JP2002244666A - 吸遮音体およびその製造方法 - Google Patents

吸遮音体およびその製造方法

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Motohide Kawasaki
基秀 川崎
Fusao Kamoto
房男 嘉本
Hiromitsu Miyazaki
洋光 宮崎
Toru Asai
透 浅井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メインテナンスにも手間が掛からず耐久性があ
り、かつ十分な吸音性能と遮音性能を同時に満足する吸
遮音体を提供する。 【解決手段】多孔質軽量コンクリート吸音材12と非多
孔質コンクリート遮音材11とを積層し、かつ該多孔質
軽量コンクリート吸音材12の外表面からシリコン系撥
水溶液を含浸させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレキャストコン
クリート板(以下、PC板という)の高遮音性能と連続
気泡を有する無機質系多孔質の軽量コンクリート板の高
吸音性能の両方の特徴を活かした新規な複合板であり、
主として鉄道や高速道またはゴミ焼却場などにおいて発
生する騒音が近隣住宅に及ぼす環境悪化を抑制するため
に用いられる吸遮音用複合板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、防音を行う方法として、現場での
コンクリート打設を行うか、または工場にて壁状に製造
されたものを現場で組立を行い防音壁として設置するか
のいずれかの方法がある。更に吸音性能を付加する目的
で過去種々の方法が採用されていた。これらはいずれも
コンクリートの密実性およびその質量により優れた遮音
性能を発揮するものの吸音性に乏しく、音の反射・反響
音のため十分な防音効果が期待できなかった。
【0003】また、吸音性能と遮音性能との両者から十
分に高い防音効果が得られるように、例えば亜鉛鉄板な
どの金属板製遮音ケース内に、吸音材としてグラスウー
ル層や空気層を形成し、かつ表面側に前記グラスウール
層の乖離や破損等を防止するためアルミ製の穴あきメタ
ルで保護板を配設してなる吸遮音パネルが知られている
が、これらのものは、ケース自体に腐食を生じやすい上
に、グラスウールの経年劣化により期待する防音効果が
早期のうちに低下し、このため早期にグラスウールの取
り替え補修が必要である。よってランニングコストが割
高となるという欠点があった。
【0004】前記欠点を解消するために以下の方法など
が採用されている。すなわち特公昭54−2975号公
報、特公昭54−2976号公報、特開昭57−161
213号公報に開示されているように、モルタルに起泡
剤等を添加し発泡コンクリートとなした吸音部材と、コ
ンクリートや繊維補強セメント板とした遮音部材とを複
合することにより、吸音効果と遮音効果を同時に期待で
きる様な方策が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれらの
ものは、金属枠付二層式のものおよびロックウールを用
いた方式に比べ透過損失並びに残響質法吸音率などの点
で優れ、特に透過損失などは中音域から高音域にかけて
その音域の増大に伴って透過損失も大きくなることが理
想的である。しかしいずれの場合も中音域から高音域に
かけて減少傾向にあり必ずしも期待に添ったものとは言
えない状況にある。
【0006】また、前述したようにグラスウールやロッ
クウールなどを併用した方法では、十分な透過損失並び
に吸音率を確保するのが非常に難しいばかりか風雨によ
る自然劣化を生じ、メインテナンスにも非常にコストと
