JP2002236261A - 可変群遅延ユニット及び可変群遅延モジュール - Google Patents

可変群遅延ユニット及び可変群遅延モジュール

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で接続相手側の波長分散を補償で
きる可変群遅延ユニットおよび可変群遅延モジュールを
提供する。 【解決手段】 互いに間隔を介し、光の導入と導出を行
なう入・出射用導波手段5と、光の反射を行なう光反射
素子4を設け、入・出射用導波手段5により導入された
光を光反射素子4で反射して入・出射用導波手段5に戻
す。この光の経路上に、互いに間隔を介して、第1のレ
ンズ6、光多重反射体8、第2のレンズ7を設ける。光
多重反射体8は第1のレンズ6側に対向する第1界面1
とその反対側の面である第2界面2とを互いに平行と
し、光多重反射体8に入射した光を第1界面1と第2界
面2によって光の波長に応じた角度で多重反射する。光
多重反射体8の第3界面3を第1界面1に対して90°
より大きく180°より小さい角度を有する斜面と成
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信システム及
び光計測分野等に用いられる可変群遅延ユニット及び可
変群遅延モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ファイバを用いた光通信におい
て、情報量の増加に伴い、単一波長の伝送では要求に応
じることが難しい状況にある。そこで、互いに異なる波
長の複数の強度変調された光を合波して波長多重光と
し、この波長多重光を1本の光ファイバで伝送すること
により伝送容量を増加させる波長多重伝送が提案され、
実施されるようになった。
【0003】しかしながら、強度変調を行なった信号光
を光ファイバに入射する際には、光ファイバを伝送する
光の波長により伝搬速度が異なる、いわゆる波長分散が
発生するので、光ファイバに入射した光の波形が光ファ
イバを伝送することにより入射波形とは異なる波形とな
って出射されてしまう。
【0004】また、送信信号をデジタル化し、光の強度
変調により伝送させる際には、伝送距離が長くなるにつ
れ、波形のパルス幅が広がり、隣接するパルスと区別が
つかなくなることによりエラーが発生しやすくなるとい
った問題がある。
【0005】上記分散の影響は、信号光の伝送速度を上
げるためにパルス間隔を狭くすればするほど大きくなる
ので、高速光通信においては、光ファイバ自体の分散量
を低減させる、または光ファイバの分散量と逆の特性を
持つ分散補償モジュールを光ファイバに接続して分散の
補償を高精度で行なう必要がある。
【0006】上記分散補償モジュールとして、分散補償
光ファイバ(DCF)、分散補償グレーティング(DC
G)、平面光導波回路のマッハツェンダ干渉型光学素子
を多段に組み合わせたもの等が適用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような分散補償モジュールを用いて分散の補償を行なう
場合には、求められる分散補償量に対して最適な補償量
が得られるように、その都度分散量を調節設定して分散
補償モジュールを作製する必要がある。そのため、分散
補償モジュールの作製は容易でなく、大量生産を行なう
ことも困難であった。また、上記のような分散補償モジ
ュールは、作製後に分散量の調節を行なうことは困難で
あった。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するために
成されたものであり、その目的は、作製が容易であり、
好ましくは分散量を可変することができる可変群遅延ユ
ニットおよび可変群遅延モジュールを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成をもって課題を解決するた
めの手段としている。すなわち、第1の発明の可変群遅
延ユニットは、光の導入と導出を行なう入・出射用導波
手段と、該入・出射用導波手段と間隔を介して配置され
て光の反射を行なう光反射素子とを有し、前記入・出射
用導波手段により導入された光が前記光反射素子で反射
して前記入・出射用導波手段に戻ってくる光の経路上に
光多重反射体が設けられ、該光多重反射体と前記入・出
射用導波手段との間の前記光の径路上には第1のレンズ
が設けられ、前記光多重反射体と前記光反射素子との間
の前記光の経路上には第2のレンズが設けられており、
前記光多重反射体は前記第1のレンズ側に対向する第1
界面とその反対側の面である第2界面とが互いに平行と
成して光多重反射体に入射した光を前記第1界面と前記
第2界面によって多重反射する構成と成し、光多重反射
体の一端面である第3界面は前記第1界面に対して90
°より大きく180°より小さい角度を有する斜面と成
している構成をもって課題を解決する手段としている。
【0010】また、第2の発明の可変群遅延ユニット
は、上記第1の発明の構成に加え、前記入・出射用導波
手段により導入された光を光多重反射体の第3界面に入
射して第1界面または第2界面から出射し、光反射素子
で反射した光を前記第1界面または第2界面に入射して
前記第3界面から出射する構成をもって課題を解決する
手段としている。
【0011】さらに、第3の発明の可変群遅延ユニット
は、上記第1又は第2の発明の構成に加え、前記光多重
反射体の第1界面と第3界面との成す角度を150°以
上175°以下の範囲内の値とした構成をもって課題を
解決する手段としている。
【0012】さらに、第4の発明の可変群遅延ユニット
は、上記第1又は第2又は第3の発明の構成に加え、前
記光多重反射体の第3界面には少なくとも光が通過する
領域に設定波長帯の光の反射防止膜が形成され、第1界
面と第2界面には少なくとも光が通過または反射する領
域に設定波長帯に対する反射率が60%以上の反射膜が
形成されている構成をもって課題を解決する手段として
いる。
【0013】さらに、第5の発明の可変群遅延ユニット
は、上記第1乃至第4のいずれか一つの発明の構成に加
え、前記光多重反射体の第1界面および第2界面は使用
波長帯において透明な基板の両面を加工することにより
形成されている構成をもって課題を解決する手段として
いる。
【0014】さらに、第6の発明の可変群遅延ユニット
は、上記第1乃至第5のいずれか一つの発明の構成に加
え、前記第1のレンズは光多重反射体内で反射しながら
進む光の干渉方向のスポット径が該干渉方向に直交する
直交方向のスポット径よりも小さい光となるようにする
アナモルフィックレンズを有する構成をもって課題を解
決する手段としている。
【0015】さらに、第7の発明の可変群遅延ユニット
