JP2002238031A - 記録媒体の記録方法 - Google Patents
記録媒体の記録方法Info
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Abstract
新鮮さを末永く保つ目的の記録媒体の記録方法を提供す
る。 【解決手段】 記録媒体はデータ領域とインデックス領
域とを有しており、データ領域には、動画データを含ん
だ複数のオブジェクトが記録されている。インデックス
領域は複数のサブ領域を含み、各サブ領域はデータ領域
に記録されている複数のオブジェクトから抜粋された一
群のものの記録アドレスと(図8(a))、それらを無
作為に再生する旨のフラグと、無作為再生の繰り返し回
数とが記録されている(図8(b))。
Description
て情報信号が記録された記録媒体の記録方法に関し、中
でもディジタル動画像データ、オーディオデータ、副映
像データを含むオブジェクトが記録された記録媒体の記
録方法に関する。
エアロビクスや学習教材、料理教材等の様々なジャンル
のインタラクティブソフトが次世代の映像ソフトとして
脚光を浴びつつある。インタラクティブソフトとは、再
生進行に分岐が複数存在し、それらの分岐先が操作者に
よる操作に応じて適宜切り換わるソフトをいい、その簡
易なものが現状のビデオCDのアプリケ−ションとして
登場している。インタラクティブソフトの第1の基盤技
術は分散記録である。
螺旋トラックに記録しておくのでは無く、数秒長、数分
長というように数本に寸断し、これらを螺旋トラックの
複数個の円弧上にバラバラの順序で記録する。第2の基
盤技術は、数本に寸断された映像情報を複数の制御情報
によって任意の順序で読み出すというランダムアクセス
である。ランダムアクセス用の制御情報は、寸断された
映像の読み出し順序と、映像が記録されている螺旋トラ
ックの円弧を指示するアドレス情報とをペアにして構成
される。この制御情報は、読み出し順序の組み合わせを
変えたものが何本も存在し、ユーザはこれらのうち一つ
をメニュ−等で選択することができる。
換えることによって、上記のインタラクティブソフトで
は、コースを幾つも提示し、このうち操作者の志望にあ
った物を選択させるようにしている。以降エアロビクス
のインタラクティブソフトの一例を簡単に説明する。エ
アロビクスインタラクティブソフトでは、インストラク
ターがエクササイズを行っている様子を撮影した実写映
像を複数光ディスクに記録している。また『ウエストを
細くする』『足を細くする』『5Kgダイエット』等操作
者の運動目的にあった再生経路をも光ディスクに記録し
ている。これらの再生経路は一つのコースに相当し、上
記の実写映像のうち自分の目的にあったもののみを選択
的に再生するよう指定している。例えば『足を細くす
る』コースの再生経路では、上記のインストラクターの
実写映像のうち、リズミカルにステップを踏む様子、右
脚、左脚を高くあげる様子、ジャンプする様子等足周り
の運動の実写映像を順次再生するよう再生経路が指定さ
れている。
では、上記のインストラクターの実写映像のうち、右周
り左周りに腰をねじる様子、上半身を前傾させる様子等
腰周りの運動の実写映像を順次再生するよう再生経路が
指定されている。これらのコースの表題は、光ディスク
をディスク再生装置に装填する際、イメージデータで描
画されたメニュ−によって操作者に提示される。操作者
が光ディスクをディスク再生装置に装填し、自分の運動
目的、体力、敏捷力を考えながら何れかのコースを選ぶ
と、そのコースにあった再生経路が選択され、ディスク
再生装置は、その再生経路に従って、複数の実写映像を
光ディスクから順次読み出してゆく。このように読み出
された映像は、映像信号に復号され、テレビに表示され
る。表示された実写映像に合わせて操作者がインストラ
クターと同様の運動を行えば、手軽にエクササイズを家
庭内で行うことができる。コースを試して見た結果運動
に物足りなさを感じたり、インストラクターの動きにつ
いてゆくのに疲労感を覚えれば、別のコースを選択する
ことによりレベル調整を行うことも可能である。
ラクティブソフトは、自身の運動能力や運動目的に応じ
てコースを切り換えることができるので、主婦が家事の
合間にダイエットを手軽に行うのにもってこいである。
サラリーマンやOLが出勤前の僅かな時間に日頃の運動
不足の解消するのにもってこいである。
でのインタラクティブソフトは目的別のコースを幾通り
も設けながらも、実写映像の順序が毎回同じであり、飽
きるのが早いという問題点がある。例えばエアロビクス
の場合には、レッスンの順序が毎回同じであるから、そ
の順序に体が順応してしまう。平たくいえばマンネリ化
が早いという点である。
ク再生装置のランダム再生機能を利用することを想いつ
くであろう。ランダム再生機能とは、記録内容を記録順
序に再生するのではなく無作為に再生するという機能で
あり、音楽ソフトの自動選曲機能として広く使用されて
いる。しかしこのような対処法はインタラクティブソフ
トに対しては、あまり好ましいものではない。何故なら
このようなランダム再生機能は、光ディスクの記録内容
全般をランダム再生に再生しようとするものである。も
しこのようなランダム再生がインタラクティブソフトを
記録した光ディスクに対して行われると、メニュ−の副
映像も、インストラクターが脚を上げる映像も、腕を振
る映像も混在した順序で表示されることになる。このよ
うに混在して表示されると、操作者は画面内で何が行わ
れているのかが理解できなくなり混乱してしまう。
ランダム再生させるのは、インタラクティブソフトの再
生経路によって構成されたコース別の論理構造をいたず
らに崩壊させるに過ぎない。このような混乱を回避して
好適に実写映像をランダム再生に表示させるには、ディ
スク再生装置にユーザープログラミング機能の利用を操
作者に呼び掛けるしかない。ユーザープログラミング機
能とは、どの記録内容をどういう順序で表示させるか
を、ディスク再生装置に命じるための機能である。これ
を用いて各コースに係る実写映像の再生順序を変更する
よう操作者に呼び掛ける。この呼び掛けは、主として光
ディスクのジャケットや取扱説明書等紙面上で行う。ユ
ーザープログラミング機能は昨今のディスク再生装置が
標準装備している機能であり、これを利用することは何
の支障もない。しかしここで問題となるのは、この機能
の利用を操作者に呼び掛けるという点である。つまり、
そうでなくても忙しい主婦やサラリーマンにいちいち実
写映像の再生順序のプログラムをお願いし、エアロビク
スをしてもらうというのは、光ディスクならではの手軽
さを損なわせるものであり、そんな手間が生じるとその
利用が敬遠されてしまうことにもなりかねない。
招くことなく、操作者によって選択されたコースに係る
動画像データを無作為に選択して再生することができる
記録媒体の記録方法を提供することである。本発明の第
2の目的は、プログラミング機能を用いることなく、操
作者によって選択されたコースに係る動画像データを無
作為に選択して再生ことができる記録媒体の記録方法を
提供することである。
達成するために本発明は、記録媒体の記録方法であっ
て、データを作成するステップと、作成したデータを記
録媒体に記録するステップとを有し、前記データは、動
画データを含む複数のビデオオブジェクトと、複数のプ
ログラムチェーン情報とを有し、各プログラムチェーン
情報は、前記複数のビデオブジェクトのうちの所定のビ
デオオブジェクトの再生順序を示す再生順序情報と、当
該再生順序情報に対応するフラグ情報と、当該再生順序
情報に対応する連結情報とを含み、前記フラグ情報は、
対応する再生順序情報が示すビデオオブジェクトのうち
の少なくとも1つをランダムに再生するか、前記所定の
ビデオオブジェクトの全てを順次再生するかを示し、前
記連結情報は、対応する再生順序情報で示される最後の
ビデオオブジェクトの再生終了後、次の再生に用いられ
るプログラムチェーン情報を示すことを特徴とする。
直径120mmの光ディスクに片面約4.7Gバイトの
記録容量を実現したディジタル・ビデオ・ディスク(以
下DVDと略す)が好適である。尚以下の説明において
は理解を助けるために以下のように項分け記載する。そ
の際、各項目の左側に分類番号を付す。分類番号の桁数
は、その項目の階層的な深さを意味している。分類番号
の最上位は(1)と(2)があり、(1)は光ディスクに関する
もの、(2)は再生装置(ディスク再生装置)に関するも
のである。 (1.)光ディスクの物理構造 (1.1)光ディスクの論理構造 (1.1.1)論理構造−ビデオタイトルセット (1.1.1.1)ビデオタイトルセット−ビデオタイトルセ
