JP2002236003A - 微小高さ測定装置 - Google Patents

微小高さ測定装置

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JP2002236003A
JP2002236003A JP2001366158A JP2001366158A JP2002236003A JP 2002236003 A JP2002236003 A JP 2002236003A JP 2001366158 A JP2001366158 A JP 2001366158A JP 2001366158 A JP2001366158 A JP 2001366158A JP 2002236003 A JP2002236003 A JP 2002236003A
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Tsuneo Yamaha
常雄 山羽
Kenji Aiko
健二 愛甲
Masaomi Takeda
正臣 武田
Noboru Kato
昇 加藤
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Hitachi High Tech Corp
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Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度で、かつ高速に微小突起物の高さを測
定できるようにする。 【構成】 光ビームIsは被検査物20に角度θiで照
射される。被検査物20は矢印51の方向に相対的に移
動される。被検査物20の移動によって微小突起物4
1,42のように2カ所に微小突起物が存在するかのよ
うになる。光ビームIsの強度分布はガウス状なので、
微小突起物41,42からはその強度分布に応じた強度
の散乱光ra,rbが発生する。集光レンズ31は、間
隔Tだけ離れた2カ所の光ビームIsの光路中に微小物
体41,42からの散乱光ra,rbに基づいた像をそ
れぞれ光学センサ32,33に結像させている。散乱光
ra,rbの強度は微小突起物41,42の高さに依存
した値である。従って、高さ測定回路38は、光学セン
サ32,33から出力される検出信号a,bの除算値b
/aに基づいて微小突起物41,42の高さを測定する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示装置
(LCD)の基板やフィルタに使用されるスペーサや基
板上の異物などの微小突起物の高さを測定する微小高さ
測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基板上に形成された突起物や異物
などの微小突起物の高さを測定するものとして、共焦点
方式や光切断方式などの方式を用いて光学的に非接触で
これらの高さを測定するものが種々提案されている。図
1は従来の共焦点方式の微小高さ測定装置の概略を示す
図である。図1(a)の微小高さ測定装置は、半導体レ
ーザ11から出射したレーザ光12をハーフミラー13
及び対物レンズ14を介してその被検査試料15の表面
が共焦点位置(0位置)となるように被検査試料15に
照射する。被検査試料15の表面にスペーサや異物など
の微小突起物(凸部)が存在する場合には、その大きさ
に応じたプラス位置(+)でレーザ光12は反射する。
逆に、被検査試料15の表面に凹部(窪み)が存在する
場合には、その大きさに応じたマイナス位置(−)でレ
ーザ光12は反射する。
【0003】それぞれ高さの異なる面から反射した光
は、対物レンズ14、ハーフミラー13及びピンホール
16を介してホトセンサ17に入射する。このとき、ピ
ンホール16と被検査試料15の表面位置(0位置)と
は共役関係にある。共焦点位置(0位置)で反射した光
は、ピンホール16を全て通過してホトセンサ17に入
射し、それ以外のプラス位置(+)やマイナス位置
(−)で反射した光は、その一部がピンホール16を通
過してホトセンサ17に入射する。ホトセンサ17に
は、ピンホール16を通過した光だけが入射するので、
光学系と試料の距離を変化させた時、ホトセンサ17で
検出された電気的信号の大きさに基づいて被検査試料1
5の表面の高さを測定することができる。すなわち、レ
ーザ光12が共焦点位置(0位置)で反射した場合に
は、図1(b)に示すようにホトセンサ17の出力は0
位置で最大を示し、それ以外のプラス位置(+)やマイ
ナス位置(−)で反射した場合には、それに対応した位
置で最大出力を示す。従って、このホトセンサ17の出
力値の大きさに基づいて被検査試料15の表面の高さを
測定することができる。検査装置は、このようにして測
定された高さ情報に基づいて、スペーサなどに欠陥が存
