JP2002241290A - 養蚕生産物の溶解方法とそれによる養蚕生産物溶液 - Google Patents

養蚕生産物の溶解方法とそれによる養蚕生産物溶液

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JP2002241290A JP2001035670A JP2001035670A JP2002241290A JP 2002241290 A JP2002241290 A JP 2002241290A JP 2001035670 A JP2001035670 A JP 2001035670A JP 2001035670 A JP2001035670 A JP 2001035670A JP 2002241290 A JP2002241290 A JP 2002241290A
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sericulture
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Masaru Nakahara
勝 中原
Hiroshi Ito
啓 伊藤
Koji Kimura
功之 木村
Masato Yoshida
政人 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人や自然に問題がなしに養蚕生産物を溶解
し、また養蚕生産物溶液が得られるようにする。 【解決手段】 繭、生糸、フィブロイン、セリシン、脱
皮殻、蛹、冬虫夏草の少なくとも1つを含む養蚕生産物
を高温、高圧の水に浴して、養蚕生産物を溶解させるこ
とにより、上記の目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繭、生糸、フィブ
ロイン、セリシン、脱皮殻、蛹、冬虫夏草の少なくとも
1つを含む養蚕生産物の溶解方法とそれによる養蚕生産
物溶液に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、シルク成分の衣類以外での利用が
盛んになっている。その利用は多岐にわたり、食品、化
粧品といった人体に関わる用途にも及んでいる。これら
の用途のために、シルク成分のパウダーなどが提供さ
れ、食品や化粧品などの添加物として適用しやすくなっ
ている。シルク成分の食品や化粧品への利用が産業的、
工業的に大規模に行われつつある今、人体への安全性に
注意が向けられるようになり、無菌飼育も試みられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シルク成分
を溶液化して提供できればさらに利用しやすくなるし、
用途も広がる。これには、今のところ養蚕生産物を溶解
するのに昔ながらの有機溶媒に頼るしかない。しかし、
特定の有機溶媒による溶解は自然界での溶解に比べ不自
然であり、人体への影響や廃液などの環境への影響が懸
念される。
【0004】そこで、本発明者等はそのような問題が生
じない養蚕生産物の溶解について種々に研究し検討を重
ねたところ、ある条件の水で養蚕生産物が溶解すること
を知見した。これによれば、人や自然への影響がなくな
る本発明の目的は、上記のような新たな知見に基づき、
人や自然に問題がない養蚕生産物の溶解方法とそれによ
る養蚕生産物溶液を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の養蚕生産物の溶解方法は、繭、生
糸、フィブロイン、セリシン、脱皮殻、蛹、冬虫夏草の
少なくとも1つを含む養蚕生産物を高温、高圧の水に浴
することにより、養蚕生産物を溶解させることを特徴と
するものである。
【0006】このように、ある状態の水、特に高温、高
圧の水に養蚕生産物を浴することにより、養蚕生産物が
溶ける。水は120℃〜の温度範囲として溶解が明らか
に起き、温度条件、圧力条件の違いによって溶解時間に
差が出る。180〜220℃程度の温度範囲とすると処
理装置や処理時間など経済性の面で好適である。180
〜220℃のような高温水は例えば22MPa前後の圧
