JP2002238381A - 植物浸漬装置 - Google Patents

植物浸漬装置

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JP2002238381A JP2001037945A JP2001037945A JP2002238381A JP 2002238381 A JP2002238381 A JP 2002238381A JP 2001037945 A JP2001037945 A JP 2001037945A JP 2001037945 A JP2001037945 A JP 2001037945A JP 2002238381 A JP2002238381 A JP 2002238381A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 害虫駆除するために行う植物の浸漬処理を容
易且つ確実に行えるようにする。 【解決手段】 液体を入れた栽培槽1と、栽培槽1内の
培養液2に浮かべる植物植設パネル3と、少なくとも液
面位置から浸漬位置に植物植設パネル3を相対的に移動
させる移動手段11と、移動手段11の動作を制御する
制御手段101とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物を植設パネル
に植設して培養液により栽培を行う植物水耕栽培に用い
る装置に関し、より詳細には植設パネルを液中に所定時
間浸漬して害虫を駆除する植物浸漬装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】栽培槽中の培養液に植物の根を浸漬させ
て養分の吸収を行わせる水耕栽培では、除草剤や土壌改
良剤などの農薬は不要となるが、アブラ虫やアオ虫、ヨ
トウ虫、コナガ虫などの害虫を駆除するための殺虫剤や
防虫剤などの農薬は依然として用いる必要があった。こ
のため、これら使用した農薬が収穫物に残留する問題が
あった。
【0003】前記害虫は、体表に開く気門から酸素を組
織内に取り込み、二酸化炭素を気門から外部へ排出す
る、いわゆる気管呼吸を行っている。このため、これら
害虫は長時間液体中に浸かると気門からのガス交換がで
きなくなって死滅する。死滅に要する時間はおおよそア
ブラ虫で3〜4時間、アオ虫で0.5〜2時間である。
【0004】この特性を利用して、害虫の付着している
植物を所要濃度に調整された溶液中に所定時間浸漬する
ことにより、植物にダメージを与えることなく害虫を死
滅させる植物の害虫駆除方法およびそのための植物浸漬
装置が提案されている(特開平11−42038号およ
び特開2000−217450号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−42038号で開示されている植物浸漬装置で
は、植設パネルを手動で浸漬しているため、植設パネル
の浸漬処理に多大な労力が必要となる。
【0006】また特開2000−217450号で開示
されている一つの植物浸漬装置では、栽培槽とは別に貯
槽を設け、栽培槽から貯槽に培養液を移し替えて液面を
低下させて植物植設パネルを浸漬位置に降下させる方法
を用いているが、貯槽を別に設けなけばならないため装
置が大型化する問題がある。また、開示されている他の
植物浸漬装置では、植物植設パネルに空室を設け、その
空室に液体を給排することにより植物植設パネルを昇降
させているが、このような装置では植物植設パネルに水
密性を有する空室を設けなければならず複雑な構造とな
る問題がある。
【0007】本発明はこのような従来の問題に鑑みてな
されたものであり、植物植設パネルの浸漬処理を容易且
つ確実に行える植物浸漬装置を提供することをその目的
とするものである。
【0008】また本発明の目的は、所望の浸漬条件を設
定でき且つそれらを自動的に実行できる装置を提供する
ことにある。
【0009】さらに本発明の目的は、植物の害虫の発生
状態を確認しながら適切な時期に浸漬処理を行うことが
できることにある。
【0010】そしてまた本発明の目的は、植物植設パネ
ルが移動する時の液体から受ける抵抗を小さくすると同