在しないか否か、又は基板上に異物などの微小突起物が
存在しないか否かの検査を行う。
【0004】一方、光切断方式の微小高さ測定装置は、
被検査試料に対して斜め上方からスリット状の光ビーム
を照射し、上方に配置した撮像装置を用いて被検査試料
表面のスリット像を撮像し、撮像した光切断像に基づい
て被検査試料の高さを求めるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】共焦点方式の微小高さ
測定装置は、光学系のピントを合わせたり、焦点深度内
に被検査試料表面を置いたりするために機械的な動作が
必要であり、測定に多大な時間を要するという問題があ
る。一方、光切断方式の微小高さ測定装置は、被検査試
料の高さ測定に要する情報量も多く、撮像装置の受光画
素も対象物に応じて微小なものにしなければ十分な測定
精度を得ることができず、同じく測定に多大な時間を要
するという問題がある。
【0006】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、高精度で、かつ高速に微小突起物の高さを測定
することができる微小高さ測定装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された微
小高さ測定装置は、ガウス状の光ビームを被検査試料の
表面に対して所定の角度で照射させる投光光学系手段
と、前記光ビームの進行方向を前記被検査試料表面に投
影した場合の方向と同じ方向に沿って所定の間隔だけ離
れた少なくとも2カ所の前記光ビームの光路中に物体の
測定点が存在する場合にその物体から散乱する光ビーム
に基づいた像をそれぞれ結像させる検出光学系手段と、
前記被検査試料と前記投光光学系手段及び前記検出光学
系手段とを前記光ビームの進行方向を前記被検査試料表
面に投影した場合の方向と同じ方向に沿って所定の速度
で相対的に移動させる移動手段と、前記少なくとも2ヶ
所の測定点のうち前記検出光学系手段によって先に結像
された像に対応した第1の検出信号を出力する第1の光
学センサ手段と、前記少なくとも2ヶ所の測定点のうち
前記検出光学系手段によって後から結像された像に対応
した第2の検出信号を出力する第2の光学センサ手段
と、前記所定間隔を前記所定速度で除した値に相当する
時間だけ前記第1の検出信号を遅延させ、その遅延され
た前記第1の検出信号と前記第2の検出信号とに基づい
て前記物体の前記被検査試料の表面からの高さを測定す
る測定手段とを備えたものである。
【0008】投光光学系手段によって、被検査試料の表
面に所定の角度でガウス状の光ビームが照射されている
状態で、移動手段によって被検査試料が相対的に移動さ
れる。被検査試料の移動方向は、光ビームの進行方向を
被検査試料表面に投影した場合の方向に沿った方向であ
る。被検査試料表面に微小突起物が存在する場合、被検
査試料の相対的な移動によって微小突起物に対して光ビ
ームが斜め上方から照射されることになる。このとき、
光ビームの強度分布はガウス状なので、その時々の移動
位置によって微小突起物から散乱する光の強度はその分
布に応じて変化する。一方、検出光学系手段は、所定の
間隔だけ離れた少なくとも2カ所の光ビームの光路中に
物体が存在する場合にその物体から散乱する光ビームに
基づいた像をそれぞれ結像させているので、微小突起物
がその2カ所を通過する時に微小突起物から散乱光が発
生する。このときの散乱光の強度は微小突起物の高さに
依存した値となるので、測定手段は、第1及び第2の光
学センサ手段から出力される第1及び第2の検出信号に
基づいて微小突起物の高さを測定する。これによって、
光学系のピントを合わせたり、焦点深度内に被検査試料
表面を置いたりなどといった機械的な動作は不要とな
り、また、被検査試料の高さ測定に要する情報量も少な
くてすみ、光学センサ手段の受光画素も対象物に応じて
微小にしなくても十分な測定精度を得ることができ、高
速に微小突起物の高さを測定することができるようにな
る。
【0009】請求項2に記載された微小高さ測定装置
は、請求項1において、前記測定手段は、前記所定間隔
を前記所定速度で除した値に相当する時間だけ前記第1
の検出信号を遅延させる遅延手段と、前記第2の検出信
号を前記遅延手段によって遅延された前記第1の検出信
号で除算する除算手段と、前記除算手段から出力される
除算値に基づいて前記物体の前記被検査試料の表面から
の高さを測定する高さ測定手段とを備えたものである。
これは、請求項1に記載の測定手段を具体的にしたもの
であり、光学センサ手段から出力される第1及び第2の
検出信号は時間的に異なるタイミングで出力されるの
で、遅延手段を用いてそれを調整し、第1及び第2の検
出信号の比を除算手段によって求め、それに基づいて微
小突起物の高さを測定するようにしている。