は、上記第1乃至第6のいずれか一つの発明の構成に加
え、前記入・出射用導波手段はシングルモード光ファイ
バ、マルチモード光ファイバ、グレーテッドインデック
ス光ファイバ、分散シフト光ファイバ、偏波保持光ファ
イバ、平面導波路のいずれか一つにより形成されている
構成をもって課題を解決する手段としている。
【0016】さらに、第8の発明の可変群遅延ユニット
は、上記第1乃至第7のいずれか一つの発明の構成に加
え、前記第1のレンズと第2のレンズは、ボールレン
ズ、球面レンズ、分布屈折率型レンズ、非球面レンズ、
シリンドリカルレンズ、マルチモードグレーテッドファ
イバレンズ、アナモルフィックプリズムを1つ以上組み
合わせて形成されており、光が入射する面に設定波長に
対する反射防止膜が形成されている構成をもって課題を
解決する手段としている。
【0017】さらに、第9の発明の可変群遅延ユニット
は、上記第1乃至第8のいずれか一つの発明の構成に加
え、前記光反射素子は第2のレンズからの出射光が入射
する領域を平面と成し、該領域には設定波長帯に対して
反射率90%以上の反射膜が形成されている構成をもっ
て課題を解決する手段としている。
【0018】さらに、第10の発明の可変群遅延ユニッ
トは、上記第1乃至第9のいずれか一つの発明の構成に
加え、前記光反射素子は第2のレンズからの出射光が入
射する領域を曲面と成し、該領域には設定波長帯に対し
て反射率90%以上の反射膜が形成されている構成をも
って課題を解決する手段としている。
【0019】さらに、第11の発明の可変群遅延ユニッ
トは、上記第1乃至第10のいずれか一つの発明の構成
に加え、前記第1のレンズは少なくとも2種類のレンズ
を有する複合レンズとし、該複合レンズは少なくとも入
・出射用導波手段から出射された光を平行光にする前記
コリメートレンズと、光多重反射体内で反射しながら進
む光の干渉方向のスポット径が該干渉方向に直交する直
交方向のスポット径よりも小さい光となるようにするア
ナモルフィックレンズとを有する構成をもって課題を解
決する手段としている。
【0020】さらに、第12の発明の可変群遅延ユニッ
トは、上記第1乃至第11のいずれか一つの発明の構成
に加え、前記第2のレンズと光反射素子の少なくとも一
方の光部品と光多重反射体との距離を可変する光部品移
動手段を設けた構成をもって課題を解決する手段として
いる。
【0021】さらに、第13の発明の可変群遅延モジュ
ールは、上記第1乃至第12のいずれか一つの発明の可
変群遅延ユニットと、該可変群遅延ユニットの入・出射
用導波手段に光結合する光結合手段と、該光結合手段を
介して入・出射用導波手段に光を導入する光導入手段
と、前記光結合手段を介して前記入・出射用導波手段か
らの出射光を導出する光導出手段とを有する構成をもっ
て課題を解決する手段としている。
【0022】上記構成の本発明において、例えば図1に
示すように、入・出射用導波手段5から出射した光は第
1のレンズ6を介して光多重反射体8の第3界面3に入
射する。そうすると、この光は光多重反射体8の第1の
レンズ6側に対向する第1界面1とその反対側の第2界
面2との間で多重反射を繰り返しながら図の下方側から
上方側にジグザグに進んで行く。
【0023】そして、例えば設定波長帯の光を99%以
上反射する反射膜を第1界面1に形成して、光が第1界
面1で反射する際に第1界面1からの光の出射を防止
し、第2界面2側を出射側とした場合、光が第2界面2
で反射する際にその一部が第2界面2から出射される。
【0024】そして、この第2界面2で反射する度に出
射される出射光が互いに干渉することにより光多重反射
体8からの出射光が形成され、波長によって異なる角度
を持った出射光になる。すなわち、これら出射光が形成
される条件は、波長によって異なるので、それぞれ異な
る角度を持って伝搬することになる。このように、上記
第2界面2から出射される光の角度は光の波長によって
異なる。
【0025】そして、光多重反射体8からの出射光はそ
れぞれ第2のレンズ7を介して光反射素子4に入射し、
光反射素子4で反射した後、前記第2のレンズ7を介し
て光多重反射体8側に戻り、この戻り光が光多重反射体
8の第2界面2に入射する。
【0026】光多重反射体8に戻ってくるそれぞれの戻
り光の戻り位置および角度は、光多重反射体8からの出
射光の角度によって異なり、また、前記の如く、光多重
反射体8の第2界面2からの出射光の角度は光の波長に
よって異なる。そのため、光多重反射体8の第2界面2
への戻り光の入射位置および角度は、光の波長によって
異なる。
【0027】そして、第2界面2への入射位置(戻り光
の戻り位置)が第3界面3から遠い位置(図における上
部側の位置)となる光は、第2界面2への入射位置が第
3界面3に近い位置(図における下部側の位置)となる
光に比べ、光の入射位置である第3界面3に戻るために
長い距離を伝搬することになり、光の波長によって伝搬
距離(光路長)が異なるので、群遅延が発生する。言い
換えれば、光の波長により伝搬距離が異なり、それに伴
い、光多重反射体8を通過して戻ってくる時間が異なる
ことになり、波長分散が発生する。
【0028】したがって、本発明において、上記波長分
散の発生量を接続相手側(すなわち、例えば波長分割多
重伝送において光ファイバ等の光伝送路)に対応させる
ことにより、接続相手側の波長分散を補償することがで
きる。
【0029】なお、上記波長分散の発生量は、光多重反
射体8と第2のレンズ7との距離や光多重反射体8と光
反射素子4との距離に対応する値となるので、本発明に
おいて、第2のレンズと光反射素子の少なくとも一方の
光部品と光多重反射体との距離を可変する光部品移動手
段を設けた構成においては、第2のレンズと光反射素子
の少なくとも一方の光部品と光多重反射体との距離を可
変することにより、光反射素子からの戻り光の第2界面
への戻り位置を可変できるので、発生させる波長分散量
を可変することが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本発明に係る可変群遅
延ユニットの一実施形態例が示されている。同図に示す
ように、本実施形態例は、光の導入と導出を行なう入・
出射用導波手段5と、該入・出射用導波手段5と間隔を
介して配置された光反射素子4とを有している。また、
入・出射用導波手段5により導入された光が前記光反射
素子4で反射して入・出射用導波手段5に戻ってくる光
の経路上に、光多重反射体8が設けられている。
【0031】さらに、光多重反射体8と前記入・出射用
導波手段5との間の前記光の径路上には第1のレンズ6
が設けられ、前記光多重反射体8と前記光反射素子4と
