JP2002231631A - 半導体装置およびその作製方法および半導体製造装置 - Google Patents

半導体装置およびその作製方法および半導体製造装置

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JP2002231631A
JP2002231631A JP2001028874A JP2001028874A JP2002231631A JP 2002231631 A JP2002231631 A JP 2002231631A JP 2001028874 A JP2001028874 A JP 2001028874A JP 2001028874 A JP2001028874 A JP 2001028874A JP 2002231631 A JP2002231631 A JP 2002231631A
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semiconductor film
film
crystalline
raman scattering
semiconductor device
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JP2001028874A
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English (en)
Inventor
Setsuo Nakajima
節男 中嶋
Aiko Shiga
愛子 志賀
Naoki Makita
直樹 牧田
Takuya Matsuo
拓哉 松尾
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Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Sharp Corp
Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】触媒を用いて固相成長させたpoly-Si膜にレー
ザ処理する場合、レーザ照射により膜表面の凹凸が変化
するため、経験的に適正と思われる条件に合わせこむこ
とで工程の安定化をはかり、限度見本等と照らし合わせ
適正な照射条件を設定しているが、これは人間の肉眼に
頼る部分が非常に大きい官能検査のため、測定に際して
個人差の影響を受け易く測定結果が定量的でない。そこ
で、触媒を用いて結晶化したpoly-Siに対しレーザ照射
する工程に簡易で確実なプロセスモニターを提供し、良
質なpoly-Siを得る手段を提供する。 【解決手段】ラマン散乱スペクトルの半値幅を用いて結
晶性をモニタリングすると、工程管理を確実に行うこと
ができ、触媒を用いて結晶化した後にこの工程管理によ
り得られた最適条件でレーザ照射して得られたpoly-Si
を用いて作製したTFTの電界効果移動度を容易に最大
にすることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置およびそ
の作製方法および半導体製造装置に関する。特に、薄膜
トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)で構成
された回路を有する半導体装置に関し、例えば、液晶表
示装置に代表される電気光学装置および電気光学装置を
部品として搭載した電子機器に関する。
【0002】
【従来技術】近年、ガラス基板等にTFTを形成して、
半導体回路を構成する技術が急速に進んでいる。代表的
な半導体装置として、ドライバー一体型アクティブマト
リクス型液晶ディスプレイ(AMLCD)が存在する。
【0003】ドライバー一体型AMLCDには、同一基板上
に画素部と、ドライバー回路とが設けられている。これ
までのAMLCDでは、画素のスイッチング素子として、非
晶質珪素(a-Si)を能動層に用いたTFT(以下、a-Si
TFTという)が用いられてきたが、ドライバー一体型
AMLCDを実現する為には、ドライバー回路を高速動作さ
せる必要から、a-Siでは不適当で、より高い電界効果移
動度を持つ多結晶珪素(poly-Si)を能動層とするTF
T(以下、poly-SiTFTという)が必要となってい
る。
【0004】poly-SiTFTは、a-SiTFTと比べ高い
電界効果移動度をもつが、多様な回路を搭載したシステ
ムオンパネル等を作製する場合、より高速動作のTFT
が要求されるため、これまで以上の電界効果移動度が必
要となる。
【0005】また、ドライバー一体型AMLCDにおいて
も、画素数の増加による高速動作への要求や、ドライバ
ー回路の面積縮小の要求から、より高い電界効果移動度
のTFTが必要とされている。
【0006】より高い電界効果移動度を実現するために
高品質なpoly-SiTFTを得る手段として、a-Si膜を、
触媒(半導体膜の結晶化を助長する金属元素)を用いて
固相成長させ、更にレーザ照射を行う技術が、特開平7-
161634号公報に開示されている。この作製方法によるpo
ly-Siは、従来のpoly-Siと比べ、TFTを作製した際の
電界効果移動度及びS係数がすぐれ、半導体装置の能動
層として非常に優れた特性を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、触媒を
用いて固相成長させた膜に対してレーザ処理する場合、
これまでは、有効な膜質管理手法が存在せず、結晶性を
安定させることが困難であった。
【0008】触媒を用いて結晶化したpoly-Siに対しレ
ーザ照射することで、膜は部分溶融し、再結晶化する。
その際に、部分的に残っていた結晶化されていない領域
の結晶化がおこなわれ、また、結晶化した部分について
も膜中に含まれる転移等の欠陥が除かれる。結果とし
て、膜中の平均的な欠陥密度の低減がはかれる。その際
に照射するレーザエネルギーには最適値が存在し、低け
れば溶融する体積が少なく欠陥密度低減効果が弱く、強
ければ完全溶融してしまい過冷却によりpoly-Siの微結
晶化が発生してしまい逆に欠陥を増加させる。よって、
レーザ処理工程においては、膜の欠陥密度を最低にする
ような条件で処理することが重要である。その為には、
プロセスモニターとして欠陥密度を評価する手段が要求
される。しかし、一般に欠陥密度は、電子スピン共鳴法
やDLTS法により求められるが、評価に時間がかかるため
プロセスモニタ−としてはふさわしくない。
【0009】これまでは、レーザ照射後の膜表面の光学
顕微鏡観察をプロセスモニタ−の一つとして使用する方
