JP2002236453A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2002236453A
JP2002236453A JP2001033214A JP2001033214A JP2002236453A JP 2002236453 A JP2002236453 A JP 2002236453A JP 2001033214 A JP2001033214 A JP 2001033214A JP 2001033214 A JP2001033214 A JP 2001033214A JP 2002236453 A JP2002236453 A JP 2002236453A
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JP2001033214A
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Tokujiro Okuno
徳次郎 奥野
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口部の開口面からやや離れた内部側の位置
に、液晶表示パネル等の表示部が配設された場合でも、
さらには、該表示部の表示面が、前記開口部の開口面と
平行でない状態で配設された場合でも、開口部の周縁部
の陰で見づらくなったり、その一部が隠れて見えなくな
ってしまったりする虞の少ない表示装置を可能にする。 【解決手段】 液晶表示パネル54は、プリント基板6
1に実装されている。プリント基板61は、ねじ11に
よって筐体51にねじ止めされて固定されている。カバ
ー受け部52には、透明なアクリル樹脂にて形成されて
いる表示パネルカバー1が取り付けられている。液晶表
示パネルカバー1は、液晶表示パネル54の表示面と対
向する面と、液晶表示パネル54の表示面との間隔が均
一、かつ可及的に小さくなるような形状を成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、携帯電話や記録
装置等に搭載されている表示装置、及び該表示装置を備
えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般的に、携帯電話の表示画面や記
録装置の記録紙の種別や記録モードの設定等の操作によ
る設定状態を表示する表示画面等は、筐体に設けられた
開口部の内部側に液晶表示パネルが配設され、開口部に
はアクリル樹脂等の透明な平板が取り付けられている態
様を成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図12(a)は、従来
技術における記録装置の操作表示部の断面を示した側面
図である。記録装置50の筐体51は、ゆるやかな曲面
形状を成している。筐体51には、開口部53が形成さ
れている。開口部53は、液晶表示部54の外形とほぼ
同じ大きさの貫通孔である。プリント基板61には、液
晶表示パネル54やプリント基板実装タイプの押しボタ
ン62等が実装されている。プリント基板61は、平板
形状を成しており、図示の如く、ねじ11によって筐体
51にねじ止めされている。開口部53には透明なアク
リル樹脂等の部材にて形成されている液晶表示パネルカ
バー1が取り付けられている。同図において、符号52
はカバー受け部を示し、該カバー受け部52は、液晶表
示パネルカバー1の厚さ分だけ筐体52の表面より凹ん
だ位置に設けられ、該カバー受け部52に液晶表示パネ
ルカバー1の周縁部分が載置されるようになっている。
【0004】近年の記録装置50は、外観のデザイン的
な美しさも求められるようになり、このように、筐体5
1の形状がなめらかな曲面を有しているものも少なくな
い。そのため、液晶表示パネル54を実装した平板形状
のプリント基板61は、なめらかな曲面を有する筐体5
1の開口部53の直下に、開口部53が設けられた筐体
面と平行に配置可能とは限らない場合もある。
【0005】また、記録紙の種別や記録モードの設定等
の操作を行うための操作ボタン等は、開口部53の周辺
に配置する必要がある。その操作ボタン等も液晶表示パ
ネル54を実装したプリント基板61に実装するので、
プリント基板61の大きさは、必然的に液晶表示パネル
54よりも大きくなる。そのため、曲面形状を有する筐
体51の開口部53に、ごく近づけて液晶表示パネル5
4を配置することができない場合が多い。さらには、液
晶表示パネル54を実装した平坦なプリント基板61
を、開口部53の開口面と平行に配設することは、出来
ない場合が多いと言える。
