JP2002244129A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2002244129A
JP2002244129A JP2001035229A JP2001035229A JP2002244129A JP 2002244129 A JP2002244129 A JP 2002244129A JP 2001035229 A JP2001035229 A JP 2001035229A JP 2001035229 A JP2001035229 A JP 2001035229A JP 2002244129 A JP2002244129 A JP 2002244129A
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crystal display
groove
cable
side wall
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JP2001035229A
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Inventor
Hirokazu Yabe
宏和 矢部
Yoshiyuki Urashima
良之 浦島
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Hitachi Ltd
Hitachi Electronic Devices Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Electronic Devices Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納部材の側壁に設けられる溝から、光源に
駆動電圧を印加するケーブルが抜け落ちるのを防止でき
る液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 バックライトユニットを構成する収納部
材は、側壁に前記光源に駆動電圧を印加するケーブルが
挿入される凹部を備え、前記凹部の延長方向と直交する
面で切断したときの切断面において、前記凹部の深さ方
向の2辺の少なくとも一方と、前記収納部材の底辺に垂
直な線とのなす角で狭い方の角の角度をθ2、前記凹部
の深さ方向の2辺の少なくとも一方と対向する前記収納
部材の前記側壁の深さ方向の一辺と、前記収納部材の底
辺に垂直な線とのなす角で狭い方の角の角度をθ1とす
るとき、θ2が前記ケーブルの抜け防止のための傾きを
有するとともに、θ1≧θ2を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ、ワークステーション等に用いられる液晶表示装
置に係わり、特に、液晶表示装置に用いられるバックラ
イトユニットに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】STN(Super Twisted Nematic)方
式、あるいはTFT(Thin Film Transistor)の液晶
表示モジュールは、ノート型パーソナルコンピュータ等
の表示装置として広く使用されている。これらの液晶表
示モジュールは、周囲にドレインドライバおよびゲート
ドライバが配置された液晶表示パネルと、当該液晶表示
パネルを照射するバックライトユニットとで構成され
る。ノート型パソコンの表示装置として使用される液晶
表示モジュールの場合は、主にサイドライト型のバック
ライトユニットが採用されている。このサイドライト型
のバックライトユニットは、モールド内に、例えば、光
源から照射される光を、光源から離れた方へ導き、液晶
表示パネル全体に光を均一に照射するための導光体と、
導光体の側面近傍に、導光体の側面に沿って当該側面と
平行に配置される線状光源である冷陰極蛍光灯と、導光
体上に配置される光学シート(例えば、2枚の拡散シー
ト、および、2枚のプリズムシート)と、導光体の下側
に延長配置される反射シートとが収納されて構成され
る。なお、このような技術は、例えば、特公昭60−1
9474号公報、実開平4−22780号公報に記載さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したモールドは、
