JP2002244659A - 通信制御装置および通信制御方法 - Google Patents

通信制御装置および通信制御方法

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JP2002244659A
JP2002244659A JP2001042519A JP2001042519A JP2002244659A JP 2002244659 A JP2002244659 A JP 2002244659A JP 2001042519 A JP2001042519 A JP 2001042519A JP 2001042519 A JP2001042519 A JP 2001042519A JP 2002244659 A JP2002244659 A JP 2002244659A
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JP2001042519A
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Koji Okamura
孝二 岡村
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メロディデータの再生に必要な音階範囲が装置
で再生可能な音階範囲からはずれる場合でも、メロディ
ーデータの再生に必要な音階範囲を適切にシフトして良
好なメロディ再生を行なえるようにする。 【解決手段】外部より受信したメロディデータの再生に
必要な必要音階範囲と再生装置の出力可能な再生可能音
階範囲を比較して、該必要音階範囲が該再生可能音階範
囲を逸脱する部分があるか判定するステップS170
2、S1703)。逸脱する部分が存在すると判定され
た場合には、再生可能音階範囲に基づいて必要音階範囲
の全体をシフトさせるべくメロディーデータを変更する
(ステップS1704〜S1710)。こうして得られ
たメロディーデータは、音源により再生出力される(S
1711)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメロディデータを再
生する機能を持つ通信制御装置及び通信制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、電話回線を通してメロディデ
ータを受信しこれを再生する機能を持つ通信装置とし
て、携帯電話やファクシミリ装置が知られている。これ
らの装置では、ダウンロードセンターから受信したメロ
ディデータをそのまま再生していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、再生できる音階の範囲を外れたメロディデータ
を受信した時には、はずれた音階の部分を再生すること
が出来ないため、音域の幅が広いメロディデータは高音
側と低音側の両方が再生できなくなり、どのようなメロ
ディかを認識することが困難となる場合があった。
【0004】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、メロディデータの再生に必要な音階範囲が装置
で再生可能な音階範囲を越えている場合に、メロディー
データの再生に必要な音階範囲を適切にシフトすること
を可能とし、種々のメロディデータについて良好なメロ
ディ再生を可能とすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による通信制御装置は以下の構成を備える。
すなわち、外部より受信したメロディデータを格納する
格納手段と、前記メロディデータの再生に必要な必要音
階範囲と再生装置の出力可能な再生可能音階範囲を比較
して、該必要音階範囲が該再生可能音階範囲を逸脱する
部分があるか判定する判定手段と、前記逸脱する部分が
存在すると判定された場合に、前記再生可能音階範囲に
基づいて前記必要音階範囲の全体をシフトさせるべく前
記メロディーデータを変更するシフト手段と、前記シフ
ト手段で得られたメロディーデータを出力する出力手段
とを備える。
【0006】また、上記の目的を達成するための本発明
による通信制御方法は、外部よりメロディデータを受信
し、これをメモリに格納する格納工程と、前記メロディ
データの再生に必要な必要音階範囲と再生装置の出力可
能な再生可能音階範囲を比較して、該必要音階範囲が該
再生可能音階範囲を逸脱する部分があるか判定する判定
工程と、前記逸脱する部分が存在すると判定された場合
に、前記再生可能音階範囲に基づいて前記必要音階範囲
の全体をシフトさせるべく前記メロディーデータを変更
するシフト工程と、前記シフト工程で得られたメロディ
ーデータを出力する出力工程とを備える。
【0007】また、上記構成において、シフト手段(工
程)は、逸脱する部分が音階の高域側に存在する場合
に、必要音階範囲の高域側が再生可能音階範囲に納まる
ように当該必要音階範囲の全体をシフトさせる。こうす
ることで、メロディーデータの高域側の再生が確実に行
なえるようになる。
【0008】また、逸脱する部分が音階の低域側に存在
する場合において、必要音階範囲が前記再生可能音階範
囲の高域側に逸脱しない範囲内で、前記必要音階範囲の
全体を高域側にシフトさせるようにすれば、高域側の再
生を確保しつつ、極力低域側の再生を行なえるようにな
る。
【0009】また、上記出力手段(工程)は、シフト手
段(工程)で得られたメロディデータを再生装置に出力
する。このように構成すれば、再生装置で再生する際に
音域のシフトが行なわれるので、オリジナルのメロディ
ーデータが保持される。
【0010】また、上記出力手段(工程)は、シフト手
段(工程)で得られたメロディデータを、オリジナルの
メロディデータに代えて格納する。このように構成すれ
ば、メロディーデータの再生時にいちいち音域のシフト
を行なう必要がなく、スムーズに再生が行なえる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0012】<1.ファクシミリ装置の構成>図1は、
ファクシミリ装置100の構成を示したブロック図であ
る。同図において、101は第一の中央制御部(CP
U)、102は通信や印刷の制御を行うプログラムを格
納したROM、103は画像、音声、Eメール、着信メ
ロディなど各種データの格納、および汎用ワーク領域と
して使用するRAMである。
【0013】114はSRAMであり、各種登録データ
等を保持する。SRAM114は不図示のバッテリによ
ってバックアップされており、装置電源OFF時にも内
容を保持する。
【0014】104はプリンタ画像処理部であり、記録
すべき画像データやEメールなどの各種データに対して
種々の画像処理を施し、これらをカラープリンタ(10
5)に送出し、記録出力させる。プリンタ画像処理部1
04においては、例えば本体ファクシミリ装置で保持す
る各種データをプリンタの解像度に変換する処理を行
い、解像度変換された印刷データをカラープリンタ(1
05)に送信する。
【0015】カラープリンタ105においては、プリン
タ画像処理部104より受信したファクシミリ画像やE
メール文書/添付画像、コピー画像の出力が行われる。
106はオペレーションパネルであり、ダイヤル操作
や各種設定を行う際に使用するキー入力部と、各種デー
タを表示する液晶表示部から構成されている。
【0016】107はスキャナインターフェイスであ
り、ハンドスキャナ200を装着するコネクタとデータ
送受信レジスタから構成されている。109はクロスポ
イントスイッチであり、CPU101の制御によってア
ナログ信号経路の接続切り替えを行う。110はモデム
であり、FAX信号受信やスキャナで読み取った画像、
および各種制御信号をアナログ信号に変調する機能を有
する。111はハンドセット、112はスピーカ、11
3はマイク、108は通信回線インターフェイスである
NCUである。115は周波数変調した信号を多重に出
力可能な音源であり、着信時に所定のメロディーをスピ
ーカ112を介して出力する。
【0017】300は玄関等に設置されているドアホン
(インターホン)であり、通信回線900と装置外部で
接続され、ファクシミリ装置100内では、通信回線9
00からの信号及びドアホン300からの信号は、内部
NCU108で分配されて、それぞれクロスポイントス
イッチ109の通信回線入出力、ドアホン入出力に接続
される。400はコードレス子機であり、通信回線90
0を介しての外線通話、FAX通信、および本体ハンド
セットとの内線通話を行う。
【0018】<2.電話帳メモリについて>図2は本件
ファクシミリ装置における電話帳メモリの構造を示して
いる。401は1宛先あたりの宛先データのデータ構成
例を示しており、「相手電話番号」、「相手名称」、
「音声ダイヤルタグ」、「Eメールアドレス」を登録内
容として含む。なお、上記宛先データにおいて、「相手
電話番号」には相手先の電話番号を示す数値データが格
納される。「相手名称」には、相手先の名前のアスキー
コードが格納される。「音声ダイヤルタグ」には、音声
認識ダイヤルを行う際に使用される音声認識用データ
(以下、音声ダイヤルデータという)を示すポインタが
格納される。本実施形態では、「音声ダイヤルタグ」と
して別メモリに格納されている音声ダイヤルデータの格
納番号が登録される。また、「Eメールアドレス」には
相手先のEメールアドレスが格納される。尚、この宛先
データは、本体システムのSRAM114に格納され
る。 402はSRAM114に実際に電話帳データを
格納した場合の概念図である。電話帳に100件の宛先
を登録できるものとすれば、上記SRAM114には上
記宛先データ401を100件分格納することができ
る。例えば登録No.1の宛先データには、相手先電話
番号として「0471341234」が、相手名称とし
て「ナカオサン」のアスキーコードが登録されている。
また、音声ダイヤルタグとして「1」が設定されてい
る。更に、「Eメールアドレス」も登録されている。ま
た、図2の登録No.100の宛先データでは、音声ダ
イヤルタグに「NULL」が登録されており、この宛先
データについては音声認識用データが存在しないことが
示される。
【0019】ユーザが電話帳に宛先データを登録しよう
とする場合、図1の本体オペレーションパネル106に
おいて電話帳登録操作を行い電話帳の登録動作に入る。
【0020】相手電話番号の登録操作においては相手の
電話番号をキー入力する。この内容は宛先データ401
における相手電話番号の部分に保存される。次に相手の
名称をキー入力する。この内容は宛先データ401にお