時に、栽培槽内の藻などの発生を抑えることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、液体を
入れた栽培槽と、該栽培槽内の液面に浮かべる植物植設
パネルと、少なくとも液面位置から浸漬位置に前記植物
植設パネルを相対的に移動させる移動手段と、該移動手
段の動作を制御する制御手段とを備えることを特徴とす
る植物浸漬装置が提供される。
【0012】ここで浸漬処理を安全・確実に行う観点か
ら、植物植設パネルを浸漬位置に保持する保持手段をさ
らに設けてもよい。
【0013】また植物や害虫の種類、気候などを考慮し
害虫駆除を効果的に行う観点から、浸漬処理の開始・停
止および/または浸漬条件を入力するための外部入力部
を制御手段に設けてもよい。ここで浸漬条件としては、
浸漬時間、浸漬間隔、浸漬時刻の少なくとも1つである
のがよい。
【0014】植物の生育状況や害虫発生状況は日々変化
するので、その変化に臨機応変に対応する観点から、設
定されている浸漬処理と浸漬処理との間で浸漬処理を追
加実行させる浸漬追加入力部、および設定されている次
の浸漬処理を不実行とする浸漬飛ばし入力部の少なくと
も一方を外部入力部にさらに設けるのが好ましい。
【0015】植物植設パネルが移動する時の液体から受
ける抵抗を小さくすると同時に、栽培槽内の藻などの発
生を抑える観点から、植物植設パネルを前記栽培層の液
面全体を覆うものとすると同時に、植物植設パネルに切
欠きおよび貫通穴の少なくとも一方を形成するのが好ま
しい。ここで、移動時の液体抵抗を小さく維持したまま
藻などの発生を一層抑えるには、切欠きおよび貫通穴の
開口部に、植物植設パネルの相対的移動の際に液体の流
通が可能となる蓋部材を設けるのがよい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明者等は、植物についた害虫
を浸漬処理により駆除する装置において、浸漬処理をよ
り容易且つ確実に行うことができないか鋭意検討を重ね
た結果、植物植設パネルを浸漬位置に相対的に移動させ
る移動手段と、それを制御する制御手段を設ければ足り
ることを見出し本発明をなすに至った。
【0017】図1に、本発明の植物浸漬装置の一例を示
す縦断面図を示す。水耕栽培用の栽培槽1は上部を開放
した箱型で、その中に培養液2が8分目程度満たされて
いる。そして、矩形板状の植物植設パネル3が培養液2
の液面に浮かべられる。植物植設パネル3は発泡スチロ
ールなどの比重が培養液より小さい材料からなるもの、
あるいは中空であって栽培槽1内の培養液2の浮力によ
り浮くものであればよい。植物植設パネル3には複数の
植設穴4が穿設され、植物Pの基部を保持したスポンジ
状の保持材6をこの植設穴4に挿入し、植物Pの根を植
物植設パネル3の下の培養液2中に浸漬させる。なお、
図3に示すように、植物Pの基部を保持している保持材
6が植設穴4から簡単に抜けないように植設穴4の内壁
に周状突起5を設けてもよい。
【0018】栽培槽1の一方側面には機械室7が付設さ
れている。機械室7は栽培槽1の高さ付近で上下に別
れ、上側の第1機械室7aと下側の第2機械室7bとか
らなる。第1機械室7aは、液面位置から浸漬位置に植
物植設パネル3を移動させるためのモーター11(移動
手段)、底面が開口したカバー8およびカバー8の上面
に設けられた操作パネル(外部入力部)102などで構
成される。一方、第2機械室7bには制御部101が配
設されている。
【0019】第1機械室7aに設けたモーター11は、
モーター軸に装着したウォーム12aとウォームホイー
ル12bとからなるウォームギヤ12などを介して回転
を減速させながら昇降軸13を回転させる。なお、モー
ター11は直流モーターで正逆転可能である。昇降軸1
3にはワイヤー14、14’の一方端が固定されてい
る。ワイヤー14,14’は、昇降軸13から栽培槽1
の底面まで垂下し、栽培槽1の底端部に設けられた滑車
15により底面に沿って進み、一本のワイヤー14は滑
車15’により上方に進み、もう一本のワイヤー14’
も底面に沿ってさらに進んだ後、滑車15”により上方