手間が掛かるという問題点があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、メインテナンス
にも手間が掛からず耐久性があり、工期短縮にも寄与で
き、かつ十分な吸音性能と遮音性能を同時に満足する吸
遮音板を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、多孔質軽量コンクリート吸音材と非多孔質コンクリ
ート遮音材とを積層し一体にさせた構造とする。更に一
体にする方法としては、前記非多孔質コンクリート遮音
材の中央部に凹部を設け、該凹部に前記多孔質軽量コン
クリート吸音材を嵌合させ一体にする。好ましくは前記
凹部に嵌合させるとともに、多孔質軽量コンクリート吸
音材の小口面を前記非多孔質コンクリート遮音材に係止
させ一体にすることにより達成される。また、基盤の水
平面上に多孔質軽量コンクリート吸音材を載置して、そ
の上から非多孔質コンクリート遮音材を打設し、前記多
孔質軽量コンクリート吸音材を被覆することによっても
達成される。その際上述したように、多孔質軽量コンク
リート吸音材の小口面を前記非多孔質コンクリート遮音
材に係止させることでより強固に一体にすることで達成
される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面に添って本発明の実施形
態を説明すると、図1、図2及び図3に示すように本発
明に係る吸遮音体10は、多孔質軽量コンクリート吸音
材12と非多孔質コンクリート遮音材11とを積層して
一体にした構造を有している。
【0010】そして前記多孔質軽量コンクリート吸音材
12の小口面1が図4(a)(b)に示すように凹状ま
たは凸状の目地または図5(a)に示すように非多孔質
コンクリート遮音材11との接着側12aの幅が外表面
12b側のそれより長くなるよう傾斜面とする。更に図
5(b)に示すように多孔質軽量コンクリート吸音材1
2の小口面1を階段状にして図3に示すように中央部が
窪んだ非多孔質コンクリート遮音材11の凹部2に多孔
質軽量コンクリート吸音材12を嵌合してモルタルで接
着するとともに小口面1を非多孔質コンクリート遮音材
11に係止させる。前述したような種々形状の小口面1
を加工することで、仮にモルタルの接着効果が薄れてき
た場合、多孔質軽量コンクリート吸音材12と非多孔質
コンクリート遮音材11との剥離やひいては落下を防止
することができる。
【0011】両者一体化するに際しては、上記したよう
な方法のほかに前記多孔質軽量コンクリート吸音材12
を所定の型枠底部のような基盤に載置しておきその上に
非多孔質コンクリートとなる原料スラリーを打設し、一
体化し製造する方法が採用される。この方法であれば、
多孔質軽量コンクリート吸音材12の外周辺部に前記ス
ラリーを十分隙間なく充填させることでより接着性が増
大し好ましい。
【0012】前記非多孔質コンクリート遮音材は、現場
での工期短縮を図るため工場にてセメント、骨材、砂、
各種結合材、添加剤、水等を一定の割合で混合し、所定
の型枠に投入し硬化させたPC板として製造される。こ
のとき軽量化を図るために型枠内に円柱状のパイプを設
置しておき内部が中空状になるようにするか所定の型を
有する押出成型機を利用する方法により内部が中空状に
なるようにする。
【0013】更に、PC板そのものの物理的強度を向上
させるため、前記型枠内に前もってプレストレスを掛け
た鋼材を載置しておき、その後上述のようにセメント、
骨材、砂、各種結合材、添加剤、水等を一定の割合で混
合したスラリーを型枠内へ打設し完成させることもでき
る。上述した方法を採用することにより前記多孔質軽量
コンクリート吸音材と非多孔質コンクリート遮音材がよ
り強固に接着一体化が可能となる。また、風圧、衝撃な
