    場合に、前記出資先に係る情報を出資先候補として提示
    するとともに、当該顧客が保持している報酬を出資可能
    金額として前記顧客端末へ提示する過程と、 前記顧客端末から出資先及び出資金額に関する情報を受
    信した場合に、当該情報に基づいて出資処理を行う過程
    とを具備することを特徴とする出資支援方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004178090A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Takashi Ozawa 土地提供者等の資産運用のためのマッチングシステム、及び、コンピュータを用いて土地提供者等の資産運用のためのマッチングを行う方法
JP2005011270A (ja) * 2003-06-20 2005-01-13 Web-I:Kk 投資システムとその方法、コンピュータプログラム
JP2007048015A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Shinya Futagami 予算指定方法および、予算指定付き支払い方法
JP6247418B1 (ja) * 2017-01-10 2017-12-13 株式会社ロードフロンティア 3者型クラウドファンディングシステム

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