JP2002234280A - 樹木分類表、生垣用樹木分類表、街路樹用樹木分類表、および植樹方法、生垣用植樹方法、街路樹用植樹方法 - Google Patents

樹木分類表、生垣用樹木分類表、街路樹用樹木分類表、および植樹方法、生垣用植樹方法、街路樹用植樹方法

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JP2002234280A
JP2002234280A JP2001031287A JP2001031287A JP2002234280A JP 2002234280 A JP2002234280 A JP 2002234280A JP 2001031287 A JP2001031287 A JP 2001031287A JP 2001031287 A JP2001031287 A JP 2001031287A JP 2002234280 A JP2002234280 A JP 2002234280A
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classification table
trees
hedge
leaf
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Application number
JP2001031287A
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English (en)
Inventor
Kunichika Kawamoto
邦親 川元
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に植樹を行える樹木分類表を提供する。 【解決手段】 樹木分類表1は、樹木の種類が、葉長
と、葉幅と葉長との比率と、に基づく葉の大きさによ
り、分類されて記載されている。樹木分類表1に基づく
植樹においては、植樹空間において、樹木分類表1に記
載された樹木の種類から選択された樹木を、視点から近
い位置に配置する。これとともに、視点から近い位置に
配置される樹木よりも葉の大きさが小さい樹木を樹木分
類表1に記載された樹木の種類から選択して、視点から
遠い位置に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植樹する際に適用
する樹木分類表、生垣用樹木分類表、街路樹用樹木分類
表、および、樹木分類表に基づく植樹方法、生垣用樹木
分類表に基づく生垣用植樹方法、街路樹用樹木分類表に
基づく街路樹用植樹方法に関する。
【0002】
【背景の技術】従来、庭園や生垣、街路樹などを植樹す
る際には、見る人に対して快適感をもたらす植樹が行わ
れていた。
【0003】例えば、特開平11−346580号公報
に記載の植樹方法は、複数の樹木の配置を一直線上の等
間隔点に設定し、これらの点から縦横方向に、フラクタ
ルなゆらぎに基づき振れ幅を決めて修正することを特徴
としている。修正して得られた点に樹木を配置すること
で、樹木の配置が山林の自然の配置に近くなり、見る人
に安らぎの感性を引き起こす効果を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、見る人に快
適感をもたらす植樹を行う場合には、一つまたは複数の
樹種を選定して、それぞれの樹種を適切に配置しなけれ
ばならない。このためには、樹種の選定の際に多種類の
樹木の特性を把握したり、植樹環境に応じてどの樹種を
どの位置に配置するかを判断したりする必要があったた
め、植樹を行うのに多大な労力がかかってしまう、とい
う問題が生じていた。
【0005】本発明の課題は、容易に植樹を行える樹木
分類表、生垣用樹木分類表、街路樹用樹木分類表、およ
び、樹木分類表に基づく植樹方法、生垣用樹木分類表に
基づく生垣用植樹方法、街路樹用樹木分類表に基づく街
路樹用植樹方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明である樹木分類表は、例えば、
図1〜図3に示すように、樹木の種類が、葉の大きさに
より分類されて記載されていることを特徴とする。
【0007】ここで、樹木の種類を分類する葉の大きさ
は、必ずしも正確な面積の数値などで示されるものであ
る必要はなく、複数の樹種の葉の大小を相対的に表すも
のであれば良い。例えば、葉長がほぼ同じ樹木の種類
が、葉幅と葉長との比率で分類されている場合には、葉
長に対する葉幅の比率が高いものほど葉の大きさが大き
いことは明らかである。したがって、このような場合
も、樹木の種類が葉の大きさにより分類されている場合
に含まれているものとする。
【0008】また、樹木分類表の形式としては、例え
ば、表の縦軸を葉の長さ、横軸を葉の幅と長さの比率に
設定して、樹木の種類名を二次元上に記載する形式や、
樹木の種類名とその樹木の葉の大きさとを一覧記載する
形式などが挙げられるが、これらに限定されるものでは
なく、樹木の種類が葉の大きさによって分類されて記載
されていればよい。
【0009】請求項1記載の発明によれば、樹木分類表
1には葉の大きさにより樹木の種類が分類されて記載さ
れているので、樹木の葉の大きさの違いを容易に把握で
きる。したがって、植樹空間において、葉の大きさがほ
ぼ同じ樹木を配置してまとまりを出したり、葉の大きさ
が異なる樹木を配置して変化を付けたりする場合に、樹
木の種類を樹木分類表1から容易に選択できるので、従
来に比べて容易に植樹を行うことができる。
【0010】また、人は遠くにあるものは実際より小さ
く見えることを経験から熟知しているので、植樹空間に
おける樹木の配置を決定する際、視点から近い位置に配
置する樹木よりも葉の大きさが小さい樹木を樹木分類表
1から選択し、この樹木を視点から遠い位置に配置し
て、実際より遠近感を強調させることができる。したが
って、樹木分類表1に基づいて、見る人に空間の広がり
を感じさせられる植樹を容易に行うことができる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の樹
木分類表において、葉の大きさは、葉の長さと、葉の幅
と長さの比率と、の二つの尺度に基づいて分類されてい
ることを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明によれば、葉の大きさ
が、葉の長さと、葉の幅と長さの比率と、に基づいて分
類されているので、植樹空間において葉の大きさが異な
る樹木を配置する場合においても、葉の長さや、葉の幅
と長さの比率がほぼ同じ樹木を樹木分類表1から選択し