ける相手名称の部分に保存される。最後に、現在登録し
ている相手を音声認識でダイヤルする為の音声データの
登録を行う。
【0021】本実施形態では、音声入力装置から入力す
る音声を登録する特定話者認識方式を用いるが、かかる
技術は公知であるので説明は割愛する。音声データは、
複数の音声データを管理するための音声ダイヤルタグが
割り振られて登録される。なお、この番号は宛先データ
401における音声ダイヤルタグの部分と対応する。ま
た、宛先データ401においてEメールアドレスの入力
を相手の名称入力と同様の操作にて行う。Eメールアド
レスの入力は英数字にて行う。
【0022】<3.Eメール送信処理>次に、ユーザが
上述のような宛先データを電話帳メモリに登録したあ
と、音声認識で電話帳メモリに登録されたEメールアド
レスの相手にメールを送信する場合の処理手順について
説明する。
【0023】本実施形態のファクシミリ装置において
は、音声認識を用いてEメールを送信する手順として以
下の2種類の手順を設けている。
【0024】第1の方法では、最初に音声認識を用いて
電話帳の検索を行い、その検索された相手の宛先データ
にEメールアドレスが登録されているかどうか表示し、
その相手に対してEメールを作成・送信するか、電話の
発信を行なうかをユーザに決定させる。この方法におい
てEメールの作成・送信を選択した場合には、Eメール
・メーラをオープンし、上記音声認識による検索結果の
相手に対応付けられているEメールアドレスを送信の宛
先として自動的にセットする。一方、電話の発信を選択
した場合には、検索結果の相手に対応づけられている電
話番号に対して通話の発信処理を行なう。この処理の詳
細については、図3A及び図3Bを用いて後述する。
【0025】第2の方法では、新規メール作成時等にお
いて、Eメール・メーラをオープンしておき、新規メー
ルの宛先アドレスを入力する際に、音声認識を用いてそ
の宛先アドレスを電話帳から検索する。この第2の方法
においては、Eメールアドレスを有する相手に対してメ
ール作成処理を行なうので、電話帳から音声認識により
相手を検索する際には、Eメールアドレスを有する相手
を優先して検索するように構成されている。或いは、音
声認識による検索範囲をEメールアドレスを有する相手
のみとしてもよい。検索範囲を限定することで検索処理
の速度向上が図られるからである。
【0026】以上のように、本実施形態では、音声認識
により電話帳から相手を検索する際に、装置が通常の状
態における検索(上記第1の方法)であるか、新規メー
ルの宛先入力時における検索(上記第2の方法)である
かに応じて、音声認識による電話帳の検索処理方法を変
える(第2の方法ではEメールアドレスを有する相手先
を優先して検索する)ようにしている。
【0027】[3−1.第1の方法によるメール作成・
送信]図3は第1の方法におけるメール送信処理の手順
を説明するフローチャートである。以下に説明する処理
は、CPU101がROM102に格納された制御プロ
グラムを実行することにより実現されるものである。
【0028】ステップS301で音声認識処理を開始す
る。音声認識処理の開始は図1のオペレーションパネル
106からのキー入力をトリガーとして行う。ステップ
S302ではソフト変数の初期化や図1のクロスポイン
トスイッチ109の音声認識エンジンの初期化(グロー
バル変数の初期化、クロスポイントSWやCPUのAD
コンバータの設定など)を行う。ステップS303で
は、オペレーションパネル106の表示部LCD(不図
示、以下表示部という)に音声認識をユーザに促す表示
を行い、同時に図1のスピーカ112から音声認識をユ
ーザに促すガイドトーンを報知する。
【0029】ステップS304では音声認識エンジンを
起動し、マイク113から入力されたユーザ音声の認識
を開始する。なお、音声認識処理は公知の技術であるた
め詳細な説明を割愛するが、概要を述べれば次のようで
ある。即ち、入力された音声をディジタルデータに変換
し、これを予め格納されている認識用の音声データと比
較し、その類似度を求める。ここで最大の類似度が所定
値よりも高い場合には、正常に音声認識が行われたとし
て、その最大類似度となった音声認識データに対応する
音声ダイヤルタグを取得する。
【0030】ステップS305で正常に音声認識を行っ
たかどうかの判断を行う。正常に認識できた場合にはス
テップS306へ進む。一方、正常に認識ができなかっ
た場合にはステップS305から音声認識の処理を終了
する(ステップS315)。
【0031】正常に音声認識ができた場合にはステップ
S306で検索結果を表示する。検索結果の表示では、
ステップS304で行われた音声認識において取得され
た音声ダイヤルタグから図2の電話帳メモリを検索し、
検索された宛先データに設定されている相手名称を表
す。ここで、検索された宛先データにEメールアドレス
が設定されている場合は相手名称の他にEメールマーク
を併記して表示する。図3BはステップS306におけ
る検索結果の表示例を示す図である。検索結果表示30
01はオペレーションパネル106の表示部に表示され
る。検索結果表示3001では、電話帳の相手名称のリ
ストが表示され、音声認識によって特定された宛先デー
タの相手名称のところにカーソル302が示される。更
に、この検索結果表示においてEメールアドレスの設定
がなされているか否かを示すEメールマーク301が併
記表示されている。このようにユーザは、検索結果表示
3001をみればEメールアドレスが関連づけて登録さ
れているかどうかを知ることができる。
【0032】次に、ステップS307では、オペレーシ
ョンパネル106に設けられた不図示のEメールキーが
押下されたかどうかを判断する。Eメールキーが押下さ
れた場合は音声認識で検索したEメールアドレスにEメ
ールを送信するための操作となり、処理はステップS3
09へ進む。一方、Eメールキーが押下されていない場
合はステップS308へ進む。
【0033】ステップS307でEメールキーが押下さ
れていないと判断され、かつ、ステップS308におい
て、音声認識によって検索された宛先データに電話番号
が登録されておらずEメールアドレスのみが登録されて
いると判断された場合には、Eメールキーが押されてい
なくても自動的にステップS310に進み、メールの作
成・送信のための処理を開始する。
【0034】ステップS307でEメールキーが押下さ
れていると判断された場合には、ステップS309にお
いて音声認識で検索された宛先データの中にEメールア
ドレスが含まれているかをチェックし、含まれていない
場合はステップS312へ進む。一方、含まれている場
合はステップS310へ進み、検索結果のEメールアド
レスをEメール・メーラの送信宛先バッファに自動的に
セットし、ステップS311でEメール・メーラをオー
プンする。メーラでは宛先がセットされた状態でユーザ
のEメール作成・送信操作を待ち受ける状態となり、音
声認識のフローは終了する(ステップS315)。
【0035】ステップS308で検索された宛先データ
がEメールアドレスのみでなかった場合、若しくはEメ
ールキーを押下したにも関わらず検索された宛先データ
にEメールアドレスが含まれていなかった場合には、ス
テップS312に移行する。
【0036】ステップS312は音声認識で検索した後
に電話の発呼に遷移する処理であり、ここでオフフック
キーが押下された場合にはステップS313へ進み、検
索結果の宛先データにおける相手電話番号に登録された
電話番号でダイヤル発呼し、音声認識のフローは終了す
る。
【0037】ステップS312でオフフックキーが押下
されていないと判定された場合は、ステップS314に
おいてオンフックキーが押下されたか否かをチェックす
る。オンフックキーが押下されていなければ、ステップ
S307に戻り、ステップS307以降の処理を繰り返
すことによって、Eメールキー、オフフックキーまたは
オンフックキーのいずれかが押下されるのを待つ状態と
なる。また、ステップS314でオンフックキーが押下
されたらステップS315へ進み、音声認識のフローを
終了する。
【0038】以上の様な手順によれば、新規にメールを
作成して送信するにおいて、音声にて相手先を指定する
だけでメーラが立ち上がり、相手先のメールアドレスが
設定される。従って、新規メールを作成、送信する際に
いちいちメーラを立ち上げたり、宛先アドレスを入力す
るという煩わしさがなくなる。
【0039】[3−2.第2の方法によるメール作成・
送信]第2の方法では、新規メールを作成するためにE
メール・メーラをオープンして、音声認識を用いてメー
ルの宛先を電話帳から検索して設定する。この処理は、
後述のメール操作の一つである「新規メール操作」にお
いて実行されるものであり、処理の詳細については、以
下のEメール操作の説明において、特に図8及び図9を
用いて後述する。
【0040】<4.Eメール操作について>次に本実施
形態のファクシミリ装置におけるEメール処理について
説明する。以下に説明するEメール処理には、マニュア
ルによるEメール操作と、Eメールを自動的に受信する
メール自動受信処理がある。マニュアルによるEメール
操作には、更に受信メール操作、送信メール操作、新規
メール操作が含まれる。
【0041】まず、Eメール操作における全般の動作に
ついて図4Aのフローチャートを用いて説明する。な
お、以下の複数のフローチャートによって示される制御
はCPU101がROM102に格納された制御プログ
ラムを実行することにより実現されるものである。
【0042】[マニュアルによるEメール操作の概要]
図4Aは本実施形態によるEメール操作の概要を説明す
るフローチャートである。 本実施形態におけるファク
シミリ装置は家庭内等、使用環境によっては複数人で本
件ファクシミリを使用し、Eメールの送信や受信が各個
人毎に行える機能を持つことを特徴としている。よって
複数のメールアカウントを持つことができ、それぞれの
メールアカウント毎にEメールの管理を行うことができ
る構成になっている。
【0043】本実施形態におけるファクシミリ装置は、
待機状態にあるときに、オペレーションパネル106に
設けられたEメールキーが押下されると、Eメールを扱
う画面を表示し、Eメールに関する種々の操作を行なう
ことができるようになる。そこでまず、本実施形態にお
けるファクシミリ装置が待機状態にあるときに、Eメー
ルキーが押下されると、ステップS401にて、該ファ
クシミリ装置に複数のメールアカウントが設定されてい
るか否か判断する。一つのメールアカウントしか設定さ
