JP2002233411A - コンタクトレンズ用ホルダー - Google Patents

コンタクトレンズ用ホルダー

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JP2002233411A JP2001034003A JP2001034003A JP2002233411A JP 2002233411 A JP2002233411 A JP 2002233411A JP 2001034003 A JP2001034003 A JP 2001034003A JP 2001034003 A JP2001034003 A JP 2001034003A JP 2002233411 A JP2002233411 A JP 2002233411A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】この発明は、有底筒状の容器本体の開口部に螺
着させるキャップの内面に、2本の支持棒を並立して突
出し、該支持棒先端に各々コンタクトレンズホルダーを
付設した保持部材とからなり、前記各支持棒が、キャッ
プ内面の固定点に対して回動可能に形成し、前記レンズ
ホルダーが支持棒の突出方向へ開きかつ内面にコンタク
トレンズの周辺部を保持する凹溝が設けられた円弧状と
すると共に、該円弧状の少なくとも一側面に支持棒の突
出方向と反対の方向へ爪部を延出した形状とし、該爪部
を支持棒方向に押圧することで円弧状のレンズホルダー
が弾性変形してそのホルダー先端の開き間隔を拡げるこ
とが可能であることを特徴とするコンタクトレンズ用ホ
ルダーである。 【効果】 本発明に従うコンタクトレンズ用ホルダーに
あっては、特にハード系コンタクトレンズの取り扱いに
おいて、容易に取り出しまたは収納する事ができ、保存
液の充填、キャップの螺合・開放操作が簡単なものを提
供することができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一のキャップに
2個のレンズホルダーを設けたコンタクトレンズ用保持
ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】容器本体とキャップとからなるコンタク
トレンズ収納ケースにおいて、一般にはコンタクトレン
ズがハード系の場合と、ソフト系の場合では保持する手
段が異なる。ハード系レンズの場合、材質が硬いのでレ
ンズの周辺の一部を凹溝様のホルダーで挟んで保持する
ものが一般的であるが、ソフト系レンズの場合には材質
が柔らかいので周辺部のみの挟持では安定にホールドし
得ず、一般的には網目状のホルダーによりレンズ全体を
ホールドする(もちろん、全くホルダーを使用せず容器
内に保存液等とともに浸漬する場合もあるが)。ハード
系のホルダーは、通常一つのキャップにその内面から突
設する支持棒先端にレンズホルダーが一つ付設されたも
のからなり、両端が開口する円筒形状の筒状容器内にキ
ャップを螺合することにより収納される。このようなレ
ンズホルダーとして例えば、実開平2−123915号
公報には、上下に収納筒部を有する容器本体に、各キャ
ップ内面中央部より突出する支持杆先端にU字形のレン
ズ収納部を有したものが示されており、これが一般的で
ある。また該公報はさらに、レンズの取出し時における
レンズへの応力を少なくするためにU字形の開口間隔を
拡げることのできる摘み片をホルダーの根元部分に延出
し、該摘み片を互いの方向へ押圧することを特徴とする
レンズホルダーが開示されている。しかし、このレンズ
ホルダーは、基本的にキャップ1個に対してレンズホル
ダー1つが固定されているために、通常レンズ装用者が
使用するレンズは両眼で2個、すなわちキャップ2個か
らなることを前提とする。そうすると、レンズを取出し
または収納する場合は、常に2つのキャップを回すこと
が必要になる。さらに、レンズを保存するための溶液を
容器本体内に注ぐ必要があるので、例えば、両端が開口
した筒状容器の内部中間に隔壁を有しなければ、キャッ
プそのもので容器の閉塞を兼ねることとなり、その場合
は常に一方のキャップを締めたら次に容器内に保存液を
充填し、その後対のキャップを螺合するという手順に従
うことになる。もし、この手順を間違えると容器内から
保存液がこぼれたり、保存液を入れ忘れて両キャップを
してしまったりといったトラブルが生じうる。また、該
公報に記載されるように中間に隔壁を設けると、保存液
の充填が別々に実施しなければ成らず、操作が煩雑にな
りレンズ装用者にとってはいまひとつ満足のいくもので
はなかった。
【0003】ところで、1つのキャップに2つのホルダ
ーを有するものとして例えば実開平1−61124公報