法が知られている。レーザ照射することで膜表面の凹凸
が変化するため、経験的に適正と思われる条件に合わせ
こむことで工程の安定化をはかっている。限度見本等と
照らし合わせることで適正な照射条件を設定することが
できる。しかし、この方法は官能検査であり、人間の肉
眼に頼る部分が非常に大きいため、測定に際して個人差
の影響を受け易く、高い精度を得ることができず、測定
結果が定量的でないという問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような状況に鑑み
て、触媒を用いて結晶化したpoly-Siに対しレーザ照射
する工程に簡易で確実なプロセスモニターを提供し、良
質なpoly-Siを得る手段を本発明は提供する。
【0011】触媒を用いて結晶化した膜は、膜中に多く
の欠陥を含み、そのままでは、良好な特性を示さない。
レーザ照射することにより、部分的に溶融および再結晶
化し、その際結晶内部の欠陥が消失すると考えられてい
る。照射するレーザのエネルギー強度が弱ければ膜の溶
融が起きず特性向上はできない。また、強すぎれば完全
溶融し過冷却による多量の核発生により膜は微結晶化す
る。完全溶融した膜は、その時点で固相成長による結晶
性が完全に破壊されるため、通常のレーザのみで結晶化
した膜と違いは無くなる。つまり、部分溶融する状態が
結晶性の最も良いpoly-Siが得られる条件となる。部分
溶融する状態、すなわち、固相結晶化した膜から、レー
ザのみで結晶化した膜への変化の中間点を評価する方法
があれば、プロセスモニタ−として使用可能である。
【0012】本発明者らは、レーザ照射時の膜の状態変
化を、応力変化の観点からとらえることを検討した。こ
れが、本発明をなすにいたったきっかけである。
【0013】膜の応力評価の方法としては、基板の機械
的変形を見るのが一般的であるが、ガラス基板はうねり
が大きくふさわしくない。そこで、ラマン分光を適用す
ることを考えた。ラマン分光は、結晶内部のフォノンと
入射光の相互作用で入射光が特定のエネルギーだけずれ
てラマン散乱スペクトルとして観察される。ずれたエネ
ルギーは通常、光の波数で表現される。膜中の応力は前
記のエネルギーのずれ(ラマンシフト)に反映される。
通常、結晶珪素膜の評価に使用されるのはTOフォノン
起因の520 cm-1付近の散乱スペクトルであり、スペクト
ルの半値幅やラマンシフトが結晶性評価に使用されてい
る。
【0014】ラマン分光法は、非晶質半導体膜にレーザ
ーアニールを施して得られる結晶性半導体膜(以下、L
PS膜と略す)においても結晶性評価方法として広く利
用されている。しかしLPS膜ではラマンシフトや半値
幅と、それによって作製されたTFTの特性値との間に
明確な相関はみられていない。よってラマン分光法を用
いて高いトランジスタ特性が得られる結晶性薄膜の膜質
を管理することは難しい。以下にこれについて説明す
る。
【0015】LPS膜でのラマン散乱スペクトルのピー
ク強度の半値幅のレーザエネルギー密度に対する依存性
を図1に示す。前記半値幅はレーザエネルギー密度280
〜360mJ/cm2まで下降傾向を示し、360〜480mJ/cm2では
半値幅5cm-1で一定の値をとる。
【0016】前記LPS膜を用いて作製したTFTの移
動度のレーザエネルギー密度に対する依存性を図2に示
す。移動度はレーザエネルギー密度が330〜390 mJ/cm2
においては上昇傾向を示し、390 mJ/cm2近傍にて極大と
なり、410〜430 mJ/cm2で下降傾向を示す。したがって
移動度の極大である400 mJ/cm2では、ラマン散乱スペク
トルの半値幅はほぼ一定であり、レーザエネルギーの変
動に対し追随しない。
【0017】一般に、レーザ結晶化したpoly-Siにおけ
るラマン散乱スペクトルは、結晶化度を反映しており、
非晶質相から結晶相へ変化する際、半値幅が減少する。
結晶化してさえいれば、半値半幅はその粒径にはあまり
影響を受けず一定であり、レーザ照射した際過剰エネル
ギー照射により微結晶化したとしても半値半幅はほとん
ど変化しない。また、ラマンシフトも同様の変化を示し
明確なエネルギー依存性を示さない。よって、ラマン分
光はLPS膜形成に際してはプロセスモニターとしてふ
さわしくないことがわかる。
【0018】このように、レーザのみで結晶化したpoly
-Siのプロセスモニタ−としては不適合なラマン分光で
あるが、本発明者らは、触媒を用いて固相結晶化したpo
ly-Siにレーザ照射した場合においては、内部応力変化
をうけ、ラマンシフトが変動する可能性を考え、本発明
をなすにいたった。
【0019】レーザにより結晶化した膜と固相結晶化し
た膜のラマンシフトが異なることは公知であり、固相結
晶化した膜は、基板の熱収縮の影響により、Siが圧縮
応力を受けるため、レーザ結晶化した膜に比べラマン散
乱スペクトルが高波数側にシフトしている。
【0020】触媒を用いて固相結晶化したpoly-Siにレ
ーザ照射した場合、レーザ光により部分溶融したSi
は、レーザ照射のみで結晶化したSiと同じ内部応力を
有するはずなので、レーザエネルギーを高くするに従
い、溶融する体積が増加し膜の平均的な内部応力が変化
し、ラマン散乱スペクトルが低波数側にシフトすること
が考えられた。
【0021】触媒を用いて結晶化した後にレーザ照射し
て得られたpoly-Siのラマン分光特性、および、その膜
を用いて作製したTFTの特性の詳細を以下に示す。
【0022】触媒を用いて結晶化した後にレーザ照射し
て得られたpoly-Siのラマン散乱スペクトルの半値幅の
レーザエネルギー密度に対する依存性を図3に示す。前
記半値幅はレーザエネルギー密度290〜360 mJ/cm2近傍
まで上昇傾向を示し、360〜480 mJ/cm2において下降傾
向を示す。つまり360 mJ/cm2近傍において極大値を示
す。
【0023】次にラマンシフトのレーザエネルギー密度
に対する依存性を図4に示す。レーザエネルギー密度290
〜360 mJ/cm2近傍においては、前記ラマンシフトがレー
ザエネルギー密度に伴って低波数側にシフトする。さら
に360〜480 mJ/cm2において、ラマンシフトは516.7cm-1
近傍で一定の値をとる。つまり360 mJ/cm2からは一定の
ラマンシフトを示す。
【0024】次にラマン散乱スペクトル強度のレーザエ
ネルギー密度に対する依存性を図5に示す。前記強度は
レーザエネルギー密度290〜360 mJ/cm2近傍まで上昇傾
向を示し、さらに360〜480 mJ/cm2においてほぼ一定で
あり、緩やかな下降傾向を示す。
【0025】触媒を用いて結晶化した後にレーザ照射し
