JP2002213088A - 造園計画方法 - Google Patents

造園計画方法

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JP2002213088A
JP2002213088A JP2001010516A JP2001010516A JP2002213088A JP 2002213088 A JP2002213088 A JP 2002213088A JP 2001010516 A JP2001010516 A JP 2001010516A JP 2001010516 A JP2001010516 A JP 2001010516A JP 2002213088 A JP2002213088 A JP 2002213088A
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Japan
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garden
landscaping
area
line
planning method
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JP2001010516A
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English (en)
Inventor
Kunichika Kawamoto
邦親 川元
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅建築の工業化に対応し、かつ意匠性に優
れた庭を容易に造成する造園計画方法を提供すること。 【解決手段】 庭を用途に応じて区分けした後、見通し
軸と該見通し軸に応じて重点を設定し、この見通し軸及
び重点に従って構成物を配置して、庭の設計を行い、奥
行きが感じられる庭の設計を容易に行えるようにした。
さらに、設計した敷地の外観について、緑化率を算出
し、適正な緑化率となる庭を設計することにより、建物
からの庭の景観だけでなく、敷地外部からの景観を考慮
し、意匠性に優れた庭の設計を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅建築の工業化
に対応し、かつ意匠性に優れた庭を提供する造園計画方
法に関する。
【0002】
【背景の技術】住宅の建築では工業化が進み、基本的な
構造や工法を定めており、設計が施主の条件に対応可能
となっている。一方、庭の設計は、樹木等を用いる上
に、限られた敷地を用いる場合が多く、専門的な知識が
必要とされている。さらに、庭の設計および施工を造園
業者が担当し、住宅の建築とは業者が異なる場合が殆ど
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術には次
のような課題があった。第1に、周囲の環境や庭の形状
等の敷地条件によって、庭の設計は影響されるが、周囲
の環境と調和し、かつ居住者が快適に過ごすことのでき
る庭の提供が求められていた。また、庭自体の景観が優
れており、かつ、住宅との調和を含んだ庭の造成を行う
ことが望まれていた。第2に、住宅の工業化に対応し
て、庭についても、造園業者の技術だけに頼ることな
く、上記要望に対応可能な、一定レベル以上の庭の提供
を確保して、より質の高い住宅を提供することが望まれ
ていた。本発明は上記課題を鑑みてなされるものであ
り、住宅建築の工業化に対応し、かつ意匠性に優れた庭
を容易に造成する造園計画方法を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題に対し、請求項
1の発明は、例えば図1〜10に示すように、敷地2内
の建物1を除く土地に設けられる庭3を設計する造園計
画方法において、前記庭3を用途に従って区分する庭区
分ステップS1と、前記庭を見通す見通し軸L1,L2
を設定する見通し軸設定ステップS2と、前記見通し軸
L1,L2に対応して、重点Pとなる位置を設定する重
点設定ステップS3と、前記庭区分ステップS1におい
て区分された区域31〜35のうち、主工作物(例え
ば、門331,ガレージ341,テラス311等)を配
置する区域31〜34において、主工作物(例えば、門
331,ガレージ341,テラス311等)の位置を設
定する主工作物設定ステップS4と、前記庭区分ステッ
プS1において区分された区域31〜35のうち、主景
となる主景構成物(例えば、立木51〜53)を配置す
る区域32において、主景構成物(例えば、立木51〜