どの外応力に対しても優れた性能を発揮できる。
【0014】前記多孔質軽量コンクリート吸音材は、珪
酸質原料と石灰質原料を主原料とし、これに水およびア
ルミニウム粉末などの気泡剤を添加し、ついで連続気泡
となすためにメチルセルロースなどの増粘剤のほか界面
活性剤を混入しスラリー化したものを型枠へ打設し発泡
・硬化させる。その後所定の寸法に切断し、140℃以
上の高温・高圧の条件下で蒸気養生を行うことで所望の
多孔質軽量コンクリート吸音材を得ることができる。
【0015】前記の方法により製造された多孔質コンク
リート吸音材は、嵩比重が0.25〜0.5の範囲で、
かつ連続した気泡が全体の30%以上有しているため2
50Hzを越える中音域以上の広範囲の領域において吸
音率が0.5以上の吸音性能を持つものが得られる。
【0016】更に、前記多孔質コンクリート吸音材は、
その物理的強度を向上させるため、上述したようにPC
板同様にその内部に補強材を包含することもできる。該
補強材は、鉄筋または炭素繊維またはアラミド繊維など
を結束したものを用いてもよく、加工性、コストの面か
らすると防錆処理を施した鉄筋または網状線材を用いた
方が経済的および製造効率上より好ましい。
【0017】PC板と多孔質軽量コンクリート吸音材の
接着は、モルタルのほかに樹脂状の接着剤でもよいが、
多孔質コンクリート材が多孔質であるために流動性を有
するモルタルの方が気泡内部まで浸入し接着力がより高
まるとともにコスト的にも割安である。
【0018】更に、接着し一体化する際に、多孔質軽量
コンクリート吸音材に対しPC板との接着表面に接着効
果を高めるため水を霧状に噴霧する。このことによりモ
ルタルが保有する水分が多孔質軽量コンクリート吸音材
に吸収され、結果モルタルがドライアウトするという現
象を回避することができ、よって接着力向上が図れより
強力な一体化が図ることが可能となる。
【0019】また、前記多孔質軽量コンクリート吸音材
外表面に劣化防止のため、シリコーン系の撥水性能を有
する溶液を塗布・含浸させることにより耐候性の向上を
図ることができる。前記多孔質軽量コンクリート吸音材
は、緻密な構造を有する前記PC板に比べ多孔質である
がゆえに吸水性が高く、従って吸水により物理的または
化学的特性の低下をもたらす。
【0020】すなわち、前記多孔質軽量コンクリート吸
音材への水の浸透によりその組織内部において膨潤し、
粒子間の結合力低下を引き起こす。また、大気中の亜硫
酸ガスが酸性雨となり前記多孔質軽量コンクリート吸音
材内部へ浸透した場合には、その内部構造を形成してい
る物質と硫酸イオンが反応し組織構造が破壊されること
になる。従って、前記多孔質軽量コンクリート吸音材に
撥水性能を有する溶液を塗布することで、上述した雨水
並びに酸性雨などの浸透から生じる種々の不具合現象を
回避することができる。
【0021】前記シリコーン系の撥水剤としては、特に
ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、アルキル変性ポリシロキサン等のオルガノポリシロ
キサンが好ましい。
【0022】前記多孔質軽量コンクリート吸音材は、主
原料としてセメント、珪石粉、フライアッシュなどの珪
酸質原料および生石灰粉末、スラグなどの石灰質原料を
用い、これに水並びにメチルセルロースのような増粘剤
や高級アルコール系硫酸エステルなどの界面活性剤、発
泡剤としてアルミニウム粉末などをともに混合し発泡さ
せることで軽量化及び連続気泡形成を図ることができ
る。その後硬化した成形体を所定寸法に切断し、高温・
高圧蒸気養生を行い所望の多孔質軽量コンクリート吸音
材が製造される。
【0023】つまり成形体内部に気泡を発生させ、更に
その生成した気泡同士を合一させ連続気泡を形成させる
