JP2002235124A - 含クロム滓からのクロム回収方法 - Google Patents

含クロム滓からのクロム回収方法

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JP2002235124A
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Yuji Ogawa
雄司 小川
Shinya Kitamura
信也 北村
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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】含クロム滓中のクロムを低濃度までより効率的
にかつ最大限の処理速度で還元回収するとともに、スラ
グを普通鋼スラグと同等に無害化して、環境汚染の恐れ
なしに、路盤材や土木用埋立材としての有効利用を可能
ならしめる含クロム滓の処理方法を提供する。 【解決手段】電極と溶鉄との間にアークを形成し、溶鉄
の加熱や溶鉄の精錬を行うプロセスにおいて、電極の少
なくとも1本以上を中空電極とし、Crを0.5質量%
以上含有する含クロム滓と還元剤を中空電極を通し不活
性ガスにのせてアーク中に吹き込み、含クロム滓中のク
ロム酸化物を還元して溶鋼中に回収する含クロム滓から
のクロム回収方法において、含クロム滓と還元剤の吹き
込み時に溶鉄1t当たり0.4Nl/分以上10Nl/
分以下の不活性ガスを溶鉄中に吹き込み、溶鉄に攪拌を
付与する。また、その際に、含クロム滓の吹き込み速度
を(1)式で規定されるQkg/分以下とする。 【数1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、含クロム滓からク
ロムを効率的に還元・回収し、スラグを無害化処理する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ステンレス鋼等の製造過程で副産物とし
て発生する含クロム滓は、例えば転炉滓で5%以上高い
ものでは30%近いクロム酸化物を含有し、有価金属で
あるクロムを多量含んでいるため、製造コスト削減の点
からも資源の有効利用の観点からも精錬後にFe−Si
やAl等の還元剤を添加してスラグ中のクロム酸化物を
溶鋼中に還元してから出鋼するのが一般的になってい
る。電気炉を用いてステンレス鋼やフェロクロム等の含
クロム鋼を溶製する場合にも、やはり還元期を設けて還
元剤によるクロム還元を通常実施している。
【0003】しかしながら、この還元用のFe−Siや
Alも価格が高いため、吹酸中のクロム酸化をできる限
り低下させる試みがなされている。例えば、特開昭61
−3815号公報や特開昭61−19716号公報で
は、吹錬中の送酸速度と攪拌力とを適正に制御すること
で、クロムの酸化を抑制した精錬方法が開示されてい
る。しかし、これらの方法を用いても、還元剤使用量を
ゼロにすることはできない。
【0004】高価な還元剤を使用せずに含クロム滓から
クロムを回収する手段として、特開昭53−11921
0号公報のように含クロム滓を冷却固化した後、もしく
は特開平6−73424号公報のように含クロム滓を炉
内に残存させたまま、別チャージの溶銑と接触させ、精
錬中に溶銑中Cによるスラグ中のクロム酸化物を還元回
収する方法が開示されている。これらの方法では、高価
な還元剤を使用することなくスラグ中のクロムを回収可
能であるが、還元後の低クロム酸濃度のスラグを系外に
排出するためには、特開平6−73424号公報のよう
に精錬途中で一度排滓を実施する必要があり、生産性を
圧迫する問題が生じる。また、酸化クロムとCとの反応
は低温では起こりにくく、還元速度が遅いという問題も
あった。
【0005】また、特開平02−258912号公報の
ように、取鍋内で還元剤を吹き込み、スラグ中のクロム
を溶鋼中に還元回収する方法も開示されているが、やは
り低温での処理であるため、還元速度が遅く、処理後の
スラグ中クロム酸濃度も高いという問題があった。
【0006】上記のような還元処理を施しても、還元剤
コスト抑制と低温による反応性の悪さから、処理後のス
ラグ中Cr濃度は0.5〜3質量%程度となっている。
しかしながら、この0.5〜3質量%程度のスラグ中C
r濃度でも、6価Crが溶出する場合がある。含クロム
滓を路盤材、土木用埋立材として使用する場合、スラグ