れてない場合はそのままステップS403に進む。
【0044】一方、複数のメールアカウントが設定され
ている場合は、ステップS402に進み、オペレーショ
ンパネル106に設けられたLCD表示部にメールアカ
ウント選択画面を表示する。使用者は希望するメールア
カウントを選択する。なお、各メールアカウントに名称
(例えば使用する人の名前)をつけておき、メールアカ
ウントの選択時には、その名称を選択することにより選
ぶようにしてもよい。また、このメールアカウントの選
択時にIDやパスワードなどを用いて個人認証を行い、
そのメールアカウントの使用者だけが使えるように構成
してもよい。
【0045】以上のステップS401〜S402に示し
た処理は概念的なものであるので、以下、ステップS4
01〜S402によるメールアカウントの設定処理につ
いて図4Bと図4Cを用いて更に詳細に説明する。
【0046】まず、図4BのステップS421におい
て、Eメールのアカウント情報が設定されたアカウント
テーブルを取得する。図4Cはアカウントテーブルのデ
ータ構成例を示す図である。アカウントテーブル401
には、名称402と、認証情報としてのID403及び
パスワード404、アカウント情報405が登録されて
いる。アカウント情報には実際にEメールサーバーから
Eメールを取得する際に必要な認証情報が格納される。
なお、このアカウントテーブル401はSRAM114
に保持される。
【0047】ステップS422では、複数のアカウント
がアカウントテーブル401に登録されているか否かを
判定する。1つのアカウントのみが登録されている場合
は、その登録されているアカウント情報を用いて以降の
Eメール操作を実行するべく設定される(ステップS4
29)。一方、複数のアカウントがアカウントテーブル
401に登録されている場合は、それら複数のアカウン
トから所望のアカウントを選択するべくステップS42
3へ進む。
【0048】ステップS423では、アカウントテーブ
ル401に登録された複数のアカウントの名称を一覧表
示する。すなわちアカウントテーブル401の名称40
2の欄に登録された情報を表示する。ステップS424
で所望のアカウントの名称が指定されると、ステップS
425でID・パスワードを入力する画面を提示し、I
D及びパスワードの入力を促す。そして、ステップS4
26において、指定された名称と、入力されたID、パ
スワードに基づいて認証を行なう。
【0049】ステップS426による認証処理の結果が
OKであった場合は、ステップS428へ進み、ステッ
プS424で指定されたアカウント情報を以降のEメー
ル操作に用いるべく設定する。ここで認証に失敗した場
合は、ステップS428でその旨の表示(アカウント指
定エラーの表示)を行なって本処理を終了する。
【0050】なお、家庭向け等において、アカウントの
指定をより簡易化するために、認証処理(ステップS4
25〜S427)を省略した構成としてもよい。この場
合、名称を指定するだけで所望のアカウントによるメー
ル操作が可能となる。また、ID403やパスワード4
04の認証情報は、アカウント情報405の認証情報を
利用してもよい。
【0051】次にステップS403においてメールセン
ターに未受信メールがあるか否か判断する。ここでEメ
ールの受信方法については様々な態様が考えられ、例え
ばメールサーバーにEメールが到来したとき、ほぼ同時
にメール端末がそのEメールを自動的に受信する(以
下、自動受信モードと称す)態様や、Eメールが到来し
たことのみをメール端末に通知しておき、端末側で都合
の良いときにメールサーバーに取得に向かう(以下、着
信通知モードと称す)態様などが考えられる。メールサ
ーバーに未受信メールがあるか否か判断するため、上記
着信通知モードにおける着信通知があったとき、あるい
は上記自動受信モードにおいて通信エラーやメモリフル
等によりメールの受信に失敗したときは、内部的にメー
ルサーバーに未受信メールがあることを記憶しておく。
以上の様な情報を元にして、本ファクシミリ装置は、ス
テップS403でメールサーバーにおける未受信メール
の有無を判断する。
【0052】未受信メールが無いと判断された場合は、
ステップS403からそのままステップS406に進
む。一方、ステップS403においてメールセンターに
未受信メールがあると判断された場合は、ステップS4
04に進み、メールを受信可能か否か判断する。この受
信可否の判断は、例えば、既にメモリフルとなっており
これ以上メールを受信することができなくなっている
等、装置としてメールを受信できない様々な理由が発生
しているか否かを判断するものである。ここで、受信可
能と判断した場合はステップS405にてメールセンタ
ーに発呼してメールを受信する。一方、ステップS40
4でEメールの受信が不可と判断された場合は、そのま
まステップS406に進む。
【0053】以上のステップS403〜S405に示さ
れる処理について、図4D、図4E、図12を用いて更
に詳細に説明する。
【0054】図4Dは未受信メールの自動取得処理を詳
細に説明するフローチャートである。ステップS441
において未受信メール情報を取得する。図4Eは未受信
メール情報420のデータ構成例を示す図である。な
お、この未受信メール情報はSRAM114に保持され
る。図4Eにおいて、421は着信通知有無情報であ
り、着信通知モードにおいてEメールセンターよりEメ
ールの到着が通知されたか否かを表す。また422は受
信失敗有無情報であり、Eメール受信処理において受信
を失敗したEメールが存在するか否かを表す。本例で
は、着信通知ありもしくは受信失敗メール有りを「○」
で、着信通知なし、もしくは受信失敗メールなしを
「×」で表す。図4Eの状態では、着信通知のみがあり
となっている。なお、着信通知有無情報421は着信通
知モードで有効であり、自動着信モードでは参照する必
要はない。また、自動着信モードでメールの受信を失敗
した場合にも受信失敗有無情報422が「あり(○)」
にセットされることはいうまでもない。
【0055】さて、図4Dに戻り、ステップS442で
着信通知または受信失敗メールのいずれかが存在するか
を調べる。いずれも存在しない場合は、メールセンター
に未受信メールは存在しないので、そのまま図4Dの処
理を終了する。
【0056】一方、ステップS442で着信通知または
受信失敗メールのいずれかが存在する場合は、ステップ
S443へ進み、上述のステップS404で説明したよ
うに、メール受信が可能かどうかを判断する。ファクシ
ミリ装置側においてメール受信が可能であればステップ
S444において、Eメールセンターに発呼し、ステッ
プS445において、上記図4BのステップS428か
S429で設定されたアカウント情報を用いてメールの
受信を行なう。メール受信処理に関しては図12を参照
して後述する。
【0057】ステップS445においてメール受信処理
を行なったならば、着信通知有無情報を着信なし(×)
にセットするとともに、受信失敗有無情報422をステ
ップS445における受信状況に応じて更新する。すな
わち、ステップS445における受信処理で、一つでも
メールの受信に失敗したならば、受信失敗有無情報42
2に失敗あり(○)をセットし、全てのメールを正常に
受信したならば失敗ナシ(×)をセットする。
【0058】図12は、ステップS405によるEメー
ル受信の手順を説明するフローチャートである。なお、
本手順はこのEメールサービスを供給する個々のキャリ
アの仕様にしたがっている。各々の手順(プロトコル)
はキャリアごとに異なるが本発明の本質的な点とは関係
しないため、概略的説明にとどめる。
【0059】Eメール受信手順が起動すると、Eメール
用前手順を行う(ステップS1201)。このとき手順
はキャリア指定の変調方式を用いる。Eメール前手順成
功後、メール受信データの管理等を行うメールレコード
をメモリ管理プールから切り出す(ステップS120
2)。
【0060】次にメール自体の個々の情報であるヘッダ
情報、及び本文データを所定フォーマットでEメールサ
ーバーから受信する(ステップS1203)。これらの
情報は、先に切り出されたメールレコードにリンク管理
されるか、またはメールレコード上に記憶される。ステ
ップS1204で添付画像の有無を判断し、手順フェー
ズが移行され、添付画像ありと判断された場合には、添
付画像の送信フェーズに入る(ステップS1205)。
【0061】ステップS1205では、本体のソフトス
イッチ(カラー受信する/しないの切り換え)の設定状
態を判断し、“カラー受信する”になっている場合に
は、ステップS1206でカートリッジの種別(カラー
カートリッジ/モノクロ専用カートリッジ)を判断し、
カラーカートリッジと判断された場合には、ステップS
1207に移行し、Eメール添付画像受信の端末能力が
カラーでもモノクロでも対応可能である旨の宣言を行
う。
【0062】一方、ステップS1205で本体のソフト
スイッチが“カラー受信する”となっていた場合でも、
ステップS1206でカートリッジの種別がモノクロ専
用カートリッジであった場合には、ステップS1208
に移行し、Eメール添付画像受信の端末能力がモノクロ
である旨の宣言を行う。また、ステップS12−5で本
体のソフトスイッチが“カラー受信する”となっていな
い場合には、同様にステップS1208に移行し、Eメ
ール添付画像受信の端末能力がモノクロである旨の宣言
を行う。
【0063】サーバー側はステップS1208またはス
テップS1207での端末能力宣言を参照し、モノクロ
であった場合には、オリジナル画像がカラー画像の添付
画像の際、メールサーバー内のカラーモノクロ変換手段
によりモノクロ画像に変換して端末へ送信する手順を行
う。
【0064】ステップS1209では添付画像の受信を
行い、ステップS1210では後手順を行う。また、ス
テップS1211では手順のフェーズの成功/不成功の
状況に従いメールレコードエリアのステータスを変更す
る。本実施形態ではメールサーバー側の添付画像の送信
が問題なく完了した場合に「送信済み」判定とする仕様
で記述してあるが、詳細に本文テキストの送信成否と添
付画像の送信成否を分けて管理を行ってもよい。
【0065】一方、ステップS1204で添付画像がな
いと判断された場合には、ステップS1210で後手順
を行い、ステップS1211でメールレコードエリアの
ステータスを変更する。
【0066】なお、上記ステップS1205の本体のソ
フトスイッチの設定は、一般的には端末使用者が意図的
にカラーを禁止したい場合に設定する。ステップS12