ット管理情報 (1.1.2.2)ビデオタイトルセット−VOB (1.1.2)論理構造−ビデオマネージャ (2.1)ディスク再生装置の概要 (2.2)ディスク再生装置の構成要素 (2.2.1)ディスク再生装置の構成要素-信号分離部86
の内部構成 (2.2.2)ディスク再生装置の構成要素-システム制御部
93の内部構成 (1.)光ディスクの物理構造 図1(a)はDVDの外観を示す図であり、図1(b)
はその断面図である。図1(c)は図1(b)の丸部の
拡大図である。DVD107は、図面の下側から第1の
透明基板108、情報層109、接着層110、第2の
透明基板111、及びラベル印刷用の印刷層112が積
層されて構成される。
111は、同一材質の補強用基板であるが、その厚さは
共に約0.6mmである。即ち両基盤とも大体0.5mm〜0.7mm
の厚さである。接着層110は、情報層109と第2の
透明基板111との間に設けられ両者を接着する。
接する面に金属薄膜等の反射膜が付着している。この反
射膜には成形技術により凹凸のピットが高密度に形成さ
れる。ピット形状を図1(d)に示す。図1(d)にお
ける各ピットの長さは0.4μm〜2.13μmであり、半径方
向に0.74μmの間隔を空けて螺旋状に列設され、一本の
螺旋トラックを形成している。
されることにより、図1(c)に示すように光スポット
114の反射率変化として情報が取り出される。DVD
での光スポット114は、対物レンズの開口数NAが大
きく、光ビームの波長λが小さいため、CDでの光スポ
ットに比べ直径で約1/1.6になっている。
に約4.7Gバイトの情報を記録できる。約4.7Gバイ
トの記録容量は、それまでのCDに比べて8倍近い大き
さである。そのため、DVDでは、動画像の画質の大幅な
向上が可能であり、再生時間についてもビデオCDの74
分に比べて2時間以上にまで向上させることができる。
は、光ビームのスポット径Dの小型化である。スポット
径Dは、スポット径D=レーザの波長λ/対物レンズの
開口数NAの計算式で与えられるので、よりレーザの波
長λを小さく開口数NAを大きくすることにより、スポ
ット径Dを小さく絞り込むことができる。留意すべき
は、対物レンズの開口数NAを大きくすると、チルトと
呼ばれるディスク面と光ビームの光軸の相対的な傾きに
よりコマ収差が生じる点である。これの縮小を図るべ
く、DVDでは透明基板の厚さを薄くしている。透明基
板を薄くすると、機械的強度が弱くなるという別の問題
点が浮上するが、DVDは別の基板を貼り合わせること
によりこれを補強しており、強度面の問題点を克服して
いる。
短い650nmの赤色半導体レーザと対物レンズのNA
(開口数)を0.6mm前後まで大きくした光学系とが用
いられる。これと透明基板の厚さを0.6mm前後に薄く
したこととがあいまって、直径120mmの光ディスク
の片面に記録できる情報容量が約4.7Gバイトまでに
至った。このような大容量によって、映画会社が制作す
る一つの映画を一枚の共通ディスクに収録し、多数の異
なる言語圏に対して提供することも可能になる。これら
の基盤技術によって実現された4.7Gバイトという記
録容量は、動画像データ、オーディオデータを複数記録
しても余りある。
から外周にかけて形成されている様子を模式的に示す。
螺旋トラックに対するデータ読み出しは、セクタと称さ
れる単位毎に行われる。セクタの内部構造は図2(b)
に示すように、セクタヘッダ領域と、ユーザデータ領域
と、誤り訂正コード格納領域からなる。セクタヘッダ領
域のセクタアドレスはそれぞれのセクタを識別するため
に用いられる。ディスク再生装置は多数のセクタのうち
読み出すべきものはどれであるかをこのセクタアドレス
を手掛かりにして探し出す。
が格納する。誤り訂正コード格納領域は、同セクタのユ
ーザデータ領域に対する誤り訂正コードを格納する。デ
ィスク再生装置は、同セクタのユーザデータ領域の読み
出し時に誤り訂正コードを用いて誤り検出を行い、誤り
訂正までも行うことにより、データ読み出しの信頼性を
保証する。
ては、物理セクタはセクタアドレスにより昇順に配置さ
れており、セクタアドレスに含まれる識別情報により上
部からリードイン領域と、リードイン領域に続いてボリ
ューム領域と、ボリューム領域に続いてリードアウト領
域と大別される。
読み出し開始時の動作安定用データ等が記録される。こ
れに対して『リードアウト領域』には、再生装置に再生
終了を告知する領域であり、意味のあるデータは記録さ
れていない。『ボリューム領域』は、アプリケーション
を構成するディジタルデータが格納される領域であり、
所属する物理セクタを論理ブロックとして管理する。論
理ブロックはデータ記録領域の先頭の物理セクタを0番
として、連続する物理セクタに連番を付与した単位で識
別される。図3の円b301に、ボリューム領域におけ
る論理ブロック群を示す。円内の多くの論理ブロックに
付された#m,#m+1,#m+2,#m+3・・・・といった数値が論理ブ
ロック番号である。
らにボリューム管理領域とファイル領域に分割される。
ボリューム管理領域には、ISO13346に従って、
複数の論理ブロックをファイルとして管理するためのフ
ァイルシステム管理情報が格納される。ファイルシステ
ム管理情報とは、複数のファイルのそれぞれのファイル
名と、各ファイルが占めている論理ブロック群のアドレ
スとの対応づけを明示した情報であり、ディスク再生装
置はこのファイルシステム管理情報を手掛かりしてファ
イル単位のディスクアクセスを実現する。即ち、ファイ
ル名が与えられると、全てのシステム管理情報を参照し
てそのファイルが占めている全ての論理ブロック群を算
出し、これらの論理ブロック群をアクセスして所望のデ
ィジタルデータのみを取り出す。
に示すように、ファイル領域にはビデオマネージャ(Vi
deo Manager)と複数のビデオタイトルセット(VideoTi
tleSet)が格納される。これらは複数の連続ファイルか
らなり上記のファイルシステム管理情報により、記録箇
所が算出される。このように連続ファイルである理由
は、動画像データのデータサイズは膨大であり、これを
一本のファイルにすると、そのファイルサイズが1GB
を越えてしまうからである。
れる1つ以上のDVDアプリケーションをグループ化し
て格納する。映画アプリケーションにおいてグループ化
される複数のタイトルとは、同一映画の劇場公開版やノ
ーカット版がある場合がこれに相当する。何故なら劇場
公開版やノーカット版といったタイトルは共有する映像
データが多いため、グループ化して管理するほうが効率
良く映像を活用できるからである。
オタイトルセットV1はインタラクティブソフトを収録し
ている。ビデオタイトルセットV1はインタラクティブソ
フト『エアロビクス』である。このインタラクティブソ
フトは本実施例における光ディスクの特徴的なデータ構
造によって実現されたものである。インタラクティブソ
フト『エアロビクス』は、3つのタイトルから成るタイ
トルセットであり、個々のタイトルは<ウエストスリム
コース>、<腕周りシェイプアップコース><トータル
フィットネスコース>と称する。
ルセットに格納される全てのタイトルから、ユーザが再
生すべきタイトルを選択するためのメニューに関する情
報が格納される。以下、ビデオタイトルセット及びビデ
オマネージャについて詳細を説明する。 (1.1.1)論理構造−ビデオタイトルセット 図5はビデオタイトルセットのデータ構造の説明図であ
る。
ブジェクト(VOB:Video Object)と、複数のビデオオブ
ジェクトの再生順序を管理するビデオタイトルセット管
理情報とを格納する。 (1.1.1.1)ビデオタイトルセット−ビデオオブジェク
ト(VOB) 『ビデオオブジェクト(VOB)』はディジタル動画、
ディジタル音声、イメージデータ、これらの管理情報を
含むことによりマルチメディア化されたデータである。
尚、本例はインタラクティブソフト『エアロビクス』で
あるから、図5に示される個々のVOB#1、2、3、4・・
・・それぞれは、エクササイズがリズミカルにステップを
踏む様子のシーン、右脚、左脚を高くあげる様子のシー
ン、ジャンプする様子のシーン、右周り左周りに腰をね
じる様子のシーン、上半身を前傾させる様子のシーン等
の約1分〜2分長のワンシーンに相当する。
タ構造は、複数のVOBユニット(VOBU)が先頭か
ら時系列順に配列された構成を持つ。VOBユニット
(VOBU)は、約0.5秒〜約1.0秒程度の再生デ
ータであり、図5の矢印先に詳細構成を示すように、管
理情報パック、動画パック、オーディオパックA〜C、副
映像パックA〜Bといった、複数種別のパックデータより
構成される。パックデータはそれぞれ2KByteのデータ
