JP2002245253A - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理装置のプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理装置のプログラム

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JP2002245253A
JP2002245253A JP2001042785A JP2001042785A JP2002245253A JP 2002245253 A JP2002245253 A JP 2002245253A JP 2001042785 A JP2001042785 A JP 2001042785A JP 2001042785 A JP2001042785 A JP 2001042785A JP 2002245253 A JP2002245253 A JP 2002245253A
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vehicle
information processing
determination
driver
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JP2001042785A
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Satoru Shinada
哲 品田
Katsuhiko Nunokawa
克彦 布川
Hiroaki Okajima
寛明 岡島
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び
情報処理装置のプログラムに関し、例えば保険料の算出
に利用して、従来に比してさらに一段と客観的に運転を
判断することができ、また妥当な判断結果を得ることが
できるようにする。 【解決手段】 本発明は、運転手の感情についての状態
を検出した検出結果に基づいて、運転を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置、情
報処理方法及び情報処理装置のプログラムに関し、例え
ば保険料の算出に利用することができる。本発明は、運
転手の感情の状態を検出した検出結果に基づいて運転を
判定することにより、従来に比してさらに一段と客観的
に運転を判断することができ、また妥当な判断結果を得
ることができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の運転に関しては、運転歴
の長さ、過去の事故歴等により運転の巧い下手を判定
し、この判定を必要に応じて種々に役立てるようになさ
れている。
【0003】すなわち例えば車両の保険制度において
は、事故に対して支払われる保険金の金額だけでなく、
このような運転の判断により、ユーザーにより支払われ
る保険料の金額が設定されるようになされている。
【0004】これに対して、例えば特表平11−511
581号公報に開示の手法においては、ユーザーによる
安全運転を監視することにより、このような運転の巧い
下手を客観的に判定して保険料を設定する方法が提案さ
れるようになされている。この方法の場合、従来の運転
歴等による場合に比して、運転を客観的に判断すること
ができると考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが実際上、自動
車の操作においては、個人差があり、速度は出している
ものの、充分に余裕を持って運転している場合もある。
また制限速度を守って充分に安全運転している場合で
も、余裕の無い運転をしている場合もある。このような
ユーザーにおいては、余裕のある運転をしているユーザ
ーの方が、咄嗟の出来事に対して、迅速に対応すること
ができ、事故を未然に防止できると考えられる。すなわ
ちこのような場合、速度は出しているものの、充分に余
裕を持って運転している運転手の方が、より良い運転を
していると判断することができる。
【0006】しかしながら、上述した運転歴等による判
断によっても、また安全運転の監視によっても、このよ
うな判断結果を得ることが困難な問題がある。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来に比してさらに一段と客観的に運転を判断する
ことができ、また妥当な判断結果を得ることができる情
報処理装置、情報処理方法及び情報処理装置のプログラ
ムを提案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1の発明においては、情報処理装置に適用し
て、車両の搭乗者の感情についての状態を検出してなる
状態検出結果を取得する情報取得手段と、この情報取得
手段で取得した状態検出結果により先の車両の運転手に
ついて、運転を判定する判定手段とを備えるようにす
る。
【0009】また請求項8又は請求項11の発明におい