て、植樹空間に配置できる。したがって、請求項2記載
の樹木分類表1に基づいて、まとまりのある植樹を容易
に行うことができる。
【0013】請求項3記載の発明である樹木分類表は、
例えば、図4〜図6に示すように、樹木の種類が、葉の
色により分類されて記載されていることを特徴とする。
【0014】ここで、樹木の種類を分類する葉の色は、
必ずしも光の波長などで正確に示されるものである必要
はなく、複数の樹種の葉の色の濃さの度合いを相対的に
表すものであれば良い。
【0015】請求項3記載の発明によれば、樹木分類表
2には葉の色により樹木の種類が分類されて記載されて
いるので、樹木の葉の色の違いを容易に把握できる。し
たがって、植樹空間において、葉の色がほぼ同じ樹木を
配置してまとまりを出したり、葉の色が異なる樹木を配
置して変化を付けたりする場合に、樹木の種類を樹木分
類表2から容易に選択できるので、従来に比べて容易に
植樹を行うことができる。
【0016】また、人は遠くにあるものは実際より薄く
見えることを経験から熟知しているので、植樹空間にお
ける樹木の配置を決定する際、視点から近い位置に配置
する樹木よりも葉の色が薄い樹木を樹木分類表2から選
択し、この樹木を視点から遠い位置に配置して、実際よ
り遠近感を強調させることができる。したがって、樹木
分類表2に基づいて、見る人に空間の広がりを感じさせ
られる植樹を容易に行うことができる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項3記載の樹
木分類表において、葉の色は、葉の明度と、葉の彩度
と、の二つの尺度に基づいて分類されていることを特徴
とする。
【0018】請求項4記載の発明によれば、葉の色が、
葉の明度と葉の彩度とに基づいて分類されているので、
植樹空間において葉の色が異なる樹木を配置する場合に
おいても、葉の明度や葉の彩度がほぼ同じ樹木を樹木分
類表2から選択して、植樹空間に配置できる。したがっ
て、請求項4記載の樹木分類表2に基づいて、まとまり
のある植樹を容易に行うことができる。
【0019】請求項5記載の発明は、生垣の植栽に適用
する生垣用樹木分類表であって、例えば、図9および図
10に示すように、樹木の種類が、生垣の表面積の大き
さにより分類されて記載されていることを特徴とする。
【0020】ここで、生垣の表面積の大きさは、必ずし
も正確な面積の数値などで示されるものである必要はな
く、生垣の表面積の大きさを相対的に表すものであれば
よい。例えば、高さがほぼ同じ生垣に適する樹木の種類
が、生垣の長さで分類されている場合には、生垣の長さ
が長いものほど生垣の表面積が大きいことは明らかであ
る。したがって、このような場合も、樹木の種類が生垣
の表面積の大きさにより分類されている場合に含まれて
いるものとする。
【0021】請求項5記載の発明によれば、生垣用樹木
分類表5には生垣の表面積の大きさにより樹木の種類が
分類されて記載されているので、生垣の植樹を行う際
に、生垣の表面積の大きさに応じて、樹木の種類を生垣
用樹木分類表5から容易に選択できる。したがって、従
来に比べて容易に植樹を行うことができる。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項5記載の生
垣用樹木分類表において、生垣の表面積の大きさは、生
垣の長さと、生垣の高さと、の二つの尺度に基づいて分
類されていることを特徴とする。
【0023】請求項6記載の発明によれば、生垣の表面
積が、生垣の長さと、生垣の高さとに基づいて分類され
ているので、植樹を行う際に、生垣に必要な長さおよび
高さに応じて、樹木の種類を生垣用樹木分類表5から容
易に選択することができる。
【0024】請求項7記載の発明は、街路樹の植栽に適
用する街路樹用樹木分類表であって、例えば、図11〜
図13に示すように、樹木の種類が、車道幅員および道
路の見通しの効く軸の長さのうちの少なくとも一方と、
葉の大きさまたは枝の粗さと、により分類されて記載さ
れていることを特徴とする。
【0025】請求項7記載の発明によれば、街路樹用樹
木分類表6には、樹木の種類が、車道幅員および道路の
見通しの効く軸の長さのうちの少なくとも一方と、葉の
大きさまたは枝の粗さと、により分類されて記載されて
いるので、街路樹の植樹を行う際に、葉の大きさまたは
枝の粗さに基づき、車道幅員および道路の見通しの効く
軸の長さのうちの少なくとも一方に応じて、樹木の種類
を街路樹用樹木分類表6から容易に選択できる。したが
って、従来に比べて容易に植樹を行うことができる。
【0026】請求項8記載の発明は、請求項7記載の街
路樹用樹木分類表において、樹木の種類が、車道幅員お
よび道路の見通しの効く軸の長さのうちの少なくとも一
方と、樹木のシンボル性と、により分類されて記載され
ていることを特徴とする。
【0027】ここで、樹木のシンボル性とは、樹木の外
観が見る人に与える印象を意味し、例えば、樹木の外観
の形状(樹形)などが挙げられる。
【0028】請求項8記載の発明によれば、街路樹用樹
木分類表6には、樹木の種類が、車道幅員および道路の
見通しの効く軸の長さのうちの少なくとも一方と、樹木
のシンボル性と、により分類されて記載されているの
で、街路樹の植樹を行う際に、樹木のシンボル性に基づ
き、車道幅員および道路の見通しの効く軸の長さのうち
の少なくとも一方に応じて、樹木の種類を街路樹用樹木
分類表6から容易に選択できる。したがって、従来に比
べて容易に植樹を行うことができる。
【0029】請求項9記載の発明は、請求項1または2
記載の樹木分類表に基づく植樹方法であって、例えば、
図1〜図3、図7に示すように、植樹空間(造園空間
3)において、前記樹木分類表1に記載された樹木の種
類から選択された樹木(例えば、ヤマモミジ1d(3
d))を、視点から近い位置に配置するとともに、視点
から近い位置に配置される前記樹木3dよりも葉の大き
さが小さい樹木(例えば、ヒメシャラ1f(3f))を
前記樹木分類表1に記載された樹木の種類から選択し
て、視点から遠い位置に配置することを特徴とする。
【0030】ここで、植樹空間とは、樹木を植える空間
そのものを意味し、具体的には、例えば、住宅の造園空
間3や、庭園、街路の植栽帯など挙げられる。
【0031】請求項9記載の発明によれば、視点から近
い位置に配置される樹木3dよりも葉の大きさが小さい
樹木3fを樹木分類表1から選択して、これを視点から
遠い位置に配置するので、実際より遠近感を強調させる
ことができる。したがって、見る人に空間の広がりを感
じさせられる植樹を容易に行うことができる。
