JP2002238035A - 再生制御方法、送受信システム及び装置 - Google Patents

再生制御方法、送受信システム及び装置

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JP2002238035A
JP2002238035A JP2001035350A JP2001035350A JP2002238035A JP 2002238035 A JP2002238035 A JP 2002238035A JP 2001035350 A JP2001035350 A JP 2001035350A JP 2001035350 A JP2001035350 A JP 2001035350A JP 2002238035 A JP2002238035 A JP 2002238035A
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Application number
JP2001035350A
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English (en)
Inventor
Toru Nakahara
徹 中原
Tetsuya Inoue
井上哲也
Satoshi Niwano
智 庭野
Takashi Matsuo
隆史 松尾
Akio Azuma
吾紀男 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテンツの再生制御を送信側が柔軟に行う
ことを可能とし、かつ再生時に途切れることがなく、さ
らに従来受信機を利用可能な送受信システム、装置及び
再生制御方法を提供する。 【解決手段】 送信装置が備える再生制御情報作成手段
は、上記コンテンツにおける間引き対象部及び/又は付
加対象部の情報を含む再生制御情報を生成する。次に、
上記再生制御情報を受信した受信装置を構成する再生制
御部は、該再生制御情報に基づいて、上記送信されたコ
ンテンツの間引き対象部及び/又は付加対象部を判定
し、コンテンツ再構成が当該判定結果に基づいて、上記
コンテンツを再構成し視聴対象部分を抽出する送受信シ
ステム、装置及び再生制御方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信装置、受信装
置、及び送受信システムに関し、特に、蓄積媒体を備え
る受信装置における視聴制御を可能とした送信装置、受
信装置、送受信システム及び再生制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】デジタル放送では、番組の映像音声・デ
ータ(コンテンツ)に番組情報(ECM:Entitlement Co
ntrol Message)や個別情報(EMM:Entitlement Man
agement Message)が多重化され、さらに、データ放送
のデータや、電子番組表(EPG)などのSI(Servic
e Information)情報、コンテンツとそのコンテンツを構
成している映像や音声ストリームなどのコンテンツの要
素との関係を表すテーブル情報であるPSI(Program
Specific information)などが多重化されて送出され
る。
【0003】また、一般に有料放送では、コンテンツに
はスクランブルを掛け(暗号化して)送信側から送出さ
れ、受信契約が有効な場合には、受信側の受信装置にて
上記コンテンツがデスクランブル(復号化)され視聴・
再生が可能となる。即ち、スクランブルの施された放送
を視聴する際、コンテンツの全編視聴可、一部のみ視聴
可、CM等のコンテンツの一部間引き可能、あるいは別の
コンテンツを付加して視聴可能等、視聴者の契約状況あ
るいは視聴者の設定によって、同一コンテンツであって
も視聴可能な範囲が異なるサービスが提供されている。
【0004】尚、上記受信機でスクランブルされたコン
テンツの蓄積(記録)は、MPEG2-Systemsにおける伝送
形態であるTS(Transport Stream)から必要なTSパケッ
トを抽出したPartial TSの形式で行われる。又、再生時
には上記蓄積されたPartialTSが随時デスクランブルさ
れる。以下、蓄積後の視聴・再生時にスクランブルコン
テンツのデスクランブルを行うことを想定して上記スク
ランブル−デスクランブルの処理の詳細を説明する。
【0005】図8において、送信装置801ではコンテ
ンツ作成部802にて上記コンテンツが作成され、多重
化部805に送信される。又、スクランブル鍵生成部8
03では上記コンテンツにスクランブルを掛ける際に使
用されるスクランブル鍵が生成され、ECM生成部804
及びスクランブル部806に送信される。ここで、ある
コンテンツに対して同一のスクランブル鍵を長時間に渡
り使用した場合、スクランブル鍵を解読して不正にコン
テンツをデスクランブルされる可能性が高くなるため、
コンテンツのスクランブルでは通常、スクランブル鍵を
例えば数秒単位といった一定間隔で更新していく手法が
とられる。スクランブル鍵生成部803でも上記更新を
行いながらスクランブル鍵生成部803はスクランブル
鍵を順次生成しECM生成部804に渡す。該ECM生成部8
04では当該スクランブル鍵を元に、スクランブル鍵の
送信に用いられるECMを生成し、スクランブル鍵を格納
して多重化部805に送信する。
【0006】次に、上記多重化部805は、受信した上
記コンテンツや上記ECM等を多重化し、トランスポート
ストリームとしてスクランブル部806に渡す。上記ス
クランブル部806では、上記多重化部から受信したト
ランスポートストリームに対して、上記スクランブル鍵
生成部803より受信したスクランブル鍵を用いてスク
ランブルを施し、受信装置807に送信する。
【0007】以上により、送信装置801よりスクラン
ブルが施されたコンテンツや、その他デスクランブルに
必要な情報が、トランスポートストリームとして受信装