【0006】したがって、開口部53からやや離れた内
部側の位置に、すなわち奥の方に、しかも開口部53と
平行でない状態で、液晶表示パネル54を配置せざるを
得ないことも少なくない。そして、それによって、液晶
表示パネル54は、見る角度によって開口部53の周縁
部の陰で見づらくなったり、その一部が開口部53の周
縁部に隠れて見えなくなってしまったりする虞が生じ
る。
【0007】また、開口部53を広げてしまうと、筐体
51の内部が見えてしまい外観を損ねることになってし
まうので、開口部53を液晶表示パネル54の外形以上
に大きくすることはできない。そのため、従来は、液晶
表示パネル54が、見る角度によって開口部53の周縁
部の陰で見づらくなったり、その一部が隠れて見えなく
なってしまったりするのは、ある程度妥協せざるを得な
かった。
【0008】本願発明は、このような状況に鑑み成され
たものであり、その課題は、開口部の開口面からやや離
れた内部側の位置に、液晶表示パネル等の表示部が配設
された場合でも、さらには、該表示部の表示面が、前記
開口部の開口面と平行でない状態で配設された場合で
も、開口部の周縁部の陰で見づらくなったり、その一部
が隠れて見えなくなってしまったりする虞の少ない表示
装置を可能にすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、筐体表面に形成され
た開口部より内部側に配設された表示部と、前記開口部
に取り付けて前記表示部を保護するカバーとを備えた表
示装置であって、前記カバーは、光の屈折を利用して前
記表示部の視認可能な範囲を広げる如く、該表示部の表
示面と対向する面と該表示部の表示面との間隔が、可及
的に小さく形成されている、ことを特徴とした表示装置
である。
【0010】ここで、カバーの表示面と対向する面と、
表示面との間隔を可及的に小さくするというのは、逆の
言い方をすれば、その間隔を無駄に大きくしないという
ことである。つまり、カバーの表示面と対向する面と、
表示面との間隔を可能な限り小さくすることで、カバー
の厚みを可及的に大きくすることである。カバーの厚み
が大きくなるにしたがって、該カバーを光が透過すると
きの光の屈折量(光の進行方向位置のずれ量)は大きく
なるので、開口部の周縁部の陰に隠れた部分の表示部の
視認性は、より改善されることになる。
【0011】これにより、本願請求項1に記載の発明に
係る表示装置によれば、カバーの表示面と対向する面
と、表示面との間隔を可及的に小さくするので、カバー
の厚みは可及的に大きくなる。それによって、光の屈折
を利用して、開口部の周縁部の陰に隠れた部分の表示部
の視認性が改善されるので、開口部からやや離れた内部
側の位置に、場合によっては、開口部の開口面と平行で
ない状態で配設した表示部が、開口部の周縁部の陰で見
づらくなったり、その一部が隠れて見えなくなってしま
ったりする虞の少ない表示装置が可能になる。
【0012】本願請求項2に記載の発明は、筐体表面に
形成された開口部より内部側に配設された表示部と、前
記開口部に取り付けて前記表示部を保護するカバーとを
備えた表示装置であって、前記カバーは、光の屈折を利
用して前記表示部の視認可能な範囲を広げる如く、該表
示部の表示面と対向する面と該表示部の表示面との間隔
より大きな肉厚で形成されている、ことを特徴とした表
示装置である。
【0013】表示部と開口部との距離や筐体の形状、表
示部の形状や大きさ等のさまざまな条件によって、可能
なカバーの厚みは異なってくる。このように、カバーの
表示面と対向する面と表示面との間隔より、カバーの厚
さが大きくなるにしたがって大きな光の屈折量が期待で
きるので、開口部の周縁部の陰に隠れた部分の表示部の
視認性は、より改善されることになる。
【0014】これにより、本願請求項2に記載の発明に
係る表示装置によれば、カバーの表示面と対向する面と
表示面との間隔より、カバーの厚さが大きいことによっ
て、光の屈折を利用して、開口部の周縁部の陰に隠れた
部分の表示部の視認性が改善されるので、開口部からや
や離れた内部側の位置に、場合によっては、開口部の開
口面と平行でない状態で配設した表示部が、開口部の周
縁部の陰で見づらくなったり、その一部が隠れて見えな
くなってしまったりする虞の少ない表示装置が可能にな
る。
【0015】本願請求項3に記載の発明は、請求項1又
は2において、前記カバーは、該カバーの前記表示部の
表示面と対向する面と、該表示部の表示面との間隔が、
一定の間隔になる如く形成されていることを特徴とした
表示装置である。
【0016】このように、カバーの表示面と対向する面