に進み、植物植設パネル3の底面にワイヤー端部がそれ
ぞれ固定される。
【0020】植物植設パネル3の機械室側の端部には位
置検出手段16aが設けてあり、これと対をなす位置検
出手段16bは、植物植設パネル3が液面位置から浸漬
位置に移動したときに、位置検出手段16aと対向する
ように第2機械室7bに設けられている。位置検出手段
としては特に限定はないが、例えば磁気結合などにより
位置検知するものが例示できる。
【0021】制御部101は操作パネル102から入力
される浸漬条件によりモーター11を制御して植物植設
パネル3を移動させて浸漬処理を行う。図4に、本発明
の植物植設装置のブロック図の一例を示す。操作パネル
102から入力された浸漬条件や浸漬処理の開始・停止
の信号は制御部101に送られ、これらの条件に従って
制御部101はモーター11を制御する。また同時に浸
漬処理開始の信号が制御部101に送られると、浸漬時
間や浸漬間隔を計時するためのタイマーTが作動し始め
る。
【0022】操作パネル102には、浸漬処理の開始・
停止や浸漬時間などの浸漬条件を使用者が設定するため
のスイッチや設定ボタン、及び設定された浸漬条件など
を表示する表示部を設ける。図5に、操作パネルの一例
を示す。この操作パネル102には、スタート/リセッ
トボタン30と、浸漬時間を表示する浸漬時間表示部3
1と、浸漬時間を設定する時間設定ボタン32と、浸漬
処理中を表示する表示ランプ33とが設けられている。
時間設定ボタン32を操作して所望の浸漬時間を設定で
きる。なお、発明者等の実験によれば、浸漬処理を毎日
繰り返して行うと、5〜10分という短い浸漬時間でも
害虫駆除効果が得られることがわかったので、害虫の死
滅に必要と言われている時間(アブラ虫で3〜4時間、
アオ虫で0.5〜2時間)まで必ずしも浸漬する必要は
ない。
【0023】つぎにこのような構成の植物浸漬装置にお
ける浸漬処理の動作について述べる。植物Pに害虫が発
生した場合、あるいは害虫の発生を予防したい場合に、
使用者は先ず操作パネル102で浸漬時間の設定を行
う。具体的には図5において、時間設定ボタン32を操
作して浸漬時間を入力する(図5の実施例では50分に
設定)。次にスタート/リセットボタン30を押すと、
制御手段のタイマーTが計時を始めるとともに表示ラン
プ33を点灯させ、同時にモーター11に直流電圧を印
加し昇降軸13を回転させてワイヤー14を巻き上げさ
せる。これにより、植物植設パネル3は液面位置から浸
漬位置に移動する。植物植設パネル3が浸漬位置に達す
ると、位置検出手段16a,16bが対向位置に達し、
その信号が制御部101に送られ、モーター11の回転
を停止させる。図2に、植物植設パネル3が浸漬位置に
移動したときの縦断面図を示す。この状態では植物Pは
培養液2の中に完全に浸漬している。
【0024】浸漬位置では、培養液2の浮力を受けて植
物植設パネル3が浮上しようとするため昇降軸13に逆
回転のトルクがかかるが、ウォームギヤ12を介してい
るため昇降軸13は逆回転できず、植物植設パネル3は
浸漬位置に保持される。
【0025】そして、設定した浸漬時間が経過すると、
制御部101はモーター11に前とは逆の電圧を印加し
昇降軸13を逆回転させてワイヤー14を巻き戻し、植
物植設パネル3はその浮力により浸漬位置から液面位置
に移動する。植物植設パネル3が液面位置に達するとモ
ーター11の回転を停止し、表示ランプ33は消灯し、
浸漬処理が終了したことを示す。植物植設パネル3が液
面位置に達したことを検知する方法としては、例えば浸
漬位置から液面位置までの距離からモーターの駆動時間
を算出してモーターを制御する方法、あるいは植物植設
パネル3を液面位置から浸漬位置まで移動させたときの
モーター回転数を記憶させておき、浸漬位置から液面位
置に移動させるときはその記憶したモーター回転数だけ
モーターを逆回転させる方法などが挙げられる。なお、
図6に示すように、誤差や液量減少などによりワイヤー
が弛むことがあるので、栽培槽の底面などにバネSを用
いてワイヤー14の弛みを吸収するようにするのが望ま
しい。
【0026】浸漬処理中に植物植設パネル3を強制的に
