JP2002238467A - ソルビン酸および酵素を含む農業家畜飼育用飼料 - Google Patents
ソルビン酸および酵素を含む農業家畜飼育用飼料Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通例に使用される物質の欠点がなく能力を向
上させる添加物を含有する飼料の提供。 【解決手段】 ソルビン酸および少なくとも１種類の酵
素および／または酵素生産物を含有する飼料。
上させる添加物を含有する飼料の提供。 【解決手段】 ソルビン酸および少なくとも１種類の酵
素および／または酵素生産物を含有する飼料。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はソルビン酸および酵素を
含有する農業家畜飼育用飼料に関する。更に本発明は能
力向上性飼料用添加物としてソルビン酸および酵素の組
合せを使用することに関する。
含有する農業家畜飼育用飼料に関する。更に本発明は能
力向上性飼料用添加物としてソルビン酸および酵素の組
合せを使用することに関する。
【０００２】
【従来の技術】抗生物質は動物飼料の分野で能力改善の
ためによく使用される。この分野で抗生物質を使用する
ことは、長期間のあいだ人間の健康を危険にさらしうる
耐性菌から誘発される危険の原因となりうるのではない
かと思われている。それ故にこの使用目的に対する健康
疑惑のより少ない製品を求める必要がある。従って、他
の分野でも生理学的なおよび免疫学的健康疑惑があるか
またはその他に環境に有害である物質、例えば抗生物
質、ホルムアルデヒド放出物質、ハロゲン化された物質
および多くの他の物質は、疑惑のより少ない物質、例え
ば人間の食品、飼料、家庭動物用餌、貯蔵牧草、搾りか
すまたは食品工業からの廃棄物にますます交換されてい
る。一方においてはこれらの物質の目的は実用品の価値
を維持することである。しかしながらもう一方ではその
衛生条件を改善しそしてより長い可使時間を達成する試
みがされている。
ためによく使用される。この分野で抗生物質を使用する
ことは、長期間のあいだ人間の健康を危険にさらしうる
耐性菌から誘発される危険の原因となりうるのではない
かと思われている。それ故にこの使用目的に対する健康
疑惑のより少ない製品を求める必要がある。従って、他
の分野でも生理学的なおよび免疫学的健康疑惑があるか
またはその他に環境に有害である物質、例えば抗生物
質、ホルムアルデヒド放出物質、ハロゲン化された物質
および多くの他の物質は、疑惑のより少ない物質、例え
ば人間の食品、飼料、家庭動物用餌、貯蔵牧草、搾りか
すまたは食品工業からの廃棄物にますます交換されてい
る。一方においてはこれらの物質の目的は実用品の価値
を維持することである。しかしながらもう一方ではその
衛生条件を改善しそしてより長い可使時間を達成する試
みがされている。
【０００３】ソルビン酸を飼料の防腐のために使用でき
ることは公知である。ソルビン酸（トランス，トランス
−２，４−ヘキサジエン酸）は冷水にだけ僅かに溶解し
そして防腐剤として世界中で使用されている無色の固体
化合物である。作用原理は未解離状態のソルビン酸によ
って決められる。それ故にソルビン酸は酸性ｐＨ域で最
も良好な効果を発揮する。ソルビン酸およびその塩は非
常に良好な微生物静態(microbiostatic)−および抗カビ
性作用を示す。同時に不飽和脂肪酸としてソルビン酸は
実質的に毒性がない。このことは大量のデータによって
およびなかでも人間の食品分野、動物の飼料においてこ
の酸を１０年来使用してきたことによって実証されてい
る。
ることは公知である。ソルビン酸（トランス，トランス
−２，４−ヘキサジエン酸）は冷水にだけ僅かに溶解し
そして防腐剤として世界中で使用されている無色の固体
化合物である。作用原理は未解離状態のソルビン酸によ
って決められる。それ故にソルビン酸は酸性ｐＨ域で最
も良好な効果を発揮する。ソルビン酸およびその塩は非
常に良好な微生物静態(microbiostatic)−および抗カビ
性作用を示す。同時に不飽和脂肪酸としてソルビン酸は
実質的に毒性がない。このことは大量のデータによって
およびなかでも人間の食品分野、動物の飼料においてこ
の酸を１０年来使用してきたことによって実証されてい
る。
【０００４】飼育試験が以前には特に子豚で実施され、
種々の有機酸、例えばクエン酸、フマル酸または蟻酸を
子豚の飼料と適当な投与量で混合した場合にこれらが動
物の能力に有益な効果を示し得ることを実証している