サイズであり、種類別のパックデータを集めて再統合す
ることにより、それぞれ、動画データ、音声データ、副
映像データ、制御情報を構成するディジタルデータ列に
なる。また、これら種類別に再統合されたディジタルデ
ータ列をエレメンタリストリームと称し、VOBを複数
のエレメンタリストリームから構成されるプログラムス
トリーム、あるいはシステムストリームと称することも
ある。
び図6では全てのVOBユニットの各パックデータは規
則性をもって配置したが、管理情報パックが先頭に配置
される事を除けば、再生装置によりバファリングされて
取り出されるため種別毎に隣接されて配置される必要は
なく、実際は混在して配置される。また、VOBユニッ
トに属するパック総数及び種類毎のパック数も、動画や
音声、副映像は可変長の圧縮データを含むため、同じで
ある必要はなく、実際にはVOBユニット毎にパック数
が異なる。また、VOBユニット内の動画パックは2個
になっているが、動画に割り当てられている、再生装置
への転送レートは約4.5Mbitであり、実際には静止画
でない通常の動画であれば数百個の動画パックが含まれ
ることになる。
る動画パックは、1VOBユニットに属する動画パック
のディジタルデータにより、少なくとも1つのGOP
(GroupOf Picture)と称するディジタル動画データを
形成する。ここでいうGOP(GroupOf Picture)と
は、圧縮ディジタル動画データの伸長時の1単位であ
り、約12〜15フレーム分の画像データである。尚、
GOPについてはMPEG2(Moving Picture Expert
Group、ISO11172、ISO13818)におい
て詳細が規定されている。
クと動画のワンシーンとの関係は、図6に示されてい
る。同図において動画ワンシーンの映像素材を横長の四
角形で示し、VOBの上側に配している。また3チャネ
ルの音声素材を3本の横長の四角形で示しVOBの下側
に配している。更に2チャネルの副映像素材を2本の横
長の四角形で示し音声素材の下側に配している。動画素
材から伸びた下向きの矢印は、動画の映像素材がどのよ
うに各パックのデータフィールドに記録されるかを示し
ている。
ンの先頭から0.5秒までの動画は、MPEGに準拠したIピク
チャ(Intra-Picture )、Pピクチャ(Predictive-Pict
ure)、Bピクチャ(Bidirectionally predictive Pictu
re)に符号化された後にVOBユニット1内のvideoパ
ック1,2のデータフィールドに記録されることがわかる
(尚、前述したが、実際には数百個のパックに格納され
るが、説明の都合上、2つのパックに格納されているも
のとして以下説明を続ける。)。0.5秒から1.0秒までの
動画もIピクチュア,Pピクチュア,Bピクチュアに符号化
された後にVOBユニット2内ののvideoパック3,4のデー
タフィールドに記録される。図示はしないが1.0秒から
1.5秒分までの動画も符号化された後に次のVOBユニット
内のvideoパックのデータフィールドに記録される。
チャネルの吹き替え音声と、オーディオパックのデータ
フィールドとの関係を図6を参照しながら説明する。動
画パックと同様、図6の音声素材からVOBのオーディオ
パックへと伸びる矢印は、3チャネルのオーディオデー
タが上記2方式で符号化され、0.5秒単位に各オーディ
オパックのデータフィールドに記録されることを示して
いる。即ち上記ワンシーンの先頭から0.5秒までのAチ
ャネルの吹き替え音声は、VOBユニット1内ののオーデ
ィオパックA-1のデータフィールドに記録され、0.5秒か
ら1.0秒までの吹き替え音声はVOBユニット2内ののオー
ディオパックA-2のデータフィールドに記録される。図
示はしないが、先頭より1.0秒から1.5秒までの音声は次
のVOBユニット内のオーディオパックA-3のデータフィー
ルドに記録される。尚、前述したように、音声の動画に
対する同期タイミングはPTSにより取られているた
め、VOBユニットに含まれる動画データに完全に一致
した音声データが同じVOBユニットに含まれる必要は
なく、実際には前のVOBユニットに格納されたりもす
る。
Bチャネルの吹き替え音声は、オーディオパックB-1の
データフィールドに記録され、0.5秒から1.0秒までの吹
き替え音声はオーディオパックB-2のデータフィールド
に記録される。そして図示はしないが、先頭より1.5秒
から2.0秒分までの音声はオーディオパックB-3のデータ
フィールドに記録される。
ネルの吹き替え音声は、オーディオパックC-1のデータ
フィールドに記録され、0.5秒から1.0秒までの吹き替え
音声はオーディオパックC-2のデータフィールドに記録
される。図示はしないが、1.5秒から2.0秒分までの音声
はオーディオパックC-3のデータフィールドに記録され
る。
フィールドに分散記録される3チャネルのデータを以降
オーディオデータA、オーディオデータB、オーディオデ
ータCと呼ぶ。例えばオーディオデータAに英語の吹き
替え音声を設定し、オーディオデータBにフランス語の
吹き替え音声を設定し、オーディオデータCで日本語の
吹き替え音声を設定することにより、操作者にこれらを
切り替えさせることもできる。
像パックA,Bが存在するので、2チャネルの字幕スーパ
ーを、各VOBユニットにおける副映像パックA,Bのデ
ータフィールドに分散して記録することができる。例え
ば副映像データAで英語の字幕を表示し、副映像データ
Bでフランス語の字幕を表示することにより、操作者に
これらを切り替えさせることもできる。
必ず1つ配置され、VOBユニットの再生が行われる間
に必要とされる転送レートや動画ストリーム、音声スト
リーム、副映像ストリーム毎に必要とされる転送レート
やバッファサイズの指定が格納される。管理情報パック
及び副映像パックの汎用的な機能以上の通りであるが、
インタラクティブソフトにおける対話的な部分は、副映
像パックと管理情報パックとが有機的な関連を持つ。こ
の関連を持つのは、副映像パックが幾つかのアイテムを
含んだメニュ−を描画する場合である。このように副映
像パックがメニュ−を描画する場合その副映像パックと
同じVOBユニットに属する管理情報パックは、メニュー
に対するカーソル操作、アイテムに対する確定操作に応
じた再生制御を行うためのハイライト情報と呼ばれる情
報をその内部に持つ。本実施形態における『確定操作に
応じた再生制御』の代表的なものは、現在の再生経路か
ら別の再生経路に切り換えるという再生経路の分岐であ
る。この『再生経路の切り換え』はハイライト情報内に
ハイライトコマンドと呼ばれるコマンドを各アイテムに
対応づけて記述しておき、管理情報パックがディスク再
生装置に読み出された際に、このコマンドを実行するこ
とにより行われる。このように確定操作に応じてアイテ
ムに対応付けられたコマンドを選択的に実行することに
より、後述するPGC情報という単位で再生経路が切り換
わる。
のビデオオブジェクト(VOB)の説明を終わり、次に同
ビデオタイトルセットのビデオタイトルセット管理情報
の構成について説明する。 (1.1.1.2)ビデオタイトルセット管理情報 ビデオタイトルセット管理情報は、上述したビデオオブ
ジェクト群の複数の再生順序を管理する情報が格納され
る。DVDではビデオオブジェクト群の再生順序を指定
するデータをプログラムチェーン(PGC)と称する。す
なわち、本例の『エアロビクス』を格納するビデオタイ
トルセットであれば、ビデオタイトルセット管理情報
は、ウエストスリムコース、腕周りシェイプアップコー
スの各コースが選択された場合にどういうようにシーン
展開すべきかを規定するプログラムチェーン(PGC)が
複数格納されることになる。
部構造を示す図である。図7の参照符号a5に示すよう
に、ビデオタイトルセット管理情報は、ビデオタイトル
セット管理テーブル、ビデオタイトルセット部タイトル
サーチポインタテーブル、PGC管理情報テーブルから構
成される。『ビデオタイトルセット管理テーブル』は、
ビデオタイトルセット管理情報のヘッダ情報であり、ビ
デオタイトルセット部タイトルサーチポインタテーブ
ル、PGC管理情報テーブルの格納位置へのポインタが格
納されている。
ポインタテーブル』は、PGC管理情報テーブルに格納さ
れる複数のプログラムチェーン群のインデックスであ
り、タイトル毎に第一に実行されるプログラムチェーン
の格納位置へのポインタを指定する。本例であれば、
『エアロビクス』におけるウエストスリムコース、腕周
りシェイプアップコースの各コースと、エントリとなる
PGC情報とを対応づけて格納している。
6に示すように、ビデオタイトルセットに格納される全
