JP2002236020A - 挿入式傾斜計 - Google Patents

挿入式傾斜計

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JP2002236020A
JP2002236020A JP2001031923A JP2001031923A JP2002236020A JP 2002236020 A JP2002236020 A JP 2002236020A JP 2001031923 A JP2001031923 A JP 2001031923A JP 2001031923 A JP2001031923 A JP 2001031923A JP 2002236020 A JP2002236020 A JP 2002236020A
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JP
Japan
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roller
casing pipe
tube
guide roller
telescopic
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JP2001031923A
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English (en)
Inventor
Koichi Ochiai
紘一 落合
Teru Yokouchi
照 横内
Masayuki Takahashi
正行 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーシングパイプの内径が変化しても、挿入
式傾斜計をケーシングパイプ内の中央部位に保持しうる
ガイドローラを提供する。 【解決手段】 ガイドローラー8がバネ3で支持されて
おり、内径の変化するケーシングパイプ12において、
常時ケーシングパイプ12の内壁に接触することができ
る手段を設えた挿入式傾斜計である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木及び建築工事
などの現場で、ボーリング孔のケーシングパイプの鉛直
方向に対する傾斜角を測定する挿入式傾斜計に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の挿入式傾斜計を使って、地
中に埋設されたケーシングパイプの傾斜角を測定するた
めの一例を示したものである。図8のようにケーシング
パイプ内を軸方向にガイドローラーが移動し挿入式傾斜
計を測定ケーブルで上下させて、一定深度ごと(例えば
1m毎)の傾斜角を測定するものである。測定結果は測
定ケーブルを介して、地上に設置された測定値表示器に
送られて傾斜角が表示される。
【0003】傾斜角の検出は傾斜による振り子の微少変
位を磁気抵抗素子などにより電気信号に変換して取り出
す方法などの傾斜計が用いられる。
【0004】この装置を用いて一定深度毎の傾斜角を測
定するためには、従来は次のような方法が用いられてい
る。挿入式傾斜計に接続された測定ケーブルに一定間隔
毎(例えば1m毎)にビニルテープなどを巻き付け、こ
れを挿入することにより深さを測り、深度毎の傾斜角を
測定する方法がとられている。測定ケーブルは挿入式傾
斜計の自重で巻き出されていくことになる。
【0005】ガイドローラはケーシングパイプの内壁に
接触しており、挿入式傾斜計をケーシングパイプの中央
部位に保持している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の挿入式傾斜計は
以上のように構成されているが、地中に埋設されたケー
シングパイプの内径が変化する場合には、その内径に合
わせたガイドローラが必要となり、その都度ガイドロー
ラを取替えなければならないという問題がある。
【0007】そこで、本発明の課題は、地中に埋設され
たケーシングパイプの内径が変化しても、挿入式傾斜計
をケーシングパイプ内の中央部に保持しうるガイドロー
ラを提供することを目的とすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る測定管によりケーシングパイプ内に吊
り下げられたガイドローラが移動して傾斜を測定する挿
入式傾斜計は、ガイドローラがバネで支持されており、
ガイドローラが常時ケーシングパイプの内壁に接触する
ことができる手段を設える。本発明の挿入式傾斜計は前
記のように構成され、地中に埋設されたケーシングパイ
