JP2002243396A - 水中銃 - Google Patents

水中銃

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JP2002243396A
JP2002243396A JP2001042721A JP2001042721A JP2002243396A JP 2002243396 A JP2002243396 A JP 2002243396A JP 2001042721 A JP2001042721 A JP 2001042721A JP 2001042721 A JP2001042721 A JP 2001042721A JP 2002243396 A JP2002243396 A JP 2002243396A
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JP
Japan
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pulley
barrel
harpoon
rubber
gun
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Application number
JP2001042721A
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English (en)
Inventor
Katsuo Ishida
勝雄 石田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】銛の加速に動滑車を利用することにより発射準
備時間が短く、かつ、銃の重さや長さを大きくすること
なく発射時の反作用を皆無とした命中精度の高い水中銃
を提供する。 【解決手段】銃身下部に動滑車を設けゴムで引っ張る。
動滑車31にはドライブ糸を通し銃身上部に上げ、銛2
0に掛ける構造とする。この時動滑車31は減速比をn
とした場合、銃身上のドライブ糸の1/nの距離しか移
動しない。従って、銛20をゴムの弾力限界から(nー
1)/nまでの有効な力のみを利用して、ほぼ銃身11
全ての長い距離を加速する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水中で銛や矢な
どを発射して魚類を捕獲する水中銃に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の魚類を捕獲する水中銃は、銃身付
近にゴムやバネを供え、これらの弾力によって銃身上ま
たは銃身内で銛を加速し発射する物である。
【0003】これらのゴムやバネは片方が銃身先端付近
に固定され、もう片方を引き伸ばして銛に掛けることに
より弾力を得る。しかし、ゴムやバネは縮んで弾力を有
さない状態でも長さを有する。即ち、弾力を有さない状
態で銃身上の長さを占有するため、加速に利用できる銃
身上の距離が短い。またゴムの弾力の最大からゼロまで
の範囲を利用して銛を加速しているため、ゴムの伸びた
長さと弾力は比例すると仮定すれば、ゴム弾力の50%
しか活用していない。
【0004】また銛の速度を上げる手段として、ゴムや
バネの力を大きくする方法がとられている。まずは1本
当たりの力を大きくする方法があるが、あまりにも1本
当たりの力を大きくすると、人力で引っ張ることができ
なくなるため、多くの場合本数を増やし複数掛ける方法
がとられている。
【0005】更に、発射時に大きな反作用が発生するた
めに、軽減策として、銃本体の重量を大きくする方法
や、長さを長くする対策がとられている物もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
従来技術によれば、銛を短い距離で大きな弾力を利用し
て瞬時に加速するものであるために以下に述べる重大な
問題がある。
【0007】まず、大きな弾力を得るためにゴムやバネ
を複数掛ける必要があり、発射準備までに長時間を要す
る。
【0008】また、大きな弾力で瞬時に加速するために
大きな反作用が発生し、発射時銃身が跳ね上がる現象が
発生する。この結果、銛が狙った所に飛ばないため特に
小型の魚に命中させるのが困難となる。また大型の魚の
場合でも狙った所に当たらないため逃げられやすくな
る。更に反作用が発生すると、水中銃本体が発射時銛と
反対の方向に移動することになり、本体が反対に移動し
た分、銛の発射速度が低下する。
【0009】そこで、この反作用を軽減する対策とし
て、銃の重量を大きくする方法をとっている物もある
が、この方法では銃に浮力を付ける為大きな浮きまたは
浮の働きをする部分が必要となり、空気中に比べ至極密
度の高い水中においては浮に対する水の抵抗が増え、振
り回しが困難となる。
【0010】また、別の反作用軽減策としては、水中銃
の長さを長くして跳ね上がりを減らす方法をとっている
物もある。しかし、この場合も同様に、長さが長いため
水の抵抗が増えることにより振り回しが困難となる。
【0011】この結果、魚が横にいた場合等そちらへ振
り回すのに時間が掛かるため逃げられてしまう場合が多
い。また、長すぎると銛先端までの距離も長くなるた
め、近くにいる魚に対しては発射できない問題も発生す
る。
【0012】そこで、この発明は発射準備時間が短く、
かつ、銃の重さや長さを大きくすることなく発射時の反
作用を皆無とした命中精度の高い水中銃を提供すること
を課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は銛を加速するのに、動滑車を利
用したことを特長とする水中銃である。
【0014】その構造としては、ゴムを取り付けた動滑
車を銃身下部に配置し、この動滑車を経由したドライブ
糸を銃身先端に設けたプーリで反転させ銃身上部に回
す。この上部のドライブ糸を銛に掛けることにより銛を
加速する。この方法により銛を銃身の長さほぼ全てを有
効に使って加速することができる。本発明事例では動滑
車に掛かるドライブ糸と動滑車の移動距離が3対1とな
る動滑車を使用しているが、これに限定するものではな
い。
【0015】銛を銃身のほぼ全ての長さを使って、か
つ、ゴム弾力の有効部分のみを使って加速することがで
きる理由を述べる。
【0016】まず、動滑車は、掛けられた糸の本数に反
比例して移動距離が変わる。従って、本発明事例の場
合、銃身下部に設けた動滑車の移動距離は銃身上糸移動
