JP2002238424A - 磯釣り用の撒餌装置 - Google Patents
磯釣り用の撒餌装置Info
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- JP2002238424A JP2002238424A JP2001091400A JP2001091400A JP2002238424A JP 2002238424 A JP2002238424 A JP 2002238424A JP 2001091400 A JP2001091400 A JP 2001091400A JP 2001091400 A JP2001091400 A JP 2001091400A JP 2002238424 A JP2002238424 A JP 2002238424A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 解凍した沖アミを数分か十数分の間隔毎に、
目的位置めがけて放擲し、魚を寄せ集める釣り方を行っ
ている。クロダイやメジナ釣りの場合は、吐き出し潮の
流れに、少量づつでもよいから、途切れなく連続的に撒
かれることによって、好釣果に繋がるものであるから、
集中力がキレナイようにして釣りの行える、撒餌用の道
具は未だ開発されていないものである。 【解決の手段】 ブロック状に凍結させた沖アミを、ブ
ロック状態の儘、挿入できる粗目の網籠と成し、その網
目は海水によって氷解してブロックより離脱する一匹儘
の沖アミの漏出可能な大きさと成し、この網籠に沖アミ
ブロックを入れた状態で、海水に沈む重さと成してあ
る。網籠の使用時は直方体の形状であるが、収納時には
扉を開放して、押し潰すようにすると、枠筒体の四面を
連結する稜線部を境にして、偏平状に折りたたみ可能と
なるような磯釣り用の撒餌装置とする。
目的位置めがけて放擲し、魚を寄せ集める釣り方を行っ
ている。クロダイやメジナ釣りの場合は、吐き出し潮の
流れに、少量づつでもよいから、途切れなく連続的に撒
かれることによって、好釣果に繋がるものであるから、
集中力がキレナイようにして釣りの行える、撒餌用の道
具は未だ開発されていないものである。 【解決の手段】 ブロック状に凍結させた沖アミを、ブ
ロック状態の儘、挿入できる粗目の網籠と成し、その網
目は海水によって氷解してブロックより離脱する一匹儘
の沖アミの漏出可能な大きさと成し、この網籠に沖アミ
ブロックを入れた状態で、海水に沈む重さと成してあ
る。網籠の使用時は直方体の形状であるが、収納時には
扉を開放して、押し潰すようにすると、枠筒体の四面を
連結する稜線部を境にして、偏平状に折りたたみ可能と
なるような磯釣り用の撒餌装置とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磯釣りの際に、魚を
寄せ集めるために行う撒餌操作を、竿を握る手を休める
必要もなく、一度の撒餌操作だけで、長時間連続して、
少しづつ撒餌が放出されれるように成した、撒餌装置に
関するものである。
寄せ集めるために行う撒餌操作を、竿を握る手を休める
必要もなく、一度の撒餌操作だけで、長時間連続して、
少しづつ撒餌が放出されれるように成した、撒餌装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】海での釣りは大別して、船釣りと磯釣り
に分けられるが、船釣りの場合は水深が深く、船の移動
が伴うものであるから、釣り糸に小さな撒餌籠を取り付
け、釣り餌の近くに撒餌が散布されるようになされてい
る仕掛けもある。磯釣りの場合は対象魚によっても異な
るが、中でも人気の高いクロダイやメジナ釣りの場合
は、バケツ内に投入きれている、解凍した沖アミを小さ
な杓子で掬いながら、数分から十数分置き毎に目的位置
に放擲して、魚を寄せ集めるという釣り方である。
に分けられるが、船釣りの場合は水深が深く、船の移動
が伴うものであるから、釣り糸に小さな撒餌籠を取り付
け、釣り餌の近くに撒餌が散布されるようになされてい
る仕掛けもある。磯釣りの場合は対象魚によっても異な
るが、中でも人気の高いクロダイやメジナ釣りの場合
は、バケツ内に投入きれている、解凍した沖アミを小さ
な杓子で掬いながら、数分から十数分置き毎に目的位置