（Zbl.Hyg. 191, 265-276(1991), Kirchgessner および
Roth; Journal of Animal and Feed Science, 7, 199
8, 25-33, Roth and Kirchgessner) 。しかしながらこ
れらの酸は腐蝕作用を示し、かつその揮発性のために幾
つかの場合には悪臭問題を引き起しそして健康および安
全性の観点から望ましくない吸入による摂取の危険があ
る場合には取り扱いに特別な注意が必要とされる。
種々の有機酸、例えばクエン酸、フマル酸または蟻酸を
子豚の飼料と適当な投与量で混合した場合にこれらが動
物の能力に有益な効果を示し得ることを実証している
（Zbl.Hyg. 191, 265-276(1991), Kirchgessner および
Roth; Journal of Animal and Feed Science, 7, 199
8, 25-33, Roth and Kirchgessner) 。しかしながらこ
れらの酸は腐蝕作用を示し、かつその揮発性のために幾
つかの場合には悪臭問題を引き起しそして健康および安
全性の観点から望ましくない吸入による摂取の危険があ
る場合には取り扱いに特別な注意が必要とされる。
【０００５】極最近に高濃度のソルビン酸（飼料を基準
としてソルビン酸１．２〜２．４％）が子豚の飼育に栄
養的に活性であることを示すこともできた（J.Anim.Phy
siol.a.Anim.Nutr.74(1995) 、235-242 、Kirchgessner
等) 。第六回豚および養鶏栄養学会（6th Pig and Poul
try Nutrition meeting)( 回報、第60/61 頁、J.Ruehle
等“Zur Wirkung von Ameisen-, Milch- und Sorbinsae
ure auf einige Leistungs- und Stoffwechselkenndate
n beim Absetzferkel") で、子豚飼育での能力の向上に
おいて中でもソルビン酸の効果が報告された。蟻酸およ
び乳酸に比較して最も良好な成長促進効果がソルビン酸
で達成された。これらの研究において１ｋｇの飼料当り
のソルビン酸の濃度は０．１８５モル／ｋｇ（約２．１
重量％）であった。
としてソルビン酸１．２〜２．４％）が子豚の飼育に栄
養的に活性であることを示すこともできた（J.Anim.Phy
siol.a.Anim.Nutr.74(1995) 、235-242 、Kirchgessner
等) 。第六回豚および養鶏栄養学会（6th Pig and Poul
try Nutrition meeting)( 回報、第60/61 頁、J.Ruehle
等“Zur Wirkung von Ameisen-, Milch- und Sorbinsae
ure auf einige Leistungs- und Stoffwechselkenndate
n beim Absetzferkel") で、子豚飼育での能力の向上に
おいて中でもソルビン酸の効果が報告された。蟻酸およ
び乳酸に比較して最も良好な成長促進効果がソルビン酸
で達成された。これらの研究において１ｋｇの飼料当り
のソルビン酸の濃度は０．１８５モル／ｋｇ（約２．１
重量％）であった。
【０００６】Kraftfutter/Feed Magazine 2/99、第49頁
以降(M.Freitag等) には、ソルビン酸が“中位の濃度範
囲" で、能力を向上させるための添加物として説明され
ている。即ち、飼料中１．２〜２．４％の濃度範囲が知
られている（例えば J.Anim.Physiol.a.Anim.Nutr.74(1
995)、235-242 、Kirchgessner等参照) 。
以降(M.Freitag等) には、ソルビン酸が“中位の濃度範
囲" で、能力を向上させるための添加物として説明され
ている。即ち、飼料中１．２〜２．４％の濃度範囲が知
られている（例えば J.Anim.Physiol.a.Anim.Nutr.74(1
995)、235-242 、Kirchgessner等参照) 。
【０００７】国際特許第００／３６９２８号明細書に
は、能力を向上させるためにＣ6 〜Ｃ 10−カルボン酸ま
たはカルボン酸塩を飼料に添加することが開示されてい
る。これらの添加物は飼料中に１０〜３０重量％の量で
存在している。そこには不飽和または多重不飽和カルボ
ン酸または中でもソルビン酸の説明はない。
