JP2002243098A - ガス発生設備の運転方法 - Google Patents
ガス発生設備の運転方法Info
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- JP2002243098A JP2002243098A JP2001042619A JP2001042619A JP2002243098A JP 2002243098 A JP2002243098 A JP 2002243098A JP 2001042619 A JP2001042619 A JP 2001042619A JP 2001042619 A JP2001042619 A JP 2001042619A JP 2002243098 A JP2002243098 A JP 2002243098A
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- vaporizer
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- carburetors
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 新規な気化器の運転方法を採用することによ
り、100%の予備器を持たなくても、あらゆるガス需
要量の変動に対応できるガス発生設備の運転方法を提供
する。 【解決手段】 運転中の気化器が解氷タイミングに達し
た場合、及び気化器の必要運転台数が変化した場合にの
み、運転する気化器の切り替えを行い、運転する気化器
を切り替える場合に、気化器の運転台数が減少する場合
は、運転中の気化器のうち、次回の解氷タイミングが早
いものから順に必要台数の気化器の運転を停止し、気化
器の運転台数が増加する場合、又は運転中の気化器が解
氷タイミングに入った場合には、停止中の気化器のう
ち、次回の解氷タイミングが一番遅いものから順に必要
台数の運転を開始する。
り、100%の予備器を持たなくても、あらゆるガス需
要量の変動に対応できるガス発生設備の運転方法を提供
する。 【解決手段】 運転中の気化器が解氷タイミングに達し
た場合、及び気化器の必要運転台数が変化した場合にの
み、運転する気化器の切り替えを行い、運転する気化器
を切り替える場合に、気化器の運転台数が減少する場合
は、運転中の気化器のうち、次回の解氷タイミングが早
いものから順に必要台数の気化器の運転を停止し、気化
器の運転台数が増加する場合、又は運転中の気化器が解
氷タイミングに入った場合には、停止中の気化器のう
ち、次回の解氷タイミングが一番遅いものから順に必要
台数の運転を開始する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス発生設備、特
に小規模都市ガスプラントにおけるガス発生設備におい
て、少ない予備設備を有効に活用できる気化器の運転方
法に関するものである。
に小規模都市ガスプラントにおけるガス発生設備におい
て、少ない予備設備を有効に活用できる気化器の運転方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にガス発生設備においては、液化ガ
スを気化器により気化し、カロリー調整を行った上で需
要家に供給する方式が採用されている。図18に小規模
都市ガスプラントの例の概要を示す。この設備において
は、LNGタンクT1〜T3に貯蔵されたLNGが、4
セット8台の気化器V11〜V42によって気化され、
ミキサーMによって、LPGと混合されて規定のカロリ
ーとされた後、ガスホルダーHを介して需要家に供給さ
れている。
スを気化器により気化し、カロリー調整を行った上で需
要家に供給する方式が採用されている。図18に小規模
都市ガスプラントの例の概要を示す。この設備において
は、LNGタンクT1〜T3に貯蔵されたLNGが、4
セット8台の気化器V11〜V42によって気化され、
ミキサーMによって、LPGと混合されて規定のカロリ
ーとされた後、ガスホルダーHを介して需要家に供給さ
れている。
【0003】小規模ガスプラントにおいてはエアフィン
式気化器を使用しているため、一定時間気化器を使用す
ると、気化器に空気中の水蒸気が結氷して熱伝導率が悪
くなる。そのため、所定時間の運転ごとに解氷のために
運転を停止しなければならない。この目的のために、従
来は、図に示されるようにV11とV12、V21とV
22、V31とV32、V41とV42をそれぞれペア
として使用し、それぞれ交互に使用することにより、解
氷をおこなってきた。
式気化器を使用しているため、一定時間気化器を使用す
ると、気化器に空気中の水蒸気が結氷して熱伝導率が悪
くなる。そのため、所定時間の運転ごとに解氷のために
運転を停止しなければならない。この目的のために、従
来は、図に示されるようにV11とV12、V21とV
22、V31とV32、V41とV42をそれぞれペア
として使用し、それぞれ交互に使用することにより、解
氷をおこなってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図に示
すような従来の小規模ガスプラントにおいては、気化器
が100%の予備を持つことになる。一般に気化器にお
いて解氷に要する時は、連続運転が可能な時より短い。
従って、設備の運転能力の点からは100%の予備を持
つ必要がない。例えば、4時間連続運転して1時間で解
氷を行うような気化器においては、もし、最大必要ガス
発生量が4台の気化器でまかなえるような場合には、1
台の予備気化器を設け、合計5台の気化器を、運転時間
をずらせて順次運転することにより、連続運転が可能で
ある。
すような従来の小規模ガスプラントにおいては、気化器
が100%の予備を持つことになる。一般に気化器にお
いて解氷に要する時は、連続運転が可能な時より短い。
従って、設備の運転能力の点からは100%の予備を持
つ必要がない。例えば、4時間連続運転して1時間で解
氷を行うような気化器においては、もし、最大必要ガス
発生量が4台の気化器でまかなえるような場合には、1
台の予備気化器を設け、合計5台の気化器を、運転時間
をずらせて順次運転することにより、連続運転が可能で
ある。
【0005】しかしながら、ガスの需要量は刻々変化し
ており、それに応じて運転すべき気化器の台数が異なっ
てくる。よって、上述のような切り替え方法を採用した
場合には、切り替えシーケンスが複雑になって、あらゆ
るガス需要量の変動に対応する切り替えができなかっ
た。そのため、前述のように、気化器をペアとして10
0%の予備器を持つようにし、需要量の変動に対応して
ペアとなった気化器のペア数を変えるようにしていた。
ており、それに応じて運転すべき気化器の台数が異なっ
てくる。よって、上述のような切り替え方法を採用した
場合には、切り替えシーケンスが複雑になって、あらゆ
るガス需要量の変動に対応する切り替えができなかっ
た。そのため、前述のように、気化器をペアとして10
0%の予備器を持つようにし、需要量の変動に対応して
ペアとなった気化器のペア数を変えるようにしていた。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、新規な気化器の運転方法を採用することによ
り、100%の予備器を持たなくても、あらゆるガス需
要量の変動に対応できるガス発生設備の運転方法を提供
することを課題とする。
もので、新規な気化器の運転方法を採用することによ
り、100%の予備器を持たなくても、あらゆるガス需
要量の変動に対応できるガス発生設備の運転方法を提供
することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、最大需要量をまかなうのに必要な気化
器の台数より少なくとも1台以上多く、前記最大需要量
をまかなうのに必要な気化器の台数の2倍未満の台数の
気化器を備え、そのうち、最大需要量をまかなうのに必
要な気化器の台数より少なくとも1台以上多い台数の気
化器を、順次切り替えて運転する方式の気化器の運転方
法であって、全ての気化器の解氷タイミングを、気化器
の運転台数にかかわらず、所定タイミングとなるよう
に、それぞれの気化器について定めておき、運転台数を
切り替えても、各気化器ごとの解氷タイミングを守りな
がら運転を行うことを特徴とするガス発生設備の運転方
法(請求項1)である。
の第1の手段は、最大需要量をまかなうのに必要な気化
器の台数より少なくとも1台以上多く、前記最大需要量
をまかなうのに必要な気化器の台数の2倍未満の台数の
気化器を備え、そのうち、最大需要量をまかなうのに必
要な気化器の台数より少なくとも1台以上多い台数の気
化器を、順次切り替えて運転する方式の気化器の運転方
法であって、全ての気化器の解氷タイミングを、気化器
の運転台数にかかわらず、所定タイミングとなるよう
に、それぞれの気化器について定めておき、運転台数を
切り替えても、各気化器ごとの解氷タイミングを守りな
がら運転を行うことを特徴とするガス発生設備の運転方
法(請求項1)である。
【0008】本手段においては、最大需要量をまかなう
のに必要な気化器の台数より少なくとも1台以上多く、