力で得られ、いわゆる亜臨界水が好適である。しかし、
超臨界水でもよい。これらの高温、高圧の水による溶解
では、その温度および圧力、処理時間などの溶解条件の
違いによって、養蚕生産物の溶解度を操作することがで
きる。このような操作では、例えば養蚕生産物を糸に分
解し、またアミノ酸の鎖をどのような分子、成分単位に
も切ることができる。これを段階的に進めると、特定の
単位のものを順次に抽出することができ、このような溶
解方法も本発明の範疇に属する。
【0007】したがって、繭、生糸、フィブロイン、セ
リシン、脱皮殻、蛹、冬虫夏草の少なくとも1つを含む
養蚕生産物を、高温、高圧の水に浴しながら、温度また
はおよび圧力を変化させることにより、養蚕生産物の異
なった構成成分を順次に溶解させて個別に抽出すること
を特徴とした養蚕生産物の成分抽出方法としても本発明
は成立し、1つの装置での溶解条件を変えるだけの簡単
な操作によって実現する利点がある。
【0008】以上のように養蚕生産物を水で溶解すると
互いの成分に変化はない。つまり、互いの成分どうしの
化学反応はなくそのままである。従って、人体や自然に
悪影響するような成分は生成されず、食品や化粧品に好
適な溶液材料となる。医薬に用いることもできる。これ
らの用途では、水は純水であるのが好適である。また、
養蚕生産物は無菌飼育されたものが好適である。もっと
も、無菌飼育されない養蚕生産物を用いる場合、それは
飼育したものに限らず天然の産物を用いてもよい。場合
によっては、蚕の糞、屑繭、絹製品の生地、端切れ、屑
糸なども本発明が溶解対象としている養蚕生産物に含
む。
【0009】このような意味での繭、生糸、フィブロイ
ン、セリシン、脱皮殻、蛹、冬虫夏草の少なくとも1つ
を含む養蚕生産物が水に浴して溶解されている養蚕生産
物溶液としては、養蚕生産物の不溶解物を含まないもの
とするのが好適である。これは、養蚕生産物が100%
溶解して得られる。しかし、ここでは、そのような意味
を指していない。100%溶解しなくても、不溶解物を
分離し除去しても得られるからである。
【0010】本発明のそれ以上の目的および特徴は、以
下の詳細な説明および図面によって明らかになる。本発
明の各特徴は可能な限りにおいて、それ単独で、あるい
は種々な組合せで複合して用いることができる。
【0011】
【実施例】ところで、本発明者は先に、超臨界水反応に
よる物の溶解について、その反応を支配する要因につい
て、発表し、Cellulose Commun.Vo
l.6,No.2(1999)に掲載した「超臨界水の
基礎と高分子化学への応用」と題した論文中にも記載し
た。それを抜粋すると、反応速度を表す一般的な形は Rate=−k[reactant]α のように、速度常数kと適当な指数αをもつ濃度因子
[reactant]αの積である。よって、次の主要因
子 溶解度の増加 速度定数[k=Aexp(−Eα /RT)の増加 が反応を加速する。超臨界水は常温常圧水に溶解しない
無極性分子の溶解度を急激に増大させるので、上記の
因子を通して反応を加速する。因子の効果も臨界温度
の高い超臨界水の場合特に大きい。活性化エネルギーE
α の大きさが42、83、125kJ/mol[すなわ
ち、−Eα /Rの値がそれぞれ5000、1000
0、15000K]のとき、400℃での反応速度と2
5℃での反応速度の比、k(400℃)/k(25℃)
は、それぞれ8.2×103 、6.6×107、5.4
×1011 にも達することを筆者は既に指摘していた。
この因子は正しく巨大で、1年を必要とする反応が1分
で起こるのに必要な温度は、Eαの大きさが42、8
3、125kJ/molのとき、それぞれ1120、2
18、131℃である。超臨界水で実現する高温の効果
が如何に大きいか、それが如何に強く活性化エネルギー
の大きさに依存するかがわかる。
【0012】というものである。本発明者等は、これの
応用として、種々に実験を繰り返したところから、高温
水によって養蚕生産物が溶解することを知見し、本発明
に至ったものである。なお、超臨界水について図1を参
照して説明すると、三重点(273.16K、612P