は、能力を向上させるためにＣ6 〜Ｃ 10−カルボン酸ま
たはカルボン酸塩を飼料に添加することが開示されてい
る。これらの添加物は飼料中に１０〜３０重量％の量で
存在している。そこには不飽和または多重不飽和カルボ
ン酸または中でもソルビン酸の説明はない。
【０００８】酵素は動物飼料において色々な目的で使用
される（例えばAsian-Aus.,J.Anim.Sci.,2000 、第13
巻、No.1, 第86〜95頁) 。他の栄養の利用性の向上を達
成する程度に餌に他の非栄養成分(antinutritional con
stituents)を分解する特別な酵素（例えばペントサナー
ゼ、β−グルカナーゼ）に言及することができる。更に
細胞壁成分の消化性を向上させる目的で細胞壁構造の弛
緩を達成するべきである（例えば、セルラーゼ、β−グ
ルコシダーゼ、フィターゼ）。更に動物の餌に酵素を添
加することによって体内酵素の増量およびそれ故の消化
向上を達成することが可能である（例えばリパーゼ、ア
ミラーゼおよびグルコアミラーゼ、カルボキシペプチダ
ーゼ、トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ、プ
ロテアーゼ、ペプチダーゼ）。
される（例えばAsian-Aus.,J.Anim.Sci.,2000 、第13
巻、No.1, 第86〜95頁) 。他の栄養の利用性の向上を達
成する程度に餌に他の非栄養成分(antinutritional con
stituents)を分解する特別な酵素（例えばペントサナー
ゼ、β−グルカナーゼ）に言及することができる。更に
細胞壁成分の消化性を向上させる目的で細胞壁構造の弛
緩を達成するべきである（例えば、セルラーゼ、β−グ
ルコシダーゼ、フィターゼ）。更に動物の餌に酵素を添
加することによって体内酵素の増量およびそれ故の消化
向上を達成することが可能である（例えばリパーゼ、ア
ミラーゼおよびグルコアミラーゼ、カルボキシペプチダ
ーゼ、トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ、プ
ロテアーゼ、ペプチダーゼ）。
【０００９】それ故にキシラナーゼの添加（Gdala,J.
等、Animal Feed Science Technology65/1997、第15〜3
3頁) は子豚飼料におけるキシロース、アラビノーズお
よびマンノースが消化性を著しく向上させることを示し
ている。Igbasan,F.A.等、第六回豚および養鶏栄養学会
（6th Pig and Poultry Nutrition meeting ）、2000、
回報、第71-74 頁) はその研究において、菌のフィター
ゼよりも良好な活性を発揮するバチルス・サブチリス
（Bachillus subtilis）, エスチリチア・コイル（Esch
ericha coil ）の様な種々の菌からのフィターゼを開示
している。
等、Animal Feed Science Technology65/1997、第15〜3
3頁) は子豚飼料におけるキシロース、アラビノーズお
よびマンノースが消化性を著しく向上させることを示し
ている。Igbasan,F.A.等、第六回豚および養鶏栄養学会
（6th Pig and Poultry Nutrition meeting ）、2000、
回報、第71-74 頁) はその研究において、菌のフィター
ゼよりも良好な活性を発揮するバチルス・サブチリス
（Bachillus subtilis）, エスチリチア・コイル（Esch
ericha coil ）の様な種々の菌からのフィターゼを開示
している。
【００１０】飼料それ自身のへのソルビン酸の添加が家
畜飼育において成長速度および餌転換率に関して著しい
く能力を向上させるとは言え、消化し難い含有成分が多
量に残るので、飼料の利用率が未だ最適ではない。
畜飼育において成長速度および餌転換率に関して著しい
く能力を向上させるとは言え、消化し難い含有成分が多
量に残るので、飼料の利用率が未だ最適ではない。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】現在、通常に使用され
る物質の欠点がなくかつ能力を向上させる添加物を含有
する飼料が未だ依然として要求されている。
る物質の欠点がなくかつ能力を向上させる添加物を含有
する飼料が未だ依然として要求されている。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明者は、驚くべきこ