その周囲に側壁を有し、この側壁の一辺には、冷陰極蛍
光灯に駆動電圧を印加するケーブルが挿入される溝(所
謂、ケーブル案内用の溝)が形成されている。一般に、
モールドは射出成形で製作されるが、射出成形で製作さ
れたモールドを金型から抜きやすくするために、モール
ドの射出成形金型設計の際に、各箇所には抜き勾配を設
定しており、前述したケーブル案内用の溝においても、
溝の入り口部の広さが、溝の奥部の広さよりも大きくな
るように、溝に抜き勾配が設定されていた。そのため、
溝の溝幅が狭くなり、モールドに冷陰極蛍光灯を組み込
み時に、ケーブルが入りにくく、溝を形成するモールド
の側壁が割れやすいという問題があった。また、抜き勾
配を維持したままガイド幅を広くし、ケーブルが入りや
すくすると、ケーブルが抜けやすくなってしまい、ガイ
ドの機能が十分に得られないという問題があった。
【0004】これを防止するためには、抜き勾配を小さ
くし、溝幅を広げることも考えられるが、溝の上部に行
くほど幅が広くなる形状は変わらないため、ケーブルの
抜けやすい傾向は変わらないという問題点があった。本
発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされ
たものであり、本発明の目的は、液晶表示装置におい
て、収納部材の側壁に設けられる溝から、光源に駆動電
圧を印加するケーブルが抜け落ちるのを防止することが
可能となる技術を提供することにある。本発明の前記な
らびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及
び添付図面によって明らかにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。即ち、本発明は、一対の基板と、当
該一対の基板間に狭持される液晶とを有する液晶表示素
子と、前記液晶表示素子の表示面と反対の側に配置され
るバックライトユニットとを具備し、前記バックライト
ユニットは、前記液晶表示素子に照射光を照射する光源
と、周囲に側壁を有し、前記光源を収納する収納部材と
を有する液晶表示装置であって、前記収納部材の前記側
壁は、前記光源に駆動電圧を印加するケーブルが挿入さ
れる凹部を備え、前記凹部の延長方向と直交する面で切
断したときの切断面において、前記凹部の深さ方向の2
辺の少なくとも一方と、前記収納部材の底辺に垂直な線
とのなす角で狭い方の角の角度をθ2、前記凹部の深さ
方向の2辺の少なくとも一方と対向する前記収納部材の
前記側壁の深さ方向の一辺と、前記収納部材の底辺に垂
直な線とのなす角で狭い方の角の角度をθ1とすると
き、θ2が前記ケーブルの抜け防止のための傾きを有す
るとともに、θ1≧θ2を満足することを特徴とする。
【0006】また、本発明は、一対の基板と、当該一対
の基板間に狭持される液晶とを有する液晶表示素子と、
前記液晶表示素子の表示面と反対の側に配置されるバッ
クライトユニットとを具備し、前記バックライトユニッ
トは、前記液晶表示素子に照射光を照射する光源と、周
囲に側壁を有し、前記光源を収納する収納部材とを有す
る液晶表示装置であって、前記収納部材の前記側壁は、
前記光源に駆動電圧を印加するケーブルが挿入される溝
を備え、前記溝の延長方向と直交する面で切断したとき
の切断面において、前記側壁の前記溝を構成する部分の
厚さが、前記収納部材の底辺側から遠ざかるにしたがっ
て等しいか、あるいは薄くなるとともに、前記溝の前記
収納部材の底辺側で最も広い溝幅をW21、前記溝の前
記収納部材の底辺から遠い側で最も狭い溝幅をW22と
するとき、W21>W22を満足することを特徴とす
る。
【0007】前記手段によれば、収納部材の側壁に形成
される、ケーブル案内用の溝の入り口部の溝幅が、溝の
底辺部の溝幅よりも小さくされる。これにより、ケーブ
ルを組み込む際に、溝の壁が撓んでケーブルが入りやす
くなるとともに、ケーブルを組み込んだ後は、入り口部
の溝幅が狭くなっている部分がストッパとして機能する
ので、ケーブルが抜けにくくなり、ケーブル案内用の溝
からケーブルが抜け落ちるのを防止することができる。
また、従来の液晶表示装置のように、ケーブル案内用の
溝の溝幅が、深くなるほど狭くなることがないため、押