前記最大需要量をまかなうのに必要な気化器の台数の2
倍未満の台数の気化器を備えている。そして、このう
ち、最大需要量をまかなうのに必要な気化器の台数より
少なくとも1台以上多い台数の気化器を順次切り替えて
使用するようにする。
のに必要な気化器の台数より少なくとも1台以上多く、
前記最大需要量をまかなうのに必要な気化器の台数の2
倍未満の台数の気化器を備えている。そして、このう
ち、最大需要量をまかなうのに必要な気化器の台数より
少なくとも1台以上多い台数の気化器を順次切り替えて
使用するようにする。
【0009】その際、前述のように気化器の必要運転台
数は、需要変動によって変化するが、本手段において
は、気化器の運転台数にかかわらず、各気化器は固有の
解氷タイミングを有しており、この解氷タイミングを守
りながら運転を行う。当然のことながら、この解氷タイ
ミングは、最大必要ガス発生量をまかなうような運転を
行えるようなタイミングとして決定される。よって、解
氷タイミングを終えた気化器は直ちに運転に入れるかス
タンバイ状態(停止状態)に入れるので、運転に必要な
気化器の台数を常に確保することができ、シーケンスが
乱れることが無い。
数は、需要変動によって変化するが、本手段において
は、気化器の運転台数にかかわらず、各気化器は固有の
解氷タイミングを有しており、この解氷タイミングを守
りながら運転を行う。当然のことながら、この解氷タイ
ミングは、最大必要ガス発生量をまかなうような運転を
行えるようなタイミングとして決定される。よって、解
氷タイミングを終えた気化器は直ちに運転に入れるかス
タンバイ状態(停止状態)に入れるので、運転に必要な
気化器の台数を常に確保することができ、シーケンスが
乱れることが無い。
【0010】このような切り替えシーケンスを採用する
ことにより、ガスの需要量が変動した場合でも常に安定
した運転ができることになり、よって、100%の気化
器の予備を持つ必要がなくなる。
ことにより、ガスの需要量が変動した場合でも常に安定
した運転ができることになり、よって、100%の気化
器の予備を持つ必要がなくなる。
【0011】前記課題を解決するための第2の手段は、
前記第1の手段であって、運転中の気化器が解氷タイミ
ングに達した場合、及び気化器の必要運転台数が変化し
た場合に、運転する気化器の切り替えを行い、運転する
気化器を切り替える場合に、気化器の運転台数が減少す
る場合は、運転中の気化器のうち、次回の解氷タイミン
グが早いものから順に必要台数の気化器の運転を停止
し、気化器の運転台数が増加する場合、又は運転中の気
化器が解氷タイミングに入った場合には、停止中の気化
器のうち、次回の解氷タイミングが一番遅いものから順
に必要台数の運転を開始することを特徴とするもの(請
求項2)である。
前記第1の手段であって、運転中の気化器が解氷タイミ
ングに達した場合、及び気化器の必要運転台数が変化し
た場合に、運転する気化器の切り替えを行い、運転する
気化器を切り替える場合に、気化器の運転台数が減少す
る場合は、運転中の気化器のうち、次回の解氷タイミン
グが早いものから順に必要台数の気化器の運転を停止
し、気化器の運転台数が増加する場合、又は運転中の気
化器が解氷タイミングに入った場合には、停止中の気化
器のうち、次回の解氷タイミングが一番遅いものから順
に必要台数の運転を開始することを特徴とするもの(請
求項2)である。
【0012】最も好ましい気化器の運転は、一つの気化
器をなるべく長く使用し、気化器の運転状態の切り替え
をなるべく少なくすることである。これにより、切り替
えに伴うエネルギーのロス等が発生せず、効率的な運転
が可能となる。
器をなるべく長く使用し、気化器の運転状態の切り替え
をなるべく少なくすることである。これにより、切り替
えに伴うエネルギーのロス等が発生せず、効率的な運転
が可能となる。
【0013】本手段においては、運転中の気化器が解氷
タイミングに入って、運転を停止せざるを得ない場合
と、必要運転台数の増減が起こった場合に気化器の切り
替えを行うようにしている。気化器の切り替えを、この
2つの場合に限って行うようにしてもよい。
タイミングに入って、運転を停止せざるを得ない場合
と、必要運転台数の増減が起こった場合に気化器の切り
替えを行うようにしている。気化器の切り替えを、この
2つの場合に限って行うようにしてもよい。
【0014】なお、本手段においても、各々の気化器に
特有な解氷タイミングは厳密に守ることが大前提となっ
ているので、実際の運転時間から見てまだ継続運転が可
能である場合も、予め定められた解氷タイミングに入れ
ば、その時点で運転を停止する。これは、シーケンスの
乱れを防ぐためであり、運転時間が短かったものは、解
氷時間を短くする等の操作は別に行うことができる。
特有な解氷タイミングは厳密に守ることが大前提となっ
ているので、実際の運転時間から見てまだ継続運転が可
能である場合も、予め定められた解氷タイミングに入れ
ば、その時点で運転を停止する。これは、シーケンスの
乱れを防ぐためであり、運転時間が短かったものは、解
氷時間を短くする等の操作は別に行うことができる。
【0015】本手段においては、気化器の切り替えに伴
って運転を開始したり、運転を停止したりする気化器の
選択を、次回に行われる予定の解氷タイミングの順番に
従って行うようにしている。
って運転を開始したり、運転を停止したりする気化器の
選択を、次回に行われる予定の解氷タイミングの順番に
従って行うようにしている。
【0016】すなわち、気化器の運転台数が減少する場
合には、運転中の気化器のうち、次回の解氷タイミング
が一番早いものから順に必要台数の運転を停止する。運
転中の気化器が解氷タイミングに入って運転を停止する
場合、又は気化器の運転台数が増加する場合には、停止
中の気化器のうち、次回の解氷タイミングが一番遅いも
のから順に必要台数の運転を開始する。
合には、運転中の気化器のうち、次回の解氷タイミング
が一番早いものから順に必要台数の運転を停止する。運
転中の気化器が解氷タイミングに入って運転を停止する
場合、又は気化器の運転台数が増加する場合には、停止
中の気化器のうち、次回の解氷タイミングが一番遅いも
のから順に必要台数の運転を開始する。
【0017】このようにすることにより、気化器の連続
運転時間を長くすることができると共に、気化器の運転
状態の切り替えを最小限とすることができる。なお、本
明細書において気化器が停止中であるとは、解氷タイミ
ングが終了していつでも運転が可能なようにスタンバイ
状態にあることをいう。
運転時間を長くすることができると共に、気化器の運転
状態の切り替えを最小限とすることができる。なお、本
明細書において気化器が停止中であるとは、解氷タイミ
ングが終了していつでも運転が可能なようにスタンバイ
状態にあることをいう。
【0018】前記課題を解決するための第3の手段は、
前記第1の手段であって、運転中の気化器が解氷タイミ
ングに達した場合、及び気化器の必要運転台数が変化し
た場合に、運転する気化器の切り替えを行い、運転する
気化器を切り替える場合に、気化器の運転台数が減少す
る場合は、運転中の気化器のうち、次回の解氷タイミン
グが早いものから順に必要台数の気化器の運転を停止
し、気化器の運転台数が増加する場合、又は運転中の気
化器が解氷タイミングに入った場合には、停止中の気化
器のうち、次回の解氷タイミングが一番早いものから順
に必要台数の運転を開始することを特徴とするもの(請
求項3)である。
前記第1の手段であって、運転中の気化器が解氷タイミ
ングに達した場合、及び気化器の必要運転台数が変化し
た場合に、運転する気化器の切り替えを行い、運転する
気化器を切り替える場合に、気化器の運転台数が減少す
る場合は、運転中の気化器のうち、次回の解氷タイミン
グが早いものから順に必要台数の気化器の運転を停止
し、気化器の運転台数が増加する場合、又は運転中の気
化器が解氷タイミングに入った場合には、停止中の気化
器のうち、次回の解氷タイミングが一番早いものから順
に必要台数の運転を開始することを特徴とするもの(請
求項3)である。
【0019】本手段は、前記第2の手段とは、気化器の
運転台数が増加する場合、運転中の気化器が解氷タイミ
ングに入って気化器の切り替えが必要な場合に、停止中
の気化器のうち、次回の解氷タイミングが一番早いもの
から順に必要台数の運転を開始する点のみが異なってい
る。よって、切り替え回数は前記第2の手段より多くな
るが、簡単なロジックで運転台数の変化に対応すること
ができる。
運転台数が増加する場合、運転中の気化器が解氷タイミ
ングに入って気化器の切り替えが必要な場合に、停止中
の気化器のうち、次回の解氷タイミングが一番早いもの
から順に必要台数の運転を開始する点のみが異なってい
る。よって、切り替え回数は前記第2の手段より多くな
るが、簡単なロジックで運転台数の変化に対応すること
ができる。
【0020】前記課題を解決するための第4の手段は、
前記第1の手段であって、所定時間毎に気化器群の運転
状態を切り替える基準運転シーケンスを、気化器の運転
台数毎に、各基準運転シーケンス間で、各気化器の解氷
タイミングが同じとなるように定めておき、気化器の必