置807に送信されることになる。
【0008】次に受信装置807では、上記コンテンツ
等がHDD等の蓄積媒体に蓄積した後に視聴再生される。
すなわち、受信装置807は上記送信装置801から送
出された上記トランスポートストリーム(放送信号)を
受信すると、フィルタリング部808では当該トランス
ポートストリームから必要なTSパケットを抽出し、HD
D、SDカード等の蓄積部811に蓄積する。
【0009】次に、上記蓄積後のコンテンツの視聴時に
は、蓄積部811に蓄積しているPartial TSからパケッ
ト識別情報であるPIDを識別子としてECMが抽出さ
れ、ECM解釈部809に、同様に、PIDを識別子と
してスクランブルストリームが抽出されコンテンツ制御
部810にそれぞれ読み出される。続いて、前記コンテ
ンツ制御部810は視聴対象部分のスクランブルストリ
ームを、デスクランブル部812及びECM解釈部809に
送信し、上記ECM解釈部809は上記視聴対象部分のス
クランブルストリームを元に、当該視聴対象部分に対応
するスクランブル鍵(Current#key)と上記視聴対象部
分に続く視聴対象部分のスクランブル鍵(Next#key)、
をデスクランブル部812に渡す。
【0010】ここに上記Current#keyとは、当該ECMに対
応するコンテンツのスクランブル単位にスクランブルを
掛けているスクランブル鍵であり、上記Next#keyとは当
該ECMに対応するコンテンツのスクランブル単位の、一
つあとのスクランブル単位にスクランブルを掛けている
スクランブル鍵をさしている。
【0011】続いて、上記デスクランブル部812は当
該スクランブルストリームのデスクランブルを行い、映
像や音声として出力装置813に出力することで、当該
出力装置813におけるコンテンツの視聴を可能として
いる。
【0012】尚、上記デスクランブル部812に渡され
るスクランブルストリームと、ECM解釈部809より渡
されるCurrent#key、及びNext#keyのイメージを図3
(a)に示す。図3(a)では、連続するスクランブル
ストリーム301は、各スクランブル単位(302〜3
07)毎にそれぞれスクランブル鍵Ks1〜Ks6でス
クランブルが施されている。即ち、スクランブル単位と
は、同一のスクランブル鍵にてスクランブルが施される
コンテンツの単位である。ここで、例えばスクランブル
ストリーム301が上記デスクランブル部812に渡さ
れる際に、ECM解釈部809は、上記スクランブルスト
リーム301のスクランブル単位に対応するスクランブ
ル鍵Ks1をCurrent#key308として、さらに連続す
るスクランブル単位302に対応するスクランブル鍵K
s2をNext#keyとしてデスクランブル部812に送信す
る。
【0013】以上のように、デスクランブル部812は
デスクランブル処理する場合、常に現在のスクランブル
鍵と次のスクランブル鍵とを保持しておくことにより、
デスクランブルが間に合わなくなることがなく、即ち、
受信装置807のユーザーが視聴・再生する場合も映像
が途切れることのない視聴・再生を可能としている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ユーザーの契約状態に
より、当該ユーザーが視聴する際にコンテンツに対して
部分的にスクランブルを掛けて再生することは上述した
とおりである。又、さらに上記コンテンツをデジタルデ
ータとして蓄積する技術を用いた場合には、以下のよう
な応用が考えられる。即ち、例えばユーザーが必要とし
ない(契約上視聴不可能な)コンテンツ部分はスクラン
ブルを掛けて再生をするのではなく、再生時にスキップ
(間引き)してしまうという制御である。例えば2時間
の放送(コンテンツ)を録画した場合であって、上記ユ
ーザーが視聴できるコンテンツは2時間中の1時間30
分であったとする(残り30分のコンテンツはスクラン
ブルの掛かった映像やコマーシャル等)。このような場
合には、再生時に視聴不可能なコンテンツを自動的にス
キップすることで、ユーザーは、不必要なスクランブル
が掛かったコンテンツや、見たくもないコマーシャル等
を視聴する必要が無くなるのである。
【0015】また、契約状態によって、通常視聴できな
い映像を視聴できるというサービスを行うことも可能で
ある。具体的には例えば映画等において、通常の放送で
はカットされたシーンを部分的に追加して提供するとい
ったものである。
【0016】しかし従来の技術では上述した応用サービ
スを提供するためには次のような問題点がある。即ち、
従来の技術では、コンテンツには、間引く部分やあるい
は付加する部分についての情報がなく、コンテンツのど
の部分が間引きあるいは付加可能・不可能であるといっ
たことが受信側では判断できないのである。このこと
は、送出側にて受信側におけるコンテンツの再生を柔軟
に制御することを困難にしている。
【0017】次にスクランブル鍵は従来技術にあるよう
に、一定間隔で定期的に(自動的に)前後のスクランブ
ル鍵とは独立にスクランブル鍵を生成し更新していく手
法が用いられているのは上述したとおりであるが、この
ような手法を用いている場合に、コンテンツの所定の部
分を間引いたり付加したりする場合には以下のような課
題が存在する。
【0018】即ち、図3(b)に示すように、スクラン
ブルコンテンツの間引き対象部分309と、当該コンテ
ンツに対応するECM310〜313を間引いて再生を行
う場合、該ECM310〜313を間引いているにもかかわ
らず、スクランブル鍵の更新は通常時と同様に継続され
ている。そのため、スクランブル単位314に続いて間
引き対象部直後のスクランブル単位315を再生する場
合、デスクランブル部にセットされているスクランブル
鍵にずれが生じてしまい、デスクランブルの対象となる
ストリーム単位に対応したスクランブル鍵が存在しない
ことがあり得る。即ち、スクランブル単位314の再生
時にはCurrent#keyにKs2、Next#keyにはKs3がセ
ットされているにもかかわらず、連続するスクランブル