距離の1/3となる。このために銃身上のドライブ糸が、
発射準備状態の銛のドライブ糸掛けから銃身先端まで移
動して銛の加速を完了した状態において、下部動滑車に
取り付けられたゴムは銃身上のドライブ糸の1/3の距離
を移動する。
【0017】このことは、ドライブ糸が発射準備状態の
銛のドライブ糸掛けに掛けられた状態において、ゴムの
弾力の限界状態となるように水中銃を作成した場合、銛
の加速を完了した時点でゴムは依然として弾力限界時の
2/3の弾力を残している。従って、ゴムの弾力の限界値
から2/3までの力を利用し、且、銃身のほぼ全ての長さ
で銛を加速することができるのである。
【0018】この結果、長い距離を使って有効な弾力の
みを利用して銛を加速することが可能となり、銛の発射
速度が高速となると共に、強烈な弾力で瞬時に加速する
事がなくなるため反作用が皆無となる。また動滑車と銛
の運動方向が反対である事と、動滑車底面の板が反作用
と逆方向に水を押す構造となることで、更に反作用が減
少する。
【0019】
【実施例】この発明の一実施形態の右側面図を図1に示
す。図2は水中銃動滑車部の側面図、図3は水中銃先端
部の正面図である。
【0020】図1において、本発明の実施の形態におけ
る水中銃本体10は銛20を加速して発射する銃身部1
1、手で握って引金を引くためのグリップ部12、発射
準備時に腰で受けるための銃床部13、及びゴムの弾力
を伝達するための動滑車部30より構成されている。
【0021】図1は発射準備前の状態である。この状態
から発射準備をするためには銃床部13を腰で受け、ド
ライブ糸34を両手で引っ張り、銛20のドライブ糸掛
け20aに掛ける。この時動滑車31は、銃身上ドライ
ブ糸34の距離の1/3しか移動しない。従って、発射
準備前の状態でゴム40は弾力限界の2/3伸びた状態
で取り付けることができる。このためゴム40の弾力限
界から2/3までの力を利用してほぼ銃身11全ての長
い距離を加速できるのである。
【0022】図2において動滑車部30の構造を詳細に
説明する。ゴム40は動滑車31に取り付けられ、片方
はゴム掛け41に掛けられる。更に動滑車31は動滑車
ストッパー35に掛けられる。この時ゴムは弾力限界の
2/3伸びた状態で取り付ける。ただし、2/3伸びた
状態では発射準備完了時には弾力限界となるので、少し
余裕を持たせて取り付ける。
【0023】ドライブ糸34の経路としてはまず、動滑
車糸留め31aに固定され、下部プーリ32を上から下
に抜け次に動滑車31の下から上に抜けて、上部プーリ
33へ向かい下から上に抜ける。この上に抜けたドライ
ブ糸34を引っ張って銛のドライブ糸掛け20aに掛け
ることにより発射準備完了となる。
【0024】ドライブ糸34は2本で構成されており、
銛20のドライブ糸掛け20aの部分で輪の状態となっ
ている。まず出発点の動滑車糸留め31aで2本まとめ
て固定され、下部プーリ32と動滑車31をまとめた状
態で通過し、上部プーリ33で2本に分かれて銃身上部
へ抜け輪の状態となる構造としている。
【0025】図3は銃身の先端を正面から見た図であ
る。ドライブ糸34のよじれやプーリからの脱落を防止
するため下部プーリドライブ糸押さえ32aと上部プー
リドライブ糸押さえ33aを設けている。ドライブ糸の
材質としては、引っ張り過重に強く伸びの少ないケプラ
ーを使用しているが、同様の特性を持つ物であれば問題
はない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
動滑車を使用し銃身のほぼ全ての長さでゴムの弾力能力
の限界から2/3までの有効な部分のみの力を利用して
銛を加速するようにした事により、発射準備に時間を要
せず、本体の重量や長さを大きくすることなく発射時の
反作用を皆無にして、命中精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態における発射準備前の右
側面図である。
【図2】水中銃動滑車部の透過右側面図である。
【図3】水中銃先端部の正面図である。
【符号の説明】
10 本体 11 銃身部 12 グリップ部 13 銃床 20 銛 20a ドライブ糸掛け 30 動滑車部 31 動滑車 31a 動滑車糸止め 32 下部プーリ 32a 下部プーリドライブ糸押さえ 33 上部プーリ 33a 上部プーリドライブ糸押さえ 34 ドライブ糸 35 動滑車ストッパー 40 ゴム 41 ゴム掛け

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】銛または矢を加速して発射する銃身部と手
    で握るグリップ部により本体を形成する水中銃におい
    て、銛または矢を加速するのに、動滑車を利用したこと
    を特長とする水中銃。
JP2001042721A 2001-02-20 2001-02-20 水中銃 Pending JP2002243396A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012150387A1 (fr) * 2011-05-02 2012-11-08 Lamine Gueye Fusil de chasse sous marine lance harpon
KR101509334B1 (ko) 2013-09-10 2015-04-07 이종수 수중 자동소총
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012150387A1 (fr) * 2011-05-02 2012-11-08 Lamine Gueye Fusil de chasse sous marine lance harpon
FR2974892A1 (fr) * 2011-05-02 2012-11-09 Lamine Gueye Fusil de chasse sous marine ou lance harpon permettant une meilleure visee et delivrant une plus grande puissance
KR101509334B1 (ko) 2013-09-10 2015-04-07 이종수 수중 자동소총
KR101509333B1 (ko) 2013-09-10 2015-04-07 이종수 수중 자동소총

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