要運転台数が変化した場合は、そのタイミングで新しい
気化器の台数に対応する基準運転シーケンスに変更し
て、それに基づいて運転を行うことを特徴とするもの
(請求項4)である。
前記第1の手段であって、所定時間毎に気化器群の運転
状態を切り替える基準運転シーケンスを、気化器の運転
台数毎に、各基準運転シーケンス間で、各気化器の解氷
タイミングが同じとなるように定めておき、気化器の必
要運転台数が変化した場合は、そのタイミングで新しい
気化器の台数に対応する基準運転シーケンスに変更し
て、それに基づいて運転を行うことを特徴とするもの
(請求項4)である。
【0021】本手段においては、気化器の運転台数毎に
基準運転シーケンスを定め、各運転シーケンス間で解氷
タイミングが同じになるようにしている。そして、気化
器の運転台数を変更する必要が生じたときは、そのタイ
ミングで新しい運転台数に対応する基準運転シーケンス
を採用し、それに基づいた運転を行う。このようにして
も、各気化器の解氷タイミングが気化器の運転台数にか
かわらず同一となっているので、何の不都合もなく、気
化器の運転台数の変更が可能となる。本手段において
も、気化器の切り替えは多くなるが、各気化器を常に基
準運転シーケンスに従って運転することができる。
基準運転シーケンスを定め、各運転シーケンス間で解氷
タイミングが同じになるようにしている。そして、気化
器の運転台数を変更する必要が生じたときは、そのタイ
ミングで新しい運転台数に対応する基準運転シーケンス
を採用し、それに基づいた運転を行う。このようにして
も、各気化器の解氷タイミングが気化器の運転台数にか
かわらず同一となっているので、何の不都合もなく、気
化器の運転台数の変更が可能となる。本手段において
も、気化器の切り替えは多くなるが、各気化器を常に基
準運転シーケンスに従って運転することができる。
【0022】前記課題を解決するための第5の手段は、
前記第2の手段であって、さらに、運転中の気化器を休
止する必要が生じた場合にも気化器の切り替えを行い、
当該気化器の運転を休止して、停止中の気化器のうち、
次回の解氷タイミングが一番遅いものから順に必要台数
の運転を開始することを特徴とするもの(請求項5)で
ある。
前記第2の手段であって、さらに、運転中の気化器を休
止する必要が生じた場合にも気化器の切り替えを行い、
当該気化器の運転を休止して、停止中の気化器のうち、
次回の解氷タイミングが一番遅いものから順に必要台数
の運転を開始することを特徴とするもの(請求項5)で
ある。
【0023】本明細書に置いて気化器の休止とは、故障
や補修のために当該気化器を非稼動状況にすることであ
る。本手段においては、運転中の気化器を休止する必要
がある場合には、当該気化器の運転を休止して、停止中
の気化器のうち、次回の解氷タイミングが一番遅いもの
から順に必要台数の運転を開始する。そして、切り替え
の後は、休止した気化器を除く、運転可能な気化器のみ
を使用して、前記第2の手段の切り替え方法に従って運
転を行う。休止中の気化器が運転可能になり、それを使
用して運転をしようとする場合は、単にその気化器を使
用の対象に加えて、前記第2の手段の切り替え方法に従
って運転を行えばよい。本手段においては、気化器の休
止をシーケンスを乱すことなく行うことができると共
に、気化器の休止に伴う切り替えにおいても、前記第2
の手段の特長を持たせることができる。
や補修のために当該気化器を非稼動状況にすることであ
る。本手段においては、運転中の気化器を休止する必要
がある場合には、当該気化器の運転を休止して、停止中
の気化器のうち、次回の解氷タイミングが一番遅いもの
から順に必要台数の運転を開始する。そして、切り替え
の後は、休止した気化器を除く、運転可能な気化器のみ
を使用して、前記第2の手段の切り替え方法に従って運
転を行う。休止中の気化器が運転可能になり、それを使
用して運転をしようとする場合は、単にその気化器を使
用の対象に加えて、前記第2の手段の切り替え方法に従
って運転を行えばよい。本手段においては、気化器の休
止をシーケンスを乱すことなく行うことができると共
に、気化器の休止に伴う切り替えにおいても、前記第2
の手段の特長を持たせることができる。
【0024】前記課題を解決するための第6の手段は、
前記第3の手段であって、さらに、運転中の気化器を休
止する必要が生じた場合にも気化器の切り替えを行い、
当該気化器の運転を休止して、停止中の気化器のうち、
次回の解氷タイミングが一番早いものから順に必要台数
の運転を開始することを特徴とするもの(請求項6)で
ある。
前記第3の手段であって、さらに、運転中の気化器を休
止する必要が生じた場合にも気化器の切り替えを行い、
当該気化器の運転を休止して、停止中の気化器のうち、
次回の解氷タイミングが一番早いものから順に必要台数
の運転を開始することを特徴とするもの(請求項6)で
ある。
【0025】本手段においては、運転中の気化器を休止
する必要がある場合には、当該気化器の運転を休止し
て、停止中の気化器のうち、次回の解氷タイミングが一
番早いものから順に必要台数の運転を開始する。そし
て、切り替えの後は、休止した気化器を除く、運転可能
な気化器のみを使用して、前記第3の手段の切り替え方
法に従って運転を行う。休止中の気化器が運転可能にな
り、それを使用して運転をしようとする場合は、単にそ
の気化器を使用の対象に加えて、前記第3の手段の切り
替え方法に従って運転を行えばよい。本手段において
は、気化器の休止をシーケンスを乱すことなく行うこと
ができると共に、気化器の休止に伴う切り替えにおいて
も、前記第3の手段の特長を持たせることができる。
する必要がある場合には、当該気化器の運転を休止し
て、停止中の気化器のうち、次回の解氷タイミングが一
番早いものから順に必要台数の運転を開始する。そし
て、切り替えの後は、休止した気化器を除く、運転可能
な気化器のみを使用して、前記第3の手段の切り替え方
法に従って運転を行う。休止中の気化器が運転可能にな
り、それを使用して運転をしようとする場合は、単にそ
の気化器を使用の対象に加えて、前記第3の手段の切り
替え方法に従って運転を行えばよい。本手段において
は、気化器の休止をシーケンスを乱すことなく行うこと
ができると共に、気化器の休止に伴う切り替えにおいて
も、前記第3の手段の特長を持たせることができる。
【0026】前記課題を解決するための第7の手段は、
前記第1の手段から第6の手段のいずれかであって、ガ
ス需要量と気化器の必要運転台数との関係に、ヒステリ
シス特性を持たせたことを特徴とするもの(請求項7)
である。
前記第1の手段から第6の手段のいずれかであって、ガ
ス需要量と気化器の必要運転台数との関係に、ヒステリ
シス特性を持たせたことを特徴とするもの(請求項7)
である。
【0027】本手段においては、ガス需要量と気化器の
必要運転台数との関係に、ヒステリシス特性を持たせて
いるので、ガス需要量が気化器の台数切り替えに対応す
る量付近で細かく変動しても、気化器の台数が頻繁に切
り替わることがなく、運転の安定性を保つことができ
る。
必要運転台数との関係に、ヒステリシス特性を持たせて
いるので、ガス需要量が気化器の台数切り替えに対応す
る量付近で細かく変動しても、気化器の台数が頻繁に切
り替わることがなく、運転の安定性を保つことができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例
を、図を用いて説明する。この実施の形態においては、
各気化器は0〜1t/Hの気化能力を有するものとし、
ガスの最大需要量を4t/Hとする。そして、各気化器
は4時間の連続運転が可能であり、1時間の解氷時間を
必要とするものとする。このような設備においては、最
大需要量を常時まかなうためには、1台の気化器を余分
に必要とするので、全部で5台の気化器を使用するもの
とする。
を、図を用いて説明する。この実施の形態においては、
各気化器は0〜1t/Hの気化能力を有するものとし、
ガスの最大需要量を4t/Hとする。そして、各気化器
は4時間の連続運転が可能であり、1時間の解氷時間を
必要とするものとする。このような設備においては、最
大需要量を常時まかなうためには、1台の気化器を余分
に必要とするので、全部で5台の気化器を使用するもの
とする。
【0029】すなわち、図1に示すように、LNGタン
クT1〜T3に貯蔵された液化天然ガスは、気化器V1
〜V5によって気化され、ミキサーMでLPGと混合さ
れてカロリーを調整され、ガスホルダーHを介して需要
家に供給される。
クT1〜T3に貯蔵された液化天然ガスは、気化器V1
〜V5によって気化され、ミキサーMでLPGと混合さ
れてカロリーを調整され、ガスホルダーHを介して需要
家に供給される。
【0030】このような設備における気化器の基準シー
ケンスとして、気化器の4台運転から1台運転のそれぞ
れに対して、基準運転シーケンスを作成しておく。その
例を図2〜図5に示す。図2は4台運転時の基準運転シ
ーケンス、図3は3台運転時の基準運転シーケンス、図
4は2台運転時の基準運転シーケンス、図5は1台運転
時の基準運転シーケンスを示す。これらの基準運転シー
ケンスにおいて、1時間周期で切り替えタイミングを設