53)を平面視において不等辺三角形となる位置に配置
する主景構成物配置ステップS5と、前記主景構成物
(例えば、立木51〜53)の周囲に、従景となる従景
構成物(例えば、立木61〜69,踏み石321等)の
配置を設定する従景構成物配置ステップS6とを含むこ
とを特徴としている。
【0005】請求項1の発明によれば、前記庭区分ステ
ップS1と、見通し軸設定ステップS2と、重点設定ス
テップS3と、主工作物設定ステップS4と、主景構成
物配置ステップS5と、従景構成物配置ステップS6と
を経ることにより、円滑に庭3の設計を行うことができ
る。特に、庭区分ステップS1により、用途に応じて庭
3を区分して庭の構成をより明確にできる。また、見通
し軸設定ステップS2にて設定した見通し軸L1,L2
により、庭の奥まで見通せ、かつ庭3を見る人の視線を
庭3の奥側に誘導する効果がある。さらに、重点設定ス
テップS3により、この見通し軸L1,L2の位置に併
せて重点Pを設定するので、見通し軸L1,L2により
誘導された視線が、重点Pに向けられれる。したがっ
て、庭3の景観に均衡がとれ、かつ奥行きと広さを感じ
られる外観意匠性に優れた庭3の設計を容易に行うこと
ができる。また、従景構成物配置ステップS6により、
主景構成物の周囲に従景構成物を設置するので、従景構
成物により前記主景構成物が孤立することがなく、調和
のとれた景観を提供することができる。また、建物本体
1と主景構成物との間に従景構成物が配置されることに
よって遠近感を演出することができる。したがって、庭
3の構造を明確に規定でき、優れた景観の庭3の設計を
容易に行うことができるので、住宅建築の工業化にあわ
せて、容易に庭3の設計を行うことが可能となる。
【0006】見通し軸L1,L2は、庭3の構成物の位
置を定める為に用いる想像線であり、例えば、該見通し
軸L1,L2に沿って庭3の端部まで見通せ、かつ均衡
の取れた配置を行う際に指標とする軸である。
【0007】重点Pは、庭3の景観において要となる位
置を示し、例えば、この重点Pとなる位置に主景となる
構成物を配置する。
【0008】主工作物は、例えば、門331やガレージ
341やテラス311であり、庭3の植栽面積や配置に
影響を与えうる主要な工作物である。また、主景構成物
は、例えば、主景となる立木51,52や、石組み,滝
等の他、敷地2外部に望む景色を庭の景観に取り入れる
ために用いられる樹木等がある。また、従景構成物は、
例えば、樹高が低い立木61〜69や、生垣91,踏み
石321,庭園灯等であり、主景構成物を引き立たせ、
かつ遠近感を出し、全体の調和をはかるものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の造園計
画方法において、設計された庭3に対する緑化率を算出
する緑化率算出ステップS7を含み、前記緑化率算出ス
テップS7により算出された緑化率を参照して、草木類
の配置量の適正を図る緑化判定ステップS8とを含むこ
とを特徴としている。
【0010】請求項2の発明によれば、設計された前記
庭3の緑化率を算出し、その算出結果により、草木類の
配置量の適正を図るので、前記庭3の緑被量が適正とな
るように設計でき、草木類と建物本体1あるいは前記主
工作物等との均整がとれ、外観意匠性に優れた庭3を設
計することができる。
【0011】請求項3の発明は、例えば、図11に示す
ように、請求項2記載の造園計画方法において、前記緑
化率は、水平方向から見た前記建物本体1の壁11の面
積と屋根12の面積とを合わせた面積と、該建物本体1
の前に立つ人の視界における草木の可視面積との比率に
て算出されることを特徴としている。
【0012】緑化率は、景観における植物の割合であ
り、例えば、草木等による緑化部分の面積と、建物本体
1や工作物等の草木以外の部分の面積との比率で算出さ
れる。
【0013】請求項3の発明によれば、前記緑化率は、
水平方向から見た前記建物本体1の壁11の面積と屋根
12の面積とを合わせた面積と、該建物本体1の前に立
つ人の視界における草木の可視面積との比率にて算出さ
れるので、敷地2に設けられた建物本体1および庭3の
水平方向からの景観に対し、該建物本体1の前に立つ人
の視界において、適正な緑被量にすることができる。す
なわち、敷地2内部からの庭3の景観だけでなく、敷地
2外部からの景観にも優れた庭3を設計することができ
る。
【0014】請求項4の発明は、請求項3記載の造園計
画方法において、前記緑化率の算出における前記草木の
可視面積のうち、立木51,52,55の可視面積は、
立木51,52,55の最大幅と該立木51,52,5