【0010】請求項3に記載された微小高さ測定装置
は、請求項1又は2において、さらに前記投光光学系手
段の反対側に設けられ、前記被検査試料の表面で反射し
た前記光ビームを受光素子に集光させ、前記受光素子の
信号に基づいてオートフォーカス処理にて前記被検査試
料と前記投光光学系手段との間の高さを一定に保持する
ように動作する高さ保持手段を備えたものである。これ
は、被検査試料表面と投光光学系手段との間の高さが異
なると、それによって測定される微小突起物の高さが変
化するので、そのようなことがないようにオートフォー
カス処理にて投光光学系手段の高さを一定に保持するよ
うにしたものである。
【0011】請求項4に記載された微小高さ測定装置
は、請求項1、2又は3において、前記光ビームの断面
形状は前記被検査試料の表面に平行な面上で前記光ビー
ムの進行方向に垂直な方向に細長い楕円形状であり、前
記第1及び第2の光学センサ手段は前記細長い楕円形状
に沿ったライン型のセンサ手段で構成されているもので
ある。これは、細長い楕円形状の光ビームを用いること
によって、被検査試料表面全体における微小突起物の高
さ測定を高速に行うことができる。
【0012】請求項5に記載された微小高さ測定装置
は、請求項1、2、3又は4において、前記第1及び第
2の光学センサ手段は、前記物体から散乱する前記光ビ
ームのガウス状のエネルギー分布の両側面に位置するよ
うに少なくとも2個の画素を備え、前記エネルギー分布
がズレた場合でも前記2個の画素の出力が相補的な関係
となるように構成され、前記測定手段は、前記2個の画
素の出力の加算値に基づいて前記物体の前記被検査試料
の表面からの高さを測定するものである。ガウス状のエ
ネルギー分布の両側面付近は近似的に傾きが正負逆とな
る直線と見なせるので、ここでは、その両側面付近に2
個の画素を配置し、エネルギー分布がズレた場合でも一
方の画素の出力が増加すれば、他方の画素の出力が減少
するという2個の画素出力に相補的な関係が生じるよう
にする。その結果、測定手段はこの2個の画素の出力の
加算値に基づいて被検査試料表面における微小突起物の
高さ測定を行なうことによって、ガウス状のエネルギー
分布が多少ずれても正確に高さを測定することができる
ようになる。
【0013】請求項6に記載された微小高さ測定装置
は、請求項5において、前記検出光学系手段は、前記第
1及び第2の光学センサ手段を構成する画素の配列ピッ
チと、前記物体から散乱する前記光ビームのガウス状の
エネルギー分布の最大傾斜点uとを一致させることによ
って、前記最大傾斜点uに対応する画素同士の出力を相
補的な関係とし、前記測定手段は、前記最大傾斜点uに
対応する画素同士の出力の加算値に基づいて前記物体の
前記被検査試料の表面からの高さを測定するものであ
る。これは、ガウス状のエネルギー分布の最大傾斜点u
付近に2個の画素を配置するようにしたものである。す
なわち、ガウス状のエネルギー分布の最大傾斜点uは、
その両側面に位置して最も直線性が高いので、この最大
傾斜点uの位置に2個の画素が配置されるように、画素
ピッチを最大傾斜点uに一致させた。画素の配列ピッチ
が最大傾斜点uだと、真ん中に画素を挟んでその両側2
個の画素は丁度最大傾斜点u付近に位置することになる
ので、測定手段はその最大傾斜点uに対応する画素同士
の出力の加算値に基づいて被検査試料表面における微小
突起物の高さ測定を行なえばよい。なお、最大傾斜点u
は、一般にガウス状エネルギー分布のピーク値に対し、
13.5%のエネルギー位置をガウス状エネルギー分布
の直径としたとき、その直径の約4分の1の値となる点
である。
【0014】請求項7に記載された微小高さ測定装置
は、請求項6において、前記測定手段は、前記第1及び
第2の光学センサ手段の一つ置きに隣接する画素同士の
出力の加算値の中の最大値に基づいて前記物体の前記被
検査試料の表面からの高さを測定するものである。請求
項6では、ガウス状のエネルギー分布の最大傾斜点uに
対応する画素同士の出力を加算しているが、ここでは、
さらにこれに追加して、ガウス状のエネルギー分布の最
大値、2uに位置する画素であって、隣接するもの同士
の画素出力を加算し、これらの加算値の中で最大のもの
を選択して、それを測定値として微小突起物の高さ測定
を行なうようにした。これによって、ガウス状のエネル
ギー分布のズレ幅が大きい場合でも正確に高さを測定す
ることができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。図2は本発明の微小高さ測定装
置の一実施の形態を示す構成図である。微小高さ測定装
置は、ガラス基板などの被検査物20を移動テーブル2
1上に搭載し、テーブル駆動回路22によってガラス基
板である被検査物20を矢印51の方向に一定速度F
[m/s]で移動させる。微小突起物41,42は一定