ては、情報処理方法又は情報処理装置のプログラムに適
用して、車両の搭乗者の感情についての状態を検出して
なる状態検出結果を取得する情報取得のステップと、こ
の情報取得ステップで取得した状態検出結果により車両
の運転手について、運転を判定する判定のステップとを
有するようにする。
【0010】請求項1の構成によれば、車両の搭乗者の
感情についての状態を検出してなる状態検出結果を取得
する情報取得手段と、この情報取得手段で取得した状態
検出結果により先の車両の運転手について、運転を判定
する判定手段とを備えることにより、運転手における感
情の起伏を検出して運転を判定することができ、これに
より従来に比してさらに一段と客観的に運転を判断する
ことができ、また妥当な判断結果を得ることができる。
【0011】これにより請求項8又は請求項11の構成
によれば、従来に比してさらに一段と客観的に運転を判
断することができ、また妥当な判断結果を得ることがで
きる情報処理方法又は情報処理装置のプログラムを得る
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0013】(1)第1の実施の形態 (1−1)第1の実施の形態の構成 図1は、本発明の第1の実施の形態に係る運転判断シス
テムを示すブロック図である。この運転判断システム1
では、車載の状態検出装置2により運転手の感情の状態
を把握し、この検出結果をサービスセンター3に通知し
て運転を判定し、この判定結果をユーザーに通知する。
【0014】すなわち状態検出装置2において、マイク
4は、車内の音声を取得して音声信号を出力する。再生
装置5は、DVD、コンパクトディスク、CD−ROM
等の再生装置であり、装填された光ディスクを再生して
再生結果を出力する。
【0015】アナログディジタル/ディジタルアナログ
変換回路(AD/DA)6は、再生装置5より出力され
るオーディオデータ、中央処理ユニット(CPU)7か
ら出力される音声データ等をディジタルアナログ変換処
理してアンプ8に出力し、アンプ8は、このアナログデ
ィジタル/ディジタルアナログ変換回路6の出力信号に
よりスピーカ9を駆動する。これにより状態検出装置2
は、再生装置5で再生されたオーディオ信号を試聴でき
るようになされ、また中央処理ユニット7より出力され
る各種の情報を音声により確認できるようになされてい
る。
【0016】またアナログディジタル/ディジタルアナ
ログ変換回路6は、マイク4より出力される音声信号を
アナログディジタル変換処理して音声データを生成し、
この音声データを中央処理ユニット7に出力する。これ
によりこの状態検出装置2では、ユーザーの音声による
各種指示を検出できるようになされている。なおアナロ
グディジタル/ディジタルアナログ変換回路6は、再生
装置5で再生する光ディスクがCD−ROMの場合、再
生装置5の出力データをそのまま中央処理ユニット7に
出力する。これによりこの状態検出装置2は、中央処理
ユニット7で実行する各種のプログラム、このプログラ
ムの処理に必要な各種のデータ等をバージョンアップで
きるようになされている。
【0017】画像処理部10は、中央処理ユニット7の
制御により各種画像処理を実行して映像信号を出力し、
表示装置11は、画像処理部10より出力される映像信
号による画像を表示する。これによりこの状態検出装置
2では、各種のメニュー画面、再生装置5で再生したD
VDによる映像等を表示装置11により表示できるよう
になされている。
【0018】インターフェース(IF)12は、中央処
理ユニット7の制御により動作し、運転手の状態検出の
処理に必要な各種のデータを車制御部14から取得して
中央処理ユニット7に出力する。ここで車制御部14
は、この乗用車の各部の動作を監視して制御するマイク
ロコンピュータ構成の制御回路である。またこのように
してインターフェース12により取得されるデータは、
自動車の操作に関するデータ、自動車の挙動に関するデ
ータ、搭乗者に関するデータ、自動車を取り巻く環境の
データ等により構成される。
【0019】ここで自動車の操作に関するデータは、車
制御部14から通知される走行速度、走行距離、ステア
リングホイールの操作、アクセル開度、ブレーキペダル
の操作、変速レバーの操作、シートベルトの操作等のデ
ータである。また自動車の挙動に関するデータは、図示
しないナビゲーション装置から通知される自動車の姿勢
の変化に関するデータである。また搭乗者に関するデー
タは、車制御部14から通知される搭乗者の体格、姿
勢、体温、脈拍、血圧等のデータであり、座席等に配置
された各種のセンサより検出される。また自動車を取り
巻く環境のデータは、図示しない無線機器を介して取得
される交通情報のデータ、ナビゲーション装置で検出さ
れる現在走行中の道路状況のデータ等である。状態検出
装置2では、これらのデータにより運転手の感情の状態
より判断する。
【0020】ハードディスク装置(HDD)16は、中
央処理ユニット7のプログラム、このプログラムの実行
に必要な各種のデータ等を記録して保持し、中央処理ユ