5の高さとの積によって算出され、生垣91または根締
め85〜87の可視面積は、生垣91または根締め85
〜87の高さに奥行きを加算した値と、生垣91または
根締め85〜87の幅との積によって算出されることを
特徴としている。
【0015】請求項4の発明によれば、前記立木51,
52,55の可視面積は、立木51,52,55の最大
幅と該立木51,52,55の高さとの積によって算出
されるので、立木51,52,55の表面の葉面の凹凸
を考慮し、算出しにくい立木51,52,55の可視面
積を簡易に計算することができる。また、生垣91また
は根締め85〜87の可視面積は、生垣91または根締
め85〜87の高さに奥行きを加算した値と、生垣91
または根締め85〜87の幅との積によって算出される
ので、該建物本体1の立面における視界に入る草木の表
面積を求めることができる。
【0016】根締め81〜87は、例えば、庭木,庭石
などに小低木・草本類を寄せ植えしたり、添えて植える
ものであり、景観に落ち着きと締まりを与えるために用
いられる低木、下草類である。
【0017】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
か記載の造園計画方法において、前記見通し軸設定ステ
ップS2により設定される見通し軸L1,L2は少なく
とも2以上設けられ、前記見通し軸L1,L2が建物本
体1の外周壁線(例えば、外壁11a,11b)に対し
て傾斜していることを特徴としている。
【0018】請求項5の発明によれば、見通し軸L1,
L2は少なくとも2以上設けられるので、より立体的に
奥行きを感じられる庭3とすることができるとともに、
前記庭3に対する複数の角度からの視線に対しても優れ
た景観を有する庭3を設計することができる。さらに、
前記見通し軸L1,L2が建物本体1の外周壁線に対し
て傾斜しているので、建物本体1から庭3への見通しが
平坦なものにならず、奥行きを感じられ、限られた敷地
2をより広く見せる庭3を設計することができる。
【0019】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
か記載の造園計画方法において、前記重点設定ステップ
S3にて設定される重点Pの位置は、前記見通し軸L
1,L2上でかつ敷地2の境界近傍に設けられることを
特徴としている。
【0020】請求項6の発明によれば、設定される前記
重点Pの位置は、前記見通し軸L1,L2上でかつ敷地
2の境界近傍に設けられるので、見通し軸L1,L2に
よりに誘導された視線が敷地2の境界近傍に設けられた
重点Pに注視することができる。したがって、建物本体
1側から見て、前記敷地2の最も奥側となる位置に設け
られた重心Pに視線が注がれると、庭3の奥行きを最大
限に長く感じさせることが出来る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る造園計画方法について説明する。図1は本発明におけ
る造園計画方法の実施の一例を示すフローチャートであ
る。まず、敷地の図面に建物本体1の間取り図を配置
し、建物本体1の位置が設定される。建物本体1は、図
2に示すように、符号16は玄関であり、この玄関16
より建物本体1に入り、左側にトイレ17が設けられ、
右側にはリビングルーム13、玄関16の奥側にはダイ
ニングルーム14が設けられ、このダイニングルーム1
4の左側に連続して台所15が設けられている。本実施
の形態の例では、図2に示すように、台所15が敷地2
の1つの角部C1近傍に位置するように、建物本体が配
置されている。また、リビングルーム13はその三面が
外部に面しており、そのうちの一面が前記敷地境界近傍
に位置し、他の二面側の敷地が広くなるような位置に配
置されている。
【0022】建物本体1の位置が定まると、建物本体1
以外の残りの敷地2が庭3となり、図2に示すように、
敷地区分ステップS1において、庭3を用途に合わせて
区分する。すなわち、玄関16の正面と敷地境界との間
の敷地をアプローチ区域33とし、外部から玄関16に
向かって左側を駐車するためのガレージ区域34とす
る。また、長方形のリビングルーム13の長尺な辺の外
壁11aと、この外壁11aに面する敷地2を、庭3で
の食事やさまざまな活動に使用するアウトリビング区域
31とし、該アウトリビング区域31と敷地2境界の角
部C2との間には敷地外部からの視界を遮る生垣区域3
5がL字状に設けられている。そして、前記アウトリビ
ング区域31とアプローチ区域33とによって囲まれた
敷地2の角部C3を植栽区域32に設定している。