単位315の再生時にはCurrent#keyがKs5、とな
り、上記Next#keyのKs3と連続するCurrent#keyのK
s5が一致しない。
【0019】この場合、受信機807は再度デスクラン
ブルの対象となるストリーム単位315に対応するECM
の解釈をECM解釈部809で行い、スクランブル鍵Ks
5を取得しデスクランブル部に渡しデスクランブルを行
うこととなる。しかし、上記ECM解釈処理が完了しデスク
ランブル部にスクランブル鍵Ks5が渡されるまで所定
のストリーム単位のデスクランブルが行えず、視聴不可
となってしまうのである。
【0020】また、あるスクランブルコンテンツに別の
スクランブルコンテンツを付加して再生を行う場合、コ
ンテンツと対応するECMを付加したとしても各々のスク
ランブルコンテンツのスクランブル鍵は独立に生成され
ており次のような課題が存在する。
【0021】即ち、付加コンテンツをベースとなるコン
テンツ(ベースコンテンツ)に付加し、付加コンテンツ
の挿入位置直後のスクランブル単位を再生する場合、当
該スクランブル単位に対応するスクランブル鍵とデスク
ランブル部にセットされているスクランブル鍵とに上記
同様のずれが生じ、スクランブルコンテンツを間引く場
合と同じ問題が起こる。
【0022】また、間引き視聴およびコンテンツの付加
をする場合において、間引き対象部、付加対象部の直後に
ECMを取得することが可能となる送出方法をとれば前記
問題は発生しないが、コンテンツとECMの送出は時間的に
厳密な同期をとっておらず、従来設備では困難である。
【0023】さらに、上記サービスは蓄積を前提とした
ものであるが、当該サービスに対応していない従来受信
機でのリアルタイムの視聴とも両立することが望まれ
る。
【0024】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、コンテンツの間引き、あるいは付加といっ
た再生制御を送信側が柔軟に行うことを可能とし、かつ
間引き可能な部分を間引くあるいは付加可能な部分を付
加する場合にも途切れることなく視聴・再生が行え、さ
らに従来受信機におけるリアルタイム視聴時も誤動作等
の不都合なくコンテンツを間引くことなしに視聴が可能
となる送受信システム、装置、及び再生制御方法を提供
することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の手段を採用している。すなわち、本
発明は、送信装置より送信されたコンテンツを受信装置
にて蓄積すると共に、必要に応じて上記蓄積したコンテ
ンツを再生する送受信システムを前提としている。ここ
で、送信装置が備える再生制御情報作成手段は、上記コ
ンテンツにおける間引き対象部及び/又は付加対象部の
情報を含む再生制御情報を生成する。次に、上記再生制
御情報を受信した受信装置を構成する再生制御部は、該
再生制御情報に基づいて、上記送信されたコンテンツの
間引き対象部及び/又は付加対象部を判定し、コンテン
ツ再構成部が当該判定結果に基づいて、上記コンテンツ
を再構成し視聴対象部分を抽出する。
【0026】以上により、送信装置は、受信装置の再生
時におけるコンテンツのどこを間引く、あるいは付加す
るといった制御を行うことが可能となる。また、受信装
置では、上記再生制御情報に基づいて、コンテンツの所
定部分の間引き、及び所定部分へのコンテンツの付加等
を行うことができる。
【0027】さらに、上記再生制御部及びコンテンツ再
構成部は、蓄積前のコンテンツを処理する構成や、蓄積
後のコンテンツを処理する構成がある。
【0028】蓄積前のコンテンツを処理する構成では、
蓄積後の視聴・再生時の処理が従来と同じ処理で可能と
なる。又、コマーシャル部分等の不要なコンテンツを蓄
積部に蓄積することが無いために、蓄積部を不必要に圧
迫することが無い。
【0029】さらに、上記再生制御部は、ユーザーによ
り設定された上記コンテンツの視聴部位に関する情報で
あるユーザー設定情報に基づいて、上記コンテンツの間
引き対象部及び/又は付加対象部を判定する構成では、
ユーザーが、視聴したいコンテンツの登録(設定)を自
由に行うことができる。
【0030】又、上記送信装置が、さらに上記再生制御
情報に基づいてスクランブル鍵を生成するスクランブル
鍵生成部を備える構成では、予め間引きや付加を考慮し
て生成され、配置されたスクランブル鍵により、コンテ
ンツの間引きや付加が行われた際にもスクランブル鍵の
情報(Current#key、Next#key)は整合性がとれている
ため、デスクランブルにより映像が途切れることがな
い。
【0031】尚、上記スクランブル鍵の作成方法は、具
体的には、上記間引き対象部に対応するコンテンツの最
初のスクランブル単位にスクランブルを施すスクランブ
ル鍵と、上記間引き対象部直後に対応するコンテンツの
スクランブル単位にスクランブルを施すスクランブル鍵
とを同一する方法や、上記付加対象部の直後に対応する
コンテンツの最初のスクランブル単位にスクランブルを
施すスクランブル鍵と、上記付加対象部に付加される付
加コンテンツの最初のスクランブル単位にスクランブル
を施すスクランブル鍵とを同一にする方法がある。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。
【0033】[実施の形態1]本発明の実施の形態1に
係る送受信システムの構成について説明する。図1に示
すように、送受信システムは、送信装置101と受信装置
108より構成される。尚、上記送信装置101は、コ
ンテンツ作成部102、再生制御情報生成部103、ス
クランブル鍵生成部104、ECM作成部105及び、ス
クランブル部107とを備えている。尚、上記各部の処
理の詳細は随時説明する。
【0034】まず、送信装置101を構成するコンテン
ツ作成部102は外部のコンテンツホルダーから取得し
た情報、あるいは直接入力される情報等を基に映像、音
声、データ等のコンテンツを作成し、同じく送信装置1