て得られたpoly-Siを用いて作製したTFTの移動度の
レーザエネルギー密度に対する依存性を図6に示す。前
記TFTの移動度はレーザエネルギー密度が310〜360 m
J/cm2においては上昇傾向を示し、360 mJ/cm2近傍にて
極大となり、360〜400 mJ/cm2で下降傾向を示す。この
傾向は、前記のラマン散乱スペクトルの半値幅の変動と
極めて酷似している。前記半値幅が最大となるエネルギ
ー強度において前記TFTの移動度は最大になる。
【0026】以上の通り、発明者の予想通りに、触媒を
用いて結晶化した後にレーザ照射して得られたpoly-Si
においては、レーザ照射エネルギーを増すことで、ラマ
ン散乱スペクトルが低波数側にシフトする現象が確認で
きた。最も結晶性が良い条件、すなわちSiが部分溶融
する条件においては、もともとの高波数側にピークをも
つラマン散乱成分と、溶融し再結晶化したSiの低波数
側にピークを持つ散乱成分の和が観察されるため見かけ
上、半値幅が広がって観察される。
【0027】一般的には、ラマンピークの半値幅は狭い
ほど良い結晶性を示すが、触媒を用いて結晶化した後に
レーザ照射して得られたpoly-Siにおいては、むしろ逆
に、半値幅が広い場合に最もよい特性を示した。これ
は、触媒を用いて結晶化した後にレーザ照射して得られ
たpoly-Si特有の現象であり、この現象により、ラマン
分光を用いたプロセスモニタ−が可能となった。
【0028】前述のとおり、最適条件近傍において、ラ
マン半値幅とTFT特性はレーザ照射エネルギーに対し
同様の変化をするため、半値幅が最大になるように照射
条件を定めれば、このpoly-Si膜を用いて作製されたT
FTの特性も最大となる。また、適時評価し、半値幅が
狭くなった場合に適当なフィードバックを照射エネルギ
ーに対し与えることで常に最適なレーザ照射条件に保つ
ことが可能である。
【0029】半値幅が5.0cm-1以上望ましくは5.5 cm-1
以上の場合に高い移動度が得られているので、半値幅が
5.0cm-1以上望ましくは5.5cm-1以上になるようにレーザ
照射条件を調整してもよい。図5及び図6より、本発明を
利用して得られたpoly-Siでは、半値幅が5.0cm-1以上で
電界効果移動度が150cm2/Vs以上得られており、また、
5.5cm-1以上では、電界効果移動度が200cm2/Vs以上得ら
れていることがわかる。LPS膜では、そのような広い
半値幅の時は、極めて小さな移動度しか得られておら
ず、上述したような半値幅と電界効果移動度との関係が
見られるのは、本発明を利用して得られたpoly-Siの大
きな特徴でもある。
【0030】また、レーザーアニール時のレーザ発振の
不安定性にも対応すべく、インラインで随時モニター可
能な手段が要求されている。この点に置いても、サンプ
ルを非破壊で測定できるとともに、短時間で測定可能で
あるため、ラマン分光は膜質管理方法としては有効であ
る。レーザ照射装置にラマン散乱スペクトルを得る手段
とTOフォノンに起因するピークの半値幅を検出する手
段を合わせ、前記のとおり、半値幅を所定の値になる様
にレーザの出力を制御するフィードバック機構を付ける
ことで単一の装置にて、スループットを落すことなく安
定なレーザーアニール工程を行うことが出来る。
【0031】このように、触媒を用いて結晶化した後に
レーザ照射して得られたpoly-Siを用いて作製したTF
Tの移動度を容易に最大にすることが可能となるので、
ラマン散乱スペクトルの半値幅を用いて結晶性をモニタ
リングすることは管理手法として非常に有効である。
【0032】
【実施例】[実施例1]本実施例では、触媒を用いて結晶
化した後にレーザ照射して得られたpoly-Siの膜質管理
方法およびアクティブマトリクス基板を作製する方法に
ついて図7〜13を用いて説明する。
【0033】まず、本実施例ではコーニング社の#70
59ガラスや#1737ガラスなどに代表されるバリウ
ムホウケイ酸ガラス、またはアルミノホウケイ酸ガラス
などのガラスからなる基板300を用いる。なお、基板
300としては、石英基板やシリコン基板、金属基板ま
たはステンレス基板の表面に絶縁膜を形成したものを用
いても良い。
【0034】次いで、基板300上に酸化珪素膜、窒化
珪素膜または酸化窒化珪素膜などの絶縁膜から成る下地
膜301を形成する。本実施例では下地膜301として
2層構造を用いるが、前記絶縁膜の単層膜または2層以
上積層させた構造を用いても良い。下地膜301の一層
目としては、プラズマCVD法を用い、SiH4、N
3、及びN2Oを反応ガスとして成膜される酸化窒化珪
素膜301aを10〜200nm(好ましくは50〜10
0nm)形成する。本実施例では、膜厚50nmの酸化窒
化珪素膜301a(組成比Si=32%、O=27%、
N=24%、H=17%)を形成した。次いで、下地膜
301のニ層目としては、プラズマCVD法を用い、S
iH4、及びN2Oを反応ガスとして成膜される酸化窒化
珪素膜301bを50〜200nm(好ましくは100
〜150nm)の厚さに積層形成する。本実施例では、膜
厚100nmの酸化窒化珪素膜401b(組成比Si=
32%、O=59%、N=7%、H=2%)を形成し
た。
【0035】次いで、下地膜上に半導体膜302を形成
する。半導体膜302は、非晶質構造を有する半導体膜
を公知の手段(スパッタ法、LPCVD法、またはプラ
ズマCVD法等)により、25〜80nm(好ましくは
30〜60nm)の厚さで形成する。半導体膜の材料に
限定はないが、好ましくは珪素または珪素ゲルマニウム
(SiGe)合金などで形成すると良い。本実施例で
は、プラズマCVD法を用い、55nmの非晶質珪素膜
を成膜した後、半導体膜の結晶化を助長する触媒となる
金属元素を半導体膜に導入するために、ニッケルを含む
溶液を非晶質珪素膜上に保持させた。この非晶質珪素膜
に脱水素化(500℃、1時間)処理を行った後、加熱
処理(550℃、4時間)を行い、第1の結晶質珪素膜
400を形成した。なお、触媒となる金属元素として
は、本実施例で用いたニッケル(Ni)の他にも、鉄
(Fe)、コバルト(Co)、スズ(Sn)、パラジウ
ム(Pd)、鉛(Pb)、白金(Pt)、銅(Cu)、
金(Au)から選ばれたいずれかの金属元素を用いるこ
とができる。
【0036】次に前項の第1の結晶質珪素膜400にレ
ーザーアニールを行う。まずレーザエネルギー密度を最
適にするための条件出しを実施し、その後ここで得られ
た最適条件においてレーザーアニールを行う。レーザ
は、パルス発振型または連続発光型のエキシマレーザや
YAGレーザ、YVO4レーザ等を用いることができ