【0023】敷地区分ステップS1にて庭3を区分けし
たら、見通し軸設定ステップS2において、図3に示す
ように、2本の見通し軸L1,L2を設定する。見通し
軸L1,L2は、庭3の構成物の位置を定める為に用い
る想像線からなる軸であり、該見通し軸L1,L2に沿
って庭3の端部まで見通せ、かつ均衡の取れた配置を行
う際に指標とする。まず、第1の見通し軸L1を、前記
アウトリビング区域31から植栽区域32側に向け設定
する。該第1の見通し軸L1は、前記リビングルーム1
3の外壁11a(外周壁線)に対して傾斜し、かつ該外
壁11aと面する敷地境界の方向へ伸長するように設定
する。続いて、第2の見通し軸L2を、ガレージ区域3
4から植栽区域32側に、玄関16側の外壁11bに対
して傾斜するように設定する。これにより、第1の見通
し軸L1と第2の見通し軸L2とは、前記植栽区域32
にて交差する。
【0024】続いて、重点設定ステップS3において、
重点Pを設定する。重点Pは、庭3の景観において要と
なる位置を示し、この重点Pとなる位置に主景となる主
景構成物を配置する。すなわち、図4に示すように、前
記第1の見通し軸L1上で、敷地2の角部C3の境界近
傍に第1の重点P1を設定する。また、アウトリビング
区域31において、敷地2の境界と前記見通し軸L1と
の間に第2の重点P2を設定し、前記見通し軸L1の始
点側と前記敷地境界近傍の位置に第3の重点P3を配置
する。これにより、平面視において、前記第1の重点P
1と、第2の重点P2と、第3の重点P3とをそれぞれ
結べば、不等辺三角形が形成されるようになっている。
【0025】次に、主工作物設定ステップS4におい
て、主工作物の位置を設定する。主工作物は、ガレージ
341やテラス311であり、庭3の植栽面積や配置に
影響を与えうる主要な工作物である。すなわち、図5に
示すように、アプローチ区域33には、門331を設置
し、さらにタイル332を敷くが、その門331および
タイル332を設ける位置および範囲を決める。ガレー
ジ区域34には、ガレージ用の床材341を敷く位置及
び範囲を決める。植栽区域32には、敷石の通路321
を設ける位置を設定する。アウトリビング区域31に
は、木製のテラス311を設置する位置を決める。
【0026】続いて、主景構成物設定ステップS5にお
いて、主景構成物の設置位置を定める。主景構成物は庭
3の主景となる立木51〜54であり、前記重点P1〜
P3に配置され、主に大きい樹木を用いている。図6に
示すように、第1の重点P1には主景となる立木51,
52を配置する。また、第2の重点P2には前記立木5
1,52より、やや小さい立木54を配置し、第3の重
点P3には前記立木51,52,54より小さい立木5
3を配置する。ここで、第1の重点P1に配置された前
記立木51は、前記見通し軸L1上に配置されるので、
アウトリビング区域31側からの視線を受ける。
【0027】さらに、前記立木51〜54は、それぞれ
の位置を結ぶと不等辺三角形になる位置に設けられてい
る。この不等辺三角形を構成する各辺m…は、リビング
ルーム13側の外壁11a,11b(外周壁線)に対し
て全て傾斜している。
【0028】このようにして決定された主景構成物の設
置位置に、配置する樹木を選定する。図7に示すよう
に、重点P1には一本の幹が上方まで延びる一本立ちの
ケヤキ51と、幹が途中から複数に枝分かれしている株
立ちのケヤキ52を配置する。また、第二の重点P2に
は前記株立ちのケヤキ52より、やや小さい大きさの株
立ちのケヤキ54を配置し、第三の重点P3にはヤマモ
ミジ53を配置する。ここで、前記一本立ちのケヤキ5
1は、前記見通し軸L1上に配置されるので、アウトリ
ビング区域31側からの視線を受ける。また、株立ちの
ケヤキ52を用いることにより、枝と枝の隙間から、敷
地2外部の景色を垣間見ることができ、視線の延長線上
に景色が見えれば、借景としての効果があり、より遠近
感のある景観を得ることができる。
【0029】さらに、門331には、第2の見通し軸L
2に沿う位置に、ハナミズキ55を配置する。このハナ
ミズキ55を配置することで、門331の外部から玄関
16への視線を遮ることができる。また、門331側か
らの水平視の景観において、主景構成物である前記立木
51,52だけでは偏りがあるので、ハナミズキ55を
配置して建物1の正面からの景観の調和をはかる。
【0030】前記主景構成物設定ステップS5によって
主景構成物が設定されたら、従景構成物配置ステップS
6に進む。従景構成物は、主景構成物を引き立たせ、か
つ遠近感を出し、全体の調和をはかるために設ける。図
8に示すように、主景構成物である立木51〜54の周