の間の前記光の経路上には第2のレンズ7が設けられて
いる。
【0032】第1のレンズ6と第2のレンズ7は、ボー
ルレンズ、球面レンズ、分布屈折率型(GRIN)レン
ズ、非球面レンズ、シリンドリカルレンズ、マルチモー
ドグレーテッドファイバレンズ(MMFL)、アナモル
フィックプリズムを適宜1つ以上組み合わせて形成され
るものである。本実施形態例において、第1のレンズ6
は2種類のレンズから成る複合レンズであり、第2のレ
ンズ7は、球面レンズにより形成されている。第1と第
2のレンズ6,7の光が入射する面には設定波長に対す
る反射防止膜が形成されている。
【0033】前記入・出射用導波手段5はシングルモー
ド光ファイバにより形成され、光反射素子4は平面ミラ
ーにより形成されている。光反射素子4は第2のレンズ
7からの出射光が入射する領域(同図における反射面1
4)を平面と成しており、該領域には設定波長に対して
反射率90%以上の反射膜が形成されている。前記光多
重反射体8は基板9を有する光多重反射板であり、基板
9はガラス材料であるBK7により形成されている。
【0034】前記光多重反射体8は前記第1のレンズ6
側に対向する第1界面1とその反対側の面である第2界
面2とが互いに平行と成しており、第1界面1と第2界
面2との距離はdである。光多重反射体8は、光多重反
射体8に入射した光を第1界面1と第2界面2によって
(第1界面1と第2界面2の間で)多重反射する構成と
成しており、言い換えれば、第1界面1と第2界面2
は、互いに平行に対向する多重反射面と成している。
【0035】光多重反射体8の一端面である第3界面3
は前記第1界面に対して角度αを有する斜面と成してい
る。本実施形態例において、この角度αは、150°以
上175°以下の範囲内の値である160°としてい
る。
【0036】光多重反射体8の第1界面1には第1の反
射膜(同図には図示せず)が形成されており、この第1
の反射膜は設定波長帯の光を99%以上反射する。第2
界面2には第2の反射膜(同図には図示せず)が形成さ
れており、この第2の反射膜は前記設定波長帯の光に対
する反射率が60%以上である。また、光多重反射体8
の第3界面3には、少なくとも光が通過する領域に設定
波長の光の反射防止膜(同図には図示せず)が形成され
ている。
【0037】本実施形態例において、前記入・出射用導
波手段5により導入された光は、第1のレンズ6を介し
て光多重反射体8の第3界面に入射し、第2界面2から
出射する。この出射光は前記光反射素子4で反射し、こ
の反射光は第2界面2に入射して前記第3界面3から出
射する構成と成している。
【0038】入・出射用導波手段5の出射光は発散光で
あるので、入・出射用導波手段5の出射端におけるビー
ムスポットが例えば図6の(a)に示すような大きさ・
形状であったとすると、ビームスポット径が徐々に広が
り、例えば同図の(b)に示すようなビームスポットと
なって、第1のレンズ6に入射する。
【0039】前記第1のレンズ6を構成する前記複合レ
ンズは、コリメートレンズとアナモルフィックレンズと
を有している。コリメートレンズは、入・出射用導波手
段5から出射された光(発散光)を平行光にするレンズ
であり、入・出射用導波手段5の出射光を平行光とし、
光のビームスポット径を広げずに前記アナモルフィック
レンズに入射させる。
【0040】アナモルフィックレンズは例えばシリンド
リカルレンズにより形成されており、アナモルフィック
レンズは、コリメートレンズを通った光の略真円形状の
ビームスポットを、例えば同図の(c)に示すようなX
方向に長い楕円形状や線状形状に変換して、この光のビ
ームウエストが図1の位置A(光が光多重反射体8の
第3界面3から最初に第2界面2に入射する位置)とほ
ぼ一致するように集光する。
【0041】言い換えれば、アナモルフィックレンズの
構成およびその配置形態をこのように設計することによ
り、アナモルフィックレンズは、光多重反射体8内で反
射しながら進む光の干渉方向(光が反射しながら図1の
ようにジグザグに進んで行く方向であり、図1、図6の
Y方向)のスポット径が該干渉方向に直交する直交方向
(X方向)のスポット径よりも小さい光とするレンズと
して機能する。
【0042】そして、上記のように、アナモルフィック
レンズによって光をX方向に長い楕円形状や線状形状に
すると、光が光多重反射体8内で反射しながら進むとき
の、光の干渉効果を高めることができる。なお、光のビ
ームウエストにおける干渉方向のスポット径は、例えば
使用波長と同等でもよく、例えば波長1.3μmの使用
波長に対し10μm程度になるようにすればよい。
【0043】ところで、本実施形態例において、図2に
示す、光多重反射体8の第1界面1と第3界面3との境
界部E(第1界面1と第3界面3とにより形成される稜
線部)は、膜質が不均一な部分となる。
【0044】なお、図2は、本実施形態例における光多
重反射体8による光の分離原理を模式的に示した図であ
り、光が光多重反射体8の第3界面3に入射して光多重
反射体8内で多重反射しながら、その光の一部が第2界
面2から出射する経路を、図の太線により模式的に示し
ている。同図に示す光の経路は光進行方向の中心軸の通
る経路である。
【0045】そして、前記境界部Eの膜質不均一部分に
前記第1のレンズ6の出射光が入射すると、損失が発生
する。また、光多重反射体8の第3界面3から入射して
第2界面2の位置Aに入射した光は、その一部が位置
から出射し、残りの光は第2界面2で第1界面1側
に反射する。ここで、この反射光が前記境界部Bの膜質
不均一部分に入射すると、損失が発生する。
【0046】したがって、この境界部Bの膜質不均一部
分は小さいことが望ましく、本実施形態例では、第3界
面3を斜面にして、第1界面1と第3界面3との角度を
適切に形成することにより前記膜質不均一部分を最小化
している。
【0047】また、図12に示すように、第1界面1と
第3界面3の稜線部である境界部Eが、位置Aを通る
第2界面と垂直な線上に位置するような場合、例えば光
多重反射体8の厚みdを500μmとし、角度αを15
0°、入射光の第2界面2への入射角φを5°とする
と、第3界面3への入射光の入射位置Bから境界部E
までの第3界面3に沿った距離lは約48μmとなる。
【0048】それに対し、図13に示すように、第3界
面3と第1界面が同一面上にあると、その他の条件を図
12の場合と同様にした場合に上記距離lは約44μm
となるので、上記のように、第1界面1と第3界面3と
が180°よりも小さい適切な角度(この場合150
°)にすると、入射光が第3界面3を通過する際の膜質
不均一部分の影響を受け難くなるといった利点がある。