ことで、軽量化とさらに吸音性能の向上が得られるが、
その反面多孔質軽量コンクリートはマトリックス部がP
C板に比して薄く、少ないため物理的強度および長期安
定性に欠けるという欠点がある。そのため140℃を越
える高温・高圧の蒸気養生を行うことで、20kg/c
2程度以上の素材圧縮強度を確保でき、また安定した
珪酸カルシウム水和物が得られることにより長期安定性
が図れる。
【0024】一般的に吸音材は、その性能特性を向上さ
せるために前記PC板のような緻密な構造とするよりも
多孔質或いはグラスウール材のような粗である構造体の
方がより吸音性能は高い。更に多孔質構造体にあって
は、内部の気泡は個々に独立した気泡であるよりは連続
している方がより音に対して吸音効果がある。
【0025】つまり個々に独立した気泡の場合、音の入
射に対し気泡界面で反射音となって吸音効果が得られな
い。従って連続した気泡であれば入射音は、多孔質構造
体内部へさらに浸透していくにつれ次第に減衰して行く
という効果があり、好ましくは30%以上の連続した気
泡を内部に含有する成形体を形成させることにより効果
的な吸音性能が得られる。
【0026】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例について詳
述する。図3に示すように円状の中空14を有しかつプ
レストレスを掛けた線材15を挿入してなる非多孔質コ
ンクリート遮音板(PC板)11の凹部2にあらかじめ
先に製造しておいた多孔質軽量コンクリート吸音材12
の接着面に少量の水を霧状に噴務した後、互いに接する
面に接着剤としてモルタルを塗布し、その後多孔質軽量
コンクリート吸音材12の四辺のうち図4(a)に示す
ような2長辺が凹状の小口面1をPC板11の凹部2に
落としこんで両者を一体化させた。
【0027】上記のように製作に用いたPC板11とし
て、長さ3785mm、幅1000mm、厚さ175m
mのものを用い、その凹部2に嵌合させた多孔質軽量コ
ンクリート吸音材12として、長さ1800mm、幅3
90mm、厚さ50mmのものを4枚使用した。故に吸
遮音板としての厚みは、175mmから前記多孔質軽量
コンクリート吸音材12の厚さ50mmを差し引いた1
25mmであった。
【0028】本発明を具体化した実施例の遮音性能を評
価するため、中心周波数125Hzから4kHzに渡り
音響透過損失をJIS A 1416に基づき測定した
結果を図6に示す。また、本発明と比較するため裏面側
に多孔質軽量コンクリート吸音材12を接着していない
厚さ150mmのPC板11を製造し、同様の測定を行
った。その結果を比較例として同様に図6に示す。
(註:透過損失とは、1つの遮音層においてその一面に
入射する音の音圧レベルに対し、透過する音の音圧レベ
ルがどれだけ低下するかをdB(デシベル)で示した
値。)
【0029】図6で明らかなように本発明品は、厚さ1
50mmのPC板11と比較しても何ら遜色なく有効に
機能していることが分かる。また、前述した特公昭54
−2975号公報、特公昭54−2976号公報、特開
昭57−161213号公報記載の技術に比しても非常
によい結果が得られていることが分かる。
【0030】更に、実施例の吸音性能を評価するため、
中心周波数125Hzから4kHzに渡り残響室吸音率
をJIS A 1409に基づき測定した結果を図7に
示す。また、本発明と比較するため上記同様裏面側に多
孔質軽量コンクリート吸音材12を接着していない厚さ
150mmのPC板11を製造し、同様の測定を行っ
た。その結果を図7に示す。
【0031】図7で明らかなように本発明品は、厚さ1
50mmのPC板11と比較すると、該PC板11は測
定を行った全領域で殆ど吸音率がないといえる。それに
比して本発明品10は、250Hz以下の低音域で0.