ニット7のアクセスにより保持したデータを出力する。
ランダムアクセスメモリ(RAM)17は、中央処理ユ
ニット7のワークエリアを構成すると共に、必要に応じ
て各種データを一時保持し、コントローラ18は、ユー
ザーによる各種の操作を中央処理ユニット7に通知す
る。
【0021】通信部19は、例えば携帯電話網を介して
種々のデータを送受する通信手段であり、中央処理ユニ
ット7の制御により、サービスセンター3に接続し、中
央処理ユニット7及びサービスセンター3との間で送受
する種々のデータを入出力する。
【0022】中央処理ユニット7は、ユーザーにより運
転を判定するメニューが選択されると、ハードディスク
装置16に記録された所定の処理プログラムの実行によ
り、通信部19を介してこのユーザーによる操作をサー
ビスセンター3に通知する。その後、サービスセンター
3からの指示によりインターフェース12を介して入力
される各種データを解析し、この解析結果に基づいて運
転手の状態を検出する。また中央処理ユニット7は、通
信部19の制御によりこのようにして検出した状態を所
定フォーマットによりサービスセンター3に通知し、こ
の通知により得られるサービスセンター3における運転
の判定結果を通信部19を介して取得する。中央処理ユ
ニット7は、音声により、又は表示装置11による表示
を介して、このようにして取得した判定結果をユーザー
に通知する。
【0023】このようにして実行する一連の処理におい
て、中央処理ユニット7は、インターフェース12を介
して入力される各種のデータをハードディスク装置16
に記録して保持すると共に、このようにして保持したデ
ータを参考にして、インターフェース12を介して入力
されるデータを処理することにより、運転手の感情を判
断する。
【0024】すなわち自動車の操作に関するデータよ
り、ドアを開けて発進するまでの時間がいつもより短い
と判断される場合、シートベルトを装着するタイミング
がいつもより速いと判断される場合、いつもより変速の
頻度が多いと判断される場合、ブレーキの操作頻度がい
つもより多いと判断される場合、いつもより速度が速い
と判断される場合、いつもよりアクセル開度が大きいと
判断される場合等にあっては、運転手が急いでおり、運
転手が焦っていると考えられる。
【0025】また自動車の挙動に関するデータより、加
減速がいつもより急であると判断できる場合も、同様
に、運転手が急いでおり、焦っていると考えられる。ま
たこのような自動車の挙動に関するデータ、現在走行中
の道路状況のデータ、ステアリングの操作に関するデー
タより、車線変更の頻度を判断することができ、この判
断結果からいつもより車線変更の頻度が多いと判断され
る場合、この場合も運転手が急いでおり、運転手が焦っ
ていると考えられる。
【0026】これに対して血圧等の搭乗者に関するデー
タからは、いつもの血圧等との比較により、直接、運転
手の感情の高まり、焦り等を検出することができる。ま
た渋滞においてブレーキの操作回数がいつもより多いと
判断できる場合には、運転手が焦っており、またいらい
らしていると判断することができる。
【0027】これに対してアクセル等の操作が滑らかな
場合、運転手においては、リラックスして運転している
状態であり、感情としては穏やかな状態にあると判断す
ることができる。
【0028】中央処理ユニット7は、このようなハード
ディスク装置16の過去の記録を参考にした各種のデー
タの統計的な処理により、運転手の感情についての状態
を検出する。この処理において中央処理ユニット7は、
このような焦りだけでなく、怒り等の感情を表す各種の
項目について、運転手の状態をそれぞれ数値化し、これ
により運転手の状態検出結果を生成する。なおここでこ
のような感情についての状態とは、焦っている状態、怒
っている状態、或いは穏やかな状態等の少なくとも何れ
か状態である。
【0029】中央処理ユニット7は、インターフェース
12を介して得られるデータの監視により、何れかのデ
ータに変化が生じると、その都度、上述した処理により
運転手の状態を検出する。さらに中央処理ユニット7
は、このようにして検出した運転手の状態を、関連する
データと共にパッケージ化してサービスセンター3に通
知する。これにより例えば運転手が急ブレーキ、パッシ
ング、クラクション、アクセルの踏み込みによる一連の
操作を実行した場合、この一連の操作と共に状態検出結
果をサービスセンター3に通知する。
【0030】さらに中央処理ユニット7は、このような
データの通知により、サービスセンター3より運転の判
定結果が通知されると、この結果を表示部11に表示す
る。また同時に、状態の検出を終了する。
【0031】サービスセンター3において、通信装置2
1は、通信部19との間で種々のデータを交換する。判
定装置22は、コンピュータにより構成され、状態検出
装置2より通知される各種のデータを処理して運転手の
運転を判定すると共に、通信装置21を介して判断結果
を状態検出装置2に通知する。すなわち判定装置22
は、運転を判定するメニューの操作が状態検出装置2か