【0032】請求項10記載の発明は、請求項3または
4記載の樹木分類表に基づく植樹方法であって、例え
ば、図4〜図7に示すように、植樹空間3において、前
記樹木分類表2に記載された樹木の種類から選択された
樹木(例えば、ヤマモミジ2d(3d))を、視点から
近い位置に配置するとともに、視点から近い位置に配置
される前記樹木3dよりも葉の色が薄い樹木(例えば、
ヒメシャラ2f(3f))を前記樹木分類表2に記載さ
れた樹木の種類から選択して、視点から遠い位置に配置
することを特徴とする。
【0033】請求項10記載の発明によれば、視点から
近い位置に配置される樹木3dよりも葉の色が薄い樹木
3fを樹木分類表2から選択して、これを視点から遠い
位置に配置するので、実際より遠近感を強調させること
ができる。したがって、見る人に空間の広がりを感じさ
せられる植樹を容易に行うことができる。
【0034】請求項11記載の発明は、請求項5または
6記載の生垣用樹木分類表に基づく生垣用植樹方法であ
って、生垣の表面積の大きさに応じて、前記生垣用樹木
分類表に記載された樹木の種類から樹木を選択して配置
することを特徴とする。
【0035】請求項11記載の発明によれば、生垣の表
面積の大きさに応じて、生垣用樹木分類表から樹木を選
択して配置するので、生垣用の樹木の種類の選定に手間
がかからず、従来に比べて容易に植樹を行うことができ
る。
【0036】請求項12記載の発明は、請求項7または
8記載の街路樹用樹木分類表に基づく街路樹用植樹方法
であって、例えば、図11〜図14に示すように、車道
幅員71および道路の見通しの効く軸の長さのうちの少
なくとも一方に応じて、前記街路樹用樹木分類表6に記
載された樹木の種類から樹木(ソメイヨシノ72)を選
択して配置することを特徴とする。
【0037】請求項12記載の発明によれば、車道幅員
71および道路の見通しの効く軸の長さのうちの少なく
とも一方に応じて、街路樹用樹木分類表6から樹木72
を選択して配置するので、街路樹用の樹木の種類の選定
に手間がかからず、従来に比べて容易に植樹を行うこと
ができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0039】〔第1の実施の形態〕図1〜図3、および
図4〜図6に示すように、第1の実施の形態の樹木分類
表1・2には、縦横に分割された各欄に樹木の種類が分
類されて記載されている。ここで、図1〜図3は、樹木
分類表1の各部分を示しており、図1は樹木分類表1の
左部11、図2は中央部12、図3は右部13である。
また、図4〜図6は、樹木分類表2の各部分を示してお
り、図4は樹木分類表2の左部21、図5は中央部2
2、図6は右部23である。
【0040】まず、図1〜図3を参照して、樹木分類表
1の構成を説明する。図1に示すように、樹木分類表1
は縦方向において、葉の長さにより、XL(葉長20cm
以上)、L(葉長15〜20cm)、M(葉長10〜15
cm)、S(葉長3.5〜10cm)、XS(葉長0〜3.
5cm)の五種類に分割されている。これにより、樹木分
類表1には、上の欄に行くほど葉長が長い樹木の種類が
記載されている。また、葉長Sの欄において、葉長が
3.5〜5cmの樹木の種類の文字には、下線が付けられ
ている。
【0041】また、図1〜図3に示すように、樹木分類
表1は横方向において、葉の幅に対する葉の長さの比率
により、前記比率が4以上であるニードル(針状)n
(左部11に記載)、前記比率が2〜4であるイリプス
(楕円状)e(中央部12に記載)、前記比率が1〜2
であるラウンド(円形状)r(右部13に記載)の三種
類に分割されている。これにより、樹木分類表1には、
左の欄に行くほど葉幅に対する葉長の比率が大きい樹木
の種類が記載されている。
【0042】また、図2に示すように、イリプスeの欄
は、葉幅に対する葉長の比率が3〜4である欄と2〜3
である欄とに分割されている。また、図3に示すよう
に、ラウンドrの欄は、前記比率が1.5〜2である欄
と1〜1.5である欄とに分割されている。
【0043】縦方向が葉長により、横方向が葉幅に対す
る葉長の比率により分割された各欄には、樹木の種類
が、生態分類(例えば、「常緑針葉樹」など)毎に、そ
れぞれ高さ分類(例えば、「中高木」など)毎に分類さ
れて記載されている。
【0044】以上の構成の樹木分類表1により、同じ列
の欄(葉幅に対する葉長の比率の分類が同じ欄)では、
下の欄に記載されている樹木の種類よりも、上の欄に記
載されている樹木の種類の方が葉の大きさが大きく、ま
た、同じ行の欄(葉長の分類が同じ欄)では、左の欄に
記載されている樹木の種類よりも右の欄に記載されてい
る樹木の種類の方が葉の大きさが大きいことが容易に把
握できるようになっている。すなわち、樹木分類表1
は、葉の大きさにより樹木の種類が分類されて記載され
ている分類表である。
【0045】次に、図4〜図6を参照して、樹木分類表
2の構成を説明する。樹木分類表2は、縦方向において
葉の明度により三分割され、また、横方向において葉の
彩度により三分割されている。これにより、樹木分類表
2は、葉の明度と彩度の二つの尺度に基づいて、九種類
の葉の色に分割されている。
【0046】葉の明度が最も明るい分類(最上段24)
は、葉の彩度が低い順に左からライトグレーlg(左部
21に記載)、ライトl(中央部22に記載)、ブライ
トb(右部23に記載)に分割されている。次に葉の明
度が明るい分類(中段25)は、左からグレーg、モデ
レートm、ヴィヴィッドvに分割されている。また、葉
の明度が最も暗い分類(最下段26)は、左からダーク
グレーdg、ダークda、ディープdeに分割されてい
る。
【0047】また、中央部22の中段25に位置するモ
デレートmは上下に分割されており、葉が明るく見え
る、または葉の色が鮮やかに見える樹木の種類がモデレ
ート上段muに、葉が暗く見える、または葉の色がくす
んで見える樹木の種類がモデレート下段mdに分類され
ている。
【0048】縦方向が葉の明度により、横方向が葉の彩
度により分割された各欄には、樹木の種類が、生態分類
毎に、それぞれ高さ分類毎に分類されて記載されてい
る。
【0049】また、下線が付けられた樹木の種類(例え
ば、左部21のライトグレーlg欄中のブルーヘブンな
ど)は、葉色の色相が青色に傾いて見える樹木である。
また、上線が付けられた樹木の種類(例えば、中央部2
2のモデレート上段mu欄中のダイスギなど)は、葉色
の色相が黄色に傾いて見える樹木である。なお、下線も
上線も付けられていない樹木の種類(例えば、右部23
のディープde欄中のクチナシなど)は、葉色の色相が
黄色と青色の中間に見える樹木である。