速度Fで被検査物20が移動することによって、異なる
タイミングt1,t2において同じ高さの微小突起物4
1,42がそれぞれ異なる位置に存在しているかのよう
に示されたものである。微小突起物41と微小突起物4
2との間の距離Tは、移動テーブル21の移動速度Fと
微小突起物41が微小突起物42の位置に移動するのに
要した時間(t2−t1)の積、すなわちT=F×(t
2−t1)のような関係になる。
【0016】被検査物20には、レーザ光源(図示せ
ず)から出射されたレーザ光Isが結像レンズ(図示せ
ず)を介して被検査物20の表面に所定の角度θiで照
射される。このレーザ光Isは、断面形状が図面の奥行
き方向に細長い楕円形状のレーザ光である。この実施の
形態では、一例としてレーザ光Isの断面形状の短径方
向の距離(ビーム幅B)が約20[μm]、長径方向の
距離が約100〜150[μm]とする。図2ではレー
ザ光Isの照射角度θiは、約20度であるが、これは
一例であり、これ以外の角度でもよいことは言うまでも
ない。レーザ光Isの強度分布は点線30のようなガウ
ス状である。
【0017】集光レンズ31は、被検査物20に照射さ
れたレーザ光Isがスペーサや微小突起物に照射するこ
とによって発生した散乱光ra,rbを受光素子群3
2,33に集光するためのレンズであり、図示のよう
に、レーザ光Isの照射位置から所定距離Dだけレーザ
光源側に離れた位置の上方に設けられている。そして、
集光レンズ31は、レーザ光Isの進行方向を被検査物
20の表面に投影した場合の方向と同じ方向(矢印51
と同じ方向)に沿って所定の間隔だけ離れた少なくとも
2カ所のレーザ光Isの光路中に微小突起物41,42
が存在する場合にその微小突起物41,42からそれぞ
れ散乱する散乱光ra,rbに基づいた像をそれぞれ上
方の受光素子群32,33に結像させる。集光レンズ3
1は、被検査物20上における種々の高さから反射する
光を集光するので、焦点深度の長いもので構成される。
受光素子群32,33は、集光レンズ31によって集光
された光の強度に応じた電圧を出力するものであり、C
CD受光素子などで構成される。受光素子群32,33
は、レーザ光の細長い楕円形状に対応して図面の奥行き
方向に複数の受光素子を有するライン型CCDで構成さ
れる。
【0018】増幅回路群34は、受光素子群32から出
力される電圧aを増幅して遅延回路36に出力する。増
幅回路群35は、受光素子群33から出力される電圧b
を増幅して除算回路37に出力する。遅延回路36は、
増幅回路群34によって増幅された受光素子群32から
の出力電圧aを所定時間だけ遅延させて、除算回路37
に出力する。なお、この遅延時間は前述の微小突起物4
1と微小突起物42との間の距離Tと速度Fとの関係式
に対応したものであり、時間(t2−t1)である。従
って、タイミングt1では微小突起物41からの散乱光
raが受光素子群32に入射して結像し、タイミングt
2では微小突起物42からの散乱光rbが受光素子群3
3に入射して結像する。このとき、受光素子群32から
の出力電圧aは所定時間(t2−t1)だけ遅延されて
いるので、受光素子群33から出力された電圧bと受光
素子群32から出力された電圧aは同じタイミングで除
算回路37に入力されることになる。
【0019】除算回路37は受光素子群33から出力さ
れた電圧bを受光素子群32から出力された電圧aで除
算し、その除算値(b/a)を高さ測定回路38に出力
する。高さ測定回路38は、予め求めておいた変換テー
ブルに基づいて除算値(b/a)に対応する高さを算出
する。なお、除算値(b/a)に対応する値が変換テー
ブルに存在しない場合には、その値は補間処理によって
算出される。集光レンズ39は、被検査物20で反射し
たレーザ光を図示していない受光素子に集光させ、その
受光素子の信号に基づいてオートフォーカス処理にて被
検査物20とレーザ光源との間の高さを一定に保持する
ように動作させるオートフォーカス系のレンズである。
【0020】この微小高さ測定装置は、レーザ光Isの
強度分布がガウス状をしていることを利用して微小物の
高さを測定するものである。以下、微小高さ測定装置が
どのようにして微小物の高さを測定するのか、その原理
について図面を用いて説明する。図3及び図4は、微小
高さ測定装置がどのようにして高さを測定するのかその
高さ測定の原理を説明するための図である。図3は、図
2の被検査物20とレーザ光Isと集光レンズ31とを
抜き出して拡大した図であり、図3(a)〜(c)はそ
れぞれ異なる高さの微小突起物に対するレーザ光Isと
散乱光ra,rbとの関係を示す図である。図4は、レ
ーザ光Isのガウス状の強度分布中において各高さの微
小突起物からの散乱光の光強度の関係を示す図である。
【0021】図3(a)の微小突起物43,44の高さ