し込み過ぎによる、溝を形成するモールド側壁の割れも
防止することが可能となる。これにより、収納部材ヘの
光源の組立作業性を向上させることができ、製品コスト
を低減させることが可能となる。また、側壁および溝の
形状も、成形の際に金型から抜くことが可能な形状とな
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明をTFT方式の液晶
表示モジュールに適用した実施の形態を詳細に説明す
る。なお、実施の形態を説明するための全図において、
同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返し
の説明は省略する。 [実施の形態1] 〈本発明が適用されるTFT方式の液晶表示モジュール
の基本構成〉図1は、本発明が適用されるTFT方式の
液晶表示モジュール(LCM)の概略構成を示す分解斜
視図である。図1に示す液晶表示モジュール(LCM)
は、金属板から成る枠状のフレーム(上側ケース)4、
液晶表示パネル(LCD)5、バックライトユニットと
から構成される。液晶表示パネル5は、画素電極、薄膜
トランジスタ等が形成されるTFT基板と、対向電極、
カラーフィルタ等が形成されるフィルタ基板とを、所定
の間隙を隔てて重ね合わせ、該両基板間の周縁部近傍に
枠状に設けたシール材により、両基板を貼り合わせると
共に、シール材の一部に設けた液晶封入口から両基板間
のシール材の内側に液晶を封入、封止し、さらに、両基
板の外側に偏光板を貼り付けて構成される。
【0009】ここで、TFT基板のガラス基板上には、
半導体集積回路装置(IC)で構成される複数のドレイ
ンドライバおよびゲートドライバが搭載されている。こ
のドレインドライバには、フレキシブルプリント配線基
板1を介して、駆動電源、表示データおよび制御信号が
供給され、ゲートドライバには、フレキシブルプリント
配線基板2を介して、駆動電源および制御信号が供給さ
れる。これらフレキシブルプリント配線基板(1,2)
は、バックライトユニットの後ろ側に設けられる駆動回
路基板3に接続される。本実施の形態のバックライトユ
ニットは、冷陰極蛍光灯16、楔形(側面形状が台形)
の導光体9、上拡散シート6、2枚のプリズムシート
7、下拡散シート8、反射シート10とが、図1に示す
順序で、側壁140を有し、枠状に形成されたモールド
14に嵌め込まれて構成される。なお、図1において、
11はゴムブッシュ、12はコネクタ、18,19はケ
ーブルである。
【0010】〈本実施の形態のTFT方式の液晶表示モ
ジュールの断面構造〉図2は、本実施の形態の液晶表示
モジュールの概略断面構造を示す断面図である。なお、
この図2は、冷陰極蛍光灯16の延長方向(または、長
さ方向)と直交する面で切断した断面構造を示す断面図
である。図2に示すように、冷陰極蛍光灯16は、導光
体9の側面近傍で、かつ導光体9の側面に沿って当該導
光体9の側面と平行に配置される。導光体9は、冷陰極
蛍光灯16から照射される光を、冷陰極蛍光灯16から
離れた方へ導き、液晶表示パネル全体に光を均一に照射
する。ここで、導光体9は、冷陰極蛍光灯16と対向す
る面が幅広に形成され、冷陰極蛍光灯16から遠ざかる
程断面が小さくなる楔形の形状に形成される。導光体上
には、上および下拡散シート(6,8)と、2枚のプリ
ズムシート7が配置される。
【0011】冷陰極蛍光灯部分の断面形状がほぼコ字状
で、その内面が白色または銀色の反射シート10は、冷
陰極蛍光灯16をほぼ全長にわたって覆うとともに、導
光体9の下まで延長して配置される。これにより、導光
体9と異なる方向に放射された光を無駄なく導光体9に
集光させることができる。また、図2に示すように、モ
ールド14の側壁140には、冷陰極蛍光灯16に駆動
電圧を印加するケーブル(接地電圧側のケーブル)19
が挿入されるケーブル案内用の溝30が形成されてい
る。
【0012】液晶表示パネル5は、上フレーム4と、上
拡散シート6との間に配置される。なお、図2におい
て、SUB1は、基板上に画素電極、薄膜トランジスタ
などが形成されるTFT基板側のガラス基板、SUB2
は、基板上に対向電極、カラーフィルタ、ブラックマト
リクス等が形成されるフィルタ基板側のガラス基板、P
OL1,POL2は偏光板であり、これらが液晶表示パ