【0050】以上の構成の樹木分類表2により、左上の
欄に記載されている樹木の種類よりも、右下の欄に記載
されている樹木の種類の方が葉の色が濃いことが容易に
把握できるようになっている。また、同じ欄内では、下
線が付けられた樹木の種類、下線も上線も付けられてい
ない樹木の種類、上線が付けられた樹木の種類の順に、
葉の色が濃いことが容易に把握できるようになってい
る。すなわち、樹木分類表2は、葉の色により樹木の種
類が分類されて記載されている分類表である。
【0051】次に、上述の樹木分類表1・2に基づく植
樹方法について説明する。
【0052】上述の樹木分類表1に基づいて植樹を行う
際には、植樹空間において、樹木分類表1に記載された
樹木の種類から選択された樹木を、視点から近い位置に
配置するとともに、視点から近い位置に配置される樹木
よりも葉の大きさが小さい樹木を樹木分類表1に記載さ
れた樹木の種類から選択して、視点から遠い位置に配置
する。具体的には、例えば、樹木分類表1の各欄のう
ち、より左側、または、より下側に位置する欄に記載さ
れた樹木の種類を、視点から遠い位置に配置する。
【0053】また、比較的小さい面積を構成する植栽に
は、比較的葉の大きさが小さい樹木を樹木分類表1から
選択して配置する。また、比較的大きい面積を構成する
植栽には、比較的葉の大きさが大きい樹木を樹木分類表
1から選択して配置する。
【0054】また、葉の大きさがほぼ同様の樹木の種類
を樹木分類表1から選択し、全体の3/5〜3/4の範
囲内で植樹空間に配置する。
【0055】また、上述の樹木分類表2に基づいて植樹
を行う際には、植樹空間において、樹木分類表2に記載
された樹木の種類から選択された樹木を、視点から近い
位置に配置するとともに、視点から近い位置に配置され
る樹木よりも葉の色が薄い樹木を樹木分類表2に記載さ
れた樹木の種類から選択して、視点から遠い位置に配置
する。具体的には、例えば、樹木分類表2の各欄のう
ち、より上側、または、より左側に位置する欄に記載さ
れた樹木の種類を、視点から遠い位置に配置する。
【0056】また、葉の色がほぼ同様の樹木の種類を樹
木分類表2から選択し、全体の3/5〜3/4の範囲内
で植樹空間に配置する。
【0057】以下に、樹木分類表1・2に基づく植樹の
一例について、図7を参照しながら説明する。
【0058】図7は、住宅の敷地内に樹木を配置する植
樹例を示す平面図である。敷地内の造園空間3におい
て、ケヤキ3a・3b・3cは主植栽であり、ヤマモミ
ジ3d、ハナミズキ3eは従植栽である。
【0059】ヤマモミジ3dよりも建物3Aから遠い位
置には、ヒメシャラ3fが配置されている。図3に示す
樹木分類表1の右部13からわかるように、ヒメシャラ
1fはヤマモミジ1dよりも葉の大きさが小さい。ま
た、図5に示す樹木分類表2の中央部22からわかるよ
うに、ヒメシャラ2fはヤマモミジ2dよりも葉の色が
薄い。
【0060】また、建物3Aに近い位置にはオトメツバ
キ3gが配置されている。オトメツバキ3gよりもテラ
ス3Tから遠い位置には、ケヤキ3a・3c、キンモク
セイ3h、生垣のベニカナメモチ3kが配置されてい
る。図5に示す樹木分類表2の中央部22からわかるよ
うに、オトメツバキ2gは、ケヤキ2a、キンモクセイ
2h、カナメモチ2kのどれよりも色が濃い。
【0061】また、ケヤキ3a・3b間と、ケヤキ3a
・3c間には、それぞれキンモクセイ3hが配置されて
いる。キンモクセイ3hは常緑広葉樹であり、主木であ
るケヤキ3a・3b・3cを引き立てる働きをする。
【0062】また、入口3E側にはカクレミノ3iが配
置されている。カクレミノ3iよりも入口3Eから遠い
位置には、ケヤキ3b、オトメツバキ3g、サツキツツ
ジ3p、ヒラドツツジ3sが配置されている。図2およ
び図3に示す樹木分類表1の中央部12および右部13
からわかるように、カクレミノ1iは、ケヤキ1a、オ
トメツバキ1g、サツキツツジ1p、ヒラドツツジ1s
のどれよりも葉の大きさが大きい。また、図5に示す樹
木分類表2の中央部22からわかるように、カクレミノ
2iは、ケヤキ2aよりも葉の色が濃い。
【0063】また、小窓3Wの外側にはイヌツゲ3jが
配置されている。図2に示す樹木分類表1の中央部12
からわかるように、イヌツゲ1jは葉長が3.5cm以下
であり、葉の大きさが比較的小さい。また、図4に示す
樹木分類表2の左部21からわかるように、イヌツゲ2
jは葉の色が最も暗い分類に属している。
【0064】また、敷地の三つの境界面を連続して構成
する生垣(三連垣)には、ベニカナメモチ3kが配置さ
れている。図2に示す樹木分類表1の中央部12からわ
かるように、カナメモチ1kは、樹木分類表1に示す樹
木において、葉の大きさがほぼ中位である。また、道路
側3Rの生垣には、カンツバキ3lが配置されている。
図5に示す樹木分類表2の中央部22からわかるよう
に、カンツバキ2lは、カナメモチ2kよりも葉の色が
濃い。
【0065】また、玄関3Gにはベニカナメモチ3m
が、車庫入口3Cの左側、玄関3Gの右側、ケヤキ3a
・3bの下方、ヤマモミジ3dとヒメシャラ3fの下
方、ハナミズキ3eの下方には、サツキツツジ3n・3
o・3p・3q・3rが、建物3A側のオトメツバキ3
gとカクレミノ3iの下方にはヒラドツツジ3sが、そ
れぞれ配置されている。
【0066】造園空間3に配置された上述の各種樹木
は、その表面積を考慮して、3/5〜3/4の範囲内で
葉の大きさおよび葉の色が揃えられている。具体的に
は、造園空間3に配置された樹木は、樹木分類表1にお
いて、XS〜Mの範囲内の葉長で、かつ、イリプスe〜
ラウンドrの範囲内の葉の形状で統一されている。特
に、葉長がSである樹木の種類が最多であり、七種類が
選択されている。また、造園空間3に配置された樹木
は、樹木分類表2において、主に中央部22から選択さ
れている。中央部22以外から選択された樹木の種類
は、イヌツゲとヒラドツツジのみである。
【0067】以上のように、上述の樹木分類表1によれ
ば、樹木の種類が葉の大きさにより分類されて記載され
ているので、樹木の葉の大きさの違いを容易に把握でき
る。また、樹木分類表2によれば、樹木の種類が葉の色
により分類されて記載されているので、樹木の葉の色の
違いを容易に把握できる。
【0068】したがって、植樹を行う際に、上述のよう
にして葉の大きさや色を揃えて樹木を配置したり、葉の
大きさや色が異なる樹木を配置したりするのに、樹木の
種類を樹木分類表1・2から容易に選択できる。したが
って、従来に比べて容易に植樹を行える。
【0069】また、上述の植樹例のように、葉の大きさ