がある。該公報は、キャップに固定するステーを設けて
該ステーの先端に連結杆を回転自在に枢支せしめ、該連
結杆の両端にコンタクトレンズを着脱自在に保持するU
字形のレンズホルダーを設けることを特徴とするもので
ある。この公報からは前記のキャップの2度締めや、溶
液の2度充填などの操作性の煩雑さは解消されている
が、コンタクトレンズを取出す際に回転自在のレンズホ
ルダーをどのように固定するか、またステーと連結杆を
併せた長さが長くなり、従ってケースの容積が大きくな
って多量の保存液を充填しなければならないなどが問題
となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて、本発明
は、上述した事情を背景にして為されたものであって、
その解決課題とするところは、コンタクトレンズを容易
に取出しまたは収納する事ができ、保存液の充填、キャ
ップの螺合・開放操作が簡単なコンタクトレンズホルダ
ーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そして、本発明にあって
は上記課題を解決するために、以下に示すコンタクトレ
ンズホルダーを提案するものである。すなわち、有底筒
状の容器本体の開口部に螺着させるキャップの内面に、
2本の支持棒を並立して突出し、該支持棒先端に各々コ
ンタクトレンズホルダーを付設した保持部材とからな
り、前記各支持棒が、キャップ内面の固定点に対して最
大180°の範囲で回動可能に形成したこと、前記レン
ズホルダーが支持棒と反対側に開きかつ内面にコンタク
トレンズの周辺部を保持する凹溝が設けられた円弧状と
すると共に、該円弧状の少なくとも一側面に支持棒の突
出方向と反対の方向へ爪部を延出した形状とし、該爪部
を支持棒方向に押圧することで円弧状のレンズホルダー
が弾性変形してそのホルダー先端の開口間隔を拡げるこ
とが可能であることを特徴とするコンタクトレンズ用ホ
ルダーを提供する。このような構造のレンズホルダーに
あっては、レンズの収納、取出し時にコンタクトレンズ
に余分な応力が働くことなく、また一つのキャップに両
方のレンズが保持されるので、キャップの螺合、開放は
一度で良い。キャップはホルダー部を上にして倒立させ
れば安定して静置できるし、各ホルダーをそれぞれ反対
方向に回動させれば、各々のレンズが取出しやすい位置
に固定される。なお、回動可能な角度は支持棒乃至円弧
状レンズホルダーがキャップの周壁部と接触するまで可
能で180°以下、好ましくはキャップに対して垂直軸
から左右60°すなわち120°の範囲内である。ホル
ダーを倒した時にキャップの周壁部で固定されるように
しておけば、常に一定の固定状態が保たれる。さらに、
キャップに固定される支持棒の長さは、従来のキャップ
1個にレンズ1枚が固定されていたときと同程度の長さ
であるために容器本体の全長も短くコンパクトに形成さ
れる。
【0006】上記円弧状のレンズホルダーには、その一
側面にレンズを取出す際にホルダーを押圧変形させ、ホ
ルダー開口部からレンズ周辺に加わる応力を減らすこと
ができるように爪部が延出されている。この爪部は並立
して重なっている各支持棒を反対方向に倒す際にも有用
である。すなわち、各ホルダー側面に一つの爪部を互い
に反対側の位置に延出させることにより、爪部を押すこ
とで並立するホルダーをそれぞれ分離して反対側に倒
し、各レンズの左右の区別およびその取出し、または収
納を容易にする効果もある。この爪部は前記したように
レンズの取出しに際し円弧状の収納部の開口間距離を拡
げるためにも用いられるが、その操作においてより容易
に拡げることができるように、前記円弧状ホルダーのコ
ンタクトレンズ保持部側(内側)であって、その側面に
延出される爪部よりも支持棒側よりに、押圧変形を容易
にする為の切り込み部が形成されることが望ましい。ま
た、該切り込み部の奥行端を円弧状に形成することによ
り、ホルダー部の繰り返し変形に対して耐久性を向上さ
せることができる。
【0007】上記ホルダーはシリコン系樹脂またはウレ
タン系樹脂の柔軟な材質からなりレンズ周辺部を挟持す
るような凹溝を有しているが、この溝の断面形状はU字
状、V字状など種々の形状をとることができる。ホルダ
ーのこの部分はレンズと直接接触する部分であるのでレ
ンズ表面を傷つけないように、充分に柔らかくまた適度
にレンズを保持できるような構造であることが必要であ
る。ホルダーが付設される支持棒はこのホルダーと一体
成型されてもよく、他の硬質樹脂を用いて支持棒を成型
し、後で先端部にホルダーを接着してもよい。
【0008】各支持棒は、キャップ内面の中央部に固定
点を支軸として並立される。この固定点は、例えばキャ
ップ内面に付設されるT字状の固定軸からなる。このT