ら通知されると、この通知を発した状態検出装置2に応
答を返した後、順次、状態検出装置2より入力される感
情検出結果のデータを取得する。この場合、判定装置2
2では、状態検出装置2より通知される感情検出結果よ
り、運転手の感情の変化の大きさを数値化して順次加算
する。これにより判定装置22は、頻繁に感情が高ぶる
場合、さらにはこの感情の高ぶりが大きい場合に大きな
加算値が得られるように、これら感情検出結果を処理す
る。
【0032】判定装置22は、所定の時間によりこの加
算値を計算し、この加算値の大小により運転の巧い下手
を判定する。このとき判定装置22は、状態検出装置2
より感情検出結果と共に通知される関連するデータを基
準にして、加算値を判定する。すなわち、一般道を走行
している場合に比して、比較的、運転が単調となりがち
な高速道路の運転において、頻繁に感情が高ぶる場合に
は、運転に、さらには自動車自体に、何らかの問題があ
ると考えられる。またこのような高速道路の運転におい
て、大きく感情が高ぶる場合には、何らかの危険な状況
を回避した場合等と考えられる。これにより判定装置2
2は、自動車を取りまく環境によっても、判断基準を種
々に設定して、運転の巧い下手を判定するようになされ
ている。
【0033】かくするにつき判定装置22は、このよう
な判定に充分な時間により、上述した加算値を計算する
ようになされ、この加算値より運転を判定すると、判定
結果を状態検出装置2に通知する。このとき判定装置2
2は、運転の巧い下手をランク付けして通知する。
【0034】(1−2)第1の実施の形態の動作 以上の構成において、この状態検出装置2では(図
2)、マイク4で取得されるユーザーの音声が解析され
てユーザーの音声による指示が検出され、この指示によ
り、例えば再生装置5に装填された光ディスクが再生さ
れてスピーカ9、表示装置11よりユーザーに提供され
る。この処理において状態検出装置2では、ユーザーに
より運転の判定が指示されると、この指示が通信部19
を介してサービスセンター3に通知される。
【0035】さらに状態検出装置2では、中央処理ユニ
ット7の処理により、自動車の操作に関するデータ、自
動車の挙動に関するデータ、搭乗者に関するデータ、自
動車を取り巻く環境のデータ等が取得され、これらのデ
ータの過去の記録との比較による統計的な処理により、
運転手の感情についての状態が検出される。
【0036】状態検出装置2では、このようにして検出
される運転手の状態より、運転手の感情が大きく変化し
た場合には、インターフェース12を介して得られる関
連するデータと共に、この変化がサービスセンター3に
通知される。サービスセンター3では、状態検出装置2
より運転の判定が通知されると、このようにして通知さ
れる感情の変化が数値されて集計される。これによりこ
の運転判断システム1では、運転中に度々怒るような運
転手、激しく怒る運転手、運転中に度々動揺するような
運転手、さらには大きく動揺する運転手等にあっては、
大きな加算値が得られるように、状態検出装置2で検出
した感情検出結果が処理される。
【0037】すなわち運転の巧い下手においては、最終
的に、事故に合わないように運転することと考えられ、
このように度々感情が高ぶるような運転、度々動揺する
ような運転等をしている場合には、いわゆる危険と背中
合わせの運転と言うことができる。このような運転にあ
っては、下手な運転と判断することができる。
【0038】これに対して危険を予測して、例えば事前
に減速する等の操作を実行する運転にあっては、充分に
余裕を持って運転しており、感情の高ぶり、動揺も少な
く、巧い運転と判断することができる。これによりこの
実施の形態により得られる加算値においては、このよう
な巧い下手による運転を、従来に比して妥当な判断基準
により客観的に数値化することができる。
【0039】これによりサービスセンター3では、この
ようにして加算値を所定時間計算すると、この加算値が
判定されて運転の巧い下手が判定される。このときサー
ビスセンター3では、乗用車を取りまく環境に応じて、
判定基準が設定されて運転手の巧い下手が判定され、こ
の判定結果が状態検出装置2に通知されて、ユーザーに
通知される。
【0040】(1−3)第1の実施の形態の効果 以上の構成によれば、運転手の感情の状態を検出した検
出結果に基づいて、運転を判定することにより、従来に
比してさらに一段と客観的に運転を判断することがで
き、また妥当な判断結果を得ることができる。
【0041】またこのときこの判断結果を運転手に通知
することにより、運転手においては、自分の運転の習熟
等にこの判断結果を役立てることができる。
【0042】特に感情の変化の大きさを数値化して、感
情の変化毎に加算し、この加算値を判定して運転を判定
することにより、危険と背中合わせの運転等にあては、
高い加算結果が得られるのに対し、危険を予測した余裕
のある運転においては、少ない加算結果を得ることがで
き、これにより運転の巧い下手を妥当かつ客観的に判断
することができる。