が異なる樹木を配置する場合に、葉長の分類が同じSで
ある樹木を樹木分類表1から容易に選択して、植樹空間
に配置できる。また、葉の色が異なる樹木を配置する場
合に、葉の彩度が同じである樹木分類表2の中央部22
から樹木の種類を容易に選択して、植樹空間に配置でき
る。
【0070】したがって、葉の大きさや葉の色が異なる
樹木を配置する場合においても、樹木分類表1・2に基
づいて、葉長や葉色の彩度がほぼ同じ樹木を植樹空間に
配置して、まとまりのある植樹を容易に行える。
【0071】また、樹木分類表1・2に基づく植樹方法
では、視点から近い位置に配置する樹木よりも葉の大き
さが小さく、葉の色が薄い樹木を樹木分類表1・2から
選択し、この樹木を視点から遠い位置に配置するので、
実際より遠近感を強調させることができる。これは、遠
くにあるものは実際よりも小さく薄く見えることに起因
している。したがって、上述の植樹方法によって、見る
人に空間の広がりを感じさせられる植樹を容易に行うこ
とができる。
【0072】上述の植樹例において、視点からの樹木の
相対距離に基づいて樹木の種類を選択した例としては、
ヤマモミジ3dに対するヒメシャラ3fの選択、ケヤキ
3a・3c、キンモクセイ3h、ベニカナメモチ3kに
対するオトメツバキ3gの選択、ケヤキ3b、オトメツ
バキ3g、サツキツツジ3p、ヒラドツツジ3sに対す
るカクレミノ3iの選択、ベニカナメモチ3kに対する
カンツバキ3lの選択が挙げられる。
【0073】また、比較的小さい面積を構成する植栽に
は、比較的葉の大きさが小さい樹木を、比較的大きい面
積を構成する植栽には、比較的葉の大きさが大きい樹木
を配置するので、見る人に広がりを感じさせる植栽を容
易に行うことができる。
【0074】詳しく説明すると、植栽が構成する面積が
比較的小さい場合には、樹木を認識するのに視点が比較
的近い必要があるため、近くから樹木を見る人に広がり
を感じさせられるよう、テクスチュアが細やかな方が好
ましい。一方、植栽が構成する面積が比較的大きい場合
には、視点が比較的遠くても樹木を認識することができ
るため、遠くから樹木を見る人に広がりを感じさせられ
るよう、テクスチュアが粗い方が好ましい。
【0075】上述の植樹方法によれば、植栽が構成する
面積が比較的小さい場合に、葉の大きさが小さい樹木を
配置するので、より細やかなテクスチュアを得ることが
でき、また、植栽が構成する面積が比較的大きい場合
に、葉の大きさが大きい樹木を配置するので、より粗い
テクスチュアを得ることができる。したがって、見る人
に空間の広がりを感じさせる植樹を容易に行える。
【0076】例えば、上述の植樹例では、小窓3Wの外
側に、葉の大きさが小さいイヌツゲ3jを配置している
ので、他と比べて小さなスペースの駐車場スペース3S
の中でイヌツゲ3jを見る人に対して、細やかなテクス
チュアにより広がりを感じさせることができる。また、
イヌツゲ3jは葉色が比較的濃いので、小窓3Wから遠
くに位置するハナミズキ3eや、図示しない対向する住
宅などに対して遠近感を持たせて、広がりを感じさせる
ことができる。
【0077】また、三連垣には、中位の葉の大きさのベ
ニカナメモチ3kが配置されている。図7に示す三連垣
は、車庫入口3Cの左側のサツキツツジ3nなどに比べ
て表面積が大きい生垣であるが、街区を構成する生垣な
どに比べると表面積が比較的小さい生垣である。したが
って、中位の葉の大きさの樹木により適度なテクスチュ
アが得られるので、見る人に対して適度に広がりを感じ
させることができる。
【0078】また、葉の大きさや色がほぼ同様の樹木の
種類を、全体の3/5〜3/4の範囲内で植樹空間に配
置するので、まとまり感をもたせつつも、変化のある植
樹を容易に行うことができる。なお、葉の大小や色のま
とまりが全体の3/5を下回ると、主体が無くなりまと
まり感を喪失するため綺麗さが薄れ、また、全体の3/
4を越えると、変化が乏しく面白さがなくなる。
【0079】また、樹木分類表1においては、縦方向が
葉長により分割され、横方向が葉長と葉幅との比率によ
り分割されている。また、樹木分類表2においては、縦
方向が葉の明度により分割され、横方向が葉の彩度によ
り分割されている。このため、樹木分類表1・2の各欄
の位置から、視覚的に葉の大きさの違いや色の違いが認
識できる。したがって、樹木分類表1・2に基づいて植
樹を行う際に、樹木分類表1・2からより容易に樹木の
種類を選び出すことができる。
【0080】なお、上述の樹木分類表2においては、葉
の色相によって下線や上線が樹木の種類に付されている
構成としたが、これに限らず、例えば、樹木の種類を示
す文字を、例えば、緑色や青色によって示すことで、葉
色の色相を示すようにしても良い。この場合、葉の色相
を視覚的に理解することが可能となる。
【0081】また、樹木分類表1は、樹木の種類が葉の
大きさにより分類されて記載されており、また、樹木分
類表2は、樹木の種類が葉の色により分類されて記載さ
れている構成としたが、これに限らず、例えば、図8に
示す樹木分類表4のように、樹木の種類名41ととも
に、葉の色彩分類の区分42、葉の大小分類の区分43
がそれぞれ記載されている構成としても良い。樹木分類
表4では、葉の色と葉の大小との両区分を一度に確認で
きるので、葉の色と大小との両方を考慮して植樹を行う
場合に有効である。
【0082】〔第2の実施の形態〕図9および図10
は、第2の実施の形態の生垣用樹木分類表5の各部分を
示すものであり、図9は生垣用樹木分類表5の左部5
1、図10は右部52である。
【0083】図9に示す左部51は縦方向において、生
垣の長さにより、小(生垣の長さが6m以下)5S、中
(生垣の長さが6mより大きく、かつ、15m以下)5
M、大(生垣の長さが15mより大きい)5Lの三種類
に分割されている。なお、図10に示す右部52は縦方
向において分割されていない。これは、右部52に示さ
れる欄が、全ての長さの生垣に対応することを意味す
る。
【0084】また、図9および図10に示すように、生
垣用樹木分類表5は横方向において、生垣の高さが2m
以下と、3m以上とに二分割されている。高さが2m以
下の生垣は、通常の生垣(例えば、住宅街において隣地
や道路との境界に配置される生垣など)に適用する。ま
た、高さが3m以上の生垣は、防風、周辺からの視線遮
断、見せたくないものを隠蔽する目的、または、大邸宅
街などにおいて適用する。
【0085】なお、2mよりも高く3mよりも低い生垣
について樹木の種類を記載しなかったのは、この高さの
範囲の生垣を通常の生垣として適用すると生垣の高さが
高すぎて、庭空間の内外を圧迫してしまい、一方、前記