字状固定軸の縦軸をキャップ内面に固定し上部横軸を円
柱形状として付設する。一方、支持棒のキャップ固定側
には円環状の孔ないしくぼみ部を形成して、この孔ない
しくぼみを前記横軸の円柱に対して嵌合することによ
り、支持棒が回動可能に固定されることとなる。そし
て、T字状の縦軸の長さをキャップの周壁部よりも高く
設定すれば、支持棒の回動可能角度の範囲が大きくな
り、低く設定すれば同範囲が小さくなる。従って、支持
棒が互いに反対方向へ直線状に倒される場合の回動可能
角度としては180゜を最大とし、レンズの取り出し・
収納のし易さの点で各支持棒間の形成角度が120゜の
ときが最も望ましい。勿論、180゜以上の角度まで回
動させる構造にすることは可能であるが、キャップ内面
を上向きに静置してレンズを扱うのでかえってレンズが
取り出し難くなる傾向があり、120゜よりも小さくす
るとレンズの左右識別時に取り違える傾向にある。
【0009】以上ような本発明に従うコンタクトレンズ
ホルダーによれば、レンズを使用または保存に際して、
一度のキャップの開閉により2枚のレンズを順次取り扱
うことができ、また保存液の充填についても一つの保存
槽に対してのみ行えば足りるため、従来のレンズホルダ
ーおよびケースに比較して使い勝手の優れたものが得ら
れる。
【0010】なお、このような本発明に従うコンタクト
レンズホルダーは、左右のレンズをほぼ同じ位置に保持
するのでその識別を容易にかつ確実にするように、支持
棒またはホルダー部にR、Lの文字を刻設するまたは色
分けすることにより、使用者に判別し易いものとする事
ができる。
【0011】また、本発明の他の態様として、互いのレ
ンズホルダーの回動角度を規制するために支持棒の側面
に互いの支持棒の側面に向かって突出する部位を設けて
当該部位により一方のレンズホルダーの回動を、他方の
レンズホルダーの支持棒に接触させその方向への回動を
制限し、反対方向への回動のみを許容する構造としても
よい。レンズをホルダーに収納後はホルダーを並立させ
てキャップに対して垂直に立て、容器本体に収容するこ
とになるが、その際に各レンズホルダー及び支持棒がそ
れぞれバラバラの角度になると、容器本体の開口端に支
持棒等が接触してキャップの螺合の妨げとなったり、ま
たはホルダー内のレンズが該開口端に接触するとレンズ
が破損するような事態を防止するため、キャップに対し
て垂直に保つことが必要になる。上記突出部はこのよう
な場合に支持棒とキャップとの角度を一定に保持するの
に有効である。
【0012】さらに、本発明に従うレンズホルダーを用
いれば、従来の方式に比べてキャップは1つになり、ま
た収納容器本体への保存液量を少なくすることができる
ので、製造コストの低減を有利にはかることが可能とな
り、一方使用者にとっては必要な保存液量の節約ができ
る。また、レンズの蛋白除去を行う場合には従来容器の
場合、各収納部にそれぞれ酵素溶液を滴下する必要があ
ったが、本発明の容器では一度の滴下ですむことになり
レンズのケア操作全般に渡って簡便化がはかられる。な
お、実開平2−123915公報記載の従来型のケース
およびホルダーであっても、ケース内中間の隔壁を取り
除いた構成にすれば酵素液の滴下、保存液の充填は一度
で済ませることができるが、その場合には前述するよう
に初めにどちらか一方のキャップをした後に充填しなけ
れば、液がこぼれることは必定であるので、使用者にと
っては使い難いものである。
【0013】ところで、本発明に用いる容器本体、及び
キャップの外形は基本的には円柱状であることを想定し
ているが、容器本体とキャップとを嵌着または螺合など
のし易さまたは装飾等の観点から、4角柱等の多角柱で
あっても一向に差し支えない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明をより具体的に明らか
にするために、本発明に係るコンタクトレンズホルダー
について、容器の構成図面を参照しつつ、詳細に説明す
る。
【0015】先ず、図1には、本発明に従うコンタクト
レンズホルダーを有するキャップを容器本体に収納した
状態の一例が示されている。かかる図1からも明らかな
ように、本発明のレンズケース1は、保存液等を充填す
る容器本体2とキャップ3および並立するレンズホルダ
ー4とを有して、構成されている。図1に示す容器本体
2およびキャップ3の材質は、安価で取り扱いやすいよ
うに、一般的な射出成形または熱圧縮成形により例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンビニルアセテ
ート、プロピレンコポリマー、ポリスチレン、ナイロン
等から適宜選択される熱可塑性プラスチックから構成さ
れる。図に示す容器本体2は収容するレンズ乃至保存液