てのビデオオブジェクトに対する複数のPGC情報1,2,3,4
・・・・・nを格納している。各PGC情報とは、光ピックアッ
プを介してどのVOBをどういう再生順序で読み出すか
を規定した情報である。「どのVOBを読み出すか」
は、参照符号a7に示す『VOB位置情報テーブル』で規定
され、「どういう再生順序で読み出すか」は、参照符号
a9に示す『PG再生モード』で規定される。
羅列からなる。VOB位置情報の内部構成を図8(a)の
横の並びに示す。本図に示すようにようにVOB位置情報
は、VOBの再生時間、VOBへのオフセット、VOBのブロ
ック数から構成される情報である。VOBの読出時にディ
スク再生装置は、これらのVOB位置情報に含まれるオフ
セット数等を手掛かりにして、VOBが記録されている論
理ブロックの論理ブロック番号を計算し、『ブロック
数』で指示されている数だけ、トラック上の論理ブロッ
クを順方向に走査してゆく。
ーブル』にVOB位置情報が記載された各VOBを通常再
生で読み出すか、或は、ランダム再生・シャッフル再生
で読み出すかを規定する。通常再生とランダム再生・シ
ャッフル再生との相違点は、通常再生では、VOB位置情
報のVOBが『VOB位置情報テーブル』の並びで読み出
されるのに対して、ランダム再生・シャッフル再生で
は、VOB位置情報のVOBが無作為に読み出される点で
ある。
は、ランダム再生における組み合わせがVOBの重複読み
出しを含むのに対し、シャッフル再生における組み合わ
せがVOBの重複読み出しを含まない点である。言い換え
るとシャッフル再生では一度再生されたVOBはシャッフ
ル再生を行う間は2度と再生されない。ランダム再生で
は同一VOBが重複して再生されうる。
報は、VOB#1、2、3、4、5という5つのVOBの『VOB
位置情報テーブル』を記述しているものとする。このPG
C情報のPG再生パタンは、3回の繰り返し回数、シャッ
フル再生を設定しているものとする。この5つのVOBか
ら重複を許さずに3つのVOBが再生される。この場合、
例えば、VOB#5、1、3あるいはVOB#2、3、5の順序
でVOBが読み出されることになる。
7、8、9、10という5つのVOBの『VOB位置情報テー
ブル』を記述しているものとする。このPGC情報のPG再
生パタンは、3回の繰り返し回数、ランダム再生を設定
しているものとする。この5つのVOBから重複を許して
3つのVOBが再生される。この場合、例えば、VOB#5、
5、3あるいはVOB#2、3、3の順序でVOBが読み出
されることになる。
示す。PG再生モードは8ビット長であり、そのうち上位
1ビットを第1フィールト`と称し下位7ビットを第2フィールト`と
称する。第2フィールドに1以上の数値が設定され、尚
且つ第1フィールドが0ならばプログラムチェーンはラ
ンダム再生に設定される。第2フィールドに1以上の数
値が設定され、フィールド1が1ならばプログラムチェ
ーンはシャッフル再生に設定される。第2フィールド
は、ランダム再生・シャッフル再生の繰り返し回数を指
定する。第2フィールドが7ビット長であるので、繰り
返し回数を1〜127の範囲で設定することができる。尚第
2フィールドが0であれば、VOB位置情報テーブルに記
載されたVOBは通常再生される。
上の通りである。続いて図7に示したビデオタイトルセ
ットのVOB及び各PGC情報の記述内容がそれぞれどう
異なるかについて図9及び図10を参照しながら対比説
明する。図9は図5に示した各VOBの映像内容を表形式
にまとめている。本図を参照すると、VOB#1はリズミカ
ルにステップを踏む様子を撮影した実写映像を動画像デ
ータとして含んでおり、VOB#2は、右脚、左脚を高くあ
げる様子を撮影した実写映像を動画像データとして含ん
でいることがわかる。VOB#3は、インストラクターが両
腕を水平に伸ばして回転させる様子を撮影した実写映像
を動画像データとして含んでおり、VOB#4は、インスト
ラクターがジャンプする様子を撮影した実写映像を動画
像データとして含んでいることがわかる。以上のように
図7に示したVOBは、インストラクターが様々な運動を
行っている様子の2分、3分長の映像が個別のVOBとし
て記録されていることがわかる。
応関係を表形式で示している。本図の横の並びは、それ
ぞれに『コース名』と、そのコースに対応する『プログ
ラムチェーン番号』と、そのプログラムチェーン番号の
PGC情報の『VOB位置情報テーブル』及び『PG再生モー
ド』の記載内容とを表形式で示している。本図において
『腕周りシェイプアップコース』のエントリープログラ
ムチェーンはPGC情報#1である。このPGC情報#1の『VOB
位置情報テーブル』には、30個のVOBのうち、図9
においてに示したVOB#3、VOB#5、VOB#8等腕周り中心
の運動に係る15個のVOBのVOB位置情報を指定して
いる。更にPG再生モードには『シャッフル指定』が指定
されている。このシャッフル再生における繰返回数は
『10』と設定されている。このようにPG再生モードが
15個のVOBをシャッフル再生するよう指定している。
CrはnCr=n!/r!(n-r)!という計算式で表現されるか
ら15C10=15!/10!・5!の計算により、3003通りの再
生順序が発生する。即ち3003回もの相異なる順序で
VOBが選択されることになる。本図において『ウエスト
スリムコース』のエントリープログラムチェーンはPGC
情報#2である。このPGC情報#2の『VOB位置情報テーブ
ル』には、30個のVOBのうち、VOB#6、VOB#7、VO
B#9等足腰回りや上半身の運動に係る12個のVOBの
VOB位置情報が指定されている。更にPG再生モードには
『シャッフル指定』が指定されている。このシャッフル
再生における繰返回数は『10』と設定されている。こ
のようにPG再生モードが10個のVOBをシャッフル再生
するよう指定しているから、組み合わせ12C10の数の再
生パタンでVOBが選択される。
CrはnCr=n!/r!(n-r)!という計算式で表現されるか
ら12C10=12!/10!・2!の計算により、66通りの再生順
序が発生する。即ち66回もの相異なる順序でVOBが選
択されることになる。本図においてタイトル『トータル
フィットネスコース』は『PGC3』と対応づけられい
る。更にPGC情報4における『VOB位置情報テーブル』のV
OB数は5であり、PG再生モードには『ランダム指定』が
指定されている。このランダム再生における繰り返し回
数は『3』と設定されている。このようにPG再生モード
が5個のVOBをランダム再生するよう指定しているか
ら、重複組み合わせ5H3の数の再生パタンでVOBが選択
される。
ることを許してr個をとる重複組み合わせnHrはnHr=n
+r-1Cr=(n+r-1)!/r!(n-1)!という計算式で求められ
るから5H3=(5+3-1)!/3!・4!の計算により、126通り
の再生順序が発生する。トータルフィットネスコースは
VOB数・繰り返し回数が少なく、尚且つ同じVOBが何度も
選択されるので太った人や反射神経に自信の無い人でも
充分ついてゆくことができる。これに対して『腕周りシ
ェイプアップコース』はVOB数・繰り返し回数が多く、
尚且つ選択されるVOBがめまぐるしく変わるので、高度
な反射神経と体力が要求される。これは上記の計算結果
からもあきらかであり、初心者向けの126通りに対
し、20倍以上(3003通り)の数となる。このよう
な膨大な数のVOB選択により、上級者でも満足出来るよ
うなエアロビクスを実現することができる。
イトル制作者は上級・中級・初級というように何段階もの
エアロビクスカリキュラムを1つの光ディスクで提供す
ることができる。ダイジェスト編1はPGC情報#4と対応し
ている。PGC情報#4は30個のVOBのうち、先頭から中盤
までの15個を順次再生するためのコースであり、繰り
返し回数は0と設定されている。0設定のため、PGC情
報#4は、ダイジェスト編1は30個のVOBのうち、先頭
から中盤までの15個を順次再生するためのコースであ
る。これらは実際の運動はせずにただエアロビクス運動
を眺めていたいという人向けである。
管理情報テーブルとからなり、ビデオタイトルセットの
データ構造に準拠しているといって良い。ビデオマネー
ジャのVOBとビデオタイトルセットのVOBとの差違
点は、ビデオマネージャーがボリュームメニュー用に特
化されている点である。ここでボリュームメニューと
は、光ディスクに収録された全てのタイトルを一覧表示
させ、何れか一つのタイトルを選択させるためのメニュ
ーであり、光ディスクがディスク再生装置に装填され
て、光ピックアップがボリューム管理領域から、ボリュ