液面位置に戻したいときには、スタート/リセットボタ
ン30を再度押せばよい。これにより浸漬処理の終了時
と同様にモーター11が逆回転して植物植設パネル3は
浸漬位置から液面位置に移動する。なお、一般的な植物
に対応できる浸漬時間を制御部101に記憶させておく
場合には、浸漬処理時にはスタート/リセットボタン3
0を押すだけでよくなり操作がより簡単になる。また、
昇降軸13の回転速度を充分に遅くする等して植物植設
パネル3の移動時間を長くすれば、浸漬時間をゼロとし
ても害虫駆除効果が実質的に得られることがある。
【0027】栽培槽1に浮かべる植物植設パネル3の大
きさは、移動時に栽培槽1の周壁と擦れて移動に支障が
生じない範囲において、平面視できるだけ培養液2の液
面を覆う大きさが望ましい。これは太陽光の照射により
藻などの不純物が培養液2内に発生するのを抑制するた
めである。しかし、植物植設パネル3を単に大きくした
だけでは移動させる時に培養液2から受ける抵抗が大き
くなり、移動手段の負荷が大きくなり移動手段の大型
化、延いては装置のコストアップにつながる。そこで、
培養液3から受ける抵抗を小さくするために、植物植設
パネルに切欠きや貫通孔を形成するのがよい。加えて、
培養液への太陽光の照射を遮るために、切欠きおよび貫
通穴の開口部に蓋部材を設けるのが好ましい。
【0028】図7に、植物植設パネル3の一例を示す平
面図を示す。図7は植物植設パネル3を栽培槽1に浮か
べた状態図である。植物植設パネル3の4隅に面取り部
(切欠き)17を形成し、さらに植物植設パネル3の中
央から左右対称に上下2つの貫通穴19を形成してあ
る。面取り17の部分にはゴム材料からなる弾性シート
(蓋部材)18を取り付け、貫通穴19にはキャップ
(蓋部材)20を取り付けてある。図7のA−A線断面
図を図8、B−B線断面図を図9に示す。図8におい
て、面取り部17の上は、植物植設パネル3に端部が貼
着された弾性シート18により覆われている。このため
太陽光は培養液2の液面には届かない。一方、植物植設
パネル3を液面位置から浸漬位置に移動させるときに
は、弾性シート18は培養液2の抵抗を受けて移動方向
下流側に反り(図中、破線で示す)、栽培槽1の周壁と
の間に培養液2が流通できる空間が形成される。このた
め植物植設パネル3を移動するときに生じる培養液2に
よる抵抗は大幅に軽減される。
【0029】また図9において、貫通穴19にキャップ
20を挿入している。キャップ20は、貫通穴19を塞
ぐ円盤部20aと、円盤部20aから垂下した、貫通穴
に緩装される複数本の脚20bとからなる。脚20bの
下部には、貫通穴19に挿入したときに、キャップ20
が抜けないように半径方向外方に突出する係止部20c
が形成され、またキャップ20が貫通穴19を軸方向に
移動可能となるように、脚20bの長さは植物植設パネ
ル3の厚さより長くしてある。このような構成のキャッ
プ20によれば、植物植設パネル3が浮いているときは
貫通穴19の開口部はキャップ20の円盤部20aで塞
がれており(図9(a))、太陽光は培養液2の液面に
は届かない。一方、植物植設パネル3を液面位置から浸
漬位置に移動させるときには、培養液2の抵抗を受けて
キャップ20は係止部20cで植物植設パネル3に係止
した状態となる(同図(b))。このとき、脚20bと
脚20bの間の空間が液体流通路となり、植物植設パネ
ル3を移動させるときに生じる培養液による抵抗が大幅
に軽減される。なおキャップ20の材質はポリエチレン
やポリプロピレンなどの比重の小さい樹脂が好適であ
る。
【0030】切欠き17や貫通穴19の大きさや数につ
いては、植物植設パネル3の材質や大きさ、形状などか
ら、液体から受ける抵抗を減少させるように適宜決定す
ればよく、また蓋部材としては切欠きおよび貫通穴の大
きさや形状に合わせてその形状を成形すればよく、2種
類以上の蓋部材を組み合わせて用いてももちろん構わな
い。
【0031】なお、前記の実施態様では植物植設パネル
3を液面位置と浸漬位置との間を移動させる構造となっ
ていたが、反対に植物植設パネル3を固定した状態で、
栽培槽1を移動させて、植物植設パネル3を液面位置と
浸漬位置にするような構造であってももちろん構わな