h1が最も低く、図3(c)の微小突起物47,48の
高さh3が最も高く、図3(b)の微小突起物45,4
6の高さh2がその中間くらいの高さである。図4はガ
ウス状のレーザ光の照射によって微小突起物から散乱し
た光の強度と各微小突起物の高さとの関係を示す図であ
る。
【0022】まず、図3(a)の場合、微小突起物4
3,44は、タイミングt1では微小突起物43の位
置、タイミングt2では微小突起物44の位置であって
それぞれ集光レンズ31の直下に存在している。このと
き、微小突起物43からの散乱光ra1によって受光素
子群32には微小突起物43の上面付近の像が結像され
る。この像の明るさは図4のレーザ光Isのガウス状の
強度分布中では光強度a1に対応する。一方、微小突起
物44からの散乱光rb1によって受光素子群33には
微小突起物44の上面付近の像が結像される。この像の
明るさは図4のレーザ光Isのガウス状の強度分布中で
は光強度b1に対応する。従って、除算回路37からは
この光強度a1,b1に対応した除算値(b1/a1)
が高さ測定回路38に出力される。高さ測定回路38
は、除算値(b1/a1)に基づいて微小突起物43,
44の高さをh1と測定する。
【0023】図3(b)の場合、微小突起物45,46
は、タイミングt1では微小突起物45の位置、タイミ
ングt2では微小突起物46の位置であってそれぞれ集
光レンズ31の直下に存在している。このとき、微小突
起物45からの散乱光ra2によって受光素子群32に
は微小突起物45の上面付近の像が結像される。この像
の明るさは図4のレーザ光Isのガウス状の強度分布中
では光強度a2に対応する。一方、微小突起物46から
の散乱光rb2によって受光素子群33には微小突起物
46の上面付近の像が結像される。この像の明るさは図
4のレーザ光Isのガウス状の強度分布中では光強度b
2に対応する。従って、除算回路37からはこの光強度
a2,b2に対応した除算値(b2/a2)が高さ測定
回路38に出力される。高さ測定回路38は、除算値
(b2/a2)に基づいて微小突起物45,46の高さ
をh2と測定する。
【0024】図3(c)の場合、微小突起物47,48
は、タイミングt1では微小突起物47の位置、タイミ
ングt2では微小突起物48の位置であってそれぞれ集
光レンズ31の直下に存在している。このとき、微小突
起物47からの散乱光ra3によって受光素子群32に
は微小突起物47の上面付近の像が結像される。この像
の明るさは図4のレーザ光Isのガウス状の強度分布中
では光強度a3に対応する。一方、微小突起物48から
の散乱光rb3によって受光素子群33には微小突起物
48の上面付近の像が結像される。この像の明るさは図
4のレーザ光Isのガウス状の強度分布中では光強度b
3に対応する。従って、除算回路37からはこの強度a
3,b3に対応した除算値(b3/a3)が高さ測定回
路38に出力される。高さ測定回路38は、除算値(b
3/a3)に基づいて微小突起物47,48の高さをh
3と測定する。
【0025】図3(a)の場合、除算値(b1/a1)
は約0.25であり、1よりも小さな値であり、図3
(b)の場合、除算値(b2/a2)は約1であり、図
3(c)の場合、除算値(b3/a3)は約4であり、
1よりも十分に大きな値である。すなわち、微小突起物
の高さに応じて除算値(b/a)の値がそれぞれ異なる
結果となる。従って、この除算値と微小突起物の高さと
の関係をテーブルに予め記憶しておくことによって、除
算値が求まればそれに基づいて微小突起物の高さを測定
することが可能となる。なお、上述の実施の形態では、
図3(a)のタイミングt2の位置において微小突起物
の高さがh1よりも小さくて、レーザ光Isが照射され
ることのないような低い微小突起物については測定不能
であり、また、図3(c)のタイミングt1の位置にお
いて微小突起物の高さがh3よりも大きくて、レーザ光
Isが照射されることのないような高い微小突起物につ
いても測定不能である。すなわち、測定可能な微小突起
物の高さの範囲は、レーザ光Isの照射角度θiと、レ
ーザ光Isの短径方向のビーム幅Bと、微小突起物間の
距離Tに依存する。照射角度θiが小さいと測定可能な
微小突起物の高さの範囲は小さくなり、逆に照射角度θ
iが大きいと測定可能な微小突起物の高さの範囲も大き
くなる。また、レーザ光Isの照射中心位置から集光レ
ンズ31の中心までの距離Dが小さいと、測定可能な微
小突起物の高さは全体的に低くなり、逆に距離Dが大き
いと測定可能な微小突起物の高さは全体的に高くなる。
以上のことを踏まえて、測定したい微小突起物の特性に
応じて所定の照射角度θi、ビーム幅B、距離T及び距
離Dを適宜設定する必要がある。
【0026】なお、上述の実施の形態では、微小突起物
を例に説明したが、この発明は、バンプやボール、そし