01を構成する多重化部106及び再生制御装置103
に送信する。続いて、再生制御情報作成部103は、上
記コンテンツ作成部102より受信したコンテンツを基
に再生制御情報を生成し、上記多重化部103及び、ス
クランブル鍵生成部104に送信する。尚、再生制御情
報作成部103は外部のコンテンツホルダーから取得す
る再生制御に関わる情報及び、直接入力される情報等を
基に再生制御情報を生成してもよい。ここに上記再生制
御情報とは、当該コンテンツのどの部分が間引き可能、
付加可能か、またどのような契約状態にあれば間引き、
付加を許可するかといったコンテンツの再生制御に関わ
る情報であり、例えば図4(401)や図5(501)
に示すように、間引き対象部402や付加対象部502
といった情報を含む。
【0035】次に、スクランブル鍵生成部104では、
上記再生制御情報を受信すると、間引き対象部及び付加
対象部のスクランブル鍵を前後との関係を考慮して生成
する。
【0036】ここで、上記スクランブル鍵生成部104
におけるスクランブル鍵生成の処理の流れを、図6を用
いて以下に示し、あわせて図4、図5を用いて、コンテ
ンツの間引き時、及び付加時の処理の詳細について説明
する。
【0037】まず、スクランブル鍵生成部104は、ス
クランブル鍵を生成する対象となるコンテンツの再生制
御情報を再生制御情報作成部103から受信する(ステ
ップ601)。次に、スクランブル鍵生成部104は、
受信した再生制御情報の解釈を行い、スクランブル鍵を
生成する対象となるコンテンツの間引き対象部402及
び、付加対象部502等の有無と、コンテンツのどの部
分が再生制御の対象部分となっているかを把握する(ス
テップ602)。続いて、スクランブル鍵を生成する際
に、当該スクランブル鍵でスクランブルを掛ける部分が
上記間引き対象や付加対象、即ち、再生制御の対象であ
るかの判定を行う(ステップ603)。
【0038】ここで、再生制御の対象でない場合、従来
技術で説明したように、スクランブル鍵を通常どおり更
新しながら対象となるコンテンツにスクランブルを施す
(ステップ605)。
【0039】又、対象コンテンツが再生制御の対象であ
る場合であって、再生制御情報401に間引き対象部4
02を含む場合(図4)、間引き対象部402の先頭部
403のスクランブル単位をスクランブル処理するため
のスクランブル鍵405と、間引き対象部直後406に
対応するスクランブル単位をスクランブル処理するため
のスクランブル鍵408とが同じ鍵(ここではKs2)
となるようにスクランブル鍵を生成する。
【0040】また、再生制御情報501に付加対象部5
02(付加コンテンツが挿入される部)を含む場合(図
5)、付加コンテンツの最初のスクランブル単位503
に対応するスクランブル鍵504と、付加コンテンツ挿
入位置直後のスクランブル単位505に対応するスクラ
ンブル鍵506とが同じ鍵となるようにスクランブル鍵
を生成する(ステップ604)。尚、ベースコンテンツ
に付加コンテンツを付加(挿入)する場合でも、当該ベ
ースコンテンツと付加コンテンツが独立して送信される
ことが考えられる。このため、上記スクランブル鍵生成
部104は、付加対象部502の直後のスクランブル単
位505に対応するスクランブル鍵506に、常時同じ
鍵を使用することで付加コンテンツのスクランブル鍵と
ベースコンテンツのスクランブル鍵を容易に管理するこ
とができる。
【0041】スクランブル鍵を生成する必要のある上記
再生制御情報のスクランブル単位がなくなった場合は当
該スクランブル鍵生成処理を終了し、連続するスクラン
ブル単位がある場合はステップ603へ戻り処理を継続
する(ステップ606)。
【0042】以上によって、スクランブル鍵生成部10
4において、各スクランブル単位に適合したスクランブ
ル鍵が作成され、当該スクランブル鍵はECM生成部10
5及びスクランブル部107に送信される。
【0043】次に、ECM生成部105では、上記スクラ
ンブル鍵生成部104にて生成された上記スクランブル
鍵を受信すると、Current#key、Next#keyに対応するス
クランブル鍵を格納したECMを生成し、上記多重化部1
06へ送信する。ここで、ECM生成部105におけ
る、Current#key、Next#keyに対する処理について以下
に詳細を説明する。
【0044】まず、間引き対象部402に対応するECM
に記述するCurrent#key、Next#keyについて、図4を用
いて説明する。
【0045】図4において、間引き対象部402にスク
ランブルを掛けているスクランブル鍵はKs2−40
5、KsX−409、KsY−410である。
【0046】上記スクランブル鍵生成部104が、間引
き対象部402の最初のスクランブル単位403に対応
するスクランブル鍵405と、間引き対象部直後406
のスクランブル単位に対応するスクランブル鍵408と
に同じスクランブル鍵を生成することは上述したとおり
である。
【0047】上記ECM生成部105では、間引き対象部
402の直前のスクランブル単位411に対応するECM
412のNext#keyと、間引き対象部の最初のスクランブ
ル単位403に対応するECM413のCurrent#keyと、間
引き対象部402における最後のスクランブル単位41
4に対応するECM415のNext#keyと、間引き対象部直
後のスクランブル単位406に対応するECM416のCur
rent#keyとに同じスクランブル鍵Ks2−405を記述
する。なおKsX−409、KsY−410は前後のス
クランブル鍵との関係を考慮する必要はない。以上によ
り、Current#keyに順次Ks1、Ks2、KsX、Ks
Y、Ks2、Ks6の順でスクランブル鍵が格納されて
いる場合、Next#keyは順次Ks2、KsX、KsY、K
s2、Ks6という順でスクランブル鍵が格納される。
【0048】以上により、例えば間引き対象部402を
間引いて(削除して)再生した場合であっても、スクラ