けることとしている(なお、解氷タイミングにおいて必
ずしも解氷動作を行うとは限らない。
ケンスとして、気化器の4台運転から1台運転のそれぞ
れに対して、基準運転シーケンスを作成しておく。その
例を図2〜図5に示す。図2は4台運転時の基準運転シ
ーケンス、図3は3台運転時の基準運転シーケンス、図
4は2台運転時の基準運転シーケンス、図5は1台運転
時の基準運転シーケンスを示す。これらの基準運転シー
ケンスにおいて、1時間周期で切り替えタイミングを設
けることとしている(なお、解氷タイミングにおいて必
ずしも解氷動作を行うとは限らない。
【0031】例えば、プラントの立ち上げ直後で、まだ
一度も運転していないときに解氷タイミングになる場合
があるが、この場合は解氷動作は不要である。)。な
お、図2〜図14において、実線の矢印線は気化器の運
転状態、破線の矢印線は気化器の解氷タイミング、空欄
は気化器の停止状態を示している。横軸は時間である。
すなわち、どの気化器も、運転終了後ただちに1時間の
解氷タイミングに入って必要に応じて解氷動作を行い、
その後、運転開始タイミングがくるまで停止状態にな
る。4台運転時には、フル運転であるので停止時間がな
い。
一度も運転していないときに解氷タイミングになる場合
があるが、この場合は解氷動作は不要である。)。な
お、図2〜図14において、実線の矢印線は気化器の運
転状態、破線の矢印線は気化器の解氷タイミング、空欄
は気化器の停止状態を示している。横軸は時間である。
すなわち、どの気化器も、運転終了後ただちに1時間の
解氷タイミングに入って必要に応じて解氷動作を行い、
その後、運転開始タイミングがくるまで停止状態にな
る。4台運転時には、フル運転であるので停止時間がな
い。
【0032】図2において、最初の1時間は気化器
V1、V3、V4、V5が運転され、気化器V2が解氷
タイミングにある。次の1時間は、気化器V3がタイミ
ングに入り、代わりに気化器V2が運転を開始する。以
下、図に示されるように、各気化器が順次解氷タイミン
グに入り、常に1台が解氷タイミング、他の4台が運転
状態にあるようにされている。
V1、V3、V4、V5が運転され、気化器V2が解氷
タイミングにある。次の1時間は、気化器V3がタイミ
ングに入り、代わりに気化器V2が運転を開始する。以
下、図に示されるように、各気化器が順次解氷タイミン
グに入り、常に1台が解氷タイミング、他の4台が運転
状態にあるようにされている。
【0033】図3においては、3台運転のため気化器に
余裕ができる。よって、解氷タイミングを終えた気化器
が続く1時間の間停止するようになっている。同様、図
4においては、解氷タイミングを終えた気化器が続く2
時間の間、図5においては、解氷タイミングを終えた気
化器が続く3時間の間停止するようになっている。
余裕ができる。よって、解氷タイミングを終えた気化器
が続く1時間の間停止するようになっている。同様、図
4においては、解氷タイミングを終えた気化器が続く2
時間の間、図5においては、解氷タイミングを終えた気
化器が続く3時間の間停止するようになっている。
【0034】図2〜図5を見るとわかるように、どの気
化器の運転台数に対応する基準運転シーケンスにおいて
も、それぞれの気化器が解氷タイミングにあるタイミン
グは同一とされている。すなわち、nを自然数として、
気化器V1は5n時、気化器V2は(5n−4)時、気
化器V3は(5n−3)時、気化器V4は(5n−2)
時、気化器V5は(5n−1)時に、解氷を行うように
なっている。このようにしているので、1時間間隔で訪
れる切り替えタイミングにおいては、気化器の運転台数
を切り替える場合、どの運転台数からどの運転台数に切
り替える場合にも、それまでに使用していた基準運転シ
ーケンスから、新しい運転台数に対応する基準運転シー
ケンスに切り替えることにより、簡単に運転台数の変更
を実施することができる。
化器の運転台数に対応する基準運転シーケンスにおいて
も、それぞれの気化器が解氷タイミングにあるタイミン
グは同一とされている。すなわち、nを自然数として、
気化器V1は5n時、気化器V2は(5n−4)時、気
化器V3は(5n−3)時、気化器V4は(5n−2)
時、気化器V5は(5n−1)時に、解氷を行うように
なっている。このようにしているので、1時間間隔で訪
れる切り替えタイミングにおいては、気化器の運転台数
を切り替える場合、どの運転台数からどの運転台数に切
り替える場合にも、それまでに使用していた基準運転シ
ーケンスから、新しい運転台数に対応する基準運転シー
ケンスに切り替えることにより、簡単に運転台数の変更
を実施することができる。
【0035】図6〜図8に別の基準運転シーケンスの例
を示す。この場合も、この基準運転シーケンスにおいて
は、4台運転時のシーケンスは図2に示すものと同じで
ある。図6は3台運転時、図7は2台運転時、図8は1
台運転時の基準シーケンスである。これらのいずれの基
準運転シーケンスにおいても、nを自然数として、気化
器V1は5n時、気化器V2は(5n−4)時、気化器
V3は(5n−3)時、気化器V4は(5n−2)時、
気化器V5は(5n−1)時に、解氷を行うようになっ
ている。
を示す。この場合も、この基準運転シーケンスにおいて
は、4台運転時のシーケンスは図2に示すものと同じで
ある。図6は3台運転時、図7は2台運転時、図8は1
台運転時の基準シーケンスである。これらのいずれの基
準運転シーケンスにおいても、nを自然数として、気化
器V1は5n時、気化器V2は(5n−4)時、気化器
V3は(5n−3)時、気化器V4は(5n−2)時、
気化器V5は(5n−1)時に、解氷を行うようになっ
ている。
【0036】これらの基準運転シーケンスは、なるべく
一つの気化器を長く連続運転し、気化器の切り替えの回
数を少なくするような方針の下に作られたもので、ある
気化器が解氷タイミングに入ったとき、そのタイミング
で停止中の気化器のうち、最も遅く解氷タイミングに入
る予定のものの運転を開始するように作られている。
一つの気化器を長く連続運転し、気化器の切り替えの回
数を少なくするような方針の下に作られたもので、ある
気化器が解氷タイミングに入ったとき、そのタイミング
で停止中の気化器のうち、最も遅く解氷タイミングに入
る予定のものの運転を開始するように作られている。
【0037】図2〜図5と図6〜図8を比べてみるとわ
かるように、図6〜図8の方が、気化器の切り替え回数
が少なく、一つの気化器が長時間に亘って連続して使用
されていることが分かる。これに対し、図2〜図5のシ
ーケンスにおいては、運転される気化器の順番が一定し
ており、シーケンスが単純である。なお、図6〜図8の
シーケンスにおいては、解氷が終わってから運転されな
いで次回の解氷タイミングに入る気化器があるが、この
ときは解氷タイミングに入っても、実際に解氷を行う必
要は無い。このことは、本明細書で説明するあらゆるシ
ーケンスについて同じである。
かるように、図6〜図8の方が、気化器の切り替え回数
が少なく、一つの気化器が長時間に亘って連続して使用
されていることが分かる。これに対し、図2〜図5のシ
ーケンスにおいては、運転される気化器の順番が一定し
ており、シーケンスが単純である。なお、図6〜図8の
シーケンスにおいては、解氷が終わってから運転されな
いで次回の解氷タイミングに入る気化器があるが、この
ときは解氷タイミングに入っても、実際に解氷を行う必
要は無い。このことは、本明細書で説明するあらゆるシ
ーケンスについて同じである。
【0038】以下、本発明の実施の形態の例を説明す
る。以下説明するいずれの実施の形態においても、各気
化器の解氷タイミングは、気化器の運転台数にかかわら
ず一定にされている。いずれの例においても、nを自然
数として、気化器V1は5n時、気化器V2は(5n−
4)時、気化器V3は(5n−3)時、気化器V4は
(5n−2)時、気化器V5は(5n−1)時に、解氷
を行うようになっているものとする。
る。以下説明するいずれの実施の形態においても、各気
化器の解氷タイミングは、気化器の運転台数にかかわら
ず一定にされている。いずれの例においても、nを自然
数として、気化器V1は5n時、気化器V2は(5n−
4)時、気化器V3は(5n−3)時、気化器V4は
(5n−2)時、気化器V5は(5n−1)時に、解氷
を行うようになっているものとする。
【0039】第1の実施の形態は、請求項2に対応する
ものである。図9は、気化器の運転台数が減少する場合
のシーケンスの状態を示すものである。最初4台運転で
あったものが、6.5時に3台運転に切り替えられる。そ
のとき、運転を停止する気化器として、続いて起こる時
間帯で最も早く解氷タイミングに入るようになっている
気化器V3を停止する。その後、7時と8時の境におい
て、V4が解氷タイミングに入るので運転を停止し、そ
の時点で、停止中の気化器のうち続いて起こる時間帯で
最も遅く解氷タイミングに入るようになっている気化器
V3の運転を開始する。
ものである。図9は、気化器の運転台数が減少する場合
のシーケンスの状態を示すものである。最初4台運転で
あったものが、6.5時に3台運転に切り替えられる。そ
のとき、運転を停止する気化器として、続いて起こる時