い。また、本発明で使用する移動手段は、植物植設パネ
ル3を少なくとも液面位置から浸漬位置に移動させるも
のであればよく、浸漬位置から液面位置への移動は植物
植設パネル3の浮力を利用するのが装置構造やエネルギ
ー効率の観点望ましい。
【0032】次に、本発明の植物植設装置の他の実施態
様を説明する。図10に、ウォームギヤを用いない場合
の例を示す。なおギヤ部以外は前記実施態様例と同じで
あるから説明を省略する。
【0033】図10の装置では、モーター11の回転を
何段階かの平歯車の組合せで減速している。昇降軸13
と同一軸で回転する最終段の歯車21には、昇降軸13
とは反対側の側面に係合突起22を設けている。そして
歯車21の昇降軸13とは反対側の離隔位置にソレノイ
ド23を設けている。ソレノイド23は歯車21の軸方
向に往復動するプランジャー24を備えており、ソレノ
イド23に通電するとプランジャー24は歯車21から
遠ざかる方向に後退し、ソレノイド23に通電しないと
プランジャー24は歯車21に近づく方向に進出する。
プランジャー24が後退した位置では、歯車21の係合
突起22とプランジャー24とは係合しない一方、プラ
ンジャー24が進出した位置では、係合突起22とプラ
ンジャー24が係合して歯車21は回転不能となる。
【0034】浸漬処理における動作としては、先ず初期
状態では、モーター11及びソレノイド23には通電さ
れていないのでプランジャー24は進出した位置にあ
る。次に、植物植設パネル3を浸漬するために、スター
ト/リセットボタンが押されるとソレノイド23に通電
されてプランジャー24が後退するとともにモーター1
1が回転する。これにより昇降軸13が回転してワイヤ
ー14、14’を巻き上げ植物植設パネル3を浸漬させ
る。植物植設パネル3が浸漬位置に移動すると検知手段
16a,16bから信号が発せられモーター11がスト
ップする。このとき同時にソレノイド23も無通電とな
ってプランジャー24が係合突起22と係合する位置に
進出する。このため植物植設パネル3が浮力により浮上
しようとしてもプランジャー24と係合突起22の係合
により昇降軸13の回転が阻止されるため、植物植設パ
ネル3は浸漬位置に保持されることになる。そして所定
の浸漬時間が経過すると、ソレノイド23に再び通電さ
れプランジャー24が後退し歯車21が逆回転可能とな
るので、植物植設パネル3は浮力により浮上可能とな
る。なお、この実施態様例ではソレノイド23と係合突
起22とが保持手段となる。
【0035】本発明の植物植設装置のさらに他の実施態
様を説明する。図11に、外部入力部の一例である操作
パネルを示す。この操作パネル102は、浸漬時間表示
部41、浸漬間隔時間表示部42、浸漬時間選択ボタン
43、浸漬間隔選択ボタン44、時間設定ボタン45、
スタート/リセットボタン46、電源表示ランプ47、
浸漬追加ボタン(浸漬追加入力部)48、スキップボタ
ン(浸漬飛ばし入力部)49を備える。通常、浸漬処理
は1日に1回行えばよいので、制御部101に24時間
サイクルの間隔で浸漬処理を実行するプログラムを組み
入れておけば浸漬処理の実行忘れを防止できる。しかし
ながら浸漬間隔の設定機能を設けることにより、例えば
害虫が発生し易い時期には12時間毎に浸漬処理を行う
といった、害虫の発生を未然に防ぐきめ細かい害虫対策
ができるようになる。
【0036】具体的な入力方法としては、先ず浸漬時間
選択ボタン43を押すと浸漬時間表示部41の数字が点
滅するので、時間設定ボタン45を押して浸漬時間を設
定する。浸漬時間選択ボタン43を再度押すと、数字が
点滅から点灯に変わり浸漬時間が確定する。浸漬間隔に
ついても同様に、浸漬間隔選択ボタン44及び時間設定
ボタン45を操作して設定する。図11では浸漬時間を
50分、浸漬間隔を24時間に設定してある。次に、ス
タート/リセットボタン46を押すと制御部101は計
時を始めるとともに電源表示ランプ47が点灯し、同時
に植物植設パネル3が液面位置から浸漬位置に移動す
る。そして所定浸漬時間(50分)が経過した後、植物
植設パネル3は浸漬位置から液面位置に移動する。この