ンブル単位411、406に対応するECMのCurrent#
key及びNext#keyの整合性が取れることになる。
【0049】次に付加対象部502に対応するECMに記
述するCurrent#key、Next#keyについての図5を用いて
説明する。
【0050】図5において、付加コンテンツにスクラン
ブルを掛けているスクランブル鍵はKs2−504、K
sX'−508、KsY'−509である。
【0051】上記スクランブル鍵生成部104は、付加
コンテンツの最初のスクランブル単位503に対応する
スクランブル鍵504と、付加コンテンツ挿入位置直後
のスクランブル単位505に対応するスクランブル鍵5
06とに同じスクランブル鍵を生成することは上述した
とおりである。
【0052】上記ECM生成部105では、付加コンテン
ツの最初のスクランブル単位503に対応するECM50
1のCurrent#keyと、付加対象部の最後のスクランブル
単位511に対応するECM512のNext#keyと、付加コ
ンテンツ挿入位置(付加対象部505)直前のスクラン
ブル単位513に対応するECM514 のNext#keyと、付
加コンテンツ挿入位置直後のスクランブル単位505に
対応するECM515のCurrent#keyとに同じスクランブル
鍵Ks2−506、504を記述する。なおKsX'−
508、KsY'−509は前後のスクランブル鍵との
関係を考慮する必要はない。
【0053】以上により、例えば付加コンテンツ部を付
加対象部502に付加して再生した場合であっても、ス
クランブル単位513と503、及び511と505に
対応するECMのCurrent#key及びNext#keyの整合性が
取れることになる。
【0054】さて、上記コンテンツ、再生制御情報、EC
Mを受信した多重化部106は当該コンテンツ、再生制
御情報及び、ECMを所定の方法を用いて多重化し、多重
化データとしてスクランブル部107に送信する。
【0055】スクランブル部107では、多重化部10
6から受信した多重データと、スクランブル鍵生成部1
04からスクランブルを掛けるデータに対応したスクラ
ンブル鍵とを受信し、該スクランブル鍵を用いて上記多
重化データに含まれる所定のコンテンツにスクランブル
を掛ける。なお、再生制御情報を送る方法としては例え
ばECMで送る方法、上記PSI/SIで送る方法、TSパケットの
ヘッダ部で送る方法、あるいは、別途新たなテーブルを規
定する方法でもよい。
【0056】以上のように、送出側から上記再生制御情
報を送出することにより、受信側においてコンテンツの
どこを間引く、あるいは付加するといった送信側の意図
する制御が可能となる。
【0057】続いて図1を用いて、送受信システムの受
信装置108における処理の詳細を説明する。尚、上記
受信装置108は、フィルタリング部109、蓄積部1
14、再生制御部110、ユーザー情報部111、コン
テンツ制御部112、ECM解釈部113、及びデスク
ランブル部115より構成されるが、上記各部の処理の
詳細は随時説明する。尚、ユーザー情報部111は、ユ
ーザー設定情報及び、ユーザーの契約情報からなるユー
ザー情報を保持しており、再生時には再生制御部110
へユーザー情報を送信する。ここにユーザー設定情報と
はコンテンツのジャンルなどに基づいて、予めユーザー
がコンテンツの間引く、間引かない(視聴しない、視聴
する)等を登録(設定)したものである。また、ユーザ
ーの契約情報とは契約状態(契約レベル:全編視聴可の
契約、レベル1のシーンのみ視聴可の契約、レベル2の
シーンのみ視聴可の契約等)を示し、上記契約状態によ
ってコンテンツの視聴可、不可とする再生制御情報を受
信した場合に利用される情報である。
【0058】まず、受信装置108を構成するフィルタ
リング部109は、種々のデータが多重された上記多重
化データを放送信号として受信し、該多重化データをコ
ンテンツ(スクランブルコンテンツ)、ECM、再生制御情
報を含むパケットとしてPartial TSの形式で上記蓄積部
114に蓄積する。尚、蓄積時にPIDによりECM,
スクランブルストリーム等を識別し、上記ECM、スク
ランブルストリームを分離して蓄積してもよい。
【0059】次に、上記蓄積されたコンテンツを再生す
る際の、上記再生制御部110における再生制御の詳細
処理を、図7の処理フローを用いて説明する。
【0060】まず、再生制御部110は、例えばユーザ
ーからの所定のコンテンツの再生命令等に基づいて、上
記ユーザー情報部111から視聴対象となるコンテンツ
に対応するユーザー情報を受信する(ステップ70
1)。さらに再生制御部110は上記蓄積部114から
視聴対象となるコンテンツに対応する再生制御情報を受
信する(ステップ702)。
【0061】続いて再生制御部110は、コンテンツの
視聴判定対象となる部分について上記再生制御情報と上
記ユーザー情報とから契約レベルで視聴・再生の可否を
判断する。具体的には、例えば全コンテンツ視聴・再生
可能、ボーナス部のみ視聴・再生可能、コマーシャル部
のみ視聴・再生可能といったものである。
【0062】ここで、当該コンテンツが契約レベルで視
聴不可能の場合には、処理を終了する(ステップ703
→ステップ706)。尚、上記コンテンツの視聴が不可
能である場合には、例えば出力装置116に対して当該
視聴不可能である旨のメッセージを送信する等により、
ユーザーに通知を行ってもよい。
【0063】上記コンテンツが部分的にでも視聴可能で
ある場合、さらにユーザー設定レベルでの再生可能、不
可能を判断する(ステップ704)。ユーザー設定レベ
ルとは、具体的にはユーザーが希望しないコマーシャル
コンテンツのスキップ等である。
【0064】ここで、当該コンテンツが、ユーザー設定
レベルで視聴不可能(あるいは視聴しない設定)の場合
には、処理を終了する(ステップ704→ステップ70
6)。尚、この場合も当該視聴不可能である旨のメッセ
ージを送信する等により、ユーザーに通知を行ってもよ
い。
【0065】次に、上記ユーザー設定レベルでも視聴可
