JP2002238406A - 釣 竿 - Google Patents
釣 竿Info
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- JP2002238406A JP2002238406A JP2001046794A JP2001046794A JP2002238406A JP 2002238406 A JP2002238406 A JP 2002238406A JP 2001046794 A JP2001046794 A JP 2001046794A JP 2001046794 A JP2001046794 A JP 2001046794A JP 2002238406 A JP2002238406 A JP 2002238406A
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Abstract
ルク材を清潔に保つことができる釣竿を提供する。 【解決手段】 竿管にグリップ部が設けられ、該グリッ
プ部の少なくとも表面にコルク材が備えられてなる釣竿
であって、前記コルク材の表面に穴が備えられ、該穴に
抗汚染剤が設けられてなることを特徴とする。
Description
くは、グリップ部の少なくとも表面にコルク材が備えら
れてなる釣竿に関する。
さ、汗の吸湿性、更には、冷えすぎたり熱くなりすぎた
りし難いという優れた恒温性を備えていることから、釣
竿のグリップ部として理想的な素材とされており、従
来、釣竿のグリップ部の表面材として度々使用されてい
る。
は、船上、水辺等のように、湿気が多く、濡れ易い環境
で使用されることが多く、又、餌や魚を触った手で把持
されることが多いことから、上述の如く、グリップ部の
表面材としてコルク材が備えられた釣竿は、コルク材に
菌が発生したり、カビが発生したり、又、ひどい場合に
は、虫が繁殖してコルク材が穴だらけになる場合等があ
り、不潔となり易いものであった。
め、コルク材の表面を樹脂等でコーティングすることも
考えられるが、樹脂でコーティングした場合には、コル
ク材の特性であるフィット感、吸湿性、恒温性等が阻害
されることになる。
みなされたもので、コルク材の特性を損なうことが殆ど
無く、コルク材を清潔に保つことができる釣竿を提供す
ることを課題とする。
た結果、部分的な抗菌剤や防虫剤等の存在で十分にコル
ク材を清潔に保てることを見出し、本発明を完成するに
至った。即ち、本発明にかかる釣竿は、竿管にグリップ
部が設けられ、該グリップ部の少なくとも表面にコルク
材が備えられてなる釣竿であって、前記コルク材の表面
に穴が備えられ、該穴に抗汚染剤が設けられてなること
を特徴とする。
埋入された抗汚染剤が菌や虫の繁殖、カビの発生が抑制
され、コルク材を清潔に保つことができる。しかも、抗
汚染剤は、コルク材の穴に設けられてなるので、樹脂等
で表面をコーティングした場合の如く、コルク材の優れ
た特性が損なわれる虞も殆ど無い。さらに、抗汚染剤
は、穴に設けられているため、例えば、表面に塗布した
場合の如く、グリップ部を強く握ったために剥離すると
いったこともないことから、抗汚染剤の脱離する虞も少
ないものとなり、長期間に渡り、コルク材を清潔に保つ
ことができる。尚、本発明において、抗汚染剤とは、抗
菌性又は防虫性を有する材料で、該抗汚染剤としては、
従来一般に、抗菌剤又は防虫剤として使用されているも
のを用いることができる。
性の金属を備えた金属系無機抗菌剤であるものが好まし
い。金属系無機抗菌剤は、有機系抗菌剤に比べて、手が
かぶれ難いことから、グリップ部に使用する抗汚染剤と
して好適である。しかも、金属系無機抗菌剤は、抗菌性
に対する耐久性が高いことから、長期間に渡って抗菌性
を呈するものとなる。
填、固定された穴埋め処理が施されてなり、前記抗汚染
剤は、前記充填材に混入されてなるものが好ましい。斯
かる構成を採用することにより、抗汚染剤は充填材に混
入された状態で穴の中に固定されることとなり、抗汚染
剤が脱離する虞がより一層低減され、より長期間に渡っ
てコルク材を清潔に保つことができる。
られたものであっても良いが、自然環境下でコルク材に
形成された天然穴であることが好ましい。斯かる構成か
らなる釣竿は、別途コルク材に穴を設ける作業工程が省
略でき、比較的製造の簡便なものとなる。
て、図面を参照しつつ説明する。 〈第一実施形態〉本実施形態の釣竿は、竿管1の竿尻側
にグリップ部2、3が設けられて構成されている。詳し
くは、図1に示すように、竿尻端部に設けられた後グリ
ップ部3と、該後グリップ部3の竿先側に、リールシー
ト部4を介して設けられた前グリップ部2とを備えて構
成されている。
は、それぞれ円筒形上に形成されたコルク材7が、竿管
1に外嵌されて構成されてなり、各グリップ部2、3の
表面にコルク材7が露出してなる。
構成するコルク材7には、表面に多数の天然穴5が備え
られてなり、該天然穴5には、充填材9が充填され且つ
固定された所謂穴埋め処理(コルメイト)が施されてな
る。ここで、充填材9としては、樹脂粉末やバルーン
(樹脂製の中空粉末)が使用され、これらの充填材9
は、例えば、加熱溶融させて天然穴5内に流し込んだ後
に、冷却固化させたり、充填後に接着剤や溶融状態の樹