とに、農業家畜飼育において、特に子豚飼育においてソ
ルビン酸と酵素の両方を含有する飼料によって、成長速
度および餌転換率に関して能力の明瞭な向上が達成でき
ることを見出した。
とに、農業家畜飼育において、特に子豚飼育においてソ
ルビン酸と酵素の両方を含有する飼料によって、成長速
度および餌転換率に関して能力の明瞭な向上が達成でき
ることを見出した。
【００１３】従って本発明は、能力を向上させるために
および／または飼料の保存のために飼料への添加物とし
てソルビン酸をおよび飼料の消化しにくいまたは消化で
きない成分を分解しそしてそれを利用可能にするかまた
はかゝる飼料への添加物として非栄養効果のある物質を
除去する酵素および／または酵素製品を使用することに
関する。更に本発明はソルビン酸および酵素および／ま
たは飼料製造用の酵素含有製品を含有する改善された能
力を達成するための飼料に関する。
および／または飼料の保存のために飼料への添加物とし
てソルビン酸をおよび飼料の消化しにくいまたは消化で
きない成分を分解しそしてそれを利用可能にするかまた
はかゝる飼料への添加物として非栄養効果のある物質を
除去する酵素および／または酵素製品を使用することに
関する。更に本発明はソルビン酸および酵素および／ま
たは飼料製造用の酵素含有製品を含有する改善された能
力を達成するための飼料に関する。
【００１４】ソルビン酸は、飼料に＞０〜＜５．０重量
％、好ましくは０．２〜３．０重量％、特に好ましくは
０．５〜２．０重量％の飼料中濃度で添加するのが有利
である。
％、好ましくは０．２〜３．０重量％、特に好ましくは
０．５〜２．０重量％の飼料中濃度で添加するのが有利
である。
【００１５】本発明によると酵素という言葉は微生物に
る発酵によって得られるかまたは抽出または濃縮によっ
て植物の一部から得られる蛋白構造を有する生物学的触
媒を意味する。純粋な酵素はしばしば得られないが、異
なる組成および活性の混合物混合物の状態で濃縮された
酵素製品が得られる。酵素は基質をはっきり限定して反
応する。即ち、これは酵素は一つ物質またはその種類だ
けを攻撃することができることを意味する。例えばフィ
ターゼ酵素は（リン酸塩残留物を分解することによっ
て）フィチン酸を攻撃することができる。即ち、この酵
素によって有用な燐が放出されそして餌の痕跡元素とし
て重要であるＣａ、Ｍｇ、ＦｅおよびＺｎイオンとフィ
チン酸とのキレート効果が抑制される。
る発酵によって得られるかまたは抽出または濃縮によっ
て植物の一部から得られる蛋白構造を有する生物学的触
媒を意味する。純粋な酵素はしばしば得られないが、異
なる組成および活性の混合物混合物の状態で濃縮された
酵素製品が得られる。酵素は基質をはっきり限定して反
応する。即ち、これは酵素は一つ物質またはその種類だ
けを攻撃することができることを意味する。例えばフィ
ターゼ酵素は（リン酸塩残留物を分解することによっ
て）フィチン酸を攻撃することができる。即ち、この酵
素によって有用な燐が放出されそして餌の痕跡元素とし
て重要であるＣａ、Ｍｇ、ＦｅおよびＺｎイオンとフィ
チン酸とのキレート効果が抑制される。
【００１６】高い貯蔵安定性、広いｐＨおよび温度最適
性、動物飼料と一緒にペレット化できることおよび家畜
の腸管までの通り得る通路の間の活性を有する種類の酵
素がと有利である。
性、動物飼料と一緒にペレット化できることおよび家畜
の腸管までの通り得る通路の間の活性を有する種類の酵
素がと有利である。
【００１７】本発明に従って使用できる酵素／酵素製品
の例には以下のものがある（１ｋｇの餌当り有利な最小
の酵素活性を有する）： − フィターゼ（豚／子豚のためには最小５００ＦＴＵ
* 、産卵用鶏、七面鳥の様な家禽のためには最小３００
ＦＴＵそして他の種類の家禽のためには最小５００ＦＴ
Ｕであるのが有利である） − β−グルカナーゼ（例えばエンド−１，４−β−グ
ルカナーゼ、エンド−１，３−（４）−β−グルカナー
ゼ、有利には４００〜６００ＢＧＵ**） − エンド−１，４−β−キシラナーゼ（有利には５０
０〜８５０ＥＸＵ*** ） − セルラーゼ（ヘミセルラーゼ活性****有利には９０
０〜２０００） − α−アミラーゼ（アミラーゼ活性****有利には最小
２５０） − α−ガラクトシダーゼ（グラクトシダーゼ活性****
有利には最小２００） − ペントサナーゼ（ペントサナーゼ活性****有利には
最小２００） − β−グルコシダーゼ（グルコシダーゼ活性****有利
には最小２５０） グルコアミラーゼ、グルコースオキシダーゼ、種々のリ