からの6価Cr溶出がないことが必要であるため、現状
は殆ど全量が製造工場内での保管や管理型の埋め立て処
分となっている。
【0007】含クロム滓からの6価クロムの溶出防止方
法として、例えば特開昭63−140044号公報で
は、溶融状態で排出された含クロム滓を別の容器に移
し、攪拌を付与しつつ還元剤を添加する方法が提案され
ている。しかしながら、この方法は、通常精錬容器内で
行われているFe−Siによる還元処理を別の容器に移
して実施しただけの処理であり、依然として2質量%程
度の酸化クロムが残存していることから、6価クロムの
溶出を完全に防止することはできない。
【0008】これらの問題点を解決し、含クロム滓中の
クロムを低濃度まで効率的に還元回収する方法として、
本発明者らは特願2000−133622号明細書にお
いて、電極と溶鉄との間に中空電極を用いてアークを形
成し、含クロム滓と還元剤を中空電極を通してアーク中
に吹き込む方法を提案した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】含クロム滓と還元剤と
を中空電極を通してアーク中に吹き込む方法では、上部
の電極と溶鉄間に生じる3000℃以上の極めて高温の
アーク内部にスラグの粉体と還元剤を吹き込むため、酸
化クロムの還元反応が極めて速く進行し、適正条件下で
はスラグ中の酸化クロムのほぼ全量が還元される。本発
明は、この有用性を更に検討して、含クロム滓中のクロ
ムを低濃度までより効率的にかつ最大限の処理速度で還
元回収するとともに、スラグを普通鋼スラグと同等に無
害化して、路盤材や土木用埋立材とての有効利用を可能
ならしめる含クロム滓の処理方法を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、下記の通りである。 (1)電極と溶鉄との間にアークを形成し、溶鉄の加熱
や溶鉄の精錬を行う際に、電極の少なくとも1本以上を
中空電極とし、Crを0.5質量%以上含有する含クロ
ム滓と還元剤を中空電極を通しキャリアガスとともにア
ーク中に吹き込み、含クロム滓中のクロム酸化物を還元
して溶鉄中に回収する方法において、含クロム滓と還元
剤の吹き込み時に溶鉄1t当たり0.4Nl/分以上1
0Nl/分以下の不活性ガスを溶鉄中に吹き込み、溶鉄
を攪拌することを特徴とする含クロム滓からのクロム回
収方法。 (2)含クロム滓の吹き込み速度を(1)式で規定され
るQkg/分以下にすることを特徴とする請求項1記載
の含クロム滓からのクロム回収方法。
【0011】
【数2】
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施態様の模式図を図1
に示す。底吹き羽口7を備えた処理用鍋1に溶鉄2が装
入されており、溶鉄2は羽口7から吹き込まれる不活性
ガスにより攪拌されている。通電を開始すると黒鉛製の
3本の電極3によって、溶鉄と電極間に交流のアークが
発生する。電極の1本が中空電極4となっており、ホッ
パー5から切り出される含クロム滓の粉体とホッパー6
から切り出される還元剤の粉体が、不活性ガスをキャリ
アガスとして、中空電極4を通して溶鉄2の表面に吹き
付けられる。含クロム滓中の酸化クロムは還元剤によ
り、高温のアーク中で速やかに還元され、溶鉄中にCr
として移行する。普通鋼スラグと同程度の0.5質量%
未満のCr濃度まで十分にクロムが還元されたスラグ
は、6価クロム溶出の恐れなしに、路盤材や土木用埋立
材とて有効に利用されるとともに、Cr濃度が高められ
た溶鉄はステンレス鋼溶製のための種湯として利用され
る。
【0013】ここで、アークの種類としては、交流アー
クでも直流アークでも良い。交流アークの場合には、通
常3本のアーク電極の内、少なくとも1本以上を中空電
極とすれば良い。但し、スラグの必要処理量が多い場合
には、2本以上の中空電極を同時に使用してスラグを吹
き込むことが望ましい。処理を行う容器としては、交流
式の電気アーク炉でも直流式の電気アーク炉でも良い。
アークの安定性の点からは直流アークが望ましく、処理
の簡便さの点からは、鍋内の溶鋼を交流アークで加熱す
るLF等のプロセスでの処理が望ましい。
【0014】還元剤の添加量は、Crを還元する化学当
量以上であることが望ましい。また、還元剤としては、
安価な炭素材が望ましいが、スラグの再利用の用途に応
じてスラグ性状を安定化したい場合には、炭素材の代わ