06でカートリッジの種別により端末能力宣言を変える
ことにより、もし、端末側に予備のカラーカートリッジ
が無いような場合でもモノクロカートリッジによる印字
を行うことが可能となり、添付画像内容が参照できる。
これによって、オリジナルのカラー画像は伝わらないも
のの、受信は行われたが中身を見ることが出来ない等の
不具合は解消することができる。
【0067】さらに、本体のソフトスイッチの設定をカ
ラー禁止にした場合の付加的な効果として、オリジナル
カラー画像の喪失防止が挙げられる。一般に、Eメール
サービスシステムは、添付画像の通信を含めてサーバー
と端末間で通信が成功するとサーバーの都合または仕様
により当該Eメールを削除する。削除の実行はキャリア
やサーバーの種類により異なるが、削除起動のトリガは
「サーバーと端末間で通信が成功」したときである。一
方、オリジナル画像がカラーで、モノクロに変換して受
信を行った場合には、強制的に「サーバーと端末間での
通信が不成功」となる。したがって、Eメールが削除さ
れることがなく、サーバー側にオリジナル添付画像を故
意に残させることができ、オリジナルカラー画像の喪失
を防ぐことが可能である。
【0068】なお、上記ステップS1211において通
信が不成功とセットされた場合は、上記図4Eの受信失
敗有無情報422に失敗あり(「○」)がセットされる
ことになる。
【0069】再び図4に戻り、ステップS406では、
オペレーションパネル106の表示部LCDに受信して
いるメールの一覧を表示する。その後、ステップS40
7に進み、使用者の所望する操作を実行する。以上のよ
うに、本実施形態では、Eメール操作を行なうと自動的
に受信メールの一覧が最新の状態で表示されるようにな
る。なお、このような受信メールの一覧の表示は、例え
ばステップS405を実行した場合にのみ、即ち、新た
な受信メールが存在する場合にのみ行うようにしてもよ
いし、ステップS406を省略してステップS407に
おける受信メール操作においてのみ一覧表示を実行する
ようにしてもよい。
【0070】ここで本件ファクシミリにおいて可能な具
体的なメール操作は、「受信メール操作」、「送信メー
ル操作」および「新規メール操作」である。これら操作
の詳細は後述する。最後にステップS408において操
作終了と判断した場合(操作終了が指示された場合)は
本Eメールの操作を終了する。
【0071】以上のように、ファクシミリ装置が待機状
態にあるときにEメールキーが押下され、Eメールに関
する種々の操作を行なうモードに移行する際に、未受信
のメールがメールセンターに存在する場合は、自動的に
メール取得処理を行なう。一方、図3Aのように、電話
帳からEメール送信相手を検索し、その後Eメールキー
を押下して新規メールの作成画面に移行する場合には、
未受信のメールの自動取得処理は行わない。
【0072】このように構成することにより、受信した
メールを表示する際には、ユーザは意識せずに、未受信
のメールを取得した状態で表示することが可能になる。
また、複数のメールアカウントが設定されている場合
は、メールアカウント選択画面に移行するが、1つのメ
ールアカウントだけ設定されている場合は、選択画面に
移行しないので、操作手順が少なくて済む。
【0073】なお、図4Aのフローチャートでは、Eメ
ール操作を開始したときに未受信メールを取得するよう
になっているが、ステップS407において、電子メー
ルの種々の操作(受信メール操作、送信メール操作、新
規メール操作)モードに移行する際に、1回だけステッ
プS404,S405の取得処理(詳細は図4D)を行
うようにしてもよい。また、上記未受信メールの取得
は、所定の時間間隔で実行するようにしてもよい。
【0074】以下、「受信メール操作」、「送信メール
操作」および「新規メール操作」の各メール操作及び、
上記ステップS408で実行される終了操作について説
明する。
【0075】[4−1.受信メール操作について]図5
は、図4のステップS407における受信Eメール操作
の詳細を示すフローチャートである。
【0076】本実施形態におけるファクシミリ装置は、
使用者がEメールに対する操作として「受信メール操
作」を選択すると、図5に示される処理が実行され、ま
ずステップS501にてオペレーションパネル106の
表示部LCDに既に受信したEメールの一覧を表示す
る。次にステップS502ではこの一覧の中から所望の
受信メールを選択する。ステップS503ではステップ
S502で選択されたEメールに対して、閲覧以外の機
能が指定されたか否かが判断される。本実施形態では、
閲覧以外の機能をサブメニューに位置づけており、ここ
で閲覧以外の機能が指定されたならば、サブメニューに
移行するべくステップS506へ進むことになる。ここ
で閲覧を希望する場合はサブメニューに移行せずステッ
プS504へ進み、ステップS502で選択した受信メ
ールの本文を、オペレーションパネル106の表示部L
CDに表示する。ステップS505で閲覧を終了しない
ならば再びステップS501に戻り受信メールの一覧表
示を行う。
【0077】ステップS503で閲覧以外の操作が指定
され、サブメニューに移行する場合は、ステップS50
6に進む。ステップS506では受信メールに対し指定
された機能に応じて処理の分岐を行なう。本実施形態に
おけるファクシミリ装置においては選択できる機能とし
て受信メールの「プリント」、「編集/返信」、「転
送」、「消去」が含まれている。
【0078】ステップS506で「プリント」が選択さ
れた場合は、ステップS507において選択された受信
メールを印字出力し、印字が終了したならばステップS
505へ進む。そして、このまま当該受信メール操作を
終了する場合には、終了操作を行うことで終了し(ステ
ップS505)、終了しない場合には受信メールの一覧
表示に戻る(ステップS501)。
【0079】また、ステップS506で「編集/返信」
が選択された場合は、ステップS502で選択された受
信メールに対する編集や返信を行うエディタが起動され
る(ステップS508)(図6により後述の新規メール
作成処理が用いられる)。なお、このとき、新規メール
作成処理における「宛先」には当該選択された受信メー
ルの送信者のアドレスが自動的に設定され、「題名」に
は当該受信メールの題名が、「本文」には当該受信メー
ルの本文が夫々コピーされる。
【0080】同様にステップS506で「転送」を選択
すると、ステップS502で選択された受信メールを転
送するエディタが起動され、当該受信メールの転送処理
を行なう(ステップS509)(図6により後述の新規
メール作成処理が用いられる)。この場合、メールの題
名、本文には当該受信メールの内容が用いられ、転送先
(宛先)の設定が行なわれることになる。
【0081】一方、ステップS506で「消去」を選択
すると、ステップS502で選択された受信メールをメ
モリから消去する。そして、ステップS501に戻って
受信メール一覧表示を行う。
【0082】[4−2.新規メール操作について]図6
は図4のステップS407における新規メール操作によ
る新規メール作成処理及びその送信処理を説明するフロ
ーチャートである。なお、図5で説明したように、受信
メール操作において受信メールの編集/返信、または転
送操作が行われた場合のメール作成処理も図6に示す処
理によって実現される。
【0083】使用者が「新規メール操作」を指示するこ
とにより新規メール作成処理が起動される。新規メール
作成処理では、まずステップS601において、オペレ
ーションパネル106の表示部に新規メール作成の初期
画面表示を行ない、宛先、題名、本文を表示する。この
とき、新規メール操作によって本処理を行なった場合、
「宛先」、「題名」、「本文」はすべてブランクとな
る。また、使用者による受信メール操作における、「編
集/返信(ステップS508)」からの初期画面表示で
ある場合は、「宛先」に返信対象の受信メールの送信元
が、「題名」には当該受信メールの題名が、「本文」に
は当該受信メールの本文がコピーされる。また、「転送
(ステップS509)」からの初期画面表示である場合
は、「題名」に当該受信メールの題名が、「本文」には
当該受信メールの本文がコピーされ。「宛先」がブラン
クとなる。
【0084】この状態で、オペレーションパネル106
に設けられた「↑」「↓」キーの入力により、表示部に
表示されているカーソル(→)を所望の項目に移動させ
る。選択できる項目としては、宛先、題名、本文、送
信、保存がある。
【0085】矢印が「宛先」にある状態でオペレーショ
ンパネル106の「セット」キーが押下されると、ステ
ップS602、S603を経てステップS604へ進
み、宛先入力処理に移行する。
【0086】宛先入力は、10キーによる文字入力と、
図2にあるようにEメールアドレス情報が付加された電
話帳を選択することで入力する方法とがある(ステップ
S604)。
【0087】ステップS604で電話帳による入力が選
択された場合には、ステップS605で電話帳による入
力と判断され、ステップS606に進む。ステップS6
06では、電話帳からのEメール選択処理を起動し電話
帳検索を行う。なお、電話帳からのEメールアドレス選
択処理の詳細は図7を参照して後述する。なお、電話帳
において、1つの宛先データに複数のEメールアドレス
を登録可能である。複数のEメールアドレスが登録され
た宛先データについては、1回の宛先入力で同報指定を
行うことができる。
【0088】一方、ステップS604で、ダイヤルボタ
ンによる宛先アドレスの入力が選択された場合には、ス
テップS605で電話帳からの入力をしないと判断さ
れ、ステップS607に進む。ステップS607では、
宛先入力用の定型文テーブルを設定し、ステップS60
8で文字入力処理を行う。なお、文字入力処理の詳細は
図8に示すとおりで、詳細は後述する。
【0089】ステップS607で設定される定型文テー
ブルには、「.co.jp」「.ne.jp」「.com」「.ac.jp」な
どがあり、「機能」キーにより候補表示して「↑」
「↓」キー入力を用いて選択することができる。ステッ
プS608での文字入力処理が完了したら、ステップS
609において「セット」キーにより内容を確定する。
【0090】ステップS609の「セット」キーにより
宛先が確定すると、ステップS611へ進み、新規メー
ル作成表示に戻る。
【0091】次に矢印が「題名」にある状態(ステップ
S611)で「セット」キーを検出すると(ステップS
612)、題名入力処理に移行する(ステップS61
3)。題名入力処理では、題名入力用の定型文テーブル