【0049】図7には、光多重反射体8の作製方法の一
例が示されており、本実施形態例では、同図に示す作製
方法を適用して光多重反射体8を作製することにより、
前記膜質不均一部分を最小化している。
【0050】まず、図7の(a)に示すように、基板9
の第1界面1に前記第1の反射膜11を形成し、この反
射膜11上に、同図の(b)に示すように、レジスト1
6を形成する。この状態で、同図の(c)に示すよう
に、基板9の一端側を設定角度(第1界面1と第3界面
3との成す角度α)となるように加工する。
【0051】この加工は、一般に研磨によって行われる
ものであり、例えば第1の反射膜11の厚みを2μmと
した場合、研磨角度θ(θ=180−α)を5°以上に
することにより、膜質不均一部分を30μm以下にする
ことができる。
【0052】次に、同図の(d)に示すように、基板9
の第3界面3に反射防止膜13を蒸着等により形成し、
最後に、同図の(e)に示すように、レジスト16を除
去する。このようにすると、第1界面1と第3界面3と
の境界部Bにおいて、第1界面1と第3界面3との切れ
目がはっきりとした精密な光多重反射体8を形成でき
る。その後、基板9の第2界面2には前記第2の反射膜
12を形成する。
【0053】また、図8に示す作製方法を適用してもよ
い。すなわち、同図の(a)に示すように、基板9の第
1界面1に第1の反射膜11を形成し、この反射膜11
上に、同図の(b)に示すように、ダミー基板17を形
成する。この状態で、同図の(c)に示すように、基板
9の一端側を設定角度となるように加工し、同図の
(d)に示すように、基板9の第3界面3に反射防止膜
13を蒸着等により形成し、最後に、同図の(e)に示
すように、ダミー基板17を除去する。なお、この場合
にも、基板9の第2界面2には前記第2の反射膜12を
形成する。
【0054】このような方法で光多重反射体8を作製す
ることにより、接着剤等の有機材料を用いることなく光
多重反射体8を作製できるので、接着剤の劣化等に起因
する特性の劣化を防ぐことができ、また、高出力の入射
光にも対応することができる。
【0055】次に、図2に基づき、光の光多重反射体8
内での反射および光多重反射体8からの出射形態につい
て詳細に説明する。同図において、光多重反射体8の第
3界面3に入射する光の入射角度をψinで示してお
り、第2界面2への入射角度φを一定にした場合、研磨
角度θが大きくなるにつれて第3界面3への入射角度ψ
inが大きくなる。そして、角度φを10°以下にした
場合、本実施形態例のように、波長1310nmにおけ
る屈折率が1.5のガラス材料を光多重反射体8として
用いた場合には、第3界面3への入射角度ψinは研磨
角度θと同程度の値となる。
【0056】そして、上記入射角度ψinが大きくなる
ことにより、基板9の内部に入射される入射光強度に偏
光特性が表れ、第3界面3への反射防止膜の形成が困難
になる。通常、前記ガラス材料を用いた場合、入射角度
ψinが30°程度であれば、反射防止膜は作製可能で
あるので、基板9の研磨角度θも30°以下であること
が望ましい。
【0057】また、前記の如く、光多重反射体8の第1
界面1と第3界面3との境界部Eを少なくする観点か
ら、研磨角度θの範囲として5°以上が望ましいことか
ら、角度θは、5°以上30°以下が好ましく、本実施
形態例では、第1界面1と第3界面3との成す角度αを
150°以上175°以下の値である160°とした。
【0058】また、入射光が第3界面3に対し角度ψ
inで入射される場合、入射光は第3界面3に対し、ψ
out≒sin−1(sin(ψin)/n)の角度を
持ち、光多重反射体8の内部に入射されることになる。
ここでnは、光の波長における基板9の屈折率であり、
本実施形態例において約1.5である。そして、この光
線は、角度φ=θ−ψoutで第2界面2に入射される
ことになる。
【0059】また、第2界面2から出射される光はφ
out≒n・φの角度を持ち出射されることになる。第
1界面1と第2界面2は互いに平行であるので、基板9
内で、光が第2界面2で反射するたびに入射光の一部が
角度φoutで出射されることになる。
【0060】また、本実施形態例では、前記の如く、ア
ナモルフィックレンズによって集光される光のビームウ
エストが、光多重反射体8の第3界面3から最初に第2
界面2に入射する位置Aとほぼ一致するように設計し
ているので、位置Aから発する光は、光軸近傍の干渉
方向ではほぼ発散球面波で近似することができる。
【0061】そして、第2界面2からの出射光は、それ
ぞれ共通の基点Aをもち、第2界面2の位置A、A
、・・・からそれぞれ出射した球面波を用いて近似す
ることができる。すなわち、光多重反射体8からの出射
光は、これらの出射光が互いに干渉して形成されるの
で、それぞれ共通の基点Aをもち、第2界面2の位置
、A、・・・から発した発散球面波の重ね合わせ
によって求まる。
【0062】ここで、光軸方向の中心軸に沿って伝搬す
る光について考える。光多重反射体8の第2界面2の位
置Aから直接光多重反射体8外に出射した光線と、位
置A で反射して第1界面1において1回反射した後
に、位置Aから光多重反射体8外に出射する光線の光
路差をΔL(0)とすると、ΔL(0)は以下の式
(1)により表わされる。
【0063】 ΔL(0)=2n・d・cosφ・・・・・(1)
【0064】位置Aから直接出射する光線と位置A
から出射する出射する光線が互いに強め合うためには、
ΔL(0)が波長の整数倍である必要がある。隣り合う
全ての光線の光路長差も同様に、ΔL(0)であるた
め、φoutの角度を持ち、光多重反射体8から出射さ
れる光は、波長をλとすると、以下の式(2)で示され
る干渉条件を満たす必要がある。なお、mは整数であ
る。
【0065】 2n・d・cosφ=m・λ・・・・・(2)
【0066】次に、図3の実線に示すように、光軸方向
の中心軸から角度がΔφだけ傾いて伝搬する光線につい
て考える。この場合の光路長差は、上記と同様に考える
と、位置Aから直接出射する光線と位置A’から出
射する出射する光線の光路長ΔL(Δφ)は式(3)に
より示される。また、各位置A、A’、・・・での
出射角度は、光軸方向の中心軸に沿って(同図の破線で
示す経路で)伝搬する光の出射角度φoutとΔφ
outの角度差でもって出射する。この角度差は、式
(4)により示される。
【0067】 ΔL(Δφ)=2n・d・cos(φ+Δφ)・・・・・(3)
【0068】Δφout≒n・Δφ・・・・・(4)
【0069】なお、式(4)は、φ、Δφ、φout
Δφoutが小さく、sin(φ+Δφ)およびsin
(φout+Δφout)がφ+Δφおよびφout