が入っているかを確認することができるように透明な材
料からなっているが、これは、着色透明材あるいは着色
不透明材であってもよい。また容器本体に適当なデザイ
ン・文字・記号等が付されていても良い。同様にキャッ
プについても透明、着色等種々の変更が可能である。キ
ャップ3と容器本体2との連結は、双方にネジ部を有す
る螺合であってもまた、キャップを容器本体に嵌合させ
る方式であっても良い。容器本体の容積は、2本のホル
ダーを収納する事ができれば良いので、例えば嵌合によ
りキャップを連結する場合には、図に示すような円柱形
状でなくても容器本体を4角柱状にして必要最小限の収
容部とすることにより保存液の量を少なくする形状であ
ってもよい。
【0016】図2にはキャップ3の略中央部に固定軸5
が固定され、支持棒6その先端に上方へ開口するホルダ
ー部7が付設されている。固定軸5はT字形状の縦軸8
をキャップ3内面に接続し、横軸9が支持棒6との回動
可能な接続をしている。固定軸5の縦軸8は下端をキャ
ップ3の中央部に設けられたくぼみに嵌合して固定され
ているが、ネジによる螺合であってもまた接着剤による
接着であってもよい。図3にはレンズホルダーを横から
見た状態を示している。前記横軸9との連結のために支
持棒6の下方には円径の孔10が開いており、この部分
を前記横軸9にはめ込み、これを支軸としてレンズホル
ダー4を回動させることができる。このレンズホルダー
4は、支持棒6とホルダー部7が一体の樹脂からなるよ
うに示されているが、前述するようにそれぞれ別々の材
料から構成されていても良い。ホルダー部7は、レンズ
を収納して挟持することができるように円周状に凹溝が
形成されている。この凹溝はその断面がU字状またはV
字状に形成され収納するレンズに対して接触する部位で
あるので、その成型面は凹凸の無い滑らかな面であるこ
とが望ましく、またホルダー部を構成する樹脂は、シリ
コン系ないしウレタン系の軟質材料から選択するのが望
ましい。勿論、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹
脂により形成されたものであってもよいが、その場合に
は薄く、可撓性が発現されるようにすべきである。
【0017】ホルダー部7の側面にはさらに支持棒方向
へ突出する爪部11が付設されている。この爪部11
は、ホルダー部7に収納するレンズを取り出す、または
レンズを収納する際に押圧することによりホルダー部7
の開口間距離13を拡げてレンズに加えられる応力を軽
減する効果を発現する。なお、ホルダー部をより拡げ易
くするために、切り込み部12がホルダー部レンズ収納
側に形成されている。この切り込み部12は上記の爪部
押圧操作時に無理なく開口間距離を拡げるために重要な
役割を示す。仮にこの切り込み部が無くても、開口間距
離を拡げることは可能であるが、そうすると凹溝として
構成されるホルダー部からの抵抗が大きく、曲げられる
部分およびその周辺の凹溝側壁が収納レンズ周辺部の表
面に対して応力を与えることが生じうるので、レンズ表
面を傷つけたり、収納部の頻回使用による劣化を早める
可能性もある。従って、図3記載の爪部11に対応して
当該突出部位よりも支持棒側よりの位置に前記切り込み
部12が形成される。この形成位置については、爪部1
1を押圧してホルダー部7を変形させる上で当該爪部よ
り上位置に形成させても意味がなく、また爪部の形成さ
れたホルダー側ではない方のホルダー側に形成させても
前記同様に意味がない。好ましくは、爪部の突出位置よ
り若干下位置(支持棒寄り)に形成されることが望まし
いのである。この切り込み部12は円弧状ホルダーのコ
ンタクトレンズ保持部側(内側)に形成されるがその奥
行端を円弧状に形成してある。この部分は爪部の押圧に
より繰り返し変形を起こすので耐久性を向上させ折損を
防止するために円弧状にすることが望ましい。
【0018】図3には特に示されていないが、例えば支
持棒6の表面に収納するレンズの左右を示す表示部が形
成されていてもよく、レンズホルダー4全体または支持
棒6、ホルダー部7を他方のレンズホルダーと色分けし
て、使用者がどちらの(左右の)眼のレンズを収納した
のかを識別できるようにしておくことが好ましい。
【0019】図4には各レンズホルダー4および4’が
回動して各支持棒が120゜の角度を形成して倒された
状態を示す。特にこの角度でなければならない理由はな
く例えば180゜の角度であってもよい。180゜以上
の角度に倒すことが出来るようにするためには、T字状
の固定軸の縦軸8の長さを長くするか、キャップ3の周
壁の高さを低くすれば可能である。しかし、この角度が
180゜以上になるとレンズを取り出すときあるいは収
納するときにレンズを横方向または斜め下方向に動かさ