る。これらのレーザを用いる場合には、レーザ発振器か
ら放射されたレーザ光を光学系で線状に集光し半導体膜
に照射する方法を用いると良い。本実施例ではエキシマ
レーザを用いてアニールを行った。まず、レーザエネル
ギー密度を300〜700mJ/cm2として照射した。レー
ザ光の形状は、幅100〜1000μmの線状とした。
そして集光したレーザ光を基板全面に渡って照射した。
この時の線状レーザ光の重ね合わせ率(オーバーラップ
率)は50〜98%として行った。また、レーザ照射装
置101に組み込まれたラマン測定装置102によって
ラマン分光を行い、結晶性の評価をインラインで実施し
た。ラマン散乱スペクトルの半値幅のレーザエネルギー
密度に対する依存性を算出し、半値幅が最大となるレー
ザエネルギー密度を求め、最適加工条件とした。
【0037】ラマン分光には、日本分光製NR−180
0を用いた。
【0038】続いて、前記レーザエネルギー密度で前記
結晶質珪素膜にレーザーアニールを行った。同時にラマ
ン分光をインラインで実施し、膜質の確認を行った。半
値幅が低下して所定の値より小さくなった場合には、照
射エネルギーを調整し膜質の安定化を図った。ここで
は、半値幅を5.5 cm-1以上となる管理を行ったが、TF
T特性に対するバラツキ許容度が大きい場合には、半値
幅の管理値をさらに引き下げてもよい。
【0039】半導体層402〜406を形成した後、T
FTのしきい値を制御するために微量な不純物元素(ボ
ロンまたはリン)のドーピングを行ってもよい。
【0040】次にこの結晶質珪素膜からフォトリソグラ
フィ法を用いたパターニング処理によって、半導体層4
02〜406を形成した。
【0041】次いで、半導体層402〜406を覆うゲ
ート絶縁膜407を形成する。ゲート絶縁膜407はプ
ラズマCVD法またはスパッタ法を用い、厚さを40〜
150nmとして珪素を含む絶縁膜で形成する。本実施
例では、プラズマCVD法により110nmの厚さで酸
化窒化珪素膜(組成比Si=32%、O=59%、N=
7%、H=2%)で形成した。もちろん、ゲート絶縁膜
は酸化窒化珪素膜に限定されるものでなく、他の珪素を
含む絶縁膜を単層または積層構造として用いても良い。
【0042】次いで、図8(B)に示すように、ゲート
絶縁膜407上に膜厚20〜100nmの第1の導電膜
408と、膜厚100〜400nmの第2の導電膜40
9とを積層形成する。本実施例では、膜厚30nmのT
aN膜からなる第1の導電膜408と、膜厚370nm
のW膜からなる第2の導電膜409を積層形成した。T
aN膜はスパッタ法で形成し、Taのターゲットを用
い、窒素を含む雰囲気内でスパッタした。また、W膜
は、Wのターゲットを用いたスパッタ法で形成した。
【0043】次に、フォトリソグラフィ法を用いてレジ
ストからなるマスク410〜415を形成し、電極及び
配線を形成するための第1のエッチング処理を行う。第
1のエッチング処理では第1及び第2のエッチング条件
で行う。本実施例では第1のエッチング条件として、I
CP(Inductively Coupled Plasma:誘導結合型プラズ
マ)エッチング法を用い、エッチング用ガスにCF4
Cl2とO2とを用い、それぞれのガス流量比を25/2
5/10(sccm)とし、1Paの圧力でコイル型の電
極に500WのRF(13.56MHz)電力を投入してプラズ
マを生成してエッチングを行った。この第1のエッチン
グ条件によりW膜をエッチングして第1の導電層の端部
をテーパー形状とする。
【0044】この後、レジストからなるマスク410〜
415を除去せずに第2のエッチング条件に変え、エッ
チング用ガスにCF4とCl2とを用い、それぞれのガス
流量比を30/30(sccm)とし、1Paの圧力でコ
イル型の電極に500WのRF(13.56MHz)電力を投入
してプラズマを生成して約30秒程度のエッチングを行
った。基板側(試料ステージ)にも20WのRF(13.56
MHz)電力を投入し、実質的に負の自己バイアス電圧を
印加する。CF4とCl2を混合した第2のエッチング条
件ではW膜及びTaN膜とも同程度にエッチングされ
る。
【0045】上記第1のエッチング処理では、レジスト
からなるマスクの形状を適したものとすることにより、
基板側に印加するバイアス電圧の効果により第1の導電
層及び第2の導電層の端部がテーパー形状となる。この
テーパー部の角度は15〜45°となる。こうして、第
1のエッチング処理により第1の導電層と第2の導電層
から成る第1の形状の導電層417〜422(第1の導
電層417a〜422aと第2の導電層417b〜42
2b)を形成する。416はゲート絶縁膜であり、第1
の形状の導電層417〜422で覆われない領域は20
〜50nm程度エッチングされ薄くなった領域が形成され
る。
【0046】そして、レジストからなるマスクを除去せ
ずに第1のドーピング処理を行い、半導体層にn型を付
与する不純物元素を添加する(図9(A))。ドーピン
グ処理はイオンドープ法、若しくはイオン注入法で行え
ば良い。イオンドープ法の条件はドーズ量を1×1013
〜5×1015/cm2とし、加速電圧を60〜100k
eVとして行う。本実施例ではドーズ量を1.5×10
15/cm2とし、加速電圧を80keVとして行った。
n型を付与する不純物元素として15族に属する元素、
典型的にはリン(P)または砒素(As)を用いるが、
ここではリン(P)を用いた。この場合、導電層417
〜421がn型を付与する不純物元素に対するマスクと
なり、自己整合的に第1の高濃度不純物領域306〜3
10が形成される。第1の高濃度不純物領域306〜3
10には1×1020〜1×1021/cm3の濃度範囲で
n型を付与する不純物元素を添加する。
【0047】次いで、レジストからなるマスクを除去せ
ずに第2のエッチング処理を行う。ここでは、エッチン
グガスにCF4とCl2とO2とを用い、W膜を選択的に
エッチングする。この時、第2のエッチング処理により
第2の導電層428b〜433bを形成する。一方、第
1の導電層417a〜422aは、ほとんどエッチング
されず、第2の形状の導電層428〜433を形成す
る。
【0048】次いで、レジストからなるマスクを除去せ
ずに、図9(B)に示すように、第2のドーピング処理
を行う。この場合、第1のドーピング処理よりもドーズ
量を下げて、70〜120keVの高い加速電圧で、n
型を付与する不純物元素を導入する。本実施例ではドー
ズ量を1.5×1014/cm2とし、加速電圧を90k
eVとして行なった。第2のドーピング処理は第2の形