【0043】さらにこのような感情を車載側の装置によ
り検出し、この車載側の装置からの通知によりサービス
センターで運転を判定することにより、簡易な構成によ
る車載装置により運転を判定することができる。
【0044】(2)第2の実施の形態 図2は、本発明の第2の実施の形態に係る保険料算定シ
ステムを示すブロック図である。この実施の形態におい
ては、車載のナビゲーション装置32により運転手に道
案内すると共に、運転手の感情の状態を検出し、検出結
果を処理する。さらにこの処理結果を集計センター33
に通知し、この集計センター33における処理により、
保険料を設定する。なおこの実施の形態に係る構成にお
いて、第1の実施の形態と同一の構成は、対応する符号
を付して示し、重複した説明は省略する。
【0045】このナビゲーション装置32において、状
態検出部34は、上述した状態検出装置2と同様にして
運転手の感情についての状態を検出し、この感情検出結
果を関連する情報と共に、ナビゲーション部35に通知
する。
【0046】ナビゲーション部35においては、マイク
4で取得される音声の解析によりユーザーの指示を受け
付け、この指示により、例えばユーザーが地図の表示を
指示すると、内蔵の地図データベースをアクセスして対
応する地図を表示装置11で表示する。またユーザーが
目的地までの道案内を指示すると、現在位置を取得し、
この現在位置から目的地までの移動経路を検索し、この
移動経路を表示装置11により表示する。さらにこのよ
うな移動経路による移動において、スピーカ9からの音
声の出力及び表示装置11の表示により、曲がり角を指
示する情報等をユーザーに提供し、これによりユーザー
を目的地に道案内する。
【0047】ナビゲーション部35において、中央処理
ユニット36は、このナビゲーション部35の動作を制
御するコントローラであり、図3に示す処理手順の実行
により道案内等の処理を実行すると共に、感情検出結果
を処理する。
【0048】すなわち中央処理ユニット36は、搭乗者
より道案内が指示されると、ステップSP1からステッ
プSP2に移り、通常のナビゲーション装置における道
案内に供する処理を実行する。なおここでこの処理は、
現在位置を検出して移動経路を検索する処理、この移動
経路に沿った道案内に必要な音声データを生成する等の
処理である。
【0049】この処理を実行すると、中央処理ユニット
36は、続いてステップSP3に移り、状態検出部34
より通知される運転手の状態が平常心による状態か否か
判断する。ここで運転手が平常心により運転していると
判断できる場合、中央処理ユニット36は、ステップS
P4に移り、現在位置を基準にした地図データベースの
アクセスにより音声による案内が必要か否かを検索す
る。さらに中央処理ユニット36は、ステップSP5に
移り、この検索結果により例えば交差点に近づくと「2
00m先を左方向です」等の音声によるメッセージをユ
ーザーに通知した後、ステップSP2に戻る。これによ
りこのナビゲーション部35では、通常のナビゲーショ
ン装置と同様にユーザーを道案内するようになされてい
る。
【0050】これに対してステップSP3で否定結果が
得られると、中央処理ユニット36は、ステップSP6
に移る。ここで中央処理ユニット36は、ステップSP
6に移り、運転手の焦りの程度を判定する。ここで運転
手がそれ程焦っていないと判断できる場合、中央処理ユ
ニット36は、ステップSP7に移り、ここでポイント
を値0に設定した後、ステップSP8に移る。ここでポ
イントは、運転の判断に供する加算値の算出に使用する
値であり、前記運転手の感情の変化の大きさを数値化し
たものである。
【0051】これに対して運転手の焦りが中程度と判断
できる場合、中央処理ユニット36は、ステップSP6
からステップSP9に移り、ポイントを値0.5に設定
した後、ステップSP8に移る。また運転手の焦りが著
しく激しいと判断できる場合、中央処理ユニット36
は、ステップSP6からステップSP10に移り、ここ
でポイントを値1に設定してステップSP8に移る。
【0052】このようにしてポイントを設定すると、中
央処理ユニット36は、ステップSP8において、この
ポイントをそれまでの加算値に加算する。続いて中央処
理ユニット36は、ステップSP11に移り、このナビ
ゲーション装置32に設定された集計センター33との
間の通信日時になったか否か判断し、ここで否定結果が
得られると、ステップSP4に移る。
【0053】これに対してステップSP11で肯定結果
が得られると、中央処理ユニット36は、ステップSP
12に移り、ここで通信部19の制御により集計センタ
ー33との間で回線を接続する。さらに中央処理ユニッ
ト36は、ステップSP8の処理の繰り返しで算出した
加算値を集計センター33に通知する。またこのとき中
央処理ユニット36は、ポイントを値0.5又は値1に
設定してなる感情の変化と関連するデータ、過去の通知
より現在の通知に至るまでの運転の履歴を併せて集計セ
ンター33に通知する。中央処理ユニット36は、この
ようにして集計センター33を通知すると、加算値を値