プの内径が変化しても、挿入式傾斜計をケーシングパイ
プの中央部位に保持することができることを特徴として
いる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施の形態に係る挿入式傾斜
計に取付けるガイドローラの全体を示す斜視図である。
図2はガイドローラの伸縮部の部分カット断面を含む斜
視図である。図3はローラ取付台部分を示す斜視図で
る。図4はローラ及びローラ軸の斜視図である。
【0011】この実施の形態において、図1、図2、図
3及び図4に示すように、伸縮管1には伸縮外管2aと
伸縮内管2bがあり、伸縮外管2aと伸縮内管2bとは
互いにスライドできるとともに、伸縮しても抜け出ない
ように互いにラップして嵌め合わせてある。伸縮管1の
伸縮管取付台4とローラ軸受台5aの間に配置された伸
縮管1に内設されてバネ3がある。伸縮外管2aの一方
の端部は伸縮管取付台4に、伸縮内管2bの一方の端部
はローラ軸受台5aに接合されている。伸縮管1はその
ままローラ受台7aに取付けることもできる。
【0012】ローラ6aにはローラ軸6bがあり、ロー
ラ軸6bはローラ軸受5aに設けたローラ軸受溝5bで
回転できるように支承されている。ローラ取付台7aに
はそれと直交するローラガイド7bがある。ローラガイ
ド7bにはローラ軸孔7cがあり、ローラ軸6bはロー
ラ軸孔7cを貫通してローラ軸受台5aのローラ軸受溝
5bに軸支されている。ローラ軸孔7cはガイドローラ
8の必要伸縮量を満たす長孔となっている。ローラスト
ッパー6dはローラ6aとローラガイド7bとの間に設
けるスペーサーであり、ローラ6aはローラガイド7b
に接触することなくスムースに回転できる。ローラー軸
受台5aのひとつの端面はローラーガイド7bに接して
おりローラ軸孔7cの長孔間で摺動できる。
【0013】ローラ軸受台5aはバネ3で常時押上げら
れており、そのストロークはガイドローラ8の必要伸縮
量を満たすローラ軸孔7cの長孔をローラ軸6bが移動
可能なストロークとなる。所謂、ケーシングパイプに挿
入前のローラ軸6bの位置は、ローラ軸孔7cのローラ
取付台7aと反対側の長孔端部にある。ガイドローラ8
の必要伸縮量を満たすとき、この位置でローラ6aはケ
ーシングパイプの最小内径に対応でき、最大管径にはロ
ーラ軸孔7cのストロークまで押下げて対応できるよう
に設定される。
【0014】伸縮管1にはローラ軸受台5aに取付けら
れるローラ軸6bの両端部が、ローラ軸受溝5bの溝径
より若干大きく作くられたローラ軸ストッパー6cがあ
り、しかもローラ軸6bがローラ軸受溝5bに嵌合して
いるので、伸縮管1は前後左右いずれにもに倒れること
がない。
【0015】伸縮管1の伸縮外管2aと伸縮内管2bの
嵌合部には止水リングがあり、伸縮外管2a乃至は伸縮
内管2bの何れかに欠切溝を穿って環装している(図示
省略)。伸縮管1にはオイル注入孔2cがあり、伸縮管
1の内部にオイルを注入して充填することができる。こ
のことによりガイドローラ8が水中にあっても止水リン
グにより伸縮管1の内部への水の浸入を防ぐとともに、
伸縮管1の内部に注入したオイルによって伸縮外管2a
と伸縮内管2bの嵌合部に潤滑できるので滑らかな摺動
が可能となる。
【0016】本発明に係る部分構成要素の全体構成を図
1、図5及び図6にて説明する。図5はケーシングパイ
プ内の挿入式傾斜計の図6のB−B矢視断面図である。
図6はケーシングパイプ内の挿入式傾斜計の図5のA−
A矢視縦断面図である。(1)ローラ取付台7aにロー
ラガイド7bを付ける。(2)伸縮管取付台4とローラ
軸受台5aとバネ3を内設した伸縮管1をローラ取付台
7aに取付ける。(3)ローラガイド7bの間にローラ
6aを置きローラ軸6bを挿入して取付ける。(4)挿
入式傾斜計9にガイドローラ8を取付ける。
【0017】前記のガイドローラ8を構成する材料は、
鋼やプラスティックなどでよいが、バネ3は鋼製がよ
く、ローラ6aは弾性材料例えばゴム製が適する。伸縮
管1は伸縮可能な鋼製あるいはプラスティックなどの蛇
腹などでもよい。バネ3は鋼バネに代えて多角形状のゴ
ムなどの弾性材料を用いることができる。バネ3にステ
ンレスやゴムなどの防錆材料を用いれば、この場合伸縮
外管2a及び伸縮内管2bは特に設けなくてもよい。
【0018】図7は前記のガイドローラで構成された挿
入式傾斜計をケーシングパイプに挿入して傾斜角を測定
している状態を示している。これによれば測定ケーブル
14に代えて測定管10を挿入式傾斜計9に取付けてい
る。測定管10は深度の目盛りを付したプラスティック
管などで作られており、一定長の管を螺子などでジョイ
ントして必要な測定深度まで挿入する。このためガイド