と表示面との間隔が、一定の間隔になる如くカバーを形
成することで、開口部と表示部との間隔が長い部分ほ
ど、カバーの厚みは大きくなる。したがって、開口部と
表示部との間隔が長く、開口部の周縁部の陰に隠れやす
い表示部の部分ほど、対応するカバーの厚みが大きくな
り光の屈折量は大きくなる。これにより、本願請求項3
に記載の発明に係る表示装置によれば、本願請求項1又
は2に記載の発明による作用効果に加えて、開口部と表
示部との間隔が長く、開口部の周縁部の陰に隠れやすい
表示部の部分を、カバーを透過する光の屈折量(光の進
行方向位置のずれ量)をより大きくして視認性を高める
ことが可能になるという作用効果が得られる。
【0017】本願請求項4に記載の発明は、請求項1〜
3のいずれか1項において、前記カバーは、凹形の曲面
を有する形状を成している、ことを特徴とした表示装置
である。
【0018】このように、カバーの厚みを大きくするこ
とに加えて、その表面を凹形の曲面形状にすることで、
カバーを透過する光の屈折量(光の進行方向位置のずれ
量)がさらに大きくなる。これにより、本願請求項4に
記載の発明に係る表示装置によれば、本願請求項1〜3
のいずれか1項に記載の発明による作用効果に加えて、
カバーの表面を凹形の曲面形状にすることで、カバーを
透過する光の屈折量(光の進行方向位置のずれ量)がさ
らに大きくなるので、より視認性を高めることが可能に
なるという作用効果が得られる。
【0019】本願請求項5に記載の発明は、請求項1〜
4のいずれか1項において、前記カバーは、該カバーの
前記表示部の表示面と対向する面に、表示シートが貼り
付けられている、ことを特徴とした表示装置である。
【0020】表示内容を示すガイド的な役割を成す表示
シートをカバーに貼り付ける表示装置においては、この
ように表示面と対向するカバーの面に表示シートが貼り
付けられているので、表示シートの視認性も表示部と同
様に高めることが可能になる。また、それとともに、表
示シートと表示部の表示面との間隔も充分に小さくでき
るので、表示シートに付された表示項目の位置と、その
表示項目に対応して表示部の表示面に表示されるカーソ
ル等の位置とのずれを低減することができる。本願請求
項5に記載の発明に係る表示装置によれば、本願請求項
1〜4のいずれか1項に記載の発明による作用効果に加
えて、表示シートの視認性も高めることが可能になると
いう作用効果が得られる。
【0021】本願請求項6に記載の発明は、請求項1〜
5のいずれか1項に記載の表示装置を備えた記録装置で
ある。本願請求項6に記載の発明に係る記録装置によれ
ば、記録装置において、前述した本願請求項1〜4のい
ずれか1項に記載の発明による作用効果を得ることがで
きる。
【0022】本願請求項7に記載の発明は、請求項6に
おいて、前記記録装置の筐体は、前記開口部の周辺が曲
面形状を成し、該開口部の内側に配設される前記表示部
は、平坦な面を有するプリント基板に実装されている、
ことを特徴とした記録装置である。
【0023】本願請求項7に記載の発明に係る記録装置
によれば、このように、筐体の開口部周辺が曲面形状を
成し、表示部が平坦な面を有するプリント基板に実装さ
れることで、表示部を開口部の近くに平行に配設するこ
とが困難なので、本願発明による作用効果を顕著に得る
ことが出来るものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は、液晶表示パネルによる
表示部を備えたインクジェットプリンタから成る記録装
置の外観を示した斜視図である。また、図2は、その表
示部近傍を拡大して示した斜視図である。尚、両図とも
液晶表示パネルカバー1を外した状態である。
【0025】記録装置50の筐体51は、曲面によって
全体的に丸みをおびた形状を成している。記録装置50
の向かって右側上面には、液晶表示パネル54による表
示部が備えられている。筐体51には、カバー受け部5
2が形成されており、カバー受け部52内には、液晶表
示パネル54の外形とほぼ同じ大きさの貫通孔である開
口部53が形成されている。液晶表示パネル54は、開
口部53の下のやや奥の方に配設されている。
【0026】また、表示部の下側の近傍には、フラッシ
ュメモリカード等の不揮発性記憶媒体に記憶されている
画像データを印刷する際の画像選択等の設定用ボタン5
5及び56が配設されている。さらに、その左側には、
液晶表示パネル上で記録紙の種類や大きさ、印刷実行画
質等を設定する際に、液晶表示パネルに表示されている
カーソルを上下左右に移動させるカーソル移動用ボタン