Δφ outに近似できる場合に成立するものであり、本
実施形態例では、この条件を満たしている。
【0070】そして、光多重反射体8の第2界面2から
の出射角度は、波長に応じて式(数1)により表わされ
る変化量だけ変化する。
【0071】
【数1】
【0072】本実施形態例において、入射角度ψin
2.4°、d=500μmに設定しており、例えば入射
光の波長帯を1310nm近傍とし、角度φoutの出
射光が1310nmの波長で前記干渉条件を満たす場
合、波長の変化に伴う出射角の変化量Δφoutは、φ
out≒6.41°付近で約0.88(°/nm)とな
る。
【0073】次に、本実施形態例において、第2のレン
ズ7の配置と、波長分散の発生量について説明する。ま
ず、図4に示すように、位置Aを基準としたときの、
第2のレンズ7の中心線Cの高さをσとし、図5に示す
ように、光軸方向の中心軸から角度がΔφだけ傾いて出
射される光線が光多重反射体8の第1界面1と第2界面
2との間で多重反射した後に出射する光の出射位置
’の高さをδとする。なお、図5においても、破線
が光軸方向の中心軸に沿った光通過経路を示している。
【0074】ここで、図5に示すように、光多重反射体
8の第2界面2が第2のレンズ7の中心線に対しρの角
度で傾くように光多重反射体8を配置する。本実施形態
例の場合、ρ=φout=6.41°とした。
【0075】高さがδ上がる際の入射光が反射により光
多重反射体8の内部を進む光路長D1は、以下の式
(5)により示される。
【0076】 D1(δ,φ)=(n・δ)/(sinφ・cosρ)・・・・・(5)
【0077】ここで、光多重反射体8内を光の中心軸か
らΔφだけずれた角度で進む光が、図4に示すように、
光多重反射体8の高さδの位置A’から出射されて、
第2のレンズ7を通過し、反射素子4で反射して再び第
2のレンズ7を通過し、位置Aに戻る場合、この位置
の第2のレンズ7の中心Cからの高さをh1とする
と、高さh1は、以下の式(6)により示される。
【0078】 h1=2(f−L)・Δφout+σ−δ・・・・・(6)
【0079】なお、式(6)において、fは第2のレン
ズ7と光反射素子4との距離であり、本実施形態例で第
2レンズ7の焦点距離とした。、Lは光多重反射体8と
第2のレンズ7との距離(さらに詳しくは、位置A
第2のレンズ7との距離)をそれぞれ示す。
【0080】また、光多重反射体8の位置Aから出射
されて、位置Aに戻る光の全光路長OPL(φ+Δ
φ)は、次式(数2)により表わされる。
【0081】
【数2】
【0082】分散量(波長分散値)Dpは、(数2)の
波長微分量を光速cで割ることによって得られるので、
次式(数3)により表わされる。
【0083】
【数3】
【0084】(数3)から分かるように、分散量Dp
は、光多重反射体8と第2のレンズ7との距離Lに依存
するため、例えばLを5mmとし、fを200とし、前
記高さσを2mmとすると、波長1.31μmにおける
分散値を約−368psec/nmとすることができ
る。
【0085】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、入・出射用導波手段5により導入した光を第1のレ
ンズ6を介して光多重反射体8に入射すると、光は光多
重反射体8の第1界面1と第2界面2とで多重反射しな
がら進んでいき、光が第2界面2で反射する際に第2界
面2から一部の光が出射される。そして、この第2界面
2で反射する度に出射される各出射光が互いに干渉する
ことにより光多重反射体8からの出射光が形成される。
【0086】そして、この出射光が、それぞれ第2のレ
ンズ7を介して光反射素子4に入射し、光反射素子4で
反射した後、前記第2のレンズ7を介して光多重反射体
8側に戻り、この戻り光が光多重反射体8の第2界面2
に入射する。この光の入射位置と角度は光の波長によっ
て異なるため、上記のように、光の波長により光多重反
射体8を通過して戻ってくる時間が異なることになり、
波長分散が発生する。
【0087】本実施形態例において、上記波長分散の発
生量は、上記式(数3)により決定されるので、光多重
反射体8と第2のレンズ7との距離L、第2のレンズ7
の中心Cの高さσ等を適宜設定し、例えば波長分割多重
伝送に適用される光ファイバ等の光伝送路に対応させる
ことにより、光ファイバ等の接続相手側の波長分散を補
償することができる。
【0088】また、本実施形態例は、図1に示したよう
な簡単な構成であり、その作製も容易にでき、さらに小
型の可変群遅延ユニットとすることができる。
【0089】図9には、本実施形態例の可変群遅延ユニ
ットを備えた可変群遅延モジュールの構成例が示されて
おり、同図において、可変群遅延ユニットには符号30
を付している。同図に示す可変群遅延モジュールは、上
記実施形態例の可変群遅延ユニット30と、該可変群遅
延ユニット30の入・出射用導波手段5に光結合する光
結合手段31と、該光結合手段31を介して入・出射用
導波手段5に光を導入する光導入手段32と、前記光結
合手段31を介して前記入・出射用導波手段5からの出
射光を導出する光導出手段33とを有している。なお、
ここでは光結合手段31は光サーキュレータとしてい
る。
【0090】光導入手段32と光導出手段33は、例え
ばシングルモード光ファイバにより形成することがで
き、このシングルモード光ファイバを光伝送路等の接続
相手側に接続する。そうすると、接続相手側の光部品を
伝搬してきた光が、光導入手段32と光結合手段31を
介して可変群遅延ユニット30に導入され、可変群遅延
ユニット30を伝搬する。そして、可変群遅延ユニット
30を伝搬した光は、光結合手段31と光導出手段33
を介して接続相手側に戻され、それにより、接続相手側
の波長分散を補償することができる。
【0091】次に、本発明に係る可変群遅延ユニットの
第2実施形態例について説明する。なお、本第2実施形
態例の説明において、上記第1実施形態例との重複説明
は省略する。
【0092】本第2実施形態例は上記第1実施形態例と
ほぼ同様に構成されており、本第2実施形態例が上記第
1実施形態例と異なる特徴的なことは、第2のレンズ7
と光多重反射体8との距離を可変する光部品移動手段を
設けたことである。この光部品移動手段は例えばステッ
ピングモータとボールネジにより形成されている。
【0093】前記の如く、上記第1実施形態例と同様の
構成の可変群遅延ユニットにおいて、分散量Dpは、光
多重反射体8と第2のレンズ7との距離Lに依存するた
め、本第2実施形態例のように、光部品移動手段によっ
て、第2のレンズ7と光多重反射体8との距離を可変す
ることにより、可変群遅延ユニットで発生する分散量を