ローラ8とケーシングパイプ12の内壁との接触による
挿入抵抗や該内壁への土砂の付着などによる挿入抵抗が
あっても、測定管10は管軸方向に力を加えることがで
きるので、容易に挿入式傾斜計9を該管内に挿入するこ
とが可能となる。
【0019】また、測定管10にマーカーを付して該測
定管10のジョイントする角度を一定にすれば、挿入式
傾斜計9の管軸直角方向の位置を把握できるのでケーシ
ングパイプ12の管軸直角方向の各位置でケーシングパ
イプ12の傾斜角を測定することができる。測定管10
の捻り剛性を増すために該管内にエポキシ樹脂などを充
填しておけば更によい。測定結果は測定管10に沿わせ
た通信ケーブル11を介して、地上に設置された測定値
表示器13に送られて傾斜角が表示される。
【0020】また、挿入式傾斜計9に取付けられたガイ
ドローラ8の挿入時寸法は、ケーシングパイプ12の管
内径より若干大きく設定されているので、ケーシングパ
イプ12の地上端部にガイドローラ8の挿入時寸法より
若干大きい内径のラッパ状のスペーサー管を取付ければ
スムースにガイドローラ8の挿入が可能となる。(図示
省略)
【0021】
【発明の効果】本発明に係る挿入式傾斜計によれば、地
中に埋設された内径の変化するケーシングパイプ内にお
いて、ガイドローラがケーシングパイプ内を移動して傾
斜を測定する傾斜計において、ガイドローラがバネで支
持されており、内径の変化するケーシングパイプ内にお
いて、常時ケーシングパイプの内壁に接触することがで
きるので正確に傾斜角を測定することができるととも
に、ケーシングパイプの内径の変化する毎にそれに合っ
たガイドローラをその都度取付け直す必要がないので作
業効率がよく経済的である。また、測定管により管軸方
向及び管軸直角方向にも挿入式傾斜計の位置の制御がで
きるので作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る挿入式傾斜計に取付
けるガイドローラの全体を示す斜視図である。
【図2】ガイドローラの伸縮部の部分カット断面を含む
斜視図である。
【図3】ローラ取付台部分を示す斜視図である。
【図4】ローラ及びローラ軸の斜視図である。
【図5】ケーシングパイプ内の挿入式傾斜計の図6のB
−B矢視断面図である。
【図6】ケーシングパイプ内の挿入式傾斜計の図5のA
−A矢視縦断面図である。
【図7】該ガイドローラで構成された挿入式傾斜計をケ
ーシングパイプに挿入して傾斜角を測定している状態を
示す側面図である。
【図8】ガイドローラで構成された挿入式傾斜計をケー
シングパイプに挿入して傾斜角を測定している状態を示
す側面図である。
【符号の説明】
1…伸縮管 2a…伸縮外管 2b…伸縮内管 2c…オイル注入孔 3…バネ 4…伸縮管取付台 5a…ローラ軸受台 5b…ローラ軸受溝 6a…ローラ 6b…ローラ軸 6c…ローラ軸ストッパー 6d…ローラストッパー 7a…ローラ取付台 7b…ローラガイド 7c…ローラ軸孔 8…ガイドローラ 9…挿入式傾斜計 10…測定管 11…通信ケーブル 12…ケーシングパイプ 13…測定値表示器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設されたケーシングパイプ内
    を、測定管により前記ケーシングパイプ内に吊り下げら
    れたガイドローラが移動して傾斜を測定する挿入式傾斜
    計において、内径の変化するケーシングパイプ内におい
    て、ガイドローラがバネで支持されており、ガイドロー
    ラが常時ケーシングパイプの内壁に接触することができ
    る手段を設けたことを特徴とする挿入式傾斜計。
JP2001031923A 2001-02-08 2001-02-08 挿入式傾斜計 Pending JP2002236020A (ja)

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JP2001031923A JP2002236020A (ja) 2001-02-08 2001-02-08 挿入式傾斜計

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ID=18895932

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110421490A (zh) * 2019-06-21 2019-11-08 中石化石油机械股份有限公司沙市钢管分公司 一种调节式支撑架

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