浸漬処理が所定間隔(24時間)毎に実施される。な
お、浸漬処理中にスタート/リセットボタン46を再度
押すと、電源表示ランプ47が消え植物植設パネル3は
浸漬位置から液面位置に移動し初期の状態に戻る。
【0037】また植物への害虫の付着状態により浸漬処
理を1回追加したいときには、浸漬追加ボタン48を押
せばよく、そうすると設定されている浸漬時間、浸漬間
隔は維持しながら浸漬処理が追加して行われる。このと
きの浸漬時間は浸漬時間表示部に示されている時間(図
11では50分)でもよいし、浸漬追加ボタン48を再
度押すことにより浸漬処理を終了するようにしてもよ
い。後者のようにしておくと、浸漬時間を任意にするこ
とができ、また浸漬処理の動作確認などにも利用するこ
とができる。
【0038】一方、植物への害虫の付着状況により浸漬
回数を減らしたいときには、スキップボタン49を押せ
ばよく、そうすると設定されている浸漬時間、浸漬間隔
は維持しながら次の浸漬処理のみ不実行とする。このよ
うに設定されている浸漬処理を適宜追加・飛ばしできれ
ば、害虫の発生状況に合わせて試行錯誤的な対応が簡単
にできるようになる。また元の設定条件は維持されてい
るので再設定する手間がかからない。
【0039】本発明の植物植設装置のさらに他の実施態
様を説明する。図12に、外部入力部の一例である操作
パネルを示す。この操作パネルは、図11の操作パネル
の浸漬間隔の設定を現在時刻と浸漬時刻とに代えたもの
である。具体的な操作方法を説明する。この操作パネル
は、現在時刻表示部51、浸漬時刻表示部52、浸漬時
間表示部53、現在時刻選択ボタン54、浸漬時刻選択
ボタン55、浸漬時間選択ボタン56及び設定ボタン5
7、スタート/リセットボタン58、電源表示ランプ5
9を備える。そして、選択ボタン54,55,56及び
設定ボタン57を用いて、現在時刻合わせ、浸漬開始時
刻の入力、および浸漬時間の入力を行う。これらの浸漬
条件の設定が完了すると、スタート/リセットボタン5
8を押す。すると電源表示ランプ59が点灯し、植物植
設パネル3は設定された浸漬時刻になると液面位置から
浸漬位置に移動し、設定された浸漬時間が経過すると再
び液面位置に浮上する。このような浸漬処理が毎日繰り
返される。図11の操作パネルの装置では浸漬開始時間
はスタート/リセットボタン46を押したときであった
が、この操作パネルの装置では浸漬開始時間を任意に設
定できるのでさらに利便性が向上する。なお、浸漬処理
中にスタート/リセットボタン58が押されると、浸漬
処理は中止され、植物植設パネル3は液面位置に浮上し
電源表示ランプ59は消灯し初期の状態に戻る。
【0040】図12の操作パネルの装置において、図1
1の操作パネルと同じように浸漬追加ボタン48やスキ
ップボタン49を設けてももちろん構わない。また、浸
漬時刻設定を複数個できるようにすれば、1日に複数回
浸漬処理させることも可能となり、一層きめこまかな害
虫駆除処理ができるようになる。
【0041】
【発明の効果】本発明の植物浸漬装置では、少なくとも
液面位置から浸漬位置に植物植設パネルを相対的に移動
させる移動手段と、それを制御する制御手段とを備える
ので、植物植設パネルの浸漬処理を容易且つ確実に行え
る。
【0042】また植物植設パネルを浸漬位置に保持する
保持手段をさらに設けると、浸漬処理をより安全・確実
に行うことができる。
【0043】浸漬時間、浸漬間隔、浸漬時刻といった浸
漬条件や浸漬処理の開始・停止を入力するための外部入
力部を制御手段にさらに設ければ、植物や害虫の種類、
気候などを考慮した効果的な害虫駆除を適宜行うことが
できる。
【0044】設定されている浸漬処理と浸漬処理との間
に浸漬処理を追加実行させる浸漬追加入力部、あるいは
設定されている次の浸漬処理を不実行とする浸漬飛ばし
入力部を外部入力部にさらに設ければ、日々変化する植
物の生育状況や害虫発生状況に合わせて臨機応変に対応
できる。
【0045】植物植設パネルを栽培層の液面全体を覆
い、切欠きおよび貫通穴の少なくとも一方を備えたもの
とすれば、栽培槽内の藻などの発生を抑えると同時に植
物植設パネルが移動する時の液体から受ける抵抗を小さ