てハンダ付けの際の突起、LCDフィルタのスペーサな
ど、各種の微小突起物の検出に応用できることは言うま
でもない。また、液晶カラーフィルタの異物検出、スペ
ーサーの高さ検査、PDPの隔壁高さ測定等、FPD向
け検査装置などに応用することができる。微小構造、微
小異物の検査・測定装置やサイズ分解能が必要な散乱光
検出方式の測定装置などに応用可能である。なお、最近
では、LCDのスペーサとしてビーズレス方式が採用さ
れている。これは、ホトレジで作成されたスペーサ柱を
ブラックマトリックス(BM)部にのみ設け、画素部は
100パーセント光を透過できるようにしたものであ
る。上述の実施の形態の微小突起物の高さ測定装置は、
このようなスペーサ柱の高さを測定するのに非常に有効
である。
【0027】上述の実施の形態では、受光素子群32,
33としてライン型CCDを例に説明したが2次元状の
CCD受光素子を用いてもよい。2次元状のCCD受光
素子を用いて、散乱光強度を精度良く測定する場合、そ
の発光点と画素の相対位置を精度良く合わせなければな
らない。発光点の中心が画素の中心と一致したときと、
分割による感度の無い領域と一致した場合では測定値に
誤差を生じるからである。欠陥検査装置などの場合、発
光点の位置は定まらず、従って発光点の中心と画素中心
との間にズレを生じ、正確な測定を行なうことが出来な
くなる。かといって、分割センサの画素サイズを、発光
点の結像面積より充分小さくし、結像面積分の移動積分
を行なえば誤差が軽減されるが、計算量の増加などによ
り高速測定ができなくなるという問題がある。
【0028】そこで、この実施の形態では、発光点と画
素の相対な位置関係を図5及び図6に示すようにした。
図5は、図2の一部を拡大して示した図であり、検査対
象となる微小突起物41,42と、結像光学系となる集
光レンズ31、分割センサとなるCCD受光素子と、加
算アンプとの関係を示す図である。微小突起物41,4
2からの散乱光ra,rbは、点光源となり、集光レン
ズ31によってCCD受光素子の各画素50〜59の表
面に集光され、図示のようなガウス形状のエネルギー分
布Ga,Gbを示すようになる。図5では、散乱光ra
及びエネルギー分布Gaが点線で示され、散乱光rb及
びエネルギー分布Gbが一点鎖線で示されている。
【0029】図6は、図5の一部を拡大して示す図であ
り、図5のガウス形状のエネルギー分布GaとCCD受
光素子の各画素50〜54との関係及びエネルギー分布
GbとCCD受光素子の各画素55〜59との関係を示
す図である。図では、エネルギー分布GbとCCD受光
素子の各画素55〜59は括弧付きで表示してある。エ
ネルギー分布Ga,Gbの最大値を示す位置0は、CC
D受光素子の画素52,57の中心位置に一致するもの
とする。エネルギー分布Gaの最大傾斜点uの位置は、
CCD受光素子の画素51,53の中心位置に一致し、
エネルギー分布Gbの最大傾斜点uの位置は、CCD受
光素子の画素56,58の中心位置に一致する。さら
に、エネルギー分布Gaの2uの位置は、CCD受光素
子の画素50,54の中心位置に一致し、エネルギー分
布Gbの2uの位置は、CCD受光素子の画素55,5
9の中心位置に一致する。すなわち、CCD受光素子の
画素50〜59の配列ピッチPとエネルギー分布Ga,
Gbの最大傾斜点uとがほぼ一致するように結合光学系
(集光レンズ31)の開口数NAを設定してやる。
【0030】そして、CCD受光素子の画素51,53
の出力を加算アンプ62で加算し、画素56,58の出
力を加算アンプ67で加算する。これらの加算アンプ6
2,67の加算値出力に基づいて微小突起物の高さ測定
を行なう。これによって、発光点の移動(ズレ)によっ
て、エネルギー分布Ga,Gbが図6の点線で示すエネ
ルギー分布Ga1,Gb1のようにずれた場合、CCD
受光素子の画素51,56の出力は増加するが、画素5
3,58の出力は減少するので、その出力変化が互いに
打ち消しあって、発光点ズレにより誤差を吸収すること
ができるようになる。すなわち、発光点のガウス形状の
エネルギー分布の両側面に位置するように少なくとも2
個の画素を設け、発光点すなわちエネルギー分布の位置
がズレた場合でもその2個の画素の出力が相補的な関係
となるような画素ピッチとし、2個の画素の出力の加算
値に基づいて微小突起物の高さを測定するようにした。
図6に示すように発光点(エネルギー分布)のズレ幅が
小さい場合には、これで対応することができるが、ズレ
幅が大きい場合には対応することができない。そこで、
エネルギー分布Ga,Gbの最大値0、2uに対応する
点線で示したCCD受光素子の画素50,52,54,
55,57,59の隣接するもの同士の出力を加算アン
プ61,63,66,68で加算する。そして、これら
の加算アンプ61〜63,66〜68の中で最大出力の