パーゼ、マンナーゼ（エンド−１，４−β）、ポリガラ
クツロナーゼ、トランスグルタミナーゼおよびキシラナ
ーゼの様な酵素を家畜の種類に依存して色々な活性およ
び使用濃度で使用する。 * １ＦＴＵはｐＨ５．５および３７℃で０．００５１
モル／Ｌ（Ｎａ−フィテート）から１ｍｍｏｌの無機燐
／分を放出する。 ** １ＢＧＵはｐＨ３．５、４０℃で０．５％濃度β−
グルカン溶液から０．２７８μｍｏｌの還元糖（グルコ
ース当量として）／分を放出する。 *** ＩＥＸＵはｐＨ３．５、４０℃で１．０％濃度キシ
ラン溶液から１．０μｍｏｌの還元糖（キシロース当量
として）／分を放出する。 ****標準のＦＣＣまたはＡＡＴＣＣ法。
の例には以下のものがある（１ｋｇの餌当り有利な最小
の酵素活性を有する）： − フィターゼ（豚／子豚のためには最小５００ＦＴＵ
* 、産卵用鶏、七面鳥の様な家禽のためには最小３００
ＦＴＵそして他の種類の家禽のためには最小５００ＦＴ
Ｕであるのが有利である） − β−グルカナーゼ（例えばエンド−１，４−β−グ
ルカナーゼ、エンド−１，３−（４）−β−グルカナー
ゼ、有利には４００〜６００ＢＧＵ**） − エンド−１，４−β−キシラナーゼ（有利には５０
０〜８５０ＥＸＵ*** ） − セルラーゼ（ヘミセルラーゼ活性****有利には９０
０〜２０００） − α−アミラーゼ（アミラーゼ活性****有利には最小
２５０） − α−ガラクトシダーゼ（グラクトシダーゼ活性****
有利には最小２００） − ペントサナーゼ（ペントサナーゼ活性****有利には
最小２００） − β−グルコシダーゼ（グルコシダーゼ活性****有利
には最小２５０） グルコアミラーゼ、グルコースオキシダーゼ、種々のリ
パーゼ、マンナーゼ（エンド−１，４−β）、ポリガラ
クツロナーゼ、トランスグルタミナーゼおよびキシラナ
ーゼの様な酵素を家畜の種類に依存して色々な活性およ
び使用濃度で使用する。 * １ＦＴＵはｐＨ５．５および３７℃で０．００５１
モル／Ｌ（Ｎａ−フィテート）から１ｍｍｏｌの無機燐
／分を放出する。 ** １ＢＧＵはｐＨ３．５、４０℃で０．５％濃度β−
グルカン溶液から０．２７８μｍｏｌの還元糖（グルコ
ース当量として）／分を放出する。 *** ＩＥＸＵはｐＨ３．５、４０℃で１．０％濃度キシ
ラン溶液から１．０μｍｏｌの還元糖（キシロース当量
として）／分を放出する。 ****標準のＦＣＣまたはＡＡＴＣＣ法。
【００１８】しかしながら動物飼料においてソルビン酸
と上記の酵素／酵素製品との混合物を直接的に使用する
ことも可能である。
と上記の酵素／酵素製品との混合物を直接的に使用する
ことも可能である。
【００１９】酵素をソルビン酸と別に使用する場合に
は、酵素は担体に結合した状態でまたは種々の製造方法
からの混合物として存在していてもよい。
は、酵素は担体に結合した状態でまたは種々の製造方法
からの混合物として存在していてもよい。
【００２０】酵素または酵素製品の配合量は存在する酵
素活性に依存しそして各成分の必要な分解または不所望
の物質の不活性化が採食または別の加工で使用する前に
確実に達成する様に選択される。
素活性に依存しそして各成分の必要な分解または不所望
の物質の不活性化が採食または別の加工で使用する前に
確実に達成する様に選択される。
【００２１】適する飼料の例には、青刈り飼料(green f
odder)、貯蔵牧草、乾燥青刈り飼料、根菜類、塊茎、漿
果（fleshy fruits)、穀類および種子類、醸造用穀類(b
rewer's grains) 、搾りかす、ビール酵母、蒸留残さ、
粉砕副生成物、砂糖および澱粉の製造の際の副生成物お
よび油製品および種々の食品屑がある。これらの種類の
飼料は改善するためにある種の餌添加物（例えば酸化防
止剤）または種々の物質の混合物（例えばミネラル混合
物、ビタミン混合物）と混合してもよい。特別な飼料は
特定の動物種およびそれの開発段階にも適合させる。こ
れは例えば養豚経営において子豚の出発用餌の場合に該
当する。ソルビン酸および酵素／酵素製品を本発明に従
って添加した飼料は農業家畜およびペット動物、例えば
豚、牛、子羊および羊、囲いの中の鹿、家禽、馬、毛皮
用動物およびペット動物、特にげっし動物の全般の飼育
にも適している。
odder)、貯蔵牧草、乾燥青刈り飼料、根菜類、塊茎、漿
果（fleshy fruits)、穀類および種子類、醸造用穀類(b
rewer's grains) 、搾りかす、ビール酵母、蒸留残さ、