能(視聴する設定)の場合には、上記再生制御部110
は、該視聴可能であるコンテンツや当該コンテンツの再
生可能である部分の情報、及び当該再生可能であるコン
テンツに対応するECMの情報をコンテンツ制御情報
(判定結果)としてコンテンツ制御部112に送信する
(ステップ5)。
【0066】尚、再生制御部110は、コンテンツが視
聴不可となった部分とそれに対応するECMに関する情報
をコンテンツ制御情報としてコンテンツ制御部113に
送信してもよい。
【0067】コンテンツの視聴対象部分の判定が全て終
了すれば処理終了、視聴対象部分の判定が終了してなけ
れば契約レベルでの再生可能・不可能の判断から繰り返
し、すべての視聴対象部分の判定が終了すれば再生制御
部110の処理を終了する(ステップ706→703、
又は、ステップ706→終了)。
【0068】次にコンテンツ制御部112は、上記再生
制御部110よりコンテンツ制御情報を受信した後、コ
ンテンツ再構成部117にて当該コンテンツ制御情報を
基に視聴対象となっているスクランブルコンテンツを上
記蓄積部114から取得し、当該スクランブルコンテン
ツの視聴(可能)部分のみ上記デスクランブル部115
に送信する。また、同時に上記スクランブルコンテンツ
に対応するECMを同じく前記蓄積部114から取得し、
当該スクランブルコンテンツの視聴可能部分に対応する
ECMを上記ECM解釈部113へ送信する。
【0069】又、付加対象部に付加コンテンツを付加す
る必要がある場合には、上記コンテンツ再構成部112
は、対象となる付加コンテンツを、上記蓄積部114よ
り読み出して、コンテンツの対応する付加対象部に付加
した後、ECM解釈部113に送信する。尚、上記付加対
象部に対応する付加コンテンツの選択は特に限定しない
が、例えば送信装置101の再生制御情報作成部103
にて作成する再生制御情報に、予め付加対象部と当該付
加対象部に付加すべき付加コンテンツの情報とを関連付
けておくといった方法が考えられる。
【0070】続いてECM解釈部113は、前記コンテン
ツ制御部112から受信したECMの解釈を行い、スクラ
ンブル鍵を上記デスクランブル部115へ送信する。
尚、上記ECM解釈部113は、上記ECMを前記蓄積部11
4から直接受信しても良い。
【0071】デスクランブル部115では、前記コンテ
ンツ制御部112から受信したスクランブルコンテンツ
を、前記ECM解釈部113から受信したECMに格納されて
いるスクランブル鍵を用いてデスクランブルし、出力装
置116へ送信する。但し、上記例ではコンテンツすべ
てにスクランブルが掛かっているものとして説明した
が、スクランブルが掛かっていないコンテンツは当然、
デスクランブルされずに出力する。 出力装置116は
上記デスクランブル部115から受信したコンテンツを
例えば映像としてディスプレイ等に出力する。
【0072】以上のように受信装置では、上記再生制御
情報に基づいて、コンテンツの所定部分の間引き、及び
所定部分へのコンテンツの付加等を行うことが可能にな
る。また、予め間引きや付加を考慮して生成され、配置
されたスクランブル鍵により、コンテンツの間引きや付
加が行われた際にもECMにおけるスクランブル鍵の情報
(Current#key、Next#key)は整合性がとれているた
め、デスクランブルにより映像が途切れることがない。
【0073】尚、再生制御部110、コンテンツ制御部
112及び、ECM解釈部113は、受信装置内部に置か
れるほか、セキュリティモジュールとしてICカードやPC
MCIAカード等で受信機外部のものとして提供してもよ
い。
【0074】又、送信装置より送信されるコンテンツ
は、必ずしもスクランブルが掛けられている必要は無
く、例えばスクランブルの掛けられていないコンテンツ
にたいして、必要に応じてコマーシャルの間引き等を行
って再生するものでもよい。 [実施の形態2]本発明の実施の形態2における送受信
システムは図2に示すように、送信装置においては上記
実施の形態1における送信装置101と同じ構成であ
る。但し、受信装置201は、再生制御部203が、コ
ンテンツを蓄積する前段に設けられている点で実施の形
態1と異なる。又、処理内容としては、間引き制御及
び、付加制御といった制御を蓄積時に行うか視聴・再生
時に行うかという点で異なっているが詳細は後述する。
【0075】まず、受信装置308を構成するフィルタ
リング部109は、送信装置101より送信された上記
多重化データを受信し、当該多重化データをスクランブ
ルコンテンツ、ECM、再生制御情報を含むパケット等に分
離し、再生制御部202に送信する。
【0076】続いて、再生制御部202では、上記分離
した多重化データを受信すると、ユーザー情報部111
から上記ユーザー情報を受信する。
【0077】次に再生制御部202を構成するコンテン
ツ再構成部203は、コンテンツ、再生制御情報、及び
上記ユーザー情報に基づいて、当該コンテンツの間引き
可能、付加可能等の判定を行い、例えばデスクランブル
できないコンテンツや、ユーザーにより視聴しない設定
になっているコマーシャル等の部分を削除して、当該削
除後のスクランブルコンテンツと該コンテンツに対応す
るECMを蓄積部204に蓄積する。
【0078】又、付加対象部に付加コンテンツを付加す
る必要がある場合には、上記コンテンツ再構成部203
は対象となる付加コンテンツを、随時受信し、又は上記
蓄積部204より読み出し、コンテンツの対応する付加
対象部に付加した後、上記蓄積部204に蓄積する。
【0079】尚、蓄積の可否の判断については上記実施
の形態1における再生制御部110での、再生制御情
報、ユーザー情報を用いた視聴可、不可の判定と同様で
あるが、別途蓄積制御用の情報を再生制御情報に記述
し、該蓄積制御情報により蓄積の制御を行っても良い。
【0080】以後、上記蓄積部204に蓄積されたスク
ランブルコンテンツやECMがコンテンツ制御部112に
て読み出され、さらにECMはECM解釈部113を介してデ