ーム領域へと移動した直後に画面上に表示される。
るため、ビデオマネージャーとビデオタイトルセットと
の間には、以下の第1、第2の差違点がある。先ず第1
に、ビデオタイトルセットのVOBが動画像データ、副
映像パック、オーディオパックを含むのに対して、ビデ
オマネージャのVOBは、メニュ−用の副映像パック及
び管理情報パックを含んでいるのに過ぎない。第2にビ
デオマネージャーには、光ディスクにおける幾つものビ
デオタイトルセットのタイトルを分岐先にした分岐コマ
ンドが記述されている。
示す。図21に示すように、『ビデオマネージャ』は、
『メニュー用ビデオオブジェクト』、『メニュー用PGC
管理情報テーブル』、『タイトルサーチポインタテーブ
ル』から構成される。『メニュー用ビデオオブジェク
ト』はその名称通り、ボリュームメニュー用に特化され
たVOBである。即ち、ボリュームメニューを表示する
ための副映像パックと、当該メニューに対するカーソル
操作、確定操作に応じた再生制御を行うための管理情報
パックとを含んでいる。図22はボリュームメニュー用
の表示映像の説明図である。ボリュームメニュー用ビデ
オオブジェクトは、複数のアイテムy611,y612,y613,y61
6を有する。これらのアイテムは、『エアロビクス<腕
周りシェイプアップコース>』、『エアロビクス<ウエ
ストスリムコース>』といったタイトルのうち、何れか
一つを特定させるための内容である。このようなアイテ
ムに対してユーザが確定操作を行うことにより、同VO
Bに存在する管理情報パックに含まれる各ビデオタイト
ルセット及び各タイトルを分岐先にしたコマンドが実行
されてこれから再生されるタイトルが指定される。
ボリュームメニュー用に特化されたPGC情報であり、再
生装置への装填時にメニュ−用VOBが読み出されるよ
う、当該メニュ−用VOBの記録箇所が記述されてい
る。このPGC情報は、光ディスクが再生装置に装填され
て光ピックアップがボリューム管理領域から、ボリュー
ム領域へと移動した直後に再生装置によって読み出され
る。これにより、ボリュームメニューが画面上に表れる
ことになる。
各タイトルが所属するタイトルセット及びタイトルセッ
ト内において各タイトルに付されたタイトル番号を特定
するためのインデックスである。 (2.1)ディスク再生装置の概要 光ディスクの再生装置(DVDプレイヤー)について説明
する。図11はDVDプレーヤー1、テレビモニタ2、及
びリモコン91の外観を示す図である。
し、開口の奥行き方向には光ディスクをセットするドラ
イブ機構が設けられている。DVDプレイヤーの正面に
は、リモコンが発する赤外線を受光する受光素子を有し
たリモコン受信部92が設けられており、操作者が把持
したリモコンに対して操作があると、リモコン受信部9
2は、キー信号を受信した旨の割込み信号を発する。
子、オーディオ出力端子が備えられており、ここにAVコ
ードを接続することでDVDから再生された映像信号を家
庭用の大型テレビモニタ2に出力することができる。こ
れによって操作者は、33インチ、35インチ等家庭用
の大型テレビによって、DVDの再生映像を楽しむことが
できる。以上の説明からも判るように、本実施形態のDV
Dプレーヤー1はパソコン等と接続して用いるものでは
なく、家庭用電化機器として、テレビモニタ2と共に用
いるものである。
されたキーパッドが設けられており、押下されたキーに
対応するコードを赤外線で出力する。 (2.2)ディスク再生装置の構成要素 図12は、本実施形態におけるDVDプレイヤーの内部構
成を示すブロック図である。このDVDプレイヤーは、ド
ライブ機構16、機構制御部83、信号処理部84、A
Vデコーダ部85、リモコン受信部92、システム制御
部93から構成される。さらにAVデコーダ部85は、
信号分離部86、ビデオデコーダ87、副映像デコーダ
88、オーディオデコーダ89、及び映像合成部90か
ら構成される。
する基台と、セットされた光ディスクをクランプして回
転駆動するスピンドルモータ81とを備える。また光デ
ィスクをセットする基台は、図示しないイジェクト機構
によって筐体の内外に前後移動する。基台が筐体の外側
に移動した状態で、操作者は光ディスクを搭載する。光
ディスクが基台に搭載されて、基台がDVDプレイヤーの
内側に移動すると、光ディスクはDVDプレイヤーに装填
される。
ータ81及びディスクに記録された信号を読み出す光ピ
ックアップを含む機構系を制御する。具体的には機構制
御部83は、システム制御部93から指示されたトラッ
ク位置に応じてモータ速度の調整を行う。それと共に光
ピックアップのアクチュエータを制御することによりピ
ックアップ位置の移動を行い、サーボ制御により正確な
トラックを検出すると、所望の物理セクタが記録されて
いるところまで回転待ちを行い所望の位置から連続して
信号を読み出す。
み出された信号に増幅、波形整形、二値化 、復調、エ
ラー訂正などの処理を施し、ディジタルデータ列に変換
し、システム制御部93内のバッファメモリ(後述す
る。)に論理ブロック単位で格納する。AVデコーダ部
85は、入力されるVOBであるディジタルデータに対し
て所定の処理を施し、ビデオ信号やオーディオ信号に変
換する。
理ブロック単位に転送されてくるデジタルデータ列を受
けとり、動画像データ、副映像データ、オーディオデー
タの振り分けを行う。この振り分けにおいて、動画像デ
ータはビデオデコーダ87に出力される。オーディオデ
ータはオーディオデコーダ89に、副映像データは副映
像デコーダ88にそれぞれに出力される。管理情報パッ
クはシステム制御部93に出力される。その際信号分離
部86は、システム制御部93から番号が指示される。
この番号は、図6の説明図に示したオーディオデータA,
B,C、副映像データA,Bのうち何れかを指示するものであ
り、当該番号が与えられると信号分離部86は、当該番
号をオーディオデコーダ89、副映像デコーダ88にそ
れぞれ出力する。そして番号以外のデータを破棄する。
ら入力される動画像データを解読、伸長してデジタルビ
デオ信号として映像合成部90に出力する。副映像デコ
ーダ88は、信号分離部86から入力される副映像デー
タがランレングス圧縮されたイメージデータである場合
には、それを解読・伸長してビデオ信号と同一形式で映
像合成部90に出力する。
6から入力されたオーディオデータを解読、伸長してデ
ィジタルオーディオ信号として出力する。映像合成部9
0は、ビデオデコーダ87の出力と副映像デコーダ88
の出力をシステム制御部93に指示された比率で混合し
たNTSC信号を出力する。 (2.2.2)ディスク再生装置の構成要素-システム制御部
93の内部構成 システム制御部93は、DVDプレイヤー全体の制御を行
い図13の内部構成を有する。図13によればシステム
制御部93は、バッファメモリ94と、管理情報パック
バッファ95と、組み込みプロセッサ96と、PGC情報
バッファ31とを内蔵している。
2値化、復調、エラー訂正などの処理を経たデータが書
き込まれる。書き込まれたデータがビデオタイトルセッ
ト管理情報ならば図示しないバッファにこれを取り込
む。一方VOBならばシステム制御部93は、1パックず
つ信号分離部86に転送する。このように転送するとAV
デコーダ部85から管理情報パックが送り返されて来
る。
86から送り返されて来る管理情報パックを格納するバ
ッファである。組み込みプロセッサ96は、DVDプレー
ヤー1全般の制御プログラムを記憶したROMと、作業
用メモリと、CPUとを一体化して構成される。PGC情報バ
ッファ31は、現在選択されているPGC情報を格納す
る。
が図13に示したフロ−チャ−トの処理を行う際に、一
次元配列『乱数リスト』及び変数『指定回数』を展開す
るのに用いられるバッファである。 (2.3.2.1)システム制御部93の全体フロー 図14は、システム制御部93の処理内容を示す全体フ
ローである。本図を参照しながらDVDプレーヤー1の動
作説明を行う。DVDプレーヤー1のイジェクトボタンを
押下すると、基台が筐体の外側に移動する。基台が外側
に移動した状態で、操作者は光ディスクを搭載する。基
台に搭載されて、基台がDVDプレイヤーの内側に移動す
ると、光ディスクはDVDプレイヤーに装填される。シス
テム制御部93は、ステップ121において、光ディス
クの挿入待ち状態になっている。光学センサー等から光
ディスクの装填が通知されると、機構制御部83および
信号処理部84を制御することにより、光ピックアップ
82をリードイン領域に置いたままディスクの回転制御
を行う。リードイン領域に置いたままのディスク回転
を、回転動作が安定するまで継続する。回転動作が安定
すると、光ピックアップをリードイン領域から外周へと