粉砕副生成物、砂糖および澱粉の製造の際の副生成物お
よび油製品および種々の食品屑がある。これらの種類の
飼料は改善するためにある種の餌添加物（例えば酸化防
止剤）または種々の物質の混合物（例えばミネラル混合
物、ビタミン混合物）と混合してもよい。特別な飼料は
特定の動物種およびそれの開発段階にも適合させる。こ
れは例えば養豚経営において子豚の出発用餌の場合に該
当する。ソルビン酸および酵素／酵素製品を本発明に従
って添加した飼料は農業家畜およびペット動物、例えば
豚、牛、子羊および羊、囲いの中の鹿、家禽、馬、毛皮
用動物およびペット動物、特にげっし動物の全般の飼育
にも適している。
【００２２】飼料を製造する最も有利な方法はソルビン
酸を動物飼料、それの単一成分または他の添加物質、例
えば餌添加物に直接的にまたは種々の成分の予備混合物
を介して実際の飼料に添加することである。これらの成
分は中でもミネラル混合物、酸混合物およびビタミン混
合物、フレバリング製品、補助飼料、それらの混合物お
よびかゝる製品と飼料の成分との混合物を包含する。こ
れらは飼料またはそれの単一成分と混合してもまたは飼
料と乾燥状態で混合し、それを更に加工（例えば押出成
形、ペレット化等）する前に添加するかまたは計量供給
しそして混合物中に分散させてもよい。この関係におい
て、一般に約７５℃までの温度で餌と一緒にペレット化
するのが適切である。もし更に高い温度が必要な場合に
は、溶解されたまたは懸濁された酵素を動物用餌にソル
ビン酸と一緒にして噴霧してもよい。水にソルビン酸は
溶解し難いが、最大約０．１５％のソルビン酸が溶液中
に存在できる様に考慮しなければならない。ソルビン酸
を飼料または予備混合物の個々の成分を介して添加する
場合には、投与量を飼料中に本発明の成分が含まれる様
に選択する。
酸を動物飼料、それの単一成分または他の添加物質、例
えば餌添加物に直接的にまたは種々の成分の予備混合物
を介して実際の飼料に添加することである。これらの成
分は中でもミネラル混合物、酸混合物およびビタミン混
合物、フレバリング製品、補助飼料、それらの混合物お
よびかゝる製品と飼料の成分との混合物を包含する。こ
れらは飼料またはそれの単一成分と混合してもまたは飼
料と乾燥状態で混合し、それを更に加工（例えば押出成
形、ペレット化等）する前に添加するかまたは計量供給
しそして混合物中に分散させてもよい。この関係におい
て、一般に約７５℃までの温度で餌と一緒にペレット化
するのが適切である。もし更に高い温度が必要な場合に
は、溶解されたまたは懸濁された酵素を動物用餌にソル
ビン酸と一緒にして噴霧してもよい。水にソルビン酸は
溶解し難いが、最大約０．１５％のソルビン酸が溶液中
に存在できる様に考慮しなければならない。ソルビン酸
を飼料または予備混合物の個々の成分を介して添加する
場合には、投与量を飼料中に本発明の成分が含まれる様
に選択する。
【００２３】ソルビン酸は固体状態で入手できる。それ
故に固体状およびペースト状飼料には難なく混入するこ
とができる。溶解限界はたとえ僅かに酸性であるだけの
液状飼料では超えられるので、最も均一な分布を達成す
るために少なくとも８０重量％が５５５μｍ以下、好ま
しくは３５５μｍ以下の範囲にある小さい粒度のソルビ
ン酸を使用するのが有利である。
故に固体状およびペースト状飼料には難なく混入するこ
とができる。溶解限界はたとえ僅かに酸性であるだけの
液状飼料では超えられるので、最も均一な分布を達成す
るために少なくとも８０重量％が５５５μｍ以下、好ま
しくは３５５μｍ以下の範囲にある小さい粒度のソルビ
ン酸を使用するのが有利である。
【００２４】酵素または酵素製品については飼料または
それの単一成分または餌全体と混合するか、更に加工の
間に比較的高温が生じない限り加工（例えば押出成形）
の前に添加するか、または適当なキャリヤー物質に直接
的に吸収させるかまたはラクトース、セルロースおよび
他のオリゴマーまたはポリマーの炭水化物の様な適当な
標準化剤と混合した状態で配量供給することも同様に可
能である。酵素または酵素製品にとって分解または不活
性化される成分を含有する飼料成分に添加するのが有利
であるが、必ずしもその必要はない。これは特に酵素が
不活性化され得る後続の加工、例えば押出成形の間に比
較的に高い温度が達成する時に用いる。
それの単一成分または餌全体と混合するか、更に加工の
間に比較的高温が生じない限り加工（例えば押出成形）
の前に添加するか、または適当なキャリヤー物質に直接
的に吸収させるかまたはラクトース、セルロースおよび