スクランブル部115に送信される点、及び上記デスク
ランブル部115にてコンテンツがデスクランブルされ
て出力装置116に再生される点は上記従来技術と同様
である。
【0081】以上のように、本実施の形態2では受信装
置201において、蓄積部204に蓄積されているコン
テンツ及びECMは、ユーザー情報に基づいて間引き対象
部分は間引かれ、付加対象部分は付加された状態で蓄積
されている。それ故、蓄積後の視聴時においてコンテン
ツ制御部は対象となるスクランブルコンテンツをデスク
ランブル部115へ、対象となるECMをECM解釈部113
へ渡すという視聴・再生時の処理が従来と同じ処理で可
能となる。又、コマーシャル部分等の不要なコンテンツ
を蓄積部204に蓄積することが無いために、蓄積部2
04を不必要に圧迫することが無い。
【0082】さらにユーザーが、予め視聴不可能である
コンテンツを蓄積した後、契約状態を変更して上記蓄積
したコンテンツを再生するといったことを防ぐことも可
能である。
【0083】なお、実施の形態1及び、2ともに再生制
御情報を送信装置から送出する変わりに以下の方法をと
っても良い。
【0084】即ち、送出時に再生(蓄積)の可、不可を
スクランブルの有無(TSパケットのヘッダ部におけるス
クランブルフラグの有無)に反映させて送出する。例え
ば再生可の部分のTSパケットはスクランブルフラグな
し、再生不可の部分のTSパケットにはスクランブルフラ
グをたてる。
【0085】受信側ではスクランブルフラグがたってい
る場合は基本的には再生不可(契約のある受信機は再生
可)、スクランブルフラグの立っていない場合は再生可
とする。
【0086】スクランブルフラグを利用する場合にも蓄
積時に視聴・再生の可、不可を判断する場合と再生時に
再生の可、不可を判断する場合とがあるが基本的な処理
フローは再生制御情報を利用する場合と同様である。
【0087】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る送受信システム、および装置では、送信装置に再生
制御情報生成手段を設けて、コンテンツの間引き対象部
や付加対象部の情報を送信することにより、受信装置で
はコンテンツのどの部分が間引きあるいは付加可能・不
可能であるといったことを判断することができ、即ち、
送出側にて受信側におけるコンテンツの再生を柔軟に制
御することを可能にしている。
【0088】又、スクランブル鍵生成部では、上記再生
制御情報に基づいて、間引き対象部及び付加対象部に対
応したスクランブル鍵の生成、配置を行うために、コン
テンツの所定部を間引き、あるいは付加しても、デスク
ランブル時に映像が途切れたりすることが無い。
【0089】また、本発明に係る受信装置の構成は、従
来のリアルタイム視聴時にも誤動作することなく視聴が
可能となる。
【0090】さらに、本実施の形態2では、従来の受信
装置に再生制御部を付加するのみでよく、即ち、従来の
受信装置をほぼそのまま流用することが可能であり、従
来のリアルタイム視聴も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る送受信システムを示すブロック図
【図2】実施の形態2における送受信システムを示すブ
ロック図
【図3】従来のスクランブル鍵の格納方法を説明するイ
メージ図
【図4】本発明に係る再生制御情報及びスクランブル鍵
の、コンテンツ間引き時の格納方法を説明するイメージ
【図5】本発明に係る再生制御情報及びスクランブル鍵
の、コンテンツ付加時の格納方法を説明するイメージ図
【図6】送信装置におけるスクランブル鍵生成部の処理
を示すフローチャート
【図7】受信装置における再生制御部の処理を示すフロ
ーチャート
【図8】従来の受信システムの構成を示すブロック図
【符号の説明】
101―送信装置 102―コンテンツ作成部 103―再生制御情報作成部 104―スクランブル鍵生成部 105―ECM生成部 106―多重化部 107―スクランブル部 108―受信装置 109―フィルタリング部 110―再生制御部 111―ユーザー情報部 112―コンテンツ制御部 113―ECM解釈部 114―蓄積部 115―デスクランブル部 116―出力装置 117―コンテンツ再構成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/16 H04L 9/00 641 (72)発明者 庭野 智 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松尾 隆史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 東 吾紀男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C025 AA25 AA30 BA30 DA04 DA10 5C053 FA20 FA21 FA23 FA30 GB40 HA40 JA21 JA30 LA07 5C064 BC06 BC22 BC25 BD09 BD13 5J104 AA16 AA33 AA34 BA03 EA04 EA16 NA02 PA05

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信装置より送信されたコンテンツを受
    信装置にて蓄積すると共に、必要に応じて上記蓄積した
    コンテンツを再生する送受信システムにおいて、 上記送信装置は、 上記コンテンツにおける間引き対象部及び/又は付加対
    象部の情報を含む再生制御情報を生成する再生制御情報
    作成手段を備え、 上記受信装置は、 少なくとも上記再生制御情報に基づいて、上記送信され
    たコンテンツの間引き対象部及び/又は付加対象部を判
    定する再生制御部と、 上記再生制御部による判定結果に基づいて、上記コンテ
    ンツを再構成し視聴対象部分を抽出するコンテンツ再構
    成部とを具備することを特徴とする送受信システム。