に放擲して、魚を寄せ集めるという釣り方である。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】軽くて短い竿を使用し
ておれば、左手に竿を持ち替えて、右手で撒餌の放擲が
可能であるが、磯場はとかく岩根が張り出しているの
で、長目の竿を使用するものであるから、撒餌の放擲時
は置竿にするとか、又は一時釣りを中断して撒餌を撒く
行動に専念しなければならない。また磯場は起伏が多
く、撒餌容器の置き場と釣座が離れている場合は、撒餌
を撒く際には釣りを中断しなければならない。
ておれば、左手に竿を持ち替えて、右手で撒餌の放擲が
可能であるが、磯場はとかく岩根が張り出しているの
で、長目の竿を使用するものであるから、撒餌の放擲時
は置竿にするとか、又は一時釣りを中断して撒餌を撒く
行動に専念しなければならない。また磯場は起伏が多
く、撒餌容器の置き場と釣座が離れている場合は、撒餌
を撒く際には釣りを中断しなければならない。
【0004】また沖アミブロックを解凍する場合は長時
間要するので、通常の釣行の場合は解凍した沖アミを買
い求め、蓋付きの密封容器に格納する必要がある。万一
クルマ内に一匹でも落ちておれば、強烈な悪臭が数日間
続く欠点がある。従って近年の釣行の際には手荷物の数
が多くなり、手軽に釣行することができなくなった。
間要するので、通常の釣行の場合は解凍した沖アミを買
い求め、蓋付きの密封容器に格納する必要がある。万一
クルマ内に一匹でも落ちておれば、強烈な悪臭が数日間
続く欠点がある。従って近年の釣行の際には手荷物の数
が多くなり、手軽に釣行することができなくなった。
【0005】釣り人の心境として、魚信を期待しながら
一心に気持ちを集中し、竿を握っている最中に、時々撒
餌行動を行はねばならないことは、一時集中力がキレタ
ような気分に襲われるものであって、結果的に撒餌を投
入する手がおろそかになる。特にクロダイやメジナ釣の
場合は、吐き出しの潮の流れに撒餌を乗せながら流し出
す釣り方であるから、撒餌は少量でもよいから、途切れ
なく連続的に撒かれることによって魚を寄せ集め、それ
が好釣果に繋がるものである。しかしながら集中力がキ
レナイように釣の行える、撒餌用の道具は未だ開発され
ていない。
一心に気持ちを集中し、竿を握っている最中に、時々撒
餌行動を行はねばならないことは、一時集中力がキレタ
ような気分に襲われるものであって、結果的に撒餌を投
入する手がおろそかになる。特にクロダイやメジナ釣の
場合は、吐き出しの潮の流れに撒餌を乗せながら流し出
す釣り方であるから、撒餌は少量でもよいから、途切れ
なく連続的に撒かれることによって魚を寄せ集め、それ
が好釣果に繋がるものである。しかしながら集中力がキ
レナイように釣の行える、撒餌用の道具は未だ開発され
ていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】ブロック状に凍結させた
沖アミを、ブロック状態の儘挿入の容易な網籠と成し、
その網目は海水によって氷解し、ブロックより離脱する
一匹儘の沖アミの漏出可能な大きさと成し、網籠の重さ
は沖アミブロックを挿入した場合でも、海水より重い比
重であって、使用時は形を保持した儘の剛体状の網籠を
成しており。また、網籠の使用時の形状は六面を粗目の
金網で構成した直方体と成し、格納時には扉を開放する
と、マッチの外箱を押し潰す如く、枠筒体の四面を連結
する稜線部を境にして、折りたたみ可能になるような磯
釣り用の撒餌装置を要旨としている。
沖アミを、ブロック状態の儘挿入の容易な網籠と成し、
その網目は海水によって氷解し、ブロックより離脱する
一匹儘の沖アミの漏出可能な大きさと成し、網籠の重さ
は沖アミブロックを挿入した場合でも、海水より重い比
重であって、使用時は形を保持した儘の剛体状の網籠を
成しており。また、網籠の使用時の形状は六面を粗目の
金網で構成した直方体と成し、格納時には扉を開放する
と、マッチの外箱を押し潰す如く、枠筒体の四面を連結
する稜線部を境にして、折りたたみ可能になるような磯
釣り用の撒餌装置を要旨としている。
【0007】通常沖アミは南氷洋かオホーツク海域で水
揚げされ、30cm×60cm×10cm程度の一定の
大きさのブロックに冷凍された儘の状態で陸揚げされる
ものであって、この冷凍ブロックを買い取った、釣餌の
小売業者又は釣具店等が、必要に応じれる量だけ解凍し
たり、複数個に鋸断して小分けしたものを、釣り人に販