57が配設されている。そして、さらにその下側には、
印刷を開始する印刷開始ボタン58と、実行中の印刷を
途中で中止する中止ボタン59が配設されている。
【0027】液晶表示パネル54は、図示の如く、開口
部53のやや奥の方に配設されており、しかも液晶表示
パネル54の表示面は、開口部53の面と平行ではな
く、向かって左斜め下方に傾いた状態で配設されてい
る。そのため、液晶表示パネル54は、その見る角度
(記録装置50の通常の操作方向となる記録装置50の
正面から見たとき)によっては、向かって左側及び下側
の一部が開口部53の周縁部の陰に隠れて見づらくなっ
てしまうことになる。
【0028】カバー受け部52には、図示していない透
明な樹脂で形成された液晶表示パネルカバー1が通常取
り付けられている。しかし、従来の薄い平坦な液晶表示
パネルカバー1では、上述した液晶表示パネル54が見
づらくなる現象は変わらない。
【0029】図3は、本願発明に係る表示装置の第1の
実施の形態における液晶表示パネルカバー1を示した斜
視図であり、図4は、その正面図である。液晶表示パネ
ルカバー1は、ポリアクリロニトリル、ポリスチレン、
ポリカーボネート等の透明な樹脂部材にて形成されてい
る。液晶表示パネルカバー1は、カバー受け部52に載
置可能な外形を成している。また、開口部53が位置す
る部分が図示の如く、肉厚で突出した面を形成する形状
を成しており、カバー受け部52に取り付けた際に、そ
の突出した面が液晶表示パネル54の表示面と対向す
る。
【0030】図5(a)は、図2に示した記録装置50
に本願発明に係る液晶表示パネルカバー1を取り付けた
状態のI−I線断面を示した側面図である。液晶表示パネ
ル54は、プリント基板61に実装されている。また、
プリント基板61には、プリント基板実装タイプの押し
ボタン62等も実装されている。プリント基板61は、
図示の如く、ねじ11によって筐体51にねじ止めされ
て固定されている。カバー受け部52には透明なアクリ
ル樹脂にて形成されている本願発明に係る液晶表示パネ
ルカバー1が取り付けられている。
【0031】当該実施の形態において、液晶表示パネル
カバー1は、図示の如く、液晶表示パネル54の表示面
と対向する面と、液晶表示パネル54の表示面との間隔
が均一、かつ可及的に小さくなるような形状を成してい
る。
【0032】図5(b)は、液晶表示パネルカバー1に
おける光の屈折量、すなわち光の進行方向のずれ量を、
図5(a)の液晶表示パネルカバー1と液晶表示パネル
54とが面している付近を拡大して示したものである。
【0033】符号Yで示した光は、液晶表示パネルカバ
ー1の外側に面した面との交点X1において図示の如く
屈折し、液晶表示パネルカバー1の液晶表示パネル54
と対向する面との交点X2において図示の如く屈折し、
液晶表示パネル54の表示面との交点X3に到達する。
つまり、液晶表示パネルカバー1に光が入射するときの
位置と、液晶表示パネルカバー1を透過して、液晶表示
パネルカバー1の外に光が出射するときの位置のずれが
「屈折量」、すなわち「光の進行方向位置のずれ量」で
ある。
【0034】同図において、視認性の高さの目安として
示した、点X1から液晶表示パネル54の表示面に直交
する点Pから光が屈折して到達する点X3までの距離
は、当該実施の形態では理論値で5.2645mmとな
る。また、符号aで示した液晶表示パネルカバー1の液
晶表示パネル54と対向する面と、液晶表示パネル54
の表示面との間隔は、約1mmとなっている。
【0035】図12(b)は、従来の液晶表示パネルカ
バー1における光の屈折を、図12(a)の液晶表示パ
ネルカバー1と液晶表示パネル54とが面している付近
を拡大して示したものである。同図において、点Pから
点X3までの距離は、理論値で9.462mmとなって
いる。また、符号fで示した液晶表示パネルカバー1の
厚みは、約1.5mmとなっている。
【0036】点X3は、符号Yで示した視線にて視認可
能位置を示している。この点X3の位置が点Pに近づく
ほど、開口部53の周縁部に隠れて見えない部分が狭く
なることになり、よって、符号Yで示した視線で視認可
能な範囲が広がることを意味するものである。したがっ
て、当該実施の形態に示した本願発明に係る液晶表示パ
ネルカバー1は、従来と比較して点Pから点X3までの
距離が短くなっているので、符号Yで示した視線で視認
可能な範囲が、従来と比較して広くなっていることが分
かる。
【0037】図6は、記録装置50の表示部を斜め前方
から見た斜視図であり、図6(a)は、従来の液晶表示
パネルカバー1を取り付けた状態で、図6(b)は、当