辺に、樹高が低い立木61〜69や、植物、踏み石を従
景構成物として用いている。また、図9に示すように、
前記生垣区域35には、敷地2の角部C2に沿ってベニ
カナメモチ91を生垣としてL字状に植栽し、該ベニカ
ナメモチ91は高さが1.6メートルの位置で剪定され
ている。また、外部からトイレ17の窓171への視線
を遮るために、該窓171の近傍にイヌツゲ7を設置す
る。このように、景観の調和とともに、外部からの視線
を遮る為の草木の設置も行う。
【0031】従景構成物としての草木の種類の選択は、
樹の高さや形状、葉および幹の形や色、常緑樹や落葉樹
等を考慮し、主景構成物である前記立木51,52,5
4に対して、濃淡や遠近感の変化を付けながら、調和を
図るように配置する。さらに、図9に示すように、これ
らの立木51〜54,61〜69の根本には、適宜根締
め81〜87を配置する。根締め81〜87は、庭木,
庭石などに小低木・草本類を寄せ植えまたは添えて植え
ることにより、景観に落ち着きと締まりを与えるために
用いられる草木類であり、立木51〜54,61〜69
の根本の周囲を覆うように設ける。
【0032】このとき、立木を高さに応じて、高木と、
中木と、低木とに分類し、それぞれの高さの立木の面積
の割合および高さの比率を算出する。すなわち、高木,
中木,低木の植栽面積の合計を求めて、高木と中木、中
木と低木、低木と高木のそれぞれの組み合わせにおける
面積の割合を1:3または、2:3になるように植栽を
設定する。さらに、高木と中木、中木と低木、低木と高
木の高さの比率も同様に、1:3または2:3になるよ
うに植栽の種類および量を設定する。なお、面積および
高さの比率は、どちらの割合が高くなってもよい。
【0033】また、草木の葉色と花色についても、類似
する葉色や花色が主体となる構成物のグループごとの割
合が、1:3または、2:3になるように植栽を設定す
る。さらに、各区域内の平面の区割りは、植栽部分と、
芝生やタイル等の平地部分との割合を1:3または2:
3にする。このとき、植栽部分が多くても良いし、平地
部分が多くても良く、各区域の用途に応じて設定する。
【0034】また、門331と連続する面側の敷地2境
界には、生垣91と、根締め86,87が設けられてい
る。従景構成物となる草木を配置したら、続いて、図1
0に示すように、敷石321や、テラス311のテーブ
ルセット312、庭園灯(図示せず)等の工作物を配置
する。この段階で、二つの構成物または二つの構成群で
構成される植栽や石組みの構成は、面積および高さの比
を、(主となる構成物):(従となる構成物)=4:3
〜5:3となるように設定する。
【0035】従景構成物を設定すると、庭3の構成物が
全て配置され、庭3の構成が決まる。すると、緑化率算
出ステップS7において、設計した庭3の緑化率を算出
する。ステップS8にて、前記緑化率の算出結果に対し
て、設計した庭3の適正を評価する。
【0036】緑化率は、景観における建物本体1と草木
との面積の割合であり、水平視における草木等による緑
化部分の面積と、水平視における建物本体1や工作物等
からなる草木以外の部分の面積との比率で算出される。
【0037】緑化部分の面積は敷地2の立面における可
視面積を算出する。ここでは、道路に面し、玄関17が
設けられた側の敷地2の前面の緑化率を算出する例を示
して説明する。図11は、建物本体1および設計された
庭3の道路側に面した建物本体1および庭3の正面図で
ある。図11において、敷地2の前面には、立木51,
52,55が3本並んで植栽されている。この立木5
1,52,55は、それぞれの高さや幅や枝振りが均一
なものではなく、該3本の立木51,52,55が非対
称となるように樹木を選定して配置している。また、立
木51,52,55は、生垣91,門塀331または根
締め85,87によってその前面の下方が覆われてい
る。さらにこの生垣91および門塀331の下部には根
締め85〜87としてサツキツツジが植栽されている。
【0038】緑化部分の面積は、道路側から見える草木
の可視面積を計算する。植栽は、道路側に面した建物本
体1の壁線およびこの延長線から道路側(敷地境界側)
に2メートル離間した位置と敷地2境界とによって囲ま
れた範囲に植えられた草木のみを算出対象とする。な
お、前記建物本体1の壁線が直線でない場合は、建物本
体1の左右両端を結んだ線とその延長線を用いる。ここ
での緑化部分は立木51,52,55、生垣91,根締
め85〜87であり、それぞれの草木の面積を算出して
加算することにより緑化部分の面積を求める。
【0039】このとき、草木の葉面が凹凸しており、そ