ネル5を構成する。また、図2では、液晶表示パネルの
各画素を駆動する半導体チップ(ICd)は、液晶表示
パネル5の、冷陰極蛍光灯16が配置される側に実装さ
れているが、この反対側に実装するようにしてもよい。
また、図2では、半導体チップ(ICd)は、液晶表示
パネル5を構成するガラス基板(SUB1)上に直接実
装されているが、TCP(Tape Carrier Package)で実
装するようにしてもよい。
【0013】図3は、モールド14を上方向から見たと
きの平面図であり、図3の31の部分に冷陰極蛍光灯1
6が配置される。また、ケーブル案内用の溝30は、図
3の32の部分に形成されている。図4は、本実施の形
態の特徴とするケーブル案内用の溝30を説明するため
の図であり、この図4は、溝30の延長方向と直交する
面で切断したときの切断面を示している。なお、図4
は、本実施の形態のケーブル案内用の溝30の構造がよ
り理解し易いように、ケーブル案内用の溝30を誇張し
て図示している。図4に示すように、本実施の形態で
は、モールド14の側壁140の外側の2辺(溝30の
深さ方向の2辺)(14a,14b)には、射出成形で
製作されたモールド14を、金型から抜きやすくするた
めの抜き勾配(図4のθ1、−θ1)が設定されてい
る。なお、本明細書では、この抜き勾配は、モールド1
4の側壁140の外側の2辺(14a,14b)と、モ
ールド14の底辺に垂直な線(図4の100)とのなす
角で狭い方の角の角度を用いて表す。即ち、本実施の形
態では、モールド14の側壁140における、モールド
14の底辺側の側壁幅(図4のW11)が、側壁140
におけるモールド14の底辺から遠い側の側壁幅(図4
のW12)よりも大きく(W11>W12)される。
【0014】これに合わせて、ケーブル案内用の溝30
の側壁(溝30の深さ方向の2辺)(30a,30b)
には、ケーブル抜け防止のための傾き(図4のθ2、−
θ2)が設定されている。なお、本明細書では、このケ
ーブル抜け防止のための傾きは、ケーブル案内用の溝3
0の側壁(30a,30b)と、モールド14の底辺に
垂直な線(図4の100)とのなす角で狭い方の角の角
度を用いて表す。即ち、本実施の形態では、ケーブル案
内用の溝30における、モールド14の底辺側で最も広
い溝幅(図4のW21)が、ケーブル案内用の溝30に
おける、モールド14の底辺から遠い側で最も狭い溝幅
(図4のW22)よりも大きく(W21>W22)され
る。このケーブル抜け防止のための傾き(θ2)を、モ
ールド14の側壁140の外側の2辺(14a,14
b)の抜き勾配(θ1)と等しく、即ち、θ1=θ2と
することにより、モールド14の側壁140における、
ケーブル案内用の溝30を構成する部分(140a,1
40b)の厚さ(W31,W32)は均一となる。その
ため、モールド14を金型から剥離する際に、等しい広
さを持つ空間を通るので、溝30を構成する部分(14
a,14b)を金型から抜くことが可能であるので、モ
ールド14を成形することができる。なお、W31=W
32、かつ、W21>W22としているため、必然的に
W11>W12も達成される。
【0015】図5は、従来のケーブル案内用の溝30を
説明するための図である。なお、図5でも、従来のケー
ブル案内用の溝30の構造がより理解し易いように、ケ
ーブル案内用の溝30を誇張して図示している。前記
[発明が解決しようとする課題]の欄で説明したよう
に、射出成形で製作されたモールド140を、金型から
抜きやすくするために、モールド140の射出成形金型
設計の際に、各箇所には抜き勾配を設定している。そし
て、ケーブル案内用の溝30は、通常狭く深いため、抜
き勾配を設定しなければ離型が悪く成形が難しくなって
しまう。そのため、図5に示すように、従来のケーブル
案内用の溝30には、溝30の入り口部の溝幅(図5の
a1)が、溝30の奥部の溝幅(図5のa2)よりも大
きく(a1>a2)なるように、抜き勾配が設定されて
いた。この抜き勾配は、図4に示す抜け防止のための傾
き(θ2)とは逆方向であり、ストッパとしての機能は
有していない。
【0016】これにより、同じ側壁の幅であっても、図
4の溝30に比べてケーブル案内用の溝30の溝幅の方
が狭くなり、モールド14に冷陰極蛍光灯16を組み込