くすることができ、移動手段にかかる負荷を軽減でき
る。また、切欠きおよび貫通穴に、植物植設パネルの相
対的移動の際に液体の流通が可能となる蓋部材を設けて
おけば、移動時の液体抵抗を小さく維持したまま藻など
の発生を一層抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の植物浸漬装置の一例を示す縦断面図
である。
【図2】 植物植設パネルが浸漬位置に移動したときの
縦断面図である。
【図3】 植設穴の内壁に設ける周状突起の例を示す部
分断面図である。
【図4】 本発明の植物浸漬装置の一例を示すブロック
図である。
【図5】 操作パネル部の拡大平面図である。
【図6】 ワイヤーの弛みを吸収するための構成図であ
る。
【図7】 本発明の用いる植物植設パネルの一例を示す
平面図である。
【図8】 図7のA−A断面図である。
【図9】 図7のB−B断面図である。
【図10】本発明で使用する移動手段の一例を示す縦断
面図である。
【図11】本発明で使用する操作パネルの一例を示す平
面図である。
【図12】本発明で使用する操作パネルの他の例を示す
平面図である。
【符号の説明】
1 栽培槽 2 培養液 3 植物植設パネル 10 制御手段 11 モーター(移動手段) 17 切欠き 18 弾性シート(蓋部材) 19 貫通穴 20 キャップ(蓋部材) 102 操作パネル(外部入力部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立岡 正雄 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 矢野原 良民 大阪府大阪市阿倍野区阪南町1丁目43番17 号 Fターム(参考) 2B022 AA01 BA22 BB02 DA19 2B121 AA11 AA19 BA40 BA60 DA62 DA70 EA12 FA16 2B314 MA70 NA13 NB13 NB18 NC24 NC31 NC49 ND05 ND15 PB06 PC09 PC24 PC29 PD06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を入れた栽培槽と、該栽培槽内の液
    面に浮かべる植物植設パネルと、少なくとも液面位置か
    ら浸漬位置に前記植物植設パネルを相対的に移動させる
    移動手段と、該移動手段の動作を制御する制御手段とを
    備えることを特徴とする植物浸漬装置。
  2. 【請求項2】 前記植物植設パネルを浸漬位置に保持す
    る保持手段をさらに備えた請求項1記載の植物浸漬装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、浸漬処理の開始・停止
    および/または浸漬条件を入力するための外部入力部を
    備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の植物
    浸漬装置。
  4. 【請求項4】 前記浸漬条件が、浸漬時間、浸漬間隔、
    浸漬時刻の少なくとも1つである請求項3記載の植物浸
    漬装置。
  5. 【請求項5】 前記外部入力部が、設定されている浸漬
    処理と浸漬処理との間で浸漬処理を追加実行させる浸漬
    追加入力部、および設定されている次の浸漬処理を不実
    行とする浸漬飛ばし入力部の少なくとも一方をさらに備
    えている請求項3又は4記載の植物浸漬装置。
  6. 【請求項6】 前記植物植設パネルが、前記栽培層の液
    面全体を覆うものであって、切欠きおよび貫通穴の少な
    くとも一方を有し、液面位置から浸漬位置への相対的移
    動の際の液体から受ける抵抗を小さくしたものである請
    求項1〜5のいずれかに記載の植物植設装置。
  7. 【請求項7】 前記の切欠きおよび貫通穴の開口部に、
    前記植物植設パネルの相対的移動の際に液体の流通が可
    能となる蓋部材を設けた請求項6記載の植物植設装置。
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