売している。
揚げされ、30cm×60cm×10cm程度の一定の
大きさのブロックに冷凍された儘の状態で陸揚げされる
ものであって、この冷凍ブロックを買い取った、釣餌の
小売業者又は釣具店等が、必要に応じれる量だけ解凍し
たり、複数個に鋸断して小分けしたものを、釣り人に販
売している。
【0008】前述した如く、解凍した沖アミを運搬に
は、手荷物の数で苦労するものであるが、ブロック状態
の儘での運搬は、手に持つ荷物の数が増えないから楽で
ある。つまりブロック状のものであれば、薄いビニル袋
で包み、クーラーボックスか又はリュクに収納すること
が可能となるから、撒餌の持参するために、特別の容器
等は持たなくともよくなり、身軽に釣行できるものであ
る。
は、手荷物の数で苦労するものであるが、ブロック状態
の儘での運搬は、手に持つ荷物の数が増えないから楽で
ある。つまりブロック状のものであれば、薄いビニル袋
で包み、クーラーボックスか又はリュクに収納すること
が可能となるから、撒餌の持参するために、特別の容器
等は持たなくともよくなり、身軽に釣行できるものであ
る。
【0009】釣は誰でも簡単にできる趣味である反面、
奥義を極めるには至難のことである。しかしながら多く
の魚は、撒餌にありつくと次第に警戒心が薄れ、索餌に
夢中になり近寄って来るものである。クロダイは警戒心
の特に強い魚とされているものであるが、この魚とて同
じく、撒餌に夢中になると、水面近くまで浮き上がって
索餌する様を、出願人は数回も経験している。
奥義を極めるには至難のことである。しかしながら多く
の魚は、撒餌にありつくと次第に警戒心が薄れ、索餌に
夢中になり近寄って来るものである。クロダイは警戒心
の特に強い魚とされているものであるが、この魚とて同
じく、撒餌に夢中になると、水面近くまで浮き上がって
索餌する様を、出願人は数回も経験している。
【0010】つまり、磯釣りにおける撒餌の効用は、そ
れまで釣場より離れた暗礁や捨て石の周りで、姿を隠し
ていた魚が、流れて来る撒餌の味を占めては、そぞろ釣
座に近寄り、そこで多くの撒餌にありつき、索餌に群が
る仲間を押し退けてまで、我先にと餌の奪い合いが始ま
る、その中で警戒心の消失した魚は釣り上げられるもの
である。こうした魚の習性を知ることによって、釣の伎
倆が向上し、釣果が増大すると同時に撒餌の効率的な使
い方を習得していくようになる。
れまで釣場より離れた暗礁や捨て石の周りで、姿を隠し
ていた魚が、流れて来る撒餌の味を占めては、そぞろ釣
座に近寄り、そこで多くの撒餌にありつき、索餌に群が
る仲間を押し退けてまで、我先にと餌の奪い合いが始ま
る、その中で警戒心の消失した魚は釣り上げられるもの
である。こうした魚の習性を知ることによって、釣の伎
倆が向上し、釣果が増大すると同時に撒餌の効率的な使
い方を習得していくようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を示す図面を参
照して説明する、図1は本発明に係わる装置を具備する
撒餌構体の斜視図、図2は撒餌構体の折りたたみ途中の
斜視図、図3、図4は本発明の撒餌装置の使用状態を説
明するための斜視図である。撒餌構体Aは凍結した沖ア
ミブロックを、4等分した大きさのものが容易に入る寸
法つまり、縦18cm横32cm高さ12cm程度の直
方体の網籠である。撒餌構体Aの枠筒体Bとなる上下の
網枠1、2は同一寸法の約18cm×32cm矩形であ
り、枠筒体Bの前後の網枠3、4は10cm×32cm
程度の矩形と成し、32cmの長辺同士を回動可能に連
結するか、長辺を互いに共有し、網線の端部をカール加
工して連結してもよい。この網枠1、2、3、4には1
0mm×45mm程度の横か縦長の網目の金網と成すこ
とにより、一匹儘の沖アミでも漏下するようになるもの
である。この枠筒体Bに対して、左右の両側面5、6を
扉と成し、この扉の下辺5a、6aを下の網枠2の短辺
2aと回動自在に連結する。また扉5、6の上辺5b、
6bにはフック5c、5c、6c、6cを立設する。
照して説明する、図1は本発明に係わる装置を具備する
撒餌構体の斜視図、図2は撒餌構体の折りたたみ途中の
斜視図、図3、図4は本発明の撒餌装置の使用状態を説
明するための斜視図である。撒餌構体Aは凍結した沖ア
ミブロックを、4等分した大きさのものが容易に入る寸