a)から出発して水の温度を上げていくと液体と気体の
2相共存(飽和曲線、図1の点線)状態となる。さらに
加熱していくと、気液界面が消失して均一な流体相とな
る。このときの温度(374℃)・圧力(22.1MP
a)が臨界点(図1に示す点線の山の頂点)である。こ
の山の頂点を超えた高温・高圧の水が超臨界水である。
【0013】以下に、本発明に係る養蚕生産物の溶解方
法とそれによる養蚕生産物溶液の実施例につき詳細に説
明し、本発明の理解に供する。
【0014】本実施例の養蚕生産物の溶解方法は、繭、
生糸、フィブロイン、セリシン、脱皮殻、蛹、冬虫夏草
の少なくとも1つを含む養蚕生産物を高温、高圧の水に
浴することにより、養蚕生産物を溶解させる。このよう
に、ある状態の水、特に高温、高圧の水に養蚕生産物を
浴することにより、養蚕生産物が溶ける。水は120℃
〜温度範囲として溶解が明らかに起き、通常、温度条
件、圧力条件の違いによって溶解時間に差が出る。18
0〜220℃程度の温度範囲とすると処理装置や処理時
間など経済性の面で好適である。180〜220℃のよ
うな高温水は例えば22MPa前後の圧力で得られ、い
わゆる亜臨界水が好適である。しかし、超臨界水でもよ
い。
【0015】以上のようにして、養蚕生産物を水で溶解
すると互いの成分に変化はない。つまり、互いの成分ど
うしの化学反応はなくそのままである。従って、人体や
自然に悪影響するような成分は生成されず、食品や化粧
品に好適な溶液材料となる。医薬に用いることもでき
る。これらの用途では、水は純水であるのが好適であ
る。純水は例えば蒸留操作で得られる。また、養蚕生産
物は無菌飼育されたものが好適である。もっとも、無菌
飼育されない養蚕生産物を用いる場合、それは飼育した
ものに限らず天然の産物を用いてもよい。場合によって
は、蚕の糞、屑繭、絹製品の生地、端切れ、屑糸なども
本発明が溶解対象としている養蚕生産物に含む。
【0016】このようなものを含む繭、生糸、フィブロ
イン、セリシン、脱皮殻、蛹、冬虫夏草の少なくとも1
つを含む養蚕生産物が水に浴して溶解されている養蚕生
産物溶液としては、養蚕生産物の不溶解物を含まないも
のとするのが好適である。これは、養蚕生産物が100
%溶解して得られる。しかし、ここでは、そのような意
味を指していない。つまり、100%溶解しなくても、
不溶解物を分離し除去しても得られるからであ。
【0017】次に実験例について説明する。実験は繭か
らセリシンを完全に除去したフィブロイン、繭、蛹、脱
皮殻、冬虫夏草の各試料0.02gを4mm角にカット
し、これに純水1mlを加えてガラス管内に注入した
後、ガラス管を熔封する。このときの液体部と空気部の
体積比は1:2、つまり充填率は33%であった。熔封
したガラス管を180℃、200℃、220℃、250
℃の電気炉中で2時間加熱後、冷却してから開封し、不
溶解部と溶解部を遠心分離機にて分離し、不溶解部を乾
燥後に秤量して溶解率を求めた。
【0018】実験例1 試料はフィブロインで、180℃の炉内温度にて溶解さ
せたところ、溶解度は19±3%程度であった。
【0019】実験例2 試料はフィブロインで、200℃の炉内温度にて溶解さ
せたところ、溶解度は40、41%程度であった。
【0020】実験例3 試料はフィブロインで、220℃の炉内温度にて溶解さ
せたところ、溶解度は94、95%程度であった。
【0021】実験例4 試料は繭で、180℃の炉内温度で溶解させたところ、
溶解度は44±3%であった。
【0022】実験例5 試料は繭で、200℃の炉内温度にて溶解させたとこ
ろ、溶解度は70±9%程度であった。
【0023】実験例6 試料は繭で、220℃の炉内温度にて溶解させたとこ
ろ、溶解度は90±5%程度であった。
【0024】実験例7 試料は蛹で、180℃の炉内温度にて溶解させたとこ
ろ、溶解度は49±2%程度であった。
【0025】実験例8 試料は蛹で、200℃の炉内温度で溶解させたところ、
溶解度は86%前後であった。
【0026】実験例9 試料は蛹で、220℃の炉内温度で溶解させたところ、
溶解度は57±4%前後であった。
【0027】実験例10 試料は脱皮殻で、200℃の炉内温度で溶解させたとこ