該実施の形態に示した本願発明に係る液晶表示パネルカ
バー1を取り付けた状態である。このように、従来と比
較してみると、その視認性の向上は明らかであり、従来
開口部53の周縁部の陰に隠れて見えなかった部分が、
見えるようになっていることが分かる。
【0038】このようにして、光の屈折を利用して、開
口部の周縁部の陰に隠れた部分の表示部の視認性が改善
されるので、開口部からやや離れた内部側の位置に、場
合によっては、開口部と平行でない状態で配設した表示
部が、開口部の周縁部の陰で見づらくなったり、その一
部が隠れて見えなくなってしまったりする虞の少ない表
示装置が可能になる。
【0039】また、第2の実施の形態としては、液晶表
示パネルカバー1の液晶表示パネル54の表示面と対向
する面に、表示シートが貼り付けられているものが挙げ
られる。
【0040】図7は、表示シートの正面図である。この
ような表示内容を示すガイド的な役割を成す表示シート
2を液晶表示パネルカバー1に貼り付ける表示装置にお
いては、液晶表示パネル54の表示面と対向する液晶表
示パネルカバー1の面に表示シート2が貼り付けられて
いるので、表示シート2の視認性も液晶表示パネル54
の表示面と同様に高められる。また、それとともに、表
示シートと表示部の表示面との間隔も充分に小さくでき
るので、表示シートに付された表示項目の位置と、その
表示項目に対応して表示部の表示面に表示されるカーソ
ル等の位置とのずれを低減することができる。
【0041】さらに、第3の実施の形態としては、図8
に示した液晶表示パネルカバー1を均等な厚さで厚みを
大きくしたものが挙げられる。図8(a)は、図2に示
した記録装置50に、当該実施の形態における液晶表示
パネルカバー1を取り付けた状態のI−I線断面を示した
側面図である。
【0042】当該実施の形態において、液晶表示パネル
カバー1の厚さは、図示の如く均等な厚さとなってい
る。また、液晶表示パネル54の表示面と対向する面
と、液晶表示パネル54の表示面との間隔より、厚みが
大きくなるような形状を成している。
【0043】図8(b)は、液晶表示パネルカバー1に
おける光の屈折を、図8(a)の液晶表示パネルカバー
1と液晶表示パネル54とが面している付近を拡大して
示したものである。
【0044】同図において、視認性の高さの目安として
示した点Pから点X3までの距離は、当該実施の形態で
は理論値で6.8908mmとなる。また、符号bで示
した液晶表示パネルカバー1の厚みは、約5mmとなっ
ている。
【0045】このように、液晶表示パネルカバー1の厚
さを、均等な厚さで、液晶表示パネル54の表示面と対
向する面と、液晶表示パネル54の表示面との間隔よ
り、厚みが大きくなる形状なので、光の屈折を利用し
て、開口部の周縁部の陰に隠れた部分の表示部の視認性
を改善することができる。
【0046】さらに、第4の実施の形態としては、図9
に示した液晶表示パネルカバー1の液晶表示パネル54
の表示面と対向する面を、凹形の曲面形状としたものが
挙げられる。図9(a)は、図2に示した記録装置50
に、当該実施の形態における液晶表示パネルカバー1を
取り付けた状態のI−I線断面を示した側面図である。
【0047】当該実施の形態において、液晶表示パネル
カバー1は、図5に示した実施の形態における液晶表示
パネルカバー1の形状に加えて、液晶表示パネル54の
表示面と対向する面が、凹形の曲面形状を成している。
【0048】図9(b)は、液晶表示パネルカバー1に
おける光の屈折を、図9(a)の液晶表示パネルカバー
1と液晶表示パネル54とが面している付近を拡大して
示したものである。
【0049】同図において、視認性の高さの目安として
示した点Pから点X3までの距離は、当該実施の形態で
は理論値で5.1123mmとなる。また、符号cで示
した液晶表示パネルカバー1の液晶表示パネル54と対
向する面と、液晶表示パネル54の表示面との間隔の最
も短い部分は、約1mmとなっている。
【0050】このように、液晶表示パネルカバー1の形
状を、液晶表示パネル54の表示面と対向する面と液晶
表示パネル54の表示面との間隔が均一、かつ可及的に
小さくなるような形状とし、さらに液晶表示パネルカバ
ー1の液晶表示パネル54の表示面と対向する面を、凹
形の曲面形状とするので、点Pから点X3までの距離は
さらに短くなる。したがって、符号Yで示した視線で視
認可能な範囲は、さらに広くなる。
【0051】さらに、第5の実施の形態としては、図1
0に示した液晶表示パネルカバー1の外側の面を、凹形
の曲面形状としたものが挙げられる。図10(a)は、