を設定し(ステップS614)、図8の文字入力処理に
移行する(ステップS615)。
【0092】ステップS614で設定される題名入力用
の定型文テーブルには、「本日の予定」「ご挨拶」「連
絡事項」などが登録されており、「機能」キーにより候
補表示して「↑」「↓」キー入力で所望の定型分を選択
することができる。ステップS615での文字入力処理
が完了したら、「セット」キーにより確定入力する(ス
テップS616)。こうして、ステップS616の「セ
ット」キーにより題名が確定すると、新規メール作成表
示に戻る(ステップS617)。
【0093】次に、矢印が「本文」にある状態(ステッ
プS617)で「セット」キーを検出すると(ステップ
S618)、本文入力処理に移行する(ステップS61
9)。本文入力処理では、本文入力用の定型文テーブル
を設定し(ステップS620)、図8の文字入力処理に
移行する(ステップS621)。
【0094】ステップS620で設定される本文入力用
の定型文テーブルには、「こんにちは」「電話してくだ
さい」「今日は休みます」などがあり、「機能」キーに
より候補表示して「↑」「↓」キー入力で選択すること
ができる。ステップS621での文字入力処理が完了し
たら、「セット」キーにより確定入力する(ステップS
622)。以上のようにして、ステップS622におい
て「セット」キーにより本文が確定すると、新規メール
作成表示に戻る(ステップS623)。
【0095】矢印が送信にある状態(ステップS62
3)で「セット」キーを検出すると(ステップS62
4)、宛先情報が登録されていることを確認してEメー
ルの送信を開始する(ステップS625)。なお、Eメ
ールの送信処理についての詳細は、図10を用いて後述
する。
【0096】次に、矢印が保存にある状態(ステップS
626)で「セット」キーを検出すると(ステップS6
27)、宛先、題名、本文の何れかが登録されているこ
とを確認してEメール情報を保存し、過去に保存された
Eメール情報とともに一覧表示される(ステップS62
8)。
【0097】図7は、図6のステップS606に示す電
話帳からのEメール選択処理を示すフローチャートであ
る。
【0098】ステップS701で電話帳の検索を音声認
識(ボイスダイヤル)で行なうか否かによって処理を分
岐する。ボイスダイヤルによる検索処理を行なわない場
合は、即ち、オペレーションパネル106上の「電話帳
キー」が押された場合はステップS702へ進む。ステ
ップS702では、例えば宛先データ401の相手名称
を表示し、所定のキー操作(スクロール操作や指示操
作)によって電話帳から送信先を選択する。指定された
送信先の宛先データに登録されたEメールアドレスが取
得される。
【0099】一方、ステップS701において「ボイス
ダイヤルキー」が押下された場合は、ボイスダイヤルに
よって電話帳からのEメールアドレスの取得を行なうべ
く、ステップS703へ進む。ステップS703におい
て音声にて相手の名称を入力すると、ステップS704
で音声認識の結果該当すると認められた送信先を表示す
る。なお、この音声認識によって検索する際、Eメール
アドレスを有する相手を優先して検索する。このように
構成することにより、Eメールを有する相手を選択しや
すくなり、認識率も上がる。また、Eメールアドレスを
有さない相手を検索しないようにすれば、音声認識検索
の処理速度も上がる。
【0100】図8は図6の宛先入力処理における文字入
力処理(ステップS608)、題名入力処理における文
字入力処理(ステップS615)、または本文入力処理
における文字入力処理(ステップS621)の詳細を示
すフローチャートである。
【0101】本制御は文字入力を行う編集用のエディタ
ーの一部として機能するフロントエンドプロセッサー
(以下FEPと記述する)としての機能を有するもので
ある。
【0102】まず、ステップS801でFEPの文字入
力を開始する。ステップS802で、図1のオペレーシ
ョンパネル106からのキー入力を行い、入力有効文字
の場合に入力文字数のカウントを行う。次に、ステップ
S803で文字入力を開始してからの入力有効文字数を
チェックする。ここで、FEPの入力制限文字数を超え
て入力有効文字がキー入力された場合にはステップS8
03からステップS802に戻り、制限を越えて入力さ
れた文字は破棄される。また、入力制限文字以内であれ
ばステップS804に進む。
【0103】次に、ステップS802で入力されたキー
操作が定型文の入力操作であったかどうかをステップS
804で判断する。定型文を入力する操作が行われてい
た場合はステップS804より図9に示すステップS9
03へ進む。定型文の入力操作と処理に関する動作の詳
細は、図9により後述する。定型文を入力する操作が行
われていない場合は、ステップS804からステップS
805へ進む。
【0104】ステップS805では、文字切り替えキー
が押されているか否かを判断し、押されていればステッ
プS806へ進み、入力文字モードの切り替えを行い、
ステップS802に戻る。入力文字の切換えとは、「英
数モード」「ひらがなモード」等のモード切換えであ
る。一方、ステップS805で文字入力切替キーが押さ
れていない場合には、ステップS807へ進み、ステッ
プS802でのキー入力がダイヤルキーであったかどう
かの判断を行う。ここで、ダイヤルキーであった場合
は、文字の入力操作が行われるべくステップS808へ
進む。
【0105】一方、ダイヤルキーでなかった場合は文字
の入力操作ではないため、フローチャートの先頭(ステ
ップS802)へ戻る。ここで、上記のダイヤルキーで
ない場合としては、例えば「消去キー」や「カーソル移
動キー」等の入力が考えられるが、本実施形態ではかか
るキー操作についての説明は割愛する。
【0106】ステップS808では、選択された各文字
入力モードの分岐へ進む。ダイヤルキーに割り当てられ
た文字テーブルと、キーの押下回数とから入力文字モー
ドが決定される。この入力操作自体は基本的にはダイヤ
ルキーを持つ電話等で文字入力を行う公知の方式であ
る。
【0107】まず、ステップS808で入力文字モード
の判断を行う。ステップS805、S806において示
したように、入力文字モードの切り替えにおいては、図
1のオペレーションパネル106からの特定のキー入力
で、「英数モード」「数字モード」「ひらがなモード」
「カタカナモード」の切り替えを行うことができる。ス
テップS808では上記切り替え操作で切り替えられた
入力文字モードに従って各文字入力テーブルを用いた処
理へ分岐する。
【0108】次に各文字入力テーブルの処理を説明す
る。ステップS806で選択されたモードが「英数モー
ド」であった場合、ステップS809〜S811におい
て英数モードの入力処理を行う。
【0109】例えばステップS802で入力されたダイ
ヤルキーが1であった場合を説明する。本実施形態で
は、英数モードにおいては、「@」が確定されるまでは
@優先となりステップS810に示される文字入力テー
ブルが用いられる。よって、英数モードではまずダイヤ
ルキー1に割り当てられた文字テーブル(@優先・ステ
ップS801)の先頭文字である「@」が文字候補とし
て選択される。そして続けて再度ダイヤルキーの1を押
下した場合には文字テーブルの2番目の文字であ
る「.」が文字候補として選択される。文字入力モード
が変わらない場合、同じダイヤルキーを押下しつづける
とダイヤルキーの1に割り振りされている文字候補が順
に選択され、1つのダイヤルキーの文字候補が一巡する
と、再度文字テーブルの先頭文字を選択候補として選択
される。なお、選択された文字の確定は、確定キーが押
下されるか、文字切り替えキーが押下されて入力文字モ
ードが切り替えられるか、他のキーが押下された場合に
なされる。
【0110】次に、同じモードのままで他のダイヤルキ
ー、例えばダイヤルキー2を押下するとダイヤルキー2
に割り当てられた「a」が文字候補として選択される。
このとき、前述のダイヤルキー1で選択された文字候補
は確定している。つまり、まずダイヤルキー1を押下し
て「@」を候補とし、次にダイヤルキー2を押下して
「a」を候補として選択すると、「@a」という文字列
がFEPの入力文字として入力される。
【0111】次に、さらに同じモードのままで再びダイ
ヤルキー1を押下すると、フローチャートのループを1
周しステップS808で英数モードに分岐してきたの
ち、ステップS809で「@」が入力済みと判断され
る。従って、ステップS811へ進み、ダイヤルキー1
に割り当てられる文字テーブルをドット優先テーブルと
し、テーブルの先頭文字である「.」がまず最初に文字
候補として選択され、FEPの入力文字としては「@
a.」が入力されたことになる。
【0112】このように、ダイヤルキー1の候補である
「@」が一旦文字として入力し確定された後、次の入力
文字以降についてのダイヤルキー1の文字候補は「.」
が「@」よりも優先された文字テーブルに基づいて選択
される。一般にEメールアドレスでは、「.」は「@」
よりも後方に入力する機会が多く、また「@」は1回の
入力で済むのに対して「.」は複数回入力することか
ら、「@」が入力されるまでは@を優先するモードと
し、「@」の入力後は、「.」を優先するモードとする
ことで、操作性を向上している。
【0113】次に、ステップS808で選択されたモー
ドが数字モードであった場合、ステップS812で数字
モードの入力処理を行う。ステップS802で入力され
たダイヤルキーが1であった場合、数字モードではダイ
ヤルキー1に割り当てられた文字である「1」が文字候
補として選択される。文字入力モードが変わらない場
合、同じダイヤルキーを押下しつづけると数字入力モー
ドの場合は連続して「1111」と数字が入力される。
【0114】次に、ステップS808で選択されたモー
ドがひらがなモードであった場合、ステップS813に
おいてひらがなモードの入力処理を行う。例えばステッ
プS802で入力されたダイヤルキーが1であった場
合、ひらがなモードではまずダイヤルキー1に割り当て
られた文字テーブルの先頭文字である「あ」が文字候補
として選択される。そして続けて再度ダイヤルキーの1
を押下した場合文字テーブルの2番目の文字である
「い」が文字候補として選択される。文字入力モードが
変わらない場合、同じダイヤルキーを押下しつづけると
ダイヤルキーの1に割り振りされている文字候補が順に
選択され、1つのダイヤルキーの文字候補が一巡する
と、再度文字テーブルの先頭文字を選択候補として選択
される。
【0115】次に、同じモードのままで他のダイヤルキ