脂を流し込んだりすることによって天然穴5内に固定さ
れている。
されている。抗汚染剤としては、銀を多孔質担体に担持
させた銀系無機抗菌剤が使用されている。ここで、使用
される銀系無機抗菌剤として、具体的には、銀イオンを
シリカ・アルミナ担体に担持させたもの、銀イオンをゼ
オライト担体に担持させたもの(例えば、商品名「バク
テキラ」、鐘紡(株)製)又は銀イオンをジリコニウム
担体に担持させたもの(商品名「ノバロン」、東亜合成
(株)製)等を挙げることができる。
ルク表面の天然穴5に充填し固定する方法としては、樹
脂粉末からなる充填材9に、抗汚染剤を添加し十分に混
合した後、加熱により樹脂粉末を流動状態とし、天然穴
5に流し込んだ後に、冷却固化する方法等が採用され
る。
れてなるため、以下の利点を有するものである。即ち、
本実施形態において、抗汚染剤として、銀系無機抗菌剤
が使用されてなるので、銀系以外の金属からなる無機抗
菌剤を使用した場合に比べて、金属アレルギーの発生が
少なく、使用者の手に優しい釣竿となる。また、本実施
形態において、抗汚染剤は、コルメイト処理における充
填材9に混合されてなるので、単に穴5に抗汚染剤を塗
布するような場合に比べて、穴から抗汚染剤が脱離する
虞が少なく、より長期間に渡ってコルク材7を清潔に保
つことができるという利点を有する。
されてなったが、本発明の釣竿は、上記構成に限定され
ず、適宜設計変更可能である。例えば、上記実施形態に
おいて、抗汚染剤として、銀系無機抗菌剤を用いたが、
亜鉛系無機抗菌剤を用いても良い。また、無機抗菌剤に
代えて、例えば、わさび抽出物、孟宗竹抽出物、キトサ
ン等の天然物抗菌剤、有機窒素イオウハロゲン系化合物
等の有機化合物系抗菌剤、パラオキシ安息香酸エステル
類等の食品添加物系抗菌剤等の抗菌剤を使用しても良
い。
て、樟脳、ナフタレン等の防虫剤を使用することもでき
る。
2、3は、円筒状に形成されたコルク材7が竿管1に外
嵌されて構成されたが、本発明において、コルク材7
は、少なくとも表面に備えられていれば良く、例えば、
竿管1に円筒形に成形された合成樹脂材が外嵌され、該
合成樹脂材の表面にシート状のコルク材7が貼着されて
グリップ部2、3が構成されてなる場合であっても本発
明の意図する範囲内である。
コルク材の特性を損なうことが殆ど無く、コルク材を清
潔に保つことができるという効果を奏する。
後グリップ部(グリップ部)、5・・・天然穴(穴)、7・
・・コルク材、9・・・充填材
Claims (4)
- 【請求項1】 竿管(1)にグリップ部(2、3)が設
けられ、該グリップ部(2、3)の少なくとも表面にコ
ルク材(7)が備えられてなる釣竿であって、 前記コルク材(7)の表面に穴(5)が備えられ、該穴
(5)に抗汚染剤が設けられてなることを特徴とする釣
竿。 - 【請求項2】 前記抗汚染剤が、抗菌性の金属を備えた
金属系無機抗菌剤である請求項1記載の釣竿。 - 【請求項3】 前記穴(5)には、充填材(9)が充
填、固定された穴埋め処理が施されてなり、前記抗汚染
剤は、前記充填材(9)に混入されてなる請求項1又は
2記載の釣竿。 - 【請求項4】 前記穴(5)は、自然環境下でコルク材
(7)に形成された天然穴(5)である請求項1乃至3
の何れかに記載の釣竿。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001046794A JP2002238406A (ja) | 2001-02-22 | 2001-02-22 | 釣 竿 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001046794A JP2002238406A (ja) | 2001-02-22 | 2001-02-22 | 釣 竿 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002238406A true JP2002238406A (ja) | 2002-08-27 |
Family
ID=18908349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001046794A Pending JP2002238406A (ja) | 2001-02-22 | 2001-02-22 | 釣 竿 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002238406A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010200621A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Globeride Inc | 釣竿とそのグリップの製法 |
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-
2001
- 2001-02-22 JP JP2001046794A patent/JP2002238406A/ja active Pending
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