間帯で最も早く解氷タイミングに入るようになっている
気化器V3を停止する。その後、7時と8時の境におい
て、V4が解氷タイミングに入るので運転を停止し、そ
の時点で、停止中の気化器のうち続いて起こる時間帯で
最も遅く解氷タイミングに入るようになっている気化器
V3の運転を開始する。
【0040】その後、8時と9時の境において、V5が
解氷タイミングに入るので運転を停止し、その時点で、
停止中の気化器のうち続いて起こる時間帯で最も遅く解
氷タイミングに入るようになっている気化器V4の運転
を開始する。続いて、9時と10時の境において、V1
が解氷タイミングに入るので運転を停止し、その時点
で、停止中の気化器のうち続いて起こる時間帯で最も遅
く解氷タイミングに入るようになっている気化器V5の
運転を開始する。
解氷タイミングに入るので運転を停止し、その時点で、
停止中の気化器のうち続いて起こる時間帯で最も遅く解
氷タイミングに入るようになっている気化器V4の運転
を開始する。続いて、9時と10時の境において、V1
が解氷タイミングに入るので運転を停止し、その時点
で、停止中の気化器のうち続いて起こる時間帯で最も遅
く解氷タイミングに入るようになっている気化器V5の
運転を開始する。
【0041】12.5時に、運転台数が3台から2台に切り
替えられる。そのとき、運転を停止する気化器として、
続いて起こる時間帯で最も早く解氷タイミングに入るよ
うになっている気化器V4を停止する。続いて、13時
と14時の境において、V5が解氷タイミングに入るの
で運転を停止し、その時点で、停止中の気化器のうち続
いて起こる時間帯で最も遅く解氷タイミングに入るよう
になっている気化器V 4の運転を開始する。その後、1
5時と16時の境において、V2が解氷タイミングに入
るので運転を停止し、その時点で、停止中の気化器のう
ち続いて起こる時間帯で最も遅く解氷タイミングに入る
ようになっている気化器V1の運転を開始する。
替えられる。そのとき、運転を停止する気化器として、
続いて起こる時間帯で最も早く解氷タイミングに入るよ
うになっている気化器V4を停止する。続いて、13時
と14時の境において、V5が解氷タイミングに入るの
で運転を停止し、その時点で、停止中の気化器のうち続
いて起こる時間帯で最も遅く解氷タイミングに入るよう
になっている気化器V 4の運転を開始する。その後、1
5時と16時の境において、V2が解氷タイミングに入
るので運転を停止し、その時点で、停止中の気化器のう
ち続いて起こる時間帯で最も遅く解氷タイミングに入る
ようになっている気化器V1の運転を開始する。
【0042】16.5時に、運転台数が2台から1台に切り
替えられる。そのとき、運転を停止する気化器として、
続いて起こる時間帯で最も早く解氷タイミングに入るよ
うになっている気化器V4を停止する。その後、19時
と20時の境において、V1が解氷タイミングに入るの
で運転を停止し、その時点で、停止中の気化器のうち続
いて起こる時間帯で最も遅く解氷タイミングに入るよう
になっている気化器V 5の運転を開始する。
替えられる。そのとき、運転を停止する気化器として、
続いて起こる時間帯で最も早く解氷タイミングに入るよ
うになっている気化器V4を停止する。その後、19時
と20時の境において、V1が解氷タイミングに入るの
で運転を停止し、その時点で、停止中の気化器のうち続
いて起こる時間帯で最も遅く解氷タイミングに入るよう
になっている気化器V 5の運転を開始する。
【0043】図10は、気化器の運転台数が増加する場
合のシーケンスの状態を示すものである。最初1台運転
中に、気化器V1の解氷タイミングに達した時点で、V
1の運転を停止し、その時点で、停止中の気化器のうち
続いて起こる時間帯で最も遅く解氷タイミングに入るよ
うになっている気化器V5の運転を開始する。
合のシーケンスの状態を示すものである。最初1台運転
中に、気化器V1の解氷タイミングに達した時点で、V
1の運転を停止し、その時点で、停止中の気化器のうち
続いて起こる時間帯で最も遅く解氷タイミングに入るよ
うになっている気化器V5の運転を開始する。
【0044】6.5時に1台運転から2台運転に切り替え
られる。そのとき、運転を開始する気化器として、停止
中の気化器のうち続いて起こる時間帯で最も遅く解氷タ
イミングに入るようになっている気化器V1の運転を開
始する。その後、8時と9時の境において、V5が解氷
タイミングに入るので運転を停止し、その時点で、停止
中の気化器のうち続いて起こる時間帯で最も遅く解氷タ
イミングに入るようになっている気化器V4の運転を開
始する。その後、9時と10時の境において、V1が解
氷タイミングに入るので運転を停止し、その時点で、停
止中の気化器のうち続いて起こる時間帯で最も遅く解氷
タイミングに入るようになっている気化器V5の運転を
開始する。
られる。そのとき、運転を開始する気化器として、停止
中の気化器のうち続いて起こる時間帯で最も遅く解氷タ
イミングに入るようになっている気化器V1の運転を開
始する。その後、8時と9時の境において、V5が解氷
タイミングに入るので運転を停止し、その時点で、停止
中の気化器のうち続いて起こる時間帯で最も遅く解氷タ
イミングに入るようになっている気化器V4の運転を開
始する。その後、9時と10時の境において、V1が解
氷タイミングに入るので運転を停止し、その時点で、停
止中の気化器のうち続いて起こる時間帯で最も遅く解氷
タイミングに入るようになっている気化器V5の運転を
開始する。
【0045】12.5時に、2台運転から3台運転に切り替
えられる。そのとき、運転を開始する気化器として、停
止中の気化器のうち続いて起こる時間帯で最も遅く解氷
タイミングに入るようになっている気化器V2の運転を
開始する。以下、運転中の気化器が解氷タイミングに入
るごとに、その時点で、停止中の気化器のうち続いて起
こる時間帯で最も遅く解氷タイミングに入るようになっ
ている気化器の運転を開始することを繰り返す。
えられる。そのとき、運転を開始する気化器として、停
止中の気化器のうち続いて起こる時間帯で最も遅く解氷
タイミングに入るようになっている気化器V2の運転を
開始する。以下、運転中の気化器が解氷タイミングに入
るごとに、その時点で、停止中の気化器のうち続いて起
こる時間帯で最も遅く解氷タイミングに入るようになっ
ている気化器の運転を開始することを繰り返す。
【0046】16.5時に、3台運転から4台運転に切り替
えられる。そのとき、停止中の気化器のうち運転を開始
する気化器として、続いて起こる時間帯で最も遅く解氷
タイミングに入るようになっている気化器V5の運転を
開始する。4台運転時においては、シーケンスは1種類
に定まってしまい、選択の余地は無くなる。
えられる。そのとき、停止中の気化器のうち運転を開始
する気化器として、続いて起こる時間帯で最も遅く解氷
タイミングに入るようになっている気化器V5の運転を
開始する。4台運転時においては、シーケンスは1種類
に定まってしまい、選択の余地は無くなる。
【0047】以上においては、気化器の台数が1台ずつ
増減する例について説明したが、2台又は3台増減する
場合においても、まったく同様な手法を使用することが
できる。この例を図11に示す。図11においても、運
転中の気化器が解氷タイミングに入ったときにはその気
化器の運転を停止し、その時点で、停止中の気化器のう
ち続いて起こるタイミングで最も遅く解氷タイミングに
入る気化器の運転を開始することは同じであるので、そ
の説明を省略する。
増減する例について説明したが、2台又は3台増減する
場合においても、まったく同様な手法を使用することが
できる。この例を図11に示す。図11においても、運
転中の気化器が解氷タイミングに入ったときにはその気
化器の運転を停止し、その時点で、停止中の気化器のう
ち続いて起こるタイミングで最も遅く解氷タイミングに
入る気化器の運転を開始することは同じであるので、そ
の説明を省略する。
【0048】4台運転中であったものが、6.5時に2台
運転に切り替えられる。このとき、停止する気化器とし
て、その時点で、運転中の気化器V1、V3、V4、V
5の内、続いて起こるタイミングで最も早く解氷タイミ
ングに入るV3と、続いて早く解氷タイミングに入るV
4の運転を休止する。
運転に切り替えられる。このとき、停止する気化器とし
て、その時点で、運転中の気化器V1、V3、V4、V
5の内、続いて起こるタイミングで最も早く解氷タイミ
ングに入るV3と、続いて早く解氷タイミングに入るV
4の運転を休止する。
【0049】12.5時に、2台運転から4台運転に切り替
えられる。このとき、その時点で、停止中の気化器のう
ち、続いて起こるタイミングで最も遅く解氷タイミング
に入るV2と、続いて遅く解氷タイミングに入るV1の
運転を開始する。
えられる。このとき、その時点で、停止中の気化器のう
ち、続いて起こるタイミングで最も遅く解氷タイミング
に入るV2と、続いて遅く解氷タイミングに入るV1の
運転を開始する。
【0050】16.5時に4台運転から1台運転に切り替え
られる。このとき、その時点で、運転中の気化器のう
ち、続いて起こるタイミングで最も早く解氷タイミング