ものを選択して、それを測定値として微小突起物の高さ
測定を行なうようにすれば、発光点のズレ幅が大きい場
合でもそれを吸収することができる。なお、加算アンプ
で加算する代わりに、A/D変換後の出力値をデジタル
的に加算するようにしてもよい。
【0031】なお、同時に多数の発光点を測定する場合
にも同様にして、多数の加算アンプの出力の中で最大の
ものを利用するようにすればよい。また、CCD受光素
子の画素サイズと結像性能を合わせるには、画素サイズ
に対して適切な開口数NAのレンズを使用するか、空間
フィルタによってNAを制限するなどの手段を用いるこ
とが望ましい。これによって、センサと発光点の相対位
置に影響されない光強度検出系を構成することができ
る。また、微小突起物の高さ測定では2点の散乱強度比
較により高さを求めているため、検出光強度の精度を向
上することができる。さらに、散乱光検出による欠陥検
出系では欠陥サイズ検出の分解能を向上することができ
る。上述の実施の形態では、画素の配列ピッチPと発光
点のガウス形状のエネルギー分布の最大傾斜点uを一致
させる場合について説明したが、これに限らず、最大傾
斜点uと配列ピッチPとが所定の関係となるように設定
してもよい。すなわち、ガウス形状の両側面付近(最大
傾斜点uの付近)は近似的に直線と見なせるので、画素
サイズとガウス形状の広がりの関係を適切に選択してや
れば、発光点の位置に影響されない検出系を実現するこ
とができる。
【0032】上述の実施の形態では、投光光学系として
半導体レーザ光源を例に説明したが、白色光などのその
他の光源を用いてもよいことは言うまでもない。上述の
実施の形態では、ステージ駆動回路によって移動テーブ
ルを移動させているが、光学系の方を移動させるように
してもよいことは言うまでもない。上述の実施の形態で
は、1つのレーザ光Isに基づいて高さを測定する場合
について説明したが、集光レンズを中心としてその円周
方向に複数個のレーザ光源を設け、種々の角度から微小
突起物の高さを測定するようにしてよい。また、光学系
に特定の偏光成分の光のみを通過させるための光学素子
である偏光板を設けてもよい。
【0033】上述の実施の形態では、それぞれ異なる2
カ所に位置する微小突起物から散乱する光に基づいて高
さを測定する場合について説明したが、それぞれ異なる
3カ所以上に位置する微小突起物から散乱する光に基づ
いて高さを測定するようにしてもよい。また、上述の実
施の形態では、受光素子群33から出力された電圧bを
受光素子群32から出力された電圧aで除算し、その除
算値(b/a)に基づいて高さを求める場合について説
明したが、その逆数の(a/b)に基づいて求めてもよ
いし、それぞれの電圧a,bに対応した変換テーブルを
作成し、それに基づいて高さを求めるようにしてもよ
い。上述の実施の形態では、被検査物20は矢印51の
方向に移動する場合について説明したが、逆方向に移動
するものであってもよい。この場合には、受光素子群3
3から出力された電圧bを遅延するようにすればよい。
【0034】
【発明の効果】本発明の微小高さ測定装置によれば、高
精度で、かつ高速に微小突起物の高さを測定することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の共焦点方式の微小高さ測定装置の概略
を示す図である。
【図2】 本発明の微小高さ測定装置の一実施の形態を
示す構成図である。
【図3】 微小高さ測定装置がどのようにして高さを測
定するのかその高さ測定の原理を説明するための図であ
る。
【図4】 ガウス状のレーザ光の照射によって微小突起
物から散乱した光の強度と各微小突起物の高さとの関係
を示す図である。
【図5】 図2の一部を拡大して示した図であり、検査
対象となる微小突起物と、結像光学系となる集光レン
ズ、分割センサとなるCCD受光素子と、加算アンプと
の関係を示す図
【図6】 図5の一部を拡大して示す図であり、図5の
ガウス形状のエネルギー分布とCCD受光素子の各画素
との関係を示す図
【符号の説明】 20…被検査物 21…移動テーブル 22…テーブル駆動回路 31…集光レンズ 32,33…受光素子群 34,35…増幅回路群 36…遅延回路 37…除算回路 38…高さ測定回路 41〜48…微小突起物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 正臣 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 加藤 昇 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA24 BB01 BB22 CC17 FF01 FF41 GG04 HH04 HH12 JJ03 JJ26 MM03 QQ11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガウス状の光ビームを被検査試料の表面