み時に、ケーブル19が入りにくく、モールド14の溝
30を構成する部分(140a,140b)が割れやす
いという問題点があった。また、抜き勾配を維持したま
ま、ケーブル案内用の溝30の溝幅を広くし、ケーブル
19が入りやすくすると、ケーブル19が抜けやすくな
ってしまい、ケーブル案内用の機能が十分に得られない
という問題があった。また、抜き勾配を小さくし、ケー
ブル案内用の溝30の溝幅を広げたとしても、溝30の
上部に行くほど幅が広くなる形状は変わらないため、ケ
ーブル19の抜けやすい傾向は変わらないという問題点
があった。
【0017】これに対して、本実施の形態では、ケーブ
ル19を溝30に組み込むときには、モールド14の側
壁140における、ケーブル案内用の溝30を構成する
部分(140a,140b)が、外側(図4の矢印Aの
方向)に撓むので、容易に、ケーブル案内用の溝内に、
ケーブル19を組み込みことが可能である。また、組み
込み後は、ケーブル案内用の溝30の入り口部の溝幅が
底辺側の溝幅より狭いために、この部分がストッパとし
て機能し、ケーブル案内用の溝30からケーブルが抜け
落ちるのを防止することが可能となる。また、図5に示
すような抜き勾配を付けたときとは異なり、深くなるほ
ど溝幅が狭くなることがないため、押し込み過ぎによる
モールド14の溝30を構成する部分(140a,14
0b)の割れも防止することが可能となる。そのため、
モールド14に冷陰極蛍光灯16を組み込む時の作業性
を向上させることができるので、これにより製品コスト
を低減することが可能となる。
【0018】なお、本実施の形態では、モールド14の
側壁140の外側の2辺(14a,14b)の抜き勾配
(θ1)は1°としたが、この抜き勾配(θ1)は2°
以下が好ましい。また、モールド14の側壁140に抜
き勾配を設定しない(θ1=0°)ようにしてもよい。
また、前述の説明では、ケーブル抜け防止のための傾き
(θ2)と、モールド14の側壁140の外側の2辺
(14a,14b)の抜き勾配(θ1)とが等しい場合
について説明したが、モールド14の側壁140の外側
の2辺(14a,14b)の抜き勾配(θ1)が、ケー
ブル抜け防止のための傾き(θ2)よりも大きい(θ1
>θ2)場合でも、図4のW31>W32となるため、
金型からモールド14を抜くことが可能であるので、θ
1>θ2の場合でも、前述した作用・効果を得ることが
可能である。さらに、前述の説明では、ケーブル抜け防
止のための傾き(θ2)を、ケーブル案内用の溝30の
両側壁(30a,30b)に設けた場合について説明し
たが、ケーブル抜け防止のための傾き(θ2)は、ケー
ブル案内用の溝30の側壁の一方のみに設けるようにし
てもよい。
【0019】なお、図4において、成形時に金型から抜
くに際して、溝30の部分は入り口よりも奥の方が金型
の幅が大きく、モールド14を図4の下方向に抜くこと
ができないように思われるが、抜く際には、溝30を構
成する部分(14a,14b)が撓むことで抜くことが
可能であるため、溝30を構成する部分(14a,14
b)の厚さが、モールド14の底面から遠ざかるにした
がって等しいか、あるいは、薄くなっていればよい(即
ち、W31≧W32)。また、前記各実施の形態では、
本発明をTFT方式の液晶表示モジュールに適用した実
施の形態について主に説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、本発明は、STN方式の液晶表示
モジュールにも適用可能であることはいうまでもない。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施の形
態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の
形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。本発明によれば、収納部材の側壁に
設けられる溝から、光源に駆動電圧を印加するケーブル
が抜け落ちるのを防止することが可能となる。これによ
り、収納部材ヘの光源の組立作業性を向上させることが
でき、製品コストを低減させることが可能となる。ま
た、成形時に金型から抜くことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のTFT方式の液晶表示モ