に入るV3と、続いて早く解氷タイミングに入るV
4と、続いて早く解氷タイミングに入るV5の運転を停
止する。
られる。このとき、その時点で、運転中の気化器のう
ち、続いて起こるタイミングで最も早く解氷タイミング
に入るV3と、続いて早く解氷タイミングに入るV
4と、続いて早く解氷タイミングに入るV5の運転を停
止する。
【0051】以上示したように、図9〜図11に示され
るような、請求項2に対応するシーケンスによれば、各
々の気化器が連続して長く使用される結果、気化器の切
り替えが少なくなり、かつ、解氷後、運転されないまま
次の解氷タイミングに至る気化器が現れる。このような
場合には実際には解氷を行う必要が無いので、解氷のた
めのエネルギーを少なくすることができる。
るような、請求項2に対応するシーケンスによれば、各
々の気化器が連続して長く使用される結果、気化器の切
り替えが少なくなり、かつ、解氷後、運転されないまま
次の解氷タイミングに至る気化器が現れる。このような
場合には実際には解氷を行う必要が無いので、解氷のた
めのエネルギーを少なくすることができる。
【0052】本発明の第2の実施の形態として、請求項
3に対応する切り替えシーケンスの例を図12〜図14
を用いて説明する。これらの図においては、運転中の気
化器が解氷タイミングに入った場合には、その時点で、
停止中の気化器のうち最も早く解氷タイミングに入る予
定のものの運転を開始する点が共通しているので、この
説明は省略し、運転台数が変更される場合についてのみ
説明する。
3に対応する切り替えシーケンスの例を図12〜図14
を用いて説明する。これらの図においては、運転中の気
化器が解氷タイミングに入った場合には、その時点で、
停止中の気化器のうち最も早く解氷タイミングに入る予
定のものの運転を開始する点が共通しているので、この
説明は省略し、運転台数が変更される場合についてのみ
説明する。
【0053】図12は、気化器の運転台数が減少する場
合のシーケンスの状態を示すものである。最初4台運転
であったものが、6.5時に3台運転に切り替えられる。
そのとき、運転を停止する気化器として、続いて起こる
時間帯で最も早く解氷タイミングに入るようになってい
る気化器V3を停止する。
合のシーケンスの状態を示すものである。最初4台運転
であったものが、6.5時に3台運転に切り替えられる。
そのとき、運転を停止する気化器として、続いて起こる
時間帯で最も早く解氷タイミングに入るようになってい
る気化器V3を停止する。
【0054】12.5時に、運転台数が3台から2台に切り
替えられる。そのとき、運転を停止する気化器として、
続いて起こる時間帯で最も早く解氷タイミングに入るよ
うになっている気化器V4を停止する。
替えられる。そのとき、運転を停止する気化器として、
続いて起こる時間帯で最も早く解氷タイミングに入るよ
うになっている気化器V4を停止する。
【0055】16.5時に、運転台数が2台から1台に切り
替えられる。そのとき、運転を停止する気化器として、
続いて起こる時間帯で最も早く解氷タイミングに入るよ
うになっている気化器V3を停止する。
替えられる。そのとき、運転を停止する気化器として、
続いて起こる時間帯で最も早く解氷タイミングに入るよ
うになっている気化器V3を停止する。
【0056】図13は、気化器の運転台数が増加する場
合のシーケンスの状態を示すものである。6.5時に1台
運転から2台運転に切り替えられる。そのとき、運転を
開始する気化器として、停止中の気化器のうち続いて起
こる時間帯で最も早く解氷タイミングに入るようになっ
ている気化器V4の運転を開始する。
合のシーケンスの状態を示すものである。6.5時に1台
運転から2台運転に切り替えられる。そのとき、運転を
開始する気化器として、停止中の気化器のうち続いて起
こる時間帯で最も早く解氷タイミングに入るようになっ
ている気化器V4の運転を開始する。
【0057】12.5時に、2台運転から3台運転に切り替
えられる。そのとき、運転を開始する気化器として、停
止中の気化器のうち続いて起こる時間帯で最も遅く解氷
タイミングに入るようになっている気化器V1の運転を
開始する。
えられる。そのとき、運転を開始する気化器として、停
止中の気化器のうち続いて起こる時間帯で最も遅く解氷
タイミングに入るようになっている気化器V1の運転を
開始する。
【0058】16.5時に、3台運転から4台運転に切り替
えられる。そのとき、停止中の気化器のうち運転を開始
する気化器として、続いて起こる時間帯で最も遅く解氷
タイミングに入るようになっている気化器V5の運転を
開始する。4台運転時においては、シーケンスは1種類
に定まってしまい、選択の余地は無くなる。
えられる。そのとき、停止中の気化器のうち運転を開始
する気化器として、続いて起こる時間帯で最も遅く解氷
タイミングに入るようになっている気化器V5の運転を
開始する。4台運転時においては、シーケンスは1種類
に定まってしまい、選択の余地は無くなる。
【0059】以上においては、気化器の台数が1台ずつ
増減する例について説明したが、2台又は3台増減する
場合においても、まったく同様な手法を使用することが
できる。この例を図14に示す。
増減する例について説明したが、2台又は3台増減する
場合においても、まったく同様な手法を使用することが
できる。この例を図14に示す。
【0060】4台運転中であったものが、6.5時に2台
運転に切り替えられる。このとき、停止する気化器とし
て、その時点で、運転中の気化器V1、V3、V4、V
5の内、続いて起こるタイミングで最も早く解氷タイミ
ングに入るV3と、続いて早く解氷タイミングに入るV
4の運転を休止する。
運転に切り替えられる。このとき、停止する気化器とし
て、その時点で、運転中の気化器V1、V3、V4、V
5の内、続いて起こるタイミングで最も早く解氷タイミ
ングに入るV3と、続いて早く解氷タイミングに入るV
4の運転を休止する。
【0061】12.5時に、2台運転から4台運転に切り替
えられる。このとき、その時点で、停止中の気化器のう
ち、続いて起こるタイミングで最も早く解氷タイミング
に入るV5と、続いて早く解氷タイミングに入るV1の
運転を開始する。
えられる。このとき、その時点で、停止中の気化器のう
ち、続いて起こるタイミングで最も早く解氷タイミング
に入るV5と、続いて早く解氷タイミングに入るV1の
運転を開始する。
【0062】16.5時に4台運転から1台運転に切り替え
られる。このとき、その時点で、運転中の気化器のう
ち、続いて起こるタイミングで最も早く解氷タイミング
に入るV3と、続いて早く解氷タイミングに入るV
4と、続いて早く解氷タイミングに入るV5の運転を停
止する。
られる。このとき、その時点で、運転中の気化器のう
ち、続いて起こるタイミングで最も早く解氷タイミング
に入るV3と、続いて早く解氷タイミングに入るV
4と、続いて早く解氷タイミングに入るV5の運転を停
止する。
【0063】図12〜図14に示すシーケンスは、図9
〜図11にシーケンスに比して気化器の切り替えが多く
なるが、運転される気化器の順が、基本的にV1→V2
→V 3→V4→V5→V1というように固定されやすい
という利点がある。
〜図11にシーケンスに比して気化器の切り替えが多く
なるが、運転される気化器の順が、基本的にV1→V2
→V 3→V4→V5→V1というように固定されやすい
という利点がある。
【0064】本発明の第3の実施の形態で、請求項4に
対応するものを用いた切り替えシーケンスの例を図15
に示す。
対応するものを用いた切り替えシーケンスの例を図15
に示す。
【0065】この実施の形態においては、はじめ図2に
示した4台運転の標準運転シーケンスに従って運転を行
っており、6.5時のタイミングで2台運転に切り替える
とき、直ちに図7に示した2台運転の標準運転シーケン
スに切り替えて、これに基づいて運転を行う。そして、
12.5時のタイミングで、再び4台運転に戻すときは、そ
の時点で直ちに図2に示した4台運転の標準運転シーケ
ンスに切り替えて、これに基づいて運転を行う。16.5時
のタイミングで1台運転に切り替えるときも、その時点
で直ちに図8に示した1台運転の標準運転シーケンスに
切り替えて、これに基づいて運転を行う。このようにし
ても、何の問題もなく、安定した運転を継続することが
できる。
示した4台運転の標準運転シーケンスに従って運転を行
っており、6.5時のタイミングで2台運転に切り替える
とき、直ちに図7に示した2台運転の標準運転シーケン
スに切り替えて、これに基づいて運転を行う。そして、
12.5時のタイミングで、再び4台運転に戻すときは、そ
の時点で直ちに図2に示した4台運転の標準運転シーケ
ンスに切り替えて、これに基づいて運転を行う。16.5時
のタイミングで1台運転に切り替えるときも、その時点
で直ちに図8に示した1台運転の標準運転シーケンスに
切り替えて、これに基づいて運転を行う。このようにし
ても、何の問題もなく、安定した運転を継続することが
できる。
【0066】本発明の第4の実施の形態で、請求項5に
対応するものを用いた切り替えシーケンスの例を図16
に示す。このシーケンスは、定常時においては請求項2