図2に示した記録装置50に、当該実施の形態における
液晶表示パネルカバー1を取り付けた状態のI−I線断面
を示した側面図である。
【0052】当該実施の形態において、液晶表示パネル
カバー1は、図5に示した実施の形態における液晶表示
パネルカバー1の形状に加えて、液晶表示パネル54の
表示面と対向する面が、凹形の曲面形状を成している。
【0053】図10(b)は、液晶表示パネルカバー1
における光の屈折を、図10(a)の液晶表示パネルカ
バー1と液晶表示パネル54とが面している付近を拡大
して示したものである。
【0054】同図において、視認性の高さの目安として
示した点Pから点X3までの距離は、当該実施の形態で
は理論値で4.4011mmとなる。また、符号dで示
した液晶表示パネルカバー1の液晶表示パネル54と対
向する面と、液晶表示パネル54の表示面との間隔は、
約1mmとなっている。
【0055】このように、液晶表示パネルカバー1の形
状を、液晶表示パネル54の表示面と対向する面と液晶
表示パネル54の表示面との間隔が均一、かつ可及的に
小さくなるような形状とし、さらに液晶表示パネルカバ
ー1の外側の面を、凹形の曲面形状とするので、点Pか
ら点X3までの距離はさらに短くなる。したがって、符
号Yで示した視線で視認可能な範囲は、さらに広くな
る。
【0056】さらに、第6の実施の形態としては、図1
1に示した液晶表示パネルカバー1の外側の面と、液晶
表示パネル54の表示面と対向する面とを、凹形の曲面
形状としたものが挙げられる。図11(a)は、図2に
示した記録装置50に、当該実施の形態における液晶表
示パネルカバー1を取り付けた状態のI−I線断面を示し
た側面図である。
【0057】当該実施の形態において、液晶表示パネル
カバー1は、図5に示した実施の形態における液晶表示
パネルカバー1の形状に加えて、液晶表示パネル54の
外側の面と表示面と対向する面との両面が、凹形の曲面
形状を成しているものである。
【0058】図11(b)は、液晶表示パネルカバー1
における光の屈折を、図11(a)の液晶表示パネルカ
バー1と液晶表示パネル54とが面している付近を拡大
して示したものである。
【0059】同図において、視認性の高さの目安として
示した点Pから点X3までの距離は、当該実施の形態で
は理論値で4.3942mmとなる。また、符号eで示
した液晶表示パネルカバー1の液晶表示パネル54と対
向する面と、液晶表示パネル54の表示面との間隔の最
も短い部分は、約1mmとなっている。
【0060】このように、液晶表示パネルカバー1の形
状を、液晶表示パネル54の表示面と対向する面と液晶
表示パネル54の表示面との間隔が均一、かつ可及的に
小さくなるような形状とし、さらに液晶表示パネルカバ
ー1の外側の面と、液晶表示パネル54の表示面と対向
する面との両面を、凹形の曲面形状とするので、点Pか
ら点X3までの距離はさらに短くなる。したがって、符
号Yで示した視線で視認可能な範囲は、さらに広くな
る。
【0061】尚、本願発明は上記実施例に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種
々の変形が可能であり、それらも本願発明の範囲内に含
まれるものであることは言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】本願発明によれば、開口部の開口面から
やや離れた内部側の位置に、液晶表示パネル等の表示部
が配設された場合でも、さらには、該表示部の表示面
が、前記開口部の開口面と平行でない状態で配設された
場合でも、開口部の周縁部の陰で見づらくなったり、そ
の一部が隠れて見えなくなってしまったりする虞の少な
い表示装置が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶表示パネルによる表示部を備えたインクジ
ェットプリンタから成る記録装置の外観を示した斜視図
である。
【図2】液晶表示パネルによる表示部を備えたインクジ
ェットプリンタから成る記録装置の表示部近傍を拡大し
て示した斜視図である。
【図3】本願発明に係る表示装置の第1の実施の形態に
おける液晶表示パネルカバー1を示した斜視図である。
【図4】本願発明に係る表示装置の第1の実施の形態に
おける液晶表示パネルカバー1を示した正面図である。
【図5】図5(a)は、本願発明に係る表示装置の第1
の実施の形態を示した側面図であり、図5(b)は、液
晶表示パネルカバーと液晶表示パネルとが面している付
近を拡大して示したものである。
【図6】記録装置の表示部を斜め前方から見た斜視図で