りにアルミ灰、アルミドロス、Fe−Si、Al等の還
元剤もしくはその混合物を使用して、生成するSiO 2
やAl23によりスラグ組成を制御することも可能であ
る。スラグの組成制御のために還元剤に珪砂やアルミナ
等の造滓材を混合しても良い。
【0015】スラグも還元剤も、反応速度の点からでき
るだけ微細な粉体であることが望ましいが、含クロム滓
は冷却過程で自発的に粉化するものが殆どであるため、
事前に破砕処理を行う必要は殆どない。含クロム滓にク
ロムを含むダストやその他の産業廃棄物を混合して処理
することも可能である。スラグ中のCr濃度は、0.5
質量%以上であれば特に制限はされないが、好ましくは
0.5〜30質量%の範囲である。スラグ中のCr濃度
が0.5質量%未満の場合には、6価クロムの溶出がな
くなり還元処理する必要がないため、0.5質量%を基
準値とした。含クロム滓や還元剤を中空電極を通して吹
き込むためのキャリアガスや、溶鉄中に吹き込んで溶鉄
を攪拌するためのガスとしては、還元されたクロムの再
酸化防止や電極の酸化損耗防止の点からN2やAr等の
不活性ガスであることが必要であるが、溶湯への吸窒の
恐れがない場合には安価なN2ガスが望ましい。
【0016】溶鉄中に吹き込んで溶鉄を攪拌するための
不活性ガス流量を、溶鉄1t当たり0.4Nl/分以上
10Nl/分以下と限定したのは以下の理由による。
【0017】本発明者らは、種々の含クロム滓の還元実
験により、同一の二次電圧、二次電流、粉体吹き込み速
度下において、底吹き不活性ガス流量と処理後のスラグ
中クロム濃度(%T.Cr)との間に図2に示すような
関係を見出した。底吹きガスを付与しない場合、還元さ
れたクロムが溶鉄表面近傍に滞留し、容器内に侵入した
空気中の酸素により再酸化が生じるため処理後の(%
T.Cr)が高い。底吹きガスの導入により溶鉄に攪拌
を付与すると、クロムが溶鉄内部に速やかに移行するた
め(%T.Cr)が著しく低下する。その効果は底吹き
ガス流量が溶鉄1t当たり0.4Nl/分未満では小さ
くなる。したがって、効率的なクロム還元のためには
0.4Nl/分以上の底吹きガス流量が必要である。ま
た、それ以上の底吹きガス流量では、ガス流量の増加に
伴い徐々に処理後の(%T.Cr)も低下するが、その
分ガスコストも増大する。底吹きガス流量が10Nl/
分超となると、溶鉄の攪拌が強すぎるため溶鉄表面の擾
乱が激しく、形成されるアークが不安定となりアーク柱
内の温度が低下するとともにクロム還元へのアーク熱の
利用効率も低下するため、処理後の(%T.Cr)が再
び増加に転じ、さらに底吹きガス流量を増加するとアー
ク切れが発生する。したがって、アークが安定した効率
的なクロム還元のためには、底吹きガス流量が溶鉄1t
当たり10Nl/分以下であることが必要となる。
【0018】次に本発明者らは、含クロム滓の吹き込み
速度の適正化を図るためことに尽力した。底吹きの不活
性ガス流量を溶鉄1t当たり1.0Nl/分一定とし、
同一の二次電圧、二次電流下で含クロム滓の吹き込み速
度と処理後の(%T.Cr)の関係を調査したところ、
処理後の(%T.Cr)は含クロム滓の吹き込み速度に
ほぼ比例して増大した。スラグの無害化のためには処理
後の(%T.Cr)が0.5未満であることが必要であ
り、それを満たす最大の臨界吹き込み速度Q(kg/
分)を電源容量や二次電圧、二次電流を種々変更した実
験により求めた。吹き込まれた含クロム滓がアーク内で
受ける熱量はアークの発生熱すなわち二次側電力E(k
W)に比例する。また、吹き込み速度が一定の場合、含
クロム滓のアーク内滞留時間はアーク長に比例して長く
なる。アーク長はアーク内の電圧降下量と比例するが、
通常陽極と陰極での電圧降下量が約30Vであることが
知られており、アーク内の電圧降下量は二次電圧をV
(V)とするとV−30(V)となる。そこで、E(V
−30)とQとの関係を調査すると図3で示すように、
種々の条件下においてもほぼ一義的な比例関係となり、
比例係数は0.83×10-5であった。すなわちQは
(1)式で示されることが判明した。
【0019】
【数3】
【0020】以上のことから、含クロム滓の吹き込み速
度が(1)式で示されるQ以下であれば、6価クロムを
溶出しないスラグに安定して還元処理可能であることが
見出された。なお、吹き込み速度の下限は特に規定され
ず、できるだけQに近いことが処理能力向上のために望
ましい。
【0021】