5を下回るが前記低音域を越える全領域で0.5を上回
り、かつ500Hzをこえる音域では0.8以上の吸音
率を有することが判明した。
【0032】
【発明の効果】上述したように本発明品は、高温・高圧
の蒸気養生を施され、かつ撥水性を付与した多孔質軽量
コンクリート吸音材と非多孔質コンクリート遮音材とを
工場にて積層して一体化した吸遮音材とすることで長期
にわたり耐久・耐候性が確保でき、非常に防音効果が図
られることはもちろん工期の短縮、更には周りの環境に
対して美観を損なうことなく、しかも長期にわたりメイ
ンテナンスも非常に容易でかつ安価にできるという効果
を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸遮音体の平面図。
【図2】図1におけるA−A断面図を示す。
【図3】図1におけるB−B断面図を示す。
【図4】本発明に係る多孔質軽量コンクリート吸音材の
断面図を示す。
【図5】本発明に係る他の多孔質軽量コンクリート吸音
材の断面図を示す。
【図6】本発明における実施例および比較例の音響透過
損失の測定結果を示す。
【図7】本発明における実施例および比較例の残響室吸
音率の測定結果を示す。
【符号の説明】
1 小口面 2 凹部 10 吸遮音体 11 非多孔質コンクリート遮音材 12 多孔質軽量コンクリート吸音材 14 中空部 15 線材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 透 愛知県尾張旭市下井町下井2035番地 クリ オン株式会社内 Fターム(参考) 2D001 AA01 CA01 CB01 CD02 2E001 DF02 DF04 FA03 GA42 HA06 HA07 5D061 AA13 BB01 BB24

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多孔質軽量コンクリート吸音材と非多孔質
    コンクリート遮音材とを積層させてなる吸遮音体。
  2. 【請求項2】板状の多孔質軽量コンクリート吸音材を中
    央部が窪んだ非多孔質コンクリート遮音材の凹部に嵌合
    させてなる吸遮音体。
  3. 【請求項3】板状の多孔質軽量コンクリート吸音材を中
    央部が窪んだ非多孔質コンクリート遮音材の凹部に嵌合
    させるとともに、多孔質軽量コンクリート吸音材の小口
    面を非多孔質コンクリート遮音材に係止させたことを特
    徴とする吸遮音体。
  4. 【請求項4】前記非多孔質コンクリート遮音体がプレキ
    ャストコンクリート板であることを特徴とする請求項1
    〜請求項3のいずれか記載の吸遮音体。
  5. 【請求項5】前記プレキャストコンクリート板が内部に
    中空状の空洞を有していることを特徴とする請求項4記
    載の吸遮音体。
  6. 【請求項6】前記プレキャストコンクリート板の内部に
    プレストレストされた線材が装填されていることを特徴
    とする請求項4または請求項5記載の吸遮音体。
  7. 【請求項7】前記多孔質軽量コンクリート吸音材の嵩比
    重が0.25〜0.5(kg/m3)であることを特徴
    とする請求項1〜請求項3のいずれか記載の吸遮音体。
  8. 【請求項8】前記多孔質軽量コンクリート吸音材内部の
    気泡が、30%以上連続していることを特徴とする請求
    項1〜請求項3のいずれか記載の吸遮音体。
  9. 【請求項9】前記多孔質軽量コンクリート吸音材の表面
    層にシリコーン系撥水剤が含浸されていることを特徴と
    する請求項1〜請求項3のいずれか記載の吸遮音体。
  10. 【請求項10】前記多孔質軽量コンクリート吸音材が、
    珪酸質原料および石灰質原料を主原料とし、これに水お
    よび増粘剤、界面活性剤を加え、金属アルミニウムなど
    の気泡発泡により形成され、高温・高圧養生されたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか記載の吸遮
    音体の製造方法。
  11. 【請求項11】基盤の水平面上に多孔質軽量コンクリー
    ト吸音材を載置して、その上から非多孔質コンクリート
    を打設し、前記多孔質軽量コンクリート吸音材を被覆す
    ることを特徴とする吸遮音体の製造方法。
  12. 【請求項12】前記多孔質軽量コンクリート吸音材は、
    その小口面に前記非多孔質コンクリートに係止される係
    止部を有している請求項11記載の吸遮音体の製造方
    法。
  13. 【請求項13】基盤の水平面上に嵩比重が0.25〜
    0.5(kg/m3)であり、かつ内部の気泡が30%
    以上連続している多孔質軽量コンクリート吸音材を載置
    して、その上から非多孔質コンクリートを打設し、前記
    多孔質軽量コンクリート吸音材を被覆することを特徴と
    する請求項11または請求項12記載の吸遮音体の製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101881008A (zh) * 2009-05-07 2010-11-10 上海德滨机械设备科技有限公司 一种环保型多功能再生混凝土声屏障板
CN102926475A (zh) * 2012-03-19 2013-02-13 南京旭建新型建材股份有限公司 轻质混凝土隔音板

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