高さ範囲の生垣を防風や視線遮断などの目的で適用する
と生垣の高さが低すぎて、目的とする効果が十分に得ら
れないからである。
【0086】また、生垣用樹木分類表5の横方向におい
て生垣の高さにより二分割された各欄は、生態分類およ
び高さ分類により分割されている。
【0087】縦方向が生垣の長さにより、横方向が生垣
高さにより分割された各欄には、生垣に適する樹木の種
類全てが、生態分類および高さ分類毎にそれぞれ記載さ
れている。具体的には、例えば、生態分類が落葉蔓性木
本であり高さ分類が蔓性である樹木のうち、生垣に適す
る「アケビ」、「ノウゼンカズラ」が、図9に示す左部
51内の三つの欄と、図10に示す右部52に示す欄と
にそれぞれ記載されている。
【0088】各欄においては、対応する高さと長さを有
する生垣に特に適する樹木の種類に、下線が付されてい
る。これにより、例えば、生垣の高さが2m以下の生垣
において、長さが6m以下の生垣には、常緑広葉樹の低
木であるイヌツゲなどが特に適していることが把握でき
るようになっている。
【0089】次に、生垣用樹木分類表5に基づく生垣用
植樹方法について説明する。生垣用植樹方法において
は、上述の第1の実施の形態例の樹木分類表1・2も適
用する。
【0090】生垣用樹木分類表5に基づいて植樹を行う
際、生垣の長さおよび生垣の高さに応じて、生垣用樹木
分類表5に記載された樹木の種類から樹木を選択して配
置する。
【0091】特に、間口が小さく低い生垣には、樹木分
類表1・2に基づいて、葉が小さく葉色の薄い樹木を、
生垣用樹木分類表5から選択して配置する。また、間口
が長く高い生垣には、樹木分類表1に基づいて、葉が大
きい樹木を、生垣用樹木分類表5から選択して配置す
る。
【0092】一段の生垣を植樹する場合には、その生垣
の長さと高さに基づいて、生垣用樹木分類表5から樹木
の種類を選択する。例えば、一段の小生垣を植樹する場
合に、小5Sの欄からヒイラギモクセイ5aなどを選択
して、生垣に配置する。
【0093】また、複数段の生垣を植樹する場合には、
主となる段の生垣の長さと高さに基づいて、生垣用樹木
分類表5から樹木の種類を選択する。例えば、二段の中
生垣を植樹する場合に、中5Mの欄からボックスウッド
5bなどを選択して、主となる段の生垣に配置する。
【0094】次に、主となる段に配置される樹木の種類
に応じて、従となる段の生垣に配置する樹木を、上述し
た第1の実施の形態の樹木分類表1・2に基づいて選択
し、配置する。従となる段は、主となる段よりも表面積
が小さく、また、視点からの距離が近くなることから、
主となる段に配置される樹木の種類よりも、葉の大きさ
が小さく、また、葉の色が濃い樹木の種類を配置するの
が好ましい。例えば、主となる段にボックスウッドを配
置する場合には、ボックスウッドよりも葉の色が濃いと
ともに、葉の大きさが小さく、かつ、生垣用樹木分類表
5に記載されている樹木の種類の中から、サツキツツジ
などを選択して、従となる段に配置する。
【0095】また、二連垣以上で複数の植栽を行うとき
は、視点から近い位置に葉の大きさや葉群が大きく、葉
が濃色の樹木を、視点から遠い位置に葉の大きさや葉群
が小さく、葉が淡色の樹木を配置する。
【0096】また、街区で構成される連続した生垣の植
樹を行う場合には、通常住宅の生垣に適用する樹木に比
べて、より葉の大きさが大きな樹木を、上述の樹木分類
表1から選択して配置する。
【0097】また、以上の生垣用植樹方法を住宅の造園
に適用する場合においては、道路側の生垣を、二段垣
で、かつ、平均道路面からの高さを2.0m以内に設定
し、また、隣地境界側の生垣を、一段垣で、高さを1.
6〜2.0mの範囲内に設定することが好ましい。
【0098】以上のように、生垣用樹木分類表5によれ
ば、樹木の種類が生垣の長さと高さとにより分類されて
記載されているので、生垣に必要な長さおよび高さに応
じて、樹木の種類を生垣用樹木分類表5から容易に選択
できる。したがって、生垣用樹木分類表5に基づく植樹
方法において、生垣の長さおよび高さによって決まる生
垣の表面積の大きさに応じて樹木の種類を容易に選択で
きるので、樹木の種類の選定に手間がかからず、従来に
比べて容易に植樹を行える。
【0099】また、街区で構成される連続した生垣の植
樹を行う場合に、通常住宅の生垣に適用する樹木に比べ
て、より葉の大きさが大きな樹木を選択して配置するの
で、植栽が構成する面積が通常住宅の生垣よりも比較的
大きな、街区で構成される生垣において、通常住宅の生
垣に比べてより粗いテクスチュアを得ることができる。
したがって、連続した生垣において遠方までのパースペ
クティブが効くため、見る人に対して広がりを感じさせ
ることができる植栽を容易に行うことができる。
【0100】なお、街区を構成する生垣のみに関わら
ず、生垣の表面積が大きいほど葉の大きい樹木を選択し
て生垣に配置するようにしてもよい。この場合にも、よ
り表面積が大きい生垣において遠方までのパースペクテ
ィブが効き、見る人に広がりを感じさせられる植栽を行
うことができる。
【0101】〔第3の実施の形態〕図11〜図13は、
第3の実施の形態の街路樹用樹木分類表6の各部分を示
すものであり、図11は街路樹用樹木分類表6の左部6
1、図12は中央部62、図13は右部63である。
【0102】図11に示すように、街路樹用樹木分類表
6は縦方向において、車道幅員により、短(車道幅員が
7m以下)6A、中(車道幅員が7mより大きく、か
つ、10m以下)6B、長(車道幅員が10mより大き
い)6Cの三種類に分割されている。
【0103】また、車道幅員の各分割欄においては、道
路の見通しの効く軸(以下、ヴィスタと称する)の長さ
により、短(ヴィスタの長さが100m以下)6D、中
(ヴィスタの長さが100mより大きく、かつ、200
m以下)6E、長(ヴィスタの長さが200mより大き
い)6Fの三種類にそれぞれ分割されている。
【0104】また、図11〜図13に示すように、街路
樹用樹木分類表6は横方向において、葉の大小64、枝
の粗密65、シンボル性66の三つの樹木の特性に分割
されている。また、樹木の特性の各欄は、生態分類およ
び高さ分類により分割されている。
【0105】縦方向が車道幅員およびヴィスタの長さに
より、横方向が樹木の特性により分割された各欄には、
街路樹に適する樹木の種類全てが、生態分類毎にそれぞ
れ記載されている。また、各欄においては、樹木の特性
の観点から、対応する車道幅員およびヴィスタの長さの
街路樹に特に適する樹木の種類に、下線が付されてい
る。
【0106】具体的には、例えば、車道幅員よりも樹木