なければならず、レンズが扱い難くなるので180゜以
下に設定することが望ましい。また角度をあまり小さく
すると互いのホルダー部がそれぞれレンズを扱う際の邪
魔になりまた、左右のレンズを取り違えることも起こり
うるので120゜前後の角度で固定するのが望ましい。
このレンズホルダーの固定についてはキャップの周壁の
高さの調整により、これに接触するまで倒すことができ
るようにして一定の角度に保持するようにしてもよい。
【0020】次に、図5に本発明の他の態様として、支
持棒に突出部13を設けたものが示される。この突出部
13は図6に示されるように互いの支持棒の回動方向を
規制して、2つのレンズホルダーを並立させたときにキ
ャップに対して垂直に立てることにより、容器本体に収
容しやすくし、一方レンズホルダーを倒すときには、互
いのレンズホルダーが同方向に倒れることのないように
規制する効果を有する。この突出部は特に本発明では必
須ではないが、固定軸の横軸9と支持棒の円形の孔10
との間の摩擦力だけでレンズホルダーを立てておくこと
が困難になったときに効果が期待されるものである。
【0021】以上、本発明の具体的な構成について記述
してきたが、これはあくまでも例示にすぎないのであっ
て、本発明は上記の記載によって、何等の制約をも受け
るものではない。
【0022】例えば、上記ホルダー部は円弧状であるが
側壁の一部に孔を設けたもの、U字形状にして同様に側
壁に孔をあけその部分でレンズを挟むようにしたもの、
円弧状の開口部を外側に開くようにしてレンズを収納し
やすくした形状(チューリップの花のような形状)など
適宜に変更されるものであることは言うまでもないとこ
ろである。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に従うコン
タクトレンズホルダーにあっては、特にハード系コンタ
クトレンズの取り扱いにおいて、容易に取り出しまたは
収納する事ができ、保存液の充填、キャップの螺合・開
放操作が簡単なものを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施態様を示す説明図であ
る。
【図2】図2はキャップとレンズホルダーとを示す斜視
図である。
【図3】図3はレンズホルダーを示す説明図である。
【図4】図4はレンズホルダーを互いに倒して適当な位
置で固定したことを示す説明図である。
【図5】図5は本発明レンズホルダーの他の態様を示す
説明図である。
【図6】図6は図5に示すレンズホルダーの並立状態お
よび倒した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 レンズケース 2 容器本体 3 キャップ 4 レンズホルダー 5 固定軸 6 支持棒 7 ホルダー部 8 縦軸 9 横軸 11 爪部 12 切り込み部 13 開口間距離

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状の容器本体の開口部に螺着させ
    るキャップの内面に、2本の支持棒を並立して突出し、
    該支持棒先端に各々コンタクトレンズホルダーを付設し
    た保持部材とからなり、前記各支持棒が、キャップ内面
    の固定点に対して最大180°の範囲で回動可能に形成
    したこと、前記レンズホルダーが支持棒と反対側へ開き
    かつ内面にコンタクトレンズの周辺部を保持する凹溝が
    設けられた円弧状とすると共に、該円弧状の少なくとも
    一側面に支持棒の突出方向と反対の方向へ爪部を延出し
    た形状とし、該爪部を支持棒方向に押圧することで円弧
    状のレンズホルダーが弾性変形してそのホルダー先端の
    開き間隔を拡げることが可能であることを特徴とするコ
    ンタクトレンズ用ホルダー。
  2. 【請求項2】 前記支持棒の回動角度が120°以内に
    したことを特徴とする請求項1記載のコンタクトレンズ
    用ホルダー。
  3. 【請求項3】 前記円弧状ホルダーの側面に延出される
    爪部が、各ホルダーにつき1つであり、互いに反対側の
    位置に延出される爪部であることを特徴とする請求項1
    乃至2記載のコンタクトレンズ用ホルダー。
  4. 【請求項4】 前記円弧状ホルダーのコンタクトレンズ
    保持部側(内側)にその側面に延出される爪部よりも支
    持棒側寄りに、押圧変形を容易にする為の切り込み部が
    形成され、該切り込み部の奥行端を円弧状に形成したこ
    とを特徴とする請求項1乃至3記載のコンタクトレンズ
    用ホルダー。
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