法つまり、縦18cm横32cm高さ12cm程度の直
方体の網籠である。撒餌構体Aの枠筒体Bとなる上下の
網枠1、2は同一寸法の約18cm×32cm矩形であ
り、枠筒体Bの前後の網枠3、4は10cm×32cm
程度の矩形と成し、32cmの長辺同士を回動可能に連
結するか、長辺を互いに共有し、網線の端部をカール加
工して連結してもよい。この網枠1、2、3、4には1
0mm×45mm程度の横か縦長の網目の金網と成すこ
とにより、一匹儘の沖アミでも漏下するようになるもの
である。この枠筒体Bに対して、左右の両側面5、6を
扉と成し、この扉の下辺5a、6aを下の網枠2の短辺
2aと回動自在に連結する。また扉5、6の上辺5b、
6bにはフック5c、5c、6c、6cを立設する。
【0012】このように構成した撒餌構体Aは、海水に
腐食され難いステンレス線材、又は亜鉛鍍金を施した針
金等の材料を用い、樹脂をコーテングして金属光沢を消
去する手段等を講じて、魚に警戒心を与えない工夫を盛
り込んでもよい。また金網もクリンプ編みか溶接網にし
て、網目をずれ難くすることが望ましい。また使用中に
撒餌構体Aの枠筒体Bが潰れて、左右視平行四辺形に成
ることを防ぐために、前後の網枠3、4を上下の網枠
1、2より幾分長くするか、又は上の網枠1に、扉5、
6のフック5c、6cと対向する位置にフックを設け、
使用時はこの両フックに渡ってロープ7を挿通させれば
枠筒体Bの潰れを防止することができる。
腐食され難いステンレス線材、又は亜鉛鍍金を施した針
金等の材料を用い、樹脂をコーテングして金属光沢を消
去する手段等を講じて、魚に警戒心を与えない工夫を盛
り込んでもよい。また金網もクリンプ編みか溶接網にし
て、網目をずれ難くすることが望ましい。また使用中に
撒餌構体Aの枠筒体Bが潰れて、左右視平行四辺形に成
ることを防ぐために、前後の網枠3、4を上下の網枠
1、2より幾分長くするか、又は上の網枠1に、扉5、
6のフック5c、6cと対向する位置にフックを設け、
使用時はこの両フックに渡ってロープ7を挿通させれば
枠筒体Bの潰れを防止することができる。
【0013】以上のように、磯釣り用の撒餌装置を構成
したものであるから、撒餌構体A内に凍結した沖アミブ
ロックを投入し、両扉5、6のフック5c、6cにロー
プ7を挿通してロープ7を締め込んで結べば、沖アミブ
ロックは撒餌構体A内に格納される。撒餌構体Aを結束
したロープ7の他端側は、図3に示すように浮き輪8に
連結するか、又は図4に示すように、釣座付近に打ち込
んだアンカーピン10に縛り付けるかの何れかを選べば
よい。浮き輪8にも控えロープ9を結着して、このロー
プ9の他端側をアンカーピン10に縛り付けておくよう
にする。
したものであるから、撒餌構体A内に凍結した沖アミブ
ロックを投入し、両扉5、6のフック5c、6cにロー
プ7を挿通してロープ7を締め込んで結べば、沖アミブ
ロックは撒餌構体A内に格納される。撒餌構体Aを結束
したロープ7の他端側は、図3に示すように浮き輪8に
連結するか、又は図4に示すように、釣座付近に打ち込
んだアンカーピン10に縛り付けるかの何れかを選べば
よい。浮き輪8にも控えロープ9を結着して、このロー
プ9の他端側をアンカーピン10に縛り付けておくよう
にする。
【0014】前記したように、磯釣りでクロダイやメジ
ナを釣るコツは、撒餌を少しづつ連続的に沖に流れ出す
ように成すことであると述べた。連続的に沖に流れ出さ
せるためには、吐き出しの潮を利用するしかない。しか
しながら気候と潮位の変化の影響によって、吐き出し潮
の強さは千変万化し、理想の潮の強さに巡り会うのは幸
運に違いないことであるが、自然現象だからとて、半ば
諦めの態での釣行となるようでは面白くない。本発明は
これを解決すべく考え出されたものである。
ナを釣るコツは、撒餌を少しづつ連続的に沖に流れ出す
ように成すことであると述べた。連続的に沖に流れ出さ
せるためには、吐き出しの潮を利用するしかない。しか
しながら気候と潮位の変化の影響によって、吐き出し潮
の強さは千変万化し、理想の潮の強さに巡り会うのは幸
運に違いないことであるが、自然現象だからとて、半ば
諦めの態での釣行となるようでは面白くない。本発明は
これを解決すべく考え出されたものである。
【0015】つまり、吐き出し潮の弱い場合とか、釣り
のポイントが遠い場合は、図3に示す控えロープ9を長