のシーケンスと同じであり、従って前記第1の実施の形
態と同じシーケンスとなるので、異常等によりV5の運
転中にV5を休止状態にする必要が生じた場合、及びV
5が復帰して使用が可能となった場合の切り替えの状態
のみについて説明する。運転に必要な気化器の数は3台
に保たれているとする。
対応するものを用いた切り替えシーケンスの例を図16
に示す。このシーケンスは、定常時においては請求項2
のシーケンスと同じであり、従って前記第1の実施の形
態と同じシーケンスとなるので、異常等によりV5の運
転中にV5を休止状態にする必要が生じた場合、及びV
5が復帰して使用が可能となった場合の切り替えの状態
のみについて説明する。運転に必要な気化器の数は3台
に保たれているとする。
【0067】図16においては、運転中の気化器が解氷
タイミングに達した場合、及び気化器の必要運転台数が
変化した場合に、運転する気化器の切り替えを行い、運
転する気化器を切り替える場合に、気化器の運転台数が
減少する場合は、運転中の気化器のうち、次回の解氷タ
イミングが早いものから順に必要台数の気化器の運転を
停止し、気化器の運転台数が増加する場合、又は運転中
の気化器が解氷タイミングに入った場合には、停止中の
気化器のうち、次回の解氷タイミングが一番遅いものか
ら順に必要台数の運転を開始するというシーケンスを守
ると共に、運転中の気化器を休止する必要が生じた場合
にも気化器の切り替えを行い、当該気化器の運転を休止
して、停止中の気化器のうち、次回の解氷タイミングが
一番遅いものから順に必要台数の運転を開始するように
している。
タイミングに達した場合、及び気化器の必要運転台数が
変化した場合に、運転する気化器の切り替えを行い、運
転する気化器を切り替える場合に、気化器の運転台数が
減少する場合は、運転中の気化器のうち、次回の解氷タ
イミングが早いものから順に必要台数の気化器の運転を
停止し、気化器の運転台数が増加する場合、又は運転中
の気化器が解氷タイミングに入った場合には、停止中の
気化器のうち、次回の解氷タイミングが一番遅いものか
ら順に必要台数の運転を開始するというシーケンスを守
ると共に、運転中の気化器を休止する必要が生じた場合
にも気化器の切り替えを行い、当該気化器の運転を休止
して、停止中の気化器のうち、次回の解氷タイミングが
一番遅いものから順に必要台数の運転を開始するように
している。
【0068】6.5時までは、運転中の気化器が解氷タイ
ミングに入った場合には、停止中の気化器のうち、次回
の解氷タイミングが一番遅いものから順に必要台数の運
転を開始するという定常シーケンスに従って、5台の気
化器を使用して運転が行われている。
ミングに入った場合には、停止中の気化器のうち、次回
の解氷タイミングが一番遅いものから順に必要台数の運
転を開始するという定常シーケンスに従って、5台の気
化器を使用して運転が行われている。
【0069】6.5時に気化器V5が故障等により運転が
できなくなり、休止状態に入る。図16では、休止状態
を2点鎖線で示してある。このとき、休止状態に入った
V5の代わりに、停止中の気化器のうち、その時点で最
も遅く解氷タイミングに入る予定のV1を運転状態とす
る。その後は、休止状態のV5を除外したV1〜V4の
みを使用して、運転中の気化器が解氷タイミングに入っ
た場合には、停止中の気化器のうち、次回の解氷タイミ
ングが一番遅いものから順に必要台数の運転を開始する
という定常シーケンスに従って、4台の気化器を使用し
て運転を行う。
できなくなり、休止状態に入る。図16では、休止状態
を2点鎖線で示してある。このとき、休止状態に入った
V5の代わりに、停止中の気化器のうち、その時点で最
も遅く解氷タイミングに入る予定のV1を運転状態とす
る。その後は、休止状態のV5を除外したV1〜V4の
みを使用して、運転中の気化器が解氷タイミングに入っ
た場合には、停止中の気化器のうち、次回の解氷タイミ
ングが一番遅いものから順に必要台数の運転を開始する
という定常シーケンスに従って、4台の気化器を使用し
て運転を行う。
【0070】13.5時の時点でV5が運転可能状態になる
ので、再び5台稼動の状態に入り、V1〜V5を使用し
て、運転中の気化器が解氷タイミングに入った場合に
は、停止中の気化器のうち、次回の解氷タイミングが一
番遅いものから順に必要台数の運転を開始するという定
常シーケンスに従って運転を行う。
ので、再び5台稼動の状態に入り、V1〜V5を使用し
て、運転中の気化器が解氷タイミングに入った場合に
は、停止中の気化器のうち、次回の解氷タイミングが一
番遅いものから順に必要台数の運転を開始するという定
常シーケンスに従って運転を行う。
【0071】なお、一般に、この実施の形態のような切
り換え運転を行うシステムに置いては、予備の気化器を
も含めて運転シーケンスを組んでおき、冗長性を持たせ
た運転を行っているのが普通である。例えば、5台の気
化器で運転を行う場合は、解氷のために1台は必ず停止
状態に入ることがあるので、予備器を含めた運転である
ためには、最大ガス需要量を3台の気化器でまかなえる
ようになっている必要がある。その場合は、図16に示
すような運転シーケンスとなり、気化器V5が復帰した
時点では、単にV5を運転シーケンスの対象とするだけ
で、その時点で気化器を切り換える必要はない。
り換え運転を行うシステムに置いては、予備の気化器を
も含めて運転シーケンスを組んでおき、冗長性を持たせ
た運転を行っているのが普通である。例えば、5台の気
化器で運転を行う場合は、解氷のために1台は必ず停止
状態に入ることがあるので、予備器を含めた運転である
ためには、最大ガス需要量を3台の気化器でまかなえる
ようになっている必要がある。その場合は、図16に示
すような運転シーケンスとなり、気化器V5が復帰した
時点では、単にV5を運転シーケンスの対象とするだけ
で、その時点で気化器を切り換える必要はない。
【0072】ところが、もし、最大ガス需要量を4台の
気化器でまかなう必要があるのに、5台の気化器を用い
てシーケンス的な運転を行っている場合は、1台の気化
器が休止状態に入ると、最大ガス需要量をまかなえなく
なる。この場合、ホルダーに蓄積されているガスを供給
することになる。このような場合においては、図16に
おいて、V5が復帰したタイミングでも気化器の切り換
えを行い、V5を早急に運転状態に入れることが望まし
い。
気化器でまかなう必要があるのに、5台の気化器を用い
てシーケンス的な運転を行っている場合は、1台の気化
器が休止状態に入ると、最大ガス需要量をまかなえなく
なる。この場合、ホルダーに蓄積されているガスを供給
することになる。このような場合においては、図16に
おいて、V5が復帰したタイミングでも気化器の切り換
えを行い、V5を早急に運転状態に入れることが望まし
い。
【0073】なお、必要なガス発生量と気化器の運転台
数の関係には、ヒステリシス特性を持たせるようにする
ことが好ましい。例えば、以上説明したプロセスの場
合、図17に示すような関係とする。たとえば0.95t/
Hのガスを2台の気化器で発生させる場合には、一方で
0.9t/H、他方で0.05t/Hのガスを発生させるよう
にする。このようにすることにより、切り替え値付近で
必要ガス量の微小変動が起こっても、気化器の運転台数
がそれに応じて頻繁に変わることを避けることができ
る。
数の関係には、ヒステリシス特性を持たせるようにする
ことが好ましい。例えば、以上説明したプロセスの場
合、図17に示すような関係とする。たとえば0.95t/
Hのガスを2台の気化器で発生させる場合には、一方で
0.9t/H、他方で0.05t/Hのガスを発生させるよう
にする。このようにすることにより、切り替え値付近で
必要ガス量の微小変動が起こっても、気化器の運転台数
がそれに応じて頻繁に変わることを避けることができ
る。
【図1】本発明の実施の形態を適用するガス発生設備の
概要を示す図である。
概要を示す図である。
【図2】第1の基準運転シーケンスで、4台運転時のも
のを示す図である。
のを示す図である。
【図3】第1の基準運転シーケンスで、3台運転時のも
のを示す図である。
のを示す図である。
【図4】第1の基準運転シーケンスで、2台運転時のも
のを示す図である。
のを示す図である。
【図5】第1の基準運転シーケンスで、1台運転時のも
のを示す図である。
のを示す図である。
【図6】第2の基準運転シーケンスで、3台運転時のも
のを示す図である。
のを示す図である。
【図7】第2の基準運転シーケンスで、2台運転時のも
のを示す図である。
のを示す図である。
【図8】第2の基準運転シーケンスで、1台運転時のも
のを示す図である。
のを示す図である。
【図9】本発明の実施の形態の第1の例(請求項2に対
応)において、気化器の運転台数が減少する場合のシー
ケンスの状態を示す図である。
応)において、気化器の運転台数が減少する場合のシー
ケンスの状態を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態の第1の例(請求項2に
対応)において、気化器の運転台数が増加する場合のシ
ーケンスの状態を示す図である。
対応)において、気化器の運転台数が増加する場合のシ