0にリセットした後、ステップSP4に移る。
【0054】なお中央処理ユニット36は、このように
ユーザーが道案内を指示していない場合でも、ステップ
SP3〜ステップSP12の処理手順を一定の周期で繰
り返し、これにより常時、運転手の運転を監視して加算
値を計算するようになされ、さらに所定の日時で加算値
等をサービスセンター3に通知するようになされてい
る。
【0055】集計センター33において、集計装置41
は、通信装置21より得られる各種データを処理するコ
ンピュータであり、この各種データより運転の巧い下手
を判定し、この判定結果に基づいてデータベース(D
B)42をアクセスすることにより保険料を設定する。
【0056】ここでデータベース42は、この保険料算
定システム31により管理する各ユーザーの保険料に関
するデータを記録して保持する。ここでこの保険料に関
するデータは、ユーザーを特定するデータ(例えば住
所、生年月日、性別、連絡先等のデータである)、ユー
ザーの運転暦に関するデータ(例えば免許取得年月日、
事故暦等のデータである)、契約に関するデータ(過去
の契約の履歴、過去の契約における保険料、契約対象の
車両等のデータ)、過去の保険料の算定に供した加算値
のデータ等である。
【0057】集計装置41は、ナビゲーション装置32
から通知される加算値を所定の判断基準値により判別す
ることにより、運転の巧い下手を複数の段階により評価
する。この処理において、集計装置41は、データベー
ス42に記録された運転手の所在する地域、年齢、運転
暦、ナビゲーション装置32から通知される運転の履歴
による運転時間に応じて、判断基準値を適宜設定して運
転の巧い下手を評価する。
【0058】さらに集計装置41は、この判定結果をデ
ータベース42に記録し、所定の保険料算定時期になる
と、このようにして記録した巧い下手の判定結果を集計
して、総合的に運転の巧い下手を判定する。さらにこの
判定結果により保険料を計算する。
【0059】かくするにつきこのようにして判定される
運転の判定結果においては、第1の実施に形態について
上述したように、運転の巧い下手を妥当にかつ客観的に
判断することができることにより、この判定結果を保険
料の算定に利用して公正に保険料を設定することができ
る。
【0060】この第2の実施の形態によれば、運転の巧
い下手を表す加算手段を車両側に搭載するようにして
も、第1の実施の形態と同様に、従来に比して一段と客
観的に運転を判断することができ、また妥当な判断結果
を得ることができる。
【0061】従ってこの判断結果を保険料の算定に利用
するようにして、公正に保険料を設定することができ
る。
【0062】(3)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、単に感情の変化の大
きさを数値化して加算処理し、この加算結果により運転
の巧い下手を判定する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、自動車の走行している環境等に応じてこ
のように数値化してなる値を重み付けして加算するよう
にしてもよい。すなわちゆっくり走っている場合には、
事故を起こしたとしても、大きな事故には至らず、保険
により補填する金額は少なく済む。しかしながら高速度
道路等における高速走行時に事故を起こした場合には、
大きな事故に至る確率が高く、保険により補填する金額
も高額となる場合が多い。これによりこのように重み付
けして加算するようにすれば、運転の巧い下手の判定結
果を一段と有効に利用することができる。なおこのよう
な処理に代えて、自動車の走行している環境等に応じ
て、感情の変化の大きさを数値化してなる値を加算する
ようにし、個々の環境で運転の巧い下手を判定するよう
にしてもよい。このようにすれば、町中の運転は巧いの
に、高速道路の運転は下手等の判定結果を得ることがで
きる。
【0063】また上述の実施の形態においては、単に運
転の巧い下手を判定し、さらには判定結果により保険料
を算定する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば複数の運転手間で、運転の巧い下手のランキ
ングを競う場合等、運転の巧い下手の判定結果を種々に
利用することができる。なおこのようにランキングを競
う場合には、各人の相対的な判定により加算値をそれぞ
れ判定して運転の巧い下手を判定すること等が考えられ
る。
【0064】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、運転手の
感情についての状態を検出した検出結果に基づいて、運
転を判定することにより、従来に比してさらに一段と客
観的に運転を判断することができ、また妥当な判断結果
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る運転判断シス
テムを示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る保険料算定シ