の丈が大きい樹木の種類であって、葉の大小64欄にお
いては、ヴィスタが長いほど葉の大きさが大きい樹木の
種類などが、枝の粗密65欄においては、ヴィスタが長
いほど枝が粗である樹木の種類などが、シンボル性66
欄においては、ヴィスタが長いほど樹形が円錐状に類似
する樹木の種類などがそれぞれ選択されて、下線が付さ
れている。
【0107】次に、街路樹用樹木分類表6に基づく街路
樹用植樹方法について説明する。街路樹用植樹方法にお
いては、上述の第1の実施の形態例の樹木分類表1・2
も適用する。
【0108】街路樹用樹木分類表6に基づいて植樹を行
う際、車道幅員およびヴィスタの長さに応じて、街路樹
用樹木分類表6に記載された樹木の種類から樹木を選択
して配置する。このとき、樹木を選択する際に基準とす
る樹木の特性に応じて、葉の大小64欄、枝の粗密65
欄、シンボル性66欄から下線の付された樹木を選択す
る。
【0109】また、樹木を配置する樹間は、樹木の枝張
り長さよりも短く設定する。特に、街路樹用樹木分類表
6に記載された樹木の種類のうち、道路幅員8m以上に
適した樹木の種類は、樹間を7.5m以内に、道路幅員
6m以内に適した樹木の種類は、樹間を6m以内に設定
するのが好ましい。
【0110】また、明るく軽やかな街並を作り出す場合
には、樹木分類表2に基づいて、街路樹用樹木分類表6
に記載された樹木の種類のうち、葉の色が淡い樹木の種
類を選択して配置する。一方、落ち着いて堂々とした街
並を作り出す場合には、樹木分類表2に基づいて、街路
樹用樹木分類表6に記載された樹木の種類のうち、葉の
色が濃い樹木の種類を選択して配置する。
【0111】なお、ケヤキやサクラは、剪定しなけれ
ば、植栽後道路上部を枝葉で覆うことが比較的早く可能
となるので、豊かな街路空間を早く造るのに適してい
る。
【0112】次に、図14を参照して、街路樹用植樹方
法による植樹の一例について説明する。
【0113】図14に示すように、この植樹例における
街路の車道幅員71は、6mである。街路樹には、図1
2に示す街路樹用樹木分類表6の中央部62に記載され
ているように、7m以下の車道幅員に適するソメイヨシ
ノ72が選択されている。ソメイヨシノ72の樹高は8
mであり、これは車道幅員71よりも大きい。
【0114】また、図14に示すように、ソメイヨシノ
72の枝張り長さは8m50cmである。ソメイヨシノ
72の樹間は7m70cmであり、枝張り長さよりも短く
設定されている。
【0115】以上のように、街路樹用樹木分類表6に
は、樹木の種類が、車道幅員およびヴィスタの長さと、
樹木の特性とにより分類されて記載されているので、街
路樹の植樹を行う際に、基準とする樹木の特性に基づい
て、車道幅員およびヴィスタの長さとに応じて、樹木の
種類を街路樹用樹木分類表6から容易に選定できる。し
たがって、街路樹用の樹木の種類の選定に手間がかから
ず、従来に比べて容易に植樹を行える。
【0116】また、葉の大小64欄においては、ヴィス
タが長いほど葉の大きさが大きい樹木の種類が選択され
て下線が付されているので、上述の植樹方法により、ヴ
ィスタが長いほど、葉の大きさが大きい樹木が街路樹に
配置される。したがって、ヴィスタが長いほど街路樹の
テクスチュアが粗くなり、遠方までのパースペクティブ
が効くので、見る人に対して広がりを感じさせる植樹を
容易に行える。
【0117】また、枝の粗密65欄においては、ヴィス
タが長いほど枝が粗である樹木の種類が選択されて下線
が付されているので、上述の植樹方法により、ヴィスタ
が長いほど、枝が粗である樹木が街路樹に配置される。
したがって、ヴィスタが長いほど街路樹のテクスチュア
が粗くなり、遠方までのパースペクティブが効くので、
見る人に対して広がりを感じさせる植樹を容易に行え
る。
【0118】また、シンボル性66欄においては、ヴィ
スタが長いほど樹形が円錐状に類似する樹木の種類が選
択されて下線が付されているので、上述の植樹方法によ
り、ヴィスタが長いほど、樹形が独立した円錐状に類似
する樹木が街路樹に配置される。したがって、ヴィスタ
が長いほどパースペクティブ効果を増すので、見る人に
対して広がりを感じさせる植樹を容易に行える。
【0119】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、植樹空間
において葉の大きさによってまとまりや変化を出す場合
に、樹木の種類を樹木分類表から容易に選択でき、従来
に比べて容易に植樹を行える。また、樹木分類表に基づ
いて、見る人に空間の広がりを感じさせられる植樹を容
易に行える。
【0120】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、葉の
大きさが異なる樹木を配置する場合においても、樹木分
類表に基づいて、まとまりのある植樹を容易に行える。
【0121】請求項3記載の発明によれば、植樹空間に
おいて葉の色によってまとまりや変化を出す場合に、樹
木の種類を樹木分類表から容易に選択でき、従来に比べ
て容易に植樹を行える。また、樹木分類表に基づいて、
見る人に空間の広がりを感じさせられる植樹を容易に行
える。
【0122】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、葉の
色が異なる樹木を配置する場合においても、樹木分類表
に基づいて、まとまりのある植樹を容易に行える。
【0123】請求項5記載の発明によれば、生垣の表面
積の大きさに応じて、樹木の種類を生垣用樹木分類表か
ら容易に選択でき、従来に比べて容易に植樹を行える。
【0124】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、生垣
に必要な長さおよび高さに応じて、樹木の種類を生垣用
樹木分類表から容易に選択できる。
【0125】請求項7記載の発明によれば、街路樹の植
樹を行う際に、葉の大きさまたは枝の粗さに基づき、車
道幅員および道路の見通しの効く軸の長さのうちの少な
くとも一方に応じて、樹木の種類を街路樹用樹木分類表
から容易に選択できる。したがって、従来に比べて容易
に植樹を行える。
【0126】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、街路
樹の植樹を行う際に、樹木のシンボル性に基づき、車道
幅員および道路の見通しの効く軸の長さのうちの少なく
とも一方に応じて、樹木の種類を街路樹用樹木分類表か
ら容易に選択できる。したがって、従来に比べて容易に
植樹を行える。
【0127】請求項9記載の発明によれば、植樹空間に
おいて、実際より遠近感を容易に強調でき、よって、見