ジュールの概略構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の液晶表示モジュールの概
略断面構造を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態のモールドを上方向から見
たときの平面図である。
【図4】本発明の実施の形態のケーブル案内用の溝を説
明するための図である。
【図5】従来のケーブル案内用の溝を説明するための図
である。
【符号の説明】
1,2…フレキシブルプリント配線基板、3…駆動回路
基板、4…フレーム、5…液晶表示パネル、6,8…拡
散シート、7…プリズムシート、9…導光体、10…反
射シート、11…ゴムブッシュ、12…コネクタ、14
…モールド、16…冷陰極蛍光灯、18,19…ケーブ
ル、30…ケーブル案内用溝、140…側壁、SUB
1,SUB2…ガラス基板、POL1,POL2…偏光
板、ICd…半導体チップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦島 良之 千葉県茂原市早野3350番地 日立エレクト ロニックデバイシズ株式会社内 Fターム(参考) 2H091 FA02Y FA41Z FA42Z HA07 HA10 LA30 5G435 AA06 AA17 BB12 BB15 EE02 EE27 FF08 GG24 KK02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板と、当該一対の基板間に狭持
    される液晶とを有する液晶表示素子と、 前記液晶表示素子の表示面と反対の側に配置されるバッ
    クライトユニットとを具備し、 前記バックライトユニットは、前記液晶表示素子に照射
    光を照射する光源と、 周囲に側壁を有し、前記光源を収納する収納部材とを有
    する液晶表示装置であって、 前記収納部材の前記側壁は、前記光源に駆動電圧を印加
    するケーブルが挿入される凹部を備え、 前記凹部の延長方向と直交する面で切断したときの切断
    面において、前記凹部の深さ方向の2辺の少なくとも一
    方と、前記収納部材の底辺に垂直な線とのなす角で狭い
    方の角の角度をθ2、前記凹部の深さ方向の2辺の少な
    くとも一方と対向する前記収納部材の前記側壁の深さ方
    向の一辺と、前記収納部材の底辺に垂直な線とのなす角
    で狭い方の角の角度をθ1とするとき、θ2が前記ケー
    ブルの抜け防止のための傾きを有するとともに、θ1≧
    θ2を満足することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 一対の基板と、当該一対の基板間に狭持
    される液晶とを有する液晶表示素子と、 前記液晶表示素子の表示面と反対の側に配置されるバッ
    クライトユニットとを具備し、 前記バックライトユニットは、前記液晶表示素子に照射
    光を照射する光源と、 周囲に側壁を有し、前記光源を収納する収納部材とを有
    する液晶表示装置であって、 前記収納部材の前記側壁は、前記光源に駆動電圧を印加
    するケーブルが挿入される溝を備え、 前記溝の延長方向と直交する面で切断したときの切断面
    において、前記側壁の前記溝を構成する部分の厚さが、
    前記収納部材の底辺側から遠ざかるにしたがって等しい
    か、あるいは薄くなるとともに、前記溝の前記収納部材
    の底辺側で最も広い溝幅をW21、前記溝の前記収納部
    材の底辺から遠い側で最も狭い溝幅をW22とすると
    き、W21>W22を満足することを特徴とする液晶表
    示装置。
JP2001035229A 2001-02-13 2001-02-13 液晶表示装置 Pending JP2002244129A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100990268B1 (ko) * 2003-11-25 2010-10-26 엘지디스플레이 주식회사 액정 표시장치

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