状の導電層428〜433をマスクとして用い、第2の
導電層428b〜433bの下方における半導体層にも
不純物元素が導入され、新たに第2の高濃度不純物領域
423a〜427aおよび低濃度不純物領域423b〜
427bが形成される。
【0049】次いで、レジストからなるマスクを除去し
た後、新たにレジストからなるマスク434aおよび4
34bを形成して、図9(C)に示すように、第3のエ
ッチング処理を行う。エッチング用ガスにSF6および
Cl2とを用い、ガス流量比を50/10(sccm)
とし、1.3Paの圧力でコイル型の電極に500Wの
RF(13.56MHz)電力を投入してプラズマを生
成し、約30秒のエッチング処理を行う。基板側(試料
ステージ)には10WのRF(13.56MHz)電力
を投入し、実質的には不の自己バイアス電圧を印加す
る。こうして、前記第3のエッチング処理により、pチ
ャネル型TFTおよび画素部のTFT(画素TFT)の
TaN膜をエッチングして、第3の形状の導電層435
〜438を形成する。
【0050】次いで、レジストからなるマスクを除去し
た後、第2の形状の導電層428、430および第2の
形状の導電層435〜438をマスクとして用い、ゲー
ト絶縁膜416を選択的に除去して絶縁層439〜44
4を形成する(図10(A))。
【0051】次いで、新たにレジストからなるマスク4
45a〜445cを形成して第3のドーピング処理を行
う。この第3のドーピング処理により、pチャネル型T
FTの活性層となる半導体層に前記一導電型とは逆の導
電型を付与する不純物元素が添加された不純物領域44
6、447を形成する。第2の導電層435a、438
aを不純物元素に対するマスクとして用い、p型を付与
する不純物元素を添加して自己整合的に不純物領域を形
成する。本実施例では、不純物領域446、447はジ
ボラン(B26)を用いたイオンドープ法で形成する
(図10(B))。この第3のドーピング処理の際に
は、nチャネル型TFTを形成する半導体層はレジスト
からなるマスク445a〜445cで覆われている。第
1のドーピング処理及び第2のドーピング処理によっ
て、不純物領域446、447にはそれぞれ異なる濃度
でリンが添加されているが、そのいずれの領域において
もp型を付与する不純物元素の濃度を2×1020〜2×
1021/cm3となるようにドーピング処理することに
より、pチャネル型TFTのソース領域およびドレイン
領域として機能するために何ら問題は生じない。本実施
例では、pチャネル型TFTの活性層となる半導体層の
一部が露呈しているため、不純物元素(ボロン)を添加
しやすい利点を有している。
【0052】以上までの工程で、それぞれの半導体層に
不純物領域が形成される。
【0053】次いで、レジストからなるマスク445a
〜445cを除去して第1の層間絶縁膜461を形成す
る。この第1の層間絶縁膜461としては、プラズマC
VD法またはスパッタ法を用い、厚さを100〜200
nmとして珪素を含む絶縁膜で形成する。本実施例で
は、プラズマCVD法により膜厚150nmの酸化窒化
珪素膜を形成した。もちろん、第1の層間絶縁膜461
は酸化窒化珪素膜に限定されるものでなく、他の珪素を
含む絶縁膜を単層または積層構造として用いても良い。
【0054】次いで、図10(C)に示すように、加熱
処理を行って、半導体層の結晶性の回復、それぞれの半
導体層に添加された不純物元素の活性化を行う。この加
熱処理はファーネスアニール炉を用いる熱アニール法で
行う。熱アニール法としては、酸素濃度が1ppm以
下、好ましくは0.1ppm以下の窒素雰囲気中で40
0〜700℃、代表的には500〜550℃で行えばよ
く、本実施例では550℃、4時間の加熱処理で活性化
処理を行った。なお、熱アニール法の他に、レーザーア
ニール法、またはラピッドサーマルアニール法(RTA
法)を適用することができる。
【0055】なお、前記活性化の加熱処理において、結
晶化の際に触媒として使用したニッケルが高濃度のリン
を含む不純物領域423a、425a、426a、44
6a、447aに偏析する。そのため、主にチャネル形
成領域となる半導体層中のニッケル濃度が低減される。
このようにして作製したチャネル形成領域を有するTF
Tはオフ電流値が下がり、結晶性が良いことから高い電
界効果移動度が得られ、良好な特性を達成することがで
きる。
【0056】また、第1の層間絶縁膜を形成する前に加
熱処理を行っても良い。ただし、用いた配線材料が熱に
弱い場合には、本実施例のように配線等を保護するため
層間絶縁膜(珪素を主成分とする絶縁膜、例えば窒化珪
素膜)を形成した後で活性化処理を行うことが好まし
い。
【0057】さらに、3〜100%の水素を含む雰囲気
中で、300〜550℃で1〜12時間の熱処理を行
い、半導体層を水素化する工程を行う。本実施例では水
素を約3%の含む窒素雰囲気中で410℃、1時間の熱
処理を行った。この工程は層間絶縁膜に含まれる水素に
より半導体層のダングリングボンドを終端する工程であ
る。水素化の他の手段として、プラズマ水素化(プラズ
マにより励起された水素を用いる)を行っても良い。
【0058】次いで、第1の層間絶縁膜461上に無機
絶縁膜材料または有機絶縁物材料から成る第2の層間絶
縁膜462を形成する。本実施例では、膜厚1.6μm
のアクリル樹脂膜を形成したが、粘度が10〜1000
cp、好ましくは40〜200cpのものを用いた。
【0059】そして、駆動回路506において、各不純
物領域とそれぞれ電気的に接続する配線463〜467
を形成する。なお、これらの配線は、膜厚50nmのT
i膜と、膜厚500nmの合金膜(AlとTiとの合金
膜)との積層膜をパターニングして形成する。
【0060】また、画素部507においては、画素電極
470、ゲート配線469、接続電極468を形成する
(図11)。この接続電極468によりソース配線(4
43bと449の積層)は、画素TFTと電気的な接続
が形成される。また、ゲート配線469は、画素TFT
のゲート電極と電気的な接続が形成される。また、画素
電極470は、画素TFTのドレイン領域442と電気
的な接続が形成され、さらに保持容量を形成する一方の
電極として機能する半導体層458と電気的な接続が形
成される。また、画素電極470としては、Alまたは
Agを主成分とする膜、またはそれらの積層膜等の反射
性が優れた材料を用いることが望ましい。
【0061】以上の様にして、nチャネル型TFT50
1とpチャネル型TFT502からなるCMOS回路、
及びnチャネル型TFT503を有する駆動回路506
と、画素TFT504、保持容量505とを有する画素