    に対して所定の角度で照射させる投光光学系手段と、 前記光ビームの進行方向を前記被検査試料表面に投影し
    た場合の方向と同じ方向に沿って所定の間隔だけ離れた
    少なくとも2カ所の前記光ビームの光路中に物体の測定
    点が存在する場合にその物体から散乱する光ビームに基
    づいた像をそれぞれ結像させる検出光学系手段と、 前記被検査試料と前記投光光学系手段及び前記検出光学
    系手段とを前記光ビームの進行方向を前記被検査試料表
    面に投影した場合の方向と同じ方向に沿って所定の速度
    で相対的に移動させる移動手段と、 前記少なくとも2ヶ所の測定点のうち前記検出光学系手
    段によって先に結像された像に対応した第1の検出信号
    を出力する第1の光学センサ手段と、 前記少なくとも2ヶ所の測定点のうち前記検出光学系手
    段によって後から結像された像に対応した第2の検出信
    号を出力する第2の光学センサ手段と、 前記所定間隔を前記所定速度で除した値に相当する時間
    だけ前記第1の検出信号を遅延させ、その遅延された前
    記第1の検出信号と前記第2の検出信号とに基づいて前
    記物体の前記被検査試料の表面からの高さを測定する測
    定手段とを備えたことを特徴とする微小高さ測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記測定手段は、 前記所定間隔を前記所定速度で除した値に相当する時間
    だけ前記第1の検出信号を遅延させる遅延手段と、 前記第2の検出信号を前記遅延手段によって遅延された
    前記第1の検出信号で除算する除算手段と、 前記除算手段から出力される除算値に基づいて前記物体
    の前記被検査試料の表面からの高さを測定する高さ測定
    手段とを備えたことを特徴とする微小高さ測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、さらに前記投
    光光学系手段の反対側に設けられ、前記被検査試料の表
    面で反射した前記光ビームを受光素子に集光させ、前記
    受光素子の信号に基づいてオートフォーカス処理にて前
    記被検査試料と前記投光光学系手段との間の高さを一定
    に保持するように動作する高さ保持手段を備えたことを
    特徴とする微小高さ測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3において、 前記光ビームの断面形状は前記被検査試料の表面に平行
    な面上で前記光ビームの進行方向に垂直な方向に細長い
    楕円形状であり、 前記第1及び第2の光学センサ手段は前記細長い楕円形
    状に沿ったライン型のセンサ手段で構成されていること
    を特徴とする微小高さ測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4において、 前記第1及び第2の光学センサ手段は、前記物体から散
    乱する前記光ビームのガウス状のエネルギー分布の両側
    面に位置するように少なくとも2個の画素を備え、前記
    エネルギー分布がズレた場合でも前記2個の画素の出力
    が相補的な関係となるように構成され、 前記測定手段は、前記2個の画素の出力の加算値に基づ
    いて前記物体の前記被検査試料の表面からの高さを測定
    することを特徴とする微小高さ測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記検出光学系手段は、前記第1及び第2の光学センサ
    手段を構成する画素の配列ピッチと、前記物体から散乱
    する前記光ビームのガウス状のエネルギー分布の最大傾
    斜点uとを一致させることによって、前記最大傾斜点u
    に対応する画素同士の出力を相補的な関係とし、 前記測定手段は、前記最大傾斜点uに対応する画素同士
    の出力の加算値に基づいて前記物体の前記被検査試料の
    表面からの高さを測定することを特徴とする微小高さ測
    定装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記測定手段は、前記第1及び第2の光学センサ手段の
    一つ置きに隣接する画素同士の出力の加算値の中の最大
    値に基づいて前記物体の前記被検査試料の表面からの高
    さを測定することを特徴とする微小高さ測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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