る人に空間の広がりを感じさせられる植樹を容易に行え
る。
【0128】請求項10記載の発明によれば、植樹空間
において、実際より遠近感を容易に強調でき、よって、
見る人に空間の広がりを感じさせられる植樹を容易に行
える。
【0129】請求項11記載の発明によれば、生垣用の
樹木の種類の選定に手間がかからず、従来に比べて容易
に植樹を行うことができる。
【0130】請求項12記載の発明によれば、街路樹用
の樹木の種類の選定に手間がかからず、従来に比べて容
易に植樹を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態である、葉
の大きさによる樹木分類表の左部を示す図である。
【図2】同、葉の大きさによる樹木分類表の中央部を示
す図である。
【図3】同、葉の大きさによる樹木分類表の右部を示す
図である。
【図4】本発明を適用した第1の実施の形態である、葉
の色による樹木分類表の左部を示す図である。
【図5】同、葉の色による樹木分類表の中央部を示す図
である。
【図6】同、葉の色による樹木分類表の右部を示す図で
ある。
【図7】図1〜図3中の樹木分類表、および、図4〜図
6中の樹木分類表に基づく植樹の一例を説明するための
平面図である。
【図8】本発明を適用した他の実施の形態の樹木分類表
を示す図である。
【図9】本発明を適用した第2の実施の形態である、生
垣用樹木分類表の左部を示す図である。
【図10】同、生垣用樹木分類表の右部を示す図であ
る。
【図11】本発明を適用した第3の実施の形態である、
街路樹用樹木分類表の左部を示す図である。
【図12】同、街路樹用樹木分類表の中央部を示す図で
ある。
【図13】同、街路樹用樹木分類表の右部を示す図であ
る。
【図14】図11〜図13中の街路樹用樹木分類表に基
づく街路樹用植樹の一例を説明するための平面図であ
る。
【符号の説明】
1 樹木分類表 1d ヤマモミジ(樹木) 1f ヒメシャラ(樹木) 2 樹木分類表 2d ヤマモミジ(樹木) 2f ヒメシャラ(樹木) 3 造園空間(植樹空間) 3d ヤマモミジ(樹木) 3f ヒメシャラ(樹木) 5 生垣用樹木分類表 6 街路樹用樹木分類表 71 車道幅員 72 ソメイヨシノ(樹木)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹木の種類が、葉の大きさにより分類さ
    れて記載されていることを特徴とする樹木分類表。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の樹木分類表において、 葉の大きさは、葉の長さと、葉の幅と長さの比率と、の
    二つの尺度に基づいて分類されていることを特徴とする
    樹木分類表。
  3. 【請求項3】 樹木の種類が、葉の色により分類されて
    記載されていることを特徴とする樹木分類表。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の樹木分類表において、 葉の色は、葉の明度と、葉の彩度と、の二つの尺度に基
    づいて分類されていることを特徴とする樹木分類表。
  5. 【請求項5】 生垣の植栽に適用する生垣用樹木分類表
    であって、 樹木の種類が、生垣の表面積の大きさにより分類されて
    記載されていることを特徴とする生垣用樹木分類表。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の生垣用樹木分類表におい
    て、 生垣の表面積の大きさは、生垣の長さと、生垣の高さ
    と、の二つの尺度に基づいて分類されていることを特徴
    とする生垣用樹木分類表。
  7. 【請求項7】 街路樹の植栽に適用する街路樹用樹木分
    類表であって、 樹木の種類が、車道幅員および道路の見通しの効く軸の
    長さのうちの少なくとも一方と、葉の大きさまたは枝の
    粗さと、により分類されて記載されていることを特徴と
    する街路樹用樹木分類表。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の街路樹用樹木分類表にお
    いて、 樹木の種類が、車道幅員および道路の見通しの効く軸の
    長さのうちの少なくとも一方と、樹木のシンボル性と、
    により分類されて記載されていることを特徴とする街路
    樹用樹木分類表。
  9. 【請求項9】 請求項1または2記載の樹木分類表に基
    づく植樹方法であって、 植樹空間において、前記樹木分類表に記載された樹木の
    種類から選択された樹木を、視点から近い位置に配置す
    るとともに、視点から近い位置に配置される前記樹木よ
    りも葉の大きさが小さい樹木を前記樹木分類表に記載さ
    れた樹木の種類から選択して、視点から遠い位置に配置
    することを特徴とする植樹方法。
  10. 【請求項10】 請求項3または4記載の樹木分類表に
    基づく植樹方法であって、 植樹空間において、前記樹木分類表に記載された樹木の
    種類から選択された樹木を、視点から近い位置に配置す
    るとともに、視点から近い位置に配置される前記樹木よ
    りも葉の色が薄い樹木を前記樹木分類表に記載された樹
    木の種類から選択して、視点から遠い位置に配置するこ
    とを特徴とする植樹方法。
  11. 【請求項11】 請求項5または6記載の生垣用樹木分
    類表に基づく生垣用植樹方法であって、 生垣の表面積の大きさに応じて、前記生垣用樹木分類表
    に記載された樹木の種類から樹木を選択して配置するこ
    とを特徴とする生垣用植樹方法。
  12. 【請求項12】 請求項7または8記載の街路樹用樹木
    分類表に基づく街路樹用植樹方法であって、 車道幅員および道路の見通しの効く軸の長さのうちの少
    なくとも一方に応じて、前記街路樹用樹木分類表に記載
    された樹木の種類から樹木を選択して配置することを特
    徴とする街路樹用植樹方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004305069A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Kajima Corp 植栽計画支援方法及びプログラム
JP2011010625A (ja) * 2009-07-05 2011-01-20 I & Plus Co Ltd 庭木の剪定メソッド

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