の面積が増減していることを考慮して、立木51,5
2,55のそれぞれの最大幅と高さを掛けて算出する。
また、林のように連なった群植の場合、その群の最大幅
と平均の高さとを掛けて算出する。また、草木の高さが
1.6メートル以下である生垣91や根締め85〜8
7、芝生,花壇,笹等の地覆類については、その上面も
建物本体1の前面の道路に立つ人の視界に入るので、高
さが1.6メートル以下の生垣91や根締め85〜8
7、前記地覆類の上面の面積を緑化面積に加える。前記
建物本体1および草木の面積を求める際の高さは、道路
と敷地との高低差は考慮せず、敷地2の立面における高
さを算出する。
【0040】草木の緑化面積は可視面積とするので、例
えば、生垣91の上部が立木51,52の枝葉に覆われ
ている場合は、覆われている部分の生垣91の面積は緑
化面積に加えないものとする。また、緑化率の計算に加
えるものは植物類だけであるが、木製の構成物はその実
面積に0.5の係数を掛けた数を緑化面積に加える。
【0041】上記緑化率の算出方法に従って、緑化面積
を求める。すなわち、立木51は可視部分の高さが7.
5メートルであり、最大幅は4メートルである。立木5
2は、同様に、可視部分の高さが7メートル、最大幅が
3.5メートルであり、立木55も同様に、可視部分の
高さが2.5メートルで最大幅が2.8メートルであ
る。生垣91は、視界に入る幅が5.8メートルで、高
さが0.8メートル、奥行きが0.5メートルであり、
根締め86,87は合わせて計算し、幅が9.7メート
ルで、高さが0.3メートル、奥行きが0.4メートル
である。さらに、立木55の下部に植えられた根締め8
5は、幅が0.8メートル、高さが0.3メートル、奥
行きが0.8メートルである。
【0042】したがって、それぞれの草木の可視面積
は、 立木51: 7.5×4 =30m2 立木52: 7.0×3.5=24.5m2 立木55: 2.5×2.8=7.0m2 生垣91: 5.8×(0.8+0.5)=7.54m
2 根締め86,87: 9.7×(0.3+0.4)=
6.79m2 根締め85: 0.8×(0.3+0.8)=0.88
2 上記草木の可視面積の和は、76.71m2となる。
【0043】一方、建物本体1の面積は、建物本体1の
道路に面した立面の面積である。すなわち、建物本体1
の道路に面した側の外壁11および屋根12の面積であ
る。ここでは、壁面が34.8m2となり、屋根の面積
が29.9m2であるので、建物本体1の水平視での面
積は64.7m2となる。
【0044】したがって、建物本体1を道路側から見た
緑化率は、 (草木の可視面積)/(建物本体1立面の面積)×10
0=76.71/64.7×100=118.6パーセ
ントとなる。
【0045】この緑化率の算出結果が適正であれば、庭
の設計が終了する。ここで、緑化率が100パーセント
以上の場合を「最優良」とし、90パーセント以上10
0パーセント未満を「優良」、80パーセント以上90
パーセント未満を「良」、70パーセント以上80パー
セント未満を「可」、70パーセント未満を「不良」と
規定し、80パーセント以上となるように設定する。
【0046】したがって、本実施の形態の例では、緑化
率が118.6パーセントであるので、「最優良」とな
り、庭3の設計を終了する。また、緑化率を算出した結
果、緑化率が不十分であると判断された場合は、ステッ
プS6にもどり、草木の配置を再検討する。
【0047】本実施の形態における造園計画方法によれ
ば、庭3を用途に応じて区分けしたので、実用性を損な
うことなく、計画的に庭3の設計を行うことができる。
また、見通し軸L1,L2は、建物本体1の外壁線と平
行にならず、庭内で最も長い距離を描ける位置に設定さ
れると、庭の遠近感をより大きく引き出すことが可能と
なり、庭が広く感じられるようにすることができる。ま
た、見通し軸L1,L2を2つ設け、この見通し軸L
1,L2が建物本体1の外壁11a,11b(外周壁
線)に対して傾斜しているので、庭3が該見通し軸L
1,L2の2方向からの視線に対応する景観を提供し、
より奥行きのある庭3を提供できる。
【0048】さらに、見通し軸L1,L2に沿って、重
心P1〜P3を設定したので、前記見通し軸L1,L2
により誘導される視線が重心P1〜P3に向かうことと
なり、奥行きがあり、調和のとれた景観の庭3を容易に
設計することができる。
【0049】また、主景構成物となる立木51〜54の
位置はそれぞれが不等辺三角形の頂点となるように配置
され、その不等辺三角形の各辺m…は、建物本体1の外
壁11に対して傾斜しているので、庭3の景観に遠近感