移動させてボリューム管理領域を読み出す。ボリューム
管理領域の情報に基づきビデオマネージャを読み出す
(ステップ122)。さらにシステム制御部93は、ビ
デオマネージャのメニュー用PGC管理情報テーブルを参
照し、ボリュームメニュー用のプログラムチェーンの記
録アドレスを算出し、これを再生し、 PGC情報バッファ
31に保持する。ボリュームメニュー用のプログラムチ
ェーンが内部に保持されれば、システム制御部93は、
保持されたPGC情報を参照し、再生を行うビデオオブジ
ェクト(VOB)及びその光ディスク上の記録アドレス
を算出する。再生すべきビデオオブジェクトが決定され
れば、システム制御部93は、機構制御部83及び信号
処理部84に制御信号を出力し、決定したビデオオブジ
ェクトを光ディスクから取り出し再生する。これによ
り、図22に示すボリュームメニューがテレビモニタ2
に映像表示されることになる(ステップ123)。
分の太り具合を考えて、どのコースが一番必要であるか
を考え、『エアロビクス<腕周りシェイプアップコース
>』が一番必要であると判断した。そして当該コースの
メニュー項目を選択確定したとする。ビデオマネージャ
ーには、そのメニュー項目に対応づけて分岐コマンド及
びそのパラメータとしてタイトル番号が格納されてお
り、このハイライトコマンドがシステム制御部93によ
り実行される(ステップ125)。
テム制御部93はビデオマネージャの一部であるタイト
ルサーチポインタテーブルを参照し、所属するビデオタ
イトルセット(VTS)及びVTS内タイトル番号を決
定する。ビデオタイトルセットが確定されれば、システ
ム制御部93は機構制御部83及び信号処理部84に制
御信号を出力し、確定したタイトルセットのビデオタイ
トルセット管理情報を再生しビデオタイトルセット管理
情報の一部であるビデオタイトルセット部タイトルサー
チポインタテーブルを内部に取り出す(ステップ12
6)。
インタテーブルが取り出せれば、システム制御部93
は、これを参照し、再生すべきタイトルの再生開始用の
プログラムチェーンのPGC情報を決定する。PGC情報が決
定されれば、システム制御部93は、機構制御部83及
び信号処理部84に制御信号を出力し、決定したPGC情
報を再生し、これを内部のPGC情報バッファ31に保持
する。尚、この際、保持されているボリュームメニュー
用のPGC情報は上書きされる事になる。タイトルの再生
開始用のPGC情報が保持されれば、システム制御部93
は、保持したPGC情報を参照して、再生すべきビデオオ
ブジェクト及びその記録アドレスを決定し、決定したビ
デオオブジェクトの再生を、機構制御部83及び信号処
理部84に制御信号を出力し行う。
C情報に従い、順次、再生すべきビデオオブジェクトを
決定し再生制御を行う。システム制御部93はPGC情報
により示される最終のビデオオブジェクトの再生を完了
すれば、PGC情報の一部であるPGC連結情報を参照し、次
のPGC情報を決定する。次のPGC情報を決定したシステム
制御部93は、現在のPGC情報を廃棄して、次のPGC情報
を保持し、これに従い、再生進行を継続する(ステップ
128)。
と、DVDプレーヤ1には、図示しないが音声チャネル
と副映像チャネルの切り替えキーが付随している。そし
て、この切り替えキーによりユーザが選択した音声チャ
ネル、副映像チャネルは、システム制御部93のシステ
ムレジスタ(図示しない)に保持される。ビデオオブジ
ェクトが再生される際、システム制御部93は、内部の
システムレジスタを参照し、有効なチャネルの指定を、
制御信号を出力しAVデコーダ部85に行う。これによ
り、有効な音声チャネル及び副映像チャネルの情報のみ
が、動画情報と共に外部に出力されることになるのであ
る。
セットV1に対する再生制御 図15及び図16のフロ−チャ−トを参照しながら図2
(b)に示したビデオタイトルセットV1に対するシステ
ム制御部93のソフトウェア制御について説明する。
今、『エアロビクス<腕周りシェイプアップコース>』
が選択されたのでPGC情報バッファ31にはPGC情報#1が
格納されている。この状態でシステム制御部93は再生
順序決定処理を行う。再生順序決定処理とは、メニュ−
からプログラムチェーンへの分岐時に、PG再生モードの
記載内容に応じて再生順序を決定することであり、図1
5のフロ−チャ−トに示す多重分岐で実現される。ステ
ップ140では、PGC情報からPG再生モードを読み出
す。本ステップでは、本図において指示されたPG再生モ
ードが読み出される。PG再生モードの読み出し後ステッ
プ141に移行する。ステップ141では、読み出した
PG再生モードの第2フィールドのビットパターンが『00
0 0000』か否かを判定する。図10においてPGC情報#1
の第2フィールドには"繰返回数10回"即ち『000 101
0』が記述されているからステップ142に移行する。
トパターンが『1』か否かを判定する。図10におけるP
GC情報#1は、第1フィールドが『1』と設定されている
のでステップ144に移行する。シャッフル再生におけ
るシステム制御部93の処理について図16のフロ−チ
ャ−トを参照しながら説明する。本フロ−チャ−トにお
いて『乱数リスト』とは、シャッフル再生においてこれ
までに発生した乱数の履歴をとるための一次元配列であ
る。また『総数n』とは、VOB位置情報テーブルに記載さ
れているVOB位置情報の数でありPGC情報#1の場合は上述
したように『15個』となる。『指定回数k』は、ステ
ップ152〜ステップ159からなるループ処理のルー
プ回数を格納するための変数である。
移行すると、図16のフロ−チャ−トのステップ150
へと移行し、第2フィールドのビットパターンから指定
回数を読み出してカウンタに格納する。第2フィールド
は7ビット長であるから、0〜127の範囲の繰り返し回数
が指定される。ステップ150の実行後、ステップ15
1に移行する。ステップ151では、乱数リストをオー
ル0にクリアする。ステップ151の実行後、ステップ
152に移行し、1からVOB総数15までの整数範囲の
乱数(0<r<n+1)を発生する。ここで整数3が発生した
ものとする。尚本実施形態では、『VOB位置情報テーブ
ル』に記載されたVOBを均等に選択するため、一様乱
数を発生するものとする。他にもガウス乱数等、任意の
分布を有する乱数をもちいてもよい。頻度が低くなりが
ちな後半部のエクササイズがより高頻度に選択されるよ
う重み付けを行ってもよい。
に移行する。ステップ153では発生した数値3が乱数
リストに記載されているか未記載であるかを判定する。
PGC情報が選択されたばかりの状態であるから未記載な
のでステップ154に移行する。ステップ154では
『VOB位置情報テーブル』において3番目に配されてい
るVOB位置情報を読み出す。ステップ155では『VOB位
置情報』に記載されているVOBオフセットに基づいて読
み出すべき論理ブロックがディスク上の螺旋トラックの
どの部分を占めているかを計算する。そしてトラック位
置を機構制御部83に指示し、記録開始位置まで光ピッ
クアップを移動させる。その後に機構制御部83にブロ
ック読み出し制御を指示する。
の論理ブロックについて、以降のステップ157の処理
を繰り返し行わせる。ステップ157の処理とは、論理
ブロック#kに記録されているデータを光ピックアップ、
信号処理部を介して読み出させることである。機構制御
部83及び信号処理部84の制御によりVOBが占めて
いる論理ブロックのデータが順次読み出されてゆく。読
み出されたデータは、AVデコーダ部85により分離及
び再生される。この時点で分離されたビデオが第24図
のテレビ画面に表示され、オーディオデータによる音声
出力が開始される。これにより、テレビモニタの画面に
は、図18に示すようなインストラクターが両腕を水平
に伸ばして回転させる様子の実写映像が約数分のあいだ
表示される。この間、スピーカからは軽快なBGMが流
れており、操作者はBGMのリズムに合わせて画面のイ
ンストラクターの動きと同様のエクササイズを行う。
記載されている全ての論理ブロックについて繰り返す
と、ステップ158に移行し、整数値3を乱数リストに
追記する。ステップ158の実行後、ステップ159に
移行する。ステップ159では、カウンタに格納されて
いる指定回数kを1減じる。ステップ159では、指定
回数kが0以上か否かを判定する。一巡目では0以上な
のでステップ152に移行して乱数発生を行わせる。
の整数範囲の乱数(0<r<n+1)を発生する。ここで整数
値3が発生したものとする。ステップ152の実行後、
ステップ153に移行する。ステップ153では発生し