あり、図6(a)は、従来の液晶表示パネルカバーを取
り付けた状態で、図6(b)は、第1の実施の形態に示
した本願発明に係る液晶表示パネルカバーを取り付けた
状態である。
【図7】表示シートの正面図である。
【図8】図8(a)は、本願発明に係る表示装置の第3
の実施の形態を示した側面図であり、図8(b)は、液
晶表示パネルカバーと液晶表示パネルとが面している付
近を拡大して示したものである。
【図9】図9(a)は、本願発明に係る表示装置の第4
の実施の形態を示した側面図であり、図9(b)は、液
晶表示パネルカバーと液晶表示パネルとが面している付
近を拡大して示したものである。
【図10】図10(a)は、本願発明に係る表示装置の
第5の実施の形態を示した側面図であり、図10(b)
は、液晶表示パネルカバーと液晶表示パネルとが面して
いる付近を拡大して示したものである。
【図11】図11(a)は、本願発明に係る表示装置の
第6の実施の形態を示した側面図であり、図11(b)
は、液晶表示パネルカバーと液晶表示パネルとが面して
いる付近を拡大して示したものである。
【図12】図12(a)は、従来技術における記録装置
の操作表示部の断面を示した側面図であり、図12
(b)は、従来の液晶表示パネルカバーと液晶表示パネ
ルとが面している付近を拡大して示したものである。
【符号の説明】
1 液晶表示パネルカバー 2 表示シート 11 ねじ 50 記録装置 51 筐体 52 カバー受け部52 53 開口部 54 液晶表示パネル 61 プリント基板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体表面に形成された開口部より内部側
    に配設された表示部と、前記開口部に取り付けて前記表
    示部を保護するカバーとを備えた表示装置であって、前
    記カバーは、 光の屈折を利用して前記表示部の視認可能な範囲を広げ
    る如く、該表示部の表示面と対向する面と該表示部の表
    示面との間隔が、可及的に小さく形成されている、こと
    を特徴とした表示装置。
  2. 【請求項2】 筐体表面に形成された開口部より内部側
    に配設された表示部と、前記開口部に取り付けて前記表
    示部を保護するカバーとを備えた表示装置であって、前
    記カバーは、 光の屈折を利用して前記表示部の視認可能な範囲を広げ
    る如く、該表示部の表示面と対向する面と該表示部の表
    示面との間隔より大きな肉厚で形成されている、ことを
    特徴とした表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記カバー
    は、該カバーの前記表示部の表示面と対向する面と、該
    表示部の表示面との間隔が、一定の間隔になる如く形成
    されている、ことを特徴とした表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記カバーは、凹形の曲面を有する形状を成している、
    ことを特徴とした表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において、
    前記カバーは、該カバーの前記表示部の表示面と対向す
    る面に、表示シートが貼り付けられている、ことを特徴
    とした表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の表
    示装置を備えた記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記記録装置の筐体
    は、前記開口部の周辺が曲面形状を成し、該開口部の内
    側に配設される前記表示部は、平坦な面を有するプリン
    ト基板に実装されている、ことを特徴とした記録装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013041133A (ja) * 2011-08-17 2013-02-28 Seiko Epson Corp プロジェクター
JP2017032160A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫
WO2022065423A1 (ja) * 2020-09-24 2022-03-31 株式会社 ニフコ ディスプレイ装置及びその製造方法並びにディスプレイ装置を備えるインストルメントパネル

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