部507を同一基板上に形成することができる。こうし
て、アクティブマトリクス基板が完成する。
【0062】駆動回路506のnチャネル型TFT50
1はチャネル形成領域423c、ゲート電極の一部を構
成する第1の導電層428aと重なる低濃度不純物領域
423b(GOLD領域)、とソース領域またはドレイ
ン領域として機能する高濃度不純物領域423aを有し
ている。このnチャネル型TFT501と電極466で
接続してCMOS回路を形成するpチャネル型TFT5
02にはチャネル形成領域446d、ゲート電極の外側
に形成される不純物領域446b、446c、ソース領
域またはドレイン領域として機能する高濃度不純物領域
446aを有している。また、nチャネル型TFT50
3にはチャネル形成領域425c、ゲート電極の一部を
構成する第1の導電層430aと重なる低濃度不純物領
域425b(GOLD領域)、とソース領域またはドレ
イン領域として機能する高濃度不純物領域425aを有
している。
【0063】画素部の画素TFT504にはチャネル形
成領域426c、ゲート電極の外側に形成される低濃度
不純物領域426b(LDD領域)とソース領域または
ドレイン領域として機能する高濃度不純物領域426a
を有している。また、保持容量505の一方の電極とし
て機能する半導体層447a、447bには、それぞれ
p型を付与する不純物元素が添加されている。保持容量
505は、絶縁膜444を誘電体として、電極(438
aと438bの積層)と、半導体層447a〜447c
とで形成している。
【0064】また、本実施例の画素構造は、ブラックマ
トリクスを用いることなく、画素電極間の隙間が遮光さ
れるように、画素電極の端部をソース配線と重なるよう
に配置形成する。
【0065】また、本実施例で作製するアクティブマト
リクス基板の画素部の上面図を図12に示す。なお、図
8〜図11に対応する部分には同じ符号を用いている。
図11中の鎖線A−A’は図12中の鎖線A―A’で切
断した断面図に対応している。また、図11中の鎖線B
−B’は図12中の鎖線B―B’で切断した断面図に対
応している。
【0066】以上の通り、本発明を用いることにより、
高品質なアクティブマトリクス基板が、安定に作製する
ことができる。
【0067】[実施例2]本実施例では、実施例1で作製
したアクティブマトリクス基板から、反射型液晶表示装
置を作製する工程を以下に説明する。説明には図13を
用いる。
【0068】まず、実施例1に従い、図11の状態のア
クティブマトリクス基板を得た後、図11のアクティブ
マトリクス基板上、少なくとも画素電極470上に配向
膜567を形成しラビング処理を行う。なお、本実施例
では配向膜567を形成する前に、アクリル樹脂膜等の
有機樹脂膜をパターニングすることによって基板間隔を
保持するための柱状のスペーサ572を所望の位置に形
成した。また、柱状のスペーサに代えて、球状のスペー
サを基板全面に散布してもよい。
【0069】次いで、対向基板569を用意する。次い
で、対向基板569上に着色層570、571、平坦化
膜573を形成する。赤色の着色層570と青色の着色
層572とを重ねて、遮光部を形成する。また、赤色の
着色層と緑色の着色層とを一部重ねて、遮光部を形成し
てもよい。
【0070】本実施例では、実施例1に示す基板を用い
ている。従って、実施例1の画素部の上面図を示す図1
2では、少なくともゲート配線469と画素電極470
の間隙と、ゲート配線469と接続電極468の間隙
と、接続電極468と画素電極470の間隙を遮光する
必要がある。本実施例では、それらの遮光すべき位置に
着色層の積層からなる遮光部が重なるように各着色層を
配置して、対向基板を貼り合わせた。
【0071】このようにブラックマスク等の遮光層を形
成することなく、各画素間の隙間を着色層の積層からな
る遮光部で遮光することによって工程数の低減を可能と
した。
【0072】次いで、平坦化膜573上に透明導電膜か
らなる対向電極576を少なくとも画素部に形成し、対
向基板の全面に配向膜574を形成し、ラビング処理を
施した。
【0073】そして、画素部と駆動回路が形成されたア
クティブマトリクス基板と対向基板とをシール材568
で貼り合わせる。シール材568にはフィラーが混入さ
れていて、このフィラーと柱状スペーサによって均一な
間隔を持って2枚の基板が貼り合わせられる。その後、
両基板の間に液晶材料575を注入し、封止剤(図示せ
ず)によって完全に封止する。液晶材料575には公知
の液晶材料を用いれば良い。このようにして図13に示
す反射型液晶表示装置が完成する。そして、必要があれ
ば、アクティブマトリクス基板または対向基板を所望の
形状に分断する。さらに、対向基板のみに偏光板(図示
しない)を貼りつけた。そして、公知の技術を用いてF
PCを貼りつけた。
【0074】以上のようにして作製される液晶表示パネ
ルは各種電子機器の表示部として用いることができる。
【0075】[実施例3]本発明を用いて作製した液晶
表示装置は電子機器の表示部に用いることができる。そ
のような電子機器としては、ビデオカメラ、デジタルカ
メラ、プロジェクター、プロジェクションTV、ゴーグ
ル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ノ
ート型パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、携帯情報
端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム
機または電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置
などが挙げられる。それら電子機器の具体例を図14〜
16に示す。
【0076】図14(A)は携帯電話であり、本体90
01、音声出力部9002、音声入力部9003、表示
部9004、操作スイッチ9005、アンテナ9006
で構成される。
【0077】図14(B)はビデオカメラであり、本体
9101、表示部9102、音声入力部9103、操作
スイッチ9104、バッテリー9105、受像部910
6で構成される。
【0078】図14(C)はモバイルコンピュータ(モ
ービルコンピュータ)であり、本体9201、カメラ部
9202、受像部9203、操作スイッチ9204、表
示部2205で構成される。
【0079】図14(D)はゴーグル型ディスプレイで
あり、本体9301、表示部9302、アーム部930
3で構成される。
【0080】図14(E)は携帯書籍(電子書籍)であ