をもたせることができ、奥行きがあり、調和がとれ、外
観意匠性に優れた庭3を容易に設計することができる。
さらに、敷地2の境界には、隣地や道路側等からの視線
を遮るために生垣91を用いたので、塀の圧迫感が和ら
げられる。さらに、前記生垣91の高さは1.6mとし
たので、敷地外からの視線を遮るとともに庭空間の内外
に圧迫感を与えない。
【0050】従景構成物の配置において、従景構成物の
高さや草木の葉色や花色の種類別の面積の割合および高
さの比率と、植栽部分と平地部分の面積の割合を求める
ので、設計した庭3の全体の調和をより詳細に検証する
ことができ、高品質な庭3の設計を確実に行うことがで
きる。
【0051】さらに、設計した庭3の緑化率を求め、庭
3の設計の適正を図るので、植物が豊富に植えられ、か
つバランスのとれた庭3を設計することができる。緑化
率を高めることは、敷地内部の景観にとどまらず、敷地
外部からの景観についても、優れた外観を呈することが
でき、周辺環境の向上にも貢献できる。
【0052】なお、本実施の形態の例において、主景構
成物は立木51〜54としたが、立木に限定するもので
はなく、池や石等であってもよく、景観の要となりうる
ものであればいずれを用いても良い。例えば、第1の重
心P1の延長線上に敷地外部の優れた景観がある場合
は、その景色を立木51等で遮るのではなく、該景色を
借景として主景構成物に設定すれば、より遠近感が強調
されるとともに、すぐれた景観の庭3を設計することが
できる。
【0053】また、道路に面した側の緑化率を算出した
が、緑化率を算出する面は道路に面する側に限定するも
のではなく、例えば、公園や店舗の駐車場等に面する側
の敷地の緑化率でもよく、外部から敷地3の一面が見渡
せる場合に緑化率を算出すればよい。
【0054】また、本実施の形態の例で用いた主景構成
物および従景構成物とした草木の種類はこれに限定する
ものではなく、設計に応じて適宜変更可能なものである
ことは言うまでもない。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、前記庭区分ス
テップと、見通し軸設定ステップと、重点設定ステップ
と、主工作物設定ステップと、主景構成物配置ステップ
と、従景構成物配置ステップとを経ることにより、円滑
に庭の設計を行うことができる。特に、庭区分ステップ
により、用途に応じて庭を区分して庭の構成をより明確
にできる。また、見通し軸と重点により、庭の奥まで見
通せ、かつ庭を見る人の視線を奥側に誘導する効果があ
り、庭の景観に均衡がとれ、かつ奥行きと広さを感じら
れる外観意匠性に優れた庭の設計を容易に行うことがで
きる。また、従景構成物配置ステップにより、前記主景
構成物が孤立することがなく、調和のとれた景観を提供
することができるとともに遠近感を演出することができ
る。したがって、住宅建築の工業化に対応して、容易に
庭の設計も行うことが可能となる。
【0056】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の効果を得ることができるのはもちろんのこと、庭の緑
被量が適正となるように設計でき、均整がとれ、外観意
匠性に優れた庭を設計することができる。
【0057】請求項3の発明によれば、請求項2と同様
の効果を得ることができるのはもちろんのこと、前記緑
化率の算出により、敷地内部からの庭の景観だけでな
く、敷地に設けられた建物本体および庭の水平方向から
の景観に対し、適正な緑被量にすることができ、敷地外
部からの景観にも優れた庭を設計することができる。
【0058】請求項4の発明によれば、請求項3と同様
の効果を得ることができるのはもちろんのこと、前記立
木の可視面積の算出方法により、立木の表面の葉面の凹
凸を考慮し、算出しにくい立木の可視面積を簡易に計算
することができる。また、生垣または根締めの可視面積
の算出方法により、該建物本体の立面における視界に入
る草木の表面積を求めることができる。
【0059】請求項5の発明によれば、請求項1〜4の
いずれかと同様の効果を得ることができるのはもちろん
のこと、少なくとも2以上設けられる見通し軸により、
より立体的に奥行きを感じられる庭とすることができる
とともに、前記庭に対する複数の角度からの視線に対し
ても優れた景観を有する庭を設計することができる。さ
らに、建物本体からの庭への見通しが平坦なものになら
ず、奥行きを感じられ、限られた敷地をより広く見せる
庭を設計することができる。
【0060】請求項6の発明によれば、請求項1〜5の
いずれかと同様の効果を得ることができるのはもちろん
のこと、前記重点の位置によって、見通し軸に沿って誘