可変することができる。
【0094】本第2実施形態例において、上記光部品移
動手段は、光多重反射体8と第2のレンズ7との距離L
を5mmから200mmの間で可変する構成と成してお
り、波長λ=1.31μmにおける距離Lが200mm
のときの波長分散値は約37psec/nmとなる。ま
た、前記の如く、波長λ=1.31μmにおける距離L
が5mmのときの波長分散値は約−368psec/n
mであるから、本第2実施形態例においては、約400
psec/nmの範囲で分散量を可変調節することがで
きる。
【0095】本第2実施形態例は以上のように構成され
ており、上記第1実施形態例と同様の効果を奏すること
ができる。また、本第2実施形態例では、上記の如く分
散量を可変できるので、可変群遅延ユニット作製後に、
接続相手側の光部品に対応させて(求められる分散補償
量に対応させて)分散量を可変して臨機応変に適用する
ことができる。
【0096】次に、本発明に係る可変群遅延ユニットの
第3実施形態例について説明する。本第3実施形態例は
上記第2実施形態例とほぼ同様に構成されており、本第
3実施形態例が上記第2実施形態例と異なる特徴的なこ
とは、図10に示すように、光反射素子4が第2のレン
ズ7からの出射光が入射する領域(ここでは反射面1
4)を曲面としての球面と成していることである。本第
3実施形態例でも、この領域(光入射領域)には設定波
長に対して反射率90%以上の反射膜が形成されてい
る。
【0097】上記構成の本第3実施形態例において、光
多重反射体8内を進む光の中心軸からΔφだけずれた角
度で進む光が、光多重反射体8の高さδの位置A’か
ら出射されて、第2のレンズ7を通過し、反射素子4で
反射して再び第2のレンズ7を通過し、位置Aに戻る
場合、第2のレンズ7の中心軸からの高さをh2とする
と、高さh2は、以下の式(7)により示される。
【0098】 h2=2[(f−L)+f/R]・Δφout+σ−δ・・・・・(7)
【0099】また、光多重反射体8の位置Aから出射
されて、位置Aに戻る光の全光路長は、次式(数4)
により表わされる。
【0100】
【数4】
【0101】そして、分散量(波長分散値)Dpは、光
反射素子4の表面の曲率半径をRとして、次式(数5)
により表わされる。
【0102】
【数5】
【0103】例えば、Rを10mmとし、高さσを2m
mとすると、光多重反射体8と第2のレンズ7との距離
Lが5mmのときの波長1.31μmにおける分散値を
約−8689psec/nmとすることができ、距離L
を200mmとすると、波長1.31μmにおける分散
値を約−8283psec/nmとすることができる。
【0104】このように、本第3実施形態例は、上記第
2実施形態例と同様の効果を奏することができ、本第3
実施形態例の可変群遅延ユニットによる分散量の調節量
は上記第2実施形態例と同様で、分散補償量の絶対値を
大きくすることができる。
【0105】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば上
記第2、第3実施形態例では、光部品移動手段を設けて
光多重反射体8と第2のレンズ7との距離を可変するよ
うにしたが、光部品移動手段は、第2のレンズ7と光反
射素子4の少なくとも一方の光部品と光多重反射体8と
の距離を可変する構成とすれば同様の効果を奏すること
ができる。
【0106】また、上記第3実施形態例では、光反射素
子4の反射面14を球面としたが、球面以外の曲面とし
てもよい。
【0107】さらに、上記各実施形態例では、光多重反
射体8はガラス基板9を有する光多重反射板としたが、
光多重反射体8は必ずしも光多重反射板とするとは限ら
ず、板状以外の光多重反射体8としてもよい。また、光
多重反射体8を光多重反射板とする場合、その基板は必
ずしもガラス基板9を有するとは限らず、光の使用波長
に対して透明な(光を透過する)、例えば石英等の結晶
を基板9とする光多重反射板とすることができる。な
お、ガラス基板は最も作り易い利点がある。
【0108】さらに、上記各実施形態例では、入・出射
用導波手段5により導入された光を光多重反射体8の第
3界面3に入射して第2界面2から出射し、光反射素子
4で反射した光を前記第2界面2に入射して前記第3界
面3から出射する構成としたが、例えば図11に示すよ
うに、入・出射用導波手段5により導入されて光多重反
射体8の第3界面3に入射した光を第1界面1から出射
し、光反射素子4で反射した光を前記第1界面1に入射
して前記第3界面3から出射する構成としてもよい。
【0109】この場合、例えば光多重反射体8の第2界
面2に設定波長帯の光に対する反射率99%以上の反射
膜を形成し、第1界面1には設定波長帯の光に対する反
射率60%以上の反射膜を形成するとよい。
【0110】さらに、上記各実施形態例では、光多重反
射体8の第1界面1と第3界面3との成す角度αを15
0°以上175°以下の範囲内の値である160°とし
たが、角度αは160°とは限らず、この範囲内の値で
あればよい。また、角度αは150°以上175°以下
の範囲内の値であることが好ましいが、角度αは90°
より大きく180°より小さい範囲内の値としてもよ
い。
【0111】さらに、上記実施形態例では、入・出射用
導波手段5はシングルモード光ファイバとしたが、入・
出射用導波手段5は、マルチモード光ファイバ、グレー
テッドインデックス光ファイバ、分散シフト光ファイ
バ、偏波保持光ファイバ、平面導波路のいずれか一つに
より形成されていればよい。
【0112】
【発明の効果】本発明によれば、入・出射用導波手段と
光反射素子との間に光多重反射体を設け、入射光を光多
重反射体の互いに平行に対向する第1界面と第2界面で
多重反射しながら光多重反射体の第1界面または第2界
面から出射し、光反射素子で反射して戻ってくる光が、
光の波長によって伝搬距離(光路長)が異なることを利
用して群遅延を発生させる(波長分散を発生させる)も
のであるから、波長分散の発生量を接続相手側に対応さ
せることにより、接続相手側の波長分散を補償すること
ができる。
【0113】また、本発明は、上記入・出射用導波手段
と光多重反射体と光反射素子と、第1と第2のレンズを
設けて構成されるものであり、非常に簡単な構成である
ため、作製も容易であり、小型で低コストの可変群遅延
ユニットまたは可変群遅延モジュールとすることができ
る。
【0114】さらに、本発明において、光多重反射体の
第1界面と第3界面との成す角度を150°以上175
°以下の範囲内の値とした構成によれば、光多重反射体
を容易に作製し易いので、容易に可変群遅延ユニットや
可変群遅延モジュールを作製することができる。
【0115】さらに、本発明において、光多重反射体の