り、本体9501、表示部9502、記憶媒体950
3、操作スイッチ9504、アンテナ9505で構成さ
れる。
【0081】図15(A)はプログラムを記録した記録
媒体(以下、記録媒体と呼ぶ)を用いるプレーヤーであ
り、本体2401、表示部2402、スピーカ部240
3、記録媒体2404、操作スイッチ2405等を含
む。なお、このプレーヤーは記録媒体としてDVD(D
igtial Versatile Disc)、CD
等を用い、音楽鑑賞や映画鑑賞やゲームやインターネッ
トを行うことができる。
【0082】図15(B)はディスプレイであり、本体
3101、支持台3102、表示部3103等を含む。
【0083】図15(C)はパーソナルコンピュータで
あり、本体9601、画像入力部9602、表示部96
03、キーボード9604等を含む。
【0084】図16(A)はフロント型プロジェクター
であり、投射装置2601、スクリーン2602等を含
む。本発明は投射装置2601の一部を構成する液晶表
示装置2808やその他の信号制御回路に適用すること
ができる。
【0085】図16(B)はリア型プロジェクターであ
り、本体2701、投射装置2702、ミラー270
3、スクリーン2704等を含む。本発明は投射装置2
702の一部を構成する液晶表示装置2808やその他
の信号制御回路に適用することができる。
【0086】なお、図16(C)は、図16(A)及び
図16(B)中における投射装置2601、2702の
構造の一例を示した図である。投射装置2601、27
02は、光源光学系2801、ミラー2802、280
4〜2806、ダイクロイックミラー2803、プリズ
ム2807、液晶表示装置2808、位相差板280
9、投射光学系2810で構成される。投射光学系28
10は、投射レンズを含む光学系で構成される。本実施
例は三板式の例を示したが、特に限定されず、例えば単
板式であってもよい。また、図16(C)中において矢
印で示した光路に実施者が適宜、光学レンズや、偏光機
能を有するフィルムや、位相差を調節するためのフィル
ム、IRフィルム等の光学系を設けてもよい。
【0087】また、図16(D)は、図16(C)中に
おける光源光学系2801の構造の一例を示した図であ
る。本実施例では、光源光学系2801は、リフレクタ
ー2811、光源2812、レンズアレイ2813、2
814、偏光変換素子2815、集光レンズ2816で
構成される。なお、図16(D)に示した光源光学系は
一例であって特に限定されない。例えば、光源光学系に
実施者が適宜、光学レンズや、偏光機能を有するフィル
ムや、位相差を調節するフィルム、IRフィルム等の光
学系を設けてもよい。
【0088】ただし、図16に示したプロジェクターに
おいては、透過型の電気光学装置を用いた場合を示して
おり、反射型の電気光学装置及びEL表示装置での適用
例は図示していない。
【0089】以上のように、本発明を用いて作製された
半導体装置は、あらゆる分野の電子機器の表示部に適用
することが可能である。
【0090】
【発明の効果】このように、ラマン散乱スペクトルの半
値幅を用いて結晶性をモニタリングすると、工程管理を
確実に行うことができる。また、触媒を用いて結晶化し
た後にこの工程管理により得られた最適条件でレーザ照
射して得られたpoly-Siを用いて作製したTFTの電界
効果移動度を容易に最大にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】LPS膜のラマン半値幅のレーザエネルギー密
度に対する依存性を示す図
【図2】LPS膜を用いて作製したTFTの移動度のレ
ーザエネルギー密度に対する依存性を示す図
【図3】触媒を用いて結晶化した後にレーザ照射して得
られたpoly-Siのラマン散乱スペクトルの半値幅のレー
ザエネルギー密度に対する依存性を示す図
【図4】触媒を用いて結晶化した後にレーザ照射して得
られたpoly-Siのラマンシフトのレーザエネルギー密度
に対する依存性を示す図
【図5】触媒を用いて結晶化した後にレーザ照射して得
られたpoly-Siのラマン散乱スペクトル強度のレーザエ
ネルギー密度に対する依存性を示す図
【図6】触媒を用いて結晶化した後にレーザ照射して得
られたpoly-Siを用いて作製したTFTの移動度に対す
る依存性を示す図
【図7】触媒を用いて結晶化した後にレーザ照射して得
られたpoly-Siの膜質をラマン分光測定装置を用いて管
理する装置の概略図
【図8】TFTの作製工程断面図
【図9】TFTの作製工程断面図
【図10】TFTの作製工程断面図
【図11】TFTの作製工程断面図
【図12】TFTの画素部上面図
【図13】液晶表示装置図
【図14】半導体装置の一例を示す図
【図15】半導体装置の一例を示す図
【図16】半導体装置の一例を示す図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/336 H01L 29/78 627G (72)発明者 牧田 直樹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 松尾 拓哉 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H092 GA59 JA34 JB58 KA04 KA05 KA12 KA13 KB25 MA05 MA08 MA13 MA17 MA27 MA30 NA21 PA03 PA04 PA09 RA01 RA05 RA10 5F048 AC04 BA16 BB04 BB11 BE08 BG07 5F052 AA02 AA11 AA17 BA02 BA07 BB02 BB03 BB07 CA04 CA08 DA02 DB02 DB03 DB07 FA06 FA19 JA01 5F110 AA24 AA30 BB02 CC02 DD01 DD02 DD03 DD05 DD13 DD14 DD15 DD17 EE01 EE04 EE14 EE23 EE44 FF04 FF09 FF28 FF30 GG01 GG02 GG06 GG13 GG25 GG32 GG43 GG45 GG47 HJ01 HJ04 HJ12 HJ13 HJ23 HL02 HL03 HL04 HL06 HL11 HM15 NN03 NN04 NN22 NN27 NN35 NN72 NN73 PP01 PP03 PP05 PP06 PP10 PP29 PP34 PP35 PP40 QQ11 QQ23 QQ24 QQ25 QQ28

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】珪素を含む非晶質半導体膜に結晶化を助長