ー、例えばダイヤルキー2を押下するとダイヤルキー2
に割り当てられた「か」が文字候補として選択される。
【0116】入力文字モードとしてカタカナモードが選
択された場合には、ステップS808からステップS8
14へ分岐し、ステップS813で説明したひらがなモ
ードの場合と同様にカタカナの文字選択と入力が行われ
る。
【0117】1文字の入力が行われるごとにステップS
815では文字入力の終了であるかどうかの判断を行
う。ここで文字入力の終了となるユーザ操作がなされた
場合、ステップS815からステップS816へ進み、
FEPでの文字入力操作を終了しFEPの呼び出し元で
あるエディター等のモジュールへ入力された文字列を返
す。
【0118】文字入力が終了となるユーザ操作がなされ
なかった場合は、ステップS815からステップS80
2へ戻り、再びFEPの文字入力の処理へ進む。このよ
うにしてFEPにて文字入力を行うことが可能となる。
【0119】図9は図8のステップS804において定
型文入力操作と判断された場合に実行される定型文入力
処理のフローチャートを示す。
【0120】まず、ステップS901で定型文入力処理
を開始する。ステップS902で入力処理モードの判断
を行う。入力処理モードは、図6で説明したように、宛
先(アドレス)モード、題名モード、本文モードがあ
り、この判断部分では装置が現在どの入力状態にあるの
か(即ちステップS608、S615、S621のいず
れを処理中であるか)を外部参照可能な変数にて判断を
行っている。
【0121】アドレスモードではEメールのアドレスに
使用する英数字の入力が可能となっている。また、題名
モード、本文モードでは英数字、ひらがな、カタカナ、
漢字の入力が可能となっている。
【0122】ステップS902で定型文入力の入力処理
モードがアドレスモードの入力であると判断された場合
は、ステップS903のアドレス定型文入力の処理へ移
る。ここではアドレスの一部または、全部を定型文テー
ブルの一覧から選択することができる。定型文テーブル
は図1のROM102または、SRAM114から参照
することができ、テーブル一覧を図1のオペレーション
パネル106の表示部LCDに表示させ、キー操作にて
任意の定型文を選択できるものである。なお、定型文テ
ーブルは装置固定のものだけでなく、ユーザが任意にあ
とから登録できる構成にしてもよい。
【0123】キー操作にて定型文の選択を行った後は、
ステップS906で選択された定型文を呼出元のバッフ
ァへコピーする。そしてステップS907で本処理を終
了する。
【0124】また、ステップS902で定型文入力の入
力処理モードが題名モードの入力であると判断された場
合は、ステップS904の題名定型文入力処理へ移り、
ステップS903と同様に題名モード用の定型文テーブ
ルの一覧から所望の定型文を選択し、本処理の呼び出し
元のバッファへコピーする。
【0125】さらにステップS902で定型文入力の入
力処理モードが本文モードの入力であると判断された場
合は、ステップS905の本文定型文入力処理へ移り、
ステップS903と同様に本文用の定型文テーブルの一
覧から所望の定型文を選択し、本処理の呼び出し元のバ
ッファへコピーする。このようにしてFEPから呼び出
された定型文入力の処理を行う。
【0126】次に、上記ステップS625による送信処
理について説明する。図10は、ステップS625で実
行されるEメール送信処理を説明するフローチャートで
ある。
【0127】まず、ステップS1001では、Eメール
サーバーと接続するため、回線を捕捉してEメールサー
バーへ発呼する。なお、本手順はこのEメールサービス
を供給する個々のキャリアの仕様にしたがっている。各
々の手順(プロトコル)はキャリアごとに異なるが本発
明の本質的な点とは関係しないため、概念的説明にとど
める。
【0128】ステップS1001においてメールセンタ
ーと接続されると、Eメール用前手順(認証等)を行う
(ステップS1002)。このとき手順はキャリア指定
の変調方式を用いる。
【0129】Eメール前手順成功後、メール自体の個々
の情報であるヘッダ情報と本文データを所定フォーマッ
トでEメールサーバーセンターへ送信する(ステップS
1003)。ステップS1004で添付画像の有無を判
断し、有りと判断された場合には、添付画像の送信フェ
ーズに入る(ステップS1005)。添付画像の送信が
終わると、ステップS1006で指定後手順を行い、ス
テップS1007ではEメールサーバーと接続している
電話回線を開放する。そして、手順のフェーズの成功/
不成功の状況に従いメールレコードエリアのステータス
を変更する(ステップS1008)。
【0130】このメールレコードデータにより端末は送
信不可となったメールを送信メール閲覧の実行時に判別
が可能となる。本実施形態では端末側の添付画像の送信
が問題なく完了した場合に「送信済み」判定とする仕様
で記述してあるが、詳細に本文テキストの送信成否と添
付画像の送信成否を分けて管理を行ってもよい。
【0131】[4−3.送信メール操作について]「送
信メール操作」が指定されると、送信メールとして保存
されている件数と、送信メールの題名などを表示する送
信メール一覧表示を行う。使用者は一覧表示から送信メ
ールを選択し、選択された送信メールに対し「閲覧」、
「プリント」、「編集/送信」、「消去」を行うことが
できる。
【0132】図11は本実施形態による送信メール操作
の内容を説明するフローチャートである。ステップS1
101において、メモリに保存されている送信メールの
一覧表示を行なう。これは、上述の新規メール作成処理
のステップS628においてメモリに保存された送信メ
ールの一覧表示である。なお、送信の成否を識別可能に
表示してもよい。次にステップS1102ではこの一覧
の中から所望の送信メールを選択する。そして、ステッ
プS1103ではステップS1102で選択された送信
メールに対して、送信処理が指定されたか否かを判断す
る。
【0133】ここで送信処理が指定された場合はステッ
プS1104へ進み、ステップS1102で選択した送
信メールを、図10で説明した送信手順に従って送信す
る。その後、ステップS1101へ戻る。
【0134】一方、ステップS1103で送信処理以外
の処理が指定された場合は、ステップS1105に進
む。ステップS1105では送信メールに対して指定さ
れた処理に応じて処理の分岐を行なう。本実施形態にお
けるファクシミリ装置においては選択できる機能として
送信メールの「閲覧」、「プリント」、「編集/送
信」、「消去」が含まれている。
【0135】ステップS1105で「閲覧」が指定され
た場合は、ステップS1106へ進み、ステップS11
02で選択された送信メールをオペレーションパネル1
06の表示部に表示する。閲覧終了が指示されると処理
はステップS1101へ戻る。ステップS1102で
「プリント」が指定された場合は、ステップS1107
に進み、選択された送信メールを印字出力し、印字が終
了したならばステップS1101へ戻る。
【0136】また、ステップS1105で「編集/送
信」が選択された場合は、ステップS1108で選択さ
れた受信メールに対する編集や送信を行うエディタが起
動される。この場合、図6により説明した新規メール作
成処理が実行され、当該選択された送信メールに設定さ
れている「宛先」、「題名」、「本文」が夫々コピーさ
れる。
【0137】また、ステップS1105で「消去」を選
択すると、ステップS1109へ進み、ステップS11
02で選択された送信メールをメモリから消去する。そ
して、ステップS1101に戻って送信メールの一覧表
示を行う。
【0138】[4−4.操作終了処理]図13は、図4
のEメールの全般操作フローにおける終了処理ステップ
(ステップS408)の詳細を示すフローチャートであ
る。
【0139】ステップS1301で、Eメール編集中で
あるかどうかを判断し、Eメール編集中でなければ、ス
テップS1307で他の終了処理を行うが、本発明の範
囲外であるため説明は割愛する。
【0140】ステップS1301でEメール編集中であ
ると判断された場合には、ステップS1302で当該E
メールのメールレコードが獲得済みであるか否か確認す
る。メールレコードを獲得してなければ終了し、既に獲
得済みであるならば、図6で示される入力内容である
「アドレス」「題名」「本文」等をメールレコード上に
またはレコードとリンクして保存する(ステップS13
03)。さらに、メールレコードには未送信である旨を
ステータスとして保存する(ステップS1304)。な
お、送信終了時に「送信済み」としてステータスを保存
するので、なにもステータスの変更なければ「未送信で
ある」とのアサインでも良い。
【0141】次にユーザーに対しては突如メール作成が
中断されてしまうので、その旨(「作成中メールは未送
信メールとして保存します」)を表示パネル上に表示し
(ステップS1305)、ユーザーが不安に駆られて誤
操作や中断処理をしてしまうのを防ぐ。最後に他回線タ
スク等へ操作タスクが終了する旨のメッセージを発信し
たのち終了する(ステップS1306)。この終了メッ
セージは図15のT−M3(後述)に示される。
【0142】図14は、Eメール作成中における作成中
断とEメール着信応答時の操作系タスクと回線系タスク
の動作状況を示す図である。
【0143】T−Aは操作系タスク状況を、T−Bは回
線事象の監視及び回線制御を行うタスク状況を、T−C
は回線上の信号及び閉結状態等をそれぞれ表し、下方向
に向かって時間的経過を表す。
【0144】通常待機状態においては、回線系タスクは
常駐的に回線の監視を行っている(T−B1)。使用者
が操作パネル上の入力によりEメールの作成を行うと
(T−A1)、操作系タスクがメール作成の操作に対す
る処理を行う一方、回線系タスクは回線を監視を続行す
る(T−B1)。ここで交換機よりCI信号が回線を通
って到来すると、図1のファクシミリ装置のNCU10
8内のCI検知手段がCI信号を検出する。該CI信号
は、所定周波数か否か、所定ON時間を有しているか否
か、所定OFF時間を有しているか否かを回線タスク上
で検定される(T−B2、CI検定フェーズ)。規定範
囲内で所定回数以上のCI信号が検出された場合には、
ファクシミリ装置は所定モードに移行する準備をし、回
線系タスクから操作系タスクに対して終了依頼のメッセ
ージを発信する(T−m2)。なお、所定モードとは、
留守番電話モードやFTモード等を指し、所定回数は、
モード毎にあらかじめ設定されている。
【0145】回線系タスクは、操作系タスクに対して終