ろ、溶解度は51±5%程度であった。
【0028】実験例11 試料は脱皮殻で、220℃の炉内温度で溶解させたとこ
ろ、溶解度は52±2%程度であった。
【0029】実験例12 試料は脱皮殻で、250℃の炉内温度で溶解させたとこ
ろ、溶解度は59±4%程度であった。
【0030】実験例13 試料は冬虫夏草で、200℃の炉内温度で溶解させたと
ころ、溶解度は65±12%程度であった。
【0031】実験例14 試料は冬虫夏草で、220℃の炉内温度で溶解させたと
ころ、溶解度は77±1%程度であった。
【0032】実験例15 試料は冬虫夏草で、250℃の炉内温度で溶解させたと
ころ、溶解度は83±1%程度であった。
【0033】以上の結果をまとめると、下記の表1に示
す通りである。
【0034】
【表1】 また、フィブロインと繭につき、それぞれ200℃の炉
内温度で、0.5時間、1時間、1.5時間、2時間と
4通りの時間で溶解処理して、それらの溶解度の違いを
実験したところ、各場合の溶解%は次の表2に示す通り
となった。
【0035】
【表2】 以上から、繭、生糸、フィブロイン、セリシン、脱皮
殻、蛹、冬虫夏草の少なくとも1つを含む養蚕生産物を
高温、高圧水によって溶解できることは明らかであり、
上記実験はいずれも熔封したガラス管内で行っているの
で、水は温度上昇と共に昇圧して、図1に示す線図に従
い亜臨界水程度の状態になっているものと思われる。し
かし、高圧状態は必須でなく、あらゆる高温水発生装置
により得られる高温水を用いてもよく、その得られ方に
よっては静止した高温水に養蚕生産物を浸漬して浴させ
る方法に限らず、循環する高温水に養蚕生産物をさらし
て浴させてもよいし、養蚕生産物を高温水と共に、ある
いは単独で移動や振動させながら浴させてもよく、ある
いは高温水が蒸気の状態で浴しても有効である。
【0036】また、上記実験結果は、高温、高圧の水に
よる養蚕生産物の溶解において、水の温度、圧力または
および処理時間などの溶解条件の違いによって、同じも
のでもその溶解度を違わせるように操作できることを示
しているし、養蚕生産物の構成物、成分の違いによって
溶解条件を違わせて所定の溶解状態が得られることを意
味している。これらから、例えば養蚕生産物を糸に分解
し、またアミノ酸の鎖をどのような分子、成分単位にも
切ることができる。また、これを段階的に進めると、特
定の単位のものを順次に抽出することができ、このよう
な溶解方法も本発明の範疇に属する。
【0037】ここで、繭、生糸、フィブロイン、セリシ
ン、脱皮殻、蛹、冬虫夏草などの少なくとも1つを含む
養蚕生産物を、高温、高圧の水に浴しながら、水の温
度、圧力またはおよび処理時間を変化させることによ
り、養蚕生産物の異なった構成成分を順次に溶解させて
個別に抽出する養蚕生産物の成分抽出方法としても本実
施例は成立し、1つの装置での溶解条件を変えるだけの
簡単な操作によって実現する利点がある。個別の抽出物
溶液はそれが得られる時点毎に容器から抜き出し、その
後次の操作を続けるようにして行うことができ、これを
抽出終了まで行うことができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、上記の説明で明らかな
ように、ある状態の水、特に高温、高圧の水にて養蚕生
産物を溶解することができ、養蚕生産物を水で溶解する
と互いの成分どうしの化学反応はなくそのままであっ
て、人体や自然に悪影響するような成分は生成されず、
食品や化粧品に好適な溶液材料となる。医薬に用いるこ
ともできる。これらの用途では、水は純水であるのが好
適である。また、養蚕生産物は無菌飼育されたものが好
適である。もっとも、無菌飼育されない養蚕生産物を用
いる場合、それは飼育したものに限らず天然の産物を用
いてもよい。
【0039】また、養蚕生産物の溶解において、水の温
度および圧力、処理時間などの溶解条件の違いによっ
て、同じものでもその溶解度を違わせることができ、養
蚕生産物の構成物、成分の違いによって溶解条件を違わ
せて所定の溶解状態が得られるので、養蚕生産物を糸に
分解し、またアミノ酸の鎖をどのような分子、成分単位