他のオリゴマーまたはポリマーの炭水化物の様な適当な
標準化剤と混合した状態で配量供給することも同様に可
能である。酵素または酵素製品にとって分解または不活
性化される成分を含有する飼料成分に添加するのが有利
であるが、必ずしもその必要はない。これは特に酵素が
不活性化され得る後続の加工、例えば押出成形の間に比
較的に高い温度が達成する時に用いる。
【００２５】驚くべきことにソルビン酸と酵素および／
または酵素製品を組み合わせて飼料した場合に、これら
二種の添加物の一方を単独で使用した場合よりも良好な
能力向上効果が達成される。高分子量飼料成分から低分
子量物質への分解は、腐敗微生物を含めた微生物を開発
する機会を増加させる。それ故にソルビン酸を本発明に
従って添加することの所望の副作用は腐敗微生物の開発
を最初から止めさせる腐敗防止作用である。
または酵素製品を組み合わせて飼料した場合に、これら
二種の添加物の一方を単独で使用した場合よりも良好な
能力向上効果が達成される。高分子量飼料成分から低分
子量物質への分解は、腐敗微生物を含めた微生物を開発
する機会を増加させる。それ故にソルビン酸を本発明に
従って添加することの所望の副作用は腐敗微生物の開発
を最初から止めさせる腐敗防止作用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ニコ・エヌ・ラッチエック ドイツ連邦共和国、ケルクハイム、シユヴ アルツヴアルトストラーセ、15 Ｆターム(参考） 2B005 BA01 DA00 EA01 EA04 MB03 MB09 2B150 AA02 AA03 AA05 AB01 AB02 BB03 BC01 DA37 DF09
Claims (11)
- 【請求項１】 ソルビン酸および添加される少なくとも
１種類の酵素および／または酵素製品を含有する飼料。 - 【請求項２】 ソルビン酸の濃度が＞０．０〜５．０重
量％の範囲にある請求項１に記載の飼料。 - 【請求項３】 酵素をフィターゼ、セルラーゼ、グルカ
ナーゼ、ヘミセルラーゼ（キシラナーゼ）、アミラー
ゼ、ガラクトシダーゼ、ペントサナーゼ、グルコシダー
ゼ、種々のリパーゼ類、マンナーゼ（エンド−１，４−
β）、ポリガラクツロナーゼ、トランスグルタミナーゼ
およびそれらの混合物から選択される請求項１または２
に記載の飼料。 - 【請求項４】 請求項１の飼料をブタの飼育で用いる方
法。 - 【請求項５】 請求項１の飼料を牛の飼育に用いる方
法。 - 【請求項６】 請求項１の飼料を子羊の飼育に用いる方
法。 - 【請求項７】 請求項１の飼料を家禽の飼育に用いる方
法。 - 【請求項８】 ソルビン酸と添加される少なくとも１種
類の酵素との組合せを飼料の製造に用いる方法。 - 【請求項９】 能力向上効果を示す飼料を製造するため
の請求項８に記載の方法。 - 【請求項１０】 ソルビン酸および少なくとも１種類の
酵素および／または酵素製品を含む飼料用添加物。 - 【請求項１１】 ソルビン酸および酵素が互いに別々に
存在する請求項１０に記載の飼料添加物。
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|---|---|---|---|
| DE10105306A DE10105306A1 (de) | 2001-02-02 | 2001-02-02 | Futtermittel für die Nutztieraufzucht enthaltend Sorbinsäure und Enzyme |
| DE10105306.1 | 2001-02-02 | ||
| US10/057,533 US20040126459A1 (en) | 2001-02-02 | 2002-01-24 | Feedstuffs for agricultural livestock rearing comprising sorbic acid and enzymes |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002238467A true JP2002238467A (ja) | 2002-08-27 |
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| JP (1) | JP2002238467A (ja) |
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Cited By (1)