    する金属元素を導入する第1の工程と、 加熱処理により前記非晶質半導体膜の少なくとも一部を
    結晶化させ第1の結晶質半導体膜を得る第2の工程と、 前記第1の結晶質半導体膜にレーザ光を照射して第2の
    結晶質半導体膜を得る第3の工程と、を有し、 前記第3の工程は、結晶珪素のTOフォノンに起因する
    ラマン散乱スペクトルの半値幅が5.5cm-1以上となる
    ように前記レーザ光を照射することを特徴とする半導体
    装置の作製方法。
  2. 【請求項2】珪素を含む非晶質半導体膜に結晶化を助長
    する金属元素を導入する第1の工程と、 加熱処理により前記非晶質半導体膜の少なくとも一部を
    結晶化させ第1の結晶質半導体膜を得る第2の工程と、 前記第1の結晶質半導体膜にレーザ光を照射して第2の
    結晶質半導体膜を得る第3の工程と、を有し、 前記第3の工程は、結晶珪素のTOフォノンに起因する
    ラマン散乱スペクトルの半値幅が5.0cm-1以上となる
    ように前記レーザ光を照射することを特徴とする半導体
    装置の作製方法。
  3. 【請求項3】珪素を含む非晶質半導体膜に結晶化を助長
    する金属元素を導入する第1の工程と、 加熱処理により前記非晶質半導体膜の少なくとも一部を
    結晶化させ第1の結晶質半導体膜を得る第2の工程と、 前記第1の結晶質半導体膜にレーザ光を照射して第2の
    結晶質半導体膜を得る第3の工程と、を有し、 前記第3の工程は、結晶珪素のTOフォノンに起因する
    ラマン散乱スペクトルの半値幅が極大を保つように前記
    レーザ光を照射することを特徴とする半導体装置の作製
    方法。
  4. 【請求項4】珪素を含む非晶質半導体膜に結晶化を助長
    する金属元素を導入する第1の工程と、 加熱処理により前記非晶質半導体膜の少なくとも一部を
    結晶化させ第1の結晶質半導体膜を得る第2の工程と、 前記第1の結晶質半導体膜にレーザ光を照射して第2の
    結晶質半導体膜を得る第3の工程と、を含む工程にて作
    製される半導体装置であって、 前記第2の結晶質半導体膜のTOフォノンに起因するラ
    マン散乱スペクトルの半値幅が5.0cm-1以上であるこ
    とを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】珪素を含む非晶質半導体膜に結晶化を助長
    する金属元素を導入する第1の工程と、 加熱処理により前記非晶質半導体膜の少なくとも一部を
    結晶化させ第1の結晶質半導体膜を得る第2の工程と、 前記第1の結晶質半導体膜にレーザ光を照射して第2の
    結晶質半導体膜を得る第3の工程と、を少なくとも経て
    作製される半導体装置であって、 前記第2の結晶質半導体膜からのTOフォノンに起因す
    るラマン散乱スペクトルの半値幅が5.5cm-1以上であ
    ることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】珪素を含む結晶質半導体膜を能動層に用い
    た半導体装置であって、TOフォノンに起因するラマン
    散乱スペクトルの半値幅が5.0cm-1以上であり、電界
    効果移動度が150cm2/Vs以上であることを特徴とする
    半導体装置。
  7. 【請求項7】珪素を含む結晶質半導体膜を能動層に用い
    た半導体装置であって、TOフォノンに起因するラマン
    散乱スペクトルの半値幅が5.0cm-1以上であり、電界
    効果移動度が200cm2/Vs以上であることを特徴とする
    半導体装置。
  8. 【請求項8】珪素を含む結晶質半導体膜を能動層に用い
    た半導体装置であって、TOフォノンに起因するラマン
    散乱スペクトルの半値幅が5.5cm-1以上であり、電界
    効果移動度が150cm2/Vs以上であることを特徴とする
    半導体装置。
  9. 【請求項9】珪素を含む結晶質半導体膜を能動層に用い
    た半導体装置であって、TOフォノンに起因するラマン
    散乱スペクトルの半値幅が5.5cm-1以上であり、電界
    効果移動度が200cm2/Vs以上であることを特徴とする
    半導体装置。
  10. 【請求項10】請求項4乃至9のいずれか一つに記載の
    半導体装置は、液晶表示装置、またはイメージセンサー
    であることを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】請求項4乃至9のいずれか一つに記載の
    半導体装置は、携帯電話、ビデオカメラ、デジタルカメ
    ラ、プロジェクター、ゴーグル型ディスプレイ、パーソ
    ナルコンピュータ、DVDプレイヤー、電子辞書、また
    は携帯型情報端末から選ばれた一つであることを特徴と
    する半導体装置。
  12. 【請求項12】レーザ光を半導体膜に照射して、前記半
    導体膜を加熱する半導体製造装置であって、 前記半導体膜の前記レーザ光が照射された領域のラマン
    散乱スペクトルを得る手段と、 前記ラマン散乱スペクトルのTOフォノンに起因するピ
    ークの半値幅を検出する手段と、 前記半値幅が5.0cm-1以上となるように前記レーザ光
    のエネルギー密度を変化させる手段と、を備えたことを
    特徴とする半導体製造装置。
  13. 【請求項13】レーザ光を半導体膜に照射して、前記半
    導体膜を加熱する半導体製造装置であって、 前記半導体膜の前記レーザ光が照射された領域のラマン
    散乱スペクトルを得る手段と、 前記ラマン散乱スペクトルのTOフォノンに起因するピ
    ークの半値幅を検出する手段と、 前記半値幅が5.5cm-1以上となるように前記レーザ光
    のエネルギー密度を変化させる手段と、を備えたことを
    特徴とする半導体製造装置。
  14. 【請求項14】レーザ光を半導体膜に照射して、前記半
    導体膜を加熱する半導体製造装置であって、 前記半導体膜の前記レーザ光が照射された領域のラマン
    散乱スペクトルを得る手段と、 前記ラマン散乱スペクトルのTOフォノンに起因するピ
    ークの半値幅を検出する手段と、 前記半値幅が極大となるように前記レーザ光のエネルギ
    ー密度を変化させる手段と、を備えたことを特徴とする
    半導体製造装置。
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