了依頼メッセージ(T−m2)の発送を行う一方、CI
信号がオフになるか等並行してトレースする。一方操作
系タスクは終了依頼を受けると「操作系終了処理(図1
3)」を行う。
【0146】操作系タスクは、図13に示す処理を行っ
た後、回線系タスクへ終了通知を発信する(T−m
3)。回線系タスクは操作系タスクの終了を検出すると
「回線閉結」(T−B4)を行うとともに、閉結後のし
かるべき信号(FAX信号、Eメールセンターからの起
動信号、DTMF信号)チェックを行う(T−B5)。
T−B5での起動信号のチェック結果に基づいて、T−
B6では各々の起動信号毎にしかるべきモード(留守電
話用件応答、FAX受信、Eメールセンタ−との交信
等)へ分岐する。
【0147】<5.自動メール受信動作>上記受信メー
ル操作は、使用者が手動で「受信メール操作」を選択す
ることで開始したが、本実施形態におけるファクシミリ
装置は、自動メール受信モードに設定することにより、
Eメールサーバーからの発呼に自動応答し、Eメールを
自動受信することも可能である。図15は本実施形態に
よるEメール自動受信の詳細を示すフローチャートであ
る。
【0148】Eメールサーバーに本装置宛のEメールが
来ると、Eメールサーバが本装置に発呼し、本装置はス
テップS1501でこれに応答してEメールサーバーに
接続する。ステップS1502では、図12で上述した
処理により、EメールサーバーからEメールを受信し、
ステップS1503で回線を開放する。
【0149】Eメールの自動受信が終了すると、ステッ
プS1504へ進み、Eメール自動記録の処理に移行す
る。ステップS1504では、「Eメール自動記録」が
ユーザ設定により「ON」になっているかどうかを判断
する。「Eメール自動記録」が「ON」であればステッ
プS1505へ進んでEメール自動記録処理を実行す
る。すなわち、このユーザ設定の「Eメール自動記録」
をユーザが「ON」に設定しておくと、ユーザの介入な
しに自動受信したメールを自動記録しておくことが可能
であり、記録している間ユーザが待つという不便さを解
消することが可能である。
【0150】ステップS1505では未記録Eメールが
あるか否かを判断する。未記録Eメールがなければステ
ップS1509へ進むが、未記録Eメールがあればステ
ップS1506へ進む。ステップS1506ではユーザ
設定の「ヘッダー詳細記録設定」が「ON」になってい
るかどうかを判断する。「OFF」であればステップS
1507へ進み「ON」であればステップS1508へ
進む。ステップS1506でヘッダ詳細記録設定がOF
Fの場合には、ヘッダ簡略記録モードで未記録Eメール
を自動記録する(ステップS1507)。ヘッダ簡略記
録モードとは受信したEメールの本文と、当該Eメール
のヘッダ部から必要な項目のみ、例えばFrom、To、Subj
ect、Date等を抜き出して記録するモードであり、複雑
な情報を隠蔽することでユーザが見やすい記録フォーマ
ットとすることができる。一方、ステップS1506で
ヘッダ詳細記録設定がONの場合には、受信したEメー
ルの本文とともにヘッダー部を全て記録する(ステップ
S1508)。すなわち、ヘッダー詳細記録モードと
は、ヘッダ情報の全てを記録するモードを指す。上記の
「ヘッダー詳細記録設定」をユーザが切り替えることに
より、ユーザの要求に沿った記録フォーマットを提供す
ることができる。
【0151】ステップS1509では、本装置に記憶し
てあるEメールの上記記録処理の対象となった全てのE
メールを記録済み状態に変更し、次回のEメール自動受
信の際に再度記録されないようにしておく。
【0152】このように、図15で説明したEメール受
信処理により、所望のヘッダー記録モードで記録でき、
かつ記録を待つ時間を無くすことが可能となる。
【0153】<6.着信呼び出しメロディ>本実施形態
におけるファクシミリ装置では、電話の着信時やファッ
クスの着信時に、呼出音としてメロディを用いることが
できる。この着信メロディは、予め内蔵されている着信
メロディを用いることもできるし、このファクシミリ装
置で入力した曲データを着信メロディとして用いてもよ
いし、更には、通信回線を介してサーバーからダウンロ
ードした曲データを着信メロディとして用いることがで
きる。なお、このようなメロディーデータに関する機能
は、ファクシミリ装置に限らず、携帯電話等の通信端末
にも適用可能であることは明らかである。
【0154】図16は曲データのダウンロード処理につ
いて示したものである。本件ファクシミリ装置は曲デー
タダウンロードサーバーと接続し、サーバーから曲デー
タをダウンロードすることが可能であり、以下、図16
を用いてこの曲データのダウンロード処理について説明
する。
【0155】ステップS1601でユーザによる曲デー
タダウンロード開始を指示する操作をオペレーションパ
ネル106を介して受け付けると、ステップS1602
でクロスポイントスイッチ109をNCU108に接続
し、NCU108を介して曲データダウンロードサーバ
ーに自動発呼する。
【0156】ステップS1603では接続した曲データ
ダウンロードサーバーから曲メニューを受信し、受信し
た曲メニューをオペレーションパネル106の表示部に
表示する。ステップS1604では、オペレーションパ
ネル106によるユーザからの曲の選択指示を受け付
け、ステップS1605でユーザが選択した曲データを
サーバーからダウンロードする。
【0157】ステップS1606では、曲データを登録
するかどうかをユーザに決定させるために、図17で後
述する処理により曲データを再生する。ユーザはダウン
ロードした曲を即座に試聴することができる。再生した
曲データを本装置に登録するかどうかをユーザに選択さ
せ、登録するべく指示された場合はステップS1607
からステップS1608へ進み、本装置のSRAM11
4に曲データを登録する。そしてステップS1609へ
進み、ユーザがダウンロード処理の終了を指示したかど
うかを判定する。一方、ステップS1606で再生した
曲を登録しないように指示された場合はステップS16
07からステップS1609へ直接進むことになる。
【0158】ステップS1609でダウンロード処理の
終了が指示されたと判定された場合は、ステップS16
03へ戻り、上記の処理を繰り返す。一方、終了が指示
された場合はステップS1610へ進み、曲データダウ
ンロードサーバーとの接続を終了し、回線を開放し、当
該処理を終了する。
【0159】図17はダウンロードした曲データの再生
処理(ステップS1606)を説明するフローチャート
である。ステップS1701ではダウンロードした曲デ
ータの中のMAX音階(高域側)とMIN音階(低域
側)を検出する。ステップS1702では、検出したM
AX音階が音源115で再生可能か否かを判定する。再
生可能な場合はステップS1703へ進み、再生不可能
の場合はステップS1704へ進む。
【0160】高域側に再生不能な音階が含まれる場合、
ステップS1704で曲データのMAX音階と再生可能
MAX音階との差をマイナスオフセットとして算出す
る。そして、ステップS1705で曲データ全体の音階
を、算出されたマイナスオフセット分MIN側(低域
側)へシフトし、ステップS1708へ進む。
【0161】一方、高域側に再生不能な音階が含まれて
いない場合は、ステップS1703へ進み、ダウンロー
ドした曲データ中のMIN音階が音源115で再生可能
か否かを判定する。再生可能のばあいは当該曲データの
全てが再生可能であるのでステップS1708へ進みそ
のまま曲データを再生することになる。
【0162】しかしながら、ステップS1703で低域
側に再生不能な音階が含まれると判定された場合は、ス
テップS1706へ進み、再生可能MAX音階と曲デー
タのMAX音階との差をプラスオフセット1として算出
する。続いてステップS1707で再生可能MIN音階
と曲データのMIN音階との差をプラスオフセット2と
して算出する。ステップS1708では上記2つのプラ
スオフセットを比較し、プラスオフセット1のほうが小
さいときにはステップS1709へ、それ以外の時には
ステップS1710へ進む。ステップS1709では低
域側の逸脱する部分であるプラスオフセット2よりも高
域側で逸脱がない範囲で可能なシフト量であるプラスオ
フセット1の方が小さいので高域側に逸脱しないように
プラスオフセット1分だけMAX側(高域側)へシフト
し、ステップS1711へ進む。そして、ステップS1
710では低域側の逸脱する部分であるプラスオフセッ
ト2よりも高域側で逸脱がない範囲で可能なシフト量で
あるプラスオフセット1の方が大きいか等しいので低域
側の逸脱している分だけ、すなわちプラスオフセット2
の分だけMAX側(高域側)へシフトし、ステップS1
711へ進む。
【0163】ステップS1711では、ステップS17
03から移行してきた場合はダウンロードした曲データ
をそのまま、ステップS1709、S1710およびス
テップS1705から移行してきた場合はMAX側(高
域側)の曲データが再生できる範囲で曲全体の音階をシ
フトした曲データを音源115で再生し、スピーカ11
2より出力する。この時MIN側(低域側)で再生不可
能な音階がある可能性があるが、この場合にはこの低音
域を無音にして曲データの再生を続行する。
【0164】なお、図16のステップS1608におい
て登録する曲データはダウンロードされた曲をそのまま
登録してもよいし、上記ステップS1702〜S171
0の処理によって音階を調整した曲データを登録しても
よい。すなわち、ステップS1608においてはダウン
ロードした元の曲データをそのまま登録しておき、電話
の着信時及びファクシミリの着信時などにおいて登録さ
れた曲を再生する際に、図17に示した曲データの再生
処理を行なうようにしてもよい。或いは、ステップS1
606における曲データの再生処理で、図17に示した
処理によって音階がシフトされた曲データを、ステップ
S1608において登録しておき、電話の着信時及びフ
ァクシミリの着信時などの曲再生時には、このシフトさ
れて登録されている曲データをそのまま再生するように
してもよい。
【0165】次に、ファクシミリ装置の親機と子機とで
再生可能な音域が異なる音源を有している場合を考え
る。
【0166】親機側の音源の方が子機側の音源の再生可
能な音域より狭い音域しか再生できない場合について述
べる。親機側で曲データのダウンロードの操作を行い、
ダウンロードした曲データを子機400で使用するよう
な場合には、親機側で視聴を行う際に曲データに対応で
きる音源がない場合がある。この場合、S1606で