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| HU183536B (en) * | 1981-08-04 | 1984-05-28 | Nitrokemia Ipartelepek | Process for preparing feed additive or feed promoting the weight increase of domestic animals |
| DE3704004A1 (de) * | 1987-02-10 | 1988-08-18 | Hoechst Ag | Zubereitung zur verlaengerung der haltbarkeit von lebensmitteln, arzneimitteln und kosmetischen produkten |
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| US5066498A (en) * | 1989-08-30 | 1991-11-19 | Mccauley Brothers, Inc. | Nutritional supplement for the hoof and coat |
| US6190898B1 (en) * | 1995-10-23 | 2001-02-20 | Genencor International, Inc. | Crystalline cellulase and method for producing same |
| EP0780470B1 (en) * | 1995-12-18 | 2001-06-06 | Kabushiki Kaisha Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo | Beta-fructofuranosidase, its preparation and uses |
| DE19619219A1 (de) * | 1996-05-13 | 1997-12-04 | Hoechst Ag | Enzym-Vorgranulat für Tierfuttermittel-Granulate |
| US6254920B1 (en) * | 1998-11-24 | 2001-07-03 | Ralston Purina Company | Methods and compositions for enhancing palatability of pet food |
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-
2001
- 2001-02-02 DE DE10105306A patent/DE10105306A1/de not_active Ceased
-
2002
- 2002-01-22 EP EP02001067A patent/EP1228697A1/de not_active Withdrawn
- 2002-01-24 US US10/057,533 patent/US20040126459A1/en not_active Abandoned
- 2002-01-28 ZA ZA200200725A patent/ZA200200725B/xx unknown
- 2002-02-01 AU AU14763/02A patent/AU1476302A/en not_active Abandoned
- 2002-02-01 JP JP2002025901A patent/JP2002238467A/ja active Pending
- 2002-02-01 RU RU2002102720/13A patent/RU2223659C2/ru not_active IP Right Cessation
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| JP2009519712A (ja) * | 2005-12-15 | 2009-05-21 | ケムゲン コーポレーション | 免疫学的ストレス低減のための酵素 |
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| EP1228697A1 (de) | 2002-08-07 |
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