第3界面には少なくとも光が通過する領域に設定波長帯
の光の反射防止膜が形成され、第1界面と第2界面には
少なくとも光が通過または反射する領域に設定波長帯に
対する反射率が60%以上の反射膜が形成されている構
成によれば、光を効率良く光多重反射体内に入射させ、
第1界面と第2界面とで多重反射して出力することがで
きる。
【0116】さらに、本発明において、光多重反射体の
第1界面および第2界面は使用波長帯において透明な基
板の両面を加工することにより形成されている構成にお
いては、非常に容易に光多重反射体を作製することがで
き、容易に可変群遅延ユニットや可変群遅延モジュール
を作製できる。
【0117】さらに、本発明において、第1のレンズは
光多重反射体内で反射しながら進む光の干渉方向のスポ
ット径が該干渉方向に直交する直交方向のスポット径よ
りも小さい光とするアナモルフィックレンズを有する構
成によれば、光多重反射体内で反射しながら進む光を効
率良く干渉させることができ、効率良く波長分散を発生
させることができる。
【0118】さらに、本発明において、入・出射用導波
手段はシングルモード光ファイバ、マルチモード光ファ
イバ、グレーテッドインデックス光ファイバ、分散シフ
ト光ファイバ、偏波保持光ファイバ、平面導波路のいず
れか一つにより形成し、上記効果を奏する優れた可変群
遅延ユニットや可変群遅延モジュールを形成することが
できる。
【0119】さらに、本発明において、第1のレンズと
第2のレンズは、ボールレンズ、球面レンズ、分布屈折
率型レンズ、非球面レンズ、シリンドリカルレンズ、マ
ルチモードグレーテッドファイバレンズ、アナモルフィ
ックプリズムを1つ以上組み合わせて形成されており、
光が入射する面に設定波長に対する反射防止膜が形成さ
れている構成によれば、第1のレンズと第2のレンズに
より、効率良く光の集光等の機能を果たすことができ
る。
【0120】さらに、本発明において、光反射素子は第
2のレンズからの出射光が入射する領域を平面と成し、
該領域には設定波長帯に対して反射率90%以上の反射
膜が形成されている構成によれば、光反射素子を容易に
形成できるし、光反射素子により効率的に光を反射し
て、効率の良い可変群遅延ユニットや可変群遅延モジュ
ールを形成できる。
【0121】さらに、本発明において、光反射素子は第
2のレンズからの出射光が入射する領域を曲面と成し、
該領域には設定波長帯に対して反射率90%以上の反射
膜が形成されている構成によれば、光反射素子により効
率的に光を反射して、効率の良い可変群遅延ユニットや
可変群遅延モジュールを形成できるし、曲面の曲率半径
を適宜設定することにより、分散の絶対量が大きい可変
群遅延ユニットや可変群遅延モジュールを形成できる。
【0122】さらに、本発明において、第1のレンズは
少なくとも2種類のレンズを有する複合レンズとし、該
複合レンズは少なくとも入・出射用導波手段から出射さ
れた光を平行光にする前記コリメートレンズと、光多重
反射体内で反射しながら進む光の干渉方向のスポット径
を該干渉方向に直交する直交方向のスポット径よりも小
さい光とするアナモルフィックレンズとを有する構成に
よれば、光多重反射体内で反射しながら進む光をより一
層効率良く干渉させることができ、効率良く波長分散を
発生させることができる。
【0123】さらに、本発明において、第2のレンズと
光反射素子の少なくとも一方の光部品と光多重反射体と
の距離を可変する光部品移動手段を設けた構成によれ
ば、第2のレンズと光反射素子の少なくとも一方の光部
品と光多重反射体との距離を可変することにより、光反
射素子からの戻り光の第2界面への戻り位置を可変でき
るので、発生させる波長分散量を可変することができ
る。軸からΔφの角度をもって伝搬する光線の伝搬状態
を示す説明図である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可変群遅延ユニットの第1実施形
態例を示す要部構成図である。
【図2】上記実施形態例において光多重反射体の第3界
面に入射した光の光軸方向中心軸に沿った伝搬状態を示
す説明図である。
【図3】上記実施形態例において光多重反射体の第3界
面に入射した光の光軸方向中心軸からΔφの角度をもっ
て伝搬する光線の伝搬状態を示す説明図である。
【図4】上記実施形態例において光多重反射体からの出
射光が光反射素子で反射して光多重反射体に戻る伝搬状
態を示す説明図である。
【図5】上記実施形態例において光多重反射体からの出
射光の出射位置と光学光路長の関係を示す説明図であ
る。
【図6】(a)は上記実施形態例における入・出射用導
波手段からの出射光、(b)は第1のレンズのコリメー
トレンズからの出射光、(c)は第1のレンズのアナモ
ルフィックレンズにより集光した光のそれぞれのスポッ
ト形状を示す説明図である。
【図7】上記実施形態例に適用した光多重反射体の作製
方法を示す説明図である。
【図8】光多重反射体の作製方法の別の例を示す説明図
である。
【図9】上記実施形態例の可変群遅延ユニットを備えた
可変群遅延モジュールの例を示す説明図である。
【図10】本発明に係る可変群遅延ユニットの第3実施
形態例を示す説明図である。
【図11】本発明に係る可変群遅延ユニットの他の実施
形態例を示す説明図である。
【図12】光多重反射体の第1界面と第3界面との角度
が適切に形成された場合の、入射光の入射位置から境界
部Eまでの第3界面に沿った距離の説明図である。
【図13】光多重反射体の第1界面と第3界面が同一面
上にある場合の、入射光の入射位置から境界部Eまでの
第3界面に沿った距離の説明図である。
【符号の説明】
1 第1界面 2 第2界面 3 第3界面 4 光反射素子 5 入・出射用導波手段 6 第1のレンズ 7 第2のレンズ 8 光多重反射体 30 可変群遅延ユニット 31 光結合手段 32 光導入手段 33 光導出手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月4日(2001.4.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】本実施形態例において、入射角度ψin
24°、d=500μmに設定しており、例えば入射光
の波長帯を1310nm近傍とし、角度φoutの出射
光が1310nmの波長で前記干渉条件を満たす場合、
波長の変化に伴う出射角の変化量Δφoutは、φ
out≒6.41°付近で約0.88(°/nm)とな
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0123
【補正方法】変更
【補正内容】