ステムを示すブロック図である。
【図3】図2のナビゲーション装置における中央処理ユ
ニットの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……運転判断システム、2……状態検出装置、3……
サービスセンター、7、36……中央処理ユニット、3
1……保険料算定システム、32……ナビゲーション装
置、33……集計センター、34……状態検出部、35
……ナビゲーション部、41……集計装置、42……デ
ータベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G08G 1/00 (72)発明者 岡島 寛明 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 3D020 BA09 BA11 BB01 BE03 5D015 KK01 5H180 BB05 BB13 FF22 FF27

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の搭乗者の感情についての状態を検出
    してなる状態検出結果を取得する情報取得手段と、 前記情報取得手段で取得した状態検出結果により前記車
    両の運転手について、運転を判定する判定手段とを備え
    ることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記判定手段による判定結果を前記車両の
    運転手に通知する通知手段を有することを特徴とする請
    求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】前記判定手段による判定結果に応じて、前
    記車両の保険料を設定する設定手段を有することを特徴
    とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】前記判定手段は、 前記状態検出結果に基づいて、前記運転手の感情の変化
    の大きさを数値化して、前記感情の変化毎に加算するこ
    とにより、感情の変化を示す加算値を得、 前記加算値を判定して前記運転の判定結果を生成するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】前記情報取得手段は、 前記車両に搭載されて前記状態検出結果を生成する状態
    検出手段より、前記状態検出結果を取得する通信手段で
    あることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】前記情報取得手段及び前記判定手段が、 前記車両に搭載されてなることを特徴とする請求項1に
    記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】前記情報取得手段及び前記判定手段は、 前記車両に搭載されてなり、 前記情報処理装置は、 前記判定手段による判定結果に応じて、前記車両の保険
    料を設定する設定手段に、前記判定手段による判定結果
    を通知する通知手段を有することを特徴とする請求項1
    に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】車両の搭乗者の感情についての状態を検出
    してなる状態検出結果を取得する情報取得のステップ
    と、 前記情報取得のステップで取得した状態検出結果により
    前記車両の運転手について、運転を判定する判定のステ
    ップとを有することを特徴とする情報処理方法。
  9. 【請求項9】前記判定のステップによる判定結果を前記
    車両の運転手に通知する通知のステップを有することを
    特徴とする請求項8に記載の情報処理方法。
  10. 【請求項10】前記判定のステップによる判定結果に応
    じて、前記車両の保険料を設定する設定のステップを有
    することを特徴とする請求項8に記載の情報処理方法。
  11. 【請求項11】車両の搭乗者の感情についての状態を検
    出してなる状態検出結果を取得する情報取得のステップ
    と、 前記情報取得のステップで取得した状態検出結果により
    前記車両の運転手について、運転を判定する判定のステ
    ップとを有することを特徴とする情報処理装置のプログ
    ラム。
  12. 【請求項12】前記判定のステップによる判定結果を前
    記車両の運転手に通知する通知のステップを有すること
    を特徴とする請求項11に記載の情報処理装置のプログ
    ラム。
  13. 【請求項13】前記判定のステップによる判定結果に応
    じて、前記車両の保険料を設定する設定のステップを有
    することを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置
    のプログラム。
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