導された視線を敷地の境界近傍に設けられた重点に注視
することができる。したがって、建物本体側から見て、
前記敷地の最も奥側となる位置に設けられた重心に視線
が注がれると、庭の奥行きがありより広い庭に見せるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における造園計画方法を説明するための
フローチャートである。
【図2】本実施の形態の例における、造園計画の課程を
示す平面図である。
【図3】本実施の形態の例における、造園計画の課程を
示す平面図である。
【図4】本実施の形態の例における、造園計画の課程を
示す平面図である。
【図5】本実施の形態の例における、造園計画の課程を
示す平面図である。
【図6】本実施の形態の例における、造園計画の課程を
示す平面図である。
【図7】本実施の形態の例における、造園計画の課程を
示す平面図である。
【図8】本実施の形態の例における、造園計画の課程を
示す平面図である。
【図9】本実施の形態の例における、造園計画の課程を
示す平面図である。
【図10】本実施の形態の例における、造園計画の課程
を示す平面図である。
【図11】本実施の形態の例における、造園計画の課程
を示す正面図である。
【符号の説明】 1 建物本体(建物) 2 敷地 3 庭 11 壁 11a,11b 外壁(外周壁線) 12 屋根 7,51〜55,61〜69 立木 81〜87 根締め 91 生垣 L1,L2 見通し軸 P 重点

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷地内の建物を除く土地に設けられる庭
    を設計する造園計画方法において、 前記庭を用途に従って区分する庭区分ステップと、 前記庭を見通す見通し軸を設定する見通し軸設定ステッ
    プと、 前記見通し軸に対応して、重点となる位置を設定する重
    点設定ステップと、 前記庭区分ステップにおいて区分された区域のうち、主
    工作物を配置する区域において、主工作物の位置を設定
    する主工作物設定ステップと、 前記庭区分ステップにおいて区分された区域のうち、主
    景となる主景構成物を配置する区域において、主景構成
    物を平面視において不等辺三角形となる位置に配置する
    主景構成物配置ステップと、 前記主景構成物の周囲に、従景となる従景構成物の配置
    を設定する従景構成物配置ステップとを含むことを特徴
    とする造園計画方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の造園計画方法において、 設計された庭に対する緑化率を算出する緑化率算出ステ
    ップを含み、 前記緑化率算出ステップにより算出された緑化率を参照
    して、草木類の配置量の適正を図る緑化判定ステップと
    を含むことを特徴とする造園計画方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の造園計画方法において、 前記緑化率は、水平方向から見た前記建物本体の壁の面
    積と屋根の面積とを合わせた面積と、該建物本体の前に
    立つ人の視界における草木の可視面積との比率にて算出
    されることを特徴とする造園計画方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の造園計画方法において、 前記緑化率の算出における前記草木の可視面積のうち、
    立木の可視面積は、立木の最大幅と該立木の高さとの積
    によって算出され、 生垣または根締めの可視面積は、生垣または根締めの高
    さに奥行きを加算した値と、生垣または根締めの幅との
    積によって算出されることを特徴とする造園計画方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか記載の造園計画
    方法において、 前記見通し軸設定ステップにより設定される見通し軸は
    少なくとも2以上設けられ、 前記見通し軸が建物本体の外周壁線に対して傾斜してい
    ることを特徴とする造園計画方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか記載の造園計画
    方法において、 前記重点設定ステップにて設定される重点の位置は、前
    記見通し軸上でかつ敷地の境界近傍に設けられることを
    特徴とする造園計画方法。
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