【0123】さらに、本発明において、第2のレンズと
光反射素子の少なくとも一方の光部品と光多重反射体と
の距離を可変する光部品移動手段を設けた構成によれ
ば、第2のレンズと光反射素子の少なくとも一方の光部
品と光多重反射体との距離を可変することにより、光反
射素子からの戻り光の第2界面への戻り位置を可変でき
るので、発生させる波長分散量を可変することができ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光の導入と導出を行なう入・出射用導波
    手段と、該入・出射用導波手段と間隔を介して配置され
    て光の反射を行なう光反射素子とを有し、前記入・出射
    用導波手段により導入された光が前記光反射素子で反射
    して前記入・出射用導波手段に戻ってくる光の経路上に
    光多重反射体が設けられ、該光多重反射体と前記入・出
    射用導波手段との間の前記光の径路上には第1のレンズ
    が設けられ、前記光多重反射体と前記光反射素子との間
    の前記光の経路上には第2のレンズが設けられており、
    前記光多重反射体は前記第1のレンズ側に対向する第1
    界面とその反対側の面である第2界面とが互いに平行と
    成して光多重反射体に入射した光を前記第1界面と前記
    第2界面によって多重反射する構成と成し、光多重反射
    体の一端面である第3界面は前記第1界面に対して90
    °より大きく180°より小さい角度を有する斜面と成
    していることを特徴とする可変群遅延ユニット。
  2. 【請求項2】 入・出射用導波手段により導入された光
    を光多重反射体の第3界面に入射して第1界面または第
    2界面から出射し、光反射素子で反射した光を前記第1
    界面または第2界面に入射して前記第3界面から出射す
    る構成としたことを特徴とする請求項1記載の可変群遅
    延ユニット。
  3. 【請求項3】 光多重反射体の第1界面と第3界面との
    成す角度を150°以上175°以下の範囲内の値とし
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の可変群
    遅延ユニット。
  4. 【請求項4】 光多重反射体の第3界面には少なくとも
    光が通過する領域に設定波長帯の光の反射防止膜が形成
    され、第1界面と第2界面には少なくとも光が通過また
    は反射する領域に設定波長帯に対する反射率が60%以
    上の反射膜が形成されていることを特徴とする請求項1
    又は請求項2又は請求項3記載の可変群遅延ユニット。
  5. 【請求項5】 光多重反射体の第1界面および第2界面
    は使用波長帯において透明な基板の両面を加工すること
    により形成されていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項4のいずれか一つに記載の可変群遅延ユニット。
  6. 【請求項6】 第1のレンズは光多重反射体内で反射し
    ながら進む光の干渉方向のスポット径が該干渉方向に直
    交する直交方向のスポット径よりも小さい光となるよう
    にするアナモルフィックレンズを有することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の可変群
    遅延ユニット。
  7. 【請求項7】 入・出射用導波手段はシングルモード光
    ファイバ、マルチモード光ファイバ、グレーテッドイン
    デックス光ファイバ、分散シフト光ファイバ、偏波保持
    光ファイバ、平面導波路のいずれか一つにより形成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれ
    か一つに記載の可変群遅延ユニット。
  8. 【請求項8】 第1のレンズと第2のレンズは、ボール
    レンズ、球面レンズ、分布屈折率型レンズ、非球面レン
    ズ、シリンドリカルレンズ、マルチモードグレーテッド
    ファイバレンズ、アナモルフィックプリズムを1つ以上
    組み合わせて形成されており、光が入射する面に設定波
    長に対する反射防止膜が形成されていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載の可変群
    遅延ユニット。
  9. 【請求項9】 光反射素子は第2のレンズからの出射光
    が入射する領域を平面と成し、該領域には設定波長帯に
    対して反射率90%以上の反射膜が形成されていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記
    載の可変群遅延ユニット。
  10. 【請求項10】 光反射素子は第2のレンズからの出射
    光が入射する領域を曲面と成し、該領域には設定波長帯
    に対して反射率90%以上の反射膜が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一つに
    記載の可変群遅延ユニット。
  11. 【請求項11】 第1のレンズは少なくとも2種類のレ
    ンズを有する複合レンズとし、該複合レンズは少なくと
    も入・出射用導波手段から出射された光を平行光にする
    前記コリメートレンズと、光多重反射体内で反射しなが
    ら進む光の干渉方向のスポット径が該干渉方向に直交す
    る直交方向のスポット径よりも小さい光となるようにす
    るアナモルフィックレンズとを有することを特徴とする
    請求項1乃至請求項10のいずれか一つに記載の可変群
    遅延ユニット。
  12. 【請求項12】 第2のレンズと光反射素子の少なくと
    も一方の光部品と光多重反射体との距離を可変する光部
    品移動手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項11のいずれか一つに記載の可変群遅延ユニット。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至請求項12のいずれか一
    つに記載の可変群遅延ユニットと、該可変群遅延ユニッ
    トの入・出射用導波手段に光結合する光結合手段と、該
    光結合手段を介して入・出射用導波手段に光を導入する
    光導入手段と、前記光結合手段を介して前記入・出射用
    導波手段からの出射光を導出する光導出手段とを有する
    ことを特徴とする可変群遅延モジュール。
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