た数値3が乱数リストに記載されているか未記載である
かを判定する。ここで整数値3はリストに記載されてい
るので、ステップ152に戻って乱数を再発生させる。
再発生した乱数も記載されていれば、再々度ステップ1
52に戻って乱数を再々発生させる。
されている間はステップ152〜ステップ153の繰り
返しを継続する。このように乱数リストに記載されてい
る履歴を照合することにより、既に選択されたVOBが重
複して選択されるのを避けている。乱数を2回再発生し
た結果、乱数として整数値5が発生したとする。整数値
5は乱数リストに未記載なのでステップ154に移行す
る。『VOB位置情報テーブル』において5番目に配され
ているVOB位置情報を読み出す。ステップ155では5
番目のVOB位置情報に記載されているVOBオフセットに基
づいて次に読み出すべき論理ブロックがディスク上のど
のトラックに相当するかを計算する。そしてトラック位
置を機構制御部83に指示し、記録開始位置まで光ピッ
クアップを移動させる。その後に機構制御部83にブロ
ック読み出し制御を指示する。
論理ブロック#kに記録されているデータを光ピックアッ
プ、信号処理部を介して読み出させてゆく。機構制御部
83及び信号処理部84の制御によりVOB#5が占めてい
る論理ブロックのデータが順次読み出されてゆく。読み
出されたデータは、AVデコーダ部85により分離及び
再生される。この時点で分離されたビデオが第24図の
テレビ画面に表示され、オーディオデータによる音声出
力が開始される。これによりテレビモニタの画面には、
図19に示すようなインストラクターが水平に腕を伸ば
して振りおろし、これを腹部の手前で交叉させる様子の
実写映像が約数分のあいだ表示される。この間、スピー
カからはまた異なる軽快なBGMが流れており、操作者
はBGMのリズムに合わせて画面のインストラクターの
動きと同様のエクササイズを行う。
記載されている全ての論理ブロックについて繰り返す
と、ステップ158に移行し、整数値5を乱数リストに
追記する。この追記により、乱数リストには『3』
『5』が並ぶことになる。ステップ158の実行後、ス
テップ159に移行する。ステップ159では、カウン
タに格納されている指定回数kを1減じる。ステップ1
59では、指定回数kが0以上か否かを判定する。二巡
目ではステップ152に移行して乱数発生を行わせる。
の整数範囲の乱数(0<r<n+1)を発生する。ここで整数
値8が発生したものとする。ステップ152の実行後、
ステップ153に移行する。ステップ153では発生し
た数値8が乱数リストに記載されているか未記載である
かを判定する。乱数リストには"3""5"が記載されてお
り、整数8は未記載なのでステップ154に移行する。
『VOB位置情報テーブル』において8番目に配されてい
るVOB位置情報を読み出す。ステップ155では『VOB位
置情報』に記載されているVOBオフセットに基づいて次
に読み出すべき論理ブロックがディスク上のどのトラッ
クに相当するかを計算する。そしてトラック位置を機構
制御部83に指示し、記録開始位置まで光ピックアップ
を移動させる。その後に機構制御部83にブロック読み
出し制御を指示する。
論理ブロック#kに記録されているデータを光ピックアッ
プ、信号処理部を介して読み出させてゆく。機構制御部
83及び信号処理部84の制御によりVOBが占めてい
る論理ブロックのデータが順次読み出されてゆく。読み
出されたデータは、AVデコーダ部85により分離及び
再生される。この時点で分離されたビデオが図24のテ
レビ画面に表示され、オーディオデータによる音声出力
が開始される。これによりテレビモニタの画面には、図
20に示すようにインストラクターが両腕を伸ばして背
後側に胸の高さまで振り上げる様子と、振り上げた腕を
正面側に振り上げる様子の実写映像とが約数分のあいだ
表示される。この間、スピーカからはまた異なる軽快な
BGMが流れており、操作者はBGMのリズムに合わせ
て画面のインストラクターの動きと同様のエクササイズ
を行う。
記載されている全ての論理ブロックについて繰り返す
と、ステップ158に移行し、乱数rを乱数リストに追
記する。ステップ158の実行後、ステップ159に移
行する。ステップ159では、カウンタに格納されてい
る指定回数kを1減じる。ステップ159では、指定回
数kが0以上か否かを判定する。三巡目ではステップ1
52に移行して乱数発生を行わせる。
ステップ152〜ステップ159の処理を繰り返す。こ
れを一巡する度にステップ159においてカウント値は
1つずつデクリメントしてステップ160に移行する。
ステップ159の繰り返しによってカウント値は1つず
つデクリメントしてゆき下限0に近付く。カウント値が
下限0を計数するとステップ160がYesとなり、本フロ
−チャ−トを終了する。この繰り返しの間、インストラ
クターのエクササイズは目まぐるしく変わり、またBG
Mもリズミカルに切り換っていったので、操作者は僅か
な時間で良い汗をかくことができた。
あくる日の朝に行うと、昨日とは全く違う順序でVOB
が再生される。このように再生順序が目まぐるしく変わ
るので、操作者にひましに運動による効果が現れてゆ
く。 <ランダム再生>ランダム再生は、重複が存在しても良
い組み合わせだから、この具体化には、図16のフロ−
チャ−トにおける乱数リストとの照合をカットすればよ
い。このように構成したランダム再生時のシステム制御
部93のフロ−チャ−トを図17に示しておく。図17
からも明らかなようにシャッフル再生では、第2フィー
ルドのビットパターンから指定回数kを読み出してカウ
ンタに格納するステップ150、1から総数nまでの整
数範囲の乱数rを発生するステップ152、『VOB位
置情報テーブル』においてr番目に配されている位置情
報No.rを読み出すステップ154、VOB位置情報テー
ブルに記載されているVOBの記録開始位置の論理ブロ
ックに光ピックアップの移動する旨を機構制御部83に
指示するステップ155、VOB位置情報の『ブロック
数』に記載されているブロック数だけ繰り返すステップ
156、論理ブロック#kに記録されているデータを光ピ
ックアップ、信号処理部を介して読み出させるステップ
157、指定回数kを1減じるステップ158、指定回
数kが0より大きいかを判定するステップ159が順次
実行される。
テーブル』の記載内容の通りにVOBを読み出してゆくだ
けである。具体化には、図15のフロ−チャ−トにおけ
るステップ156〜157の手順のみがあればよい。続
いて『ウエストスリムコース』を選択すれば、リズミカ
ルにステップを踏む様子、右脚、左脚を高くあげる様
子、インストラクターがジャンプする様子の実写映像が
画面上に表れる。即ち『腕周りシェイプアップコース』
に対応するPGC情報がディスク再生装置に読み込まれる
と、腕周りを運動が無作為に選ばれて画面に表示され、
『ウエストスリムコース』に対応するPGC情報がディス
ク再生装置に読み込まれると、腰回りを運動が無作為に
選ばれて画面に表示される。
ストスリムコース』『腕周りシェイプアップコース』と
いったコースのそれぞれに、PGC情報が対応している。
一つのPGC情報は、腕周りを運動を無作為に選んで再生
するよう、『VOB位置情報テーブル』及びPG再生パタン
によって再生順序を指定し、別のPGC情報は、腰回りを
運動を無作為に選んで再生するよう再生順序を指定して
いるので、各コースの選択時には、コースに係りのある
映像のみが無作為に再生されることになる。このような
無作為再生により、上記の腕周りの運動及び腰周りの運
動の順序は、毎朝、光ディスクのコースを選択する度に
目まぐるしく変わる。これにより、操作者の『ウエスト
スリムコース』『腕周りシェイプアップコース』といっ
たコースに対する印象は何時までも新鮮なものとなり、
毎朝新鮮な気持ちでエアロビクスに打ち込むことができ
る。
トを1つのGOPで構成したが、格納する動画映像の再生
時間が1秒前後になるのであれば1つのGOPに限るもの
ではなく、2個や3個の非常に再生時間の短いGOPから
構成されても良いことはいうまでもない。また、この場
合、管理情報パックは、連続した複数個のGOPの先頭に
配置され、これら複数のGOPに対して有効な再生制御情
報を格納することになる。
方式のディジタル動画データの場合で説明したが、音声
や副映像等と共にオブジェクトを形成可能な動画データ
であればこれに限るものではなく、例えばMPEG1方
式のディジタル動画や、MPEG方式で利用されるDC
T(Discrete Cosine Transform )以外の変換アルゴリ
ズムによるディジタル動画であってももちろんよい。
の復元単位であるGOP毎に配置されたが、ディジタル