  2. 【請求項2】 上記再生制御部及びコンテンツ再構成部
    は、蓄積後のコンテンツを処理する請求項1に記載の送
    受信システム。
  3. 【請求項3】 上記再生制御部及びコンテンツ再構成部
    は、蓄積前のコンテンツを処理する請求項1に記載の送
    受信システム。
  4. 【請求項4】 上記再生制御部は、 さらにユーザーの契約状態を示すユーザー契約情報に基
    づいて、上記コンテンツの間引き対象部及び/又は付加
    対象部を判定する請求項2又は3に記載の送受信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記再生制御部は、 さらにユーザーにより設定された上記コンテンツの視聴
    部位に関する情報であるユーザー設定情報に基づいて、
    上記コンテンツの間引き対象部及び/又は付加対象部を
    判定する請求項2又は3に記載の送受信システム。
  6. 【請求項6】 上記送信装置は、 さらに上記再生制御情報に基づいてスクランブル鍵を生
    成するスクランブル鍵生成部を備える請求項1に記載の
    送受信システム。
  7. 【請求項7】 上記スクランブル鍵生成部は、 上記間引き対象部に対応するコンテンツの最初のスクラ
    ンブル単位にスクランブルを施すスクランブル鍵と、上
    記間引き対象部直後に対応するコンテンツのスクランブ
    ル単位にスクランブルを施すスクランブル鍵とを同一に
    する請求項6に記載の送受信システム。
  8. 【請求項8】 上記スクランブル鍵生成部は、 上記付加対象部の直後に対応するコンテンツの最初のス
    クランブル単位にスクランブルを施すスクランブル鍵
    と、上記付加対象部に付加される付加コンテンツの最初
    のスクランブル単位にスクランブルを施すスクランブル
    鍵とを同一にする請求項6に記載の送受信システム。
  9. 【請求項9】 送信側より送信されたコンテンツを受信
    側にて蓄積して再生する際の再生制御方法において、 上記コンテンツにおける間引き対象部及び/又は付加対
    象部の情報を含む再生制御情報を生成する生成ステップ
    と、 上記再生制御情報に基づいて、上記送信されたコンテン
    ツの間引き対象部及び/又は付加対象部を判定する判定
    ステップと、 上記判定結果に基づいて、上記コンテンツを再構成し視
    聴対象部分を抽出する抽出ステップとを具備することを
    特徴とする再生制御方法。
  10. 【請求項10】 上記判定ステップ及び抽出ステップ
    は、コンテンツを蓄積するステップの後段に設けられる
    請求項9に記載の再生制御方法。
  11. 【請求項11】 上記判定ステップ及び抽出ステップ
    は、コンテンツを蓄積するステップの前段に設けられる
    請求項9に記載の再生制御方法。
  12. 【請求項12】 上記判定ステップは、さらにユーザー
    の契約状態を示すユーザー契約情報に基づいて、上記コ
    ンテンツの間引き対象部及び/又は付加対象部を判定す
    る請求項10又は11に記載の再生制御方法。
  13. 【請求項13】 上記判定ステップは、さらにユーザー
    により設定された上記コンテンツの視聴部位に関する情
    報であるユーザー設定情報に基づいて、上記コンテンツ
    の間引き対象部及び/又は付加対象部を判定する請求項
    10又は11に記載の再生制御方法。
  14. 【請求項14】 さらに上記再生制御情報に基づいてス
    クランブル鍵を生成する鍵生成ステップを備える請求項
    9に記載の再生制御方法。
  15. 【請求項15】 送信側よりコンテンツを送信し、受信
    側にて当該コンテンツを蓄積して再生するに際して、 上記コンテンツにおける間引き対象部及び/又は付加対
    象部の情報を含む再生制御情報を生成する生成ステップ
    と、 上記再生制御情報に基づいて、上記送信されたコンテン
    ツの間引き対象部及び/又は付加対象部を判定する判定
    ステップと、 上記判定結果に基づいて、上記コンテンツを再構成し視
    聴対象部分を抽出する抽出ステップとをコンピュータに
    実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 送信側よりコンテンツを送信し、受信
    側にて上記コンテンツを蓄積して再生する機能をコンピ
    ュータに実現させるプログラムにおいて、 上記コンテンツにおける間引き対象部及び/又は付加対
    象部の情報を含む再生制御情報を生成する生成ステップ
    と、 上記再生制御情報に基づいて、上記送信されたコンテン
    ツの間引き対象部及び/又は付加対象部を判定する判定
    ステップと、 上記判定結果に基づいて、上記コンテンツを再構成し視
    聴対象部分を抽出する抽出ステップとをコンピュータに
    実現させるためのプログラム。
  17. 【請求項17】 受信装置にて蓄積可能なコンテンツを
    送信する送信装置において、 上記コンテンツにおける間引き対象部及び/又は付加対
    象部の情報を含む再生制御情報を生成する再生制御情報
    作成手段を備えることを特徴とする送信装置。
  18. 【請求項18】 送信装置より送信されたコンテンツを
    蓄積すると共に、必要に応じて上記蓄積したコンテンツ
    を再生する受信装置において、 上記コンテンツにおける間引き対象部及び/又は付加対
    象部の情報を含む再生制御情報に基づいて、上記送信さ
    れたコンテンツの間引き対象部及び/又は付加対象部を
    判定する再生制御部と、 上記再生制御部による判定結果に基づいて、上記コンテ
    ンツを再構成し視聴対象部分を抽出するコンテンツ再構
    成部とを具備することを特徴とする受信装置。
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