くして、撒餌構体Aを遠くに投げ入れて控えロープ9を
繰り出し、浮き輪8が適宜の位置に達した時点で、控え
ロープ9をアンカーピン10に巻き付ける。魚がノリ出
すと次第に近づく習性があるから、こうした状態になっ
た場合は控えロープ9を縮めて、撒餌構体Aを釣座側に
寄せる。また吐き出し潮が強い場合や、釣りのポイント
が近い場合は、図4に示す如く浮き輪の無い状態と成
し、撒餌構体Aを岩根に添わせて、宙づり状態と成して
海に沈めて置く。
のポイントが遠い場合は、図3に示す控えロープ9を長
くして、撒餌構体Aを遠くに投げ入れて控えロープ9を
繰り出し、浮き輪8が適宜の位置に達した時点で、控え
ロープ9をアンカーピン10に巻き付ける。魚がノリ出
すと次第に近づく習性があるから、こうした状態になっ
た場合は控えロープ9を縮めて、撒餌構体Aを釣座側に
寄せる。また吐き出し潮が強い場合や、釣りのポイント
が近い場合は、図4に示す如く浮き輪の無い状態と成
し、撒餌構体Aを岩根に添わせて、宙づり状態と成して
海に沈めて置く。
【0016】4等分した大きさの沖アミブロックであれ
ば、冷凍状態によっても異なるが、海に投入してから完
全に溶け終わる迄、約一時間半から二時間位は持続する
ものであり、一日中釣りを行うには4個の沖アミブロッ
クが必要である。海中に浅く沈めて観察すると、撒餌構
体Aから少しづつ流れ出て行く様子がよく判る。
ば、冷凍状態によっても異なるが、海に投入してから完
全に溶け終わる迄、約一時間半から二時間位は持続する
ものであり、一日中釣りを行うには4個の沖アミブロッ
クが必要である。海中に浅く沈めて観察すると、撒餌構
体Aから少しづつ流れ出て行く様子がよく判る。
【0017】帰り支度の場合は、フック5c、6cから
ロープ7を外し、扉5、6を2/3回転回動させて、下
の網枠2の外面に当着し、枠筒体Bの上の網枠1を上か
ら押し付けると、前後の網枠3、4は長辺の稜線部で回
動して倒れ、撒餌構体Aは偏平状となる。また浮き輪8
も空気を抜けば萎んで体積が小さくなり、リック等に容
易に収納することが可能となる。
ロープ7を外し、扉5、6を2/3回転回動させて、下
の網枠2の外面に当着し、枠筒体Bの上の網枠1を上か
ら押し付けると、前後の網枠3、4は長辺の稜線部で回
動して倒れ、撒餌構体Aは偏平状となる。また浮き輪8
も空気を抜けば萎んで体積が小さくなり、リック等に容
易に収納することが可能となる。
【0018】
【発明の効果】以上、詳細に説明したところから明らか
なように、本発明の磯釣り用の撒餌装置は、沖アミを凍
結させたブロック状態の儘、粗目の金網によって構成し
た撒餌構体に格納し、海中に沈下させることによって、
海水温によって溶解し、ブロックの表面から剥ぎ取られ
るように、少しづつ崩れ落ちて流れ出る沖アミが、継続
する撒餌となるから、釣果が期待できるものとなり。一
回の投入操作だけで、長時間撒餌行動を必要としないか
ら、釣りに集中できるので釣りのコツの会得が早くなる
うえ、撒餌が沈んで流れるから、カモメやウミネコによ
って撒餌がさらわれることが無くなるばかりでなく、従
来の解凍した沖アミを持ち運ぶための容器を必要としな
い上、本発明の撒餌装置は、偏平状に折りたためる構造
であるから、リックに収納が可能となり、身軽に釣行で
きる等で、本発明によれば既述した従来の問題点は良好
に解決できる。
なように、本発明の磯釣り用の撒餌装置は、沖アミを凍
結させたブロック状態の儘、粗目の金網によって構成し
た撒餌構体に格納し、海中に沈下させることによって、
海水温によって溶解し、ブロックの表面から剥ぎ取られ
るように、少しづつ崩れ落ちて流れ出る沖アミが、継続
する撒餌となるから、釣果が期待できるものとなり。一
回の投入操作だけで、長時間撒餌行動を必要としないか
ら、釣りに集中できるので釣りのコツの会得が早くなる
うえ、撒餌が沈んで流れるから、カモメやウミネコによ
って撒餌がさらわれることが無くなるばかりでなく、従
来の解凍した沖アミを持ち運ぶための容器を必要としな
い上、本発明の撒餌装置は、偏平状に折りたためる構造
であるから、リックに収納が可能となり、身軽に釣行で
きる等で、本発明によれば既述した従来の問題点は良好
に解決できる。
【図1】本発明に係わる装置を具備する撒餌構体全体の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】撒餌構体図1の折りたたみ途中の斜視図であ