は、上述した図202の説明のように、曲データの音階
をシフトすることにより再生できるようにする。そし
て、ステップS1608で曲データを登録する際には、
元の曲データを登録しておく。
【0167】この登録した曲データを子機に登録する際
には、ステップS1608において、子機に曲データを
送信するように構成してもよいし、子機側から親機に登
録されている曲データを送るように要求された際に子機
に曲データを送信するようにしてもよい。このように構
成することにより、子機側で再生可能な曲データで、且
つ親機側で完全に再生できない曲データであっても、印
象的な高音側の視聴・確認を親機で行なうことができる
ようになる。
【0168】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、音源115の再生不可能な音階でもダイナミックレ
ンジが音源115のダイナミックレンジに収まる曲デー
タの場合は曲全体を再生することが可能になる。このと
き、全音階がシフトするのでトーンのずれが伴うことに
なるが、曲の全体を把握できることになる。また、ダイ
ナミックレンジが納まらない場合でも、再生できない音
階をMIN側(低域側)の片方だけに限定し、印象的で
あるMAX側(高域側)を必ず再生することで曲データ
の確認の実効性を高めることができる。
【0169】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機など)に適用し
てもよい。
【0170】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0171】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0172】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0173】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0174】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0175】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、メ
ロディデータの再生に必要な音階範囲が装置で再生可能
な音階範囲を越えている場合でも、メロディーデータの
再生に必要な音階範囲が適切にシフトされ、種々のメロ
ディデータについて良好なメロディ再生を行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる通信装置のシス
テムブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態にかかる電話帳メモリの
データ構造を示す図である。
【図3A】本発明の一実施の形態にかかる音声認識によ
るアドレス検索を示すフローチャートである。
【図3B】図3Aのアドレス検索による検索結果の表示
例を示す図である。
【図4A】本発明の一実施の形態にかかるEメール操作
の全体処理を示すフローチャートである。
【図4B】本発明の一実施の形態にかかるアカウントの
設定処理を示すフローチャートである。
【図4C】本発明の一実施の形態にかかるアカウントテ
ーブルのデータ構成例を示す図である。
【図4D】本発明の一実施の形態にかかる未受信メール
の自動取得処理を説明するフローチャートである。
【図4E】本発明の一実施の形態にかかる未受信メール
情報を説明する図である。
【図5】本発明の一実施の形態にかかる受信メール操作
処理を示すフローチャートである。
【図6A】本発明の一実施の形態にかかる新規メール操
作処理を示すフローチャートである。
【図6B】本発明の一実施の形態にかかる新規メール操
作処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施の形態にかかる電話帳からのE
メールアドレス選択処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施の形態にかかる文字入力処理を
示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施の形態にかかる定型文入力処理
を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施の形態にかかるEメールの送
信処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の一実施の形態にかかる送信メール操
作処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施の形態にかかるEメールの受
信処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施の形態にかかるEメールの操
作終了処理を示すフローチャートである。
【図14】本発明の一実施の形態にかかる操作終了シー
ケンスを示す図である。
【図15】本発明の一実施の形態にかかるEメールの児
童受信処理を示すフローチャートである。
【図16】本発明の一実施の形態にかかる曲データのダ
ウンロード処理を説明するフローチャートである。
【図17】本発明の一実施の形態にかかる曲データの再
生処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
100:ファクシミリ装置 101:CPU 102:ROM 103:RAM 104:プリンタ画像処理部 105:カラープリンタ 106:オペレーションパネル 107:スキャナインターフェース 108:NCU 109:クロスポイントスイッチ 110:FAXモデム 111:ハンドセット 112:スピーカ 113:マイク 114:SRAM 200:ハンドスキャナ 300:ドアホン 400:子機 900:通信回線

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部より受信したメロディデータを格納
    する格納手段と、 前記メロディデータの再生に必要な必要音階範囲と再生
    装置の出力可能な再生可能音階範囲を比較して、該必要
    音階範囲が該再生可能音階範囲を逸脱する部分があるか
    判定する判定手段と、 前記逸脱する部分が存在すると判定された場合に、前記
    再生可能音階範囲に基づいて前記必要音階範囲の全体を
    シフトさせるべく前記メロディーデータを変更するシフ
    ト手段と、 前記シフト手段で得られたメロディーデータを出力する
    出力手段とを備えることを特徴とする通信制御装置。
  2. 【請求項2】 前記シフト手段は、前記逸脱する部分が
    音階の高域側に存在する場合に、前記必要音階範囲の高
    域側が前記再生可能音階範囲に納まるように該必要音階
    範囲の全体をシフトさせることを特徴とする請求項1に
    記載の通信制御装置。
  3. 【請求項3】 前記シフト手段は、前記逸脱する部分が
    音階の低域側に存在する場合に、前記必要音階範囲が前
    記再生可能音階範囲の高域側に逸脱しない範囲内で、前
    記必要音階範囲の全体を高域側にシフトさせることを特
    徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  4. 【請求項4】 前記出力手段は、前記シフト手段で得ら
    れたメロディデータを前記再生装置に出力することを特
    徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  5. 【請求項5】 前記出力手段は、前記シフト手段で得ら
    れたメロディデータを、オリジナルのメロディデータに
    代えて前記格納手段に格納することを特徴とする請求項
    1に記載の通信制御装置。
  6. 【請求項6】 外部よりメロディデータを受信し、これ
    をメモリに格納する格納工程と、 前記メロディデータの再生に必要な必要音階範囲と再生
    装置の出力可能な再生可能音階範囲を比較して、該必要
    音階範囲が該再生可能音階範囲を逸脱する部分があるか
    判定する判定工程と、 前記逸脱する部分が存在すると判定された場合に、前記
    再生可能音階範囲に基づいて前記必要音階範囲の全体を
    シフトさせるべく前記メロディーデータを変更するシフ
    ト工程と、 前記シフト工程で得られたメロディーデータを出力する
    出力工程とを備えることを特徴とする通信制御方法。
  7. 【請求項7】 前記シフト工程は、前記逸脱する部分が
    音階の高域側に存在する場合に、前記必要音階範囲の高
    域側が前記再生可能音階範囲に納まるように該必要音階
    範囲の全体をシフトさせることを特徴とする請求項6に
    記載の通信制御方法。
  8. 【請求項8】 前記シフト工程は、前記逸脱する部分が
    音階の低域側に存在する場合に、前記必要音階範囲が前
    記再生可能音階範囲の高域側に逸脱しない範囲内で、前
    記必要音階範囲の全体を高域側にシフトさせることを特
    徴とする請求項6に記載の通信制御方法。
  9. 【請求項9】 前記出力工程は、前記シフト工程で得ら
    れたメロディデータを前記再生装置に出力することを特
    徴とする請求項6に記載の通信制御方法。
  10. 【請求項10】 前記出力工程は、前記シフト工程で得
    られたメロディデータを、オリジナルのメロディデータ
    に代えて前記メモリに格納することを特徴とする請求項
    6に記載の通信制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項6乃至10のいずれかに記載の
    通信制御方法をコンピュータにより実現するための制御
    プログラム。
  12. 【請求項12】 請求項6乃至10のいずれかに記載の
    通信制御方法をコンピュータにより実現するための制御
    プログラムを格納する記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007264155A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Yamaha Corp 電子楽器およびプログラム
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