動画の圧縮方式が異なれば、その圧縮方式の復元単位毎
になるのは自明である。最後に、本実施形態における光
ディスクの製造方法を簡単に説明する。ビデオカメラに
よって撮影した何巻ものビデオテープや、ライブ録音し
たミュージックテープをマスターとして用意し、これら
に収録されている動画、音声をデジタル化して、ノンリ
ニア編集装置にアップロードする。編集者は、このノン
リニア編集装置上において、フレーム単位に映像、音声
を再生させながら、グラフィックエディタ等のアプリケ
−ションプログラムによってメニュ−、アイテムを作成
する。これと共に、GUIジェネレータ等を用いてハイラ
イトコマンドを組み込んだ管理情報パックをも作成す
る。作成後、これらをMPEG規格に準じて符号化して、動
画データ、オーディオデータ、副映像データ、管理情報
パックを生成する。生成すると、ノンリニア編集装置上
でこれらからVOBユニットを作成してゆきVOBを作成して
ゆく。VOBを作成すると、VOBにVOB番号を付与して、更
にPGC情報#1,#2,#3,#4・・・・・#n、ビデオタイトルセット
部タイトルサーチポインタテーブル、ビデオタイトルセ
ット管理情報を作成し、ワークステーションのメモリ上
において、上述したデータ構造を構成する。
これらを記録できるように、これらのデータを論理デー
タ列に変換する。変換された論理データ列は、磁気テー
プ等の伝達媒体に記録され、さらに物理データ列に変換
される。この物理データ列は、ボリュームデータに対し
てECC(Error Check Code)や、E-F変調、リードイン
領域のデータ、リードアウト領域のデータなどが付加さ
れたものである。この物理データ列を用いて原盤カッテ
ィングは、光ディスクの原盤を作成する。さらにプレス
装置によって作成された原盤から光ディスクが製造され
る。
造に関る論理データ列作成装置の一部を除いて、既存の
CD用の製造設備がそのまま使用可能である。この点に
関しては、オーム社「コンパクトディスク読本」中島平
太郎、小川博司共著や、朝倉書店「光ディスクシステ
ム」応用物理学会光学談話会に記載されている。
方法であって、データを作成するステップと、作成した
データを記録媒体に記録するステップとを有し、前記デ
ータは、動画データを含む複数のビデオオブジェクト
と、複数のプログラムチェーン情報とを有し、各プログ
ラムチェーン情報は、前記複数のビデオブジェクトのう
ちの所定のビデオオブジェクトの再生順序を示す再生順
序情報と、当該再生順序情報に対応するフラグ情報と、
当該再生順序情報に対応する連結情報とを含み、前記フ
ラグ情報は、対応する再生順序情報が示すビデオオブジ
ェクトのうちの少なくとも1つをランダムに再生する
か、前記所定のビデオオブジェクトの全てを順次再生す
るかを示し、前記連結情報は、対応する再生順序情報で
示される最後のビデオオブジェクトの再生終了後、次の
再生に用いられるプログラムチェーン情報を示すことを
特徴とする。本発明に係る記録媒体は、映像内容の新鮮
さを保ち陳腐化を防ぐのに有用であり、教材型のインタ
ラクティブソフトの市場を更に開拓するのに有用であ
る。
である。 (b)光ディスクの断面図である。 (c)光スポットが照射される部分の拡大図である。 (d)情報層109上のピット列を示す図である。
明図である。 (b)光ディスクの情報層の物理セクタの説明図であ
る。
ある。
ェクト(VOB)内の各パックとの対応関係を示す図であ
る。
す図である。
示す図である。 (b)PG再生パタンのフォーマットを示す図である。
形式でまとめた図である。
の記述内容を示す図である。
視図である。
成を示すブロック図である。
である。
チャートである。
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
の表示内容を示す説明図である。
の表示内容を示す説明図である。
の表示内容を示す説明図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 記録媒体の記録方法であって、 データを作成するステップと、 作成したデータを記録媒体に記録するステップとを有
し、 前記データは、動画データを含む複数のビデオオブジェ
クトと、複数のプログラムチェーン情報とを有し、 各プログラムチェーン情報は、前記複数のビデオブジェ
クトのうちの所定のビデオオブジェクトの再生順序を示
す再生順序情報と、当該再生順序情報に対応するフラグ
情報と、当該再生順序情報に対応する連結情報とを含
み、 前記フラグ情報は、対応する再生順序情報が示すビデオ
オブジェクトのうちの少なくとも1つをランダムに再生
するか、前記所定のビデオオブジェクトの全てを順次再
生するかを示し、 前記連結情報は、対応する再生順序情報で示される最後
のビデオオブジェクトの再生終了後、次の再生に用いら
れるプログラムチェーン情報を示すことを特徴とする記
録媒体の記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001358431A JP3372037B2 (ja) | 1995-08-21 | 2001-11-22 | 記録媒体の記録方法、再生装置、再生方法 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP8-67721 | 1996-03-25 | ||
JP7-211946 | 1996-03-25 | ||
JP6772196 | 1996-03-25 | ||
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Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP09041898A Division JP3372025B2 (ja) | 1995-08-21 | 1998-04-02 | 記録媒体の記録方法、再生装置、再生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3372037B2 JP3372037B2 (ja) | 2003-01-27 |
Family
ID=27299534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001358431A Expired - Lifetime JP3372037B2 (ja) | 1995-08-21 | 2001-11-22 | 記録媒体の記録方法、再生装置、再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3372037B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8340496B2 (en) | 2005-08-25 | 2012-12-25 | Sony Corporation | Playback apparatus, playback method, program, program storage medium, data structure, and recording-medium manufacturing method |
-
2001
- 2001-11-22 JP JP2001358431A patent/JP3372037B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8340496B2 (en) | 2005-08-25 | 2012-12-25 | Sony Corporation | Playback apparatus, playback method, program, program storage medium, data structure, and recording-medium manufacturing method |
KR101244148B1 (ko) | 2005-08-25 | 2013-03-15 | 소니 주식회사 | 데이터 생성 방법, 기록 장치, 기록 방법, 저장 매체, 재생 장치 및 재생 방법 |
KR101320793B1 (ko) * | 2005-08-25 | 2013-10-23 | 소니 주식회사 | 재생 장치 및 재생 방법 및 프로그램 저장 매체 |
Also Published As
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JP3372037B2 (ja) | 2003-01-27 |
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