る。
る。
【図3】本発明の撒餌装置の弱い吐き出し時の使用状態
を説明するための斜視図である。
を説明するための斜視図である。
【図4】本発明の撒餌装置の強い吐き出し時の使用状態
を説明するための斜視図である。
を説明するための斜視図である。
A…撒餌構体、B…枠筒体、1…枠筒体Bの上の網枠、
2…枠筒体Bの下の網枠、 2a…下の網枠の短辺、3
…枠筒体Bの前の網枠、4…枠筒体Bの後ろの網枠、5
…左扉、 5a…左扉の下辺、 5b…左扉の上辺、
5c…左扉のフック、6…右扉、 6a…右扉の下辺、
6b…右扉の上辺、 6c…右扉のフック、7…ロー
プ、8…浮き輪、9…控えロープ、10…アンカーピ
ン。
2…枠筒体Bの下の網枠、 2a…下の網枠の短辺、3
…枠筒体Bの前の網枠、4…枠筒体Bの後ろの網枠、5
…左扉、 5a…左扉の下辺、 5b…左扉の上辺、
5c…左扉のフック、6…右扉、 6a…右扉の下辺、
6b…右扉の上辺、 6c…右扉のフック、7…ロー
プ、8…浮き輪、9…控えロープ、10…アンカーピ
ン。
Claims (3)
- 【請求項1】 ブロック状に凍結させた沖アミを、ブロ
ック状態の儘挿入の容易な粗目の網籠と成し、その網目
は海水によって氷解してブロックより離脱する一匹儘の
沖アミの漏出可能な大きさと成し、この網籠の比重を沖
アミブロックを挿入した場合でも、海水より重く成し、
使用時は形を保持した儘の状態を保つ剛体状の粗目の網
籠であることを特徴とする磯釣り用の撒餌装置。 - 【請求項2】 六面を粗目の金網で構成した直方体状と
成し、その網目は矩形状に一方を長くなし、左右の両側
面を扉と成し、扉にはロープの係合部を設けるように成
した請求項1記載の磯釣り用の撒餌装置。 - 【請求項3】 六面を粗目の金網で構成した直方体の左
右の扉を開いた場合は、マッチの外箱を押し潰す如く、
枠筒体の四面を連結する陵線部を境に、折りたたみ可能
に回動するように構成した請求項1記載の磯釣り用の撒
餌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001091400A JP2002238424A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | 磯釣り用の撒餌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001091400A JP2002238424A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | 磯釣り用の撒餌装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002238424A true JP2002238424A (ja) | 2002-08-27 |
Family
ID=18946023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001091400A Pending JP2002238424A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | 磯釣り用の撒餌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002238424A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6955006B1 (en) | 2003-12-16 | 2005-10-18 | Hastings Samuel J | Fish chum system and process for making same |
CN110754449A (zh) * | 2019-09-29 | 2020-02-07 | 浙江省海洋水产研究所 | 一种具有摄像监控装置的行走式捕蟹装置 |
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2001
- 2001-02-19 JP JP2001091400A patent/JP2002238424A/ja active Pending
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