ーケンスの状態を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態の第1の例(請求項2に
対応)において、気化器の運転台数が2台以上増減する
場合のシーケンスの状態を示す図である。
対応)において、気化器の運転台数が2台以上増減する
場合のシーケンスの状態を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態の第2の例(請求項3に
対応)において、気化器の運転台数が減少する場合のシ
ーケンスの状態を示す図である。
対応)において、気化器の運転台数が減少する場合のシ
ーケンスの状態を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態の第2の例(請求項3に
対応)において、気化器の運転台数が増加する場合のシ
ーケンスの状態を示す図である。
対応)において、気化器の運転台数が増加する場合のシ
ーケンスの状態を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態の第2の例(請求項3に
対応)において、気化器の運転台数が2台以上増減する
場合のシーケンスの状態を示す図である。
対応)において、気化器の運転台数が2台以上増減する
場合のシーケンスの状態を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態の第3の例(請求項4に
対応)において、気化器の運転台数が増減する場合のシ
ーケンスの状態を示す図である。
対応)において、気化器の運転台数が増減する場合のシ
ーケンスの状態を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態の第4の例(請求項5に
対応)において、気化器の運転台数が増減する場合のシ
ーケンスの状態を示す図である。
対応)において、気化器の運転台数が増減する場合のシ
ーケンスの状態を示す図である。
【図17】必要ガス発生量と気化器の運転台数との関係
の例を示す図である。
の例を示す図である。
【図18】従来の小規模都市ガスプラントの概要を示す
図である。
図である。
T1〜T3…LNGタンク V1〜V5…気化器 M…ミキサー H…ガスホルダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 筒井 宏 東京都台東区池之端二丁目9番7号 日立 テクノエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 江島 嗣朗 東京都台東区池之端二丁目9番7号 日立 テクノエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3E072 AA03 DB01 GA30 3K068 AA02 AB23 BA01 CA01 EA03
Claims (7)
- 【請求項1】 最大需要量をまかなうのに必要な気化器
の台数より少なくとも1台以上多く、前記最大需要量を
まかなうのに必要な気化器の台数の2倍未満の台数の気
化器を備え、そのうち、最大需要量をまかなうのに必要
な気化器の台数より少なくとも1台以上多い台数の気化
器を、順次切り替えて運転する方式の気化器の運転方法
であって、全ての気化器の解氷タイミングを、気化器の
運転台数にかかわらず、所定タイミングとなるように、
それぞれの気化器について定めておき、運転台数を切り
替えても、各気化器ごとの解氷タイミングを守りながら
運転を行うことを特徴とするガス発生設備の運転方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のガス発生設備の運転方
法であって、運転中の気化器が解氷タイミングに達した
場合、及び気化器の必要運転台数が変化した場合に、運
転する気化器の切り替えを行い、運転する気化器を切り
替える場合に、気化器の運転台数が減少する場合は、運
転中の気化器のうち、次回の解氷タイミングが早いもの
から順に必要台数の気化器の運転を停止し、気化器の運
転台数が増加する場合、又は運転中の気化器が解氷タイ
ミングに入った場合には、停止中の気化器のうち、次回
の解氷タイミングが一番遅いものから順に必要台数の運
転を開始することを特徴とするガス発生設備の運転方
法。 - 【請求項3】 請求項1に記載のガス発生設備の運転方
法であって、運転中の気化器が解氷タイミングに達した
場合、及び気化器の必要運転台数が変化した場合に、運
転する気化器の切り替えを行い、運転する気化器を切り
替える場合に、気化器の運転台数が減少する場合は、運
転中の気化器のうち、次回の解氷タイミングが早いもの
から順に必要台数の気化器の運転を停止し、気化器の運
転台数が増加する場合、又は運転中の気化器が解氷タイ
ミングに入った場合には、停止中の気化器のうち、次回
の解氷タイミングが一番早いものから順に必要台数の運
転を開始することを特徴とするガス発生設備の運転方
法。 - 【請求項4】 請求項1に記載のガス発生設備の運転方
法であって、所定時間毎に気化器群の運転状態を切り替
える基準運転シーケンスを、気化器の運転台数毎に、各
基準運転シーケンス間で、各気化器の解氷タイミングが
同じとなるように定めておき、気化器の必要運転台数が
変化した場合は、そのタイミングで新しい気化器の台数
に対応する基準運転シーケンスに変更して、それに基づ
いて運転を行うことを特徴とするガス発生設備の運転方
法。 - 【請求項5】 請求項2に記載のガス発生設備の運転方
法であって、さらに、運転中の気化器を休止する必要が
生じた場合にも気化器の切り替えを行い、当該気化器の
運転を休止して、停止中の気化器のうち、次回の解氷タ
イミングが一番遅いものから順に必要台数の運転を開始
することを特徴とするガス発生設備の運転方法。 - 【請求項6】 請求項3に記載のガス発生設備の運転方
法であって、さらに、運転中の気化器を休止する必要が
生じた場合にも気化器の切り替えを行い、当該気化器の
運転を休止して、停止中の気化器のうち、次回の解氷タ
イミングが一番早いものから順に必要台数の運転を開始
することを特徴とするガス発生設備の運転方法。 - 【請求項7】 請求項1から請求項6のうちに記載の気
化器の運転方法であって、ガス需要量と気化器の必要運
転台数との関係に、ヒステリシス特性を持たせたことを
特徴とするガス発生設備の運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001042619A JP2002243098A (ja) | 2001-02-20 | 2001-02-20 | ガス発生設備の運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001042619A JP2002243098A (ja) | 2001-02-20 | 2001-02-20 | ガス発生設備の運転方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002243098A true JP2002243098A (ja) | 2002-08-28 |
Family
ID=18904887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001042619A Pending JP2002243098A (ja) | 2001-02-20 | 2001-02-20 | ガス発生設備の運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002243098A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007277346A (ja) * | 2006-04-04 | 2007-10-25 | Ishikawajima Plant Construction Co Ltd | 都市ガス供給装置 |
JP2014181770A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Osaka Gas Co Ltd | 燃料ガス供給システム |
-
2001
- 2001-02-20 JP JP2001042619A patent/JP2002243098A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007277346A (ja) * | 2006-04-04 | 2007-10-25 | Ishikawajima Plant Construction Co Ltd | 都市ガス供給装置 |
JP2014181770A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Osaka Gas Co Ltd | 燃料ガス供給システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20060920 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20060921 |