にも切ることができる。これを段階的に進めると、特定
の単位のものを順次に抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水が昇温していくときの相変化と超臨界点を示
すグラフである。
フロントページの続き (72)発明者 吉田 政人 京都府京都市伏見区久我石原町7番地23 株式会社両双内 Fターム(参考) 4C084 AA02 AA06 BA44 CA49 DC50 NA02 ZA892 4C087 AA03 BB21 CA47 NA02 ZA89 4C088 AA20 AD09 CA02 NA02 ZA89

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繭、生糸、フィブロイン、セリシン、脱
    皮殻、蛹、冬虫夏草の少なくとも1つを含む養蚕生産物
    を高温、高圧の水に浴することにより、養蚕生産物を溶
    解させることを特徴とする養蚕生産物の溶解方法。
  2. 【請求項2】 水は180〜220℃である請求項1に
    記載の養蚕生産物の溶解方法。
  3. 【請求項3】 水は高圧状態にある請求項1、2のいず
    れか1項に記載の養蚕生産物の溶解方法。
  4. 【請求項4】 水の圧力は22MPa前後である請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の養蚕生産物の溶解方法。
  5. 【請求項5】 水は亜臨界水である請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の養蚕生産物の溶解方法。
  6. 【請求項6】 水は純水である請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の養蚕生産物の溶解方法。
  7. 【請求項7】 養蚕生産物は無菌飼育されたものである
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の養蚕生産物の溶解
    方法。
  8. 【請求項8】 繭、生糸、フィブロイン、セリシン、脱
    皮殻、蛹、冬虫夏草の少なくとも1つを含む養蚕生産物
    が水に浴して溶解されていることを特徴とする養蚕生産
    物溶液。
  9. 【請求項9】 養蚕生産物の不溶解物を含まない請求項
    8に記載の養蚕生産物溶液。
  10. 【請求項10】 水は純水が用いられている請求項8、
    9のいずれか1項に記載の養蚕生産物溶液。
  11. 【請求項11】 養蚕生産物は無菌飼育されたものであ
    る請求項8〜10のいずれか1項に記載の養蚕生産物溶
    液。
  12. 【請求項12】 繭、生糸、フィブロイン、セリシン、
    脱皮殻、蛹、冬虫夏草の少なくとも1つを含む養蚕生産
    物を、高温、高圧の水に浴しながら、水の温度、圧力ま
    たはおよび処理時間を変化させることにより、養蚕生産
    物の異なった構成成分を順次に溶解させて個別に抽出す
    ることを特徴とする養蚕生産物の成分抽出方法。
JP2001035670A 2001-02-13 2001-02-13 養蚕生産物の溶解方法とそれによる養蚕生産物溶液 Pending JP2002241290A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004244371A (ja) * 2003-02-14 2004-09-02 Kenji Nakamura 保湿組成物及びその製造方法
JP2006028117A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd オリゴペプチド製造方法及び装置
JP2015101571A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 一丸ファルコス株式会社 絹の亜臨界水処理物の製造法及び化粧料組成物

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