【実施例】容量300tの鍋と定格容量10MVAの電
源からなるLF設備を用いて、含クロム滓の還元処理を
実施した。LFの電極は直径16インチの黒鉛電極であ
り、その内1本を直径40mmの孔を貫通させた中空電
極とした。
【0022】実施例1としては、まず、100tの溶鉄
を種湯として鍋に装入し、鍋底に設置した多孔質の底吹
き用れんがからN2ガスを100Nl/分で吹き込みつ
つ、二次電圧300V、二次側出力電力6000kWの
条件で通電した。通電直後より、1つのホッパーから切
り出される含クロム滓の粉体およびもう1つのホッパー
から切り出される還元剤の炭素材の粉体を配管内で混合
し、N2ガスをキャリアガスとして、中空電極を通して
溶鋼表面に吹き付けた。
【0023】含クロム滓としては、ステンレス鋼溶製時
の転炉スラグを放置して粉化したものを用いた。スラグ
の主な組成は表1に示す。また、炭素材としてはC分が
86質量%の粒度1mm以下の微粉コークスを使用し
た。キャリアN2ガスの流量は400Nm3/hとし、含
クロム滓と微粉コークスの吹き込み速度はそれぞれ13
0kg/分と15kg/分として、約1時間の処理を行
った。また、実施例2として、他の処理条件は同じにし
て、底吹きN2ガスを900Nl/分に増加して還元処
理を行った。
【0024】比較例1として、発明例と同量のスラグを
同一の通電条件と粉体吹き込み条件で底吹きのN2ガス
を流さずに還元処理を行った。また、比較例2として、
底吹きのN2ガス流量を1200Nl/分として、他は
同一の条件下で還元処理を実施した。比較例3では、底
吹きガス流量を実施例1と同じ100Nl/分とし、含
クロム滓の吹き込み速度を200kg/分、炭素材の吹
き込み速度を23kg/分として、同一通電条件下で還
元処理を行った。
【0025】表2に、実施例と比較例の処理後のスラグ
中クロム濃度を示す。実施例では、いずれも約0.2質
量%未満までスラグ中クロム濃度が還元されており、ス
ラグを有効利用できる組成となっていることが確認され
た。しかしながら、比較例では、いずれも6価Crが
0.5質量%超のクロム濃度となり、基準値を超える結
果であった。特に、比較例2ではアーク切れが多発し、
含クロム滓を吹き込み続けたため、スラグ中の酸化クロ
ムは殆ど還元されなかった。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【発明の効果】本発明により、含クロム滓中のクロムを
低濃度までより効率的にかつ最大限の処理速度で還元回
収し、路盤材や土木用埋立材とて有効に利用できるスラ
グを安定してつくることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施態様を示す模式図である。
【図2】 底吹きガス流量と処理後のスラグ中クロム濃
度の関係を示す図である。
【図3】 二次側出力電力と二次電圧およびスラグ中ク
ロム濃度を0.5質量%未満まで還元可能な含クロム滓
の臨界吹き込み速度との関係を示す図である。
【符号の説明】
1…処理用鍋 2…溶鉄 3…アーク電極 4…中空アーク電極 5…含クロム滓切り出し用ホッパー 6…還元剤切り出しホッパー 7…底吹き羽口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極と溶鉄との間にアークを形成し、溶
    鉄の加熱や溶鉄の精錬を行う際に、電極の少なくとも1
    本以上を中空電極とし、Crを0.5質量%以上含有す
    る含クロム滓と還元剤を中空電極を通しキャリアガスと
    ともにアーク中に吹き込み、含クロム滓中のクロム酸化
    物を還元して溶鉄中に回収する方法において、含クロム
    滓と還元剤の吹き込み時に溶鉄1t当たり0.4Nl/
    分以上10Nl/分以下の不活性ガスを溶鉄中に吹き込
    み、溶鉄を攪拌することを特徴とする含クロム滓からの
    クロム回収方法。
  2. 【請求項2】 含クロム滓の吹き込み速度を(1)式で
    規定されるQkg/分以下にすることを特徴とする請求
    項1記載の含クロム滓からのクロム回収方法。 【数1】
JP2001032360A 2001-02-08 2001-02-08 含クロム滓からのクロム回収方法 Withdrawn JP2002235124A (ja)

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